JP2005533810A - 新規な抗コレステロール組成物及びその使用方法 - Google Patents

新規な抗コレステロール組成物及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

高血清コレステロール濃度に関係する障害、例えばアテローム性動脈硬化症、高LDL血漿濃度、低HDL血漿濃度、高トリグリセリド血症、高脂血症、高血圧症、高コレステロール血症、コレステロール胆石、脂質蓄積症、肥満症及び糖尿病を治療するための組成物、方法、組合せ及びキット。本発明の組成物、方法、組合せ及びキットは、LXR受容体修飾因子、薬剤として有効な量のカテキン、及び/又は薬剤として有効な量の脂質調節剤、例えば、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、フィブリン酸誘導体、ナイアシン、胆汁酸捕捉剤、吸収阻害剤、プロブコール、ラロキシフェン及びその誘導体、アゼチジノン化合物並びにω−3系不飽和脂肪酸のうちの少なくとも2つを含む薬剤組成物である。

Description

本発明は、一般に、高血清コレステロール濃度に関係する障害を治療するための組成物と方法に関する。
高コレステロール濃度は、冠動脈心疾患やアテローム性動脈硬化症などの血管性障害に関係することはよく知られている。例えば、Essays of an Information Scientist、1986年、第9巻、282〜292頁及び「コレステロール」、Microsoft(登録商標) Encarta(登録商標) Encyclopedia 2000年を参照されたい。老年性の高度認知障害や痴呆(例えばアルツハイマー病)などのある種の神経変性疾患が、コレステロールの高濃度に起因する可能性があることも見出されている。例えば、Sparks,D.L.らのMicrosc.Res.Tech.、2000年、第50巻、287〜290頁を参照されたい。
平均的なアメリカ人は、毎日約450mgのコレステロールを摂取し、肝臓及び他の組織中で追加的に500〜1,000mgのコレステロールを生成する。コレステロールの他の起源は、毎日、腸内に分泌され、約50%が再吸収される(腸肝循環)500〜1,000mgの胆汁性コレステロールである。動脈壁でのコレステロールの過剰な蓄積は、プラーク形成によって特徴づけられるアテローム性動脈硬化症をもたらす可能性がある。プラークは血流を阻害し、血栓形成を促進し、最終的には心臓発作、脳卒中及び跛行を引き起こす可能性がある。
血漿中及びアテローム硬化型病変部のコレステロールの大部分は、通常低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールである。高い血漿LDL濃度はアテローム硬化型心血管性疾患の危険性の増大と関連する。他方、LDLと総血漿コレステロールが正常であっても、低い血漿高密度リポタンパク質(HDL)コレステロール濃度は、冠動脈心疾患に対する強力な危険因子である。
アテローム性動脈硬化症及びコレステロール代謝と関連する他の疾患を治療するための治療薬の開発は、関与する生物化学的経路のより完全な理解を実現することに集中されてきている。ごく最近では、肝臓X受容体(LXR)がコレステロールホメオスタシスにおける重要成分であることが確認された。
コレステロール濃度はLXRa及びLXRb(URとも称される)などの肝臓X受容体(LXR)によって下方調節することができる。LXRは、遺伝子の共調調節、例えば、脂質代謝に関与する、アポリポタンパク質E(アポE)及びATP結合カセットトランスポーターA1(ABCA1)、G1(ABCG1)及びG5/G8(ABCG5/G8)によって、コレステロール流出を一部調節する。さらに、LXRは胆汁酸合成をもたらす遺伝子(すなわちCYP7A1)を上方調節する。これは身体からコレステロールを除去するための主要な排出手段である。例えば、Laffitte,B.A.らのProc.Natl.Acad.Sci.USA、2001年、第98巻(2)、507〜512頁;Cole,G.M.らのMicro.Res.Tech.、2000年、第50巻、316〜324頁;Lu,T.T.らのJournal Biol.Chem.、2001年、第276巻、37735〜37738頁及びOram J.F.らのJournal of Lipid Research、2001年、第42巻、1173〜1179頁を参照されたい。したがって、LXR受容体の修飾因子は、高コレステロール濃度の関係する障害を治療するための有望な薬物候補である。
LXRに関する最近の研究では、22(R)−ヒドロキシコレステロール、24(S)−ヒドロキシコレステロール及び24,25(S)−エポキシコレステロールを含むある種の天然由来のコレステロールの酸化誘導体によって、LXRが活性化されることが示されている(LehmannらのJ.Biol.Chem.第272巻(6):3137〜3140頁(1997年)を参照)。LXRの発現パターン及びそれらオキシステロールリガンドは、これらの受容体がコレステロール代謝において役割を果たすことができるという最初のヒントを提供した(JanowskiらのNature 第383巻、728〜731頁(1996年)を参照)。したがって、LXRの調節(例えば、LXR作用薬若しくは拮抗薬の使用)によって、肥満症及び糖尿病を含む様々な脂質障害の治療が提供される可能性がある。
LDLコレステロールの血清濃度を低下させるための他の薬物が知られており、これらは、アテローム硬化型病変部の形成を阻止し、進行を遅らせ、退行をもたらす助けとなることができる。さらに、これらの脂質−調節薬物の試みによって、HDLコレステロールの増大と臨床的な冠血管事象の減少との間の関連性が示されている。例えば、「スタチン」としても知られているHMG−CoAレダクターゼ阻害剤は、コレステロール合成の律速段階の触媒作用をする酵素を阻害する。スタチンは、LDLコレステロールの血漿濃度を低下させ、高投与量でHDLコレステロールを約15%まで増大させ、かつトリグリセリドのレベルを低下させる点において、他の薬物より有効である。スタチンは、細胞表面上のLDL受容体の数を間接的に増大させることによって、血流中のLDLコレステロールレベルを低下させる。スタチンの成功にもかかわらず、著しい患者人口、特に、この薬物単独ではそれに対して所望の有効性を達成するのに不十分である実質的に高い血液コレステロールレベルを有する個体群が存在する。さらに、スタチンは、組織及び/又は細胞(例えば、アテローム硬化型プラーク中の泡沫細胞)中に隔絶されたコレステロールを動員することができないので、この部類の化合物は、単独では、アテローム性動脈硬化症の進展を阻止することはできない。
胆汁酸捕捉剤は、LDL−コレステロールを約10〜20%低下させることができる他の脂質調節薬物である。コレスチラミン、コレスチポール及びコレセベラムは、現在入手できる3つの主要な胆汁酸捕捉剤である。少量の捕捉剤の投与によって、有益なLDL−コレステロール低下を生み出すことが可能である。これらの薬物は、HDLコレステロールを増大させる傾向もあり、コレスチラミン、コレスチポール及びコレセベラム(程度はより低いが)は、高トリグリセリド血症の患者において血漿トリグリセリドを増大させる。これらの薬物を併用した場合、その効果が一緒になって、40%を超えるLDL−コレステロールの低下をもたらす。
トリグリセリドを低下させ、HDLコレステロールを増加させるためには、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート(米国では入手できない)及びクロフィブラートを含むフィブリン酸誘導体(「フィブラート」)が主に使用される。これらは、LDLコレステロールを低下させることができるが、高トリグリセリドを低下させる場合に、患者によっては、LDLコレステロールが増加することがある。フィブラートは、LDLの粒子分布をより大きくより浮遊性の粒子へシフトさせる。これらの粒子は、より小さくより密度の高い形態のものより、アテローム性がより低い。主にLDLを低下させる薬物(スタチン及び胆汁酸捕捉剤)は、コレステロールを低下させる度合いと、臨床的な冠血管事象の減少との間に直線関係を示すが、他方、フィブラートは、コレステロールを低下させる度合いから予測されるより、はるかに大きな臨床的事象の低下を示す。このことは、フィブラートの冠状動脈性心疾患に対する効果が、異なる機序、おそらくトリグリセリドとHDLコレステロールでのフィブラートの効果に関連する機序によって、媒介されることを示唆している(G.R.Thompson及びP.J.Barter、Curr Opin Lipidol 1999年;10:521)。
