JP2005528179A - 表底 - Google Patents

Abstract

表底、特に運動靴（２）用表底（１）および（３）には靴が地面に傾いて若干滑る衝撃で接触する場合にも、高い弾性変形度が提供され、それにより優れた衝撃吸収を達成できる。本発明によると、表底（１）は、臨界点まで変形される領域における少なくとも１つの変形臨界点以上の接線変形に対してのみ本質的に剛性である。これにより、それぞれの接触または荷重適用地点においてランナーの安定性が対応的に向上される。また、ランナーは、距離損失なく荷重適用地点から再推進できる。ソールにおける浮遊効果が防止される。ソールは、全体として、または複数の部位で着脱可能に靴（２）の中間ソール（４）に固定される。

Description

本発明は、表底、特に接線方向に弾性変形される運動靴用表底に関する。

本明細書において、接線方向の変形は、例えば、剪断により引き起こされる表底の面またはその外面に平行またはその接線方向における変形をいう。そのような変形は、表底の、例えば圧縮により引き起こされる表底の面またはその外面に垂直な方向における変形とは異なる。水平面において、接線方向は、水平方向と略一致し、法線方向は、垂直方向と略一致する。

互いに異なる硬度の異なる弾性材料が用いられる弾性表底は、多様な変形例で公知である。空気またはジェルクッションが含まれる表底もまた公知である。このようなクッションは、ランニング中に発生する衝撃を弾性的に吸収し、特にランナーの関節を保護すると同時に快適なランニング経験を提供するためのものである。

市場で入手可能な現在の運動靴は、垂直方向またはランニング面の法線方向においてスプリング効果をソールの圧縮形態として優先的に提供するスプリング特性を有する。しかし、そのような表底は、水平または接線方向において相対的に剛性を有してランナーの足が地面に傾いて接触する場合、十分なスプリング効果を提供できず、推進力が低い。水平方向における相当な変形力により浮遊効果が必然的に誘発されるために水平方向または接線方向におけるそのような剛性が求められる。これは、ランナーの安定性に否定的な影響を与える。また、ランナーがランニング方向における推進時にソールが反対方向に微妙に変形されるために各ステップにおいて少なくとも特定距離が損失される。そのような浮遊効果は、公知の運動靴である程度見られる。

本発明は、上述した浮遊効果をなくすことができ、接線方向において十分に柔らかくかつ弾力的なシンプルなデザインの表底を開示することを目的とする。

この目的は、接線方向に変形可能な表底により達成され、表底は、臨界点まで変形される領域における少なくとも１つの変形臨界点以上の接線変形に対してのみ実質的に剛性であることを特徴とする。

このような変形臨界点まで到達するのに必要な表底に掛かる荷重および少なくとも１つの変形臨界点が表底の硬度および弾力を調節することから、適切に選択されれば広い範囲の変形に対して接線方向に柔らかくかつ弾力的であり、変形臨界点がランニング中に局部的に限定された程度においてのみ、すなわちこのような最大荷重が適用されるソールの領域においてのみ、およびそのような最大荷重が発生する時点近傍においてのみ到達する表底が実現できる。

ランナーの足が地面に傾いておよび／または微小な推進力で接触する場合、衝撃が十分に吸収されるだけでなく、それぞれの衝撃または荷重適用地点において優れた安定性が確保され、このような点からランナーは、距離の損失なく再推進できるようになる。上述した浮遊効果は、このようにして防止される。

本発明によるソールの接線方向変形力が終了する変形臨界点は、変形の種類に依存することは言うまでもない。変形が接線方向において排他的に起きる必要はない。臨界変形には、純粋に法線または垂直変形中にも到達される。

本発明の好ましい一実施例によると、変形臨界点は、ソールの可変厚さの２０％以上、特にそのような厚さの５０％以上である接線および／または法線変形経路以後にのみ到達される。絶対変形値は、数ｃｍに容易に到達する。

構造および用いられる材料に対して考慮すると、本発明による表底は、原則的に多様な方式で実施できる。多様な実施例が図面を参照して記述される。下記説明は、例えば、２層のソールが特に弾性可変部材により分離され、可変部材は、十分な変形能力を有して２層が互いに平行に変位することを根本的に防ぎつつ２層間に摩擦、ノンポジティブ、および／またはポジティブ結合が達成される実施例に関する。

