JP2005527060A - 半同期受信器および情報を読み出すための装置 - Google Patents

半同期受信器および情報を読み出すための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005527060A
JP2005527060A JP2004508346A JP2004508346A JP2005527060A JP 2005527060 A JP2005527060 A JP 2005527060A JP 2004508346 A JP2004508346 A JP 2004508346A JP 2004508346 A JP2004508346 A JP 2004508346A JP 2005527060 A JP2005527060 A JP 2005527060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sequence
receiver
sample rate
rate
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004508346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005527060A5 (ja
Inventor
ディヴィド エム オー モドリエ
コーエン ファンホーフ
アールベルト ステク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JP2005527060A publication Critical patent/JP2005527060A/ja
Publication of JP2005527060A5 publication Critical patent/JP2005527060A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

アナログ信号(Sa)からデータレート1/Tでデータシーケンス(ak)を与える受信器であって、a)アナログ信号(Sa)を1/Tsのサンプルレートでサンプリングすることにより受信シーケンス(rn)を発生させる変換手段(40)であって、その受信シーケンス(rn)のサンプルレート1/Tsをプリセット値(Pv)により制御可能とする変換手段(40)と、b)受信シーケンス(rn)を処理することにより処理済シーケンス(yn)を与えるデジタル処理手段(12)と、c)処理済シーケンス(yn)をデータレート1/Tで等価処理済シーケンス(ye)に変換する第1のサンプルレート変換器(13)であって、その等価処理済シーケンス(ye)のデータレートを制御信号(Sc)により制御可能とする第1のサンプルレート変換器(13)と、d)等価処理済シーケンス(ye)からエラー・シーケンス(ek)を与えるエラー発生器(14)と、e)エラー・シーケンス(ek)に依存する制御信号(Sc)を発生させる制御信号発生手段(15)と、f)等価処理済シーケンス(ye)からデータシーケンス(ak)を導出する検出器(16)とを備え、サンプルレート1/Tと1/Tsとの間の比が実質的に一定となるようにする受信器が説明される。サンプルレート変換器を備えた従来の同期受信器は、SRCの制御ループ内でデジタル処理が実行されるという欠点を有している。このデジタル処理の結果として生じる遅延は、ループの全体的な遅延に寄与する。これは、不安定性に繋がり得ることであり、特に高帯域幅が要求される場合はそうである。このため、本発明の受信器は、制御ループの外でデジタル処理を行う。デジタル処理を固定されたレートで行うことができるという利点を維持するために、変換手段(40)は、T/Ts比を一定に保つようなプリセット値により制御される。

Description

本発明は、アナログ信号から、データレート1/Tでデータシーケンスを与える受信器に関するものである。
本発明はまた、情報担体上の情報トラックから、情報を読み出すための装置にも関するものである。
データシーケンスを与える受信器は、光ディスクプレーヤー内で使用され得る。光ディスクプレーヤー内では、アナログ再生信号が、光ディスクから取得される。光ヘッドが、レーザーを使用することにより、アナログ再生信号を取得する。いくらかのアナログ処理の後、再生信号は、アナログ−デジタル変換器(ADC)のような変換手段に供給される。ADCは、電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator;VCO)から来るクロックにより制御される。VCOにより供給されるクロックの周波数は、エラー発生器の出力に依存する。エラー発生器は、デジタル処理手段(digital processing means;DPM)の出力から、エラー信号を発生させる。DPMとしては、たとえばイコライザーを用いることができる。DPMは、ADCの出力信号を処理する。最終的に、DPMの出力が検出器に供給され、データシーケンスが生成される。ADCより後段のすべての処理は、データシーケンスのデータレート1/Tに同期して行われる。
