JP2006003865A - 表示装置及び電子機器 - Google Patents

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英夫 田坂
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英司 山川
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Abstract

【課題】高分子分散液晶から成る液晶表示パネルの視認性を向上させる。
【解決手段】表示装置10であって、上光透過基板g1と下光透過基板g2との間に高分子分散液晶Lが設けられ、上光透過基板g1及び下光透過基板g2をその厚さ方向に貫通する貫通孔H1が形成された液晶表示パネル10aと、貫通孔H1内に上端部が挿入されて配設され、液晶表示パネル10aに光を照射するLED10bと、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示パネルを有する表示装置及びこれを備えた電子機器に関する。
従来より、電子機器としての腕時計や携帯電話機等には、時刻等の各種の情報を表示する液晶表示パネルが設けられている。
また、腕時計には、発光ダイオード等の発光素子が設けられたものもあり、この発光素子から液晶表示パネルに光を照射することで、暗所にて液晶表示パネルに表示された時刻等を視認可能となっている。
上記の液晶表示パネルとして、例えばネマティック液晶等から構成されたものが知られており、この液晶表示パネルにあっては、この液晶表示パネルの下面に設けられた導光板によって発光素子から照射された光を導光し、液晶表示パネルに対して下側から照射するようになっている。また、液晶表示パネルに対して上方から入射された光は、当該液晶表示パネル及び導光板を透過してこの導光板の下面に配設された反射板により反射され、再度導光板を透過して液晶表示パネルに照射されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−322851号公報
ところで、近年、光の透過率が高い高分子分散液晶から構成された液晶表示パネルが提案されているが、上記特許文献1等のように、液晶表示パネルの下側、即ち、視認側と反対側の導光板下面に配設した反射板により光を照射するような構成とすると、液晶表示パネルに表示される時刻、文字等のコントラストが低下し、視認性が低下してしまうといった問題がある。特に、高分子分散液晶からなる液晶表示パネルに特有の効果である、液晶表示パネルの下側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことが困難となる。
そこで、本発明の課題は、高分子分散液晶から成る液晶表示パネルの視認性を向上させることができる表示装置及び電子機器を提供することである。
請求項1に記載の発明の表示装置(10、310)は、例えば、図1〜図3、図6及び図7に示すように、
上光透過基板(g1、g4)と下光透過基板(g2、g5)との間に高分子分散液晶(L)が設けられ、前記上光透過基板及び前記下光透過基板をその厚さ方向に貫通する貫通孔(H1、H3)が形成された液晶表示パネル(10a、310a)と、
前記貫通孔内に少なくとも一部が挿入されて配設され、前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示装置において、
前記発光素子は、その上面が前記上光透過基板の上面と略面一となるように配設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の表示装置(210)は、例えば、図4及び図5に示すように、 上光透過基板(g3)と下光透過基板(g2)との間に高分子分散液晶(L)が設けられ、前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうち何れか一方をその厚さ方向に貫通する貫通孔(H2)が形成された液晶表示パネル(210a)と、
前記貫通孔内に少なくとも一部が挿入されて配設され、前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置において、
前記貫通孔は、複数設けられ、
各貫通孔に対応して前記発光素子が配設されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、例えば、図1、図6等に示すように、請求項1〜4の何れか一項に記載の表示装置において、
前記貫通孔は、時計の指針軸(S)若しくは各種情報を補助表示する補助情報表示部(15)に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の表示装置(510、610)は、例えば、図16〜図19に示すように、
上光透過基板(g6、g8)と下光透過基板(g7、g9)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(510a、610a)と、
前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、を備え、
前記上光透過基板及び前記下光透過基板の端部には、当該光透過基板の厚さ方向に亘って前記発光素子の外形の一部に沿う形状に切り欠かれた切欠部(C1、C2)が設けられ、当該切欠部に前記発光素子が配設されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の表示装置において、
前記発光素子は、その上面が前記上光透過基板の上面と略面一となるように配設されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明の表示装置(710)は、例えば、図20及び図21に示すように、
上光透過基板(g10)と下光透過基板(g7)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(710a)と、
この液晶表示パネルに光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、を備え、
前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうちの何れか一方の光透過基板の端部には、当該光透過基板の厚さ方向に亘って前記発光素子の外形の一部に沿う形状に切り欠かれた切欠部(C3)が設けられ、当該切欠部に前記発光素子が配設されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の何れか一項に記載の表示装置において、
前記切欠部は、略円弧状に形成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6〜9の何れか一項に記載の表示装置において、
前記切欠部は、複数設けられ、
各切欠部に対応して前記発光素子が配設されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、例えば、図8及び図9に示すように、請求項1〜10の何れか一項に記載の表示装置において、
前記発光素子の上方に、当該発光素子から照射された光を前記液晶表示パネル側に反射させる反射部材(16)が設けられていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明の表示装置(810)は、例えば、図10に示すように、
上光透過基板(g11)と下光透過基板(g12)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(810a)と、
この液晶表示パネルの側方の上側に設けられ、当該液晶表示パネルに光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
前記液晶表示パネルよりも視認側に設けられた光透過性部材(例えば、時計ガラス803)と、
この光透過性部材の前記液晶表示パネル側の面に設けられ、前記発光素子から照射された光を前記液晶表示パネルに向けて反射させる光反射部材(816)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明の表示装置(910、1010)は、例えば、図11及び図12に示すように、
上光透過基板(g11、g13)と下光透過基板(g12、g14)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(810a、910a)と、
この液晶表示パネルの側方の下側に設けられ、光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
この発光素子から照射された光を前記液晶表示パネルの端部に向けて反射させる光反射部材(916)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項14に記載の発明の表示装置(1110)は、例えば、図13に示すように、
上光透過基板(g13)と下光透過基板(g14)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(1110a)と、
この液晶表示パネルの下側に当該液晶表示パネルと重なるように設けられ、前記液晶表示パネルの外側に向けて光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
この発光素子から照射された光を前記液晶表示パネルの端部に向けて反射させる光反射部材(916)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項15に記載の発明の表示装置(1210、1310)は、例えば、図14及び図15に示すように、
上光透過基板(g15)と下光透過基板(g16)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(1210a、1310a)と、
この液晶表示パネルの下側に当該液晶表示パネルと重なるように設けられ、前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
