JP2005525543A - 耐破壊性を有するコンテナ遮蔽壁及び少なくとも一つの前記コンテナ遮蔽壁を備えるコンテナ - Google Patents

耐破壊性を有するコンテナ遮蔽壁及び少なくとも一つの前記コンテナ遮蔽壁を備えるコンテナ Download PDF

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Abstract

本発明は、コンテナ(1)に対して耐破壊性を有する遮蔽壁(12)に関するものであって、前記遮蔽壁(12)が、以下の積層部材(24、26、28、30、32)
である、外側プレート(24)、第1の減衰層(26)、中間プレート(28)、第2の減衰層(30)、内側プレート(32)、と同様に支持手段(20、46)を備えている。この発明によれば、中間プレート(28)が、支持手段(20)に対して剛直でない状態で配されている。
また、本発明は、コンテナ(1)に関するものであって、前記コンテナ(1)が、上述した少なくとも一つの遮蔽壁(12)を備えている。そして、核物質の移送/貯蔵分野に適用される。

Description

本発明は、放射性物質のような有感物質(sensitive material)を移送/貯蔵するためにデザインされたコンテナに関する。より詳細には、本発明は、側壁部と、底部と、コンテナに対して着脱可能なカバー部とから構成される耐破壊性を有する遮蔽壁に関する。
一般に、核物質用コンテナは、実質的に円筒形状、或いは、平行六面体形状とされている。
これらのコンテナは通常、一又はそれ以上の側壁部と、一の固定された底部と、一の蓋部と、コンテナの両端側に配された一又はそれ以上の着脱可能な保護カバー部とを備えている。
コンテナの側壁部、底部、及び、蓋部は、該コンテナ内に安全な格納空間を作り出し、これによって核物質が安全に保管される。
コンテナの側壁部、底部、及び、着脱可能な保護カバー部は、通常、それぞれが少なくとも一つの機能を有した複数の層及びプレートが積層されてなる遮蔽壁を備えており、これがため、コンテナは、核物質の移送/貯蔵に関する所定の安全要求を満足させる所定の特性を有する。
これらの所定の安全要求を満足させるために行われる試行作業として種々のものが知られている。例えば、特にポンチ上に落下させたり9メートル落下させる所謂「自由落下(free fall)」テスト、或いは、それに先立ってなされる所謂「耐火(fire)」テスト等である。
安全要求を満足させるため、特に、ポンチ上の落下テストや9メートル落下テストの要求を満足させるために、遮蔽壁を構成する層やプレートについて多大な研究がなされてきた。
実際、このポンチテストは、15センチメートル径のポンチ上にコンテナを1メートルの高さに持上げ、ポンチ上に重力にまかせて落下させるものとされている。このテストをパスするためには、ポンチが、安全隔壁体(safe confinement)を形成するコンテナを穿孔させないことを要する。
遮蔽壁は、また、耐破壊性に関する他の要求を満たすように設計されることに注意すべきである。実例として、安全性規定を満たすために、遮蔽壁が、耐火性に関する熱特性及び/又は9メートル落下テストに対するエネルギー吸収特性を備えていなければならない。
そのため、自由落下テストが終了したときでも、遮蔽壁は、「燃焼試験(burn test)」のような耐火性テストの間、過剰な高温に耐え得るシール部材のような全ての部材と同様に、安全隔壁体を保護できるようにされていなければならない。
このようなタイプの壁がすでにいくつか提案されている。
互いに積層された3つの部材を有する耐破壊性遮蔽壁が知られている。このような壁は、スチール製の外側壁及び内側壁の間に、落下エネルギーを吸収可能な低圧壊強度材料で構成された耐火層が挟まれた構造とされている。
しかしながら、ポンチテストの際には、スチール製の外側壁がポンチによって穿孔されてしまい、もはや中間層を保護し続けることができなくなってしまう。そのため、遮蔽壁の耐火性が危機的なものとなり、この方法では結局所定の要求を満たすことができないものとみなされる。
この問題に対処するために、5つの部材を積層させた別のタイプの遮蔽壁が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
これらの部材の間で最初に注意すべき事項は、ポンチによる圧力を吸収可能な減衰層と直接接触するスチール製の硬い外側プレートである。スチール又は複合材料製の中間プレートが、この減衰層の下側に配されており、中間プレートの底側では、低圧壊強度、及び、可能であれば耐火性を有して圧縮時に変形可能な層と接している。遮蔽壁の5番目とされる最後の層は、高い機械的強度を有するスチール製の硬い内側プレートとされている。
このタイプの壁では、外側プレート、中間プレート、内側プレートともそれぞれ支持手段によってしっかり固定されている。
しかしながら、ポンチを使用するテストの際、中間層が、仕様を満たすような重量/機能を考慮した変形エネルギーを十分吸収できない。
上述した従来技術に係る2つのタイプの壁は、ポンチに対する耐性を有する耐火性の遮蔽プレートや、それゆえ、特に耐火テストの後でも上述した基準を満たすことができるコンテナをともに提供することができない。