デジタル記録および伝送のための受信器は、ますますデジタル的に実装されるようになってきており、VCOに基づくタイミング・リカバリは、サンプルレート変換器(sample rate converter;SRC)を用いたタイミング・リカバリに取って代わられている。この受信器の第1の部分も、アナログ処理手段とADCとからなっている。この受信器内のADCは、自走クロックにより制御されている。自走クロックは通常、クオーツ制御式のクロックである。このクロックの周波数は、データシーケンスのデータレート1/Tに依存しない。ADCの出力は、サンプルレート変換器(SRC)に供給される。SRCは、数値制御発振器(Numerical Controlled Oschillator;NCO)により制御されている。NCOの出力信号の周波数は、エラー発生器の出力信号に依存する。エラー発生器は、デジタル処理手段(DPM)の出力に反応する。ここでも、DPMの出力は検出器に供給され、データシーケンスが発生させられる。このような同期的にサンプリングを行う受信器の利点は、たとえば等化処理のようなデジタル信号処理を、タイミング・リカバリにより取得されたシンボル・レート・クロック領域内で行うことができる点である。一方、この処理の結果として生じる遅延は、ループの全体的な遅延に寄与する。これは、不安定性に繋がり得ることであり、特に高帯域幅が要求される場合はそうである。このことは、ループ内で用いられるデジタル処理を大きく制限するものであり、したがって性能を激しく低下させる可能性がある。
本発明の1つの目的は、上記の問題を回避する受信器を提供することである。
本発明のさらなる1つの目的は、上記の問題を回避する、情報を読み出すための装置を提供することである。
上記の1つの目的は、アナログ信号からデータレート1/Tでデータシーケンスを与える受信器であって、アナログ信号を1/Tsのサンプルレートでサンプリングすることにより受信シーケンスを発生させる変換手段であって、その受信シーケンスのサンプルレート1/Tsをプリセット値により制御可能とする変換手段と、上記の受信シーケンスを処理することにより処理済シーケンスを与えるデジタル処理手段と、上記の処理済シーケンスを上記のデータレート1/Tで等価処理済シーケンスに変換する第1のサンプルレート変換器であって、その等価処理済シーケンスのデータレートを制御信号により制御可能とする第1のサンプルレート変換器と、上記の等価処理済シーケンスからエラー・シーケンスを与えるエラー発生器と、上記のエラー・シーケンスに依存する上記の制御信号を発生させる制御信号発生手段と、上記の等価処理済シーケンスから上記のデータシーケンスを導出する検出器とを備え、上記のプリセット値が、サンプルレート1/Tと1/Tsとの間の比が実質的に一定となるような値に設定されることを特徴とする受信器により達成される。
上記のさらなる1つの目的は、情報担体上の情報トラックから情報を読み出すための装置であって、上記の情報担体から情報を取得し、アナログ信号を出力する手段と、アナログ信号からデータレート1/Tでデータシーケンスを与える受信器とを備え、その受信器が、アナログ信号を1/Tsのサンプルレートでサンプリングすることにより受信シーケンスを発生させる変換手段であって、その受信シーケンスのサンプルレート1/Tsをプリセット値により制御可能とする変換手段と、上記の受信シーケンスを処理することにより処理済シーケンスを与えるデジタル処理手段と、上記の処理済シーケンスを上記のデータレート1/Tで等価処理済シーケンスに変換する第1のサンプルレート変換器であって、その等価処理済シーケンスのデータレートを制御信号により制御可能とする第1のサンプルレート変換器と、上記の等価処理済シーケンスからエラー・シーケンスを与えるエラー発生器と、上記のエラー・シーケンスに依存する上記の制御信号を発生させる制御信号発生手段と、上記の等価処理済シーケンスから上記のデータシーケンスを導出する検出器とを備えており、上記のプリセット値が、サンプルレート1/Tと1/Tsとの間の比が実質的に一定となるような値に設定されることを特徴とする装置により達成される。