前記液晶表示パネルよりも視認側にて前記発光素子に対向させて配設された文字板(1211、1311)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の表示装置において、
前記発光素子は、前記液晶表示パネルの縁部に設けられていることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項1〜16の何れか一項に記載の表示装置において、
前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうちの少なくとも何れか一方は、前記発光素子から照射された光を導光可能に構成されていることを特徴とする。
請求項18に記載の発明の表示装置(510、610、710)は、例えば、図17、図19、図21等に示すように、
上光透過基板(g6、g8、g10)と下光透過基板(g7、g9)と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶(L)とを有する液晶表示パネル(510a、610a、710a)と、
前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうち少なくとも一方に光を照射する発光素子(例えば、LED10b)と、
を備えていることを特徴とする。
請求項19に記載の発明の電子機器(100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300)は、例えば、図1〜図21に示すように、
請求項1〜18の何れか一項に記載の表示装置を、機器ケース(例えば、時計ケース2、802、902、1202、筐体533)内に備えていることを特徴とする。
請求項20に記載の発明の電子機器(例えば、腕時計1000、1100)は、例えば、図12及び図13等に示すように、
請求項13又は請求項14に記載の表示装置を、機器ケース(例えば、時計ケース902)内に備え、
前記機器ケースの内面に、前記光反射部材が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、液晶表示パネルの貫通孔内に発光素子が配設されているので、この発光素子から照射された光を貫通孔の内周面を介して上光透過基板及び下光透過基板内に入射させることができる。これにより、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
また、液晶表示パネルと発光素子とを表示装置の厚さ方向に配設する場合に比べて表示装置の厚さを薄くすることができる。ここで、液晶表示パネルには、高分子分散液晶が設けられているので、偏光板、位相差フィルム及び配光膜等を配設する必要がなくなる。また、発光素子から照射された光は、上光透過基板と下光透過基板により導光されるので、導光板を設ける必要がなくなる。これにより、表示装置の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さも短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
また、偏光板による光損失がなく、高分子分散液晶の液剤により光が拡散されることとなり、液晶表示パネル全体を明るく照明することができる。
請求項2に記載の発明によれば、発光素子から液晶表示パネルに対する光の照射を効率良く適正に行うことができる。即ち、発光素子の上面が上光透過基板の上面よりも低いと、当該上光透過基板による導光を効率良く行うことができず、また、発光素子の上面が上光透過基板の上面よりも高いと、発光素子のうち、上光透過基板の上面よりも高い部分から発せられた光は、上光透過基板内に入射されないため、照射光が無駄になってしまうためである。
請求項3に記載の発明によれば、液晶表示パネルの貫通孔内に発光素子が配設されているので、この発光素子から照射された光を貫通孔の内周面を介して上光透過基板及び下光透過基板のうち何れか一方に入射させることができる。これにより、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
また、液晶表示パネルと発光素子とを表示装置の厚さ方向に配設する場合に比べて表示装置の厚さを薄くすることができる。ここで、液晶表示パネルには、高分子分散液晶が設けられているので、偏光板、位相差フィルム及び配光膜等を配設する必要がなくなる。また、発光素子から照射された光は、上光透過基板及び下光透過基板により導光されるので、導光板を設ける必要がなくなる。これにより、表示装置の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さも短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
また、発光素子の先端部から発せられ、貫通孔が設けられている光透過基板の方に向かわずに漏れてしまう光は、貫通孔が設けられていない光透過基板に入射されて導光されることとなり、液晶表示パネルに対する光の照射効率を高めることができる。さらに、偏光板による光損失がなく、高分子分散液晶の液剤により光が拡散されることとなり、液晶表示パネル全体を明るく照明することができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数の発光素子にて液晶表示パネルを効率良く、且つ、より明るく照明することができ、液晶表示パネルの視認性をより向上させる。また、複数の発光素子を備える表示装置であっても、当該表示装置の光透過基板に沿う方向の長さが大きくなることを防止して、表示装置の小型化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、表示装置において表示されるユーザにとって重要な部分を効率良く照明することができる。また、表示装置を美的感覚の優れたものとすることができ、その商品価値の向上を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、液晶表示パネルの切欠部に発光素子が配設されているので、この発光素子から照射された光を切欠部の内周面を介して上光透過基板及び下光透過基板内に入射させることができる。これにより、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
また、液晶表示パネルと発光素子とを表示装置の厚さ方向に配設する場合に比べて表示装置の厚さを薄くすることができる。ここで、液晶表示パネルには、高分子分散液晶が設けられているので、偏光板、位相差フィルム及び配光膜等を配設する必要がなくなる。また、発光素子から照射された光は、上光透過基板及び下光透過基板により導光されるので、導光板を設ける必要がなくなる。これにより、表示装置の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さも短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
また、偏光板による光損失がなく、高分子分散液晶の液剤により光が拡散されることとなり、液晶表示パネル全体を明るく照明することができる。
請求項7に記載の発明によれば、発光素子から液晶表示パネルに対する光の照射を効率良く適正に行うことができる。即ち、発光素子の上面が上光透過基板の上面よりも低いと、当該上光透過基板による導光を効率良く行うことができず、また、発光素子の上面が上光透過基板の上面よりも高いと、発光素子のうち、上光透過基板の上面よりも高い部分から発せられた光は、上光透過基板内に入射されないため、照射光が無駄になってしまうためである。
請求項8に記載の発明によれば、液晶表示パネルの切欠部に発光素子が配設されているので、この発光素子から照射された光を切欠部の内周面を介して上光透過基板及び下光透過基板のうち何れか一方に入射させることができる。これにより、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
また、液晶表示パネルと発光素子とを表示装置の厚さ方向に配設する場合に比べて表示装置の厚さを薄くすることができる。ここで、液晶表示パネルには、高分子分散液晶が設けられているので、偏光板、位相差フィルム及び配光膜等を配設する必要がなくなる。また、発光素子から照射された光は、上光透過基板及び下光透過基板により導光されるので、導光板を設ける必要がなくなる。これにより、表示装置の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さも短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
また、発光素子の先端部から発せられ、切欠部が設けられている光透過基板の方に向かわずに漏れてしまう光は、切欠部が設けられていない光透過基板にて導光されることとなり、液晶表示パネルに対する光の照射効率を高めることができる。さらに、偏光板による光損失がなく、高分子分散液晶の液剤により光が拡散されることとなり、液晶表示パネル全体を明るく照明することができる。
請求項9に記載の発明によれば、発光素子から放射方向に略均等に光を照射することができ、液晶表示パネルを効率良く照明することができる。従って、液晶表示パネルの視認性をより向上させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、複数の発光素子にて液晶表示パネルを効率良く、且つ、より明るく照明することができ、液晶表示パネルの視認性をより向上させる。また、複数の発光素子を備える表示装置であっても、当該表示装置の光透過基板に沿う方向の長さが大きくなることを防止して、表示装置の小型化を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、発光素子の上端部から発せられ光透過基板の方に向かわずに漏れてしまう光は、反射部材にて反射されて光透過基板内に入射され導光されることとなり、液晶表示パネルの照明をより効率良く行うことができる。従って、液晶表示パネルの視認性をより向上させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、光透過性部材の液晶表示パネル側の面に設けられている光反射部材によって、発光素子から発せられた光、特に、液晶表示パネルの方に向かわずに漏れてしまう光であっても、液晶表示パネルに向けて反射させて、上光透過基板及び下光透過基板内に入射させることができる。即ち、発光素子から照射された光は、液晶表示パネルにその視認側から入射されることとなるので、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
