JP2006000987A - 釘打機のマガジンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 釘頭を押えるガイドバーの先端部が連結釘の後尾に引っ掛かるのを防止すると共にノーズ内の打込通路内での釘の浮き上がりを防止する。
【解決手段】 マガジンベース18に対向し、連結釘を収容保持する閉じ位置と連結釘を装填できる開放位置との間で釘送り方向にスライド可能なマガジンカバー21と、釘送り方向に延び、マガジンベースに向けて接離可能で釘送り方向にも移動可能としてマガジンカバーに取付けられ、連結釘の釘頭又は釘軸部の側面を押えるように付勢された細長い複数本のガイドバー37とを設け、マガジンカバーを閉じ位置に前進する時にガイドバー先端がマガジンベースとの間に隙間を保って前進させ、マガジンカバーが完全に閉じる時ガイドバーの当接面がノーズのマガジンカバー突当面に当接して後退すると同時にガイドバーの凸部が係合部から外れて、マガジンベースのベース面側に移動するようにした。
【選択図】 図10


Description

本発明は、多数本の釘が並列に板状に連結された連結釘を打込む釘打機のマガジンユニットに関するものである。
多数本の釘が並列に板状に連結された連結釘を打込む釘打機のマガジンユニットは、特許文献1に開示されている。このマガジンユニットは、釘頭押えバーの先端部が連結釘に引っ掛かるのを防止すると共にノーズの打込通路に配置された先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部が十分押えられず、2番目の釘が先頭釘と同時にドライバによって打撃されて打込通路内で詰まる不具合を解消しようとしている。そのマガジンユニットは、マガジンカバーに釘頭押えバーを有し、マガジンベースに釘頭押えバーと係脱自在のカム部材を固定している。そのカム部材はマガジンベースの後方位置にあり、マガジンベースの最後方位置からマガジンカバーをスライドさせると、釘頭押えバーがカム部材に係合してマガジンベースに収容された連結釘からマガジンカバー側へ一定の距離を保って前進するので、連結釘の後尾の釘軸部を乗り越えることができ、後尾の釘に引っ掛かるのを防止できる。また、マガジンカバーが閉じた状態では釘頭押えバーは係合部の係合から解除されて、先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部を十分押えることができる。これらによって、釘頭押えバーの先端部が連結釘に引っ掛かるのを防止すると共に次の位置にある2番目の釘が先頭釘と同時にドライバによって打撃されて打込通路内で詰まる不具合を解消する。
実開平6−42076号公報
上記特許文献1記載のマガジンユニットにおいては、図12、図13に図示したように、連結本数が少ない連結釘が装填された場合、マガジンカバーはマガジンベースの後方位置からスライドして移動する距離が長くなり、このとき釘頭押えバーは、カム部材との距離が離れ、釘頭押えバーの先端がマガジンベースに接触した状態となってしまう。このため、マガジンカバーを閉じるときは、釘頭押えバーが連結釘の後尾の釘軸部を乗り上げて閉じることになる。
従来の仕上げ釘は、太さが約1ミリ以上あるため、釘頭押えバーの先端に一定のテーパ面を設けることで、連結釘の後尾の釘軸部を乗り上げて閉じることに問題はなく、かつマガジンカバーが閉じた状態では釘頭押えバーが、先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部を十分押えることができた。しかし、図に示したようなピン釘と言われる、太さが約0.85ミリ以下で、更に特に細い約0.6ミリ径の細い釘の場合、釘頭押えバーの先端に、連結釘の後尾の釘軸部を乗り越えるため一定のテーパ面を設けると、先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部を十分に押えることができず、次の位置にある2番目の釘が先頭釘と同時にドライバによって打撃されて打込通路内で詰まる不具合が発生するという欠点があった。
本発明の目的は、上記従来の欠点を解消し、ピン釘などの太さ0.6ミリの細い釘で、連結本数が少ない連結釘が装填された場合でも、釘を装填してマガジンカバーを閉じる場合に、釘頭を押えるガイドバーの先端部が連結釘の後尾に引っ掛かるのを防止すると共に先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部を十分に押えることが可能で、ノーズ内の打込通路内での釘の詰まりを防止しした釘打機のマガジンユニットを提供することである。
