JP2006008054A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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政行 田中
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Abstract

【課題】 操舵部材の切り始めや切り返し時、操舵補助制御が立ち上がるまでの時間差をできるだけ短くして、操舵フィーリングを良好にする。
【解決手段】 操舵部材1に加えられる操舵トルクに応じて電動モータ5を駆動して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、操舵部材1の操作方向およびその方向への操作開始を検出する操舵開始検出手段(微分回路18)と、操舵操作の開始時、操舵操作の方向と逆方向に電動モータ5を駆動する逆駆動制御手段(EPS用ECU10のマイクロコンピュータ13)とを備えており、操舵操作の開始時、電動モータ5の逆駆動により、トルクセンサ3等で検出される操舵トルクの値を急激に変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハンドル等の操舵部材の操作に応じて電動モータを駆動して運転者の操舵力を補助するようにした電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置は、一般に、各種センサ(操舵部材に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサや、車速を検出する車速センサ等)と、操舵補助用の電動モータと、この電動モータの回転を減速して操舵軸等に伝達する減速機構と、各種センサからのセンサ信号に基づいてモータ駆動回路へのモータ電流指令値を演算して該電動モータを駆動制御する電子制御ユニット(ECU)とを備え、該ECUの制御指令により電動モータを駆動制御して上記操舵補助トルクをステアリング機構に付加して運転者の操舵力を軽減するようになっている(特許文献1参照)。
減速機構は、電動モータの回転軸に連結されたウォーム軸のような駆動ギヤと、この駆動ギヤに噛み合うウォームホイールのような従動ギヤとを含むもので、駆動ギヤと従動ギヤとの噛み合いにより、電動モータの回転を減速して操舵軸等の被駆動部材に伝達する。
ところで、油圧式のパワーステアリング装置では、ハンドルを切り始めた瞬間から操舵補助が開始されるようになっていて、操舵操作のごく初期の段階から、ハンドルを持つ手に手応え感(リフトアップ感)があり、操舵操作の全般にわたって一様な操舵フィーリングを得やすい。
これに対して、上記の電動パワーステアリング装置では、ハンドルの操作開始時点から操舵補助トルクが発生して操舵補助が開始されるまで、若干の時間差があるのが普通である。
そのことを図4を参照して説明すると、図4は、ハンドル等の操舵部材の操作による操舵の角度と、操舵部材に加えられる操舵トルクとの関係を示すもので、点線(イ)により電動モータによる操舵補助がない場合を示し、細い実線(ロ)により電動モータによる操舵補助がある場合を示している。操舵補助がある場合は、操舵操作に必要な操舵力が軽減されるので、細い実線(ロ)が点線(イ)より低い位置にある。
従来の電動パワーステアリング制御では、ハンドルの切り始めには、ハンドルをある程度以上の角度α操作することで操舵トルクが所定値(不感帯の上限値)Taを越えた時点で、操舵補助制御が立ち上がり、操舵補助トルクが発生してこの操舵補助トルクが、運転者による操舵トルクに付加される。そのため、ハンドルの切り始めから、操舵補助トルクが付加されるまで時間差があり、その間、ハンドルを持つ手には充分な手応え感がなく、油圧式のパワーステアリング装置におけるような一様な操舵フィーリングを得にくい、という問題がある。
特開平6−56045号公報
本発明は、ハンドル等の操舵部材の切り始めや切り返し時、操舵補助トルクが付加されるまでの時間差をできるだけ短くして、操舵フィーリングを良好にすることを課題とする。
本発明による電動パワーステアリング装置は、操舵部材に加えられる操舵トルクに応じて電動モータを駆動して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、操舵部材の操作方向およびその方向への操作開始を検出する操舵開始検出手段と、操舵操作が開始されたときに前記操作方向と逆方向に電動モータを駆動する逆駆動制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記構成の電動パワーステアリング装置では、運転者がハンドル等の操舵部材を切り始めた場合、そのことは、操舵開始検出手段により検出され、この操舵部材の切り始めの検出に応答して、逆駆動制御手段により電動モータが操舵方向とは逆方向に駆動される。電動モータの逆駆動により、操舵操作に対する抵抗が瞬間的に増大し、操舵部材に連結する操舵軸には、運転者の操舵操作で与えられるよりも大きなねじれ角が付与される。これで、トルクセンサ等の検出手段で検出される操舵トルクの値が急激に上昇し、その値は操舵補助を開始すべき所定値(不感帯の上限値)を越える。操舵トルクが所定値を越えることで、操舵トルクの検出値に基づく操舵補助の制御が開始され、操舵補助トルクを発生してこれが、運転者による操舵トルクに付加される。
操舵部材を切り返した場合も同様で、切り返し操作の直後に電動モータが操舵操作の方向と逆方向に駆動されることで、トルクセンサ等により検出される操舵トルクの値が急激に変化し、操舵補助の制御が早期に開始される。
このように、操舵部材が操作されると、その操作開始の直後に早期に操舵補助制御が立ち上がることになり、操舵補助トルクが発生、付加されるまでの時間が短縮され、操舵操作の開始のごく初期から手応え感(リフトアップ感)が得られる。
なお、操舵操作に伴う操舵軸(特にトーションバー)のねじれ角を大きくするには、たとえば、減速機構の摺動抵抗を増やす等して、操舵部材の操作に対する抵抗を大きくすることが考えられるが、このような抵抗を大きくすると、操舵部材には常時、大きな抵抗が作用することになり、それだけ操舵部材の操作が重くなるか、あるいは必要とする操舵補助トルクが増大して電動モータの負担が増す。これに対して、上記構成の本発明では、電動モータの逆駆動は、操舵操作の開始のごく初期に行えばよく、他のタイミングでは行う必要がないから、ほとんど操舵操作に対する抵抗とはならず、操舵部材の操作を重くすることがない。
本発明によれば、ハンドル等の操舵部材の操作開始時、操舵補助制御が立ち上がるまでの時間が短くなり、手応え感のある良好な操舵フィーリングが得られる。
以下、添付図面を参照して、本発明の最良の形態に係る電動パワーステアリング装置を詳細に説明する。図1は、同電動パワーステアリング装置を、それに関連する車両構成とともに示す構成図である。
図1を参照して、本形態の電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイール(ハンドル)等の操舵部材1に一端が固着された操舵軸2と、この操舵軸2に加えられる運転者の操舵トルクを検出するトルクセンサ3と、操舵軸2の他端に連結された、ラックピニオン機構等からなるステアリング機構4と、操舵部材1の操作(操舵操作)による運転者の負荷を軽減するための操舵補助トルクを発生する電動モータ5と、電動モータ5が発生する操舵補助トルクを互いに噛み合うギヤにより減速して操舵軸2に伝達する減速機構6と、車載バッテリ7からイグニッションスイッチ8を介して電源の供給を受け、電動モータ5の駆動を制御する電動パワーステアリング用電子制御ユニット(EPS用ECU)10とを備えている。
操舵軸2は、少なくとも操舵部材1側の部分と、ステアリング機構4側の部分とに分割されて、両部分はトーションバー9により連結されており、このトーションバー9の外周にトルクセンサ3が配置されている。ステアリング機構4の出力側には、タイロッドおよびナックルアーム等からなる連結部材11を介して操向用の車輪12に連結されている。
上記のEPS用ECU10は、内部に、電動パワーステアリング制御の中心を司るマイクロコンピュータ13と、CAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)コントローラ101を有している。EPS用ECU10は、上記CANコントローラ101を介してCANバス14に接続され、このCANバス14に接続されている他のECU20,30,40,50とともに、車載用のCAN通信システムを構成している。
CANコントローラ101は、データ受信処理、応答データ作成処理、データ送信処理等の機能を具備したものであり、他のECU20,30,40,50に含まれるCANコントローラ201,301,401,501とCAN通信し、当該他のECU20〜50に含まれるセンサのセンサ信号を受信したり、自己のECU10に含まれるセンサのセンサ信号を他のECU20〜50に送信することができる。CANバス14は、2本の通信線からなり、差動のシリアル通信が可能である。
一般に、CAN通信システムは、車載の機器や、家電製品のような複数の機器を接続するネットワークシステムとして知られており、その伝送レートが最高1Мbpsであり、従来から使用されている通信方式に比べ、非常に高速である、という特徴を備えている。また、デジタル信号を二線間の差動電圧に置き換えるシリアル通信であるため、耐ノイズ性に優れている、という特徴も備えている。
このCAN通信システムにおいて、ノードとしての各ECU10〜50は、CANバス14が空いている限り、CANバス14上にセンサ信号等のデータをパケットとして通信することができる。CANバス14が他のECU10〜50によるパケットに占有されている場合は、送出されるべきパケットは、当該ECU10〜50に設けられているCANコントローラ101,201,301,401,501で待機する。また、複数のECU10〜50が、CANバス14上のパケットを同時に受信することができる。
本実施形態において、EPS用ECU10とともに車載用のCAN通信システムを構成している他のECUとしては、車両の旋回挙動を安定化させるVSC(登録商標)用ECU20や、車両の加速性、直進性、旋回安定性を確保するTRC(登録商標)用ECU30、車輪のロックを防止するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)用ECU40、その他のECU50等がある。
このうち、VSC用ECU20には、ハンドル等の操舵部材1の角度を検出する舵角センサ15が、またABS用ECU40には各車輪の回転速度を検出する車速センサ16がそれぞれ含まれている。本実施形態のEPS用ECU10は、そのCANコントローラ101とCANバス14とを通じて、舵角センサ15の舵角情報と、車速センサ16の車速情報とを取り込むようになっている。
上記電動パワーステアリング装置を搭載した車両において、運転者が操舵部材1を操作すると、その操作による操舵トルクはトルクセンサ3により検出される。EPS用ECU10は、トルクセンサ3により検出された操舵トルクの情報と、CAN通信により取り込んだ車速センサ16の車速情報とに基づいて、電動モータ5を駆動制御する。これにより、電動モータ5は操舵補助トルクを発生し、この操舵補助トルクが減速機構6を介して操舵軸2に加えられることにより、操舵操作を行う運転者の負担が軽減される。すなわち、操舵部材1の操作によって加えられる操舵トルクと、電動モータ5が発生する操舵補助トルクとの和が、出力トルクとして、操舵軸2を介してステアリング機構4に与えられる。これにより、ステアリング機構4の入力軸が回転し、その回転はステアリング機構4によって出力軸であるラック軸の往復運動に変換され、ラック軸の往復運動に応じて車輪12の向きが変わる。
ところで、上記のような構成の電動パワーステアリング装置では、操舵部材1の操作を開始してから、電動パワーステアリング制御により操舵補助トルクが発生してこれが操舵軸2に加えられるまで若干の時間差がある。本発明のEPS用ECU10には、操舵操作の開始から操舵補助トルクの発生、付加までの時間差を短縮する構成と機能とが備えられている。
次に、図2を参照して、EPS用ECU10の構成とその機能とを説明する。図2は、EPS用ECU10内部のブロック回路図で、マイクロコンピュータについてはその機能をブロック表示している。
図2を参照して、EPS用ECU10は、前記したマイクロコンピュータ13およびCANコントローラ101のほかに、トルクセンサ3のセンサ信号を処理する入力インタフェース17と、操舵部材1の操作方向およびその方向への操作開始を検出する操舵開始検出手段としての微分回路18と、マイクロコンピュータ13からの制御信号に応答して電動モータ5を駆動するモータ駆動回路19と、モータ駆動回路19以外の各回路、例えばマイクロコンピュータ13へ電源を供給する電源回路21とを備えている。
CANコントローラ101からマイクロコンピュータ13には、車速センサ16からの車速を示す信号Saと、舵角センサ15からの操舵部材1の舵角を示す信号Sbとが与えられる。
微分回路18は、トルクセンサ3のセンサ信号を取り込んでその微分処理を行うことで、操舵部材1の操作方向およびその方向への操作開始を検出しうるようになっており、その出力はマイクロコンピュータ13に与えられる。
モータ駆動回路19の周辺には、当該モータ駆動回路19への電流をオン・オフするフェイルセーフリレー22と、このフェイルセーフリレー22用のリレー駆動回路23とが設けられている。
マイクロコンピュータ13は、CPU131と、プログラムメモリ132と、マップメモリ133と、バッファメモリ134とを含んでいる。
このうち、CPU131は、本実施形態では、後にフローチャートを参照して詳述するように、トルクセンサ3等のセンサ信号に基づいて操舵補助のために電動モータ5の駆動量を決定する制御手段131aとして機能するほか、操舵操作が開始されたときに前記操作方向と逆方向に電動モータ5を駆動する逆駆動制御手段131bとしても機能する。
プログラムメモリ132は、CPU131の動作の実行のための基本プログラムや、本形態の電動モータ5の駆動制御の実行に必要なプログラムを格納している。
マップメモリ133は、操舵補助のために電動モータ5の駆動制御の実行に必要な制御マップと、電動モータ5の逆駆動制御に必要な第1と第2の逆駆動マップを格納している。制御マップは、操舵補助の場合の操舵トルクと電動モータ5の駆動量との関係を示すもので、車速(km/h)をパラメータとして、各車速毎に操舵トルクに対する電動モータ5の駆動量が割り出せるようになっている。第1の逆駆動マップは、中立位置で操舵部材1が操舵された場合に、電動モータ5を操舵操作の方向とは逆方向に駆動するための駆動量を定めるものである。第2の逆駆動マップは、中立位置以外の位置で操舵部材1が切り返された場合に、電動モータ5を操舵操作の方向とは逆方向に駆動するための駆動量を定めるものである。これら第1と第2の逆駆動マップを参照して割り出された逆駆動量は、制御手段131aにより制御マップを参照して操舵補助のための駆動量が決定されている場合は、その操舵補助用の駆動量から、減算手段131cで減算される。バッファメモリ134は、CPU131の作業の実行時にデータの一時的な格納に用いる。
次に、図3のフローチャートを参照して、EPS用ECU10のマイクロコンピュータ13が、操舵操作の開始時や切り返し時、電動モータ5を操舵方向とは逆方向に駆動して、操舵補助トルクを発生、付加するまでの時間を短縮する場合の動作を説明する。