上記に説明したようなSRCを伴う既知の受信器のトポロジーから出発して、デジタル処理ブロックが、そのタイミング・リカバリ内に含まれる位置から、非同期領域すなわちアナログ−デジタル変換器ADCとSRCとの間へと移される。処理が非同期領域内に配されているので、そのタイムスパンは、オーバーサンプリング比T/Tsに依存することとなり、その結果、オーバーサンプリング依存の性能を示すこととなる。ADCは、自走クロックに代わってプリセット値により制御可能となる。プリセット値は、ADCがサンプルを作成するレートを制御する。プリセット値は、T/Ts比が固定値を有するように選択される。ただし、数パーセントの振れは許容される。非同期Ts領域からデータレート領域へと信号を伝送するタイミング・リカバリは、固定されたT/Ts比を採用することにより最適化され得る。プリセット値により制御されるADCに代えて、第2のSRCと組み合わされた、自走クロックにより制御されるADCを用いることもできる。その場合、ADCは中間受信シーケンスを出力する。第2のSRCは、中間受信シーケンスを受信シーケンスへと変換する。このとき、サンプルレートは、プリセット値により制御される。ADCと第2のSRCとの組合せは、プリセット値により制御されるADCと同一の受信シーケンスを、結果としてもたらす。
本発明のさらなる1つの実施形態では、上記の受信器は、プリセット値により制御されるADCまたは第2のサンプルレート変換器のプリセット値を発生させることにより、サンプルレート1/Tと1/Tsとの間の比を実質的に一定に保つロック補助手段を備えている。ロック補助手段がこのことを実現するには、複数の異なる方法がある。たとえば、ロック補助手段は、データレート1/Tに対する等価受信シーケンスの平均遷移数を実質的に一定に保つことにより、プリセット値を発生させ得る。データは、通常は最大ランレングス、すなわち0または1の最大連続数を有するビット・ストリームからなる。したがって、ある長さのビット・ストリームにおいて、平均遷移数は実質的に一定となる。この平均遷移数をプリセット値の制御パラメータとして使用することにより、ロック補助手段は、サンプルレート1/Tと1/Tsとを実質的に一定に保つことができる。
上記の受信器が、データレート1/Tと関連付けられたウォブル周波数を有するウォブルを情報トラックが備えている情報担体上の情報トラックから、情報を読み出すための装置内で使用される場合には、上記のロック補助手段は、ウォブル周波数の関数としてプリセット値を発生させることができる。たとえば、DVD+RWフォーマットでは、DVDディスク上にウォブルが存在している。このウォブルは、DVD上のデータに同期している。したがって、ロック補助手段は、ウォブル信号を用いて、たとえばウォブル周波数とサンプルレート1/Tsとの間の比を固定することにより、サンプルレート1/Tと1/Tsとを実質的に一定に保つことができる。
本発明の上記およびその他の側面は、以下の説明で、図面を参照しながら例として説明される実施形態により、さらに明らかとされる。
図1に図示された従来技術の受信器は、アナログ信号Saを受信シーケンスrに変換する変換手段40を有している。変換手段40は、通常はアナログ−デジタル変換器(ADC)である。ADCは、アナログ信号Saを、サンプルレート1/Tcでサンプリングし、そのサンプルレートは、電圧制御発振器30により制御されている。このVCOは、エラー発生器14と共に、位相ロックループ(phase locked loop;PLL)を形成する。VCOの出力は、入力部における電圧レベルに依存する周波数を有する。図1では、エラー発生器14の出力が、VCOの周波数を制御する。受信シーケンスrは、デジタル処理手段12により処理される。デジタル処理手段12は、たとえば受信シーケンスrに等化処理を施すイコライザーであり得る。デジタル処理の結果は、処理済シーケンスyである。処理済シーケンスyは、エラー発生器14と検出器16とに供給される。検出器16は、処理済シーケンスyからデータシーケンスaを導出する。
図2では、VCOに基づくタイミング・リカバリが、サンプルレート変換器(SRC)13を用いたタイミング・リカバリに変更されている。ここでは、変換手段40は、自走クロックFCにより制御される。クロックの周波数は、データシーケンスaのデータレート1/Tに依存しない。SRCは、制御信号発生手段15により制御されている。制御信号発生手段15としては、たとえば数値制御発振器(NCO)を用いることができる。NCOの出力信号の周波数は、エラー発生器14の出力信号に依存する。このような同期的にサンプリングを行う受信器の利点は、デジタル処理手段12によるデジタル処理を、タイミング・リカバリにより取得されるシンボル・レート・クロック領域内で行うことができる点である。一方、この処理の結果として生じる遅延は、ループの全体的な遅延に寄与する。これは、不安定性に繋がり得ることであり、特に高帯域幅が要求される場合はそうである。このことは、ループ内で用いられるデジタル処理を大きく制限するものであり、したがって性能を激しく低下させる可能性がある。
この遅延を排除するため、デジタル処理ブロック12を、そのタイミング・リカバリ内に含まれる位置から、図3に図示するように非同期領域Tsに移すことができる。こうすると、デジタル処理手段12は、変換手段40とサンプルレート変換器13との間に位置することとなる。処理が非同期領域内に配されているので、そのタイムスパンは、オーバーサンプリング比T/Tsに依存することとなり、その結果、オーバーサンプリング依存の性能を示すこととなる。そのため、本発明に係る受信器では、自走クロックFCを用いて変換手段40のサンプリング比を制御する代わりに、プリセット値Pvを用いて変換手段40のサンプリング比を制御する。プリセット値Pvは、T/Ts比が固定値を有するように選択される。ただし、数パーセントの振れは許容される。非同期Ts領域からデータレート領域へと信号を伝送するタイミング・リカバリは、固定されたT/Ts比を採用することにより最適化され得る。