本発明のまた他の態様において、ソールには靴の中間ソールに着脱可能に固定される手段が提供される。ソールが多部品で実施される場合、個別部品は、互いに独立的に取り付けられ、磨耗された場合には個別的に交換もできる。この場合、互いに異なる構造の部品が入手可能であり、個別ランナーのランニングスタイルおよびそれぞれの要求に沿って特に個別的なデザインが採用される。

本発明は、以下の図面で説明される実施例を参照してさらに詳しく説明される
図１を参照して本発明の一実施例をまず説明する。本実施例が本発明のもっとも好ましい実施例を示すのに必須ではないが、本発明の必須特徴を説明するのに十分である。

図１は、本発明による表底１が備えられたランニングシューズ２を図示したものである。表底１は、複数の形状の中空部材３により形成される。その中空部材３は、管状部３．１を含み、例えば接着方法によりランニングシューズ２と一体的に形成されたウェブ３．２によりランニングシューズ２の中間ソール４の底部に固定される。中空部材３は、例えばランニング中に発生する荷重下において少なくとも部分的に弾性変形できるゴム材料で製造される。そのような材料は、好ましくは他の材料だけでなくそのものに対しても静止摩擦係数が高い。数個の中空部材３がランニングシューズ２の長手方向において互いに並んで配置され、ボールとヒール間の領域にギャップが維持される。中空部材３は、ランニングシューズ２の全体幅に対してそれぞれ延長する。しかし、図２に図示されたように、２以上の中空部材３を互いに横方向に隣接して配置することもできる。

例えば、図１ｂの矢印Ｐ１により図示されたように、ランニングシューズ２が地面と接触するときランニングシューズ２に傾いた前方荷重が掛かった場合、管状部３．１は、その寸法が適切に選択されて垂直および水平変形の形態として荷重を初期弾性吸収した後に完全に圧着される。これにより、上部シェル３．１．１と下部シェル３．１．２間の摩擦結合が起きる（図３参照）。この摩擦結合は、管状部３．１のまた他の変形に対する高い抵抗性を誘発する。管状部３．１は、材料の残余弾性により無視可能な程度でさらに変形できる。表底１のこのような位置および状態において、ランナーは、水平シフトが実質的にこれ以上起こらない方式で地面５と接触する。これは、ランナーが優れた安定性を有することを意味する。

また、ランナーは、図２の位置から図１ｃに図示されたようなステップで距離の損失なく推進できる。すなわち、管状部３．１間の前述した摩擦結合は、そのような管状部が推進時に発生する荷重の方向である矢印Ｐ２方向に著しい程度に水平変形されないようにする。ここにおいて１つの前提条件は、ソールの変形領域に適用される荷重が足が地面と接触する時間とランナーが再推進する時間の間に維持されるということである。しかし、これは、ランニングが正常な場合である。

図２は、図１のランニングシューズ２の背面図であり、ここにおいて図２ａは、荷重が掛からない状態、および図２ｂは、傾いた側方荷重が掛かった状態をそれぞれ表す。この場合に、上部シェル３．１．１と下部シェル３．１．２間に摩擦結合がなされるように中空部材３の管状部３．１の圧着が起きる。これは、ランニングシューズ２を着用したランナーが実質的に堅固な側方安定度が達成される方式において地面５と接触することを意味する。

前述した実施例は、非常に長い変形経路を特徴とする。表底に荷重が掛からない図１ａに図示された状態と摩擦結合が発生した図１ｂに図示された状態間においてそのような変形経路は、ソールの可変厚さの２０％以上、特にそのような厚さの５０％以上である。図１および２に図示された靴は、ランナーに“フロート オン クラウド（雲上の浮き）”を引き起こすがランナーは、不安感をもたずに地面と正しく堅固に接触する。

図３は、図１による中空部材３の詳細図であり、ここにおいて図３ａは、荷重の掛からない状態、図３ｂは、接線方向荷重が掛かった状態を表す。垂直下方に作用する荷重は、図３ｃに図示される。これら図面は、ランナーの安定性および距離の損失なくランナーの推進能力がどれほど純粋な垂直荷重下において達成されるかについて説明する。

