JP2006005876A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006005876A
JP2006005876A JP2004182907A JP2004182907A JP2006005876A JP 2006005876 A JP2006005876 A JP 2006005876A JP 2004182907 A JP2004182907 A JP 2004182907A JP 2004182907 A JP2004182907 A JP 2004182907A JP 2006005876 A JP2006005876 A JP 2006005876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
light
light source
light amount
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004182907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4149964B2 (ja
Inventor
Keiji Honda
継司 本田
Masahiko Kobako
雅彦 小箱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PFU Ltd filed Critical PFU Ltd
Priority to JP2004182907A priority Critical patent/JP4149964B2/ja
Publication of JP2006005876A publication Critical patent/JP2006005876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4149964B2 publication Critical patent/JP4149964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】原稿押さえカバーを閉めなくとも、プレスキャン無しで外乱光の影響を受けずに原稿のエッジを検出する。
【解決手段】画像処理装置は、光源1と、光源1を用いて原稿100から画像データを読み取る読取部3と、画像データの読取の期間中に、各々の読取ライン毎に、光源1の光量を通常の読取を行う第1の(通常の)光量又はこれよりも少ない光量である第2の光量のいずれかに変動させる光源制御部2と、光量を変動させつつ読み取った画像データに基づいて原稿100のエッジを検出する検出処理部11と、光量を変動させつつ読み取った画像データを光量の変動に基づいて補正した画像データを得る補正処理部12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、外乱光の影響を受けずに原稿のエッジを検出することが可能な画像処理装置に関する。
スキャナのような画像処理装置においては、読取対象である原稿のエッジ(端部)を検出する必要がある。読取対象である原稿を自動的に搬送するADF(Automatic Document Feeder )と一体に構成されたADF型スキャナにおいては、読取時に読取部(画像読取部)の内部に外乱光が入り込まない構造とされる。そこで、原稿の裏当ての色を「白」から「黒」に物理的に切り替えることにより、原稿との明暗の差(コントラスト)を付け、原稿のエッジ検出を行っている。
一方、読取対象である原稿を1枚毎に原稿載置台上に置くフラットベッド(FB)型スキャナにおいては、原稿押さえカバーの裏面(原稿に接する面)の色を「黒」とすることにより、原稿との明暗の差(コントラスト)を付け、原稿のエッジ検出を行っている(特許文献1参照)。又は、原稿押さえカバーの裏面の色を原稿の地肌色とは異なる色として、これを検出するようにされる(特許文献2参照)。
特開平6−152875号公報 特開平7−264408号公報
前述のように、FB型スキャナにおいては、エッジ検出の前提として、原稿押さえカバーを閉めなければならない。この理由は、図3(B)以下に示す通りである。即ち、原稿押さえカバー15’を閉めた状態では、図3(B)に示すように、外乱光が入り込まない。従って、読取部3’の出力レベルは、図3(C)に示すように、光源1’からの光が原稿100’で反射した光の検出出力のみとなり、原稿100’の部分とこれ以外の部分とで明らかに異なり、原稿100’を確実に検出することができる。しかし、原稿押さえカバー15’を開けた状態では、図3(D)に示すように、外乱光Gが入り込む。従って、読取部3’の出力レベルは、図3(E)に示すように、外乱光Gのレベルが原稿100’からの反射光のレベルに近くなるために、原稿100’の区別ができなくなる。
なお、前述の特許文献1は、原稿押さえカバーを開けた状態において原稿の読取を可能とするために、読み取った画像信号から得た2値化画信号が複数ビット連続して「白」となる点を検出する。しかし、実際の外乱光は完全に周囲の環境に依存する極めて不安定な光であり、これをCCDで読み取ったとしても、原稿(のエッジ)を検出することは事実上できない。
しかし、画像を読み取る際の実際の操作としては、原稿押さえカバーを閉めない方が楽である。また、本などの厚みのある媒体を読み取る際には、原稿押さえカバーを閉めること自体が難しい場合もある。更に、原稿押さえカバーを閉めないで良い代わりに、原稿のプレスキャンが要求されるのでは、読取時間が長くなり、操作も面倒になるので、現実には受け入れられない。
本発明は、原稿押さえカバーを閉めなくとも、プレスキャン無しで外乱光の影響を受けずに原稿のエッジを検出することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、原稿から画像データを読み取るための光源と、前記光源を用いて原稿から画像データを読み取る読取部と、前記読取部による画像データの読取の期間中に、各々の読取ライン毎に、前記光源の光量を通常の読取を行う第1の光量又はこれよりも少ない光量である第2の光量のいずれかに変動させる光源制御部と、前記光源の光量を変動させつつ前記読取部により読み取った画像データに基づいて、原稿のエッジを検出する検出処理部とを備える。