請求項13に記載の発明によれば、発光素子の光照射軸上に設けられている光反射部材によって、発光素子から照射された光を液晶表示パネルの端部に向けて反射させて、上光透過基板及び下光透過基板内に入射させることができる。即ち、発光素子から照射された光は、液晶表示パネルにその端部から入射されることとなるので、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
また、液晶表示パネルと発光素子との配置の自由度を向上させることができ、これにより、必ずしも液晶表示パネルと発光素子とを表示装置の厚さ方向に配設する必要がなくなり、表示装置の薄型化を図ることができる。
請求項14に記載の発明によれば、発光素子の光照射軸上に設けられている光反射部材によって、発光素子から照射された光を液晶表示パネルの端部に向けて反射させて、上光透過基板及び下光透過基板内に入射させることができる。即ち、発光素子から照射された光は、液晶表示パネルにその端部から入射されることとなるので、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
さらに、発光素子が液晶表示パネルの下側に当該液晶表示パネルと重なるように設けられているので、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さを短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、発光素子の光照射軸上に設けられている文字板の裏面側にて発光素子から照射された光を液晶表示パネルに向けて反射させて、上光透過基板及び下光透過基板内に入射させることができる。即ち、発光素子から照射された光は、文字板にて液晶表示パネル側に反射され、当該液晶表示パネルの文字板により被覆されていない領域においてその視認側から入射されることとなるので、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができ、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
さらに、発光素子は文字板により視認側からは隠された状態となるので、表示装置を美的感覚の優れたものとすることができ、その商品価値の向上を図ることができる。
また、発光素子が液晶表示パネルの下側に当該液晶表示パネルと重なるように設けられているので、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さを短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
請求項16に記載の発明によれば、発光素子は、液晶表示パネルの縁部に設けられているので、発光素子を液晶表示パネルの中央部側に設ける場合に比べて、当該液晶表示パネルの表示領域を確保する上での発光素子の配置の制約を受けにくくすることができる。
請求項17に記載の発明によれば、上光透過基板及び下光透過基板のうちの少なくとも何れか一方は、発光素子から照射された光を導光可能に構成されており、請求項1〜16に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項18に記載の発明によれば、発光素子から液晶表示パネルの上光透過基板及び下光透過基板のうち少なくとも一方に光を照射して当該液晶表示パネルに光を入射することができ、これにより、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。即ち、例えば、液晶表示パネルに対してその視認側と反対側から光を照射しない構成とすることにより、当該液晶表示パネルに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができることとなって、液晶表示パネルの視認性を向上させることができる。また、高分子分散液晶を有する液晶表示パネルにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射部材の色を背景色として適正に表すことができる。
また、液晶表示パネルには、高分子分散液晶が設けられているので、偏光板、位相差フィルム及び配光膜等を配設する必要がなくなる。また、発光素子から照射された光は、上光透過基板及び下光透過基板により導光されるので、導光板を設ける必要がなくなる。これにより、表示装置の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置の光透過基板に沿う方向の長さも短くすることができ、これにより、表示装置のより小型化を図ることができる。
また、偏光板による光損失がなく、高分子分散液晶の液剤により光が拡散されることとなり、液晶表示パネル全体を明るく照明することができる。
請求項19に記載の発明によれば、機器ケース内に請求項1〜18の何れか一項に記載の表示装置を備えることにより、液晶表示パネルの視認性が良く、商品価値の高い表示装置を搭載した電子機器を提供することができる。
請求項20に記載の発明によれば、表示装置が組み込まれる機器ケースの内面に光反射部材が設けられているので、電子機器内に、光反射部材の配設のためだけの専用部品等を設ける必要がなくなり、電子機器の小型化を図ることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の電子機器の好適な一例として例示する腕時計を示す正面図であり、図2は、図1のII−II線における要部の拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、腕時計100には、時計計時部1を内部に収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えられている。
時計ケース2の上部中央には時計ガラス3が装着され、また、時計ケース2の上部外周には、時字指標が設けられたベゼル4が配設されている。また、時計ケース2の下面には、防水リング5を介して裏蓋6が取り付けられており、裏蓋6と時計計時部1との間には、緩衝部材7が設けられている。さらに、時計ケース2の外周部には、入力部50(図3参照)を構成する当該腕時計100の各種機能の実行を指示するスイッチ51、…が設けられている。
また、図2に示すように、時計ケース2の時計計時部1を挟んだ両端部、即ち、時計ケース2の当該腕時計100における12時方向側及び6時方向側の端部には、バンド軸を介して時計バンドを取り付けるための貫通部21が設けられている。
時計計時部1は、図2に示すように、デジタル表示機能を備える表示装置10と、視認側(図2における上側)に設けられた上部ハウジング11と、視認側と反対側(図2における下側)に設けられた下部ハウジング12とを備えて構成されている。
下部ハウジング12には、当該腕時計100が各種動作を行うための電源としての例えば電池(図示略)が組み込まれている。また、下部ハウジング12と上部ハウジング11との間には、表示装置10を構成するPWBなどの回路基板10c(後述)が配置されている。
上部ハウジング11の上部には、上面を時計ガラス3の下面にほぼ当接させるようにして枠状部材13が配設されている。
以下に、表示装置10について詳細に説明する。
表示装置10は、上部ハウジング11に収容された液晶表示パネル10aと、液晶表示パネル10aに対して光を照射する発光素子としての発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)10bと、液晶表示パネル10a、LED10b等と電気的に接続された回路基板10cと、を備えて構成されている。
液晶表示パネル10aは、例えば上下一対の透明電極をそれぞれ有する上光透過基板g1及び下光透過基板g2と、上透明電極と下透明電極の間に封止された高分子分散液晶Lと、上光透過基板g1の上面に配設されたUVカットフィルムf1と、下光透過基板g2の下面に配設された反射フィルムf2等により構成されている。
なお、図示は省略するが、上透明電極及び下透明電極には配線が接続されており、配線はコネクターを介して回路基板10cに接続されている。
以下、液晶表示パネル10aの表示駆動について詳細に説明する。
先ず、図3を参照して腕時計100の内部構成について説明する。
図3に示すように、腕時計100は、CPU(Central Processing Unit)20、RA
M(Random Access Memory)30、ROM(Read Only Memory)40、入力部50、計時回路部60、発振回路部70、表示駆動回路部80によって構成されており、発振回路部70を除く各部はバスBによって接続されている。
CPU20は、所定のタイミング或いは入力部50から入力された操作信号等に応じて、ROM40内に格納された各種プログラムに基づいて各機能部への指示やデータの転送等を行う。特に、CPU20は、例えば、計時回路部60で計数される現在時刻データに基づく表示信号を表示駆動回路部80に出力して現在時刻を表示させる等の各種制御を行う。
RAM30は、CPU20の制御下にて、CPU20で処理されたデータを記憶するとともに、記憶しているデータをCPU20に出力するために用いられるものである。
ROM40は、主に、腕時計100に係るシステムプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶するものである。
入力部50は、腕時計100における各種機能、例えば、LED10bからの液晶表示パネル10aに対する照明動作等を指示するスイッチ51を備えて構成されている。そして、ユーザによる各スイッチ51の操作に基づいて、対応するスイッチ51の操作信号をCPU20に対して出力するようになっている。
計時回路部60は、発振回路部70から入力される信号を計数して、現在時刻データ等を取得し、当該現在時刻データをCPU20に対して出力するものである。また、計時回路部60には、常時一定周波数の信号を出力する発振回路部70が接続されている。
