JP2005529946A - 皮脂及び汗吸収ファンデーションキット及び関連する複数段階の方法 - Google Patents

皮脂及び汗吸収ファンデーションキット及び関連する複数段階の方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数段階の顔面用ファンデーション製品として適用するのに好適な化粧キットに関し、前記キットは、
1)第1の組成物であって:
(a)安全且つ有効な量の吸収剤;及び
(b)第1の皮膚科学的に許容可能なキャリアを含む第1の組成物;並びに
2)第2の組成物であって:
(a)安全且つ有効な量の1種または複数の着色剤類;及び
(b)第2の皮膚科学的に許容可能なキャリアを含む第2の組成物を含み、
ここで、前記第2の組成物は、前記第1の組成物の後に顔面の皮膚に局所適用される。

Description

本発明は、複数段階の顔面用ファンデーション製品として使用するのに好適な化粧キットに関する。特に、化粧キットは、顔面の皮膚に局所的に且つ逐次的に適用される少なくとも2種類の組成物を含む。
化粧効果剤を有色の化粧品に組み込むことにより、化粧効果剤をヒトの皮膚に局所適用してもよいことが皮膚の美容ケア分野で周知である。様々な目的のためこのような方式で皮膚に適用できる多数の効果剤があり、これらには、以下に限定されないが、吸収剤類、抗ざ瘡活性物質類、制汗活性物質類、抗皺活性物質類、人工日焼け剤類、収斂剤類、皮膜形成剤類、親水性コンディショニング剤類、疎水性コンディショニング剤類、光散乱剤類、落屑剤類、皮膚美白剤類、皮膚鎮静/治癒剤類、皮膚用増粘剤類、日焼け止め活性物質類、ビタミン化合物類、黄色度低減粒子類、赤色度低減粒子類、及びこれらの組み合わせが挙げられる。しかし、これらの活性物質類のいずれかが有色の化粧品に組み込まれるときに生じる、よくある問題が存在する。特に、有色化粧品に組み込むことができる活性物質の量は、以下に限定されないが、溶解度、肌触り、及び、心地良い化粧品適用体験を消費者に提供する固体と流体との比を維持する能力を包含する多数のパラメータによって制限される。
驚くべきことに、出願者らは、化粧キットを利用することによって皮膚に効果的に送達される化粧効果剤の量を増大できることを見出したが、この化粧キットは、安全且つ有効な量の吸収剤及び好適なキャリアを包含する含む第1の組成物と、1種または複数の着色剤類及びキャリアを含む第2の組成物とを含む。皮脂及び汗は、着色剤含有メークアップの外観に負の影響を付与するため、油を吸収する及び/または汗を制御する活性物質類を皮膚の第1層に直接適用することにより、これは、皮脂及び汗の多くが第2層に含有される着色剤類に接触することをより有効に防止することが見出された。出願者らは、第1の適用によって、有色の第2の組成物の適用特性を改善できることも見出した。
理論に束縛されるものではないが、出願者らは、この層化による手法で、効果の機能性を、皮膚に色を付与する主要な機能と分離することにより、活性成分類の送達の効率を改善できる、特に皮脂及び汗の吸収を改善できると考えている。
本発明は、複数段階の顔面用ファンデーション製品として適用するのに好適な化粧キットに関し、ここでこのキットは、
a)第1の組成物であって:
(1)安全且つ有効な量の吸収剤;及び
(2)第1の化粧用として許容可能なキャリアを含む第1の組成物、並びに
b)第2の組成物であって:
(1)安全且つ有効な量の1種または複数の着色剤類;及び
(2)第2の化粧用として許容可能なキャリアを含む第2の組成物を含み、
ここで、前記第2の組成物は、前記第1の組成物の後に顔面の皮膚に局所適用される。
本発明は更に、満足できる顔面用ファンデーション製品をユーザーの顔面の皮膚に有効に送達するためにキットを使用する方法に関する。
本発明は、複数段階の顔面用ファンデーション製品として適用するのに好適な化粧キットに関する。キットの必須構成成分を下記に記載する。また、本発明の実施例において有用なさまざまな任意構成成分及び好ましい構成成分の非限定的な説明も含まれる。
本明細書で使用する時、「安全且つ有効な量」とは、正の効果を有意にもたらす(例えば、顕著な化粧効果を付与する)のに十分であるが、健全な医学的判定の範囲内で、重い副作用(例えば、過度の毒性またはアレルギー反応)が起こらないほど十分に低い、即ち、合理的な利益対危険比を示す、化合物、構成成分、または組成物(該当する場合)の量を意味する。
本明細書で使用する時、「化粧効果剤」とは、それが適用される表面、特に皮膚に審美的特徴を付与する化合物、物質、及び/または活性物質を意味する。
本発明は必要な成分または任意成分及び/または本明細書に記載される制限のいずれかを含む、それらからなる、または実質的にそれらからなることができる。
別途指示されない限り、すべてのパーセンテージ及び比は重量ベースで計算されている。別途指示されない限り、すべてのパーセンテージは組成物全体をベースにして計算されている。
すべての分子量は重量平均分子量であり、グラム/モルの単位で表わされる。
全ての成分濃度は、別途指示されない限り、溶媒、副生成物、または市販の供給源中に存在する可能性のあるその他の不純物を含まない。
全ての測定は、別途指示されない限り、約73°F(22.77℃)の室温で行った。
本明細書において参考にしたすべての文書は、特許、特許出願、及び出版物を含めて、それらの内容全体を本明細書に参考として組み込む。
(化粧キット)
本発明の化粧キットは、安全且つ有効な量の第1の化粧効果剤及び第1の化粧品用として許容可能なキャリアを含む第1の組成物、並びに安全且つ有効な量の1種または複数の着色剤類及び第2の化粧用として許容可能なキャリアを含む第2の組成物を包含し、ここで、第2の組成物は、第1の組成物の後に顔面の皮膚に局所適用される。
(第1の組成物)
本特許請求の範囲に記載されるキットの第1の組成物は、皮膚の状態を改善するため使用者の顔面の皮膚に局所適用される。特に第1の組成物が、顔面の皮膚上に生じる油、皮脂、及び汗の生成を遅らせる援助をすることが意図される。より油性でない皮膚の表面は、第2の顔料製品の適用の受容及び保持についてより受容的であることが、観察されている。例えば、第1の組成物の適用は、滑らかな、自然の外観の、及び審美的に感じのよい有色層のための改善された基礎層を提供し、その結果消費者に受け入れられる顔面用有色製品を実現することが観察された。第1の組成物は吸収剤を含有するが、改善された油、皮脂、及び汗の吸収のために、その後に適用される組成物中に同じまたは類似の吸収剤類が包含されてもよいことが想定される。
好適な吸収剤類には、以下に限定されないが、シリカ類、シリケート類、ポリアクリレート類、架橋シリコーン類、架橋炭化水素類、活性炭、デンプン系物質(例えば、コーンスターチ(局所デンプン)、タルク、コメデンプン、オート麦デンプン、タピオカデンプン、ジャガイモデンプン、豆デンプン類、大豆デンプン、カブデンプン)、微結晶セルロース(例えば、アビセル(Avicel)(登録商標))、アルミニウムスターチオクテニルスクシネート(ナショナルスターチ・アンド・ケミカル社(National Starch & Chemical Co.)によりドライフロ(Dry Flo)(登録商標)ピュア(Pure)、ドライフロ(Dry Flo)(登録商標)XT、ドライフロ(Dry Flo)(登録商標)PC、及び/またはドライフロ(Dry Flo)(登録商標)AF(アルミニウムを含まない等級)として販売されている)、カオリン、ケイ酸カルシウム、非晶質シリカ類、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、または炭酸亜鉛、及びこれらの混合物が挙げられる。本発明で有用なシリケート類及び炭酸塩類の幾つかの具体例は、バン・ノストランド・レインホールド(Van Nostrand Reinhold)の化学百科事典(Encyclopedia of Chemist[y)、第4版、155、169、556、及び849頁(1984年)に更に詳細に説明されている。好ましくは、組成物は、組成物の約0.1重量%〜約30.0重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約25.0重量%、及び最も好ましくは約0.5重量%〜約20.0重量%の吸収剤を含む。
(第2の組成物)
本発明のキットの第2の組成物は、安全且つ有効な量の1種または複数の着色剤類及び化粧用として許容可能なキャリアを含む。この第2の組成物の主要な目的は、ユーザーが、彼/彼女の顔面用ファンデーションの使用により求める望ましい陰影または色を送達することである。しかし、この第2の組成物は、皮膚の表面に追加の化粧効果剤を沈着させ、永続させる際の助けになる場合もある。例えば、特定の実施形態では、この複数段階の手法により、皮膚に送達され逐次的に沈着される量が増大するように、第2の組成物は、第1の組成物中に存在するのと同じまたは類似の化粧効果剤類を含有してもよい。特に、長時間装着する製品を達成するため、一緒に相乗的に作用し、改善された効果を提供する他の化粧効果剤類と同様に、皮膜形成剤類を第1及び第2の組成物の両方に組み込んでもよい。
