JP2006006312A - 組換えタンパク質の産生の増進のための核酸コンストラクトおよび発現ベクターならびに組換えタンパク質の大量生産方法 - Google Patents
組換えタンパク質の産生の増進のための核酸コンストラクトおよび発現ベクターならびに組換えタンパク質の大量生産方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006006312A JP2006006312A JP2005012603A JP2005012603A JP2006006312A JP 2006006312 A JP2006006312 A JP 2006006312A JP 2005012603 A JP2005012603 A JP 2005012603A JP 2005012603 A JP2005012603 A JP 2005012603A JP 2006006312 A JP2006006312 A JP 2006006312A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- promoter
- nucleic acid
- cells
- sequence
- cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/0004—Oxidoreductases (1.)
- C12N9/0012—Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7)
- C12N9/0036—Oxidoreductases (1.) acting on nitrogen containing compounds as donors (1.4, 1.5, 1.6, 1.7) acting on NADH or NADPH (1.6)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/795—Porphyrin- or corrin-ring-containing peptides
- C07K14/805—Haemoglobins; Myoglobins
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
【解決手段】 チオレドキシンをコードする第一の核酸配列およびヘモグロビンをコードする第二の核酸配列を宿主細胞にクローニングし、それによって形成された組換え宿主細胞の選択された遺伝子産物の産生能力を増進し、該組換え宿主細胞の該遺伝子産物の過剰発現による細胞内ストレスの軽減を補助する、組換えポリペプチド/タンパク質の産生を増進するための核酸コンストラクトおよび発現ベクター、ならびに組換えポリペプチド/タンパク質の大量生産のための方法を提供する。
【選択図】なし
Description
(a)宿主細胞に、選択された遺伝子産物をコードする遺伝子配列、チオレドキシンをコードする第一の核酸配列、およびヘモグロビンをコードする第二の核酸配列をクローニングし、組換え宿主細胞を形成する工程;
(b)工程(a)で形成された組換え宿主細胞を好適な培地で培養し、該遺伝子配列を発現させる工程;および、
(c)発現した遺伝子産物を収集する工程。
(a) 宿主細胞に選択された遺伝子産物をコードする遺伝子配列、チオレドキシンをコードする第一の核酸配列、およびヘモグロビンをコードする第二の核酸配列をクローニングし、組換え宿主細胞を形成する工程;
(b) 工程(a)で形成された組換え宿主細胞を好適な培地で培養し、該遺伝子配列を発現させる工程;および、
(c)発現した遺伝子産物を収集する工程。
(i)宿主細胞において発現可能であり、第一の核酸配列および第二の核酸配列を含む第一の組換えベクターを構築する工程;
(ii)宿主細胞において発現可能であり、遺伝子配列を含む第二の組換えベクターを構築する工程;および、
(iii)第一の組換えベクターおよび第二の組換えベクターを宿主細胞に移入する工程。
本発明において用いるDNAクローニングの実験方法及び関連技術、例えば、制限酵素によるDNA切断反応、T4 DNAリガーゼによるDNAライゲーション、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、アガロースゲル電気泳動、ドデシル硫酸ナトリウム-ポリアクリルアミドゲル電気泳動 (SDS-PAGE)、ウェスタンブロッティングおよびプラスミド形質転換等に関して、当該技術分野において広く知られているテキストを参照されたい:Sambrook J、Russell DW (2001) Molecular Cloning: a Laboratory Manual、3rd ed. Cold Spring Harbor Laboratory Press、New York。かかる技術は専門知識と経験に基づいて当業者によって容易に実施できる。例えば、以下に記載する実施例において、塩化カルシウム-処理されたコンピテント細胞を用いてプラスミド形質転換を行った。さらに、細胞密度は波長550 nm において分光光度計 (V530、Jasco)を用いて測定し、得られた吸光度をOD550として記録した。タンパク質濃度分析はタンパク質アッセイ試薬 (BioRad Co.)を用いて行い、画像解析機 (GAS9000、UVItec)を用いて電気泳動ゲル上のタンパク質含量を測定した。
