JP2009208192A - 打ち込み工具のマガジン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】打ち込み具供給口11cに送り方向後側に突き出す浮き上がり矯正部40を設けて、補充した打ち込み具連結板N2の先端部の浮き上がりが矯正されて、残余の打ち込み具連結板N1の後部に重ならないようにする。
【選択図】図10
Description
マガジンは、連結打ち込み具を収容するマガジン本体と、通常スライド開閉式の蓋を備え、蓋には収納した連結打ち込み具を打ち込み通路側に押すプッシャ部材が設けられており、マガジン本体側の打ち込み具収容部に連結打ち込み具をセットして蓋を閉じると収容した連結打ち込み具が打ち込み通路側に押された状態に装填される。このため、工具本体の打ち込み動作により1本の打ち込み具が打ち出されると、連結打ち込み具はプッシャ部材で押されているため打ち込み具1本分だけ移動し、これにより打ち込み通路内に次の打ち込み具が供給される。
また、この種のマガジンには、いわゆる空打ち防止機構を備えたものが提供されている。この空打ち防止機構は、マガジン内の残りの打ち込み具の本数が少なくなった場合に工具本体側の打ち込み動作を禁止して、被打ち込み材の損傷等を招く空打ち動作を未然に防止する機能を有している。また、この空打ち防止機構が作動することによって、使用者は打ち込み具を補充する必要があることを認知することができる。
打ち込み具を補充するには、蓋を開き方向に後退させて打ち込み具収容部を開放し、補充する連結打ち込み具をこの打ち込み具収容部にセットし、しかる後に蓋をスライド方向に前進させて閉じれば、補充した連結打ち込み具がプッシャ部材によって送り方向に押された状態に装填される。
収納した連結打ち込み具のセット面からの浮きは長いものほど発生しやすくなる。例えば、長さが50mm以上の長い打ち込み具について特に浮きが大きくなって上記の問題を生じやすい。
本発明は、長い打ち込み具(連結打ち込み具)であって、例えば送り方向先端頭部にセット面からの浮きが発生しても、これが矯正されて蓋をスムーズに閉じることができるマガジンを提供することを目的とする。
請求項1記載のマガジンによれば、マガジン本体の打ち込み具収容部に連結打ち込み具をセットする際に、その送り方向先端側が浮き上がり矯正部によってセット面からの浮き上がりが規制(矯正)された状態でセットされるので、その後スライド蓋をスムーズに閉じることができる。
請求項2記載のマガジンによれば、セット面からの浮き上がりが発生しやすい長い打ち込み具について効率よくその浮き上がりを規制することができる。
請求項3記載のマガジンによれば、浮き上がり矯正部の強度確保及びその位置ずれ防止を簡易な構成で実現することができる。
工具本体2は、圧縮エアにより往復動するピストンを内装している。この工具本体2の側部からはハンドル部3が側方へ突き出す状態に設けられている。このハンドル部3の先端に圧縮エア供給用のエアホースを接続するための接続口3aが設けられている。供給された圧縮エアは、ハンドル部3内に蓄圧される。
ハンドル部3の基部には、トリガ形式のスイッチレバー4が設けられている。このスイッチレバー4を指先で引き操作すると、工具本体2側に圧縮エアが供給されてピストンが下動する。ピストンの下面中心には打ち込み具打撃用のドライバが取り付けられている。
工具本体2の下部からは、ドライバガイド10が下方へ延びる状態に設けられている。このドライバガイド10内の打ち込み通路10aをドライバが下動することによって1本の打ち込み具nが当該ドライバガイド10の下端部(射出口10b)から打ち出される。
ドライバガイド10は、工具本体2側に固定した固定板11及び補助板12と、固定板11に対して一定の範囲でそれぞれ上下に変位可能に支持した第1可動板13及び第2可動板14を備えている。固定板11と補助板12は、板厚方向に一定の間隔をおいて相互に平行に固定されている。固定板11は、補助板12よりも下方へ長く延びている。固定板11と補助板12との間に第2可動板14の上部側が板厚方向にがたつきなく上下に移動可能な状態で支持されている。第1可動板13は、第2可動板14の下部側に重ね合わせられた状態に固定されている。このため、第1可動板13は、第2可動板14と一体で上下動する。第2可動板14と補助板12との間、及び第2可動板14と第1可動板13との間に、連続する1つの打ち込み通路10aが形成されている。この打ち込み通路10aの下端が射出口10bとなる。
