JP2005526163A - 塗料用途のための架橋性ポリアミド組成物、かかる組成物を用いる方法およびかかる組成物から製造された物品 - Google Patents
塗料用途のための架橋性ポリアミド組成物、かかる組成物を用いる方法およびかかる組成物から製造された物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005526163A JP2005526163A JP2004506411A JP2004506411A JP2005526163A JP 2005526163 A JP2005526163 A JP 2005526163A JP 2004506411 A JP2004506411 A JP 2004506411A JP 2004506411 A JP2004506411 A JP 2004506411A JP 2005526163 A JP2005526163 A JP 2005526163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- weight
- soluble
- nylon
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D177/00—Coating compositions based on polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D177/06—Polyamides derived from polyamines and polycarboxylic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
- C08G69/40—Polyamides containing oxygen in the form of ether groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G69/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
- C08G69/48—Polymers modified by chemical after-treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L77/00—Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L77/06—Polyamides derived from polyamines and polycarboxylic acids
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
- Y10T428/2915—Rod, strand, filament or fiber including textile, cloth or fabric
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2913—Rod, strand, filament or fiber
- Y10T428/2933—Coated or with bond, impregnation or core
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31725—Of polyamide
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Polyamides (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
Description
(a)アジピン酸と、
148〜396の分子量を有し、一般式
H2N−R1−O−R2−O−R1−NH2
(式中、R1およびR2は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−のいずれかである)、
H2N−R1(−O−CH2−CH2−)xO−R1−NH2
(式中、R1は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−のいずれかであり、Xは2〜6の平均値を有する)によって表されるジアミンエーテルおよびそれらの混合物と、の反応から誘導される23℃で少なくとも0.5重量%の水中溶解度を有する水溶性ポリアミドと、
(b)ホルムアルデヒドとアミン含有化合物との反応生成物から選択される水溶性架橋剤を前記水溶性ポリアミドの重量を基準にして1〜100重量%と、
(c)1.9を上回るpKaを有する有機酸または無機酸を前記架橋剤の重量を基準にして0〜20重量%と、
を含むことを特徴とする塗料溶液を本明細書において開示し特許請求する。
技術上周知されている標準ナイロン重合プロセス(コーハン(Kohan,M.I.)著「ナイロンプラスチックスハンドブック(Nylon Plastics Handbook)」,ハンセン/ガードナー・パブリケーションズ(Hansen/Gardner Publications,Inc.)(1995)17〜20&34〜45ページを参照すること)を用いてナイロンの重合を行った。技術上周知されているように、原料の化学量論比を決定し、pH測定を用いて制御した。相対粘度(RV)によって指示されるような重合中の分子量は、pHの制御、圧力低下後の大気圧仕上げ、窒素仕上げまたは真空仕上げの使用によって制御した。通常、溶融ポリマーを水中で冷却し、その後、ペレットに切断した。しかし、これらのナイロンが水溶性であるので、溶融ポリマーを放置して周囲条件下で冷却するか、または粉砕ドライアイスの床上に落下させて冷却するかのいずれかである。
8.4%溶液のギ酸中の相対粘度(RV)は「ブルックフィールド(Brookfield)」粘度計を用いて25℃で決定した。
スターラを装備したビーカー内で、300mlの脱イオン水と222.0gのトリエチレングリコールジアミン(H2N−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O−CH2−CH2−NH2)を混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。345.0gのドデカン二酸を混合物にゆっくり添加した。追加200mlの脱イオン水を添加した。すべてのドデカン二酸が溶解した時、4.1gのトリエチレングリコールジアミン(TEGD)の添加によってpHを7.15に調節した。その後、溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを真空21.0インチに60分にわたり供した。60分の終わりに、バッチ温度は270℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して皿に入れた。ポリマーを放置して室温に冷却した。ポリマーは15.7のRVを有していた。
