JP2006001298A - タイヤ空気圧低下警報装置における減圧判定値の速度感度補正方法の改善 - Google Patents

タイヤ空気圧低下警報装置における減圧判定値の速度感度補正方法の改善 Download PDF

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Abstract

【課題】車両が高速走行している場合に、駆動輪または従動輪のいずれが減圧していても正確に減圧を判定し、かつ誤って減圧していると判定しない、タイヤ空気圧低下警報装置を提供する。
【解決手段】本発明のタイヤ空気圧低下警報装置は、車両の対角に位置する2組の車輪の回転速度和の差からなる減圧判定値を、車両の速度に応じて連続的に変化する重み係数を乗じて補正し、該補正後の減圧判定値をしきい値と比較してタイヤの空気圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警報装置において、減圧車輪があるかどうかを仮判定し、駆動輪が減圧していると仮判定された場合は、従動輪が減圧していると仮判定された場合よりも大きい前記重み係数を、前記減圧判定値に乗ずることを特徴とする。また、前記駆動輪が減圧していると判定された場合の駆動輪の減圧判定しきい値を、前記従動輪が減圧していると判定された場合の従動輪の減圧判定しきい値より小さい値とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、4輪車両の各タイヤの空気圧の低下を検出するための装置に関する。さらに詳しくは、駆動輪が減圧している場合と従動輪が減圧している場合のいずれにおいても、タイヤ空気圧の低下判定をより確実に行なうタイヤ空気圧低下警報装置に関する。
従来、車両に装着された車輪の回転速度を用いて、タイヤの空気圧が低下しているかどうかを検出する方法が実用化されている。車両に装着されたタイヤの空気圧低下を知らせるタイヤ空気圧異常警報方法は、4輪の回転速度の相対比較で判定している。
減圧している車輪は回転速度が早くなるため、タイヤ空気圧低下警報装置(DWS)では、Vfrを前輪右側タイヤの回転速度(動荷重半径×回転角速度、以下同じ)、Vflを前輪左側タイヤの回転速度、Vrrを後輪右側タイヤの回転速度、Vrlを後輪左側タイヤの回転速度として、減圧判定値(DEL値)を
DEL = (Vfl+Vrr−Vfr−Vrl)/Vmean × 50
という式を使い、ある位置だけが減圧するとDEL値(の絶対値)が0から大きくなることである一輪が減圧していることがわかる。DWSでは、DEL値がある決めた値(たとえば0.13)を超えた場合を減圧状態と推定して、警報するようにしている。このある決めた値を減圧判定しきい値と呼んでいる。
一方、同じ30%減圧状態でも、50km/時の場合と100km/時の場合とでは、100km/時のときの方がより遠心力でタイヤの半径が大きくなり、減圧輪と正常車輪の回転速度の差が小さくなり、100km/時の場合のDEL値が、50km/時の場合のDEL値に対して小さくなって、正常状態のDEL値に近づくという現象がある。たとえば、前輪が30%減圧しているとき50km/時ではDEL=0.15となるのに100km/時ではDEL=0.1となる。
DWSでは警報をするしきい値(例えば0.13)を速度に対して一定にしているため、DEL値に対して速度に対し可変の係数(速度の関数になっている重み係数、図8参照)を乗じて、減圧輪がある場合の高速時のDEL値の低下を補正して、速度に対して一定の減圧判定しきい値と比較して、減圧状態かどうかを判定している。
図9(前輪が駆動輪、後輪が従動輪車両BUICK RENDEZVOUS CVL)に示すように、減圧している車輪の回転速度が速くなるため、DEL値は0ではなく、0.15などのように大きくなるが、高速走行時は、遠心力の影響で減圧しているタイヤの半径が大きくなり、減圧タイヤと正常タイヤの回転速度の差が小さくなって0に近づく(図9参照。90km/時から140km/時の範囲)。
この影響は、従動輪より駆動トルクが加わる駆動輪が減圧した場合の方が大きく、その結果、DEL値が急低下する(図9の90km/時から140km/時)。この減少を“駆動輪減圧高速時に生じる著しいDEL値もしくはそれに類似する式の値の急低下”と指している。
