JP2006001277A - 被記録媒体、およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 支持体の少なくとも一方の面にインク受容層を設けてなる被記録媒体において、該インク受容層に、少なくとも、2つ以上の活性水素基を有する含硫黄有機化合物と2つ以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物とを反応させて得られる高分子化合物、およびヒドロキシ酸を含有することを特徴とする被記録媒体、およびその製造方法。
【選択図】 なし
Description
A:2つ以上の活性水素基を有する含硫黄有機化合物
B:イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物
(式中、R1、R2、R3はいずれか一つが炭素数1〜6のアルキル基、アルカノール基、またはアミノアルキル基であり、それ以外は同一若しくは異なっていてもよく、アルカノール基、アミノアルキル基、またはアルカンチオール基を表す。)
本発明において使用する支持体としては、例えば、適度のサイジングが施された紙、無サイズ紙、上質紙、中質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、紙の片面或いは両面がポリオレフィンなどの樹脂で被覆された樹脂被覆紙(以下「レジンコート紙」と記す)などの紙類からなるもの:ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリスチレン、ポリアセテート、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレートおよびポリカーボネートなどの透明な熱可塑性樹脂フィルム:無機物の充填または微細な発泡により不透明化されたフィルムからなるシート状物質(合成紙など):さらにはガラスまたは金属などからなるシートなどが挙げられる。
(式中R1、R2、R3は前記と同意義である。)
但し、ハロゲン化アルキルの如き4級化剤でカチオン化した場合、水中に後述するような好ましい粒子径で分散安定化または溶解させることが困難となる場合があることから、酸を用いてカチオン化する方が好ましい。また、多価酸を用いた場合、本発明の高分子化合物を水中に分散または溶解する際に増粘を起すことがあることから、リン酸または一価の酸が好ましい。リン酸としては、例えば、リン酸、亜リン酸が挙げられる。また、一価の酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、メタンスルホン酸などの有機酸、および塩酸、硝酸などの無機酸が挙げられる。また、グリコール酸や乳酸などのヒドロキシ酸でカチオン化した高分子化合物は、被記録媒体に適用した場合、他の酸でカチオン化した高分子化合物と比べて白紙部の黄変が抑制されるため、より好ましく用いることができる。
(式中nは1または2を、R1はメチレン基、エチレン基、またはプロピレン基を、R9はアルキレンもしくは複脂環を1つ以上含む脂肪族炭化水素基を、R10は炭素数1〜4のアルキル基を、R11およびR12はそれぞれ独立で水素原子もしくはメチル基を、X-は酸陰イオンを表す。mは重量平均分子量が1,000〜150,000になる数である。)
特に好ましい方法は、上記塗工液として、無機微粒子とカチオン性ポリマーとヒドロキシ酸をともに液媒体中に分散して微粒子分散液とする工程と、該微粒子分散液に、少なくとも前記第一または第二の高分子化合物を添加する工程により調製された塗工液を使用する方法である。
Al2O3-n(OH)2n・mH2O 一般式(16)
式中、nは0、1、2または3の整数の内、いずれかを表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の値を表す。mH2Oは多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであるため、mは整数でない値をとることができる。また、この種のアルミナ水和物をか焼した場合、mは0の値に達することがあり得る。
<高分子化合物1の製造方法>
以下のようにして高分子化合物1を製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン109gを投入し、撹拌下3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールを40.00gおよびメチルジエタノールアミン6.79g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを62.07g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.2g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら4時間反応を行った。
以下のようにして高分子化合物2を製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン81gを投入し、撹拌下3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールを30.00gおよびt−ブチルジエタノールアミン6.98g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを44.28g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.4g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら5時間反応を行った。
以下のようにして高分子化合物3を製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン258gを投入し、撹拌下5−ヒドロキシ−3,7−ジチア−1,9−ノナンジオールを40.00gおよびメチルジエタノールアミン6.29g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを54.17g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.1g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら2時間反応を行った。
以下のようにして高分子化合物4を製造した。
撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた反応容器に、反応溶媒としてアセトン140gを投入し、撹拌下3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールを68.13g溶解後、40℃まで昇温してイソホロンジイソシアネートを79.66g加えた。その後50℃まで昇温して錫系触媒を0.4g加え、さらに55℃まで昇温して撹拌しながら4時間反応を行った。室温まで冷却した後1,190gのアセトンを加えることで固形分10%の高分子化合物アセトン溶液(高分子化合物4)を製造した。