スターラを装備したビーカー内で、300mlの脱イオン水と444.0gのTEGDを混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。438.0gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。追加100mlの脱イオン水を添加した。すべてのアジピン酸が溶解した時、7.2gのTEGDの添加によってpHを7.25に調節した。その後、溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを真空19.5インチに60分にわたり供した。60分の終わりに、バッチ温度は270℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して皿に入れた。ポリマーを放置して室温に冷却した。ポリマーは12.9のRVを有していた。
スターラを装備したビーカー内で、1997.0gの脱イオン水と740.0gのTEGDを攪拌しつつ混合した。730.0gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。すべてのアジピン酸が溶解した時、0.37gの次亜リン酸ナトリウム一水和物(SHP一水和物)を添加した。塩溶液のpHは7.10であった。その後、塩の830.0g部分を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを大気条件で20分にわたり保持した。20分の終わりに、バッチ温度は255℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して粉砕ドライアイス入りの皿に入れた。ポリマーは14.0のRVを有していた。
スターラを装備したビーカー内で、300mlの脱イオン水と278.2gのTEGDを混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。274.5gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。アジピン酸が溶解した時、濃度81.86重量%のカプロラクタム溶液269.0gを添加した。その後、4.1gのTEGDの添加によってpHを7.35に調節した。その後、溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを真空22.0インチ〜22.5インチに60分にわたり供した。60分の終わりに、バッチ温度は268℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して皿に入れた。ポリマーを放置して室温に冷却した。ポリマーは17.7のRVを有していた。結果を以下で示している。
前の実施例と同じ手順を用い、本明細書で前に論じられたようにRVを制御して、ナイロン66、46と2−メチルペンタメチレンジアミン,6による種々のコポリマーを調製した。結果を以下で示している。
スターラを装備したビーカー内で、500mlの脱イオン水と264.0gの1,2−ビス(ガンマ−アミノプロポキシ)エタン(H2N−CH2−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O−CH2−CH2−CH2−NH2)を混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。219.0gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。アジピン酸が溶解した時、26.0gの1,2−ビス(ガンマ−アミノプロポキシ)エタン(BGAE)および5.0gのアジピン酸の添加によってpHを7.12に調節した。当業者は、BGAE(および後述するようなPOE−DPA220)の異なるグレードが入手でき、これらがそれらに関連したモノアミンおよびトリアミンの異なるレベルを有することを容易に理解するであろう。しかし、これらの副生物は、対象pHが容易に達成されるようにpHレベルを調節する際に僅かな影響しか及ぼさない。これは、重合プロセスに影響を及ぼす場合があり、このプロセスの多少の調節は、再び当業者によってよく理解されるように、望ましい分子量を達成するために必要な場合がある。その後、溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを真空21〜22インチに60分にわたり供した。60分の終わりに、バッチ温度は258℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して皿に入れた。ポリマーを放置して室温に冷却した。ポリマーは7.7のRVを有していた。
スターラを装備したビーカー内で、500mlの脱イオン水、246.4gのBGAEおよび濃度82.68重量%のカプロラクタム溶液82.0gを混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。204.4gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。アジピン酸が溶解した時、19.5gのBGAEの添加によってpHを7.09に調節した。その後、溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを真空21インチに60分にわたり供した。60分の終わりに、バッチ温度は264℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して皿に入れた。ポリマーを放置して室温に冷却した。ポリマーは8.7のRVを有していた。
スターラを装備したビーカー内で、500mlの脱イオン水、211.2gのBGAEおよび濃度82.68重量%のカプロラクタム溶液164.0gを混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。175.2gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。アジピン酸が溶解した時、12.0gのBGAEの添加によってpHを7.15に調節した。その後、溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを真空18〜19インチに60分にわたり供した。60分の終わりに、バッチ温度は264℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出して皿に入れた。ポリマーを放置して室温に冷却した。ポリマーは10.7のRVを有していた。結果を以下で示している。
スターラを装備したビーカー内で、300mlの脱イオン水と176.0gのPOE−DPA220を混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。この二第一(diprimary)アミンは、構造(H2N−CH2−CH2−CH2−[ポリオキシエチレン]−CH2−CH2−CH2−NH2)を有し、ここでポリオキシエチレン単位は(O−CH2−CH2−O−CH2−CH2−O)であり、220の分子量を有する。116.8gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。溶液のpHは6.99であった。その後、0.074gの次亜リン酸ナトリウム一水和物を溶液に添加した。その後、塩溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを大気圧で20分にわたり保持した。20分の終わりに、バッチ温度は249℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出してドライアイスの皿に入れた。ポリマーは7.8のRVを有し、室温で水に可溶であった。