本発明の画像処理装置によれば、画像データの読取の期間中に、各々の読取ライン毎に、光源の光量を第1又は第2の光量のいずれかに(意図的に)変動させる。従って、第1の光量の読取ライン(以下、第1の読取ライン)と第2の光量の読取ライン(以下、第2の読取ライン)とが存在し、その各々の画像データが得られる。第1及び第2の読取ラインの画像データを比較すると、外乱光が入射した(即ち、原稿が存在しない)領域の画像データには何ら差異が無いが、原稿の存在する(即ち、外乱光が入射しない)領域の画像データでは、その信号レベルが第1及び第2の光量のレベルに比例する(図3(A)参照)。従って、第1及び第2の読取ラインの画像データを比較して、その信号レベルが第1及び第2の光量のレベルに比例して変化した領域が原稿の存在する領域として検出される。これにより、外乱光とは無関係に、原稿(のエッジ)を確実に検出することができる。この結果、画像読み取る際の実際の操作として、原稿押さえカバーを閉めなくても良いので、オペレータの操作を楽にすることができる。また、本などの厚みのある媒体を読み取る際にも、原稿押さえカバーを閉めなくとも、きれいに読み取ることができる。更に、画像データの読取の期間中に原稿の検出のためのデータを得ることができるので、原稿のプレスキャン等の他の操作は要求されず、オペレータの負担の増加はなく、読取時間が長くなることもない。
図1及び図2は、画像処理装置構成図であり、本発明の画像処理装置の構成の一例を示す。特に、図1は画像処理装置の概略のブロック構成を示し、図2は画像処理装置の断面の概略の構成を示す。
画像処理装置は、例えばFB型のスキャナからなり、図1に示すように、光源1、光源1を制御する光源制御部2、読取部3、読取部3からの信号を処理する信号処理部4、制御部5、メモリ6、メモリ6を制御するメモリ制御部7、モータ8、モータ8を制御するモータ制御部9、信号処理部4で処理された画像信号を処理する画像処理部10を備える。画像処理部10は、検出処理部11、補正処理部12を備える。画像処理装置は、読取部3により原稿(用紙又は媒体)100に描かれた画像(画像データ)を読み取って、画像処理部10で処理した画像データをメモリ6に格納した後、例えばホスト装置であるパーソナルコンピュータ(図示せず)に送信(転送)する。制御部5は、このような画像処理装置における全体の処理を制御する。制御部5は、CPU(図示せず)において主メモリ(図示せず)上に常駐する制御プログラムを実行することにより、当該制御を行う制御部として実現される。
光源1、読取部3及びモータ8は一体に形成され、図2に示すように、光学ユニット13とされる。光学ユニット13は、周知のように、原稿100の読取時に、モータ制御部9により駆動されたモータ8によりY方向(副走査方向)に所定の速度で移動する。これにより、読取部3は、原稿100の上に描かれた画像を、Y方向に移動しつつ、後述する1読取ライン毎に読み取る。なお、図2において、モータ8の図示を省略している。なお、Y方向と直交する方向がX方向(主走査方向)である。
読取部3は、光源1を用いて、原稿載置台(FB)14上に載置された原稿100から画像データを読み取る。光源1は原稿100から画像データを読み取るためのものである。読取部3は、CCDからなる周知のラインセンサからなる。原稿載置台14は、原稿100を載置するための台であり、周知のようにプラテンガラスからなる。光源1から出力された光は、図2(A)に示すように、原稿100で反射されてラインセンサに入射する。これにより、原稿100上の画像が読み取られる。
この例では、光源1は、R(赤)、G(緑)及びB(青)の3個のLED(Light Emitting Diode)光源1からなる。光源1であるLEDは、図2(B)に示すように、X方向(原稿100)の全域に渡って設けられる。しかし、実際には、光源1であるLEDは、X方向の一方の端に設けられる(図示せず)。LEDの出力する光は、X方向の全域に渡って設けた周知の導光板(図示せず)を用いて、原稿100のX方向において全域に均等に照射される。
この例では、読取部3であるラインセンサは、図2(B)に示すように、X方向(原稿100)の全域に渡って設けられる。しかし、実際には、読取部3であるラインセンサは、X方向の一部に設けられる。LEDから出力され原稿100で反射された光は、周知のミラー及びレンズ(図示せず)を用いて収光され、ラインセンサに入射する。
原稿押さえカバー15は、本来は、原稿載置台14の上に載置した原稿100を上から押さえ、かつ、外乱光が入射しないようにし、原稿100とこれ以外の領域とを区別するためのものである。しかし、本発明では、原稿押さえカバー15は、図2(A)に点線で示すように、原稿100を押さえるように閉じても、閉じなくても良い。実際には、原稿押さえカバー15は、本発明によれば閉じる必要が無いので、取り外し可能に設けられる。従って、本発明の画像処理装置においては、原稿100の読取時(又は、常時)、原稿押さえカバー15が(オペレータにより取り外された結果)存在しない場合もある。
光源制御部2は、読取部3による画像データの読取の期間中に、各々の読取ライン毎に、光源1の(出力する)光量を、通常の光量(第1の光量)又はこれ以外の光量(第2の光量)のいずれかに変動させる。第1の光量は、経験的に予め定められる所定の光量(所定の強さの光)であり、通常の読取を行うための光量である。第2の光量は、第1の光量よりも少ない光量(第1の光量のn%の光量、nは100より小さい正の整数、以下同じ)であり、エッジ検出用の画像信号を得るための光量である。nの値は経験的に予め定められる。第2の光量は、例えば第1の光量の半分の光量(n=50)とされる。