本発明の第2の組成物に有用な着色剤類に関して、非常に様々な着色剤類が本明細書で使用するのに好適である。例えば、好適な着色剤には、以下に限定されないが、D&C黄色7号、D&C赤色36号、FD&C赤色4号、D&C橙色4号、D&C赤色6号、D&C赤色34号、FD&C黄色6号、D&C赤色33号、FD&C黄色5号、D&C茶色1号、D&C赤色17号、FD&C緑色3号、D&C青色4号、D&C黄色8号、D&C橙色5号、D&C赤色22号、D&C赤色21号、D&C赤色28号、D&C橙色11号、D&C黄色10号、D&C紫色2号、Ext.D&C紫色2号、D&C緑色6号、D&C緑色5号、D&C赤色30号、D&C緑色8号、D&C赤色7号、FD&C青色1号、D&C黄色7号、D&C赤色27号、D&C橙色10号、D&C赤色31号、FD&C赤色40号、D&C黄色11号、アンナット抽出物、αカロチン、グアニン、カルミン、アルミニウム粉末、ウルトラマリン、オキシ塩化ビスマス、酸化クロム緑、水酸化クロム緑、酸化鉄、フェロシアン化第二鉄、マンガンバイオレット、二酸化チタン、雲母チタン(即ち二酸化チタンによりコーティングされた雲母)、酸化鉄雲母チタン、酸化亜鉛、キャラメル色素、雲母、フェロシアン化アンモニウム第二鉄、ジヒドロキシアセトン、グアイアズレン、葉蝋石、ブロンズ粉末、銅粉末、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ラクトファビン(lactofavin)、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、カプサンチン(capsanthin)/カプソルビン(capsorubin)、ベントナイト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、カーボンブラック、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、着色シリカ、シリカ(球状シリカ、水和シリカ、及びシリカビーズを含む)、CI 10020、CI 11680、CI 15630、CI 15865、CI 16185、CI 16255、CI 16255、CI 45430、CI 69825、CI 73000、CI 73015、CI 74160、CI 75100、CI 77002、CI 77346、CI 77480、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、エチレンアクリレート類コポリマー粉末、メタクリレート粉末、ポリスチレン粉末、絹粉末、結晶性セルロース、デンプン、オキシ塩化ビスマス、グアニン、カオリン、チョーク、珪藻土、マイクロスポンジ、窒化ホウ素などが挙げられる。. 更に、レーキ類またはこれらの着色剤類の複合材料も使用してよい。本明細書で有用な追加の着色剤類、顔料類、及び粉末類は、米国特許第5,505,937号(カストロジョヴァンニ(Castrogiovanni)ら、1996年9月4日)に記載されている。
本発明の好ましい実施形態では、第2の組成物は、着色剤を組成物の約0.5重量%〜約80.0重量%含む。実際、第2の組成物中における更により好ましい着色剤の量は、好ましさの増大する順に、組成物の約0.5重量%〜約50.0重量%、約0.5重量%〜約40.0重量%、約1.0重量%〜約35.0重量%、約1.5重量%〜約30.0重量%である。
(化粧用として許容可能なキャリア)
本発明の各第1及び第2の組成物は、それぞれ、第1の化粧効果剤及び顔料のために、化粧用として許容可能なキャリアを含む。好適なキャリアは当業者に周知であり、最終用途の適用に基づいて選択される。例えば、本発明のキャリアは、皮膚への適用に好適なものが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、本発明のキャリアは皮膚への適用(例えば、日焼け止め剤類、クリーム類、乳液類(milk)、ローション類、マスク類、セラム(serum)類等)に好適である。このようなキャリアは、当業者に周知であり、皮膚への適用に好適な、混和性のある1種類以上の液体または固体の充填希釈剤またはビヒクルを挙げることができる。キャリアの正確な量は、第1の組成物中の第1の化粧効果剤の濃度、及び第2の組成物中の顔料の濃度、並びに、当業者がキャリアと異なるものとして分類する、各組成物中に含まれるあらゆる任意成分(例えば、他の活性構成成分)に依存する。本発明の第1及び第2の組成物は、それぞれキャリアを組成物の約5重量%〜約99重量%、更に好ましくは約10重量%〜約98重量%、及び最も好ましくは約10重量%〜約97重量%含む。
本明細書のキャリア及び組成物は、乳化を含めた多数の方法で配合することができるが、これに限定されない。例えば、好適なエマルションには、水中油型、油中水型、シリコーン中水型、水中シリコーン型、水中油中水型、油中水中油型、及びシリコーン中水中油型エマルションなどが挙げられる。好ましい第1の組成物は水中油型エマルションを含むが、好ましい第2の組成物はシリコーン中水型エマルションを含む。
本発明の組成物は、粉末類、クリーム類、ワックス類、ペースト類、ローション類、乳液類(milk)、ムース類、ジェル類、オイル類、トニック類、及びスプレー類を含めてきわめてさまざまな製品形態に配合することができる。好ましい組成物は、有色化粧品、更により好ましくは顔面用ファンデーション、更により好ましくは液体類、ローション類、クリーム類、ゲル類、スプレー類、及びこれらの組み合わせの形態の顔面用ファンデーション中に配合される。特定の実施形態では、同時係属の出願番号09/628,631号、同09/629734号、同09/629765号、同09/628630号(これらは全て2000年7月31日に出願され、2000年5月31日の優先権を主張している)に記載されているように、本キットの組成物のいずれかを皮膚に静電気的に適用してもよい。そのような製品に配合する必要のある追加的な構成成分は、いずれも製品の種類によってさまざまであり、当業者であればごく普通に選択することができる。
(任意成分)
本発明の組成物は、本発明の利益について容認できないような変更をしないという条件で、所与の製品の種類に従来使用されるような、その他の様々な構成成分を含有してもよい。これらの任意成分は哺乳類の皮膚への適用に好適であるべきである。即ち、上記組成物中に混合した時に、正しい医学的良識または配合者の判断の範囲内で過度の毒性、非適合性、不安定性、アレルギー反応などを示すことなく、ヒトの皮膚に接触させて使用するのに好適であるべきである。「CTFA化粧品成分ハンドブック(CTFA Cosmetic Ingredient Handbook)」、第2版(1992年)には、スキンケアに関連する業界で一般に使用される様々な非限定的な化粧品及び医薬品の成分が記載されており、それらは本発明の組成物への使用に好適である。好適な任意成分には以下のものが挙げられる。
(抗ざ瘡活性物質類)
本発明の化粧効果剤として有用な抗ざ瘡活性物質類の例としては、以下に限定されないが、サリチル酸(o−ヒドロキシ安息香酸)、5−オクタノイルサリチル酸等のサリチル酸の誘導体、及びレゾルシノール等の角質溶解剤;レチノイン酸及びその誘導体(例えば、シス及びトランス)等のレチノイド;イオウを含有するD型及びL型アミノ酸及びこれらの誘導体及び塩、特にこれらのN−アセチル誘導体であって、好ましい例はN−アセチル−L−システイン;リポ酸;過酸化ベンゾイル、オクトピロックス、テトラサイクリン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロバニライド(trichlorobanilide)、アゼライン酸及びその誘導体、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、酢酸エチル、クリンダマイシン、及びメクロサイクリン等の抗生物質及び抗菌剤;フラボノイド等のセボスタット;並びにシムノール硫酸塩及びその誘導体、デオキシコール酸塩、及びコール酸塩等の胆汁酸塩が挙げられる。
(制汗活性物質類)
制汗活性物質類は、本発明の組成物中に、化粧効果剤として含まれてもよい。好適な制汗活性物質類には、収斂性のある金属塩、特にアルミニウム、ジルコニウム、及び亜鉛の無機塩及び有機塩、並びにそれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは、ハロゲン化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、ヒドロキシハロゲン化アルミニウム、オキシハロゲン化ジルコニル、ヒドロキシハロゲン化ジルコニル、及びそれらの混合物などの、アルミニウム含有、及び/またはジルコニウム含有の物質または塩である。
(抗しわ活性物質類及び皮膚萎縮防止活性物質類)
本発明の化粧効果剤類として有用な抗しわ活性物質類及び皮膚萎縮防止活性物質類の例としては、レチン酸及びその誘導体(例えば、シス及びトランス);レチノール;レチニルエステル類;ニコチン酸アミド及びその誘導体;イオウを含有するD型及びL型アミノ酸類及びこれらの誘導体及び塩、特にN−アセチル誘導体類で、好ましい例としてはN−アセチル−L−システイン;チオール類、例えば、エタンチオール;テルペンアルコール類(例えば、ファルネソール);ヒドロキシ酸、フィチン酸、リポ酸;リソフォスファチド酸、α−ヒドロキシ酸類(例えば、乳酸及びグリコール酸)、β−ヒドロキシ酸類(例えば、サリチル酸)、及び皮膚落屑剤類(例えば、フェノール等)が挙げられるが、これらに限定されない。
(人工日焼け活性物質類及び促進剤類)
本発明の組成物に有用な人工日焼け活性物質類及び促進剤類の例としては、ジヒドロキシアセタオン(dihydroxyacetaone)、チロシン、チロシン酸エチル等のチロシンエステル類、及びホスホ−DOPAが挙げられるが、これらに限定されない。
(収斂剤類)
本発明の組成物は、収斂剤類を含んでもよい。収斂剤類は、皮膚の毛穴を収縮させるのに有用である。好適な収斂剤類には、以下に限定されないが、丁子油、ツリガネタケ(fomes officinalis)抽出物、西洋ナツユキソウ抽出物、メントール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、乳酸メンチル、ウィッチヘーゼル留出物、アルミニウム塩、タンニン類、エタノール、及びこれらの組み合わせなどが挙げられる。
(皮膜形成剤類)
本発明のキットの組成物に有用な好適な被膜形成剤類の例には次のものが挙げられる:
a)スルホポリエステル樹脂類、例えば、AQ29D、AQ35S、AQ38D、AQ38S、AQ48S、及びAQ55S(イーストマン・ケミカルズ(Eastman Chemicals)から入手可能)のようなAQスルホポリエステル樹脂類;
b)ポリビニルアセテート/ポリビニルアルコールポリマー類、例えばビネックス(Vinex)2034、ビネックス2144、及びビネックス2019を含む、エア・プロダクツ(Air Products)から入手可能なビネックス樹脂類;
c)アクリル樹脂類、例えばダーマクリル(Dermacryl)LTを含む、ナショナル・スターチ(National Starch)から商品名「ダーマクリル」として入手可能な水分散性アクリル樹脂類;
d)ポリビニルピロリドン類(PVP)、例えば、ルビスコール(Luviskol)K17、K30、及びK90(バスフ(BASF)から入手可能)、PVPの水溶性コポリマー類、例えば、PVP/VA S−630及びW−735、並びにPVP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー類、例えば、ISPから入手可能なコポリマー845及びコポリマー937、並びに、E.S.バラバス(Barabas)のポリマー科学技術百科事典(Encyclopedia of Polymer Science and Engineering)、第2版、第17巻、198〜257ページに開示されている他のPVPポリマー類;
