JP2006000480A - 医療機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉容器の内部の部材を確実に操作可能であり、また操作性が向上されている医療機器を提供する。
【解決手段】内部を気密に保持する気密ユニット42と、気密ユニット42の外部に設けられている外部部材46及び少なくとも1つの外部磁石58aと、気密ユニット42の内部に設けられている内部部材60及び少なくとも1つの内部磁石64aと、を具備する医療機器。外部磁石58aは気密ユニット42に対して移動可能であり、外部部材46は外部磁石58aを移動させる。内部磁石64aは気密ユニット42に対して移動可能であり、内部部材60は内部磁石64aの移動によって移動される。外部磁石58aと内部磁石64aとは、外部磁石58aの移動により、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力の作用によって内部磁石64aが移動されるように配置されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、オートクレーブ滅菌に対応する密閉容器を有し、この密閉容器の内部の各種部材を密閉容器の外部と内部とに配置した磁石間の磁力を利用して操作する医療機器に関する。
従来、手術に使用される医療機器の滅菌として、滅菌力が強く、ランニングコストに優れる高圧蒸気滅菌(以下、オートクレーブ滅菌と称する)が用いられている。この滅菌方法では医療機器を高圧蒸気に曝すため、医療機器の損傷を防止するために、内部が気密に保持される密閉容器に各種部材を収容している。このような外部から隔離された部材を操作するために、密閉容器の外部と内部とに配置した磁石間の磁力を利用することが行われている。
このような医療機器について、特許文献1乃至3には磁石間の引力を利用するものが開示されている。これら医療機器の概略構成を、内視鏡の観察画像を撮像するカメラヘッドを例として説明する。このカメラヘッドは、図13(A)に示されるように、内部を気密に保持するほぼ円筒状の密閉容器130を有する。この密閉容器130の先端部に内視鏡の接眼部が接続されるようになっており、内視鏡の観察画像を取り入れるためのカバーガラス132が配設されている。一方、密閉容器130の後端部には観察画像を撮像するための撮像素子134が配設されている。これらカバーガラス132と撮像素子134との間には、焦点調節を行うための焦点レンズ136が配設されている。
以下、焦点調節を行うための機構を説明する。密閉容器130は円筒状のハウジング138を有する。このハウジング138の中心軸Lは光軸と一致している。ハウジング138の外周面には、円環状のフォーカスリング140が外装されている。このフォーカスリング140は、ハウジング138に対して中心軸Lの軸回り方向に回転自在に外装されている。また、フォーカスリング140の内周面側には磁石(以下、外部磁石142と称する)が埋設されている。
一方、焦点レンズ136には円環状のレンズ枠144が外装されており、このレンズ枠144はハウジング138の内周面にハウジング138に対して軸回り方向に回転自在に内装されている。レンズ枠144の外周面には、磁石(以下、内部磁石146と称する)が突設されている。外部磁石142と内部磁石146とは異極同士がハウジング138を挟んで対面するように配置されており、外部磁石142と内部磁石146との間には互いに引力が作用している。また、内部磁石146はカムピンとしての機能も有し、ハウジング138の内周面に形成されているカム溝148に挿入され、係合されている。このカム溝148はハウジング138の内周面に螺旋状に延設されている。
焦点調節を行う際には、フォーカスリング140を回転操作して、外部磁石142をハウジング138に対して軸回り方向に回転させる。外部磁石142と内部磁石146との間には引力が作用しているため、図13(B)で矢印A、A’により示されるように、内部磁石146は外部磁石142に追従して回転される。内部磁石146は螺旋状のカム溝148に沿って回転されるため、レンズ枠144はハウジング138に対して軸回り方向に回転されると共に軸方向に移動される。即ち、フォーカスリング140を回転操作すると、焦点レンズ136が光軸方向に進退される。このようにして焦点調節を行う。
米国特許5,359,992号明細書 米国特許6,099,467号明細書 米国特許6,522,477号明細書
上述した医療機器では、外部磁石142と内部磁石146との間の引力を利用して内部磁石146を移動させており、フォーカスリング140の始動時には外部磁石142と内部磁石146との間の距離が増大することになる。磁力は磁石間の距離の自乗に反比例するため、フォーカスリング140を素早く移動させた場合には、急激に磁力が減衰して脱調を招来する場合がある。この脱調を防止して密閉容器130の内部の部材を確実に操作するために、重さだしをしてフォーカスリング140の素早い移動を防止する方法が採られている。しかしながら、重さだしをした場合には回転操作の際に大きな操作力が必要となり、操作性が低下してしまう。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、密閉容器の内部の部材を確実に操作可能であり、また操作性が向上されている医療機器を提供することである。
請求項1の発明は、内部を気密に保持する密閉容器と、前記密閉容器の外部に、前記密閉容器に対して移動可能に設けられている少なくとも1つの外部磁石と、前記密閉容器の外部に設けられ、前記外部磁石を移動させる外部部材と、前記密閉容器の内部に、前記密閉容器に対して移動可能に設けられている少なくとも1つの内部磁石と、前記密閉容器の内部に設けられ前記内部磁石の移動によって移動される内部部材と、を具備し、前記外部磁石と前記内部磁石とは、前記外部磁石の移動により、前記外部磁石と前記内部磁石との間の斥力の作用によって前記内部磁石が移動されるように配置されている、ことを特徴とする医療機器である。
そして、本請求項1の発明では、外部部材によって外部磁石を密閉容器に対して移動させ、外部磁石と内部磁石との間の斥力の作用により内部磁石を移動させ、内部磁石の移動により内部部材を移動させる。
請求項2の発明は、前記外部磁石は、複数であり、前記密閉容器に対して往復可能であり、往復方向に並設されており、前記内部磁石は、前記往復方向に前記外部磁石の間に配置されている、ことを特徴とする請求項1の医療機器である。
そして、本請求項2の発明では、内部磁石の一方向側に配置されている外部磁石を密閉容器に対して他方向に移動させて内部磁石を他方向に移動させ、内部磁石の他方向側に配置されている外部磁石を密閉容器に対して一方向に移動させて内部磁石を一方向に移動させる。