上記目的は、多数本の釘が並列に板状に連結された連結釘が収容可能に細長く形成され、連結釘の先頭釘をノーズの打込通路に送るよう、ノーズに連結されたマガジンベースと、マガジンベースとの間に連結釘を収容可能な隙間を有して形成されたマガジンカバーを配設し、マガジンカバーは、連結釘を収容した閉じ位置と、連結釘を装填可能な開放位置との間で、マガジンベースにスライド可能に取付けられ、マガジンカバーの内側には、マガジンベースのベース面に向けて摺動可能で、連結釘の釘頭又は釘軸部の側面を押えるように配設された少なくとも1本以上の細長いガイドバーとを備え、ガイドバーは、マガジンカバー内の付勢手段により、マガジンベース側に常に付勢され、マガジンカバーが前記閉じ位置にあるとき、ガイドバーの先端が連結釘の先頭釘の次以降の釘頭又は釘軸部を押えるようマガジンカバーより長手方向に延び出た打込機のガイドバーであって、前記ガイドバーは、マガジンカバー内で釘送り方向に摺動可能とし、マガジンカバー後方の付勢手段により、常にはノーズの方向に付勢収容され、マガジンカバーが開位置に開くとき、ガイドバー先端側がマガジンカバー前面よりノーズ側に突出すると同時に、ガイドバー先端部の凸部がマガジンカバーのテーパ面を乗り上げて係合部と係合可能とし、ガイドバー先端側がマガジンベースのベース面から隙間を保つよう後退することで、マガジンカバーを閉じ位置に前進するときに、ガイドバー先端がマガジンベースとの間に隙間を保って前進し、マガジンベースにある連結釘の後端釘の軸部を乗り越えることができ、さらに、マガジンカバーが完全に閉じるときには、前記ガイドバーの当接面がノーズのマガジンカバー突当面に当接して相対的に後退すると同時に、ガイドバーの凸部が係合部から外れて、マガジンベースのベース面側に突出し、連結釘の先頭釘の次の釘以降の釘頭全体又は釘軸部を押える構成にすることにより達成できる。
本発明に係るマガジンユニットにおいては、ガイドバーをマガジンベース側ならびに釘送り方向に移動可能として、ガイドバーの背面及び後方をばねで付勢し、かつ、ガイドバーの凸部とマガジンカバーの係合部を係合可能とし、マガジンカバーが開いているときは、ガイドバーとマガジンカバーが係合して、ガイドバーがマガジンカバー側に後退してマガジンベースと非接触の隙間を有するよう構成したため、マガジンカバーが閉じ位置に移動するとき、ガイドバー先端部がマガジンベースのベース面との間に隙間を保ってスライド可能なため、ガイドバーの先端部に、連結釘の後尾の釘軸部を乗り越えるためのテーパ面やR面等が無くても、マガジンベースにある連結釘の釘軸部を乗り越え可能である。また、マガジンカバーが閉じる直前までガイドバーが、マガジンベースのベース面に隙間を保った状態のため、連結本数が少なく連結長さが非常に短い釘でも、ガイドバーの先端がが連結釘の後端の釘軸に引っ掛かるのを防止できる。また、マガジンカバーが閉じた状態では、ガイドバーの先端部に釘軸部を乗り越えるためのテーパ面等が無いため、先端部がノーズの挿入口に収容されたときに、先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部及びそれより後方の釘頭全体を十分押えることができ、次の位置にある2番目の釘が先頭釘と同時にドライバによって打撃されて打込通路内で詰まる不具合も解消できる。
これにより、一般的に、ピン釘と言われる、釘の頭と軸の径が同径で、太さが約0.85ミリ以下で、多数本の釘が並列に板状に連結されて、シート状に形成された連結釘の中でも、更に細い約0.6ミリ径の細い釘の場合であっても、連結が短い時の釘でも装填が容易であり、さらに、先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部及びその近傍の釘の頭部の押えを確実に押えることができる。
そして、ガイドバー先端に凸部を形成し、対応するマガジンカバーにプラスチックの成形でテーパ面並びに係合部を形成するだけであり、カム部材等の部品を必要としないので、部品点数が増加することがなく、それによって、釘打機のコストの低減及び釘打機の小型化に寄与できる。
本発明釘打機のマガジンユニットの一実施形態を図1〜図11を用いて説明する。
