JP2005521653A - 先端ナトリウム同時依存性胆汁酸輸送(asbt)およびタウロコール酸塩取込みの阻害剤としての新規アルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物 - Google Patents

先端ナトリウム同時依存性胆汁酸輸送(asbt)およびタウロコール酸塩取込みの阻害剤としての新規アルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物 Download PDF

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Abstract

チエピン先端ナトリウム同時依存性胆汁酸輸送(ASBT)阻害剤が、同一物の製造方法、高脂血症状を治療するための同一物の使用方法、ならびに同化合物を含有する製剤組成物と一緒に開示される。

Description

技術分野
本発明は、被験者における高血中コレステロールレベルを治療するための化合物、製剤組成物および方法に関する。特に本発明は、先端ナトリウム同時依存性胆汁酸輸送(ASBT)阻害剤として有用である新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物、それを含有する製剤組成物、その製造方法、ならびに高脂血症状の治療方法に関する。
関連技術の説明
ヒト身体におけるコレステロールの主な代謝末路は、胆汁酸の肝合成にある。胆汁酸は、受動的および能動的に小腸から再吸収され、腸肝循環を介して再循環されて、胆汁酸の全プールを維持する(Dietschy, “Mechanisms for the intestinal absorption of bile acids”, J. Lipid Res., 9: 297-309 (1968))。胆汁酸は近位小腸で受動的吸収を、そして末端回腸で能動輸送を受ける(Love et al., “New insights into bile acid transport”, Curr. Opin. Lipidol., 9(3): 225-229 (1998))。回腸能動輸送は、大多数の腸胆汁酸取込みを説明し、タウリン抱合胆汁酸のための専用経路である(同上)。回腸能動輸送は、回腸の遠位3分の1に局在する先端ナトリウム同時依存性胆汁酸輸送(「ASBT」、回腸胆汁酸輸送または「IBAT」としても既知である)により媒介される(Craddock et al., “Expression and transport properties of the human ileal and renal sodium-dependent bile acid transporter”, Am. J. Physiol., 274 (Gastrointest. Liver Physiol. 37): G157-G169(1998))。
平衡は一般に、肝臓コレステロールおよび胆汁酸プール間に存在する。胆汁酸の腸肝再循環の妨害(例えば腸胆汁酸と金属イオン封鎖樹脂、例えばコレスチラミン;回腸ASBTを物理的に排除するための回腸の外科的除去;または回腸ASBTの特異的抑制)は、肝臓胆汁酸プールにおける疾患を生じ、コレステロールからの胆汁酸の肝合成増大を刺激し(即ち、コレステロール−7アルファ−ヒドロキシラーゼ活性の上向き調節)、最終的にエステル化コレステロールの肝臓プールを枯渇させる。胆汁酸合成を支持するのに必要な肝臓コレステロールレベルを保持するために、コレステロールのde novo合成が肝細胞中で増大し(即ちヒドロキシ−3−メチルグルタリル補酵素Aレダクターゼ活性の上向き調節)、細胞表面低密度リポタンパク質コレステロール受容体(「LDL受容体」)の数を上向き調節することにより、血清コレステロールの取込みも増大する。肝臓LDL受容体の数は、血清低密度リポタンパク質(「LDL」)コレステロールレベルに直接的に影響し、LDL受容体の数の増大が血清コレステロールの減少を生じる。したがって、正味結果は、腸胆汁酸再吸収が低減されると、血清LDLコレステロールレベルが低減するということである。
回腸における胆汁酸再吸収を抑制することにより働く抗高脂血剤の一クラスが同定されている。このクラスの作用物質の例としては、米国特許第5,994,391号に開示された置換ベンゾチエピンが挙げられる。PCT特許出願WO99/35135は、ASBT阻害剤として用いるための付加的置換ベンゾチアゼピン化合物を開示する.さらなる例として、PCT特許出願WO94/24087は、ABST阻害剤として用いるための置換ナフタレン化合物の一群を開示する。しかしながら米国食品医薬品局は、現時点で、抗高脂血剤としての使用のためのいかなるASBT阻害薬も認可していない。
その他の作用様式を有する多数の抗高脂血剤も、高脂血症状および障害の治療のために有用であると文献中に開示されている。これらの作用物質の例としては、例えば市販作用物質、例えばニコチン酸、胆汁酸金属イオン封鎖剤、例えばコレスチラミンおよびコレスチポール、3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル補酵素Aレダクターゼ阻害剤(「HMG Co−Aレダクターゼ阻害剤」)、プロブコールならびにフィブリン酸誘導体、例えばゲムフィブロジルおよびクロフィブレートが挙げられる。
HMG Co−Aレダクターゼ阻害剤として既知である抗高脂血剤のクラスは、肝臓酵素3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル補酵素Aレダクターゼ(「HMG Co−Aレダクターゼ」)を抑制することにより働く。HMG Co−Aレダクターゼ阻害剤、例えばパラバスタチンの単一療法投与によるHMG Co−Aレダクターゼの直接抑制は、結成LDLコレステロールを低下させる臨床的に有効な方法であることが示されている(Sacks et al., “The Effect of Pravastatin on Coronary Events after Myocardial Infarction in Patients with Average Cholesterol Levels”, New England Journal of Medicine, 335(14): 1001-9 (1996))。プラバスタチンによる単一療法処置は、胆汁酸合成の支持に際して肝臓にコレステロールを提供するためのメカニズムとして、細胞表面LDL受容体の上向き調節をもたらし得る(Fujioka et al., “The Mechanism of Comparable Serum Cholesterol Lowing Effects of Pravastatin Sodium, a 3-Hydroxy-3-Methylglutaryl Coenzyme A Inhibitor, between Once- and Twice-Daily Treatment Regiments in Beagle Dogs and Rabbits”, Jpn. J. Pharmacol., Vol. 70, pp. 329-335 (1996))。
HMG Co−Aレダクターゼ阻害剤と組合せたASBT阻害剤の投与は一般に、PCT出願WO98/40375に開示されている。
胆汁酸金属イオン封鎖樹脂と組合せたHMG Co−Aレダクターゼ阻害剤による高コレステロール血症の治療も、文献で報告されている。胆汁酸金属イオン封鎖樹脂コレスチポールと組合せたHMG Co−Aレダクターゼ阻害剤ロバスタチンの投与は、Vega et al., “Treatment of Primary Moderate Hypercholesterolemia With Lovastatin (Mevinolin) and Colestipol”, JAMA, Vol. 257(1), pp. 33-38 (1987)に開示されている。胆汁酸金属イオン封鎖樹脂コレスチラミンと組合せたHMG Co−Aレダクターゼ阻害剤プラバスタチンの投与は、Pan et al., “Pharmacokinetics and pharmacodynamics of pravastatin alone and with cholestyramine in hypercholesterolemia”, Clin. Pharmacol. Ther., Vol. 48, No. 2, pp. 201-2-7 (August 1990)に開示されている。
その他の選択組合せレジメンによる高コレステロール血症の治療も、文献に報告されている。Ginsberg, “Update on the Treatment of Hypercholesterolemia, with a Focus on HMG Co-A Reductase Inhibitors and Combination Regiments”, Clin. Cardiol., Vol. 18(6), pp. 307-315 (June 1995)は、高コレステロール血症の耐性症例に関して、HMG Co−Aレダクターゼ阻害剤と胆汁酸金属イオン封鎖樹脂ナイアシンまたはフィブリン酸誘導体を組合せた療法は一般に、有効であり、良好に耐容される、と報告している。Pasternak et al., “Effect of Combination Therapy with Lipid-Reducing Drugs in Patients with Coronary Heart Disease and ‘Normal’ Cholesterol Levels”, Annals of Internal Medicine, Vol. 125, No. 7, pp. 529-540 (October 1, 1996)は、HMG Co−Aレダクターゼ阻害剤プラバスタチンおよびニコチン酸の組合せまたはプラバスタチンとフィブリン酸誘導体ゲムフィブラゾールの組合せがLDLコレステロールレベル低下に有効であり得ることを報告する。
発表済み文献に従来開示された特定の組合せレジメンと比較して、活性化合物に関する効能改善、効力改善および/または投与要件低減を示す新規のASBT阻害剤を提供するのが望ましい。
発明の要約
一実施形態によれば、本発明は、1つまたは複数の高脂血症状の治療のための有効な作用物質である式I−1〜I−24(下記の「詳細な説明」参照)に対応する新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物を包含する。
別の実施形態によれば、本発明は、1つまたは複数の高脂血症状の治療に用いるのに適した式I−1〜I−24に対応する1つまたは複数の新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物を含む製剤組成物を包含する。
さらに別の実施形態によれば、本発明は、式I−1〜I−24に対応する治療的有効量の1つまたは複数の新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物を被験者に投与することを含めた1つまたは複数の高脂血症状の治療方法を包含する。
さらに別の実施形態によれば、本発明は、式I−1〜I−24に対応する新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物の製造方法を包含する。本発明のその他の態様は、以下に示される本発明の説明にかんがみて、当業者には明らかである。
好ましい実施形態の詳細な説明
一実施形態によれば、本発明は、式I−1〜I−8:
Figure 2005521653
Figure 2005521653
Figure 2005521653
Figure 2005521653
(式中、jは0、1または2であり、
2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
9およびR10は前記と同様であり、
5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
-は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
6ラジカルは独立して、ハロゲン、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、アリール−R5、OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9および−SO39;ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る)
により限定される新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエペン化合物、あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを包含する。
一実施形態では、アリール−R5は、−N(H)−X−R33または−O−X−R33(ここで、Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)t、および共有結合からなる群から選択され、R33は、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、そしてsおよびtは独立して0または1である)で置換されるフェニルである。
別の実施形態では、アリール−R5は、−N(H)−X−R33または−O−X−R33(ここで、Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)t、および共有結合からなる群から選択され、R33は、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、そしてsおよびtは独立して0または1である)でパラ位置(またはオルト位置)で置換されるフェニルである。
別の実施形態では、アリール−R5は、−N(H)−X−R33または−O−X−R33(ここで、Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)t、および共有結合からなる群から選択され、R33は、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、そしてsおよびtは独立して0または1である)でメタ位置で置換されるフェニルである。
別の実施形態では、アリール−R5は、下記の表の成員(1)〜(24)、(25)〜(48)または(49)〜(70)からなる群から選択されるラジカルで置換されるフェニルである。
さらに、「ヒドロカルビル」という用語は、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニルのような部分、ならびに脂肪族基または環状炭化水素基、例えばアルカリル、アルケナリルおよびアルキナリルで任意に置換される部分を含むが、これらに限定されない。典型的には、「ヒドロカルビル」部分は、1〜20個の炭素原子、1〜18個の炭素原子、1〜12個の炭素原子、3〜12個の炭素原子、1〜6個の炭素原子、3〜6個の炭素原子を含む。
さらにまた、R5A、R5B、R6A、およびR7Aは独立して、水素、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリルおよび第四級へテロアリールからなる群から選択され得るが、ここで、上記のアリール、ヘテロアリール、第四級ヘテロシクリルおよび第四級へテロアリールは、アルキル、アルケニル、アルキニル、ポリアルキル、ポリエーテル、アリール、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ハロゲン、オキソ、OR13、NR1314、SR13、S(O)R13、SO213、SO313、NR13OR14、NR13NR1415、NO2、CO213、CN、OM、SO2OM、SO2NR1314、C(O)R1314、C(O)OM、COR13、P(O)R1314、P+131415、P(OR13)OR14、S+1314-およびN+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数の置換基で置換され、
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、ポリアルキル、ポリエーテル、アリール、ハロアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは任意に、O、NR7、N+78-、S、SO、SO2、S+7-、PR7、P(O)R7、P+78-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、ポリアルキル、ポリエーテル、アリール、ハロアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、OR7、NR7、R8、SR、S(O)R7、SO27、SO37、CO27、CN、オキソ、CONR78、N+789-、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールアルキル、第四級ヘテロシクリル、第四級へテロアリール、P(O)R78、P+78-およびP(O)(OR7)OR8(ここで、R7およびR8は独立して、水素およびアルキルから選択される)からなる群から選択される1つまたは複数の置換基でさらに置換され得る。
