JP2006003048A - 電気火鉢 - Google Patents

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耕蔵 芝田
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Abstract

【課題】発熱したエネルギを無駄にすることなく最大限に利用でき、かつ火鉢形状による情緒を堪能できる電気火鉢を提供する。
【解決手段】本体10上部に形成した天板2の開口部22に、ヒータユニット3を備えた電気火鉢1であって、ヒータユニット3を、側方から見て断面凹状に形成した炉と、炉の中央に位置するヒータ部32とから構成し、前記炉を、ヒータ部32が発生する熱を伝導し、該熱を輻射熱として放射する熱伝導性材料で形成した。さらに、天板2の内側開口縁部と、内側開口縁部に取り付けられる炉との間に、炉から天板への熱伝導を遮断する断熱材5を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば電気式のヒータを熱源とした電気火鉢に関する。
現在、様々な熱源の暖房器具が流通しているが、日本古来からの暖房器具である火鉢と比較すると、いずれの暖房器具も機能的であるが、情緒に欠けるものばかりであった。
また、前記火鉢や石油またはガスを燃料とする暖房器具は、昨今の住宅の密閉性から換気に留意する必要があった。
最近では、現在の暖房器具の機能性と古来の火鉢の情緒を融合させ、換気の心配のない火鉢型ハロゲン電気ストーブが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、前記ハロゲン電気ストーブは、熱源であるハロゲンランプユニットからの伝導熱によって熱せられる天板を冷却する内部ファンを備えており、前記ハロゲン電気ストーブの使用時には、内部ファンが常時稼動している。
これにより静寂な空間においてファンの稼動音が雑音となり、火鉢形状による情緒を半減させていた。また、火鉢内にファンを内蔵させるためのスペースが必要であり、古来の火鉢に設けている引き出しの装備が不可能であった。
また、内部ファンによって冷却することと、熱源によって発熱することとは効果が相反するものであり、暖房を目的として発熱したエネルギに無駄が生じていた。
実用新案登録第3037767号公報
この発明は、上述の問題を鑑み、発熱したエネルギを無駄にすることなく最大限に利用でき、かつ火鉢形状による情緒を堪能できる電気火鉢を提案するものである。
この発明は、本体上部に形成した天板の開口部に、ヒータユニットを備えた電気火鉢であって、前記ヒータユニットを、側方から見て断面凹状に形成した炉と、該炉の中央に位置するヒータ部とから構成し、前記炉を、前記ヒータ部が発生する熱を伝導し、該熱を輻射熱として放射する熱伝導性材料で形成した電気火鉢であることを特徴とする。
これにより、ヒータ部の放射熱による暖房効果のみならず、炉に伝導された伝導熱によって炉が加熱され、炉の輻射熱による暖房効果も得ることができる。
この発明の態様として、前記炉の裏面側に、前記炉が放射する輻射熱を表面側に反射する反射材を備えることができる。
これにより、前記炉から本体内部に放射し、無駄になっていた輻射熱を表面側、すなわち本体上部側に反射して、輻射熱をより効率的に利用することができる。
また、この発明の態様として、前記ヒータ部を、熱源であるハロゲンランプと、該ハロゲンランプの放射熱を反射する反射板で構成して前記炉の中央に取付け、前記反射板に、前記放射熱を所望の方向に向けて反射する形状で形成した反射面を備えることができる。
これにより、ハロゲンランプから放射される放射熱を、任意の方向へ反射させることができ、反射された反射熱を拡散させて、広範囲の本体上方を暖めることができる。また、やかん等の調理器具をヒータ部の上方に載置する場合は、反射熱を集中させて効率的に加熱することができる。
また、この発明の態様として、前記天板の開口縁部と、該開口縁部に取り付けられる前記炉との間に、前記炉から前記天板への熱伝導を遮断する断熱手段を備えることができる。
これにより、より効率的に炉の輻射熱を利用し得、さらに天板が加熱されないため、天板部分をテーブルとして安全に利用することが可能である。
さらにまた、この発明の態様として前記炉の底面を、蓄熱量の増加と共に輻射熱の放射を増大させる凹凸形状とすることができる。
これにより、増大された輻射熱により、より効率的な暖房効果を得ることができる。また、炉の蓄熱量も増加されるため、ヒータ部の稼動を停止してから数刻の間の暖房効果を得ることができる。
この発明により、発熱した熱エネルギを最大限に利用できる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、電気火鉢1を右側上方より見た斜視図を示す。
電気火鉢1は、本体10と、天板2と、ヒータユニット3と電源装置4から構成している。
天板2の奥行きおよび幅の外寸法は、本体10より大きく、おおよそ50cm四方であり、中央に約32cm四方の開口部22を設けている。
ヒータユニット3は、開口部22に取り付けられている。
なお、本体10および天板2は木材によって形成している。
本体10の前板11の中央下部には、引手金具14を設けた引き出し13を備え、本体10の両側面には、電気火鉢1を運搬する際の握持手段となる引手金具14を取り付けている。
図2は電気火鉢1のA−A断面図であり、図3はヒータユニット3の取付け部の拡大図である。
開口部22の内側開口縁部221には、炉31の鍔部311を係止するための段差状の係止部21を設けている。ヒータユニット3は、炉31の外周に備えた鍔部311を係止部21に係止して天板2に取り付ける。炉31と内側開口縁部221との間には、断熱材5を設けている。
電源装置4は、電源側コネクタ41と、コントローラ42と、コード43と、本体側コネクタ44とから構成し、本体側コネクタ44を背板12に備えた差し込み口121を貫通して本体10内部に装備された制御部15に接続し、電源側コネクタ41を家庭用コンセントに接続する。
なお、コントローラ42は、電気火鉢1の始動、停止および温度調節を行うための入力装置である。
図4は、ヒータユニット3の平面図であり、図5は、ヒータユニット3のB−B断面図である。
ヒータユニット3は、炉31と、ヒータ部32と、五徳33から構成し、炉31の上部外周には、係止部21(図3)に係止するための鍔部311がある。なお、炉31は銅製であるが、銅以外の熱伝導性および蓄熱作用の高い材料で形成してもよい。