しかしながら、ポンチテストをパスするためにプレートに要する大きさは、常にコンテナの最大重量に従う要求と互換性を有するものではないことがわかっている。この重量制限は、操作条件によって決められる。
そこで、コンテナの設計者は、核物質の移送/貯蔵に関する上述した安全性テストの間行われるすべての試行作業をパスするために、壁を構成する様々なプレートの全体重量制限と、この壁の十分な機械的強度との両方の要求に常に直面している。
仏国特許出願公開第2 790 589号公報
本発明は、前述した従来技術の欠点の少なくとも一部を克服可能とされた耐破壊性を有するコンテナの遮蔽壁を提供することを第1の目的とする。
より詳細には、本発明は、核物質の移送/貯蔵に関する全ての所定の安全性テスト、例えば、上述したポンチテスト、9メートル落下テスト、又は、その他の耐火性テストといったテストををパスできるコンテナを実現可能な遮蔽壁を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、操作条件によって決められるコンテナの重量制限を満足可能な遮蔽壁を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した目的を達成可能な少なくとも一つの遮蔽壁を有するコンテナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る耐破壊性を有するコンテナ遮蔽壁が、外側プレート、第1の減衰層、中間プレート、第2の減衰層、及び、内側プレートと、これらを支持する支持手段とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、中間プレートは、支持手段に対して剛直でない状態で配されている。
また、第2の減衰層と接触する中間プレートが、支持手段と固定されずに組み立てられることが有効とされる。この本発明の特徴によれば、重量を削減しつつポンチテストに耐え得る遮蔽壁を備えることができる。実際、ポンチは、外側プレートを貫通して第1の減衰層を破砕した後に中間プレートに応力を与える。中間プレートは完全に移動可能とされ、或いは、支持手段に軽く支持されているので、上記応力付与の間、中間プレートに伝達される力をプレートの表面の広い部分に略均一に分散させることができる。その結果、上記プレートを変位させ、かつ、第2の減衰層を広い範囲にわたって破壊させることができる。
中間プレートが内蔵された従来技術に係る遮蔽壁に反して、本発明に係る遮蔽壁の中間プレートは、ポンチの力によって機械的に圧縮される際、支持手段に対して移動可能とされている。反対に、従来技術で行われているように中間プレートを支持手段に溶接する場合には、中間層を破壊させてしまい、かつ、第2の減衰層も同様に破壊させてしまうような中間プレートへの圧縮が局所的な範囲に限られてしまう。このような破壊に関する不利益は、第2の中間層が熱保護作用を有していることによる利益よりも大きい。そのため、この場合には、第2の減衰層はもはや耐火性に対する安全を保証することができない。
さらに、本発明は、遮蔽壁を構成するプレートの大きさを超えないで上述した要求を満たすコンテナを得ることができる。
最後に、本発明に係る耐破壊性を有する遮蔽壁は、従来技術での妥協を離れて簡単に解決することができる。
遮蔽壁の外側壁部及び内側壁部は、支持手段に固定されていることが好ましい。
本発明に係る第1の実施形態によれば、中間プレートが、互いに離間して配され、かつ、支持手段と一体とされた複数のシム(shim)の上に配されている。さらに、シムは支持手段に属する側梁と一体とされ、中間プレートは少なくとも一つの破壊容易なリベットを用いて各シムと互いに接続されているとすることができる。
本発明に係る第2の実施形態によれば、支持手段と前記中間層との間に配された少なくとも一つの可撓性を有する舌状部を使用して中間プレートが支持手段に配されている。
本発明に係る第3の実施形態によれば、中間プレートが、一方では第1の減衰層に支持され、他方では第2の減衰層に支持され、かつ、支持手段に対しては移動自由とされている。
本発明は、少なくとも一つの側壁部と、底部と、少なくとも一つの着脱自在なカバー部とを備えるコンテナを提供することを別の目的とする。本発明によれば、コンテナの各側壁部、底部、各カバー部のうち少なくとも一つの部材が、上述した遮蔽壁を備えている。
本発明に係る他の特性及び発明の有利な効果について、以下の記載に制限されるわけではないが、その詳細が明らかになるであろう。
図1及び図2に示すコンテナ1は、有感物質(sensitive materials)、特に核物質の移送/貯蔵を行うように設計されている。
このようなコンテナ1は、実質的に平行六面体形状とされていることが好ましく、4つの側壁部2と、コンテナ1の第1の端部1aに配されて側壁部2に固定された底部4と、蓋部16と、コンテナ1の第2の端部1bに配されて側壁部2に支持された着脱可能なカバー部6とを備えている。