表示駆動回路部80は、CPU20から出力され入力されたデータに基づいて表示装置10の駆動を制御するものである。即ち、表示駆動回路部80は、例えば現在時刻データに基づいて、高分子分散液晶Lからなる液晶表示パネル10aの一対の透明電極間に所定の電圧を印加し、その印加状態に応じて現在時刻等をデジタル表示させるように構成されている。より具体的には、表示駆動回路部80は、液晶表示パネル10aの視認側に指針軸Sを中心として運針するように時針、分針及び秒針をデジタル表示するようになっている(図1参照)。
また、表示駆動回路部80は、スイッチ51の操作信号に基づいて液晶表示パネル10aに対して光を照射するLED10bの駆動を制御するようになっている。
ここで、液晶表示パネル10aを構成する高分子分散液晶Lについて説明する。
高分子分散液晶Lは、光の波長程度(0.5から数μm)の液晶微粒子が高分子材料中
に分散されてなるものであり、電界印加により液晶分子が電界方向に配光して光透過状態(透明)となり、また、電界除去により液晶分子がポリマーネットワーク表面に沿うように並んで光散乱状態(白濁)となる。このため、例えばネマティック液晶等から構成された一般的なLCDで必要な配光膜や配光処理が不要となる。また、高分子分散液晶Lは、光散乱を利用するものであるため、従来の多くの液晶素子で使用されている偏光板を用いる必要がないので、透過率が高く、光の利用効率が良いという特徴を有している。これにより、明るく、視角依存性の低い液晶表示パネルを提供できる。
また、高分子分散液晶Lを用いて液晶表示パネルを製造するに当たってはラビングによる分子配向処理を行う必要もないので製造プロセスが簡略化され、大面積化も容易であるという特徴を有している。さらに、液晶材料そのものがフィルム状のものであるため、電圧を加えるための透明電導膜を施した透明基板としてプラスチックフィルムを用いると全体としてフレキシブルなフィルム状の液晶表示パネルを得ることができるという特徴を有している。
次に、液晶表示パネル10aとLED10bの配置に係る構成について説明する。
上光透過基板g1及び下光透過基板g2は、平面視略円形状をなし互いに略同形状となるように形成され、これら両光透過基板g1、g2は、上下にほぼ一致して重なるように配設されている。そして、上光透過基板g1及び下光透過基板g2の略中心である当該腕時計100の指針軸Sに対応する位置に、両光透過基板g1、g2を厚さ方向に貫通して、内部にLED10bが配設される貫通孔H1が形成されている。
即ち、貫通孔H1は、例えば、LED10bの略円柱状をなす上端部側(LED10bの回路基板10cに接続される電極側と反対側)の外形に沿う形状に形成されており、当該貫通孔H1内に電極が回路基板10cに接続されるLED10bの上端部が挿入され、その上端面を上光透過基板g1の視認側から露出させるようにしてLED10bが配設されている。
なお、高分子分散液晶Lは、上光透過基板g1と下光透過基板g2の間にて貫通孔H1を取り囲むように挟持されている。
LED10bは、その上端部の内部の光出力部(図示略)から出力された光が当該LED10bの周囲の上光透過基板g1及び下光透過基板g2に入射されるように、例えば上端部内部に反射部材(図示略)を備えて構成されている。また、LED10bは、その上端面が上光透過基板g1の上面と略面一となるように貫通孔H1内に配設されている。
これにより、LED10bから液晶表示パネル10aに対する光の照射を効率良く適正に行うことができる。即ち、LED10bの上端面が上光透過基板g1の上面よりも低いと、当該上光透過基板g1による導光を効率良く行うことができず、また、LED10bの上端面が上光透過基板g1の上面よりも高いと、LED10bのうち、上光透過基板g1の上面よりも高い部分から発せられた(漏れた)光は、上光透過基板g1内に入射されないため、照射光が無駄になってしまうためである。
以上のように、実施形態1の腕時計100によれば、液晶表示パネル10aの上光透過基板g1及び下光透過基板g2を貫通して形成された貫通孔H1内にLED10bが配設されているので、LED10bから照射された光を貫通孔H1の内周面を介して上光透過基板g1及び下光透過基板g2内に入射させることができる。これにより、液晶表示パネル10aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル10aに表示される各種情報のコントラストや視認性の低下を抑制することができる。また、高分子分散液晶Lを有する液晶表示パネル10aにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射フィルムf2の色を背景色として適正に表すことができる。
このように、液晶表示パネル10aの視認性を向上させることができ、表示装置810を備える腕時計100の商品価値を向上させることができる。
また、液晶表示パネル10aとLED10bとを表示装置10の厚さ方向に配設する場合に比べて、表示装置10の厚さを薄くすることができる。ここで、液晶表示パネル10aには、高分子分散液晶Lが設けられているので、偏光板、位相差フィルム及び配光膜等を配設する必要がなくなる。また、LED10bから照射された光は、上光透過基板g1と下光透過基板g2により導光されるので、導光板を設ける必要がなくなる。これにより、表示装置10の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置10の光透過基板g1、g2に沿う方向の外形長さも短くすることができ、これにより、当該表示装置10並びにこれを備える本腕時計100のより小型化を図ることができる。
また、偏光板が必要なくなることにより、当該偏光板による光損失がなくなって、高分子分散液晶Lの液剤により光が拡散されて、液晶表示パネル10a全体を明るく照明することができる。
さらに、LED10bは、腕時計100の指針軸Sに対応する位置に設けられているので、表示装置10にて表示されるユーザにとって重要な部分を効率良く照明することができる。また、表示装置10を美的感覚の優れたものとすることができ、腕時計100の商品価値の向上をさらに図ることができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の腕時計200について図4及び図5を参照して説明する。
ここで、図4は、本発明を適用した実施形態2の腕時計200を示す正面図であり、図5は、図4のV−V線における要部の拡大断面図である。
なお、実施形態2の腕時計200は、表示装置210の構成以外の点では上記実施形態1と同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4及び図5に示すように、本実施形態の腕時計200に係る表示装置210は、下光透過基板g2のみをその厚さ方向に貫通して形成された貫通孔H2が設けられ、この貫通孔H2に上端部を挿入するようにしてLED10bが配設されている。即ち、LED10bは、その上端面を上光透過基板g3の下面にほぼ当接させるようにして貫通孔H2内に配設されている。
以上のように、実施形態2の腕時計200によれば、液晶表示パネル210aの貫通孔H2内にLED10bが配設されているので、このLED10bから照射された光を貫通孔H2の内周面を介して下光透過基板g2に入射させることができる。また、LED10bの上端部から発せられて、貫通孔H2が設けられている下光透過基板g2の方に向かわずに漏れてしまう光は、貫通孔H2が設けられていない上光透過基板g3に入射されて導光されることとなるので、液晶表示パネル210aに対する光の照射効率を高めることができる。これにより、液晶表示パネル210aの照明をより効率良く行うことができる。
また、本実施形態の表示装置210は、視認側の略全面に上光透過基板g3が配置され、LED10bが直接視界に入らないために、液晶表示パネル210aにおけるデジタル表示の自由度を向上させることができる。即ち、実施形態1の腕時計100のようにLED10bの上端面を視認側から露出させるように配置されていると、その上端面によりデジタル表示が制限され、その上で、見た目を良くするためには、当該LED10bの略円形とされる上端面にて指針軸を模式的に表すような表示となってしまう。しかしながら、本実施形態にあっては、LED10bが直接視界に入らないために、時刻を数値でデジタル表示しても違和感がなくなり、当該腕時計200の見た目をより良くすることができる。
[実施形態3]
以下に、実施形態3の腕時計300について図6及び図7を参照して説明する。
ここで、図6は、本発明を適用した実施形態3の腕時計300を示す正面図であり、図7は、図6のVII−VII線における要部の拡大断面図である。
なお、実施形態3の腕時計300は、表示装置310の構成並びにアナログ指針機構14以外の点では上記実施形態1と同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の腕時計300は、時刻を時針、分針及び秒針等の指針を用いて示すアナログ指針機構14と、例えば気圧、曜日等の各種情報を補助表示する4つの補助情報表示部15、…を備えている。
アナログ指針機構14は、回路基板10cと電気的に接続されており、上光透過基板g4及び下光透過基板g5の略中心を厚さ方向に貫通して形成された軸孔内にて上方に延びる指針軸141と、この指針軸141に取り付けられた時針、分針、秒針等の指針142と、指針142を指針軸141を中心として運針する運針機構部143とを備えて構成されている。
補助情報表示部15は、液晶表示パネル310aの指針軸を中心にして3時方向側、6時方向側、9時方向側並び12時方向側のそれぞれに設けられ、所定径を有する略円形の範囲内に補助情報を表示可能となっている。即ち、液晶表示パネル310aの3時方向側、6時方向側、9時方向側並び12時方向側のそれぞれには、上光透過基板g4及び下光透過基板g5の双方を厚さ方向に貫通する貫通孔H3が形成されており、当該貫通孔H3の各々に対応させて貫通孔H3内に上端部を挿入するようにしてLED10bが配設されている。
以上のように、実施形態3の腕時計300によれば、4つの貫通孔H3、…の各々に対応させてLED10b、…が配設されているので、4つのLED10b、…にて液晶表示パネル310aを効率良く、且つ、より明るく照明することができ、液晶表示パネル310aの視認性をより向上させる。