そこで、減圧判定値を速度に応じた重み係数で補正して、高速時の減圧感度の減少を補正するタイヤ空気圧低下検出方法が知られている。たとえば図8に示す、速度に応じた重み係数によって減圧判定値を重み付けし(DEL値に重み係数をかける)、DEL値の低下を補正し、高速時の判定を可能にしていた。
このほかにも、共振周波数に基づく空気圧の判定結果と複数のタイヤの回転速度成分の比較による空気圧の判定結果に基づき、路面状態を含めた車両の走行状態によりいずれかの判定結果を選択、あるいは重み付けを行なって空気圧を検知する方法(特許文献1)、車両の前後加速度の範囲に応じて空気圧低下を判定することに加えて、車両の速度に応じた重み係数で減圧判定値を補正する方法(特許文献2)、車両の速度に応じてタイヤ空気圧低下判定値を補正するもの(特許文献3および5)、および、タイヤ回転角速度に応じてあらかじめ求めた駆動輪と従動輪との比率によって、回転角速度を補正する方法(特許文献4)が知られている。
特開平6−297923号公報 特開平9−203678号公報 特許第3135437号公報 特開平7−137512号公報 特許第347516号公報
駆動輪が減圧している場合における、高速時のDEL値の低下は、前記のように、従動輪が減圧している場合における、高速時のDEL値の低下より低下率が大きい場合がある(図9参照。前輪が駆動輪、後輪が従動輪、車両BUICK RENDEZVOUS CXL)。
このような場合、従動輪が減圧しているときの減圧判定値の低下率に合うように速度感度補正すると(すなわち、小さい重み係数をかけると)、駆動輪が減圧している場合には判定値が小さいので、高速走行している時の駆動輪減圧の警報が不可能になる(図10参照。通常の警報しきい値0.13、駆動輪用警報しきい値0.09)。逆に、駆動輪が減圧している場合の減圧判定値の大きな低下率に合うように速度感度補正すると(すなわち、大きい重み係数をかけると)、たとば30%減圧で警報することを前提に考えたとき、従動輪が10%減圧している場合でも、補正後のDEL値が高い値になるので、警報しきい値に近づいて誤警報が起こる可能性がある(図11参照)。
本発明の目的は、車両が高速に走行している場合に、駆動輪または従動輪のいずれが減圧していても正確に減圧を判定し、またいずれの場合にも誤って減圧していると判定しない、タイヤ空気圧低下警報装置またはタイヤ空気圧低下判定方法を提供することである。
本発明のタイヤ空気圧低下警報装置は、車両に装着された車輪の回転速度を検出する手段と、車両の対角に位置する2組の前記車輪の回転速度和の差からなるタイヤの空気圧低下を判定する減圧判定値を求め、前記減圧判定値を車両の速度に応じて連続的に変化する重み係数を乗ずることによって補正し、該補正後の減圧判定値をしきい値と比較してタイヤの空気圧低下を判定する手段とを有するタイヤ空気圧低下警報装置において、減圧車輪があるかどうかを仮判定し、駆動輪が減圧していると仮判定された場合は、従動輪が減圧していると仮判定された場合よりも大きい前記重み係数を、前記減圧判定値に乗ずることを特徴とする。
また、本発明のタイヤ空気圧低下警報装置は、前記駆動輪が減圧していると仮判定された場合の駆動輪の減圧判定しきい値を、前記従動輪が減圧していると仮判定された場合の従動輪の減圧判定しきい値より小さい値とする。
本発明によれば、駆動輪が減圧している場合において、高速走行時にも減圧状態を警報することが可能になる。また同時に本発明によれば、従動輪の減圧が小さい状態における高速走行時のように、タイヤ空気圧低下警報すべきでない状況における速度感度補正後DEL値の上昇を抑制し、誤警報の回避を可能にしてタイヤ空気圧低下警報の精度が向上する。
実施の形態
図2を用いて、本発明におけるタイヤ空気圧警報装置を例示して説明する。
本実施の形態におけるタイヤ空気圧警報装置1は、各車輪の回転速度を検出する手段2と接続し、タイヤ空気圧警報表示装置に接続されている。タイヤ空気圧警報装置1は、演算装置、プログラムおよび演算データを記憶するメモリ、車輪回転速度検出手段から車輪回転速度を入力する入力装置、タイヤ空気圧警報表示装置に警報を出力する出力装置を備える。車輪の回転速度以外に、車両の速度を検出して入力するようにしてもよい。また、タイヤ空気圧低下警報は、他の車両制御装置などに出力されてもよい。
