JP2005531948A - 光付加/除去ノード及び方法 - Google Patents
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Abstract
付加/削除ノード(OADN)は、光ネットワークで信号を伝送するネットワークの光ファイバを有する。ネットワークドロップスプリッタは、ネットワーク光ファイバ及びドロップスプリッタ段に接続され、ドロップスプリッタ段は、ネットワークドロップスプリッタからの光信号を、その信号の複数の複製に受動的に分割する。OADNは、選別された複製を生成するために、少なくとも1つのドロップスプリッタから信号の少なくとも1つの複製を受信する少なくとも1つのフィルタを更に備え、フィルタから選別された複製を受信するよう動作する少なくとも1つのブロードバンド受信機を更に備える。
Description
本発明は、一般に光伝送システムに関し、特に光付加/除去ノード及び方法に関連する。
テレコミュニケーションシステム、ケーブルテレビジョンシステム及びデータ通信ネットワークは、遠隔した地点間で大量の情報を速やかに搬送するために光ネットワークを利用する。光ネットワークでは、情報は、光信号の形式で光ファイバを介して搬送される。光ファイバは、非常に低損失で長距離にわたって信号を伝送することの可能な細いガラス線より成る。
光ネットワークは伝送容量を増やすために波長分割多重化(WDM)又は高密度波長分割多重化(DWDM)を利用することが間々ある。WDM及びDWDMネットワークでは、多くの光チャネルが異なる波長で各ファイバにて搬送される。ネットワーク容量は、各ファイバ又はチャネルにおける波長又はチャネルの数、又はチャネルのサイズ等に基づく。アレイウエーブガイドグレーティング(AWG)、インターリーバ及び/又はファイバグレーティング(FG)は、多重化及び分離するネットワークノードにてトラフィックを付加及び/又は除去するために使用される。
本願課題は、従来のシステム及び方法に附随する問題点及び欠点を実質的に除去する又は軽減する改善された付加/除去ノード及び方法を提供することである。
一態様では、本ノードは、選択可能な及び変更可能な波長で信号を送信及び受信するために、チューナブル装置及び受動的なスプリッタを含む合成器及び分配器を備える。
本発明の一態様では、光付加/削除ノード(OADN:optical add/drop node)は、光ネットワーク上で信号を搬送するネットワークの光ファイバを有する。ネットワークドロップスプリッタは、ネトワーク光ファイバに及びドロップスプリッタ段に結合され、ドロップスプリッタ段は、ネットワークドロップスプリッタからの光信号を、その信号の複数の複製に受動的に分割するよう動作する。OADNは、選別された複製を作成するために、少なくとも1つのドロップフィルタからの信号の少なくとも1つの複製を受信するよう動作する少なくとも1つのフィルタを備え、更に、そのフィルタからの選別された複製を受信するよう動作する少なくとも1つのブロードバンド受信機を備える。
本発明による技術的利益は、付加/削除ノード及び方法を提供することを含む。様々な態様における本発明は、何らのチャネルスペーシングの制約もなく、フレキシブルな波長割当を行う光付加/削除ノードを提供する。
本発明による他の技術的利益は、フレキシブルなチャネルスペーシング機能及び何らの通過帯域の狭小化も伴わないことを光ネットワークに提供する。従って、ネットワークは、最小限の構成で、様々なデータレートサービス(150Mb/s,600Mb/s,2.4Gb/s,10Gb/s,40Gb/s等)及び様々な変調方式(直接変調及び外部変調等)を収容することができる。
本発明による更なる他の利敵は、比較的簡易で低コストな構成のOADNを提供することである。特に、OADNは、潜在的に、高価で複雑な相互接続スイッチを必要としない。
本発明の様々な態様は、列挙された技術的利益の全部又は一部を含んでもよいし、全く含まなくてもよいことが理解されるであろう。更に、本発明の他の技術的利益は、以下の図面、詳細な説明及び特許請求の範囲により当業者に更に速やかに理解されるであろう。
本発明及び利益を更に充分に理解するために、添付図面を参照しながら以下の説明がなされ、同様な番号は同様な部分を示す。
図1は、本発明の一実施例による光リングネットワークを示すブロック図である。本実施例では、ネットワーク10は、共通経路上で異なるチャネルで多数の光チャネルが伝送される光ネットワークである。ネットワーク10は、波長分割多重化(WDM)を利用する、高密度波長分割多重化(DWDM)を利用する又は他の適切なマルチチャネルネットワークでもよい。ネットワーク10は、短距離大都市ネットワーク、長距離都市間ネットワークその他の適切なネットワーク又はそれらのネットワークの組み合わせに使用されてもよい。
図1を参照するに、ネットワーク10は、1つの光ファイバリング12と、複数の光付加/削除ノード(OADN)14とを含む。光情報はリング12上で伝送され、光情報は、音声の、映像の、文字の、リアルタイムの、非リアルタイムの及び/又は他の適切なデータをエンコードするために変調された少なくとも1つの特性を有する。変調は、位相シフトキーイング(PSK)、強度変調(IM)及び他の適切な手法に基づいていてもよい。
OADN14は、リング12からの信号を受動的に付加及び除去し、選択されたチャネルを終端させてそのチャネルを再利用可能にする。OADNの各々では、ローカルクライアントからのトラフィックがリング12に付加される一方、ローカル宛のトラフィックが除かれる。
図2は、本発明の一実施例による図1のOADN14を示すブロック図である。図示の例では、OADN14は、チャネル再利用モジュールを含む(他の実施例では省略されてもよい。)。図1にはリングネトワークが示されているが、OADN14は線状その他のリング状でないネットワークに使用されてもよいことは理解されるであろう。
図2を参照するに、OADN14は、ネットワークドロップスプリッタ16、チャネル再利用モジュール42及びリング12上のネットワーク付加スプリッタ40から構成される。また、OADN14は、合成器44及び分配器46から構成される。ドロップスプリッタ16及び付加スプリッタ40は、図10を参照しながら以下に詳細に説明されるように、それぞれ光カプラである。ここで使用されるように、「各々」なる語は、識別された項目の少なくとも1つの部分集合の1つ1つ総てを意味する。
合成器44は、トランスポンダ28、増幅器30、ノイズフィルタ32及び複数のスプリッタ34,36,38から構成される。分配器46は、複数のスプリッタ18,20,22、フィルタ24及び受信機26から構成される。特定の実施例では、フィルタ24はチューナブルフィルタより成り、受信機26はブロードバンド受信機より成る。トランスポンダ28は送信機及び/又は送信機に加えて他の適切な要素から構成されてもよい。
スプリッタ18,20,22,34,36,38は、図10に関して以下に詳細に説明されるように、それぞれ光カプラである。ここで使用されるように、「カプラ」及び「スプリッタ」なる語は、図10で説明されるカプラを説明するように交換可能に使用される。
図示の例では、合成器44及び分配器46のスプリッタは、樹木状、又はツリー分岐状のパターンを形成するように多段に並べられる。合成器44は受動的な合成器より成り、分配器46は受動的な分配器より成る。この文脈における「受動的(passive)」は、力、電気及び/又は可動部分なしに信号を分割する又は合成することを意味する。能動的な素子は、処理を実行するために、力、電気及び/又は可動部分を利用する。例えば、増幅レーザ光又はエネルギが、受動的スプリッタの入力リードを介して加えられる場合に、この定義では、そのスプリッタは依然として「受動的」と考えられることが、理解されるであろう。受動的合成器又は分配器は、分割又は合成しながら、フレキシブルなチャネルスペーシング(チャネル間隔設定機能)を維持することを可能にする。
チャネル再利用モジュール42は、マルチプレクサ、デマルチプレクサ、光スイッチ、及び/又は他の要素を含み、選択された波長又はチャネルを終端するよう動作し、それらのチャネルを含む更なるトラフィックを、リング内でのチャネル干渉を引き起こさずに加えることを可能にする。様々な実施例におけるチャネル再利用モジュール42に関する更なる詳細は、図3A−3Dに関連して説明される。
動作時にあっては、複数の光信号が生成され、トランスポンダ28から送信され、増幅器30をにより増幅される。ノイズフィルタ32は、増幅により生じたノイズを減らすように動作するチューナブルフィルタでもよい。他の実施例では、ノイズフィルタ32は省略可能である。多段の付加スプリッタ34,36,38は、複数の光信号を1つの加算信号に合成する。その付加信号は、ネットワーク上で伝送するために、リング付加カプラ40により光ファイバ12上の伝搬信号に受動的に合成される。
進入光信号はOADN14にて受信され、リングドロップフィルタ16により2つの信号、即ちトランスポート信号(伝送信号)及びドロップ信号(除去信号)に受動的に分割される。進入光信号は、合成された信号でもよい。この文脈における「合成された信号」は、多重化された信号でもよいし、複数のチャネル又は波長の複数のトラフィックストリームよりなる他の信号でもよい。多段のドロップスプリッタ18,20,22は、ドロップ信号を複数のドロップ信号に受動的に分割する。複数のドロップ信号は、ドロップ信号の複製でもよい。この文脈における「複製(コピー)」は、当初の信号と同一内容のトラフィックより成るが、パワー又はエネルギレベルが当初の信号とは異なる又は当初の信号の他の複製とは異なってもよい信号である。フィルタ24は、ドロップ信号から選択されたチャネルを選別するよう動作する。ブロードバンド受信機26は選択されたチャネルを受信する。
チャネル再利用モジュール42は、リングドロップスプリッタ16からの伝送信号を受信し、その伝送信号の内選択されたチャネルのみを通過信号として通過させる。特定の実施例では、受信機26で受信される特定のチャネルを通過させず、又はチャネル再利用モジュール42で終端し、それらのチャネルを含む別のトラフィックをチャネル干渉を引き起こさずに加えることを可能にしてもよい。本発明の他の実施例では、チャネル再利用モジュール42は、例えば、波長の再利用が必要でないならば省略されてもよい。