ビトレオシラヘモグロビン構造遺伝子(vgb)およびチオレドキシン構造遺伝子(trxA)を含有する発現プラスミドの構築
実験材料:
大腸菌株 XL1-Blue (Stratagene Co.)をDNAクローニングプロセスにおける中間細胞として用いた。細菌細胞を37℃でLuria-Bertani (LB)培地(Miller、J.H. (1972)、Experiments in Molecular Genetics、Cold Spring Harbor Laboratory、Cold Spring Harbor、NY)で培養した。その後、形質転換大腸菌細胞を抗生物質を追加した培地で培養した。培地中に用いた抗生物質の量は、ストレプトマイシン15 μg/mL 、 アンピシリン50μg/mLであった。
T7 A1 プロモーターの制御下にビトレオシラヘモグロビン構造遺伝子(vgb)を担持する組換えプラスミドpGB-VHb を以下のように構築した:
フォワードプライマー
5’-aagggatccatgttagaccagcaaacc-3’(配列番号1)リバースプライマー
5’-atagtcgacccaagttttggcaacagc-3’(配列番号2)
フォワードプライマー
5’-ccgaattcaaccacacctatggtgtatgc-3’(配列番号3)
リバースプライマー
5’-ggggatccgctgcaaggcgattaag-3’(配列番号4)。
tac プロモーターの制御下にビトレオシラヘモグロビン構造遺伝子(vgb)と融合したチオレドキシン構造遺伝子(trxA)を担持するプラスミドpGB-TV1を以下のようにして構築した:
それぞれT7 A1 プロモーターおよびtac プロモーターの制御下にビトレオシラヘモグロビン構造遺伝子(vgb)およびチオレドキシン構造遺伝子(trxA)を担持するプラスミドpGB-TV2を以下のようにして構築した:
チオレドキシン、ビトレオシラヘモグロビン、およびチオレドキシンとビトレオシラヘモグロビンとの融合タンパク質の産生
前述の「一般的実験方法」の節に記載のプラスミド形質転換方法にしたがって、大腸菌株 BL21(DE3)(Novagen Co.) の細菌細胞を実施例1において得た4つの組換えプラスミド、pGB-VHb、pGB-Trx、pGB-TV1およびpGB-TV2でそれぞれ形質転換し、4つの組換え大腸菌株BL21(DE3)/pGB-VHb、BL21(DE3)/pGB-Trx、BL21(DE3)/pGB-TV1 および BL21(DE3)/ pGB-TV2をそれぞれ得た。
異種タンパク質-ヒトインターフェロンα2の産生における形質転換大腸菌細胞の使用
T7 プロモーターの制御下にヒトインターフェロンα2構造遺伝子を担持するプラスミドpET-IFNを以下のようにして構築した:
フォワードプライマー
5’-tgctctcatatgttg atctgcctcaaac-3’(配列番号5)
リバースプライマー
5’-cgtgctcgag ttattattccttacttcttaaac-3’(配列番号6)
異種タンパク質 - シュードモナス・シトロネロリス(Pseudomonas citronellolis)エステラーゼの産生における形質転換大腸菌細胞の使用
本出願人らの以前の研究において、シュードモナス・シトロネロリス・エステラーゼ遺伝子の発現を制御するためにT7 プロモーターを含有するプラスミドpET-estII (図17) が調製されている(Y.P. Chao et al. (2003)、Res. Microbiol.、154:521-526)。
同種タンパク質-アスパルターゼの産生における形質転換大腸菌細胞の使用
T7A1 プロモーターの制御下に大腸菌アスパルターゼ遺伝子を担持するプラスミドpA1-AspAを以下のようにして構築した:
フォワードプライマー
5’-cacaggatccacaacattcgtatcgaag-3’(配列番号7)
リバースプライマー
5’-acgagtcgacttcgctttcatcagtatag-3’(配列番号8)
同種タンパク質β-ガラクトシダーゼの産生における形質転換大腸菌細胞の使用
T7 プロモーターの制御下にβ-ガラクトシダーゼ遺伝子を担持するプラスミドpET20-Zを以下のようにして構築した:
フォワードプライマー
5’-tatgcatatgaggatccattcactggccgtc-3’(配列番号17)
リバースプライマー
5’-cggaagcttttatttttgacaccagacc-3’(配列番号18)
<
Claims (63)
- 以下の工程を含む組換え宿主細胞における選択された遺伝子産物の産生を増進させる方法:
(a)宿主細胞に、選択された遺伝子産物をコードする遺伝子配列、チオレドキシンをコードする第一の核酸配列、およびヘモグロビンをコードする第二の核酸配列をクローニングし、組換え宿主細胞を形成する工程;
(b) 工程(a)で形成された組換え宿主細胞を好適な培地で培養し、該遺伝子配列を発現させる工程;および、
(c) 発現した遺伝子産物を収集する工程。 - 工程(a)を、該遺伝子配列、該第一の核酸配列および該第二の核酸配列をともに該宿主細胞において発現可能なベクターにクローニングし、そうして形成された組換えベクターを宿主細胞に移入することにより行う請求項1の方法。
- 工程(a)を、該遺伝子配列、該第一の核酸配列および該第二の核酸配列を別々に該宿主細胞において発現可能なベクターにクローニングし、そうして形成された組換えベクターを宿主細胞に移入することにより行う請求項1の方法。
