JP2006008198A - フランジ付き包装容器 - Google Patents

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Koji Ikeda
浩司 池田
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Abstract

【課題】、容体に蓋を施したさい、フランジにおける成形時の皺吸収用凹条部分が通気孔として残らず、アルミニウム箔を含む熱封緘蓋により完全密封することができ、しかもガスバリヤ性があり内容物である食品の長期保存を可能とする。
【解決手段】フランジ付き包装容器は、厚さ20μmのアルミニウム箔芯層(1)と、厚さ50μmのポリエチレン内層(2)と、質量280g/m 紙外層(3)とよりなる積層材(4)でプレス成形せられた容体(5)の上縁に、熱封緘蓋融着用フランジ(6)が一体に設けられているものである。叩き処理後のフランジにおける凹条(9)(10)の幅(W)は80μm、同深さ(D)は140μmである。
【選択図】図6

Description

本発明は、食品などが充填せられて熱封緘蓋がフランジに融着せられるフランジ付き包装容器に関する。
廃棄処分の容易さの故に紙、アルミニウム箔または紙とアルミニウム箔の積層材がフランジ付き包装容器の材料として用いられ、プレス成形により所定の容器形状に作られているが、フランジにプレス成形時の皺吸収用凹条が多数存在するため、容体に蓋を施したさいに凹条部分が通気孔として残り、容器を密封することができない。そのために、その用途も日持ちのしないチルド品や冷凍品に限られ、運送時には冷蔵または冷凍をする必要があった。
ところで、最近、下記公報に開示せられているように紙単体で密封可能な包装容器の提案があるが、紙にはガスバリヤ性がないので、内容物である食品の長期保存ができないうらみがあった。
特開平10−71656号公報
本発明の目的は、上記の問題を解消するため、容体に蓋を施したさいにフランジにおける成形時の皺吸収用凹条部分が通気孔として残らず、アルミニウム箔を含む熱封緘蓋により完全密封することができしかもガスバリヤ性があって内容物である食品の長期保存が可能なフランジ付き包装容器提供することにある。
請求項1の発明は、プレス成形せられた容体の上縁に熱封緘蓋融着用フランジが一体に設けられかつフランジに成形時の皺吸収用凹条を多数有するフランジ付き包装容器において、容体がアルミニウム箔芯層と、熱可塑性合成樹脂内層と、紙外層とよりなり、フランジにおける凹条の幅が100μm以下でかつ可及的に0に近い値の範囲内なされ、同凹条の深さが200μm以下でかつ可及的に0に近い値の範囲内となされているプレス成形せられた容体の上縁に熱封緘蓋融着用フランジが一体に設けられかつフランジに成形時の皺吸収用凹条を多数有するフランジ付き包装容器において、容体がアルミニウム箔芯層と、熱可塑性合成樹脂内層と、紙外層とよりなり、フランジにおける凹条の幅が100μm以下でかつ可及的に0に近い値の範囲内なされ、同凹条の深さが200μm以下でかつ可及的に0に近い値の範囲内となされているものである。
フランジにおける凹条の幅および深さが上限値を超えると、シール不良が起こりこのフランジの凹条部分より内容物の洩れが発生する。フランジにおける凹条の幅および深さは、当然のことながら0が好ましいが、0にすることは困難であるから、下限値は可及的に0に近い値となす。凹条の幅の好ましい上限は80μmであり、凹条の深さの好ましい上限は150μmである。
容体の形状は、円形、楕円形、角部に丸みがつけられた多角形のいずれでもよい。
請求項2の発明は、請求項1記載のフランジ付き包装容器において、加圧盤によるフランジ叩き処理によりフランジにおける凹条の幅および深さを前記各数値範囲内となすものである。
フランジ叩きは、1回ないし複数回行なわれる。
請求項3の発明は、請求項2記載のフランジ付き包装容器において、加圧盤によるフランジ叩き処理の圧力が0.1〜0.5MPa であるものである。
フランジ叩き処理の圧力が0.1MPa 未満であると、フランジにおける凹条の幅および深さを前記各数値範囲内となすことが困難であり、0.5MPaを超えると、アルミニウム箔等が破断する虞がある。
請求項4の発明は、請求項1ないし3記載のフランジ付き包装容器において、アルミニウム箔の厚さが9〜50μmであり、熱可塑性合成樹脂の厚さが30〜100μmであり、紙の質量が100〜500g/mであるものである。
アルミニウム箔の厚さが9μm未満であると、アルミニウム箔にピンホールが発生し、密封性が損なわれ、50μmを超えると、フランジの凹条の処理に支障きたす。アルミニウム箔の好ましい厚さは12〜30μmである。熱可塑性合成樹脂の厚さが30μm未満であると、フランジの融着部より洩れが発生し、100μmを超えると、コスト高となる。熱可塑性合成樹脂の好ましい厚さは50〜70μmである。熱可塑性合成樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が一般的に使用される。紙の質量が100g/m未満であると、容体としての強度がなくなり、500g/mを超えると、コスト高となる。紙の好ましい質量は200〜300g/mである。アルミニウム箔と熱可塑性合成樹脂、アルミニウム箔と紙とはそれぞれ接着剤を用いて接合せられるが、熱可塑性合成樹脂はアルミニウム箔に押出ラミネートしてもよい。
本発明のフランジ付き包装容器によれば、フランジにおける成形時の皺吸収用凹条の幅が100μm以下でかつ可及的に0に近い値となされ、同凹条の深さが200μm以下でかつ可及的に0に近い値となされているから、容体に蓋を融着したさいにフランジにおける成形時の皺吸収用凹条部分がシーラント剤で塞がれるため通気孔として残らず、アルミニウム箔を含む熱封緘蓋により完全密封することができる。また容体がアルミニウム箔芯層と、熱可塑性合成樹脂内層と、紙外層とよりなるものであるから、容器の廃棄処分が容易であるうえに、全体がアルミニウム箔芯層によりガスバリヤ性を有しかつアルミニウム箔を含む熱封緘蓋を前記フランジに融着密封し得るので、内容物の長期保存および常温流通が可能となり、内容物の多様化および輸送単価の軽減を図ることができる。
本発明をどのように実施するかを具体的に説明するために、以下に実施例を比較例とともに示す。
図1および図2に示すフランジ付き包装容器は、図4ないし図6に示す厚さ20μmのアルミニウム箔芯層(1)と、厚さ50μmのポリエチレン内層(2)と、質量280g/m 紙外層(3)とよりなる積層材(4)でプレス成形せられた容体(5)の上縁に、熱封緘蓋融着用フランジ(6)が一体成形せられたものである。フランジ(6)の外縁にはカール部(6a)が形成せられている。熱封緘蓋は、その図示を省略したが、上より厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート外層と、厚さ15μmのアルミニウム箔芯層と、厚さ20μmのポリエチレン内層と、内層に被覆せられた厚さ30μmの熱封緘材被覆層とよりなる平らな積層材が、摘みを一体に有するように所定形状に打ち抜かれたものである。
容体(5)は、直線状部分(7)を両側中央上縁に対向して含む楕円形であり、図1および図2では省略したが、容体(5)の周壁(8)よりフランジ(5)にかけて放射状の凹条が設けられており、凹条は容体(5)の周壁(8)の下部からフランジ(6)の外縁までのびる長い第1凹条(9)と容体(5)の周壁(8)の上部からフランジ(6)の外縁までのびる短い第2凹条(10)との2種類があり、直線状部分(7)を含む帯域には、複数の第1凹条(9)のみがあり、それ以外の部分には、第1凹条(9)と第2凹条(10)が多数交互に存在する。成形前の包装容器のブランク(11)に第1凹条(9)と第2凹条(10)とが設けられている状態を図3に示す。なお、成形前のブランク(11)に長い第1凹条(9)と短い第2凹条(10)とが交互に設けられているのは、ブランク(11)の外側部分は成形時に材料が凹条に寄り集まる量が多く、内側部分は成形時に材料が凹条に寄り集まる量が少ないからである。また、直線状部分(7)を含む帯域は、成形時に材料が凹条に寄り集まりにくいので、本来は凹条(9)を設けなくてもよいが、成形後におけるフランジ(6)外縁のカール部(6a)の保形上設けられている。
図4は、ブランクの状態におけるフランジ相当部分の凹条(9a)(10a)の断面形状を示す。凹条(9a)(10a)は断面凹円弧状であり、幅(W)は700μm、深さ(D)は200μmである。図5は、プレス成形後におけるフランジにおける凹条(9b)(10b)の断面形状を示す。凹条(9b)(10b)は断面内部拡大凹状であり、幅(W)は110μm、深さ(D)は240μmである。図6は、加圧盤による叩き処理(0.2MPa×2秒)後のフランジにおける凹条(9)(10)の断面形状を示す。凹条(9)(10)は断面内部拡大扁平凹状であり、幅(W)は80μm、深さ(D)は140μmである。
[比較例1]
この比較例1のフランジ付き包装容器は、フランジに加圧盤による叩き処理が施こされておらず、したがって、包装容器のフランジにおける凹条の断面形状、幅および深さがプレス成形後のままである点実施例と異なり、その他は実施例と同じである。
[比較例2]
この比較例2のフランジ付き包装容器は、 紙単体(300g/m)で成形せられた容体の上縁に、熱封緘蓋融着用フランジが一体成形せられかつフランジに加圧盤による叩き処理(上記実施例と同じ加圧条件)が施こされているものである。ブランクの状態におけるフランジ相当部分の凹条は断面凹円弧状で、幅は700μm、深さは200μmであり、プレス成形後のフランジの凹条は断面内部拡大凹状で、幅は100μm、深さは240μmであり、加圧盤による叩き処理後の凹条は断面内部拡大扁平凹状であり、幅は80μm、深さは140μmである。その他は実施例と同じである。
実施例、比較例1および2のシールテスト結果を表1に示す。
なお、シールは、リングシールを用い0.2MPa×2秒(シール幅2mm)の条件で行なわれた。
Figure 2006008198
本発明の実施形態を示す平面図である。 図1のII−II線にそう断面図である。 第1凹条と第2凹条とが設けられている状態を示す包装容器のブランクの平面図である。 ブランクの状態におけるフランジ相当部分の凹条を示す部分拡大詳細断面図である。 プレス成形後におけるフランジの凹条を示す部分拡大詳細断面図である。 叩き処理後のフランジにおける凹条を示す部分拡大詳細断面図である。
符号の説明
(1) アルミニウム箔芯層
(2) 熱可塑性樹脂(ポリエチレン)内層
(3) 紙外層
(4) 積層材
(5) 容体
(6) フランジ
(7) 直線状部分
(8) 周壁
(9) 第1凹条
(10)第2凹条


Claims (4)

  1. プレス成形せられた容体の上縁に熱封緘蓋融着用フランジが一体に設けられかつフランジに成形時の皺吸収用凹条を多数有するフランジ付き包装容器において、容体がアルミニウム箔芯層と、熱可塑性合成樹脂内層と、紙外層とよりなり、フランジにおける凹条の幅が100μm以下でかつ可及的に0に近い値の範囲内なされ、同凹条の深さが200μm以下でかつ可及的に0に近い値の範囲内となされているフランジ付き包装容器。
  2. 加圧盤によるフランジ叩き処理によりフランジにおける凹条の幅および深さを前記各数値範囲内となす請求項1記載のフランジ付き包装容器。
  3. 加圧盤によるフランジ叩き処理の圧力が0.1〜0.5MPaである請求項2記載のフランジ付き包装容器。
  4. アルミニウム箔の厚さが9〜50μmであり、熱可塑性合成樹脂の厚さが30〜100μmであり、紙の質量が100〜500g/mである請求項1ないし3記載のフランジ付き包装容器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007276798A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Kyodo Printing Co Ltd 包装体
JP2008087819A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 絞り成形紙製容器およびその製造方法

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