e)高分子量シリコーン類、例えば、ジメチコン及び有機置換ジメチコン類、とりわけ約50,000mPasを超える粘度のもの;
f)約50,000mPasを超える粘度の高分子量炭化水素ポリマー類;
g)シリコーン−アクリレートコポリマー類、例えばVS−70(3M)、SA−70(3M)、KP−545(信越(Shin-Etsu));
h)オルガノシロキサン類、例えばオルガノシロキサン樹脂類、流体のジオルガノポリシロキサンポリマー類、及びシリコーンエステルワックス類;
i)ポリウレタン類、例えばアルゾ社(Alzo,Corp.)からのポリマーのポリダーム(Polyderm)シリーズ;並びに
j)疎水性アクリレートコポリマー類、例えばアクリレート/アルキルメタクリレートコポリマー、リパクリル(Lipacryl)(ローム・アンド・ハース(Rohm & Haas))、またはその乳化された水分散性の種類のアライアンツ(Allianz)OPT(ISP)。
これらのポリマー及びそれらを含有する化粧品組成物の例は、PCT国際公開特許WO96/33689(1996年10月31日発行);同WO97/17058(1997年5月15日発行);及び米国特許第5,505,937号(カストロジョバンニ(Castrogiovanni)ら、1996年4月9日発行)に見出される。本明細書で使用するのに好適な追加の皮膜形成性ポリマーには、PCT国際公開特許WO98/18431(1998年5月7日発行)に記載される、水性エマルションにおける非水溶性ポリマー材料及び水溶性皮膜形成性ポリマーが挙げられる。粘度が約50,000mPasよりも高い高分子量の炭化水素ポリマー類の例としては、ポリブテン、ポリブテンテレフタレート、ポリデセン、ポリシクロペンタジエン、及び類似の線状及び分枝状の高分子量炭化水素類が挙げられる。
好ましい皮膜形成ポリマーには、R3SiO1/2「M」単位、R2SiO「D」単位、RSiO3/2「T」単位、SiO2「Q」単位の組み合わせを、RnSiO(4-n)/2なる関係式(nは1.0〜1.50の値、Rはメチル基)を満足する相対比で含む、オルガノシロキサン樹脂類が含まれる。なお、5%までの少量のシラノールまたはアルコキシ官能性も、処理の結果として樹脂構造内に存在する場合があることに留意すべきである。オルガノシロキサン樹脂類は、約25℃にて固体でなければならず、約1,000〜約10,000グラム/モルの範囲の分子量を有さなければならない。樹脂は、トルエン、キシレン、イソパラフィン類、及びシクロシロキサン類のような有機溶媒または揮発性キャリアに可溶性であり、このことは、樹脂が、揮発性キャリア中で不溶性である程には架橋していないことを示す。特に好ましいのは、繰り返しの一官能性若しくはR3SiO1/2「M」単位及び四官能性若しくはSiO2「Q」単位を含む樹脂、他に米国特許第5,330,747号(クシシック(Krzysik)、1994年7月19日発行)に開示されている「MQ」樹脂として知られるものである。本発明では、「M」官能性単位と「Q」官能性単位との比は、好ましくは約0.7であり、nの値は1.2である。そのようなオルガノシロキサン樹脂は、ミシガン州エードリアンのワッカー・シリコーンズ社(Wacker Silicones Corporation)から入手可能なワッカー(Wacker)803及び804、並びにゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)から入手可能なG.E.1170−002のように市販されている。
装用耐性または付着耐性を高めるその他の材料にはトリメチル化シリカが挙げられる。好適なこの種のシリカ及びそれらを含有する化粧品組成物は、米国特許第5,800,816号(ブリーバ(Brieva)ら)に記載されている。
(親水性コンディショニング剤類)
本発明の化粧効果剤はまた、1種類以上の親水性コンディショニング剤類であり得る。親水性コンディショニング剤類の非限定的な例としては、多価アルコール類、ポリプロピレングリコール類、ポリエチレングリコール類、尿素類、ピロリドンカルボン酸類、エトキシル化及び/またはプロポキシル化C3〜C6ジオール類及びトリオール類、α−ヒドロキシC2〜C6カルボン酸類、エトキシル化及び/またはプロポキシル化糖類、ポリアクリル酸コポリマー類、炭素原子数約12までの糖類、炭素原子数約12までの糖アルコール類、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。有用な親水性コンディショニング剤の具体的な例としては、尿素;グアニジン;グリコール酸及びグリコール酸塩(例えば、アンモニウム及び第四級アルキルアンモニウム);乳酸及び乳酸塩(例えば、アンモニウム及び第四級アルキルアンモニウム);スクロース、フルクトース、グルコース、エルスロース、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、グリセロール、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等;PEG−2、PEG−3、PEG−30、PEG−50等のポリエチレングリコール類、PPG−9、PPG−12、PPG−15、PPG−17、PPG−20、PPG−26、PPG−30、PPG−34等のポリプロピレングリコール類;アルコキシル化グルコース;ヒアルロン酸;陽イオン性スキンコンディショニングポリマー(例えば、ポリクアテルニウムポリマーのような四級アンモニウムポリマー);並びにこれらの混合物等の物質が挙げられる。本発明の物品においては、特にグリセロールが好ましい親水性コンディショニング剤である。また、様々な形態のアロエベラの1形態(例えば、アロエベラ・ジェル)、キトサン及びキトサン誘導体、例えば、キトサンラクテート、ラクタミドモノエタノールアミン;アセトアミドモノエタノールアミン;並びにこれらの混合物等の物質も有用である。米国特許第4,976,953号(オア(Orr)ら、1990年12月11日発行)に記載されている プロポキシル化グリセロールも有用である。
(疎水性コンディショニング剤類)
化粧効果剤は、1種類以上の疎水性コンディショニング剤類であってもよい。疎水性コンディショニング剤類の非限定的な例としては、鉱物油、ワセリン、レシチン、水素添加レシチン、ラノリン、ラノリン誘導体、C7〜C40分岐鎖炭化水素類、C1〜C30カルボン酸のC1〜C30アルコールエステル類、C2〜C30ジカルボン酸のC1〜C30アルコールエステル類、C1〜C30カルボン酸のモノグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のジグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のトリグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のエチレングリコールモノエステル類、C1〜C30カルボン酸のエチレングリコールジエステル類、C1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールモノエステル類、C1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールジエステル類、糖のC1〜C30カルボン酸モノエステル及びポリエステル類、ポリジアルキルシロキサン類類、ポリジアリールシロキサン類、ポリアルカリールシロキサン類、3〜9個のケイ素原子を有するシクロメチコン類、植物油類、硬化植物油類、ポリプロピレングリコールC4〜C20アルキルエーテル類、ジC8〜C30アルキルエーテル、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるものが挙げられる。
本明細書では約7個〜約40個の炭素原子を有する直鎖及び分岐鎖炭化水素類が有用である。これらの炭化水素物質の非限定的な例としては、ドデカン、イソドデカン、スクアラン、コレステロール、水素添加ポリイソブチレン、ドコサン(即ち、C22炭化水素)、ヘキサデカン、イソヘキサデカン(パーメチル(Permethy)(登録商標)101Aとして、米国ニュージャージー州サウス・プレインフィールドのプレスパース(Presperse)から市販されている炭化水素)が挙げられる。C7〜C40分枝状炭化水素の一分類であるC7〜C40イソパラフィン類は本明細書で有用である。分岐鎖液体炭化水素であるポリデセンも本明細書において有用であり、商品名ピュアシン(Puresyn)100(登録商標)及びピュアシン3000(登録商標)としてモービル・ケミカル(Mobile Chemical)(米国ニュージャージー州エジソン)から市販されている。
直鎖及び分岐鎖物質並びに芳香族誘導体を含むC1〜C30カルボン酸及びC2〜C30ジカルボン酸のC1〜C30アルコールエステル類も有用である。C1〜C30カルボン酸のモノグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のジグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のトリグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のエチレングリコールモノエステル類、C1〜C30カルボン酸のエチレングリコールジエステル類、C1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールモノエステル類、及びC1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールジエステル類のようなエステル類も有用である。本明細書では直鎖、分岐鎖、及びアリールカルボン酸類が含まれる。このような物質のプロポキシル化及びエトキシル化誘導体も有用である。非限定的な例には、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、プロピオン酸ミリスチル、ジステアリン酸エチレングリコール、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ネオペンタン酸イソデシル、マレイン酸ジ−2−エチルヘキシル、パルミチン酸セチル、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ステアリン酸セチル、ベヘン酸ベヘニル、マレイン酸ジオクチル、セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、オクタン酸セチル、ジリノール酸ジイソプロピル、カプリル/カプリントリグリセリド、PEG−6カプリル/カプリントリグリセリド、PEG−8カプリル/カプリントリグリセリド、及びこれらの混合物が挙げられる。