また、複数のLED10b、…を備える表示装置310であっても、その厚さ並びに光透過基板g4、g5に沿う方向の外形長さが大きくなることを防止して、当該表示装置310のより小型化を図ることができる。
さらに、LED10bは、補助情報表示部15の各々に対応する位置に設けられているので、表示装置310にて表示されるユーザにとって重要な部分を効率良く照明することができる。また、表示装置310を美的感覚の優れたものとすることができ、腕時計300の商品価値の向上をさらに図ることができる。
<変形例1>
なお、上記実施形態1〜3の腕時計100、200、300にあっては、LED10bから照射された光を液晶表示パネル10a、210a、310a側に反射させる所定の反射部材16を設けても良い。
以下に、腕時計400の変形例について図8及び図9を参照して説明する。
なお、図8は、この変形例1の腕時計400を示す正面図であり、図9は、図8のIX
−IX線における要部の拡大断面図である。
図8及び図9に示すように、LED10bの上方、具体的には、時計ガラス3の下面のLED10bに対向する領域に、当該LED10bを略中心に位置させるようにして所定幅を有する略円環状に形成された反射部材16が設けられている。
ここで、反射部材16は、例えば、アルミ蒸着、シルバーインクの印刷、及び、反射シールの貼り付けなどによって時計ガラス3の下面に設けることができる。
従って、LED10b、特に、その上端部から発せられ上光透過基板g1及び下光透過基板g2の方に向かわずに漏れてしまう光は、反射部材16にて反射されて光透過基板g1、g2内に入射され導光されることとなり、液晶表示パネル10aの照明をより効率良く行うことができる。
なお、上記実施形態1〜3では、貫通孔H1、H2、H3を略円形状に形成するように構成したが、これに限られるものではなく、当該貫通孔H1、H2、H3の形状は、挿入されるLED10bの少なくとも一部の外形形状に対応させて適宜変更可能となっている。
[実施形態4]
以下に、実施形態4の腕時計800について図10を参照して説明する。
ここで、図10は、本発明を適用した実施形態4の電子機器の好適な一例として例示する腕時計800の要部の一断面を示す図である。
なお、実施形態4の腕時計800を構成する各部のうち、上記実施形態1〜3と同様の構成には同列の符号を付してその説明を省略するものとする。
図10に示すように、本実施形態の腕時計800は、時計計時部1と、この時計計時部1に収納する時計ケース(機器ケース)802が備えられている。
時計ケース802の上部中央には時計ガラス(光透過性部材)803が装着されている。また、時計ケース802の下面には、防水リング805を介して裏蓋806が取り付けられており、裏蓋806と時計計時部1との間には、緩衝部材807が設けられている。
時計計時部1は、デジタル表示機能を備える表示装置810と、上部ハウジング811と、下部ハウジング812とを備えて構成されている。
下部ハウジング812と上部ハウジング811との間には、表示装置810を構成する回路基板810cが配置されている。
上部ハウジング811の上部には、上面を時計ガラス803の下面にほぼ当接させるようにして枠状部材813が配設されている。
以下に、表示装置810について詳細に説明する。
表示装置810は、上部ハウジング811に収容された液晶表示パネル810aと、液晶表示パネル810aに対して光を照射するLED(発光素子)10bと、液晶表示パネル810a、LED10b等と電気的に接続された回路基板810cと、LED10bから照射された光を反射させる光反射部材816とを備えて構成されている。
液晶表示パネル810aは、例えば上下一対の透明電極をそれぞれ有する上光透過基板g11及び下光透過基板g12と、上透明電極と下透明電極の間に封止された高分子分散液晶Lと、上光透過基板g11の上面に配設されたUVカットフィルムf1と、下光透過基板g12の下面に配設された反射フィルムf2等により構成されている。
上光透過基板g11は、その厚さ方向に略直交する方向の一面が下光透過基板g12の同方向の一面よりも広い面積を有してなり、上光透過基板g11及び下光透過基板g12は、例えば、互いの中心位置をほぼ一致させるようにして上下に重ねて配設されている。また、上光透過基板g11のうち、下光透過基板g12に当接されていない所定位置、例えば図10における左右両端部には、上透明電極及び下透明電極に接続された接続線(図示略)と回路基板810cとを電気的に接続するためのインターコネクター817が設けられている。
なお、インターコネクター817は、液晶表示パネル810aの駆動に係る各種信号を回路基板810cから液晶表示パネル810aに供給するコネクターであり、例えば、導電性のゴムから構成されている。
回路基板810cのインターコネクター817が接続された部分よりも端部側には、上端(視認側の端部)にLED10bが接続されたコイルばね818の下端が固定されており、このコイルバネ818によってLED10bは視認側に付勢されている。
ここで、LED10bの時計ケース802内における配置について詳細に説明する。
先ず、時計ケース802と上部ハウジング811との境界部分には、コイルばね818の配設位置に対応させて、例えば、図10における左右両端部にて当該時計ケース802並びに上部ハウジング811を厚さ方向に貫通するように、コイルばね818が挿通される挿通孔部819が形成されている。そして、挿通孔部819の上方には、当該挿通孔部819に連続する時計ケース802の内周面部と枠状部材813の外周面部とによって、LED10bが収容されるLED収容部820が形成されている。
このLED収容部820内に、LED10bの光出力部から略水平に、且つ、中心側に向けて光が照射されるように、当該LED10bが配設されている。つまり、LED10bは、時計ケース802内にて液晶表示パネル810aの外側に配設されている。
また、LED10bの上方、即ち、時計ガラス803の開口側と反対となる液晶表示パネル810a側の面に、光反射部材816が設けられている。
この光反射部材816は、少なくとも時計ガラス803に対して視認側から入射された光を透過するとともに、LED10bから照射された光を液晶表示パネル810aの上光透過基板g11の視認側の面に向けて反射するものである。また、光反射部材816は、光の反射率の高い材料から構成されており、具体的には、例えば、印刷や蒸着等により形成されても良いし、所定の反射シールを貼付されたものであっても良い。
以上のように、実施形態4の腕時計800によれば、時計ガラス803の液晶表示パネル810a側の面に設けられている光反射部材816によって、LED10bから発せられた光、特に、液晶表示パネル810aの方に向かわずに漏れてしまう光であっても、液晶表示パネル810aの視認側の面に向けて反射させて、上光透過基板g11及び下光透過基板g12内に入射させることができる。即ち、LED10bから照射された光は、液晶表示パネル810aにその視認側から入射されることとなるので、例えば、液晶表示パネル810aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル810aに表示される各種情報のコントラストや視認性の低下を抑制することができる。また、高分子分散液晶Lを有する液晶表示パネル810aにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射フィルムf2の色を背景色として適正に表すことができる。
このように、液晶表示パネル810aの視認性を向上させることができ、表示装置810を備える腕時計800の商品価値を向上させることができる。
[実施形態5]
以下に、実施形態5の腕時計900について図11を参照して説明する。
ここで、図11は、本発明を適用した実施形態5の電子機器の好適な一例として例示する腕時計900の要部の一断面を示す図である。
なお、実施形態5の腕時計900を構成する各部のうち、上記実施形態1〜3と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
図11に示すように、本実施形態の腕時計900に備わる表示装置910には、回路基板810cの視認側の面に光出力部から略垂直に光が照射されるようにLED10bが配設され、このLED10bから照射された光が時計ケース902の内面に配設された光反射部材916により反射されて、液晶表示パネル910a内にその端部側から入射されるようになっている。
即ち、時計ケース902の内周面には、その視認側の端部に時計ガラス803が固定されるガラス固定部902aが設けられ、そのガラス固定部902aの視認側と反対側の端部(図11における下端部)に連続して、当該端部から中心側に向けて突出形成され、液晶表示パネル910aを支持する突出支持部921が設けられている。
突出支持部921には、時計ケース902の内周面に対して略水平に形成され、液晶表示パネル910aの上光透過基板g13の視認側の面の端部に当接固定されるパネル固定面部921aと、このパネル固定面部921aの時計ケース902の内周面側の端部に連続して当該時計ケース902の内周面に向けて傾斜して形成され、光反射部材916が配設される反射部材配設面部921bとが形成されている。
反射部材配設面部921bは、回路基板810cに配設されたLED10bに対向するように形成されている。つまり、LED10bは、回路基板810cの液晶表示パネル910aの外側となる所定位置、具体的には、図11における左右両端部に配設されている。
また、反射部材配設面部921bには、LED10bの光照射軸上に位置するように光反射部材916が設けられている。即ち、光反射部材916は、LED10bから照射された光をパネル固定面部921aに固定された液晶表示パネル910aの端部側に反射させるような角度をもって反射部材配設面部921bに配設されている。
なお、光反射部材916は、LED10bから照射された光の反射率の高い材料から構成された部材であり、例えば、白色の樹脂やミラー等が挙げられる。また、光反射部材916は、上記実施形態4の光反射部材816と同様に、印刷や蒸着等により形成されても良いし、所定の反射シールを貼付されたものであっても良い。