図1に示すように、マガジンユニット2を有する釘打機は、内部に圧縮空気を収容するハウジング3と、ハウジング3に設けられたハンドル6と、ハンドル6の一端に圧縮空気の供給口7を設け、ハウジング3内にはシリンダ10を配設し、シリンダ10内を上下に摺動可能なピストン11と一体となったドライバ13を内蔵する。また、ピストン11は、周知の如く、ハンドル6に設けられたトリガバルブ15を動作させることにより、上下動するように駆動される。
釘打ち操作は、トリガ17を操作することでトリガバルブ15を動作させ、ハウジング3内部の圧縮空気がピストン11の上面に供給され、ピストン11をシリンダ10内で急激に下動させ、ピストン11に連結されたドライバ13によって射出部9の打込通路14内にある釘を打撃し打込対象物に打込む。
本発明の釘打機1に用いられる釘は、多数本の釘が並列に板状に連結されてシート状に形成された連結釘であり、一般にピン釘と呼ばれる、釘頭の径と釘軸部の径がほぼ同じで、太さが約0.8ミリ〜0.6ミリの細い釘が多数本、接着剤等によって並列に板状に連結された連結釘となっている。。連結釘は、ハンドル6とほぼ平行に射出部9に固着されたマガジンユニット2に収容され、マガジンユニット2からノーズ5を経て打込通路14内に先頭釘が入るように送られる。
マガジンユニット2は、シート状の連結釘を収容し、連結釘の先頭釘をノーズ5内の打込通路14に送るよう、ノーズ5に連結されたマガジンベース18と、マガジンベース18との間に連結釘を収容する空間を形成し、連結釘を収容保持する閉じ位置と連結釘を装填できる開放位置との間でマガジンベース18の長手方向にスライド可能に取付けられたマガジンカバー21とで構成される。
図1〜図5において、マガジンカバー21は閉じ位置にあり、マガジンベース18との間に連結釘を収容する細長い空間を形成し、マガジンベース18は、連結釘の軸部が各種の長さの連結釘を収容可能としている。図1に示すように、連結釘23は、使用可能な最長釘(図では例えば45mmを示している)を示しており、先頭釘がノーズ5の打込通路14内に位置するように長く延びている。
図2に示した連結釘22は、使用可能な最長釘の連結釘23より軸部の長さが短い(例えば35mm)の連結釘となっている。最長釘の連結釘23とその他短い長さの連結釘22は選択的に用いられ、共にマガジンベース18にそれぞれ装填可能とされている。マガジンベース18には連結釘の釘足先端を収容して案内する釘足ガイド溝24が形成され、連結釘の収容空間の一部を形成している。マガジンベース18は、ノーズ5側の端部が連結釘の先頭釘を打込通路14に送るため、ノーズ5の打込通路14部分に一体となる様に固着されている。
マガジンベース18の上縁部と下縁部には、マガジンカバー21が長手方向にスライド可能にするためのガイド溝が、それぞれガイド溝27、ガイド溝25として連結釘と平行して形成され、マガジンカバー21には、上縁部及び下縁部がマガジンベース18のガイド溝27及びガイド溝25に収容されるガイド部として形成され、マガジンベース18上を連結釘を収容保持する空間を形成する閉じ位置と連結釘を装填できる開放位置との間でマガジンベース18の長手方向にスライド可能に取付けられている。
マガジンカバー21は、閉じ位置において連結釘を収容保持可能に、マガジンベース18との間で連結釘とほぼ同じ長さの細長い空間を形成される。また、閉じ位置と開放位置との間でマガジンカバー21の後端には、ロック爪29が設けられ、マガジンカバー21が閉じ位置にあるとき、マガジンベース18の図示しないロック穴の縁部に係合してマガジンカバー21を閉じ位置にロックし、閉じ位置を保持する。図5に最もよく示すように、ロック爪29は、ピン30を中心に旋回自在になっていて、ロックスプリング31によってロック位置に付勢され、ロックスプリング31に抗してロック爪29の後端を押すとマガジンカバー21のロックを解除できる。
図2〜図6に示すように、マガジンベース18と、マガジンカバー21の間の連結釘の収容保持する空間には、連結釘の最後尾の釘を押圧して連結釘の先頭釘をノーズ5の打込通路14に常時付勢するプッシャ33が設けられている。プッシャ33は、マガジンベース18の釘送り方向に設けられたプッシャガイド溝35に沿ってガイドされながら、釘送り方向にスライド可能に取付けられている。マガジンベース18側に配設され、プッシャ33と一体となったプッシャピース56が、マガジンベース18の開口部18c内に配設されたプッシャガイド55内をスライドしながら、マガジンベース18の後端から延びるプッシャスプリング34によって、ノーズ5内の打込通路14位置に至るように付勢されている。