糖及び関連物質の様々なC1〜C30モノエステル類とポリエステル類もまた有用である。これらのエステルは、糖またはポリオール部分及び1つ以上のカルボン酸部分に由来する。これらのエステルは、構成要素である酸及び糖に応じて、室温で液体または固体の形態である場合がある。液体エステルの例としては、グルコーステトラオレエート、大豆油脂肪酸(不飽和)のグルコーステトラエステル、混合大豆油脂肪酸のマンノーステトラエステル、オレイン酸のガラクトーステトラエステル、リノール酸のアラビノーステトラエステル、キシローステトラリノレート、ガラクトースペンタオレエート、ソルビトールテトラオレエート、不飽和大豆油脂肪酸のソルビトールヘキサエステル、キシリトールペンタオレエート、スクローステトラオレエート、スクロースペンタオレエート、スクロースヘキサオレエート、スクロースヘプタオレエート、スクロースオクタオレエート、及びこれらの混合物が挙げられる。固体エステルの例には、エステルのカルボン酸部分が1:2のモル比のパルミトレエートとアラキデートであるソルビトールヘキサエステル、エステルのカルボン酸部分が1:3のモル比のリノレートとベヘネートであるラフィノースのオクタエステル、エステル化カルボン酸部分が3:4のモル比のヒマワリ種油脂肪酸とリグノセレートであるマルトースのヘプタエステル、エステル化カルボン酸部分が2:6のモル比のオレエートとベヘネートであるスクロースのオクタエステル、及びエステル化カルボン酸部分が1:3:4のモル比のラウレート、リノレートとベヘネートであるスクロースのオクタエステルが挙げられる。好ましい固体物質は、エステル化度が7〜8であり、脂肪酸部分がC18モノ−及び/またはジ−不飽和及びベヘン酸であり、不飽和:ベヘン酸のモル比が1:7〜3:5であるスクロースポリエステルである。特に好ましい固体糖ポリエステルは、分子中に約7のベヘン脂肪酸部分及び約1のオレイン酸部分がある、スクロースのオクタエステルである。その他の物質としては、スクロースの綿実油または大豆油脂肪酸エステルが挙げられる。エステル物質は次の特許に更に記述されている:米国特許第2,831,854号、米国特許第4,005,196号(ジャンダセック(Jandacek)、1977年1月25日発行)、米国特許第4,005,195号(ジャンダセック(Jandacek)、1977年1月25日発行)、米国特許第5,306,516号(レットン(Letton)ら、1994年4月26日発行)、米国特許第5,306,515号(レットン(Letton)ら、1994年4月26日発行)、米国特許第5,305,514号(レットン(Letton)ら、1994年4月26日発行)、米国特許第4,797,300号(ジャンダセック(Jandacek)ら、1989年1月10日発行)、米国特許第3,963,699号(リッジ(Rizzi)ら、1976年6月15日発行)、米国特許第4,518,772号(ボルペンハイン(Volpenhein)、1985年5月21日発行)、及び米国特許第4,517,360号(ボルペンハイン(Volpenhein)、1985年5月21日発行)。
ポリジアルキルシロキサン類、ポリジアリールシロキサン類、及びポリアルカリールシロキサン類のような非揮発性シリコーンも有用なオイルである。これらのシリコーンは、 米国特許第5,069,897号(オア(Orr)、1991年12月3日発行)に開示されている。ポリアルキルシロキサン類は、一般化学式R3SiO[R2SiO]xSiR3に相当し、式中、Rはアルキル基(好ましくはRはメチルまたはエチル基であり、より好ましくはメチル基である)及びxは約500までの整数で、望ましい分子量を達成するために選択される。市販されているポリアルキルシロキサン類としては、ジメチコンとしても知られているポリジメチルシロキサンが挙げられ、その非限定例としては、ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)が販売しているヴィカシル(Vicasil)(登録商標)シリーズ、及びダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)が販売しているダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)200シリーズが挙げられる。本明細書で有用なポリジメチルシロキサン類の具体例には、10センチストークス(mm2/s)の粘度及び200℃を超える沸点を有するダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)225液、及びそれぞれ50、350、及び12,500センチストークス(mm2/s)の粘度及び200℃を超える沸点を有するダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)200液が挙げられる。更に有効な物質は、トリメチルシロキシシリケートのような物質、即ち一般化学式が[(CH23SiO1/2x[SiO2]yに一致し、式中xは約1〜約500の整数、yは約1〜約500の整数であるポリマー物質である。市販のトリメチルシロキシシリケートは、ダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)593流体として、ジメチコンとの混合物として販売されている。ヒドロキシ末端を持つジメチルシリコーン類であるジメチコノール類も本明細書で有用である。このような素材は一般化学式R3SiO[R2SiO]xSiR2OH及びHOR2SiO[R2SiO]xSiR2OHで表すことができ、式中、Rはアルキル基(好ましくはRはメチルまたはエチル、更に好ましくはメチルである)及びxは、望ましい分子量を達成するために選択される約500までの整数である。市販のジメチコノール類は、典型的には、ジメチコンまたはシクロメチコンとの混合物(例えば、ダウ・コーニング(Dow Corning)(登録商標)1401、1402、及び1403流体)として販売されている。25℃にて約15から約65センチストークス(mm2/s)の粘度を有するポリメチルフェニルシロキサン類が好ましい、ポリアルキルアリールシロキサン類もここでは有用である。これらの物質は、例えば、SF1075メチルフェニル流体(ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)により販売されている)、及び556化粧品グレードのフェニルトリメチコン流体(ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporation)により販売されている)として入手可能である。メチルデシルシリコーン及びメチルオクチルシリコーン等のアルキル化シリコーン類は、本明細書において有用であり、ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)より市販されている。アルキル変性シロキサン類も同様に有用である。それらには、アルキルメチコン類及びアルキルジメチコン類が挙げられ、それらのアルキル鎖の炭素数は、10〜50である。このようなシロキサン類は、商品名エイビル・ワックス(ABIL WAX)9810(C24〜C28アルキルメチコン)(ゴールドシュミット(Goldschmidt)より販売)、及びSF1632(セテアリールメチコン)(ゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)より販売)として市販されている。シクロメチコン/ジメチコンコポリオール混合物も、配合助剤/コンディショニング剤として特に有用である。好適な混合物は、DC3225Q(登録商標)の商標名で販売されている。
また、植物油類及び硬化植物油類も本明細書において有用である。植物油類及び硬化植物油類の例としては、ベニバナ油、ヒマシ油、ココヤシ油、綿実油、メンハーデン油、パーム核油、パーム油、ピーナツ油、大豆油、菜種油、アマニ油、米糠油、松根油、ゴマ油、ヒマワリ種子油、硬化ベニバナ油、硬化ヒマシ油、硬化ココヤシ油、硬化綿実油、硬化メンハーデン油、硬化パーム核油、硬化パーム油、硬化ピーナツ油、硬化大豆油、硬化菜種油、硬化アマニ油、硬化米糠油、硬化ゴマ油、硬化ヒマワリ種子油、及びこれらの混合物が挙げられる。
また、ポリプロピレングリコールのC4〜C20アルキルエーテル類、ポリプロピレングリコールのC1〜C20カルボン酸エステル類、及びジ−C8〜C30アルキルエーテル類も有用である。これらの物質の非限定的な例としては、PPG−14ブチルエーテル、PPG−15ステアリルエーテル、ジオクチルエーテル、ドデシルオクチルエーテル、及びこれらの混合物が挙げられる。
また、疎水性キレート化剤も疎水性コンディショニング剤として本明細書において有用である。好適な剤は、米国特許番号第4,387,244号(スキャンロン(Scanlon)ら、1983年6月7日発行)、及び同時係属の米国特許出願番号第09/258,747号、及び09/259,485号(シュワルツ(Schwartz)らの名前により、1999年2月26日に出願)に記載されている。