米国特許第4,242,271号明細書に記載された方法で、アルミニウムドデキシドを製造した。次に米国特許第4,202,870号明細書に記載された方法で、前記アルミニウムドデキシドを加水分解してアルミナスラリーを製造した。このアルミナスラリーに、アルミナ水和物固形分が7.7%になるまで水を加えた。この時、アルミナスラリーのpHは9.4であり、これに3.9%の硝酸溶液を加えてpHを調整した。次にオートクレーブを用いて熟成前のpH:6.0、熟成温度:150℃、熟成時間:6時間にて熟成を行いコロイダルゾルを得た。このコロイダルゾルを入口温度87℃でスプレードライしてアルミナ水和物粉末としたが、得られた粉末は粒子形状が平板状で、X線回折による測定では、結晶構造がベーマイト構造であるアルミナ水和物を示していた。また、比表面積・細孔分布測定装置(マイクロメリティックスASAP2400、(株)島津製作所社製)を用いて、得られた粉末のBET比表面積を測定したところ140.5m2/gであった。
イオン交換水100部に、ジアリルアミン系重合物としてPAS−92(20%水溶液、重量平均分子量:約5,000、日東紡績(株)社製)1.275部(アルミナ水和物に対して1.0%)、およびグリコール酸0.510部(アルミナ水和物に対して2%)を添加し、スリーワンモータ(BL600、定格トルク:5kgf・cm、撹拌翼:タービン型(撹拌翼径:86mm)、新東科学(株)社製)を用いて150rpmで10分間撹拌して分散溶媒を調製した。その後、分散溶媒の液温が25℃になるように低温恒温水槽中で調整しながら前記アルミナ水和物25.5部を添加し、前記スリーワンモータの回転数を350rpmに調整して10分間撹拌することで、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%の微粒子分散液Aを得た。このようにして得られた微粒子分散液について、下記評価1および評価2のテストを行った。結果を表3に示す。
微粒子分散液を、25℃に設定した低温恒温水槽中で15分間静置し、その後、B型粘度計(BM形式、(株)東京計器社製)を用いて粘度を測定した。
レーザー粒径解析装置PARIII(大塚電子(株)社製)を用いて、微粒子分散液中のアルミナ水和物の平均粒径を測定した。
微粒子分散液Aの製造において、ジアリルアミン系重合物をPAA−D41−HCl(40%水溶液、重量平均分子量:約20,000、日東紡績(株)社製)0.064部(アルミナ水和物に対して0.1%)、グリコール酸の量を0.383部(アルミナ水和物に対して1.5%)とし、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Aの調製と同様にして微粒子分散液Bを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Aの調製において、ジアリルアミン系重合物の量を0.383部(アルミナ水和物に対して0.3%)、また、グリコール酸を乳酸0.720部(濃度:88.5%、アルミナ水和物に対して2.5%)に変更し、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Aの調製と同様にして微粒子分散液Cを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Aの調製において、ジアリルアミン系重合物をシャロールDC−902P(51%水溶液、重量平均分子量:約9,000、第一工業製薬(株)社製)0.150部(アルミナ水和物に対して0.3%)、また、グリコール酸を2−ヒドロキシイソ酪酸0.515部(純度:99%、アルミナ水和物に対して2%)に変更し、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Aの調製と同様にして微粒子分散液Dを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Aの調製において、ジアリルアミン系重合物を用いず、グリコール酸の量を0.765部(アルミナ水和物に対して3%)とし、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Aの調製と同様にして微粒子分散液Eを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Aの調製において、ジアリルアミン系重合物を用いず、またグリコール酸を6%酢酸水溶液8.50部(アルミナ水和物に対して2%)に変更し、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Aの調製と同様にして微粒子分散液Fを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Aの調製において、ジアリルアミン系重合物を用いず、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Aの調製と同様にして微粒子分散液Gを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Cの調製において、ジアリルアミン系重合物を用いず、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Cの調製と同様にして微粒子分散液Hを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
微粒子分散液Dの調製において、ジアリルアミン系重合物を用いず、全分散液に対するアルミナ水和物の固形分濃度が20%となるようにイオン交換水の量を調整した以外は、微粒子分散液Dの調製と同様にして微粒子分散液Iを調製し、評価1および評価2のテストを行った。その結果を表3に示す。
先程調製した微粒子分散液A100部に、ホウ酸を0.4部(ポリビニルアルコールに対して20%)、高分子化合物1(20%水分散液)を10部(アルミナ水和物に対して10%)添加し、さらにポリビニルアルコール(PVA245、(株)クラレ社製)の5%水溶液を40部(アルミナ水和物に対して10%)添加してスリーワンモータで均一になるまで撹拌し、塗工液を調製した。その後、支持体としてポリエチレン被覆紙(王子製紙(株)製;厚さ:224μm、坪量234g/m2;JIS−Z−8741による60度鏡面光沢度が64%;特注品)を用い、その上に先程調製した塗工液を乾燥塗工量が35g/m2となるようメイヤーバーで塗工し、送風定温乾燥器((株)東洋製作所社製、FC−610)で110℃、20分間乾燥して本発明の被記録媒体を作製した。得られた被記録媒体について下記評価3〜6を行った。結果を表4に示す。
<評価3:ガスによる退色・変色抑制効果についての評価方法>
オゾン暴露による退色・変色を、インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いてブラック(Bk)インクおよびシアン(C)インクを単色で、かつインク量100%でベタ印字した被記録媒体をオゾン暴露試験機(スガ試験機社製、特注品)に入れて、40℃・55%RHの条件下で濃度3ppmのオゾンに4時間暴露し、BkおよびCの光学濃度を光学反射濃度計(グレタマクベス社製、RD−918)を用いて測定し、下記式(1)より残OD率を算出して評価した。
