JP2022141069A - 内視鏡用撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の内視鏡システムは、被検体内の被写体像を取り込んで出射する内視鏡と、当該内視鏡を保持するとともに当該内視鏡から出射された被写体像を撮像する内視鏡用撮像装置とを備える。
ここで、内視鏡用撮像装置は、カプラーと、撮像装置本体とを備える。
カプラーは、内視鏡を保持する部分であり、当該内視鏡の接眼部を嵌合可能とする有底円筒形状を有する。
撮像装置本体は、内視鏡の光軸を中心としてカプラーに対して相対的に回転可能に接続し、当該内視鏡から出射された被写体像を撮像する部分である。
すなわち、カプラーは、内視鏡の光軸を囲む環形状を有し、当該内視鏡の光軸を中心として撮像装置本体に対して回転する際に当該撮像装置本体の外装ケーシングに対して摺動するカプラー側摺動面を有する。一方、撮像装置本体の外装ケーシングは、内視鏡の光軸を囲む環形状を有し、当該内視鏡の光軸を中心としてカプラーに対して回転する際にカプラー側摺動面に対して摺動するケーシング側摺動面を有する。
ところで、内視鏡400の光軸Ax0を中心としてカプラー200及び撮像装置本体300を相対的に回転可能とするためには、カプラー側摺動面とケーシング側摺動面との間に、特定のクリアランスを設ける必要がある。
なお、図9に示した状態は、カプラー側摺動面とケーシング側摺動面との間の離間距離が光軸Ax0を中心とする全周に亘って一定である状態を示している。
内視鏡用撮像装置100の使用時には、図10に示すように、撮像装置本体300の自重によって、光軸Ax0に対する撮像装置本体300の姿勢が図9に示した状態から変更される場合がある。この場合には、カプラー側摺動面とケーシング側摺動面とは、光軸Ax0に対して鉛直方向側(下方)の部分で当接し、その他の部分で離間した状態となる。このため、上記の場合には、カプラー側摺動面とケーシング側摺動面との間における当該鉛直方向側の部分に負荷が掛かり、光軸Ax0を中心とするカプラー200及び撮像装置本体300の相対的な回転を円滑に行うことができない。
〔内視鏡システムの概略構成〕
図1は、実施の形態1に係る内視鏡システム1を示す図である。
内視鏡システム1は、医療分野において用いられ、生体内を観察しながら生体組織を処置(切開等)する装置である。この内視鏡システム1は、図1に示すように、レゼクトスコープ2と、内視鏡用撮像装置3と、表示装置4と、制御装置5とを備える。
シース21は、円筒形状を有し、生体内に挿入される部分である。
ガイド管22は、シース21の内径寸法よりも小さい外径寸法を有し、シース21の基端側(図1中、右側)から当該シース21内に挿通される。そして、ガイド管22は、その先端側(図1中、左側)が装着部材221(図1)を介してシース21の基端側に固定される。
ここで、装着部材221には、シース21内に液体を注入し、当該シース21の先端(図1中、左側の端部)から当該液体を送水するための送水口222が設けられている。
挿入部231は、ガイド管22内に固定されるとともに、シース21内に挿通される。この挿入部231内には、1または複数のレンズを用いて構成され、被写体像を集光する光学系が設けられている。
接眼部232は、挿入部231の基端(図1中、右側の端部)に連結されている。この接眼部232内には、挿入部231内の光学系により集光された被写体像を接眼部232から外部に出射する接眼光学系(図示略)が設けられている。そして、接眼部232は、挿入部231から離間する側(図1中、右側)に向かうにしたがって拡径するテーパ状に形成され、当該拡径した部分に内視鏡用撮像装置3が着脱自在に接続される。
ハンドル部25は、医師等がレゼクトスコープ2を把持するとともにレゼクト電極部材24を操作する部分である。このハンドル部25は、図1に示すように、固定リング251と、スライダ252と、バネ部材253とを備える。
固定リング251は、医師等が親指を引っ掛ける部分であり、ガイド管22に固定されている。
このスライダ252には、図1に示すように、レゼクト電極部材24が固定されている。すなわち、レゼクト電極部材24は、スライダ252の移動に伴い、シース21内を図1中、左右方向に進退移動する。
また、スライダ252には、高周波電源(図示略)に接続された高周波電源コード2521を接続するための電源コネクタ2522が設けられている。この電源コネクタ2522は、リード線(図示略)を介して、レゼクト電極部材24と電気的に接続する。
さらに、スライダ252には、図1に示すように、医師等が親指以外の指を引っ掛け、スライダ252を移動(レゼクト電極部材24を進退移動)させるための指掛部材2523が設けられている。