図４に図示された表底６は、例えばゴム材料からなる管状中空部材６．１を備える。この場合には、中空部材は、上部層６．２および下部層６．３間に配置され、それぞれの層に堅固に連結される。前記２層６．２および６．３は、表底の全表面にかけて延長する。上部層６．２は、原則的に提供される１つの層によりまたは靴の中間層により形成される。下部層６．３は、輪郭により与えられる。図４に図示された表底６の機能は、図２を参照して上述した表底１の機能と本質的に同一であり、ここにおいて図４ａは、荷重が掛からない状態を図示したものである。管状中空部材６．１が圧着される場合、特に図４ｂの場合、上部シェルと下部シェル間の摩擦結合が形成される。しかし、荷重下における中空部材６．１の変形は、下部層６．３により適用された推力効果に起因して大きな領域にかけて分布する。図５に図示された実施例において、分離された２つの部位７．１および７．２が表底７のボール領域およびヒール領域にそれぞれ提供される。原則的に、そのような分離デザインは、他の実施例のように考慮される。また、弾性変形できる単純なウェブ７．１．３および７．２．３がそれぞれの上部層７．１．２および７．２．１およびそれぞれの下部層７．２．１および７．２．２間に配置される。荷重下において、このようなウェブは、例えば図５ｂに図示されたように２つの外層間に平坦に位置する。高い摩擦係数を有する材料が外層およびウェブに用いられる場合、前述したものと類似の摩擦結合が図５ｂに図示された状況において形成される。これは、上部層および下部層が図１に図示された前記管状部の上部シェルと下部シェルの機能の一部を担当することを意味する。対照的に、ウェブの機能は、管状部の側面の機能と実質的に同一である。互いに対向配置された２つのフランクは、図３において参照符号３．１．３および３．１．４で示される。

図６に図示された表底８においては、上部層８．１と下部層８．２間に弾性部材が使用されない。上部および下部層は、密閉容積部８．４が形成されるように周囲側部材８．３により連結される。このような密閉容積部には流体、特に空気のような気体またはジェルが充填される。この場合、図６ｂに図示されたように、上部層８．１と下部層８．２が荷重適用領域において互いに接触できる程度に、表底がランニング中に発生する荷重下において、変形できることが重要である。上述した特性を有する摩擦結合は、両層に高い弾性係数を有する材料が選択される場合にも形成される。非圧着性ジェルが容積部８．４を充填する媒体として用いられる場合、所望の効果を得るためにその全体容積または一部が弾性変形可能である必要がある。容積部８．４が気体で充填された場合、例えばヒール部位に付加的にバルブ８．５が提供される。表底の弾性特性および復元力は、例えば特定ランナーの体重またはランニング特性を表底に適応するために気圧を変化させる事により変更される。

前述した実施例のような摩擦結合を形成するかわりに、図７によって部分的に図示された表底９のようにポジティブ結合を択一的にまたは付加的に形成できる。この場合、例えば上部層９．１と下部層９．２間に歯形部が配置される。

本発明の他の態様によると、ソールにはそれを靴の中間ソールに着脱可能に固定する手段が提供される。この場合、ソールは、全体的に着脱可能に固定でき、または部分的に個別部品に対してのみ着脱可能に固定されることもできる。図８は、ランニングシューズ２の中間ソール４に個別部品ではなく全体ソール１が着脱可能に固定されるランニングシューズ２を図示したものである。この場合、図１の実施例でのように、ソール１は、管状部３．１を有してモールディングされたウェブ３．２により中間ソール４の底面に着脱可能に固定される複数の形状の中空部材３により形成される。その中空部材３は、ボール領域に配置された中空部材に対してのみ、中間ソール４の底面に着脱可能に固定されるように備えられる。図８の拡大図から明らかなように、何度も組み立てられて再取付け可能な、いわゆるフック／ループファスナ１０が固定手段として用いることができ、ここにおいて中空部材３のウェブ３．２にはフック／ループファスナのフック型層１０．１が提供される。したがって、中間ソール４にはフック／ループファスナ１０のループ型補助層１０．２が好ましくは全体領域に対して提供される。フック／ループファスナの２層は、接着剤を用いて一方では中空部材に、他方では中間ソールにそれぞれ固定される。

着脱式固定は、本発明のソールが必要な場合にのみ、例えばトレーニング走のためにそのトレーニング走の直前に中間ソールに取り付けることができ、それ以外の場合には、ソールなしで用いることができるという利点がある。これは、本発明によるソールが長スプリングたわみを達成するために、すなわち比較的容積が大きい中空部材として提供される場合に妥当である。中間ソールおよびそれに好ましくは取り付けられるフック／ループファスナのループ層を保護しようとする場合には、代替的に着脱可能な保護層がフック／ループファスナごとに提供される（図示せず）。