しかし、総死亡率の著しい低下を示したフィブラートの治験はこれまで全く示されていない。例えば、平均的な血漿脂質濃度を有している、安定した狭心症又は既往の心筋梗塞をもつ患者での大規模なプラセボ対照治験で、ベザフィブラートは、6年後に、心筋梗塞及び死亡発生率を有意に低下させなかった(The BIP Study Group,Circulation 2000年;102:21)。他のフィブラートは更に欠点を有している。ゲムフィブロジルは、胃腸の症状を引き起こし、ゲムフィブロジル治療した患者において、胆嚢切除及び虫垂切除の両方の頻度が高いことが知られている(M.H.FrickらのN.Engl.J.Med.1987年;317:1237)。いくつかの初期の研究によれば、クロフィブラートは悪性の胃腸疾患に起因する高い死亡率を有する。
ナイアシン又はニコチン酸は、肝臓内で超低密度(VLDL)粒子の生成を阻害し、他のどのような薬物よりHDLコレステロールを増大させる別の脂質調節剤である。ナイアシン又はニコチン酸は、トリグリセリド、レチナントリポタンパク質、リポタンパク質並びに総血漿及びLDLコレステロールを低下させ、LDL粒子を小さく密な形態から、大きく浮遊の形態に変えることも知られている(J.R.GuytonらのArch.Intern.Med.2000年;160:1177)。より少ない用量(1500〜2000mg/日)でも、トリグリセリド及びHDLコレステロールに著しく影響を及ぼすことができる。LDLコレステロールを実質的に低下させるのには、より多い用量が必要となる。
長鎖で高度に不飽和のω−3系脂肪酸(冷水魚中に存在し、カプセル剤で市販されている)はトリグリセリドを低下させることが可能で、長期間摂取により、リポタンパク質(a)をより低下させることができる(SM MarcovinaらのArterioscler Thromb Vasc Biol 1999年;19:1250)。これらはLDLコレステロールに対してはほとんど効果がないが、HDLを増大させることができる(GISSI−Prevenzione Investigators,Lancet 1999年;354:447)。
コレステロール吸収阻害剤は一般にLDLコレステロールを10〜20%低下させる。コレステロール吸収を阻害する薬剤の例には、アシル−補酵素A:C1−976(Krause,B.R.らのClin.Biochem.、第25巻、371〜377頁、1992年)、58−035(Heiden,J.G.らのJ.Up.Res.、第24巻、1127〜1134頁、1983年)などのコレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤、並びに欧州特許第EP−430078A号に開示されているメリナミド、スティグマスタニルホスホリルコリン及び同族体;これらに限定されないが、米国特許第5661145号、国際特許出願第WO93/02048号及び欧州特許第EP524595A号に開示されているものを含むβ−ラクタムコレステロール吸収阻害剤;これらに限定されないが、米国特許第5063210号に開示されているものを含む硫酸化多糖類;並びにネオマイシン及び天然由来の植物サポニンなどの他の化合物が含まれる。さらに、国際特許出願第WO93/07167−A1号、米国特許第4602003号及び同4602005号に記載されているステロイド性グリコシドは、高コレステロール血症の調節に有用であると提案されている。Pfizer,Inc.は、米国特許第5807834号、国際特許出願第WO93/11150号、同WO94/00480号、同WO95/18143号及び同WO95/18144号に、優れた降コレステロール活性を有する他のステロイド性グリコシドを開示している。ステロイド性グリコシドはコレステロール吸収を阻害し、それによって、血漿コレステロールレベルを低下させる。Schering−Plough Corp.は、国際特許出願第WO94/17038号、同WO95/08532号及び同WO93/02048号に、降コレステロール剤としての、エゼチミド(ezetimide)、すなわちSCH58235及び類似の化合物を含む置換されたアゼチジノン化合物を開示している。エゼチミベは、単独療法又は併用療法のどちらによっても、1日に1度の10mgの投与でLDLコレステロールを約18%低下させることが示されている(Meittinen,T.、Int J Clin Pract.2001年12月;第55巻(10):710〜6頁)。エゼチミベは以下の構造によって特徴づけられる。
Figure 2005533810
エゼチミベ、及びアゼチジノン部分を含む他の化合物は、スタチンに十分に応答しない、又はスタチンに耐容性を示すことができない患者、或いは、先天性若しくは薬物誘発性の植物性ステロール血症の患者への対応に有用である。他のコレステロール吸収阻害剤は、ハムスターなどの実験動物でのそのコレステロール吸収阻害能力によって確認することができ(HarwoodらのJ.Lip.Res.1993年;34:377〜95頁)、これは当分野の技術者には明らかであろう。
飲料用の緑茶も、ヒトの血漿抗酸化能力を増大させることによって、心血管性疾患を防止するのに寄与することができる。例えば、緑茶カテキン、(−)−エピガロカテキン−3−没食子酸塩(EGCG)及び(−)−エピガロカテキン(EGC)は、インビトロで、血漿低密度リポタンパク質(LDL)の酸化を抑制することが報告されている(Nakagawa K.らのBiosci Biotechnol Biochem.1997年12月;第61巻(12):1981〜5頁)。自己所有の米国特許出願第09/530443号は、EGCG及び関連化合物が、特定の脂質合成及び脂質蓄積を調節する受容体巨大分子(多分タンパク質を含有する)と相互に作用し、これに干渉することができることを開示している。
脂質低下剤の併用療法が相乗的な脂質低下効果を有することを先に述べた。それでも実際には、既存の脂質調節剤の多くの併用で禁忌が示されており、これは、より大きな血漿LDL−コレステロールレベルの低下と、より大きなHDLコレステロールレベルの上昇を必要とする患者に対して医師が処方する際の選択肢を制限している。したがって、様々な高コレステロール血症療法が存在するが、当技術分野にあっては、他の治療法に対する要求が引き続き存在し、その研究が継続されている。
(本発明の概要)
単一の薬物での許容できる用量では血液脂質が十分に低下しない場合、カテキン若しくは脂質調節剤と併用したLXR受容体修飾因子などの2種以上の薬物を一緒に使用することができる。例えば、オキシステロールと、スタチン若しくはカテキン又はその両方との同時使用によって、効果的に、LDLコレステロールを低下させ、HDLコレステロールを上昇させることができる。
本発明は、高血清コレステロール濃度に関係する障害、例えばアテローム性動脈硬化症、高LDL血漿濃度、低HDL血漿濃度、高トリグリセリド血症、高脂血症、高血圧症、高コレステロール血症、コレステロール胆石、脂質蓄積症、肥満症及び糖尿病を治療するための組成物、方法、組合せ及びキットを対象とする。本発明の組成物、方法、組合せ及びキットには、薬剤として有効な量のカテキン、及び/又は薬剤として有効な量のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤、フィブリン酸誘導体、ナイアシン、胆汁酸捕捉剤、吸収阻害剤、プロブコール、ラロキシフェン及びその誘導体並びにω−3系不飽和脂肪酸などの脂質調節剤と共に、LXR受容体修飾因子を含む薬剤組成物が含まれる。
本発明の一つの態様は、カテキン又は脂質調節剤の少なくとも1つと組み合わせて、LXR受容体修飾因子を、それを必要とする対象に投与することを含む、高コレステロール濃度に関係する障害の治療方法に関する。一つの実施形態では、LXR受容体修飾因子は、式(I)
Figure 2005533810