このドライバガイド10の打ち込み通路10aに対して打ち込み具が1本ずつマガジン20から供給される。このマガジン20の打ち込み具送り方向前端部(図1において左端部)は、上記ドライバガイド10に支持されている。一方、マガジン2の打ち込み具送り方向後端部側(図1において右端部側)は、ブラケット部20aを介してハンドル部3の先端部付近に支持されている。
打ち込み具収容部21aのセット面21d(打ち込み具連結板を受ける底面)には、装填した打ち込み具連結板Nを打ち込み具送り方向に押すプッシャプレート31が設けられている。図6に示すようにこのプッシャプレート31は、下面側に設けた円筒形の支持部31a内にガイドバー32を挿通させて打ち込み具送り方向に移動可能に支持されている。図4に示すようにガイドバー32は、マガジン本体21の打ち込み具送り方向前端から後端に掛け渡された状態に設けられている。このプッシャプレート31は、圧縮ばね24により打ち込み具送り方向に付勢されている。このプッシャプレート31により打ち込み具連結板Nが打ち込み具送り方向に押されることにより、ドライバガイド10の打ち込み通路10a内に打ち込み具nが1本づつ送り込まれる。但し、圧縮ばね24による付勢力は、スライドドア22を閉止した状態で作用し、スライドドア22を開放した状態では作用しない。このため、スライドドア22を開放した状態で、打ち込み具連結板Nの打ち込み具収容部21aへの装填及び取り出しを容易に行うことができる。スライドドア22を閉じると、圧縮ばね24の付勢力がプッシャプレート31に作用し、これにより打ち込み具連結板Nが打ち込み具送り方向に押される。
打ち込み具収容部21aの打ち込み具送り方向先端側は、ドライバガイド10の打ち込み通路10aに連通している。
打ち込み具収容部21aの、図6において下端側には、収容した打ち込み具連結板Nの打ち込み具長さ方向の位置を規制するための打ち込み具案内溝部21cが打ち込み具送り方向に沿って設けられている。この打ち込み具案内溝部21c内に打ち込み具連結板Nの先端側を進入させることにより、当該打ち込み具連結板Nがその打ち込み具長さ方向についての基準位置に位置決めされる。装填した打ち込み具連結板Nの長さとは関係なく、その先端部は常に打ち込み具案内溝部21cの底部に突き当てられた基準位置に収納される。このため、収納した打ち込み具連結板Nの長さによってその頭部の位置が異なることになる。
このスライドドア22は、図2〜図4において左側にスライドさせると閉じられ、右側にスライドさせると開かれる。図2及び図4では、スライドドア22が若干開かれた状態が示され、図3ではスライドドア22が閉じられた状態が示されている。スライドドア22を開くと、打ち込み具収容部21aが開かれて、打ち込み具連結板Nを装填することができる。工具本体2の打ち込み動作は、スライドドア22を閉じた状態で行われる。
このスライドドア22の内面には、打ち込み具収容部21a内に収容した打ち込み具連結板N(打ち込み具n〜n)の姿勢を規制するためのガイド部材25が備え付けられている。このガイド部材25は、細長い平板形状をなすもので、本実施形態では、装填可能な長さについて7種類の打ち込み具nに対応させるため、7本のガイド部材25〜25がスライドドア22の内面に備え付けられている。
各ガイド部材25は、それぞれスライドドア22の内面に対して打ち込み具送り方向(図2〜図4において左方)、反打ち込み具送り方向(図2〜図4において右方向)及び打ち込み具連結板Nの板厚方向(図4において上下方向)に変位可能に支持されている。
各ガイド部材25の打ち込み具送り方向前側はガイドホルダ28を介してスライドドア22に支持され、後ろ側はスライドドア22の内面に設けた支持壁部29に直接支持されて、各ガイド部材25は、相互に独立してそれぞれ打ち込み具送り方向に沿って移動可能かつ上下(打ち込み具連結板Nに対して接近、離間する方向)に変位可能に支持されている。