- 工程(a)を以下のサブ工程によって行う請求項1の方法:
(i) 宿主細胞において発現可能であり、第一の核酸配列および第二の核酸配列を含む第一の組換えベクターを構築する工程;
(ii) 宿主細胞において発現可能であり、遺伝子配列を含む第二の組換えベクターを構築する工程; および、
(iii) 第一の組換えベクターおよび第二の組換えベクターを宿主細胞に移入する工程。 - サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターがさらに、該第一の核酸配列と該第二の核酸配列の発現を制御するための誘導可能なプロモーター配列を含む、請求項4の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターに含まれる該プロモーター配列が以下のいずれか由来である請求項5の方法:ウイルス、細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターに含まれる該プロモーター配列がtac プロモーター、T7 プロモーター、T7 A1 プロモーター、lac プロモーター、trp プロモーター、trc プロモーター、araBAD プロモーター、およびλPRPL プロモーターからなる群から選択される請求項6の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターに含まれるプロモーター配列がtac プロモーターである請求項7の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターにおいて、該第一の核酸配列および該第二の核酸配列がチオレドキシンとヘモグロビンとから形成される融合タンパク質をコードするように連結している請求項4の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターがさらに、該第一の核酸配列の発現を制御するための誘導可能な第一のプロモーター配列および該第二の核酸配列の発現を制御するための誘導可能な第二のプロモーター配列を含み、該第一のプロモーター配列と該第二のプロモーター配列が互いに異なっている請求項4の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターにおいて、該第一のプロモーター配列および該第二のプロモーター配列が独立に以下のいずれか由来である請求項10の方法:ウイルス、細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターにおいて、該第一のプロモーター配列および該第二のプロモーター配列が独立にtac プロモーター、T7 プロモーター、T7 A1 プロモーター、lac プロモーター、trp プロモーター、trc プロモーター、araBAD プロモーター、およびλPRPL プロモーターからなる群から選択される請求項11の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターにおいて、該第一のプロモーター配列がtac プロモーターであり、該第二のプロモーターがT7 A1 プロモーターである、請求項11の方法。
- サブ工程(i)から構築される該第一の組換えベクターがさらに以下の少なくとも1つを含む請求項4の方法:マーカー遺伝子、レポーター遺伝子、抗生物質-耐性遺伝子、エンハンサー配列、ポリアデニル化部位、および調節配列。
- 工程(a)に用いる該第一の核酸配列が以下のいずれかの細胞のチオレドキシン遺伝子由来である請求項4の方法:細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 工程(a)に用いる該第一の核酸配列が大腸菌のチオレドキシン遺伝子(trxA)由来である請求項15の方法。
- 工程(a)に用いる該第二の核酸配列が以下のいずれかの細胞のヘモグロビン遺伝子由来である請求項1の方法:細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 工程(a)に用いる該第二の核酸配列がビトレオシラ種のヘモグロビン遺伝子(vgb)由来である請求項17の方法。
- 該選択された遺伝子産物が同種ポリペプチドまたは異種ポリペプチドである、請求項1の方法。
- 該選択された遺伝子産物が酵素、医療用ポリペプチド、抗原決定基、または抗体である、請求項19の方法。
- 該選択された遺伝子産物がインターフェロン、β-ガラクトシダーゼ、エステラーゼおよびアスパルターゼからなる群から選択される請求項20の方法。
- 工程(a)に用いる宿主細胞が細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、昆虫細胞、植物細胞、動物細胞、およびヒト細胞からなる群から選択される請求項1の方法。
- 工程(a)に用いる宿主細胞が大腸菌細胞である請求項22の方法。
- チオレドキシンをコードする第一の核酸配列およびヘモグロビンをコードする第二の核酸配列を含む核酸コンストラクト。
- さらに該第一の核酸配列および該第二の核酸配列の発現を制御するための誘導可能なプロモーター配列を含む請求項24の核酸コンストラクト。
- 該プロモーター配列が以下の何れか由来である請求項25の核酸コンストラクト: ウイルス、細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該プロモーター配列がtac プロモーター、T7 プロモーター、T7 A1 プロモーター、lac プロモーター、trp プロモーター、trc プロモーター、araBAD プロモーター、およびλPRPL プロモーターからなる群から選択される請求項26の核酸コンストラクト。
- 該プロモーター配列がtac プロモーターである請求項26の核酸コンストラクト。
- 該第一の核酸配列と該第二の核酸配列がチオレドキシンとヘモグロビンとから形成される融合タンパク質をコードするように連結している請求項25の核酸コンストラクト。
- さらに該第一の核酸配列の発現を制御するための誘導可能な第一のプロモーター配列および該第二の核酸配列の発現を制御するための誘導可能な第二のプロモーター配列を含み、該第一のプロモーター配列と該第二のプロモーター配列が互いに異なっている請求項24の核酸コンストラクト。
- 該第一のプロモーター配列と該第二のプロモーター配列が独立に以下の何れか由来である請求項30の核酸コンストラクト: ウイルス、細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該第一のプロモーター配列と該第二のプロモーター配列が独立にtac プロモーター、T7 プロモーター、T7 A1 プロモーター、lac プロモーター、trp プロモーター、trc プロモーター、araBAD プロモーター、およびλPRPL プロモーターからなる群から選択される請求項31の核酸コンストラクト。
- 該第一のプロモーター配列が tac プロモーターであり、該第二のプロモーター配列が T7 A1 プロモーターである、請求項31の核酸コンストラクト。
- 該第一の核酸配列が以下の何れかの細胞のチオレドキシン遺伝子由来である請求項24の核酸コンストラクト:細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該第一の核酸配列が大腸菌のチオレドキシン遺伝子(trxA)由来である請求項34の核酸コンストラクト。
- 該第二の核酸配列が以下の何れかの細胞のヘモグロビン遺伝子由来である請求項24の核酸コンストラクト:細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該第二の核酸配列がビトレオシラ種のヘモグロビン遺伝子(vgb)由来である請求項34の核酸コンストラクト。
- 請求項24の核酸コンストラクトを含むベクター。
- さらに以下の少なくとも1つを含む請求項38のベクター:マーカー遺伝子、レポーター遺伝子、抗生物質-耐性遺伝子、エンハンサー配列、選択された遺伝子産物をコードする遺伝子、ポリアデニル化部位、および調節配列。
- 選択された遺伝子産物をコードする遺伝子配列、チオレドキシンをコードする第一の核酸配列、およびヘモグロビンをコードする第二の核酸配列を含む、選択された遺伝子産物を発現することが出来る組換え宿主細胞。
- 該遺伝子配列、該第一の核酸配列および該第二の核酸配列が該宿主細胞において発現可能なベクターに共に担持される請求項40の組換え宿主細胞。
- 該遺伝子配列、該第一の核酸配列および該第二の核酸配列が該宿主細胞において発現可能なベクターに別々に担持される請求項40の組換え宿主細胞。
- 該第一の核酸配列および該第二の核酸配列が該宿主細胞において発現可能な第一のベクターに担持され、該遺伝子配列が該宿主細胞において発現可能な第二のベクターに担持される請求項40の組換え宿主細胞。
- 該第一のベクターがさらに該第一の核酸配列および該第二の核酸配列の発現を制御するための誘導可能なプロモーター配列を含む請求項43の組換え宿主細胞。
- 該プロモーター配列が以下のいずれか由来である請求項44の組換え宿主細胞: ウイルス、細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該プロモーター配列がtac プロモーター、T7 プロモーター、T7 A1 プロモーター、lac プロモーター、trp プロモーター、trc プロモーター、araBAD プロモーター、およびλPRPL プロモーターからなる群から選択される請求項45の組換え宿主細胞。
- 該プロモーター配列がtac プロモーターである請求項46の組換え宿主細胞。
- 該第一の核酸配列と該第二の核酸配列がチオレドキシンとヘモグロビンとから形成される融合タンパク質をコードするよう連結されている請求項43の組換え宿主細胞。
- 該第一のベクターがさらに該第一の核酸配列の発現を制御するための誘導可能な第一のプロモーター配列、および該第二の核酸配列の発現を制御するための誘導可能な第二のプロモーター配列を含み、該第一のプロモーター配列と該第二のプロモーター配列が互いに異なっている請求項43の組換え宿主細胞。
- 該第一のプロモーター配列および該第二のプロモーターが独立に以下の何れか由来である請求項49の組換え宿主細胞: ウイルス、細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該第一のプロモーター配列および該第二のプロモーター配列が独立にtac プロモーター、T7 プロモーター、T7 A1 プロモーター、lac プロモーター、trp プロモーター、trc プロモーター、araBAD プロモーター、およびλPRPL プロモーターからなる群から選択される請求項50の組換え宿主細胞。