コンテナ1の構成部材である部材2、4、16は、核物質を格納してガイドレール10によって不図示の樽体を内部に立設可能な安全隔壁体(safe confinement)8を構成している。
図1及び図2に示すコンテナ1において、側壁部2、底部4、着脱可能なカバー部6は、核物質の移送/貯蔵のための上述した安全性テストにおけるポンチテストに特に耐えられるように設計された、破壊耐性を有して実質的に平行六面体形状とされた遮蔽壁12を備えている。
遮蔽壁12は、格子状の構造体(lattice-like structure)14にそれぞれ載置されている。この構造体14は、また、安全隔壁体8を区切るように配されている。
遮蔽壁12は、側梁18をさらに備える支持手段によってコンテナ1に配されている。各側梁18は、コンテナ1の長手軸線方向と平行に延びて互いに90度の角度をなして配された2つの側壁部2に属する2つの遮蔽壁12の保持に使用可能とされている。これら側梁18は、バルサ材のような木材が詰められた空間部22を配設する、一つ又は複数の金属シート20からなるのが好ましい。
図2に示すように、耐破壊性を有する各遮蔽壁12は、5つの部材が積層されて構成されている。
これら部材のうち最初に記載するのは、外側プレート24であり、金属製とされ、略6mmの厚さとされているのが好ましい。このプレート24は、ポンチテストが行われる際、ポンチが最初に挿入される部材とされている。
この外側プレート24の下側に直接接して第1の減衰層26が配されている。この第1の減衰層26は、低圧壊強度材料を備えていてもよく、ポンチテストにおける落下エネルギーの一部を吸収可能なものとされている。具体的には、第1の減衰層26は、略60mmの厚さとされ、ベニヤプレート又はバルサ材のような木材、多孔性コンクリート、或いは、フェノール樹脂フォームからなる。バルサ材が使用された場合、主繊維方向は、コンテナ1の長手軸線方向に直交する方向が好ましい。
遮蔽壁12は、また、高降伏強度のステンレス鋼、又は、複合材料からなる中間プレート28を備えている。この中間プレート28の厚さは、6mmから10mmとされており、厚さに比例してコンテナ1の全体重量が変化する。
中間プレート28は、耐火性を特に有する第2の減衰層30の外側部分に配されている。この第2の減衰層30は、略120mmの厚さとされ、フェノール樹脂フォームで構成されているのが好ましい。さらに、この第2の減衰層30は、主繊維方向が、第1の減衰層26を構成するバルサ材の主繊維方向と同一とされる、ベニヤプレート又はバルサ材のような木材から構成されていてもよい。第1の減衰層26のように、第2の減衰層30も多孔性コンクリートのような材料で構成されていてもよく、かつ、第1の減衰層26とは異なる硬さとされているのが好ましい。
そして、第2の減衰層30を遮蔽する下側部分を構成するような、遮蔽壁12の最後の部材は、ステンレス鋼からなる内側プレート32であって、略6mmから8mmのプレート厚を有している。
コンテナ1の重量を削減するため、内側プレート32は、遮蔽壁12と格子状構造体14との共通の部材とされている。
コンテナ1の側壁部2に係る遮蔽壁12の一例として、外側プレート24は、好ましくは溶接によって、遮蔽壁12を支持する側梁18の金属シート20に固着されていることが好ましい。同様に、内側プレート32も同じ側梁18の金属シート20に固着されている。このように、外側プレート24と内側プレート32とは、コンテナ1の遮蔽壁12に係る支持手段に属する側梁18によって互いに強固に接続されている。
他方、中間プレート28は、側梁18の金属シート20に対して剛直でない方法によって配されており、かつ、結果的に、支持手段に対して剛直でない状態で支持されている。
本発明に係る第1の実施形態によれば、図3に示すように、遮蔽壁12は、互いに離間して、かつ、側梁18の金属シート20と一体とされた複数のシム34に支持された中間プレート28を備えて耐破壊性を有している。具体的には、シム34は、金属シート20上に溶接され、又は、上記金属シート20に単にカシメられていても構わない。
中間プレート28は、少なくとも一つの、より好ましくは一つの破壊容易なリベット36によって各シム34と接続されている。
核物質の移送/貯蔵に対する上述の安全テストの一環として行われるポンチテストの際に、遮蔽壁12がポンチ38を打ち付ける状態を図4に示す。
ポンチ38が、まず最初に外側プレート24を貫通して第1の減衰層26に至ることによって、ポンチ上に落下したことによるエネルギーの一部が第1の減衰層26に吸収される。
次に、中間プレート28がポンチ38によって機械的に圧縮される。上述のように、中間プレート28は、側梁18の金属シート20に対して剛直でない状態で支持されている。シム34とリベット36とは、機械的なヒューズとしてのみ作用するように中間プレート28を支持している。そのため、遮蔽壁12に対してポンチ38が当接した後、側梁18の金属シート20から上記の中間プレート28が取り外される。
そして、リベット36が破壊することによって、上記プレート28の端部がシム34に対して完全に自由に、或いは、単に支持されているだけの状態となる。中間プレート28に対するポンチ38の力は、上記プレートを湾曲させ、そして安全隔壁体8の方向に向かってポンチ38の長手軸線と平行に移動させる。