他方で、着脱式固定は、磨耗した任意のソールが新しいものに取り替えられるという利点を有する。図８の実施例のように、多部品構成のソールの場合に、個別部品もやはり取り替えることができ、例えば各ランナーの個人的なランニングスタイルにより引き起こされるソールの不均一な磨耗もまた考慮される。この場合には、各ランナーは、例えば個別部品の特殊配置により最大衝撃吸収特性を有するソールを自分で組み立てることもできる。その例として、図９は、図８のランニングシューズを後ろから見た２つの形を図示し、図９ａおよび図９ｂでは２列および３列の中空部材３が互いに隣接してヒール領域にそれぞれ配置される。本発明による個別的形状のソールに対して、他の特性を有し、互いに異なって構成された部品が製造者により製造可能である。その例として、図８は、ソールの主要荷重領域に配置される中空部材３’を図示したものである。該中空部材３’の壁厚さは、より大きく、結果として例えば残りの中空部材より変形に対してさらなる剛性を有する。

図１０は、本発明による表底について図３の中空部材と比較して若干変形された中空部材３”を表し、このような中空部材３”には平坦なベース面が提供される。また、中空部材の壁厚さは、全体的に等しく構成されない。図１０に図示された形状を有する中空部材は、スタンディング感がさらに良く、接触地点から改善された推進が達成される。

最後に、図１１は、水平管状部のかわりに垂直配置される管状部を有する、本発明による表底の個別ソール部材１１の他の実施例を表す略図である。

上述の実施例に対して、個別部材またはそれらの特性が他の実施例と組み合わせて用いることもできる点に注目すべきである。これは、例えば形状の構成だけでなく、ボール部位およびヒール部位での表底の分割にも適用される。摩擦結合手段およびポジティブ結合手段は、個別的にまたは組み合わせて用いられる。図４および５に図示された実施例は、図６に図示された実施例と組み合わせることができ、ここにおいて弾性および／または衝撃吸収媒体または流体は、図４または５による実施例における該当する中空スペース内に導入される。その反対に、機械的スプリング部材または衝撃吸収部材が図６の構成に付加的に提供される。本発明のまた他の態様によると、本発明によるソールが全体的にまたは少なくとも一部においてフック型層およびループ型またはフェルト型層を備えたフック／ループファスナのかわりに中間ソールに着脱式で固定され、互いに順応された２つのフック型層を有するフック／ループファスナが用いられ、ここにおいてそのようなフック／ループファスナは、より大きな接着力を有する。着脱可能な連結は、特殊な再着脱接着剤を用いて択一的または付加的になされる。

本発明の第１実施例による表底を備えた運動靴の側面図であり、ここにおいて図１ａは、荷重の掛からない状態、図１ｂは、傾いた前方荷重の掛かった状態、および図１ｃは、推進時の状態をそれぞれ表す。 図１に図示した運動靴の背面図であり、ここにおいて図２ａは、荷重が掛からない状態、および図２ｂは、傾いた側方荷重の掛かった状態をそれぞれ表す。 図１に図示された表底の中空部材の詳細図であり、ここにおいて図３ａは、荷重の掛からない状態、図３ｂは、傾いた前方荷重が掛かっている状態および図３ｃは、垂直荷重の掛かっている状態をそれぞれ表す。 ２層間に管状中空部材を備えた本発明による他の実施例の側面図であり、ここにおいて図４ａは、荷重が掛かっていない状態、および図４ｂは、傾いた前方荷重の掛かっている状態をそれぞれ表す。 ボール部位およびヒール部位に区分されており、可変ウェブにより互いに連結される２層を備えた表底の実施例の側面図であり、ここにおいて図５ａは、荷重の掛かった状態、および図５ｂは、傾いた前方荷重の掛かった状態をそれぞれ表す。 媒体が充填される密閉容積部を有する本発明による表底を図示した図面である。 歯形部を持つ本発明の他の態様の表底の部分断面図である。 図１に示された運動靴を表す図面であり、表底の部品が中間ソールに着脱可能で固定される本発明のさらに他の態様を説明する。 図８の運動靴を背面から見た図面であり、ここにおいて図９ａおよび図９ｂは、互いに隣接する着脱可能な多数のソール部位を図示したものである。 図３の中空部材と比較して多少変形された本発明による表底用中空部材を図示した図面である。 本発明による表底の個別的ソール部材のまた他の実施例の説明図である