- 該第一のプロモーター配列がtac プロモーターであり、該第二のプロモーターがT7 A1 プロモーターである請求項51の組換え宿主細胞。
- 該第一の核酸配列が以下の何れかの細胞のチオレドキシン遺伝子由来である請求項40の組換え宿主細胞: 細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該第一の核酸配列が大腸菌のチオレドキシン遺伝子(trxA)由来である請求項53の組換え宿主細胞。
- 該第二の核酸配列が以下の何れかの細胞のヘモグロビン遺伝子由来である請求項40の組換え宿主細胞: 細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、藻類細胞、植物細胞、動物細胞、およびヒト細胞。
- 該第二の核酸配列がビトレオシラ種のヘモグロビン遺伝子(vgb)由来である請求項55の組換え宿主細胞。
- 該第一のベクターがさらにマーカー遺伝子、レポーター遺伝子、抗生物質-耐性遺伝子、エンハンサー配列、ポリアデニル化部位、および調節配列の少なくとも1つを含む請求項43の組換え宿主細胞。
- 該第一の核酸配列および該第二の核酸配列が該宿主細胞のゲノムDNAに組み込まれる請求項40の組換え宿主細胞。
- 該選択された遺伝子産物が同種ポリペプチドまたは異種ポリペプチドである請求項40の組換え宿主細胞。
- 該選択された遺伝子産物が酵素、医療用ポリペプチド、抗原決定基または抗体である請求項40の組換え宿主細胞。
- 該選択された遺伝子産物がインターフェロン、β-ガラクトシダーゼ、エステラーゼ、およびアスパルターゼからなる群から選択される請求項40の組換え宿主細胞。
- 細菌細胞、酵母細胞、真菌細胞、植物細胞、昆虫細胞、動物細胞、およびヒト細胞からなる群から選択される請求項40の組換え宿主細胞。
- 大腸菌細胞である請求項62の組換え宿主細胞。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW093118569A TWI305230B (en) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | Nucleic acid construct and expression vector for enhancing the production of recombinant protein, and method for the massive production of recombinant protein |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006006312A true JP2006006312A (ja) | 2006-01-12 |
Family
ID=35506359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005012603A Pending JP2006006312A (ja) | 2004-06-25 | 2005-01-20 | 組換えタンパク質の産生の増進のための核酸コンストラクトおよび発現ベクターならびに組換えタンパク質の大量生産方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050287669A1 (ja) |
JP (1) | JP2006006312A (ja) |
TW (1) | TWI305230B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101917122B1 (ko) * | 2015-11-27 | 2018-11-09 | 건국대학교 산학협력단 | 바이오리포터 미생물, 이를 이용한 토양 내 생물이용가능한 비소 및 카드뮴의 정량화 방법 및 토양 정화 공정의 평가 방법 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI290175B (en) * | 2004-12-23 | 2007-11-21 | Taichung Distr Agricultural Im | A method for promoting growth of gene recombinant cell and enhancing production of target gene product |
ATE531066T1 (de) * | 2008-04-10 | 2011-11-15 | Canon Kk | Elektronenemitter sowie elektronenstrahlvorrichtung und bildanzeigevorrichtung mit diesem emitter |
CN107058115A (zh) * | 2008-11-19 | 2017-08-18 | 国家政治研究所高级研究中心(高级研究中心) | 能够代谢亚磷酸盐作为磷源的转基因植物和真菌 |
CA3008664C (en) * | 2014-12-19 | 2022-11-01 | Adagene Inc. | Methods and systems for autoinduction of protein expression |
CN110106191A (zh) * | 2019-05-31 | 2019-08-09 | 枣庄市杰诺生物酶有限公司 | 人工合成的透明颤菌血红蛋白基因及相应工程菌株和应用 |