好ましい疎水性コンディショニング剤類は、鉱物油、ワセリン、レシチン、水素添加レシチン、ラノリン、ラノリン誘導体、C7〜C40分岐鎖炭化水素、C1〜C30カルボン酸のC1〜C30アルコールエステル類、C2〜C30ジカルボン酸のC1〜C30アルコールエステル類、C1〜C30カルボン酸のモノグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のジグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のトリグリセリド類、C1〜C30カルボン酸のエチレングリコールモノエステル類、C1〜C30カルボン酸のエチレングリコールジエステル類、C1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールモノエステル類、C1〜C30カルボン酸のプロピレングリコールジエステル、糖のC1〜C30カルボン酸モノエステル類及びポリエステル類、ポリジアルキルシロキサン類、ポリジアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、3〜9個のケイ素原子を有するシクロメチコン類、植物油類、硬化植物油類、ポリプロピレングリコールC4〜C20アルキルエーテル類、ジ(C8〜C30アルキル)エーテル類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
(光散乱剤類)
特許請求の範囲に記載されるキットの組成物は、化粧効果剤として光散乱剤を含んでもよい。光散乱剤類は、毛穴や小皺などのきめの外観を最小限にすることによって、皮膚の外観を改善するのに有用である。本発明のキットの組成物中に包含するのに好適な光散乱剤は、以下に限定されないが、シリカ、ナイロン、ポリエチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、メチルシロキサンコポリマー、ポリテトラフルオロエチレンコポリマー、窒化ホウ素、シリコーン樹脂粉末、シリコーンゴム粉末、エチレンアクリレートコポリマー類、雲母、ニ酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
(落屑剤類)
本発明の組成物は、1種類以上の落屑剤類を含んでもよい。このような試剤は、皮膚が若返り、より若く見えるような方式で皮膚のターンオーバーを改善するのに有用である。例えば、落屑活性物質は皮膚のきめ(例えば、滑らかさ)を改善する傾向がある。本明細書で使用するのに好適な落屑系の1つは、スルフヒドリル化合物及び双極性界面活性剤を含有し、米国特許第5,681,852号(ビセット(Bissett))に記載されている。本明細書で使用するのに好適な他の剥離系は、サリチル酸及び双イオン性界面活性剤を含有し、米国特許第5,652,228号(ビセット(Bissett))に記載されている。これらの特許出願に記載されているような双極性界面活性剤類もまた、本明細書において落屑剤類として有用であり、セチルベタインが特に好ましい。
美白剤類(skin lightening agents)
別の好適な化粧効果試剤は、美白剤である。好適な美白剤としては、コウジ酸、アルブチン、デオキシアルブチン、アスコルビン酸、及びこれらの誘導体、例えば、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸リン酸ナトリウム、またはアスコルビン酸リン酸のその他の塩等の、当業者に既知のものが挙げられる。
(皮膚沈静剤類及び皮膚治療剤類)
本組成物に、安全且つ有効な量の皮膚沈静剤及び皮膚治療剤を、生成する組成物の好ましくは約0.1重量%〜約30重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約20重量%、更に好ましくは約0.5重量%〜約10重量%加えることができる。本明細書の使用に適した皮膚沈静または皮膚治癒活性物質としては、パンテノール酸誘導体(パンテノール、デクスパンテノール、エチルパンテノールを含む)、アロエベラ、アラントイン、ビサボロール、及びグリチルリチン酸二カリウムが挙げられる。
(日焼け止め活性物質類)
日焼け止め活性物質も本明細書で化粧効果を有する試剤として有用である。非常に様々な日焼け止め活性物質類が、米国特許第5,087,445号(ハフィー(Haffey)ら、1992年2月11日発行);米国特許第5,073,372号(ターナー(Turner)ら、1991年12月17日発行);米国特許第5,073,371号(ターナー(Turner)ら、1991年12月17日発行);及びセガリン(Sagarin)ら著、化粧品の科学と技術(Cosmetics Science and Technology)、VIII章の189頁以降に記載されている。本発明の組成物において有用な日焼け止め剤の非限定的な例には、2−エチルヘキシル−p−メトキシケイ皮酸、2−エチルヘキシルN,N−ジメチル−p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、2−フェニルベンジミダゾール−5−スルホン酸、オクトクリレン、オキシベンゾン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、4,4’−メトキシ−t−ブチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、3−ベンジリデンカンファー、3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものがある。その他の有用な日焼け止め剤は、米国特許第4,937,370号(サバテリ(Sabatelli)、1990年6月26日発行)、及び米国特許第4,999,186号(サバテリ(Sabatelli)ら、1991年3月12日発行)に開示のものである。これらの日焼け止め剤のとりわけ好ましい例としては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、4−ヒドロキシジベンゾイルメタンとの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾフェノンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、4−(2−ヒドロキシエトキシ)ジベンゾイルメタンの4−N,N−(2−エチルヘキシル)メチルアミノ安息香酸エステル、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。使用し得る日焼け止め剤の正確な量は、選択する日焼け止め剤及び達成される所望の日焼け防止指数(SPF)によって変わる。SPFとは、一般に使用される、紅斑に対する日焼け止め剤の光防護指標である。
(ビタミン化合物類)
本発明の組成物は、ビタミン化合物類、その前駆体、及びその誘導体を化粧効果を有する試剤として含んでもよい。このようなビタミン化合物類は、天然の形状であっても合成形状であってもよい。好適なビタミン化合物としては、以下に限定されないが、ビタミンA(例えば、ベータカロチン、レチノイン酸、レチノール、レチノイド類、パルミチン酸レチニル、プロプリオン酸レチニルなど)、ビタミンB(例えば、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、リボフラビン、パントテン酸など)、ビタミンC(例えば、アスコルビン酸など)、ビタミンD(例えば、エルゴステロール、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロールなど)、及びビタミンE(例えば、トコフェロールなど)が挙げられる。
(酵素類)
本発明の化粧効果剤はまた、1種類以上の酵素であってもよい。好ましくは、このような酵素類は皮膚科学的に許容可能である。好適な酵素類としては、ケラチナーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、サブチリシン、その他のペプチド、及びタンパク質等が挙げられるが、これらに限定されない。
ジ−、トリ−、テトラ−、及びペンタペプチド、並びにこれらの誘導体等が挙げられるが、これらに限定されないペプチドは、本発明の化粧効果剤として安全且つ有効な量で含まれてもよい。本明細書で使用する時、「ペプチド」という用語は、天然起源のペプチド及び合成ペプチドの両方を意味する。また、本明細書で有用なのは、ペプチドを含有する天然起源の組成物及び市販されている組成物である。
(キレート剤)
本発明のキットの組成物中の化粧効果剤類は、キレート剤であってもよい。本明細書で使用する時、「キレート剤」または「キレート化剤」とは、金属イオンが容易に化学反応に加わったり、化学反応を触媒したりしないように、錯体を形成することによって系から金属イオンを除くことができる活性物質を意味する。キレート化剤を含むことは、過剰な鱗屑又は皮膚組織変化の一因となるような紫外線照射から、また皮膚の損傷を起こし得るようなその他の環境化学物質から、保護するためにとりわけ有用である。
本発明に有用な代表的なキレート剤の例は、米国特許第5,487,884号(ビセット(Bissett)ら、1996年1月30日発行)、国際公開91/16035(International Publication No. 91/16035)(ブッシュ(Bush)ら、1995年10月31日発行)、及び国際公開91/16034(International Publication No. 91/16034)(ブッシュ(Bush)ら、1995年10月31日発行)に開示されている。主題の発明の組成物に有用な好ましいキレート剤は、フリルジオキシム、フリルジオキシム誘導体、フリルモノオキシム、フリルモノオキシム誘導体、及びこれらの組み合わせである。
(フラボノイド類)
本発明の化粧効果剤類は、また、フラボノイドであってもよい。フラボノイド類は、米国特許第5,686,082号及び第5,686,367号に広く開示されている。
(ステロール類)
本発明の化粧効果剤はまた、安全且つ有効な量の1種類以上のステロール化合物類であってもよい。有用なステロール化合物類の例としては、シトステロール、スチグマステロール、カンペステロール、ブラシカステロール、ラノステロール、7−デヒドロコレステロール、及びこれらの混合物が挙げられる。これらは、合成由来のもの、または天然供給源由来のもの、例えば、植物供給源からの抽出ブレンド物(例えば、フィトステロール)であり得る。
(油溶性ポリマーゲル化剤類)
本発明の組成物は、油溶性であり該組成物に含有されている疎水性物質(例えば、油)と共にゲルを形成する1種類以上のポリマー物質を任意に含んでもよい。このようなポリマー類は、これらの物質の構造化に有利であり、安定性及び剪断抵抗を改善して適応性のあるゲルをもたらす。