本実施の形態では、タイヤ空気圧低下判定プログラムとデータが同じメモリに記憶されるように記載しているが、タイヤ空気圧低下判定プログラムをROM(読み出し専用メモリ)に記憶し、データをRAM(ランダムアクセスメモリ)に記憶してもよい。
つぎに図1を参照して、動作について説明する。
ステップS1において、入力装置にデータ入力命令を出し、車輪の回転速度情報をメモリに取り込み、減圧判定値(DEL値)を計算する。DEL値はたとえば、以下の値を使用する。Vfrを前輪右側タイヤの回転速度(動荷重半径×回転角速度、以下同じ)、Vflを前輪左側タイヤの回転速度、Vrrを後輪右側タイヤの回転速度、Vrlを後輪左側タイヤの回転速度として、
DEL=(Vfl+Vrr−Vfr−Vrl)/Vmean×50
ここで、Vmeanは4つの車輪の回転速度の平均である。減圧判定値としては、前記の式を変形したり、係数が異なる式であってもよい。
つぎにステップS2において、減圧しているタイヤがあるかどうかを仮判定する。たとえば、空気圧が低下しているタイヤの位置を判定するロジックとして、前輪、後輪それぞれの左右輪の回転速度比の1との差を、しきい値と比較して仮判定を行なう。空気圧が低下しているタイヤの位置を仮判定するには、以下のような式を用いることができる。
Rf=1−Vfr/Vfl
Rr=1−Vrr/Vrl
Rfrlp=Rf−Rr
の3つの式を定義する。たとえば、前記定義された3つの値が、
Rfrlpの絶対値>Rfrlpのしきい値
Rf>Rfのしきい値
Rrの絶対値<Rrのしきい値
である場合に、前輪左側タイヤが減圧している可能性があると判別できる。
前輪右側タイヤが減圧している可能性があると判別されるのは同様に、
Rfrlpの絶対値>Rfrlpのしきい値
Rf<−1×Rfのしきい値
Rrの絶対値<Rrのしきい値
の場合である。
上記3つのしきい値は、たとえば−30%を減圧状態であると規定したとき、前輪−30%、後輪−30%のそれぞれの状態でのRf、Rr、Rfrlpの3つの値を参照して判別を行なうことができる速度の範囲内で必ず判別できるように決定する。本実施の形態では、後に正確な減圧判定を行なうので、ステップS2の仮判定では、広く減圧の可能性があるとしてよい(仮判定は厳密でなくてもよい)。
減圧しているタイヤがないと仮判定される場合は、ステップS1から繰り返し(ステップS3)、減圧しているタイヤがあると仮判定された場合は、減圧している車輪が駆動輪が従動輪かによって、分岐する(ステップS4)。
減圧している車輪が駆動輪であると仮判定された場合は、そのときの速度に応じた駆動輪減圧用の大きな重み係数をDEL値に乗じて補正する。たとえば、図3のBの線で示される速度に応じた重み係数を、ステップS1で求めたDEL値に乗ずる。
ついで、補正したDEL値と駆動輪減圧判定用のしきい値とを比較する(ステップS6)。駆動輪減圧判定用のしきい値は、通常、従動輪減圧判定用のしきい値より小さくする(たとえば、0.09とする)。背景技術で述べたように、駆動輪減圧時のほうが減圧タイヤと正常タイヤの回転速度の差が小さくなるためである。
補正したDEL値が駆動輪減圧判定用のしきい値より大きい場合は、駆動輪が減圧していることを警報する(ステップS7)。補正したDEL値が駆動輪減圧判定用しきい値以下である場合は、減圧警報しない(ステップS8)。
ステップS4において、減圧車輪が従動輪であると仮判定された場合は、そのときの速度に応じた従動輪減圧用の小さい重み係数をDEL値に乗じて補正する。たとえば、図3のAの線で示される速度に応じた重み係数を、ステップS1で求めたDEL値に乗ずる(ステップS9)。
ついで、補正したDEL値と従動輪減圧判定用のしきい値とを比較する(ステップS10)。従動輪減圧判定用のしきい値は、通常、駆動輪減圧判定用のしきい値より大きくする(たとえば、0.13とする)。補正したDEL値が従動輪減圧判定用のしきい値より大きい場合は、従動輪が減圧していることを警報する(ステップS11)。補正したDEL値が従動輪減圧判定用しきい値以下である場合は、減圧警報しない(ステップS12)。
図4は、駆動輪(前輪)が30%減圧している場合と、従動輪(後輪)が30%または10%減圧している場合の、補正前のDEL値と、図3に示す重み係数を用いて重み付けした値を示すグラフである。