このような制御により、実際の(プレスキャンでない)画像データの読取時において、副走査方向において、光源1の光量が(意図的に)異なるようにされる。なお、実際の読取時に、主走査方向において、光源1の光量が異なることはない。例えば、副走査方向のある読取ラインにおいて、その読取時に光源1の光量を第1の光量とすると、その読取の結果は、図3(A)の左側に示すようになる。一方、副走査方向の他の読取ラインにおいて、その読取時に光源1の光量を半減した(第2の光量にした)とすると、その読取の結果は、図3(A)の右側に示すようになる。
図3(A)において、原稿100のある(外乱光Gの入射しない)領域における読取部3の出力は半減するが(光源1の光量即ち光源1の強度に比例するが)、外乱光Gの入射する(原稿100のない)領域においてはその関係が成立しない(比例関係が成立しない)。このように、光源1の光量を意図的に変動させた読取ラインの画像データと、通常の光量で読み取った通常の読取ラインの画像データとの比較に基づいて、原稿100のエッジを検出する。意図的に光量を変動させた読取ラインの位置とその変動させた量(変動レベル)は予め知ることができるので、当該読取ラインの画像データを補正して、本来あるべき画像データ(のレベル)に修正する。これにより、エッジ検出のためのプレスキャンを不要とすることができる。
この例において、光源制御部2は、図4に示すように、複数本の第1の読取ライン101につき、第2の読取ライン102が1本となるように、光源1の光量を変動させる。即ち、読取は基本的には第1の読取ライン101として行なわれ、複数本(この例では、5本)に1本の割合で第2の読取ライン102が挿入される。第1の読取ライン101は第1の(通常の)光量で読み取られる読取ライン(副走査方向における読取の単位)であり、第2の読取ライン102は第2の光量で読み取られる読取ラインである。これにより、多くの読取ラインは通常の光量で読み取られるので、通常の読取処理においてエッジ検出を行なうことができ、プレスキャンを不要とすることができる。また、第2の読取ライン102において、不完全ではあるがある程度の画像データを得ることができ、解像度の低下を事実上防止することができる。
具体的には、光源制御部2は、図4及び図5(A)に示すように、第1の読取ライン101の読取時において、R、G及びBの3個のLED光源1の各々を第1の(通常の)光量とする。また、第1の読取ライン101と異なる第2の読取ライン102の読取時において、R及びGの2個のLED光源の各々を第1の(通常の)光量とし、かつ、RのLED光源を第1の光量より少ない(第1の光量の半分の)光量とする。このような光量の制御は、制御対象であるLEDの点灯(ON)時間を制御するか、又は、これに印加する電流値を制御することにより可能である。LEDに光量(出力)を半分にする制御信号を印加してから当該状態となるまでの時間は、例えばμ秒のオーダーであるので、読取速度と比較すると十分に速い。図5(A)に示すように、第2の読取ライン102の読取の結果において、読取部3のR(赤)LEDで読み取った画像データの出力は、光量の半減に従って半減する。なお、第2の読取ライン102の読取時において、G及びRの2個のLED光源の各々を第1の光量とし、かつ、BのLED光源を第1の光量の半分の光量としても良い。
なお、図5(A)は、LED光源1の配置と読取ラインとの関係を示す図であり、これに合わせて読取部3の出力を模式的に示した図である。また、図5(B)〜図5(D)は図5(A)に対応する図である(これらについては後述する)。
このように、第1の光量よりも光量を減らすLEDの種類は、LED光源1の中のGのLED以外とされる。これは、G(緑)が人間の目の被視感度特性において最も影響が大きいため、人間はGの光量を減少した状態で読み取った画像を著しく劣化した画像のように感じるからである。従って、複数の第2の読取ライン102を含む画像データから補正した画像データを得る場合、GのLED以外のLEDの光量を減少させた方が、通常の光量のみで読み取った画像データに近い結果を得て、より正確な補正が可能である。
なお、光量を通常の半分とされるのは、3個のLEDからなるLED光源1の中の1個のLEDのみである。この例では、RのLEDの出力する光量のみが、図3(A)に示すように、通常の光量の半分とされる。従って、第2の読取ライン102についての全体の光量は、B及びGのLEDの出力する光量は通常のままであるので、例えば5/6となる。図3(A)は、説明の便宜のために、本発明の原理を示す図である。
読取部3により読み取られた画像データは、信号処理部4において増幅や波形整形された後、メモリ制御部7によりメモリ6の所定の領域(バッファメモリ)に、読取ライン単位で一旦書き込まれる。この後、画像処理部10が、メモリ6に格納された画像データを、読取ライン単位でメモリ制御部7を介して読み出して、種々の画像処理を行う。例えば、画像処理部10は、当該画像データについてのシェーディング補正処理及びガンマ(Γ)補正処理を行い、この後、以下の検出処理部11によるエッジ検出処理及び補正処理部12による画像の補正処理を行い、更に、必要に応じて周知の種々の画像処理を行う。
検出処理部11は、光源1の光量を変動させつつ読取部3により読み取った画像データに基づいて、原稿100のエッジを検出する。この画像データは、実際は、前述のように、画像処理部10における前述の画像処理を経た画像データである。当該画像データは、例えば図6(A)に示すようになる。即ち、全体画像200において、任意の位置に原稿100を読み取った領域201があり、例えば領域201の外周に外乱光を読み取った領域202がある。そして、原稿100を読み取った領域201に、複数の第2の読取ライン102を読み取った領域203を含む。
この画像(画像データ)をそのまま印刷出力したとすると、以下のように見える。即ち、領域203は領域201よりも光量が少なくやや暗い印象の画像となるので、領域201は、複数の読取ライン毎に規則的(周期的)にやや暗い(斜線で示す)縞203を含み、明暗を感じさせる縞模様になる。外乱光を読み取った領域202は、例えば原稿100の周囲の背景を読み取った画像となる。領域202において、原稿100が存在しないので、光量の減少の影響はなく、点線のみで示すように縞模様は形成されない。