さらに、中間層28の移動によって、第2の減衰層30がその表面の広い範囲にわたって圧壊する。中間プレート28は大きな表面のすべてにわたって力を分散させることができ、変形可能な第2の減衰層30を圧縮させることにより、最大量の落下エネルギーを吸収することができる。
第2の減衰層30を圧壊可能とし、かつ、金属シート20に剛直でない状態で支持可能とされた中間プレート28が移動することによって、中間プレート28自身が破壊されないようにさせることができる。他方、中間プレート28が湾曲することによって吸収されるエネルギーが、中間プレートが支持手段に対して自由に、又は、簡単に支持されている場合よりも、そして、これらの手段に埋設されている場合よりも大きいことがわかる。
これによって、遮蔽壁12を構成するプレート部24、28、30の大きくしなくても、第2の減衰層30の遮蔽性を維持してポンチテストに対応可能な遮蔽壁12とすることができる。また、第2の減衰層30の遮蔽性を確保することによって、これの耐火性を維持することについても注意すべきである。
図5に示すように、本発明に係る第2の実施形態によれば、コンテナ1は、実質的に円筒形状とされ、着脱可能なカバー部6のみが、耐破壊性を有して円筒形状となるように形成された遮蔽壁12に配されている。実際、この場合には、コンテナ1の側壁部42は、厚いスチール構造とされている。中間プレート28は、遮蔽壁12と結合され、かつ、上記壁の支持手段と一体とされた金属シート20と接続されている。中間プレート28と金属シート20との間の接続は、一方が金属シート20に溶接され、他方が中間プレート28に溶接された少なくとも一つの上述した舌状部40によって行われている。
ポンチテストが行われている間、中間プレート28は、本発明の第1の実施形態に係る中間プレート28が図4に示すようにポンチ38による衝撃に伴って反応する場合と類似した反応をする。
実際のところ、ポンチ38が遮蔽壁12を圧縮させることによって、中間プレート28と一体とされた舌状部40を湾曲させ、かつ/又は、破壊する。この中間プレート28は、僅かに湾曲し、表面の広い範囲にわたって耐火層30を圧壊しながら移動する。
本発明に係る第3の実施形態によれば、図1の、より詳細には、コンテナ1の底部4に示すように、遮蔽壁12における外側プレート24と内側プレート32とが、遮蔽壁12の枠部を形成し、かつ、遮蔽壁12の支持手段に属する金属シート46と一体とされている。コンテナ1の着脱可能なカバー部6が、本発明の第3の実施形態と一致する壁を備えるように、かつ、底部4の壁12と類似するように明確に示されている。そのためこれ以上は詳述しない。
本発明の第3の実施形態において、中間プレート28は、一方が第1の減衰層26に、他方が第2の減衰層30に支持されている。さらに、金属シート46と中間プレート28との間には何等の特別な接続がなされていないので、中間プレート28は金属シート46に対して完全に自由とされている。
図6に示すように、ポンチテストの間、完全に自由な中間プレート28は、平面形状を実質的に維持しながら安全隔壁体8に向かって移動する。そして、上述の好ましい実施形態におけるように、第2の減衰層30が圧壊され、かつ、上記層30の遮蔽性が維持される。
本発明に係る各実施形態が、実質的に平行六面体、円柱形、その他の形状とされるコンテナに係る側壁部2、低部4、又は、着脱可能なカバー部6の設計に際して選択して使用可能とされる。
もちろん、耐破壊性を有する遮蔽壁12や上述したようなコンテナ1の例に制限されることなく、当業者によって種々の変更がなされても構わない。
本発明の第1の実施形態に係る遮蔽壁を有する側壁部と、本発明の第3の実施形態に係る遮蔽壁を有する底部及び着脱可能なカバー部を備えるコンテナの要部を示す縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図2の要部拡大図である。 ポンチテスト後における本発明の第1の実施形態に係る遮蔽壁の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る遮蔽壁を有する着脱可能なコンテナカバー部を示す要部拡大断面図である。 ポンチテスト後における本発明の第3の実施形態に係る遮蔽壁の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 コンテナ
12 遮蔽壁
20、46 金属シート(支持手段)
24 外側プレート
26 第1の減衰層
28 中間プレート
30 第2の減衰層
32 内側プレート
34 シム
36 リベット
40 舌状部

Claims (15)

  1. 耐破壊性を有したコンテナ(1)のための遮蔽壁(12)であって、
    支持手段(20、46)と、以下の積層部材(24、26、28、30、32):
    ―外側プレート(24);
    ―第1の減衰層(26);
    ―中間プレート(28);
    ―第2の減衰層(30);
    ―内側プレート(32);