CN113462629B (zh) * | 2021-07-20 | 2023-01-10 | 南通励成生物工程有限公司 | 一种提高大肠杆菌工程菌合成2’-岩藻糖基乳糖产量的方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997041207A2 (en) * | 1996-04-30 | 1997-11-06 | Schering Corporation | Expression of soluble heterologous proteins in bacteria utilizing a thioredoxin/protein expression vector |
JP2004501648A (ja) * | 2000-06-26 | 2004-01-22 | グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム | チオレドキシンおよび目的のポリペプチドの間に融合するユビキチンを含む三重融合タンパク質 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5049493A (en) * | 1987-10-23 | 1991-09-17 | California Institute Of Technology | Enhancement of cell growth by expression of a cloned hemoglobin gene |
US6001645A (en) * | 1995-06-07 | 1999-12-14 | Promega Corporation | Thermophilic DNA polymerases from thermotoga neapolitana |
US5989868A (en) * | 1997-09-12 | 1999-11-23 | The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma | Fusion protein systems designed to increase soluble cytoplasmic expression of heterologous proteins in esherichia coli |
US20030167524A1 (en) * | 2000-12-19 | 2003-09-04 | Rooijen Gijs Van | Methods for the production of multimeric protein complexes, and related compositions |
WO2004018635A2 (en) * | 2002-08-21 | 2004-03-04 | Kosan Biosciences, Inc. | Myxococcus xanthus bacteriophage mx9 transformation and integration system |
WO2004050873A1 (en) * | 2002-11-29 | 2004-06-17 | The University Of Hong Kong | Genetically modified plants expressing proteinase inhibitors, sapina2a or sapin2b, and methods of use thereof for the inhibition of trypsin-and chymotrypsin-like activities |
WO2004108088A2 (en) * | 2003-06-04 | 2004-12-16 | Canji, Inc. | Methods and compositions for interferon therapy |
-
2004
- 2004-06-25 TW TW093118569A patent/TWI305230B/zh not_active IP Right Cessation
-
2005
- 2005-01-10 US US11/031,483 patent/US20050287669A1/en not_active Abandoned
- 2005-01-20 JP JP2005012603A patent/JP2006006312A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997041207A2 (en) * | 1996-04-30 | 1997-11-06 | Schering Corporation | Expression of soluble heterologous proteins in bacteria utilizing a thioredoxin/protein expression vector |
JP2004501648A (ja) * | 2000-06-26 | 2004-01-22 | グラクソスミスクライン バイオロジカルズ ソシエテ アノニム | チオレドキシンおよび目的のポリペプチドの間に融合するユビキチンを含む三重融合タンパク質 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101917122B1 (ko) * | 2015-11-27 | 2018-11-09 | 건국대학교 산학협력단 | 바이오리포터 미생물, 이를 이용한 토양 내 생물이용가능한 비소 및 카드뮴의 정량화 방법 및 토양 정화 공정의 평가 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050287669A1 (en) | 2005-12-29 |