スターラを装備したビーカー内で、200mlの脱イオン水と88.0gのPOE−DPA220を混合し、攪拌しつつ60〜70℃に加熱した。58.4gのアジピン酸を混合物にゆっくり添加した。5.0gのPOE−DPA220の添加によって溶液のpHを6.72に調節した。濃度74.69重量%のカプロラクタム溶液117.6g、濃度31.35重量%のナイロン6,6塩186.8gおよび0.88gの次亜リン酸ナトリウム一水和物を溶液に添加した。その後、塩溶液を3,785mlのオートクレーブに導入し、オートクレーブ内の圧力が250psigに達するまで溶液をゆっくり加熱した。この時点で、加熱を継続しつつ水蒸気をゆっくりベントした。バッチ温度が225℃に達した時、水蒸気ベントを増やして、45分後であるが、溶液が濃縮されるにつれてバッチ温度が上昇し続けるような速度で圧力を大気圧に下げた。その後、ポリマーを大気圧で18分にわたり保持した。18分の終わりに、バッチ温度は260℃であった。その後、オートクレーブを窒素で加圧し、オートクレーブから追い出してドライアイスの皿に入れた。ポリマーは12.5のRVを有していた。
エルバミド(Elvamide)(登録商標)に関する本願特許出願人のパンフレット(1977年10月)および「ナイロンプラスチックスハンドブック(Nylon Plastics Handbook)」に記載された装置に似た実験室被覆装置内で糸被覆を行った。乾燥区画および融着区画の独立温度制御を可能にするためにコントローラを装備した電気チューブヒーターを通過した高温窒素で乾燥区画および融着区画を加熱した。典型的な被覆実験において、滴下漏斗からチーズクロス上に塗料溶液を連続的に垂らすことにより塗料溶液を飽和させたチーズクロス間に糸を通す。乾燥区画および融着区画における糸の滞留時間をスプールモータの巻取速度によって制御する。
30.0gのポリアミドと163.4gの脱イオン水を混合することにより15.2のRVを有する50/50TEGD,6/6コポリマーの15.0重量%溶液を室温で調製した。6.0gのシメル(Cymel)(登録商標)385(溶液の全重量を基準にして3.0重量%)および0.6gの酢酸(溶液の全重量を基準にして0.3重量%)を溶液に添加した。210デニール3プライ白黒ナイロン糸および220デニール3プライ黒白ポリエステル糸を被覆するために、この溶液を用いた。被覆プロセス後および後の水による抽出後の糸上の塗料の量を以下の表に示している。
Claims (10)
- ポリアミド、ポリエステルおよびそれらの混合物の基材に適切に接着する塗料溶液であって、
(a)アジピン酸と、
148〜396の分子量を有し、一般式
H2N−R1−O−R2−O−R1−NH2
(式中、R1およびR2は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−のいずれかである)、
H2N−R1(−O−CH2−CH2−)xO−R1−NH2
(式中、R1は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH−のいずれかであり、Xは2〜6の平均値を有する)によって表されるジアミンエーテルおよびそれらの混合物と、の反応から誘導される23℃で少なくとも0.5重量%の水中溶解度を有する水溶性ポリアミドと、
(b)ホルムアルデヒドとアミン含有化合物との反応生成物から選択される水溶性架橋剤を前記水溶性ポリアミドの重量を基準にして1〜100重量%と、
(c)1.9を上回るpKaを有する有機酸または無機酸を前記架橋剤の重量を基準にして0〜20重量%と、
を含むことを特徴とする塗料溶液。 - 前記水溶性ポリアミドと一種以上のポリアミドを形成するコモノマーとのコポリアミドを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の塗料溶液。
- 前記水溶性ポリアミド(a)が一般式H2N−R1−O−R2−O−R1−NH2(式中、R1およびR2は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−のいずれかである)およびH2N−R1(−O−CH2−CH2−)xO−R1−NH2(式中、(−O−CH2−CH2−)xはポリオキシエチレンセグメントであり、Xは2〜6の平均値を有する)を有するジアミンエーテルとアジピン酸とカプロラクタムとの反応から誘導されるコポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の塗料溶液。
- 前記架橋剤(b)中の前記アミン含有化合物がメラミン、ベンゾグアナミン、グリコルリルおよびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の塗料溶液。
- 前記酸(c)がリン酸、クエン酸、ギ酸および酢酸からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の塗料溶液。
- 前記酸(c)が前記架橋剤の重量を基準にして0〜10重量%の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の塗料溶液。
- ナイロン、ポリエステルまたはそれらの混合物の基材を水溶性ナイロンで被覆し、その後、前記基材上に配された前記水溶性ナイロンを不溶化させる方法であって、
(i)ナイロン、ポリエステルまたはそれらの混合物を含む基材を提供する工程と、
(ii)アジピン酸と、
148〜396の分子量を有し、一般式
H2N−R1−O−R2−O−R1−NH2
(式中、R1およびR2は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−のいずれかである)、
H2N−R1(−O−CH2−CH2−)xO−R1−NH2
(式中、R1は−CH2−CH2−または−CH2−CH2−CH2−のいずれかであり、Xは2〜6の平均値を有する)によって表されるジアミンエーテルおよびそれらの混合物と、の反応から誘導される23℃で少なくとも0.5重量%の水中溶解度を有する水溶性ポリアミドにより前記基材を被覆する工程と、
(iii)ホルムアルデヒドとアミン含有化合物との反応生成物から選択される水溶性架橋剤を前記水溶性ポリアミドの重量を基準にして1〜100重量%と、上記(ii)の前記水溶性ポリアミドの溶液とで前記基材を被覆する工程と、
(iv)任意選択的に、1.9を上回るpKaを有する有機酸または無機酸を前記架橋剤の重量を基準にして0〜20重量%と、上記(ii)の前記水溶性ポリアミドおよび上記(iii)の前記架橋剤の溶液とで前記基材を被覆する工程と
を含む方法。 - 基材が糸であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 請求項1に記載の塗料溶液が塗布されたナイロンまたはポリエステルの成形構造体。
