JPWO2022097600A5 - - Google Patents

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Description

具体的に、特許文献1には、原稿を単位領域ごとに光学的に読み取り、複数の色成分に分離した画像データを取得し、画像データ中の画素の輝度値変化に基づいて文字領域と非文字領域と、を判別し、モノクロ画像データを取得するときに、少なくとも1つの色成分の画像データに対して、各画素の輝度値を予め設定した所定量だけオフセットさせる輝度値補正を行う第1の輝度値補正手段と、前記第1の輝度値補正手段が輝度値補正を行った画像データに基づいて前記領域判別を行う領域判別手段と、少なくとも1つの他の色成分の画像データに対して、前記領域判別手段が判別した領域種に応じた画像処理を行い、前記モノクロ画像データとして出力する画像処理手段と、を備えるカラースキャナ装置が記載されている(特許文献1:請求項1)
本発明に係る画像処理装置は、記憶部と画素値調整部を含む。前記記憶部は画像データを記憶する。前記画素値調整部は、前記画像データに含まれる画素の画素値に基づき各画素にラベルを付すことにより前記画像データを複数の領域に分割する。前記画素値調整部は、同じ前記ラベルが付された画素のまとまりであるコンポーネントごとに前記コンポーネントが文字か否かを判定する。前記画素値調整部は、文字と判定した前記コンポーネントの画素である文字画素の画素値を濃くなる方向に調整する。
画像読取部3は、原稿台、光源(ラン)、レンズ、イメージセンサーを含む。画像読取部3には読み取りたい文書(原稿)を原稿台にセットすることができる。光源は、原稿台及びセットされた文書に光を照射する。レンズは、原稿の反射光をイメージセンサーに導く。イメージセンサーは、受光素子の列を含む。例えば、イメージセンサーはラインセンサーである。各受光素子は、反射光を受け、受けた光量に応じた電圧をアナログ画像信号として出力する。光源、レンズ、イメージセンサーはユニット化されている。画像読取部3は、ユニットを移動させるモーター、ワイヤーを含む。原稿を読み取るとき、画像読取部3は当該ユニットを副走査方向(受光素子が並ぶ方向と直交する方向)に移動させ、原稿全体を読み取る。画像読取部3はカラーでの読み取りに対応している。
例えば、制御部1は、注目画素の輝度値とラベル付け済の画素の輝度値を求め、輝度値の差の絶対値が予め定められた判定用閾値D1以下のとき、同じラベルを付すと判定してもよい。なお、記憶部は判定用閾値D1を不揮発的に記憶する(図1参照)。制御部1は、輝度値の差の絶対値が判定用閾値D1を超えているとき、同じラベルを付さないと判定してもよい。ここで、制御部1は、画素値に基づき、それぞれの画素の輝度値を求めることができる。制御部1は、画素のそれぞれの色成分の画素値に、所定の係数を乗じ、その合計値を輝度値として求めてもよい。
また、制御部1は、注目画素の画素値とラベル付け済の画素の画素値の色彩間距離を求め、色彩間距離に基づき、同じラベルを付すか否かを判定してもよい。例えば、制御部1は、画素値の差をR、G、Bの色成分ごとに求め、それぞれの差を2乗し、2乗した値の合計値を求め、合計値の平方根を色彩間距離として求めてもよい。また、制御部1は、画素値の差をR、G、Bの色成分ごとに求め、色成分ごとに差の絶対値を求め、絶対値の合計値を色彩間距離として求めてもよい。色彩間距離が予め定められた判定用基準距離D2以下のとき、制御部1は同じラベルを付すと判定してもよい。なお、記憶部は判定用基準距離D2を不揮発的に記憶する(図1参照)。色彩間距離が判定用基準距離D2を超えているとき、制御部1は、同じラベルを付さないと判定してもよい。
まず、制御部1は、ジョブに用いる画像データを取得する(ステップ♯1)。例えば、コピージョブ、送信ジョブ、及び、保存ジョブの場合、制御部1は、画像読取部3に原稿を読み取らせる。画像読取部3が出力するアナログ画像信号に基づき、制御部1は、読み取った原稿の画像データを生成する。これにより、ジョブに用いる画像データが得られる。プリントジョブの場合、制御部1は、プリントジョブ用データに基づいて画像データを生成する。制御部1は、取得した画像データ(ジョブに用いる画像データ)を記憶部に記憶させる。
制御部1は、プレビュー画像P1を表示パネル41に表示させる。プレビュー画像P1は、ジョブの仕上がりの予想図である。制御部1は、ジョブに用いる画像データを縮小した画像データに基づき、プレビュー画像P1を表示パネル41に表示させる。図11に示すように、プレビュー画像P1において、制御部1は、認識したコンポーネント6とコンポーネント6の境界を破線で表示してもよい。
操作パネル4は、消去するコンポーネント6の選択を受け付けてもよい。例えば、調整設定画面7には、第1消去ボタンB1と第2消去ボタンB2が設けられる。第1消去ボタンB1を押すと、操作パネル4は、コンポーネント6を選択できる状態になる。この状態で、使用者は、消したいコンポーネント6をタッチする。消す選択がなされたコンポーネント6については、制御部1は、画素値を予め定められた消去色の画素値に変更する。例えば、図11のプレビュー画像P1の図形のうち、黒塗四角形をタッチすることにより、黒塗四角形のみを消すことができる。例えば、消去色は、白色(真っ白)である。制御部1は、画素値のヒストグラムを生成し、最も登場頻度が多い画素値を下地色と認識し、消す選択がなされたコンポーネント6の画素値を下地色の画素値に変更してもよい。特定のコンポーネント6を消す(見えなくする)ことができる。
図12及び図13は、C、M、Y、Kの値(%)をそれぞれ20%ずつ増やす例を示す。図12のアルファベットのAは、画素値調整前の文字の一例を示す。図12のAの色は、Cyan=0%、Magenta=0%、Yellow=0%、Black=50%である。図13のアルファベットのAは、画素値調整後の文字の一例を示す。図13のAの色は、Cyan=20%、Magenta=20%、Yellow=20%、Black=70%である。図12及び図13は、Cyan、Magenta、Yellow、Blackのそれぞれ色成分について、画素値を20%ずつ増やす例を示す。図12及び図13は、グレーがダークグレーに調整される例を示す。なお、色成分を変更する場合、制御部1は、上限値(100%)を超えては増やさない。