検出処理部11は、図6(B)に示すように、第1及び第2の画像204及び205を生成する。第1の画像204は、第1の光量で読み取った(通常の明るさの)第1の読取ライン101のみで構成され、第2の画像205と等しい大きさ画像である。第2の画像205は、第2の光量で読み取った(やや暗い)第2の読取ライン102のみで構成される。第2の画像205は、全体画像200から、第2の読取ライン102を読み取った画像データのみを抽出することにより生成される。第1の画像204は、第2の読取ライン102の前及び後の(直前及び直後の、以下同じ)第1の読取ライン101を2個抽出し、その平均値を算出することにより生成される。従って、第1及び第2の画像204及び205のY方向(副走査方向)における長さは、この例では、全体画像200の1/5となる。X方向(主走査方向)における長さはそのままである。
検出処理部11は、図6(C)に示すように、第1及び第2の画像204及び205に基づいて、これらの差分からなる第3の画像206を生成する。ここで、図3(A)から判るように、第3の画像206において、原稿100を読み取った領域207及びその外周の外乱光を読み取った領域208は、以下のようになる。即ち、第2の読取ライン102をRのLEDの光量を半減させて読み取ったとすると、領域207においては、B及びGについてはあまり信号レベルの差がない。また、領域208においては、外乱光であり、あまり信号レベルの差がない。従って、領域207はRのLEDのみを用いて通常の半分の光量のみで読み取ったやや暗い画像(斜線で示す)にほぼ等しくなり、領域208はほぼ「黒(階調レベルは殆ど無くなる)」になる(密な斜線で示す)。
検出処理部11は、第3の画像206に基づいて原稿100のエッジを検出する。前述のように、第1〜第3の画像204〜206は、全体画像200から1/5本の読取ラインを抽出して得た画像である。従って、図6(D)に示すように、第3の画像206をY方向(副走査方向)に5倍に伸長する(解像度変換する)ことにより、復元画像209を得る。復元画像209は元の全体画像200に等しい大きさとなる。復元画像209は第3の画像206を5倍に伸長したものであるから、復元画像209において、原稿100を読み取った領域210はやや暗いが原稿100のエッジは明瞭な画像となり、その外周の外乱光を読み取った領域211はほぼ黒になる。即ち、図3(C)において、原稿部分の出力を半分とした結果に等しい。これは、原稿100のエッジに関しては原稿100に接する面(裏当て)が「黒」の原稿カバー15を閉じて読み取った画像に殆ど等しい。
RのLEDを用いて通常の半分の光量のみで読み取った画像信号のレベル(原稿部分の出力)は、予め知ることができる。そこで、閾値を例えば当該画像信号のレベルの1/2に定めることにより、原稿100のエッジを検出することができる。即ち、閾値よりも大きな信号レベルの部分(ピクセル位置)には原稿100が存在し、そうでない部分には原稿100が存在しない。これにより、各々の読取ラインについて、原稿の存在する位置がピクセル単位で定まり、原稿100のエッジが定まる。
実際には、通常の原稿100は長方形であるので、原稿100のエッジとして、周知のようにして当該エッジを定める4本の直線の傾き(又は、当該直線を表す式)が求められ、また、当該直線の交わる4個の交点が求められる。これらの情報は、メモリ6の所定の領域に格納される。第1〜第3の画像204〜206は廃棄される。
なお、検出処理部11が、第1の画像204等を形成することなく、他の手段によりエッジ検出を行うようにしても良い。例えば、第2の光量で読み取った第2の読取ライン102の位置は判っているので、検出処理部11が、第2の読取ライン102の画像データと、その前(又は後)の第1の読取ライン101の画像データとの差分を求めるようにしても良い。これにより、前述の場合とほぼ同様に、第2の読取ライン102毎に、原稿の存在する位置がピクセル単位で定まり、原稿100のエッジが定まる。
また、第2の読取ライン102をRのLEDの光量を半減させて読み取ったとすると、検出処理部11が、第2の読取ライン102についての画像データの中のRの画像データと、その直(又は後)の第1の読取ライン101についての画像データの中のRの画像データとの差分を求めるようにしても良い。この場合、エッジ検出処理は高速に行い得るが、原稿100が「青」を多く含むと、エッジが検出できない可能性がある。
ところで、本発明においては、プレスキャンを不要とするために、原稿100の通常読取において光源1の光量を減少させている。従って、図6(A)で前述したように、この読取によって得た画像データをそのまま印刷出力等すると、画像の一部がやや暗くなるような縞が現れる。そこで、この読取によって得た画像データを補正する必要がある。
補正処理部12は、光源1の光量を変動させつつ読取部3により読み取った画像データを、光源1の光量の変動に基づいて補正することにより、補正画像データを得る。この画像データは、実際は、前述のように、画像処理部10における前述の画像処理を経た画像データである。この例では、補正処理部12は、第1の読取ライン101の画像データは第1の(通常の)光量で読み取ったのであるから、そのままとし、一方、第2の読取ライン102の画像データは第2の光量で読み取ったのであるから、以下のように補完処理する。
即ち、第2の読取ライン102の位置は判っているので、補正処理部12は、第2の読取ライン102の各々を対応する予測データ列で置き換えることにより、補正画像データを得る。対応する予測データ列は、当該第2の読取ライン102の画像データの値(ピクセル毎の階調値)に、当該平均信号レベルmを乗じることにより算出する。平均信号レベルmは、当該第2の読取ライン102の全信号レベル(階調値)の平均値(第2の平均値)を求め、当該第2の読取ライン102の前後の第1の読取ライン101の各々の全信号レベル(階調値)の平均値を求め、更に当該2個の平均値の平均値(第1の平均値)を求め、m=(第1の平均値)/(第2の平均値)の演算により算出する。
