JP2005524099A - 着色レンズおよび製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、コンタクトレンズのようなレンズを、ポリマーまたは重合性モノマー、好ましくはレンズを作るのに用いられるのと同じモノマーを含むインクを用いて着色することができることを認識する。好ましくは、そのようなレンズは結合剤を用いて作られる。このインクを用いて、レンズの上または中に像を作ることができる。これらのインクを用いて作られた像は、好ましくはデジタルであり、インクジェット印刷を含む種々の印刷法において用いられることができる。

Description

本出願は、2002年4月23日に出願されたDoshiの米国特許出願番号10/128,064の優先権を主張する。
以下の特許および特許出願をここで参考のために取り込む:1999年11月1日に出願されたDoshiの米国仮特許出願番号60/162,695;2000年7月17日に出願されたDoshiの米国仮特許出願番号60/218,710;2000年10月25日に出願されたDoshiの米国特許出願番号09/696,933、現在は米国特許第6,315,410号;2001年9月7日に出願されたDoshiの米国特許出願番号09/949,520;および、2000年10月23日に出願され、WO 01/40846として公開された、DoshiのPCT出願PCT/US00/41454。
本発明は、概して、着色レンズおよび製造方法の分野に関するものである。
着色コンタクトレンズは、市場に導入されて以来、安定した人気を得ている。特に、目の虹彩を模倣した像を含むカラーコンタクトレンズが特に人気がある。しかしながら、伝統的技術により作られるカラーコンタクトレンズは、像品質が悪く、また、レンズの表面上に存在する顔料の浸出、不自然な外観、カラーの退色、および選択される色数の制限を含む、他の困難がある。本発明は、これらの問題に取り組むものであり、さらなる関連利益も提供する。
種々のカラーコンタクトレンズおよびその製造方法が記載されてきた。例えば、1991年5月28日に発行されたSuらの米国特許第5,018,849号は、積層構造を形成し、コンタクトレンズの最上層の上に顔料が提供され、ポリマーのようなコンタクトレンズ材料の二つの層の間に不透明材料が挟まれるカラーコンタクトレンズを記載している。不透明材料が装着者の虹彩の天然色を遮断し、顔料が装着者の目に所望の色の外観を与える。これらのコンタクトレンズは、利用できる色の数が制限されているために、見た目が不自然だという、望ましくない品質を有する。さらに、製造中、一過程当たり一つの色を用いる複数の過程において、不透明材料および顔料がコンタクトレンズ材料に適用される。
1991年7月23日に発行されたRawlingsらの米国特許第5,034,166号において、積層されていないカラーコンタクトレンズが記載されている。このタイプのカラーコンタクトレンズ中の顔料が、レンズ材料の構造中に注入される。顔料は、レンズ製造中のある時点において一つの色が与えられ、このことが、カラーコンタクトレンズの作製に用い得る色の数を制限する。得られるカラーコンタクトレンズは、装着者の目が不自然に見えるので、望ましくない。さらに、この方法で用いられるパターンおよび顔料は制限され、不自然な見た目のコンタクトレンズとなる。また、既存の方法は、消費者に提供される色およびパターンの選択が制限されており、そして、これらの方法により生産されたレンズは、レンズの表面に顔料を出し、このため、レンズが装着者に不快なものになり、また顔料が退色する傾向がある。
1992年4月21日に発行されたBriggsらの米国特許第5,106,182号に記載のカラーコンタクトレンズは、積層されたカラーコンタクトレンズを記載している。このコンタクトレンズにおいて、放射状に盛り上がったセグメントを有するゴムスタンプを用いるパッドトランスファー法により、コンタクトレンズの一部分上に染色が行われる。パッドトランスファー法は、顔料をコンタクトレンズの一部に塗布して粗いパターンを形成する。パッドは、次に、コンタクトレンズの一部に押し付けられ、顔料を塗りつけ、そして、パッドがコンタクトレンズの一部から分離される。レンズは回転され、この工程が所望により繰り返される。得られるカラーコンタクトレンズは、用い得る色の数が制限されているので望ましくなく、また、得られる染色パターンは、予想できない不自然な外観を有する。
1992年11月3日に発行されたEvansらの米国特許第5,160,463号は、第一のパターン中の第一の顔料を成形装置に適用することによって作られるカラーコンタクトレンズを記載している。さらなるパターン中のさらなる顔料は、独立した方法で、成形装置に適用することができる。成形装置上に得られる像を、コンタクトレンズに移すことができる。複数の印刷過程の使用は、像を作り出すのに必要な方法の数が多いので望ましくない。さらに、この方法は、像を作り出すのに用い得る色の数が制限されているために、不自然な外観の像が得られる。
1995年5月9日に発行されたJahnkeの米国特許第5,414,477号に報告されているカラーコンタクトレンズは、不自然な外観の複数のドットを形成するパッドトランスファー法を用いて作られる像に関するものである。複数の印刷工程を用いて、より自然な外観の像を得ると報告されている、一を超える色を含む像を作り出すことができる。これらのドットは、形状が比較的明瞭であり、寸法が比較的大きく、従って、不自然な外観を有する。これらの方法を用いて作られたカラーコンタクトレンズは、用い得る色およびパターンの数も制限され、これにより、不自然な見た目の製品が得られる。
本発明は、品質が優れたコンタクトレンズの上または中に像を提供することにより、前述の着色コンタクトレンズに関与する問題に取り組むものである。像の品質の向上により、自然な外観の着色コンタクトレンズが得られる。
図1は、デジタル的にコード化された像を印刷する方法の概略図を示す。A1はブラックインクを示し、A2はマゼンタインクを示し、A3はイエローインクを示し、A4はシアンインクを示し、A6はA1+A2+A3+A4のカラーインク被覆/層を示す。デジタル的にコード化された像を、レンズのような表面の上に印刷する。
図2は、構造中に含まれる積層されたデジタル的にコード化された像の図を示す。A6はブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンのカラーインク被覆/層を示し、A7は透明レンズ用の部分的重合モノマー混合物を示し、A8は部分的に重合されたA6を示し、A9は充分に重合された透明レンズを示す。
図3Aは、一次表面とポリマー層との間にインクの層を含ませる方法を示す。A5は透明レンズ用のモノマー混合物を示し、A6はブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンのカラーインク被覆/層を示し、A7は部分的に重合されたA5を示し、A8は部分的に重合されたA6を示し、A9は充分に重合された透明レンズを示し、A10は充分に重合されたA6を示す。図3Bは、インクを表面に適用する方法を示す。
図4は、本発明のパッドトランスファー印刷法の図を示す。A7は透明レンズ用の部分的重合モノマー混合物を示し、A8はブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンの部分的重合カラーインク被覆/層を示し、A9は充分に重合された透明レンズを示す。A10は充分に重合されたA8を示す。
図5は、本発明のレンズを生産するために用いることができる旋盤/製作工程の方法を示す。
図6は、本発明のレンズを生産するために用いることができる鋳造成形法を示す。
図7Aおよび図7Bは、本発明のレンズを生産するために用いることができるスピン鋳造法を示す。
図8Aは、本発明の凸部分に形成することができる圧痕構造の例を示し、本発明のインクで充填して示す。
図8Bは、本発明の凹部分に形成することができる圧痕構造の例を示し、本発明のインクで充填して示す。圧痕構造は必ずしも寸法を示されず、好ましくは比較的小さく、体積が約10マイクロリットル未満、約5マイクロリットル未満、約1マイクロリットル未満、約0.1マイクロリットル未満、約1ナノリットル未満、約0.1ナノリットル未満、または約0.01ナノリットル未満である。
図9は、本発明の種々の圧痕構造中へのインクの付着を示す。異なる角度は、表面の回転を示す。圧痕構造は、本発明のインクで部分的に充填されて示されている。圧痕構造中の残りの空隙体積は、例えば、本発明のインクを捕捉するようにモノマーまたはポリマーで充填されることができる。インクの一以上の色の液滴を、そのような圧痕中に付着させて、そのような圧痕中に種々の色を存在させることができる。
図10は、レンズのための心出しおよびマスキングのための固定具を示すが、好ましくは、水和または部分的水和レンズに限定されない。
図11は、本発明と組み合わせて、デジタル的にコード化された像を印刷するための種々の方法の概略図を示す。
図12は、印刷されたデジタル的にコード化された像を有するポリマーを作る種々の方法の概略図を示す。A5は、透明レンズ用のモノマー混合物を示す。
図13は、本発明の構造中の積層されたデジタル的にコード化された像の図を示す。A5は透明レンズ用のモノマー混合物を示し、A6はブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンのカラーインク被覆/層を示し、A7は部分的に重合されたA5を示し、A8は部分的に重合されたA6を示し、A9は充分に重合された透明レンズを示し、A10は充分に重合されたA6を示す。
図14は、本発明の表面上のウエル中に印刷する方法を示す。A5は透明レンズ用のモノマー混合物を示し、A6はブラック、マゼンタ、イエローおよびシアンのカラーインク被覆/層を示し、A7は部分的に重合されたA5を示し、A8は部分的に重合されたA6を示し、A9は充分に重合された透明レンズを示す。
本発明は、コンタクトレンズのようなレンズを、ポリマーまたは重合性モノマー、好ましくはレンズを作るのに用いられる同じモノマーを含むインクを用いて着色し得ることを認識している。このインクを用いて、レンズの上または中に像を作ることができる。これらのインクを用いて作られる像は、好ましくは、モディファイまたは非モディファイデジタルフォーマットであり、インクジェット印刷を含む種々の印刷法において用いることができる。モディファイされたデジタルフォーマットは、印刷された表面に適用される振動によるような、印刷の前または後のデジタルイメージの変化により作ることができる。
本発明の第一の局面は、ポリマーおよび、インクを用いて作られたデジタル的にコード化された像を含んでなる製造物品であって、ポリマーがレンズを形成する製造物品である。
本発明の第二の局面は、ポリマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法であって、ポリマーがレンズを形成する製造方法である。
本発明の第三の局面は、ポリマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程、および前記ポリマーからレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法である。
本発明の第四の局面は、少なくとも一つのモノマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程、前記少なくとも一つのモノマーを重合して少なくとも一つのポリマーを形成する過程、および前記少なくとも一つのポリマーからレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法である。
本発明の第五の局面は、少なくとも一つの第一の表面上に像を印刷する過程、モノマーまたはポリマーを含む少なくとも一つの第二の表面に前記像を移す過程、および前記第二の表面からレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法である。
本発明の第六の局面は、少なくとも一つの情報記憶媒体および少なくとも一つのデジタルイメージを含む製造物品であって、少なくとも一つのデジタルイメージが、少なくとも一部の像または他の像を含む製造物品である。
本発明の第七の局面は、本発明の製造物品および印刷装置を含んでなるシステムである。
本発明の第八の局面は、インク、染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料またはジアゾ染料を含む物質の組成物である。この物質の組成物は、バインダー、モノマー、ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマー、コポリマーおよび開始剤、UV開始剤、熱開始剤、溶媒、分散剤、抗菌剤、抗微生物剤、抗真菌剤、殺菌剤、増粘剤または湿潤剤も含む。
本発明の第九の局面は、ヒト、データベースまたは像からデジタルイメージを得る過程、および前記デジタルイメージをレンズ上に印刷する過程を含んでなる、ビジネスを行う方法である。
定義
特記しない限り、ここで用いられる全ての技術および科学的用語は、本発明が属する当業者により一般的に理解されるのと同じ意味を有する。通常、ここで用いられる命名法および実験室的手順は良く知られており当該分野において一般的に用いられている。これらの手順のために、当該分野で提供されている方法、および、米国特許第5,160,463号、5,271,874号、5,018,849号、5,034,166号、5,414,477号;Dayら著、Current Optometric Information and Terminology、第3版、American Optometric Association(1980年);Howley’s Condensed Chemical Dictionary(1981年);およびFederation of Societies for Coatings Technology,Glossary of Color Terms,Federation of Societies for Coatings Technology(1981年)のような種々の一般的参考文献に記載のような従来法が用いられる。用語が単数形で提供される場合、本発明者は、この用語の複数形も企図する。ここで用いられる命名法および以下に記載の実験室的手順は、よく知られており当該分野で一般的に用いられるものである。開示を通して用いられるように、以下の用語は、特記しない限り、以下の意味を有すると解釈される。
「直接に」は、中間過程を必要としない工程の直接原因を意味する。
「間接的に」は、中間過程を必要とする間接的原因を意味する。
「デジタル的にコード化された像」または「デジタルイメージ」は、デジタルフォーマットで作り出されたまたは記憶された像を意味する。デジタル的にコード化された像は、芸術的解釈またはスキャンニング、あるいは、ヒトの目のような目の虹彩のような自然に発生する像を含む像の他の変換法のような当該分野で知られている方法を用いて作ることができる。デジタル的にコード化された像は、磁気媒体または、シクロオレフィンコポリマーのようなポリマーのような、適当な記憶媒体上に記憶することができる。複数のデジタル的にコード化された像は、一緒にまたは別々に記憶して、デジタル的にコード化された像の、個々にまたは組み合わせて利用できるデータベースを形成することができる。そのようなデジタル的にコード化された像は、芸術的解釈または像変更ソフトウェアのような確立された方法を用いて変えることができる。複数の像を併合して新しいデジタル的にコード化された像を形成することもできる。デジタルイメージは、所定の像が提示された場合、異なる色の複数のドットとして作られる。例えば、像は、スキャナーまたはデジタルカメラを用いて作られる。モディファイされたデジタルイメージは、重合またはカラードットの混合のような二次加工を用いて変えられるデジタルイメージとして定義することができる。