このように、トラフィックは、分割/合成によりリングに受動的に付加され及び/又はリングから受動的に除去され、その合成/分割は、伝送リング内でマルチプレクス/デマルチプレクスせずに行われ及び/又はリング内の信号の一部を分離しないで行われる。上述したように、この文脈における「受動的」は、力、電気及び/又は可動部分なしに信号を分割又は合成することを意味する。能動的な装置は、処理を実行するために力、電気又は可動部分を利用する。受動的スプリッタは、リング12内でフレキシブルなチャネルスペーシングを維持し、分配器はリング12から除去したいかなるチャネルの選択も可能にする。例えば、増幅レーザ光又はエネルギが受動的スプリッタの入力リードを通じて付加される場合に、そのスプリッタは、上記の定義では、依然として「受動的」と考えられることが理解されるであろう。
図3Aは、本発明の一実施例による図2のチャネル再利用モジュール42を示すブロック図である。本実施例では、波長又はチャネルの各々は、信号から分離され、伝搬させられ又は終端される。
図3Aを参照するに、チャネル再利用モジュール42は、デマルチプレクサ62、マルチプレクサ64及び光スイッチ66,68,70,72から構成される。デマルチプレクサ62及びマルチプレクサ64は、並べられたウエーブガイド又は他の適切なデマルチプレクサ/マルチプレクサから構成されてもよい。
動作時にあっては、リング12上で搬送される光信号は、デマルチプレクサ62によって分離される。各チャネルは光スイッチ66,68,70又は72の個々に伝送される。選択されたチャネルは光スイッチ66,68,70又は72によって終端される。その後、残りのチャネルはマルチプレクサ64によって多重化される。終端されたチャネルはネットワーク内で再利用されてもよい。従って、例えば、ノード14で除去されたチャネルは、除去されたチャネルの再利用を可能にするために終端されてもよい。
図3Bは、本発明の他の実施例によるチャネル再利用モジュールを示すブロック図である。本実施例では、信号を構成するチャネルは、グループ又はバンドに分けられる。
図3Bを参照するに、チャネル再利用モジュール80は、光スイッチ83及び帯域通過フィルタ(バンドパスフィルタ)84,86,88,90,92,94から構成される。
動作時にあっては、バンドパスフィルタは、一群のチャネル(チャネルのグループ)を選別し、他の一群のチャネルが通過するようにする。そのグループは、連続的なチャネル、奇数及び偶数のチャネル又は他の分け方で構成されてもよい。例えば、信号が16個のチャネルに分割され、λ1乃至λ16が4経路のグループ(λ1−4,λ5−8,λ9−12,λ13−16)に分けられてもよい。バンドパスフィルタ84はλ1−4を選別し(フィルタリングし)、バンドパスフィルタ86,90はλ5−8を選別し、バンドパスフィルタ88,92はλ9−12を選別し、バンドパスフィルタ94はλ13−16を選別してもよい。光スイッチ82は、これら4つのグループの何れかを終端させ、他のグループを通過させるように動作する。
図3Cは、本発明の更なる他の実施例によるチャネル再利用モジュールを示すブロック図である。本実施例では、信号は、光スイッチではなく減衰器によって終端される。
図3Cを参照するに、チャネル再利用モジュール100は、サーキュレータ102、デマルチプレクサ104、光アッテネータ(光減衰器)106,108,110,112、ミラー(鏡)114,116,118,120及び光ファイバ122から構成される。サーキュレータ102は、3極サーキュレータより成り、光リングからデマルチプレクサへ光信号が伝搬することを可能にする。
動作時にあっては、デマルチプレクサ104は、信号をそのチャネル成分に分離する。右側からのWDM信号は、デマルチプレクサ104内で各波長に分割される。各波長は減衰器を経て伝搬し、ミラーで反射される。減衰器を最大ボリュームに設定することで、ある波長は終端され、或いは、減衰器のボリュームが最小にされる場合には、その波長は最小の挿入損失で伝搬することができる。
本発明の実施例によれば、本発明によるノード14のチャネル再利用モジュールは、光相互接続スイッチングモジュール又は他の同様なスイッチングモジュールから構成されてもよいことが理解されるであろう。そのような例では又は他の実施例では、ドロップスプリッタ16及び付加スプリッタ40は省略され、付加及びドロップリードはチャネル再利用モジュールに直接的に接続される。
図3Dは、本発明の更に他の実施例によるチャ亜寝る再利用モジュールを示すブロック図である。本実施例では、信号は、薄膜型の又は他の適切なフィルタにより通過又は終端させられる。
図3Dを参照するに、チャネル再利用モジュール123は、薄膜型の又は他の適切なフィルタ124から構成される。動作時にあっては、特定の光信号が終端させられ又は通過する。例えば、偶数番号のチャネル(λ2,λ4,λ6,...等)の総てが終端され、奇数番号のチャネル(λ1,λ3,λ5,...等)の総てが通過してもよい、或いはその逆でもよい。終端されたチャネルはネットワーク内で再利用されてもよい。フィルタ124のチャネル阻止特性は、様々な実施例において、調整可能であってもよいし、固定的であってもよい。
図4Aは、合成器125を示すブロック図である。本発明の特定の実施例によれば、合成器125は、図2,8又は19の合成器の代わりに使用されてもよい。
図4Aを参照するに、合成器44は、図2に関して上述されたように、樹木状のパターンに設けられたカプラ34,36,38より成る。しかしながら、付加リードの一部128はトランスポンダ又は増幅器に接続されず、外部SONET又は他のネットワーク(図示せず)からの信号を伝送してもよい。残りの付加リードは、構成要素のトランスポンダからの信号を転送する、或いは1つの装置に統合的に組合わせられたトランスポンダ及び増幅器から各々が構成される複数のトランスポンダからの信号を転送してもよい。他の実施例では、トランスポンダ126は複数のトランスポンダのみから構成されてもよい。トランスポンダのみから成る合成器及びカプラは、4つ又は他の少数のトランスポンダ及び/又は増幅器より成る合成器に特に適している。そのような合成器では、ノイズフィルタは不要である、なぜなら、少数のトランスポンダ及び/又は増幅器からのノイズが比較的小さいからである。他の実施例では、高出力トランスポンダが、スタンドアローンの又は統合的な増幅器により、更なる増幅の必要性を減らす又は排除する。
図4Bは、分配器135を示すブロック図である。本発明の特定の実施例によれば、分配器135は、図2,8又は19の分配器46の代わりに使用されてもよい。
図4Bを参照するに、分配器135は、図2に関して上述したようなカプラ18,20,22から構成される。アコースティック光チューナブルフィルタ(AOTF:Acoustic optical tunable filter)136は、フィルタの配列を有し、カプラからの信号を受信する受信機は、選択されたチャネルを選別する。更に、増幅器138,140,142,144は、図示されるように、分配された信号を増幅するように設けられる。様々な実施例に合わせて、増幅器138,140,142の全部又は一部が使用されてもよいし、全く使用されなくてもよい。例えば、特定の実施例では、単独の増幅器138が、カプラ18により分割される前に信号を増幅し、分配器に充分な増幅を比較的低コストで行ってもよい。他の実施例では、増幅器144が図示されるように設けられ、1以上の増幅器の不具合の際に、残りの増幅器が増幅機能を提供し続ける利点をもたらすようにしてもよい。
図5は、本発明の一実施例による分配器46の受信機配列を示す。この例では、冗長的な受信機が、分配器46内のフィルタ及び受信機の1以上の不具合の際に、プロテクション機能(保護機能)を与える。
図5を参照するに、受信機配列148は、図2に関して上述されたように、分配器46のチューナブルフィルタ24及び受信機26から構成される。フィルタ24及び受信機26の組(セット)150は、選択されたチャネルを受信機に通過させるように用意される。そのセット150のフィルタ又は受信機の1つの不具合の際に、そのセット150で受信されるチャネルの1つに、冗長的なフィルタ/受信機のセット152が調整され、そのような事態の際に、モジュール156はセット152からのトラフィックを、カプラ154の1つを通じて適切なドロップリードに方向付けてもよい。モジュール156は、単独の又は複数の信号を選択する4:1光スイッチその他の適切な手段から構成されてもよい。
図6は、本発明の一実施例による合成器44内の送信機配列を示すブロック図である。本実施例では、合成器44のトランスポンダ、増幅器及びフィルタの1以上の不具合の際に、冗長的なトランスポンダがプロテクション機能を付加する。
図6を参照するに、送信機配列160は、図2に関して上述されたように、トランスポンダ28、増幅器30及びフィルタ32から構成される。配列160は、スプリッタ及び4:1光スイッチ168から更に構成される。トランスポンダ28(170として示されている)、増幅器30及びフィルタ32の組(セット)は、スプリッタ166からの信号を受信し、選択したチャネルを合成器44の他の部分へ送信するように用意される。この例では、セット162のトランスポンダ170の各々は、調整可能な又は固定的なトランスポンダでもよい。冗長的なトランスポンダ/増幅器/フィルタのセット164は、チューナブルトランスポンダ172より成る。
セット162内の装置の1つが故障した場合には、モジュール168は、故障した装置に関する信号を選択し、ネットワークに伝送するために、その信号をチューナブルトランスポンダ172に送信する。モジュール168は、単数又は複数の信号を選択する4:1光スイッチその他の適切な手段から構成されてもよい。
フィルタ32は、調整可能なフィルタでもよいし、固定的なフィルタでもよい。例えば、トランスポンダ170が固定的なトランスポンダから構成されるならば、フィルタ32は固定的なフィルタから構成されてもよい。しかしながら、トランスポンダ170がチューナブルフィルタから構成される場合には、フィルタ132はチューナブルフィルタから構成されてもよい。他の実施例では、増幅器30及び/又はフィルタ32は省略可能である。
図7は、本発明の一実施例による、ネットワークに対してチャネルを付加及び除去する方法を示すフローチャートである。
図7を参照するに、本方法はステップ180から始まり、複数の光信号が生成され、複数のトランスポンダにより送信される。光信号はステップ182にて増幅される。他の実施例では、増幅ステップは省略されてもよい。ステップ184に進むと、受動的なスプリッタを通じて複数の光信号を受動的に合成することで、付加信号が作成される。ステップ186に進むと、ネットワーク上で伝送する進出信号を生成するために、付加信号が、ネットワークのリング上の伝搬信号と合成される。このように、ネットワーク内でのフレキシブルなチャネルスペーシングを維持しつつ、複数の光信号がネットワークに付加される。
ステップ188に進むと、ネットワークリングからの進出光信号が、2つの部分(トランスポート信号及びドロップ信号)に受動的に分割される。ステップ190では、ドロップ信号は、分配器により、複数のドロップ信号に分割される。