すなわち、医師等は、固定リング251及び指掛部材2523に指を引っ掛け、バネ部材253の付勢力に抗して、指掛部材2523を引き寄せることで、スライダ252を図1中、右側に移動させる(レゼクト電極部材24を図1中、右側に移動させる)。一方、スライダ252(レゼクト電極部材24)は、医師等が指掛部材2523から指を離すと、バネ部材253の付勢力により、図1中、左側に移動する。
なお、内視鏡用撮像装置3の詳細な構成については、後述する「内視鏡用撮像装置の構成」において説明する。
制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等を含んで構成され、内視鏡用撮像装置3、表示装置4、及び光源装置(図示略)の動作を統括的に制御する。例えば、制御装置5は、内視鏡用撮像装置3から出力された画像信号(RAW信号)に対して所定の画像処理を施して表示用の映像信号を生成する。そして、制御装置5は、当該映像信号に基づく観察画像を表示装置4に表示させる。また、制御装置5は、内視鏡用撮像装置3に対して制御信号、同期信号、クロック、及び電力等を出力する。
次に、内視鏡用撮像装置3の詳細な構成について説明する。
図2及び図3は、内視鏡用撮像装置3を示す図である。具体的に、図2は、内視鏡用撮像装置3の分解斜視図である。図3は、内視鏡23の光軸Ax0を含む平面にて内視鏡用撮像装置3を切断した断面図である。なお、図2及び図3では、説明の便宜上、内視鏡23も図示している。
内視鏡用撮像装置3は、図1ないし図3に示すように、撮像装置本体6と、カプラー7と、姿勢維持部材8(図2,図3)と、ケーブル9とを備える。
外装ケーシング61は、レンズユニット(図示略)や撮像部(図示略)を内部に収納する筐体である。
ここで、上述したレンズユニットは、内視鏡23から出射された被写体像を上述した撮像部の撮像面に結像する。また、上述した撮像部は、制御装置5による制御の下、上述したレンズユニットが結像した被写体像を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を含む。そして、上述した撮像部は、制御装置5による制御の下、撮像にて得られた画像信号を出力する。
貫通孔611は、内視鏡用撮像装置3を内視鏡23の接眼部232に装着した状態で、当該接眼部232に対向する外装ケーシング61の側壁610(図2,図3)において、当該内視鏡23の光軸Ax0上に位置する部分に設けられた円孔である。そして、貫通孔611の中心軸Ax1(図3)は、内視鏡用撮像装置3を内視鏡23の接眼部232に装着した状態で、内視鏡23の光軸Ax0に略合致する。
突出部612は、外装ケーシング61の外面における貫通孔611の周縁部分から当該貫通孔611の中心軸Ax1に沿って突出する略円筒形状を有する。この突出部612の内径寸法は、貫通孔611の内径寸法と同一である。
この突出部612内には、図2または図3に示すように、サファイアガラス等の光学素子613が固定されている。
ケーシング側摺動面616は、貫通孔611の中心軸Ax1を中心とする円環形状を有するとともに、当該中心軸Ax1に直交する平坦面で構成されている。
ブッシュ本体621は、小径面615の外径寸法と略同一の内径寸法を有し、大径面614の外径寸法よりも小さい外径寸法を有する円筒状に形成されている。また、ブッシュ本体621の内周面には、具体的な図示は省略したが、ネジ溝が設けられている。
張出部622は、ブッシュ本体621の外周面における図3中、左側の端部から突出する円環形状を有する。
このカプラー7の内周面には、具体的な図示は省略したが、押圧部が設けられている。
上述した押圧部は、カプラー7の中心軸Ax3(図3)に対して近接隔離する方向に移動可能に弾性を有し、カプラー7内に嵌合した接眼部232の外周面に当接して当該接眼部232をカプラー7の底部分に向けて押圧する。
そして、カプラー7内に接眼部232が嵌合した状態では、内視鏡23の光軸Ax0は、当該カプラー7の中心軸Ax3に合致する。
以下では、説明の便宜上、カプラー7の外面において、貫通孔71の周縁部分をカプラー側摺動面72と記載する。当該カプラー側摺動面72は、カプラー7の中心軸Ax3を中心とする円環形状を有するとともに、当該中心軸Ax3に直交する平坦面で構成されている。
すなわち、作業者は、カプラー7を有底円筒形状の開口が図3中、左側を向く姿勢で、図3中、右側から貫通孔71に突出部612を挿通させる。そして、作業者は、上述したように取付ブッシュ62を外装ケーシング61に固定する。これによって、カプラー7は、撮像装置本体6に対して取り付けられる。この状態では、カプラー7の中心軸Ax3(内視鏡23の光軸Ax0)は、貫通孔611の中心軸Ax1に略合致する。また、ケーシング側摺動面616とカプラー側摺動面72との間には、図3に示すように、特定のクリアランスが設けられる。そして、カプラー7は、撮像装置本体6に対して、内視鏡23の光軸Ax0を中心として回転可能とする。
本実施の形態1に係る内視鏡用撮像装置3は、カプラー7及び撮像装置本体6間に設けられ、当該カプラー7及び当該撮像装置本体6にそれぞれ当接することにより当該カプラー7と当該撮像装置本体6との間に所望の物理量を発生させて、内視鏡23の光軸Ax0に対する当該撮像装置本体6の姿勢を維持する姿勢維持部材8を備える。
このため、内視鏡23の光軸Ax0に対して貫通孔611の中心軸Ax1が傾き、カプラー側摺動面72とケーシング側摺動面616とが当該光軸Ax0に対して鉛直方向側の部分において当接することを回避することができる。
したがって、本実施の形態1に係る内視鏡用撮像装置3によれば、カプラー側摺動面72とケーシング側摺動面616との間における当該鉛直方向側の部分に負荷が掛かることがなく、内視鏡23の光軸Ax0を中心とするカプラー7及び撮像装置本体6の相対的な回転を円滑に行うことができる。
このため、姿勢維持部材8は、内視鏡23の光軸Ax0を中心とするカプラー7及び撮像装置本体6の相対的な回転時には、弾性変形可能とする。したがって、姿勢維持部材8が当該相対的な回転における負荷となることを抑制することができる。
このため、姿勢維持部材8の配置を容易に行うことができ、内視鏡用撮像装置3を容易に組み立てることができる。
次に、実施の形態2について説明する。
以下では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図4は、実施の形態2に係る内視鏡用撮像装置3Aを示す図である。具体的に、図4は、図3に対応した断面図である。
本実施の形態2に係る内視鏡用撮像装置3Aでは、図4に示すように、上述した実施の形態1で説明した内視鏡用撮像装置3に対して、玉軸受10が設けられている。
本実施の形態2に係る内視鏡用撮像装置3Aでは、ケーシング側摺動面616における上述した位置に玉軸受10が設けられている。
このため、内視鏡23の光軸Ax0に対して貫通孔611の中心軸Ax1が傾き、カプラー側摺動面72とケーシング側摺動面616とが当該光軸Ax0に対して鉛直方向側の部分において近接した場合であっても、カプラー側摺動面72を玉軸受10と当接させることができる。すなわち、上述した場合であっても、玉軸受10によって、内視鏡23の光軸Ax0を中心とするカプラー7及び撮像装置本体6の相対的な回転時の負荷を軽減させ、当該回転を円滑に行うことができる。
また、玉軸受10としては、ケーシング側摺動面616に設ける構成に限らず、カプラー側摺動面72に設けても構わない。この際、当該玉軸受10としては、内視鏡23の光軸Ax0を中心とする円環形状を有するように構成する。
さらに、上述した玉軸受10を以下に示す実施の形態3~6に記載の内視鏡用撮像装置3B~3Eに採用しても構わない。
次に、実施の形態3について説明する。
以下では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図5は、実施の形態3に係る内視鏡用撮像装置3Bを示す図である。具体的に、図5は、図3に対応した断面図である。
本実施の形態3に係る内視鏡用撮像装置3Bでは、図5に示すように、上述した実施の形態1で説明した内視鏡用撮像装置3に対して、姿勢維持部材8の代わりに、当該姿勢維持部材8とは構成の異なる姿勢維持部材8Bを採用している。
この突出部6101において、突端部分には、図5に示すように、中心軸が貫通孔611の中心軸Ax1に平行となる円筒面で構成された内側面6103を有する凹部6102が設けられている。
本実施の形態3では、弾性部材81は、コイルバネで構成されている。そして、弾性部材81は、凹部6102内に配置され、一端(図5中、右側の端部)が当該凹部6102の底部分に固定される。
本実施の形態3に係る内視鏡用撮像装置3Bでは、姿勢維持部材8Bは、弾性部材81の他、上述した当接部材82を備える。
このため、カプラー7と姿勢維持部材8Bとの接触面積を低減し、内視鏡23の光軸Ax0を中心とする当該カプラー7及び撮像装置本体6の相対的な回転時の負荷を軽減させ、当該回転をさらに円滑に行うことができる。
特に、当接部材82は、一部が凹部6102内に配置され、弾性部材81の弾性により、内側面6103に案内されつつ、カプラー7に対して進退移動可能に配置されている。このため、姿勢維持部材8Bにおける「内視鏡23の光軸Ax0に対する撮像装置本体6の姿勢を維持する」という機能を良好に発揮させることができる。
次に、実施の形態4について説明する。
以下では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図6は、実施の形態4に係る内視鏡用撮像装置3Cを示す図である。具体的に、図6は、図3に対応した断面図である。
本実施の形態4に係る内視鏡用撮像装置3Cでは、図6に示すように、上述した実施の形態1で説明した内視鏡用撮像装置3に対して、姿勢維持部材8の代わりに、当該姿勢維持部材8とは構成の異なる姿勢維持部材8Cを採用している。
第2の永久磁石74は、図6に示すように、当該第2の永久磁石74の中心軸に沿ってS極74SとN極74Nとが並設された構成を有する。そして、第2の永久磁石74は、S極74Sが外部に露出する状態で凹部73内に嵌合される。
具体的に、姿勢維持部材8Cは、図6に示すように、S極83SとN極83Nとが表裏をなすように配置された板体で構成され、S極83Sが外部に露出する状態で凹部6104内に嵌合される。そして、姿勢維持部材8Cは、第2の永久磁石74との間に働く斥力(磁力:本開示に係る物理量に相当)により、内視鏡23の光軸Ax0に貫通孔611の中心軸Ax1が合致している状態を維持する。
本実施の形態4に係る内視鏡用撮像装置3Cでは、姿勢維持部材8Cは、カプラー7(第2の永久磁石74)との間に発生する磁力により内視鏡23の光軸Ax0に対する撮像装置本体6の姿勢を維持する。
このため、姿勢維持部材8Cは、カプラー7に対して当接しない。したがって、内視鏡23の光軸Ax0を中心とするカプラー7及び撮像装置本体6の相対的な回転時に姿勢維持部材8Cが負荷となることがなく、当該回転をさらに円滑に行うことができる。
次に、実施の形態5について説明する。
以下では、上述した実施の形態4と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、実施の形態5に係る内視鏡用撮像装置3Dを示す図である。具体的に、図7は、図6に対応した断面図である。
本実施の形態5に係る内視鏡用撮像装置3Dでは、図7に示すように、上述した実施の形態4で説明した内視鏡用撮像装置3Cに対して、凹部6104を設ける位置、及び姿勢維持部材8Cの配置姿勢を変更している。
なお、上述した実施の形態5において、第2の永久磁石74におけるS極74S及びN極74Nと、姿勢維持部材8CにおけるS極83S及びN極83NとのS極及びN極をそれぞれ逆に配置しても構わない。
次に、実施の形態6について説明する。
以下では、上述した実施の形態4と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図8は、実施の形態6に係る内視鏡用撮像装置3Eを示す図である。具体的に、図8は、図6に対応した断面図である。
本実施の形態6に係る内視鏡用撮像装置3Eでは、図8に示すように、上述した実施の形態4で説明した内視鏡用撮像装置3Cに対して、凹部6104及び姿勢維持部材8Cの形状を変更している。
同様に、本実施の形態6に係る姿勢維持部材8Cは、図8に示すように、第2の永久磁石74と同様の円環形状を有し、S極83Sが外部に露出する状態で凹部6104内に嵌合される。そして、姿勢維持部材8Cは、第2の永久磁石74との間に働く斥力(磁力:本開示に係る物理量に相当)により、内視鏡23の光軸Ax0に貫通孔611の中心軸Ax1が合致している状態を維持する。
なお、上述した実施の形態6において、第2の永久磁石74におけるS極74S及びN極74Nと、姿勢維持部材8CにおけるS極83S及びN極83Nとの少なくとも一方のS極及びN極を逆に配置しても構わない。
ここまで、本開示を実施するための形態を説明してきたが、本開示は上述した実施の形態1~6によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1~6では、本開示に係る内視鏡用撮像装置3,3A~3Eをレゼクトスコープ2に用いる場合を例示したが、これに限らず、その他の各種内視鏡(硬性内視鏡や軟性内視鏡)に用いても構わない。
上述した実施の形態1~3において、カプラー7と撮像装置本体6との間に所望の物理量を発生させる姿勢維持部材8,8Bを構成する弾性部材としては、コイルバネに限らず、弾性を有する部材であれば、その他の部材を採用しても構わない。
(1)被写体像を取り込んで出射する内視鏡を保持するカプラーと、前記内視鏡の光軸を中心として前記カプラーに対して相対的に回転可能に接続するとともに、前記内視鏡から出射された前記被写体像を撮像する撮像装置本体と、前記カプラーと前記撮像装置本体との間に所望の物理量を発生させて、前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する姿勢維持部材とを備える内視鏡用撮像装置。
(2)前記姿勢維持部材は、前記カプラー及び前記撮像装置本体間に設けられ、前記カプラー及び前記撮像装置本体にそれぞれ当接し前記物理量を発生させることにより前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する前記(1)に記載の内視鏡用撮像装置。
(3)前記姿勢維持部材は、弾性部材を含んで構成されている前記(2)に記載の内視鏡用撮像装置。
(4)前記弾性部材は、コイルバネである前記(3)に記載の内視鏡用撮像装置。
(5)前記弾性部材は、前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有する前記(3)または(4)に記載の内視鏡用撮像装置。
(6)前記姿勢維持部材は、前記弾性部材における前記カプラー側の端部に固定され、前記カプラーに当接することで前記カプラーと前記撮像装置本体との間に前記物理量を発生させる当接部材を備える前記(3)~(5)のいずれか1つに記載の内視鏡用撮像装置。
(7)前記撮像装置本体の外装ケーシングには、前記カプラーに対向する位置に凹部が設けられ、前記弾性部材は、前記凹部内に配置され、前記当接部材は、一部が前記凹部内に配置され、前記凹部の側面に案内されつつ、前記カプラーに対して進退移動可能に配置されている前記(6)に記載の内視鏡用撮像装置。
(8)前記物理量は、磁力を含み、前記姿勢維持部材は、前記撮像装置本体に設けられた第1の永久磁石を含んで構成され、前記カプラーとの間に発生する磁力により前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する前記(1)に記載の内視鏡用撮像装置。
(9)前記第1の永久磁石は、前記内視鏡の光軸に対して、自重により前記撮像装置本体が前記カプラーに近接する側に設けられ、前記カプラーを反発する前記磁力により前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する前記(8)に記載の内視鏡用撮像装置。
(10)前記第1の永久磁石は、前記内視鏡の光軸に対して、自重により前記撮像装置本体が前記カプラーに対して離間する側に設けられ、前記カプラーを引き寄せる前記磁力により前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する前記(8)に記載の内視鏡用撮像装置。
(11)前記第1の永久磁石は、前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有する前記(8)に記載の内視鏡用撮像装置。
(12)前記カプラーには、前記第1の永久磁石との間で互いに反発する前記磁力または互いに引き寄せる前記磁力を発生させる第2の永久磁石が設けられ、前記第2の永久磁石は、前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有する前記(8)~(11)のいずれか1つに記載の内視鏡用撮像装置。
(13)前記カプラーは、前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有し、前記内視鏡の光軸を中心として前記撮像装置本体に対して回転する際に前記撮像装置本体の外装ケーシングに対して摺動するカプラー側摺動面を有し、前記撮像装置本体の外装ケーシングは、前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有し、前記内視鏡の光軸を中心として前記カプラーに対して回転する際に前記カプラー側摺動面に対して摺動するケーシング側摺動面を有し、前記カプラー側摺動面及び前記ケーシング側摺動面の一方には、玉軸受が設けられている前記(1)に記載の内視鏡用撮像装置。
(14)前記玉軸受は、前記ケーシング側摺動面において、前記内視鏡の光軸に対して、自重により前記撮像装置本体が前記カプラーに対して近接する側に設けられている前記(13)に記載の内視鏡用撮像装置。
2 レゼクトスコープ
3,3A~3E,100 内視鏡用撮像装置
4 表示装置
5 制御装置
6,300 撮像装置本体
7,200 カプラー
8,8B,8C 姿勢維持部材
9 ケーブル
10 玉軸受
21 シース
22 ガイド管
23,400 内視鏡
24 レゼクト電極部材
25 ハンドル部
61,310 外装ケーシング
62 取付ブッシュ
71 貫通孔
72 カプラー側摺動面
73 凹部
74 第2の永久磁石
74N N極
74S S極
81 弾性部材
82 当接部材
83N N極
83S S極
221 装着部材
222 送水口
231 挿入部
232 接眼部
251 固定リング
252 スライダ
253 バネ部材
610 側壁
611 貫通孔
612 突出部
613 光学素子
614 大径面
615 小径面
616 ケーシング側摺動面
621 ブッシュ本体
622 張出部
2321 ライトガイド
2322 光源コネクタ
2521 高周波電源コード
2522 電源コネクタ
2523 指掛部材
6101 突出部
6102 凹部
6103 内側面
6104 凹部
Ax0 光軸
Ax1~Ax3 中心軸
CN1,CN2 コネクタ
O 重心
Claims (14)
- 被写体像を取り込んで出射する内視鏡を保持するカプラーと、
前記内視鏡の光軸を中心として前記カプラーに対して相対的に回転可能に接続するとともに、前記内視鏡から出射された前記被写体像を撮像する撮像装置本体と、
前記カプラーと前記撮像装置本体との間に所望の物理量を発生させて、前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する姿勢維持部材とを備える内視鏡用撮像装置。 - 前記姿勢維持部材は、
前記カプラー及び前記撮像装置本体間に設けられ、前記カプラー及び前記撮像装置本体にそれぞれ当接し前記物理量を発生させることにより前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する請求項1に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記姿勢維持部材は、
弾性部材を含んで構成されている請求項2に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記弾性部材は、
コイルバネである請求項3に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記弾性部材は、
前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有する請求項3に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記姿勢維持部材は、
前記弾性部材における前記カプラー側の端部に固定され、前記カプラーに当接することで前記カプラーと前記撮像装置本体との間に前記物理量を発生させる当接部材を備える請求項3に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記撮像装置本体の外装ケーシングには、
前記カプラーに対向する位置に凹部が設けられ、
前記弾性部材は、
前記凹部内に配置され、
前記当接部材は、
一部が前記凹部内に配置され、前記凹部の側面に案内されつつ、前記カプラーに対して進退移動可能に配置されている請求項6に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記物理量は、
磁力を含み、
前記姿勢維持部材は、
前記撮像装置本体に設けられた第1の永久磁石を含んで構成され、前記カプラーとの間に発生する磁力により前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する請求項1に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記第1の永久磁石は、
前記内視鏡の光軸に対して、自重により前記撮像装置本体が前記カプラーに近接する側に設けられ、前記カプラーを反発する前記磁力により前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する請求項8に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記第1の永久磁石は、
前記内視鏡の光軸に対して、自重により前記撮像装置本体が前記カプラーに対して離間する側に設けられ、前記カプラーを引き寄せる前記磁力により前記内視鏡の光軸に対する前記撮像装置本体の姿勢を維持する請求項8に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記第1の永久磁石は、
前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有する請求項8に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記カプラーには、
前記第1の永久磁石との間で互いに反発する前記磁力または互いに引き寄せる前記磁力を発生させる第2の永久磁石が設けられ、
前記第2の永久磁石は、
前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有する請求項8に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記カプラーは、
前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有し、前記内視鏡の光軸を中心として前記撮像装置本体に対して回転する際に前記撮像装置本体の外装ケーシングに対して摺動するカプラー側摺動面を有し、
前記撮像装置本体の外装ケーシングは、
前記内視鏡の光軸を囲む環形状を有し、前記内視鏡の光軸を中心として前記カプラーに対して回転する際に前記カプラー側摺動面に対して摺動するケーシング側摺動面を有し、
前記カプラー側摺動面及び前記ケーシング側摺動面の一方には、
玉軸受が設けられている請求項1に記載の内視鏡用撮像装置。 - 前記玉軸受は、
前記ケーシング側摺動面において、前記内視鏡の光軸に対して、自重により前記撮像装置本体が前記カプラーに対して近接する側に設けられている請求項13に記載の内視鏡用撮像装置。
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