JP2006009348A - 立体交差陸橋のアプローチ部構造およびその架設工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】立体交差陸橋のアプローチ部構造3は、道路軸方向に連続的に延びる鉄筋コンクリート製の1対の脚壁構造6と、これら脚壁構造6の上に設ける道路床版構造8とを有する。道路床版構造8は、道路軸方向に所定長さの複数のプレキャスト床版10と、道路軸方向に並ぶ複数のプレキャスト床版10を連結する連結手段11と、プレキャスト床版10を脚壁構造6の上端部に位置決めし且つ連結するアンカー部材12とを有する。【選択図】 図3
Description
このプレキャスト床版は、縦横に配置される鉄筋と、道路幅方向に配設された複数のPC鋼線と、道路軸方向の両端部に形成され且つプレキャスト床版とボルト連結する為のボルト連結部とを有するものである。
請求項3の立体交差陸橋のアプローチ部構造は、請求項1又は2の発明において、前記プレキャスト床版の下面側部位には、脚壁構造の上端部が嵌合する凹溝状の嵌合部が形成されたことを特徴とする。
請求項5の立体交差陸橋のアプローチ部構造は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記連結手段は、道路軸方向に隣接するプレキャスト床版を連結する複数組のボルト連結部を有することを特徴とする。
請求項7の発明によれば、前記連結手段は、道路軸方向に連続的に並ぶ複数のプレキャスト床版を連結する複数のPC鋼線を有するため、複数のPC鋼線により、道路軸方向に連続的に並ぶ複数のプレキャスト床版を簡単に強固に連結することができる。
図1に示すように、立体交差陸橋1は、複数の道路が交差する交差点において、一方の道路を跨ぐ状態に構築される陸橋のことである。この立体交差陸橋1は、中央径間部と側径間部とを含む横断橋2と、この横断橋2の両側に連なる1対の傾斜状のアプローチ部構造3とで構成されている。
前記基礎構造7は、アプローチ部構造3を架設する現地の路面下部に構築される鉄筋コンクリート製の基礎であるが、脚壁構造6が道路軸方向に連続しており、脚壁構造6から基礎構造7に作用する荷重も分散されるため、通常の柱状の橋脚の為の基礎構造に比較して非常に簡単な構造で幅および深さの小さな基礎構造である。
このプレキャスト床版10は、図示していないが内部に、鉄筋の他に、道路幅方向に延びるように配設された複数のPC鋼線(プレストレスコンクリート鋼線)が設けられ、強度を高め軽量を図った構造のものである。
図2〜図4に示すように、プレキャスト床版10の下面側には、1対の脚壁構造6の上端部が嵌合する1対の凹溝状の嵌合部13が形成され、各嵌合部13はその両側のほぼ台形状の厚肉部14を介して形成され、各嵌合部13の両側の厚肉部14には、PC鋼線15を挿入する金属製又は合成樹脂製のパイプ15aが道路軸方向に延びるように配設されている。
尚、各グループのプレキャスト床版10の数は前記に限定されるものではなく、3でもよく5以上の数でもよい。 また、各アプローチ部構造3の全部のプレキャスト床版10を1グループとし、それら全部のプレキャスト床版10に亙って連続する4本のPC鋼線15を用いて連結してもよい。尚、プレキャスト床版10を工場において成形する際に、通常の厚肉部14を有するプレキャスト床版10を成形する成形型に、型部品を追加することで、短尺厚肉部14Aを有するプレキャスト床版10を成形することができる。
プレキャスト壁高欄9は、鉄筋コンクリート製のもので、工場において、適当な長さ(例えば、9m)の分割ブロックとして製作され、現地に搬送して道路床版構造8の道路幅方向両端部に搭載されて固定される。分割ブロック同士の連結部はそれぞれ凹凸状の嵌合部により連結され、下端部はプレキャスト床版10にボルト連結される。
1)図6に示すように、脚壁構造6の上端部に前記アンカー穴17の代わりに、脚壁構造6の内部の鉄筋に溶接されたスリーブ状のアンカーナット部材30を予め設け、プレキャスト床版10の位置決め穴16から挿入したアンカー部材としてのボルト31をアンカーナット部材30に螺合し、ボルト31の頭部は十分大きな座金板32を介して受け止めるような構造にする。この構造では、脚壁構造6とプレキャスト床版10との連結強度を高め、地震発生時における信頼性を一層高めることができる。
尚、シール部材19が前記実施例と同様に装着され、嵌合部13における脚壁構造6とプレキャスト床版10の間の隙間と位置決め穴16には、前記実施例と同様にグラウト18が充填される。
3 アプローチ部構造
6 脚壁構造
8 道路床版構造
10,10A プレキャスト床版
11,11A 連結手段
12 アンカー部材
15 PC鋼線
20 当接部
21 嵌合部
22 被嵌合部
30 アンカーナット部材
31 ボルト
Claims (7)
- 立体交差陸橋のアプローチ部構造において、
前記アプローチ部構造は、道路幅方向に所定間隔あけて配置され道路軸方向に連続的に延びる鉄筋コンクリート製の1対の脚壁構造と、これら脚壁構造の上に設けるプレストレストコンクリート製の道路床版構造とを有し、
前記道路床版構造は、道路軸方向に所定長さの複数のプレキャスト床版と、道路軸方向に並ぶ複数のプレキャスト床版を連結する連結手段と、
前記プレキャスト床版を脚壁構造の上端部に位置決めし且つ連結するアンカー部材と、 を有することを特徴とする立体交差陸橋のアプローチ部構造。 - 道路軸方向に隣接するプレキャスト床版同士が結合される結合端部には、剪断キーとして機能する嵌合部と被嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の立体交差陸橋のアプローチ部構造。
- 前記プレキャスト床版の下面側部位には、脚壁構造の上端部が嵌合する凹溝状の嵌合部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体交差陸橋のアプローチ部構造。
- 前記連結手段は、道路軸方向に連続的に並ぶ複数のプレキャスト床版を連結する複数のPC鋼線を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の立体交差陸橋のアプローチ部構造。
- 前記連結手段は、道路軸方向に隣接するプレキャスト床版を連結する複数組のボルト連結部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の立体交差陸橋のアプローチ部構造。
- 立体交差陸橋のアプローチ部構造を架設する工法において、
道路幅方向に所定間隔あけて配置され道路軸方向に連続的に延びる鉄筋コンクリート製の1対の脚壁構造を架設する第1工程と、
これら脚壁構造の上端にプレストレストコンクリート製の道路軸方向に所定長さの複数のプレキャスト床版を搭載して位置決めする第2工程と、
道路軸方向に並ぶ複数のプレキャスト床版を連結手段により連結する第3工程と、
を有することを特徴とする立体交差陸橋のアプローチ部構造の架設工法。 - 前記連結手段は、道路軸方向に連続的に並ぶ複数のプレキャスト床版を連結する複数のPC鋼線を有することを特徴とする請求項6に記載の立体交差陸橋のアプローチ部構造の架設工法。
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