ステップ192に進むと、ドロップ信号の各々は、分配器で選別され、選択されたチャネルが分配器の受信機に伝送される。ステップ194では、選択されたチャネルがブロードバンド受信機で受信される。
最後に、ステップ196にて、チャネル再利用モジュールは、伝送信号の選択されたチャネルを通過信号として伝送し、本方法は終わりに至る。
図8は本発明の一実施例による光ネットワーク200を示す。この例では、光ネットワーク200はフレキシブルオープンリングネットワークである。
図8を参照するに、ネットワーク200は、第1の光ファイバリング202と、第2の光ファイバリング204を含み、それらはノード206,208,210,212を接続する。光リングは、単独の単一方向のファイバ、単独の双方向のファイバ、単一若又は双方向の複数のファイバを適切に含んでもよい。ネットワーク10のように、ネットワーク200は、多数のチャネルが共通経路で異なる波長で伝送される光ネットワークである。ネットワーク200は、波長分割多重化(WDM)方式の、高密度波長分割多重化(DWDM)方式の又は他の適切なマルチチャネルネットワークでもよい。ネットワーク200は、短距離大都市ネットワーク、長距離都市間ネットワークその他の適切なネットワーク又はそれらのネットワークの組み合わせに使用されてもよい。
ネットワーク200では、光情報信号は、障害耐性を高めるために、リング202,204で異なる向きに伝送される。光信号は、音声の、映像の、文字の、リアルタイムの、非リアルタイムの及び/又は他の適切なデータをエンコードするために変調された少なくとも1つの特性を有する。変調は、位相シフトキーイング(PSK)、強度変調(IM)その他適切な手法に基づいてもよい。
図示の例では、第1のリング202は、トラフィックが時計回りに伝送される時計回りのリングである。第2のリング204は、トラフィックが反時計回りに伝送される反時計回りのリングである。ノード201の各々は、リング202,204に対してトラフィックを付加及び除去するよう動作する。特に、各ノード201は、ローカルクライアントからトラフィックを受信し、そのトラフィックをリング202,204に付加する。同時に、各ノード201は、リング202,204からトラフィックを受信し、ローカルクライアント宛のトラフィックを除く。トラフィックを付加及び除去する際に、ノード201は、リング202,204内で伝送するためにクライアントからのデータを多重化し、及びクライアントのためにリング202,204からのデータのチャネルを分離する。
ネットワーク10に関連して上述したように、トラフィックは、トラフィックチャネルを挿入することで、或いは少なくとも一部がリング上で伝送される伝送信号にチャネルの信号を合成することで、リング202,204に付加される。トラフィックは、ローカルクライアントに伝送するようにトラフィックを利用可能にすることで、トラフィックは除去される。そして、トラフィックは除去され、リング上で巡回し続けてもよい。
特定の実施例では、トラフィックは、リング202,204に対して受動的に付加され及び受動的に除去される。本実施例では、チャネルスペーシングはリング202,204上でフレキシブルであり(チャネル間隔は柔軟に設定可能であり)、リング202,204上のノード要素はチャネルスペーシングに合わせて構成されることを要しない。従って、チャネル間隔は、クライアントに結合されたノード201の付加/削除受信機及び送信機によって及び/又はそこで設定されてもよい。ノード201の伝送要素は、トラフィックのチャネルスペーシングによらず、リング202,204上で受信したトラフィックを通信する。
各リング202,204は、リング202,204が「オープン(開放)」リングであるような終端地点を有する。リング202,204の開放は、物理的な開放でも、開放的な、交差した若しくは他の閉じていないスイッチでも、稼働していない伝送装置でも又は完全に若しくは効果的に終端するよう機能する他の障害物でもよく、その終端地点でリング202,204からチャネルを除去し、再巡回に起因する各チャネルの自身との干渉を防ぎ又は最小化し、通常の動作制限でチャネルが受信されデコードされるようにする。
一実施例では、リング202,204はオープンであり、ノード201内で終端する。特定の実施例では、リング202,204は、リング202,204に沿う対応する地点で隣接するノード201にて終端する。リング202,204内の終端地点は、例えば、それらが2つの隣接するノードの付加及び/又は除去装置間にある場合、又は同一ノード内に同様に設けられている場合に合わせてもよい。オープンリング構成に関する更なる詳細は、図11に関して以下に説明される。
図9は、本発明の一実施例によるノード201の詳細を示す。本実施例では、光監視チャネル(OSC)トラフィックは、収入生成(revenue−generating)トラフィックとは別の外部帯域で伝送される。特定の実施例では、OSC信号は1510ナノメートル(nm)の波長で伝送される。
図9を参照するに、ノード201は、反時計回りの伝送要素220、時計回りの伝送要素222、分配要素224、合成要素226及び管理要素228を有する。一実施例では、要素内の部品に加えて、要素220,222,224,226,228は、光ファイバリンクで相互接続されてもよい。他の実施例では、この要素及び他のノードは、部分的に実現され或いは平面ウエーブガイド回路及び/又は自由空間光学要素により実現されてもよい。更に、ノード12に関連して説明されたように、ノード201の要素は、ノード201のカード棚内の1以上の個々のカードとしてそれぞれ実現されてもよい。カード棚の例の場合の例示的なコネクタ230は、図9に示されている。コネクタ230は、不具合素子の効率的な及びコスト効果的な置換を可能にする。付加的な、異なる及び/又は他のコネクタがノード201の一部として設けられてもよいことが、理解されるであろう。
伝送要素220,222の各々は、受動的なカプラ又は他の適切な光スプリッタ/カプラ330、リングスイッチ214、増幅器215及びOSCフィルタ216から構成されてもよい。光スプリッタ/カプラ330は、スプリッタ/カプラ330又は他の適切な受動的な装置から構成されもよい。リングスイッチ214は、接続されるリング202又は204を選択的に開放するよう動作する2×2又は他のスイッチでもよい。2×2の例では、スイッチ214は「クロス」又はオープン(開放)の位置及び「スルー(通過)」又はクローズの位置を有する。クロス位置は、ループバック、ローカルな他の信号検査を可能にする。オープン位置は、プロテクションスイッチングを行うために、ノード201内で開いているリングが選択的に構築され直されることを可能にする。
増幅器215は、EDFA又は他の適切な増幅器より成る。一実施例では、増幅器はプリアンプであり、隣接するスイッチ214の不具合の際にプロテクションスイッチングを行うために、接続されたリング202又は204を開放するように選択的に非活性化されてもよい。時計回りのリング202の区間損失は、反時計回りのリング204の区間損失と異なるかもしれないので、増幅器215は、広い入力ダイナミックレンジを有するALC機能を使用してもよい。増幅器215は、入力パワー変動に対するゲインを一定化するために自動利得制御(AGC)機能を使用してもよい。プリアンプ215及びスイッチ214は、OSCフィルタ216より内側の伝送要素220,222内であって、進入OSCフィルタ216及び付加/削除のスプリッタ/カプラ330の間に設けられる。従って、OSC信号は、スイッチ214の位置によらず又はプリアンプ215の動作によらず回復される。他の実施例では、OSC信号は、カプラ232及び234の間並びにカプラ236及び238の間にOSCフィルタを設けることで、収益生成トラフィックの帯域内で伝送されてもよい。OSCフィルタ216は、薄膜形式、ファイバ回折格子又は他の適切なフィルタで構成されてもよい。
図8の実施例では、反時計回りの伝送要素220は、反時計回りのドロップカプラ232及び反時計回りの付加カプラ234を有する受動的な光スプリッタ一式(セット)を含む。反時計回りの伝送要素220は、進入及び進出端部にOSCフィルタ294,298を、進入OSCフィルタ294及び除去カプラ232の間に反時計回りの増幅器240を、増幅器240及び除去カプラ232の間に反時計回りのリングスイッチ244を更に含む。本実施例におけるスイッチ244は、伝送要素及び/又はドロップカプラの進入側にある。また、反時計回りの伝送要素220は、分散制御機能を与えるために分散補償ファイバ(DCF)セグメント235を含む。一実施例では、DCFセグメント235は、ネットワーク200が2.5Gで又はそれ以上で動作する場合及び/又は先行するノードが接続されたリング上でショートホップより大きい場合(長距離離れている場合)に備えられる。
時計回りの伝送要素222は、時計回りの付加カプラ236及び時計回りのドロップカプラ238を有する受動的な光スプリッタ一式を含む。時計回りの伝送要素222は、OSCフィルタ296,300、時計回りの増幅器242、時計回りのリングスイッチ246を更に含む。OSCフィルタ296,300は、時計回りの伝送要素222の進入及び進出端部に設けられる。時計回りの増幅器242は、進入OSCフィルタ300及びドロップカプラ238の間に設けられ、時計回りのリングスイッチ246は増幅器242及びドロップカプラ238の間に設けられる。本実施例におけるスイッチ246は、伝送要素及び/又はドロップカプラの進入側にある。また、時計回りの伝送要素222は、上述したように、データ伝送レート及び/又は先行するノードまでの区間の長さに依存して、分散制御機能を与えるために、DCFセグメント245を含む。
分配要素224は、分配器46への供給を行うドロップカプラ18より成る。ドロップカプラ18及び分配器46の詳細は、図2に関連して説明済みである。他の実施例では、図4Bの分配器135又は他の適切な分配器が、分配器46の代わりに強い要されてもよい。
合成要素226は、カプラ38への供給を行う合成器44より成る。合成器44及び/又はカプラ38の詳細は、図2に関連して説明済みである。他の実施例では、図4Aの合成器125又は他の適切な合成器が、分配器46の代わりに使用されてもよい。
管理要素228は、OSC送信部272,281、OSCインターフェース274,280、OSC受信部276,278及び要素管理システム(EMS)290から構成されてもよい。OSC送信部、OSCインターフェース及びOSC受信機のセット各々は、ノード201におけるリング202又は204の1つに対するOSCユニットを形成する。OSCユニットは、EMS290に関するOCS信号を受信及び送信する。EMS290は、ネットワーク管理要素(NMS)292に通信可能に接続されてもよい。NMSは、ノード201内に、別のノード内に又は総てのノード201の外側にあってもよい。