図10と図4とを比較すると、駆動輪(前輪)が30%減圧している場合において、車両速度が高速(約90km/時以上)のときには、駆動輪の減圧判定しきい値を0.09として、図10の従動輪と同じ重み係数では、補正後の減圧判定値が減圧判定しきい値に近いかまたは下回っているのに対して、図4では駆動輪用の大きい重み係数としているので、高速でも減圧判定しきい値0.09より大きく、正確に減圧判定できることがわかる。
図11と図4とを比較すると、従動輪(後輪)が10%減圧している場合において、車両が高速のときには、従動輪の減圧判定しきい値を0.13として、図11の駆動輪と同じ重み係数では、補正後の減圧判定値が減圧判定しきい値に近くなっているのに対して、図4では従動輪用の小さい重み係数としているので、減圧判定しきい値との差が十分あり、誤って減圧していると判定する可能性が極めて小さいことがわかる。また、従動輪(後輪)が30%減圧している場合は、図4の従動輪用の小さい重み係数でも、補正後のDEL値は十分大きく、確実に減圧判定できる。
この結果、駆動輪側の減圧状態を高速時にも警報することが可能になる。と同時に、従動輪の減圧が小さい状態の高速走行時のように、空気圧低下警報すべきでない状況における速度感度補正後DEL値の上昇を抑制し、誤警報を回避してタイヤ空気圧低下警報の精度が向上する。
以下、本発明の効果を、具体的な実施例に基づいて説明する。
実施例と比較例
本実施例と比較例では、
車両:BUICK RENDEZVOUS CXL (前輪駆動)、
タイヤ:Goodyear Fortera P225/60R17
車両速度:112km/時までの速度範囲で減圧警報を行ないたい場合
を条件として設定した。
テストはすべてアメリカの高速道I−80にて実施した。
図5は、軽積状態、右後輪が10%減圧で、速度約104km/時の場合の、本発明の実施例と従来の方法による比較例の補正後のDEL値を示すグラフである。
図6は、定積状態、右後輪が30%減圧で、速度約112km/時の場合の、本発明の実施例と従来の方法による比較例の補正後のDEL値を示すグラフである。
図7は、定積状態、左前輪が30%減圧で、速度約112km/時の場合の、本発明の実施例と従来の方法による比較例の補正後のDEL値を示すグラフである。
ここで、従来の方法による比較例は、駆動輪と従動輪を区別しない従来の速度感度補正を行なう方法である。従来の方法による比較例では、重み係数を図8に類似する折れ線とし、重み係数を変化させ始めるポイントが、RVB0=70km/時(70km以下では重み係数=1)、最大重み係数に達するポイントが、RVB1=115km/時で、最大重み係数を1.8に設定した。
本発明の方法による実施例では、重み係数を図3に類似する駆動輪と従動輪を分けた折れ線とし、重み係数を変化させ始めるポイントが、RVB0=70km/時(70km以下では、駆動輪減圧の場合も従動輪減圧の場合も重み係数=1)、最大重み係数に達するポイントが、RVB1=115km/時とし、従動輪の最大重み係数を1.6、駆動輪の最大重み係数を1.8とした。
図5に示す場合、比較例より実施例では補正後のDEL値(DELAV)が低くなり、誤警報の確率が低減されていることがわかる。図6の場合も、比較例より実施例では補正後のDEL値(DELAV)が低くなっているが、警報に十分な値は維持されている(従動輪の警報しきい値=0.13)。
図7の場合も、測定当初は比較例より実施例が補正後のDEL値(DELAV)が低いが、200秒経過した後では、減圧輪位置仮判定ロジックで駆動輪が減圧していることを仮判定したのち、駆動輪用の大きな重み係数を付加しているので、警報に十分なDEL値になり警報することができる(駆動輪用の警報しきい値0.09)。本実施例における、駆動輪が減圧していると判定された場合の重み係数(最大1.8)は、比較例の重み係数(最大1.8)と同じなので、駆動輪が減圧している場合のDEL値は一致する。図7の計測開始から200秒までの区間における相違は、仮判定ロジックおよび平均化処理の特性によって生じたものである。
実施例と比較例とを対比すると、たとえば、30%の減圧を減圧状態と定義したとき、従来の方法の比較例では図5の場合、従動輪の後輪10%減圧にもかかわらず、速度感度補正後DEL値(平均値DELAV)が約0.12と通常の警報しきい値に近づくのに対し、本発明の方法の実施例では約0.10となって値を低下させているので、誤ってタイヤ空気圧が低下していると判定することがない。同時に、図6または図7の場合でも、警報するに十分なDEL値を保ってして警報することができる。この結果、駆動輪減圧時での高速走行時での警報を可能にし、かつ誤警報を回避することができる。