第2の読取ライン102において、RのLEDの光量を半減させただけであって、RのLEDを用いて読み取った画像データは「0」ではなく、当該光量で読み取った値(階調)として存在する。一方、第2の読取ライン102とその前後の第1の読取ライン101とでは、通常あまり大きく画像は変化しないので、結果としてこれらの間における信号レベル(階調の平均値)の比は、LED光源1の光量の差分に相当すると考えることもできる。そこで、当該光量の差分を補正するために、これらの間における平均信号レベル(の比)mを用いる。このような処理により、読み取った画像データをできるだけ補正画像データに反映させることができる。
このようにして、補正処理部12は、やや暗くなるような縞を含む読み取った画像から当該縞を消去した補正画像データを得た後、この補正画像データについて、更に以下の画像処理を行う。即ち、周知のように、前述のエッジ検出の結果である4本の直線の傾き及び4個の交点を用いて、当該補正画像データを回転させて直立な(副走査方向に平行な)画像とし、原稿100の外周の領域の画像データを削除する。即ち、原稿100の領域のみを切り出して、最終的な補正画像データとする。
なお、補正処理部12が、予測データ列以外のデータ列で、第2の読取ライン102の各々を置き換えるようにしても良い。例えば、第2の読取ライン102の各々を、対応する平均値データ列で置き換えることにより、補正画像データを得るようにしても良い。平均値データ列は、当該第2の読取ライン102の前後の第1の読取ライン101の画像データの平均値からなる。
画像処理部10は、補正処理部12等における画像処理を終了した画像データを、メモリ制御部7を介してメモリ6の他の所定の領域(他のバッファメモリ)に、読取ライン単位で再度書き込む。この後、インタフェース部(図示せず)が、メモリ6に格納された画像データを、読取ライン単位でメモリ制御部7を介して読み出して、パーソナルコンピュータ(図示せず)に転送する。
図7は、画像読取処理フローであり、図1に示す本発明の画像処理装置における原稿100の読取処理を示す。
光源制御部2が、読取ライン数を初期化し(ステップS11)、当該読取ラインが光量n%とする読取ライン(第2の読取ライン102、以下同じ)か否かを調べ(ステップS12)、光量n%とする読取ラインである場合には光源1の光量をn%に設定し(ステップS13)、光量n%とする読取ラインでない場合(第1の読取ライン101である場合、以下同じ)には光源1の光量を通常の光量(100%)に設定する(ステップS14)。この後、読取部3が当該設定された光量で原稿100から画像データを読み取り(ステップS15)、信号処理部4が所定の信号処理の後、当該画像データをメモリ制御部7を介してメモリ6に書き込む。この後、光源制御部2が、読取ライン数を+1だけカウントアップし(ステップS16)、全ての読取ラインについての画像データの読取が終了したか否かを調べる(ステップS17)。全ての読取ラインについての読取が終了しない場合、光源制御部2は、ステップS12以下を繰り返す。これに先立って、モータ制御部9が、モータ8を駆動して、光学ユニット13を副走査方向に移動させる。全ての読取ラインについての読取が終了した場合には読取処理を終了する。
図8は、エッジ検出処理フローであり、図1に示す本発明の画像処理装置(の検出処理部11)におけるエッジ検出処理を示す。
検出処理部11が、読取ライン数を初期化し(ステップS21)、メモリ6から読み出した当該処理対象である読取ラインが光量n%とする読取ラインか否かを調べ(ステップS22)、光量n%とする読取ラインである場合、現在の読取ライン(当該読取ライン)の画像(画像データ)を、前述の第2の画像205を得るために、光量n%用の画像バッファ(メモリ6の所定の領域、以下同じ)へコピーする(ステップS23)。この後、検出処理部11が、現在の読取ラインの1個前及び1個後の読取ラインの画像データを平均することにより、光量が通常の読取ラインの画像(画像データ)を生成し(ステップS24)、前述の第1の画像204を得るために、これを光量通常用の画像バッファへコピーし(ステップS25)、読取ライン数を+1だけカウントアップする(ステップS26)。
ステップS22において光量n%とする読取ラインでない場合、検出処理部11が、ステップS23〜S25を省略して、ステップS26を実行する。この後、検出処理部11が、全ての読取ラインについての処理が終了したか否かを調べ(ステップS27)、全ての読取ラインについての処理が終了しない場合にはステップS22以下を繰り返し、全ての読取ラインについての処理が終了した場合には処理を終了する。これにより、第1及び第2の画像204及び205が得られる。
図9は、エッジ検出処理フローであり、図1に示す本発明の画像処理装置(の検出処理部11)におけるエッジ検出処理を示し、図8の処理フローに続いて実行される。
検出処理部11が、読取ライン数を初期化し(ステップS31)、当該処理対象の読取ラインについて、光量通常用の画像バッファへコピーした画像データ(第1の画像204)から、光量n%用の画像バッファへコピーした画像データ(第2の画像205)を差し引いて(ステップS32)、前述の第3の画像206を得るために、当該差分を他の画像バッファにコピーし(ステップS33)、読取ライン数を+1だけカウントアップする(ステップS34)。この後、検出処理部11が、全ての読取ラインについての処理が終了したか否かを調べ(ステップS35)、全ての読取ラインについての処理が終了しない場合にはステップS32以下を繰り返し、全ての読取ラインについての処理が終了した場合には処理を終了する。これにより、第3の画像206が得られる。
図10は、画像補正処理フローであり、図1に示す本発明の画像処理装置(の補正処理部12)における画像データの補正処理を示す。