EMS290、NMS292及び/又は他の要素若しくは説明済みのノード又はネットワークの一部は、ネットワーク及び/又はノードの監視、不具合検出、プロテクションスイッチング(保護切換)及びループバック又はネットワーク200のローカルな検査機能を実行するために媒体中にエンコードされる論理内容(ロジック)から形成されてもよい。ロジックは、ディスクその他のコンピュータ読み取り可能な媒体中にエンコードされるソフトウエアから構成されてもよいし、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)その他のプロセッサ又はハードウエア内にエンコードされる命令から構成されてもよい。EMS290及び/又はNMS292の機能は、ネットワーク200の他の要素により実行され及び/又は分散化される又は集中させ(セントラル化させ)てもよいことが、理解されるであろう。例えば、NMS292の動作は、ノード201及び省略されるNMSのEMSに分散されてもよい。同様に、OSCユニットは、NMS292及び省略されるEMSと直接的に通信してもよい。
ノード201は、反時計回りの付加ファイバセグメント302、反時計回りの削除ファイバセグメント304、時計回りのファイバセグメント306、時計回りの削除ファイバセグメント308、OSCファイバセグメント282,284,286,288、及び光スペクトラムアナライザ(OSA)コネクタ250,254,256,258から更に構成される。OSAコネクタは、反射を避けるために角度の付いたコネクタ(angled connector)でもよい。検査信号は、しばしばコネクタ248,252からネットワークへ供給される。上述したように、複数の受動的な物理的なコンタクトコネクタ230は、適切であれば、ノード201の様々な要素を通信可能に接続するように包含されてもよい。
動作時にあっては、伝送要素220,222は、リング202,204にローカルトラフィックを受動的に付加し、リング202,204から少なくともローカルトラフィックを受動的に除くように動作する。更に、伝送要素220,222は、リング202,204に大してOSC信号を受動的に付加する及び除くように動作する。より具体的には、反時計回りの向きに、OSCフィルタ294は、反時計回りのリング204からの進入光信号を処理する。OSCフィルタ294は、光信号からOSC信号を選別し、そのOSC信号をファイバセグメント282及びOSC受信機276を通じてOSCインターフェース274に転送する。また、OSCフィルタ294は、残りの伝送光信号を増幅器240に転送する又は通過させる。リングスイッチ244の外側にOSCフィルタ294を設けることで、ノード201は、リングスイッチ244の位置によらず、OSC信号を回復させることができる。
増幅器240は、信号を増幅し、その信号をリングスイッチ244に転送する。リングスイッチ244は、リングスイッチ244がスルー(閉の)設定にされていた場合に光信号をカプラ232に送信するように、又はリングスイッチ244がクロス(開の)設定にされていた場合に光信号をOSAコネクタ250に送信するように選択的に動作可能である。OSAコネクタに関する更なる詳細は以下に説明される。
リングスイッチ244がクロス位置に設定されていたならば、光信号はカプラ232,234には送信されず、リング204はノード201でオープンであり、リング204からのトラフィックの除去はノード201では起こらない。しかしながら、ノード201におけるトラフィックの付加はなされ、付加されたトラフィックはリング204内の次のノードに伝搬する。リングスイッチ244がスルー位置に設定されていたならば、光信号はカプラ232,234に転送され、リング204に対するトラフィックの付加及び削除がノード201で行われてもよい。
カプラ232は、スイッチ244からの信号を概ね等しい2つの信号に受動的に分ける。通過信号はカプラ234に転送され、除かれた信号(ドロップ信号)はセグメント304を通じて分配要素224に転送される。それらの信号は、内容的に及び/又はエネルギ的に実質的に等しい。カプラ234は、カプラ232からの通過信号と、ファイバセグメント302を通じて、合成要素226からのローカル付加トラフィックより成る付加信号とを受動的に合成する。合成された信号はOSCフィルタ298に伝送される。
OSCフィルタ298は、OSC送信部272及びファイバセグメント284を通じて、OSCインターフェース274からのOSC信号を、合成された光信号に付加し、その合成された信号を進出伝送信号としてリング204に転送する。付加されたOSC信号は、局所的に生成されたデータでもよいし、EMS290を通じて伝送された受信OSCデータでもよい。
時計回りの方向では、OSCフィルタ300は、時計回りのリング202から進入光信号を受信する。OSCフィルタ300は、OSC信号を光信号から選別し、ファイバセグメント286及びはOSC受信機278を通じてOSC信号をOSCインターフェース280に転送する。また、OSCフィルタ300は残りの伝送光信号を増幅器242に転送する。
増幅器242は、信号を増幅し、その信号をリングスイッチ246に転送する。リングスイッチ246は、リングスイッチ246がスルー設定にされていたならば、光信号をカプラ238に送信し、リングスイッチ246がクロス設定にされていたならば、光信号をOSAコネクタ254に送信するように、選択的に動作する。
リングスイッチ246がクロス位置に設定されていたならば、光信号はカプラ238,236に送信されず、リング204はノード201でオープンであり、リング202からのトラフィックの除去はノード201ではなされない。しかしながら、トラフィックをリング202に付加することは、ノード201にてなされる。リングスイッチ246がスルー位置に設定されていたとすると、光信号はカプラ238,236に転送され、リング202に対するトラフィックの付加及び除去がノード201にてなされてもよい。
カプラ238は、スイッチ246からの信号を概して等しい信号に受動的に分ける。通過信号はカプラ236に転送され、ドロップ信号はセグメント308を通じて分配要素224に転送される。それらの信号は、内容的に及び/又はエネルギ的に実質的に等しくてもよい。カプラ236は、カプラ238からの通過信号と、ファイバセグメント306を通じた、合成要素226からのローカル付加トラフィックより成る付加信号とを受動的に合成する。その結果の信号はOSCフィルタ296に伝送される。
OSCフィルタ296は、OSCインターフェース280からのOSC信号を、OSC送信部281及びファイバセグメント288を通じて、合成された光信号に付加し、その付加された信号を進出転送信号としてリング202に転送する。上述したように、OSC信号は、ローカルに生成されたデータでもよいし、EMS290を通じて伝送されたデータでもよい。
リング202,204に付加される前に、ローカルに導出されたトラフィックは、複数の付加光送信部270によって、ノード201の合成要素226に送信され、合成要素では、信号は、合成され、増幅され、上述したように反時計回りの付加セグメント302及び時計回りの付加セグメント306を通じて伝送要素220,222に転送される。ローカルに導出された信号は、光カプラ324により、マルチプレクサによりその他適切な装置により合成されてもよい。
ローカル宛てのトラフィックは、反時計回りの除去セグメント304及び時計回りの除去セグメント308から分配要素224に及び分配器46に落とされる。
EMS290は、ノード201内の総ての要素を監視及び/又は制御する。特に、EMS290は、OSCフィルタ294,296,298,300、OSC受信機276,281、及びOSCインターフェース274,280を通じてOSC信号を電気形式で受信する。EMS290は、信号を処理し、その信号を転送し及び/又はその信号をループバックする(戻す)。従って、例えば、EMS290は電気信号を受信するよう動作し、OSC信号を次のノードに再送するように動作し、適切ならば、ノード固有のエラー情報又は他の適切な情報をOSCに加える。
一実施例では、ノード201内の各要素は、自身を監視し、不具合又は問題が生じた場合にEMS290への警報信号を生成する。例えば、ノード201内のEMS290は、ノード201内の要素及び部品から1以上の様々な種類の警報(アラーム)を受けてもよく、その警報は例えば:増幅器光損失(LOL)アラーム、増幅器装備アラーム、光受信機装備アラーム、光送信機装備アラーム、分配増幅器LOLアラーム、分配増幅器装備アラーム、合成増幅器LOLアラーム、合成増幅器装備アラームその他のアラームである。ある不具合は複数のアラームを与える。例えば、ファイバ切断は、隣接するノードにて増幅器LOLアラームを与え、光受信機によるエラーアラームも与えられる。
更に、EMS290は、OSAコネクタ250,254,256,258と、EMS290に通信可能に接続される光スペクトラムアナライザ(OSA)との間の接続(図示せず)により、ノード201内の光信号の波長及び/又はパワーを監視してもよい。
NMS292は、総てのノード201からのエラー情報を収集し、アラームを分析するように及び不具合のタイプ及び/又は場所を判別するように動作する。不具合のタイプ及び/又は場所に基づいて、NMS292は、ネットワーク200に必要なプロテクションスイッチング動作を決定する。プロテクションスイッチ機能は、ノード201にてEMS290に命令を発行することで、NMS292により実行されてもよい。不具合が修理された後で、ネットワーク200は元に戻ることを要しない。従って、オープンリングネットワーク構成は、プロテクションスイッチングに対して変わらず、開放の場所のみ変わる。このように、ネットワークの動作は簡潔であり、ノードプログラミング及び動作はコストを節約し又は減らす。
エラーメッセージは、不具合の装置を置換することによって修正されるかもしれない装備不具合を示してもよい。例えば、分配要素中の増幅器の1つの不具合は、分配増幅器アラームの契機を与えるかもしれない。故障した増幅器はその後に置換可能である。分配要素中の故障したカプラは、同様に検出され、置換されてもよい。同様に、光受信機又は送信機の不具合は、光受信機装備アラーム又は光送信機装備アラームの契機を与え、必要に応じて光受信機又は送信機が置換される。光送信機は、シャッタ(shutter)又はコールドスタート(cold start)機構を有するべきである。置換の際に、他のスイッチングや、切り替えられた状態から戻ること等は何ら必要とされないかもしれない。以下に更に説明されるように、NMS292は、あるメッセージ又はメッセージの組み合わせに応答して、プロテクションスイッチングプロトコルのきっかけを与えてもよい。