    とを備え、
    前記中間プレート(28)が、支持手段(20、46)に対して剛直でない状態で配されていることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  2. 請求項1に記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記外側プレート(24)と前記内側プレート(32)とが、前記支持手段(20、46)に剛に接続されていることを特徴とする遮蔽壁。
  3. 請求項2に記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記中間プレート(28)が、互いに離間して配され、かつ、支持手段(20)と一体とされた複数のシム(34)に支持されていることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  4. 請求項3に記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記中間プレート(28)が、少なくとも一つの破壊容易なリベット(36)によって前記各シム(34)と接続されていることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  5. 請求項2に記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記中間層(28)が、前記支持手段(20)と前記中間層(28)との間に配された少なくとも一つの可撓性を有する舌状部(40)によって支持手段(20)に配されていることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  6. 請求項2に記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記中間層(28)が、一方では前記第1の減衰層(26)に支持され、他方では前記第2の減衰層(30)に支持され、かつ、前記支持手段(46)に対して完全に自由とされていることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  7. 請求項1から6の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記外側プレート(24)が金属プレートとされていることを特徴とする遮蔽プレート(12)。
  8. 請求項1から7の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記第1の減衰層(26)が、低圧壊強度を有する材料からなることを特徴とする遮蔽プレート(12)。
  9. 請求項8に記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記第1の減衰層(26)が、木材、多孔性コンクリート、フェノール樹脂フォームを備える群から取り出される材料からなることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  10. 請求項1から9の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記中間プレート(28)が、ステンレス鋼プレートからなることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  11. 請求項1から9の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記中間プレート(28)が複合材料からなることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  12. 請求項1から11の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記第2の減衰層(30)が、木材、多孔性コンクリート、フェノール樹脂フォームを備える群から取り出される材料からなることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  13. 請求項1から12の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)であって、
    前記内側プレート(32)が、剛性を備えた金属プレートからなることを特徴とする遮蔽壁(12)。
  14. 少なくとも一つの側壁部(2)と、底部(4)と、少なくとも一つの着脱自在なカバー部(6)とを備え、コンテナの各側壁部(2)、底部(4)、各カバー部(6)のうち少なくとも一つの部材が、請求項1から13の何れか一つに記載の遮蔽壁(12)を備えていることを特徴とするコンテナ(1)。
  15. 請求項14に記載のコンテナ(1)であって、
    核物質を移送/貯蔵可能とされていることを特徴とするコンテナ(1)。

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