打ち込み具連結板Nに押し付けられるガイド部材25の本数、および長さ方向に外れて打ち込み具連結板Nに押し付けられないガイド部材25の本数は、装填した打ち込み具連結板Nの長さ(打ち込み具nの長さ)によって変化する。本実施形態では、図3及び図6に示すように7本のガイド部材25〜25のうち、上側の2本のガイド部材25,25が長さ方向に外れて打ち込み具連結板Nに押し付けられず、下側の5本のガイド部材25〜25が打ち込み具連結板Nに押し付けられた状態となっていることから、打ち込み具収容部21aには長さ45mmの打ち込み具連結板Nが装填された状態で示されている。
各ガイド部材25の後端部とスライドドア22の内面後部との間には、それぞれ第1ばね26が介装されている。本実施形態では、この第1ばね26には圧縮コイルばねが用いられている。この第1ばね26によって、各ガイド部材25は打ち込み具送り方向前側に付勢されている。
ガイドホルダ28は、スライドドア22に対して打ち込み具送り方向に一定の範囲で移動可能に支持されている。このガイドホルダ28と各ガイド部材25の長手方向中央部付近との間にはそれぞれ第2ばね35が介装されている。各第2ばね35には圧縮コイルばねが用いられている。この第2ばね35によってガイドホルダ28は各ガイド部材25に対して打ち込み具送り方向前側に付勢されている。ガイドホルダ28に対するすべての第2ばね35〜35の合計付勢力は、ガイド部材25〜25をそれぞれ付勢する第1ばね26の合計付勢力よりも弱く設定されている。このため、ガイドホルダ28は、第2ばね35〜35の合計付勢力に抗してガイド部材25〜25に対して打ち込み具送り方向後ろ側に変位可能に支持されている。
図5に示すようにガイドホルダ28の打ち込み具送り方向前側には、上側挿通窓部28aと、下側挿通窓部28bが設けられている。この上下二つの挿通窓部28a,28bとの間には、規制壁部28cが設けられている。
図5に示すようにスライドドア22がマガジン本体21に対して開けられると、ガイドホルダ28が第2ばね35によってガイド部材25に対して打ち込み具送り方向前側に変位する。ガイドホルダ28が第2ばね35によってガイド部材25に対して打ち込み具送り方向前側へ変位すると、ガイド部材25の上変位部25abが当該ガイドホルダ28の規制壁部28cに乗り上がった状態になる。この状態では、ガイド部材25の前部が上側の非規制位置に変位する。ガイド部材25の前部が上側の非規制位置に変位すると、当該ガイド部材25が打ち込み具連結板Nから浮き上がった状態となる。また、この状態では、ガイドホルダ28はスライドドア22の前端部より打ち込み具送り方向前側に位置し、かつ各ガイド部材25よりも打ち込み具送り方向前側に位置して、各ガイド部材25の先端部(下側の規制アーム部25b)を挿通窓部28b内に収容した状態(前側へ突き出させない状態)に保持される。
さらに、ガイドホルダ28はプッシャプレート31よりも打ち込み具送り方向前側に位置する状態とされる。
以上のことから、スライドドア22を閉じる際には、最初にガイドホルダ28の打ち込み具送り方向前下角部が打ち込み具連結板Nの後端部に干渉し、非規制位置に位置するガイド部材25は干渉しない。
なお、図7に示すガイド部材25は、打ち込み具長さ方向について打ち込み具連結板Nの頭部から外れた位置に位置するガイド部材を示している。このため、図7に示すガイド部材25は、打ち込み具連結板Nに当接せず、打ち込み具収容部21aのセット面21dに当接した状態となっている。これに対して図8に示すガイド部材25は、打ち込み具長さ方向について打ち込み具連結板Nの長さ範囲内に位置するガイド部材を示している。このため、図8に示すガイド部材25は、打ち込み具連結板Nに当接した状態となっている。
各ガイド部材25の下側の規制アーム部25bには、従来のような傾斜案内面が設けられていない。本実施形態では、規制アーム部25bの幅方向(上下方向)の上側の角部と下側の角部には、通常のR面が面取り加工されているに過ぎない。従来であれば、スライドドアを閉じる際に、規制アーム部25bの下側の角部と打ち込み具連結板Nの後端部との引っ掛かりを回避して当該ガイド部材をスムーズに打ち込み具連結板Nに乗り上げるために当該下側の角部に大きな傾斜案内面が形成されていたが、本実施形態ではスライドドア22を閉じる際には、各ガイド部材25が非規制位置に変位した状態となっていることから係る傾斜案内面は必要ない。