本発明の他の実施例では、冗長的なリングスイッチが伝送要素に設けられてもよい。その冗長的なリングスイッチは、スイッチの不具合の際にも継続的な回路プロテクションを可能にし、ノードの動作又は構成を乱さずに、故障したリングスイッチが置換されることを可能にする。リングスイッチ不具合は、特に、クロス位置からスルー位置へ切り替えるためのリングスイッチの不具合、スルー位置からクロス位置へ切り替えるためのリングスイッチの不具合、又は中間的な位置に固定されるようになっているスイッチ等を含む。冗長的なリングスイッチは、閉じた位置から開いた位置へ切り替わることをスイッチが失敗した場合におけるプロテクションスイッチングを可能にする。更に、カスケード式のスイッチ構成はスイッチ動作の検査を可能にする、なぜなら、スイッチの1つがクロス位置にあるときは常に、他のスイッチの位置はネットワークトラフィックに影響しないからである。或いは、故障したスイッチを備えるノード内のリングに対する増幅器をオフにして、その増幅器における信号を効果的に終端することで、閉じた位置で故障したスイッチに対する冗長性が、冗長的なスイッチなしに達成できる。
図10は、本発明の一実施例による光スプリッタ/カプラ330の詳細を示す。本実施例では、光スプリッタ/カプラ330は、2つの入力及び2つの出力を有するファイバカプラである。光スプリッタ/カプラ330は、他の実施例では、ウエーブガイド回路及び/又は自由空間光学要素の全部又は一部と組合わせられる。スプリッタ/カプラ330は、適切な任意数の入力及び出力を含んでもよく、スプリッタ/カプラ330は、出力より多数の入力又は入力より多数の出力を有してもよいことが理解されるであろう。
図10を参照するに、光スプリッタ/カプラ330は、カバーフレーム402、第1入力セグメント404、第2入力セグメント406、第1出力セグメント408及び第2出力セグメント410を有する。
第1入力セグメント404及び第1出力セグメント408は第1の連続的な光ファイバより成る。第2入力セグメント406及び第2出力セグメント410は第2の連続的な光ファイバより成る。カバー402外側では、セグメント402,406,408,410は、ジャケット、クラッディング及びコアのファイバより成る。カバー402内側では、ジャケット及びクラッディングは除かれ、撚られた、結合された又は互いに融合したコアが、第1及び第2の連続的な光ファイバの間で、光信号及び/又は信号のエネルギの伝送を可能にする。このように、光スプリッタ/カプラ330は、入力セグメント404,406から到来する光信号を受動的に合成し、合成された信号を出力セグメント408,410を通じて受動的に分割及び転送する。複数の信号が合成され、合成された信号を合成後に分割することで、又はファイバ間でエネルギを伝送することによって信号の合成及び分割を同時に行うことで、合成された信号は分割される。
光スプリッタ/カプラ330は、主要なストリームラインで対象とするチャネルスペーシングに何らの制限も課さないフレキシブルなチャネルスペーシング機能を発揮する。スプリッタ/カプラ330は、実質的にパワーの等しい2つの複製に信号を分割してもよい。この文脈における「実質的に等しい」は、±25%以内を意味する。特定の実施例では、カプラは−55dBを上回る方向性を有する。挿入損失の波長依存性は、約0.5dBより少ない。2:2カプラについての挿入損失は、約−3.5dBより少なく、3:3カプラのものは約−5dBより少なくてもよい。
図11は、ノード206,208,210,212の上位概念的詳細の光ネットワーク200を示す。上述したように、各ノードは、反時計回りの伝送要素220、時計回りの伝送要素222、分配要素224、合成要素226及び管理要素228を含む。伝送要素は、リング202,204に対してトラフィックを付加及び/又は除去する。合成要素226は、リング202,204で伝送するために伝送要素220,222に与えられる追加信号を生成するために、進入ローカルトラフィックを合成する。分配要素224は、除かれた信号を受信し、ローカルクライアントへの伝送用にローカル進出トラフィックを復元する。管理要素228は、ノード201及び/又はネットワーク200の動作を監視し、ネットワーク200に関するNMS292と通信を行う。
図11を参照するに、ノード206,208,210,212の各々は、各伝送要素220,222内にリングスイッチ214を含み、リングスイッチは、ノード内の伝送要素220又は222によってトラフィックを除去又は付加する前に、接続されたリング202又は204を選択的に開閉するよう制御可能である。或いは、リングスイッチ214は、ノード201の内外の端部(エッジ)で、又はノード及び隣接するノード201の間でトラフィックを除去する及び/又は付加することに先立って、1以上のノード201又はノード201の各々の中に適切に設けられてもよい。
通常の動作中では、1つのリングスイッチ214は各リング202,204で交差され或いは開放され、残りのリングスイッチ214が閉じられる。従って、リングスイッチ214が開放されている場所を除いて、各リング202,204は連続的である又は閉じている。リング202,204内で開放されているリングスイッチ214は、共にスイッチ一式(セット)を形成し、ネットワーク200の同一区間及び/又は対応する地点におけるネットワーク200のリング202,204を効果的に開放する。同一区間がネットワーク200内で開放され、例えば、その区間に隣接するノード201はその区間から進入トラフィックを受信しない。ある区間内で、区間に沿って又は区間の周辺における光リングスイッチ214のそのような調整は、各ノード201がネットワーク200内でノード201と互いに通信できるようにし、巡回するトラフィックによる干渉を回避する或いは最小化する。
図示の例では、ノード210の時計回りの伝送要素222内のリングスイッチ214は、ノード208の反時計回りの伝送要素220内のリングスイッチ214と同様に、クロスされる。残りのリングスイッチ214はスルー位置に閉じられる。ノード210で付加されるトラフィックチャネル500は、例示的な光経路502,504ではリング202,204上を伝播する。特に、反時計回りの光経路502は、ノード210の合成要素226から反時計回りの伝送要素220に至り、反時計回りのリング204に付加される。反時計回りのリング204では、光経路502はノード208に至り、反時計回りの伝送要素220のクロスしたリングスイッチ214により終端される。時計回りの光経路504は、ノード210の合成要素226からノード210の時計回りの伝送要素222に至り、時計回りのリング202に付加される。時計回りのリング202では、光経路504は、リング212の時計回りの伝送要素を通じてリング212に至り、リング206の時計回りの伝送要素222を通じてリング206に至り、ノード208の時計回りの伝送要素222を通じてノード208に至り、ノード210に戻り、ノード210では時計回りの伝送要素222の進入側で、クロスしたリングスイッチ214によって終端される。こうして、ノード206,208,210,212の各々は、単一の方向から互いのノードによって到達でき、トラフィックが、リング202及び204を巡回すること或いは干渉を生じさせることは防止される。
図12は、ノード206,208,210,212の上位概念的な詳細に関する光ネットワーク200を示す。ノードの各々は、合成要素224、分配要素226及び管理要素228に加えて反時計回りの及び時計回りの要素220,222を含む。リング202,204に対してトラフィックチャネルを付加及び除去することに加えて、伝送要素220,222は、管理要素228による処理を行うために、リング202,204に対してOSCを付加及び除去する。
図12を参照するに、上述したように、伝送要素220,222は、リング202,204からOSCを選別する及び/又は除くために、リングスイッチ214に先行する進入地点にOSCフィルタ216を有する。各ノード201では、各リング202,204からのOSC信号は、EMS290による処理を行うOSCユニットの対応する光受信機276,278に伝搬する(与えられる)。更に、各リング202,204に関するEMS290により生成されたOSC信号は、光送信部272又は281によって、次のノード201に送信するための対応するリング202,204に送信される。
通常動作にあっては、各ノード201は、リング202,204に沿って隣接するノードからOSC信号を受信し、信号を処理し、OSC信号を伝送し、及び/又は隣接するノードに伝送するためにその自身のOSC信号を付加する。
リングスイッチ214外部の伝送要素220,222周辺にOSCフィルタ216を配置することは、リングスイッチ214の開/閉の状態によらず、隣接する又は隣のノード201からOSC信号を、ノード201の各々が受信することを可能にする。OSCフィルタがリング214の内部にあると、例えば、リングスイッチ214がノード201の外側にある例では、OSC信号は、オープン区間の端部にて、リング202,204間でループバックされてもよい。例えば、図示の例では、ノード208のEMS290は、反時計回りのリング204でノード210に伝送するために、時計回りのOSCユニットから反時計回りのOSCユニットへ、ノード210宛の受信したOSC情報を伝送してもよい。同様に、ノード210で受信されたノード208宛のOSC情報は、反時計回りのリング202でノード208に伝送するために、反時計回りのOSCユニットから時計回りのOSCユニットへ、ノード210のEMS290によって伝送されてもよい。
図13は、本発明の一実施例によるネットワーク200におけるプロテクションスイッチング及び光経路プロテクションの様子を示す。上述したように、各ノード206,208,210,212は、合成、分配及び管理の要素224,226,228に加えて時計回り及び反時計回りの伝送要素220,222を含む。管理要素の各々はNMS292と通信する。
図13を参照するに、ノード206及び212の間で、リング204のファイバ切断510が示されている。以下に詳細に説明されるように、これに応じて、NMS292は、ノード212反時計回りの伝送要素220内のリングスイッチ214、及びノード206の時計回りの伝送要素222内のリングスイッチ214を開放し、ノード206,212間の区間を効果的に開放する。不具合の各側でリング202,204を開放した後で、NMS292は、ノード201内の事前に開放していたリングスイッチ214を閉じる。