また、図3に示すように、プッシャガイド55は、マガジンカバー21を開いたときに、マガジンカバー21と同時に開いて、その内側にあるプッシャスプリング34をガイドし、マガジンカバー21が閉じたときにプッシャスプリング34が、プッシャ33を確実に付勢可能とするために設けられている。
マガジンベース18のベース面18aには、各ガイドバー37の対応する位置に、それぞれ一体または個別に溝部18bが形成され、溝部18bと各ガイドバー37の間には、ガイドバー37が接触せずに干渉しないで送り可能とするため、プッシャ3全体が連結釘と類似した板状の形状をなし、さらに、複数の凹部33aを有した形状としている。このため本発明では、プッシャ3は、板厚0.6ミリの鋼板を、プレスにて凹部33aを成形して製作されている。
図2〜図6に示すように、マガジンカバー21は、マガジンベース18に対向する内側に、複数本(本実施形態では6本)のガイドバー37を収納可能としている。各ガイドバー37は、従来同様に細長い板状の形状をなし、マガジンカバー21の釘送りの長手方向に延びて、対向するマガジンベース18に向けて接近したり離れたりできるように、マガジンカバー21の細長い収容溝38の中に摺動保持され、マガジンカバー21内でマガジンカバー21の釘送りの方向に移動可能に摺動保持され、マガジンカバー21の前面21cからノーズ5側に突出可能となっている。
マガジンベース18及びマガジンカバー21で形成する連結釘を収容する空間は、釘打機1が使用する一番長い釘の連結釘を収容できる幅を有し、その幅方向におけるガイドバー37及び溝部18bの位置は、その他の短い連結釘(図は6種類の連結釘が収容可能)の頭部面22aを押える位置に各々設けられる。マガジンカバー21内の各ガイドバー37のマガジンベース18面との反対側には、板ばね39が各ガイドバー37の前後2箇所で、マガジンベース18側に付勢するように配置され、板ばね39は、ガイドバー37がマガジンベース18上に収容された連結釘釘頭の上方への移動の阻止とガイドを行い、さらに、釘軸部の側面をベース面18a側に押す役目をなしている。また、各ガイドバー37がマガジンカバー21から外れないように、収容溝38の両端には、図6に示す保持部41、42が形成され、保持部41、42に係合する各保持部37c、37dがガイドバー37の対応する位置に形成されている。
図6ならびに図7に示すように、マガジンカバー21が開いた状態のとき、各ガイドバー37は、釘送り方向に摺動自在に収容されており、各ガイドバー37は、ガイドバー37後方に設けられたスプリング26により付勢されて先端部43側に移動し、先端部43側および当接面37aが、マガジンカバー21の前面21cよりもノーズ5側に突出した状態となるよう構成されている。
図8ならびに図9に示すように、マガジンカバー21の前面21c側の前記収容溝38の各保持部41には、テーパ面21bから滑らかに繋る一定の平面部を有した係合部21aが設けられ、各ガイドバー37が前方に突出する際、ガイドバー37の凸部37bが、マガジンカバー21のテーパ面21bに接触しながら移動すると同時にマガジンカバー21側に後退させられ、最後は凸部37bが係合部21aに乗り上げて係合した状態で停止する。本実施形態では、マガジンカバー21にテーパ面21bを設けるとしたが、ガイドバー37にテーパ面を設けることで、ガイドバー37が滑らかに突出させても良い。これにより、各ガイドバー37の先端部43が、マガジンベース18のベース面18aに対して一定の隙間を保った状態で、マガジンカバー21がスライド可能に構成される。
次に、図6〜図11により、マガジンカバー21を後退した状態から閉じ位置にマガジンベース18上をスライドして閉じるときについて説明する。図9、図11のように、各ガイドバー37の先端部43は、マガジンベース18のベース面18aとの間に一定の隙間を保ってスライドし、その寸法は、マガジンベース18のベース面18aから連結釘の後尾の釘軸部の径dを乗り越える高さDまで離れるように設定される。したがって、マガジンカバー21が閉じ位置に移動するとき、ガイドバー37の先端部43はマガジンベース18のベース面との間に隙間Dを保って前進し、本数が少なく短い連結釘でも、マガジンベース18にある連結釘の釘軸部を乗り越えることが可能である。