のオキシステロールであってよい。
式(I)において、R、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R15、R16及びR20のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、スルホン酸、或いは−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO−、−O−SO−、−SO−O−、−SO−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NR’−又は−NR’−CO−によって任意選択で介在されているアルキルであり、
、R、R10、R13及びR14のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はアミノであり;
nは0、1又は2であり;
Aはアルキレン、アルケニレン又はアルキニレンであり;
X、Y及びZのそれぞれは独立に、アルキル、ハロアルキル、−OR’、−SR’、−NR’R’’、−N(OR’)R’’又は−N(SR’)R’’であるか、或いは、X及びYは一緒になって=O、=S又は=NR’であり;式中、R’及びR’’のそれぞれは独立に、水素、アルキル又はハロアルキルである。別段の指定のない限り、式(I)に示す炭素原子は水素で飽和されていることに留意されたい。
それぞれの用語、「アルキル」、接頭語「alk」(アルコキシのような)及び接尾語「−アルキル」(ヒドロキシアルキルのような)は、線状(例えばブチル)若しくは分枝(例えばイソブチル)のC1〜8炭化水素鎖を指す。アルキレン、アルケニレン及びアルキニレンは、それぞれ、二価のC1〜8アルキル(例えばエチレン)、アルケン及びアルキン基を指す。別段の指定のない限り、本明細書で用いるすべての技術的及び科学的用語は、本発明が属する分野の技術者に通常理解されるのと同じ意味を有する。
式(I)を参照すると、本発明の方法を実施するために使用できる化合物のサブセットには、R、R、R、R、R、R、R11、R12、R14、R15、R16のそれぞれが独立に水素であり、R10、R13及びR20のそれぞれが独立にアルキル(例えばメチル、エチル、ブチル又はイソ−ブチル)であり、nが0であり、Aがアルキレンであるもの;Rが水素(例えばe水素)であり、R及びRのそれぞれが独立にヒドロキシ(例えばEヒドロキシ)であるもの;X、Y及びZのそれぞれが独立に、アルキル(例えばメチル、プロピル又はヘキシル)、ハロアルキル(例えばトリフルオロメチル又は3−クロロプロピル)、−OR’(例えばヒドロキシ又はメトキシ)又は−SR’であるもの;並びにX及びYが一緒になって=O又は=Sであり、Zが−OR’、−SR’、−NR’R’’(例えばエチルメチルアミノ)、−N(OR’)R’’(例えばメトキシメチルアミノ)又は−N(SR’)R’’であるものが含まれる。
本発明の方法を実施するために使用できる上記のオキシステロール化合物のうちの2つである、ヒポコラミド(炭素原子の番号を付した)とヒポコラリドを以下に示す。
Figure 2005533810
上記化合物は、適用可能であれば、その塩及びプロドラッグも含む。そうした塩を、例えば、化合物中の正に荷電した置換基(例えばアミノ)とアニオンとの間で形成することができる。適切なアニオンには、これらに限定されないが、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩及び酢酸塩が含まれる。同様に、化合物中の負に荷電した置換基(例えばカルボン酸塩)は、カチオンと塩を形成することができる。適当なカチオンには、これらに限定されないが、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン及びテトラメチルアンモニウムイオンなどのアンモニウムカチオンが含まれる。プロドラッグの例には、対象への投与によって、上記のピペラジンジオン化合物を提供することが可能なエステル及び他の薬剤として許容される誘導体が含まれる。
本発明の方法を実施するために使用できる化合物は、適当なステロイドを出発原料として使用することによって、当技術分野でよく知られている方法で合成することができる。これらの化合物の調製は、2001年11月8日出願の米国仮出願番号第60/xxxxxx号により詳細に記載されている。
米国出願番号第09/560236号、米国仮出願番号第60/267493号及び同60/288643号は、LXR受容体を調節できる他の化合物を開示している。LXR受容体を調節できる他のオキシステロールには、25−ヒドロキシコレステロール、24−(S),25−エポキシコレステロール、24(S)−ヒドロキシコレステロール、22−(R)−ヒドロキシコレステロール、24(R),25−エポキシコレステロール、22(R)−ヒドロキシ−24(S),25−エポキシコレステロール、22(S)−ヒドロキシ−24(R),25−エポキシコレステロール、24(R)−ヒドロキシコレステロール、22(S)−ヒドロキシコレステロール、22(R),24(S)−ジヒドロキシコレステロール、25−ヒドロキシコレステロール、22(R)−ヒドロキシコレステロール、22(S)−ヒドロキシコレステロール、24(S),25−ジヒドロキシコレステロール、24(R),25−ジヒドロキシコレステロール、24,25−デヒドロコレステロール、25−エポキシ−22(R)−ヒドロキシコレステロール、20(S)−ヒドロキシコレステロール、7a−ヒドロキシ−24(S),25−エポキシコレステロール、7p−ヒドロキシ−24(S),25−エポキシコレステロール、7−オキソ−24(S),25−エポキシコレステロール及び7a−ヒドロキシコレステロールが含まれる。他のLXR受容体修飾因子には、24−(S),25−イミノコレステロール、メチル−38−ヒドロキシコロナート、N,N−ジメチル−3p−ヒドロキシコロナミド、(20R,22R)−コレスタ−5−エン−3P,20,22−トリオール、4,4−ジメチル5−a−コレスタ−8,14,24−トリエン−3−ss−オール、7−オキソコレステロール、デスモステロール及びブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)の国際特許出願第WO01/15676号に開示されているものを含むことができる。さらに他のLXR受容体修飾因子には、ソーク研究所(Salk Institute)の国際特許出願第WO96/36230号に開示されているアンドロステノール、アンドロステノール−3−アセテート、5α−アンドロスタン−3a−オールなどのアンドロスタン;すべてTularikに譲渡されている米国特許第6316503号、国際特許出願第WO01/03705号及び同WO01/82917号に開示されている芳香族置換化合物;どちらもMerckに譲渡されている、米国特許第5939322号に開示された5−(テトラデシルオキシ)−2−フラン−カルボン酸(「TOFA」)及び国際特許出願第WO01/41704号に開示された化合物、並びにGlaxoSmithKineの合成LXR作用薬T1317及びGW3965を含むことができる。
LXRを調節し、それによってコレステロールレベルを低下させ、高コレステロール濃度に関係した障害を治療する効能について、他の化合物を予備的にスクリーニングするためのインビトロでのアッセイを行うことができる。例えば、腎臓細胞を、ルシフェラーゼレポーター遺伝子(ヒトc−fos最小プロモーターを含む)とLXRで形質移入させる。形質移入された細胞を、試験化合物と共にインキュベートした後、ルシフェラーゼ活性を測定して、レポーター遺伝子のトランス活性化の程度を側定する。インビトロでの予備的アッセイで効能を示す化合物を、当技術分野でもよく知られている方法による動物試験でさらに評価することができる。例えば、化合物を経口でマウスに投与することができる。化合物の効力は、処置されたマウスの様々な組織中のコレステロールレベルを非処置マウスのそれと比較することによって決定することができる。
本発明の薬剤組成物は、上記のようなLXR受容体修飾因子を、天然及び合成のフラバノイド、カテコール、クルクミン関連物質、キノン、カテキン、特にエピガロカテキン誘導体並びに脂肪酸及びその類似体若しくは誘導体と組み合わせて含むことができる。同時係属中の米国特許第09/530443号に開示されているように、エピカテキン没食子酸塩(ECG)及びエピガロカテキン没食子酸塩(EGCG)と構造的に類似したカテキンが特に有用であることが見出されている。EGCGはエピカテキン没食子酸塩分子上に追加のヒドロキシル基を有しており、これは、様々な5α−レダクターゼ媒介プロセスを調節する点で驚くべき活性を示すことが判明している。改変ECG分子上にそうした追加のOH基を有しているEGCG誘導体は、特定の脂質合成及び脂質蓄積を調節する受容体巨大分子(多分タンパク質を含有している)と相互作用し、かつこれに干渉することができる。脂質は、遺伝子発現、細胞の発生と分化、並びに器官の成長を調節することができる。細胞及び器官中での脂質代謝の特異的な干渉は、器官、特に前立腺、皮脂性、包皮性及び他の分泌性の器官の成長を制御することができる。ある種の適用では、カテキン関連化合物の投与によって、これらの器官の良性若しくは異常な増殖又は癌が治療される、或いは予防もされることが期待される。
エピガロカテキン誘導体は次式を有している:
Figure 2005533810