特に好適なのは、軟化点<160℃を有する少なくとも部分的に架橋した油溶性ポリマー物質である。好適な物質は、PE(ポリエチレン類)、PVA(ポリビニルアルコール類)及び誘導体類、PVP(ポリビニルピロリドン類)及び誘導体類、PVP/アルケンコポリマー類、PVP/VAコポリマー類、PVM/MA(メチルビニルエーテル/無水マレイン酸)コポリマー類並びにそれらのエステル類及びエーテル類、特にポリ(アルキルビニルエーテル−コ−無水マレイン酸)コポリマー類、エチレン/VAコポリマー類、アクリレート類/アルキルメタクリレートコポリマー、スチレン/イソプレン、スチレン/エチレン/ブチレン、スチレン/エチレン/プロピレン、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン、スチレン/ブタジエンコポリマー類、ベントナイト粘土類(benotnite clays)、ヘクトライト粘土類、オルガニクスワックス類及びシリコーンワックス類の化学物質群に由来する。好適な物質は、例えば、デュポン(Dupont)(エルバックス(ELVAX)(登録商標)の種類)、BASF(ルビスコール(LUVISKOL)(登録商標)の種類)、シェル(Shell)(クラトン(KRATON)(登録商標)ポリマー類)、ISP(PVP、ガントレッツ(GANTREZ)(登録商標)、ガネックス(GANEX)(登録商標)、及びアライアンツOPT(ALLIANZ OPT)(登録商標)の種類)、及びローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)(リパクリル(LIPACRYL)(登録商標))より入手可能である。
(親水性ゲル化剤)
本発明の組成物は、任意に、好ましくは約0.01%〜約10%、更に好ましくは約0.02%〜約2%、とりわけ約0.02%〜約0.5%の濃度で親水性ゲル化剤を含有してもよい。該ゲル化剤は、好ましくは少なくとも約4000mPa・s、より好ましくは少なくとも約10,000mPa・s、とりわけ少なくとも50,000mPa・sの粘度(1%水溶液、20℃、ブルックフィールド(Brookfield)RVT)を有する。
好適な親水性ゲル化剤は、一般に、水溶性またはコロイド状水溶性ポリマーとして記述することができ、セルロースエーテル類(例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、ベントナイト粘土類、ヘクトライト粘土類、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリクアテルニウム−10、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、及びキサンタンガムが挙げられる。
好適な親水性ゲル化剤類には、アクリル酸/アクリル酸エチルコポリマー類、及びB.F.グッドリッチ社(B.F.Goodrich Company)によってカーボポール(Carbopol)樹脂の商標で販売されているカルボキシビニルポリマー類がある。これらの樹脂は本質的に、0.75%〜2.00%の架橋剤、例えば、ポリアリルスクロースまたはポリアリルペンタエリスリトールで架橋されたアクリル酸のコロイド状水溶性ポリアルケニルポリエーテル架橋ポリマーからなる。例としては、カーボポール(Carbopol)934、カーボポール940、カーボポール950、カーボポール980、カーボポール951、及びカーボポール981が挙げられる。カルボポール934は、各スクロース分子に平均約5.8個のアリル基を有するスクロースのポリアリルエーテル約1%と架橋した水溶性アクリル酸ポリマーである。カーボポール(Carbopol)1382、カーボポール1342、及びペムレン(Pemulen)TR−1(CTFA名:アクリレート/10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー)の商標名で入手可能な両親媒性を有するアクリル酸の疎水変性架橋ポリマーもまた本明細書に用いるのに好適である。ポリアルケニルポリエーテル架橋アクリル酸ポリマーと疎水変性架橋アクリル酸ポリマーとの組み合わせも、本明細書に用いるのに好適である。本発明で用いるのに好適なその他のゲル化剤は、トリヒドロキシステアリン及びアルミニウムマグネシウムヒドロキシステアレートのようなオレオゲルである。本明細書のゲル化剤は、常温及び高温の両方に対する卓越した安定性を提供するために特に有効である。
本明細書の親水性ゲル化剤に含有されている酸性基の中和に使用するのに好適な中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミンが挙げられる。
(乳化剤類/界面活性剤類)
乳化剤(「界面活性剤」としても知られる)は、特に組成物がエマルションを含む時、本発明の組成物に含むことができる。
非常に様々な乳化剤が本明細書で有用であり、陰イオン性乳化剤、非イオン性乳化剤、陽イオン性乳化剤、両性乳化剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるものが挙げられる。
好ましい乳化剤は、ラウロイルサルコシン酸アンモニウム、トリデセス硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、モノラウリルリン酸ナトリウム、エトキシル化モノアルキルホスフェート類、ココグリセリルエーテルスルホン酸ナトリウム、C9〜C22のナトリウム石鹸、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される陰イオン性乳化剤;ラウラミンオキシド、ココアミンオキシド、デシルポリグルコース、ラウリルポリグルコース、ヤシ脂肪酸スクロース、C12〜14のグルコサミド類、ラウリン酸スクロース、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される非イオン性乳化剤;脂肪アミン類、ジ脂肪四級アミン類、トリ脂肪四級アミン類、イミダゾリウム四級アミン類、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される陽イオン性乳化剤;ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、セチルジメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される両性乳化剤である。
(架橋シリコーンポリマー類)
本発明の組成物は、本質的に非直鎖のポリマーを含む。特許請求の範囲に記載される組成物中に含有するのに好適なポリマーは、架橋オルガノポリシロキサンポリマーゲルネットワークであるポリシロキサンであるが、これに限定されない。例えば、特に非常に好適な架橋オルガノポリシロキサンポリマーゲルネットワークは、酸触媒の存在下でエポキシ官能性オルガノシロキサンの重合から形成される。オルガノポリシロキサンポリマーは、非乳化ポリマーゲルネットワーク、乳化ポリマーゲルネットワーク、及びこれらの組み合わせから選択される架橋オルガノポリシロキサンポリマーゲルネットワークである。このような具体例は、米国特許第6,531,540B1号、米国特許第6,538,061B2号、米国特許第6,444,745B1号、米国特許第6,346,583B1号、米国特許第5,654,362号、米国特許第5,811、487号、米国特許5,880,210号、米国特許第5,889,108号、米国特許第5,929,164号、米国特許第5,948,855号、米国特許第5,696,035号、米国特許第5,977,280号、米国特許第6,080,394号、米国特許第6,168,782号、米国特許第6,177,071号、米国特許第6,200,581号、米国特許第6,207,717号、米国特許第6,221,927号、米国特許第6,221,979号、米国特許第6,238,657号、及び米国特許第4,987,169号に記載されている。
好適なオルガノポリシロキサンポリマーネットワーク粉末類としては、信越(Shin-Etsu)のKSP−100、KSP−101、KSP−102、KSP−103、KSP−104、KSP−105のようなビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサンクロスポリマー類、信越のKSP−200のようなフルオロアルキル基を含有するハイブリッドシリコーン粉末類、信越のKSP−300;及びダウ・コーニング(Dow Corning)のDC9506のようなフェニル基含有ハイブリッドシリコーン粉末類が挙げられる。
好ましいオルガノポリシロキサン組成物は、ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーである。このようなジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー類は、ダウ・コーニング(Dow Corning)(DC9040及びDC9041)、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)(ベルベシル(Velvesil)125)、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)(SFE839)、信越(Shi Etsu)(KSG−15、16、18[ジメチコン/フェニルビニルジメチコンクロスポリマー]、及びKSG−21[ジメチコンコポリオールクロスポリマー])、グラント・インダストリーズ(Grant Industries)(グランシル(Gransil)(商標)系列の物質)を包含する様々な供給元から供給されており、ラウリルジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー類は信越から供給され(例えば、KSG−41、KSG−42、KSG−43、及びKSG−44)、ラウリルジメチコン/ジメチコンコポリオールクロスポリマー類も信越(Shin-Etsu)(例えば、KSG−31、KSG−32、KSG−33、及びKSG−34)、及びワッカー(ベルシル(Belsil)RG−100)から供給される。本発明に用いるのに好適な信越(Shin-Etsu)からの追加のポリマーには、KSG−210、−310、320、330、及び340が挙げられる。本発明で有用な架橋オルガノポリシロキサンポリマーゲルネットワーク及びそれらの製造方法については、米国特許第4,970,252号(サクタ(Sakuta)ら、1990年11月13日発行)、米国特許第5,760,116号(キルゴール(Kilgour)ら、1998年6月2日発行)、米国特許第5,654,362号(シュルツ・ジュニア(Schulz,Jr.)ら、1997年8月5日発行);及び日本特許出願JP61−18708(ポーラ化成工業株式会社(Pola Kasei Kogyo KK.)に譲渡)に更に記載されている。
