JP2006004976A - 半導体の結晶成長方法及び半導体デバイス - Google Patents

半導体の結晶成長方法及び半導体デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】絶縁性に優れたノンドープの半導体層を実現し、更には、チャネル中を移動するキャリアの移動度と素子の耐圧性とが共に高い半導体デバイスを実現すること。
【解決手段】AlNから成る核形成層が供する結晶成長面上に成長温度が1150℃で、V/III 比が1473の結晶成長条件下で、(e)659Å/min,(f)827Å/min,(g)968Å/minの各結晶成長速度毎にノンドープの高抵抗半導体層を積層して、それぞれのリーク電流を測定した。図5−Aのグラフは、この時の高抵抗半導体層の結晶成長速度((e)〜(g))と、印加電圧40Vに対する各リーク電流との関係を示している。この結果より、ノンドープのGaN層から高抵抗半導体層を形成する場合、リーク電流を1×10-8〔A〕以下に抑えるためには、結晶成長速度を約65〔nm/min〕以上にすると良いことが判る。
【選択図】図5−A

Description

本発明は、高い絶縁性を示す半導体の結晶成長方法と、その半導体を用いて構成される半導体デバイスに関する。
本発明は、例えば電界効果トランジスタの製造などに大いに有用なものである。
従来の電界効果トランジスタとしては、例えば、ノンドープのGaN層をチャネル層として導入したHEMTなどの半導体デバイスが開発されているが、これらの従来のデバイスでは、核形成層(即ち、格子定数差緩和層)の上側の界面近傍に短絡経路の一部を構成する、望ましくない導電層が形成されてしまうという問題があった。この様な導電層が素子内に生じると、素子の耐圧性が劣化するので望ましくない。
そこで、この問題を解決するために、例えば下記の特許文献1に記載されている電界効果トランジスタなどが考案されている。この電界効果トランジスタは、核形成層の次に積層されるバッファ層に対して例えばZnなどのIIB族の不純物を添加することにより、チャネル層に不純物が拡散し難い高抵抗率の半導体層からバッファ層を形成する点に特徴があり、これにより、この電界効果トランジスタでは、電気的な素子分離と絶縁耐圧の向上を図っている。
また、パワーHFETに使用されたシート抵抗の高い半導体層としては、例えば下記の非特許文献1に記載されているノンドープのGaN層などが公知である。ここで用いられたノンドープのGaN層は、1050℃の結晶成長温度で2μmの膜厚に積層されたもので、このGaN層ではシート抵抗を100MΩ/cm2 (抵抗率:2×104 Ωcm)より大きくすることができるとの報告がされている。
特開2002−57158 吉田清輝、「AlGaN/GaNパワーFET」古河電工時報、第109号、平成14年1月
しかしながら、不純物を高濃度に添加した半導体層を形成した場合、その後に不純物濃度が十分に低いノンドープ層を積層することは、必ずしも容易ではない。これは、結晶成長炉に不純物が残留してしまうことや、或いは積層後の各半導体層間で、依然としてその不純物が拡散してしまう等の事情による。
チャネルを形成すべき半導体中にこの様な不純物が混入すると、高い移動度を有するチャネルを形成することは難しくなる。これは、チャネルを形成する半導体層に含まれる不純物によって、キャリアが移動中に散乱されてしまうためである。
一方、耐圧性の高い半導体デバイスを製造しようとする場合に、100MΩ/cm2 程度のシート抵抗では必ずしも十分とは言い難く、よって、上記の非特許文献1に記載されている技術では、近年の更に高い要求性能に見合う程十分に高い絶縁性を有する半導体を結晶成長させることは難しい。また、それらの具体的な対策について、上記の非特許文献1からは、上記の他に何も知ることができない。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、絶縁性に優れたノンドープの半導体層を実現することである。
また、本発明の更なる目的は、チャネル中を移動するキャリアの移動度と素子の耐圧性とがそれぞれ共に高い半導体デバイスを実現することである。
ただし、上記の個々の目的は、本発明の個々の手段の内の少なくとも何れか1つによって、個々に達成されれば十分であって、本願の個々の発明(下記の個々の手段)は、上記の全ての課題を同時に解決する具体的実施形態が存在することを必ずしも保証するものではない。