[式中、Rは炭素、酸素、イオウ及び窒素からなる群から選択される2〜20個の原子を有する鎖である。これらの原子は直鎖若しくは分枝の形態、又は芳香族環構造の形態であってよく、これらは1〜3個の炭素、アルキル若しくはハロゲン化アルキル、ニトロ、アミノ、メチル化アミノ、カルボキシル若しくはヒドロキシ基又はハロゲン原子の置換基を有していてよい]
LXR受容体修飾因子は、主題の化合物とは異なる他の脂質調節剤と、組合せるかつ/又は併用することが有利である。多くの例では、開示したLXR受容体修飾因子と組合せて投与すると、そのような修飾因子の効能が高められる。脂質調節剤には、これらに限定されないが、メバスタチン、プラバスタチン、アトルバスタチン、ロスバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチンなどのスタチン(或いはHMG−CoAレダクターゼ阻害剤としても知られている);コレスチラミン、コレスチポール及びコレセベラムなどの胆汁酸捕捉剤;ナイアシン又はニコチン酸、及びその誘導体;ゲムフィブロジル、クロフィブラート、フェノフィブラート、ベンザフィブラート、シポフィブラートなどのフィブラート;プロブコール;ラロキシフェン及びその誘導体;ACAT阻害剤、β−ラクタム、硫酸化多糖類、ステロイド性グリコシド、及びエゼチミベ(これに限定されないが)を含むアゼチジノン化合物、並びに上記の他のものなどの吸収阻害剤;ω−3系不飽和脂肪酸;並びにこれらの混合物が含まれる。
これらに限定されないが、ヒポコラミド及びヒポコラリドを含むオキシステロールLXR修飾因子は、表1に示すいずれの脂質調節剤(これらは限定的なものと解釈すべきではない)とも併用することができる。さらに、オキシステロールLXR修飾因子、並びにアンドロスタン、芳香族置換化合物、TOFA、GW3965、及びT1317(これらに限定されないが)を含む他のLXR修飾因子も、EGCG又はECG(これらに限定されないが)を含むカテキンと併用することができる。本発明の実施では、別段の指定のない限り、当技術分野の範囲内にある薬理学及び薬剤学の通常の技術を用いることになる。
Figure 2005533810
組成物は、好ましくは単位剤形で製剤する。「単位剤形」という用語は、ヒトの対象及び他の哺乳動物用の単位投与量として適している物理的に独立している単位であって、各単位が、適切な薬剤用賦形剤と一緒に、所望の治療効果を生み出すように計算された所定の量の活性物質を含有する単位を指す。組成物及び調合物の割合は、もちろん変えることができ、100%(純粋な化合物の施用)であっても好都合である。例えば、本発明による薬剤組成物は、0.1%〜95%、好ましくは1%〜70%の本発明の治療用化合物を含むことができる。いずれにしろ、投与される組成物又は調合物は、例えば高コレステロール血症又はアテローム性動脈硬化症の治療を受ける対象の徴候を軽減するのに有効な量で本発明による化合物を含むことになる。
本発明の方法は、カテキン及び/又は上記のような脂質調節剤との併用療法で、ある量のLXR−受容体修飾因子、例えばオキシステロールを哺乳動物に投与することを含む。「併用療法」という用語は、高コレステロール濃度を治療するためのこれらの治療薬の同時作用による有益な効果を提供することを意図した特定の治療レジメンの一部として、カテキン及び/又は少なくとも1種の脂質調節剤と一緒にLXR−受容体修飾因子を投与することを包含する。併用の有益な効果には、これらに限定されないが、治療薬の併用による薬物動態学的又は薬力学的な同時作用が含まれる。これらの治療薬を併用した投与は一般に、指定された期間(選択された組合せに応じて通常、数分間、数時間、数日間、数週間又は数カ月間)にわたって実施する。「併用療法」は一般に、偶発的かつ任意に本発明の組合せの結果となる別々の単独療法レジメンの一部としての、2種以上のこれらの治療薬の投与を包含しようとするものではない。「併用療法」は、これらの治療薬を、逐次的な形で、すなわち各治療薬を異なった時間に投与することも、これらの治療薬、若しくは治療薬のうちの少なくとも2つを実質的に同時に投与することも包含するものとする。
実質的な同時投与は、例えば、一定の比率で各治療薬を有する単一のカプセル剤、錠剤又は液剤を対象に投与する、或いは、治療薬それぞれの単一のカプセル剤、錠剤若しくは液剤を複数、対象に投与することによって実施することができる。各治療薬の逐次投与又は実質的な同時投与は、これらに限定されないが、経口経路、経皮経路、静脈内経路、筋肉内経路、吸入経路及び粘膜組織経由の直接吸収を含む任意の妥当な経路で実施することができる。したがって、例えば、一つの様式の投与では、オキシステロールLXR修飾因子を食事と一緒に1日に2〜3回投与し、スタチンを夜睡眠前に1度投与することができる。投与する化合物の量とタイミングは、もちろん、治療を受ける対象、苦痛の激しさ、投与の仕方及び処方医師の判断に応じて変わる。投与の責任者は、いずれにしろ、個別対象のために妥当な用量を決定することになる。さらに、ヒトへの投与のためには、調合物は、無菌性、発熱性、一般的安全性及びFDA Office of Biologics スタンダートで要求される純度基準に適合していなければならない。
治療薬は、同一経路によって、又は異なる経路によって投与することができる。例えば、選択される組合せの第1の治療薬を経口で投与し、組合せの他方の治療薬を経皮で投与することができる。或いは、例えばすべての治療薬を経口で投与する、又はすべての治療薬を経皮で投与する、すべての治療薬を静脈内に投与する、すべての治療薬を筋肉内に投与する、又はすべての治療薬を局所に投与することができる。治療薬を投与する順序はそれほど厳密である必要はない。
本発明の治療薬は、通常薬剤として許容される組成物の形態で投与される。これらの治療薬は、経口、経直腸、経皮、皮下、静脈内、筋肉内及び経鼻並びに鼻腔胃管による投与を含む説明してきた様々な経路で投与することができる。本発明の治療薬は、例えば経皮、経粘膜、インプラント、吸入スプレー、経直腸、経膣、局所、口腔内(例えば舌下)又は腸管外(例えば皮下、筋肉内、静脈内、延髄内及び皮内注射、又は注入技術による投与)を含む他の非経口経路によっても投与することができる。
そうした薬剤として許容される組成物は通常、塩、緩衝剤、保存剤、薬剤として許容される担体、及び任意選択で他の治療成分を含むことができる。適切な緩衝剤には、酢酸及びその塩、クエン酸及びその塩、ホウ酸及びその塩、リン酸及びその塩が含まれる。適切な保存剤には、ベンズアルコニウムクロリド、クロロブタノール、パラベン及びチメロサールが含まれる。
本明細書では、「薬剤として許容される担体」は、いずれの、かつすべての溶媒、分散媒体、コーティング剤、抗菌薬及び抗真菌薬、等張剤及び吸収遅延剤等を含む。薬剤として活性な物質のためのそうした媒体及び薬剤の使用は、当技術分野でよく知られている。従来の任意の媒体又は薬剤が活性成分と適合しない場合を除いて、治療組成物でのその使用が考えられる。補助的な活性成分を組成物中に混入させることもできる。
本発明の組成物を作製する場合、治療薬を、通常、賦形剤と混合する、賦形剤で希釈する、或いは担体中に入れる。その担体はカプセル、サッシェ、紙又は他の容器の形態でよい。適切な賦形剤のいくつかの例には、ラクトース、ブドウ糖、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、シクロデキストリン、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水、シロップ及びメチルセルロースが含まれる。調合物にはさらに、タルク、ステアリン酸マグネシウム、鉱物油などの滑剤;湿潤剤;乳化剤及び懸濁化剤;メチルヒドロキシベンゾエート、プロピルヒドロキシベンゾエートなどの保存剤;甘味剤並びに香味剤を含むことができる。本発明の組成物を、当技術分野で知られている手順を用いて、患者への投与後に、活性成分の急速な、持続的な、又は遅延した放出を提供するように製剤することができる。賦形剤が希釈剤として働く場合、それは、活性成分のための媒介物、担体又は媒体として作用する固体、半固体又は液体材料であってよい。したがって、組成物は、錠剤、丸剤、散剤、トローチ剤、サッシェ、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ剤、エアロゾール剤(固体として又は液体媒体中)、例えば最大で10重量%の治療薬を含有する軟膏、軟質及び硬質ゼラチンカプセル剤、座剤、無菌性注射用液剤及び無菌性パッケージ散剤の形態であってよい。
錠剤は、例えば1種又は複数のラクトース、マンニトール、とうもろこしデンプン、じゃがいもデンプン、微結晶性セルロース、アカシア、ゼラチン、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸及び他の賦形剤、着色剤、希釈剤、緩衝剤、湿潤剤、保存剤、香味剤並びに薬剤として適合する担体を含むことができる。製造方法は、以下の4つの確立された方法、すなわち、(1)乾燥混合、(2)直接圧縮、(3)摩砕及び(4)非水系顆粒化のうちの1つ又はこれらを組み合わせたものを用いることができる。Lachmanらの「工業的製薬の理論と実際(The Theory and Practice of Industrial Pharmacy(1986年))」参照。そうした錠剤は、フィルムコーティングを含むこともできる。フィルムコーティングは、経口摂取の際又は希釈剤との接触の際に溶解することが好ましい。