なお、本実施形態における液晶表示パネル910aを構成する上光透過基板g13及び下光透過基板g14は、互いに略同形状に形成され、上下にほぼ一致して重なるように配設されている。
以上のように、実施形態5の腕時計900によれば、LED10bの光照射軸上に設けられている光反射部材916によって、LED10bから照射された光を液晶表示パネル910aの端部側に向けて反射させて、上光透過基板g13及び下光透過基板g14内に入射させることができる。即ち、LED10bから照射された光は、液晶表示パネル910aにその端部側から入射されることとなるので、液晶表示パネル910aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル910aに表示される各種情報のコントラストや視認性の低下を抑制することができる。また、高分子分散液晶Lを有する液晶表示パネル810aにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射フィルムf2の色を背景色として適正に表すことができる。
このように、液晶表示パネル910aの視認性を向上させることができ、表示装置910を備える腕時計900の商品価値を向上させることができる。
また、液晶表示パネル910aとLED10bとの配置の自由度を向上させることができ、これにより、必ずしも液晶表示パネル910aとLED10bとを表示装置910の厚さ方向に配設する必要がなくなり、表示装置910の薄型化を図ることができる。
さらに、突出支持部921の反射部材配設面部921b、即ち、時計ケース902の内面に光反射部材916が設けられているので、腕時計900内に、光反射部材916の配設のためだけの専用部品等を設ける必要がなくなり、腕時計900の小型化を図ることができる。
<変形例2>
以下に、変形例2の腕時計1000について図12を参照して説明する。
ここで、図12は、変形例2の腕時計1000の要部の一断面を示す図である。
図12に示すように、この変形例2の腕時計1000に係る表示装置1010は、実施形態5の腕時計900に備わる時計ケース902内に、上記実施形態4の腕時計800に備わる液晶表示パネル810aを備えて構成されている。
即ち、より具体的には、液晶表示パネル810aは、上光透過基板g11の視認側の面を突出支持部921のパネル固定面部921aの視認側と反対側の面に当接させて固定され、光透過性を有するインターコネクター817を介して回路基板810cと電気的に接続されている。
回路基板810cのインターコネクター817が接続された部分よりも端部側の各々には、LED10bが配設されている。
従って、LED10bから照射された光は、LED10bの光照射軸上に設けられている光反射部材916によって液晶表示パネル810aの端部側に向けて反射させられて、上光透過基板g11及び下光透過基板g12内に入射されることとなる。ここで、液晶表示パネル810aと回路基板810cとがインターコネクター817により接続されているので、LED10bから照射された光はインターコネクター817を透過して液晶表示パネル810aの端部側に入射される。従って、液晶表示パネル810aに対する光の入射領域を狭くすることなく、十分に確保することができる。
[実施形態6]
以下に、実施形態6の腕時計1100について図13を参照して説明する。
ここで、図13は、本発明を適用した実施形態6の電子機器の好適な一例として例示する腕時計1100の要部の一断面を示す図である。
なお、実施形態6の腕時計1100を構成する各部のうち、上記実施形態1〜5と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
図13に示すように、本実施形態の腕時計1100に備わる表示装置1110には、液晶表示パネル1110aの外側下部、即ち、外側であって視認側と反対側に当該液晶表示パネル1110aの内側に位置するようにLED10bが設けられ、このLED10bから液晶表示パネル1110aの外側に向けて照射された光を液晶表示パネル1110aの端部側に向けて反射させる光反射部材916が時計ケース902の反射部材配設面部921bに取り付けられている。
LED10bは、回路基板810cの視認側の面に液晶表示パネル1110aの縁部と上下にほぼ重なるように取り付けられている。また、LED10bは、その上端部の内部の光出力部から液晶表示パネル1110aの外側、より具体的には、図13における斜め上方に向けて光が出力されるように、例えば上端部内部に反射部材(図示略)を備えて構成されている。
回路基板810cと液晶表示パネル1110aとの間には上部ハウジング1111が設けられており、この上部ハウジング1111は、LED10bの位置に対応させて当該LED10bから出力された光を光反射部材916に照射することができるように所定形状に切り欠かれている。これにより、LED10bから照射された光は時計ケース902の内面に配設された光反射部材916に入射され、さらに、この光反射部材916により反射されて、液晶表示パネル1110a内にその端部側から入射されるようになっている。
以上のように、実施形態6の腕時計1100によれば、LED10bの光照射軸上に設けられている光反射部材916によって、LED10bから照射された光を液晶表示パネル1110aの端部に向けて反射させて、上光透過基板g13及び下光透過基板g14内に入射させることができる。即ち、LED10bから照射された光は、液晶表示パネル1110aにその端部から入射されることとなるので、液晶表示パネル1110aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル1110aに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができる。また、高分子分散液晶Lを有する液晶表示パネル1110aにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射フィルムf2の色を背景色として適正に表すことができる。
このように、液晶表示パネル1110aの視認性を向上させることができ、表示装置1110を備える腕時計1100の商品価値を向上させることができる。
さらに、LED10bが液晶表示パネル1110aの内側に設けられているので、表示装置1110の光透過基板g13、g14に沿う方向の外形長さも短くすることができ、これにより、当該表示装置1110並びにこれを備える本腕時計1100のより小型化を図ることができる。
[実施形態7]
以下に、実施形態7の腕時計1200について図14を参照して説明する。
ここで、図14は、本発明を適用した実施形態7の電子機器の好適な一例として例示する腕時計1200の要部の一断面を示す図である。
なお、実施形態7の腕時計1200を構成する各部のうち、上記実施形態1〜6と同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
図14に示すように、本実施形態の腕時計1200に備わる表示装置1210には、液晶表示パネル1210aの外側下部であって当該液晶表示パネル1210aの略中央にLED10bが設けられ、このLED10bに対向させるように液晶表示パネル1210aよりも視認側に文字板1211が配設されている。
液晶表示パネル1210aは、互いに略同形状となるように形成され、上下にほぼ一致して重なるように配設された上光透過基板g15及び下光透過基板g16を備え、これら両光透過基板g15、g16の端部が時計ケース1202の内周面1202aに当接固定されている。
また、下光透過基板g16の下面には反射フィルムf2が配設されており、この反射フィルムf2の略中央部には、LED10bの外形と略等しいか、若しくはわずかに大きい形状の開口部f21が形成されている。そして、開口部f21を介して下光透過基板g16の下面に上端部を対向させるようにLED10bが回路基板1210cに配設されている。
文字板1211は、液晶表示パネル1210aの視認側の面に当該液晶表示パネル1210aの中央部及び端部を被覆するように取り付けられている。即ち、文字板1211のうち、液晶表示パネル1210aの中央部を被覆する部分は、LED10bと対向するような配置となっている。
従って、LED10bから照射された光は、液晶表示パネル1210a内を一旦通過した後、文字板1211の裏面側により反射されて、液晶表示パネル1210a内に再入射されるようになっている。
なお、液晶表示パネル1210aは、文字板1211によって被覆されずに視認側に露出された状態の当該液晶表示パネル1210aの中央部と端部との間の部分に各種情報が表示されるようになっている。
以上のように、実施形態7の腕時計1200によれば、LED10bの光照射軸上に設けられている文字板1211の裏面側にてLED10bから照射された光を液晶表示パネル1210aに向けて反射させて、上光透過基板g15及び下光透過基板g16内に入射させることができる。即ち、LED10bから照射された光は、文字板1211にて液晶表示パネル1210a側に反射され、当該液晶表示パネル1210aの文字板1211により被覆されていない領域においてその視認側から入射されることとなるので、液晶表示パネル1210aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル1210aに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができる。また、高分子分散液晶Lを有する液晶表示パネル1210aにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射フィルムf2の色を背景色として適正に表すことができる。
このように、液晶表示パネル1210aの視認性を向上させることができ、表示装置1210を備える腕時計1200の商品価値を向上させることができる。
また、LED10bは文字板1211により視認側からは隠された状態となるので、表示装置1210を美的感覚の優れたものとすることができ、腕時計1200の商品価値の向上をさらに図ることができる。
さらに、LED10bが液晶表示パネル1210aの内側に設けられているので、表示装置1210の光透過基板g15、g16に沿う方向の外形長さも短くすることができ、これにより、当該表示装置1210並びにこれを備える本腕時計1200のより小型化を図ることができる。