本実施形態では、図5に示すようにガイドホルダ28の打ち込み具送り方向前端角部であって、打ち込み具連結板N側の下側角部に、打ち込み具連結板Nの後端部に対する引っ掛かり回避部として大きなR面28dが形成されている。このR面28dによって、スライドドア22閉止時における打ち込み具連結板Nの後端部に対する当該ガイドホルダ28の引っ掛かりが回避される。また、ガイドホルダ28の下面と、打ち込み具収容部21aのセット面21dとの間には、装填される打ち込み具連結板Nの板厚(打ち込み具nの太さ)について必要かつ十分な幅の隙間が設定されている。
このように本実施形態では、打ち込み具連結板Nの主として2番目の打ち込み具n2の位置ずれを確実に規制する必要のあるガイド部材25の下側規制アーム部25bには打ち込み具連結板Nの後端部に対する引っ掛かり回避部(傾斜案内面、大きなR面等)を設けず、係る位置ずれ規制機能を直接有しないガイドホルダ28については十分に大きな引っ掛かり回避部(R面28d)を設けて、スライドドア閉止時における打ち込み具連結板Nの後端部に対する引っ掛かりが確実に回避されるようになっている。
図9に示すように打ち込み具nの頭部側(図9において右端部側)であって、図示右側から二つ目の逃がし通路11dと三つ目の逃がし通路11dとの間において、固定板11の背面には、収納した打ち込み具連結板Nのセット面21dからの浮きを規制するための浮き上がり矯正部40が設けられている。この浮き上がり矯正部40の先端側には、打ち込み具連結板Nの先端部を打ち込み具収容部21aのセット面21d側に案内するための案内傾斜面40aが設けられている。
打ち込み具nの長手方向について、上記の位置に浮き上がり矯正部40が設けられることにより、当該浮き上がり矯正部40によって、当該マガジン20に装填可能な最長長さの打ち込み具n(打ち込み連結板N)について、その長手方向中央よりも頭部側の浮き上がりが確実かつ効率よく規制される。
また、図10に示すようにこの浮き上がり矯正部40は、固定板11の背面から打ち込み具送り方向後側へ突き出す状態で一体に設けられている。この浮き上がり矯正部40とマガジン20の打ち込み具収容部21aのセット面21dとの間の間隔は、打ち込み具供給口11cの高さ寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。
この浮き上がり矯正部40に対応して、ガイドホルダ28の送り方向先端面には、当該浮き上がり矯正部40を収容するための逃がし凹部28eが設けられている。この逃がし凹部28e内に浮き上がり矯正部40が進入されることにより、ガイドホルダ28が固定板11の背面に隙間なく当接され、これによりスライドドア22を完全に閉止することができるようになっている。
ここで、図10に示すように打ち込み具連結板N1の残り本数が少なくなったために、新たな打ち込み具連結板N2を補充した場合に、この補充した打ち込み具連結板N2の送り方向先端側が図示するように打ち込み具収納部21aのセット面21dから浮き上がる方向に反っている場合がある。この場合には、そのままスライドドア22を閉じると、浮き上がった部分が残余の打ち込み具連結板N1の後部に重なり合ってしまい、その結果スライドドア22を閉じることができなくなってしまう。この場合には、再度スライドドア22を開いて、補充した打ち込み具連結板N2の先端側を指先で押さえて重なり合いのない状態に保持しつつスライドドア22をゆっくりと閉じる必要がある。
また、残余の打ち込み具連結板N1が残り本数が2,3本程度の段階で新たな打ち込み具連結板N2を補充し、その送り方向先端側の主として頭部側が浮き上がる方向に反っている場合には、その先端浮き上がり部がそのままでは打ち込み具供給口11cにスムーズに進入しない結果、スライドドア22と固定板11との間に挟み込まれてしまうことから、この場合にもスライドドア22をスムーズに閉じることができなくなってしまう。
これに対して、本実施形態の浮き上がり矯正部40によれば、補充した打ち込み具連結板N2の送り方向先端側が打ち込み具収納部21aのセット面21dから浮き上がっている場合には、その先端側が当該浮き上がり矯正部40に当接してその打ち込み具送り方向への移動が規制されることから、残余の打ち込み具連結板N1の後部に重なり合うことが防止される。重なり合うことが回避された打ち込み具連結板N2の先端浮き上がり部は、ガイドホルダ28のR面28dによってセット面21d側に押し付けられてその浮き上がり(反り)が矯正される結果、スライドドア22をスムーズに閉じることができる。