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
即ち、本発明の第1の手段は、Alx Ga1-x N(0≦x≦1)から成る半導体の結晶成長面に、高抵抗半導体層A(:抵抗率が高い半導体層)を結晶成長させる工程において、ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から高抵抗半導体層Aを形成し、この高抵抗半導体層Aの少なくとも結晶成長初期段階におけるこの高抵抗半導体層Aの結晶成長温度を1120℃以上、1160℃以下とすることである。
ただし、上記の初期段階とは、高抵抗半導体層Aの結晶成長を開始してから最初のおよそ1分間程度のことを言う。
また、本発明の第2の手段は、上記の第1の手段において、少なくとも結晶成長初期段階における上記の高抵抗半導体層Aの結晶成長速度を65nm/min以上にすることである。
また、本発明の第3の手段は、上記の第1又は第2の手段において、上記の高抵抗半導体層AをノンドープのGaN結晶から形成することである。
また、本発明の第4の手段は、上記の第1乃至第3の何れか1つの手段において、少なくともこの高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階における結晶成長速度を100nm/min以下にすることである。
また、本発明の第5の手段は、上記の第1乃至第4の何れか1つの手段において、少なくともこの高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階における結晶成長速度を70nm/min以上、90nm/min以下にすることである。
また、本発明の第6の手段は、上記の第1乃至第5の何れか1つの手段において、少なくともこの高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階における結晶成長温度を1130℃以上、1150℃以下にすることである。更に望ましくは、その結晶成長温度を1130℃以上、1140℃以下にすることである。
また、本発明の第7の手段は、上記の第1乃至第6の何れか1つの手段における、少なくとも高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、反応室内に供給する結晶材料ガスのV/III 比を1400以上、1550以下にすることである。
ただし、ここで言う結晶材料ガスのV/III 比とは、結晶成長させるべき半導体層を構成するV族元素の結晶材料ガスの単位体積当たりのモル数の、同 III族元素の結晶材料ガスの単位体積当たりのモル数に対する比のことである。
また、本発明の第8の手段は、ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から成る III族窒化物系化合物半導体を請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の半導体の結晶成長方法によって製造して、その抵抗率を1×108 Ωcm以上にすることである。
また、本発明の第9の手段は、結晶成長基板上に III族窒化物系化合物半導体より成るバッファ層とバリア層とを有し、バッファ層のバリア層に対する界面側にチャネルが形成される電界効果トランジスタにおいて、ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から形成された抵抗率が1×108 Ωcm以上の高抵抗半導体層Aを用いて、バッファ層の少なくとも一部分を形成することである。
また、本発明の第10の手段は、結晶成長基板上に III族窒化物系化合物半導体より成る複数の半導体層を積層することにより形成される半導体デバイスにおいて、電流漏れを阻止又は抑制する高抵抗層を備え、この時、ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から形成された抵抗率が1×108 Ωcm以上の高抵抗半導体層Aを用いて、この高抵抗層を形成することである。
以上の本発明の手段により、前記の課題を効果的、或いは合理的に解決することができる。
以上の本発明の手段によって得られる効果は以下の通りである。
即ち、本発明の第1の手段によれば、高い抵抗率を有する半導体層が結晶成長するので、この半導体層(高抵抗半導体層A)の絶縁性を従来よりも高くすることができる。したがって、本発明の第1の手段によれば、上側の界面の良好な平坦性と良好な結晶性とを兼ね備えた理想的なノンドープの高抵抗層を形成することができる。