次に、図6、図8に示すように、マガジンカバー21が完全に閉じるときは、初めにガイドバー37の当接面37aがノーズ5の突当面5aに突当って、マガジンカバー21に対し相対的に後退すると同時にガイドバー37の凸部37bが、マガジンカバー21の係合部21aとの係合が外れる。この時、ガイドバー37は背面を板ばね39により付勢されて、マガジンベース18側に再び突出し、図6ならびに図8に示す状態になる。
各ガイドバー37は、マガジンカバー21の前面21cがノーズ5の突当面5aに当接し閉じた状態において、ノーズ5側に延びる先端部43が、マガジンカバー21の前面21cよりノーズ5側に突出して、先頭釘の次の釘及びそれより後方の釘頭全体又は釘軸部を押えることが可能な長さになっており、ノーズ5に形成された打込通路14への挿入口5bに入り込み、マガジンカバー21が閉じ位置にあるときに先頭釘の次の釘の釘頭の位置まで延びた状態としており、その詳細が図10に示されている。
次に、図1〜図11を参照して、使用可能な最長釘よりも短いその他の長さ(本例では35ミリ)の連結釘22を使用して、マガジンベース18に連結釘22を装填した後マガジンカバー21をスライド前進させてマガジンユニット2内に連結釘22を収容保持する動作を説明する。
先ず、図1に示すように、マガジンカバー21のロック爪29を解除して、マガジンカバー21を図1の右側にスライドして開き、マガジンベース18の連結釘収容空間を開放する。
このとき、各ガイドバー37は釘送り方向後方にスライドして、マガジンカバー21の先端側が突出し、ガイドバー37の凸部37bが、マガジンカバー21のテーパ面21bに接触しながら移動すると同時に係合部21aに乗り上げて係合し、マガジンカバー21側に後退させられ、各ガイドバー37の先端部43は、マガジンベース18のベース面18aに対して一定の隙間Dを保った状態で開いている。
次に、細長い連結釘22を、その釘足先端がマガジンベース18のガイド溝25の奥に入るように装填する。その状態で、マガジンカバー21をノーズ5側すなわち前方にスライドすると、プッシャ33が連結釘22の後尾に当接して連結釘22をノーズ5側に押圧し、連結釘22の先頭釘をノーズ5内に移動させる。連結釘22の先頭釘がノーズ5の打込通路14に入ると連結釘22の移動は停止するが、マガジンカバー21のスライドは続いているので、プッシャ33は、プッシャスプリング34の収縮によって連結釘22の後端を付勢しつつそこに留まる。同時に、ガイドバー37の先端部43は、図11に示すように、連結釘22の後尾の釘の軸部に対面するが、上記したように、マガジンカバー21が開いた状態では、ガイドバー37の先端部43は隙間Dをもってマガジンベース18のベース面18aから浮いており、本数が少なく連結長さの短い連結釘の場合においても、ガイドバー37は釘軸部の径dを容易に乗り越えて進むことができる。
次に、マガジンカバー21が完全に閉じるとき、ガイドバー37先端の当接面37aがノーズ5の突当部5aに当接し、ガイドバー37に対し相対的に後退すると同時に凸部37bがマガジンカバー21の係合部21aから移動して係合が外れ、さらに板ばね39によりガイドバー37背面が付勢されて、マガジンベース18のベース面18a側に突出する。このように、マガジンカバー21が完全に閉じる直前までガイドバー37が、ベース面18aから隙間を保った状態のため、連結本数が少なく連結長さが非常に短い連結釘でも、ガイドバー37の先端部43が連結釘の後端の釘軸に引っ掛かかることはない。
以上により、マガジンカバー21が完全に閉じ位置までスライドしたとき、連結釘22は、釘軸部側面が各ガイドバー37により、ベース面18a側に押され、さらに、連結釘22の頭部面22aは、釘軸部と接触していないガイドバー37により上方への移動が阻止され、ガイドした状態でマガジンベース18に確実に装填される。この状態が図2に示されている。なお一番長い釘の場合、頭部面23aはマガジンカバー21の上縁部の内壁に接触してガイドされることになる(図1参照)。