補正処理部12が、読取ライン数を初期化し(ステップS41)、メモリ6から読み出した当該読取ラインが光量n%とする読取ラインか否かを調べ(ステップS42)、光量n%とする読取ラインである場合には、現在の読取ライン(当該読取ライン)の画像(画像データ)をm倍(平均信号レベル倍)したデータを、前述の補正画像データを得るために、補正出力用の画像バッファにコピーし(ステップS43)、読取ライン数を+1だけカウントアップする(ステップS44)。一方、ステップS42において、光量n%とする読取ラインでない場合には、補正処理部12が、現在の読取ライン(当該読取ライン)の画像(画像データ)をそのまま使用して、補正画像データを得るために、補正出力用の画像バッファにコピーし(ステップS45)、ステップS44を実行する。この後、補正処理部12が、全ての読取ラインについての画像データの読取が終了したか否かを調べ(ステップS46)、全ての読取ラインについての処理が終了しない場合にはステップS42以下を繰り返し、全ての読取ラインについての処理が終了した場合には読取処理を終了する。これにより、補正画像データが得られる。
以上の例においては、第2の読取ライン102の読取時において、R及びG(又はG及びB)の2個のLED光源の各々を第1の(通常の)光量とし、かつ、B(又はR)のLED光源を第1の光量より少ない光量とした(全体として第2の光量とした)が、第2の読取ライン102の読取時の光量はこれに限られない。
例えば、図5(B)に示すように、第2の読取ライン102の読取時において、光源制御部2が、B及びG(又はG及びR)の2個のLED光源1の各々を第1の光量とし、かつ、R(又はB)のいずれかのLED光源1を消灯する(n=0とする)ようにしても良い。なお、この場合、光源1の構成、第1の読取ライン101の読取、第1及び第2の読取ライン101及び102の割合及び位置等は、前述の通りである。
この場合、LED光源1の制御は単純化することができる。一方、第2の読取ライン102において、例えばRのLEDを用いて読み取るべき画像データが得られないことになる。このために、補完処理により得た補正画像データがやや劣化する場合がある。
また、例えば、図5(C)に示すように、LED光源1を、R、G及びBの3個の第1LED光源と、R、G又はBのいずれか1個の第2LED光源とで構成するようにしても良い。第2LED光源はエッジ検出のための専用の光源である。図5(C)から判るように、1本の第1の読取ライン101につき、第2の読取ライン102が1本となるようにされる。実際には、第1の読取ライン101と第2の読取ライン102とは同一の読取ラインであり、相互に重なっていると考えれば良い。第2の読取ライン102は原稿100のエッジ検出のための専用の読取ラインである(以下、専用ラインとも言う)。
この場合、第1の読取ライン101の読取は、前述の通りである。光源制御部2は、第2の読取ライン102の読取時において、専用ライン(第2LED光源)の光量を第1の光量より少ない光量とする。具体的には、専用ラインの光量は、図5(A)に示すように第1の光量の半分(n=50)とされるか、又は、図5(B)に示すように消灯する(n=0)ようにされる。これにより、前述の場合と同様に原稿100のエッジを検出することができる。なお、第2LED光源であるLEDは、前述の第3の画像206を得る観点から、その前又は後に隣接するLEDと同色であることが好ましい。従って、図5(C)のような配列の場合、専用ラインの前のB又は専用ラインの後のRと等しい色の光を出力するLED(即ち、B又はR)とされる。
以上により、原稿100のエッジを検出することができ、また、第1の読取ライン101の読取により原稿100の完全な画像データが得られるので、補完処理は不要とされる。一方、1個の読取ラインについて、R、G、Bの読取処理の他に専用ラインの読取処理も行わなければならないので、読み取り速度が33(=4/3)%低下する。
また、例えば、図5(D)に示すように、LED光源1に代えて、ランプ光源1を用いるようにしても良い。ランプ光源1には、キセノンランプのように応答速度の早いものもあるが、一般にLED光源よりもその応答速度が遅いと言う特性がある。例えば、OFFの信号の印加から消灯までに数十ミリ秒を要する。そこで、1読取ライン毎に光量を制御したり消灯することなく、図5(D)に示すように、その光量のレベルを連続的に変動させるように制御する。なお、ランプ光源1としては、前述のように、キセノンランプ、又は、残光特性の短い青色光を出力するランプを用いることが望ましい。
この場合、光源制御部2は、第1の読取ライン101の読取時において、ランプ光源1を第1の光量とする。第1の読取ライン101と異なる第2の読取ライン102の読取時において、ランプ光源1を第1の光量より少ない光量とする。そして、図5(D)に示すように、複数本の第1の読取ライン101につき、複数本の第2の読取ライン102となるように、ランプ光源1の光量を変動させる。前述のように、ランプ光源1の応答速度が遅いので、図5(D)に示すように、ランプ光源1への印加電圧の低下又はOFFのタイミングからランプ光源1の光量の変化は遅れ、その変化量(n)も一定ではないが、これらは予め経験的に知ることができる。従って、これに基づいて複数本の第2の読取ライン102を知ることができる。例えば、これらから求めた平均値からデータ列と、これらの前後の第1の読取ライン101とに基づいて、エッジ検出を行うことができる。また、これらの変化量に基づいて、補正画像データを得ることができる。