さらに、例示した実施形態によれば、打ち込み具nの長さ方向の位置について、その頭部側の(図9において上側から)二つ目の逃がし凹部11dと三つ目の逃がし凹部11dとの間に浮き上がり矯正部40が設けられている。この位置は、当該マガジン20に装填可能な最長長さ(50mm)の打ち込み具nについて長さ方向中央よりも頭部側となる位置となっている。打ち込み具nの長さが、例えば45mm若しくは50mmの長い打ち込み具連結板Nの場合について、特にその頭部側が浮き上がり方向に反りやすい。打ち込み具連結板Nの先端側は、打ち込み具案内溝部21cによって浮き上がりが規制される結果、長い打ち込み具ほどその頭部側がセット面21dから浮き上がり方向に反った状態となりやすい。この観点から、45mm若しくは50mmの長い打ち込み具nについて、その頭部側に浮き上がり矯正部40を配置することにより、装填した打ち込み具連結板Nの主として頭部側の浮き上がりを確実かつ効率よく規制することができ、これによりスライドドア22の良好な閉じ操作性を確保することができる。
また、ガイドホルダ28の送り方向前後移動により各ガイド部材25を打ち込み具連結板Nの板厚方向にシフトさせることにより、スライドドア22の閉じ操作時におけるガイド部材25の先端部の打ち込み具連結板Nの後端部に対する干渉を回避し、かつスライドドア22の閉止状態において2番目の打ち込み具n2の位置規制をガイド部材25の先端部によって行う構成を例示したが、係る構成を備えないマガジンについても浮き上がり矯正部40を適用することにより同様の作用効果を得ることができる。
また、打ち込み工具として圧縮エア駆動式の釘打ち機を例示したが、電動モータを駆動源とするピンタッカ(電動タッカ)等のその他の形態の打ち込み工具のマガジンについても同様に適用することができる。
2…工具本体
3…ハンドル部、3a…接続口
4…スイッチレバー
10…ドライバガイド
10a…打ち込み通路、10b…射出口
11…固定板、11c…打ち込み具供給口、11d…逃がし通路
12…補助板
13…第1可動板
14…第2可動板
20…マガジン、20a…ブラケット部
21…マガジン本体
21a…打ち込み具収容部、21b…案内レール部、21c…打ち込み具案内溝部
22…スライドドア、22a…案内縁部
24…圧縮ばね
25…ガイド部材
25a…上側の規制アーム部、25b…下側の規制アーム部
25aa…下変位部、25ab…上変位部、25ba…下側の規制アーム部の先端部
26…第1ばね
27…板ばね
28…ガイドホルダ
28a…上側の挿通窓部、28b…下側の挿通窓部、28c…規制壁部
28d…R面(打ち込み具連結板の後端部に対する引っ掛かり回避部)
29…支持壁部
31…プッシャプレート、31a…支持部
32…ガイドバー
35…第2ばね
40…浮き上がり矯正部、40a…案内傾斜面
n…打ち込み具
n2…2番目の打ち込み具
N…打ち込み具連結板
N1…残余の打ち込み具連結板
N2…補充する打ち込み具連結板
Claims (3)
- 工具本体に設けたドライバガイドの打ち込み通路内に打ち込み具を1本ずつ供給するためのマガジンであって、
前記打ち込み具を多数並列に結合した連結打ち込み具を装填するための打ち込み具収容部を有するマガジン本体と、該マガジン本体にスライド操作可能に設けられて前記打ち込み具収容部を開閉するスライド蓋を備え、
前記マガジン本体の先端部が前記ドライバガイドに結合されて、前記打ち込み具収容部が打ち込み具供給口を経て前記打ち込み通路に連通されており、
前記連結打ち込み具の板厚方向について前記打ち込み具供給口の上側に、前記連結打ち込み具の前記打ち込み具収容部のセット面からの浮き上がりを矯正する浮き上がり矯正部を設けたマガジン。 - 請求項1記載のマガジンであって、前記打ち込み具収容部に収容可能な最長長さの打ち込み具の長さ方向中央よりも頭部側に対して前記浮き上がり矯正部を設けたマガジン。
- 請求項2記載のマガジンであって、前記浮き上がり矯正部を前記ドライバガイドの側部に、打ち込み具送り方向後側に向けて突き出す状態で一体に設けたマガジン。
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