請求項3の発明は、前記内部磁石は、複数であり、前記密閉容器に対して往復可能であり、前記往復方向に並設されており、前記外部磁石は、前記往復方向に前記内部磁石の間に配置されている、ことを特徴とする請求項1の医療機器である。
そして、本請求項3の発明では、外部磁石を密閉容器に対して一方向に移動させた場合には、外部磁石の一方向側に配置されている内部磁石を一方向に移動させ、外部磁石を密閉容器に対して他方向に移動させた場合には、外部磁石の他方向側に配置されている内部磁石を他方向に移動させる。
請求項4の発明は、前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、前記外部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸回り方向に回転可能に外装されている外部環状部材を有し、前記内部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸回り方向に回転可能に内装されている内部環状部材を有し、前記外部磁石は前記外部環状部材に設けられ、前記内部磁石は前記内部環状部材に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の医療機器である。
そして、本請求項4の発明では、外部環状部材を操作して、外部磁石をハウジングに対してハウジングの長手軸の軸回り方向に回転させて、内部磁石を内部環状部材と共にハウジングに対してハウジングの長手軸の軸回り方向に回転させる。
請求項5の発明は、前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、前記外部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能に外装されている外部環状部材を有し、前記内部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能に内装されている内部環状部材を有し、前記外部磁石は前記外部環状部材に設けられ、前記内部磁石は前記内部環状部材に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の医療機器である。
そして、本請求項5の発明では、外部環状部材を操作して、外部磁石をハウジングに対してハウジングの長手軸の軸方向に移動させて、内部磁石を内部環状部材と共にハウジングに対してハウジングの長手軸の軸方向に移動させる。
請求項6の発明は、前記密閉容器は、付勢部材を有し、前記内部部材は、前記内部磁石によって一方向に移動可能であり、前記付勢部材の付勢により逆方向に移動可能である、ことを特徴とする請求項1の医療機器である。
そして、本請求項6の発明では、内部磁石によって内部部材を一方向に移動させ、また、付勢部材の付勢によって内部部材を逆方向に移動させる。
請求項7の発明は、前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、前記外部磁石は、前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能であり、前記内部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能に内装されている内部環状部材を有し、前記内部磁石は前記内部環状部材に設けられている、ことを特徴とする請求項6の医療機器である。
そして、本請求項7の発明では、外部磁石をハウジングに対してハウジングの長手軸の軸方向の一方向に移動させて、内部磁石を内部環状部材と共にハウジングに対してハウジングの長手軸の軸方向の一方向に移動させ、また、付勢部材の付勢によって内部環状部材をハウジングに対してハウジングの長手軸の軸方向の他方向に移動させる。
請求項8の発明は、前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、前記外部磁石は、前記ハウジングの長手軸の径方向に往復可能であり、前記内部磁石は、前記径方向に往復可能である、ことを特徴とする請求項1の医療機器である。
そして、本請求項8の発明では、外部磁石をハウジングに対してハウジングの径方向に移動させて、内部磁石をハウジングに対して上記径方向に移動させる。
本発明によれば、密閉容器の内部の部材を確実に操作可能であり、また医療機器の操作性が向上されている。
以下、本発明の第1実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。図1に、本発明の第1実施形態の内視鏡システム20の概略構成を示す。本実施形態の内視鏡システム20は体腔内を観察するための内視鏡22を有する。この内視鏡22は、患部に固体されたシース24あるいはトロカールを介して体腔内に挿入される挿入部26を有する。この挿入部26の基端部から、照明光を伝達するためのライトガイド28が延出されている。このライトガイド28の延出端部は光源30に接続されている。また、挿入部26の基端部には接眼部32が連設されている。
内視鏡22は、内視鏡22の観察画像を撮像するためのカメラヘッド34に装着されている。このカメラヘッド34から、撮像された観察画像の映像信号を伝送するためのカメラコード36が延出されている。このカメラコード36の延出端部にはカメラプラグ38が配設されており、このカメラプラグ38は画像処理装置39に接続されている。この画像処理装置39はTVモニタ40に接続されており、このTVモニタ40に観察画像を表示するようになっている。
図2に示されるように、カメラヘッド34は内部を密閉して保持する密閉容器としての気密ユニット42を内蔵している。この気密ユニット42はほぼ円筒状となっている。なお、気密ユニット42は水密な水密容器でも良い。この気密ユニット42はカメラヘッド34のケーシング内に内蔵されており、外部には露出されていない。気密ユニット42の先端部には、内視鏡22(図1参照)の接眼部32(図1参照)が着脱自在に装着される接続部44が配設されている。そして、気密ユニット42の外周面には、内視鏡22(図1参照)の観察画像の焦点調節を行うためのフォーカスリング46が外挿されている。また、気密ユニット42の外周面には複数のリモートスイッチ48が配設されている。これらリモートスイッチ48は、ホワイトバランス、ビデオ録画の開始/停止等を行うためのものである。さらに、気密ユニット42の後端部から、上記カメラコード36が延出されている。
図3(A)に示されるように、気密ユニット42の先端部には、内視鏡22(図1参照)の観察画像を取り入れるためのカバーガラス50が配設されている。一方、気密ユニット42の他端部には観察画像を撮像するための撮像素子、例えばCCD52が配設されている。これらカバーガラス50とCCD52との間に、焦点調節を行うための焦点レンズ群54が配設されている。