ここで用いられる「インク」は、任意の着色された化合物、化学物質または構造を意味し、例えば、染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料、ジアゾ染料などである。インクは、着色されていないときに、例えば、粒子による光の回折または偏向(例えば)によりカラー外観を与える構造も含む。インクは、水系、モノマー系または溶媒系であり得る。
インクとの関連における「染料」は、当該分野で知られているような種々の染料を意味し、例えば、ジアゾ染料、例えば、Diazo 15(4−ジアゾ−(4’−トルイル)−メルカプト−2,5−ジエトキシベンゼン亜鉛クロライド)(米国特許第5,662,706号)である。
インクとの関連における「建染染料」は、当該分野で知られているような種々の建染染料を意味し、例えば、Vat Blue 6(7,16−ジクロロ−6,15−ジヒドロ−9,14,18−アントラジンテルトロン)およびVat Green 1(16,17−ジメチルオキシジナフト(1,2,3,ed:31,2’−1’−1−m)ペリレン−5)(米国特許第5,302,978号)である。
インクとの関連における「粒子」は、当該分野で知られているような種々の粒子を意味し、例えば、India Inkである。
インクとの関連における「顔料」は、当該分野で知られているような種々の顔料を意味し、例えば、二酸化チタン、弁柄、イエロー酸化鉄(米国特許第5,160,463号)、Pigment Blue 15(フタロシアニンブルー(CI#74160))、Pigment Green 7(フタロシアニングリーン(CI#74260))、Pigment Blue 36(コバルトブルー(CI#77343))または三二酸化クロム(米国特許第5,272,010号)である。
インクとの関連における「反応性染料」は、当該分野で知られているような種々の反応性染料を意味し、例えば、Reactive Blue No.4(2−アントラセンスルホン酸,1−アミノ−4,3((4,6−ジクロロ−s−トリアジン−2−イル)アミノ)−4−スルホアニリン)−9−10−ジヒドロ−9−10−ジオキソ,二ナトリウム塩;CAS Reg.4499−01−8);Reactive Yellow No.86(1,3−ベンゼンジスルホン酸4−((5 アミノカルボニル−1−エチル−1,6−ジヒドロ−2−ヒドロキシ−4−メチル−6−オキソ−3−ピリジニル)アゾ)−6−(4,6−ジクロロ−1,2,5−トリアジン−ジル)アミノ)−二ナトリウム塩)(米国特許第5,106,182号)である。
インクとの関連における「溶媒」は、水性、有機または無機の溶媒を意味し、例えば、水、イソプロパノール、テトラヒドロフランまたはアセトン(米国特許第5,271,874号)である。
「界面活性剤」は、当該分野で知られているような界面活性剤を意味し、例えば、アセチレングリコールまたはポリオキシエチレンアルキルエーテル(米国特許第5,746,818号および米国特許第5,658,376号)のようなものである。
インクとの関連における「分散剤」は、当該分野で知られているような分散剤を意味し、例えば、Union Carbide社のTergitolシリーズ、ポリオキシル化アルキルエーテル、アルキルジアミノ四級塩またはGAF社からの「Pecegal “O”」(米国特許第5,560,766号)のようなものである。分散剤は、好ましくは、約0.1%〜約10%、より好ましくは約0.5%〜約5%の間で用いられる。
ここで用いられる「レンズ」は、光を透過させ得る物質の組成物を意味する。レンズは、好ましくは、コンタクトレンズのような光学的レンズとして作用することができる。本発明のある局面において、レンズは、ユーザーの視力の補正、改良または改変に関する目的に対して重要でない目的のために用いられるコンタクトレンズのような光学的レンズとして作用する必要はない。
「コンタクトレンズ」は、装着者の目の上または中に配することができる構造を意味する。コンタクトレンズは、ユーザーの視力を補正、改良または改変することができるが、その場合に限らない。コンタクトレンズは、当該分野で知られているまたはその後に開発されるあらゆる適当な材料からなることができ、ソフトレンズ、ハードレンズまたはハイブリッドレンズであり得る。コンタクトレンズは、乾燥状態でも湿潤状態でもあり得る。
「ソフトレンズ」は、当該分野で知られている種々のソフトレンズを意味し、例えば、酸素透過性、親水性または撓み性のうちの少なくとも一つの特性を有することを特徴とする。
「ハードレンズ」は、当該分野で知られている種々のハードレンズを意味し、例えば、疎水性、通気性または剛性のうちの少なくとも一つの特性を有することを特徴とする。
「ハイブリッドレンズ」は、当該分野で知られている種々のハイブリッドレンズ、例えば、ソフト周辺部およびハード中心部を有するレンズを意味する。
「乾燥状態」は、水和前の状態のソフトレンズ、または、記憶または使用状態のハードレンズの状態を意味する。
「湿潤状態」は、水和状態のソフトレンズを意味する。
「単色」は、一以上のインクから作られる別個の色を意味する。
「多色像」は、一を超える単色を含む像を意味する。多色像は、複数の単色を用いて作ることができる。例えば、多色像は、二以上の単色、三以上の単色または四以上の単色、好ましくは原色を用いて作ることができる。インクジェット印刷のような分配を用いる印刷工程のような印刷工程の途中のような、多色像の形成の途中またはその前に色を混合することができる。
「透明」は、入射光の90%以上のような、構造を通して透過した可視光の実質的部分を意味する。
「不透明」は、入射光の90%以上のような、構造により反射または吸収された可視光の実質的部分を意味する。
「部分的不透明」は、透明と不透明との組み合わせを意味する。
「ハイドロゲル」は、水の吸収故に水溶液中で膨張するポリマーを意味する。ヒドロゲルは、その構造の一部として水または水溶液を含む。
「ポリマー」は、モノマーの結合を意味する。好ましくは、ポリマーは、コンタクトレンズのようなレンズにおいて用いるのに適したポリマーである。ポリマーは、例えば、ホモポリマー、ヘテロポリマー、コポリマー、疎水性ポリマー、親水性ポリマーまたはそれらの任意の組み合わせであり得る。
「疎水性ポリマー」は、相当の量の水または水溶液を吸収しないポリマーを意味する(米国特許第5,034,166号を参照)。「親水性ポリマー」は、相当の量の水または水溶液を吸収するポリマーを意味する(米国特許第5,034,166号を参照)。コンタクトレンズの製作において適したレンズ形成材料が、米国特許第2,976,576号;3,220,960号;3,937,680号;3,948,871号;3,949,021号;3,983,083号;3,988,274号;4,018,853号;3,875,211号;3,503,942号;3,532,679号;3,621,079号;3,639,524号;3,700,761号;3,721,657号;3,758,448号;3,772,235号;3,786,034号;3,803,093号;3,816,571号;3,940,207号;3,431,046号;3,542,461号;4,055,378号;4,064,086号;4,062,624号;および5,034,166号のうちの一つ以上において説明されている。
「親水性モノマー」は、ヒドロキシエチルメチルアクリレート、メタクリル酸またはn−ビニルピロリドンのような、ソフトレンズを作るのに用いられるモノマーを意味する(米国特許第5,271,874号;米国特許第5,272,010号)。「親水性モノマー」は、メチルメタクリレート、エトキシエチルメタクリレート、スチレンまたはシリコーンのような、ハードレンズを作るのに用いられるモノマーを意味する(米国特許第5,271,874号、第5,272,010号)。
「ホモポリマー」は、ヒドロキシエチルメチルアクリレートのようなモノマーを一種含むポリマーを意味する。
「ヘテロポリマー」は、ヒドロキシエチルメチルアクリレートおよびメチルアクリル酸のようなモノマーを一種より多く含むポリマーを意味する。
「コポリマー」は、ポリマー鎖を作るために二つの異なるポリマーを用いることを意味する。
「アクリル酸ポリマー」または「アクリル」は、例えばヒドロキシエチルメチルアクリレートのような、当該分野で知られている、その属および種の種々のポリマーを意味する。
「シリコーンポリマー」または「シリコーン」は、例えばTris(例えば、トリス(ペンタメチルジシロキサニル)−3−メタクリレート−プロピルシランまたは3−メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン)のような、当該分野で知られている、その属および種の種々のポリマーを意味する。
「ポリカーボネートポリマー」または「ポリカーボネート」は、例えばLexanのような、当該分野で知られている、その属および種の種々のポリマーを意味する。
重合との関連における「開始剤」は、例えば、重合反応を開始させる化学物質のような当該分野で知られている開始剤を意味する。
重合との関連における「UV開始剤」は、例えば、UVエネルギーのようなエネルギーの吸収により反応性または活性になる化学物質のような当該分野で知られているUV開始剤を意味し、例えば、ベンゾインメチルエーテルのようなものである。
「バインダー」または「結合剤」は、染料とポリマーもしくはモノマーとの間、またはモノマーとポリマーとの間のような当該分野で知られているような部分間の相互作用を増加させる機能を果たすように用いられる化合物を意味する。バインダーまたは結合剤の例には、ヘキサメチレンジイソシアネートまたは他のイソシアネート化合物がある。
「増粘剤」は、当該分野で知られているような液体または部分的液体混合物または溶液の粘度を増加させるように用いられる化合物を意味する。増粘剤の例としてポリビニルアルコールがある。
「抗コゲート剤」または「非コゲート剤」は、当該分野で知られているような、ノズルを利用する印刷工程を容易にする化合物を意味する。
「分散剤」は、微小または極微小固体粒子の分布および分離を促進するために懸濁化剤に添加される界面活性剤を意味する。
重合との関連における「熱開始剤」は、例えば、熱エネルギーの吸収により活性または反応性になる化学物質のような、当該分野で知られている熱開始剤を意味し、例えば、Vazo−64またはアゾビスイソブチロニトリルのようなものである。
「抗菌剤」は、テトラブチルアンモニウムクロライドのような、殺菌または静菌剤として作用し得る、または細菌の成長速度を低下させ得る化合物または組成物を意味する。
「抗真菌剤」は、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸のような、殺真菌または静真菌剤として作用し得る、または真菌の成長速度を低下させ得る化合物または組成物を意味する。
「殺菌剤」は、微生物の型、数または多様性を低下させ得る化合物または組成物を意味する。
「湿潤剤」は、エチレングリコールのような、蒸発を低下させる化合物を意味する。
「印刷」は、少なくとも一つのインクを表面または構造に適用して像を形成することを意味する。印刷は、当該分野で知られている、あるいは特定の目的で後に開発されるいかなる適当な装置または方法も用いることができる。
「印刷装置」は、当該分野で知られている、あるいは特定の目的で後に開発される表面または構造上に像を印刷するためのあらゆる適当な装置を意味する。好ましくは、印刷装置は、像を形成するインクを含む液体の微小液滴の分配を含む。微小液滴の寸法および体積は変わり得るが、通常、液滴が小さい程、作られる像の品質がより高い。好ましい微小液滴は、約1ナノリッター〜約100マイクロリッター、好ましくは約10ナノリッター〜約10マイクロリッター、または約100ナノリッター〜約1マイクロリッターである。
「インクジェット印刷」は、少なくとも一つのインクジェットを含む印刷装置を用いる印刷を意味する。インクジェット印刷は、単一の色を用いるか、または複数の色を用いることができる。例えば、インクジェット印刷は、別々に提供され得る複数の異なる色のインクを含む印刷装置を用いることができる。本発明のこの点において、インクは好ましくは少なくとも二つ、少なくとも三つまたは少なくとも四つの原色と黒であり、混合して非常に多数の異なる色を形成することができる。そのような印刷装置は、例えば、Hewlett Packard Corporation(例えば、DeskJet 560C印刷カートリッジ)およびEncad Corporationから市販されている。インクを、一回より多く表面に適用して、所望の輝度、色相または他の色特性を得ることができる。
「ピエゾ印刷」は、少なくとも一つのピエゾ印刷構造を含む印刷装置を用いる印刷を意味する。そのようなピエゾ印刷構造は、当該分野で知られており、例えば、Packard InstrumentsおよびHewlett Packard CorporationまたはCanon Inc.から入手されるようなものである。
「熱印刷」は、少なくとも一つの熱印刷構造を含む印刷装置を用いる印刷を意味する。そのような熱印刷構造は、当該分野で知られており、例えば、Hewlett Packard Corporationから得られるようなものである。
「レーザー印刷」は、少なくとも一つのレーザー印刷構造を使用する印刷装置を用いる印刷を意味する。そのような印刷構造は、当該分野で知られており、例えば、CannonまたはHewlett Packard Corporationから得られるようなものである。
「パッドトランスファー印刷」は、パッドトランスファー印刷装置を用いる印刷を意味する。そのようなパッドトランスファー印刷装置は、当該分野で、特に、コンタクトレンズの分野での印刷用に知られている。簡単に説明すると、パッドトランスファー装置上に像が置かれまたは印刷され、パッドトランスファー装置上の像は、ポリマーまたはレンズのようなもう一つの表面に転写される(1970年10月27日に発行されたSpivackの米国特許第3,536,386号;1986年4月15日に発行されたKnappの米国特許第4,582,402号;1987年11月3日に発行されたKnappの米国特許第4,704,017号;1991年7月23日に発行されたRawlingsらの米国特許第5,034,166号;1992年4月21日に発行されたBriggsらの米国特許第5,106,182号;1994年10月4日に発行されたSuらの米国特許第5,352,245号;1995年9月26日に発行されたShellの米国特許第5,452,658号および1997年6月10日に発行されたMisciagnoらの米国特許第5,637,265号)。
「含浸」は、インクがポリマーのような表面に接触することを意味し、このインクはポリマー中に分散し、そこで、反応して、ポリマーの平均孔寸法より大きな寸法まで沈殿する(1990年3月7日公開のPfortnerの欧州特許0357062)。
「写真平板術」は当該分野で知られている工程を意味し、そこでは、少なくとも一つの感光インクが用いられ、光を遮断するマスクを利用して所望の像が提供される。
「化学的結合」は、共有結合または非共有結合を意味する。ある環境下では、インクはポリマーまたはモノマーと、各々の上の反応性基が適当であるなら、化学的結合を形成する(1990年10月24日発行のQuinnの欧州特許0393532(Loshaekの米国特許第4,668,240号および米国特許第4,857,072号に言及している);1993年12月21日発行のQuinnの米国特許第5,272,010号)。
「ポリマー−ポリマー結合」は、ヒドロキシエチルメチルアクリレートおよびエチレングリコールジメタクリレートのような二つのポリマーの間に形成されるポリマーを架橋結合することなどにより、二つのポリマーが共有結合または非共有結合を形成することを意味する。
「パターン」は、予め決められた像を意味する(1992年11月3日に発行されたEvansらの米国特許第5,160,463号;1995年5月9日に発行されたJahnkeの米国特許第5,414,477号)。