さらにR5A、R5B、R6AおよびR7Aは独立して、次式(I)を有し得る:
−Ar−(R5t (I)
(式中、tは、0、1、2、3、4および5から選択される整数であり、
Arは、フェニル、チオフェニル、ピリジル、ピペラジニル、ピペロニル、ピロリル、ナフチル、フラニル、アントラセニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピリミジニル、チアゾリル、トリアゾリル、イソチアゾリル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイソチアゾリルからなる群から選択され、
1つまたは複数のR5は独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ポリアルキル、ポリエーテル、アリール、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ハロゲン、オキソ、OR13、NR1314、SR13、S(O)R13、SO213、SO313、NR13OR14、NR13NR1415、NO2、CO213、CN、OM、SO2OM、SO2NR1314、C(O)R1314、C(O)OM、COR13、P(O)R1314、P+131415、P(OR13)OR14、S+1314-およびN+91112-からなる群から選択され、
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、ポリアルキル、ポリエーテル、アリール、ハロアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルはさらに、OR7、NR7、R8、SR7、S(O)R7、SO27、SO37、CO27、CN、オキソ、CONR78、N+789-、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールアルキル、第四級ヘテロシクリル、第四級へテロアリール、P(O)R78、P+78-およびP(O)(OR7)OR8からなる群から選択される1つまたは複数の置換基でさらに置換され、
上記のアルキル、アルケニル、アルキニル、ポリアルキル、ポリエーテル、アリール、ハロアルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは任意に、O、NR7、N+78-、S、SO、SO2、S+7-、PR7、P(O)R7、P+78-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
tおよびR5は前記と同様である)。
さらにまた、R5A、R5B、R6AおよびR7Aは独立して、次式(II)を有し得る:
Figure 2005521653
(式中、tおよびR5は前記と同様である)。
さらに、R6AおよびR7Aは独立して、以下のものから選択される:
(a)アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ポリアルキル、アシルオキシ、ポリエーテル、ハロゲン、OR13、NR1314、NR13NR1415、N+91112-、SR13、S+1314、CO213、NR14C(O)R13およびNR14C(O)R13(ここで、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ポリアルキル、アシルオキシおよびポリエーテルは、OR9、NR910、N+91112-、SR9、S(O)R9、SO29、SO39、オキソ、CO29、CN、ハロゲン、CONR910SO2OM、SO2NR910、PO(OR16)OR17、P+91112-、S+910-またはC(O)OMでさらに置換され得る)、
この場合、R6Aおよび/またはR7Aでは、1つまたは複数の炭素はO、NR13、N+1314-、S、SO、SO2、S+13-、PR13、P(O)R13、P+1314-、フェニレン、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチド、炭水化物、ポリエーテルまたはポリアルキルにより任意に置換され、そして、
上記のポリアルキル、フェニレン、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチドおよび炭水化物においては、1つまたは複数の炭素は、O、NR9、N+910-、S、SO、SO2、S+9-、PR9、P+910-またはP(O)R9により任意に置換され、
(b)アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ポリアルキル、アシルオキシ、ポリエーテル、ハロゲン、OR13、NR1314、NR13NR1415、N+91112-、SR13、S+1314、CO213、NR14C(O)R13およびNR14C(O)R13
この場合、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ポリアルキル、アシルオキシおよびポリエーテルは、OR9、NR910、N+91112-、SR9、S(O)R9、SO29、SO39、オキソ、CO29、CN、ハロゲン、CONR910SO2OM、SO2NR910、PO(OR16)OR17、P+91112-、S+910-またはC(O)OMでさらに置換され得るし、
この場合、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15およびA-は前記と同様であり、R16およびR17は独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、そして任意にR13=R14=メチルであり、
この場合、R6Aおよび/またはR7Aでは、1つまたは複数の炭素はO、NR13、N+1314-、S、SO、SO2、S+13-、PR13、P(O)R13、P+1314-、フェニレン、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチド、炭水化物、ポリエーテルまたはポリアルキルにより任意に置換され、そして、
上記のポリアルキル、フェニレン、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチドおよび炭水化物においては、1つまたは複数の炭素は、O、NR9、N+910-、S、SO、SO2、S+9-、PR9、P+910-またはP(O)R9により任意に置換され、
(c)ポリエーテル、OR13、NR1314およびN+91112-
(d)ポリエーテル、OR13およびNR1314
別の実施形態によれば、ASBT阻害剤化合物のクラスは、上記と同様に式I−1〜I−8により限定されるが、但し、
jは2であり、
2AおよびR2Bは水素であり、
3AおよびR3Bは独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、そして
5A、R5B、R6A、およびR7Aは独立して、水素、ならびに下記の表1に示された成員(1)〜(70)からなる群から選択されるR5でメタまたはパラ位置で任意に置換されるフェノールからなる群から選択される。R5が架橋結合である場合、{−チエペン−架橋−チエペン}型の二量体または多量体化合物が生成され、この場合、チエペンは式I−1〜I−24からなる群から選択され、そして例示的架橋R5基としては、下記の表の(7)、(17)および(24)が挙げられるが、これらに限定されない。
Figure 2005521653
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さらにまた、尾部(1)〜(70)では、特定陰イオンは別の製薬上許容可能な陰イオン(例えば前記と同様のA-)により置き換えられ得る.任意にR5は、以下から選択され得る:表1からの(1)〜(24)、(25)〜(48)または(49)〜(70)。さらにR5は、産生であるかまたは第四級アンモニウム窒素を含有し得る。さらにR5は、以下から選択され得る:表1からの(1)〜(5)、(6)〜(10)、(11)〜(15a)、(16)〜(20)、(21)〜(25)、(26)〜(30)、(31)〜(35)、(36)〜(40)、(41)〜(45)、(46)〜(50)、(51)〜(55)、(56)〜(60)、(61)〜(65)、(66)〜(70)、またはそれらの組合せ。
本発明のASBT阻害剤のその他の例示的実施形態は、以下の式I−9〜I−16により表される。
Figure 2005521653
Figure 2005521653
この場合、R3AおよびR3Bは独立して、水素およびアルキルから選択され、R6AおよびR7Aは前記と同様であり、そしてR5は、上記の表1の成員(1)〜(70)から選択される。R5は、フェニル環のパラ位置に結合されると記載される一方、R5は、上記の本発明のフェニル環のオルトまたはメタ位置に結合され得る(例えば適切なバー、上記の式I−9〜I−16のいずれかにおいて、ならびに下記の式I−17〜I−24のいずれかで)。好ましくはR5置換基は、C5−フェニル基のメタ−またはパラ位置に存在する。
本発明のASBT阻害剤のさらなる例示的実施形態は、以下の式I−17〜I−24により表される:
Figure 2005521653
Figure 2005521653
(式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7Aおよびjは前記と同様である)。
任意に、R2A=R2B=Hおよび/またはR3A=R3B=および/またはj=2である。
本発明の新規のアルキル/アリールヒドロキシまたはケトチエピン化合物は、安全且つ有効な抗高脂血症薬である。これらの化合物は一般に、少なくとも1つの望ましい特徴を示し、その例としては、本発明の新規の二フッ化ベンゾチエピンの場合における(a)効力改善、(b)溶解性プロフィール改善、(c)経口投与の慣用的経路との適合性改善、(d)安全性プロフィール改善、ならびに(e)4位置環炭素でのキラル中心の排除が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の化合物は、被験者における高脂血症の予防的治療を含めた1つまたは複数の高脂血症状の治療に有用であるが、これらに限定されない。本発明の方法、化合物、製剤組成物およびキットは、胆石の予防および/または治療にも有用である。ヒト治療のために湯陽であるほかに、上記の化合物(例えばI−1〜I−24)は、ペット動物(例えばウマ、イヌ、ネコ等)、外来種動物および農場動物、例えば哺乳類、齧歯類等の獣医学的治療のためにも有用である。本発明はヒト生物学に関して記載されるが、しかし本発明はその他の哺乳類にも同様に適用可能である、と当業者に理解される。
本発明の上記のASBT阻害剤は、下記の例示的化学スキーム1および2にしたがって製造され得る:
Figure 2005521653
スキーム1では、市販化合物1を、J. Org. Chem., 53, 5789 (1998)に記載された手法に従って、THF中の1,2−ジブロモエタンで活性化された亜鉛と反応させて、対応するベンジル臭化亜鉛(示されていない)を生成する。この中間体を、J. Org. Chem., 438(1-2), 11 (1992)に記載された手法に従って、THF中のHg2Cl2と反応させるが、但し、上記の中間体は上記参考文献中の対応する化合物に代えて用いられて、対応するジベンジル水銀中間体(示されていない)を生成する。この中間体を、J. Org. Chem., 319(2), 161 (1987)に記載された手法に従って、トルエンまたはキシレン中のアルミニウム粒子と反応させるが、但し、上記の中間体は上記参考文献中の対応する化合物に代えて用いて、化合物2を得る。
化合物3aは、仮出願60/330,892(2001年11月提出)(表題:Novel Mono- and Di-fluorinated Benzothiepine Compounds as Inhibitors of Apical Sodium Co-dependent Bile Acid Transport (ASBT) and Taurocholate Uptake, Examples 1457-1459)の手法に厳密に従って合成され得る(R3A=R3B=Buに関して)。その他のR基に関しては、同一手法が用いられるが、但し、その他の既知の1,3−ジオールが、実施例1457における2,2−ジブチルプロパン−1,3−ジオールの代わりに用いられる。次に化合物3aを、MeOHおよびHClと反応させて、対応するジメチルアセタル3を得る。
化合物4は、Sulfur Lett., 8(1), 31-5; 1988に記載された手法に従って調製されるが、但し、上記の化合物3が、上記参考文献中の対応する化合物の代わりに用いられる。
市販化合物5を、Pure Appl Chem, 53, 2333 (1981)に記載された手法に従って、Al(R5‘−ベンジル)3およびCp2ZrCl2と反応させるが、但し、化合物2およびアルキン5を上記参考文献中の対応する化合物の代わりに用いて、対応する三置換アルケン中間体(示されていない)を生成する。この中間体を、J. Am. Chem. Soc., 100, 2252(1978); 108, 7791 (1986)に記載された手法に従って、I2と反応させて、化合物6を生成するが、但し、上記中間体は、上記参考文献中の対応する化合物の代わりに用いる。
化合物6を、LiまたはBuLiと反応させて、対応するリチオアルケン中間体(示されていない)を生成する。この中間体を、Tetrahedron Lett., 30(16), 2057-2060; 1989に記載された手法に従って、X−S−S−XまたはX−S−Ts(参考文献4に従って調製)と反応させて、化合物7を生成する。
化合物7をmCPBAまたはオキソンで酸化して、対応するスルホン中間体(示されていない)を生成する。この中間体をHCl水溶液で加水分解して、化合物8を生成する。
化合物9を、米国特許第5,994,391号に記載された実施例1398aの過程6に従って調製するが、但し、上記の化合物8を実施例1398aの過程6に用いられた対応する化合物の代わりに用いる。
化合物10を、米国特許第5,994,391号に記載された実施例1426に関して略記された手法に従って調製するが、但し、上記の化合物9を実施例1426に用いられた対応する化合物の代わりに用いる。本明細書中で言及される特許、特許出願、出版物またはその他の参考文献は各々、それらの記載内容が参照により本明細書中で援用される。
Figure 2005521653
スキーム1Aでは、市販化合物1を、J. Org. Chem., 53, 5789 (1998)に記載された手法に従って、THF中の1,2−ジブロモエタンで活性化された亜鉛と反応させて、対応するベンジル臭化亜鉛(示されていない)を生成する。この中間体を、J. Org. Chem., 438(1-2), 11 (1992)に記載された手法に従って、THF中のHg2Cl2と反応させるが、但し、上記の中間体は上記参考文献中の対応する化合物に代えて用いられて、対応するジベンジル水銀中間体(示されていない)を生成する。この中間体を、J. Org. Chem., 319(2), 161 (1987)に記載された手法に従って、トルエンまたはキシレン中のアルミニウム粒子と反応させるが、但し、上記の中間体は上記参考文献中の対応する化合物に代えて用いて、化合物2を得る。
化合物3aは、Mono& Di-fluoro特許C−3385, Examples 1457-1459の手法に厳密に従って合成され得る(R3A=R3B=Buに関して)。その他のR基に関しては、同一手法が用いられるが、但し、その他の既知の1,3−ジオールが、実施例1457における2,2−ジブチルプロパン−1,3−ジオールの代わりに用いられる。次に化合物3aを、MeOHおよびHClと反応させて、対応するジメチルアセタル3を得る。
化合物4は、Sulfur Lett., 8(1), 31-5; 1988に記載された手法に従って調製されるが、但し、上記の化合物3を、上記参考文献中の対応する化合物の代わりに用いる。
市販化合物5を、Pure Appl Chem, 53, 2333 (1981)に記載された手法に従って、Al(4−メトキシベンジル)3およびCp2ZrCl2と反応させるが、但し、化合物2およびアルキン5を上記参考文献中の対応する化合物の代わりに用いて、対応する三置換アルケン中間体(示されていない)を生成する。この中間体を、J. Am. Chem. Soc., 100, 2252(1978); 108, 7791 (1986)に記載された手法に従って、I2と反応させて、化合物6を生成するが、但し、上記中間体は、上記参考文献中の対応する化合物の代わりに用いる。
化合物6を、LiまたはBuLiと反応させて、対応するリチオアルケン中間体(示されていない)を生成する。この中間体を、Tetrahedron Lett., 30(16), 2057-2060; 1989に記載された手法に従って、X−S−S−XまたはX−S−Ts(参考文献4に従って調製)と反応させて、化合物7を生成する。
化合物7をmCPBAまたはオキソンで酸化して、対応するスルホン中間体(示されていない)を生成する。この中間体をHCl水溶液で加水分解して、化合物8を生成する。
化合物9を、米国特許第5,994,391号に記載された実施例1398aの過程6に従って調製するが、但し、上記の化合物8を実施例1398aの過程6に用いられた対応する化合物の代わりに用いる。
化合物10を、米国特許第5,994,391号に記載された実施例1426に関して略記された手法に従って調製するが、但し、上記の化合物9を実施例1426に用いられた対応する化合物の代わりに用いる。
Figure 2005521653
本発明の光学的活性化合物は、化合物3の光学的活性出発物質を用いることにより、あるいは化合物S1−7aおよびS1−8aの分解により調製され得る、ということが注目される。化合物S1−7aおよびS1−8aの分解は、当該技術分野で周知の、そしてJ. Org. Chem., 39(26), 3904-3906 (1974)、J. Org. Chem., 42(16), 2781-2782 (1977)およびJ. Org. Chem., 44(26), 4891-4896 (1979)に記載された光学的分解剤を用いて成し遂げられ得る。
スキーム1Bに従って、化合物S1−7aおよび/またはS1−8aを先ず、J. Org. Chem., 65(9), 2711-2715 (2000)に示されたように、塩化オキサリル、トリエタノールアミン(TEA)およびジメチルスルホキシド(DMSO)を用いた処理により、ケトンS1−7cおよび/またはS1−8cに転化する必要がある。
さらにまた、光学的活性化合物S1−7a、S1−8a、S1−7cおよびS1−8cは、化合物3の光学的活性出発物質を用いることにより、あるいは上記の光学分割剤を用いて光学的活性化合物S1−7aおよびS1−8aまたはS1−7cおよびS1−8cを互いからそれぞれ分離することにより、生成され得る。その後、分離化合物S1−7aおよびS1−8aを、上記のように、それぞれS1−7cおよびS1−8cに転化する必要がある。
Figure 2005521653
スキーム1Cでは、化合物2a〜2hを、米国特許第5,994,391号に記載された実施例1398aの過程6に従って調製するが、但し、上記の化合物1を実施例1398aの過程6に用いられた対応する化合物の代わりに用いる。化合物2a〜2hを、光学分割剤を用いて、互いから分離する。
Figure 2005521653
Figure 2005521653
Figure 2005521653
スキーム2では、適切なキラル物質を用いてスキーム1に従って、あるいは上記の光学分割剤を用いてキラル化合物S2−36、S2−38、S2−40およびS2−42を分解することにより、化合物S2−36、S2−38、S2−40およびS2−42を生成する。さらにスキーム2では、Yは典型的にはOMeである。しかしながらYは別のアルコキシ、あるいはハロゲン(F、Cl、BrおよびI)であり得る。
S2−36、S2−38、S2−40およびS2−42(例えばY=OMeの場合)のS2−44、S2−46、S2−48およびS2−50への転化は、仮出願60/330,892(2001年11月提出)の実施例1401の過程9に略記された手法に従って成し遂げられる。
特にメトキシ化合物S2−36、S2−38、S2−40および/またはS2−42(例えばY=OMe)およびCHCl3を、N2でパージしたフラスコ中に入れる。次に反応混合物を−78℃に冷却して、三臭化フッ素(BBr3)を付加する。混合物を室温に暖める。約4時間後、反応混合物を0℃に冷却して、次に10%K2CO3でクエンチする。その後(約10分後)、層を分離させて、水性層をエチルエーテルで2回抽出する。CHCl3およびエーテル抽出物を併合し、飽和NaCl飽和水溶液で洗浄し、乾燥(MgSO4)して、濾過し、真空濃縮して、生成物S2−44、S2−46、S2−48および/またはS2−50を得る。
次に、仮出願60/330,892(2001年11月提出)の実施例に記載され、略記された同一基を付加するための手法に従って、化合物S2−44、S2−46、S2−48およびS2−50を化合物S2−52、S2−54、S2−56およびS2−58に転化する(この場合、R5は、上記の表1に記載された成員(1)〜(70)から選択される一部分である)。
化合物S1−7aおよびS1−8aに類似の化合物S3−11cおよびS3−11dを生成するための付加的スキームを、下記のスキーム3に提供する。下記のスキーム4は、化合物S3−11cおよびS3−11dに類似したその他の化合物S6−15cおよびS6−15dを生成するための手法を略記するが、この場合、C−3炭素での立体化学は、R3A≠R3Bである場合には、変更される。一旦生成されれば、化合物S3−11c、S3−11d、S6−15cおよびS6−15dに、R5の結合に関してスキーム2に記載され、略記された上記の手法を施す。スキーム3および4を以下に示す:
Figure 2005521653
Figure 2005521653
スキーム3において、化合物S1−8cをNaBH4で還元して、化合物S4−11aおよび/またはS4−11b(キラル出発物質または光学分割剤を用いて製造)を得る。S4−11aおよびS4−11bはともに、反対側にR5基およびOH基を示す。相転移触媒(PTC)の存在下で、40〜50%水酸化ナトリウムを用いて、塩化メチレン中で前者化合物(S4−11aおよび/またはS4−11b)を処理することにより、化合物S4−11aおよびS4−11bを、それぞれ化合物S3−11cおよびS3−11dに転化し得る。S4−11aおよびS4−11bの、それぞれS3−11cおよびS3−11dへの転換は、テトラヒドロフラン(THF)中のカリウムt−ブトキシドを用いても実行し得る。
スキーム4では、化合物S1−7c(スキーム1Bに従って生成)をホウ水素化ナトリウムで還元して、化合物S6−15aおよび/またはS6−15bを得る。化合物S6−15aおよびS6−15bは、キラル出発物質を利用することにより、あるいは光学分割剤を用いることにより生成されることに留意されたい。その後、スキーム3との関係で上記したように、相転移触媒(PTC)の存在下での40〜50%水酸化ナトリウムを用いた塩化メチレン中での反応により、化合物S6−15aおよびS6−15bをそれぞれ化合物S6−15cに転化し得る。
特許請求された本発明のさらに別の実施形態は、置換基が以下に示すようなものである式I−1〜I−24の化合物、あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを包含する。例えば、
(a)R2AおよびR2Bは独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、
(b)R3AおよびR3Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルコキシアルキニル、アリールオキシアルキル、アリールオキシアルケニル、アリールオキシアルキニル、ヘテロシクリルオキシアルキル、へテロシクリルオキシアルケニル、ヘテロシクリルオキシアルキニル、アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールからなる群から選択され、あるいは
3AおよびR3Bはそれらが結合される炭素と一緒になって、C3〜C10シクロアルキルまたはC3〜C10シクロアルケニルを形成し、
この場合、R3AおよびR3Bアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルコキシアルキニル、アリールオキシアルキル、アリールオキシアルケニル、アリールオキシアルキニル、ヘテロシクリルオキシアルキル、へテロシクリルオキシアルケニル、ヘテロシクリルオキシアルキニル、アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールラジカルは任意に、−CN、ハロゲン、オキソ、−OR9、−NR910、−N+911W-、−SR9、−S+910-、−P+910、−P+910W-、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29および−CONR910からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され得るし、そして
この場合、R3AおよびR3Bアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルコキシアルキニル、アリールオキシアルキル、アリールオキシアルケニル、アリールオキシアルキニル、ヘテロシクリルオキシアルキル、へテロシクリルオキシアルケニル、ヘテロシクリルオキシアルキニル、アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P(O)R9−、−P+910-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(c)R4AおよびR4Bは独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択されるか、あるいはR4AおよびR4Bは一緒に、=O、=NOR9、=S、=NNR910、=NR9または=CR1112を形成し、
(d)R5AおよびR5は独立して、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
この場合、R5AおよびR5アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-、および−N+131415-、からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
この場合、R5AおよびR5ラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、そして
この場合、R5AおよびR5ラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(e)R5Bは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
この場合、R5Bアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-、および−N+131415-、からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、そして
この場合、R5Bラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、そして
この場合、R5Bラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(f)R6AおよびR7Aラジカルは独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO2、アルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール−R5、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、アシルオキシ、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−OR18、−S(O)nNR1314、−NR1318、−NR18OR14、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
6AおよびR7Aアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール−R5、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテルおよびアシルオキシラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、オキソ、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで独立してさらに置換され得るし、
この場合、R6AおよびR7A第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、アリール−R5、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−P(O)R1314、−P1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで独立して置換され、
この場合、炭素を含むR6AおよびR7Aラジカルは任意に、独立して−O−、−NR13−、−N+1314-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+13-−、−PR13−、−P(O)R13−、−P+1314、−P+1314-、フェニレン、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基、炭水化物残基、ポリエーテルまたはポリアルキルにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、この場合、上記のフェニレン、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基、炭水化物残基およびポリアルキルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-または−P(O)R9により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、あるいは
6AおよびR7A基は、それらが結合される炭素原子と一緒に、C4〜C12一または二環式炭素環式または複素環式環、一または二環式炭素環式環、あるいは一または二環式複素環式環を形成し、
この場合、一または二環式炭素環式または複素環式環は任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
(g)この場合、R9およびR10およびRWは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アルキルアンモニウムアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、カルボキシアリール、カルボキシヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノおよびアシルからなる群から選択され、
(h)この場合、R11およびR12は独立して、水素、−CN、ハロゲン、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216および−CONR910からなる群から選択されるか、あるいはR11およびR12はそれらが結合される炭素原子と一緒に環式環を形成し、
(i)この場合、R13、R14およびR15は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルからなる群から選択されるか、あるいはR13およびR14は、それらが結合される窒素原子と一緒に、オキソ、カルボキシおよび第四級塩からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで任意に置換される一または多環式ヘテロシクリルを形成し、
この場合、R14およびR15は、それらが結合される窒素原子と一緒に、環式環を形成し、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、スルホ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、スルホアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリルアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、グアニジニル、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-または−P(O)R9、フェニレン、炭水化物残基、アミノ酸残基、ペプチド残基またはポリペプチド残基により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、そして
(j)この場合、R16およびR17は独立して、R9およびMからなる群から選択され、そして
(k)この場合、R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルからなる群から選択され、そして、
この場合、R18アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、OR9、−NR910、−N+91112-、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29、−CONR910、−SO2OM、−SO2NR910、−PR910、−P(OR13)OR14、−P(OR16)OR17および−C(O)OMからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
(l)この場合、R19およびR20は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、そして
(m)この場合、Mは製薬上許容可能な陽イオンであり、この場合、A-は製薬上許容可能な陰イオンである)。
別の実施形態によれば、本発明は、以下の置換基を有する式I−1〜I−24の化合物を包含する:
(a1)R2AおよびR2Bは独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、
(b1)R3AおよびR3Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルコキシアルキニル、アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールからなる群から選択され、あるいは
3AおよびR3Bはそれらが結合される炭素と一緒になって、C3〜C7シクロアルキルまたはC3〜C7シクロアルケニルを形成し、
この場合、R3AおよびR3Bアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルコキシアルキニル、アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールラジカルは任意に、−CN、ハロゲン、オキソ、−OR9、−NR910、−N+911W-、−SR9、−S+910-、−PR910、−P+910W-、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29および−CONR910からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され得るし、そして
この場合、R3AおよびR3Bアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルコキシアルキニル、アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P(O)R9−、−P+910-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(c1)R4AおよびR4Bは独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択されるか、あるいはR4AおよびR4Bは一緒に、=O、=NOR9、=S、=NNR910、=NR9または=CR1112を形成し、
(d1)R5Aは、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
この場合、R5Aラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリル、OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+9NR1920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され、
この場合、R5Aラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19、−N+1920-、−S−、−SO−、−SO2−、−SR19-、−PR19−、−P(O)R19、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(e1)R5Bは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
この場合、R5Bアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、そして
この場合、R5Bラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、そして
この場合、R5Bラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(f1)R6AおよびR7Aラジカルは独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO2、アルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール−R5、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ポリエーテル、アシルオキシ、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−OR18、−S(O)nNR1314、−NR1318、−NR18OR14、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
6AおよびR7Aアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール−R5、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテルおよびアシルオキシラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、オキソ、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−PR910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで独立してさらに置換され得るし、
この場合、R6AおよびR7A第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール−R5、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−P(O)R1314、−PR1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで独立して置換され、
この場合、炭素を含むR6AおよびR7Aラジカルは任意に、独立して−O−、−NR13−、−N+1314-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+13-−、−PR13−、−P(O)R13−、−PR13、−P+1314-、フェニレン、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチド、炭水化物、ポリエーテルまたはポリアルキルにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、この場合、上記のフェニレン、アミノ酸、ペプチド、ポリペプチド、炭水化物およびポリアルキルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-または−P(O)R9により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、あるいは
6AおよびR7A基は、それらが結合される炭素原子と一緒に、C4〜C10一または二環式炭素環式または複素環式環を形成し、
この場合、一または二環式炭素環式または複素環式環は任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール、ヘテロシクリル、OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
(g1)この場合、R9およびR10およびRWは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アルキルアンモニウムアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、カルボキシアリール、カルボキシヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、カルボキシアルキルアミノ、アルコキシアルキルアミノおよびアシルからなる群から選択され、
(h1)この場合、R11およびR12は独立して、水素、−CN、ハロゲン、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216および−CONR910からなる群から選択されるか、あるいはR11およびR12はそれらが結合される炭素原子と一緒に環式環を形成し、
(i1)この場合、R13、R14およびR15は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルからなる群から選択されるか、あるいは
13およびR14は、それらが結合される窒素原子と一緒に、オキソ、カルボキシおよび第四級塩からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで任意に置換される一または多環式ヘテロシクリルを形成し、
この場合、R14およびR15は、それらが結合される窒素原子と一緒に、環式環を形成し、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、スルホ、オキソ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、スルホアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリルアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、グアニジニル、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-、−P(O)R9、フェニレン、炭水化物残基、アミノ酸残基、ペプチド残基またはポリペプチド残基により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、そして
(j1)この場合、R16およびR17は独立して、R9およびMからなる群から選択され、そして
(k1)この場合、R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルからなる群から選択され、そして、
この場合、R18アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、OR9、−NR910、−N+91112-、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29、−CONR910、−SO2OM、−SO2NR910、−PR910、−P(OR13)OR14、−P(OR16)OR17および−C(O)OMからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
(l1)この場合、R19およびR20は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリルからなる群から選択され、そして
(m1)上記の(m)と同一ある。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物は、以下の置換基を有する:
(a2)R2AおよびR2Bは独立して、水素および(C1〜C7)アルキルからなる群から選択され、
(b2)R3AおよびR3Bはそれらが結合される炭素と一緒になって、(C3〜C7)シクロアルキルを形成し、
この場合、R3AおよびR3B(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルコキシ(C2〜C10)アルケニル、(C1〜C10)アルコキシ(C2〜C10)アルキニル、(C1〜C10)アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールラジカルは任意に、−CN、ハロゲン、オキソ、−OR9、−NR910、−N+911W-、−SR9、−S+910-、−P+910、−P+910W-、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29および−CONR910からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで独立して置換され得るし、そして
この場合、R3AおよびR3B(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルコキシ(C2〜C10)アルケニル、(C1〜C10)アルコキシ(C2〜C10)アルキニル、(C1〜C10)アルキルアリールおよび(ポリアルキル)アリールラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P(O)R9−、−P+910-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(c2)R4AおよびR4Bは独立して、水素、(C1〜C10)アルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択されるか、あるいは
4AおよびR4Bは一緒に、=O、=NOR9、=S、=NNR910、=NR9または=CR1112を形成し、あるいは
(d2)R5Aは、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
この場合、R5A(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、(C1〜C10)アルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、ポリエーテル、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−P(O)R1314、−PR1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-、および−N+131415-、からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
この場合、R5Aラジカルの(C1〜C10)アルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、そして
この場合、R5Aラジカルの(C1〜C10)アルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(e2)R5Bは、水素、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
この場合、R5B(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、(C1〜C10)アルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−P(O)R1314、−PR1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-、および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、そして
この場合、R5Bラジカルの(C1〜C10)アルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、そして
この場合、R5Bラジカルの(C1〜C10)アルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(f2)R6AおよびR7Aラジカルは独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO2、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、アリール−R5、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ポリエーテル、アシルオキシ、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−OR18、−S(O)nNR1314、−NR1318、−NR18OR14、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
この場合、R6AおよびR7A(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C10)アルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、ポリエーテルおよびアシルオキシラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、オキソ、−OR16、−NR910、−N+91112-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−PR910、−P+91112-、または−S+910-で独立してさらに置換され
この場合、R6AおよびR7A第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、ポリアルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヒドロキシ(C1〜C10)アルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−P(O)R1314、−PR1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで独立して置換され、
この場合、炭素を含むR6AおよびR7Aラジカルは任意に、独立して−O−、−NR13−、−N+1314-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+13-−、−PR13−、−P(O)R13−、−PR13−、−P+1314-、フェニレン、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基、炭水化物残基、ポリエーテルまたはポリアルキルにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、この場合、上記のフェニレン、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基、炭水化物残基およびポリアルキルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-または−P(O)R9により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、あるいは
6AおよびR7A基は、それらが結合される炭素原子と一緒に、C4〜C12一または二環式炭素環式または複素環式環を形成し、
この場合、一または二環式炭素環式または複素環式環は任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルコキシ、アリール、OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
(g2)この場合、R9、R10およびRWは独立して、水素、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アンモニウム(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキル、カルボ(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキル、カルボキシヘテロシクリル、カルボキシ(C1〜C10)アルキルアミノおよびアシルからなる群から選択され、
(h2)この場合、R11およびR12は独立して、水素、−CN、ハロゲン、オキソ、(C1〜C10)アルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキル、カルボ(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、シアノ(C1〜C10)アルキル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216および−CONR910からなる群から選択されるか、あるいはR11およびR12はそれらが結合される炭素原子と一緒に環式環を形成し、
(i2)この場合、R13、R14およびR15は独立して、水素、(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、ポリアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアリール(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキルアミノカルボニル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテルからなる群から選択されるか、あるいは
この場合、R13およびR14は、それらが結合される窒素原子と一緒に、オキソ、カルボキシおよび第四級塩からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで任意に置換される一または多環式ヘテロシクリルを形成し、
この場合、R14およびR15は、それらが結合される窒素原子と一緒に、環式環を形成し、
この場合、R13、R14およびR15(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、ポリアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアリール(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキル、アミノカルボニル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアミノカルボニル(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキルアミノカルボニル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、スルホ、オキソ、(C1〜C10)アルキル、スルホ(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、カルボキシ、カルボキシ(C1〜C10)アルキル、グアニジニル、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−PR910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され得るし、
この場合、R13、R14およびR15(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、ポリアルキル、(C2〜C10)アルケニル、(C2〜C10)アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアリール(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキル、アミノカルボニル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアミノカルボニル(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキルアミノカルボニル(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-、−P(O)R9、フェニレン、炭水化物残基、アミノ酸残基、ペプチド残基またはポリペプチド残基により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、そして
(j2)この場合、R16およびR17は独立して、R9およびMからなる群から選択され、そして
(k2)この場合、R18は、(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、アシルおよびアリール(C1〜C10)アルコキシカルボニルからなる群から選択され、そして、
この場合、R18(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、アシルおよびアリール(C1〜C10)アルコキシカルボニルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、オキソ、OR9、−NR910、−N+91112-、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29、−CONR910、−SO2OM、−SO2NR910、−PR910、−P(OR13)OR14、−P(OR16)OR17および−C(O)OMからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
(l2)この場合、R19およびR20は独立して、水素および(C1〜C10)アルキルからなる群から選択され、そして
(m2)上記の(m1)と同様である。
(n2)但し、アリールは、任意置換フェニル、ビフェニルおよびナフチルからなる群から選択され、
(o2)但し、ヘテロシクリルは、4〜10員環を含み、そして酸素、窒素、イオウおよびリンからなる群から選択される異種原子である1つまたは複数の原子を含む任意置換ヘテロシクリルからなる群から選択される。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物上の置換基は以下のものを含む:
(a3)R2AおよびR2Bは独立して、水素および(C1〜C10)アルキルからなる群から選択され、
(b3)R3AおよびR3Bは独立して、水素および(C1〜C10)アルキルからなる群から選択され、
3AおよびR3Bはそれらが結合される炭素と一緒になって、(C3〜C7)シクロアルキルを形成し、
(c3)R4AおよびR4Bは独立して、水素および−OR9からなる群から選択され、
(d3)R5Aはフェニルから選択されるが、この場合、上記フェニルは任意に、R5ハロゲン、ヒドロキシ、−NO2、(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314および−NR13C(O)R14からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
(e3)R5Bは水素であり、
(f3)R6AおよびR7Aラジカルは独立して、水素、−NO2、(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、−OR13、−NR1314からなる群から選択され、
6AおよびR7A基は、それらが結合される炭素原子と一緒に、C5〜C8一環式炭素環式または複素環式環を形成し、
この場合、一環式炭素環式または複素環式環は任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ、(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルコキシ、アリール、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−P910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
(g3)この場合、R9、R10およびRWは独立して、水素、(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、アンモニウム(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキル、カルボ(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキル、カルボキシヘテロシクリル、カルボキシ(C1〜C10)アルキルアミノおよびアシルからなる群から選択され、
(h3)この場合、R11およびR12は独立して、水素、(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、カルボキシ(C1〜C10)アルキルおよびカルボ(C1〜C10)アルコキシ(C1〜C10)アルキルからなる群から選択されるか、あるいはR11およびR12はそれらが結合される炭素原子と一緒に環式環を形成し、
(i3)この場合、R13、R14およびR15は独立して、水素、(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテルからなる群から選択されるか、あるいは
この場合、R13、R14およびR15(C1〜C10)アルキル、ハロ(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリール(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、(C1〜C10)アルキルアンモニウム(C1〜C10)アルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、ハロゲン、(C1〜C10)アルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル(C1〜C10)アルキル、カルボキシ、カルボキシ(C1〜C10)アルキル、−OR16、−NR910、−N+911W-および−CONR910からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され得るし、
(j3)この場合、R16は、R9およびMからなる群から選択され、
(k3)上記(k2)と同様であり、
(l3)上記(l2)と同様であり、
(m3)上記の(m2)と同様であり、
(n3)但し、アリールは、任意置換フェニル、ビフェニルおよびナフチルからなる群から選択され、
(o3)但し、ヘテロシクリルは、5〜8員環を含み、そして酸素、窒素、イオウおよびリンからなる群から選択される異種原子である1つまたは複数の原子を含む任意置換ヘテロシクリルからなる群から選択される。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物、あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ上の置換基は以下のものを含む:
(a4)R2AおよびR2Bは独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチルおよびヘキシルからなる群から選択され、
(b4)R3AおよびR3Bは独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、フェノキシメチレン、フェノキシエチレン、フェノキシプロピレン、ピリジニルオキシメチレン、ピリジニルオキシエチレン、メチルピリジニルオキシメチレン、メチルピリジニルオキシエチレン、ピリミジニルオキシメチレンおよびピリミジニルオキシエチレンからなる群から選択され、あるいはR3AおよびR3Bはそれらが結合される炭素と一緒になって、)シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロへキシルを形成し、
(c4)R4AおよびR4Bは独立して、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、フェニル、ピリジニル、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノおよびジエチルアミノからなる群から選択され、
(d4)上記(d3)と同様であり、
(e4)R5Bは水素であり、
(f4)R6AおよびR7Aラジカルは独立して、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルチオ、エチルスルフィニル、エチルスルホニル、アミノ、ヒドロキシアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、N−メチル−N−カルボキシメチル−アミノ、N,N−ジメチル−N−カルボキシメチル−アンモニウム、メチルカルボニルアミノ、クロロメチルカルボニルアミノ、フルオロメチルカルボニルアミノ、ブロモメチルカルボニルアミノ、ヨードメチルカルボニルアミノ、エチルカルボニルアミノ、n−プロピルカルボニルアミノ、n−ブチルカルボニルアミノ、n−ペンチルカルボニルアミノ、n−ヘキシルカルボニルアミノ、ベンゾイルオキシカルボニルアミノ、アミノイミドカルボニルアミノ、モルホリニル、N−メチル−モルホリニウム、アゼチジニル、N−メチル−アゼチジニウム、ピロリジン、N−メチル−ピロリジニウム、ピペラジニル、N−メチル−ピペラジニル、N,N−ジメチル−ピペラジニウム、ピペリジニル、メチルピペリジニル、N−メチル−ピペリジニウムおよびチエニルからなる群から選択され、
6AおよびR7A基は、それらが結合される炭素原子と一緒に、C4〜C10一または二環式炭素環式または複素環式環を形成し、
この場合、上記一または二環式炭素環式または複素環式環は、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニル、インダニル、ビフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジル、ピリダジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、プリニル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キアナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、フラニル、ピラニル、チオフェニル、ジチオリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、ジオキサゾリル、オキサジニル、イソオキサジニル、オキサチオリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チオジアゾリル、オキサチアゾリル、オキサチアジニル、クロマニル、チオクロマニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロインドリル、ピロリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ベンズオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンズオキサジアゾリル、ジヒドロベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾピラン、ベンゾチオピラン、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル、シクロヘキソフリルおよびシクロヘキセノフリルからなる群から選択され、
この場合、上記一または二環式炭素環式または複素環式環は任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ,メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノおよびジエチルアミノからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され、
(g4)上記(g3)と同様であり、
(h4)上記(h3)と同様であり、
(i4)上記(i3)と同様であり、
(j4)上記(j3)と同様であり、
(k4)上記(k3)と同様であり、
(l4)上記(l3)と同様であり、
(m4)上記(m3)と同様であり、
(n4)上記(n3)と同様であり、
(o4)上記(o3)と同様である。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物、あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ上の置換基は以下のものを含む:
(a5)R2AおよびR2Bは水素であり、
(b5)R3AおよびR3Bは独立して、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチルおよびヘキシルからなる群から選択され、
(c5)R4AおよびR4Bは独立して、水素およびヒドロキシからなる群から選択され、
(d5)上記(d4)と同様であり、
(e5)R5Bは水素であり、
(f5)R6AおよびR7Aラジカルは独立して、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、メチルチオ、メチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルチオ、エチルスルフィニル、エチルスルホニル、アミノ、ヒドロキシアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノおよびアリール−R5からなる群から選択され、
6AおよびR7A基は、それらが結合される炭素原子と一緒に、C5〜C10一または二環式炭素環式または複素環式環を形成し、
上記一または二環式炭素環式または複素環式環は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニル、インダニル、ビフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジル、ピリダジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、インドリジニル、インドリル、イソインドリル、プリニル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キアナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、フラニル、ピラニル、チオフェニル、ジチオリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサトリアゾリル、ジオキサゾリル、オキサジニル、イソオキサジニル、オキサチオリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チオジアゾリル、オキサチアゾリル、オキサチアジニル、クロマニル、チオクロマニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロピラニル、ジヒドロフラニル、ジヒドロチアゾリル、ジヒドロインドリル、ピロリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ベンズオキサゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ベンズオキサジアゾリル、ジヒドロベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾピラン、ベンゾチオピラン、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル、シクロヘキソフリルおよびシクロヘキセノフリルからなる群から選択され、
この場合、一または二環式炭素環式または複素環式環は任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、チオキソ,メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキシルオキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノおよびジエチルアミノからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され、
(g5)上記(g4)と同様であり、
(h5)上記(h4)と同様であり、
(i5)上記(i4)と同様であり、
(j5)上記(j4)と同様であり、
(k5)上記(k4)と同様であり、
(l5)上記(l4)と同様であり、
(m5)この場合、A-は製薬上許容可能な陰イオンであり、
(n5)上記(n4)と同様であり、
(o5)上記(o4)と同様である。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物上の置換基は、以下のものである:
(a6)上記(a1)と同様であり、
(b6)上記(b1)と同様であり、
(c6)上記(c1)と同様であり、
(d6)R5Aは、アリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルからなる群から選択され、
この場合、R5Aアリール、ヘテロシクリルおよび第四級ヘテロシクリルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
この場合、R5Aラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
この場合、R5Aラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(e6)上記(e1)と同様であり、
(f6)上記(f5)と同様であり、
(g6)この場合、R9およびR10およびRWは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アルキルアンモニウムアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、カルボキシヘテロシクリル、カルボキシアルキルアミノおよびアシルからなる群から選択され、
(h6)この場合、R11およびR12は独立して、水素、−CN、ハロゲン、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、シクロアルキル、シアノアルキル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216および−CONR910からなる群から選択されるか、あるいはR11およびR12はそれらが結合される炭素原子と一緒に環式環を形成し、
(i6)この場合、R13、R14およびR15は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルからなる群から選択されるか、あるいは
13およびR14は、それらが結合される窒素原子と一緒に、オキソ、カルボキシおよび第四級塩からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで任意に置換される一または多環式ヘテロシクリルを形成し、
この場合、R14およびR15は、それらが結合される窒素原子と一緒に、環式環を形成し、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、スルホ、オキソ、アルキル、スルホアルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリルアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、グアニジニル、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−PR910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-、−P(O)R9、フェニレン、炭水化物残基、アミノ酸残基、ペプチド残基またはポリペプチド残基により置換される1つまたは複数の炭素を有し得るし、
(j6)この場合、R16およびR17は独立して、R9およびMからなる群から選択され、そして
(k6)この場合、R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルからなる群から選択され、
この場合、R18アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、オキソ、OR9、−NR910、−N+91112-、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29、−CONR910、−SO2OM、−SO2NR910、−PR910、−P(OR13)OR14、−P(OR16)OR17および−C(O)OMからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
(l6)この場合、R19およびR20は独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、そして
(m6)上記の(m1)と同一ある。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物上の置換基は、以下のものである:
(a7)上記(a1)と同様であり、
(b7)上記(b1)と同様であり、
(c7)R5Aは次式を有し:
−Ar−(R5t
(式中、tは0〜5の整数であり、Arは、フェニル、チオフェニル、ピリジル、ピペラジニル、ピペロニル、ピロリル、ナフチル、フラニル、アントラセニル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピリミジニル、チアゾリル、トリアゾリル、イソチアゾリル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリルおよびベンゾイソチアゾリルからなる群から選択され、
1つまたは複数のR5は独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、オキソ、アルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ポリエーテル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から選択され、そして
5ラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−CN、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリル、−OR19、−NR1920、−SR19、−S(O)R19、−SO219、−SO319、−CO219、−CONR1920、−N+91920-、−P(O)R1920、−PR1920、−P+91920-および−P(O)(OR19)OR20からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
この場合、R5ラジカルのアルキル、ポリアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルおよびポリエーテル置換基は任意に、−O−、−NR19−、−N+1920-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+19-−、−PR19−、−P(O)R19−、−P+1920-またはフェニレンにより置換される1つまたは複数の炭素を有する)
(d7)上記(d1)と同様であり、
(e7)上記(e1)と同様であり、
(f7)上記(f1)と同様であり、
(g7)この場合、R9およびR10およびRWは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アルキルアンモニウムアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、カルボキシヘテロシクリル、カルボキシアルキルアミノおよびアシルからなる群から選択され、
(h7)この場合、R11およびR12は独立して、水素、−CN、ハロゲン、オキソ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、アリールアルキル、カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、シクロアルキル、シアノアルキル、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216および−CONR910からなる群から選択されるか、あるいはR11およびR12はそれらが結合される炭素原子と一緒に環式環を形成し、
(i7)この場合、R13、R14およびR15は独立して、水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルからなる群から選択されるか、あるいは
13およびR14は、それらが結合される窒素原子と一緒に、オキソ、カルボキシおよび第四級塩からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで任意に置換される一または多環式ヘテロシクリルを形成し、
この場合、R14およびR15は、それらが結合される窒素原子と一緒に、環式環を形成し、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、スルホ、オキソ、アルキル、スルホアルキル、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリルアルキル、カルボキシ、カルボキシアルキル、グアニジニル、−OR16、−NR910、−N+911W-、−SR16、−S(O)R9、−SO29、−SO316、−CO216、−CONR910、−SO2NR910、−PO(OR16)OR17、−PR910、−P+91112-、−S+910-および炭水化物残基からなる群から選択される1つまたは複数のラジカルでさらに置換され得るし、
この場合、R13、R14およびR15アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、ポリアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、第四級ヘテロシクリルアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルヘテロシクリルアルキル、アルキルアンモニウムアルキル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキルアミノカルボニルアルキルおよびポリエーテルラジカルは任意に、−O−、−NR9−、−N+910-−、−S−、−SO−、−SO2−、−S+9-−、−PR9−、−P+910-、−P(O)R9、フェニレン、炭水化物残基、アミノ酸残基、ペプチド残基またはポリペプチド残基により置換される1つまたは複数の炭素を有し、
(j7)この場合、R16およびR17は独立して、R9およびMからなる群から選択され、
(k7)この場合、R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルからなる群から選択され、
この場合、R18アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、第四級ヘテロシクリル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アシル、アルコキシカルボニル、アリールアルコキシカルボニルおよびヘテロシクリルアルコキシカルボニルラジカルは任意に、ハロゲン、−CN、オキソ、OR9、−NR910、−N+91112-、−SR9、−S(O)R9、−SO29、−SO39、−CO29、−CONR910、−SO2OM、−SO2NR910、−PR910、−P(OR13)OR14、−P(OR16)OR17および−C(O)OMからなる群から選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
(l7)この場合、R19およびR20は独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、そして
(m7)上記の(m1)と同一ある。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物上の置換基は、以下のものである:
(a8)上記(a7)と同様であり、
(b8)上記(b7)と同様であり、
(c8)R5Aは次式であり:
Figure 2005521653
(式中、R5は上記の(c7)で定義されたのと同様であり、tは、1、2、3、4または5である)
(d8)上記(d7)と同様であり、
(e8)上記(e7)と同様であり、
(f8)上記(f7)と同様であり、
(g8)上記(g7)と同様であり、
(h8)上記(h7)と同様であり、
(i8)上記(i7)と同様であり、
(j8)上記(j7)と同様であり、
(k8)上記(k7)と同様であり、
(l8)上記(l7)と同様であり、そして
(m8)上記(m7)と同一ある。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物上の置換基は、以下のものである:
(a9)上記(a8)と同様であり、
(b9)上記(b8)と同様であり、
(c9)R5Aは次式であり:
Figure 2005521653
(式中、R5は上記の(c8)で定義されたのと同様である)
(d9)上記(d8)と同様であり、
(e9)上記(e8)と同様であり、
(f9)上記(f8)と同様であり、
(g9)上記(g8)と同様であり、
(h9)上記(h8)と同様であり、
(i9)上記(i8)と同様であり、
(j9)上記(j8)と同様であり、
(k9)上記(k8)と同様であり、
(l9)上記(l8)と同様であり、
(m9)上記(m8)と同一ある。
別の実施形態によれば、式I−1〜I−24の化合物上の置換基は、以下のものである:
(a10)上記(a8)と同様であり、
(b10)上記(b8)と同様であり、
(c10)R5Aは次式であり:
Figure 2005521653
(式中、R5は上記の(c8)で定義されたのと同様である)
(d10)上記(d9)と同様であり、
(e10)上記(e9)と同様であり、
(f10)上記(f9)と同様であり、
(g10)上記(g9)と同様であり、
(h10)上記(h9)と同様であり、
(i10)上記(i9)と同様であり、
(j10)上記(j9)と同様であり、
(k10)上記(k9)と同様であり、
(l10)上記(l9)と同様であり、
(m10)上記(m9)と同一ある。
好ましくは、上記の本発明の種々の実施態様の各々において、式I−1〜I−24の各々において、ならびにベンゾチエピン中間体および産物(本明細書中のスキーム1、1A、1B、1C、2、3、4および5に記載されたチエピン7員環を含有する)の各々において、少なくとも1つの以下の条件が満たされる:
(1)jは1または2である。好ましくはjは2であり、および/または
(2)ベンゾチエピンの2位置の置換基は独立して、水素およびアルキルからなる群から選択される。好ましくはこれらの置換基は水素であり、および/または
(3)ベンゾチエピンの3位置の置換基は独立して、水素およびアルキルからなる群から選択される。好ましくはこれらの置換基は独立して、C1-6アルキルからなる群から選択される。さらに好ましくはこれらの置換基は、エチル、プロピルおよびブチルからなる群から選択される。さらに好ましくは、(a)これら3位置置換基のうちの1つはエチルであり、そしてその他はn−ブチルであるか、あるいは(b)これら3位置置換基のいずれもがn−ブチルであり、および/または
(4)ベンゾチエピンの5位置の置換基はアリールまたは置換アリールである。好ましくはアリールは、メタおよび/またはパラ位置で任意に置換されるフェニルである。さらに好ましくはフェニルのメタおよび/またはパラ位置の置換基は、グルクロン酸処理されるかあるいは、−R5、−OR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415および−NR13SO2NR1415からなる群から選択されるラジカルで一置換され、および/または
(6)R5AおよびR5Bの一方だけが水素であり、および/または
(7)置換基R6AおよびR7Aは独立して、ハロゲン、−OR13、−NR1314(ここで、R13およびR14は上記と同様である)からなる群から選択される。好ましくは置換基R6AおよびR7Aは独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群から選択される。さらに好ましくは置換基R6AおよびR7Aは独立して、クロロ、メトキシおよびジメチルアミノからなる群から選択される。
新規化合物の代替的形態
(a)その立体異性体、(b)その製薬上許容可能な塩、(c)その互変異性体、(d)その保護化酸および抱合化酸、ならびに(e)そのプロドラッグも、式I−1〜I−24の化合物のファミリーに含まれる。
(a)立体異性体
これらの化合物の立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ混合物およびそれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。このような立体異性体は、慣用的技法を用いて、エナンチオマー出発物質を反応させることにより、あるいは本発明の化合物の異性体を分離することにより、調製され、分離され得る。幾何異性体の例としては、二重結合を挟んでシス異性体またはトランス異性体が挙げられるが、これらに限定されない。その他の異性体が、本発明の化合物の間で意図される。異性体は、純粋形態で、あるいは上記の阻害剤の他の異性体との混和物で用いられ得る。
(b)製薬上許容可能な塩
本発明の化合物(式I−1〜I−24)の製薬上許容可能な塩としては、アルカリ金属塩を生成するために、あるいは遊離酸または遊離塩基の付加塩を生成するために一般的に用いられる塩が挙げられる。塩の性質は重要ではないが、但しそれは製薬上許容可能である。式I−1〜I−24の化合物の適切な製薬上許容可能な酸付加塩は、無機酸から、または有機酸から調製され得る。このような無機酸の例は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、炭酸、硫酸およびリン酸である。適切な有機酸は、脂肪族、脂環式、芳香族、araliphatic、複素環式、炭素環式およびスルホン酸クラスの有機酸から選択され得る。有機およびスルホン酸クラスの有機酸としては、蟻酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルクロン酸、マレイン酸、フマル酸、ピルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、安息香酸、アントラニル酸、メシル酸、サリチル酸、4−ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、マンデル酸、エンボン酸(パモ酸)、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パントテン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルファニル酸、シクロヘキシルアミノスルホン酸、ステアリン酸、アルゲニン酸、N−ヒドロキシ酪酸、サリチル酸、ガラクタル酸およびガラクツロン酸ならびにそれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。
式I−1〜I−24の化合物の適切な製薬上許容可能な塩基付加塩としては、金属塩、例えばアルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛から作られる塩、あるいは有機塩基、例えば第一、第二および第三級アミン、置換アミン、例えば環状アミン、例えばカフェイン、アルギニン、ジエチルアミン、N−エチルピペリジン、ヒスチジン、グルカミン、イソプロピルピルアミン、リシン、モルホリン、N−エチルモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、トリエチルアミンおよびトリメチルアミンから作られる塩が挙げられる。上記の塩は、例えば適切な酸または塩基を式I−1〜I−24の化合物と反応させることにより、本発明の対応する化合物から慣用的手段により調製され得る。
(c)互変異性体
上記の化合物(式I−1〜I−24)の互変異性体は、本発明に包含される。したがって例えば(示されていない場合でも)カルボニルはそのヒドロキシ互変異性体を含む。
(d)保護化酸および抱合酸
これらの化合物(式I−1〜I−24)の保護化酸としては、保護化酸、例えばエステル、ヒドロキシアミノ誘導体、アミドおよびスルホンアミドが挙げられるが、これらに限定されない。したがって、例えば第一および第二級アミンを式I−1〜I−24の化合物のカルボン酸置換形態と反応させて、プロドラッグとして有用であり得るアミドを生成し得る。好ましいアミンは、複素環式アミン、例えば任意置換アミノチアゾール、任意置換アミノイソキサゾール、任意置換アミノピリジン、任意置換アニリン誘導体、任意置換スルホンアミド、任意置換アミノカルボン酸等である。エステル、ヒドロキシアミノ誘導体およびスルホンアミドは、当業者に既知の方法により、酸から調製され得る。
(e)プロドラッグ
本発明は、式I−1〜I−24の化合物のプロドラッグを包含する。
投薬量および治療レジメン
式I−1〜I−24の化合物の投薬量レベルは、典型的には約0.001 mg〜約10,000 mg/日、好ましくは約0.005 mg〜約1,000 mg、さらに好ましくは約0.008 mg〜約100 mg、さらに好ましくは約0.05 mg〜約50 mgである。1回または分割用量で投与される1日当たりのmg/kgを基礎にして、投薬量は、典型的には約0.001/75mg/kg〜約10,000/75mg/kg、好ましくは約0.005/75mg/kg〜約1,000/75mg/kg、さらに好ましくは約0.008/75mg/kg〜約100/75mg/kg、さらに好ましくは約0.05/75mg/kg〜約50/75mg/kgの範囲である。
各薬剤の総1日用量は、1回用量で、または多数回分割用量で患者に投与され得る。典型的には、分割用量は、1日当たり2〜6回、好ましくは1日当たり2〜4回、さらに好ましくは1日当たり2〜3回、投与され得る。用量は、高脂血症状全体に亘って所望の制御を得るのに十分に有効な直接放出形態または持放性形態であり得る。
高脂血症状または障害を予防し、治療し、それからの軽減または寛解を生じための、あるいはそうでない場合は高コレステロール血中(または血漿)レベルに対して防御するかまたは治療するための本発明と組合せ、そして本発明の組成物を用いた投薬レジメンは、種々の因子に従って選択される。これらの因子としては、被験者の種類、年齢、体重、性別、食事および医学的状態、疾患の重症度、投与経路、薬理学的考察、例えば用いられる特定の阻害剤の活性、効能、薬物動態および毒物学的プロフィール、薬物送達系が利用されるか否か、そして阻害剤が他の活性成分とともに投与されるか否か、が挙げられるが、これらに限定されない。したがって用いられる投薬レジメンは広範に変化し得るし、したがって上記の好ましい投薬レジメンから逸脱し得る。
高脂血症状または障害に罹患した患者の初期治療は、上記の投薬量で開始し得る。治療は一般に、必要な場合、高脂血症状または障害が制御されるかまたは排除されるまで、数週間〜数ヶ月または数年の期間に亘って継続されるべきである。本明細書中に開示された化合物の組合せを用いた治療を受けている患者は、組合せ療法の有効性を確定するために、当該技術分野で周知の方法のいずれかにより、例えば血清LDLおよび総コレステロールレベルを測定することにより、ルーチンにモニタリングされ得る。このようなデータの継続的および断続的分析は、適切な継続期間の任意の時期に最適治療的有効量の各型の阻害剤が投与されるよう、療法中の治療レジメンの修正を可能にする。このようにして、治療レジメン/投与計画は、満足のいく治療的有効性を示す最低量の阻害剤が投与されるよう、そして高脂血症状を首尾よく治療するか、そうでなければ寛解するために必要である限りにおいてのみ投与が継続されるよう、治療経過期間中に合理的に修正され得る。もちろん、所望の制御下で高脂血症状を保持するための維持投薬が、必要な場合、開始され得る。
製剤組成物
上記の症状および障害の予防または治療のために、本発明の化合物(式I−1〜I−24)は、化合物それ自体として投与され得る。あるいは製薬上許容可能な塩は、親化合物と比較した場合のそれらのより大きい水溶性のために、医学的用途に特に適している。
本発明の化合物は、製剤組成物の形態で、許容可能な担体とともに投与され得る。担体は、組成物のその他の成分と相溶性であるという意味で許容可能でなければならず、そしてレシピエントに対して不耐容的に有害であってはならない。担体は、固体または液体、あるいは両方であり得るし、剤形の総重量を基礎にして、活性化合物(単数または複数)の好ましくは約0.05%〜約95重量%を含有し得る単位用量組成物、例えば錠剤として、化合物とともに処方される。その他の薬理学的活性物質、例えば高脂血症状の治療において有用なその他の化合物も存在し得る。