本発明の実施の形態における、タイヤ減圧判定するフローチャートである。 本発明の実施の形態における、装置の構成を示すブロック図である。 本発明の、駆動輪と従動輪とで重み付け係数を変える例を示す図である。 図3の重み付け係数で速度感度補正した判定値を示す図である。 軽積、右後輪10%減圧、速度104km/時の場合における、本発明の実施例と比較例の、補正後のDEL値を示すグラフである。 定積、右後輪30%減圧、速度112km/時の場合における、本発明の実施例と比較例の、補正後のDEL値を示すグラフである。 定積、左前輪30%減圧、速度112km/時の場合における、本発明の実施例と比較例の、補正後のDEL値を示すグラフである。 従来の速度に応じた重み係数の例を示す図である。 速度補正をしない、駆動輪減圧と従動輪減圧の減圧判定値を示す図である。 従来の従動輪にあわせた速度補正をした場合の、駆動輪が減圧した場合と従動輪が減圧した場合の減圧判定値を示す図である。 従来の駆動輪にあわせた速度補正をした場合の、駆動輪が減圧した場合と従動輪が減圧した場合の減圧判定値を示す図である。
符号の説明
1 タイヤ空気圧警報装置
2 車輪回転速度検出装置
3 入力装置
4 演算装置
5 記憶装置
6 出力装置
7 タイヤ空気圧警報表示装置

Claims (6)

  1. 車両に装着された車輪の回転速度を検出する手段と、車両の対角に位置する2組の前記車輪の回転速度和の差からなるタイヤの空気圧低下を判定する減圧判定値を求め、前記減圧判定値を車両の速度に応じて連続的に変化する重み係数を乗ずることによって補正し、該補正後の減圧判定値をしきい値と比較してタイヤの空気圧低下を判定する手段とを有するタイヤ空気圧低下警報装置において、減圧車輪があるかどうかを仮判定し、駆動輪が減圧していると仮判定された場合は、従動輪が減圧していると仮判定された場合よりも大きい前記重み係数を、前記減圧判定値に乗ずるタイヤ空気圧低下警報装置。
  2. 前記駆動輪が減圧していると仮判定された場合の駆動輪の減圧判定しきい値が、前記従動輪が減圧していると仮判定された場合の従動輪の減圧判定しきい値より小さい値である請求項1記載のタイヤ空気圧低下警報装置。
  3. 車両に装着された車輪の回転速度を検出し、車両の対角に位置する2組の前記車輪の回転速度和の差からなるタイヤの空気圧低下を判定する減圧判定値を求め、該減圧判定値を車両の速度に応じて連続的に変化する重み係数を乗ずることによって補正し、該補正後の減圧判定値をしきい値と比較してタイヤの空気圧低下を判定するタイヤ空気圧低下判定方法において、減圧車輪があるかどうかを仮判定し、駆動輪が減圧していると仮判定された場合は、従動輪が減圧していると仮判定された場合よりも大きい前記重み係数を、前記減圧判定値に乗ずるタイヤ空気圧低下判定方法。
  4. 前記駆動輪が減圧していると仮判定された場合の駆動輪の減圧判定しきい値が、前記従動輪が減圧していると仮判定された場合の従動輪の減圧判定しきい値より小さい値である請求項3記載のタイヤ空気圧低下判定方法。
  5. 車両に装着された車輪の回転速度を検出する手段と、車両の対角に位置する2組の前記車輪の回転速度和の差からなるタイヤの空気圧低下を判定する減圧判定値を求め、該減圧判定値を車両の速度に応じて連続的に変化する重み係数を乗ずることによって補正し、該補正後の減圧判定値をしきい値と比較してタイヤの空気圧低下を判定する手段とを有するタイヤ空気圧低下警報装置において、減圧車輪があるかどうかを仮判定し、駆動輪が減圧していると仮判定された場合は、従動輪が減圧していると仮判定された場合よりも大きい前記重み係数を、前記減圧判定値に乗ずるタイヤ空気圧低下判定プログラム。
  6. 前記駆動輪が減圧していると仮判定された場合の駆動輪の減圧判定しきい値が、前記従動輪が減圧していると仮判定された場合の従動輪の減圧判定しきい値より小さい値である請求項5記載のタイヤ空気圧低下判定プログラム。
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