(関連方法)
本発明の化粧キットは、複数段階の顔面用ファンデーション製品として使用するのに特に好適であることを出願者らは見出した。しかし、当業者は、開示されている使用方法に相応する本明細書に開示された適切な化粧効果剤を想像できることが予想される。本明細書で開示され、特許請求の範囲に記載される化粧キットの使用方法には、1)皮膚に対する化粧品活性物質の永続性を高める方法、2)皮膚を加湿する方法、3)皮膚の自然な外観を改善する方法、4)皮膚に有色化粧品を適用する方法、5)皮膚に制汗効果を提供する方法、6)皺を防ぎ、その発生を遅らせ、及び/またはそれを処置する方法、7)皮膚にUV防護を提供する方法、8)油っぽい外観を防ぎ、その発生を遅らせ、及び/またはそれを制御する方法、9)皮膚の感触及びキメを修正する方法、10)均一な皮膚の色調を提供する方法、11)クモ状血管及び静脈瘤の出現を防ぎ、遅らせ、及び/または処置する方法、11)皮膚上のうぶ毛の外観を覆い隠す方法、12)ざ瘡、加齢斑、ソバカス、黒子、瘢痕、目の下のくま、母斑、炎症後の色素沈着過度などを包含するヒトの皮膚における染み及び/または欠点を隠す方法、及び13)哺乳類の悪臭を防ぎ、その発生を遅らせ、及び/またはそれを処置する方法が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書で検討される方法は、それぞれ、皮膚に第1及び第2の組成物を逐次的に局所適用することが含まれる。しかし、特許請求の範囲に記載される各方法には、他の化粧効果剤類を含む追加の組成物の使用に重点を置く追加の段階が含まれてもよい。
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施形態を更に記載し、例示する。以下の実施例では、成分はすべて活性レベルで記載する。実施例は、単に例示の目的のために示されており、それらの多くの変更が本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなしに可能であるため、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
(第1の組成物の実施例)
(実施例1〜5)
収斂剤類、てかり制御吸収剤類、赤色度/黄色度を抑えるパール顔料類、ビタミン類、及び日焼け止め活性物質類を含む水中油型の第1の組成物。
Figure 2005529946
Figure 2005529946
1コボ・プロダクツ(Kobo Products)からBPD500Tとして入手可能なポリウレタン球体類。
2皮脂及び汗を吸収する粒子類、例えば、以下に限定されないが、コボ・プロダクツ(Kobo Products)製のシリカシェルズ(Silica Shells)またはMSS−500/3H4の形態のシリカ、アムコル・ビューティ・ソルーションズ(Amcol Beauty Solutions)製のポリポアE200またはL200の形態のアリルメタクリレートクロスポリマー、ミヨシ化成(Miyoshi Kasei)製のセブマーゼ(Sebumase)の形態のアルミノメタシリケートマグネシウム、またはナショナル・スターチ(National Starch)製のナトラソーブ・バス(Natrasorb Bath)若しくはナトラソーブ(Natrasorb)HFBなどの吸収性デンプン類など。
3雲母及び二酸化チタンパール顔料類、例えば、以下に限定されないが、ローナ(Rona)製の赤色度を抑えるためのティミロン・シルク・グリーン(Timiron Silk Green)若しくはティミロン・スーパー・グリーン(Timiron Super Green)、または、黄色度を抑えるためのティミロン・シルク・ブルー(Timiron Silk Blue)若しくはティミロン・スーパー・ブルー(Timiron Super Blue)など。
4セピック(Seppic)からセピゲル(Sepigel)305として入手可能なC13〜C14イソパラフィン及びラウレス−7を有するポリアクリルアミド。
5ラボラトリーズ・セロバイオロジーク(Laboratoires Serobiologique)から、LS8865として1,3ブチレングリコール中に分散された状態で入手可能な収斂性ツリガネタケ(Fomes officinalis)抽出物。
6インターナショナル・スペシャルティ・プロダクツ(International Specialty Products)からアライアンツ(Allianz)OPTとして入手可能なアクリレート類/C12〜22アルキルメタクリレート類コポリマー。
A相の成分を合わせ、75℃に加熱する。B相の成分を合わせ、75℃に加熱する。A相とB相の両方を低剪断プロペラまたはタービンで混合し、相の均一性を確実にしなければならない。A相及びB相が両方とも75℃に達すると、これらの2相を合わせ、10分間、8000〜10000rpmの高剪断混合機で乳化させる。C相の成分をエマルションに添加し、5〜10分間プロペラまたはタービン混合機で混合して、固体を分散し、大きい粒塊を粉砕するのに良好な渦巻きが作り出されることを確実にする。必要に応じて、C相のA/B相への混合は、5000〜10000rpmの高剪断混合機、及び側壁スクレーパを有するアンカー型混合機で補うことができる。固体が分散したら、エマルションの冷却を開始すると同時に、プロペラまたはタービン混合機、及びサイドスクレーパで混合する。エマルションの温度が60℃に達したら、D相ポリアクリルアミド増粘剤を添加し、5〜10分間プロペラまたはタービン混合機で混合し、ポリマーを分散するのに良好な渦巻きが作り出されることを確実にする。エマルションを55℃に冷却し及びE層を添加する。50℃に冷却し並びにF及びG相を添加する。エマルションを35〜40℃に冷却しながら、プロペラまたはタービン混合機で混合し続ける。エマルションが35〜40℃に達すると、生成物を適切な容器に移し、貯蔵することができる。
(実施例6〜8)
(シリコーン中水型の第1の組成物)
Figure 2005529946
1アクリレート類/ジメチコンコポリマー、例えば、信越(Shin Etsu)製のKP545など。
2シクロメチコン及びジメチコンクロスポリマー、例えば、以下に限定されないが、ダウ・コーニング(Dow Corning)製のDC9040シリコーンエラストマーブレンドなど。
3ジメチコンコポリオールクロスポリマー、例えば、信越(Shin Etsu)製のKSG−21、KSG−210、またはKSG−104のような自己乳化エラストマー類など。
4ポリジメチルシロキサン、例えば、以下に限定されないが、ダウ・コーニング(Dow Corning)製のDC200またはDC2−1184など。
5DC5225C配合助剤の形態のシクロペンタシロキサン及びジメチコンコポリオール。
6皮脂及び汗を吸収する粒子類、例えば、以下に限定されないが、コボ・プロダクツ(Kobo Products)製のシリカシェルズ(Silica Shells)、シリカシェルズ(Silica Shells)−SH、またはMSS−500/3H4の形態のシリカ、アムコル・ビューティ・ソルーションズ(Amcol Beauty Solutions)製のポリポアE200またはL200の形態のアリルメタクリレートクロスポリマー、またはミヨシ化成(Miyoshi Kasei)製のセブマーゼ(Sebumase)の形態のアルミノメタシリケートマグネシウムなど。
A相を合わせ、均一になるまでプロペラまたはタービン混合機で混合する。B相の成分を合わせ、均一になるまで5000〜10000rpmの高剪断混合機で混合する。A相をB相と合わせ、10〜20分間、5000〜10000rpmの高剪断混合機で乳化する。エマルションの温度が40℃を超えないようにする。C相をエマルションに添加し、均一になるまでプロペラまたはタービンで混合する。また、必要に応じて高剪断混合機を使用し、粒塊を分解してもよい。粒子類が完全に分散したら、適切な容器に移す前にエマルションを室温まで冷却させる。
(実施例9)
(圧縮粉末の第1の組成物)
Figure 2005529946
1皮脂及び汗を吸収する粒子類、例えば、以下に限定されないが、コボ・プロダクツ(Kobo Products)製のシリカシェルズ(Silica Shells)、シリカシェルズ(Silica Shells)−SH、またはMSS−500/3H4の形態のシリカ、アムコル・ビューティ・ソルーションズ(Amcol Beauty Solutions)製のポリポアE200またはL200の形態のアリルメタクリレートクロスポリマー、ミヨシ化成(Miyoshi Kasei)製のセブマーゼ(Sebumase)の形態のアルミノメタシリケートマグネシウム、またはナショナル・スターチ(National Starch)製のナトラソーブ・バス(Natrasorb Bath)若しくはナトラソーブ(Natrasorb)HFBなどの吸収性デンプン類など
A相の成分をバルク混合(例えば、リボンブレンダー、ダブルコーンブレンダー、または手動で)で合わせ、続いて、高剪断混合し(例えば、ハンマーミル、粉砕機、またはチョッピングブレード)、あらゆる粒塊を破壊する。B相の成分をプロペラ混合機で合わせ、75℃に加熱する。B相の成分をA相に添加し、バルクと高剪断混合の組み合わせで分散させる。
(実施例10)
(第1の組成物として使用するのに好適な固体エマルション)
Figure 2005529946
1皮脂及び汗を吸収する粒子類、例えば、以下に限定されないが、コボ・プロダクツ(Kobo Products)製のシリカシェルズ(Silica Shells)、シリカシェルズ(Silica Shells)−SH、またはMSS−500/3H4の形態のシリカ、アムコル・ビューティ・ソルーションズ(Amcol Beauty Solutions)製のポリポアE200またはL200の形態のアリルメタクリレートクロスポリマー、ミヨシ化成(Miyoshi Kasei)製のセブマーゼ(Sebumase)の形態のアルミノメタシリケートマグネシウム、またはナショナル・スターチ(National Starch)製のナトラソーブ・バス(Natrasorb Bath)若しくはナトラソーブ(Natrasorb)HFBなどの吸収性デンプン類など