調合物を調製する場合、他の成分と混合する前に、治療薬を摩砕して適切な粒子サイズを提供する必要があることがある。治療薬が実質的に不溶性である場合、通常これを200メッシュ未満の粒子サイズまで摩砕する。治療薬が実質的に水溶性である場合、調合物中での実質的に均一な分布、例えば約40メッシュをもたらすために、粒子サイズを通常摩砕によって調節する。そうした固体の形態は、当技術分野でよく知られているようにして製造することができる。
錠剤などの固体組成物を調製するために、主治療薬を薬剤用賦形剤と混合して、本発明の治療薬の均一な混合物を含む固体の予備調合組成物を形成させる。これらの予備調合治療薬が均一であるという場合、それは、治療薬が組成物中全体に均一に分散しており、その結果、組成物を、錠剤、丸剤、カプセル剤などの均等な効力を有する単位剤形に容易に細分化できることを意味する。次いでこの固体予備調合物を本明細書で述べた種類の単位剤形に細分化する。
本発明の錠剤又は丸剤は、コーティング、或いはコンパウンディングして、持続性作用の利点をもたらす剤形を提供することができる。例えば錠剤又は丸剤は、内側の投与成分と外側の投与成分であって、後者が前者を覆って包む形態の成分を含むことができる。2つの成分を、胃の中での崩壊に抵抗するのに役立つ腸溶性の層で仕切って、内側成分が無傷で十二指腸中に送られるようにする、又は遅延放出できるようにすることができる。そうした腸溶性の層若しくはコーティングのためには、いくつかのポリマー系の酸、及びポリマー系酸と、セラック、セチルアルコール、酢酸セルロースなどの材料との混合物を含む材料などの様々な材料を使用することができる。
経口投与又は注射による投与のために、本発明の新規組成物を混合させることができる液体形態には、水性液剤、適切に香味付けしたシロップ剤、水性若しくは油性懸濁剤及び綿実油、ゴマ油、ココナッツ油、ピーナッツ油などの食用油で香味付けした乳剤、並びにエリキシル剤及び類似の薬剤用媒体が含まれる。
注射可能な薬物の調合物には、液剤、懸濁剤、ゲル剤、ミクロスフェア及びポリマー性の注射剤が含まれ、溶解性改変剤(例えば、エタノール、プロピレングリコール及びスクロース)やポリマー(例えばポリカプリラクトン(polycaprylactone)及びPLGA’s)などの賦形剤を含むことができる。
注射用の使用に適した薬剤形態には、無菌性注射用の液剤若しくは懸濁剤の即席調合物のための無菌性で水性の液剤若しくは懸濁剤及び無菌性散剤が含まれる。すべての場合、その形態は無菌性で、かつ注入容易性が保持される程度に流動性でなければならない。これらは製造及び貯蔵の条件下で安定でなければならず、またバクテリアや菌類などの微生物の汚染作用に対して保護されなければならない。薬剤として許容される担体は、例えば水、エタノール、ポリオール(例えばグリセロール、プロピレングリコール及び液体ポリエチレングリコール等)、適切なこれらの混合物、及び植物油を含む溶媒又は分散媒体であってよい。適当な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散剤の場合には必要な粒子サイズの保持によって、また界面活性剤の使用によって保持することができる。経口、皮下、静脈内、筋肉内等に適した担体調合は、Remington’s Pharmaceutical Sciences、Mack Publishing Company、Easton,Pa.を参照することができる。
水性液剤での腸管外投与のためには、例えば、必要なら液剤は適切に緩衝化しておくべきであり、液希釈剤にはまず十分な生理食塩水又はグルコースで等張性を付与しておくべきである。これらの特殊な水性液剤は静脈内、筋肉内、皮下及び腹膜内投与に特に適している。この関連で、使用できる無菌性の水性媒体は、本開示に照らせば、当分野の技術者によく知られていよう。例えば、一投与量を、1mlの等張性NaCl溶液に溶解し、1000mlの皮下又は静脈注射液に加えるか、意図した部位に注射することができる(例えば、「Remington’s Pharmaceuticals Sciences」、第151版、1035〜1038頁及び1570〜1580頁を参照されたい)。
他の実施形態では、本明細書で開示した組成物の局所施用を望むことができる。そうした組成物は、個々の用途に応じて、クリーム剤、ローション剤、液剤、ゲル剤、ペースト剤、散剤で、或いは固体形態で製剤することができる。局所投与のための薬剤として許容される担体の調合は当分野の技術者によく知られている(すなわち、「Remington’s Pharmaceuticals Sciences」、第151版を参照されたい)。
本発明の他の実施形態では、治療薬を、経皮送達デバイス(「パッチ」)として製剤する。そうした経皮パッチは、本発明の化合物を、制御された量での連続的又は非連続的な注入を提供するために使用される。薬剤の送達のための経皮パッチの作製と使用は当技術分野でよく知られている。例えば、1991年6月11日発行の米国特許第5023252号を参照されたい。そうしたパッチを、薬剤の連続的、パルス状又は要求に応じた送達用に作製することができる。
他の送達系には、時間放出送達系、遅延放出送達系又は徐放送達系を含めることができる。そうした系によって、本発明の治療薬の反復投与を回避し、対象と医師の利便性を増大させることができる。多くの種類の放出送達系が利用可能であり、当分野の技術者に知られている。それらには、ポリ乳酸及びポリグリコール酸、並びにポリ無水物及びポリカプロラクトンなどのポリマーをベースとした系;コレステロール、コレステロールエステルなどのステロール並びにモノ−、ジ−及びトリグリセリドなどの脂肪酸又は中性脂肪を含む脂質である非ポリマー系;ヒドロゲル放出系;シラスチック系;ペプチドをベースとした系;ワックスコーティング、通常の結合剤及び賦形剤を用いた圧縮錠剤、部分的に融合したインプラント等が含まれる。具体的な例には、これらに限定されないが、(a)米国特許第4452775号(Kent)、同4667014号(Nestorら)、並びに米国特許第4748034号及び同5239660号(Leonard)に記載されている、多糖類がマトリックス内にある形態で含有されている侵食系(erosional system)、及び(b)米国特許第3832253号(Higuchiら)及び同3854480号(Zaffaroni)に記載の、ポリマーを通して活性成分が制御された速度で浸透する拡散系(diffusional system)が含まれる。さらに、ポンプをベースとしたハードウェア送達系を使用することができ、そのなかには、インプラント用に適合させたものもある。
長期徐放性インプラントの使用は、本発明の組成物の連続的な投与を必要とする患者のコレステロール関連障害の治療に適している。本明細書では、「長期」放出ということは、インプラントが治療レベルの活性成分を少なくとも30日間、好ましくは60日間送達するように構成されかつ調節されていることを意味する。長期徐放性インプラントは当分野の技術者によく知られており、上記放出系のいくつかを含む。
本発明の治療薬を、これらの化合物の塩、エステル、アミド、鏡像異性体、異性体、互変異性体又はプロドラッグ或いは誘導体の形態で対象に投与することもできる。
他の実施形態では、治療薬を、LXR受容体修飾因子と、カテキン及び脂質調節剤のうちの少なくとも1つとを含むキット又は包装物の形にする。例示的には、キット又は包装物は、薬物の適切な投与に十分な量で、ヒドロコルアミド(hydrocholamide)とスタチンを含むことができる。他の実施形態では、キットは、TOFAを経口投与に適した剤形、例えば錠剤又はカプセル剤で、またEGCGを静脈内投与に適した剤形で含む。本発明の治療薬は、毎日の(又は他の定期的な)投与量が、適切な逐次若しくは同時投与のために調整されているキット又は包装物の形態にパッケージすることができる。
この薬物送達系は、治療用組成物の様々な実施形態のいずれの投与をも容易にするために使用することができる。一実施形態では、送達系は、経口投与によって1日で服用する投与分を複数含む(経口避妊薬手法で通常行われるように)。他の実施形態では、送達系は、経皮投与によって1週間に投与される投与分を複数含む(ホルモン補充手法で通常行われるように)。さらに他の実施形態では、送達系は、例えば経口投与される少なくとも1つの治療薬と、静脈内投与される少なくとも1つの治療薬を有する、1日、1週間又は1カ月で投与される投与分を複数含む。本発明は、混合と投与を容易にするための投与キットにも関する。散剤又は錠剤の1カ月の供給分を、例えば、別にした1カ月分の希釈剤及び再利用可能なプラスチックの投与用カップと一緒にパッケージすることができる。
本明細書で開示し特許請求したすべての組成物と方法は、本開示に照らせば、むやみに実験を行うことなく、作製し実施することができる。本発明の組成物と方法を、好ましい実施形態という形で説明しているが、本明細書で述べた組成物、方法に、またその方法のステップ又は一連のステップにおいて、本発明の概念、趣旨及び範囲から逸脱することなく、変更形態を適用できることは当分野の技術者に明らかであろう。より具体的には、同一か又は同様の結果が得られる限り、化学的及び生理学的の両方の面で関係するある種の薬剤で、本明細書で述べた薬剤を置き換えることができることは明らかであろう。当分野の技術者に明らかな、そうしたすべての類似の置換及び変更は、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の趣旨、範囲及び概念の範囲内であるものとする。引用した文献及び特許文献全体を参照により本明細書に組み込む。