プロテクションスイッチングの後に、各ノード201は、ネットワーク200内で互いにノード201からトラフィックを受信し続け、動作可能なオープンリング構成が維持される。例えば、ノード210から発信された信号512は、反時計回りの光経路514でノード208,206に送信され、時計回りの光経路516でノード212に送信される。一例では、NMS292,EMS292及び2×2リングスイッチ214は、10ミリ秒未満の切換時間による高速プロテクションスイッチング用に構成されてもよい。
図14は、本発明の一実施例によるオープンリング光ネットワークに関するプロテクションスイッチングの方法を示すフローチャートである。この例では、光ネットワークは、複数のノードを含み、その複数のノードの各々が、接続されるリング各々の進入地点に又はその近辺にリングスイッチを有するところのネットワーク200でもよい。本方法は、他の適切なネットワーク及びノード構成に使用されてもよい。
図14を参照するに、本方法はステップ550から始まり、ネットワーク200のリング202又は204のファイバ切断をNMS292により検出する。NMS292は、ノードEMS290によりNMS292に通知されるOSC及び/又は他の信号に基づいて、ファイバ切断を検出し、位置を見出す。
ステップ552では、NMS292は、その切断に時計回りで直近のノード201内のEMS290に対して、時計回りの伝送要素内の時計回りのリングスイッチ246を開放し、ノード201の時計回りのリング202を開放するように、命令を発行する。
ステップ554では、NMS292は、その切断に反時計回りに直近のノード201内のEMS290に対して、反時計回りの伝送要素220内の反時計回りのリングスイッチ244を開放し、ノード201における反時計回りのリング204を開放するように、命令を発行する。
ステップ556では、ネットワーク200のノード201内の他のリングスイッチ214が閉じられる。従って、リング202,204の各々は、1つの開放地点及び/又はセグメントと共に、実質的には連続的である。開放セグメントは、個別的なスイッチ及び/又は伝送要素にあってもよく、ネットワーク200のノード間の区間の全部又は一部、さらにはより多くの区間を含んでもよい。リング200及び/又は204内の付加的なスイッチはオープンに維持され、リング202,204内の伝送要素は、一実施例では、各ノード201がリング202又は204の1つを通じて他のノード201と互いに通信できる限り、オフにされてもよいことが理解されるであろう。
図11,13にプロテクションスイッチングの例が示される。図11に戻り、例えばネットワーク200の時計回り及び反時計回りのリング202,204は、ノード210,208の伝送要素222,220内でそれぞれ開放される。図13に示されるような少なくとも1つのリング切断510に応じて、プロテクションスイッチング機能は、ノード206の時計回りの伝送要素222のリングスイッチ214、及びノード212の反時計回りの伝送要素のリングスイッチ214をクロスさせる。従って、図13では、時計回り及び反時計回りのリング202,204は、ノード206,212でそれぞれ開放される。ノード208,210で以前にクロスされたリングスイッチは、スルー位置に閉じられ、ノード201の各々が、ネットワーク200内の他のノード201の各々からトラフィックを受信できるようにする。ファイバ切断510は、プロテクションスイッチングが完了した後の適切な時に修復される。更に、ファイバ切断510の修復後に、スイッチ214及びノード201をその切断前の状態に戻すことは必要とされない点に留意すべきである。例えば、当初は図11に示されるように構築され、ファイバ切断510により図13に示されるように構成されたネットワークは、切断510が修理された後でさえも、図13に示されるような構成を維持してもよい。このように、図14に示されるステップは、任意回数のファイバ切断について繰り返し行われてもよい。
上述したように、リングスイッチ214及びノード201は、他の種別のネットワーク不具合に応じてプロテクションスイッチング機能を発揮するように再構成されてもよく、その不具合は、あるノード201が、隣接するノードとローカルな及び/又は他のトラフィックを通信することを妨げるものである。例えば、ノード206の時計回りの伝送要素222内の装置の不具合に応じて、故障した装置が(適切であるならば)オフにされ、隣接するリングスイッチ246は、閉位置又はスルー位置から開位置又はクロス位置に動かされる。上述したように、クロスされたリングスイッチ214は、接続されたリング202又は204上のトラフィックを終端するが、EMS290による監視用に及び/又はループバックや他の種類の検査用に、トラフィックをOSAに伝送してもよい。次に、ノード212の反時計回りの伝送要素220のリングスイッチ214は、クロス位置に再度位置付けられてもよい。
リングスイッチがクロスされた後で、以前にクロスされていたリングスイッチ214がスルー位置に閉じられ、各ノード201が他のノード201の各々と完全に通信できるようにする。継続した動作の中で、故障した装置は置換され、新しい装置の適切な動作が、ループバック及び/又は以下に詳細に説明されるようローカルな検査により確認される。故障した装置が置換され、適切な動作が確認されると、ネットワーク200は、目下のその構成のままにされる、以前の構成に戻される、或いはネットワーク200内でローカルな及び/又はループバックの検査を支援するために更に別の構成に変更されてもよい。
合成要素226の増幅器の不具合は、合成する増幅器用の装備アラームによって検出されてもよい。例えば、ノード210の時計回りの伝送要素222の合成要素226内の合成増幅器用の装備アラームに応答して、ノード212内の時計回りの伝送要素222のリングスイッチ246はクロスされ、ノード210の反時計回りの伝送要素220のリングスイッチ244もクロスされる。以前に開かれていたリングスイッチ214は、同時に閉じられ、ノード210内で故障した合成増幅器は置換され、適切な動作を確認するために検査される。
一実施例では、検査信号は、ネットワークに挿入され、時計回り及び/又は反時計回りのリングで送信される。信号は、クロスしたリングスイッチ214で送信され、図6のポート248又は252を通じて、分析のためにOSAに送信される。適切なノードでリングスイッチを選択的に閉じることで、選択された光経路はOSAによって検査される。
同様に、他の実施例では、必要に応じて、光経路又は素子の検査、修理若しくは置換用にローカルな領域が規定されてもよい。そのローカルな領域の素子を、サービス中のネットワークの残りの部分から孤立させるために、第1ノードの時計回りのリングスイッチ214及び第2ノードの反時計回りのリングスイッチ214が開かれる。従って、ローカルな領域は、一例では、ローカルな領域がネットワーク内のノードのいかなる装置も網羅するように定義されてもよいように、2つの隣接するノードの対向する部分を含む。従って、ローカルな領域内の素子の検査、置換及び/又は修理は、サービス中のネットワークを乱さずに行われる。
ある状況では、第1ノードの付加カプラを通じて合成要素から発信し、複数のノードを経てリング内を伝送し、第1ノードの除去カプラを通じて第1ノードの分配要素に戻ってくる光学経路を検査することが望ましいかもしれない。このようにして、各ノードの所与のリング方向の各伝送セグメントの総ての要素が検査されてもよい。そのような光学経路は、第1ノードの伝送要素の付加カプラ及び除去カプラの間の地点で、光ファイバを物理的に分離することで作成してもよい。
図15は、本発明の一実施例による、回線遮断に対するネットワーク200のOSCプロテクションの様子を示すブロック図である。本実施例では、ノード201の管理要素228における光−電気ループバックは、OSCのプロテクションに使用される。
図15を参照するに、ファイバ切断又は他の回線切断580は、ノード206,212間の時計回りのリング202内に示される。ファイバ切断580に応じて、光電ループバック512が、ノード206内で反時計回りのOSCシステムから時計回りのOSCシステムへEMS290を通じて設定され、ノード212内で時計回りのOSCシステムから反時計回りのOSCシステムにEMS290を通じて設定される。
特定の実施例では、ノード206内の光電ループバックは、ノード206の管理要素228の反時計回りのOSCユニットにて、反時計回りのリング204からのOSC584を受信すること、及び上述したようにEMS290にてOSCを処理することを含む。しかしながら、反時計回りのリング204における進出信号として、処理されたOSCをノード206から送信する代わりに、その処理されたOSCはEMS290から時計回りのOSCユニットに送信され、反時計回りから時計回りの信号にOSCをノード206にループバックする。
同様に、ノード212内の光電ループバックは、時計回りのリング202からのOSC586を、ノード212の管理要素228の時計回りのOSCユニットにて受信し、図2を参照しながら説明したようにEMS290にてそのOSCを処理する。しかしながら、時計回りのリング202における進出信号として、処理されたOSCをノード212から送信する代わりに、処理されたOSCは、EMS290から反時計回りのOSCユニットへ、その後に反時計回りのリング204へ送信され、時計回りから反時計回りの信号に、OSCをノード212にループバックしてもよい。このように、ネットワーク200における各ノード201は、ネットワーク200内の他のノード201の各々からOSCを受信し続ける。光電ループバック582は、通常動作又はプロテクションスイッチング動作の間に使用され、OSC信号が帯域内で伝送される場合又は他の実施例ではOSC信号がリングスイッチ214を通じて伝搬する場合に、使用されてもよい。
OSCフロー手順は、通常の場合及びプロテクションスイッチングの場合の双方で同じである。例えば、図12では、ノード208の反時計回りの伝送要素220内のリングスイッチ214及び時計回りの伝送要素222のリングスイッチ214が図11に示されるクロス位置を有するならば、ノード208内で時計回りから反時計回りへ及びノード220内で反時計回りから時計回りへの光電ループバックを配備することが賢明かもしれない。
図16は、本発明の一実施例による光ネットワークにおけるOSCプロテクションスイッチング方法を示す。本実施例では、プロテクションスイッチングはファイバ切断に応じて実行される。しかしながら、OSCプロテクションスイッチングは、他の形式の不具合に応じて実行されてもよく、光経路プロテクションスイッチングに関連して実行されてもよいことが理解されるであろう。