以下、図3(A)及び図3(B)を参照して、焦点調節を行うための機構を説明する。気密ユニット42は円筒状のハウジング56を有し、ハウジング56の中心軸L(長手軸)は光軸と一致している。このハウジング56の外周面に、外部部材(外部環状部材)としての円環状のフォーカスリング46が外挿されている。このフォーカスリング46は、ハウジング56に対してハウジング56の中心軸Lの軸回り方向に回転自在となっている。フォーカスリング46の外周面には、回転操作しやすいように凹凸が形成されている。
フォーカスリング46の内周面側には2つの磁石が埋設されている。これら磁石は気密ユニット42の外部に配置されており、以下では第1及び第2の外部磁石58a,58bと称する。これら第1及び第2の外部磁石58a,58bは、軸回り方向に所定距離だけ離間して並設されている。また、第1及び第2の外部磁石58a,58bは、中心軸Lの径方向外側がN極となり、径方向内側がS極となるように配置されている。第1の外部磁石58aと第2の外部磁石58bとの磁石の強さはほぼ同じである。
ハウジング56の内周面には、内部部材(内部環状部材)としての円環状の駆動リング60が内装されている。この駆動リング60は、ハウジング56の内周面に軸回り方向の全体にわたって形成されているガイド溝62に嵌入されている。そして、駆動リング60は、ハウジング56に対して軸回り方向に回転自在であり、駆動リング60の中心軸Lの軸方向への移動は制限されている。
駆動リング60の外周面側には1つの磁石が埋設されている。この磁石は気密ユニット42の内部に配置されており、以下では内部磁石64aと称する。この内部磁石64aは、軸回り方向に第1の外部磁石58aと第2の外部磁石58bとの間に配置され、軸方向に第1及び第2の外部磁石58a,58bとアラインメントされている。また、内部磁石64aは、ハウジング56の中心軸Lの径方向外側がS極となり、径方向内側がN極となるように配置されている。
第1及び第2の外部磁石58a,58bと内部磁石64aとの間には斥力が作用している。また、駆動リング60は、通常、第1の外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力と、第2の外部磁石58bと内部磁石64aとの間の斥力とがほぼ等しくなるように、即ち、第1の外部磁石58aと内部磁石64aとの間の距離と、第2の外部磁石58bと内部磁石64aとの間の距離とがほぼ等しくなるように位置されている。以上のような第1及び第2の外部磁石58a,58bと内部磁石64aとから形成される磁石の配置を基本配置と称する。
駆動リング60の内周面には、雌ねじ状の第1の送りねじ66aが形成されている。ここで、焦点レンズ群54は、円筒状のレンズ枠61の内周面に固定されている。このレンズ枠61の先端側の外周面には、雄ねじ状の第2の送りねじ66bが形成されている。そして、レンズ枠61の先端側は駆動リング60の内腔に嵌入され、第2の送りねじ66bが第1の送りねじ66aに螺着されている。一方、レンズ枠61の後側方の外周面にはカムピン67が突設されている。このカムピン67は、ハウジング56の内周面に形成されているカム溝70に挿入され、係合されている。このカム溝70は、軸方向に延設されている。即ち、レンズ枠61は、カムピン67及びカム溝70によって、軸回り方向の回転が規制され、軸方向にのみ移動可能となっている。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用について説明する。内視鏡システム20を使用する際には、使用に先立ちオートクレーブ滅菌を行う。カメラヘッド34の気密ユニット42の内部は気密に保たれているため蒸気が進入することはほとんどなく、気密ユニット42の内部の焦点レンズ群54、CCD52等が曇ることが防止されている。オートクレーブ滅菌の後、内視鏡22をカメラヘッド34に装着する。内視鏡22に応じて、適切な観察画像を得るために焦点調節を行う必要がある。
焦点調節を行う際には、フォーカスリング46をハウジング56に対して軸回り方向に回転させる。この結果、第1及び第2の外部磁石58a,58bも軸回り方向に回転される。フォーカスリング46を第1の外部磁石58aから第2の外部磁石58bに向かう方向に回転させた場合には、第1の外部磁石58aと内部磁石64aとの間の距離は、第2の外部磁石58bと内部磁石64aとの間の距離よりも減少する。磁力は磁石間の距離の自乗に反比例するため、第1の外部磁石58aと内部磁石64aとの間には、第2の外部磁石58bと内部磁石64aとの間よりも大きな斥力が作用する。この結果、内部磁石64aは、第1の外部磁石58aから第2の外部磁石58bに向かう方向に駆動リング60と共に回転される。
駆動リング60が回転されると、第1の送りねじ66aが軸回り方向に回転される。カムピン67及びカム溝70によってレンズ枠61の軸回り方向への回転は規制されており、第1及び第2の送りねじ66a,66bの相互作用によりレンズ枠61は軸方向の一方向に移動される。ハウジング56の中心軸Lは光軸と一致しているため、焦点レンズ群54は光軸方向の一方向に移動されることになる。
一方、フォーカスリング46を第2の外部磁石58bから第1の外部磁石58aに向かう方向に回転させた場合には、第2の外部磁石58bと内部磁石64aとの間の斥力が増大し、焦点レンズ群54は光軸方向の他方向に移動される。即ち、フォーカスリング46を回転操作することにより、焦点レンズ群54が光軸方向に進退することになる。このようにして、フォーカスリング46の焦点調節を行う。焦点調節が終了したら、内視鏡22による観察を行う。
従って、本実施形態の内視鏡システム20は次の効果を奏する。フォーカスリング46を回転操作して外部磁石58a,58bを気密ユニット42に対して移動させ、外部磁石58a,58bと内部磁石64aとの間の斥力の作用によって、内部磁石64aを駆動リング60と共に移動させている。本実施形態では、外部磁石58a,58bと内部磁石64aとの間の斥力を利用しており、フォーカスリング46の始動時には外部磁石58a,58bと内部磁石64aとの間の距離が減少することになる。磁力は磁石間の距離の自乗に反比例するため、フォーカスリング46を素早く移動させた場合であっても、急激に磁力が増大するため脱調を招来することはほとんどない。このため、駆動リング60従って焦点レンズ群54を確実に操作することが可能となっている。また、フォーカスリング46の素早い回転を防止するために、フォーカスリング46に重さだしをする必要がない。このため、フォーカスリング46の回転操作の際に大きな操作力は必要なく、操作性が向上されている。