「少なくとも二つの別々の色またはその混合」、「少なくとも三つの別々の色またはその混合」または「少なくとも四つの別々の色またはその混合」は、別々の容器内または一つの容器内の別々の部分中に提供される異なる色のインクの使用を意味する。色は、好ましくは原色または基本色と黒、より好ましくは、黒、シアン、マゼンタおよびイエローである。インクを、異なる割合(0を含む)で混合して、非常に広い範囲の色を得ることができる。混合は、印刷構造中に、例えば、印刷工程でインクを分配する前に起こり得る。あるいは、混合は、印刷構造の外部で、例えば、印刷工程でインクを分配した後に起こり得る。さらに、前記態様の組み合わせも起こり得る。
「乾燥状態」は、充分に水和していないポリマーを意味する。
「湿潤状態」は、充分に水和しているポリマーを意味する。
「レンズを形成」または「レンズを製作」は、レンズを形成するために当該分野で知られているか、または後で開発される任意の方法および構造を意味する。そのような形成は、例えば、鋳造成形、スピン鋳造、切削、研磨、レーザー切削、打ち抜き、トリミング、彫刻、エッチング等を用いて行われ得る(1985年12月17日に発行されたFuhrmanの米国特許第4,558,931号)。
レンズの形成との関連における「鋳造成形」は、型を用いて少なくとも部分的なレンズを形成することを意味する(1970年10月27日に発行されたSpivakの米国特許第3,536,386号;1973年1月23日に発行されたLeGrandらの米国特許第3,712,718号;1986年4月15日に発行されたKnappの米国特許第4,582,402号;1987年11月3日に発行されたKnappの米国特許第4,704,017号;1992年4月21日に発行されたBriggsらの米国特許第5,106,182号;1992年11月3日に発行されたEvansらの米国特許第5,160,463号;1993年12月21日に発行されたOsipoらの米国特許第5,271,874号および1990年3月7日に公開されたPfortnerの欧州特許0357062)。
レンズの形成との関連における「スピン鋳造」は、遠心力を用いるレンズの形成を意味する(1971年1月19日に発行されたWichterleの米国特許第3,557,261号および1991年7月23日に発行されたRawlingsらの米国特許第5,034,166号)。
「情報記憶媒体」は、任意の適当なフォーマットの情報を永続的または一時的に記憶することができる任意の表現媒体を意味する。好ましい情報記憶媒体は、紙、電子媒体、磁気媒体またはポリマー、例えば、シクロオレフィンコポリマーを含む。
「電子媒体」は、情報を電子的状態で記憶することができる情報記憶媒体を意味する。例えば、電子媒体は、磁気記憶媒体、例えばディスケットを含む。
「機械読み取り性フォーマット」は、中央演算装置(CPU)のような機械が情報にアクセスし、情報を用いることができるように、言語または配列のフォームで情報記憶媒体の上または中に記憶された情報を意味する。
「データベース」は、デジタルイメージのような情報の集合を意味する。情報は、好ましくは情報記憶媒体に提供され、中央演算装置から分離されるか、またはそれに一体化され得る。
ここで用いられる他の技術用語は、それらが用いられる技術分野の一般的意味を有し、種々の技術辞典により例示される。
導入
本発明は、コンタクトレンズのようなレンズを、ポリマーまたは重合性モノマー、好ましくはレンズを作るのに用いられる同じモノマーを含むインクを用いて着色し得ることを認識している。このインクを用いて、レンズの上または中に像を作ることができる。これらのインクを用いて作られる像は、好ましくは、デジタルであり、インクジェット印刷を含む種々の印刷法において用いることができる。
本発明の要旨の非限定的導入として、本発明は、以下のような幾つかの通常の有用な局面を含む:
1)ポリマーおよび、インクを用いて作られたデジタル的にコード化された像を含んでなる製造物品であって、ポリマーがレンズを形成する製造物品;
2)ポリマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品を製造する方法であって、ポリマーがレンズを形成し、そのようなレンズが、デジタル的にコード化された像を作るために用いられるインクの局在化を容易にする圧痕構造を任意に含み得る製造方法;
3)ポリマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程、および前記ポリマーからレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法;
4)少なくとも一つのモノマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程、前記少なくとも一つのモノマーを重合して少なくとも一つのポリマーを形成する過程、および前記少なくとも一つのポリマーからレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法;
5)少なくとも一つの第一の表面上に像を印刷する過程、モノマーまたはポリマーを含む少なくとも一つの第二の表面に前記像を移す過程、および前記第二の表面からレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品の製造方法;
6)少なくとも一つの情報記憶媒体および少なくとも一つのデジタルイメージを含む製造物品であって、少なくとも一つのデジタルイメージが、少なくとも一部の像または他の像を含む製造物品;
7)本発明の製造物品および印刷装置を含んでなるシステム;
8)インク、染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料またはジアゾ染料を含む物質の組成物である。この物質の組成物は、バインダー、結合剤、モノマー、ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマー、コポリマーおよび開始剤、UV開始剤、熱開始剤、溶媒、分散剤、界面活性剤、抗菌剤、抗微生物剤、抗真菌剤、殺菌剤、増粘剤または湿潤剤も含む;および
9)ヒト、データベースまたは像からデジタルイメージを得る過程、および前記デジタルイメージをレンズ上に印刷する過程を含んでなる、ビジネスを行う方法。
本発明のこれらの局面、並びにここに記載の他の局面は、ここに記載の方法、製造物品および物質の組成物により達成することができる。本発明の範囲を充分に評価するために、本発明の種々の局面を組み合わせて本発明の望ましい態様を作ることができるとさらに認識される。
I デジタル的にコード化された像を有するレンズ
本発明は、ポリマーと、少なくとも一つのインクを含むデジタル的にコード化された像とを含む製造物品を含み、ポリマーがレンズを形成するものである。
デジタル的にコード化された像
デジタル的にコード化された像は、単色像または多色像を含み得る。単色像は、好ましくは一つのインクを含むが、多くのインクが類似の色を有しており異なる色のインクを組み合わせて、組み合わせを作るために用いられる個々のインクとは異なる一つの色を有するインクを作ることができるので、一つのインクを含んでいる必要はない。多色像は、好ましくは、複数のインクを単独または組み合わせて用いて作られる。
デジタル的にコード化された像は、透明、不透明または部分的不透明であり得る。透明なデジタル的にコード化された像においては、像中のインクは、ポリマーを通過する光の透過を実質的に妨げない。不透明なデジタル的にコード化された像においては、デジタル的にコード化された像中のインクは、ポリマーを通過する光の透過を実質的に妨げる。レンズがコンタクトレンズの場合、不透明なデジタル的にコード化された像は、コンタクトレンズ装着者の虹彩の天然色を実質的に妨げ得る。不透明なデジタル的にコード化された像を作り出すために用いられるインクは、デジタル的にコード化された像を不透明にするのに充分なタイプおよび量の、粒子のような材料、例えば、雲母または粉砕カキ殻または粒子状物質を含み得る。もう一つの態様は、顔料、建染染料、ジアゾ染料または反応性染料である。部分的に不透明なデジタル的にコード化された像においては、デジタル的にコード化された像中のインクは、デジタル的にコード化された像を光が透過するのを部分的に妨げるのに充分なタイプおよび量の、雲母、粉砕カキ殻または粒子状物質のような、粒子または粒子状物質のような材料を含み得る。この例において部分的に光の透過を妨げるとは、デジタル的にコード化された像が、入射光の一部をデジタル的にコード化された像を透過させ得るということを意味する。
インク
本発明で用いられるインクは、任意の単一の着色化合物もしくは組成物、または着色化合物もしくは組成物の任意の組み合わせを含み得る。インクは、水、モノマーまたは溶媒中に、好ましくは約0%〜約99.5%以上または約0.01%〜約99.5%、好ましくは約0.1%〜約90%または約1%〜約80%、より好ましくは約10%〜約60%または約20%〜約40%の濃度で提供することができる。インクは、また、粒子または粒子状物質を、好ましくは約0%〜約5%または約0.01%〜約5%、好ましくは約0.1%〜約4%または約1%〜約3%の濃度で含んで、デジタル的にコード化された像を不透明または部分的不透明にすることができる。インクの例には、染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料またはジアゾ染料がある。ここで説明するように、インクおよび他の成分を含む組成物および特徴は、コンタクトレンズのようなレンズのような本発明の製造物品の一部であるインクを含み、また、本発明の製造物品を作るために用い得る少なくとも一つのインクを含む組成物も含む。
インクは、インクがデジタル的にコード化された像を作るのに適しているように水、モノマー、ポリマーまたは適当な溶媒を含み得る。適当な溶媒は、ポリマーの上または中のような表面の上または中にデジタル的にコード化された像を作り出すのに適した溶媒である。例えば、コンタクトレンズのようなレンズを作るのに用いられるポリマーに適した溶媒は、イソプロパノール、水、アセトンまたはメタノールの単独または組み合わせを含むがこれらに限定されず、モノマーを含むことができる。溶媒の適当な濃度は約0%〜約99.5%以上または約0.1%〜約99.5%、好ましくは約1%〜約90%または約10%〜約80%、より好ましくは約20%〜約70%または約30%〜約60%である。異なるポリマー、モノマーおよびインクは、異なる溶媒に異なる許容性および反応性を有する。すなわち、溶媒とポリマー、モノマーおよびインクとの適当な適合性を考慮すべきである。ヒドロゲルポリマーの場合、種々の濃度の溶媒を用いて膨張比の調節を達成することができる。
インクは、また、モノマー、ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマーまたはコポリマーも含み得る。本発明のこの態様の好ましい局面において、インクは、所定のモノマー、その混合物またはポリマーまたはその混合物に適した重合法を用いてポリマーを形成するように重合し得るモノマーを含む。モノマーを用いてインクの粘度を低下させることもできる。あるいは、インクは、インクの粘度が増加するようにポリマーを含むことができる。あるいは、インクはポリマーおよびモノマーを含むことができる。モノマーの適当な濃度は約5%〜99%以上、好ましくは約25%〜約75%、より好ましくは約35%〜約60%である。ポリマーの適当な濃度は約0%〜約50%、好ましくは約5%〜約25%、より好ましくは約10%〜約20%である。モノマーとポリマーを混合する場合、モノマーとポリマーの合計濃度は約10%〜99%以上、好ましくは約25%〜約75%、より好ましくは約35%〜約65%である。
インクを含む溶液の粘度は、約500センチポイズ〜約5000センチポイズと高く、好ましくは約1〜約200センチポイズまたは約10〜約80センチポイズ、好ましくは約20〜約70センチポイズまたは約30〜約60センチポイズまたは約1〜約10センチポイズである。低粘度を有する溶液は、分配されたときに「流れ易い」傾向があり、異なる色を混ぜてブレンドすることができ、より自然な外観の像が得られる。そのようなブレンドは、適当なブレンドを促進するための適当な時間および頻度の音波破砕または振動を含む種々の方法を用いて高めることができる。低すぎる粘度を有する溶液は、あまりに「流れ易い」像を作ることになり、したがって、デジタル的にコード化された像中でのインクの貯留または意図しない位置へのインクの広がりのような望ましくない特性の可能性がある。高すぎる粘度を有する溶液は、インクジェットのような種々の印刷構造を用いて容易に分配することができず、従って、本発明に適していない。さらに、高粘度を有する溶液は、表面上で「固まる」傾向があり、周囲の液滴またはインクの固まりを含む周囲の環境とブレンドされない。これらの状況下では、インクは、不自然な外観の像を形成する(例えば、米国特許第5,160,463号および米国特許第5,414,477号を参照)。増粘剤または希釈剤(適当な溶媒を含む)のような剤を用いて、インクの粘度を調節することができる。
少なくとも一つのモノマーを含むインクは、重合開始剤も含むことができ、それにより、少なくとも一つの型のモノマーを含むインクが一旦分配されると、インク中のモノマーの重合が開始する。開始剤の数、型および量は、インク中のモノマーまたはモノマー群の型に依存する選択事項である。適当な開始剤は、UV照射により重合を開始するUV開始剤、熱エネルギーにより重合を開始する熱開始剤を含むが、これらに限定されない。
インクは、容器中にインクの均一組成物を提供するように分散剤を含むこともできる。分散剤は、約1%〜約10%のような適当な濃度で提供されることが好ましい。
インクは、少なくとも一つの抗微生物剤または防腐剤を含んで、複数の微生物剤を殺すまたはその数もしくは増殖を減らす、または微生物剤が増殖しないようにすることもできる。好ましい抗微生物剤は、抗菌剤、抗真菌剤および殺菌剤を含む。好ましくは、そのような抗微生物剤、抗菌剤、抗真菌剤および殺菌剤は、約0%〜約1%のような適当な濃度で提供される。
インクは、1,3−ジオキサン−5,5−ジメタノール(米国特許第5,389,132号)のような少なくとも一つの湿潤剤を適当な濃度で含むこともできる。好ましくは、湿潤剤の濃度の範囲は約0%〜約2%である。
インクは、アルキル化ヒドロキノンのような少なくとも一つの酸化防止剤または低腐蝕剤を、約0.1%〜約1%のような適当な濃度で含むこともできる(米国特許第4,793,264号)。インクは、2−メチル−1,3−プロパンジオールのような抗コゲート剤または非コゲート剤を、約0%〜約1%のような適当な濃度で含むこともできる。インクは、また、例えば、ジエチレングリセロールまたはエチレングリコールのような蒸発遅延剤を、約0%〜約2%の濃度で含むこともできる(米国特許第5,389,132号)。
好ましいインクは以下の組成を有する。
Figure 2005524099
印刷
デジタル的にコード化された像は、好ましくは、印刷法または印刷構造を用いてレンズのような構造に適用される。デジタル的にコード化された像は、電子媒体のような少なくとも一つの情報記憶媒体中にデジタル的に記憶することができる。記憶されたデジタル的にコード化された像を、記憶されたデジタル的にコード化された像を適当なインターフェースを利用して印刷された像中に移すことができる印刷構造および印刷法を用いて印刷することができる。例えば、中央演算装置は、記憶されたデジタル的にコード化された像を含むことができる。ソフトウエアは、記憶されたデジタル的にコード化された像と印刷構造とを、印刷構造がデジタル的にコード化された像を印刷するように調整することができる。そのようなインターフェースは、インクジェットを用いるデジタル印刷工程において用いられるもののように、当該分野で知られている(Hewlett Packard; Encad)(例えば図1を参照)。