図16を参照するに、本方法はステップ600から始まり、NMS292によって、光ネットワーク200のリング202又は204の区間におけるファイバ切断580を検出する。NMS292は、ノード201のEMS290からのOSC及び/又は他の信号に基づいて、不具合を検出してもよい。
ステップ602では、NMS292は、切断580に時計回りに直近のノード201内のEMS290に対して、反時計回りのOSCユニットから時計回りのOSCユニットへの電気的ループバックを形成し、上述したように、反時計回りのリング204から時計回りのリング202へOSCの光電ループバックを形成するように命令を発行する。当然に、ノード206内のEMS290は、ファイバ切断580を検出し、NMSからのコマンドなしに電気的なループバックを実行してもよい。
ステップ604では、NMS292は、その切断に反時計回りに直近のノード201内のEMS290に対して、時計回りのOSCユニットから反時計回りのOSCユニットへの電気的なループバックを形成し、そして上述したように時計回りのリング202から反時計回りのリング204へのOSCの光電ループバックを形成するように、命令を発行する。プロテクションスイッチングのこの形態及び他の形態にて、NMS292は、ノード201内の装置をそれ自身直接的に制御し、或いはプロテクションスイッチングを行うために装置と通信を行ってもよく、及び/又はノード201の管理要素228はNMS202の機能を発揮するためにそれらの間で通信を行ってもよいことが理解されるであろう。
ステップ606では、以前に形成されたかもしれないフープバックを含む何らかの他のノードが、ループバック的でない状態に戻される。或いは、OSC光電ループバック手順が、クロス位置のリングスイッチを有するノードに配備されるならば、そのような復帰は不要である。このように、OSCデータはネットワーク200内の各ノード201によって送信され、受信され及び処理され続けてもよい。本方法の終了後に、ファイバ切断580は修理され及び検査されてもよい。また、上述のように、ファイバ切断580の修復後に、ネットワーク200を切換前の状態に戻すことは必須ではない。
図17は、本発明の一実施例による、OSC装備不具合に対するネットワーク200内でのOSCプロテクションの様子を示す。本実施例では、OSC送信部の不具合に関して、プロテクションスイッチングが行われる。OSCフィルタ216又はOSC受信機276又は278の不具合は、各ノード201がOSCデータによってサービスされることを、たとえ装備不具合の場合でも継続できるように、同様なプロテクションスイッチングを要する。
図17を参照するに、ノード206の反時計回りのOSC送信部281は、不具合を有するものとして検出される。特定の実施例では、OSC光送信部272若しくは281又はOSC光受信機276若しくは278の不具合は、他の不具合アラームと共に又はそれとは別に、光受信機又は下りストリーム光受信機用のLOLアラームに基づいて、ノード206内のNMS292又はEMS290によって検出されてもよい。例えば、ノード206の管理要素282の反時計回りのOSCユニット内の光送信部281に関する装備アラームは、その日か理想深部の不具合610を示す。これに応じて、ノード206内のNMS292又はEMS290は、ノード206にて反時計回りのOSC612を時計回りのOSCにループバックしてもよい。ノード212では、NMS292は、時計回りのOSC614を反時計回りのOSCにループバックする。ノード298及び/又は210内のいかなる先行するループバックも破壊され、その情報がそのノードを通じて送信される。
プロテクションスイッチングの後に、不具合のある光送信部281は置換され、その後に時計回りのOSCを用いて検査される。置換された光送信部281の動作を確認した後に、ネットワーク200は、以前の状態で動作し続ける或いは初期のOSC状態に戻ってもよい。上述したように、ノード206,210間のファイバ切断に関し、修復され、検査される同様な手順がファイバ切断に続く。
図18は、本発明の一実施例による光ネットワーク200にノード201を挿入する方法を示す。ノードの挿入は、ネットワーク200の設計におけるスケーラビリティ(尺度可能性)を充分に考慮してなされる。他の適切な要素が、光ネットワーク200の既存のノード201の間に同様に挿入されてもよい。
図18を参照するに、本方法はステップ650から始まり、時計回りのリングスイッチ214が、新たなノードの挿入地点に関して時計回りに直近のノード201内で開放される。ステップ652に進むと、時計回りのリングスイッチ214は、その挿入地点に対して反時計回りに直近のノード201内で開放される。ステップ654では、いかなる他の開放リングスイッチ214も閉じられる。従って、ネットワーク200のノード201の各々は、新たなノードが付加される区間を介して通信せずに、互いに通信する。
ステップ656に進むと、新たなノードが挿入地点に挿入される。そのような挿入は、時計回り及び反時計回りの光リングファイバの物理的な切断を必要とするかもしれない。ステップ658では、新たなノードに関する、増幅器、スイッチ及び他の要素の動作が検査され及び診断される。
ステップ660に進むと、新たなノード内の反時計回りのスイッチ214が開放される。ステップ662では、反時計回りのスイッチ214は、新たなノードに対して反時計回りに直近のノード201内で閉じられる。このようにして、反時計回りのリング204は、新たなノードにて開放され、時計回りのリング202は、新たなノードに時計回りに直近のノード201にて開放される。他の実施例では、新たなノードにおける時計回りのスイッチ214が開放され、新たなノードに時計回りに直近のノードにおける時計回りのスイッチ214が閉じられる。
図19A−19Eは、本発明の様々な実施例による光ネットワークを示すブロック図である。図19A−19Eにより明らかにされるように、本発明はリングネットワークに限定されず、様々な光ネットワークに使用されてもよい。以下の実施例では、ネットワークノードの各々は、図2に関連して説明されたように、合成器44及び分配器46より成る。他の適切な合成器及び分配器が、合成部44,46と置換されてもよいことは、理解されるであろう。例えば、図5,6の代替的な送信機及び受信機の配置が使用されてもよい。それに加えて又は代替的に、図4Aの合成器125が合成器44と置換され、図4Bの受信機135が分配器46と置換されてもよい。
図19A−19Eのネットワークは、波長分割多重化(WDM)方式、高密度波長分割多重化(DWDM)方式又は他の適切なマルチチャネルのネットワークから構成されてもよい。ネットワークAは、短距離大都市ネットワーク、長距離都市間ネットワークその他の適切なネットワーク又はそれらのネットワークの組み合わせに使用されてもよい。光情報信号は、図19A−19Eのネットワークで伝送され、音声の、映像の、文字の、リアルタイムの、非リアルタイムの及び/又は他の適切なデータをエンコードするために変調された少なくとも1つの特性を有する。変調は、位相シフトキーイング(PSK)、強度変調(IM)、リターントゥゼロ(RZ)、ノンリターントゥゼロ(NRZ)その他適切な手法に基づいてもよい。
図19Aを参照するに、ネットワーク700は、単一方向のネットワークであり、付加ノード702、ドロップノード704及び光ファイバ回線706を含む。付加ノード702では、ローカルクライアントからのトラフィックが合成器44を通じて回線706に付加される。ドロップノード706は、回線706からの信号を受動的に除去し、分配器46により総てのチャネルを受信及び終端するよう動作する。
図19Bを参照するに、ネットワーク720は、多数の光チャネルが双方向の経路で異なる波長で伝送される光ネットワークである。ネットワーク720は、光ファイバ回線726及び光付加/削除ノード722,724を含む。付加/削除ノード722,724の各々は、合成器44及び分配器46より成る。回線726は、単一の双方向のファイバ又は単一方向の2つのファイバから構成されてもよい。
光情報信号は、回線726上で双方向に伝送される。付加/削除ノード722,724は、回線726からの信号をローカルクライアントに受動的に落とし、選択されたチャネルを終端し、ローカルクライアントからのトラフィックを回線726に受動的に付加するよう動作する。
図19Cを参照するに、ネットワーク740は、光ファイバ回線748、付加ノード742、付加/削除ノード744及びドロップノード746を含む。付加ノード742は合成器44より成り、ドロップノード746は分配器46より成る。付加/削除ノード744は、合成器44、分配器46、ドロップカプラ750、付加カプラ753、チャネル再利用モジュール744から構成される。光情報信号は、付加ノード742から付加/削除ノード744へ、付加/削除ノード744からドロップノード746へ回線748上で伝送される。ドロップノード746は、回線748から信号を受動的に除去し、総てのチャネルを終端するように動作する。付加/削除ノード744では、ローカルクライアントからのトラフィックは、カプラ330により回線748に付加され、ローカルトラフィック宛のトラフィックは第2カプラ330により除去される。チャネル再利用モジュール754は、図2に関連して説明されたようなチャネル再利用モジュール42又は他の適切なチャネル再利用モジュールから構成されてもよい。特定の実施例では、再利用モジュール754は、例えばチャネル再利用が必要でない又は望まれない場合に、省略されてもよい。
図19Dを参照するに、ネットワーク760は双方向ネットワークである。ファイバ回線768は、単一方向の2つのファイバ又は単一の双方向ファイバから構成されてもよい。付加/削除ノード762,766は、回線728に対して、ローカルクライアントからのトラフィックを受動的に付加及び除去する。特定の実施例では、付加/削除ノード764は、図示されるように、カプラ330によりトラフィックを受動的に付加及び除去する。チャネル再利用モジュール722は、図2に関連して上述されたようなチャネル再利用モジュール又は他の適切なチャネル再利用モジュールから構成されてもよい。特定の実施例では、再利用モジュール722は、例えばチャネルの再利用が必要でない又は望まれない場合に、省略されてもよい。
図19Eを参照するに、ネットワーク800は、双方向のネットワークである。ファイバ回線808は、単一方向の2つのファイバ又は単一の双方向ファイバから構成されてもよい。付加/削除ノード802,806は、ローカルクライアントからのトラフィックを、回線808に対して受動的に付加及び除去するよう動作する。特定の実施例では、付加/削除ノード804は、図示されるように、カプラ330によりトラフィックを受動的に付加及び除去する。特定の実施例では、再利用モジュールは、チャネルの再利用が必要とされる又は望まれる場合に、図19Dのように使用されてもよい。