符号の説明

１：表底
２：ランニングシューズ
３，３’，３”：中空部材
３．１：中空部材３の管状部
３．２：中空部材３のウェブ
３．１．１：管状部３．１の上部シェル
３．１．２：管状部３．１の下部シェル
３．１．３，４．１．４：管状部３．１の側面
４：中間ソール
５：地面
６：表底
６．１：表底６の管状中空部材
６．２：表底６の上部層
６．３：表底６の下部層
７：表底
７．１：表底７のボール部位
７．２：表底７のヒール部位
７．１．１，７．２．１：表底部位７．１および７．２の上部層
７．２．１，７．２．２：表底部位７．１および７．２の下部層
７．１．３，７．２．３：可変ウェブ
８：表底
８．１：表底８の上部層
８．２：表底８の下部層
８．３：表底８の周囲側部
８．４：表底８の体積
８．５：表底８のバルブ
９：表底
９．１：表底９の上部層
９．２：表底９の下部層
１０：フック／ループファスナ
１０．１：フック／ループファスナ１０のフック型層
１０．１２：フック／ループファスナ１０のループ型層
１１：垂直チューブを有するソール部材
Ｐ１：地面接触時の荷重を示す矢印
Ｐ２：推進時の荷重を示す矢印

Claims (15)

1. 表底、特に接線方向において弾性変形できる運動靴用表底であって、臨界点まで変形される領域における少なくとも１つの変形臨界点以上の接線変形に対してのみ本質的に剛性であることを特徴とする表底。
2. 前記変形臨界点は、可変厚さの２０％を超える、特に厚さの５０％を超える接線および／または垂直変形後に到達することを特徴とする請求項１に記載の表底。
3. 少なくとも１つの弾性可変部材により分離される２層を特に備え、前記部材は、十分な変形が達成されると前記２層が互いに対して摩擦結合、ノンポジティブ結合および／またはポジティブ結合を形成できるようにすることを特徴とする請求項１または２に記載の表底。
4. 少なくとも１つの中空スペースを含む少なくとも１つの弾性可変部材を備えたことを特徴とする請求項１乃至３のうちのいずれかに記載の表底。
5. 前記中空部材は、可変管状部から成ることを特徴とする請求項４に記載の表底。
6. いくつかの中空部材が表底の長手方向に互いに相前後して配置されることを特徴とする請求項４または５に記載の表底。
7. 前記中空部材は、いくつかの中空部材が形成されるように可変ウェブにより互いに連結される２つの外層を含むことを特徴とする請求項４に記載の表底。
8. 前記中空部材は、流体が充填される少なくとも１つのチャンバを含むことを特徴とする請求項４に記載の表底。
9. 前記中空部材は、その内部に含まれる空気を圧縮することで、弾性可変される少なくとも１つの空気充填チャンバを含むことを特徴とする請求項８に記載の表底。
10. 前記チャンバ内に充填される空気には大気圧より高い圧力が加えられていることを特徴とする請求項９に記載の表底。
11. 全体的にまたは多部品で構成される場合、該部品（３、３’）の少なくとも１つに対して、靴（２）の中間ソール（４）に着脱可能に固定するための手段（１０．１）が設けられていることを特徴とする請求項１乃至１０のうちのいずれか１項に記載の表底。
12. 多部品で構成され、個別部品（３、３’）は、必要な場合に互いに異なる地点および／または互いに異なるデザインで前記中間ソール（４）に着脱式で取り付けられることを特徴とする請求項１１に記載の表底。
13. 多部品で構成され、該部品（３、３’）の少なくとも２つは、互いに異なる形状および／または弾性力を有することを特徴とする請求項１１または１２に記載の表底。
14. 前記可変固定手段は、フック／ループファスナ（１０）の一部位（１０．１）を含み、前記中間ソール（４）には前記フック／ループファスナ（１０）の補完的部位（１０．２）が設けられていることを特徴とする請求項１１乃至１３のうちのいずれか１項に記載の表底。
15. 前記手段は、フックが設けられた前記フック／ループファスナ（１０）の一部位（１０．１）を含むことを特徴とする請求項１４に記載の表底。

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