残OD率=(試験後のOD/試験前のOD)×100%・・・式(1)
インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いて、マゼンタ(M)インクを単色で、かつインク量100%でベタ印字した被記録媒体をアトラスフェードオメーター(条件;波長340nmにおける照射強度0.39W/m2、温度45℃、湿度70%)に投入し、100時間後にMの光学濃度を光学反射濃度計(グレタマクベス社製、RD−918)を用いて測定し、上記式(1)より残OD率を算出して評価を行った。
インクジェット記録装置(BJ F870、キヤノン(株)製)を用いて、ブラック(Bk)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インクおよびイエロー(Y)インクの単色によるベタ印字(インク量100%)を行った被記録媒体を、30℃・80%RHの環境下に1週間暴露し、画像が滲む度合いを目視にて評価した。各色とも滲みが起きていないものを「〇」、いずれかの色で僅かに滲みが起きているものを「△」、いずれかの色で大きく滲みが起きているものを「×」とした。
インクジェットプリンタ(BJ F870、キヤノン(株)社製)を用いて、グリーン(イエロー100%とシアン100%の混色、インク打込み量:200%)のベタ印字を行い、ビーディングの度合いを印字濃度の高い粒状部の大きさで評価した。ビーディングがなく、良好なインク吸収性を示したものを「◎」、ビーディングが僅かに発生し、かつ印字濃度の高い粒状部の大きさが0.1mm未満のものを「○」、ビーディングが発生し、印字濃度の高い粒状部の大きさが0.1mm以上0.3mm未満のものを「△」、印字濃度の高い粒状部の直径が0.3mm以上もしくは印字濃度の低い部分が点在するものを「×」とした。
実施例1において、高分子化合物1を高分子化合物2とした以外は実施例1と同様にして本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、高分子化合物1を高分子化合物3とした以外は実施例1と同様にして本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、高分子化合物1を添加しなかった以外は、実施例1と同様にインク受容層をポリエチレン被覆紙上に形成した。その後、高分子化合物4(10%アセトン溶液)をインク受容層中のアルミナ水和物に対して固形分換算で10%添加されるようにメイヤーバーでオーバーコートし、送風定温乾燥器((株)東洋製作所社製、FC−610)で110℃、10分間乾燥して本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Bに変更した以外は実施例1と同様にして本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Cに変更した以外は実施例1と同様にして本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Dに変更した以外は実施例1と同様にして本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Eに変更した以外は実施例1と同様にして本発明の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Fに変更した以外は実施例1と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例2において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Fに変更した以外は実施例2と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例3において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Fに変更した以外は実施例3と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例4において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Fに変更した以外は実施例4と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、微粒子分散液Aを微粒子分散液Fに変更し、高分子化合物1を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例1において、高分子化合物1を用いなかったこと以外は実施例1と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
実施例8において、高分子化合物1を用いなかったこと以外は実施例8と同様にして比較例の被記録媒体を作製し、評価3〜6のテストを行った。結果を表4に示す。
Claims (13)
- 支持体の少なくとも一方の面にインク受容層を設けてなる被記録媒体において、該インク受容層が、少なくとも下記化合物Aと化合物Bとを反応させて得られる高分子化合物、およびヒドロキシ酸を含有することを特徴とする被記録媒体。 A:2つ以上の活性水素基を有する含硫黄有機化合物
B:イソシアネート基を2つ以上有するポリイソシアネート化合物 - 高分子化合物が、化合物AおよびBに加えてさらに下記化合物Cを反応させ、得られた高分子化合物のアミノ基の少なくとも一部が、酸または4級化剤によりカチオン化されている請求項1に記載の被記録媒体。
C:2つ以上の活性水素基を有するアミン化合物 - 含硫黄有機化合物Aが、分子内にスルフィド基を少なくとも一つ含有する請求項1または2に記載の被記録媒体。
- ヒドロキシ酸が、モノカルボン酸である請求項1または2に記載の被記録媒体。
- インク受容層が、さらに無機微粒子を含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の被記録媒体。
- インク受容層が、さらにカチオン性ポリマーを含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の被記録媒体。
- インク受容層が、無機微粒子、カチオン性ポリマーおよびヒドロキシ酸を同時に分散した微粒子分散液から形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の被記録媒体。
- 支持体の少なくとも一方の面に、塗工液を塗工してインク受容層を設ける被記録媒体の製造方法において、上記塗工液が、無機微粒子とカチオン性ポリマーとヒドロキシ酸をともに液媒体中に分散して微粒子分散液とする工程と、該微粒子分散液に、少なくとも請求項1または2に記載の高分子化合物を添加する工程により調製された塗工液であることを特徴とする被記録媒体の製造方法。
- 無機微粒子が、アルミナおよび/またはアルミナ水和物である請求項10に記載の被記録媒体の製造方法。
- ヒドロキシ酸が、モノカルボン酸である請求項10に記載の被記録媒体の製造方法。
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