この様な結晶成長条件下において、絶縁性の高い半導体層が形成できる作用原理に付いては、未だ今のところ十分には解明されていないが、核形成層とその上に結晶成長される半導体層との間の界面に従来形成されていた界面準位が、上記の結晶成長条件下においては形成され難くなり、その結果、その界面近傍に形成されていた前述の従来の導電層が消滅するために、上記の効果が得られるものと思われる。この界面準位の形成に、特に深く係わる結晶成長工程上の期間は、上記の高抵抗半導体層Aの結晶成長工程の初期段階であり、その期間は、最初の数分以内と思われる。
また、上記の高抵抗半導体層Aの、より望ましい結晶成長速度(成長レート)は、65nm/min以上である(本発明の第2の手段)。即ち、少なくとも、高抵抗半導体層Aの結晶成長工程の初期段階において、この様に比較的高い成長レートで高抵抗半導体層Aを結晶成長させることにより、より確実に上記の作用・効果を得ることができる。
また、本発明の第3の手段によれば、上記の高抵抗半導体層AをノンドープのGaNから成る半導体層で形成することができる。ノンドープのGaNから成る半導体層は、あらゆる半導体デバイスの下地基板や下地層などとして非常に有用である。また、例えば後述の実施例でも例示する様に、電界効果トランジスタのバッファ層などにも非常に有用である。したがって、本発明の第3の手段によれば、GaNから成る産業上極めて有用な高抵抗の半導体層を製造することができる。
また、以下に示す第4乃至第7の手段に記載されている結晶成長条件は、上記の高抵抗半導体層Aに関する任意のアルミニウム組成比xに対して十分に有効であるが、特にGaN結晶(x=0)に対して最適となる様に設定したものである。
例えば、高抵抗半導体層Aの結晶成長速度は、100nm/min以下にすると良い(本発明の第4の手段)。この場合、高抵抗半導体層Aの良好な絶縁性を維持しつつ高抵抗半導体層Aの結晶性をも良好に確保することができる。また、更に、高抵抗半導体層Aの上側の界面或いは表面の平坦性若しくは平滑性を良好に確保することができる。
したがって、例えば電界効果トランジスタのバッファ層をこの様な高抵抗半導体層Aで形成すると、チャネル中を移動するキャリアの散乱が起り難くなるため、キャリアの移動度が高い素子を製造することができる。
この高抵抗半導体層Aの結晶成長速度に関するより望ましい範囲は、70nm/min以上、90nm/min以下である(本発明の第5の手段)。
また、この高抵抗半導体層Aの結晶成長速度に関するより望ましい範囲は、1130℃以上、1150℃以下である(本発明の第6の手段)。
また、本発明の結晶成長条件を実際に容易に実現するためには、上記の結晶材料ガスのV/III 比を、1400以上、1550以下にすると良い(本発明の第7の手段)。
これらの結晶成長条件に従えば、上側の界面の良好な平坦性と良好な結晶性とを兼ね備えた理想的なノンドープの高抵抗層をより確実に形成することができる。即ち、これらの結晶成長条件は、半導体層の界面又は表面の平坦性の確保と、半導体デバイスの耐圧性の確保と言う相異なる2つの課題に対する解決策を非常に高い次元で両立させる上で極めて重要な条件となる。
また、これらの条件を満たすノンドープの高抵抗層を利用すれば、例えば電界効果トランジスタのバッファ層を極めて良好に形成することができ、素子の作動性能や耐圧性が、同時に向上する。
また、核形成層(即ち、格子定数差緩和層)の結晶成長温度を800℃未満に設定すれば、高抵抗半導体層Aに対して結晶成長面を提供する半導体(核形成層)の核密度や個々の核形状などが好適化若しくは最適化されて、この半導体と高抵抗半導体層Aとの界面付近における高抵抗半導体層Aの好適なELO成長若しくは上記のファセット成長が良好に促進される。この結果、高抵抗半導体層Aの結晶性と絶縁性とが双方共に良好に確保される。この方法は、サファイア基板を用いる時には特に有効であるが、その他の基板を用いる場合にも勿論有用である。
この時の上記の半導体(核形成層)の成長温度は、600℃以下がより望ましく、更に望ましくは約400℃程度が良い。これらの条件下においてより良い結果が得られるのは、上記の核形成層の核密度や個々の核形状などが、これらの条件下において最適化されるためだと考えられる。
なお、この様なファセット成長若しくはELO成長の作用としては、例えば次の参考文献1などに、関連する公知事例が記載されている。
(参考文献1):天野、赤崎、「サファイア基板上 III族窒化物」応用物理、第68巻、第7号(1999)、p.700〜772.