以上、本発明をその実施の形態に従って説明したが、本発明は、その主旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、前述のエッジ検出の結果に基づいて、原稿100のサイズ及びA4版等の種類を求めるようにしても良い。また、検出処理部11及び補正処理部12を含む画像処理部10における種々の画像処理を、ホスト装置であるパーソナルコンピュータで実行するようにしても良い。即ち、本発明の画像処理装置は、スキャナのような画像読取装置と、パーソナルコンピュータのような画像処理装置とからなっていても良い。本発明は、FB型スキャナのような画像読取装置に限らず、光源1からの反射光で画像を読み取る読取部に外乱光が入射する種々の画像読取装置、又はこれを備える画像処理装置に、広く適用することができる。また、スキャナのような画像読取装置に限らず、コピー又はFAX機において外乱光が入射する場合に、広く適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、画像処理装置において、画像データの読取の期間中に各々の読取ライン毎に光源の光量を変動させて読み取った画像データを利用して、外乱光とは無関係に、原稿(のエッジ)を確実に検出することができる。この結果、画像読み取る際の実際の操作として、原稿押さえカバーを閉めなくても良いので、オペレータの操作を楽にすることができる。また、厚みのある媒体を読み取る際も原稿押さえカバーを閉めなくとも、きれいに読み取ることができる。更に、原稿のプレスキャン等の他の操作は要求されず、オペレータの負担の増加はなく、読取時間が長くなることもない。
画像処理装置構成図である。 画像処理装置構成図である。 画像処理装置構成図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理フローである。 エッジ検出処理フローである。 エッジ検出処理フローである。 画像補正処理フローである。
符号の説明
1 光源
2 光源制御部
3 読取部
4 信号処理部
5 制御部
6 メモリ
8 モータ
10 画像処理部
11 検出処理部
12 補正処理部
14 原稿載置台
15 原稿押さえカバー

Claims (12)

  1. 原稿から画像データを読み取るための光源と、
    前記光源を用いて原稿から画像データを読み取る読取部と、
    前記読取部による画像データの読取の期間中に、各々の読取ライン毎に、前記光源の光量を通常の読取を行う第1の光量又はこれよりも少ない光量である第2の光量のいずれかに変動させる光源制御部と、
    前記光源の光量を変動させつつ前記読取部により読み取った画像データに基づいて、原稿のエッジを検出する検出処理部とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 当該画像処理装置が、更に、
    前記光源の光量を変動させつつ前記読取部により読み取った画像データを、前記光源の光量の変動に基づいて補正した画像データを得る補正処理部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 当該画像処理装置が、更に、
    原稿を載置する原稿載置台を備え、
    前記読取部が前記原稿載置台上に載置された原稿から画像データを読み取る
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記光源がR、G及びBの3個のLED光源からなり、
    前記光源制御部が、
    第1の読取ラインの読取時において、前記R、G及びBの3個のLED光源の各々を前記第1の光量とし、
    前記第1の読取ラインと異なる第2の読取ラインの読取時において、前記R及びG又はG及びBの2個のLED光源の各々を前記第1の光量とし、かつ、B又はRのいずれかのLED光源を前記第1の光量より少ない光量とし、
    複数本の前記第1の読取ラインにつき、前記第2の読取ラインが1本となるように、前記光源の光量を変動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記光源がR、G及びBの3個のLED光源からなり、
    前記光源制御部が、
    第1の読取ラインの読取時において、前記R、G及びBの3個のLED光源の各々を前記第1の光量とし、
    前記第1の読取ラインと異なる第2の読取ラインの読取時において、前記R及びG又はG及びBの2個のLED光源の各々を前記第1の光量とし、かつ、B又はRのいずれかのLED光源を消灯し、
    複数本の前記第1の読取ラインにつき、前記第2の読取ラインが1本となるように、前記光源の光量を変動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記光源がR、G及びBの3個の第1LED光源と、R、G又はBのいずれか1個の第2LED光源とからなり、
    前記光源制御部が、
    第1の読取ラインの読取時において、前記R、G及びBの3個の第1LED光源の各々を前記第1の光量とし、
    前記第1の読取ラインと異なる第2の読取ラインの読取時において、前記R、G又はBのいずれか1個の第2LED光源を前記第1の光量より少ない光量とし、
    前記第1の読取ライン1本につき、前記第2の読取ラインが1本となるように、前記光源の光量を変動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記光源がランプ光源からなり、
    前記光源制御部が、
    第1の読取ラインの読取時において、前記ランプ光源を前記第1の光量とし、
    前記第1の読取ラインと異なる第2の読取ラインの読取時において、前記ランプ光源を前記第1の光量より少ない光量とし、
    複数本の前記第1の読取ラインにつき、複数本の前記第2の読取ラインとなるように、前記光源の光量を変動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記ランプ光源は残光特性の短い青色光を出力するランプである
    ことを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記検出処理部は、前記第2の光量で読み取った第2の読取ラインのみで構成した第2の画像を生成し、前記第1の光量で読み取った第1の読取ラインのみで構成した前記第2の画像と等しい大きさの第1の画像を生成し、前記第2及び第1の画像の差分からなる第3の画像を生成し、前記第3の画像に基づいて原稿のエッジを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の画像は、前記第2の読取ラインの前後の前記第1の読取ラインの平均値を用いて生成される
    ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記補正処理部は、前記第2の光量で読み取った第2の読取ラインの各々を、当該値にその前後の前記第1の光量で読み取った第1の読取ラインの平均値に基づいて算出した平均信号レベルを乗じた値からなる予測データ列で置き換えることにより、前記補正した画像データを得る
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  12. 前記補正処理部は、前記第2の光量で読み取った第2の読取ラインの各々を、その前後の前記第1の光量で読み取った第1の読取ラインの平均値からなる平均値データ列で置き換えることにより、前記補正した画像データを得る
    ことを特徴とする請求項11記載の画像処理装置。
JP2004182907A 2004-06-21 2004-06-21 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4149964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004182907A JP4149964B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004182907A JP4149964B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006005876A true JP2006005876A (ja) 2006-01-05
JP4149964B2 JP4149964B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=35773850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004182907A Expired - Fee Related JP4149964B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4149964B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013110506A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013110506A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4149964B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1926300B1 (en) Image scanning device and method for detecting type of document
KR101800931B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 컴퓨터 프로그램
JP7117866B2 (ja) 画像読取装置および画像読取装置の制御方法
JP4079046B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5862304B2 (ja) 投影表示装置、投影表示方法およびプログラム
JP6142815B2 (ja) 画像読取装置
US7982921B2 (en) Device for correcting image data read with image sensor
US20200228678A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP4149964B2 (ja) 画像処理装置
JP5880014B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、読取画像データ処理方法及びプログラム
JP2017059879A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
CN113014737B (zh) 图像处理装置和图像处理装置的控制方法
JP4104321B2 (ja) ハーフトーン画像の明るさ/暗さの調節方法
JP2004032075A (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体
JP2019193004A (ja) 画像形成装置
JP2019024168A (ja) 画像読取装置
JP2002281250A (ja) 画像信号処理装置、画像信号処理方法、画像読取システム、プログラム及び媒体
JP2013026657A (ja) 画像読取装置、画像読取方法およびプログラム
JP2023097660A (ja) 読取装置
KR20100090073A (ko) 스캐닝된 이미지의 뒷 비침 제거 방법 및 장치
JP2006229644A (ja) 画像読取装置
JP2009296229A (ja) 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および画像読取装置の制御プログラム
JPWO2022097600A5 (ja)
JP2010028441A (ja) 画像読取装置
JP2021082967A (ja) 原稿読取装置、原稿読取装置の制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4149964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees