JP2005524125A - 再保険をプレースするためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

出再者がリスクデータを収集して再保険の需要が存在するか否かを判断し、需要がある場合に、クォーテーションを提供する上で受再者が必要とするデータを含むリニューアルパッケージを準備するものである、再保険のプレースを容易にするためのシステムおよび方法。リニューアルパッケージには、選択された異なる受再者に送付されるおそらくは異なる組み合わせでの複数のプログラムが含まれる。リニューアルパッケージは受再者宛に出状され、受再者がこれを評価してクォーテーションを返す。出再者はクォーテーションを評価し、価格をベンチマークし、交渉を行い、選ばれた受再者からの最終的な再保険プログラム構造、引受希望シェア、価格に合意する。選ばれた受再者は引受希望シェアのプロポーザルを出再者にフォワードし、出再者がこのプロポーザルを評価して最終シェアと価格とを獲得する。出再者および選ばれた受再者が最終シェアと価格に調印する。

Description

関連出願の表示
本件出願は2001年10月12日にファイルされた米国仮特許出願第60/328,441号の利益を主張するものであり、その内容全体を本願明細書に援用する。
本件特許文書の開示内容の一部には著作権保護の対象となる資料を含む。本件特許書類または特許開示内容は特許商標局の特許ファイルあるいはレコードに出てくるものであるため、著作権者としてはこれを他人がファクシミリで複製することには何ら異存がないが、それ以外は理由の如何を問わず一切の著作権を留保する。
背景
本発明は、広義には保険産業および再保険産業に関し、特に再保険の作成とプレースとを管理するためのシステムおよび方法に関する。本発明は、単体での使用あるいは受再者側からのツールとの併用が可能な、元受保険者(出再者)向けの再保険作成・プレースツールを提供するものである。
発明の背景
再保険とは保険会社のリスクに対する保険である。具体的に言うと、元受保険者が自らの引き受けた危険事情またはリスクの一部を被保険者に代わって保険契約または法規定によって受再者となる他の保険者に移転するのが再保険である。この場合、受再者と被保険者との間に直接的な契約関係はない。
保険料率を定めるにあたり、保険業者らには将来の損害を予測できることが要求される。しかしながら、一個人が末路を迎えるまさにその瞬間あるいはこの突然の出来事が原因で生じる損害の度合いを予測するのは不可能である。このため保険業者らは、自分たちの抱える大きな顧客集団に対して、各人が同質のリスクにさらされ、かつ損害はそれぞれ別の事故であるとみなしている。このような場合、集団が大きくなればなるほど平均的な損害が一定の値に近付くことになる。これは1700年頃にヤコブ・ベルヌーイ(Jakob Bernoulli)が発見した大数の法則に基づくものである。この法則のおかげで保険業者は、特定の集団に起こると思われる年間の総損害額を、どの個人について見た場合よりもずっと正確に予測することができる。こうして求められた損害を被保険者間に分散することで、保険料が定められるのである。
昨今、保険業者らは統計値を広く活用して予定損害額を算出し、これを個々の保険料に振り分けている。統計値は常に過去を踏まえたものであるが、確率の法則を用いることでこれらのデータを現在に当てはめたり、将来の動向を予測したりすることも可能になる。ただ、確率論は非常に高度なものであるとはいえ、予測内容と現実とのあいだに乖離が生じる可能性はある。これは保険引受(または保険数理)リスクと呼ばれるもので、再保険が必要とされる大きな理由のひとつにあげられている。
再保険を行うことによって、元受保険者は自己の勘定で負担しなければならない損害額の年変動を(極力)抑え、万が一巨大損害が発生した場合に保護を受けることができる。要するに、再保険は元受保険者の抱えるリスクのうち彼らの引受能力を超える部分や、何らかの理由で元受保険者が単独では負担したがらないリスクの責任を転嫁できるようにするものである。
このように、保険会社や他の危険負担機関に保険を付けるのが再保険会社の役割である。保険会社(「出再会社」または出再者と呼ばれる)は再保険会社(「受再会社」または受再者と呼ばれる)から保険を購入してそのリスクの一部を移転する。このリスクの移転を行うことで、一定期間内に異常に多くの保険金支払請求がなされたり特に巨額の保険金支払請求がなされたとしても、保険会社の業績変動は低減される。
場合によっては、受再者も自己のリスクを分散させなければならない。保険業者が出再を希望しているリスク全体を受再者側では引き受けられない、あるいは引き受けたくないときは、受再者はそのリスクの一部を再々保険者と呼ばれる他の受再者に移すことができる。こうして保険リスクを受再者から他の受再者に出再する過程は再々保険と呼ばれる。
再保険の対象には多種多様なリスクがある。地震やハリケーンなどの大規模で複雑な財物リスクおよび災害リスクと並んで、受再者に起こる最も一般的なタイプのリスクに死亡(生命)と疾病(健康)がある。
元受保険者らは個々の特に大きなリスクを任意再保険向けの形態で個別に出再することで、こうしたリスクに対する救済を得る。任意再保険では、元受保険者(出再会社)は具体的にどのリスクの再保険を申込むかを自らの判断で任意に選択でき、受再者側は申込みを受けたリスクを自らの任意の判断で受入または拒絶することができる。任意という表現が用いられるのは、関連する特定リスクの出再や引受の可否を判断する力あるいは(裁量)を保険業者と受再者の両方が持つためである。リスクを任意の再保険に付そうとする元受保険者は、該当するリスクについての一切の関連情報を含む、正確に記載した申込書を受再者に提示しなければならない。受再者は、詳細な検討後、この申込みを受け入れるか否かを判断する。任意協定に従って出再されるリスクは一般に、保険引受特性の珍しい標準リスクであるか、準標準リスクである。
元受保険者の火災保険契約、自動車保険契約または海上保険契約をすべて含むポートフォリオ全体なども再保険の目的になる。これらの保険ポートフォリオは、いわゆる義務再保険特約と呼ばれる包括的な合意条項によって担保される。
任意再保険プレースのプロセスは体系的であり、定型書類を用いて処理できるものであるため、容易に自動化される。これまでにも主に定型書類を用いて任意再保険を自動化しようとする多くの試みがなされてきた。
義務(特約)再保険の場合はこれとは異なる。特約再保険をプレースするための体系的な手法はない。また、定型の書式や文書を使用できる任意再保険のプレースのプロセスとは対照的に、義務再保険をプレースするプロセスでは非定型文書を広く活用している。よって、義務再保険のプレースのプロセスを完全に自動化するのは難しい。それにもかかわらず、義務再保険をプレースするプロセスを簡単にし、ベンチマーキングを可能にするツールに需要がある。義務再保険をプレースするプロセスでの有用性を最も高くするには、再保険全般ではなく具体的に義務再保険のプレースのプロセスに合わせて再保険のプレース・作成ツールを設計しなければならない。このため、義務再保険プレースのプロセスに固有の特徴を知ることが本発明の重要な点のひとつにある。
義務再保険は、ポートフォリオ全体に対する特約再保険すなわち自動再保険である。義務再保険においては、元受保険者は再保険特約に定義されたリスクのうち約定した負担分を受再者に対して出再する義務を負い、受再者にはこの負担分を受け入れる義務があるため、義務という表現になる。したがって受再者は個々のリスクが特約の範囲に属する限りその保険保護を拒否できず、元受保険者もこのようなリスクの受再者への出再を見送ることができない。この義務再保険特約は1年ごとに解約できるのが普通である。
再保険の2つの形態(任意および義務)は引受形態で割合方式と非割合方式とに分けられる。割合再保険では、両当事者が保険料と保険金を特定のパーセンテージに応じた金額で負担しあう必要がある(割合ておよび超過額)。割合再保険に類する保険では、元受保険者と受再者は約定した比で保険料と損害とを分担する。特約形態によって、この比が契約で担保されるリスク全件について等しい場合(比例再保険)とリスクごとに異なる場合(他のすべてのタイプの割合再保険)がある。しかしながら、いずれの場合も受再者の保険料の負担分は損害に対する支払義務に正比例する。たとえば、特定のリスクの90%を受再者が受け入れ、10%を元受保険者が保有する場合、保険料は90:10の比で配分される。
非割合再保険は、リスクの大きさまたは割合が把握できない場合やリスクのレベルが金額あるいは保険請求事案数に左右される場合に発行される(ストップロスまたは超過損害)。非割合再保険では、保険料および損害を元受保険者と受再者とで分担するための固定比が事前に定められることはない。損害は発生した実損害額に応じて配分される。特約には、あらゆる損害に対して元受保険者が支払う最大額にあたる免責額(他に使われる表現としては、正味保有限度額、エクセスポイント、プライオリティがある)が定義される。受再者側は、免責額を超過した損害額すべてについて、約定した填補限度額を超えない範囲で負担する義務を負う。
この担保の価格として受再者は元受保険料の応分を要求する。価格を定義(レイティング)するにあたって受再者は、過年度の羅災歴(経験基準の料率算定)ならびに該当するリスクのタイプと構成要素とから想定される損害(エクスポージャー基準の料率算定)を考慮する。
このように、再保険の合意条項では、被再保険に付されるポートフォリオまたはリスクによって免責額を超える実損が生じた場合にのみ受再者に支払義務を課す。
厳密にいくらの再保険を買うべきかという問題は、各元受保険者がそれぞれのビジネス戦略に沿って結論を出さなければならない複雑なビジネス判断の絡む事柄のひとつである。最終決定がどうなるかは、不安定要因の低減または業績管理目的でリスクを出再する旨の判断、受再者のリスク引受意欲、企業の財務力、市況などの一連の複雑な要因に左右される。現時点では、この判断過程に関与する要因を今よりも分かりやすく簡単に理解できるようにするためのツールに需要がある。
保険を管理するプロセスの一環として、保険業者は再保険の事業要件を見極めなければならず、この過程で出再者は再保険の作成、管理、プレースの段取りを整えなければならない。再保険の作成およびプレースを管理するための従来のプロセスは、出再者から受再者に対して直接実現してもよいし、第三者(ブローカーなど)を介して実現してもよいものである。この取引のメカニズムでは、情報、データ、要求内容のやり取りが必要になる。これらのやり取りには関係当事者全員が関与し、従来から訪問や電話、ファックス、郵便、e−メールで行われている。
関わりのある当事者全員が合意に達するまでにはやり取りを何回かの繰り返すことが必要になることが珍しくない。再保険のプレース取引の中には、被再保険者の責任の定義、再保険料の規定、関わりのある受再者全員の責任負担分と保険料負担分の規定、取引に関する一切の契約条件または特別な条項の規定がある。
市況からみて1年未満の期間ごとに行動が必要にでもならない限り、再保険商品は通常1年ごとに再検討および料率改定がなされるため、上記の過程は定期的に繰り返される。たとえば、定期的な変更ですみやかな料率改定行動が必要になる場合がある。
再保険のプレースに伴うプロセスと慣習は長年にわたって発展しつづけており、毎年何十億ドルもの取引を生み出すに至っている。それにもかかわらず、改善の余地があるのである。まず第一に、市場で活躍している関係者全員にとって再保険の購入を楽にするためのシステムおよび方法に需要がある。さらに、顧客(出再者)と受再者の両方の立場からみたツールとプロセスにも需要がある。
出再者の立場からみると、出再者が求める基準に従って事業プロセスやコラボレーションを合理化できれば望ましい。また、プレースのプロセスにおけるありとあらゆるステップを、あとで遡って検討できるように体系的に保存しておくことに需要がある。出再者らは、競争の激しい市況にあってコスト効率のよい方法で自己の再保険ポートフォリオを管理したり再保険を購入したりしやすくするためのプロセス、ツール、データの透明性を必要としている。このようなツールは、出再者のローカルな再保険カバレッジの全体像をグローバルに示し、かつ再保険ポートフォリオすなわち、申込書(submission)と再保険の初回オファーの作成から微妙な段階を経て価格とシェアの最終的な受入れに至るまでの過程の世界的な生成またはリニューアルを出再者が管理および監視できるようにするものであると好ましい。
受再者の立場からみると、画一的な品質のデータを出再者から容易に収集できるようにし、選択されたポートフォリオを出再者が再保険関係者らに送付(電子的な提出を含む)できるようにするシステムおよび方法に需要がある。
以上のように、こうした再保険購入需要を満たすシステムおよび方法が必要とされているのである。具体的には、申込書と再保険の初回オファーの作成から微妙な段階を経て価格とシェアの最終的な受入れに至るまでの世界的なリニューアルを出再者が管理および監視できるようにするシステムおよび方法に需要がある。また、効率的な再保険管理プロセスにおける集中的な事業意志決定モデルと分散的な事業意志決定モデルの両方を支援するシステムおよび方法に需要がある。このようなシステムおよび方法は、
・事業体から画一的な品質のデータを収集しやすい
・世界状況の中にあって自らのローカルな再保険カバレッジがどうなっているのかその全体像を出再者に示す
・事業プロセスの舵取りを支援し、確定した責任を監視することで、期日を確実に守れるようにする
・選択されたポートフォリオを出再者が再保険関係者宛に送付(電子的な提出を含む)できるようにする
・共同の意志決定が合理化されるように、再保険クォートのベンチマーキングを支援する
・自社に特有の構造、プロセス、レポーティングの需要に合わせてカスタマイズが可能である
・出再者のデータおよび受再者との間でやり取りされる情報のフルセキュリティを提供する
・出再者側でインストール可能であるか、コスト効率よくホスティングできる
などの特定の機能を含む限り特に有用なものである。
受再者の視点からみた場合に、リニューアルプロセスを合理化し、関連の顧客情報と特約情報をすべて1つのツールでユーザにオファーするツールに需要がある。これを用いることで、リニューアル状態を統合的に見通し、出再者の企業が出再した保険全体について異なる報告書を作成しやすくなる。
本発明は再保険の作成、管理、プレースを楽にするものである。統一されたプラットフォームを土台として、本発明は、再保険の作成、管理、プレースの各プロセスに関与するプレーヤー全員の間のコラボレーションを可能にする。本発明は、本発明での事業プロセスやコラボレーションを出再者が求める基準と事業構造とに従って出再者がカスタマイズできるようにするものである。さらに、本発明は、作成・プレースのプロセスにおけるありとあらゆるステップを後で遡って再検討できるように保管するものである。
再保険の作成、管理、プレースを手助けするにあたり、本発明のシステムおよび方法は、一対多数の関係にある市場ネットワーク内での出再者と受再者とのコラボレーションを支援する。これは、人間関係、市場行動、公認のプロセス、(次第に)ビジネスを行う方法を構成する電子インフラストラクチャを総合したものであると定義できる。市場ネットワークは、関係者らが連携して関与することで活発になるのである。
本発明は、競争の激しい市況にあってコスト効率のよい方法で自己の再保険ポートフォリオを管理したり再保険を購入したりするために出再者が必要とするプロセス、ツール、データの透明性を出再者に提供するものである。したがって、出再者は、再保険ポートフォリオすなわち、申込書と再保険の初回オファーの作成から微妙な段階を経て価格とシェアの最終的な受入れに至るまでの過程の世界的な生成またはリニューアルを管理および監視することができる。本発明は、再保険の作成、管理、プレースのプロセスにおける集中的な事業意志決定モデルと分散的な事業意志決定モデルの両方を支援する。
この方法およびシステムを基礎として、本発明は、事業体からの定型データまたは非定型データの収集を容易にし、出再者のローカルな再保険カバレッジの全体像を出再者に対してグローバルに示し、各特約またはプログラムごとに関係者を区別するものである。また、本発明は、出再者が事業プロセスを舵取りし、確定した責任を監視できるようにすることで、期日を確実に守れるようにするものである。さらに、市場から入手したクォートをまとめて通覧を作り上げることによって再保険クォートのベンチマーキングを支援し、これにより共同の意志決定プロセスを合理化するものである。さらに、本発明については、出再者ごとに特有の事業モデル、プロセスまたはレポーティングの需要に合うようにカスタマイズ可能である。また、本発明は、出再者のデータ/受再者との間でやり取りされる情報の完全な制御とセキュリティとを提供するものでもある。
本発明の一実施形態には、以下の新規な特徴のうち1以上が含まれる。
・出再者の必要なプレーヤー全員が関与する統一されたプラットフォーム上で出再者の再保険作成とプレースの事業プロセス全体を把握する
・本発明を出再者が求める基準に従って出再者の事業プロセスをカスタマイズ可能にする
・過去に遡っての再検討用にプロセスのありとあらゆるステップを保管する
・事業機会およびプログラムに関連する一切の審議の流れを保管する
定義
本願明細書を理解するにあたり、説明を明確にする目的で以下の定義を用いる。しかしながら、以下に定義して本願明細書ならびに特許請求の範囲全体で使用する用語・表現には、再保険分野の当業者らに周知の同義の用語・表現が存在する場合がある。たとえば、米国の再保険市場で一般に「プログラム」と呼ばれているものは、欧州の再保険市場では「リニューアル」と呼ばれるのが普通である。このため、本願明細書および特許請求の範囲はそこで使用する特定の用語に限定されるものではなく、当業者間で周知のあらゆる同義表現を広く包含するものとして解釈すべきである。
年間累積免責額(AAD):ここでは保険請求金額に達するまでのレイヤレベルで、保険期間中にレイヤ内に発生した累計損害額から最初に控除される追加控除の金額である。AADは出再者の責任額であり、下限額を表す。たとえば、第1次レイヤの総損害額が1700万ドルでAADに300万ドルが設定されている場合、受再者が支払うべき正味損害額は1400万ドルとなり、出再者はこれに300万ドルを加えて元受保有額に支払いを行うことになる。
年間累積限度額(AAL):年間の保険請求額を考慮した上で受再者の責任となる最高額を表す。要するに、これは受再者の責任額の上限を定めたものである。たとえば、AAL1000万ドルで、1000万ドル超1000万ドル、保険請求額が1500万ドル、2500万ドル、1500万ドルの場合を想定する。この場合の受再者の支払額は500万ドル、1000万ドル、500万ドルになる。しかしながら、AALにより受再者の支払責任は1000万のみとなり、超過部分については保有額とともに出再者の負担となる。
ブローカー:手数料または費用の見返りに(再)保険のバイヤーとセラーとの間の橋渡しを行い、(再)保険の需要について助言し、(再)保険業者と(再)保険の交渉をするプロの仲介者(個人または組織)である。通常、(再)保険業者に対する仲介または彼らとの取引に対する手数料を(再)保険業者から受け取るが、ブローカーが自らの顧客に対して費用を課すこともある。また、この用語は、出再保険者向けに再保険カバーの段取りを整えるブローカーに支払われる費用の意味でも使われる。
事業機会:関連したプログラムをグループ化するのに用いられるアンブレラタイプの概念である。
CAT XL:巨大損害超過損害再保険。1回の事故に起因する集積損害に保有額と責任限度額が適用される巨大損害リスクを担保するための超過損害再保険。WXL/Eのカバレッジとは異なり、Cat XLは1回の事故によって2以上のリスクに影響が及んだ場合に初めてカバレッジが適用されるように構成されている。
手数料のタイプ:割合特約の手数料のタイプ(「定率」または「変動」)次第で他の手数料項目の適用が決まる。「定率」は、出再される保険料に対してあらかじめ定められたパーセンテージを乗じた金額が出再者に支払われることを意味する。「変動」は、実際に発生した損害率(保険金/既経過保険料)に基づいて遡及的に手数料の実質パーセンテージが決まることを意味する。この場合、手数料のパーセンテージの最高値(「max」)と最低値(「min」)、さらには関連の最高損害率と最低損害率が明確にされることになる。保険年度の始めには暫定手数料(最低手数料と最高手数料との間で定められる)が用いられる。保険期間の終わりになると確定手数料が明らかになる。
カバー:保険契約または再保険契約の条項に従い提供される、損害に対するプロテクション。免責額を超過するクレーム発生時の受再者の責任負担額である。
免責額:超過損害再保険において、受再者の責任額を算入する前に被再保険者が保有する損害額。プログラムの中では各レイヤの発動点の額である。エクセス(xs)ポイントまたはプライオリティとも呼ばれる。
予納保険料:契約の開始日に支払われる、確定保険料の推定額を基準とした保険料。後日保険料の精算が行われる。
EPI:受再者に出再される予想出再保険料(割合プログラムの場合)。
地理的適用/除外:プログラムの適用地域。国または地域を適用および/または除外することでレイヤレベルで修正される場合もある。
適用地域:各プログラムで担保される国/地域(地理的リスク)。
GNPI(総正味保有保険料):出再者が計上した総保険料から割合再保険への出再保険料を引いたもの。諸経費の控除はない。
レイヤ:カバーの断層。カバレッジ全体を複数の連続したレイヤに分割して異なる受再者に手配し、それぞれ異なる損害プロファイルにすることができ、超過損害再保険で主に使用される(下層ほど算入頻度が高いため高額になる)。
レイヤオプション:同一プログラム内でファイナンシャルレートを変えた特定レイヤのバリエーション。たとえば、第1次レイヤのオプション1には火災と洪水を含むのに対し、第1次レイヤのオプション2には火災のみを含む。
リーダー:主要なリスクの引受にあたって他の受再者を先導できる力量あるいは名声に応じて選ばれた受再者。通常は最大のシェアを引き受ける。リーダーは契約条件に合意した上で共通の契約の管理を担うことが多い。
保険種目:同種のリスクすなわち、財物保険、災害保険、生命保険などに対するプロテクションを提供する保険カバレッジの分類またはグループ分け。
保険料の割増:非割合契約(変動率タイプ)において、将来の管理費用、損害の上昇、合理的な利益幅を斟酌してアンダーライターの通常のリスク保険料に上乗せされる割増保険料。
管理事務経費(Management Expenses)/管理費(Administration Expenses):割合再保険契約の特定条項に定められた計上保険料に対するパーセンテージ(一般に管理コストを相殺するために5%)。受再者は出再者に支払うべき利益戻の額を算出する前に、管理事務経費を利益金から控除する。
最低保険料:(再)保険業者が保険契約の定めにより保険金給付の対象とする保険料の最低額。
交渉フェーズ:交渉フェーズは受再者が初回クォートを出再者に出した後に開始される。出再者は好ましい関係者を決定し、割当シェアと、多くの場合は料率とを交渉する期間に入る。交渉の結果、最終的に合意による引受希望シェアが決まる。
無事故戻し:更新時に、直前の保険期間または過去の複数の保険期間において無事故である被保険者に対して認められる保険料の割引。出再される保険料に対するパーセンテージで表される。
出再倍数:サープラス再保険の場合における、被再保険者の保有責任額。再保険の各サープラスレイヤは、出再者の保有額の倍数で表現される。たとえば、「4ライン」のサープラスシェア特約では再保険の引受能力が「保有額」(すなわち出再者の保有責任額)の4倍になる。これによって出再者は再保険前に可能であった額の5倍の保険を引受できるようになる。たとえば、特定種目の保険で1契約あたり最高責任額10万ドルを保有している被再保険者が、1契約あたり50万ドルを限度として契約の引受を希望する場合、4ラインのサープラスシェア特約を利用すればその目的が達成される。すなわち、損害の最初の1ドルから起算して被再保険者が1/5、受再者が4/5の損害の負担割合で40万ドルの特約引受能力を得られる。
出再率:一次保険業者によって比例特約に出再される割合。出再者と受再者は、コスト、責任額、保険料を指定の比で負担する。
危険:プログラムに関連するリスク。主な危険はプログラムレベルで定義されるが、後にレイヤレベルで修正される場合もある。
保険料:引受リスクの対価として保険業者から受再者に支払われる金額。
保険料のタイプ:保険料のタイプ(フラットレート、定額または変動)によって、非割合レイヤごとに関連のクォーテーション項目が決まる。「フラットレート」は、実際のGNPIにレートを乗じて再保険料が算出されることを意味する。「定額」は、あらかじめ定められた金額が再保険料を構成することを意味する。「変動」は料率(ここでもGNPIに結び付いた最低率と最大率の値)によって再保険料が算出されることを意味する。保険期間の終わりに確定GNPI値を把握後、バーニングコストによって変動最低料率と最高料率の範囲内で定率保険料率が決まる。
利益戻:収益性(利益に対するパーセンテージなどに基づく。利益=出再保険料−保険金−手数料−既発生受再者管理諸費用)あるいは引受した事業の他の何らかの特徴に応じて受再者が顧客に支払う追加手数料。
プログラム名:プログラムに対する一意なプログラム名を定義する。
プログラムオプション:ファイナンシャルオファーを変えた特定プログラムクォートのバリエーション。たとえば、プログラム「A」には2つのレイヤがあり、プログラム「B」には3つのレイヤがある。
比例:割合再保険。比例特約は義務出再特約である。すなわち、再保険者(reassured)および受再者の両当事者間で正式な合意条項が締結され、この条項の定めにより再保険者(reassured)は特約で担保される事業全件のうち一定のパーセンテージ分を出再する義務を負い、受再者はこのようにしてなされる出再保険全件を引き受ける義務を負う。天災危険に関しておよび/または保険金額に関しては、カバーに制約が付く場合がある。再保険手数料は、獲得およびコストを補償する目的で出再者によって保有される。
クォーテーションフェーズ:クォーテーションフェーズでは、リスク率、技術料率、損益分岐率などの値をアンダーライターが入力できる。クォーテーションフェーズの最後に受再者は料率とシェアとを出再者に回答する。
復元:損害発生後に非割合再保険契約の限度額を全額復活させるための追徴カバー。1回の復元で元受カバーの全額に相当する。復元回数については限定/無制限で無償/有償、3通りの按分比例法(時間按分、金額按分またはその両方)のうちの1つを利用することができる。
シェア:受再者が引き受ける全リスクに対する割合をパーセンテージで示したもの。リニューアルプロセスでは、受再者が出再者に提供するシェアが、クォーテーションフェーズの途中、交渉フェーズの終わり、そして最後に署名フェーズの終わりに獲得される。
署名フェーズ:署名フェーズは特約のリニューアルプロセスにおける最終フェーズである。最終引受シェア(通常は引受希望シェアと同じ)が入力される。
NoCの対象:複数年プログラムまたは無期限プログラムに関与する関係者らは、いずれの当事者もプログラムを解約する権利を有する、解約通知の対象と呼ばれる期間を定義する。
サープラス:出再者がリスクを按分比例ベースで受再者と分担する割合再保険。出再者が保有するリスクの割合はリスクの保険金額に対する出再者の最大保有額(=最大または1ライン)のパーセンテージで定義される。サープラス特約への出再限度額は出再倍数によって表されるのが普通である。第1次サープラス特約では消化しきれない保険金額の高いリスクを自動的に消化するために、第2次、第3次またはそれ以上のサープラス特約が設定されることがある。サープラスは特約再保険の最も古い形態であり、財物再保険では今なお極めて広く利用されている。保険料と損害は各リスクに対する個々のカバーの割合に応じて按分比例で分担される。
特約引受能力:被保険者に対する被再保険者の責任限度額。引受契約(underwriting policy)、財務力、市況に基づいて、特定の期間にわたって(再)保険業者がオファー可能なカバレッジの最大額。特定の引受能力が単一の損害事故または単一のリスクに適用される場合がある。また、引受限度額が法律または行政当局によって定められる場合もある。再保険によって保険業者らは、再保険なしの状態で可能であろうよりも大きなリスクを引き受けやすくなり、場合によっては通常保険業者らが嫌がるタイプの事業を取り引きして既存の保険契約者を抱き込む追加の引受能力を得られる。
GNPIのタイプ:GNPIの状態(「計上」または「既経過」のいずれか)を示すフラグである。
特約形態:プログラムの特約形態(CAT XLまたはサープラスなど)を定義する。
WXL/事故:1事故あたりのワーキング超過損害。これは非割合保険の場合に有効である。保有額とカバーが1回の事故で生じた累計損害額に適用されるワーキング超過損害再保険。Cat XLとは異なり、複数のリスクに対する保障はなく、免責額は1リスクでカバレッジをトリガーできるほど小さな金額である。
WXL/リスク:1リスクあたりのワーキング超過損害。これは非割合保険の場合に有効である。損害が1事故に起因するか否かを問わず、免責額とカバーが各リスクに対して個々に適用されるワーキング超過損害再保険。
発明の詳細な説明
本発明の一実施形態は、再保険ポートフォリオを作成、管理、プレースするためのプロセスマネージャ、文書管理システム、コラボレーションプラットフォームである。本発明は、再保険ポートフォリオの作成、管理、プレースのプロセス全般にわたって全当事者の関係個人に随伴し、関連の文書やデータの管理および保管をはじめとする、画一化されてはいるがカスタマイズが可能な方法で彼らの交流を円滑にするものである。
出再者と受再者のどちらにも常に互いに譲りたくない独自のやり方がある。こうした現実が生まれるのは、彼らが持つ階層構造、彼らがすでに確立しているその内部での事業プロセス、そして彼らが特約の管理や会計処理、価格の決定などの目的で使用している既存のソフトウェアが存在することが原因である。当事者間にあるこれらの相違を勘案するために、本発明のプロセスマネージャには出再者用システムと受再者用システムの2つのシステムが含まれる。各システムについて、それぞれの当事者の要件に合うように高いレベルでカスタマイズが可能である。
図1は、本発明の一実施形態による再保険作成、管理、プレースの代表的なプロセスをまとめたものである。図示のように、このプロセスには4つのフェーズが含まれる。
フェーズ1では、出再者は再保険の検討またはリクエストのためのパラメータを設定し、エクスポージャすなわちリスクデータを収集し、自分に再保険が必要であるか否かを評価する。再保険の必要があると出再者が判断した場合、出再者は提案申込書を生成して検証するが、これには1以上の提案申込書プログラムが含まれる。このプログラムはそれぞれ、該当する再保険に合ったクォーテーション/オファーを提供する上で受再者に必要になるデータと書類とを提供するものである。フェーズ1の最後には、提案申込書とプログラムが承認され、市場に流通させるべくリニューアルパッケージに盛り込める状態になる。
フェーズ2では、出再者はリニューアルパッケージを1以上の受再者宛に出状する。受領時、受再者はこのリニューアルパッケージを評価し、クォーテーションを準備し、これらのクォーテーションを出再者に返戻する。フェーズ2の最後には、出再者はクォーテーションのリクエストに対する1以上の受再者からのシステム応答をインポートしたか手続きに入っている。
フェーズ3では、出再者は受再者のクォーテーションを評価し、異なる受再者(2以上の受再者が参加している場合)から受け取ったクォーテーションを比較し、受再者の意見を求めて最も好ましい再保険プログラム契約条件(期間、参加、価格など)の交渉をする。最終的な再保険プログラム構造と価格は出再者が決定する。出再者は選択した受再者に向けて引受希望シェアのリクエストを出状する。この中で、出再者は参加額を提案することができる。フェーズ3の最後には、出再者は引受希望シェアの再保険プロポーザルを受け取っている。
フェーズ4では、出再者はフェーズ3で至った合意条項に照らして提案された参加を評価し、最終シェアを判断してこれを獲得する。フェーズ4の最後には、出再者と選択された受再者とが、最終シェア、価格、契約条件に調印し、これによって再保険事業のプレースが完了する。
図2Aは図1に示すプロセスを実現するための代表的なシステム200を示している。図示のように、システム200は、コンピュータネットワーク204を介してホストサーバ201と通信する出再者側コンピュータ206を少なくとも1つ含む。ホストサーバ201は、同様に、たとえばローカルエリアネットワーク(LAN)を介してセキュアファイル転送サーバ202と通信する。コンピュータネットワーク204はインターネットなどである。
ホストサーバ201は本発明の出再者向けプロセスを実行する。また、ホストサーバ201は、出再者の再保険の作成、管理、プレースのプロセスに関連したデータの格納も行い、e−メール、文書パブリッシング、ウェブブラウジングによって出再者側コンピュータ206と通信できると同時に、セキュアファイル転送を使ってセキュアファイル転送サーバ202とも通信できるように構成されている。ホストサーバ201は、セキュアファイル転送サーバ202に格納された出状データの利用可能性を受再者に通知するために、たとえばe−メールを使ってネットワーク205経由で受再者のコンピュータ208と通信する。
出再者側コンピュータ206はグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を表示し、このGUIをとおして出再者はホストサーバ201と交信して本発明のプロセスを完了する。ウェブアプリケーション222は出再者側コンピュータ206へのGUIを提供するものである。この出再者GUIを本願明細書では出再者インタフェースと呼ぶ。出再者側コンピュータ206にはブラウザ以外に特別なソフトウェアは必要ない。
リニューアルパッケージの出状時、ホストサーバ201は選択された各受再者用にファイルを作成し、プログラムクォートシートと、これとは別の書類とをセキュアファイル転送サーバ202に格納する。ホストサーバ201は、ネットワーク205を介して受再者のコンピュータ208に通知を送る。このネットワークはネットワーク204と同じネットワークであってもよい。また、ウェブアプリケーション222で受再者側コンピュータ208に対するGUIが提供された状態で、ホストサーバ201はネットワーク205を介して受再者側コンピュータ208とも通信する。任意に、ホストサーバ201が提供するブラウザを利用したインタフェースに代えて、ファイル転送サーバ202と連携するインタフェースアプリケーションを受再者側コンピュータ208に設けてデータをダウンロードし、これを受再者側コンピュータ208でローカルに保存するようにしてもよい。いずれにしても、この受再者のGUIを本願明細書では受再者インタフェースと呼ぶ。
本発明の具体的な一実現形態において、受再者側コンピュータ208にはブラウザ以外の特別なソフトウェアは必要ない。受再者側コンピュータ208は、クォーテーションリクエストの通知を受信してオファーとシェアとをリターンするためのe−メールなどによって、ホストサーバ201および出再者側コンピュータ206からの通信内容を受信する。
出再者が再保険を自己の法人組織内でプレースする(すなわち保険会社が自己の保険をその保険会社の傘下にある再保険会社または部門に売り払う)場合、ネットワーク205をホストサーバ201と直接に通信する(すなわち公共のネットワークを経由しない)社内イントラネットにしてもよい。
コンピュータ206と208にはそれぞれ出再者および受再者と明記してあるが、ブローカーまたは出再者および受再者の他の代表者がコンピュータ206および208のユーザであってもよいことは当業者であれば理解できよう。同様に、本願明細書で出再者および受再者としているものについても、これらの当事者らの考え得る代表者一切を含むと解釈すべきである。たとえば、受再者には管理総代理人およびブローカーを含み得るといった具合である。しかしながら、好ましい実施形態では、出再者だけが出再者側コンピュータ206とホストサーバ201に対するアクセス権を有し、受再者にこうした権限はない。
図2Aに示されるように、代表的なホストサーバ201には、プロセスエンジン210、ドキュメントストア212、スプレッドシートアプリケーション214、レポーティング用アプリケーション216、文書一覧表示および出状用アプリケーション218、e−メールアプリケーション220、ウェブアプリケーション222などをはじめとして、本発明の方法を実行するためのアプリケーションがいくつか含まれる。また、ホストサーバ201にはセキュリティゲートウェイも含み得る。代表的なファイル転送サーバ202には、文書一覧表示用アプリケーション230、スプレッドシートアプリケーション231、セキュリティゲートウェイ232などをはじめとして、出状情報を格納および管理するためのアプリケーションがいくつか含まれる。
プロセスエンジン210は、参加している出再当事者間での情報の流れを制御して本発明のプロセスを実行する。好適なプロセスエンジン210の一例には、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)のアクション・テクノロジーズ・インコーポレイテッド(Action Technologies,Inc.)製のActionWorksTMがある。
ドキュメントストア212は、ファイルと、それに関連するメタデータとを、たとえばホストサーバ201あるいはホストサーバ201上の構造化照会言語(SQL)データベースに格納する。
スプレッドシートアプリケーション214は、定型リニューアルデータのインポート先となるスプレッドシートを作成する。データをインポートした状態で、ファイル転送サーバ202はスプレッドシートを受再者に配布し、その後受再者がスプレッドシートのクォーテーションを提供する。
レポーティング用アプリケーション216は、ホストサーバ201に格納された出再者データおよび受再者データの大雑把な報告書と詳細な報告書を出再者に提供する。出再者に報告書を提示する際、レポーティング用アプリケーション216は出再者側コンピュータ206上に設けられた出再者インタフェースと連携する。
文書一覧表示および出状用アプリケーション218は、出再者による選択時に一受再者あたりひとつの出状ファイルを準備し、これらのファイルをすべてセキュアファイル転送サーバ202に送信する。アプリケーション218は、ユーザが文書を関連づけ、添付し、削除し、複製し、閲覧できるようにするものである。アプリケーション218は、たとえば、Active Server Page(ASP)アプリケーションである。本発明の一実施形態では、文書一覧表示および出状用アプリケーション218は、2つのGUIメカニズムをとおしてアクセス可能なものであり、これらのメカニズムにはいずれも特定の再保険事業機会またはプログラムについての文書フォルダのコンテンツを表示するフォルダタブが含まれる。第1のメカニズムでは、プログラムまたは事業機会ビュー内の一覧表示アイコンを選択すると、関連のプログラムまたは事業機会についての文書が表示される。第2のメカニズムでは、「ドラフト文書」(事業機会レベル)または「文書」ごとに、ユーザはポップダウンメニュー(関連のビジネスデータベースのASPクエリによって形成される)を使ってデータベース内のプログラムや事業機会を「ブラウズ」することができる。ASPスクリプトは、ふさわしいプログラムまたは事業機会を表示し、ユーザが関連の文書にアクセスすべくプログラムまたは事業機会を選択できるようにする。
e−メールアプリケーション220は、ホストサーバ201からコンピュータ206および208宛にe−メールを送信する。e−メールアプリケーション220では、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)、Post Office Protocol 3(POP3)、Internet Message Access Protocol(IMAP)などの周知のe−メール送受信用プロトコルのうちいずれを使用してもよい。
ウェブアプリケーション222は、コンピュータ206からのHTTPリクエストを受け取り、これに応答する。好適なウェブアプリケーション222の一例としてMicrosoft Internet Information ServerTMがあげられる。
ファイル転送サーバ202は、受再者宛宛に出状されたプログラムのファイルを格納する。本発明の一実施形態では、プログラムは選択された関係者宛にホストサーバ201から出状されるため、アプリケーション230はファイル転送サーバ202上に(受再者が一意なユーザ名とパスワードとを使ってアクセス可能な)別々のディレクトリを受再者ごとに作成し、このディレクトリの中に特定の受再者の出状ファイルが格納される。この出状ファイルは、Excelスプレッドシートならびに追加の文書を含む自己解凍式の圧縮ファイルであると好ましい。ホストサーバ201から送信されるe−メール通知に応答して、受再者は出状ファイルをファイル転送サーバ202からダウンロードする。e−メール通知には、ファイル転送サーバ202自体へのURLリンク(このURLリンクを開くとダウンロードが開始される)とクォーテーションの回答の送付先となる出再者のe−メールアドレスとを記載しておくことができる。
本発明では、ファイル転送サーバ202をホストサーバ201とは独立させて維持することによって、ホストサーバ201に格納された出再者の内示情報(リスクデータなど)に受再者がアクセスできないようにしている。また、ファイル転送サーバ202を別にすることで、ファイル構造を単純化し、出状ファイルをホストサーバ201のアプリケーションと一緒に格納した場合に生じかねない容量の問題を回避しやすくなる。また、ホストサーバ201とファイル転送サーバ202とを分けることで、ファイル転送サーバ202のセキュリティ規定に違反した不正なユーザがホストサーバ201上で動作しているアプリケーションに達するのを回避しやすくもなる。
もちろん、こうした利点があるにもかかわらず、ホストサーバ201とファイル転送サーバ202とを同じサーバにしてもよいことは当業者であれば理解できよう。また、図2Aにはホストサーバ201およびファイル転送サーバ202上で実現される複数の機能を示してあるが、当業者であれば明らかなように、各機能を複数のサーバに分散させても構わない(段階アーキテクチャなど)。
図1の再保険プロセスおよび図2Aのシステムアーキテクチャを念頭におき、図2Bは、受再者への出状を行い、対応する回答を受け取るための代表的なシステムおよび方法を示している。これらの出状には、たとえば、クォーテーションリクエスト、引受希望シェアリクエスト、あるいは最終引受シェアリクエストを含み得る。この方法は、リニューアルプログラムならびに関係者の選択をはじめとして、ホストサーバ201上のディスパッチのパラメータを構造化することで開始される。次に、図2Bのステップ251に示されるように、この方法は、ホストサーバ201からファイル転送サーバ202にプログラム(単数または複数)を出状することで継続される。さらに、ステップ252では、ホストサーバ201はe−メール通知を受再者208にフォワードし、彼らに新たな出状の旨を通知するとともに、好ましくは出状ファイルにアクセス(ダウンロードまたはコピーなど)するためのURLリンクを提供する。
本発明の具体的な実現形態において、図2Bのステップ251では、関連のデータをホストサーバ201に照会し、Excelテンプレートをベースにして上記のデータを新たなスプレッドシートに挿入することで、受再者向けのExcelスプレッドシート(「定型」データ用)を作成する作業を伴う。同時にXMLファイルも作成することが可能である。このプロセスは、プロセスエンジン210に埋め込まれたコードによって実行される。次にプロセスエンジン210は関連のフォルダを文書パブリッシングフォルダからステージングエリアにコピーし、Excelファイルと一緒にまとめてZIP圧縮して自己解凍型アーカイブを形成する。その後ZIP圧縮されたファイルをファイル転送サーバ202に送り、選択された関係者ごとにディレクトリにコピーする。このサーバ202上の該当するディレクトリが受再者の受取人とリンクされている。最後に、ホストサーバ201はファイル転送サーバ202上の適切なダウンロード場所のURLを記載したe−メールを受再者の受取人にフォワードする。
続いてステップ253に進み、好ましくはファイル転送サーバ202への接続に必要なIDとパスワードとを提供した後、受再者208は、プログラム文書やクォーテーション入力用のスプレッドシートファイルなどを含む出状データをダウンロードする。受再者はこれらのデータを分析し、オフラインでの計算を行い、スプレッドシートファイルのクォーテーションを入力する。次に、ステップ254において、各受再者はスプレッドシートファイルをe−メールで出再者206に送る。
ステップ255では、出再者206は各受再者からのクォーテーションをホストサーバ201にインポートする。このインポートは、出再者206がクォーテーションをホストサーバ201上に格納された再保険プログラムに手作業で入力するだけで実現可能である。しかしながら、スプレッドシートファイルの中身を自動的に再保険プログラムに入力できるような形で、インポート作業の少なくとも一部を自動化しておくと好ましい。この場合、出再者はスプレッドシートファイルをホストサーバ201にロードすることになろう。スプレッドシートには、プログラムとこれが関連する出再者とを示す識別子を持たせておいても構わない(この識別子は、ステップ253での受再者へのダウンロード時に入れておくことになろう)。このようにしておけば、ホストサーバ201は識別子を認識してクォーテーションをしかるべき再保険プログラムと出再者に関連付けられる。
本発明の別の実施形態では、クォーテーションをしかるべき再保険プログラムおよび出再者に関連付ける前に、ホストサーバ201はプログラム構造とクォーテーションに関するもっともらしさのチェックを実行し、プログラム構造に変更がなく、入力された値が意味のあるものだということを確認する。たとえば、もっともらしさのチェックでは、重複する免責額あるいは、あるレイヤで前のレイヤのカバーと免責額の合計よりも高いアタッチメントポイントを調べることができる。エラーが見つかったときは、ホストサーバ201はその旨を出再者に伝えればよく、この場合に出再者は、修正のためにクォーテーションを返してもらうよう受再者にe−メールを送るか、修正を手作業で行う。
クォーテーションをインポートし、再度プログラムと関連付けた状態で、ホストサーバ201はクォーテーションを分析するためのソフトウェアツールを出再者206に提供し、引き続いて再保険のプレースのプロセスを実行する(たとえば、別のプログラムディスパッチおよび/または引受希望シェアおよび引受シェアのリクエストの出状)。任意のステップ256として、クォーテーションをホストサーバ201にインポートした後、ホストサーバ201はe−メール通知を1以上の受再者に送信し、クォーテーションを処理する旨の確認をすることができる。
図2Bは、出再者のファイアウォール260、261の後ろにある出再者206の施設にホストサーバ201およびファイル転送サーバ202を設けた出状システムアーキテクチャを示している。しかしながら、他の実施形態では、ホストサーバ201およびファイル転送サーバ202は、第三者管理者の施設に設けられる。他のアーキテクチャでは、ホストサーバ201とファイル転送サーバ202の両方が、1以上のファイアウォール(内部ファイアウォールと外部ファイアウォールなど)ならびにインターネット、ネットワーク204、205を介して出再者側コンピュータ206および受再者側コンピュータ208と通信する。