また、以上の様な方法、即ち、本発明の第1乃至第7の何れか一つの手段によって製造された II族窒化物系化合物半導体(:上記の高抵抗半導体層A)は、上記の通り、1×108 Ωcm以上もの非常に高い抵抗率を示すので、これらの半導体は産業上極めて有用なものとなる(本発明の第8の手段)。
また、本発明の第9の手段によれば、電界効果トランジスタにおいて、上側の界面の良好な平坦性と良好な結晶性とを兼ね備えた理想的なノンドープのバッファ層を形成することができるので、高い移動度を備えた目的の高性能な電界効果トランジスタの耐圧性を従来よりも大幅に高く確保することができる。
また、本発明の第10の手段によれば、上側の界面の良好な平坦性と良好な結晶性とを兼ね備えた理想的なノンドープの高抵抗層を形成することができる。このため、目的の半導体デバイスにおいて、少なくともその高抵抗層の結晶品質を良好に確保すると同時に、その半導体デバイスの耐圧性を従来よりも大幅に高く確保することができる。
なお、上記の半導体層を結晶成長させる方法としては、有機金属化合物気相成長法(MOVPE)の他にも、分子線気相成長法(MBE)や、ハライド気相成長法(HVPE)等が有効である。
また、結晶成長の際に半導体層の結晶材料ガスを運ぶのに使用するキャリアガスとしては、水素(H2 )ガスの他にも不活性ガスを使用することができる。これらの不活性ガスとしては、希ガス(He,Ne,Ar,Kr,Xe,Rn)や、窒素(N2 )ガスや、或いはこれらの混合気体を用いることができる。また、不活性ガスとしてこれらの混合気体を用いる場合には、その混合比は任意で良い。また、主なキャリアガス(即ち、キャリアガスの主成分)としてこれらの不活性ガスを用いる場合、結晶成長させるべき半導体結晶中に、望ましくない原子や分子が残留する恐れがない限り、例えば水素(H2 )ガスなどのその他の気体が、そのキャリアガス中に微量若しくは若干量混合されていても、特段本発明の作用を妨げるものではない。
また、本発明の電界効果トランジスタを構成する結晶成長基板の材料としては、耐熱性や放熱性の点で炭化シリコン(SiC)が最も適しているが、比較的安価なサファイアやシリコン(Si)などを用いても良い。また、GaN基板を用いることは、価格や放熱性などの点で必ずしも有利とは言えないが、GaN基板の採用は、特に本発明の適用を妨げるものではない。
また、本発明の電界効果トランジスタを構成するオーミック電極やショットキー電極の形成形態としては、周知の任意の形態を採用することができる。例えば、ゲート電極は、バリア層の最上層の上に薄膜の絶縁膜を介して形成しても良い。
また、本発明の電界効果トランジスタを構成するバリア層は、素子の種類や機能に応じて、ノンドープの半導体層から形成しても、不純物を添加した半導体層から形成しても良い。また、これらのバリア層は、互いに組成の異なる複数の半導体層から形成しても良い。これらの事情は、本発明の電界効果トランジスタを構成するバッファ層についても同様である。ただし、チャネルを構成する半導体層は、キャリアの散乱を防止してキャリアの移動度を向上させるために、ノンドープの半導体層から形成することが望ましい。したがって、バッファ層を構成する半導体層の内の少なくとも最上層は、ノンドープの半導体層から形成することが望ましい。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
ただし、本発明の実施形態は、以下に示す個々の実施例に限定されるものではない。
図1は、ノンドープの高抵抗半導体層13を有する本実施例1のMOVPE法で作製した試料10の断面図である。基板11は、炭化シリコン(4H−SiC)から形成されており、その上には、成長温度1140℃にて結晶成長された膜厚約200nmのAlNから成る高温成長核形成層12が積層されている。高温成長核形成層12の上に積層されているノンドープのGaNから成る高抵抗半導体層13の膜厚は約2μmであり、その結晶成長条件は以下の通りとした。
(高抵抗半導体層13の結晶成長条件)
キャリアガス : 水素(H2 )ガス
成長炉内全圧 : 1013〔hPa〕
結晶成長速度 : 80〔nm/min〕
V/III 比 : 1473
結晶成長温度 :(a)1120〔℃〕,(b)1130〔℃〕,
(c)1140〔℃〕,(d)1150〔℃〕
(耐圧性に対する評価)