<変形例3>
以下に、変形例3の腕時計1300について図15を参照して説明する。
ここで、図15は、変形例3の腕時計1300の要部の一断面を示す図である。
図15に示すように、この変形例3の腕時計1300に係る表示装置1310は、液晶表示パネル1310aの外側下部の縁部にLED10bが設けられている。
具体的には、例えば、液晶表示パネル1310aの下光透過基板g16の下面に配設された反射フィルムf2の一端部(図15における左端部)が、LED10bの形状に対応させて切り欠かれており、この切り欠かれた部分を介して下光透過基板g16の下面に上端部を対向させるようにLED10bが配設されている。
また、文字板1311は、液晶表示パネル1310aの端部を被覆するように取り付けられており、当該液晶表示パネル1310aの端部を被覆する部分は、LED10bと対向するような配置となっている。
従って、LED10bから照射された光は、文字板1311にて液晶表示パネル1310a側に反射され、当該液晶表示パネル1310aの文字板1311により被覆されていない領域においてその視認側から入射されることとなるので、液晶表示パネル1310aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル1310aに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができる。
また、LED10bを液晶表示パネル1310aの中央部側に設ける場合に比べて、当該液晶表示パネル1310aの表示領域を確保する上でのLED10bの配置の制約を受けにくくすることができる。これにより、液晶表示パネル1310aの表示領域を十分に確保することができ、腕時計1300の商品価値の向上を図ることができる。
[実施形態8]
以下に、実施形態8の携帯電話機500について図16及び図17を参照して説明する。
ここで、図16は、本発明を適用した実施形態8の電子機器の好適な一例として例示する携帯電話機500を開いた状態を示す正面図であり、図17は、図16のXVII−XVII線における要部の部分拡大断面図である。
図16に示すように、本実施形態の携帯電話機500は、本体部501と、本体部501にヒンジ結合部502を介して連結された蓋部503とを備えて構成された折り畳み型の携帯電話機である。
携帯電話機500は、主に蓋部503を開いた状態(開状態)で使用するものであり、この状態で、本体部501の一方の面(携帯電話機500を閉じた状態で蓋部503と対向する側の面)には、スイッチ群511、通話用マイク512等が設けられ、また、蓋部503の一方の面(当該携帯電話機500を閉じた状態で本体部501と対向する側の面)には、上端に配置された通話用スピーカ531と、この通話用スピーカ531の下側にて、ガラス板532を介して視認側に液晶表示パネル510aを臨ませるように配設された表示装置510とが設けられている。
表示装置510は、蓋部503の機器ケースとしての筐体533内に配設されている。
液晶表示パネル510aは、下記に説明する以外の点では上記実施形態1〜7に備わる液晶表示パネル10a、210a、310a、810a、910a、1110a、1210a、1310aと同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
即ち、液晶表示パネル510aには、平面視略矩形状をなし互いに略同形状となるよう形成された上光透過基板g6及び下光透過基板g7が設けられている。また、これら両光透過基板g6、g7の通話用スピーカ531側の端部、具体的には、図17における右側端部には、当該両光透過基板g6、g7の厚さ方向に亘って切り欠かれて、LED10bが配設される切欠部C1が設けられている。
より具体的には、切欠部C1は、上光透過基板g6及び下光透過基板g7の通話用スピーカ531側の縁部の当該携帯電話機500における幅方向の略中央にて、LED10bの略円柱状をなす上端部の外形の一部に沿うように略円弧状に切り欠かれて形成されている。そして、切欠部C1に、LED10bの上端部の外周部の一部を嵌合させて、上端面を上光透過基板g6の視認側から露出させるようにして当該LED10bが配設されている。また、LED10bの上端面は、上光透過基板g6の上面と略面一となっている。
なお、携帯電話機500は、少なくとも他の電話機等と通話可能に構成されたものであれば如何なるものであっても良く、上記説明した本発明に係る構成以外の携帯電話機500の構成については、その説明を省略する。
以上のように、実施形態8の携帯電話機500によれば、液晶表示パネル510aの上光透過基板g6及び下光透過基板g7の厚さ方向に亘って切り欠かれた切欠部C1にLED10bを配設されているので、LED10bから照射された光を切欠部C1の内周面を介して上光透過基板g6及び下光透過基板g7内に入射させることができる。これにより、液晶表示パネル510aに対してその視認側と反対側から光を照射する構成のものに比べて、液晶表示パネル510aに表示される各種情報のコントラストや視認性の低下を抑制することができる。また、高分子分散液晶Lを有する液晶表示パネル510aにおいて、その視認側と反対側に設けられる反射フィルムf2の色を背景色として適正に表すことができる。
このように、液晶表示パネル510aの視認性を向上させることができ、表示装置510を備える携帯電話機500の商品価値を向上させることができる。
また、液晶表示パネル10aとLED10bとを表示装置510の厚さ方向に配設する場合に比べて、表示装置510の厚さを薄くすることができる。ここで、液晶表示パネル510aには、高分子分散液晶Lが設けられているので、表示装置510の厚さを偏光板、位相差フィルム、配光膜及び導光板の分薄くすることができる。さらに、表示装置510の光透過基板g6、g7に沿う方向の外形長さも短くすることができ、これにより、当該表示装置510並びにこれを備える本携帯電話機500のより小型化を図ることができる。
また、偏光板が必要なくなることにより、当該偏光板による光損失がなくなって、高分子分散液晶Lの液剤により光が拡散されて、液晶表示パネル610a全体を明るく照明することができる。
また、切欠部C1は、LED10bの上端部の外形に沿うように略円弧状に形成されているので、LED10bから放射方向に略均等に光を照射することができ、液晶表示パネル510を効率良く照明することができる。
[実施形態9]
以下に、実施形態9の携帯電話機600について図18及び図19を参照して説明する。
ここで、図18は、本発明を適用した実施形態9の携帯電話機600を示す正面図であり、図19は、図18のXIX−XIX線における要部の部分拡大断面図である。
なお、実施形態9の携帯電話機600は、表示装置610の構成以外の点では上記実施形態8と同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図18及び図19に示すように、本実施形態に係る表示装置610には、切欠部C2、C2が2つ形成されており、各切欠部C2に対応させてLED10bが配設されている。具体的には、切欠部C2は、上光透過基板g8及び下光透過基板g9の開状態の携帯電話機600における上下方向に沿う両縁部の略中央部にそれぞれ設けられている。
従って、実施形態9の携帯電話機600によれば、2つの切欠部C2、C2の各々に対応させてLED10bが配設されているので、2つのLED10b、10bにて液晶表示パネル610aを効率良く、且つ、より明るく照明することができ、液晶表示パネル610aの視認性をより向上させる。
また、複数のLED10b、…を備える表示装置610であっても、その厚さ並びに光透過基板g8、g9に沿う方向の長さが大きくなることを防止して、当該表示装置610の小型化を図ることができる。また、
[実施形態10]
以下に、実施形態10の携帯電話機700について図20及び図21を参照して説明する。
ここで、図20は、本発明を適用した実施形態10の携帯電話機700を示す正面図であり、図21は、図20のXXI−XXI線における要部の部分拡大断面図である。
なお、実施形態10の携帯電話機700は、表示装置710の構成以外の点では上記実施形態9と同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図20及び図21に示すように、本実施形態の携帯電話機700に係る表示装置710には、下光透過基板g7のみをその厚さ方向に亘って切り欠いて形成された切欠部C3が設けられている。即ち、切欠部C3は、下光透過基板g7の通話用スピーカ531側の縁部の当該携帯電話機700における幅方向の略中央に設けられ、当該切欠部C3に、上端部の外周部の一部を嵌合させてLED10bが配設されている。即ち、LED10bは、その上端面を上光透過基板g10の下面にほぼ当接させるようにして切欠部C3に配設されている。
以上のように、実施形態10の携帯電話機700によれば、液晶表示パネル710aの切欠部C3にLED10bが配設されているので、このLED10bから照射された光を切欠部C3の内周面を介して下光透過基板g7に入射させることができる。また、LED10bの上端部から発せられて、切欠部C3が設けられている下光透過基板g7の方に向かわずに漏れてしまう光は、切欠部C3が設けられていない上光透過基板g10に入射されて導光されることとなり、液晶表示パネル710aに対する光の照射効率を高めることができる。これにより、液晶表示パネル710aの照明をより効率良く行うことができる。
なお、上記実施形態10では、切欠部C1、C2、C3を略円弧状に形成するように構成したが、これに限られるものではなく、当該切欠部C1、C2、C3の形状は、嵌合されるLED10bの一部の外形形状に対応させて適宜変更可能となっている。
また、本発明は、上記実施形態1〜10に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、本発明に係る表示装置(10、210、310、510、610、710、810、910、1010、1110、1210、1310)にあっては、液晶表示パネル(10a、210a、310a、510a、610a、710a、810a、910a、1110a、1210a、1310a)に対してその視認側と反対側から光を入射させないような構成、即ち、LED10bから液晶表示パネル10aの上光透過基板(g1、g3、g4、g6、g8、g10、g11、g13、g15)及び下光透過基板(g2、g5、g7、g9、g12、g14、g16)のうち少なくとも一方に光を照射して当該液晶表示パネル10aに光を入射させるような構成としても良い。これにより、当該液晶表示パネル10aに表示される各種情報のコントラストの低下を抑制することができることとなって、液晶表示パネル10aの視認性を向上させることができる。