以上本発明がいくつかの実施例と共に説明されてきたが、様々な変更及び修正が当業者に示唆されるであろう。本発明は、そのような変更及び修正を、添付の特許請求の範囲内に含むことが意図される。
Claims (31)
- ネットワークの光ファイバに及び除去スプリッタ段に接続されるネットワーク除去スプリッタであって、前記除去スプリッタ段は、前記ネットワーク除去スプリッタからの光信号を該信号の複数の複製に受動的に分割するよう動作するところの除去スプリッタ;及び
複数のフィルタであって、前記複数のフィルタの各々は、接続された受信機に特定のトラフィックチャネルを通過させるように、少なくとも1つの除去スプリッタからの信号の少なくとも1つの複製を選別するように動作するところの複数のフィルタ;
を備えることを特徴とする光ネットワーク用の付加/除去ノード。 - 前記フィルタが、チューナブルフィルタより成る
ことを特徴とする請求項1記載の付加/除去ノード。 - 前記受信機が、ブロードバンド受信機より成る
ことを特徴とする請求項1記載の付加/除去ノード。 - 前記ネットワークの光ファイバに及び付加スプリッタ段に接続されたネットワーク付加スプリッタを更に備え、前記付加スプリッタ段は、複数の送信機からの光信号を、前記ネトワーク付加スプリッタにより前記ネットワークの光ファイバ上で受動的に合成する
ことを特徴とする請求項1記載の付加/除去ノード。 - 前記トランスポンダからの信号を増幅するよう動作する複数の増幅器を更に備える
ことを特徴とする請求項4記載の付加/除去ノード。 - 前記増幅器のノイズを減らすように動作する少なくとも1つのフィルタを更に備える
ことを特徴とする請求項5記載の付加/除去ノード。 - 前記ネットワークの光ファイバに結合され、前記ネットワークの光ファイバ上の信号の一部を選択的に終端させるよう動作するチャネル再利用モジュールを更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが、デマルチプレクサ、信号内の選択された波長を終端させるよう動作する複数の光スイッチ、及びマルチプレクサから構成される
ことを特徴とする請求項7記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが、前記ネットワークの光ファイバ上の信号の選択された一群の経路を終端させるよう動作する複数のバンドパスフィルタを備える
ことを特徴とする請求項7記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが:
サーキュレータ;
デマルチプレクサ;
複数のチューナブルフィルタ;
複数のミラー;及び
マルチプレクサ;
を備え、ネットワークの光ファイバ上の信号中の選択された波長を終端させるよう動作する
ことを特徴とする請求項7記載の付加/除去ノード。 - 通常意図される受信機へ伝送するための特定のトラフィックチャネルの不具合の際に、特定のトラフィックチャネルをブロードバンド受信機に通じさせるよう動作する冗長的なチューナブルフィルタを更に備える
ことを特徴とする請求項1記載の付加/除去ノード。 - 光ネットワーク上で信号を伝送するネットワーク光ファイバ;及び
少なくとも1つの付加/削除ノード;
を備える光ネットワークであって、前記付加/削除ノードは、
ネットワークの光ファイバに及び除去スプリッタ段に接続されるネットワーク除去スプリッタであって、前記除去スプリッタ段は、前記ネットワーク除去スプリッタからの光信号を該信号の複数の複製に受動的に分割するよう動作するところの除去スプリッタ;及び
複数のフィルタであって、前記複数のフィルタの各々は、接続された受信機に特定のトラフィックチャネルを通過させるように、少なくとも1つの除去スプリッタからの信号の少なくとも1つの複製を選別するように動作するところの複数のフィルタ;
を備えることを特徴とする光ネットワーク - 前記ネットワークの光ファイバに及び付加スプリッタ段に接続されたネットワーク付加スプリッタを更に備え、前記付加スプリッタ段は、複数の送信機からの光信号を、前記ネトワーク付加スプリッタにより前記ネットワークの光ファイバ上で受動的に合成する
ことを特徴とする請求項13記載の光ネットワーク。 - 光ネットワーク上の信号を管理する方法であって:
複数の送信機からの複数の光信号を送信するステップ;
複数の光信号を付加信号に受動的に合成するステップ;
光ネットワーク上で伝送するための進出信号を生成するように、前記付加信号を通過信号に受動的に合成するステップ;
ネットワークからの進入光信号を、伝送信号及び除去信号に受動的に分けるステップ;
前記除去信号を、前記除去信号の複数の複製に受動的に分けるステップ;
複数の除去信号の各々の中から、選択された除去チャネルを通過させるように、複数の除去信号の各々を選別するステップ;
選択された除去チャネルを受信機にて受信するステップ;及び
伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを前記通過信号として伝送するステップ;
を有することを特徴とする方法。 - 複数のトランスポンダから送信された光信号の少なくとも1つを増幅するステップ
を更に有することを特徴とする請求項14記載の方法。 - 伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを伝送するステップが、信号を選別するステップより成る
ことを特徴とする請求項14記載の方法。 - 伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを伝送するステップが、光スイッチにより信号を終端させるステップより成る
ことを特徴とする請求項14記載の方法。 - 伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを伝送するステップが、選択された一群の経路を終端させるステップより成る
ことを特徴とする請求項14記載の方法。 - 進入信号からのローカルドロップトラフィックを分配器へ受動的に落とすよう動作し、進出信号を生成するように、合成器からのローカル付加トラフィックを通過信号に受動的に付加するよう動作する伝送要素;及び
前記通過信号を生成するために、前記進入信号の1以上のチャネルを選択的に終端させるよう動作するチャネル再利用モジュール;
を備えることを特徴とする光ネットワーク用の付加/削除ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが、デマルチプレクサ、信号内の選択された波長を終端させるよう動作する複数の光スイッチ、及びマルチプレクサから構成される
ことを特徴とする請求項19記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが、前記ネットワークの光ファイバ上の信号の選択された一群の経路を終端させるよう動作する複数のバンドパスフィルタを備える
ことを特徴とする請求項19記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが:
サーキュレータ;
デマルチプレクサ;
複数のチューナブルフィルタ;
複数のミラー;及び
マルチプレクサ;
を備え、ネットワークの光ファイバ上の信号中の選択された波長を終端させるよう動作する
ことを特徴とする請求項19記載の付加/除去ノード。 - 複数の光信号を送信する手段;
複数の光信号を付加信号に受動的に合成する手段;
光ネットワーク上で伝送するための進出信号を生成するように、前記付加信号を通過信号に受動的に合成する手段;
ネットワークからの進入光信号を、伝送信号及び除去信号に受動的に分ける手段;
前記除去信号を、前記除去信号の複数の複製に受動的に分ける手段;
複数の除去信号の各々の中から、選択された除去チャネルを通過させるように、複数の除去信号の各々を選別する手段;
選択された除去チャネルを受信する手段;及び
伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを前記通過信号として伝送する手段;
を備えることを特徴とする光ネットワーク用の付加/削除ノード。 - 複数のトランスポンダから送信された光信号の少なくとも1つを増幅する手段
を更に有することを特徴とする請求項23記載の付加/削除ノード。 - 伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを伝送する手段が、フィルタより成る
ことを特徴とする請求項23記載の付加/削除ノード。 - 伝送信号の少なくとも1つの選択されたチャネルを伝送する手段が、光スイッチより成る
ことを特徴とする請求項23記載の付加/削除ノード。 - 複数のトラフィックチャネルより成る合成された信号を、光ネットワークから受動的に除去するよう動作するネットワーク除去スプリッタ;及び
前記ネットワーク除去スプリッタに接続された、ドロップスプリッタの複数段を有する受動的分配器であって、複数段の各々は、該段に与えられる合成された信号の1以上の複製の各々を、合成された光信号の複数の複製に受動的に分けるところの受動的分配器;
を備え、前記受動的分配器は、ドロップスプリッタの複数段に接続された複数のフィルタを備え、各フィルタは、接続された受信機に特定のトラフィックチャネルを伝送するように、合成された信号の複製を選別するよう動作する
ことを特徴とする光ネットワーク用の付加/削除ノード。 - 前記ネットワークの光ファイバに結合され、前記ネットワークの光ファイバ上の信号の一部を選択的に終端させるよう動作するチャネル再利用モジュールを更に備える
ことを特徴とする請求項27記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが、デマルチプレクサ、信号内の選択された波長を終端させるよう動作する複数の光スイッチ、及びマルチプレクサから構成される
ことを特徴とする請求項28記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが、前記ネットワークの光ファイバ上の信号の選択された一群の経路を終端させるよう動作する複数のバンドパスフィルタを備える
ことを特徴とする請求項28記載の付加/除去ノード。 - 前記チャネル再利用モジュールが:
サーキュレータ;
デマルチプレクサ;
複数のチューナブルフィルタ;
複数のミラー;及び
マルチプレクサ;
を備え、ネットワークの光ファイバ上の信号中の選択された波長を終端させるよう動作する
ことを特徴とする請求項28記載の付加/除去ノード。
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