炉31底面に形成した底板312の中央に、ヒータ部32を取り付けるための孔部313を設けている。
五徳33は、ヒータ部32の上方の孔部313を臨んで底板312上に載置している。電気火鉢1使用時には、五徳33にやかん等を載置して使用することができる。
ヒータ部32は、ガードプレート321と、ハロゲンランプ322と、反射板323と、基板324と、スペーサ325ならびに固定スタンド326から構成している。
ガードプレート321は、熱源であるハロゲンランプ322の上方からの落下物による破損の防止を目的として、反射板323に固定している。
ハロゲンランプ322は、平面視馬蹄形に形成したハロゲンランプ管であり、ガードプレート321と反射板323との間に配して、ハロゲンランプ322の基端を、反射板323の上面後縁部に固定している。
反射板323は、反射部3231を有し、ハロゲンランプ322の下向きの放射熱を上向きに反射させる。
反射部3231の傾斜角度を変更することによって、反射方向を任意に設定することができ、反射板323は、スペーサ325を介して基板324に固定している。
基板324の前方に取り付けられた固定スタンド326は、基端と反対側のハロゲンランプ322の前方を固定する。固定スタンド326は、線条を有する弾性体であり、ハロゲンランプ322は熱膨張等の力によって応力が発生しないように弾性固定されている。
これにより、電気火鉢1は、三段階の暖房機構を構成する。
最初にハロゲンランプ322からの直接の放射熱による暖房効果、次にハロゲンランプ322の放射熱を反射部3231によって反射する反射熱による暖房効果、最後に放射熱および反射熱から炉31に伝導する伝導熱が炉31に蓄熱され、炉31の輻射熱による暖房効果の三段階の暖房効果を得ることができる。
なお、ハロゲンランプ322は、起動後数秒で加熱しはじめるため、早い段階で、暖房効果を得ることができる。
また、この実施形態においては、反射熱を上方に拡散するように反射部3231の角度を設定しているためヒータユニット3の上方の広範囲に暖房効果を得ることができる。
また、炉31は銅製であり、熱伝導性能が高いため、ヒータ部32の熱を無駄なく伝導することができる。さらに銅製の炉31は、蓄熱効果も高いため、ハロゲンランプ322を停止してからも、蓄熱された炉31の輻射熱による暖房効果がある。
また、ヒータ部32で発生した熱が、断熱材5によって断熱されて天板2に伝導されず、そのため、天板2表面は加熱されず、テーブルとして安全に活用ができる。
さらに、炉31に蓄熱された熱エネルギを無駄にせず、炉31の輻射熱として最大限利用することができる。
図6は、炉31の裏面側に反射材6を備えたヒータユニット3のC−C底面図であり、図7は、底板312に少なくとも表面に、滑らかな曲線形状となる凹凸面314を加工したヒータユニット3の平面図であり、図8はヒータユニット3のD−D拡大断面図である。
底板312(図5)の裏面側、すなわち本体10(図1)内部側における反射板323で覆われていない部分に反射材6を備えている。
これにより、本体10(図1)内部に放射されていた炉31(図5)の輻射熱を反射して、炉31に戻し、再度炉31の輻射熱として利用することができる。
さらに、本体10内部に輻射熱が放射されないため、引き出し13(図1)等の本体10の他の部材に断熱材5を必要としない。
また、凹凸面314を底板312に加工したことにより、炉31の底板312の断面積は増大され、蓄熱量が増加する。また、同時に表面積も増大するため、輻射熱量も増加され、より暖房効果を得ることができる。
また、底板312に放射状の凹凸面314を備えても同様の効果をえることができる。
さらにまた、反射部3231を可動機構を備えてもよい。
これにより、やかん等を暖める場合は、反射熱を集中させ、逆に部屋を暖める場合は、反射熱を拡散させるというような、用途に合わせた反射熱の反射方向を調整することができる。
他の実施形態について以下で説明する。
図9〜16は、長火鉢型の電気火鉢1を示し、図17〜24は長箱型の電気火鉢1を示す。なお、長火鉢型および長箱型の電気火鉢1の実施形態において上述の実施形態の説明と同一の部は、同一の符号を付し、詳細な説明は、省略する。
長火鉢型および長箱型の電気火鉢1は、共に天板2が平面視長方形であり、ヒータユニット3を一方に寄せて取り付けている。これにより、天板2の他方にスペースを確保することができる。長火鉢型の電気火鉢1のように天板2のスペースに、埋め込み型の収納箱等17を取り付けてもよいし、テーブルとして利用してもよい。
また、本体10の内部にも空間を確保することができるため長箱型の電気火鉢1のように引き出し13を複数段備えてもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の反射面は、反射部3231に対応し、
以下同様に
開口縁部は、内側開口縁部221に対応し、
断熱手段は、断熱材5に対応し、
底面は、底板312に対応し、
曲面形状は、凹凸面314に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
電気火鉢を右側上方より見た斜視図。 電気火鉢のA−A断面図。 ヒータユニットの取付け部の拡大図。 ヒータユニットの平面図。 ヒータユニットのB−B断面図。 炉の裏面側に反射材を備えたヒータユニットのC−C底面図。 底板に凹凸面を施したヒータユニットの平面図。 ヒータユニットのD−D拡大断面図。 長火鉢型の電気火鉢を右側上方より見た斜視図。 長火鉢型の電気火鉢の正面図。 長火鉢型の電気火鉢の平面図。 長火鉢型の電気火鉢の底面図。 長火鉢型の電気火鉢の背面図。 長火鉢型の電気火鉢の右側面図。 長火鉢型の電気火鉢のA−A断面図。 長火鉢型の電気火鉢の使用状態を右側上方より見た参考斜視図。 長箱型の電気火鉢を右側上方より見た斜視図。 長箱型の電気火鉢の正面図。 長箱型の電気火鉢の平面図。 長箱型の電気火鉢の底面図。 長箱型の電気火鉢の背面図。 長箱型の電気火鉢の右側面図。 長箱型の電気火鉢のA−A断面図。 長箱型の電気火鉢の使用状態を右側上方より見た参考斜視図。
符号の説明
1…電気火鉢
2…天板
3…ヒータユニット
5…断熱材
6…反射材
10…本体
22…開口部
31…炉
32…ヒータ部
221…内側開口縁部
312…底板
314…凹凸面
322…ハロゲンランプ
323…反射板
3231…反射部

Claims (5)

  1. 本体上部に形成した天板の開口部に、ヒータユニットを備えた電気火鉢であって、
    前記ヒータユニットを、側方から見て断面凹状に形成した炉と、該炉の中央に位置するヒータ部とから構成し、
    前記炉を、前記ヒータ部が発生する熱を伝導し、該熱を輻射熱として放射する熱伝導性材料で形成した
    電気火鉢。
  2. 前記炉の裏面側に、該炉が放射する輻射熱を表面側に反射する反射材を備えた
    請求項1に記載の電気火鉢。
  3. 前記ヒータ部を、熱源であるハロゲンランプと、該ハロゲンランプの放射熱を反射する反射板で構成して前記炉の中央に取付け、
    前記反射板に、前記放射熱を所望の方向に向けて反射する形状で形成した反射面を備えた
    請求項1あるいは請求項2に記載の電気火鉢。
  4. 前記天板の開口縁部と、該開口縁部に取り付けられる前記炉との間に、前記炉から前記天板への熱伝導を遮断する断熱手段を備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の電気火鉢。
  5. 前記炉の底面を、蓄熱量の増加と共に輻射熱の放射を増大させる凹凸形状とした
    請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電気火鉢。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101620100B1 (ko) * 2008-12-05 2016-05-12 엘지전자 주식회사 빌트인 타입 조리기기

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