変換手段40は、プリセット値Pvにより制御可能なサンプルレートで動作する、ADCにより実現することができる。あるいは、変換手段は、図4に図示するように、SRC42と組み合わされた、自走クロックFCにより制御されるADC41により実現することもできる。図4では、変換手段40は、ADC41と、第2のサンプルレート変換器42とを含んでいる。ADC41は、アナログ信号Saを、中間受信シーケンスrに変換する。ADC41の後段において、第2のサンプルレート変換器42が、プリセット値Pvで制御されたサンプルレート1/Tsで、中間受信シーケンスrを受信シーケンスrに変換する。
図5には情報を読み出すための装置が図示されている。図6には、情報トラック20を有する情報担体21が示されている。図5の装置は、情報担体21を回転させるための回転手段23を備えている。さらに、この装置は、情報担体21から情報を取得する手段22を備えている。たとえばCDプレーヤーでは、手段22は光ピックアップユニット(optical pickup unit;OPU)を含んでいる。OPUは、情報担体21の表面上に投射されるレーザー光線を発生させる。このレーザー光線は、情報担体21の表面により反射され、OPUにより、検出手段上に投射される。検出手段は、アナログ信号Saを発生させる。検出手段から来る信号は、アナログ信号Saが出力される前に、アナログ処理手段によって前処理を施されてもよい。
試験的な例として、上記の原理を、光読出システム内で使用される完全デジタル形式の受信器で試してみる。出発点は、変換手段40がADCからなり、デジタル処理手段12が有限インパルス応答(finite impulse response;FIR)のフィルタまたはイコライザーからなる、図2の受信器である。制御発生手段15は、数値制御発振器からなる。イコライザーは、ループ内に配されているので、常にシンボルレート領域内で、信号に等化処理を施す。しかしながら、その内在的な遅延とパイプライン遅延とからなる遅延が、ループの全体的な遅延に寄与する。これは、不安定性に繋がり得ることであり、特に高帯域幅が要求される場合はそうである。このことは、ループ内に適用可能なイコライザーを大きく制限するものである。
図7bでは、ループに遅延が加えられた際の位相余裕の減少が見て取れる。図7aおよび7bの横軸には、規格化された周波数が表されており、この規格化された周波数は、サンプリング周波数に対する周波数である。図7aの縦軸は、受信器の伝達関数の大きさを、デシベルで表している。図7bの縦軸は、位相を度で表している。図7b中の実線は、遅延を伴わない受信器の位相グラフであり、点線は、遅延を伴う受信器の位相グラフである。
図8には、遅延を伴うループと伴わないループとのステップ応答が示されている。点線は、遅延を伴うステップ応答であり、実線は、遅延を伴わないステップ応答である。水平軸には、経過時間が同期ビットクロックの周期で示されており、縦軸には振幅が表されている。
加えて、高帯域幅および低帯域幅における、遅延を伴う伝統的なタイミング・リカバリの周波数応答が、図9aおよび9bにそれぞれ示されている。横軸には、経過時間が固定クロックの周期で記されており、縦軸には、規格化された周波数すなわち1/Tが記されている。ループ内に多量の遅延が存在すると、高帯域幅が許容されないことは明らかである。
これらのグラフから、遅延量がシステムの性能を激しく低下させ得ることが、容易に導き出せる。したがって、ループ内におけるFIRフィルタの次数(order)またはタイムスパンが大きく制限され、その結果、性能が低下させられ得る。
図9cには、高帯域幅における、本発明に係る受信器の周波数応答が示されている。ここでは、縦軸はT/Ts比を表している。変換手段40はADCからなっており、デジタル処理手段12はイコライザーからなっている。T/Ts比が固定値を有するように、プリセットが選択される。イコライザーは、データレート・クロック1/Tと自走クロックFCとのオーバーサンプリング比に依存しない、固定されたタイムスパンを有することとなる。したがって、CAV(Constant Angular Velocity;角速度一定)モードにおいて、ディスク上の位置に依存しない性能が得られる。