上記の各結晶成長条件に従って上記のノンドープの高抵抗半導体層13を積層して、図1の試料10を各結晶成長温度(a)〜(d)毎に合計4種類作製した。その各高抵抗半導体層13の上側表面の左右両端付近にそれぞれ厚さ約15nmのバナジウム(V)層から成る電極を形成して、高抵抗半導体層13のリーク電流を測定した。
図2は、この時の高抵抗半導体層13の結晶成長温度((a)〜(d))と、印加電圧200Vでのリーク電流との関係を示している。この結果より、ノンドープのGaN層から高抵抗半導体層を形成する場合などでは、印加電圧200Vにおけるリーク電流を1×10-4〔A〕以下に抑えるためには、結晶成長温度を1120℃以上にする必要があることが判る。また、リーク電流を1×10-6〔A〕以下に抑えるためには、結晶成長温度を1130℃以上にすると良い。
なお、結晶成長温度(c)1140〔℃〕にて形成したノンドープのGaNから成る高抵抗半導体層13は、1×108 Ωcmもの非常に高い抵抗率を示した。
(結晶性に対する評価)
一方、上記と同一の試料10((a)〜(d))を用いて、各試料10の各高抵抗半導体層13のFWHM(:Full Width Half Maximum )を測定した結果、図3のグラフを得た。この図3はその各高抵抗半導体層13の結晶成長温度とFWHMとの関係を示している。このFWHMの値は、小さい時ほど結晶性は良質であり、逆にこの値が300(arcsec)を超えると、高抵抗半導体層13の結晶性は徐々に劣化し始め、更にこの値が400(arcsec)を超えると、キャリアの移動度等のデバイス特性に悪影響を及ぼす程度にまで、高抵抗半導体層13の表面の平坦性が劣悪となっている場合が多いことが経験的に分っている。
したがって、この様なノンドープのGaNから成る高抵抗半導体層13を用いて、高性能な電界効果トランジスタを製造する場合には、結晶成長温度は1160℃以下とすべきである。これらの結晶性に係わる諸傾向は、光学顕微鏡を用いて視覚的にも確認することができたものである。
以上の実験結果より、少なくとも高性能な電界効果トランジスタを製造する場合には、高抵抗半導体層13の結晶成長温度は、1120℃〜1160℃の範囲内が望ましく、更に望ましくは、1130℃〜1150℃の範囲が最も適していると言うことができる。
図4は、ノンドープの高抵抗半導体層23を有する本実施例2のMOVPE法で作製した試料20の断面図である。基板21は、c面を主面とするサファイアから形成されており、その上には、成長温度400℃にて結晶成長された膜厚約40nmのAlNから成る低温成長核形成層22が積層されている。高温成長核形成層22の上に積層されているノンドープの高抵抗半導体層23の膜厚は約2μmであり、その結晶成長条件は以下の通りとした。
(高抵抗半導体層23の結晶成長条件)
キャリアガス : 水素(H2 )ガス
成長炉内全圧 : 1013〔hPa〕
結晶成長温度 : 1150〔℃〕
V/III 比 : 1473
結晶成長速度 :(e)659〔Å/min〕,(f)827〔Å/min〕,
(g)968〔Å/min〕
(耐圧性に対する評価)
上記の各結晶成長条件に従って上記のノンドープの高抵抗半導体層23を積層して、図4の試料20を各結晶成長速度(e)〜(g)毎に合計3種類作製した。その各高抵抗半導体層23の上側表面の左右両端付近にそれぞれ厚さ約15nmのバナジウム(V)層から成る電極を形成して、高抵抗半導体層23のリーク電流を測定した。
図5−A,−Bのグラフ及び表は何れも、高抵抗半導体層23の結晶成長速度((e)〜(g))と、印加電圧40Vでのリーク電流との関係を示している。この結果より、ノンドープのGaN層から高抵抗半導体層を形成する場合、印加電圧40Vにおけるリーク電流を1×10-8〔A〕以下に抑えるためには、結晶成長速度を約65〔nm/min〕以上にすると良いことが判る。
なお、結晶成長速度(g)968〔Å/min〕にて形成したノンドープのGaNから成る高抵抗半導体層23は、1×108 Ωcmもの非常に高い抵抗率を示した。
(結晶性に対する評価)
一方、結晶成長速度を約90〔nm/min〕以上にすると、高抵抗半導体層23の結晶性は徐々に劣化し始め、更に約100〔nm/min〕を超えると、キャリアの移動度等のデバイス特性に悪影響を及ぼす程度にまで、高抵抗半導体層23の表面の平坦性が劣悪となっている場合が多いことが経験的に分っている。したがって、この様なノンドープのGaNから成る高抵抗半導体層23を用いて、高性能な電界効果トランジスタを製造する場合には、結晶成長速度は100nm/min以下とすべきである。これらの結晶性に係わる諸傾向は、光学顕微鏡を用いて視覚的にも確認することができたものである。
以上の実験結果より、少なくとも高性能な電界効果トランジスタを製造する場合には、高抵抗半導体層23の結晶成長速度は、65nm/min〜100nm/minの範囲内が望ましく、更に望ましくは、70nm/min〜90nm/minの範囲が最も適していると言うことができる。
図6は、本実施例3の電界効果トランジスタ100の断面図である。この電界効果トランジスタ100は、結晶成長によって III族窒化物系化合物半導体を順次積層することにより形成した半導体素子であり、その結晶成長基板101は、厚さ約500μmの炭化シリコン(4H−SiC)から形成されている。この結晶成長基板101の上には、厚さ約200nmのAlNから形成された核形成層102(:格子定数差緩和層)が積層されている。
そして、この核形成層102の上には厚さ約2μmのノンドープのGaNから成る半導体層103が形成されている。そして、この半導体層103が本発明の高抵抗半導体層Aに相当する。また、この半導体層103(高抵抗半導体層A)の上には、厚さ約40nmのノンドープのAl0.25Ga0.75Nから成るバリア層104が積層されている。このバリア層104の膜厚は、半導体層103の上側の界面近傍に形成されるチャネルと下記の個々のオーミック電極(105,107)との間におけるキャリア(電子)のトンネル効果が、それぞれ確実かつ良好に発現する様に設定されている。
また、符号105,106,107はそれぞれ、ソース電極(オーミック電極)、ゲート電極(ショットキー電極)、ドレイン電極(オーミック電極)を示している。各オーミック電極(ソース電極105とドレイン電極107)は、何れもチタン(Ti)から成る膜厚約100Åの薄い金属層を蒸着によって積層し、その上にアルミニウム(Al)から成る膜厚約3000Åの金属層を更に蒸着にて積層したものである。これらのオーミック電極は、1秒未満のフラッシュアニール処理による約700℃〜900℃の熱処理によって、良好に密着及び合金化されている。他方、ゲート電極106は、約100Åのニッケル(Ni)から成る金属層を蒸着によって積層し、その上に、金(Au)から成る金属層を更に約3000Å蒸着して形成したショットキー電極である。
以下、上記の電界効果トランジスタ100の製造方法を、本発明の特徴部分(半導体層103:高抵抗半導体層A)を中心に説明する。
上記の電界効果トランジスタ100の各半導体層(半導体層102,103,104)は何れも、有機金属化合物気相成長法(MOVPE)による気相成長により結晶成長されたものである。ここで用いられたガスは、キャリアガス(H2 又はN2 )と、アンモニアガス(NH3 )と、トリメチルガリウム(Ga(CH3)3) と、トリメチルアルミニウム(Al(CH3)3) などである。
まず、この気相成長では、最初に1140℃にて結晶成長基板101をベーキングし、この結晶成長基板101の上に、AlNから成る核形成層102(:格子定数差緩和層)を同1140℃にて厚さ約200nmまで結晶成長させた。
次に、厚さ約2μmのノンドープのGaN結晶から成る上記の半導体層103の結晶成長は、次の結晶成長条件にしたがって実施した。
(半導体層103の結晶成長条件)
(1)結晶成長温度 : 1140〔℃〕
(2)結晶成長速度 : 80〔nm/min〕
次に、厚さ約40nmのノンドープのAl0.25Ga0.75N結晶から成る上記の半導体層104(バッファ層)を積層した。ただし、この時の結晶成長温度は、約1000℃にした。
これらの結晶成長工程を経て、図6の電界効果トランジスタ100を製造したところ、高い移動度を有する電気特性の極めて良好なリーク電流の少ない所望の電界効果トランジスタ(HFET)を実現することができた。この様な電界効果トランジスタ(HFET)は、従来のものに比べ、素子の高性能化や高信頼化などの観点の他にも、素子の小型化や高集積化などの点でも非常に有利である。
図7は、本実施例4の電界効果トランジスタ200(MISFET)の断面図である。先の電界効果トランジスタ100に対するこの電界効果トランジスタ200の最も大きな違いは、窒化シリコン(SiN)から成る絶縁膜208が、ゲート電極206とバリア層204との間に設けられている点にあり、他の部位(201〜207)は、先に説明した電界効果トランジスタ100の対応する各部位(101〜107)と同様に形成されている。
この様な構成に従えば、MISFETを製造する際にも、本発明の手段に基づいて、実施例3と同様に本発明の作用・効果を得ることができる。また、この構成に従えば、ゲート耐圧の優れて高い電界効果トランジスタを製造することができる。
〔その他の変形例〕
本発明の実施形態は、上記の形態に限定されるものではなく、その他にも以下に例示される様な変形を行っても良い。この様な変形や応用によっても、本発明の作用に基づいて本発明の効果を得ることができる。
(変形例1)
例えば、上記の実施例3では、電界効果トランジスタの基板に炭化シリコン(SiC)を用いたが、結晶成長基板としてはサファイア基板なども有用である。先の実施例2で例示した低温成長核形成層22やノンドープの高抵抗半導体層23と同様の積層構成や結晶成長条件に従って、図6の電界効果トランジスタ100の半導体層102や、半導体層103を形成すれば、この様な場合にも、本発明の手段に基づいて、本発明の作用・効果を得ることができる。
この場合、先の実施例2などからも判る様に、核形成層(図6の半導体層102)としては、膜厚約40nmのAlNから成る半導体層を約400℃で低温成長させることが望ましい。またバッファ層を構成する高抵抗半導体層A(図6の半導体層103)としては、ノンドープのGaN結晶を成長温度1150℃、結晶成長速度90nm/minで2μm程度積層することが望ましい。
(変形例2)
また、例えば半導体層104や半導体層204などの各種のバリア層は、InAlNや或いはInAlGaNなどから形成しても良い。これらのバリア層は、直下のバッファ層(例:半導体層103や半導体層203など)のバンドギャップエネルギーよりも必要かつ十分に大きなバンドギャップエネルギーを有する、一般の III族窒化物系化合物半導体から形成することができる。
(変形例3)
また、これらのバリア層の代わりに、そこにn型の半導体層を積層しても良い。例えば、図6の半導体層104の代わりに、そこにn型の半導体層を積層することにより、MESFETを製作することも可能である。
即ち、以上の各実施例や変形例に対して、これらの各種の諸変形を任意に施すことによっても、HFET,MISFET,MESFETなどの各種の電界効果トランジスタを製造することができる。
本発明の高抵抗で絶縁性に優れたノンドープの半導体層(高抵抗半導体層A)は、不純物の悪影響を完全に払拭しつつ、極めて高い絶縁性を実現するものであるので、FETやHEMTなどの電界効果トランジスタなどに限らず、半導体レーザやLEDなどの半導体発光素子や半導体受光素子、或いは圧力センサなどのその他のあらゆる半導体デバイスに利用することができる。
ノンドープの高抵抗半導体層13を有する試料10の断面図(実施例1) 高抵抗半導体層13の結晶成長温度とリーク電流との関係を示すグラフ 高抵抗半導体層13の結晶成長温度とFWHMとの関係を示すグラフ ノンドープの高抵抗半導体層23を有する試料20の断面図(実施例2) 高抵抗半導体層23の成長速度とリーク電流との関係を示すグラフ 高抵抗半導体層23の成長速度とリーク電流との関係を示す表 実施例3の電界効果トランジスタ100の断面図 実施例4の電界効果トランジスタ200の断面図
符号の説明
10 : ノンドープの高抵抗半導体層を有する試料(実施例1)
11 : 炭化シリコン基板(4H−SiC)
12 : 高温成長核形成層(AlN)
13 : ノンドープの高抵抗半導体層
20 : ノンドープの高抵抗半導体層を有する試料(実施例2)
21 : サファイア基板
22 : 低温成長核形成層(AlN)
23 : ノンドープの高抵抗半導体層
100 : 電界効果トランジスタ(実施例3)
101 : 結晶成長基板(SiC)
102 : AlN層(バッファ層)
103 : GaNから成る半導体層(バッファ層)
104 : AlGaNから成る半導体層(バリア層)
105 : ソース電極(オーミック電極)
106 : ゲート電極(ショットキー電極)
107 : ドレイン電極(オーミック電極)
208 : 絶縁膜(SiN)

Claims (10)

  1. Alx Ga1-x N(0≦x≦1)から成る半導体の結晶成長面に、高抵抗半導体層Aを結晶成長させる方法であって、