Claims (9)

  1. 操作パネルと、
    画像データを記憶する記憶部と、
    前記画像データに含まれる画素の画素値に基づき各画素にラベルを付すことにより前記画像データを複数の領域に分割し、同じ前記ラベルが付された画素のまとまりであるコンポーネントごとに前記コンポーネントが文字か否かを判定し、文字と判定した前記コンポーネントの画素である文字画素の画素値を濃くなる方向に調整する画素値調整部と、
    を含み、
    前記操作パネルは調整設定画面を表示し、
    前記画素値調整部は、前記調整設定画面で選択されたレベルに応じて前記文字画素の前記画素値を変更する画像処理装置。
  2. 前記画素値調整部は、
    前記画像データをCMYK形式の画像データに変換し、
    CMYKの色成分のうち、少なくとも1つの前記色成分について、前記文字画素の画素値を濃くする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画素値調整部は、
    全ての前記色成分について、前記文字画素の画素値を変更し、
    それぞれの前記色成分を同じ量変更する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画素値調整部は、文字ではないと判定した前記コンポーネントの画素の画素値を予め定められた消去色の画素値に変更する請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記画素値調整部は、文字ではないと判定した全ての前記コンポーネントの画素値を前記消去色の画素値に変更する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記消去色は白色である請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記レベルは、前記調整設定画面で示される少なくとも3つのレベルから選択可能であり、
    前記文字画素の前記画素値の調整量は、選択されたレベルに応じて設定される請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 原稿を読み取る画像読取部を含み、
    前記記憶部は、前記画像読取部が原稿を読み取って得られた前記画像データを記憶する請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 画像データを記憶し、
    前記画像データに含まれる画素の画素値に基づき各画素にラベルを付すことにより前記画像データを複数の領域に分割し、
    同じ前記ラベルが付された画素のまとまりであるコンポーネントごとに前記コンポーネントが文字か否かを判定し、
    文字と判定した前記コンポーネントの画素である文字画素の画素値を濃くなる方向に調整し、
    操作パネルに調整設定画面を表示させ、
    前記調整設定画面で選択されたレベルに応じて、前記文字画素の前記画素値を変更する
    画像処理方法。
JP2022560760A 2020-11-05 2021-11-01 Pending JPWO2022097600A1 (ja)

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