さらに、第1及び第2の外部磁石58a,58bは、気密ユニット42に対して軸回り方向に往復可能であり、軸回り方向に並設されている。そして、内部磁石64aは、軸回り方向に第1の外部磁石58aと第2の外部磁石58bとの間に配置されている、このため、フォーカスリング46を第1の外部磁石58aから第2の外部磁石58bに向かう方向に回転させた場合には、内部磁石64aは、第1の外部磁石58aによって第1の外部磁石58aから第2の外部磁石58bに向かう方向に駆動リング60と共に回転されている。一方、フォーカスリング46を逆回転させた場合には、駆動リング60は逆回転されている。即ち、駆動リング60は往復可能になっている。このように、本実施形態のように第1及び第2の外部磁石58a,58bと内部磁石64aとを配置することにより、駆動リング60のような内側部材に往復運動をさせることができ、往復運動が必要な様々な機構に適用することが可能となっている。
本実施形態では、焦点レンズ群54を光軸方向に進退させて焦点調節を行っているが、焦点レンズ群54に代えてCCD52を配置し、CCD52を光軸方向に進退させるようにしても焦点調節が可能である。また、本実施形態では、フォーカスリング46、焦点レンズ群54が用いられ、焦点調節が行われている。代わって、観察画像の変倍調節を行うために、ズームリング、変倍レンズ群を用いてもよい。また、これら両者を用いるようにしてもよい。
図4は、本発明の第1実施形態の変形例を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本変形例は、基本配置として1つの外部磁石と2つの内部磁石とを用いたものである。即ち、本変形例のフォーカスリング46の内周面側には1つの外部磁石58aが埋設されている。一方、駆動リング60の外周面側には第1及び第2の内部磁石64a,64bが埋設されている。これら第1及び第2の内部磁石64a,64bは、軸回り方向に所定距離だけ離間して並設されている。そして、外部磁石58aは、軸回り方向に第1の内部磁石64aと第2の内部磁石64bとの間に配置されている。第1の内部磁石64aと第2の内部磁石64bとの磁石の強さはほぼ同じであり、駆動リング60は、通常、外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間の距離と、外部磁石58aと第2の内部磁石64bとの間の距離とがほぼ等しくなるように位置されている。
次に、本変形例の内視鏡システム20の作用効果について説明する。フォーカスリング46を第2の内部磁石64bから第1の内部磁石64aに向かう方向に回転させた場合には、外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間の距離が外部磁石58aと第2の内部磁石64bとの間の距離よりも減少する。そして、外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間には、外部磁石58aと第2の内部磁石64bとの間よりも大きな斥力が作用する。この結果、第1の内部磁石64aは、第2の内部磁石64bから第1の内部磁石64aに向かう方向に駆動リング60と共に回転される。一方、フォーカスリング46を逆回転させた場合には、駆動リング60は逆回転される。従って、本変形例の内視鏡システム20は第1実施形態の内視鏡システム20と同様の効果を奏する。
図5は、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態の変形例と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態は、第1実施形態の変形例と同様な基本配置を2つ用いたものである。即ち、第1の外部磁石58aと第1及び第2の内部磁石64a,64bとが、第1実施形態の変形例と同様に配置されている。加えて、フォーカスリング46には中心軸Lに対して第1の外部磁石58aと対称に第2の外部磁石58bが配置されている。また、駆動リング60には中心軸Lに対して第1及び第2の内部磁石64a,64bと対称に第3及び第4の内部磁石64c、64dが配置されている。即ち、第2の外部磁石58bと第3及び第4の内部磁石64c、64dとは、第1の外部磁石58aと第1及び第2の内部磁石64a,64bと同様に配置され、基本配置を形成している。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用効果について説明する。フォーカスリング46を回転操作した場合には、第1の外部磁石58aと第1及び第2の内部磁石64a,64bとの間の斥力に加えて、第2の外部磁石58bと第3及び第4の内部磁石64c,64dとの間の斥力の作用により駆動リング60が回転される。このように、本実施形態では2つの基本配置が用いられているため、1つの基本配置を用いた場合よりも強い斥力で駆動リング60を回転させることが可能となっている。従って、フォーカスリング46に対する駆動リング60の追従性が向上されている。
図6は、本発明の第3実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態は、外部磁石と内部磁石とを軸回り方向の全体に渡って交互に配置したものである。即ち、フォーカスリング46には第1乃至第4の外部磁石58a,56b,56c,58dが配置され、駆動リング60には第1乃至第4の内部磁石64a,64b,64c,64dが配置されている。そして、第1乃至第4の外部磁石58a,…,58dと第1乃至第4の内部磁石64a,…,64dとは、軸回り方向の全体に渡って順に互いに交互に配置されている。
そして、第1及び第2の外部磁石58a,58bと第1の内部磁石64aとによって、第1実施形態と同様な基本配置が形成されている。同様に、第2及び第3の外部磁石58b,58cと第2の内部磁石64bと等によって、第1実施形態と同様な基本配置が形成されている。また、第2の外部磁石58bと第1及び第2の内部磁石64a,64bと等によって、第1実施形態の変形例と同様な基本配置が形成されているともいえる。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用効果について説明する。フォーカスリング46を軸回り方向の所定の一方向に回転させた場合には、第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間、第2の外部磁石58bと第2の内部磁石64bとの間等の斥力の作用により駆動レンズが回転される。一方、フォーカスリング46を逆方向に回転させた場合には、第1の外部磁石58aと第4の内部磁石64dとの間、第2の外部磁石58bと第1の内部磁石64aとの間等の斥力の作用により駆動レンズが回転される。このように、本実施形態では、基本配置が4組用いられており、フォーカスリング46に対する駆動リング60の追従性がさらに向上されている。また、内部磁石64aと外部磁石58aとは、軸回り方向の全体に渡って順に交互に配置されている。即ち、所定の数の基本配置を形成するのに必要な最小の数の磁石を用いていることになる。従って、カメラヘッド34の小型化が可能となっている。
図7は、本発明の第4実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図7(A)及び図7(B)に示されるように、ハウジング56の内周面には、内部部材(内部環状部材)としての円筒状のレンズ枠61がハウジング56の中心軸Lの軸回り方向に回転自在に内装されている。このレンズ枠61の外周面には、第1の内部磁石64aが突設されている。この第1の内部磁石64aは、カムピンとしての機能を有し、ハウジング56の内周面に形成されている第1のカム溝70aに挿入、係合されている。この第1のカム溝70aは、ハウジング56の内周面に螺旋状に延設されている。フォーカスリング46の第1及び第2の外部磁石58a,58bは、螺旋状の第1のカム溝70aが延設されている軸方向の全体に渡って、即ち、第1の内部磁石64aが移動可能な軸方向の全体に渡って延びている。図7(B)に示されるように、第1及び第2の外部磁石58a,58b、並びに、第1の内部磁石64aの軸回り方向の配置は、第1実施形態と同様である。
また、本実施形態のカメラヘッドは、図7(C)に示されるイメージローテータ72を有する。このイメージローテータ72は、図7(A)及び図7(B)に示されるフォーカスリング46、第1及び第2の外部磁石58a,58b、第1の内部磁石64a、第1のカム溝70a、並びに、レンズ枠61と同様な構成の回転リング46b、図示しない第3及び第4の外部磁石、第2の内部磁石64b、第2のカム溝70b、並びに、プリズム枠61bを有する。但し、第2のカム溝70bは中心軸Lの軸回り方向に延設されている。また、プリズム枠61bの内腔には、観察画像を光軸を中心として回転するための台形プリズム74が配設されている。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用効果について説明する。焦点調節を行う際には、フォーカスリング46を回転操作する。この結果、第1実施形態と同様に第1の内部磁石64aが軸回り方向に回転される。この際、第1の内部磁石64aは螺旋状の第1のカム溝70aに沿って摺動され、レンズ枠61は軸回り方向に回転されると共に軸方向に移動される。このようにして焦点調節が行われる。また、観察画像を回転させたい場合には、回転リング46bを回転操作する。この結果、第1の内部磁石64aと同様に第2の内部磁石64bが軸回り方向に回転され、第2の内部磁石64bは第2のカム溝70bに沿って摺動されて、プリズム枠61bは軸回り方向に回転される。そして、台形プリズム74は光軸を中心として軸周り方向に回転され、観察画像が回転操作される。本実施形態では、第1の内部磁石64aの回転運動を直線運動に変換するのに駆動リング60等の部品を用いておらず、部品点数が削減されている。
図8は、本発明の第5実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図8(A)に示されるように、本実施形態のカメラヘッド34の本体部76には、焦点調節を行うためのフォーカスツマミ78が配設されている。このフォーカスツマミ78は、図8(B)及び図8(C)に示されるように、本体部76に貫通されている円柱部80を有する。この円柱部80は、本体部76に対して自身の中心軸Mの軸回り方向に回転自在である。円柱部80の外側端部には、回転操作されるフランジ状の拡径部82が配設されている。一方、円柱部80の内側端面には、突起部84が中心軸Mの軸方向に延出されている。この突起部84は、円柱部80の中心軸Mから偏心して配置されている。
この突起部84は、図8(B)及び図8(D)に示されるように、外部部材(外部環状部材)としての円筒状の摺動リング86の外周面に形成されている切り欠き部88に挿入され、係合されている。この切り欠き部88は、摺動リング86の径方向と軸方向との両方に直交するように延設されている。また、摺動リング86は、ハウジング56に対してハウジング56の中心軸Lの軸方向に摺動自在にハウジング56に外装されている。摺動リング86の内周面側には、第1の外部磁石58aが埋設されている。第1の外部磁石58aは、軸方向の先端側(図中左側)がN極、後端側がS極となるように配置されている。
ハウジング56の内周面には、円筒状のレンズ枠61が軸方向に摺動自在に内装されている。レンズ枠61の外周面側には、第1及び第2の内部磁石64a,64bが埋設されている。これら第1及び第2の内部磁石64a,64bは軸方向に所定距離だけ離間して並設され、第1の内部磁石64aが先端側、第2の内部磁石64bが後端側に配置されている。また、第1及び第2の内部磁石64a,64bは、軸方向の先端側がS極、後端側がN極となるように配置されている。
そして、第1の外部磁石58aは、軸方向に第1の内部磁石64aと第2の内部磁石64bとの間に配置され、軸回り方向に第1及び第2の内部磁石64a,64bとアラインメントされている。第1の内部磁石64aと第2の内部磁石64bとの磁石の強さはほぼ同じであり、レンズ枠61は、通常、第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間の距離と、第1の外部磁石58aと第2の内部磁石64bとの間の距離とがほぼ等しくなるような配置に位置されている。ここで、第1の外部磁石58aと第1及び第2の内部磁石64a,64bとによって、基本配置が形成されている。
さらに、摺動リング86には中心軸Lに対して第1の外部磁石58aに対称に第2の外部磁石58bが配置されている。また、レンズ枠61には中心軸Lに対して第1及び第2の内部磁石64a,64bに対称に第3及び第4の内部磁石64c,64dが配置されている。即ち、第2の外部磁石58bと第3及び第4の内部磁石64c,64dとによって、基本配置が形成されている。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用について説明する。焦点調節を行う際には、フォーカスツマミ78を回転操作する。フォーカスツマミ78を一方向に回転した場合には、フォーカスツマミ78の突起部84は円柱部80の中心軸Mを中心として一方向に回動される。この結果、突起部84が摺動リング86の切り欠き部88に沿って摺動されると共に、摺動リング86がハウジング56の中心軸Lの軸方向の一方向に摺動される。
ここで、摺動リング86が、第2の内部磁石64bから第1の内部磁石64aに向かう方向、即ち先端側へと移動されたとする。この場合には、第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間の距離が、第1の外部磁石58aと第2の内部磁石64bとの間の距離よりも減少する。そして、第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間には、第1の外部磁石58aと第2の内部磁石64bとの間よりも大きな斥力が作用する。この結果、第1の内部磁石64aは、レンズ枠61と共に先端側へと移動される。第2の内部磁石64b等も同様に作動される。
一方、フォーカスツマミ78を逆回転させた場合には、レンズ枠61は後端側へと移動される。即ち、フォーカスツマミ78を回転操作することにより、焦点レンズ群54が光軸方向に進退することになる。
従って、本実施形態の内視鏡システム20は次の効果を奏する。フォーカスツマミ78の回転運動を摺動リング86の直線運動に変換し、摺動リング86の直線運動を第1及び第2の外部磁石58a,58bと第1乃至第4の内部磁石64a,…,64dとによってレンズ枠61の直線運動に変換している。即ち、第1実施形態と異なり、回転運動を直線運動に変換する機構が気密ユニット42の外部に配置されており、かかる機構のメンテナンスが容易になっている。
なお、本実施形態では、基本配置を中心軸Lに対して対称に配置したが、軸回り方向に3つ以上並設してもよい。この場合、2つの基本配置を用いた場合よりも強い斥力でレンズ枠61を摺動させることが可能となり、摺動リング86に対するレンズ枠61の追従性が向上される。
図9は、本発明の第5実施形態の変形例を示す。第5実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本変形例は、基本配置として2つの外部磁石と1つの内部磁石とを用いたものである。
摺動リング86の内周面側には、第1及び第2の外部磁石58a,58bが軸方向に所定距離だけ離間して並設されている。また、レンズ枠61の外周面側には、第1の内部磁石64aが軸方向に第1の外部磁石58aと第2の外部磁石58bとの間に配置されている。また、中心軸Lに対して第1及び第2の外部磁石58a,58b、並びに、第1の内部磁石64aに対称に、第3及び第4の外部磁石58c,58d、並びに、第2の内部磁石64bが配置されている。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用効果について説明する。摺動リング86が第2の外部磁石58bから第1の外部磁石58aに向かう方向に移動された場合には、第2の外部磁石58bと第1の内部磁石64aとの間には第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間よりも大きな斥力が作用する。この結果、第1の内部磁石64aは、第2の外部磁石58bから第1の外部磁石58aに向かう方向にレンズ枠61と共に移動される。一方、摺動リング86が逆方向に移動された場合には、レンズ枠61は逆方向に移動される。従って、本変形例の内視鏡システム20は第5実施形態の内視鏡システム20と同様の効果を奏する。
図10は、本発明の第7実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態のフォーカスリング46の内周面には、ハウジング56の中心軸Lの軸方向に摺動溝90が延設されている。この摺動溝90には、外部磁石58aの中心軸Lの径方向外側の部分が軸方向に摺動自在に収容されている。この外部磁石58aは、軸方向の先端側がS極、後端側がN極となるように配置されている。また、外部磁石58aの径方向内側の部分は、ハウジング56の外周面に形成されているカム溝70に摺動自在に収容されている。このカム溝70は、中心軸Lに対して螺旋状に延設されている。
ハウジング56の内周面には、円筒状のレンズ枠61が軸方向に摺動自在に内装されている。このレンズ枠61は、外部磁石58aの軸方向の後端側に配置されている。レンズ枠61の外周面側には、内部磁石64aが埋設されている。この内部磁石64aは、軸方向の先端側がN極、後端側がS極となるように配置されている。また、内部磁石64aは、螺旋状のカム溝70が延設されている軸回り方向の全体に渡って、即ち、外部磁石58aが移動可能な軸回り方向の全体に渡って延びている。代わって、この軸回り方向の全体に渡って、複数の内部磁石64aを配置するようにしてもよい。レンズ枠61は、外部磁石58aと内部磁石64aとの間に作用する斥力によって後端側へと付勢されている。一方、レンズ枠61の後端側とハウジング56の後端壁との間には付勢部材としての弾性部材、例えばばね92が圧縮配設されている。このばね92のばね力によって、レンズ枠61は先端側へと付勢されている。レンズ枠61は、通常、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力とばね92のばね力とが平衡する位置に配置されている。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用について説明する。焦点調節を行う際には、フォーカスリング46を回転操作する。フォーカスリング46が軸回り方向に回転されると、外部磁石58aは螺旋状のカム溝70に沿って摺動されると共にフォーカスリング46の摺動溝90に沿って軸方向に移動される。ここで、外部磁石58aが後端側へと移動された場合には、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の距離は減少し、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力が増大される。この結果、内部磁石64aはレンズ枠61と共に後端側へと移動される。レンズ枠61の後端側への移動により、ばね92が圧縮され、レンズ枠61に負荷される先端側へのばね力が増大される。そして、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力とばね92のばね力とが平衡する位置で、レンズ枠61は停止される。
一方、フォーカスリング46を逆方向に回転操作すると、外部磁石58aが先端側へと移動される。この場合、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の距離は増加し、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力が減少される。この結果、レンズ枠61に負荷されている先端側へのばね力により、レンズ枠61は先端側へと移動される。レンズ枠61の先端側への移動により、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の距離が減少して外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力が増加され、ばね92が先端側へと伸びることにより先端側へのばね力が減少する。そして、外部磁石58aと内部磁石64aとの間の斥力とばね92のばね力とが平衡する位置で、レンズ枠61は静止される。
従って、本実施形態の内視鏡システム20は次の効果を奏する。内部磁石64aと外部磁石58aとの間の斥力を利用してレンズ枠61を一方向に移動させ、ばね92のばね力によってレンズ枠61を逆方向に移動させている。即ち、往復運動の一方向の移動をばね92によって実現しているため、磁石の個数を減少することが可能となっている。
図11は、本発明の第8実施形態を示す。第1実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図11(A)に示すように、本実施形態の気密ユニット42のハウジング56には、円筒状の外側本体部76aが外装されている。この外側本体部76aには、第1及び第2のスイッチ94a,94bがハウジング56の中心軸Lに対して互いに対向する位置に配設されている。
これら第1及び第2のスイッチ94a,94bは、外側本体部76aに中心軸Lの径方向に貫通されている第1及び第2の貫通孔96a,96bを有する。これら第1及び第2の貫通孔96a,96bを覆って、可撓性を有する第1及び第2の板状部材98a,98bが外側本体部76aの外周面に夫々覆設されている。これら第1及び第2の板状部材98a,98bは、第1及び第2の貫通孔96a,96bを覆う部分が径方向外側に突出している凸形状を有する。そして、第1及び第2の貫通孔96a,96bには第1及び第2の外部磁石58a,58bが径方向に摺動自在に夫々収容されている。これら第1及び第2の外部磁石58a,58bは、径方向外側がN極、径方向内側がS極となるように配置されている。第1及び第2の外部磁石58a,58bの径方向外側面は、第1及び第2の板状部材98a,98bの凸形状部分の径方向内側面に固定されている。
即ち、第1及び第2の外部磁石58a,58bの径方向外側の部分は、外側本体部76aから突出しており、押下可能となっている。本実施形態では、第1及び第2の板状部材98a,98bと外側本体部76aとによって、外部部材が形成されている。
ハウジング56の内部には、円筒状の内側本体部76bが内装されている。この内側本体部76bには、径方向に第3及び第4の貫通孔96c,96dが形成されている。これら第3及び第4の貫通孔96c,96dは中心軸Lに対して対称な位置に形成され、軸回り方向に夫々第1及び第2の貫通孔96a,96bとアラインメントされている。
第3及び第4の貫通孔96c,96dに、第1及び第2の内部磁石64a,64bが径方向に摺動自在に収容されている。これら第1及び第2の内部磁石64a,64bは、径方向外側がS極、径方向内側がN極となるように配置されている。第1及び第2の内部磁石64a,64bの径方向の内側面には、中心軸Lに直交する面内で一方向に傾斜するように毛100が植設されている(図11(B)参照)。第1の内部磁石64aの毛100と第2の内部磁石64bの毛100とは、軸回り方向に互いに逆方向に傾斜している。また、毛100は弾性を有し、例えばワイヤーで形成されている。毛100の延出端部は、内側本体部76bに内装されているレンズ枠61の外周面に摩擦係合されている。
このレンズ枠61は、内側本体部76bに対して軸回り方向に回転自在かつ軸方向に摺動自在となっている。レンズ枠61の外周面には、カムピン67が突設されている。このカムピン67は、内側本体部76bに貫通されているカム溝70に挿入され、係合されている。このカム溝70は中心軸Lに対して螺旋状に延設されている。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用について説明する。焦点調節を行う際には、第1あるいは第2のスイッチ94a,94bを操作する。第1のスイッチ94aが押下された場合には、図11(C)で矢印Bにより示されるように、第1の外部磁石58aが径方向内側へと移動される。そして、第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間の距離が減少し、第1の外部磁石58aと第1の内部磁石64aとの間の斥力が増大する。この結果、図11(D)に示されるように、第1の内部磁石64aは径方向内側へと移動され、毛100はく字状にたわむ。毛100は自身の弾性力により直線状に復帰するが、この際にレンズ枠61を軸回り方向に回転させる。レンズ枠61のカムピン67はカム溝70に沿って移動されることから、レンズ枠61は軸回り方向に移動されると共に軸方向の一方向に移動される。この後、第1のスイッチ94aの押下を解除すると、第1の板状部材98aの可撓性により第1の外部磁石58aは元の状態に復帰し、第1の内部磁石64a及びその毛100も元の状態に復帰する。このような第1のスイッチ94aの押下を繰り返すことにより、レンズ枠61を軸方向の一方向に移動させる。
第2のスイッチ94bを押下した場合には、第1のスイッチ94aの場合と同様にレンズ枠61が軸回り方向に回転される。但し、第2の内部磁石64bの毛100は第1の内部磁石64aの毛100と軸回り方向に逆方向に傾斜しているため、レンズ枠61は逆方向に回転すると共に軸方向の逆方向に移動される。このように、第1のスイッチ94aと第2のスイッチ94bとを操作して焦点調節を行う。
従って、本実施形態の内視鏡システム20は次の効果を奏する。ハウジング56に対して第1及び第2の外側磁石を径方向に往復させることにより、第1及び第2の内部磁石64a,64bを径方向に往復させている。そして、第1及び第2の内部磁石64a,64bの夫々の径方向への移動によって、レンズ枠61を軸方向に往復させている。即ち、レンズ枠61を軸方向へ往復させるのに第1及び第2の外部磁石58a,58bを軸回り方向に回転操作する必要がなくなっている。このため、回転操作が制限される状況であっても、容易に焦点調節を行うことが可能となっている。
図12は、本発明の第8実施形態の変形例を示す。第8実施形態と同様な機能を有する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態のカメラヘッドは、第8実施形態と同様な外側本体部76a、第1及び第2のスイッチ94a,94b、ハウジング56、内側本体部76b、第1及び第2の内部磁石64a,64bを有する。但し、第1の内部磁石64aの毛100は、ハウジング56の中心軸Lと第1の貫通孔96aの貫通軸とを含む平面に平行な平面内で軸方向の一方向に傾斜している。第2の内部磁石64bの毛100は、同様な平面内で軸方向の他方向に傾斜している。また、レンズ枠61は軸方向に摺動自在であり,カムピン67(図11参照)は突設されておらず、内側本体部76bにはカム溝70(図11参照)は形成されていない。
次に、本実施形態の内視鏡システム20の作用効果について説明する。第1のスイッチ94aを押下した場合には、第8実施形態と同様に、第1の内部磁石64aが径方向内側へと移動される。この結果、第8実施形態と同様な毛100の作動により、レンズ枠61は軸方向の一方向に移動される。一方、第2のスイッチ94bを押下した場合には、レンズ枠61は軸方向の逆方向に移動される。このため、本変形例は第8実施形態と同様な作用効果を奏する。
上述した全ての実施形態において、磁石のS極とN極とを全て反転させた配置としてもよい。また、磁石として電磁石を用いてもよい。さらに、上述した全ての実施形態においては、内視鏡のカメラヘッドを例として説明したが、本発明は、オートクレーブ滅菌に対応する気密ユニットを有し、この気密ユニットの内部の各種部材を気密ユニットの外部と内部とに配置した磁石間の磁力を利用して操作するあらゆる医療機器に適用することが可能である。
オートクレーブ滅菌に対応する気密ユニットの内部の部材を確実に操作可能であり、操作性が向上されている、気密ユニットの内部の各種部材を気密ユニットの外部と内部とに配置した磁石間の磁力を利用して操作する医療機器を提供する。
本発明の第1実施形態の内視鏡システムの概略構成を示す斜視図。 本発明の第1実施形態のカメラヘッドの概略構成を示す斜視図。 (A)は本発明の第1実施形態のカメラヘッドを示す縦断面図、(B)は同実施形態のカメラヘッドを示す横断面図。 本発明の第1実施形態の変形例のカメラヘッドを示す横断面図。 本発明の第2実施形態のカメラヘッドを示す横断面図。 本発明の第3実施形態のカメラヘッドを示す横断面図。 (A)は本発明の第4実施形態のカメラヘッドの焦点調節機構を示す縦断面、(B)は同実施形態のカメラヘッドの焦点調節機構を示す横断面図、(C)は同実施形態のカメラヘッドの画像回転機構を示す縦断面図。 (A)は本発明の第5実施形態のカメラヘッドの概略構成を示す斜視図、(B)は同実施形態のカメラヘッドを示す縦断面図、(C)は同実施形態のフォーカスツマミを示す斜視図、(D)は同実施形態の摺動リングを示す斜視図。 本発明の第5実施形態の変形例のカメラヘッドを示す縦断面図。 本発明の第6実施形態のカメラヘッドを示す縦断面図。 (A)は本発明の第7実施形態のカメラヘッドを示す横断面図、(B)は同実施形態の内部磁石の毛を示す斜視図、(C)は同実施形態のカメラヘッドにおける外部磁石の押下操作を説明するための図、(D)は同実施形態のカメラヘッドにおける毛の変形を説明するための図。 本発明の第7実施形態の変形例のカメラヘッドを示す縦断面図。 (A)は従来技術のカメラヘッドを示す縦断面図、(B)は従来技術のカメラヘッドを示す横断面図。
符号の説明
42…気密ユニット(密閉容器)、58a,58b,58c,58d…外部磁石、46,86,(76a,98a,98b)…外部部材、64a,64b,64c,64d…内部磁石、60,61…内部部材。

Claims (8)

  1. 内部を密閉して保持する密閉容器と、
    前記密閉容器の外部に、前記密閉容器に対して移動可能に設けられている少なくとも1つの外部磁石と、
    前記密閉容器の外部に設けられ、前記外部磁石を移動させる外部部材と、
    前記密閉容器の内部に、前記密閉容器に対して移動可能に設けられている少なくとも1つの内部磁石と、
    前記密閉容器の内部に設けられ前記内部磁石の移動によって移動される内部部材と、を具備し、
    前記外部磁石と前記内部磁石とは、前記外部磁石の移動により、前記外部磁石と前記内部磁石との間の斥力の作用によって前記内部磁石が移動されるように配置されている、
    ことを特徴とする医療機器。
  2. 前記外部磁石は、複数であり、前記密閉容器に対して往復可能であり、往復方向に並設されており、
    前記内部磁石は、前記往復方向に前記外部磁石の間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1の医療機器。
  3. 前記内部磁石は、複数であり、前記密閉容器に対して往復可能であり、往復方向に並設されており、
    前記外部磁石は、前記往復方向に前記内部磁石の間に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1の医療機器。
  4. 前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、
    前記外部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸回り方向に回転可能に外装されている外部環状部材を有し、
    前記内部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸回り方向に回転可能に内装されている内部環状部材を有し、
    前記外部磁石は前記外部環状部材に設けられ、前記内部磁石は前記内部環状部材に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の医療機器。
  5. 前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、
    前記外部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能に外装されている外部環状部材を有し、
    前記内部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能に内装されている内部環状部材を有し、
    前記外部磁石は前記外部環状部材に設けられ、前記内部磁石は前記内部環状部材に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の医療機器。
  6. 前記密閉容器は、付勢部材を有し、
    前記内部部材は、前記内部磁石によって一方向に移動可能であり、前記付勢部材の付勢により逆方向に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1の医療機器。
  7. 前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、
    前記外部磁石は、前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能であり、
    前記内部部材は、前記ハウジングに前記ハウジングの長手軸の軸方向に移動可能に内装されている内部環状部材を有し、
    前記内部磁石は前記内部環状部材に設けられている、
    ことを特徴とする請求項6の医療機器。
  8. 前記密閉容器は、筒状のハウジングを有し、
    前記外部磁石は、前記ハウジングの長手軸の径方向に往復可能であり、
    前記内部磁石は、前記径方向に往復可能である、
    ことを特徴とする請求項1の医療機器。
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