    前記高抵抗半導体層Aは、
    ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から成り、
    少なくとも前記高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、
    前記高抵抗半導体層Aの結晶成長温度は、
    1120℃以上、1160℃以下である
    ことを特徴とする半導体の結晶成長方法。
  2. 少なくとも前記高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、
    前記高抵抗半導体層Aの結晶成長速度は、
    65nm/min以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体の結晶成長方法。
  3. 前記高抵抗半導体層Aは、
    ノンドープのGaN結晶から成る
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体の結晶成長方法。
  4. 少なくとも前記高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、
    前記高抵抗半導体層Aの結晶成長速度は、
    100nm/min以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の半導体の結晶成長方法。
  5. 少なくとも前記高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、
    前記高抵抗半導体層Aの結晶成長速度は、
    70nm/min以上、90nm/min以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の半導体の結晶成長方法。
  6. 少なくとも前記高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、
    前記高抵抗半導体層Aの結晶成長温度は、
    1130℃以上、1150℃以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の半導体の結晶成長方法。
  7. 少なくとも前記高抵抗半導体層Aの結晶成長初期段階において、
    前記高抵抗半導体層Aの結晶成長工程において、反応室内に供給する結晶材料ガスのV/III 比は、
    1400以上、1550以下である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の半導体の結晶成長方法。
  8. ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から成る III族窒化物系化合物半導体であって、
    請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の半導体の結晶成長方法によって得られ、
    1×108 Ωcm以上の抵抗率を有する
    ことを特徴とする III族窒化物系化合物半導体。
  9. 結晶成長基板上に III族窒化物系化合物半導体より成るバッファ層とバリア層とを有し、前記バッファ層の前記バリア層に対する界面側にチャネルが形成される電界効果トランジスタにおいて、
    前記バッファ層の少なくとも一部分は、
    ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から形成された、抵抗率が1×108 Ωcm以上の高抵抗半導体層Aを用いて形成されている
    ことを特徴とする電界効果トランジスタ。
  10. 結晶成長基板上に III族窒化物系化合物半導体より成る複数の半導体層を積層することにより形成される半導体デバイスにおいて、
    電流漏れを阻止又は抑制する高抵抗層を有し、
    前記高抵抗層は、
    ノンドープのAlx Ga1-x N(0≦x≦1)から形成された、抵抗率が1×108 Ωcm以上の高抵抗半導体層Aを用いて形成されている
    ことを特徴とする半導体デバイス。
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