- 糸からなる請求項9に記載の成形構造体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US38037802P | 2002-05-14 | 2002-05-14 | |
PCT/US2003/015108 WO2003097744A1 (en) | 2002-05-14 | 2003-05-14 | Cross-linkable polyamide compositions for coating applications, processes using such compositions, and articles made therefrom |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005526163A true JP2005526163A (ja) | 2005-09-02 |
JP2005526163A5 JP2005526163A5 (ja) | 2006-07-06 |
Family
ID=29549960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004506411A Pending JP2005526163A (ja) | 2002-05-14 | 2003-05-14 | 塗料用途のための架橋性ポリアミド組成物、かかる組成物を用いる方法およびかかる組成物から製造された物品 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6960369B2 (ja) |
EP (1) | EP1504060B1 (ja) |
JP (1) | JP2005526163A (ja) |
KR (1) | KR20050007538A (ja) |
CN (1) | CN1653135A (ja) |
AT (1) | ATE384104T1 (ja) |
AU (1) | AU2003237846A1 (ja) |
CA (1) | CA2484230A1 (ja) |
DE (1) | DE60318700T2 (ja) |
WO (1) | WO2003097744A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019146486A1 (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 東レ株式会社 | 強化繊維束およびその製造方法、ならびにそれを用いたチョップド繊維束および繊維強化樹脂成形材料 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080131723A1 (en) * | 2004-11-30 | 2008-06-05 | The Regents Of The University Of California | Braze System With Matched Coefficients Of Thermal Expansion |
US7475786B2 (en) | 2005-08-03 | 2009-01-13 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Can coatings, methods for coating can and cans coated thereby |
CA2775274A1 (en) * | 2012-04-23 | 2013-10-23 | Medirex Systems Inc. | Improved patient wristband |
CN115233455B (zh) * | 2022-09-23 | 2023-01-31 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种由尼龙6废丝制备全尼龙复合涂层织物的方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2967026D1 (en) | 1978-12-01 | 1984-07-05 | Toray Industries | Light-sensitive polyamide resin composition |
US4895660A (en) | 1986-07-14 | 1990-01-23 | The Dow Chemical Company | Water-soluble aromatic polyamides and polyureas |
US4992515A (en) * | 1990-01-09 | 1991-02-12 | Shakespeare Company | Nylon terpolymer crosslinked with melamine formaldehyde for coating sewing threads |
EP0636940B1 (en) | 1993-07-20 | 1998-10-07 | Toray Industries, Inc. | Photosensitive polymer composition |
US5804313A (en) * | 1996-07-15 | 1998-09-08 | Ppg Industries, Inc. | Polyamide and acrylic polymer coated glass fiber reinforcements, reinforced polymeric composites and a method of reinforcing a polymeric material |
JP4229534B2 (ja) * | 1999-07-06 | 2009-02-25 | 株式会社鉛市 | 水溶性ポリアミド |
JP2001048980A (ja) * | 1999-08-11 | 2001-02-20 | Namariichi:Kk | ポリアミド水溶液およびその製造方法 |
US6114430A (en) * | 1999-08-25 | 2000-09-05 | H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. | Aqueous paint compositions comprising polyether amides |
-
2003
- 2003-05-14 WO PCT/US2003/015108 patent/WO2003097744A1/en active IP Right Grant
- 2003-05-14 CA CA 2484230 patent/CA2484230A1/en not_active Abandoned
- 2003-05-14 US US10/437,765 patent/US6960369B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2003-05-14 CN CNA038109409A patent/CN1653135A/zh active Pending