プリセット値Pvは、ロック補助手段を用いて決定され得る。ロック補助手段17を伴う受信器が、図10に図示されている。図10中のロック補助手段17は、いわゆる遷移確率ロック補助手段である。変換手段40の後段において測定されるビットクロックごとの平均遷移数が、固定された小さな値となるように、プリセット値Pvが操作される。この小さな値は、使用される変調コードに依存する。ロック補助手段17は、擬似ロックを伴わない広い捕捉範囲を有するが、多数の遷移が観測されなくてはならないので、内在的には低速である。
ロック補助手段17は、ウォブル周波数に基づいてロックすることもできる。プリセット値Pvは、ウォブル周波数により操作される。これらのロック補助手段17は、ビット周波数と対応付けられた周波数のウォブルを有する、光ディスク・フォーマットにおいてのみ使用することができる。実際上は、これはあらゆる記録可能な/書換可能なフォーマットに適するものである。
半同期領域Tsからデータレート領域へと信号を伝送するタイミング・リカバリは、固定されたT/Ts比を採用することにより最適化され得る。広範なオーバーサンプリング比を変換することのできるタイミング・リカバリを設計することは、役に立たない。上記の最適化を行う方が、一層小さなループ遅延に繋がる。
ここでは、タイミング・リカバリは、ゼロを横切る情報により直接操作され、その結果、小さな捕捉範囲および低減された量のループ遅延を有するシステムが得られる。
本発明は、「同期」デジタル読出受信器に対する代替構造を提案するものである。この新規な半同期受信器のトポロジーは、デジタル処理に制約を加えることなく、周波数を拡大縮小できるという利点を維持するものである。そのため、本発明は、ビットを精確に検出するために進歩した信号処理を獲得した、高密度/大容量の光ディスクフォーマットに非常に適している。
従来技術の受信器を示した図 サンプルレート変換器を伴う従来技術の受信器を示した図 本発明に係る受信器を示した図 本発明の受信器の、別の実施形態を示した図 情報担体上の情報トラックから、情報を読み出すための装置の実施形態を示した図 情報トラックを有する情報担体の例を示した図 ル―プ遅延を伴う受信器のボード線図 ル―プ遅延を伴う受信器のボード線図 ル―プ遅延を伴う受信器と伴わない受信器との2つのステップ応答を示した図 高帯域幅における、遅延を伴う伝統的なタイミング・リカバリの周波数応答を示した図 低帯域幅における、遅延を伴う伝統的なタイミング・リカバリの周波数応答を示した図 高帯域幅における、本発明に係る受信器の周波数応答を示した図 ロック補助手段を伴う本発明に係る受信器の実施形態を示した図

Claims (6)

  1. アナログ信号からデータレート1/Tでデータシーケンスを取得する受信器であって、
    前記アナログ信号を1/Tsのサンプルレートでサンプリングすることにより受信シーケンスを発生させる変換手段であって、該受信シーケンスの該サンプルレート1/Tsをプリセット値により制御可能とする変換手段と、
    前記受信シーケンスを処理することにより処理済シーケンスを与えるデジタル処理手段と、
    前記処理済シーケンスを前記データレート1/Tで等価処理済シーケンスに変換する第1のサンプルレート変換器であって、該等価処理済シーケンスの該データレートを制御信号により制御可能とする第1のサンプルレート変換器と、
    前記等価処理済シーケンスからエラー・シーケンスを与えるエラー発生器と、
    前記エラー・シーケンスに依存する前記制御信号を発生させる制御信号発生手段と、
    前記等価処理済シーケンスから前記データシーケンスを導出する検出器とを備え、
    前記プリセット値が、前記サンプルレート1/Tと1/Tsとの間の比が実質的に一定となるような値に設定されることを特徴とする受信器。
  2. 前記変換手段が、
    前記データレート1/Tに対し非同期であるクロックレート1/Tcで前記アナログ信号をサンプリングすることにより、中間受信シーケンスを発生させるアナログ−デジタル変換器と、
    前記中間受信シーケンスを1/Tsのサンプルレートで前記受信シーケンスに変換する第2のサンプルレート変換器であって、該受信シーケンスの該サンプルレート1/Tsを前記プリセット値により制御可能とする第2のサンプルレート変換器とを備えていることを特徴とする請求項1記載の受信器。
  3. 前記プリセット値を発生させることにより、前記サンプルレート1/Tと1/Tsとの間の前記比を一定に保つロック補助手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2記載の受信器。
  4. 前記ロック補助手段が、前記データレート1/Tに対する等価受信シーケンスの平均遷移数が実質的に一定となるように、前記プリセット値を発生させることができることを特徴とする請求項3記載の受信器。
  5. 情報担体上の情報トラックから情報を読み出すための装置であって、
    前記情報担体から前記情報を取得し、アナログ信号を出力する手段と、
    前記アナログ信号からデータレート1/Tでデータシーケンスを与える、請求項1から4いずれか1項記載の受信器とを備えていることを特徴とする装置。