TW200600581A (en) | 2006-01-01 |
TWI305230B (en) | 2009-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1609867B1 (en) | Nucleic acid construct, expression vector and method for enhancing the production of recombinant protein | |
US20220290166A1 (en) | Expression constructs and methods of genetically engineering methylotrophic yeast | |
JP2006006312A (ja) | 組換えタンパク質の産生の増進のための核酸コンストラクトおよび発現ベクターならびに組換えタンパク質の大量生産方法 | |
JP5290997B2 (ja) | ピキアにおけるメタノール誘導性プロモーターからのメタノール非依存的誘導の方法 | |
EP3210997B1 (en) | Agents and methods for the expression and secretion of peptides and proteins | |
US8759028B2 (en) | Expression cassette, recombinant host cell and process for producing a target protein | |
US20220282261A1 (en) | Construct and sequence for enhanced gene expression | |
EP1874932A2 (en) | Production of recombinant proteins by autoproteolytic cleavage of a fusion protein | |
JP2023174662A (ja) | リシン誘導体を効率的に導入するアミノアシル-tRNAシンテターゼ | |
JP2022531140A (ja) | ヘム含有タンパク質の作製のための株および方法 | |
CA3137100A1 (en) | Materials and methods for protein production | |
JP2004528005A (ja) | 生物学的に活性なタンパク質およびペプチドのファージ依存性超産生 | |
JP5013375B2 (ja) | メッセンジャーrna干渉酵素が促進する生細胞における単一タンパク質産生 | |
US5932440A (en) | Mammalian ribonuclease inhibitors and use thereof | |
KR20170017415A (ko) | 큐메이트 오페론에 의해 조절되는 유전자 발현용 카세트 | |
WO2020235692A1 (ja) | 組換えミノムシ絹糸タンパク質の大量生産システム | |
EP2714890B1 (en) | Recombinant expression of soluble interferon | |
CN113461790B (zh) | 一种增强细菌中外源蛋白活性和表达的前导稳定元件 | |
KR20220011373A (ko) | N-당질화 돌연변이 벼, 이의 제조방법 및 이를 이용한 단백질 생산용 벼의 제조방법 | |
Chakraborty et al. | Overexpression, purification and characterization of recombinant salmon calcitonin, a therapeutic protein, in streptomyces avermitilis | |
JP6962541B2 (ja) | タンパク質の発現量を増加させる機能を有するdna、および変異型ハイグロマイシンbホスホトランスフェラーゼ | |
KR101646728B1 (ko) | 디제너러시 리프로그래밍을 통한 비천연 단백질 합성 방법 | |
WO2007127589A2 (en) | Artificial disulfide isomerases and uses thereof | |
CN116254252A (zh) | 苏氨酸醛缩酶及其制备方法和用途 | |
Abkar et al. | Optimization of a method for refolding of bacterial recombinant proteins |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100525 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100824 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |