JP2006001898A - プリン体吸着剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリン体を吸着してヒトにおけるプリン体の消化吸収を調節し、高尿酸血症の予防または治療に役立ちうるプリン体吸着剤を提供する。
【解決手段】ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有するプリン体吸着剤。
【選択図】なし
【解決手段】ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有するプリン体吸着剤。
【選択図】なし
Description
本発明は、ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有することを特徴とするプリン体吸着剤に関する。詳しくは、痛風および/または高尿酸血症の予防または治療に用いられるプリン体吸着剤に関する。
痛風は血液中に尿酸が増すことにより引き起こされる病気であり、「風が触れても痛い」と形容されるように激しい痛みを伴う病気である。
尿酸はヒトにおけるプリン体の最終代謝物質であり、その血中での数値は男性3.5〜6.5mg/dl、女性2.6〜5.0mg/dlといわれている。日本痛風・核酸代謝学会が2000年に発表した「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、血中尿酸値が7mg/dlを超える場合は高尿酸血症と診断し、8mg/dlを超える場合には痛風発作の有無に関わらず医薬品による薬物療法を開始して血中尿酸値を6mg/dl以下にコントロールするよう推奨している。
痛風、高尿酸血症はプリン体代謝に関与する遺伝的な要因、および高タンパク質食、高核酸食の摂取、アルコール過飲、肥満といった環境因子等が互いに絡み合った結果生じると考えられている。
尿酸はヒトにおけるプリン体の最終代謝物質であり、その血中での数値は男性3.5〜6.5mg/dl、女性2.6〜5.0mg/dlといわれている。日本痛風・核酸代謝学会が2000年に発表した「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、血中尿酸値が7mg/dlを超える場合は高尿酸血症と診断し、8mg/dlを超える場合には痛風発作の有無に関わらず医薬品による薬物療法を開始して血中尿酸値を6mg/dl以下にコントロールするよう推奨している。
痛風、高尿酸血症はプリン体代謝に関与する遺伝的な要因、および高タンパク質食、高核酸食の摂取、アルコール過飲、肥満といった環境因子等が互いに絡み合った結果生じると考えられている。
該疾患の予防および治療方法として、核酸含有食品の摂取量を制限した食事療法、アロプリノール(尿酸合成阻害剤)やベンズブロマロン、ブロベネシド(尿酸排泄促進剤)等の医薬品による血中尿酸レベルの改善が広く行われている。しかしながら、現代社会において長期間に渡って食事療法を続けることは容易ではなく、また、前述した医薬品には副作用(肝臓障害、皮膚障害、発疹、悪寒、発熱、再生不良性貧血、尿酸性尿路結石等)があるため長期に渡る服用は好ましいことではない。
食事療法、医薬品療法に代わる新たな治療法として、キトサン摂取による血中尿酸濃度の上昇抑制作用が注目を浴びている。(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。
該文献によると、キトサンによる血中尿酸濃度の抑制メカニズムは、経口摂取されたキトサンが消化管中で食事由来のプリン体またはプリン体含有物質と結合することにより該プリン体含有物質がヒトの消化酵素により分解されるのを妨げたり、該プリン体がヒト体内へ吸収されるのを妨げたりするためであろうと考察されている。
該文献によると、キトサンによる血中尿酸濃度の抑制メカニズムは、経口摂取されたキトサンが消化管中で食事由来のプリン体またはプリン体含有物質と結合することにより該プリン体含有物質がヒトの消化酵素により分解されるのを妨げたり、該プリン体がヒト体内へ吸収されるのを妨げたりするためであろうと考察されている。
しかしながら、キトサンは水溶性に乏しいため、粉末剤、固形剤(錠剤、カプセル化剤)しか得られず、ヒトに投与する際の投与方法に制限を受ける欠点がある。また、摂取したキトサンが胃腸の水分や油脂分を吸収して膨張し、膨満感、もたれ、むかつき、不定愁訴、腹痛、下痢、便秘等の胃腸不快感や障害を引き起こすことがある。さらにまた、該血中尿酸濃度の抑制効果を得るためには高分子量かつ高脱アセチル化度としたキトサンの投与が必要であり、コスト高となる問題がある。
本発明は、プリン体を吸着してヒトにおけるプリン体の消化吸収を調節し、高尿酸血症の予防または治療に役立ちうるプリン体吸着剤を提供することを目的とする。
本発明者らは従来技術の課題に鑑み鋭意研究を重ねた。その結果、ε−ポリリジンを経口投与することにより血中尿酸値の上昇が抑制されることを見出し、この知見に基づき本発明を完成させた。
本発明は下記の構成を有する。
(1)ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有することを特徴とするプリン体吸着剤。
(2)痛風および/または高尿酸血症の予防または治療のために使用される、前記(1)項記載のプリン体吸着剤。
(3)食品または飲料の形態を有する前記(1)項または(2)項記載のプリン体吸着剤。
(1)ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有することを特徴とするプリン体吸着剤。
(2)痛風および/または高尿酸血症の予防または治療のために使用される、前記(1)項記載のプリン体吸着剤。
(3)食品または飲料の形態を有する前記(1)項または(2)項記載のプリン体吸着剤。
本発明のプリン体吸着剤は、食事由来のプリン体と吸着して血清尿酸の上昇を抑制するうえ、安全性が高く、また、粉末状、顆粒状、固形状、カプセル状剤、液状剤等の製剤が容易に製造できることから、痛風および/または高尿酸血症の予防または治療のために好適に使用することができる。
本発明において使用されるε−ポリリジンは、いずれの方法によって得られたものであってもよく、具体的には、特許第1245361号明細書に記載のストレプトマイセス・アルブラス・サブスピーシーズ・リジノポリメラスを、グルコース5重量%、酵母エキス0.5重量%、硫酸アンモニウム1重量%、リン酸水素二カリウム0.08重量%、リン酸二水素カリウム0.136重量%、硫酸マグネシウム・7水和物0.05重量%、硫酸亜鉛・7水和物0.004重量%、硫酸鉄・7水和物0.03重量%、pH6.8に調整した培地にて培養し、得られた培養物から分離・採取して得られるε−ポリリジンを挙げることができる。
本発明においては、遊離のε−ポリリジンを用いてもよく、塩酸、硫酸、またはリン酸等の無機酸とε−ポリリジンとで形成されるε−ポリリジンの無機酸塩、酢酸、プロピオン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マレイン酸、アジピン酸、グルコン酸、または乳酸等の有機酸とε−ポリリジンとで形成されるε−ポリリジンの有機酸塩、カプロン酸、ラウリン酸、またはステアリン酸等の中鎖または長鎖の飽和脂肪酸とε−ポリリジンとで形成されるε−ポリリジンの飽和脂肪酸塩、オレイン酸、リノール酸、またはアラキドン酸等の中鎖または長鎖の不飽和脂肪酸とε−ポリリジンとで形成されるε−ポリリジンの不飽和脂肪酸塩等を用いてもよく、これらの混合物でも良い。なお、本発明ではε−ポリリジンおよびε−ポリリジン塩を総称して、以下ε−ポリリジン類という。
本発明に使用されるε−ポリリジン類の毒性は非常に低く、マウス経口投与における急性毒性は、LD50 で5g/kg以上であり、人体等に使用しても安全性が高い。
本発明においてプリン体とはプリンまたはプリン誘導体を示し、例えば、プリン塩基(アデニン、グアニン、キサンチン、ヒポキサンチン)、プリンヌクレオシド(アデノシン、グアノシン、イノシン)、プリンヌクレオチド(アデニル酸、グアニル酸、イノシン酸)、および低分子または高分子の核酸(オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド)等が挙げられるが、プリン核構造を有する化合物であれば特に限定されるものではない。
本発明のプリン体吸着剤の作用メカニズムは前述したキトサン同様、ヒトに経口摂取されたε−ポリリジン類が消化管中で食事由来のプリン体またはプリン体含有物質と結合することにより該プリン体含有物質がヒトの消化酵素により分解されるのを妨げたり、該プリン体がヒト体内へ吸収されるのを妨げたりするため、血中の尿酸値上昇を抑制する効果を発揮すると考察される。ところで、プリン体とキトサンまたはε−ポリリジン類の結合は、カチオン性物質であるキトサンまたはε−ポリリジン類とアニオン性物質であるプリン体とが電気的、イオン的に結合するため生じると考察されているが、ε−ポリリジン類はキトサンに比べて単位重量あたりのカチオン性が高い性質を有していることから、キトサンに比べて少量で高いプリン体吸着効果が期待できる。従って、本発明のプリン体吸着剤はヒトのプリン体の消化吸収に関与する状態または疾患、例えば、高尿酸血症または痛風の予防のために使用することができる。
本発明のプリン体吸着剤は食事制限によらずに摂取されプリン体の消化吸収を減少させることができる点で有益である。また、従来の高尿酸血症・痛風治療薬と比較して経済性に優れるばかりか、ヒトが長期間摂取した場合の安全性の点で極めて優れている。
本発明のプリン体吸着剤はヒトに対して経口的に投与され、その量は投与対象の性別、体格、健康状態、食事習慣、投与目的(予防目的、治療目的)等々により適宜変化させることが好ましい。具体的には、ε−ポリリジン類の量として1日当たり0.1〜500mg/kg(投与されるヒトの体重)/日、好ましくは0.5〜100mg/kg/日、さらに好ましくは1〜25mg/kg/日である。
本発明のプリン体吸着剤の形態は特に限定されるものではない。例えば、チッソ株式会社より販売されているε−ポリリジン50%粉末(ε−ポリリジン重量50%、デキストリン重量50%混合物の粉末)を利用すれば、粉末状、顆粒状、固形状、カプセル状剤を容易に製造できる。
また、本発明のプリン体吸着剤は食品の形態で提供することもできる。食品の種類・形態は特に限定されるものではないが、例えば、ごはん、麺、パン、菓子、練り製品、乳製品、総菜、スープ、顆粒等の食品に含有させることができる。
さらに本発明のプリン体吸着剤は飲料の形態で提供することもできる。本発明のプリン体吸着剤に含有されるε−ポリリジン類は極めて水溶性が高い特長を有することから、キトサンでは困難であった飲料、液状剤への安定的な添加が可能である。飲料の種類・形態は特に限定されるものではないが、例えば、清涼飲料、果汁飲料、野菜飲料、乳飲料、茶飲料、紅茶飲料、コーヒー飲料、アルコール飲料、健康ドリンク剤、栄養ドリンク等に含有させることができる。
本発明のプリン体吸着剤には甘味剤、矯味剤、着色剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、分散剤、希釈剤、緩衝剤、抗酸化剤、細菌抑制剤、乳化剤、懸濁剤、ゲル化剤、乳化剤、調味料、香料等の既知の添加物を配合してもよい。
本発明のプリン体吸着剤は食事療法の一環として、または食事療法に代わるものとして、薬物療法との組み合わせによって用いることができる。
以下、実施例および比較例を用いて本発明を詳細に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
1.ε−ポリリジンの血清尿酸値におよぼす影響1(実施例1、比較例1)
ヒトを対象とし、プリン体を経口摂取したことによる血清尿酸値におよぼすε−ポリリジンの作用について検討を行った。
ε−ポリリジンはε−ポリリジン50%粉末(ε−ポリリジン:デキストリン=1:1混合物、チッソ(株)製)を250mg詰めたカプセル(以下、ε−ポリリジンカプセルという)を使用した。また、プリン体は、アデニル酸、グアニル酸2ナトリウム、イノシン酸2ナトリウム(いずれも食品添加物、ヤマサ醤油(株)製)を1:1:1の重量割合で混合したものを250mg詰めたカプセル(以下、プリン体カプセルという)を使用した。
ヒトを対象とし、プリン体を経口摂取したことによる血清尿酸値におよぼすε−ポリリジンの作用について検討を行った。
ε−ポリリジンはε−ポリリジン50%粉末(ε−ポリリジン:デキストリン=1:1混合物、チッソ(株)製)を250mg詰めたカプセル(以下、ε−ポリリジンカプセルという)を使用した。また、プリン体は、アデニル酸、グアニル酸2ナトリウム、イノシン酸2ナトリウム(いずれも食品添加物、ヤマサ醤油(株)製)を1:1:1の重量割合で混合したものを250mg詰めたカプセル(以下、プリン体カプセルという)を使用した。
成人男子5人に対し、以下の試験を行った。
(1)1日目:早朝空腹時に採血し、1人あたり2錠のプリン体カプセル(プリン体500mg)を経口負荷した。その6時間後に再び採血を行い、血清尿酸値を測定した。これを比較例1とした。
(2)1日目に行ったプリン体負荷による影響を消失させるため、被験者に6日間通常の生活を送らせた。
(3)7日目:1人あたり2錠のプリン体カプセル(プリン体500mg)負荷と同時にε−ポリリジンカプセル4錠(ε−ポリリジン500mg)を摂取させた以外は、1日目と同一条件にて血清尿酸値を測定した。これを実施例1とした。
(4)得られた血清尿酸値の上昇率について下式に従い求めた。
(上昇率)=100×{(負荷後6時間の血清尿酸値)−(負荷直前の血清尿酸値)}/(負荷直前の血清尿酸値)
結果について表1に示した。表1に示すように、プリン体カプセルを単独摂取した場合に比べてプリン体カプセルとε−ポリリジンカプセルを同時摂取した方が血中尿酸値の上昇率が低く、ε−ポリリジンの作用によりプリン体が血中尿酸へ代謝されることが抑制されていることが判る。
(1)1日目:早朝空腹時に採血し、1人あたり2錠のプリン体カプセル(プリン体500mg)を経口負荷した。その6時間後に再び採血を行い、血清尿酸値を測定した。これを比較例1とした。
(2)1日目に行ったプリン体負荷による影響を消失させるため、被験者に6日間通常の生活を送らせた。
(3)7日目:1人あたり2錠のプリン体カプセル(プリン体500mg)負荷と同時にε−ポリリジンカプセル4錠(ε−ポリリジン500mg)を摂取させた以外は、1日目と同一条件にて血清尿酸値を測定した。これを実施例1とした。
(4)得られた血清尿酸値の上昇率について下式に従い求めた。
(上昇率)=100×{(負荷後6時間の血清尿酸値)−(負荷直前の血清尿酸値)}/(負荷直前の血清尿酸値)
結果について表1に示した。表1に示すように、プリン体カプセルを単独摂取した場合に比べてプリン体カプセルとε−ポリリジンカプセルを同時摂取した方が血中尿酸値の上昇率が低く、ε−ポリリジンの作用によりプリン体が血中尿酸へ代謝されることが抑制されていることが判る。
2.ε−ポリリジンの血清尿酸値におよぼす影響2
高尿酸血症と診断されている成人男子5人に対し、以下の試験を行った。
(1)高血清尿酸濃度とさせるため、被験者には試験14日前より高尿酸血症治療薬の服用を中断させた。
(2)被験者全員に前記のε−ポリリジンカプセルを朝夕2錠ずつ一日二回(朝夕、ε−ポリリジン250mgずつ投与)の条件にて、4週間摂取させた。
(3)摂取前、摂取2週間後、摂取4週間後、摂取8週間後に血液を採取し、血清尿酸値を測定した。摂取前夜は被験者全員に飲酒を禁じ、採血当日は早朝空腹時に採血を行った。
その結果について表2に示した。表2に示すように、ε−ポリリジンの継続摂取により高尿酸血症患者の血清尿酸値が経時的に低下し、高尿酸血症改善に効果があることが判る。
高尿酸血症と診断されている成人男子5人に対し、以下の試験を行った。
(1)高血清尿酸濃度とさせるため、被験者には試験14日前より高尿酸血症治療薬の服用を中断させた。
(2)被験者全員に前記のε−ポリリジンカプセルを朝夕2錠ずつ一日二回(朝夕、ε−ポリリジン250mgずつ投与)の条件にて、4週間摂取させた。
(3)摂取前、摂取2週間後、摂取4週間後、摂取8週間後に血液を採取し、血清尿酸値を測定した。摂取前夜は被験者全員に飲酒を禁じ、採血当日は早朝空腹時に採血を行った。
その結果について表2に示した。表2に示すように、ε−ポリリジンの継続摂取により高尿酸血症患者の血清尿酸値が経時的に低下し、高尿酸血症改善に効果があることが判る。
3.ε−ポリリジンの血清尿酸値におよぼす影響3(実施例3、比較例2)
高尿酸血症と診断されているが治療薬を服用していない成人男子6人に対し、以下の試験を行った。
(1)被験者を3名ずつ二グループに分け(A群(実施例3)、B群(比較例2))、A群はε−ポリリジン0.1重量%を添加した麦茶を500ml/日ずつ、B群は何も配合していない麦茶を500ml/日ずつ各々2週間飲用させた。なお、試料の飲用は各人自由に行わせた。
(2)飲用開始前、飲用1週間後、飲用2週間後に血液を採取し血清尿酸値を測定した。採血前夜は被験者全員に飲酒を禁じ、採血当日は早朝空腹時に採血を行った。
その結果について表3に示した。表3に示すように、ε−ポリリジン配合麦茶の継続飲用により高尿酸血症患者の血清尿酸値が低下し、高尿酸血症改善に効果があることが判る。
高尿酸血症と診断されているが治療薬を服用していない成人男子6人に対し、以下の試験を行った。
(1)被験者を3名ずつ二グループに分け(A群(実施例3)、B群(比較例2))、A群はε−ポリリジン0.1重量%を添加した麦茶を500ml/日ずつ、B群は何も配合していない麦茶を500ml/日ずつ各々2週間飲用させた。なお、試料の飲用は各人自由に行わせた。
(2)飲用開始前、飲用1週間後、飲用2週間後に血液を採取し血清尿酸値を測定した。採血前夜は被験者全員に飲酒を禁じ、採血当日は早朝空腹時に採血を行った。
その結果について表3に示した。表3に示すように、ε−ポリリジン配合麦茶の継続飲用により高尿酸血症患者の血清尿酸値が低下し、高尿酸血症改善に効果があることが判る。
本発明のプリン体吸着剤は食事中のプリン体と吸着して血清尿酸の上昇を抑制するうえ、安全性が高く、また、粉末状、顆粒状、固形状、カプセル状剤、液状剤等の製剤が容易に製造できることから、痛風および/または高尿酸血症の予防または治療剤として好適に使用することができる。
Claims (3)
- ε−ポリリジンおよび/またはその塩を含有することを特徴とするプリン体吸着剤。
- 痛風および/または高尿酸血症の予防または治療のために使用される、請求項1記載のプリン体吸着剤。
- 食品または飲料の形態を有する請求項1または2記載のプリン体吸着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004181401A JP2006001898A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | プリン体吸着剤 |
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JP2004181401A Pending JP2006001898A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | プリン体吸着剤 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037545A1 (en) * | 2009-09-24 | 2011-03-31 | Avrelija Cencic | Composite dietetic milk draught and method for production of composite dietetic milk draught with reduced level of uric acid and purine compounds |
JP2021001902A (ja) * | 2020-09-18 | 2021-01-07 | 株式会社古川リサーチオフィス | 血中尿酸値上昇を抑制する成分の評価方法 |
CN113058566A (zh) * | 2021-03-22 | 2021-07-02 | 范宝莹 | 一种壳聚糖明胶复合的吸附剂球 |
-
2004
- 2004-06-18 JP JP2004181401A patent/JP2006001898A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011037545A1 (en) * | 2009-09-24 | 2011-03-31 | Avrelija Cencic | Composite dietetic milk draught and method for production of composite dietetic milk draught with reduced level of uric acid and purine compounds |
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