次に、図8ならびに図10に示すように、各ガイドバー37は、突出した先端部43がノーズ5側の挿入口5bに受入れられているとともに、先端部43が、マガジンカバー21の端縁より長手方向に延びており、連結の先頭釘の次の釘及びそれより後方の釘頭又は釘軸部を押えることが可能である。また、釘の軸部と接触していないガイドバー37の先端部43は、マガジンベース18の、ベース面18aに沿って、ノーズ5に形成された打込通路14への挿入口5bに入り、先頭釘の次の釘の釘頭の位置まで延びて、先頭釘の次の位置にある2番目の釘の頭部及びそれより後方の釘頭全体を確実に押える姿勢に維持されおり、連結釘の装填時の不具合も無く、さらに次の位置にある2番目の釘が先頭釘と同時にドライバによって打撃されて打込通路内で詰まる不具合は解消される。
使用可能な最長釘を収容した本発明マガジンユニットを備えた釘打機の一実施形態を示す一部破断正面図。 その他の短い釘を収容した本発明マガジンユニットを示す一部破断拡大側面図。 図2のB−B線断面図。 図2のマガジンカバーを表側から見た側面図。 図2のマガジンユニットを裏側から見た一部破断側面図。 図2のA−A線断面図。 図6のマガジンカバーを開いた状態を示す断面図。 図6の円Cの部分拡大図。 図7の円Dの部分拡大図。 図8の連結釘をマガジンベースに装填してマガジンカバーをスライドして連結釘を収容し終えた状態を示す断面図。 図9の連結釘をマガジンベースに装填してマガジンカバーをスライドして連結釘を収容する途中の状態を示す断面図。 従来のマガジンユニットにおいて、連結釘をマガジンベースに装填してマガジンカバーをスライドして連結釘を収容し終えた状態を示す拡大断面図。 従来のマガジンユニットにおいて、連結釘をマガジンベースに装填してマガジンカバーをスライドして連結釘を収容する途中の状態を示す拡大断面図。
符号の説明
1:釘打機、2:マガジンユニット、5:ノーズ、5a:突当面、5b:挿入口、13:ドライバ、14:打込通路、18:マガジンベース、18a:ベース面、18b:溝部、18c:開口部、21:マガジンカバー、21a:係合部、21b:テーパ面、21c:前面、22:その他の短い長さの連結釘、22a:頭部面、23:使用可能な最長釘の連結釘、23a:頭部面、24:釘足ガイド溝、25、27:ガイド溝、33:プッシャ、33a:凹部、34:プッシャスプリング、35:プッシャガイド溝、37:ガイドバー、37a:当接面、37b:凸部、37c、37d、41、42:保持部、38:収容溝、39:板ばね、43:先端部、55:プッシャガイド、56:プッシャピース

Claims (1)

  1. 多数本の釘が並列に板状に連結された連結釘を収容できるように細長く形成され、連結釘の先頭釘をノーズの打込通路に送るよう、ノーズに連結されたマガジンベースと、マガジンベースとの間に連結釘を収容可能な空間を形成し、連結釘を収容した閉じ位置と、連結釘を装填可能な開放位置との間で、マガジンベースにスライド可能に取付けられたマガジンカバーと、マガジンカバーの内側に設けられ、マガジンベースのベース面に向けて摺動可能で、連結釘の釘頭又は釘軸部の側面を押えるように配設された少なくとも1本以上の細長いガイドバーと、マガジンカバー内に設けられ、ガイドバーをマガジンベース側に付勢する付勢手段とを備え、前記マガジンカバーが前記閉じ位置にある時、ガイドバーの先端が連結釘の先頭釘の次以降の釘頭又は釘軸部を押えるようマガジンカバーより長手方向前方に突出するようにした打込機のマガジンユニットであって、
    前記ガイドバーは、マガジンカバー内で釘送り方向に摺動可能とし、マガジンカバー後方の付勢手段により、常にはノーズの方向に付勢され、マガジンカバーが開位置に開く時、ガイドバー先端側がマガジンカバー前面よりノーズ側に突出すると共にガイドバー先端部の凸部がマガジンカバーのテーパ面を乗り上げてマガジンカバー先端部の係合部と係合可能とし、ガイドバー先端側がマガジンベースのベース面から隙間を保つよう後退することで、マガジンカバーを閉じ位置に前進する時に、ガイドバー先端がマガジンベースとの間に隙間を保って前進し、マガジンベースにある連結釘の後端釘の軸部を乗り越えることができ、マガジンカバーが完全に閉じる時には、ガイドバーの当接面がノーズのマガジンカバー突当面に当接して相対的に後退すると同時に、ガイドバー先端部の凸部がマガジンカバー先端部の係合部から外れて、マガジンベースのベース面側に突出するようにしたことを特徴とする釘打機のマガジンユニット。
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