Claims (68)

  1. a)オキシステロールを含む薬剤として有効な量のLXR受容体修飾因子と、
    b)HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、フィブリン酸誘導体、ナイアシン、胆汁酸捕捉剤、吸収阻害剤、プロブコール、ラロキシフェン及びその誘導体並びにω−3系不飽和脂肪酸からなる群から選択される薬剤として有効な量の脂質調節剤と
    を含む薬剤組成物。
  2. 錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、口腔錠剤及び舌下錠剤からなる群から選択される経口剤形の請求項1に記載の薬剤組成物。
  3. 前記脂質調節剤が、プラバスタチン、シンバスタチン、ロスバスタチン、ロバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン及びセリバスタチン、並びに薬剤として許容されるその塩、エステル、ラクトン及び異性体からなる群から選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  4. 前記HMG−CoAレダクターゼ阻害剤が1日量当たり約10mg〜約80mgの量で存在する請求項3に記載の薬剤組成物。
  5. 脂質改変剤が、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート及びクロフィブラート、並びに薬剤として許容されるその塩、エステル及び異性体からなる群から選択されるフィブリン酸誘導体を含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  6. 前記脂質改変剤がナイアシンを含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  7. 前記ナイアシンが1日量当たり約250mg〜約2000mgの量で存在する請求項6に記載の薬剤組成物。
  8. 前記脂質改変剤が、コレスチラミン、コレスチポール及びコレセベラム塩酸塩、並びに薬剤として許容されるその塩、エステル及び異性体からなる群から選択される胆汁酸捕捉剤を含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  9. 前記吸収阻害剤が、ACAT阻害剤、β−ラクタム吸収阻害剤、硫酸化多糖類、ステロイド性グリコシド及びアゼチジノン化合物からなる群から選択される請求項1に記載の薬剤組成物。
  10. 前記アゼチジノン化合物がエゼチミベを含む請求項9に記載の薬剤組成物。
  11. 前記エゼチミベが1日量当たり約5mg〜約20mgの量で存在する請求項10に記載の薬剤組成物。
  12. 前記脂質改変剤がプロブコールを含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  13. 前記脂質改変剤がラロキシフェン及びその誘導体からなる群から選択される請求項1に記載の薬剤組成物。
  14. 前記ラロキシフェンが1日量当たり約30mg〜約600mgの量で存在する請求項13に記載の薬剤組成物。
  15. 前記脂質改変剤がω−3系不飽和脂肪酸を含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  16. 前記LXR受容体修飾因子が、6α−ヒドロキシ胆汁酸、又は以下の式(I)
    Figure 2005533810