ステップS1において、CPU131は、トルクセンサ3のセンサ信号を微分処理している微分回路18の出力に基づいて、操舵操作が開始されたか否かを判断する。操舵操作が開始されていないと判断すると(S1でNO)、特に動作せず、図外のルーチンに戻る。操舵操作が開始されたと判断すると(S1でYES)、ステップS2に進む。
ステップS2では、舵角センサ15のセンサ信号に基づいて、中立位置での操舵操作であるか否かを判断する。そして、中立位置での操舵操作である場合(S2でYES)は、ステップS2からステップS3に進み、中立位置での操舵操作でない、すなわち、切り返しの場合(S2でNO)は、ステップS6に進む。
ステップS3からステップS5までのステップは、中立位置で操舵操作が開始された場合に対応するものである。ステップS3では、微分回路18の出力から操舵の方向を確認し、ステップS4では、車速センサからの車速情報等、他のセンサからの情報を取り込み、ステップS5で、マップメモリ133の第1逆駆動マップを参照して、電動モータ5の逆駆動量を決定し、その逆駆動量を示す制御信号をモータ駆動回路19に出力する。
これで、電動モータ5は、操舵操作が開始された直後に、操舵操作の方向とは逆方向に駆動される。この電動モータ5の逆駆動により、操舵軸2には、操舵部材1の操作によるよりも大きなねじれ角が付与され、これにより、図4に太い実線(ハ)で示すように、トルクセンサ3で検出される操舵トルクの値が急激に上昇して、従来よりも小さい操舵角度β(β<α)で所定の値(不感帯の上限値)Taを越え、操舵トルクに基づく電動パワーステアリング制御が可能になる。
ステップS5の後は、通常の操舵補助制御のルーチンR1に入り、このルーチンR1においては、トルクセンサ3から得られる操舵トルクの情報と、車速センサ16から得られる車速の情報とにより、マップメモリ133の制御マップを参照して、電動モータ5の駆動量を決定し、電動モータ5を操舵操作の方向と同方向に駆動して操舵補助を行う。この場合、電動モータ5の逆駆動がない場合よりも、早期に操舵補助制御が立ち上がることになる。
ステップS2で、中立位置での操舵操作でないと判断されると(S2でNO)、ステップS6に進む。ステップS6からステップS8までの一連のステップは、中立位置以外で一方向の操舵操作が開始された場合、すなわち、切り返しがされた場合に対応するものである。ステップS6では、微分回路18の出力から操舵操作の方向を確認し、ステップS7では、車速センサ16からの車速情報等、他のセンサからの情報を取り込み、ステップS8で、マップメモリ133の第2逆駆動マップを参照して、電動モータ5の逆駆動量を決定し、その逆駆動量を示す制御信号をモータ駆動回路19に出力し、こののち、通常の操舵補助制御のルーチンR1に入る。
ここでも、電動モータ5が、切り返し操作が開始された直後に、その切り返し方向とは逆方向に駆動されることで、操舵軸2には、操舵部材1の操作によるよりも大きなねじれ角が付与され、これにより、図4の右側部分に太い実線(ハ)で示すように、トルクセンサ3で検出される操舵トルクの値が急激に変化して、切り返しに対応する操舵補助制御が早期に立ち上がる。
上記実施形態では、操舵部材1の操作方向およびその方向への操作開始を検出する操舵開始検出手段として、トルクセンサ3のセンサ信号を微分処理する微分回路18を設けたが、操舵開始検出手段はこれに限定されるものではなく、たとえば、トルクセンサ3のセンサ信号をマイクロコンピュータ13でソフトウェア処理することにより、操舵部材1の操作方向およびその方向への操作開始を検出するようにしてもよいし、また、操舵部材1の角度を検出する舵角センサ15のセンサ信号を利用するものであってもよい。
本発明の最良の形態に係る電動パワーステアリング装置を、それに関連する車両構成とともに示す構成図 図1の電動パワーステアリング装置のEPS用ECU10のブロック回路図で、マイクロコンピュータについてはその機能をブロック表示している。 図2のEPS用ECU10のマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート 操舵部材の操舵角度と操舵トルクとの関係を示す線図
符号の説明
1 操舵部材
2 操舵軸
3 トルクセンサ
5 電動モータ
6 減速機構
10 EPS用ECU
101 CANコントローラ
13 マイクロコンピュータ
131 CPU
131a 制御手段
131b 逆駆動制御手段
15 舵角センサ
16 車速センサ
18 微分回路(操舵開始検出手段)

Claims (1)

  1. 操舵部材に加えられる操舵トルクに応じて電動モータを駆動して操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、
    操舵部材の操作方向およびその方向への操作開始を検出する操舵開始検出手段と、
    操舵操作が開始されたときに前記操作方向と逆方向に電動モータを駆動する逆駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。

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