図3は(図1に示すような)本発明の実施形態における再保険プロセスの4つのフェーズ1、2、3、4を、より詳細に示している。具体的には、図3は、出再者の再保険需要の評価から再保険事業のプレースまでのプロセスを追跡し、再保険の作成、管理、プレースのプロセスの各フェーズの個々のステップを示している。また、図3は、各ステップに関与する関係者310(すなわち、出再者および/または受再者)、各ステップで関係者が用いるインタフェース(すなわち、出再者インタフェース312または受再者インタフェース314)、各ステップごとにインタフェースが動作する特定のフェーズも示している。相関関係をグラフィカルに示すために、図3では、各ステップに対応する関係者およびインタフェースをそのステップを表すブロックの下に記載してある。
図3のプロセスの中では、ステップを完了した関係者310は、特定のフェーズ(すなわち、フェーズ1、2、3、4)の範囲内ですでに終えたどの行為にも自由に戻ることができる。このプロセスフローによってループと反復を行うことができるようになる。しかしながら、一実施形態では、あるフェーズのステップを関係者が終えた後は、前のフェーズのステップを再度実行することができない。別の実施形態では、関係者はひとつのステップを完全に終えない限り次のステップを開始することができない。この後者の実施形態では、たとえば、リスクデータをすべて収集して利用できるようにするまで、ユーザが提案申込書を入力できないようになろう。
出再者インタフェース312および受再者インタフェース314は、関係者310が交信して図3のプロセスを終えるのに用いられるユーザインタフェースである。図示のように、出再者は、データの収集316、クォーテーションリクエストの準備318、クォートの評価と交渉320、事業のプレース322という4つのステージをとおして出再者インタフェース312と交信する。受再者は、クォーテーション324、交渉326、署名328という3つのステージをとおして受再者インタフェース314と交信する。
フェーズ、ステップ、関係者、ステージを同じ進行線上に左から右へ示すことで、出再者インタフェース312および受再者インタフェース314の各ステージが、フェーズ1〜4、ステップ301〜308、関係者310とどのように対応しているかが図3から分かる。また、同じ進行線上にあることで、出再者インタフェース312のステージが受再者インタフェース314のステージとどのように対応しているかも分かる。このように、たとえば、ステップ307がフェーズ3の一部であり、出再者および受再者がステップ307に関与する関係者310であり、出再者がステップ307で出再者インタフェース312のステージ320と影響し合い、受再者がステップ307で受再者インタフェース314のステージ326と影響し合うことが、図3から明らかである。
個々の出再者および受再者のさまざまな事業モデルおよび特異性を網羅するために、図3では関係者310を一般的な形(すなわち出再者または受再者)で特定してある。しかしながら、これらの関係者310をさらに細かく分け、たとえば特定の出再者または受再者に関連した職務や責任、権限を示すようにしてもよいことは理解されたい。このため、たとえば、プロセスに含まれるステップの実行に特定の肩書きまたは職務を関連させることで、図3に示すプロセスを出再者がカスタマイズしても構わない。このカスタマイズの一例として、出再者および受再者の組織内での代表的な職務を、その職務が機能するレベルならびに、それぞれの職務に割り当てられた責任とともに、以下の表に示す。表1に示されるように、出再者側と受再者側での2つの主要な職務にマネージャとトランザクタがある。マネージャとは、再保険の構造化とセールスに関する意志決定をする組織単位(個人または複数の個人からなるグループ)のことである。トランザクタとは、業務の遂行を担う組織単位(個人または複数の個人からなるグループ)のことである。マネージャおよびトランザクタについては、以下の表1に示すように、これをさらに複数の個人またはグループからなる二次職務(sub−role)に分割することが可能である。
Figure 2005524125
図3のプロセスについての以下の説明には、これらの代表的な職務および二次職務を取り入れてある。当業者であれば明らかであろうように、以下の説明ではステップを完了させる具体的な二次職務について述べることもできるが、これらのステップは一般に、同じ職務の他人または関係者によって終えられるものである。たとえば、幹事再保険外交員が完了するステップは通常、別のタイプの出再側マネージャによって終えられるものである。また、職務および二次職務に与えた特定の名前は本発明を限定すると解釈されるべきものではない。特に、保険組織や再保険組織が変われば異なる用語が用いられるのは珍しくない。たとえば、再保険外交員は出再外交員と呼ばれることもあり、プロフィットセンターマネージャがアンダーライターマネージャと呼ばれ、幹事再保険外交員が再保険マネージャと呼ばれることもある。
図3に示されるように、再保険の作成、管理、プレースのプロセスは、エクスポージャを収集して再保険の需要を評価するステップ301で開始される。具体的には、出再者インタフェース312をとおして、出再者の再保険外交員が再保険の要件を収集する。再保険外交員は、再保険を利用可能な保険事業のあらゆる領域を網羅するアンブレラレコードである「事業機会」を作成することで、このプロセスを開始する。再保険外交員は、リニューアル関連情報および文書を含むリスクエクスポージャーデータを特定のプロフィットセンターマネージャが収集し、このリスクエクスポージャーデータを再保険外交員に提供するよう要請してもよい。リスクデータの受領時、再保険外交員はリスクデータを順に並べて再保険の可能性を評価する。需要があると再保険外交員によって判断された場合は、プロセスが継続される。需要が存在しないときは、プロセスは終了する。
再保険の機会または需要が存在するとして、続いてステップ302では、再保険外交員は、1以上の提案申込書すなわち再保険プログラムを作成する。その上で再保険外交員は、プログラムをレビューし、追加の関連情報があればそれをプログラムに付加するようプロフィットセンターマネージャに依頼してもよい。プロフィットセンターマネージャによる承認時、再保険外交員はさらに書類やリニューアルデータを統合する。市場にリクエストを出状する前のこのいずれかのステージで、再保険外交員は、特定の受再者および/またはブローカーに再保険プログラムの案を電子的にフォワードし、プログラムの構造についてのフィードバックと解説書類とを求めることを任意に選択できる。
受再者/ブローカーのフィードバックを受け取ってこれを取り入れた後、ステップ303では、受信側の外交員は、幹事再保険外交員にプログラムのレビューを要請することで提案された再保険プログラムの正当性を検証する。幹事再保険外交員のレビューコメントを受けて、再保険外交員はプログラム案を一部修正し、プログラムを出状できるものとして指定する。
ステップ304では、再保険外交員または幹事再保険外交員が、承認およびリリース済みのプログラムのプールの中から、どのプログラムをどの受再者宛に出状するかを選択する。これを受けて、該当する受再者に通信文(e−メールなど)が送られ、選択されたプログラムを含むクォーテーションパッケージのリクエストを利用できるようになる。
ステップ305では、受再者がクォーテーションのリクエストをレビューし、このリクエストに応じてクォーテーションを準備し、クォーテーションを出再者にリターンする。
ステップ306では、出再者の再保険外交員が受再者からのクォーテーションを受け取り、これを比較する。
ステップ307では、再保険外交員は受再者の意見を求め、再保険プログラム(単数または複数)の詳細条件と価格を交渉する。こうした交渉の最後には、再保険外交員は最終的なプログラム構造と価格を獲得する。続いて再保険外交員は、自分が引受希望シェアのプロポーザルを受け取りたい受再者を選び、選び出した受再者に引受希望シェアのリクエストを出状する。これを受けて、受再者は自分たちの引受希望シェアのプロポーザルを再保険外交員にフォワードする。
ステップ308では、出再者の再保険外交員が受再者から引受希望シェアのプロポーザルを受け取ってこれを比較し、必要に応じて受再者とさらにやり取りを重ね、最終シェアを選択し、再保険事業をプレースする旨を受再者に伝える。再保険外交員は最終シェアを獲得し、これらの値に最終的な電子プレースデータまたは契約データを加えたものを受再者宛に出状する。こうして確定引受シェアおよび価格が得られる。再保険プレースのプロセスは、最終シェアの選択と再保険事業プレースの通知をもって終了する。
本発明の実施形態についての図4〜図8は、図3のステップ301〜308をさらに詳細に説明するものである。図4は、ステップ301を完了する(すなわち、リスクデータの収集と再保険需要の評価)ための代表的な方法を示すフローチャートである。図5は、ステップ302、303、304を完了する(すなわち、リニューアルパッケージの準備とパッケージの受再者への出状)ための代表的な方法を示すフローチャートである。図6は、ステップ305を完了する(すなわち、受再者のクォート)ための代表的な方法を示すフローチャートである。図7Aおよび図7Bは、ステップ306および307を完了する(すなわち、クォートの評価と交渉)ための代表的な方法を示すフローチャートである。最後に、図8は、ステップ308を完了する(すなわち、事業のプレース)ための代表的な方法を示すフローチャートである。
図4〜図8に関する以下の説明において、「非定型」という用語は決まったフォーマットのないデータを示す。たとえば非定型データとしては分量無制限のテキストまたは添付ファイルが考えられる。よって、ユーザはどのようなフォーマットのデータでも添付でき、どのようなフォーマットのデータでも受信できる。一方、非定型データとは対照的に、「定型」という用語は、特定のフォーマットに依存するデータを示す。たとえば、定型データとしては、長さに限りのあるデータフィールドに入力されるデータ、フォーマットされたリストに入力されるデータ、あるいはフォーマットされたファイルに入力されるデータが考えられる。このように、ユーザは特定のフォーマットに従ってデータを入力するよう要求される可能性がある。
本発明の一実施形態によれば、図3のプロセス(ならびに図4〜図8のサブプロセス)全体の中でどのステージにおいても、非定型コメントを加えてリニューアルに関連付けることができる。入力された定型または非定型のデータはいずれも、後から遡ってレビューできるように永久的に保管される。
フェーズ1、ステップ301〜303
図4は、データの収集と再保険需要の評価を行うための代表的な方法(図3のステップ301)の概要を示したものである。図示のように、この方法は再保険需要の見込みがあり得る保険ビジネスを選択するステップ400で開始される。これは、再保険プロセスを開始できるだけの十分なビジネスまたはリスクがあるか否かを判断する目的で、データリクエストの開始をトリガーするものである。この最初のステップで、出再者は自分が引き受けた危険事情またはリスクの一部を第2の保険者(受再者)に転嫁する潜在需要を認識する。
再保険の潜在需要を確認後、出再者の出再側マネージャ(幹事再保険外交員または再保険外交員のいずれかなど)は、それぞれステップ402Lおよび402Rに示されるように事業機会を作成する。(図4の横の行は、出再者の中でどの関係者の職務(幹事再保険外交員、再保険外交員またはプロフィットセンターマネージャなど)がこのステップを完了しているかを示している。)事業機会は、再保険の潜在需要を定義するもので、再保険の潜在需要に関連した情報を編成および管理するためのアンブレラレコードとして機能する。事業機会の範囲はフレキシブルであり、出再側マネージャ(幹事再保険外交員または再保険外交員など)によって定義される。この事業機会は、1以上の別のクォーテーションリクエストおよび再保険プログラムにつながる場合がある。事業機会を作成するにあたって、出再側マネージャは、保険種目または地理的エリアなど再保険の潜在需要に関連した特定の制限事項を定義することができる。ファイルフォーマットを問わないアンケート、文書またはテンプレートなどの非定型データを事業機会に添付することも可能である。
図9A〜図9Eは、出再側マネージャ(幹事再保険外交員または再保険外交員など)が事業機会を作成する(すなわちステップ402Lまたは402Rを終える)のに用いる代表的な一連のグラフィカルユーザインタフェースを示している。図9Aに示されるように、ユーザ(出再側マネージャなど)は最初にデータ収集ボタン900をクリックして「データ収集(Collect Data)」画面902を開く。次にユーザはしかるべき組織を選択し、「新しい事業機会を生成する(Create new Bus. Opp.)」ボタン904をクリックする。これに応答して、システムは図9Bに示すような「新しい企業機会のデータを入力する(Enter New Business Opportunity Data)」画面906をユーザに提示する。ユーザはデータフィールド908に事業機会名を入力するよう要求される。残りのデータフィールド(リスクの適用地域、保険種目、保険補助種目など)については、この段階では分からなければ空欄のままにしておくことが可能である。これらのフィールドを埋める必要があるのは、再保険が必要で1以上の関連のプログラムを作成する旨を後の方でユーザが決めた場合である。図9Bのデータフィールドには定型入力が必要である。
ユーザが事業機会の名称を付けると、システムは図9Cに示すような画面910を提示する。この画面910で出再側マネージャは、事業機会に文書を付加することができ、リスクデータの提供元となるべきプロフィットセンターマネージャを指定することができる。図示のように、画面910には、ユーザが携わっている事業機会に関連するデータをまとめたテーブル912が表示される。また、画面910にはデータフィールド914が表示され、このフィールドでユーザはリスクデータの提供責任のあるプロフィットセンターマネージャを選択し、プロフィットセンターマネージャがデータをリターンすべき期限を指定する。画面910にはコメントデータフィールド916も表示され、選択したプロフィットセンターマネージャ宛のe−メール通信文に入れる追記事項を、ユーザはこのフィールドで加えることができる。図9Cのデータフィールドには定型入力が必要である。
画面910には文書リンク918も表示される。ユーザはリンク918をクリックし、文書一覧表示機能にアクセスしたり、事業機会に文書を加えたり、あるいは事業機会の既存文書を参照する。ユーザがリンク918を選択したのに応答して、システムは図9Dに示すような文書一覧表示ウィンドウ921を提示する。ウィンドウ921では、ユーザはタイプを問わず文書を事業機会に加えることができる。文書はフォルダに一覧表示される。ユーザは、フォルダタブ922のうちの1つをクリックしてフォルダを選択し、そのフォルダの中身をコンテンツウィンドウ924(図9Dの例では文書は含まれていない)に表示させる。
所望のファイルがどこにあるのかをユーザが探すには、フィールド926にパスとファイル名とを打ち込むか、参照ボタン928をクリックする。参照ボタン928が押されると、システムが参照ウィンドウ930を表示する。ユーザはウィンドウ930の中を検索し、添付対象となる所望のファイルを選択する。選択されたファイルはフィールド926に表示される。所望のファイルを(打ち込むか参照して選択するかのいずれかによって)フィールド926に表示した後、ユーザはファイル追加ボタン932をクリックして所望のファイルを事業機会に添付する。添付後この所望のファイルはコンテンツウィンドウ924に表示される。
コンテンツウィンドウ924に表示されたファイルをユーザが削除するには、ファイルを反転表示した状態で削除ボタン934をクリックする。図9Eに示されるように、アップロードされたファイルをフォルダ922間で移動させることもできる。コンテンツウィンドウ924でファイルを反転表示し、このファイルを入れる新しいフォルダをドロップダウンメニュー936で選択し、移動ボタン938をクリックする。ファイルを参照するには、ユーザはコンテンツウィンドウ924でファイルを選択し、表示ボタン940をクリックする。
所望の文書を事業機会に追加したら、ユーザは文書一覧表示ウィンドウ921を閉じて図9Cの画面910に戻る。次にユーザは処理開始ボタン920をクリックし、選択したプロフィットセンターマネージャに事業機会とその関連文書とを転送する。選択されたプロフィットセンターマネージャはe−メール通知を受信する。図4に戻ると、このe−メール通知は、出再側マネージャ(幹事再保険外交員または再保険外交員など)が事業機会を作成したか否か次第でステップ404Lと404Rのどちらかに対応する。
引き続き図4を参照し、リスクデータを求めるe−メール通知に応答して、ステップ406においてプロフィットセンターマネージャは出再者インタフェースにアクセスし、該当する事業機会と一緒に付帯する文書およびデータをレビューした後、この事業機会に関する再保険データを含む独自のファイルを添付する。
図10Aおよび図10Bは、プロフィットセンターマネージャがステップ406を終えるにあたってリスクデータを集めて一覧表示するのに用いる代表的な一連のグラフィカルユーザインタフェースを示している。リスクデータを添付するには、プロフィットセンターマネージャは幹事再保険外交員または再保険外交員による文書一覧表示(ステップ404Lおよび404Rならびに図9C〜図9E)について上述したものと実質的に同じグラフィカルユーザインタフェースを使用する。プロフィットセンターマネージャがリスクデータを集めて添付した後、出再者インタフェース312が図10Aに示すような収集データ画面1002を提示する。次に、リスクデータを一覧表示するために、プロフィットセンターマネージャは「レスポンスオプションの選択(Select response option)」データフィールド1004で「リスクデータが公表されている(Risk data is published)」オプションを選択し、「Go」ボタン1006をクリックする。
これを受けて、システムは図10Bに示すようなコメント画面1008を表示する。画面1008では、プロフィットセンターマネージャは、一覧表示されたリスクデータと一緒に再保険外交員に送付するコメントをデータフィールド1010に入力することができる。「レスポンスを返す(submit response)」ボタン1012をクリックすると、リスクデータと、コメントがある場合はそのコメント(単数または複数)が再保険外交員に返送される。本発明の典型的な実施形態では、プロフィットセンターマネージャが文書を添付してリスクデータを一覧表示する際に使用する文書一覧表示ツールを備えたことで、プロフィットセンターマネージャが互いに文書やリスクデータを見てしまうのを防止している。
図4に戻ると、プロフィットセンターマネージャがリスクデータを提出した後、ステップ408において、再保険外交員はこの情報をレビューし、品質、完全性、精度、情報の詳細を受け入れることができるか否かを判断する。
ステップ408で再保険外交員にはこのリスクデータを受け入れられないことが判明した場合、再保険外交員はプロフィットセンターマネージャに別のデータまたは修正データを提供するようリクエストし、プロセスはステップ406に戻る。リスクデータが受け入れられるものであれば、再保険外交員には、ステップ410を終えた上でステップ412に進むか、任意のステップ410を飛ばして直接ステップ412に進むかの2つの選択肢がある。図4では、ステップ410が任意のステップであることを明らかにするためにこのステップを点線で示してある。
任意のステップ410において、プロフィットセンターマネージャからリターンされた関連のデータと事業機会とに関する再保険外交員による分析の一部として、再保険外交員は、再保険購入の考えられるシナリオの大枠をまとめた具体的な内容をモデリングする。これらのシナリオの内容は、幹事再保険外交員または再保険外交員が再保険の必要性の如何を判断し、再保険購入に向けて取り得る他の手法についての理解を深める上での助けとなる。
ステップ412では、幹事再保険外交員は一覧表示されたリスクデータとシナリオの内容(該当する場合)とをレビューし、出再者に再保険が必要であるか否かを判断し、必要な場合はどのタイプの再保険が必要であるかを判断する。任意に、幹事再保険外交員の代わりに再保険外交員がこの評価を行うことも可能である。
出再者に再保険は必要ないとの判断に至った場合は、プロセスはステップ414で終了する。しかしながら、出再者に再保険が必要な場合は、プロセスは引き続きステップ416に進み、ここで出再者は再保険のクォーテーションが必要である旨を知る。ステップ414は、データを収集して再保険の必要性を評価するための代表的な方法(図3のステップ301)ならびに出再者インタフェース312のデータ収集ステージ316(図3)を終了を示す。
図3に戻ると、再保険の必要性がある旨を(ステップ301において)出再者が判断した後、再保険の作成、管理、プレースのプロセスは引き続いて提案申込書を生成するステップ302に進む。ステップ302は、出再者インタフェース312のステージ318(クォーテーションのリクエストを準備)の開始を示すものでもある。
図5は、ステップ302(ならびに図3のステップ303および304)を完了するための代表的な方法の大枠を示している。図示のように、この方法は再保険外交員が構造プロポーザルを準備するステップ500で開始される。具体的には、再保険外交員は一覧表示されたリスクデータを分析し、再保険の必要性を判断し、再保険プログラムを定義する。これらのプログラムは定型データとして扱われる。「プログラム」は関連の再保険特約ならびにカバー(非割合および割合)で構成される。再保険外交員が入力するプログラムは一連の定型データ(再保険カバーの特徴を詳細に示す固定のデータベースフィールドなど)ならびに非定型データまたは添付資料(Microsoft WordTMファイル、ExcelTMファイル、PDFファイルなどの添付文書など)で構成される。ファイルの中にはクォーテーションのリクエストの一部として受再者に直接渡せるものもあれば、特別なプライベートフォルダ内に保持されるファイルもある。再保険外交員は、プログラムまたはレイヤオプションを定義することもできる。レイヤオプションとは、再保険外交員が別のクォーテーションを受領したいと考えている、プログラム内での再保険カバーに代わるものである。ステップ500の最後には、再保険外交員は構造プロポーザルをプロフィットセンターマネージャ宛に送付する。
図11A〜図11Gは、再保険外交員が構造プロポーザルを準備して送付する(すなわち、ステップ500)のに使用する一連の代表的なグラフィカルユーザインタフェースを示している。図11Aに示されるように、システムは「サブミッションの準備(prepare submission)」ページ1100を表示し、これを使って再保険外交員は再保険プログラムを作成することができる。新たな再保険プログラムを入力するために、再保険外交員は、事業グループフィールド1102と、出再者の企業または地理的な構造に基づいて階層構造の第2レベルであるグループ部門フィールド1104から、出再者の階層的または地理的な企業構造である事業エリアを選択し、前に作成した事業機会を事業機会フィールド1106から選択する。再保険外交員が既存のプロポーザル/プログラムを編集またはコピーしたい場合は、再保険外交員はプロポーザル/プログラムフィールド1108から所望のプロポーザル/プログラムを選択できる。しかしながら、この例の場合、再保険外交員は新たなプロポーザルを作成するため、「新しいプロポーザル/プログラムを作成する(Create new Proposal/Program)」ボタン1110をクリックする。
これを受けて、システムは図11Bに示されるようなウィンドウ1112を表示する。ここで、再保険外交員は、プロポーザル/プログラム名、保険種目、保険補助種目、再保険のタイプ、特約形態、リスクの適用地域、危険、通貨、カバレッジの始めと終りなどを含む、新たなプロポーザル/プログラムのヘッダ情報を入力する。
ウィンドウ1112でプログラムを定義した後、システムは別の「サブミッションの準備(Prepare Submission)」画面1114を提示する。この画面を用いて再保険外交員は図11Cに示されるようなプログラム構造の詳細内容を入力することができる。これらの詳細には、プログラムに添付可能な文書を含み得る。たとえば、再保険外交員は、(ステップ404Lおよび404Rならびに図9C〜図9Eを参照して)文書一覧表示の場合で上述したように、文書リンク1116をクリックして文書をプログラムに加えることができる。また、再保険外交員は、レイヤデータリンク1118をクリックしてレイヤデータ(非割合再保険の場合)またはオプションデータ(割合再保険の場合)を編集することもできる。
再保険外交員がレイヤデータリンク1118をクリックすると、システムは、図11Dに示されるようなレイヤおよびオプションデータ画面1120を表示することでこれに応答する。画面1120を使って再保険外交員は、保険種目、保険補助種目、特約形態、出再者の特約番号、通貨、リスクの適用地域、危険、カバー、免責額、GNPI、計上/既経過、AAD、AAL、出再率、保険料のタイプ、EPI、ROLなどの特約に関する構造データとレイヤとを入力することができる。
ステップ500の一部として、システムは、再保険外交員に対して、プログラムまたはプログラム内の構造全体をコピーする機能も提供する。既存のプログラムの範囲内でデータをコピーする際に利用できるオプションは、特約形態(すなわち非割合および割合)によって異なる。図11Eは、非割合プログラムにおいて再保険外交員がデータをコピーするのに用いることのできる画面1122を示している。非割合プログラムでは、複数の異なるレベルでデータをコピーすることが可能である。プログラムオプションリンク1124、レイヤ番号リンク1126またはレイヤオプションリンク1128をクリックすることで、それぞれプログラムオプション、レイヤまたはレイヤオプションのいずれかで特約がコピーされる。
割合プログラムの場合、本実施形態では、1つのプログラムオプションレベルでのみ既存の構造をコピーすることが可能である。したがって、図11Eでは、再保険外交員はプログラムオプション1124をクリックしてプログラムオプションレベルでデータをコピーする。
同じくステップ500の一部として、システムは、特定の非割合特約に復元データを挿入する機能を再保険外交員に提供する。再保険外交員は、図11Eの画面1122にある更新復元アイコン1130をクリックしてこの機能を有効にする。これを受けて、図11Fに示されるように、システムは、たとえば、任意年度における一特約年度あたりの復元数に制約があるか否か(フィールド1134)、復元が無料であるか有料であるか(フィールド1136)、復元が無料または有料の一特約年度あたりの回数(復元)(フィールド1138)、元受保険料に鑑みた復元保険料の料率(フィールド1140)、保険料が「金額比例」(既発生損害をカバーで除した比に関連)であるか、「日割」(未経過特約期間を年度の経過日数で除した時間比に関連)であるか、金額比例と日割の両方(元受保険料に鑑みて時間比と金額比の両方に関連)であるか(フィールド1142)をはじめとする復元データの挿入に再保険外交員が用いることのできる復元データページ1132を表示する。
提案リニューアルプログラムを準備した後、再保険外交員は、レビューを目的として、1以上のプロフィットセンターマネージャならびに最終的には幹事再保険外交員宛にこれを送付できる状態にある。図11Gは、再保険外交員がレビューをするプロフィットセンターマネージャ(単数または複数)および幹事再保険外交員を選択するのに用いる代表的な画面を示している。図示のように、再保険外交員はフィールド1144で幹事再保険外交員を選択し、フィールド1146でプロフィットセンターマネージャ(単数または複数)を選択し、フィールド1148でプロフィットセンターマネージャ(単数または複数)がプログラムのレビューを終えなければならない日付を確認する。プログラムを送付してレビュープロセスを開始するにあたって、再保険外交員は「プロセスの開始(Start process)」ボタン1150をクリックする。
図5に戻ると、再保険外交員が構造プロポーザルを定義し、再保険書類を準備し、プロフィットセンターマネージャ宛に資料を送付した後、ステップ502において、プロフィットセンターマネージャは提案されたプログラムをレビューする。このレビューは、図3における再保険プレースのプロセスのステップ303すなわち、提案申込書の検証の開始を示すものである。ステップ303は、出再者インタフェース312のステージ318(クォーテーションのリクエストの準備)と、全再保険プロセスのフェーズ1とに一致する。
ステップ502では、プロフィットセンターマネージャが提案されたプログラムの関連の文書と定型データとをレビューする。プロフィットセンターマネージャは、フィードバックならびに、提案された再保険プログラムに関連した追加情報とを提供するように促される。任意に、上述したように、再保険外交員は複数のプロフィットセンターマネージャからのフィードバックを要求しても構わない。一般に、ステップ502で提案されたプログラムをレビューするプロフィットセンターマネージャの数は、再保険プログラムの範囲によって変わってくる。
提案されたリニューアルプログラムのレビュー後、修正が必要であるとプロフィットセンターマネージャが判断した場合は、ステップ504において、プロフィットセンターマネージャは必要な修正を(非定型データとして)再保険外交員に送り、これを受けて再保険外交員がリニューアルプログラムに(非定型データと定型データの両方に対して)必要な変更をほどこす。続いて再保険外交員はステップ506でリニューアルプログラム案を作成して先に進む。
ステップ502において、提案されたプログラムを修正なしでプロフィットセンターマネージャが受け入れた場合、プロフィットセンターマネージャはこの受け入れを再保険外交員と関連させ、再保険外交員は、プログラムを修正することなく、ステップ506に進んでリニューアルプログラム案を作成する。
ステップ506では、リニューアルプログラム案を作成するにあたり、再保険外交員はスリップや特約提示書(presentation)などの共通の書類を別途作成して添付する。続いて再保険外交員はリニューアルプログラムを幹事再保険外交員にフォワードしてこれをレビューしてもらう。
ステップ508では、幹事再保険外交員がリニューアルプログラムとこれに関連した書類の完全性と品質とをレビューし、必要に応じてコメントおよび/または承認を出し、プログラムとコメント(該当する場合)を再保険外交員に戻す。コメントは定型書式であっても非定型書式であってもよい。
ステップ510では、幹事再保険外交員からのフィードバックに基づいて、再保険外交員は再保険プログラムの書類を修正および補充し、プログラムに公開準備完了の旨を示すフラグを立てる。この修正には定型データと非定型データのどちらを使用してもよい。
ステップ510の最後にいくつかの最終合意プログラムを得られるまで、ステップ500から510までのプロセスを繰り返すことが可能である。あるいは、任意に、複数のプログラムについて各ステップを実行し、ステップ510の最後に複数の最終合意プログラムが得られるようにしてもよい。
ステップ510の完了は、提案されたリニューアルプログラムの検証(図3のステップ303)の終了ならびに、再保険プロセス全体のフェーズ1の終了を示している。
フェーズ2、ステップ304〜305
図3に戻ると、提案されたリニューアルプログラム(単数または複数)をステップ303において検証した後、再保険プレースのプロセスは、リニューアルパッケージを受再者宛に出状するステップ304に続く。ステップ304は、再保険プロセス全体のフェーズ2の開始を示しており、ここで出再者はリニューアルパッケージを受再者宛に出状し、これを受けて、受再者は出再者宛にクォートを出状する。また、ステップ304は出再者インタフェース312のステージ318(クォーテーションのリクエストを準備)とも一致する。
図5を参照すると、ステップ510でのリニューアルプログラム(単数または複数)の最終合意後、再保険外交員はステップ512においてクォーテーション出状のリクエストを作成する。具体的には、再保険外交員は、クォーテーションのリクエストに選択的に織り込まれる適格なものを最終合意プログラムのプールから選択し、どの受再者/ブローカーに各再保険プログラムを公開すべきかを判断する。このため、クォーテーション出状のリクエストは複数の再保険プログラムを含み得るものであり、出再者は受再者/ブローカーに同一セットまたは異なるセットのプログラムをクォートするよう要求できる。任意に、ブローカーへの公開をブローカー/受再者のペアの形で行ってもよく、この場合は記名された受再者用のクォーテーションをブローカーが返戻することになる。
図12A〜図12Eは、ステップ512で再保険外交員が定型データフィールドを使ってクォーテーション出状のリクエストを作成するのに用いる一連の代表的なグラフィカルユーザインタフェースを示している。出状プロセスによって、再保険外交員は受再者/ブローカーに送るプログラムを個々にまたはひとまとめで選択することができる。図12Aは、再保険外交員が出状対象となるすべてのプログラムを特定するのに用いる代表的なプログラム選択画面1200を示している。図示のように、再保険外交員は、組織単位、事業機会、出再倍数あるいはタイプごとにプログラムをフィルタリングするためのチェックボックス1202を使って、所望のプログラムがどこにあるのかを見つけることができる。このフィルタリング用に得られたプログラムはデータフィールド1204にリストアップされ、フィールド1204でエントリを反転表示させて「選択の追加(Add to Selection)」ボタン1206をクリックすることで選択可能である。また、再保険外交員は、事業機会のみでプログラムをフィルタリングして所望のプログラムがどこにあるのかを見つけることもできる。この場合、再保険外交員はフィールド1208で事業機会を指定し、フィールド1210にリストアップされたプログラムを反転表示させ、「選択の追加(Add to Selection)」ボタン1212をクリックする。
選択されたプログラムは見出し1214の下にリストアップされる。再保険外交員が所望のプログラムをすべて選択した後、再保険外交員は「受取人の選択(Select Recipient(s))」ボタン1216をクリックして出状プロセスを継続する。
図12Bは、プログラムを受け取る受再者/ブローカーを選択するのに再保険外交員が用いる代表的な受取人選択画面1218を示している。図示のように、画面1218には、再保険外交員がボックスにチェックを入れるだけで好ましい(頻繁に使うなど)受再者を選択することが可能な、好ましい受再者エリア1220が表示される。画面1220には、再保険外交員がプログラムの別の受取人を選択可能な「他の受再者」リスト1222、ブローカーリスト1224、ブローカー/受再者ペアのリスト1226も表示される。画面1218では、見出し1228の下に選択された受再者がリストアップされる。プログラム選択画面1200に戻るには、再保険外交員は「プログラムの選択(Select Program)」ボタン1230をクリックすればよい。出状プロセスを継続してどのプログラムをどの受再者/ブローカーに送るかを選択するには、再保険外交員は「ディスパッチ作成の開始(Go to Create Dispatch)」ボタン1232をクリックする。
図12Cは、再保険外交員が選択されたプログラムを選択された受再者の受取人にマッピングするのに用いることができる代表的なプログラム−受取人マトリクス画面1234を示している。図示のように、再保険外交員は、タイトルフィールド1236でディスパッチのタイトルを指定し、フィールド1238でディスパッチをレビューする幹事再保険外交員を任命し、フィールド1240で所望の完了データを選択し、フィールド1242でディスパッチに付随させるコメントを入れることができる。画面1234には、片側にプログラムがリストアップされ、反対側に受取人となる受再者がリストアップされたマトリクス1244が表示される。各プログラムについて、再保険外交員はチェックボックス1246をチェックしてプログラムを受け取る受再者/ブローカーを選択する。再保険外交員が選択されたプログラムと選択された受再者の受取人とを組み合わせた後、再保険外交員は「ディスパッチプログラム(Dispatch Programs)」ボタン1248をクリックして出状を開始する。これを受けて、システムは図12Cのフィールド1236で指定された幹事再保険外交員にe−メール通知を送信する。この通知は、幹事再保険外交員にレビュー対象となるディスパッチがある旨を通知するものである。図12Cには1つのプログラムしか示されていないが、マトリクス1244には複数のプログラムを含むことができ、ほとんどの場合はこうしたプログラムが含まれる。
図12Cに示されるように、本発明の大きな利点のひとつとして、マトリクス1244によって得られる追跡機能があげられる。従来技術の方法では、出再者はリニューアルパッケージを郵便またはe−メールで出状し、承認されたプログラムのみを公開してどの受再者がどのプログラムを受け取ったかを(後から)監視するための体系的な権限チェックはなされていない。たとえば、出状されたリニューアルパッケージのステータスを判断しようとすると、従来の方法を使っている出再者は送信済のe−メールを介してでたらめな検索を行わなければならないことがある。一方、本発明を使用すれば、(マトリクス1244でのように)ディスパッチを容易に割り当て、レビュー目的で(後述するデイリーアジェンダ画面またはクォーテーション比較画面などで)後から簡単に検索することができる。
図5に戻り、再保険外交員がディスパッチを作成してこれをレビューに利用できるようにした後、ステップ514では、再保険外交員が選択したものを幹事再保険外交員がレビューし、必要に応じてこれを修正する。修正には定型データを使用することが可能である。元のディスパッチまたは修正後のディスパッチを承認した後、幹事再保険外交員はステップ516でディスパッチを公開する。これを受けて、システムは選択された受再者/ブローカーにステップ518でクォーテーションのリクエストを電子的にフォワードする。たとえば、システムは、意向の通知ならびに(定型または非定型)データが格納されているファイルサーバへのリンクと一緒にe−メール通知を受再者のグローバルクライアントマネージャにフォワードする。
図12Dは、新たに作成されたディスパッチをレビューするよう幹事再保険外交員に促す、代表的な出状スクリーン1250を示している。図示のように、画面1250には応答エリア1252が表示され、このエリアで幹事再保険外交員は、応答オプション、応答期限データ、応答コメントを指定することができる。幹事保険外交員は、再保険外交員が準備したマトリクス1254をレビューし、マトリクス1254にリストアップされた名前をクリックすることでプログラムの構造をレビューすることができる。「Edit Dispatch」ボタン1256をクリックすることで、幹事再保険外交員はディスパッチを編集して受取人または出状対象となるプログラムのリストを変更することができる。ディスパッチが受け入れられたら、幹事再保険外交員は「ディスパッチの送信(Send Dispatch)」ボタン1258をクリックする。これによってシステムは受再者またはブローカーの各受取人にe−メール通知を送信し、彼らにクォーテーションファイルのリクエストをダウンロードするよう促すことになる。
図12Eは、受再者への代表的なe−メール通知を示している。このe−メールには、クォーテーションのリクエストをダウンロードする(セキュリティ上の理由でユーザ名とパスワードも要求するようにすると好ましい)のに用いられるリンク1260が含まれる。ダウンロード完了後、受再者は出再者のプログラム構造を含むスプレッドシート(定型)と添付書類(非定型)にアクセスすることができる。続いて受再者はしかるべきフィールドにクォーテーション情報を入力し、ファイルを保存し、ファイルをe−メールへの添付として出再者に返す(受再者クォーテーションステップ305で後述)。
図5を参照すると、ステップ512において、再保険外交員がディスパッチをレビューさせる幹事再保険外交員を指定しない場合に別の出状プロセスが発生する(図12Cのフィールド1236)。この場合、再保険外交員が「ディスパッチプログラム(Dispatch Programs)」ボタン1248(図12C)をクリックして出状を開始すると、出状プロセスは直接ステップ518に進んで選択された受再者/ブローカーにe−メールを送信する。図5のステップ512と518とを結ぶ点線は別のプロセスを示している。
本発明の別の実施形態では、クォーテーションのリクエストを受再者のグループに向けて出状する前に、出再者はまず、選択された受再者(またはブローカー)に、本願明細書でコンサルテーションディスパッチと呼ぶディスパッチを提示する。このコンサルテーションディスパッチは、受再者のグループへの出状について本願明細書にて説明するステップと同じステップを経るものであるが、関与するのは選択された受再者(またはブローカー)のみである。コンサルテーションディスパッチの意図は、再保険プログラムについての最初のフィードバックを入手し、プログラムを受再者の大きなグループに流す前に必要な調整を行うことにある。
ステップ518の最後は、図3のステップ304の終わり(受再者への出状)ならびに、出再者インタフェース312のステージ318(クォーテーションのリクエストの準備)の終わりを示すものである。
図3を参照すると、リニューアルパッケージを受再者宛に出状した後、再保険プレースのプロセスは、受再者がクォーテーションを提供するステップ305に続く。ステップ305は受再者インタフェース314のクォーテーションステージ324の開始を示すものでもある。
図6は、ステップ305を完了するための代表的な方法の大枠を示している。図示のように、この方法は、クォーテーションをリクエストする通知を受再者が受け取るステップ518で開始される。この通知には、たとえば、受再者インタフェース314へのリンクとホストサーバ201(図2)に格納された定型データへのリンクとを含むe−メール通知を用いることができる。次に、ステージ324で受再者は、受再者インタフェース314を使用してリニューアルパッケージにアクセスする。受再者インタフェース314によって、受再者はファイル転送サーバ202に接続し、たとえば、スプレッドシートファイル(定型データ)と書類の添付資料(非定型データ)とを検索する。
本発明の代表的な実施形態において、受再者インタフェース314は、集中的なものと分散的なものの2つの事業プロセスモデルを支援する。これらのモデル向けのプロセスフローは、ステップを実行する際に用いる役割以外は同一である。以下の表2に、集中的なモデルと分散的なモデルの違いを簡単にまとめておく。
Figure 2005524125
表2に示されるように、グローバルクライアントオフィスは集中的なモデルにしか存在しない。分散的なモデルの場合、アンダーライターまたはローカルクライアントマネージャのいずれかが受再者インタフェース314を介してプロポーザルをセットアップすることができる。イニシエータとは、プロポーザルをセットアップし、パフォーマを任命する人のことである。イニシエータはパフォーマがその業務を断った場合にプロポーザルを再度割り当てる責任を担う。
グローバルクライアントマネージャは集中的なモデルのワークフローの一部である。分散的なモデルでは、グローバルクライアントマネージャはワークフローの一部ではなく、オブザーバとして任命される。
説明を明確にするために、受再者インタフェース314のステージ324、326、328についての本願明細書での説明では、集中的なモデルに沿って受再者のワークフローを追跡する。ただし、この説明は分散的なモデルにも適用されるが、表2を参照して上述した役割とは入れ替えや違いが出る点を理解されたい。
図6を参照すると、ステップ518において、グローバルクライアントオフィスは、出再者が準備したすべての特約リニューアル情報を受信する。好ましくは、特約データは電子的な形で受再者に送られる。たとえば、グローバルクライアントオフィスは、図12Eに示すようにクォーテーションのリクエストが保留である旨を伝えるe−メールを受信する。次に、グローバルクライアントオフィスは、一意なユーザ名とパスワードとを使ってファイル転送サーバ202(図2Aおよび図2B)に格納された圧縮再保険パッケージにアクセスする。グローバルクライアントオフィスはパッケージをダウンロードしてファイルを展開する。これらのファイルには、たとえば、出再者が添付を選択した文書(特約提示書、スリップ、損害成績表、引受契約の内容など)ならびに、クォートを提供する場になるデータフィールドを含む、スプレッドシート形式でのプログラムの定型データのコピーが含まれる。
図13A〜図13Dは、出再者によって提案されたリニューアルパッケージへのクォーテーションを受再者が提供するのに用いられる一連の代表的なグラフィカルユーザインタフェース画面を示している。図12Eのe−メール通知を受信した後、受再者はe−メールに埋め込まれたリンク1260をクリックし、クォーテーションのリクエストをダウンロードする。図13Aに示されるように、リンク1260は、ファイル転送サーバ202上の受再者のファイルにあるファイルダウンロードアプリケーションを起動させる。受再者は、受再者側コンピュータ208のハードドライブの中でファイルを保存する場所を指定する。好ましくは、ファイル転送サーバ202に接続してファイルをダウンロードさせる条件として、ファイル転送サーバ202から受再者に自分の一意なユーザ名とパスワードとを入れるよう要求する。
図13B〜図13Dは、代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示している。図示のように、このファイルには複数のワークシートを有するExcelのワークブックが含まれる。図13Bに示されるように、第1のシート1300は、クォーテーションのリクエストについての背景、クォーテーションを提出する上での指示、出再者の連絡先の情報を受再者に与えるものである。これらの代表的な指示の中には、ワークブックが1以上の再保険プログラムに関するクォーテーションのリクエストであり、そのワークブックには「非割合」タブと「割合」タブとがある旨が説明されている。非割合タブにはクォート対象となる非割合プログラム(該当する場合)が含まれる。割合タブにはクォート対象となる割合プログラム(該当する場合)が含まれる。この指示では、ワークブックの異なるワークシートを、ワークブックと一緒にフォワードされている可能性のあるすべての文書と一緒にレビューするよう受再者に求めている。また、この指示では受再者のクォーテーションを指定されたフィールド(斜線付きの黄色など)に入れるよう受再者に求めている。さらに、指示には、代替物をどのように提案するか、クォートをどのように断るか、クォーテーション終了時に文書をどのように出再者にリターンするか、クォーテーションの期限はいつか、質問がある場合は誰に連絡を取ればよいかといったことも説明されている。このワークブックの第1のシート1300には、クォーテーションを終えることに関する一般的なコメントを入れておくことも可能である。
図13Cは、非割合特約用のクォーテーションを入力するための代表的なワークシート1302を示している。図13Cには、若干の選択されたフィールドを含むワークシート1302の一部しか示されていないが、ワークシート1302には出再者ごとのクォーテーションのリクエストなどによって他の多くのフィールドを含み得ることは、当業者であれば理解できよう。図示のように、スプレッドシートの左側の部分1304には、出再者が過去に入力したものとして、特約について説明する定型の特約データ(日付、レイヤリング番号、保険種目、免責額、復元、提案された料率など)がリストアップされている。好ましくは、スプレッドシートの左側の部分1304のデータフィールドは保護され、受再者が上書きできないようになっている。スプレッドシートの右側の部分1306にはデータフィールドが設けられ、受再者はここにクォーテーションを入力する。これらのフィールドには、たとえば、料率、シェア、管理費用、保険料、新規保険料、予納保険料などが含まれる。スプレッドシートの下側の部分1308には、出再者が提示したプログラムに代わるプログラムを受再者が提案するのに用いることのできるデータフィールドが設けられている。たとえば、受再者は、違った形で編成されたレイヤなど、プログラムの別の構造化方法を提案することができる。
図13Dは、受再者によってクォーテーションが入力された状態の代表的なワークシート1310を示している。図13Cおよび図13Dには非割合ワークシートが示されているが、割合ワークシートも見た目は実質的に同様であり、実質的に同じように機能する。
スプレッドシートを用いることで、プロポーザルのリクエストを出状する効率が大幅に増すが、場合によっては、リクエストを電子的に送付できないこともある。たとえば、受再者は電子的に送付されたリクエストを受信はできるが、この受再者がリニューアル事業のプレースを行うための内部電子システムを持たないことがあり、あるいは受再者の内部システムとのインタフェースがないこともある。この場合、ステップ518ではさらに、特約データと構造情報を受再者インタフェース314に入力することで、クォーテーションのリクエストに説明された事業を受再者に登録させる。受再者インタフェース314は、集中的なプロセスでグローバルクライアントオフィスが事業機会とプログラムとを作成し、これを参照できるようにするものである。(分散的なプロセスでは、アンダーライター、ローカルクライアントマネージャまたはグローバルクライアントマネージャが事業機会およびプログラムを作成する。)グローバルクライアントオフィスは、事業機会名、機会のプライオリティ、プロフィットセンターコード、プログラム名、プログラム番号顧客、その他のプログラムデータ(保険種目、始期、適用地域、ブローカー、危険の適用/除外、地理的適用/除外など)を入力する。
これを受けて、受再者インタフェース314はプログラムの概要を表示する。そこには、プログラムの定型データで利用できる非割合要素と割合要素が示されている。受再者インタフェース314をとおして、グローバルクライアントオフィスは特約データ、非割合要素および割合要素(集中的なプロセス)を入力する。(分散的なプロセスでは、アンダーライターまたはローカルクライアントマネージャが特約データを入力する。)
プロセスのこの時点で、受再者には、(おそらく他の非定型書類と一緒に)ファイル転送サーバ202からダウンロードしたスプレッドシートに含まれるか、あるいは手作業で受再者インタフェース314に入力された出再者からのクォーテーションのリクエスト情報がある。したがって、受再者はリニューアルパッケージをレビューしてクォートを行うことのできる状態にある。図6の続くステップ600〜624は、受再者がリニューアルパッケージをレビューしてクォートを行うのに用いられる代表的なプロセスを示している。当業者であれば明らかなように、受再者の個々の実務はステップ600〜624に示す汎用のプロセスごとに異なることがある。
図6を参照すると、ステップ518において(e−メールおよびリンクによって電子的に、あるいは手作業で受再者インタフェース314に入力されたかのいずれかで)特約データが得られたら、グローバルクライアントオフィスは、ステップ601Bにおいて、出再者から受け取った特約リニューアル情報の初回レビューを行ってクォーテーションステージ324の事業プロセスを開始する。出再者から提供されたデータが受再者からのクォートを提供できないほど不十分な場合は、ステップ601Aにおいて、グローバルクライアントオフィスは、さらに情報を出すよう出再者に要請する。出再者は不適当な箇所に対処し、ステップ518に戻って受再者に改訂後のクォーテーションのリクエストを提供する。このステップ518、600および601Aの初回レビューのプロセスについては、受再者がクォートを提供するのに必要な情報を得るまで繰り返される。
受再者が適切なデータを受け取ったと仮定し、ステップ601Bでは、グローバルクライアントオフィスのメンバがプロポーザルを(おそらく受再者インタフェース314を介して)自社に対して内部的にセットアップし、各プログラムの業務を終える責任を担う人々を任命する。グローバルクライアントオフィスは、アンダーライター、ローカルクライアントマネージャ、グローバルクライアントマネージャを任命する。集中的なプロセスでは、グローバルクライアントオフィスは、アンダーライター、ローカルクライアントマネージャ、グローバルクライアントマネージャ宛にプログラムを送付する。分散的なプロセスでは、定型プログラムを作成した人が、そのプログラムに関与するアンダーライターとローカルクライアントマネージャにプログラムを割り当ててもよい。また、グローバルクライアントオフィスは、プロセス全体を監視してコメントを出すことのできるオブザーバをプログラムに任命することも可能である。受再者はプログラムの非割合要素と割合要素に別のアンダーライターを任命することができる。受再者は、それぞれの役割ごとにしかるべきユーザを選択でき、引受期限および完了期日を割り当てることができる。
図6を参照すると、クォーテーションフェーズが開始され、責任者が任命されたら、ステップ602において、アンダーライターは、クォーテーションに取り組む合意をするか否かを判断する。アンダーライターは、自分が誤って任命されている場合や休暇や作業量の都合で従事できない場合に、その作業を断ることもできる。アンダーライターが作業を断るのであれば、アンダーライターはグローバルクライアントオフィスに拒否の旨を通知し、ステップ601Bに戻ってグローバルクライアントオフィスが別のアンダーライターを任命する。
ステップ602でアンダーライターが作業を引き受けた場合は、ステップ604でアンダーライターはクォーテーションのリクエストに詳細が記載されたプログラムをレビューし、技術クォートを作成する。技術クォートには引受能力の割当による成果を反映させることができるであろうし、新たな構造を盛り込むこともできよう。アンダーライターは、オフラインで算定をして技術クォートを作成し、しかるべき値を図13A〜図13Dのスプレッドシートまたは再保険インタフェース314によって提供されるインタフェースに入力する。ごく一般的な流れでは、この時点では引受割合および引受料率の入力は行わない。これらの値はローカルクライアントマネージャまたはグローバルクライアントマネージャの責任だからである。技術クォートの作成(図6のステップ604)の一部として、アンダーライターはcat引受額の登録も終えることができる。
アンダーライターが技術クォートを作成および提出した後、このクォートはレビュー目的でローカルクライアントマネージャに提示できる状態にある。しかしながら、ステップ601Bでのグローバルクライアントオフィスの振り分け同様に、まずはローカルクライアントマネージャがプログラムのレビューに合意しなければならない。このため、ステップ606では、ローカルクライアントマネージャはプログラムをレビューするタスクを引き受けるか否かを判断する。
ローカルクライアントマネージャがこの作業を引き受けない場合、グローバルクライアントオフィスは拒否の旨の通知を受け、ステップ601Bに戻って新しいローカルクライアントマネージャを任命する。ローカルクライアントマネージャが作業を引き受けたと仮定すると、続いてステップ608で、ローカルクライアントマネージャはアンダーライターが準備した技術クォートをレビューする。
技術クォートのレビュー後、ステップ610では、ローカルクライアントマネージャがクォートを受け入れるか断る。ローカルクライアントマネージャが技術クォートを断った場合、ステップ612で受再者インタフェース314はアンダーライターに断りの旨を通知し、アンダーライターに技術クォートを改訂する機会を与える。改訂を行った後、ステップ608に戻り、ローカルクライアントマネージャは改訂後の技術クォートをレビューし、これが受け入れ可能であるか否かをステップ610で判断する。このレビューのプロセス(ステップ608、610、612)はローカルクライアントマネージャが技術クォートを受け入れるまで繰り返される。
ステップ610でローカルクライアントマネージャが技術クォートを受け入れたら、続いてステップ614で、ローカルクライアントマネージャは市場クォート(引受割合および引受料率など)を作成する。これは、市場の現状を踏まえて価格の調整を提案するものである。引受割合の入力の一部として、ローカルクライアントマネージャはcat引受割当額を計算することができる。また、ローカルクライアントマネージャは、適切な予算を確保できるかどうかを調べ、確保できない場合は引受割合を変更して割当される引受額を調整することができる。
ローカルクライアントマネージャが引受割合と引受料率とを入力して市場クォートを作成すれば、市場クォートはグローバルクライアントマネージャによるレビューができる状態にある。しかしながら、ステップ601Bでのグローバルクライアントオフィスの振り分け同様に、まずはグローバルクライアントマネージャが市場クォートのレビューに合意しなければならない。このため、ステップ616では、グローバルクライアントマネージャは、市場クォートをレビューするタスクを引き受けるか否かを判断する。
グローバルクライアントマネージャがこの作業を引き受けない場合、グローバルクライアントオフィスは拒否の旨の通知を受け、ステップ601Bに戻って新しいグローバルクライアントマネージャを任命する。
グローバルクライアントマネージャが作業を引き受けたと仮定すると、続いてステップ620で、グローバルクライアントマネージャはローカルクライアントマネージャが準備した市場クォートをレビューする。
市場クォートのレビュー後、ステップ618では、グローバルクライアントマネージャがクォートを受け入れるか断る。グローバルクライアントマネージャがクォートを断った場合、グローバルクライアントマネージャは回答にコメントを入れ、たとえば市場の現状に基づく価格調整を提案することができる。
グローバルクライアントマネージャが市場クォートを断った場合、続いてステップ622で、受再者インタフェース314はローカルクライアントマネージャに断りの旨を通知し、ローカルクライアントマネージャに市場クォートを改訂する機会を与える。ローカルクライアントマネージャは必要な変更内容についてグローバルクライアントマネージャと協議することもできる。
改訂を行った後、ステップ618に戻り、グローバルクライアントマネージャは改訂後の市場クォートをレビューし、これが受け入れ可能であるかをステップ620で判断する。このレビューのプロセス(ステップ618、620、622)はグローバルクライアントマネージャが市場クォートを受け入れるまで繰り返される。
ステップ620でグローバルクライアントマネージャが市場クォートを受け入れたら、続いてステップ624で、グローバルクライアントオフィスはプログラムクォートを出再者にリターンする。プログラムクォートには、たとえば、図13A〜図13Dを参照して上述したようなスプレッドシートファイル(定型)および書類の添付資料(非定型)が含まれる。
図3を参照すると、ステップ624の終わりはステップ305(受再者のクォート)の終わり、受再者インタフェース314のクォーテーションステージ324の終わり、再保険プレースのプロセス全体のフェーズ2(プログラムおよびプログラムクォートの出状)の終わりを示す。
フェーズ3、ステップ306〜307
プログラムクォートが出再者にリターンされたら、再保険プロセスは出再者がクォートの評価を行うステップ306に進む。この評価の開始は、出再者インタフェース312の評価および交渉ステージ320の開始ならびに、再保険プレースのプロセス全体の評価および交渉フェーズ3の開始も示す。
図7Aは、評価ステップ306(ならびに図3の交渉ステップ307の出再者側)を完了するための代表的な方法の大枠を示している。図示のように、ステップ624で出再者が受再者のクォートを受け取った後、出再者の再保険外交員がステップ700にてクォートを評価する。具体的には、再保険外交員はクォート(定型データ)を出再者インタフェース312にインポートする。そこには受再者からリターンされた再保険クォーテーションがまとめられた特別な画面が表示され、かつ各クォーテーションの詳細内容にアクセスできるようになっている。任意に、ステップ700の評価に出再者と受再者/ブローカーとの間の通信を入れておいてもよい。
図14、図15、図16A、図16Bは、受再者からリターンされるクォーテーションを出再者が受領するのに用いられる代表的な一連の画面を示している。一般に、受再者はクォーテーションをe−メールでリターンし、出再者はクォーテーションファイルをe−メールから分離し、これを(図2Bで説明したようにして)ホストサーバ201にインポートする。出再者の再保険外交員はファイルをレビューし、それが何ら変更されていないことを確認し、かつクォーテーションが意味をなしていることを確認するであろう。続いて再保険外交員は、図14、図15、図16A、図16Bに示されるような受再者インタフェース312を使ってクォーテーションを処理するであろう。
図14に示されるように、第1の画面1600には、別々のライン上に、プログラムのディスパッチ受取人として各受再者が示されている。クォーテーションを参照するには、再保険外交員はリンク1602をクリックする。図15に示されるように、別の画面1604で再保険外交員は「Add File」ボタン1606を使ってクォーテーションファイルをアップロードすることができる。あるいは、再保険外交員は「Enter Quotation Manually」ボタン1608をクリックし、クォーテーションを手作業で入力することもできる。この機能は、受再者がクォーテーションスプレッドシートを完成させるのではなくクォーテーションを電話またはファクシミリでリターンした場合や、プログラム構造の変更や追加が提案された場合に特に有用である。
ファイルの場所を見つけてボタン1606をクリックするかボタン1608を使ってクォーテーションを手作業で入力した後、受再者インタフェース312は図16Aに示されるような画面1610を表示する。エリア1612にあるボタンを使って、再保険外交員は、ファイルを参照したりファイルを削除(たとえば、間違ったファイルが選択された場合など)したり、あるいはファイルをアップロード(すなわちファイルを処理)したりすることができる。続いて、図16Bの画面1614に示されるように、再保険外交員はフィールド1616で「クォーテーションの完成(Quotation complete)」を選択し、「Go」ボタン1618をクリックする。
場合によっては、出再者が受再者のクォーテーションを電子的に受信できないためクォーテーションを手作業で出再者インタフェース312に入力しなければならないこともある。たとえば、受再者によっては出再者に郵便またはファックスでクォーテーションを送る従来の方法に固執することがある。図17A〜図17Cは、クォーテーションを手作業で入力するこのシナリオを示している。図17Aは、すでに出状されたプログラムのステータスページを示している。ボックス1720で示されるように、出再者はリストアップされた受再者からこのプログラムに対するクォーテーションをまだ受領していない。その後出再者がクォーテーションをファックスで受信したと仮定すると、出再者はこのクォーテーションを手作業で入力しなければならない。このため、出再者は「クォーテーションを手入力する(Enter Quotation Manually)」ボタン1722(図15のボタン1608に相当)をクリックする。
これを受けて、図17Bに示されるように、出再者インタフェース312は、受再者ごとの入力クォーテーションデータページ1724を表示する。ここには、プログラム情報と提案されたレイヤおよびオプションがリストアップされている。受再者のクォーテーションをオプション/レイヤごとに入力するには、出再者はアイコン1726をクリックする。これを受けて、図17Cに示されるように、出再者インタフェース312は、受再者の引受料率およびシェアを含む受再者のクォートされたレイヤの詳細を出再者が入力できる入力クォーテーション詳細ページ1728を表示する。
図18A〜図18Cはそれぞれ代表的な画面1800、1802、1803を示している。この画面をとおして、再保険外交員はクォーテーションを比較し、ステップ700の評価を終えることができる。図18Aに示されるように、画面1800によって、再保険外交員は自分がどのプログラムについてクォーテーションを参照したいのかを定義することができる。再保険外交員は、事業機会またはディスパッチ番号でプログラムを検索することができる。プログラムの場所を見つけて選択した後、再保険外交員は「クォーテーションを比較する(Compare Quotes)」ボタン1804をクリックし、選択されたプログラムについて受け取ったすべてのクォーテーションを参照する。
これを受けて、図18Bに示されるように、出再者インタフェース312は画面1802を表示する。これは、エリア1806で、クォーテーションの提供を要請してきた受再者/ブローカーが提供したプログラムおよび料率ならびにシェアを表している。エリア1806には、最初にディスパッチ受取人として設定された全受再者があげられている。「open」というエントリはクォーテーションをリターンしていない受再者を示す。「nil」というエントリはクォートを断った受再者を示す。再保険外交員はプログラム名1808をクリックし、クォーテーションの詳細をレビューすることができる。
図18Cは、クォーテーション比較画面1803の別の例を示している。この例は、各々が複数の受再者に配られる3つのプログラムを示している。画面1803のマトリクスは、出再者が受再者によるすべてのオファーを使いやすい形で1回参照して比較するのを手助けし、複数のプログラムおよび複数の受再者についてのさまざまなプロポーザルのリクエストの出状を管理する上で価値のある追跡ツールとして機能する。このステップを完了する従来の方法には、伝統的に郵便またはe−メールによるクォーテーションのリクエストが織り込まれているが、この方法ではどのリクエストならびにどの版のリクエストをどの受再者に送ったのか分からなくなってしまうことが多い。本発明の追跡の効果によってこのような混乱が回避される。
出再者の再保険外交員が評価を終えた後、出再者は最終価格を設定して引受希望シェアを選択された受再者と交渉できる状態になる。このため、ステップ700の最後は図3の評価ステップ306の終わりになる。再保険プレースのプロセス全体の残りのステップ307および308は、出再者と受再者との間の交渉ならびにコラボレーションである。この交渉とコラボレーションの間、出再者は評価・交渉ステージ320およびプレースステージ322で出再者インタフェース312を使って作業を行うのに対し、受再者は交渉ステージ326および署名ステージ328で受再者インタフェース314を使って作業を行う。
図7Aおよび図7Bは、図3の交渉ステップ307を終えるための代表的な方法の大枠を示している。図7Aは受再者との交渉にあたって出再者が終えるステップを示す。図7Bは出再者との交渉にあたって受再者が終えるステップを示している。図7Aから始めると、出再者の再保険外交員が受再者のクォートを評価した後、ステップ702において、出再者の再保険外交員はプログラムの最終構造を(定型データ入力によって)確立する。具体的には、出再者の再保険外交員は、どのプログラム/レイヤオプションを採用するかを判断し、要するに、この時点まで互いに排他的な複数のオプションで構成されている場合もあった再保険プログラムの「構造」を固める。出再者の再保険外交員は、選択されたカバーの対価として出再者が受再者に支払う共通の価格も入力する。出再者の再保険外交員はさらに、どの受再者およびブローカーに引受希望シェアのクォーテーションの提供を求めるかを判断する。ブローカーの場合は、出再者の再保険外交員は、特定の受再者についての引受希望シェアのクォーテーションを提供するようブローカーに要請することができる。あるいは、出再者の再保険外交員は、受再者の信用力に合わせて出再者の基準と契約に基づいて「承認された」受再者のプールに連絡をとり、クォートするようにブローカーに要請することもできる。
図18Bは、再保険外交員がプログラムの最終構造を確立する(ステップ702)のに用いることが可能な画面1802を示している。図示のように、最終構造の一部となるプログラムおよびレイヤオプションを選択するにあたって、出再者の再保険外交員はチェックボックス1810を選択する。もっともらしさのチェックの一部として、出再者インタフェース312は、出再者の再保険外交員がプログラム/レイヤオプションの間違った組み合わせを選択したときは警告メッセージを出す。最終構造の選択後、出再者の再保険外交員は「交渉フェーズを実行する(Proceed to Negotiation Phase)」ボタン1812をクリックする。
図7Aを参照すると、最終構造が設定されたら、ステップ704で、幹事再保険外交員は、プログラム構造、最終価格、出再者の再保険外交員が行った受再者/ブローカーの選択内容をレビューする。幹事再保険外交員は必要に応じて修正内容を(定型データとして)入力する。
図19は代表的な交渉画面1900を示しており、この画面で幹事再保険外交員は最終的な正味グロス保険料率をデータフィールド1902に入力し、交渉時に好ましい関係者をリンク1904で指定し、フィールド1906でリーダー(すなわち、特約の負担割合が最大の受再者(単数または複数))を選択し、提案された引受希望シェアをフィールド1908で受再者/ブローカーに提案する。
図7Aを参照すると、ステップ706において、幹事再保険外交員は(図19の「プロセス開始(Start Process)」ボタン1910をクリックすることで)選択された受再者/ブローカーから引受希望シェアをリクエストする。幹事再保険外交員は、クォーテーションのリクエストの出状について上述したものと同じ技術的メカニズム/プロセスを使用して、引受希望シェアディスパッチのリクエストをリリースする。たとえば、引受希望シェアディスパッチのリクエストには複数の再保険プログラムが関与していることがある。その文書(非定型)はいずれも、自動的に準備されたクォートスプレッドシート(定型)と一緒に特定の受再者またはブローカー用のパッケージファイルに圧縮されている。
幹事再保険外交員が引受希望シェアのリクエストをリリースした後、ステップ708では、リクエストを関係者の受再者宛に送付する。このリクエストは、たとえば、受再者に再保険パッケージをダウンロードするよう求めるe−メールである。このパッケージには、添付文書(非定型)と、引受希望シェアを指定する場となるフォーマット済クォートスプレッドシートファイル(定型)とを含むことが可能である。この出状は、クォーテーションのリクエストの出状について上述した方法と同じ方法で行われる。