  6. 請求項1から3いずれか1項記載の前記受信器を備え、前記情報トラックが、前記データレート1/Tと関連付けられたウォブル周波数を有するウォブルを備え、前記ロック補助手段が、前記ウォブル周波数の関数として前記プリセット値を発生させることができることを特徴とする請求項5記載の装置。
JP2004508346A 2002-05-24 2003-04-30 半同期受信器および情報を読み出すための装置 Pending JP2005527060A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP02077052 2002-05-24
PCT/IB2003/001792 WO2003100781A2 (en) 2002-05-24 2003-04-30 Semi-synchronous receiver and apparatus for reading information

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005527060A true JP2005527060A (ja) 2005-09-08
JP2005527060A5 JP2005527060A5 (ja) 2006-06-22

Family

ID=29558372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004508346A Pending JP2005527060A (ja) 2002-05-24 2003-04-30 半同期受信器および情報を読み出すための装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7263049B2 (ja)
EP (1) EP1512148A2 (ja)
JP (1) JP2005527060A (ja)
KR (1) KR20040111679A (ja)
CN (1) CN100375185C (ja)
AU (1) AU2003222402A1 (ja)
WO (1) WO2003100781A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504107A (ja) * 2006-08-15 2009-01-29 イーエスエス テクノロジー, インク. 非同期サンプルレートコンバータ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020557A1 (en) * 2005-08-19 2007-02-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Timing recovery for semi synchronous receiver
US9417300B2 (en) 2009-12-17 2016-08-16 Koninklijke Philips N.V. Direct digital receiver with local free running clock
US9876501B2 (en) * 2013-05-21 2018-01-23 Mediatek Inc. Switching power amplifier and method for controlling the switching power amplifier

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5565930A (en) * 1993-10-26 1996-10-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Receiver with oversampling analog-to-digital conversion for digital signals accompanied by analog TV signals
US5457456A (en) 1993-12-16 1995-10-10 At&T Ipm Corp. Data converter with programmable decimation or interpolation factor
US5483292A (en) * 1994-03-09 1996-01-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Symbol clock regeneration in digital signal receivers for recovering digital data buried in NTSC TV signals
US5717619A (en) * 1995-10-20 1998-02-10 Cirrus Logic, Inc. Cost reduced time varying fir filter
DE19722873A1 (de) 1997-05-31 1998-12-03 Bosch Gmbh Robert Abtastratenwandler
US6084916A (en) * 1997-07-14 2000-07-04 Vlsi Technology, Inc. Receiver sample rate frequency adjustment for sample rate conversion between asynchronous digital systems
US6086620A (en) * 1997-09-24 2000-07-11 Sony Pictures Entertainment, Inc. Audio sample tracker
US7050483B2 (en) * 2001-12-13 2006-05-23 Motorola, Inc. Low-cost two-stage receiver system for DS-CDMA

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504107A (ja) * 2006-08-15 2009-01-29 イーエスエス テクノロジー, インク. 非同期サンプルレートコンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
US20060198467A1 (en) 2006-09-07
KR20040111679A (ko) 2004-12-31
EP1512148A2 (en) 2005-03-09
AU2003222402A1 (en) 2003-12-12
AU2003222402A8 (en) 2003-12-12
US7263049B2 (en) 2007-08-28
WO2003100781A3 (en) 2004-03-04
CN100375185C (zh) 2008-03-12
WO2003100781A2 (en) 2003-12-04
CN1656556A (zh) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070279784A1 (en) Information Reproduction Apparatus
JP3683120B2 (ja) クロック再生装置
US8085639B2 (en) Information reproducing device
US6922384B2 (en) Information reproducing apparatus
JP2005527060A (ja) 半同期受信器および情報を読み出すための装置
JPH097304A (ja) ディジタル信号再生装置
US7193942B2 (en) Phase difference correction apparatus and data reproduction apparatus including data header detection apparatus
US20090052294A1 (en) Information recording medium, information reproducing apparatus and information reproducing method
JP4537125B2 (ja) 光ディスク装置
US5920533A (en) Clock signal extraction system for high density recording apparatus
JP2005339597A (ja) 情報信号の再生クロック生成回路およびそれを用いた情報記録再生装置
US7242738B1 (en) Phase detector for a phase-locked loop
JPH0863888A (ja) 信号処理装置
WO2007020557A1 (en) Timing recovery for semi synchronous receiver
JP2001006287A (ja) ディジタル信号再生装置
JPH09106626A (ja) データ処理装置
JP2000195191A (ja) ディスク記憶装置の信号処理回路および信号処理方法
JP2007207292A (ja) 情報再生装置、およびその制御方法
JP4343774B2 (ja) 再生装置
JP2008146696A (ja) データ再生装置
JPH09219067A (ja) デジタル情報再生装置
JPH114264A (ja) ディジタル信号識別回路
JPH11185397A (ja) 位相同期制御回路
JP2000306335A (ja) 再生装置
JP2006040458A (ja) 位相誤差検出回路と位相同期ループ回路、それを利用した情報再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081225