- 2003-05-14 EP EP03736605A patent/EP1504060B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-05-14 JP JP2004506411A patent/JP2005526163A/ja active Pending
- 2003-05-14 DE DE2003618700 patent/DE60318700T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-05-14 AT AT03736605T patent/ATE384104T1/de not_active IP Right Cessation
- 2003-05-14 AU AU2003237846A patent/AU2003237846A1/en not_active Abandoned
- 2003-05-14 KR KR10-2004-7018264A patent/KR20050007538A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019146486A1 (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 東レ株式会社 | 強化繊維束およびその製造方法、ならびにそれを用いたチョップド繊維束および繊維強化樹脂成形材料 |
JPWO2019146486A1 (ja) * | 2018-01-26 | 2020-12-03 | 東レ株式会社 | 強化繊維束およびその製造方法、ならびにそれを用いたチョップド繊維束および繊維強化樹脂成形材料 |
JP7259740B2 (ja) | 2018-01-26 | 2023-04-18 | 東レ株式会社 | 強化繊維束およびその製造方法、ならびにそれを用いたチョップド繊維束および繊維強化樹脂成形材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20050007538A (ko) | 2005-01-19 |
AU2003237846A1 (en) | 2003-12-02 |
DE60318700D1 (de) | 2008-03-06 |
EP1504060A1 (en) | 2005-02-09 |
CA2484230A1 (en) | 2003-11-27 |
DE60318700T2 (de) | 2009-01-15 |
ATE384104T1 (de) | 2008-02-15 |
US20040024142A1 (en) | 2004-02-05 |
EP1504060B1 (en) | 2008-01-16 |
CN1653135A (zh) | 2005-08-10 |
WO2003097744A1 (en) | 2003-11-27 |
US6960369B2 (en) | 2005-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102181457B1 (ko) | 섬유용 처리제 및 해당 섬유용 처리제로 처리한 탄소 섬유 및 해당 탄소 섬유를 포함하는 탄소 섬유 복합화 재료 | |
JP6209213B2 (ja) | ポリアミド樹脂組成物及び成形体 | |
EP1661925B1 (en) | Water soluble resin composition, gas barrier film and packaging material employing it | |
JPS608248B2 (ja) | 高分子量ポリテトラメチレンアジプアミドの製造方法 | |
JP5871243B2 (ja) | 半芳香族ポリアミド | |
JP2005526163A (ja) | 塗料用途のための架橋性ポリアミド組成物、かかる組成物を用いる方法およびかかる組成物から製造された物品 | |
US3536780A (en) | Method for the preparation of ternary copolyamides and mixed polyamides | |
CA2837044C (en) | Aqueous dispersion of polyamide-based rubber-like elastomer and process for manufacturing same | |
WO2015049567A1 (en) | Sizing agent for carbon fiber, carbon fiber, carbon fiber-reinforced composite material, and method of producing carbon fiber-reinforced composite material | |
JP6921078B2 (ja) | 改善されたポリマー調製 | |
CN109972400B (zh) | 一种石墨烯改性上浆剂及其制备方法和应用 | |
US6805969B2 (en) | Coating solutions suitable for improving the adhesion of nylon coatings and processes for the application thereof | |
CN100378139C (zh) | 纺丝用聚酰胺6的生产方法 | |
KR101672552B1 (ko) | 저융점 폴리아미드 수지 조성물 | |
CN111051604B (zh) | 强化纤维用上浆剂及其利用 | |
US20240026080A1 (en) | Method for producing nylon | |
JPS58198546A (ja) | ゴム補強材 | |
JP6139999B2 (ja) | ポリアミド樹脂組成物及び成形体 | |
JP2013006926A (ja) | ポリアミド樹脂水性分散液の製造方法 | |
EP3728405A1 (en) | Polyamide ester and process for its production | |
JPH10298277A (ja) | 架橋成形物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060323 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090227 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090527 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090603 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090629 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090706 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090727 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090803 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091023 |