図20A〜図20Cは、引受希望シェアのリクエスト用の代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示している。このファイルには複数のワークシートを有するExcelワークブックが含まれる。図20Aに示されるように、第1のシート2000は、引受希望シェアのリクエストについての背景、引受希望シェアを提出する上での指示、出再者の連絡先の情報を受再者に与えるものである。これらの代表的な指示の中には、ワークブックが1以上の再保険プログラムに関する引受希望シェアのリクエストであり、そのワークブックには「非割合」タブと「割合」タブとがある旨が説明されている。非割合タブには、引受希望シェアを必要とする非割合プログラム(該当する場合)が含まれる。割合タブには、引受希望シェアを必要とする割合プログラム(該当する場合)が含まれる。この指示では、ワークブックの異なるワークシートを、ワークブックと一緒にフォワードされている可能性のあるすべての文書と一緒にレビューするよう受再者に求めている。また、この指示では受再者の引受希望シェアを指定されたフィールド(斜線付きの黄色など)に入れるよう受再者に求めている。さらに、指示には、どのように参加を拒否するか、引受希望シェア終了時に文書をどのように出再者にリターンするか、引受希望シェアの期限はいつか、質問がある場合は誰に連絡を取ればよいかといったことも説明されている。このワークブックの第1のシート2000には、引受希望シェアを終えることに関する一般的なコメントを入れておくことも可能である。
図20Bは、非割合特約の引受希望シェアを入力するための代表的なワークシート2002を示している。スプレッドシートの左側の部分2004には、出再者が過去に入力したものとして、特約について説明する定型の特約データ(日付、レイヤリング番号、保険種目、免責額、復元、提案された料率など)がリストアップされている。スプレッドシートの左側の部分2004のデータフィールドは保護され、受再者が上書きできないようになっている。スプレッドシートの右側の部分2006にはデータフィールドが設けられ、受再者はここに引受希望シェアを入力する。非割合ワークシート2002と同様に、図20Cは割合特約の引受希望シェアを入力するための代表的なワークシート2008を示している。
図7Bに示されるように、受再者が引受希望シェアのリクエストを受け取った後、ステップ710において、受再者のグローバルクライアントオフィスは、プログラム構造が最初にクォートしたものと比較して大きく変更されているか否かを判断する。グローバルクライアントオフィスは、交渉の対象となるオプションも示し、特約ごとに最終料率を入力する。
ステップ710において、構造がさほど変更されていない場合は、プロセスはステップ712Aにスキップし、この時点でグローバルクライアントオフィスはローカルクライアントマネージャによる引受希望シェアの作成(後述)をリクエストできる状態にある。しかしながら、構造が大きく変更されている場合は、ステップ712Bにおいて、グローバルクライアントオフィスは、アンダーライター、グローバルクライアントマネージャ、ローカルクライアントマネージャを任命して引受希望シェアの仕事を任せ、アンダーライターに新たな引受希望シェアのクォーテーションの提供を要請する。クォーテーションフェーズ2(図6のステップ602を参照のこと)と同様に、アンダーライターは、そのクォーテーションに取り組む合意をするか否かを判断する。アンダーライターが作業を断るのであれば、アンダーライターはグローバルクライアントオフィスに拒否の旨を通知し、ステップ712Bに戻ってグローバルクライアントオフィスが別のアンダーライターを任命する。作業を割り当て直すのではなく、グローバルクライアントオフィスは最初に任命したアンダーライターに作業を行うよう強く依頼してもよい。
アンダーライターが作業を引き受けた場合は、ステップ716において、アンダーライターは新たな技術クォートを作成する。
新たな技術クォートが完成した後(あるいは構造がさほど変更されていない旨をグローバルクライアントオフィスがステップ710で判断した後)、ステップ712Aにおいて、グローバルクライアントオフィスはローカルクライアントマネージャからの引受希望シェアをリクエストする。ただし、ローカルクライアントマネージャが引受希望シェアを作成する前に、ステップ712Bのグローバルクライアントオフィスと同様に、まずはローカルクライアントマネージャが作業を引き受けなければならない。このため、ステップ718では、グローバルクライアントマネージャは引受希望シェアを準備するタスクを引き受けるか否かを判断する。
グローバルクライアントマネージャが作業を引き受けない場合、グローバルクライアントオフィスは拒否の旨を通知され、ステップ712Bに戻って新たなグローバルクライアントマネージャを任命する。作業を割り当て直す代わりに、グローバルクライアントオフィスは最初に任命したグローバルクライアントマネージャに作業を行うよう強く依頼してもよい。
グローバルクライアントマネージャが作業を引き受けたと仮定し、ステップ720において、グローバルクライアントマネージャは出再者の最終料率に基づいて引受希望シェア(定型データ)を入力する。引受希望シェアを決定するにあたり、ローカルクライアントマネージャは出再者に意見を求めることができる。さらに、ローカルクライアントマネージャは、最初のクォーテーションを提供したアンダーライターと特約について協議することが可能である。
ローカルクライアントマネージャが引受希望シェアを作成した後、ステップ722において、グローバルクライアントマネージャは引受希望シェアをレビューする。ステップ724では、グローバルクライアントマネージャは引受希望シェアを受け入れるか引受希望シェアを拒否し、補正をリクエストする。
グローバルクライアントマネージャが引受希望シェアを拒否した場合、ステップ726において、受再者インタフェース314はローカルクライアントマネージャに拒否の旨を通知し、ローカルクライアントマネージャに引受希望シェアを改訂する機会を与える。
改訂を行った後、ステップ722に戻り、グローバルクライアントマネージャは改訂後の引受希望シェアをレビューし、これが受け入れ可能であるか否かをステップ724で判断する。このレビューのプロセス(ステップ722、724、726)はグローバルクライアントマネージャが引受希望シェアを受け入れるまで繰り返される。
ステップ726でグローバルクライアントマネージャが引受希望シェアを受け入れたら、続いてステップ728で、グローバルクライアントオフィスは特約ごとに引受希望シェアを出再者にリターンする。引受希望シェアのプログラムクォートには、たとえば、スプレッドシートファイル(定型)と書類の添付資料(非定型)とを含み得る。
図7Bは、最終プログラム構造を入力し、交渉の対象となるプログラム/レイヤオプションを作り、特約ごとに最終料率を入力する責任をグローバルクライアントオフィスが担う、集中的なモデルを示している。分散的なモデルでは、グローバルクライアントオフィス(分散的なモデルには存在しない)ではなく、ローカルクライアントマネージャがこれらのタスクを実行する。
図7Aに戻り、ステップ728で受再者が引受希望シェアを出再者にリターンした後、ステップ730において出再者の再保険外交員が引受希望シェアをレビューし、変更が必要であるか否かを判断する。再保険外交員は、引受希望シェアを定型データとしてホストサーバ201にロードし、出再者インタフェース312によって提供された特別報告書と画面の値を比較する。
出再者の再保険外交員が受け取る引受希望シェアが電子的なものではない(ファックスまたは郵便で受け取るなど)場合、再保険外交員は引受希望シェアを手作業で入力しなければならない。図20Dおよび図20Eはそれぞれ、引受希望シェアを再保険外交員が手作業で入力するのに用いられる代表的な画面2010および2012を示している。図20Dは、出状された引受希望シェアのステータスページを示している。ボックス2014で示されるように、再保険外交員は、このプログラムの引受希望シェアをリストアップされた受再者から受け取っていない。その後再保険外交員が引受希望シェアの回答を電話またはファクシミリで受け取るとすれば、再保険外交員はクォーテーションを手作業で入力しなければならない。このため、再保険外交員は「シェアを手入力する(Enter Written Share Manually)」ボタン2016をクリックする。
これを受けて、図20Dに示されるように、出再者インタフェース312は、受再者ごとの入力引受希望シェアページ2012を表示させる。ここには、プログラム情報と提案されたレイヤおよびオプションがリストアップされている。再保険外交員は受再者の提案されたシェアを引受希望シェアボックス2018に入力する。
引受希望シェアをレビューした後、構造の補正が不可欠であると再保険外交員が判断した場合、ステップ702に戻って再保険外交員は新たな構造および/または価格を選択する。続いてプロセスは構造が補正されている以外は上記にて概説したように702から継続される。
ステップ730で再保険外交員が引受希望シェアを受け入れた場合は、ステップ732に進み、合意された引受希望シェアは署名して事業のプレースを終えられる状態にある。
図21Aおよび図21Bは、ステップ730および732で受再者からの引受希望シェアを再保険外交員がレビューして合意するのに用いられる代表的な画面2100および2102を示している。図21Aに示されるように、出再者インタフェース312には、出再者のデイリーアジェンダの中に引受希望シェアがリストアップされる。交渉ディスパッチを作成すると、デイリーアジェンダには交渉データ比較用のレコードと交渉プロセスに参加する一受再者/ブローカーごとに1つのレコードとが表示される。
受再者は、交渉ワークシートを引受希望シェアと合わせてe−メールの添付ファイルとして再保険外交員にリターンする。再保険外交員はこのファイルを再保険外交員のハードドライブに保存する。このようにしてファイルを出再者インタフェース312にアップロードできるようになる。あるいは、再保険外交員は引受希望シェアを手作業で出再者インタフェース312に入力することもできる。
図21Aの引受希望シェアリンク2106がクリックされたことに応答して、出再者インタフェースは図21Bの画面2102を表示する。画面2102において、再保険外交員は、回答フィールド2108で「クォーテーションの完成(Quotation complete)」オプションを選択し、「Go」ボタン2110をクリックして引受希望シェアに合意する。引受希望シェアのチェックボックス2112は、受再者からの交渉ファイルの処理に成功し、引受希望シェアデータの欠けている行が残っていないことを示す。
「クォーテーションの完成(Quotation complete)」が選択されたことに応答して、出再者インタフェース312は、再保険外交員のデイリーアジェンダを図21Aに示すように更新する。具体的には、受再者のレコードが完成してデイリーアジェンダから削除され、「シェアに署名する(Sign Share)」レコードだけが残ることになる。
図7Aのステップ732の終了は、図3の交渉ステップ307の終わりならびに、再保険プレースのプロセス全体の評価および交渉フェーズ3の終わりを示す(図1および図3を参照のこと)。ステップ307の終わりは、出再者インタフェース312の評価および交渉ステージ320と受再者インタフェース314の交渉ステージ326の終わりとも一致する。
フェーズ4、ステップ304
図3を参照すると、ステップ307でプログラムおよび引受希望シェアを交渉した後、ステップ308で事業のプレースを終えて再保険プレースのプロセスは終了する。ステップ308は、出再者インタフェース312のプレースステージ322と一致し、受再者インタフェース314の署名ステージ328と一致する。
図8は、事業プレースステップ308を終えるための代表的な方法の大枠を示している。図示のように、図8においてLRO、RO、受再者と付した横の行で明らかなとおり、事業プレースステップ308には出再者(幹事再保険外交員および再保険外交員)と受再者とが関与する。このステップでは、出再者は出再者インタフェース312のプレースステージ322で交信し、受再者は受再者インタフェース314の署名ステージ328で交信する。
ステップ732で引受希望シェアに合意した後、出再者の再保険外交員はステップ800で最終シェアを割り当てる。再保険外交員は、クォーテーションのリクエストおよび引受希望シェアのリクエストについて上述したものと同じ技術的メカニズム/プロセスを使用して、各関係者に最終シェアを割り当てる。再保険外交員は、引受シェアを定型データとして獲得し、書類を非定型データとして添付する。
シェアを割り当てたら、ステップ802において、幹事再保険外交員は最終シェアをレビューし、必要に応じて変更をほどこす。次に、幹事再保険外交員は最終シェアを承認し、これを定型データとして受再者宛に出状する。最終シェアの出状には、クォーテーションのリクエストおよび引受希望シェアのリクエストについて上述したものと同じ技術的メカニズム/プロセスを必要とする。
図22Aおよび図22Bは、最終シェアを割り当てるための代表的な出再者インタフェース画面2200および2202を示している。図22Aに示されるように、出再者インタフェース312は、出再者のデイリーアジェンダに、最終シェアに署名するタスクをリストアップする。図22Aの「Sign Share」リンク2201がクリックされたことを受けて、出再者インタフェースは図22Bの画面2202を表示する。画面2202において、出再者は引受シェアデータフィールド2203に最終引受シェアを入力する。出再者はチェックボックス2204を使ってリーダー(単数または複数)を選択し、「Go」ボタン2206をクリックして受再者に彼らの最終シェアを通知する。
図8を参照すると、ステップ804において、受再者またはブローカーは自己の最終シェアの通知を受ける。この通知は、たとえば、受再者/ブローカーに再保険パッケージのダウンロードをリクエストするe−メールである。各関係者にそれぞれのシェアが伝えられる。集中的なモデルでは、グローバルクライアントオフィスが最終シェアに署名する。分散的なモデルでは、ローカルクライアントマネージャが最終シェアに署名する。
図23Aおよび図23Bは、最終引受シェアの確認をするための代表的なダウンロードファイルの中身を示している。このファイルには複数のワークシートを有するExcelのワークブックが含まれる。図23Aに示されるように、第1のシート2300は、引受シェアの確認について受再者に説明するものであり、出再者の連絡先情報を含んでいる。シート2300には、ワークブックが1以上の再保険プログラムの引受シェア確認である旨が説明され、ワークブックに「非割合」タブと「割合」タブが含まれる旨も説明されている。非割合タブには非割合再保険プログラム(該当する場合)が含まれる。割合タブには割合再保険プログラム(該当する場合)が含まれる。
図23Bは、最終引受シェアを報告するための代表的なワークシート2302を示している。スプレッドシートには、出再者が過去に入力したものとして、特約について説明する定型の特約データ(日付、レイヤリング番号、保険種目、免責額、復元、提案された料率など)がリストアップされている。カラム2304には各プログラムの引受シェアがリストアップされる。
典型的な事例では、最終シェアは引受希望シェアと等しくなる。しかしながら、出再者が全額引受できなかった場合あるいは受再者がプロセスの後になって手を引いた場合など、時には最終シェアと引受希望シェアとに開きが出る場合もある。この場合、手を引いた受再者のシェアを残りの関係者間で均等に分割することが可能である。よって、残りの関係者は各々調整後のシェアを引き受けまたは拒否することになる。
図8に戻ると、参加受再者がそれぞれの最終シェアを受けた後、再保険外交員は確定事業規則をステップ806で決済システムに入力し、ステップ808で再保険特約書を印刷する。次に、ステップ810、812、814では、幹事再保険外交員、再保険外交員、受再者がそれぞれ約款に署名する。ステップ816および818では、署名の入った約款を受再者と出再者の双方が所持する。最後に、ステップ818において、該当する事業がプレースされる。
本発明の一実施形態では、ステップ806〜820が少なくとも部分的に電子的な手段で行われ、好ましくは完全に電子的な手段で行われる。言葉を変えると、ステップ806〜820の一部または全部に、出再者と受再者(単数または複数)を特約の契約条件ならびに引受希望シェアに法的に拘束する電子取引が両当事者間で用いられる。要するに、ホストサーバ201は出再者が割り当てして受再者(単数または複数)が合意したシェアと最新の契約条件とを獲得し、対応する定型データおよび非定型データを最終的な拘束力のある合意条項すなわち約款に取り入れる。
電子署名、電子メール、電子査定、デジタル文書作成などのオンライン取引ツールを利用して、出再者および受再者(単数または複数)は、ステップ808〜818に示されるように最終的な拘束力のある合意条項をやり取りし、署名し、アーカイブを作成する。最近になって制定された連邦法(国内外における商取引に関する電子署名法および統一電子取引法など)では、これらの電子署名や電子契約に法的効力を与えている。
ステップ818の再保険事業のプレースの最後は、図3のステップ308およびフェーズ4の終わりを示し、よって再保険プレースのプロセス全体の終わりを示している。
図3を参照すると、受再者への出状は1回の発生として説明されてはいるが、これらの出状はもちろん複数回繰り返されることもある。たとえば、ステップ304では、出再者がクォーテーションのリクエストを受再者のグループ宛に出状した後で別の受再者を配分の中に入れなければならないことに気付いた場合、本発明のこの実施形態によれば、出再者は図12Bの画面1218に戻り、追加の受再者を選択し、リクエストをその受再者にも出状する。別の例として、クォーテーションのリクエストを出状した後、出再者が望ましいクォーテーションをひとつも受け取れないこともあり、この場合はステップ303および304(図3)に戻って改訂を行い、同じ受再者のグループに対してプログラムの出状をやり直すことができよう。別の例として、交渉ステップ307で引受希望シェアのリクエストの出状が複数回必要になる場合がある。よって、当業者であれば明らかなように、図3のプロセスについては、それぞれの状況での必要性に応じてループして出状ステップに戻ることが可能である。
出再者を再保険プレースのプロセスにナビゲートするだけでなく、本発明の典型的な実施形態では、出再者はプロセスの間と後に格納された多種多様な概要報告書ならびに詳細報告書を得られる。たとえば、出再者インタフェース312ではいくつかの報告書が得られ、出再者はこれを使って非割合または割合特約全件の報告書ならびに1つのプログラム内に含まれる特約全件の報告書などの特約レベルデータを閲覧することができる。一例として、図24Aおよび図24Bは、プログラム概要ページ2408およびプログラム詳細2410をそれぞれ示している。ページ2408には、事業グループ、グループ部門、事業機会、保険種目、特約形態などの適切なデータと一緒に、出再者の進行中のプロポーザルがリストアップされ、それぞれのステータスが示されている。ページ2410には、事前にクォートされた保険料ならびに引受希望シェア、クォートされた保険料ならびに引受希望シェア、交渉による保険料ならびに引受希望シェアをはじめとするプログラムの詳細がリストアップされる。
再保険プロセスの制御とレポーティングに加えて、本発明の別の実施形態では大規模なデータアーカイブ作成機能が得られる。アーカイブ作成機能によって、再保険データおよび取引履歴の価値のある保管庫が提供される。
本発明のアーカイブ作成機能によれば、図3のプロセス全体を通して生成されたすべてのデータ(定型または非定型)、取引情報、通信内容を、書込保護されたファイルの形で1以上のデータベースレポジトリに格納する。たとえば、出再者のプログラム要件、リスクデータ、プログラムに関する通信内容、受再者からのプロポーザルを、ホストサーバ201上に格納する。アーカイブ作成機能では、クォーテーションのリクエスト、提出されたプロポーザル、プロポーザルに関係する通信内容を含む受再者宛に出状されたデータならびに出再者のファイルを、ファイル転送サーバ202上に格納する。もちろん、アーカイブ作成機能によって、ローカルネットワークまたは出再者のハードドライブなどのローカルに上記の情報を格納することもできる。
アーカイブ化される個々のデータは、本発明の具体的な実現形態ならびに出再者の個別事情によって異なる。代表的な実現形態では、アーカイブ作成機能によって図3のプロセスの中でデータ、プロポーザルまたは通信内容がまとめられた要点を獲得する。たとえば、本発明の一実施形態では、リスクデータの提供と調印ならびに、提案申込書(プログラム)または提案されたリニューアルパッケージの作成および調印に関与する全当事者の活動を文書化した監査証跡を自動的に作成する。監査証跡には、たとえば、個人の識別、時刻、日付、それぞれの当事者の注釈を含み得る。
図3のプロセスの要点をアーカイブ化するもうひとつの例として、ステップ406(図4)の後で印刷されたリスクデータをアーカイブ化することができ、ステップ510(図5)の後で出状されたリニューアルプログラムをアーカイブ化することができ、ステップ624(図6)の一部としてクォートをアーカイブ化することができる。通信内容に関しては、出再者と受再者(単数または複数)との間でなされた協議のスレッドをアーカイブ化し、完全な取引記録を提供する。図15、図17A、図20D、図21Bは、代表的な協議のスレッドを示している。この通信記録は、両当事者間でのコラボレーションにオフラインでの通信(会議、電話など)を伴うことの多い交渉ステップ307で特に有用である。このアーカイブ作成機能を用いることで、出再者はこれらのオフライン通信の趣旨を入力し、再保険プレースのプロセスをさらに効率よく追跡することができる。
アーカイブ作成機能によって構築されたデータレポジトリを十分に活用し、本実施形態の別の態様では大規模なデータ編集操作機能が得られる。編集操作機能は出再者がクォーテーションを定型化する作業を楽にするもので、たとえばコピープログラム機能が含まれる。
コピープログラム機能は基本特約データを(リニューアル前年の)過去に入力されたリニューアル情報からコピーし、データを当年のリニューアルに容易に利用できるようにする。出再者はコピーしたデータを必要に応じて編集または修正することができる。図25A〜図25Cは、出再者インタフェース312の代表的な画面を示し、出再者はこれを使ってリニューアルデータをコピーすることができる。図25Aに示されるように、この機能を有効にするには、出再者はリンク2502をクリックする。これによって、図25Bに示されるように出再者は新たなプログラム名をフィールド2504に入力することができる。また、出再者は、図25Bに示される他の詳細内容を必要に応じて補正することもできる。一旦終えたら、出再者は「Copy」ボタン2506をクリックする。これを受けて、図25Cに示されるように、新たなプログラムが作成され、「サブミッションを準備する(Prepare Submission)」画面に表示される。出再者は、図25Cに示されるようにプログラムの詳細を修正することができる。
本発明の別の実施形態は、再保険プレースの専門用語の国際標準を定める国際共通用語ソフトウェアツールを提供すると同時に、ユーザに都合よくアクセス可能な用語集を提供するものである。従来の実務では、再保険プレース事業の国際的な調和に対する大きな障害に、世界の異なる地域で使われる対照的な専門用語がある。特に、同一の再保険プレースの概念が、アジア、欧州、米国などの3種類の市場で3通りの名称で呼ばれることがある。また、異なる市場で別の再保険プレースの概念を表すものとして同一の用語が使われることもある。当然のことながら、グローバルな再保険取引の関係者であれば用語の多くが紛らわしいことに気付くことになる。
こうした専門用語の問題に対処するために、本発明は、関係者、プロセス、算定、その他の概念など、再保険プレース事業の構成要素を示すのに用いられる名称を標準化する世界共通のユーザインタフェースおよびテンプレートを構築するものである。出再者インタフェース312および受再者インタフェース314は、これらの世界共通のユーザインタフェースの例である。本発明のこの実施形態によれば、インタフェース312および314ではそれぞれ、プログラム契約条件、期間、価格などの再保険関連データを説明する上で同一の名称を使用している。たとえば、図11Dは、出再者インタフェース312で用いられるプロポーザル/プログラム情報(プログラム、再保険のタイプ、保険種目、危険など)および非割合レイヤおよびオプション(特約形態、カバー、AADおよびAALなど)の標準化した名称を示し、これを受再者インタフェース314にも反映させている。このように、出再者と受再者は互いに合意した定義を使って標準化フレームワーク内で取引することができる。参加する出再者および受再者の数が増えるにつれて、標準化した専門用語が一層広く受け入れられるようになるため、すべての関係者が市場について理解しやすくなり、真に世界市場の妨げとなる専門用語の障害が取り除かれ、再保険プレースがなお一層効率のよいものとなる。
本発明のこの実施形態の国際共通用語は、クォーテーションのリクエスト、引受希望シェアのリクエスト、署名された確認内容との絡みで、出再者と受再者との間でやり取りされる定型データによってさらに普及する。たとえば、図13B〜図13Dを参照して上述したクォーテーションワークブックは、標準名称で表される標準見出しの下に、出再者と受再者が、契約条件、価格、シェアを入力するのに用いるテンプレートを提供するものである。出再者および受再者は、このテンプレートを使用すれば、国際共通用語を理解してこれを受け入れられることになる。
出再者および受再者が国際共通用語を理解してこれに従うのを手助けするために、本発明のさらに別の実施形態では、マウスポインタを再保険プレース用語の上に合わせたときに定義のポップアップボックスまたはウィンドウを表示する国際共通用語ソフトウェアツールを提供する。図26はこのポップヒント機能を示している。ユーザインタフェース上の各用語は、こうした用語の定義を他の市場での類語または同義語と一緒に収録した用語集データベースにリンクしている。したがって、図26に示されるように、「cover」という用語は定義にリンクしている。「再保険レイヤのカバー(レイヤ)。保険契約または再保険契約の条項に従い提供される、損害に対する保護。」このように、たとえばユーザにとってデータフィールドの中身が何を意味しているのか定かでなかった場合、このユーザは該当するデータフィールドの名称の上にマウスポインタを合わせるだけでその名称の定義あるいは、おそらくはユーザにとって馴染みの深い類語にアクセスできる。
本発明の一実施形態によれば、ポップ辞書機能は出再者インタフェース312または受再者インタフェース314のバックグラウンドで動作し、マウスポインタが指定の用語の上におかれたときに用語集データベースの中身を表示する。本発明のさらに他の実施形態では、ポップ辞書機能を受再者へのスプレッドシートファイルのディスパッチの一部として入れておき、異なる受再者がファイルを開いたときに受再者がその用語集にアクセスし、リクエストされた情報について理解し、データフィールドに正しい内容を記載できるようにする。
本発明の再保険プレースシステムおよびプロセスは、以下にあげるもののうち1以上を含む大きな利点をもたらすものである。
・プロセス全体の一層良好な制御
・出再者が再保険のプログラムを開発し、リスクを市場に出再する上でのコラボレーションの要件を管理できるようにする、特約事業の作成およびリニューアルに対する解決策
・透明性の増大
・ポートフォリオを最適化できる可能性の向上
・プレース速度の増加
・別の解決策提供の促進
・内部での再保険データ収集および検証の複雑さを制御し、再保険パートナーとのコラボレーションを簡単にすることで、保険業者と受再者との間の価値連鎖の出再者側での一層効果的な管理を助長
・すべての内部再保険データについての共有のレポジトリを作成し、市況および機会のベンチマーキングを単純化することによる、プレース全件の可視性およびレポーティングの提供
・時間の節約になるプロセス(これについては戦略的なレビューおよび分析に適用可能)を構築し、タイミングの良いデータ配信を行うことによる、戦略的な意志決定の支援。
本願明細書では本発明を再保険に照らして説明しているが、本発明のシステムおよび方法は形態を問わずどのような保険の販売、また他者のリスクを引き受けるための合意条項の生成にも同等に適用されることは、当業者であれば明らかであろう。
本発明の好ましい実施形態についての上記の開示内容は例示および説明を目的としてあげたものである。全体を網羅することや本発明をここに開示の厳密な形に限定することは想定していない。上記の開示内容からみれば、当業者には本願明細書に記載の実施形態に対する多くの変更例および改変例が自明であろう。本発明の範囲は特許請求の範囲の記載内容ならびにその等価物によってのみ定義されるものである。
さらに、本発明の典型的な実施形態を説明するにあたり、明細書では本発明の方法および/またはプロセスを特定のステップの並びとしてあげている部分がある。しかしながら、この方法またはプロセスが本願明細書に記載のステップの特定の順番に依存しない範囲で、当該方法またはプロセスはここに記載の特定のステップの並びに限定されるものではない。当業者であれば明らかなように、ステップの並びを変えることも可能な場合がある。したがって、明細書に記載のステップの特定の順序は特許請求の範囲に記載の内容を限定するものとは解釈されないものとする。また、本発明の方法および/またはプロセスを対象とする特許請求の範囲は、そこに記載の順序でステップを実行することに限定されるものではなく、当業者であれば、こうした並びについては変更してもよく、それでもなお本発明の趣旨および範囲が維持されることは容易に判断できよう。
本発明の一実施形態による、再保険プレースのプロセスの4つのフェーズを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、本発明の方法を実施するための代表的なシステムアーキテクチャの概略図である。 本発明の一実施形態による、本発明の方法を実施するための代表的なシステムアーキテクチャの概略図である。 本発明の一実施形態による、図1の4つのフェーズをより詳細に示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、出再者がリスクデータを集めて再保険の需要を評価するのに用いる代表的な方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、出再者がリニューアルパッケージを準備し、このパッケージを受再者宛に出状するのに用いる代表的な方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、受再者が再保険クォートを提供するのに用いる代表的な方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、出再者および受再者がそれぞれクォートを評価して再保険プレースの交渉を行うのに用いる代表的な方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、出再者および受再者がそれぞれクォートを評価して再保険プレースの交渉を行うのに用いる代表的な方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、再保険事業のプレースを完了するための代表的な方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが事業機会を作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが事業機会を作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが事業機会を作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが事業機会を作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが事業機会を作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側トランザクタがリスクデータを収集して一覧表示するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側トランザクタがリスクデータを収集して一覧表示するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが再保険構造プロポーザルを準備して送付するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャがクォーテーションのリクエストのディスパッチを作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャがクォーテーションのリクエストのディスパッチを作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャがクォーテーションのリクエストのディスパッチを作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャがクォーテーションのリクエストのディスパッチを作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャがクォーテーションのリクエストのディスパッチを作成するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再者によって提案されたプログラムに対するクォーテーションを受再者が提供するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再者によって提案されたプログラムに対するクォーテーションを受再者が提供するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再者によって提案されたプログラムに対するクォーテーションを受再者が提供するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再者によって提案されたプログラムに対するクォーテーションを受再者が提供するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が受け取るのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が受け取るのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が受け取るのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が受け取るのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が手作業で入力するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が手作業で入力するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたクォーテーションを出再者が手作業で入力するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが各受再者から受け取ったクォーテーションを比較するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが各受再者から受け取ったクォーテーションを比較するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが各受再者から受け取ったクォーテーションを比較するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再側マネージャが受再者と交渉する参加契約条件を準備するのに用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、引受希望シェアに対するリクエストの代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示している。 本発明の一実施形態による、引受希望シェアに対するリクエストの代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示している。 本発明の一実施形態による、引受希望シェアに対するリクエストの代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示している。 本発明の一実施形態による、引受希望シェアを再保険外交員が手作業で入力するのに用いる代表的な画面を示している。 本発明の一実施形態による、引受希望シェアを再保険外交員が手作業で入力するのに用いる代表的な画面を示している。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされた、オファー引受希望シェアを受け取るのに出再側マネージャが用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされた、オファー引受希望シェアを受け取るのに出再側マネージャが用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたオファーされた引受希望シェアを再検討し、最終シェアを割り当てるのに出再側マネージャが用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者からリターンされたオファーされた引受希望シェアを再検討し、最終シェアを割り当てるのに出再側マネージャが用いる代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、最終引受シェアを確認するための代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示す画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、最終引受シェアを確認するための代表的なダウンロードファイルのコンテンツを示す画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再者向けにプログラムおよびポートフォリオ報告書を提供する代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、出再者向けにプログラムおよびポートフォリオ報告書を提供する代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者がこれを用いて既存のプログラムを新たなプログラムに複製することが可能な代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者がこれを用いて既存のプログラムを新たなプログラムに複製することが可能な代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、受再者がこれを用いて既存のプログラムを新たなプログラムに複製することが可能な代表的な画面を示す図である。 本発明の一実施形態による、代表的なポップヒント機能を示す代表的な画面を示す図である。

Claims (83)

  1. 出再者による再保険リニューアルパッケージの準備を容易にするための方法であって、
    前記出再者から、前記再保険リニューアルパッケージの契約条件を定型データとして受信し、
    前記出再者から、前記再保険リニューアルパッケージに関する非定型ファイルを受信し、
    前記定型データを前記非定型ファイルに関連付け、
    関連付けられた定型データと非定型ファイルとをデータベースに格納し、
    前記関連付けられた定型データと非定型ファイルへのアクセス権を前記出再者に提供することを含む、方法。
  2. 前記契約条件を受け取る前に、
    前記出再者からリスクデータを受信し、
    前記リスクデータを前記データベースに格納し、
    前記契約条件を判断するための計算を行う目的で前記リスクデータへのアクセス権を前記出再者に提供することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記出再者がどの受再者から前記再保険リニューアルパッケージに関するクォートを受け取りたいのかを示す指定内容を、前記出再者から受け取り、
    前記関連付けられた定型データと非定型ファイルへのアクセス権を前記受再者に与えることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. アクセス権を前記受再者に与えることが、前記データベースに格納された前記関連付けられた定型データと非定型ファイルへのリンクが記載された電子通信文を前記受再者にフォワードすることを含む、請求項3に記載の方法。
  5. アクセス権を前記受再者に与えることが、クォートの入力先となる定型データおよびフィールドを含むスプレッドシートをダウンロードすることをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. クォーテーションを含む完成したスプレッドシートを前記受再者から受信し、
    前記スプレッドシートを前記再保険リニューアルパッケージに関連付け、
    前記クォーテーションへのアクセス権を前記出再者に与えることをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記クォーテーションへのアクセス権を前記出再者に与えることが、前記受再者と彼らのクォーテーションとをリストアップしたマトリクスを表示することを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記関連付けられた定型データと非定型ファイルへのアクセス権を前記受再者に与えた後、前記関連付けられた定型データと非定型ファイルとをアーカイブ化することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  9. 前記関連付けられた定型データと非定型ファイルへのアクセス権を得た受再者を前記出再者に報告することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  10. 前記アクセス権を得た受再者を報告することが、受再者に対する再保険リニューアルパッケージをリストアップしたマトリクスを表示することを含み、前記再保険リニューアルパッケージが、リストアップされた再保険リニューアルパッケージの中にあり、指定された受再者がリストアップされた受再者の中にあり、前記マトリクスが、どの受再者がどの再保険リニューアルパッケージに対するアクセス権を得たかを示すものである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記再保険リニューアルパッケージの前記契約条件と前記再保険リニューアルパッケージに関する前記非定型ファイルとを受信する前に、
    前記再保険リニューアルパッケージについての少なくとも1つのプログラム案を受け取り、
    前記少なくとも1つのプログラム案を前記出再者の複数の当事者がレビューして承認できるようにすることを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つのプログラム案の作成、レビュー、承認に関与する当事者らの活動を文書化した監査証跡を自動的に作成することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記再保険リニューアルパッケージの前記契約条件と前記再保険リニューアルパッケージに関する前記非定型ファイルとを受信することが、前記出再者から、前記再保険リニューアルパッケージに織り込む承認済みプログラム案の指定内容を受け取ることを含む、請求項11に記載の方法。
  14. コンピュータのユーザインタフェースを介しての出再者による再保険リニューアルパッケージの準備を容易にするための方法であって、
    リスクデータの入力をプロンプトし、
    前記リスクデータを受信し、
    前記リスクデータをサーバに格納し、
    再保険の需要が存在するか否かを判断するオフラインでの計算を行うために前記リスクデータへのアクセス権を与え、
    契約条件が前記オフラインでの計算に基づくものである少なくとも1つのプログラム案を受け取り、
    前記少なくとも1つのプログラム案を出再者のメンバがレビューして承認できるようにし、
    承認済みプログラム案を前記サーバに格納し、
    前記再保険リニューアルパッケージに織り込む前記承認済みプログラム案の少なくとも1つの指定されたプログラム案の明示内容を受け取り、
    前記再保険リニューアルパッケージを前記サーバに格納することを含み、前記再保険リニューアルパッケージが前記少なくとも1つの指定プログラム案を含む、方法。
  15. 前記再保険リニューアルパッケージを受信する受再者の選択内容を受け取り、前記再保険リニューアルパッケージと前記選択された受再者とを前記出再者の第2のメンバがレビューして承認できるようにすることをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記再保険リニューアルパッケージおよび前記選択された受再者が承認されない場合に、異なる受再者の選択内容および異なるプログラム案のうちの1つをプロンプトする、請求項15に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つのプログラム案、前記再保険リニューアルパッケージおよび前記選択された受再者のレビューおよび承認に関与する当事者らの監査証跡を自動的に作成することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記監査証跡が、個人の識別、時刻、日付、当事者らの注釈を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 少なくとも1つの指定プログラム案の明示内容が、第1の受再者用の承認済みプログラム案の組み合わせであり、前記方法が、第2の受再者用の承認済みプログラム案の第2の組み合わせの第2の明示内容を受け取ることをさらに含み、前記再保険リニューアルパッケージにも前記第2の組み合わせが含まれる、請求項14に記載の方法。
  20. 再保険の需要が存在するか否かを判断するオフラインでの計算を行うために前記リスクデータへのアクセス権を与える前に、
    前記リスクデータの受入れをプロンプトし、
    前記リスクデータを受入れできない場合は、
    別のリスクデータをプロンプトし、
    前記別のリスクデータを受信し、
    前記別のリスクデータを前記サーバに格納し、
    前記リスクデータの承諾を受け取ることを含む、請求項14に記載の方法。
  21. 前記リスクデータのレビューおよび承認に関与する当事者らの監査証跡を自動的に作成することをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記リスクデータの入力をプロンプトすることが、
    潜在的な再保険の需要を明確に示した事業機会を受け取り、
    前記事業機会を明確にする限定要素を受け取り、
    非定型文書を受け取り、
    前記非定型文書を前記事業機会に関連付け、
    前記事業機会へのアクセス権を与え、
    前記事業機会に関するリスクデータの入力をリクエストすることを含む、請求項14に記載の方法。