    (式中、
    R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11、R12、R15、R16及びR20のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、スルホン酸、或いは−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−SO3−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NR’−又は−NR’−CO−によって任意選択で介在されたアルキルであり、
    R8、R9、R10、R13及びR14のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はアミノであり、
    nは0、1又は2であり、
    Aはアルキレン、アルケニレン又はアルキニレンであり、
    X、Y及びZのそれぞれは独立に、アルキル、ハロアルキル、−OR’、−SR’、−NR’R’’、−N(OR’)R’’又は−N(SR’)R’’であるか、或いは、
    X及びYは一緒になって=O、=S又は=NR’であり、式中、R’及びR’’のそれぞれは独立に、水素、アルキル又はハロアルキルである)
    のオキシコレストロールを含む請求項1に記載の薬剤組成物。
  17. 前記LXR受容体修飾因子が、
    Figure 2005533810

    からなる群から選択される請求項16に記載の薬剤組成物。
  18. a)薬剤として有効な量のカテキンと、
    b)薬剤として有効な量のLXR受容体修飾因子と
    を含む薬剤組成物。
  19. 錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、口腔錠剤及び舌下錠剤からなる群から選択される経口剤形の請求項18に記載の薬剤組成物。
  20. 前記LXR受容体修飾因子が、6α−ヒドロキシ胆汁酸、又は以下の式(I)
    Figure 2005533810

    (式中、
    R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11、R12、R15、R16及びR20のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、スルホン酸、或いは−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−SO3−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NR’−又は−NR’−CO−によって任意選択で介在されたアルキルであり、
    R8、R9、R10、R13及びR14のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はアミノであり、
    nは0、1又は2であり、
    Aはアルキレン、アルケニレン又はアルキニレンであり、
    X、Y及びZのそれぞれは独立に、アルキル、ハロアルキル、−OR’、−SR’、−NR’R’’、−N(OR’)R’’又は−N(SR’)R’’であるか、或いは、
    X及びYは一緒になって=O、=S又は=NR’であり、式中、R’及びR’’のそれぞれは独立に、水素、アルキル又はハロアルキルである)
    によるオキシコレストロールを含む請求項18に記載の薬剤組成物。
  21. 前記LXR受容体修飾因子が、
    Figure 2005533810

    からなる群から選択される請求項20に記載の薬剤組成物。
  22. 前記LXR受容体修飾因子がアンドロスタン、芳香族置換化合物、TOFA、GW3965及びT1317からなる群から選択される請求項18に記載の薬剤組成物。
  23. 前記カテキンがEGCG、ECG及びそれらの誘導体からなる群から選択される請求項18に記載の薬剤組成物。
  24. 前記カテキンが1日量当たり約100mg〜約1000mgの量で存在する請求項23に記載の薬剤組成物。
  25. 前記カテキンがEGCG、ECG及びそれらの誘導体からなる群から選択される請求項21に記載の薬剤組成物。
  26. 前記カテキンが1日量当たり約100mg〜約1000mgの量で存在する請求項25に記載の薬剤組成物。
  27. a)オキシステロールである薬剤として有効な量のLXR受容体修飾因子を含む薬剤組成物と、
    b)HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、フィブリン酸誘導体、ナイアシン、胆汁酸捕捉剤、吸収阻害剤、プロブコール、ラロキシフェン及びその誘導体、並びにω−3系不飽和脂肪酸からなる群から選択される薬剤として有効な量の脂質調節剤を含む薬剤組成物と
    を含む、哺乳動物対象の高血清コレステロール濃度に関係する障害を治療するためのキット。
  28. 前記LXR受容体修飾因子を含む前記薬剤組成物が、錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、口腔錠剤及び舌下錠剤からなる群から選択される経口剤形を含む請求項27に記載のキット。
  29. 前記脂質調節剤を含む前記薬剤組成物が、錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、口腔錠剤及び舌下錠剤からなる群から選択される経口剤形を含む請求項27に記載のキット。
  30. 前記LXR受容体修飾因子を含む前記薬剤組成物が静脈内剤形を含む請求項27に記載のキット。
  31. 前記脂質調節剤を含む前記薬剤組成物が吸入剤形を含む請求項27に記載のキット。
  32. 前記脂質調節剤が、プラバスタチン、シンバスタチン、ロスバスタチン、ロバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン及びセリバスタチン、並びに薬剤として許容されるその塩、エステル、ラクトン及び異性体からなる群から選択されるHMG−CoAレダクターゼ阻害剤を含む請求項27に記載のキット。
  33. 前記HMG−CoAレダクターゼ阻害剤が1日量当たり約10mg〜約80mgの量で存在する請求項32に記載のキット。
  34. 前記脂質改変剤が、ゲムフィブロジル、フェノフィブラート、ベザフィブラート及びクロフィブラート、並びに薬剤として許容されるその塩、エステル及び異性体からなる群から選択されるフィブリン酸誘導体を含む請求項27に記載のキット。
  35. 前記脂質調節剤がナイアシンを含む請求項27に記載のキット。
  36. 前記ナイアシンが1日量当たり約250mg〜約2000mgの量で存在する請求項35に記載のキット。
  37. 前記脂質調節剤が、コレスチラミン、コレスチポール及びコレセベラム塩酸塩、並びに薬剤として許容されるその塩、エステル及び異性体からなる群から選択される胆汁酸捕捉剤を含む請求項27に記載のキット。
  38. 前記吸収阻害剤がACAT阻害剤、β−ラクタム吸収阻害剤、硫酸化多糖類、ステロイド性グリコシド及びアゼチジノン化合物からなる群から選択される請求項27に記載のキット。
  39. 前記アゼチジノン化合物がエゼチミベを含む請求項38に記載のキット。
  40. 前記エゼチミベが1日量当たり約5mg〜約20mgの量で存在する請求項39に記載のキット。
  41. 前記脂質改変剤がプロブコールを含む請求項27に記載のキット。
  42. 前記脂質改変剤がラロキシフェン及びその誘導体からなる群から選択される請求項27に記載のキット。
  43. 前記ラロキシフェンが1日量当たり約30mg〜約600mgの量で存在する請求項42に記載のキット。
  44. 前記脂質改変剤がω−3系不飽和脂肪酸を含む請求項27に記載のキット。
  45. 前記LXR受容体修飾因子が、6α−ヒドロキシ胆汁酸、又は以下の式(I)
    Figure 2005533810

    (式中、
    R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11、R12、R15、R16及びR20のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、スルホン酸或いは−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−SO3−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NR’−又は−NR’−CO−によって任意選択で介在されたアルキルであり、
    R8、R9、R10、R13及びR14のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はアミノであり、
    nは0、1又は2であり、
    Aはアルキレン、アルケニレン又はアルキニレンであり、
    X、Y及びZのそれぞれは独立に、アルキル、ハロアルキル、−OR’、−SR’、−NR’R’’、−N(OR’)R’’又は−N(SR’)R’’であるか、或いは、
    X及びYは一緒になって=O、=S又は=NR’であり、式中、R’及びR’’のそれぞれは独立に、水素、アルキル又はハロアルキルである)
    によるオキシコレストロールを含む請求項27に記載のキット。
  46. 前記LXR受容体修飾因子が、
    Figure 2005533810

    からなる群から選択される請求項45に記載のキット。
  47. a)薬剤として有効な量のカテキンを含む薬剤組成物と、
    b)薬剤として有効な量のLXR受容体修飾因子を含む薬剤組成物と
    を含む、哺乳動物対象の高血清コレステロール濃度に関係する障害を治療するためのキット。
  48. 前記LXR受容体修飾因子を含む前記薬剤組成物が、錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、口腔錠剤及び舌下錠剤からなる群から選択される経口剤形を含む請求項47に記載のキット。
  49. 前記カテキンを含む前記薬剤組成物が、錠剤、カプセル剤、散剤、トローチ剤、口腔錠剤及び舌下錠剤からなる群から選択される経口剤形を含む請求項47に記載のキット。
  50. 前記LXR受容体修飾因子を含む前記薬剤組成物が静脈内剤形を含む請求項47に記載のキット。
  51. 前記カテキンを含む前記薬剤組成物が静脈内剤形を含む請求項47に記載のキット。
  52. 前記LXR受容体修飾因子が、6α−ヒドロキシ胆汁酸、又は以下の式(I)
    Figure 2005533810

    (式中、
    R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11、R12、R15、R16及びR20のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシル、オキソ、スルホン酸或いは−NH−、−N(アルキル)−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−O−SO2−、−SO2−O−、−SO3−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NR’−又は−NR’−CO−によって任意選択で介在されたアルキルであり、
    R8、R9、R10、R13及びR14のそれぞれは独立に、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はアミノであり、
    nは0、1又は2であり、
    Aはアルキレン、アルケニレン又はアルキニレンであり、
    X、Y及びZのそれぞれは独立に、アルキル、ハロアルキル、−OR’、−SR’、−NR’R’’、−N(OR’)R’’又は−N(SR’)R’’であるか、或いは、
    X及びYは一緒になって=O、=S又は=NR’であり、式中、R’及びR’’のそれぞれは独立に、水素、アルキル又はハロアルキルである)
    によるオキシコレストロールを含む請求項47に記載のキット。
  53. 前記LXR受容体修飾因子が、
    Figure 2005533810

    からなる群から選択される請求項52に記載のキット。
  54. 前記LXR受容体修飾因子がアンドロスタン、芳香族置換化合物、TOFA、GW3965及びT1317からなる群から選択される請求項47に記載のキット。
  55. 前記カテキンがEGCG、ECG及びそれらの誘導体からなる群から選択される請求項47に記載のキット。
  56. 前記カテキンが1日量当たり約100mg〜約1000mgの量で存在する請求項55に記載のキット。
  57. 前記カテキンがEGCG、ECG及びそれらの誘導体からなる群から選択される請求項53に記載のキット。
  58. 前記カテキンが1日量当たり約100mg〜約1000mgの量で存在する請求項57に記載のキット。
  59. 哺乳動物対象での高血清コレステロール濃度に関係する障害を治療するための方法であって、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、フィブリン酸誘導体、ナイアシン、胆汁酸捕捉剤、エゼチミベ、プロブコール、ラロキシフェン及びその誘導体、並びにω−3系不飽和脂肪酸からなる群から選択される薬剤として有効な量の脂質調節剤と組み合わせたオキシステロールである薬剤として有効な量のLXR受容体修飾因子を前記対象に投与することを含む方法。
  60. 前記障害が、アテローム性動脈硬化症、高LDL血漿濃度、低HDL血漿濃度、高トリグリセリド血症、高脂血症、高血圧症及び高コレステロール血症からなる群から選択される請求項59に記載の方法。
  61. 前記LXR受容体修飾因子を、経口、経皮、静脈内、筋肉内、吸入、又は粘膜組織を通した直接吸収のいずれかで投与する請求項59に記載の方法。
  62. 前記脂質調節剤を、経口、経皮、静脈内、筋肉内、吸入、又は粘膜組織を通した直接吸収のいずれかで投与する請求項59に記載の方法。
  63. 前記LXR受容体修飾因子及び前記脂質調節剤を、前記対象に連続的に投与する請求項59に記載の方法。
  64. 哺乳動物対象での高血清コレステロール濃度に関係する障害を治療するための方法であって、薬剤として有効な量のカテキンと組み合わせた薬剤として有効な量のLXR受容体修飾因子を前記対象に投与することを含む方法。
  65. 前記障害が、アテローム性動脈硬化症、高LDL血漿濃度、低HDL血漿濃度、高脂血症、高トリグリセリド血症、高脂血症、高血圧症及び高コレステロール血症からなる群から選択される請求項64に記載の方法。
  66. 前記LXR受容体修飾因子を、経口、経皮、静脈内、筋肉内、吸入、又は粘膜組織を通した直接吸収のいずれかで投与する請求項64に記載の方法。
  67. 前記カテキンを、経口、経皮、静脈内、筋肉内、吸入、又は粘膜組織を通しての直接吸収のいずれかで投与する請求項64に記載の方法。
  68. 前記LXR受容体修飾因子及び前記カテキンを、前記対象に連続的に投与する請求項64に記載の方法。
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