また、実施形態2において貫通孔H2を、実施形態8において切欠部C3を、下光透過基板g2、g7に設けるような構成としたが、これに限られるものではなく、貫通孔H2並びに切欠部C3は上光透過基板g1に設けられても良い。
また、上記実施形態では、電子機器として腕時計100〜400、800〜1300及び携帯電話機500〜700を例示したが、これに限られるものではなく、液晶表示パネル10aを備える電子機器であれば如何なるものであっても良い。
本発明を適用した実施形態1の電子機器の好適な一例として例示する腕時計を示す正面図である。 図1のII−II線における要部の拡大断面図である。 図1の腕時計の要部構成を示すブロック図である。 本発明を適用した実施形態2の電子機器の好適な一例として例示する腕時計を示す正面図である。 図4のV−V線における要部の拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態3の電子機器の好適な一例として例示する腕時計を示す正面図である。 図6のVII−VII線における要部の拡大断面図である。 変形例1の腕時計を示す正面図である。 図8のIX−IX線における要部の拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態4の電子機器の好適な一例として例示する腕時計の要部の一断面を示す図である。 本発明を適用した実施形態5の電子機器の好適な一例として例示する腕時計の要部の一断面を示す図である。 変形例2の腕時計の要部の一断面を示す図である。 本発明を適用した実施形態6の電子機器の好適な一例として例示する腕時計の要部の一断面を示す図である。 本発明を適用した実施形態7の電子機器の好適な一例として例示する腕時計の要部の一断面を示す図である。 変形例3の腕時計の要部の一断面を示す図である。 本発明を適用した実施形態8の電子機器の好適な一例として例示する携帯電話機を示す正面図である。 図16のXVII−XVII線における要部の部分拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態9の電子機器の好適な一例として例示する携帯電話機を示す正面図である。 図18のXIX−XIX線における要部の部分拡大断面図である。 本発明を適用した実施形態10の電子機器の好適な一例として例示する携帯電話機を示す正面図である。 図20のXXI−XXI線における要部の部分拡大断面図である。
符号の説明
100、200、300、400、800、900、1000、1100、1200、1300 腕時計(電子機器)
500、600、700 携帯電話機(電子機器)
2、802、902、1202 時計ケース(機器ケース)
533 筐体(機器ケース)
10、210、310、510、610、710、810、910、1010、1110、1210、1310 表示装置
10a、210a、310a、510a、610a、710a、810a、910a、1110a、1210a、1310a 液晶表示パネル
g1、g3、g4、g6、g8、g10、g11、g13、g15 上光透過基板
g2、g5、g7、g9、g12、g14、g16 下光透過基板
H1、H2、H3 貫通孔
C1、C2、C3 切欠部
L 高分子分散液晶
10b LED(発光素子)
S 指針軸
15 補助情報表示部
16 反射部材
816、916 光反射部材
1211、1311 文字板

Claims (20)

  1. 上光透過基板と下光透過基板との間に高分子分散液晶が設けられ、前記上光透過基板及び前記下光透過基板をその厚さ方向に貫通する貫通孔が形成された液晶表示パネルと、
    前記貫通孔内に少なくとも一部が挿入されて配設され、前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記発光素子は、その上面が前記上光透過基板の上面と略面一となるように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上光透過基板と下光透過基板との間に高分子分散液晶が設けられ、前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうち何れか一方をその厚さ方向に貫通する貫通孔が形成された液晶表示パネルと、
    前記貫通孔内に少なくとも一部が挿入されて配設され、前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  4. 前記貫通孔は、複数設けられ、
    各貫通孔に対応して前記発光素子が配設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置。
  5. 前記貫通孔は、時計の指針軸若しくは各種情報を補助表示する補助情報表示部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の表示装置。
  6. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子と、を備え、
    前記上光透過基板及び前記下光透過基板の端部には、当該光透過基板の厚さ方向に亘って前記発光素子の外形の一部に沿う形状に切り欠かれた切欠部が設けられ、当該切欠部に前記発光素子が配設されていることを特徴とする表示装置。
  7. 前記発光素子は、その上面が前記上光透過基板の上面と略面一となるように配設されていることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルに光を照射する発光素子と、を備え、
    前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうちの何れか一方の光透過基板の端部には、当該光透過基板の厚さ方向に亘って前記発光素子の外形の一部に沿う形状に切り欠かれた切欠部が設けられ、当該切欠部に前記発光素子が配設されていることを特徴とする表示装置。
  9. 前記切欠部は、略円弧状に形成されていることを特徴とする請求項6〜8の何れか一項に記載の表示装置。
  10. 前記切欠部は、複数設けられ、
    各切欠部に対応して前記発光素子が配設されていることを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載の表示装置。
  11. 前記発光素子の上方に、当該発光素子から照射された光を前記液晶表示パネル側に反射させる反射部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の表示装置。
  12. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルの側方の上側に設けられ、当該液晶表示パネルに光を照射する発光素子と、
    前記液晶表示パネルよりも視認側に設けられた光透過性部材と、
    この光透過性部材の前記液晶表示パネル側の面に設けられ、前記発光素子から照射された光を前記液晶表示パネルに向けて反射させる光反射部材と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  13. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルの側方の下側に設けられ、光を照射する発光素子と、
    この発光素子から照射された光を前記液晶表示パネルの端部に向けて反射させる光反射部材と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  14. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルの下側に当該液晶表示パネルと重なるように設けられ、前記液晶表示パネルの外側に向けて光を照射する発光素子と、
    この発光素子から照射された光を前記液晶表示パネルの端部に向けて反射させる光反射部材と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  15. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    この液晶表示パネルの下側に当該液晶表示パネルと重なるように設けられ、前記液晶表示パネルに光を照射する発光素子と、
    前記液晶表示パネルよりも視認側にて前記発光素子に対向させて配設された文字板と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  16. 前記発光素子は、前記液晶表示パネルの縁部に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  17. 前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうちの少なくとも何れか一方は、前記発光素子から照射された光を導光可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記載の表示装置。
  18. 上光透過基板と下光透過基板と前記上光透過基板及び前記下光透過基板の間に設けられた高分子分散液晶とを有する液晶表示パネルと、
    前記上光透過基板及び前記下光透過基板のうち少なくとも一方に光を照射する発光素子と、
    を備えていることを特徴とする表示装置。
  19. 請求項1〜18の何れか一項に記載の表示装置を、機器ケース内に備えていることを特徴とする電子機器。
  20. 請求項13又は請求項14に記載の表示装置を、機器ケース内に備え、
    前記機器ケースの内面に、前記光反射部材が設けられていることを特徴とする電子機器。
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