好ましい印刷法および印刷構造は、インクジェット印刷、ピエゾ印刷、熱印刷、バブルジェット(登録商標)印刷、パッドトランスファー印刷、含浸、写真平板術およびレーザー印刷を含むが、これらに限定されない。インクジェット印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、適当なインクジェット印刷構造およびインクジェット印刷法を用いることができる。例えば、適当なインクジェット印刷構造は、HP Desk Jet 612またはCannonカラーバブルジェット(登録商標)BJC1000カラープリンターハードウエアを含むが、これらに限定されない。さらに、適当なインクジェット印刷法は、熱インクジェット印刷、ピエゾ印刷またはバブルジェット(登録商標)印刷を含むが、これらに限定されない。
インクジェット印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、ピエゾ印刷構造およびピエゾ印刷法を含むことができる。例えば、適当なピエゾ印刷構造は、Cannonカラーバブルジェット(登録商標)プリンターBJC1000を含むが、これに限定されない。
インクジェット印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、熱印刷構造および熱印刷法を含むことができる。例えば、適当な熱印刷構造は、HP Deskjet612カラープリンターを含むが、これに限定されない。
インクジェット印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、バブルジェット(登録商標)印刷構造およびバブルジェット(登録商標)印刷法を含むことができる。例えば、適当な熱バブルジェット(登録商標)構造は、Cannon BJC1000カラープリンターを含むが、これに限定されない。
パッドトランスファー印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、パッドトランスファー印刷構造およびパッドトランスファー印刷法を含むことができる。例えば、適当なパッドトランスファー印刷構造は、当該分野で知られているTampo型印刷構造(Tampo vario 90/130)、ゴムスタンプ、嵌め輪、ドクターブレード、直接印刷または転写印刷を含むが、これらに限定されない。
含浸印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、含浸印刷構造および含浸印刷法を含むことができる。例えば、適当な含浸印刷構造は、可溶化建染染料、マスキング装置、現像剤等の適用を含むが、これらに限定されない。
写真平板術印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、写真平板術印刷構造および写真平板術印刷法を含むことができる。例えば、適当な写真平板術印刷構造は、ジアゾ染料、マスキング装置、現像剤等の適用を含むが、これらに限定されない。
レーザー印刷は、当該分野で知られている、または後に開発される、レーザー印刷構造およびレーザー印刷法を含むことができる。例えば、適当なレーザー印刷構造は、HP Laser Jetプリンターハードウエア、特に4L、4Mシリーズを含むが、これらに限定されない。
本発明のデジタル的にコード化された像を作るために、一を超える印刷構造または一を超える印刷法を用いることができる。例えば、インクジェット印刷とパッドトランスファー印刷とを組み合わせて用いることができる。
コンタクトレンズの表面上のようなレンズの表面上のような構造の表面上にデジタル的にコード化された像を印刷することができる。本発明のこの点において、印刷構造および印刷法は、インクを表面上に付着させる。次にインクを乾燥して永久的像を形成することができ、あるいは、インク中のモノマーまたはポリマーを重合して永久的像を形成することができる。後者の例では、モノマーまたはポリマーは、好ましくは、同じであるか、または、その表面を含む同じポリマーに帰着する。デジタル的にコード化された像を、構造の少なくとも一つの表面上に印刷することができる。例えば、構造がコンタクトレンズのようなレンズの場合、デジタル的にコード化された像を、コンタクトレンズのいずれかの側または両側に印刷することができる。このタイプの印刷に好ましい印刷法は、熱インクジェットまたはバブルジェット(登録商標)印刷を含むが、これらに限定されない。
図2に示すように、デジタル的にコード化された像を、コンタクトレンズのようなレンズのような構造中に取り込むこともできる。本発明のこの点において、サンドイッチ積層印刷を含む積層印刷を用いて像を構造中に取り込むことができる。例えば、像をレンズの第一の部分のような表面上に印刷し、次に、レンズの第二の部分のような構造の第二の部分をレンズの第一の部分に付着させて、像が構造の第一の部分と構造の第二の部分との間に取り込まれるようにする。
好ましくは、構造の第一の部分はポリマーを含み、デジタルイメージはモノマーを含む。モノマーを重合して、デジタル的にコード化された像が永久的および実質的に不動になるようにすることができる。次に、レンズの第二の部分を構造の第一の部分に付着させて、デジタル的にコード化された像が構造の第一の部分と構造の第二の部分との間で取り込まれるようにする。本発明のこの点において、デジタル的にコード化された像は、好ましくはモノマーを含み、該モノマーは重合されて、ポリマー、好ましくは、構造の第一の部分または第二の部分に、好ましくは両方に含まれるポリマーを形成することができる。
本発明のこの点において、構造の第一の部分は非重合モノマーまたは半重合ポリマーであり、該非重合モノマーまたは該半重合ポリマーに含まれるモノマーの上には、好ましくは構造の第一の部分と同じモノマーを含む、デジタル的にコード化された像が印刷される。この複合構造を、部分的または充分に重合することができ、構造の第二の部分がそこに付着して、デジタル的にコード化された像がそこに取り込まれる。あるいは、モノマーおよび任意にポリマーを好ましく含む構造の第二の部分が、これは好ましくはレンズの第一の部分およびデジタル的にコード化された像と同じものであるが、構造のこの第一の部分およびデジタル的にコード化された複合体に接触され、それにより、デジタル的にコード化された像が、構造の第一の部分と構造の第二の部分との間に取り込まれる。得られる積層複合構造は、構造中に取り込まれたデジタル的にコード化された像を含む。本発明の一つの局面において、インクの部分的に重合された層がモノマーと接触されるか、あるいは、モノマーが部分的に重合され、インクの層と接触される。各々の組み合わせを部分的に重合し、主表面に移し、充分に重合させて、インクの重合層が、ポリマー層と主重合表面との間に挟まれるようにすることができる(例えば、図3を参照)。
積層複合構造を、ここに記載され当該分野で知られている、または後に開発される方法、例えば、レーザー切削、打ち抜き、研削、研磨等を用いて、レンズに形成することができる。あるいは、前記方法を用いて作られた積層複合構造がレンズになる。例えば、積層複合体を、レンズの形状を有する型内で作ることができる。そのような型は、当該分野で知られており、ここに記載されている。あるいは、積層体を作るために用いられる方法、例えばスピン鋳造法によりレンズを形成することができる。
スピン鋳造を用いて作られたレンズが、本方法において好ましい。あるいは、ここに記載され、当該分野で知られているまたは後に開発される方法のような、レンズの少なくとも一部を形成することができる他の適当な方法を用いることもできる。本発明のこの点において、構造の第一の部分に、デジタル的にコード化された像を印刷し、構造の第二の部分をその上に加えて、積層構造を形成する。スピン鋳造または他のレンズ形成法および重合が、この工程中のいかなる時間にも任意に起こり得、また、構造の第一の部分、構造の第二の部分およびデジタル的にコード化された像は、非重合、部分的重合または重合のような、重合の種々の状態であり得る。任意に、デジタル的にコード化された像は、モノマーまたはポリマーを含む必要はない。
例えば、構造の第一の部分を、非重合、重合または部分的重合することができ、スピン鋳造(または他のレンズ形成法)または非スピン鋳造(または他のレンズ形成法)することができる。モノマーおよび/またはポリマーを含むか、または含まない、デジタル的にコード化された像を、レンズの第一の部分上に印刷して、複合体を形成することができる。この複合体を、重合、非重合または部分的重合することができ、任意にスピン鋳造(または他のレンズ形成法)あるいは、レンズの少なくとも一部をもう一つの適当な方法により形成することができる(任意の重合および任意のスピン鋳造(または他のレンズ形成法)がいずれかの順番で起こりえる)。この複合体を、次に、構造の第二の部分と接触させ、これを、重合、部分的重合または非重合し、次に、任意にスピン鋳造(または他のレンズ形成法)してレンズの部分を形成して、複合積層体を形成することができる。複合積層体またはその少なくとも一部が任意に重合される。好ましくは、構造の第一の部分、デジタル的にコード化された像および構造の第二の部分が、すべて、少なくとも一つの共通のモノマーまたはポリマーを有するが、その必要はない。
この方法の一例は、型のような受け構造中に分配される構造の第一の部分を含み、そこで、構造の第一の部分を非重合、部分的重合または重合し、スピン鋳造(またはレンズの少なくとも一部を形成する方法)はしない。デジタル的にコード化された像を、構造の第一の部分の上に印刷し、そこで、デジタル的にコード化された像は、任意に、複合構造を形成するためのモノマーおよび/またはポリマーを含む。構造の第二の部分が複合構造と接触し、そこで、構造の第二の部分が非重合、部分的重合または重合して、積層複合体が形成される。積層複合体は、次に、スピン鋳造される(または、レンズの少なくとも一部を形成する他の方法)。
この方法の他の例は、型のような受け構造中に分配される構造の第一の部分を含み、そこで、構造の第一の部分を非重合または部分的重合し、任意にスピン鋳造(またはレンズの少なくとも一部を形成する方法)し、任意に重合する。デジタル的にコード化された像を、構造の第一の部分の上に印刷し、そこで、デジタル的にコード化された像は、任意に、複合構造を形成するためのモノマーおよび/またはポリマーを含み、任意にスピン鋳造(またはレンズの少なくとも一部を形成する方法)され、任意に重合される。構造の第二の部分が複合構造と接触し、そこで、構造の第二の部分が非重合、部分的重合または重合して、積層複合体が形成される。積層複合体は、任意にスピン鋳造される(または、レンズの少なくとも一部を形成する他の方法)。好ましくは、構造の第一の部分および構造の第二の部分は、同じまたは類似のモノマーおよびポリマーを含み、部分的に重合して、その結果、重合(例えば、積層構造の最終的重合)により比較的または実質的に「継ぎ目の無い」積層構造(融合または接合)が得られるようになる。好ましくは、デジタル的にコード化された像は、同じまたは類似のモノマーおよびポリマー(非重合または部分的重合)も含み、その結果、重合(例えば、積層構造の最終的重合)により比較的または実質的に「継ぎ目の無い」積層構造が得られるようになる。
この方法のこの経過中、デジタル的にコード化された像は、構造の第一の部分および構造の第二の部分のいずれかまたは両方と化学結合を形成することができる。この例において、デジタル的にコード化された像は、そのような化学的結合を形成することができるインクを含む。
また、デジタル的にコード化された像は、構造の第一の部分および構造の第二の部分のいずれかまたは両方とポリマー−ポリマー結合を形成することができる。この例において、デジタル的にコード化された像は、構造の第一の部分および構造の第二の部分の少なくとも一方とポリマー結合を形成したモノマーまたはポリマーを含む。
本発明のこの点において、デジタル的にコード化された像は、好ましくは、少なくとも一つのパターンを含む。パターンは、天然および非天然由来パターンを含むいかなるパターンでもあり得る。例えば、天然由来パターンは、フラクタル様パターンを含み得る。非天然由来パターンは、装飾用コンタクトレンズで用いられるような幾何学パターンおよび非幾何学パターンを含み得る。デジタル的にコード化された像は少なくとも一つの色を含み得るが、好ましくは複数の色を含む。デジタル的にコード化された像は、好ましくは、ヒトの目の虹彩のような、目の虹彩のような、目の像の少なくとも一つの部分を含む。
像は、少なくとも一つの色を含み得るが、好ましくは、二以上の色を含む。像に用いられる色は、別々の色の混合物、例えば、二以上の別々の色、三以上の別々の色または四以上の別々の色から得ることができる。本発明のこの点の目的において、黒は別の色と考えられる。別々の色は、好ましくは、異なる割合で混合して像の上に広い範囲の色を形成することができる原色である。
ポリマーおよびレンズ
本発明の、レンズのような構造は、好ましくは、少なくとも一つのポリマーを含む。本発明の構造がコンタクトレンズようなレンズである場合、少なくとも一つのポリマーは、好ましくは、目と共存性のポリマーである。コンタクトレンズの製造に用いられる好ましいポリマーは、アクリル、シリコーン、ポリカーボネート、および当該分野で知られている、または後に開発される他の材料を含むが、これらに限定されない。本発明で有用なポリマーは、疎水性または親水性であり得る。親水性ポリマーの場合、ポリマーは、好ましくは、ヒドロゲルを形成する。通常、コンタクトレンズを作るために用いられるポリマーは、当該分野で知られているような「ハードレンズ」、「ソフトレンズ」または「ハイブリッドレンズ」となる。
II デジタル的にコード化された像−Iを有するレンズを製造する方法
本発明は、レンズを形成するポリマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品を製造する方法も含む。ポリマーはいかなるポリマーでもあり得るが、好ましくは、コンタクトレンズのようなレンズの製造において用いられるポリマーのような、湿潤状態または乾燥状態のポリマーである。
製造物品は、デジタル的にコード化された像がその上に印刷されるポリマーを含む組成物を提供することにより作られる。ポリマーは、好ましくは、コンタクトレンズのようなレンズを作るために用いられるポリマーであり、疎水性ポリマー、親水性ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマー、コポリマー、アクリルポリマー、シリコーンポリマーまたはポリカーボネートポリマーの単独または組み合わせを含むが、これらに限定されない。一つの好ましいレンズは、以下のものを含む:HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)、EOEMA(エトキシエチルメタクリレート)、MAA(メタクリル酸)、EGDMA(エチレングリコールジメタクリレート)、Vazo−64(アゾビスイソブチロニトリル)、BME(ベンゾインメチルエーテル)、IPA(イソプロピルアルコール)、THF(テトラヒドロフラン)、Mercap−2(メルカプトエタノール)、c−ペンタノン(シクロペンタノン)およびMEHQ(メチルエチルヒドロキノン)(米国特許第5,271,874号を参照)。
本発明のこの点において、ポリマーは少なくとも部分的に、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズまたはハイブリッドコンタクトレンズのようなコンタクトレンズのようなレンズを形成する。これは、デジタル的にコード化された像を印刷するレンズの少なくとも一部を形成する構造である。好ましくは、デジタル的にコード化された像は、レンズ上に印刷され、レンズのいずれかまたは両側に印刷されることができる。デジタル的にコード化された像は、レンズ全体またはその一部の上に印刷されることができる。例えば、デジタル的にコード化された像は、目の瞳孔に相当する領域が印刷されないように、目の虹彩を描くことができる。
デジタル的にコード化された像は、好ましくは、データベースにおけるように電子的にコード化される。デジタル的にコード化された像は、適当なスキャンニングおよび記憶ハードウエアおよびソフトウエアを用いて、像を処理装置中にスキャンニングするような、任意の適当な方法により調製することができる。デジタル的にコード化された像は、適当なハードウエアおよびソフトウエアを用いて、選択され、電子信号として印刷装置に運ばれることができる。
デジタル的にコード化された像は、好ましくは、インクジェット印刷装置、ピエゾ印刷装置、熱印刷装置またはレーザー印刷装置のような、デジタルイメージを作ることができる印刷装置を用いて印刷される。印刷装置は、好ましくは、少なくとも一つのインクを含み、そのような印刷装置中に一種を超えるインクが存在する場合、異なるインクが、Hewlett Packard Color DeskJet印刷カートリッジ(HP51649A)内に提供されるように、別々の容器、または同じ容器の別々の分部中に提供される。
インクは、好ましくは、レンズ中に含まれるポリマーに好ましくは相当する疎水性モノマーまたは親水性モノマーのような少なくとも1つのモノマーを含む。インクは、印刷装置によりポリマー上に分配された後にモノマーの重合を開始するためのUV開始剤または熱開始剤のような適当な開始剤のような種々の他の成分も含み得る。インクは、任意に、バインダー、抗菌剤、抗真菌剤、殺菌剤または湿潤剤の少なくとも一つを、意図する機能のための適当な濃度で含むこともできる。好ましいインクは、ピグメント・ブラック7(カーボンブラック)、ピグメント・ブラック11(酸化鉄)、ピグメント・ブラウン6(酸化鉄)、ピグメント・レッド101(酸化鉄)、ピグメント・イエロー42(酸化鉄)、ピグメント・ホワイト6(二酸化チタン)、ピグメント・グリーン17(酸化クロム)、ピグメント・ブルー36(酸化クロムアルミニウムコバルト)、ピグメント・ブルー15(銅フタロキシアニン)、ピグメント・バイオレット23(3,アミノ−9−エチルカルバゾール−クロロニル)(米国特許第5,302,479号)、Millikanインクイエロー869、Millikanインクブルー92、Millikanインクレッド357、Millikanインクブラック8915−67(米国特許第5,621,022号)を含むが、これらに限定されない。
好ましくは、一以上の個々のインクを含み得る四つの別々のインクカラーを、印刷装置で用いる(図1)。四つのインクは、黒、マゼンタ、イエローおよびシアンに相当する。印刷装置は、これらのインクを混合して、印刷工程で用いるための広く種々の色を提供することができる。典型的インク製剤は次のものを含む:モノマー(HEMA)、開始剤(BME)、架橋剤(EGDMA)、顔料#1(フタロシアニンブルー)、希釈剤(グリセリン)、溶媒(イソプロパノール)、顔料#2(二酸化チタン)、分散剤(ポリビニルアルコール)、湿潤剤(エチレングリコール)、コモノマー(メタクリル酸)、阻害剤(MEHQ)、抗コゲート剤(メチルプロパンジオール)および酸化防止剤(アルキル化ヒドロキノン)。モノマーは、二以上のモノマーの混合物でもあり得る。透明コンタクトレンズ用のような透明ポリマーが得られる好ましいモノマー混合物は、モノマーHEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)、モノマーEOEMA(エトキシエチルメタクリレート)、モノマーMAA(メタクリル酸)を含む。以下のものの中の少なくとも一つが任意に含まれる:架橋剤EGDMA(エチレングリコールジメタクリレート)、開始剤Vazo64(アゾビスイソブチロニトリル)、溶媒イソプロピルアルコール、阻害剤MEHQ(メチルエーテルヒドロキノン)および希釈剤グリセリン。全ての成分は、それらの意図する目的のための適当な濃度である。
任意に、印刷装置は、別の容器内の少なくとも一つのインクと共に分配されることができるインクなしに、前述のような混合物を含むことができ、それにより、インクおよびモノマーおよび他の任意成分が混合され、ポリマー上に分配される。いずれの場合にも、分配流体中のモノマーは重合することができ、それにより、その中のインクを定められた位置に固定する。
好ましくは、印刷中、インクジェットプリンターのような印刷装置は、混合しない印刷装置の一以上の分配体積に相当する別々のドットとして四つの異なる主色(黒、マゼンタ、シアンおよびイエロー)を分配する。ドットは、主色の任意の組み合わせとして付着され、別々のドットのコラージュというよりは、通常、ヒトの裸眼には色またはパターンと見える、異なる主色の別々のドットのコラージュを形成する。すなわち、形成されるのは、それらの間に境界を有して互いに隣接する個々の色ドットのマトリックスである。
そのようなパターンは、拡大すると以下のように見える:
Figure 2005524099
ドットの数、それらの密度および分布によって、ヒトの裸眼は、異なる色、輝度、色相および明るさを知覚する。
パッドトランスファー印刷およびパッドトランスファー装置のような利用できる技術で用いられるインクは、40000cpsまでのような高粘性であり、部分的に重合されている。そのようなインクは、流れず、分配時に大きな別個のドットを形成する。そのような印刷により、大きな混合されていないドット故に非常に不自然な外観が得られる。本技術において、インクの粘度は、約100cps未満のように低くなり得、約1cpsと約10cpsの間であり得る。この低い粘度故に、ドットを、それ自体としてまたは、振動エネルギーのような外力がかかったときにブレンドすることができる。この例において、ドットは別々の状態を維持せず、むしろ以下のようにブレンドされる:
Figure 2005524099
結果として、像は色であり、パターンはヒトの裸眼に対して高度に実際的な外観を有する「ドットでない」色マトリックスである。
印刷装置は、インクまたはインクの混合物をレンズのようなポリマー上に分配し、これが、デジタル的にコード化された像に対応する。一つより多いデジタル的にコード化された像をポリマー上に分配することができる。少なくとも一つのインク中のモノマーを適度に重合して、インクがポリマーの上または中で固定化されるようにすることができる。この工程を、同じまたは異なるデジタル的にコード化された像を用いて、同じまたは異なる方向で繰り返すことができる。
別の方法において、デジタル的にコード化された像をパッドトランスファー印刷装置上に印刷することができ、そこで任意に重合される。印刷された像を、次に、当該分野で知られているような適当なパッドトランスファー印刷装置を用いて、コンタクトレンズのようなポリマーに移すことができる(図4)。
III デジタル的にコード化された像−IIを用いてレンズを作る方法
本発明は、ポリマーを含む組成物上にデジタル的にコード化された像を印刷する過程、および前記ポリマーからレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品を作る方法を含む。
本発明のこの点において、印刷装置を用いてレンズを形成しないポリマー上にデジタル的にコード化された像が印刷される。デジタル的にコード化された像を有するポリマーを、次に、例えば、製作、鋳造成形、スピン鋳造またはそれらの組み合わせのような適当な方法を用いてレンズに形成する。
レンズを製作により作る場合、デジタル的にコード化された像を有するポリマーを、例えば、打ち抜き、研削またはトリミングを含む適当な製作方法を用いてレンズに形成する(図5参照)。鋳造成形およびスピン鋳造を用いてレンズを作ることもできる(例えば、図6、図7Aおよび図7Bを参照)。
図7Bは、本発明の一つの好ましい局面を示す。レンズ構造が、例えば、スピン鋳造を用いて作られる。エッチング、焼成および切削加工、例えば、化学物資を用いる方法、機械的またはレーザー法を用いて、ウエルまたは圧痕が作り出される。これらのウエルまたは圧痕が、好ましくは、目の虹彩に対応する位置に配される。デジタル的にコード化された像が、レンズ上に、好ましくはウエルまたは圧痕の位置に印刷される。モノマーがインク中に存在する場合、インクを任意に重合または部分的重合することができる。ポリマーの層を、次に、この構造の最上部上に作り出し、レンズ構造を形成する。このように形成された構造またはその一部の任意の適当な重合を、適当な方法を用いて達成することができる。
一例において、デジタル的にコード化された像を、スピン鋳造装置の表面上に印刷することができ、そこで、印刷されたデジタル的にコード化された像を、任意に重合または部分的に重合することができる。コンタクトレンズのようなレンズを形成するために重合することができる少なくとも一つのモノマーを含む溶液を、印刷されたデジタル的にコード化された像上に分配し、スピン鋳造してレンズを形成することができる。好ましくは、デジタル的にコード化された像を印刷するために用いられるインクは、レンズを作るために用いられるのと同じモノマーを含むが、そうである必要はない。好ましくは、印刷されたデジタル的にコード化された像は、非重合または部分的重合され、少なくとも一つのモノマー(好ましくは、インク中に用いられるのと同じモノマー)を含む溶液と接触される。スピン鋳造によりレンズが形成され、重合工程が完了する。このようにして、印刷されたデジタル的にコード化された像とレンズとの間の自己接着性結合またはポリマー−ポリマー結合が形成される。
もう一つの例において、少なくとも一つのモノマーを含む第一の溶液を、スピン鋳造装置中において、重合または部分的に重合してコンタクトレンズのようなレンズを形成することができる。デジタル的にコード化された像を、印刷装置を用いてレンズの露出表面上に印刷し、印刷されたデジタル的にコード化された像を任意に重合することができる。コンタクトレンズのようなレンズを形成するために重合することができる少なくとも一つのモノマーを含む第二の溶液を、印刷されたデジタル的にコード化された像の最上部に配し、スピン鋳造してレンズを形成する。第二の溶液は、好ましくは、第一の溶液と同じ溶液である。好ましくは、第一の溶液を、デジタル的にコード化された像の印刷の前に部分的に重合し、そこで、印刷されたデジタル的にコード化された像は第一の溶液のモノマーを含む。この構造を、任意に、重合または部分的に重合する。第二の溶液は、好ましくは、第一の溶液のモノマーおよび、デジタル的にコード化された像を作るために用いられるインクを含む。好ましくは、第一の溶液、印刷されたデジタル的にコード化された像および第二の溶液が、部分的に重合された構造を形成し、次に、重合を完了する。そのようにして、重合された第一の溶液と重合された印刷されたデジタル的にコード化された像との間または、重合された印刷されたデジタル的にコード化された像と重合された第二の溶液との間に、ポリマー−ポリマー結合が形成される。好ましくは、そのようなポリマー−ポリマー結合は、重合された第一の溶液と、重合された印刷されたデジタル的にコード化された像と重合された第二の溶液との間に形成される。
もう一つの例において、本発明は、限定はされないが、鋳造およびエッチング、切削、穿孔または焼成、例えば、レーザーエッチング、物理的エッチングまたは化学的エッチングを含む種々の方法によりポリマー表面中に形成することができる溝またはウエルのような圧痕構造を含むポリマー表面を含む(例えば、図8Aおよび図8Bを参照)。好ましくは、Lumonics Inc.による技術のような適当なレーザーエッチング技術を用いて圧痕構造が作られる。
圧痕構造は、任意の位置に、任意の適当な圧痕構造密度で、表面上に提供することができるが、好ましくは、コンタクトレンズのために所望の化粧効果が望まれる領域のような、染色または印刷を意図する領域内に配される。印刷が望まれないまたは望ましい位置を、そのような圧痕構造無しに実質的に提供することができ、それにより、印刷を選択位置に特に向けることができるか向けられない。
圧痕構造は、異なる寸法および形状であり得るが、好ましくは、比較的小さく、そのために、適当な印刷法または装置を用いて、インクの一滴、数滴または多くの液滴をそのような圧痕構造中に付着させることができる(例えば、図9参照)。好ましくは、圧痕構造中に、同じ色または異なる色の一つまたは幾つかを付着させることができる。本発明の一つの局面において、圧痕構造が、印刷工程中に、インクで部分的に充填または充分に充填される。圧痕構造が過剰に充填されると、次に、例えば、ブロッティング、きさげ仕上げまたは、研磨、バフィングまたは研削のような機械的処理のような過程を、過剰のインクを除去するために行うことができる。
本発明の特に好ましい局面において、インクは、分配後に重合することができる少なくとも一つの重合性モノマーを含む。圧痕構造がそのようなインクで充填されないと、次に、モノマーのようなさらなる材料をインクと共にまたはインク無しに、ポリマー上に分配することができる。本発明の他の局面において、当業者は、インクまたはモノマーをいつ、いかに重合し得るかの選択を有する。例えば、本発明の一つの好ましい局面において、圧痕構造が充填されないようにインクが圧痕構造中に分配される。インクが、次に、任意に重合され、さらなるモノマーがポリマー上に分配されて圧痕構造が充填または過充填される。モノマーは、次に、重合され、ポリマーは、最終処理がある場合は最終処理の用意ができている。
好ましくは、圧痕構造が、分配インクを所定の位置に保持するのを容易にし、それにより、デジタル的にコード化された像が局在化し所定の位置に保持されるようにする。本発明のこの局面は、レンズ中に存在するような印刷表面の湾曲故にインクが流れないように、比較的粘度の低いインクに最も適している。
本発明の一つの好ましい局面において、モノマーを含むインクの液滴が、圧痕構造を含むポリマーのような表面の上に付着される。同じまたは異なる色の一以上の液滴が、そのような圧痕構造中に付着され、それにより、色、彩度、輝度および色相の異なる組み合わせを、一以上の圧痕構造中に局在化することができる。
本発明のもう一つの局面において、部分的水和または充分に水和したレンズのような非水和レンズまたは水和レンズのようなレンズを、固定具の上に取り付け、好ましくは中心に取り付け、覆うことができる(例えば、図10を参照)。水和した場合、レンズの上または中の水を、ブロッティングのような手段により任意に除去することができる。水和レンズを、次に、空気、熱または遠心力によるような適当な方法により、例えば部分的または実質的脱水まで任意に脱水することができる。レンズを、ここに記載のような適当な方法を用いて印刷または着色することができる。好ましくは、しかし任意に、レンズは、ここに記載のような圧痕構造を含む。この工程および装置が、ここに記載の印刷工程および製造工程を自動化させる。
本発明は、デジタル的にコード化された像を少なくとも一つのモノマーを含む組成物上に印刷する過程、前記少なくとも一つのモノマーを重合して少なくとも一つのポリマーを形成する過程、および前記少なくとも一つのポリマーからレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品を作る方法も含む。
本発明は、像を少なくとも一つの第一の表面上に印刷する過程、前記像をモノマーまたはポリマーを含む少なくとも一つの第二の表面に移す過程、および前記第二の表面からレンズを形成する過程を含んでなる、デジタル的にコード化された像およびポリマーを含む製造物品を作る方法を含む。
IV デジタルイメージ
本発明は、少なくとも一つの情報記憶媒体および少なくとも一つのデジタルイメージを含んでなる製造物品であって、少なくとも一つのデジタルイメージが、限定はされないが目の虹彩のような像の少なくとも一部を含むような製造物品を含む。情報記憶媒体は、任意の適当な電子記憶媒体であり得、好ましくは、機械読み取り可能フォーマットであり、好ましくは、中央演算装置と係わる。複数のデジタルイメージを、データベース中に記憶することができる。
本発明は、デジタル的にコード化された像のみに限らず、特許可能フォーマットのデータのようなデータのようなフォーマットで提供されたデジタル的にコード化された像にも関する。すなわち、例えば、本発明は、本発明により決められるまたは単離される、意図する一以上のデジタル的にコード化された像のようなデータを含む機械読み取り可能なフォーマットのようなフォーマットを含む。
例えば、本発明は、印刷媒体、穿孔媒体、磁性媒体、ホログラフ、プラスチック、およびシクロオレフィンポリマーのようなポリマーまたはコポリマーのような表現媒体中に好ましく提供される、任意のフォーマットのデータを含む。そのようなデータは、ディスク、テープまたはメモリーチップのような独立した製造物品のような表現媒体の上または中に提供されることができ、あるいは、メモリーの一部またはプログラムの一部のようなデータを処理するか、または処理しないコンピューターのような機械の一部として提供されることができる。データは、データベースの少なくとも一部として提供することもできる。そのようなデータベースは、いかなるフォーマットでも提供することができ、特定のフォーマット、言語、コードの選択または選別、データ、データのフォーム、またはデータの配列の選別を当業者に委ねる。そのようなデータは、例えば、本発明により得られる配列を、既知の配列と比較して新規配列を同定するために有用である。
本発明の一つの局面は、本発明により提供されるデータの少なくとも一部を記憶および選択するためのデータ処理システムである。データ処理システムは、種々の目的のため、例えば、そのようなデータを例えばデータベースフォーマット中に記憶、分類または配列するため、および、そのようなデータベースを、色、パターン、供給源等のような種々の基準に基づき選択するために有用である。そのようなデータ処理システムは、以下の要素の中の二つ以上を任意の組み合わせで含むことができる。
I.中央演算装置(CPU)のようなコンピューター処理システム。本発明のデータの少なくとも一部または、磁性媒体もしくはポリマー媒体のような表現媒体のような比較データの少なくとも一部を含む、データを記憶するための記憶媒体または手段。
II.当該分野で知られているデータベースプログラムまたはその適当な部分のような、好ましくはデータベースフォーマットでの、本発明のデータの少なくとも一部を含むデータを分類または配列するための処理プログラムまたは手段(例えば、EXCELまたはQUATROPRO)。
III.デジタルイメージ比較プログラムまたはその適当な一部のような比較データになり得る、本発明のデータの少なくとも一部を含むデータを比較するための処理プログラムまたは手段。
IV.当該分野で知られている統計的分析プログラムまたは像比較プログラムまたはその適当な一部を用いてデジタル的にコード化された像を分析するためのプログラムのような、本発明のデータの少なくとも一部、比較データまたはその一部を分析するための、特に、統計的分析のための処理プログラムまたは手段。
V.当該分野で知られているデータベース管理プログラムまたはワードプロセッシングプログラム、またはその適当な一部のような、本発明のデータもしくはその一部または比較データもしくはその一部のようなデータ処理システムからの出力をフォーマットすることができるフォーマット処理プログラムまたは手段。
VI.当該分野で知られているデータベース管理プログラムまたはワードプロセッシングプログラム、またはその適当な一部のような、ヒトまたは別のデータ処理システムのような末端ユーザーに有用なフォーマットでの本発明のデータもしくはその一部または比較データもしくはその一部のようなデータを出力する出力プログラムまたは手段。末端ユーザーに有用なそのようなフォーマットは、適当な表現媒体中の適当な言語またはコードのような任意の適当なフォームにおける適当なフォーマットであり得る。
V システム
本発明は、本発明の製造物品および印刷装置を含むシステムも含む。この製造物品は、好ましくは中央演算装置中のデータベースのフォームの、少なくとも一つのデジタル的にコード化された像を含む。中央演算装置は、本発明の方法の操作中におけるような、デジタル的にコード化された像を印刷装置に印刷させるための適当なソフトウエアおよびハードウエアを含む印刷装置に好ましく連結される。システムは、本発明のレンズ構造の製造用の装置のような、さらなる構成要素を含み得る。例えば、本発明のシステムは、スピン鋳造装置またはパッドトランスファー装置のようなレンズ製造装置を含み得る。好ましくは、中央演算装置は、本発明の少なくとも一つの方法を用いて中央演算装置にレンズを製造させることを可能にするハードウエアおよびソフトウエアを含む。
本発明の好ましい態様として、本発明のシステムは、本発明の製造物品を任意に含む第一の中央演算装置を含み、本発明の製造物品は、第一の中央演算装置から距離が離れていると共にそのシステムの残りの部分に連結されている少なくとも一つの第二の中央演算装置上に配することができる。このシステムは、好ましくは、本発明の少なくとも一つのデジタルイメージを印刷することができる、ここに記載のようなまたは当該分野で知られている印刷装置を含む。システムは、好ましくは、スピン鋳造装置またはパッドトランスファー装置のようなレンズ製造装置を含む。この場合、本発明のシステムは、分配および、本発明の方法を実施するために用いられる他のハードウエア、ソフトウエアおよび試薬を含む。好ましくは、システムは自動化されており、それにより、ユーザーがデジタルイメージを選択することができ、第一の中央演算装置が、印刷装置およびレンズ製造装置のような、システムの残りの要素により少なくとも一つのレンズの製造を実行し調整するようになっている。
VI インクを含む物質の組成物
本発明は、少なくとも一つのインク、染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料またはジアゾ染料を含む材料の組成物も含む。物質の組成物は、バインダー、モノマー、ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマー、コポリマーおよび開始剤、UV開始剤、熱開始剤、溶媒、分散剤、抗菌剤、抗微生物剤、抗真菌剤、殺菌剤、増粘剤、湿潤剤、非コゲート剤、抗腐蝕剤、防腐剤または非酸化剤の中の少なくとも一つも含む。提示された剤は、指示された機能に適した任意の組み合わせおよび濃度または量で提供することができる。
本発明の物質の組成物は、1981年12月1日に発行されたYoungの米国特許第4,303,9214号に記載されているインクを含まない。特に、本発明の物質の組成物は、インク中の顔料が、印刷工程により付着された位置に実質的に滞留するように、重合後に耐水性であることが好ましい。さらに、本発明の物質の組成物は、好ましくは、重合後に、特に、溶媒中、好ましくは水中で膨張性である。さらに、本発明のインクは、好ましくは、印刷される表面上のポリマーまたはモノマーと化学的結合、架橋または他の方法で結合することができる。例えば、本発明のインクは、印刷される表面上のポリマーまたはモノマーと重合することができるモノマーを含み得る。
本発明の組成物は、インクジェット印刷装置、ピエゾ印刷装置、熱印刷装置、レーザー印刷装置またはパッドトランスファー印刷装置のような印刷装置中に提供されることができる。
VII ビジネスを行う方法
本発明は、ヒト、データベース(例えば、本発明のデータベース)または像からデジタルイメージを得る過程、および、前記デジタルイメージを印刷して、印刷デジタルイメージを含む少なくとも一つのレンズまたは一対のレンズを作る過程を含んでなる、ビジネスを行う方法も含む。好ましくは、一つまたは複数のレンズは、本発明の方法を用いて作られる。さらに、一つまたは複数のレンズは、好ましくは、本発明のシステムを用いて作られる。
本発明のこの点において、顧客はレンズの一部として好む像を選択する。この像は、任意の像であり得、例えば、奇抜な像または任意のタイプ、例えば、渦等を含む新規像、または、ヒトまたは動物からのような虹彩の高品質像である像である。像は、デジタルイメージのデータベースのようなデータベースから選択されることができる。あるいは、顧客は、ヒトまたは動物の写真の集合のような種々の供給源から像を同定および選択することができる。そのような集合は、電子データベースまたは写真もしくは画像の集合もしくは寄せ集めのような、適当な記憶媒体内にあり得る。あるいは、顧客は、本発明の方法で用いるために選択された像を提供することができる。選択された非デジタルイメージは、当該分野で知られている適当なスキャンニング技術を用いて、デジタルイメージに変換されることができる。そのようなスキャンされた像は、本発明のデータベースの一部になり得る。選択工程は、販売業者または製造者の物理的位置のような実質的にいかなる位置にも、またはインターネットを介するようなコンピューターを介して、起こり得る。
顧客により選択されたデジタルイメージを、次に、ヒトの伝達、電話での伝達、郵便を介するオーダーフォームのような印刷材料を介する伝達、またはインターネットを介する電子媒体のような適当な方法を介して、販売業者または製造者の物理的位置に運ぶことができる。選択された像を、パターン、色相、彩度および輝度のための像分析および比較ソフトウエアのような適当なソフトウエアを用いて分析することができる。像を、次に、印刷装置により使用するための信号に変換し、それにより、印刷装置によって像を色およびパターンについて再生するようにすることができる。販売業者は、製造業者にオーダーを知らせ、製造業者にデジタルイメージのような必要な情報を提供する。販売業者および製造業者は、同じまたは異なるヒト、会社または実体であり得、同じまたは異なる物理的位置に存在し得る。製造業者は、次に、一つまたは複数のレンズを製造し、製造された一つまたは複数のレンズを、小切手、キャッシュ、クレジットまたはクレジットカードのような許容される方法により販売業者または顧客に配達する。販売業者または製造業者は、適切に支払いを受ける。
本発明の方法または当該分野で知られているもしくは後に開発される方法に従う印刷装置によってデジタルイメージを印刷することができ、それにより、レンズ、特に本発明のコンタクトレンズが製造される。好ましくは、少なくとも二つの色、少なくとも三つの色または少なくとも四つの色を利用する印刷装置が用いられる。本発明のこの局面は、好ましくは、本発明のシステムを利用する。
実施例1:インクの調製
この例は、デジタル的にコード化された像を含むレンズを作るために用いられるインク組成物を提供する。四つのインク製剤が、印刷装置において好ましく用いられるが、それより多い、または少ない製剤を用いることができる。
インク製剤は、以下のものを含むベースインク製剤を含む:モノマー(HEMA)、開始剤(BME)、架橋剤(EGDMA)、顔料#1、希釈剤(グリセリン)、溶媒(イソプロパノール)、任意顔料#2(二酸化チタン)、分散剤(ポリビニルアルコール)、湿潤剤(エチレングリコール)、コモノマー(メタクリル酸)、阻害剤(MEHQ)、抗コゲート剤(メチルプロパンジオール)および酸化防止剤(アルキル化ヒドロキノン)。これらの構成成分の濃度は、所望の特性および物理的特性を有するレンズを作るのに適している。顔料#1は、所望の色を提供するためのいかなるインクまたはインクの組み合わせでもあり得る。四インク製剤用の好ましい色は、A1:ブラック;A2:マゼンタ;A3:イエローおよびA4:シアンである。A1、A2、A3およびA4用の適当なインクが、米国特許第5,176,745号、米国特許第4,889,520号、米国特許第5,658,376号、米国特許第4,793,264号、米国特許第5,389,132号、米国特許第5,271,765号、米国特許第5,062,892号および米国特許第5,372,852号に記載されている。
透明レンズを作るために好ましいモノマー混合物は、A5と表され、以下の組成を有する:モノマー(HEMA)、モノマー(EOEMA)、モノマー(MAA)、架橋剤(EGDMA)、開始剤(Vazo−64)、阻害剤(MEHQ)および希釈剤(グリセリン)。これらの構成成分の濃度は、所望の特性および物理的特性を有するレンズを作るのに適している。
インクをジェット印刷装置で用いる場合、インクは、好ましくは、水系またはモノマー系である(米国特許第5,658,376号)。インクは、好ましくは、水および有機溶媒中に可溶性であり、好ましくは分散染料または顔料を含む。ポリビニルアルコールのような水溶性ポリマーおよびポリビニルピロリドンのような分散剤が好ましい。アミノ酸基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルまたはポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルのような界面活性剤が好ましく提供される。インクは、好ましくは、例えば約0.3重量%〜約1重量%の界面活性剤を含む。インクは、好ましくは、Proxel(英国Zeneca製)のような防腐剤を含む。インクは、好ましくは、pHが約7〜約10であり、約25(Cでの粘度が約2mPas〜約6mPasである。アルキル化ヒドロキノンのような低腐食剤または酸化防止剤のような酸化防止剤も、好ましくは約0.1重量%〜約0.5重量%含まれ得る(米国特許第5,389,132号)。インクは、1,3−ジオキサン−5,5−ジメタノール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、エチレングリコールまたはジエチレングリコールのような湿潤剤も含み得る。印刷で用いられる場合、駆動頻度は好ましくは約3kHz〜約8kHzである(通常、米国特許第5,658,376号を参照)。好ましいインク特性は、約20ダイン/cm〜約70ダイン/cmの表面張力と、約1.0cp〜約2.0cpの粘度を含む(米国特許第5,271,765号)。
実施例2:印刷方法−表面および積層体
図1および図11に示すこの例は、デジタル的にコード化された像を印刷するための方法を提供する。虹彩の像のような像が、適当なハードウエアおよびソフトウエアを用いてデジタルフォームにスキャンされて、デジタル的にコード化された像を提供する。デジタル的にコード化された像は、データベース中のような、電子媒体のような適当な記憶媒体中に記憶される。選択された像は、電子信号を介して、インクジェット印刷装置、バブルジェット(登録商標)印刷装置またはレーザー印刷装置のような印刷装置に、処理装置を通して、送られる。印刷装置は、好ましくは、印刷カセット(組成A6)におけるように、別々のコンパートメント内にインク組成A1、A2、A3およびA4を含み、任意に組成A5を別々のコンパートメントまたは別々のカセットに含む。印刷装置は、処理装置の指示下で、重合されたポリマー、部分的に重合されたポリマーまたは非重合ポリマーのような表面上に組成A6のインクを混合および分配、または個々に分配することにより、デジタル的にコード化された像を印刷する。印刷過程または製造工程中の他の時間の後に、構造を、印刷されたデジタルイメージを特に非重合または部分的重合状態において塗布することができる振動エネルギーのようなエネルギーに付することができ、それによって、得られる印刷されたデジタルイメージが自然な外観を有するようにする。この工程を、同じまたは異なるデジタル的にコード化された像を用いて複数回繰り返すことができる。表面を、印刷過程の間に、同じ方向に維持するか、または回転することができる。印刷されたデジタル的にコード化された像を、各印刷過程の後、または全ての印刷過程が完了した後で、重合または部分的重合することができる。
あるいは、図12に示すように、デジタル的にコード化された像を、印刷されたデジタル的にコード化された像を表面に転写するように設計された構造の上に印刷することができる。当該分野で知られているそのような構造はパッドトランスファー装置を含む。デジタル的にコード化された像を、構造上に印刷し、重合または部分的に重合してから、印刷されたデジタル的にコード化された像を表面に転写することができる。
デジタル的にコード化された像がその上に印刷されるまたは移動される表面を部分的に重合または充分に重合することができ、粗面または滑面にすることができる。エッチング、レーザー切削または焼成、研削または切削のような当該分野で知られている方法により粗面化表面が得られる。表面を、鋳造成形、スピン鋳造旋盤製作またはレーザー製作のような適当な方法により得ることができる。
印刷されたデジタル的にコード化された像を含む積層構造を、印刷されたデジタル的にコード化された像をその上に有する表面を形成することにより作ることができる。組成A5のようなさらなるモノマーを、印刷されたデジタル的にコード化された像の上に配し、重合させて、第一のポリマー層(好ましくは透明)、印刷されたデジタル的にコード化された像、および第二のポリマー層(好ましくは透明)を含む積層構造を形成することができる。これらの積層構造の製造において、第一のポリマー層を部分的または充分に重合してから、デジタル的にコード化された像を印刷することができる。この構造を、次に、部分的または充分に重合することができる。第二のポリマー層用のモノマーを、次に、分配し、この構造を、次に、部分的または充分に重合する(例えば、図2および図13を参照)。
実施例3:印刷法−表面上のウエルまたは圧痕内
この例は、図14に示すように、デジタル的にコード化された像を含むレンズを作る方法を提供し、デジタル的にコード化された像は、ウエル構造または圧痕中に提供される。本発明のこの点において、充分に重合または部分的に重合されたポリマーの表面を含む構造が提供される。印刷すべきデジタル的にコード化された像の寸法および形状に少なくとも部分的に相当する構造の上にウエルまたは圧痕を作り出す。このウエルは、印刷すべきデジタル的にコード化された像より寸法が大きいか、または形状が異なることができる。実施例2に記載の方法を用いて、ウエルの表面上にデジタル的にコード化された像を印刷する。ウエル内の積層構造は、実施例2に記載の方法に従って作ることもできる。
実施例4:レンズの仕上げ
これらの方法のために得られる構造は、例えば、切削、研削、エッジング、研磨等のような当該分野で必要なものとして知られている二次操作を用いて仕上げられ、所望の光学的、化粧的または機能的な品質または特性を有するレンズを形成することができる。ソフトコンタクトレンズのためには、従来の方法を用いて乾燥レンズを水和して仕上げ製品を形成することができる。仕上げレンズは、バイアル、管、ブリスターまたは他の構造のような、当該分野で知られている任意の適当な容器内に収めることができる。この容器は、適当な溶液および、使用指導または製品説明およびその注意事項を含む。
実施例5:架橋剤としての多官能アジリジン
本発明は、レンズのようなポリマーへの、顔料のようなインクの接着を向上させるための、さらなる結合剤を提供する。この例は、架橋網を形成すると考えられる結合剤を用いることにより、ポリマーレンズへの、顔料の改良された接着を提供する。架橋網は、カルボキシル基を有するポリマーを、約一パーセント〜約五パーセント、好ましくは二パーセントのプロトン化アジリジン基含有化合物、例えば、Sybron Chemicals(ニュージャージー州バーミンガム在)製の多官能アジリジン架橋剤IONAC(登録商標)PFAZ(登録商標)−322に曝すことにより形成されると考えられる(例えば、ここで参考として取り込まれるIONAC→PFAZ→−322多官能アジリジン用のSybron Chemicals Inc.製品シートを参照;IONAC(登録商標)PFAZ(登録商標)−322は、現在、ペンシルバニア州ピッツバーグ在Bayer Corporationにより提供されている)。アジリジン環をプロトン化する反応は、プロトン化アジリジン基と、カルボキシル基内の酸素との間を結合させ、それにより、ポリマーを架橋し、顔料混入染料のような染料の局在化を安定化させ得ると考えられる。典型的には、アジリジンとの架橋に関与するのが望ましい活性水素は、カルボキシル、ヒドロキシル、一次または二次アミン、一次または二次アミドおよび、チオールまたはメルカプタンを含む。作用方式を限定することなく、得られる架橋網は、顔料混入染料のような染料を取り込むことができる。
この例の目的は、ポリマーへのインクの機械的結合を評価し、ポリマー中での顔料混入染料の局在の安定化を達成することである。これらの例で用いられる種々の組成を以下に提供する:
試薬
Figure 2005524099
Figure 2005524099
・DAA:ジアセトンアルコール溶媒
・DM55:Rhom&Hass製のアクリル樹脂。樹脂を分散液中に用いて、顔料および分散剤粒子が固定される表面を提供する。樹脂は、また、粉砕工程で必要な粘度を上昇させ、顔料を湿潤させる。
・Efka47:Lubrizol製の、顔料親和性基を有するポリマー分散剤。分散剤の主目的は、顔料を分散させ、それらを分離して、一緒に凝集しないようにすることである。もう一つの目的は、顔料を湿潤させることである。
・Solsperse5000:Avecia(元Zeneca)製の相乗剤。相乗剤を顔料分散液中に用いて顔料の安定化を助ける。これは、顔料粒子と、主ポリマー分散剤、この場合はEfka47との間を結合する橋として役立つ。
・Irgalite Blue LGE:Ciba Geigy,Inc.製のフタロシアニンブルー15:3顔料。この製品は、もはや、市販されていない。代替顔料はIrgalite Blue NGAであり、これもフタロシアニン15:3顔料である。
・BYK UV 3500:BYK Chemie製の表面添加剤。この添加剤は、インクが、ガラス、ビニール、金属、プラスチック、PVC等のような非多孔質基材を湿らせるのを助けるためのものであり、インクが、印刷ヘッド内のウエルを流れるのを助ける。
Figure 2005524099
・Disperbyk 110:BYK Chemie製の分散剤コポリマー
・Tioxide Comet 300:TIOXIDE社製の白色顔料、ケミカルインデックスWhite6
Figure 2005524099
・Elvacite2008:Ineo Acrylic(テネシー州コルドバ在)製のアクリル樹脂
Figure 2005524099
・Epon2004樹脂:Shell Chemical製のエポキシ樹脂
他の試薬
・BX−HEMA LLT:約97.8%のHEMA、約0.7%のEGDMAおよび約1.5%のMAAの混合物
・Ionac PFAZ−322:以前はバーミンガム在Sybronから供給され、最近ではペンシルバニア州ピッツバーグ在BayerからPFAZ−322として供給されている、アジリジン型の結合剤
実験
対照組成A:
1.TD−70Aシアンインク
実験組成B:
1.TD−70Aシアンインク
2.Ionic(登録商標)PFAZ(登録商標)−322(ニュージャージー州バーミンガム在Sybron Chemicals,Inc.製) 2%
実験組成C:
1.TD−70Aシアンインク
2.Ionac(登録商標)PFAZ(登録商標)−322(ニュージャージー州バーミンガム在Sybron Chemicals,Inc.製) 2%
3.BX−HEMA LLT 40%
各組成を混合し、Budjet IVプリンター(アリゾナ州チャンドラー在Fas−co Encoder製)を用いて、HEMAレンズ上にインクジェット印刷した。さらに、重合の熱開始剤および/またはUV開始剤は、これらの組成の、接着力および/または重合時間を向上させると考えられる。文字のデジタル的にコード化された像を、HEMAレンズ上にインクジェット印刷した。レンズを、70(Cで16時間硬化させた。レンズを、次に、水和し、蒸留水中で80〜90(Cで12時間抽出した。レンズを、バイアルに入れ、一、三および五のオートクレーブサイクルを利用して蒸気滅菌した。サンプルを、一、三および五のオートクレーブサイクル後に、指での摩擦により、結合およびインク接着について評価した。
結果の要約:
1.対照組成との結合は非常に劣っていた。これは、指摩擦テストを用いて擦り落とされた。
2.実験組成BおよびCとの結合は、指摩擦テストにおいて優れていた。
3.高水準のHEMAを用いてインクで作ったデジタル的にコード化された像の亀裂は、極めて低かった。
Ionac(登録商標)PFAZ(登録商標)−322(ニュージャージー州バーミンガム在Sybron Chemicals,Inc.製)のような多官能アリジリン架橋剤を有し、BX−HEMA LLTが40%である組成は、インクを用いて作ったデジタル的にコード化された像の亀裂を低下させ、TD−70Aインク単独と比べて、HEMAレンズへのインク接着を改良した。多官能アジリジン架橋剤を用いて、効果的な機械的結合が達成可能である。
実施例6:架橋剤としての多官能カルボジイミド
この実施例は、結合剤として多官能カルボジイミドを用いることにより、ポリマーレンズへの顔料混入染料の改良された接着を提供する。架橋網が、そのような多官能カルボジイミドにより形成されると考えられる(例えば、UCARLNK(登録商標)XL−29SE Crosslinker用のUCARLNK(登録商標)CROSSLINKERSのDow Chemical Companyの製品説明が参照され、ここで参考のために取り込まれる)。カルボジイミドは、レンズポリマー中に含まれるカルボン酸基と、染料製剤中のヒドロキシル末端基またはアミン末端基との間に反応を引き起こすと考えられる(例えば、March,Advanced Organic Chemistry,第2版,McGraw−Hill Book Company,ニューヨーク,特に、363〜365頁)。そのような架橋網は、顔料混入染料のような染料の取り込みを可能にすると考えられる。
本発明で用いることができる多官能カルボジイミドの例に、UCARLNK(登録商標)XL−29SE(ミシガン州ミッドランド在Dow Chemical Co.製)がある。さらに、UCARLNK(登録商標)XL−29SEの低粘度は、インクジェットプリンターでインクを使用する場合、さらなる利益を提供することができる。約1〜10重量%のUCARLNK(登録商標)XL−29SEを、カルボキシル化ヒドロキシエチルメチルアクリレートポリマーと反応させることができる。この反応は、室温より低温、室温またはそれより高温で起こるが、高い温度は反応時間を短くする。温度範囲は、室温から90(Cであり得る。
この実施例の目的は、架橋剤としてUCARLNK(登録商標)XL−29SEを用いて、インクのポリマーへの結合を評価することであり、ポリマー中における顔料混入染料の局在化の安定化を達成する。
試薬
これらの実施例で用いられる種々の組成をここに記載する。
実験
対照組成A:
1.TD−70Aシアンインク
実験組成B:
1.TD−70Aシアンインク
2.UCARLNK(登録商標)XL−29SE(ミシガン州ミッドランド在Dow Chemicals製) 2%
実験組成C
1.TD−70Aシアンインク
2.UCARLNK(登録商標)XL−29SE(ミシガン州ミッドランド在Dow Chemicals製) 2%
3.HEMA組成BX−HEMA LLT 40%
各組成を混合し、Budjet IVプリンター(アリゾナ州チャンドラー在Fas−co Encoder製)を用いて、HEMAレンズ上にインクジェット印刷した。さらに、重合の熱開始剤および/またはUV開始剤は、これらの組成の、接着力および/または重合時間を向上させると考えられる。文字のデジタル的にコード化された像を、HEMAレンズ上にインクジェット印刷した。レンズを、70(Cで16時間硬化させた。レンズを、次に、水和し、蒸留水中で80〜90(Cで12時間抽出した。レンズを、バイアルに入れ、一、三および五のオートクレーブサイクルを利用して蒸気滅菌した。サンプルを、一、三および五のオートクレーブサイクル後に、指での摩擦により、結合およびインク接着について評価した。
結果の要約:
1.対照組成Aとの結合は非常に劣っていた。これは、指摩擦テストを用いて擦り落とされた。
2.実験組成BおよびCとの結合は、指摩擦テストにおいて優れていた。
3.高水準のHEMAを用いてインクで作ったデジタル的にコード化された像の亀裂は、極めて低かった。
これらの結果は、UCARLNK(登録商標)XL−29SE(ミシガン州ミッドランド在Dow Chemicals製)のような多官能カルボジイミド架橋剤を有し、BX−HEMA LLTが40%である組成が、亀裂を低下させ、TD−70インク単独と比べて、HEMAレンズへのインク接着を改良することを示した。UCARLNK(登録商標)XL−29SEのような多官能カルボジイミド架橋剤を用いて、効果的な機械的結合を達成することができる。
実施例7:架橋剤としてのチタン酸塩およびジルコン酸塩
先の実施例で説明した多官能アジリジンおよび多官能カルボジイミドに加えて、本発明において種々の他の結合剤も用いることができる。別の結合剤は、SynetixおよびDuPontから販売されているような有機チタン酸塩およびジルコン酸塩を含む。これらの有機チタン酸塩およびジルコン酸塩は、デジタル化像のインクのポリマー表面への接着を促進することができる。好ましい例は、TYZOR→DuPont Chemicalsのシリーズ(例えば、DuPont Tyzor→Organic Titanates publications(General Brochure(2001)を参照)、(Product Selection Guide−USA(2001))、(Product List−USA(2001))、(Technical Note−Grade Chart(2001))、(Technical Note−Grade Selection Chart(2001))、(Technical Note−Printing Ink Additive(2001))および(Technical Note−FDA−Food Contact(2001))およびSyntetix and ICI ChemicalのVERTEC(登録商標)シリーズ(例えば、VERTEC(登録商標)IA10)(例えば、www.synetix.comおよびこれらの製品のMaterial Safety Data Sheetsを参照)である。
本発明に適用するために、これらの化合物を、単独でまたは、多官能アジリジンおよび多官能カルボジイミドのような架橋剤を含む他の結合剤と組み合わせて用いて、接着力を向上させることができる。有機チタン酸塩は、インク樹脂を有するレンズポリマー中のヒドロキシルまたはカルボキシル基の活性水素との反応によりインク樹脂とポリマーを架橋させると考えられている。そのような架橋の結果として、ポリマーへのインクの接着が向上し、熱安定性および耐水性または耐溶媒性も向上する。多くの好ましい有機チタン酸塩、例えば、VERTEC(登録商標)IA10、VERTEC(登録商標)PA12、TYZOR→AA−75、TYZOR→TBT、TYZOR→TPTおよびTYZOR→BPTが市販されている。
通常、有機チタン酸塩およびジルコン酸塩を、仕上げられたインク中に、仕上げられたインクの重量の約1%〜約20%、好ましくは約3%〜約10%の濃度で、用いることができる。反応速度は、温度と共に増加する。
試薬
架橋剤として有機チタン酸塩を含むことができる典型的インクは、以下のものを含む:
Figure 2005524099
・A:TD−70Aはここに説明されている。この試薬は、有機チタン酸塩が加水分解してインクをゲルにするので、無水であるべきである。
・B:BX−HEMA LLT
・C:イリノイ州オークブルック・テラス在Syntix製のVERTEC IA10
・D:過酸化ベンゾイル(ミズーリ州セント・ルイス在Sigma、またはウィスコンシン州ミルウォーキー在Aldrich製)のような熱開始剤または、スイス国バーセル在Ciba Geigy製のIrgacure184のようなUV開始剤
実験
有機チタン酸塩、ジルコン酸塩または両方を含むインクを混合し、Budjet IVプリンター(アリゾナ州チャンドラー在Fas−co Encoder製)のような適当なプリンターを用いて、Hemaレンズ上にインクジェット印刷する。レンズを、適当な時間硬化する。レンズを、次に、水和し、適当な温度で適当な時間、蒸留水中に抽出する。レンズを、バイアルに入れ、一、三および五のオートクレーブサイクルを利用して蒸気滅菌する。サンプルを、一、三および五のオートクレーブサイクル後に、指での摩擦により、結合およびインク接着について評価する。
実施例8:反応性染料を用いる、レンズ上へのデジタル的にコード化された像のインクジェット印刷
試薬
これらの実施例で用いられる種々の組成をここに記載する。
Figure 2005524099
Figure 2005524099
Figure 2005524099
Figure 2005524099
Figure 2005524099
Figure 2005524099
・Versene100XLは、カリフォルニア州サン・カルロス在DOW chemical製のキレート剤
・Giv Gard DXNは、イリノイ州バッファロー・グルーブ在ANGUS CHEMICAL COMPANY製の殺生物剤
・NMMNOは、ウィスコンシン州ALDRICH CHEMICAL製の4−メチルモルホリンN−オキシド97%
・PEG200、PEG400、PEG600は、カリフォルニア州サン・カルロス在DOW chemical製のポリエチレングリコールである
・Surfynol504、Surfynol465は、ペンシルバニア州アレンタウン在のAir Product製の界面活性剤
・韓国Eastwell Company製のPapicel Blue IJ−PG染料溶液
実験
ヒトの目の虹彩の寸法に近い環状リングのデジタルイメージを、Photoshop(登録商標)6.0プログラムで作り、ピエゾ(Ultramark)2000インクジェットプリンター(アリゾナ州チャンドラー在Fas−Co Coders製)のコンピューターに記憶した。TD103二酸化チタン系溶媒系インクを、組成TD103Aについて、モノマー混合物BX−HEMA LLT、架橋剤アジリジンおよび熱開始剤過酸化ベンゾイルと混合した。環状輪のデジタルイメージを、次に、レンズ上にインクジェット印刷し、像を有するレンズを70(Cで16時間硬化した。
ヒトの目の虹彩の寸法に近い環状輪のデジタルイメージを、Photoshop(登録商標)6.0で、四つの着色四分円に分割し、シアン、イエロー、マゼンタおよびブラックを作った。TD46、TD47、TD92およびTD106反応性染料系インクを、改良HP550C熱インクジェットプリンターのインクカートリッジ中に入れた。印刷品質を維持しつつも、コンタクトレンズの曲面がプリントヘッドと直接接触しないのに充分な距離だけプリントヘッドを持ち上げることにより、コンタクトレンズがプリントヘッドの下を通過するように、プリンターを改良した。デジタルイメージを、改良HP550Cプリンター上の印刷された二酸化チタンと透明非印刷レンズとの両方に印刷した。レンズを、オートクレーブ内で、熱い蒸気雰囲気に110(Cで30分間曝した。蒸気処理後、レンズを水和し、pH11.1の0.3%炭酸ナトリウム塩水中に50〜60(Cで抽出し、色輝度について評価した。レンズを次にバイアルに入れ、塩水溶液中に漬け、オートクレーブに入れた。レンズを、一および三の滅菌サイクル後に指で擦ることにより機械的結合について評価した。
結果:
1.全てのサンプルは、水和前に充分に確定した深い色を有していた。
2.水和後、指摩擦テストにより決められるように、
全てのレンズが不透明のままであり、
マゼンタおよびシアン色が少し淡く、これはレンズポリマーの膨張/膨潤が原因である可能性があり、
イエローおよびブラック色が薄くなった。
3.滅菌後、一部のサンプルは、指摩擦テストで決められるように、不透明材料および色のレンズへの結合の低下を示した。
この明細書および参考文献および添付資料で言及した特許文献および化学文献を含む全ての出版物を、個々の出版物がそれぞれ参考に取り込まれるように、その全体を全ての目的について同じ程度に参考として取り込む。
全ての見出しは、読み手の便利のためであり、特記しない限り見出しに続く文章の意味を制限するように用いるべきでない。
デジタル的にコード化された像を印刷する方法の概略図 構造中に含まれる積層されたデジタル的にコード化された像を示す図 一次表面とポリマー層との間にインクの層を含ませる方法を示す図 インクを表面に適用する方法を示す図 本発明のパッドトランスファー印刷法の図 本発明のレンズを生産するために用いることができる旋盤/製作工程の方法を示す図 本発明のレンズを生産するために用いることができる鋳造成形法を示す図 本発明のレンズを生産するために用いることができるスピン鋳造法を示す図 本発明のレンズを生産するために用いることができるスピン鋳造法を示す図 本発明の凸部分に形成することができる圧痕構造の例を示す図 本発明の凹部分に形成することができる圧痕構造の例を示す図 本発明の種々の圧痕構造中へのインクの付着を示す図 レンズのための心出しおよびマスキングのための固定具を示す図 本発明と組み合わせて、デジタル的にコード化された像を印刷するための種々の方法の概略図 印刷されたデジタル的にコード化された像を有するポリマーを作る種々の方法の概略図 本発明の構造中の積層されたデジタル的にコード化された像の図 本発明の表面上のウエル中に印刷する方法を示す図
符号の説明
A1 ブラックインク
A2 マゼンタインク
A3 イエローインク
A4 シアンインク

Claims (94)

  1. a)ポリマー、および
    b)インクを用いて作られたデジタル的にコード化された像
    を含んでなる製造物品であって、
    前記ポリマーがレンズを形成し、
    前記デジタル的にコード化された像が結合剤を用いて作られる製造物品。
  2. 前記デジタル的にコード化された像が、単色または多色像を含む、請求項1に記載の製造物品。
  3. 前記デジタル的にコード化された像が、透明、不透明または部分的不透明である、請求項1に記載の製造物品。
  4. 前記ポリマーがヒドロゲルを含む、請求項1に記載の製造物品。
  5. 前記レンズがソフトレンズ、ハードレンズまたはハイブリッドレンズである、請求項1に記載の製造物品。
  6. 前記レンズが約0%〜約80%の水を含む、請求項1に記載の製造物品。
  7. 前記レンズが酸素透過性である、請求項1に記載の製造物品。
  8. 前記ポリマーが疎水性または親水性である、請求項1に記載の製造物品。
  9. 前記ポリマーが、アクリル、シリコーンおよびポリカーボネートからなる群より選択される、請求項1に記載の製造物品。
  10. 前記レンズがコンタクトレンズである、請求項1に記載の製造物品。
  11. 前記デジタル的にコード化された像が、印刷により前記ポリマーに適用される、請求項1に記載の製造物品。
  12. 前記印刷がインクジェット印刷である、請求項11に記載の製造物品。
  13. 前記インクジェット印刷がピエゾ印刷を用いる、請求項12に記載の製造物品。
  14. 前記インクジェット印刷が熱印刷である、請求項12に記載の製造物品。
  15. 前記印刷がパッドトランスファー印刷である、請求項11に記載の製造物品。
  16. 前記印刷が含浸による、請求項11に記載の製造物品。
  17. 前記印刷が写真平板術である、請求項11に記載の製造物品。
  18. 前記印刷がレーザー印刷である、請求項11に記載の製造物品。
  19. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマーの少なくとも一つの表面上にある、請求項1に記載の製造物品。
  20. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマー内にある、請求項1に記載の製造物品。
  21. 前記インクが、少なくとも一つの染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料またはジアゾ染料を含む、請求項1に記載の製造物品。
  22. 前記インクが水または溶媒を含む、請求項1に記載の製造物品。
  23. 前記結合剤がイソシアネート化合物を含む、請求項1に記載の製造物品。
  24. 前記結合剤がジイソシアン酸ヘキサメチルを含む請求項1に記載の製造物品。
  25. 前記結合剤がアジリジンを含む、請求項1に記載の製造物品。
  26. 前記結合剤が多官能アジリジンを含む、請求項1に記載の製造物品。
  27. 前記結合剤がカルボジイミドを含む、請求項1に記載の製造物品。
  28. 前記結合剤が多官能カルボジイミドを含む、請求項1に記載の製造物品。
  29. 前記結合剤が有機チタン酸塩を含む、請求項1に記載の製造物品。
  30. 前記結合剤がジルコン酸塩を含む、請求項1に記載の製造物品。
  31. 前記インクが、モノマー、ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマーまたはコポリマーを含む、請求項1に記載の製造物品。
  32. 前記インクが開始剤を含む、請求項1に記載の製造物品。
  33. 前記開始剤がUV開始剤である、請求項32に記載の製造物品。
  34. 前記開始剤が熱開始剤である、請求項32に記載の製造物品。
  35. 前記インクが溶媒を含む、請求項1に記載の製造物品。
  36. 前記インクが分散剤を含む、請求項1に記載の製造物品。
  37. 前記インクが抗菌剤を含む、請求項1に記載の製造物品。
  38. 前記インクが抗真菌剤を含む、請求項1に記載の製造物品。
  39. 前記インクが殺菌剤および/または湿潤剤を含む、請求項1に記載の製造物品。
  40. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマー中に取り込まれている、請求項1に記載の製造物品。
  41. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマーと化学結合、自己接着結合またはポリマー−ポリマー結合を形成している、請求項1に記載の製造物品。
  42. 前記デジタル的にコード化された像が、少なくとも一つのパターンまたは少なくとも一つの色を含む、請求項1に記載の製造物品。
  43. 前記少なくとも一つの像が、目の虹彩の像を含む、請求項42に記載の製造物品。
  44. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも一つの色から得られる、請求項42に記載の製造物品。
  45. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも二つの別々の色またはその混合から得られる、請求項42に記載の製造物品。
  46. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも三つの別々の色またはその混合から得られる、請求項42に記載の製造物品。
  47. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも四つの別々の色またはその混合から得られる、請求項42に記載の製造物品。
  48. a)ポリマー、および
    b)インクを用いて作られたデジタル的にコード化された像
    を含んでなる製造物品であって、
    前記ポリマーがレンズを形成し、
    前記インクが結合剤を含む、製造物品。
  49. 前記デジタル的にコード化された像が、単色または多色像を含む、請求項48に記載の製造物品。
  50. 前記デジタル的にコード化された像が、透明、不透明または部分的不透明である、請求項48に記載の製造物品。
  51. 前記ポリマーがヒドロゲルを含む、請求項48に記載の製造物品。
  52. 前記レンズがソフトレンズ、ハードレンズまたはハイブリッドレンズである、請求項48に記載の製造物品。
  53. 前記レンズが約0%〜約80%の水を含む、請求項48に記載の製造物品。
  54. 前記レンズが酸素透過性である、請求項48に記載の製造物品。
  55. 前記ポリマーが疎水性または親水性である、請求項48に記載の製造物品。
  56. 前記ポリマーが、アクリル、シリコーンおよびポリカーボネートからなる群より選択される、請求項48に記載の製造物品。
  57. 前記レンズがコンタクトレンズである、請求項48に記載の製造物品。
  58. 前記デジタル的にコード化された像が、印刷により前記ポリマーに適用される、請求項48に記載の製造物品。
  59. 前記印刷がインクジェット印刷である、請求項58に記載の製造物品。
  60. 前記インクジェット印刷がピエゾ印刷を用いる、請求項59に記載の製造物品。
  61. 前記インクジェット印刷が熱印刷である、請求項59に記載の製造物品。
  62. 前記印刷がパッドトランスファー印刷である、請求項58に記載の製造物品。
  63. 前記印刷が含浸による、請求項58に記載の製造物品。
  64. 前記印刷が写真平板術である、請求項58に記載の製造物品。
  65. 前記印刷がレーザー印刷である、請求項58に記載の製造物品。
  66. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマーの少なくとも一つの表面上にある、請求項48に記載の製造物品。
  67. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマー内にある、請求項48に記載の製造物品。
  68. 前記インクが、少なくとも一つの染料、建染染料、粒子、顔料、反応性染料またはジアゾ染料を含む、請求項48に記載の製造物品。
  69. 前記インクが水または溶媒を含む、請求項48に記載の製造物品。
  70. 前記結合剤がイソシアネート化合物を含む、請求項48に記載の製造物品。
  71. 前記結合剤がジイソシアン酸ヘキサメチルを含む、請求項48に記載の製造物品。
  72. 前記結合剤がアジリジンを含む、請求項48に記載の製造物品。
  73. 前記結合剤が多官能アジリジンを含む、請求項48に記載の製造物品。
  74. 前記結合剤がカルボジイミドを含む、請求項48に記載の製造物品。
  75. 前記結合剤が多官能カルボジイミドを含む、請求項48に記載の製造物品。
  76. 前記結合剤が有機チタン酸塩を含む、請求項48に記載の製造物品。
  77. 前記結合剤がジルコン酸塩を含む、請求項48に記載の製造物品。
  78. 前記インクが、モノマー、ポリマー、ホモポリマー、ヘテロポリマーまたはコポリマーを含む、請求項48に記載の製造物品。
  79. 前記インクが開始剤を含む、請求項48に記載の製造物品。
  80. 前記開始剤がUV開始剤である、請求項79に記載の製造物品。
  81. 前記開始剤が熱開始剤である、請求項79に記載の製造物品。
  82. 前記インクが溶媒を含む、請求項48に記載の製造物品。
  83. 前記インクが分散剤を含む、請求項48に記載の製造物品。
  84. 前記インクが抗菌剤を含む、請求項48に記載の製造物品。
  85. 前記インクが抗真菌剤を含む、請求項48に記載の製造物品。
  86. 前記インクが殺菌剤および/または湿潤剤を含む、請求項48に記載の製造物品。
  87. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマー中に取り込まれている、請求項48に記載の製造物品。
  88. 前記デジタル的にコード化された像が、前記ポリマーと化学結合、自己接着結合またはポリマー−ポリマー結合を形成している、請求項48に記載の製造物品。
  89. 前記デジタル的にコード化された像が、少なくとも一つのパターンまたは少なくとも一つの色を含む、請求項48に記載の製造物品。
  90. 前記少なくとも一つの像が、目の虹彩の像を含む、請求項89に記載の製造物品。
  91. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも一つの色から得られる、請求項89に記載の製造物品。
  92. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも二つの別々の色またはその混合から得られる、請求項89に記載の製造物品。
  93. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも三つの別々の色またはその混合から得られる、請求項89に記載の製造物品。
  94. 前記少なくとも一つの像が、少なくとも四つの別々の色またはその混合から得られる、請求項89に記載の製造物品。
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