A相の成分を合わせ、均一になるまで、20〜30℃で低剪断プロペラまたはタービン混合機で混合する。B相の成分を合わせ、均一になるまで、20〜30℃でプロペラまたはタービン混合機で混合する。A相をB相と5000〜10000rpmの高剪断混合機で合わせる。D相の成分をエマルションに添加し、分散するまで低剪断で混合する。D相の成分をエマルションに添加し、85℃に加熱する。85℃で、5000〜10000rpmで10分間混合し、確実に全てのワックス及び固体を分散させる。適切な貯蔵容器に注ぎ入れられるように、エマルションを65℃に冷却する。
(第2の組成物の実施例)
(実施例11〜14)
(シリコーン中水型の第2の組成物)
Figure 2005529946
1.信越(Shin-Etsu)−KP−545
2.3M−SA−70
3.ISP−セラフィル(Ceraphyl)55
4.デグサ・ゴールドスミス(DeGussa Goldsmith)−エイビル(Abil)WE−09
5.ローディア−ローダサーフ(Rhodia-Rhodasurf)L−7/90
6.ナショナル・スターチ(National Starch)−ドライ・フロ・エリート(Dry Flo Elite)BN
7.GE−トスパール(Tospearl)145A
8.コボ(Kobo)−BPD−500T
9.ダウ・コーニング(Dow Corning)−DC9506粉末
10.GE−ベルベシル(Velvesil)−1111−19−372
11.コボ(Kobo)−シリカ・シェルズ(Silica Shells)
手順:脱イオン水とD相の成分のシリカ・シェルズ(Silica Shells)を合わせ、均一性が達成されるまでプロペラまたは分散機で混合する。残りのD相成分を添加し、プロペラ又は分散機ブレンドを続ける。冷却筒付きの容器中でA相の成分を合わせ、ロータステータミル(rotor stator mill)で混合を開始する。冷却筒付き容器に冷水を循環させる。B相の成分を一緒に10分間ブレンドする。ブレンドしたB相をA相の成分に添加する。C相の成分をAB相に添加する。ABC相が完全に解凝集し、顔料が1次粒子のサイズに小さくなるまで、ABC相を剪断する。中程度の剪断力でD相をABC相に乳化させる。均一になるまでABCD相を壁面掃流混合(sweep wall mixing)してブレンドする。適切なサイズの容器中に貯蔵する。
(実施例15)
(第2の組成物として使用するのに好適なパウダーファンデーション。)
Figure 2005529946
A相の成分をバルク混合(例えば、リボンブレンダー、ダブルコーンブレンダー、または手動で)で合わせ、続いて、高剪断混合し(例えば、ハンマーミル、粉砕機、またはチョッピングブレード)、あらゆる粒塊を破壊する。B相の成分をプロペラ混合機で合わせ、75℃に加熱する。B相の成分をA相に添加し、バルクと高剪断混合の組み合わせで分散させる。
(実施例16〜17)
(シリコーン中水型の第2の組成物の実施例)
Figure 2005529946
1.コボ・プロダクツ(Kobo Products)−ITT被覆顔料
2.ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)−ベルベシル(Velvesil)125
3.ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)−1111−21−937
4.ナショナル・スターチ(National Starch)−ドライ・フロ・エリート(Dry Flo Elite)BN
1.プラスチック製バケット中でC相を合わせる。空気を混入させずに最大プロペラ混合機ブレンドを行う。
2.A相の成分1〜6をステンレス鋼ジャケット付き容器に添加し、高剪断混合を開始する。
3.B相の成分をA相に添加し、高で約30分間の粉砕を開始する。
4.C相を容器中のAB相に添加し、均質化する。バッチの均一性が視覚的に達成されるまで均質化を続ける。
5.D相の成分を添加し、均一性が達成されるまで均質化する。
(実施例18〜21)
(シリコーン中水型の第2の組成物の実施例)
Figure 2005529946
1.コボ・プロダクツ(Kobo Products)−シリカ・シェルズ(Silica Shells)
2.ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)−ベルベシル(Velvesil)125
3.ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)−1120−21−381
4.ローム・アンド・ハース−アライアンツ(Allianz)OPT
1.成分D1及びD5を大きいステンレス鋼製ビーカーに入れて合わせる。空気を混入させずに最大プロペラ混合機ブレンドを行う。
2.A及びB相の成分をステンレス鋼製ビーカーに添加する。15分間、または均一性が達成されるまで高剪断力で混合する。
3.C相の成分を別のビーカーに添加する。パラベンが溶解するまで手動で混合する。
4.C相をバッチに添加する。均一になるまで高剪断力を続ける。
5.ABC相が均一になったら、ホモジナイザーを挿入し、次いでD相を添加して、均一性が達成されるまで均質化を続ける。
6.E相を添加し、外観及び稠度が均一になるまでプロペラ混合機でブレンドする
(実施例22〜23)
(水中シリコーン型の第2の組成物の実施例)
Figure 2005529946
1.コボ・プロダクツ(Kobo Products)−ITT被覆顔料
2.コボ・プロダクツ(Kobo Products)−シリカ・シェルズ(Silica Shells)
3.ユニキマ(Uniquima)−アーラトン(Arlatone)V−175
4.ナショナル・スターチ(National Starch)−ドライ・フロ・エリート(Dry Flo Elite)BN
1.成分C1及びC9を最大プロペラで合わせる。
2.C相の成分2、3、5、6、7、8及び10を添加する。空気を混入させずに最大のプロペラ混合機ブレンドを行う。
3.C相を70〜80℃に加熱する。バッチが70〜80℃に達するとC4を50%添加する。
4.A相の成分1〜5を別の容器に添加し、バッチの均質化を開始する。
5.A相を70〜80℃に加熱する。
5.B相をA相に添加し、約20〜30分間、高で剪断する。
6.AB相が70〜80℃に達したらA相の成分6〜7を添加する。
7.プロペラ混合しながらAB相をC相に移す。外観が均一になるまでブレンドする。
8.高剪断でバッチを均質化する。残りの50%のC4を添加する。均一性が達成されるまで維持する。

Claims (10)

  1. 複数段階の顔面用ファンデーション製品として適用するのに好適な化粧キットであって、前記キットは:
    a)第1の組成物であって:
    (i)安全且つ有効な量の吸収剤;及び
    (ii)第1の皮膚科学的に許容可能なキャリアを含む第1の組成物;並びに
    b)第2の組成物であって:
    (i)安全且つ有効な量の1種または複数の着色剤類;及び
    (ii)第2の皮膚科学的に許容可能なキャリアを含む第2の組成物を特徴とし、
    ここで、前記第2の組成物が、前記第1の組成物の後に顔面の皮膚に局所適用される、化粧キット。
  2. 前記吸収剤が、シリカ類、シリケート類、ポリアクリレート類、架橋シリコーン類、架橋炭化水素類、デンプン系物質、タルク、微結晶セルロース、アルミニウムスターチオクテニルスクシネート、カオリン、ケイ酸カルシウム、非晶性シリカ類、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、または炭酸亜鉛、及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1に記載の化粧キット。
  3. 前記第1の組成物、前記第2の組成物、または、前記第1の組成物と前記第2の組成物との両方が、安全且つ有効な量の1種または複数の皮膜形成剤類を更に含み、好ましくは前記皮膜形成剤類が親水性皮膜形成剤類、水分散性疎水性皮膜形成剤類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、好ましくは前記皮膜形成剤類が疎水性である、請求項1に記載の化粧キット。
  4. 前記第1の組成物が、本質的に顔料類を含まない、請求項1に記載の化粧キット。
  5. 前記第1の組成物が水中油型エマルションであり、及び前記第2の組成物がシリコーン中水型エマルションである、請求項1に記載の化粧キット。
  6. 前記第2の組成物が、吸収剤類、抗ざ瘡活性物質類、制汗活性物質類、抗皺活性物質類、人工日焼け剤類、収斂剤類、皮膜形成剤類、親水性コンディショニング剤類、疎水性コンディショニング剤類、光散乱剤類、落屑剤類、皮膚美白剤類、皮膚鎮静/治癒剤類、皮膚用増粘剤類、日焼け止め活性物質類、ビタミン化合物類、黄色度低減粒子類、赤色度低減粒子類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、化粧効果剤を更に含む、請求項1に記載の化粧キット。
  7. 前記第1及び第2の組成物が、液体類、固体エマルション類、クリーム類、ローション類、粉末類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される製品形態である、請求項1に記載の化粧キット。
  8. 前記キットが、前記第1及び第2の組成物の後に逐次的に適用される1種または複数の追加の組成物を更に含む、請求項1に記載の化粧キット。
  9. 複数段階の顔面用ファンデーション製品を皮膚に提供する方法であって、前記方法が:
    a)第1の組成物であって:
    (i)安全且つ有効な量の1種または複数の吸収剤;及び
    (ii)第1の化粧用として許容可能なキャリアを含む第1の組成物を前記皮膚に適用する工程;並びにその後
    b)第2の組成物であって:
    (i)安全且つ有効な量の1種または複数の着色剤類;及び
    (ii)第2の化粧用として許容可能なキャリアを含む第2の組成物を前記皮膚に適用する工程を特徴とする方法。
  10. 前記第1の組成物、前記第2の組成物、または、前記第1の組成物と第2の組成物との両方が、架橋シリコーンポリマー及び1種または複数の皮膜形成剤類を更に含む、請求項1に記載の化粧キット。

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