  23. 前記限定要素が、リスクの適用地域、保険種目、保険補助種目、前記リスクデータの提供元となる個人のうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 少なくとも1つの再保険購入シナリオを受け取り、
    再保険の需要が存在するか否かを判断するオフラインでの計算を行うために前記少なくとも1つの再保険購入シナリオに対するアクセス権を与えることをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つのプログラム案が定型データと非定型ファイルとを含む、請求項14に記載の方法。
  26. (a)出再側マネージャおよび出再側トランザクタが少なくとも使用する複数の出再者側コンピュータとの間でコンピュータネットワークを介して通信できるように構成された通信アプリケーションと、
    (b)前記出再側マネージャから前記通信アプリケーションを介して事業機会を受け取り、
    前記事業機会へのアクセス権を前記通信アプリケーションを介して前記出再側トランザクタに与え、
    前記出再側トランザクタから前記通信アプリケーションを介して前記事業機会に関連付けられたリスクデータを受信し、
    再保険の需要が存在するか否かを判断させる目的で前記出再側マネージャに前記通信アプリケーションを介して前記リスクデータへのアクセス権を与え、
    前記出再側マネージャから前記通信アプリケーションを介してプログラム案を受け取り、
    前記プログラム案を承認するか否かを判断させる目的で前記出再側トランザクタに前記通信アプリケーションを介して前記プログラム案へのアクセス権を与え、
    前記出再側トランザクタから前記通信アプリケーションを介して承認済みプログラム案の明示内容を受け取り、
    前記出再側マネージャに前記通信アプリケーションを介して前記承認済みプログラム案へのアクセス権を与え、
    前記承認済みプログラム案の中から少なくとも1つの指定プログラム案を前記再保険リニューアルパッケージに織り込む旨の明示内容を前記出再側マネージャから受信できるように構成されたプロセスエンジンと、
    (c)前記リスクデータ、前記プログラム案、前記承認済みプログラム案、前記少なくとも1つの指定プログラム案、前記再保険リニューアルパッケージを格納できるように構成されたデータベースと、を備える、再保険リニューアルパッケージを準備するためのシステム。
  27. 前記プロセスエンジンがさらに、前記再保険リニューアルパッケージを受信するよう選択された受再者の明示内容を受信できるように構成されている、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記プロセスエンジンがさらに、前記再保険リニューアルパッケージおよび選択された受再者の明示内容を前記出再側マネージャにレビューして承認させることができ、かつ、前記再保険リニューアルパッケージおよび選択された受再者の前記明示内容の承認結果を前記出再側マネージャから前記通信アプリケーションを介して受信できるように構成されている、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記プロセスエンジンがさらに、選択された別の受再者宛に送付される指定プログラム案の異なる組み合わせを受信できるように構成されている、請求項26に記載のシステム。
  30. 前記通信アプリケーションが、ウェブアプリケーションおよびe−メールアプリケーションのうちの少なくとも1つである、請求項26に記載のシステム。
  31. 前記少なくとも1つの指定プログラム案の契約条件を受再者が自らのクォーテーションを提供できる場であるスプレッドシートにコピーできるように構成されたスプレッドシートアプリケーションをさらに含み、前記スプレッドシートが前記再保険リニューアルパッケージの一部である、請求項26に記載のシステム。
  32. 前記データベースに格納された前記リスクデータおよび前記承認済みプログラム案に関する大雑把な報告書と詳細な報告書とを提供できるように構成されたレポーティング用アプリケーションをさらに含む、請求項26に記載のシステム。
  33. 前記プログラム案に織り込まれる非定型ファイルと定型スプレッドシートとを受信して関連付けられるように構成された文書アプリケーションをさらに含む、請求項26に記載のシステム。
  34. 受再者への出状用に、前記再保険リニューアルパッケージに基づいて出状ファイルを準備できるように構成された出状アプリケーションをさらに含む、請求項26に記載のシステム。
  35. 前記プロセスエンジンが、再保険の需要が存在するか否かを判断するために前記出再側マネージャに前記リスクデータへのアクセス権を与える前に、前記リスクデータの受領を要求する、請求項26に記載のシステム。
  36. 前記プロセスエンジンが、前記出再側トランザクタに前記プログラム案へのアクセス権を与える前に前記プログラム案を完成させることを要求する、請求項26に記載のシステム。
  37. 前記プロセスエンジンが、
    第2の出再側マネージャから前記通信アプリケーションを介して再保険購入シナリオを受け取り、
    再保険の需要が存在するか否かを判断させる目的で、前記出再側マネージャに前記リスクデータと共に前記再保険購入シナリオへのアクセス権を与えるように構成されている、請求項26に記載のシステム。
  38. 出再者による再保険リニューアルパッケージの準備を容易にするための方法であって、
    出再側マネージャから事業機会を受け取り、
    出再側トランザクタに前記事業機会へのアクセス権を与え、
    前記出再側マネージャからの前記事業機会に関連したリスクデータを入力するように前記出再側トランザクタにプロンプトし、
    前記出再側トランザクタから前記リスクデータを受信し、
    前記出再側マネージャに前記リスクデータへのアクセス権を与え、
    前記事業機会および前記リスクデータに基づいて提案申込書を入力するように前記出再側マネージャにプロンプトし、
    前記出再側マネージャからプログラム案を受け取り、
    前記出再側トランザクタに前記プログラム案へのアクセス権を与え、
    前記プログラム案の承認を前記出再側トランザクタにプロンプトし、
    前記出再側トランザクタから前記プログラム案の承認を受け取り、
    前記出再側マネージャに承認済みプログラム案へのアクセス権を与え、
    前記承認済みプログラム案を前記再保険リニューアルパッケージに織り込むように前記出再側マネージャにプロンプトし、
    前記承認済みプログラム案を前記再保険リニューアルパッケージに織り込む旨の明示内容を受け取り、
    前記再保険リニューアルパッケージを受信する受再者の選択をプロンプトし、
    前記再保険リニューアルパッケージを受信する指定受再者の明示内容を受け取り、
    前記再保険リニューアルパッケージおよび指定受再者の明示内容をレビューするアクセス権を第2の出再側マネージャに与えることを含む、方法。
  39. 前記事業機会、前記リスクデータ、前記プログラム案、前記承認済みプログラム案、前記指定受再者の明示内容、前記再保険リニューアルパッケージへのアクセス権を与えることが、前記事業機会、前記リスクデータ、前記プログラム案、前記承認済みプログラム案、前記指定受再者の明示内容、前記再保険リニューアルパッケージを、前記出再側マネージャおよび前記出再側トランザクタがコンピュータネットワークを介してアクセス可能なサーバに格納することを含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記プログラム案を入力するように前記出再側マネージャにプロンプトする前に前記リスクデータの入力を要求することをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  41. 前記プログラム案の承認を前記出再側トランザクタにプロンプトする前に前記プログラム案の完成を要求することをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  42. 前記プログラムを前記再保険リニューアルパッケージに織り込むことを前記出再側マネージャにプロンプトする前に前記プログラム案の完成と承認を要求することをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  43. 前記再保険リニューアルパッケージを承認するように前記第2の出再側マネージャに要求した後、前記承認済みプログラム案および前記指定受再者に基づいて前記再保険リニューアルパッケージを生成することをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  44. 出再者と受再者との間での再保険事業のプレースの交渉を容易にするための方法であって、
    複数の再保険プログラムを前記出再者から受け取り、
    複数の再保険プログラムの中から前記受再者用の再保険リニューアルパッケージに織り込まれるものとして選択されたプログラムの指定内容を前記出再者から受け取り、
    前記選択されたプログラムを自動的に前記再保険リニューアルパッケージに組み込み、
    前記選択されたプログラムを含む前記再保険リニューアルパッケージへのアクセス権を前記受再者に与え、
    前記再保険リニューアルパッケージについてのクォーテーションを前記受再者から受け取り、
    前記出再者に前記クォーテーションへのアクセス権を与えることを含む、方法。
  45. 前記再保険リニューアルパッケージが非定型ファイルと定型スプレッドシートとを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記受再者に前記再保険リニューアルパッケージへのアクセス権を与えることが、
    前記再保険リニューアルパッケージをサーバに格納し、
    前記受再者に、前記再保険リニューアルパッケージへのリンクが記載された電子通信文をフォワードし、
    前記受再者が前記再保険リニューアルパッケージを前記サーバから前記受再者がダウンロードできるようにすることを含む、請求項44に記載の方法。
  47. 前記再保険リニューアルパッケージが、リスクデータを含む非定型ファイルと、前記選択されたプログラムの契約条件が記載され、クォートを入力させるフィールドを含む定型スプレッドシートとを含み、前記クォーテーションへのアクセス権を与えることが、前記受再者によって前記フィールドが完成した状態の前記定型スプレッドシートを受信して前記スプレッドシートを前記出再者がアクセス可能なサーバに格納することを含む、請求項46に記載の方法。
  48. 前記出再者に前記クォーテーションへのアクセス権を与える前に前記クォーテーションについてのもっともらしさのチェックを行うことをさらに含む、請求項44に記載の方法。
  49. 複数の再保険プログラムを第1のサーバに格納し、
    前記再保険リニューアルパッケージをファイアウォールによって前記第1のサーバとは分離された第2のサーバに格納し、
    前記クォーテーションを前記第1のサーバに格納することをさらに含む、請求項44に記載の方法。
  50. 前記受再者が前記第2のサーバへのアクセス権を有するが前記第1のサーバへのアクセス権は持たない、請求項49に記載の方法。
  51. 複数の再保険プログラムを受け取る前に、前記方法が、
    前記出再者からリスクデータを受信し、
    前記リスクデータを前記第1のサーバに格納することをさらに含み、
    複数の再保険プログラムが前記出再者の前記リスクデータに基づくものである、請求項50に記載の方法。
  52. 前記再保険リニューアルパッケージ、前記クォーテーション、前記出再者および前記受再者による注釈を文書化した監査証跡を記録し、
    前記監査証跡を前記出再者に対して表示することをさらに含む、請求項44に記載の方法。
  53. 前記出再者から選択されたプログラムの指定内容を受け取ることが、複数の受再者に対する複数の再保険プログラムがリストアップされたマトリクスを表示することを含み、前記受再者が前記リストアップされた複数の受再者の中にあり、選択されたプログラムの指定が前記マトリクス上でなされる、請求項44に記載の方法。
  54. 前記出再者に前記クォーテーションへのアクセス権を与えることが、
    前記出再者がアクセス可能なインタフェースに前記クォーテーションを自動的にアップロードする、
    前記インタフェースを介してクォーテーションの手入力内容を受け取ることのうちの一方を含む、請求項44に記載の方法。
  55. 前記出再者に前記クォーテーションへのアクセス権を与えることが、プログラムベースでプログラム上に前記クォーテーションを表示することをさらに含む、請求項54に記載の方法。
  56. 前記出再者から、前記選択されたプログラムについての最終価格と最終構造とを受け取り、
    前記選択されたプログラムの前記最終価格と最終構造とを含む最終的な再保険リニューアルパッケージへのアクセス権を前記受再者に与え、
    前記選択されたプログラムについての引受希望シェアのプロポーザルを前記受再者から受け取り、
    前記受再者の前記引受希望シェアのプロポーザルへのアクセス権を前記出再者に与えることをさらに含む、請求項44に記載の方法。
  57. 前記選択されたプログラムに対する前記受再者の最終シェアを前記出再者から受け取り、
    前記受再者に前記最終シェアへのアクセス権を与えることをさらに含む、請求項56に記載の方法。
  58. 出再者と受再者との間での再保険事業のプレースの交渉を容易にするためのシステムであって、
    (a)コンピュータネットワークを介して出再者側コンピュータと通信し、
    非定型ファイルと定型データとを含む複数の再保険プログラムを前記出再者側コンピュータから受信し、
    再保険パッケージに織り込まれる選択されたプログラムの指定内容を前記出再者側コンピュータから受け取り、
    前記選択されたプログラムを自動的にコンパイルして前記再保険パッケージを形成できるように構成されたホストサーバと、
    (b)前記ホストサーバと通信状態にあるファイル転送サーバであって、
    受再者側コンピュータとコンピュータネットワークを介して通信し、
    前記再保険パッケージを前記ホストサーバから受信し、
    前記再保険パッケージを前記受再者側コンピュータに送信できるように構成された前記ファイル転送サーバと、を備えるシステム。
  59. 前記ホストサーバがさらに、完成したクォーテーションスプレッドシートを受信し、前記スプレッドシートを前記再保険パッケージに関連付けられるように構成されている、請求項58に記載のシステム。
  60. 前記ホストサーバがさらに、
    前記受再者側コンピュータから前記出再者側コンピュータで受信した電子通信文からの前記完成したクォーテーションスプレッドシートをアップロードする、
    前記完成したクォーテーションスプレッドシートの手入力を受け取ることのうちの一方によって、前記完成したクォーテーションスプレッドシートを受信できるように構成されている、請求項59に記載のシステム。
  61. 前記完成したクォーテーションスプレッドシートがクォーテーションを含み、前記ホストサーバがさらに、前記クォーテーションを他の受再者からの前記再保険パッケージ用の他のクォーテーションと一緒に表示できるように構成されている、請求項59に記載のシステム。
  62. 前記ホストサーバがさらに、前記出再者側コンピュータからリスクデータおよびプログラム情報を受信し、前記リスクデータおよびプログラム情報への前記受再者側コンピュータによるアクセスを防止できるように構成されている、請求項58に記載のシステム。
  63. 複数の受再者用の再保険リニューアルパッケージに織り込まれる非定型ファイルと定型データとを出再者から受け取り、
    クォートの入力先になるフィールドと一緒に前記定型データの入ったクォーテーションスプレッドシートを各々が含む前記再保険リニューアルパッケージを、前記非定型ファイルおよび前記定型データから自動的に作成し、
    複数の受再者のうちの各受再者に自分の再保険リニューアルパッケージに対するアクセス権を与え、
    前記クォートを含む完成したクォーテーションスプレッドシートを複数の受再者から受信し、
    前記出再者に前記クォートへのアクセス権を与えることを含む、再保険事業のプレースを容易にするための方法。
  64. 前記出再者に前記クォートへのアクセス権を与えることが、複数の受再者の前記クォートを比較できるよう同時に表示することを含む、請求項63に記載の方法。
  65. 複数の受再者のうちの各受再者に自分の再保険リニューアルパッケージへのアクセス権を与えることが、
    特定の再保険リニューアルパッケージを特定の受再者ごとにサーバに格納し、
    前記特定の再保険リニューアルパッケージへのリンクが記載された電子通信文を前記特定の受再者にフォワードし、
    前記特定の受再者が前記特定の再保険リニューアルパッケージをダウンロードできるようにすることを含む、請求項63に記載の方法。
  66. 前記非定型ファイルが前記再保険リニューアルパッケージ内のプログラムに関する文書を含む、請求項63に記載の方法。
  67. 再保険リニューアルパッケージ内の再保険プログラムのポートフォリオを複数の受再者宛に出状し、
    複数の受再者からのクォーテーションを受け取り、
    前記再保険プログラム各々についての価格のベンチマーキングを楽にする前記クォーテーションの比較内容を表示し、
    最終価格と最終構造とを含む最終的な再保険プログラムを構築し、
    最終的な再保険プログラムを含む最終的な再保険リニューアルパッケージを、引受希望シェアのリクエストと一緒に複数の選択受再者宛に出状し、
    引受希望シェアのプロポーザルを複数の選択受再者から受け取り、
    複数の選択受再者ごとに最終的な再保険プログラム各々についての最終シェアを確立することを含む、再保険事業のプレースの交渉を容易にするための方法。
  68. 前記最終的な再保険プログラムを含む前記最終的な再保険リニューアルパッケージを、前記最終シェアと一緒に複数の選択受再者宛に出状することをさらに含む、請求項67に記載の方法。
  69. 複数の選択受再者各々から前記最終シェアの調印を受け取ることをさらに含む、請求項67に記載の方法。
  70. 前記再保険リニューアルパッケージが、非定型ファイルと、クォートの入力先となるデータフィールドを有するクォーテーションスプレッドシートとを含み、前記再保険リニューアルパッケージを複数の受再者宛に出状することが、非定型ファイルとクォーテーションスプレッドシートとを複数の受再者のうちの各受再者がダウンロードすることを含み、前記クォーテーションを受け取ることが、複数の受再者のうちの各受再者からのクォートが前記クォーテーションスプレッドシートに入力された状態の前記クォーテーションスプレッドシートを受信することを含む、請求項67に記載の方法。
  71. 前記最終的な再保険リニューアルパッケージが、最終契約条件、前記最終的な再保険プログラム各々の最終価格、前記最終的な再保険プログラム各々の引受希望シェアの入力先となるデータフィールドが記載されたスプレッドシートを含み、前記最終的な再保険リニューアルパッケージを複数の選択受再者宛に出状することが、前記スプレッドシートを複数の選択受再者のうちの各受再者がダウンロードすることを含み、前記引受希望シェアを受け取ることが、複数の選択受再者のうちの各受再者からの前記引受希望シェアが前記スプレッドシートに入力された状態で前記スプレッドシートを受信することを含む、請求項67に記載の方法。
  72. 前記最終的な再保険リニューアルパッケージが、各再保険プログラムについて最終契約条件、前記最終価格、前記最終シェアの記載されたスプレッドシートを含み、前記最終的な再保険リニューアルパッケージを複数の選択受再者宛に出状することが、前記スプレッドシートを複数の選択受再者のうちの各受再者がダウンロードすることを含む、請求項68に記載の方法。
  73. 再保険用語を用いて前記再保険関連データを参照する、再保険関連データの入力先となる出再者インタフェースを前記出再者に提供し、
    前記再保険関連データを含み、かつ前記再保険関連データに前記再保険用語を付したスプレッドシートであって、クォーテーション用語が付された、クォーテーションの入力先となるデータフィールドを含む前記スプレッドシートを生成し、
    前記スプレッドシートを前記受再者にフォワードし、
    クォーテーションが前記データフィールドに入力された状態で前記スプレッドシートを前記受再者から受信し、
    前記出再者インタフェースを介して、前記再保険用語の付された前記再保険関連データと、前記クォーテーション用語の付された前記クォーテーションとを、前記出再者に表示することを含む、再保険事業をプレースする際に出再者と受再者との間の国際的な通信を容易にするための方法。
  74. 前記出再者インタフェースを介して前記再保険用語および前記クォーテーション用語の用語集を提供することをさらに含む、請求項73に記載の方法。
  75. 前記用語集を提供することが、マウスポインタを前記再保険用語および前記クォーテーション用語のうちの1用語に合わせたときに定義ウィンドウを表示することを含む、請求項74に記載の方法。
  76. 前記定義ウィンドウが、前記用語の定義と類語とのうちの少なくとも1つを含む、請求項75に記載の方法。
  77. 前記スプレッドシートを介して前記再保険用語および前記クォーテーション用語の用語集を提供することをさらに含む、請求項73に記載の方法。
  78. 前記用語集を提供することが、マウスポインタを前記再保険用語および前記クォーテーション用語のうちの1用語に合わせたときに前記スプレッドシートに定義ウィンドウを表示することを含む、請求項77に記載の方法。
  79. 第1当事者と第2当事者との間で取引に対する標準専門用語を普及させるための方法であって、
    前記取引に関連したデータを前記第1当事者にプロンプトする、前記データに用語が付されたユーザインタフェースを表示し、
    前記用語のうちの特定の用語の上に前記第1の当事者がマウスポインタを合わせたときに、前記特定の用語の定義と類語のうちの1つを含む定義ウィンドウを前記ユーザインタフェース上に表示し、
    前記第2の当事者への通信文を生成し、前記通信文には、前記取引に関する前記データを含み、前記データに前記用語を付したものである、方法。
  80. 前記第2の当事者が第2のマウスポインタを特定の用語に合わせたときに、前記通信文中に定義ウィンドウを表示させることをさらに含み、前記定義ウィンドウが、前記特定の用語の定義と類語のうちの1つを含む、請求項79に記載の方法。
  81. 前記通信文が、前記第2の当事者からの入力をリクエストするものであり、前記通信文が、前記入力に第2の用語を付すものであり、前記方法が、
    前記入力を含む第2の通信文を前記第2の当事者から受け取り、
    前記第2の通信文を前記第1の当事者に表示し、
    前記入力に前記第2の用語を付すことをさらに含む、請求項79に記載の方法。
  82. 前記第1の当事者が前記第2の通信文における前記第2の用語のうち特定の用語の上に第2のマウスポインタ、前記第2の通信文に定義ウィンドウを表示することをさらに含み、前記定義ウィンドウは、前記特定の用語の定義と類語のうちの1つを含む、請求項81に記載の方法。
  83. 前記第1当事者が出再者であり、前記第2当事者が受再者であり、前記通信がクォーテーションのリクエストスプレッドシートである、請求項79に記載の方法。
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