本発明の活性化合物は、任意の適切な経路で、好ましくはこのような経路に適合される製剤の形態で、そして意図された治療のための治療的有効用量で投与され得る。活性化合物および組成物は、例えば経口的に、舌下に、鼻腔に、肺に、粘膜に、非経口的に、血管内に、腹腔内に、皮下に、筋肉内にまたは局所的に投与され得る。単位用量処方物、特に経口投与性単位用量処方物、例えば錠剤またはカプセルは一般に、例えば約0.001〜約500 mg、好ましくは約0.005 mg〜約100 mg、さらに好ましくは約0.01〜約50 mgの活性成分を含有する。製薬上許容可能な塩の場合、活性成分に関する上記の重量は、塩由来の薬学的活性イオンの重量を指す。
経口投与に関しては、製剤組成物は、例えば錠剤、カプセル、懸濁液、乳濁液、ペースト、溶液、シロップまたはその他の液体形態であり得る。製剤組成物は、好ましくは特定量の活性成分を含有する投薬単位の形態で製造される。口に投薬される場合、化合物は、例えばラクトース、スクロース、デンプン粉末、アルカン酸のセルロースエステル、セルロースアルキルエステル、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸および硫酸のナトリウムおよびカルシウム塩、ゼラチン、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンおよび/またはポリビニルアルコールと混和され、次に便利な投与のために錠剤成形されるかまたはカプセル封入され得る。
本発明の化合物の経口送達は、任意数のメカニズムによる消化管への薬剤の直接送達あるいは長期または持放性送達を提供するための、当該技術分野で周知であるような処方物を含み得る。直接送達処方物としては、経口溶液、経口懸濁液、迅速溶解錠剤またはカプセル、舌下錠、崩壊性錠剤等が挙げられるが、これらに限定されない。長期または持放性送達処方としては、小腸の変化するpHに基づいた剤形からの活性成分のpH感受性放出、錠剤またはカプセルの緩徐腐蝕、処方物の物理的特性に基づいた胃中での保持、腸管の粘膜裏打ちに対する剤形の生接着性、または剤形からの活性薬剤の酵素的放出が挙げられるが、これらに限定されない。意図された作用は、剤形の走査により、作用部位(例えばASBT阻害剤に関しては回腸)に活性薬剤分子が送達される期間に亘って延長することである。したがって腸溶性被覆および腸溶性被覆制御放出処方物は、本発明の範囲内である。適切な腸溶性コーティングとしては、酢酸フタル酸セルロース、ポリ酢酸フタル酸ビニル、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびメタクリル酸およびメタクリル酸メチルエステルの陰イオン性ポリマーが挙げられる。このような長期または持放性送達処方物は、好ましくはそれらが回腸に達した時点で分散形態である。適切なコーティングのその他の例としては、消化管の所望の位置に活性成分を放出するのに十分な厚みで提供されるオイドラジットEudragitSとして既知の製品が挙げられる。好ましくは、オイドラジットSコーティングの場合、コーティングは約10〜約50ミクロン、さらに好ましくは約20〜45ミクロン、さらに好ましくは約25〜約43ミクロン、もっとも好ましくは約30〜約40ミクロンの厚みを有する。オイドラジットSのコーティングは、オイドラジットLとして既知のその他のコーティング物質と組合せられ得る。ASBT阻害剤(単数または複数)の処方物、例えばオイドラジットSおよび/またはオイドラジットLで被覆された錠剤は、当業者により容易に生成され得る。
経口投与に適した製剤組成物は、離散単位で、例えば各々、予定量の少なくとも1つの本発明の化合物を含有するカプセル、サッシェ、ロゼンジまたは錠剤で;粉末または顆粒として;水性または非水性液体中の溶液または懸濁液として;あるいは水中油型または油中水型エマルションとして提示され得る。示されたように、このような組成物は、阻害剤(単数または複数)および担体(1つまたは複数の補助成分を構成し得る)を会合させる過程を包含する薬剤学の任意の適切な方法により調製され得る。概して組成物は、阻害剤(単数または複数)を液体または微粉砕固体担体とあるいは両方と均一に且つしっかり混和し、次に、必要な場合には、製品を造形することにより、調製され得る。例えば錠剤は、阻害剤の粉末または顆粒を、任意に1つまたは複数の補助成分とともに圧縮するかまたは成形することにより調製され得る。圧縮錠剤は、任意に結合剤、滑剤、不活性希釈剤および/または界面活性剤/分散剤(単数または複数)と混合された易流動性形態の化合物、例えば粉末または顆粒を、適切な機械中で圧縮することにより調製され得る。成形錠剤は、例えば適切な機械中で粉末化合物を成形することにより調製され得る。
経口投与用の液体剤形は、当該技術分野で一般に用いられる不活性希釈剤、例えば水を含有する製薬上許容可能な乳濁液、溶液、懸濁液、シロップおよびエリキシルを含み得る。このような組成物は、アジュバント、例えば湿潤財、乳化剤および沈殿防止剤、ならびに甘味剤、風味剤および香料も含み得る。
頬(舌下)投与に適した製剤組成物としては、風味を付けた基剤、通常はスクロース、およびアラビアゴムまたはトラガカントゴム中に本発明の化合物を含むロゼンジ、ならびに不活性基剤、例えばゼラチンおよびグリセリンまたはスクロースおよびアラビア号中に阻害剤を含む香錠が挙げられる。
非経口投与のための処方物は、例えば水性または非水性の等張性滅菌注射溶液または懸濁液の形態であり得る。これらの溶液および懸濁液は、経口投与用の処方物中に用いるために記述された1つまたは複数の担体または希釈剤を有する滅菌粉末または顆粒から調製され得る。化合物は、水、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エタノール、トウモロコシ油、綿実油、落花生油、ゴマ油、ベンジルアルコール、塩化ナトリウムおよび/または種々の緩衝液中に溶解され得る。その他のアジュバントおよび投与方式は、製剤技術分野で十分に且つ広範に既知である。
製薬上許容可能な担体は、上記の全てを包含する。本発明の製剤組成物は、薬剤学の周知の技法のいずれかにより、例えば構成成分を混和することにより調製され得る。有効処方物および投与手法に関する上記の考察は当該技術分野で周知であり、標準テキストに記載されている。薬剤の処方物は、例えば、Hoover, John E., Remington’s Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Co., Easton, Pennsylvania (1975); Liberman, et al., Eds., Pharmaceutical Dosage Forms, Marcel Decker, New York, N.Y. (1980);およびKibbe, et al., Eds., Handbook of Pharmaceutical Excipients (3rd Ed.), American Pharmaceutical Association, Washington (1999); U.S. Pharamacopeia (Twenty-First Revision - USP XXI) National Formulary (Sixteenth Edition - XVI), United States Pharmacopeial Convention, Inc., Rockville, MD (1985)およびその最新版;ならびにRemington’s Pharmaceutical Sciences, 16th Edition, Arthur Osol, Editor and Chairman of the Editorial Board, Mack Publishing Co., Easton, PA (1980)およびその最新版で考察されている。
使用方法
本発明は、被験者における1つまたは複数の高脂血症状の治療方法も包含する。このような一方法は、治療的有効量の1つまたは複数の式I−1〜I−24の化合物を、それを必要とする被験者に投与する過程を包含する。
本発明はさらに、被験者における胆石の治療方法を包含する。胆石の治療のための例示的方法は、治療的有効量の1つまたは複数の式I−1〜I−24の化合物を、それを必要とする被験者に投与する過程を包含する。
本発明の方法および化合物は、高脂血症の予防または治療において、単独で、あるいは当業者に既知の付加的療法および/または化合物と一緒に用いられ得る。あるいは本明細書中に記載された方法および化合物は、接合型療法において、一部または全部、用いられ得る。例として、化合物は、単独で、あるいはその他の抗高脂血薬と協力して、例えばHMG−Co−Aレダクターゼ阻害剤、胆汁酸金属イオン封鎖剤、フィブリン酸誘導体,ニコチン酸および/またはプロブコールと一緒に投与され得る。上記の組合せ療法薬は、キットで提供され得る。
用語
本明細書中で用いる場合の、種々の用語を以下に定義する。
本発明のまたはその好ましい実施形態(単数または複数)の素子を導入する場合、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その(the)」および「前記の(said)」とは、1つまたは複数の素子が存在することを意味するよう意図される。「構成する」、「含む」および「有する」という用語は、列挙された素子以外の付加的素子が存在し得ることを包括し、意味するよう意図される。
「被験者」という用語は、本明細書中で用いる場合、哺乳類(例えばヒトおよび動物)を包含する。
「治療」という用語は、被験者の医学的状態、例えば高脂血症または高脂血症に関連した症状(これらに限定されない)を直接的または間接的に改善するための任意の過程、作用、適用、療法等を包含する。
「予防」および「防止」という用語は、臨床的に明白な高脂血症状または障害の開始を全体で防止するか、あるいは個体における高脂血症状または障害の前臨床的に明白な段階の開始を防止することを包含する。これらの用語は、高脂血症状または障害、例えばアテローム硬化症および高コレステロール血症(これらに限定されない)を発症する危険に直面した被験者の予防的治療を包含する。
「組合せ療法」または「同時療法」という用語は、高脂血症状および/または障害、例えばアテローム硬化症および高コレステロール血症を治療するための2つまたはそれ以上の治療薬の投与を意味する。このような投与は、実質的に同時方式での、例えば一定比率の活性成分を有する単一カプセル中での、あるいは各阻害剤用の多数の別個のカプセル中での2つまたはそれ以上の治療薬の同時投与を包含する。さらに、このような投与は、逐次方式での各種類の治療薬の使用を包含する。いずれかの場合に、治療レジメンは、高脂血症状の治療における薬剤組合せの有益な作用を提供する。
「治療的に有効な」という語句は、投与される各作用物質の量が高脂血症状または障害重症度の改善目標を達成し、一方で、所定の療法的処置に関連した副作用を回避するかまたは最小限にする量を意味する。
「製薬上許容可能な」という用語は、本発明の項目が、製剤製品に用いるのに適していることを意味する。
「プロドラッグ」という用語は、被験者への投与およびその後の吸収後に、in vivoで活性種に転化される薬剤前駆体である化合物を包含する。活性種へのin vivoでの転化は、典型的にはいくつかの過程、例えば代謝的転化を介する。プロドラッグの一例は、活性化合物のアシル化形態である。
「ASBT阻害剤」という用語は、ヒトの場合を暗示する哺乳類の循環系への小腸からの胆汁酸の吸収を抑制し得る化合物を包含する。これは、胆汁酸の糞便排泄の増大、ならびにコレステロールおよびコレステロールエステルの血漿または血清濃度低減、特にLDLおよびVLDLコレステロール低減を包含する。
「アルキル」という用語が、単独であるいは「ハロアルキル」および「ヒドロキシアルキル」といった他の用語内で、用いられる場合、それは、1〜約20個の炭素原子を、好ましくは1〜約12個の炭素原子を有する線状または分枝鎖ラジカルを、さらに好ましくは1〜約6個の炭素原子を有する「低級アルキル」ラジカルを、さらに好ましくは1〜3個の炭素原子を有する低級ラジカルを包含する。このようなラジカルの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソアミル、ヘキシル等が挙げられるが、これらに限定されない。
「アルケニル」という用語が、単独であるいは「アリールアルケニル」といった他の用語内で、用いられる場合、それは、2〜約20個の炭素原子を、好ましくは2〜約12個の炭素原子を有するラジカル中に少なくとも1つの炭素−炭素結合を有する線状または分枝鎖ラジカルを、さらに好ましくは2〜約6個の炭素原子を有する「低級アルケニル」ラジカルを包含する。アルケニルラジカルの例としては、エテニル、プロペニル、アリル、プロペニル、ブテニルおよび4−メチルブテニルが挙げられるが、これらに限定されない。
「アルケニル」および「低級アルケニル」という用語は、「シス」および「トランス」配向を、あるいは代替的に「E」および「Z」配向を有するラジカルを包含する。
「アルキニル」という用語は、2〜約20個の炭素原子を、好ましくは2〜約12個の炭素原子を有する線状または分枝鎖ラジカルを、さらに好ましくは2〜約10個の炭素原子を有する「低級アルキニル」ラジカルを、最も好ましくは2〜約6個の炭素原子を有する低級アルキニルラジカルを包含するが、これらに限定されない。このようなラジカルの例としては、プロパルギル、ブチニル等が挙げられる。
「シクロアルキル」という用語は、3〜約12個の炭素原子を有する飽和炭素環式ラジカルを、さらに好ましくは3〜約10個の炭素原子を有する「低級シクロアルキル」ラジカルを包含するが、これらに限定されない。このようなラジカルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。「シクロアルキル」という用語はさらに、シクロアルキル環が、ベンゾチエピンの7員複素環式環と同様に炭素環原子を有するスピロ系を包含する。
「シクロアルケニル」という用語は、少なくとも1つの二重結合を有し、そして3〜約12個の炭素原子を有する不飽和炭素環式ラジカルを、さらに好ましくは4〜約10個の炭素原子を有する「低級シクロアルケニル」ラジカルを包含するが、これらに限定されない。2つの二重結合(共役され得る場合もある)を含有する部分的不飽和炭素環式ラジカルであるシクロアルケニルラジカルは、「シクロアルキルジエニル」と呼ばれ得る。シクロアルケニルラジカルの例としては、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニルが挙げられるが、これらに限定されない。
「ハロ」および「ハロゲン」という用語は、ハロゲン原子、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素を包含するが、これらに限定されない。「ハロアルキル」という用語は、任意の1つまたは複数のアルキル炭素原子がハロゲン原子で置換されるラジカルを包含する。特に包含されるのは、モノハロアルキル、ジハロアルキルおよびポリハロアルキルラジカルである。一例として、モノハロアルキルラジカルは、ラジカル内にヨード、ブロモ、クロロまたはフルオロ原子を有し得る。ジハロおよびポリハロアルキルラジカルは、2つまたはそれ以上の同一のまたは異なるハロゲン原子を有し得る。「低級ハロアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有するラジカルを包含する。ハロアルキルラジカルの例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチルおよびジクロロプロピルが挙げられる。「ペルフルオロアルキル」は、フルオロ原子で置換される全水素原子を有するアルキルラジカルを包含する。例としては、トリフルオロメチルおよびペンタフルオロエチルが挙げられる。
「ヒドロキシアルキル」という用語は、好ましくは1〜約10個の炭素原子を有する線状または分枝鎖アルキルラジカル、さらに好ましくは1〜6個の炭素原子を有する「低級ヒドロキシアルキル」、さらに好ましくは1〜3個の炭素原子を有する低級ヒドロキシアルキルラジカルを包含する(この場合、1つまたは複数の炭素原子が1つまたは複数のヒドロキシルラジカルで置換される)が、これらに限定されない。このようなラジカルの例としては、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチルおよびヒドロキシヘキシルが挙げられる。
「アリール」という用語は、1つまたは複数の環を含有する炭素環式芳香族系を包含する(この場合、このような環はペンダント方式で一緒に結合され得るか、あるいは融合され得る)が、これらに限定されない。「アリール」という用語は、芳香族ラジカル、例えばシクロペントジエニル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、ビフェニルおよびアントラセニルを包含する。さらに「アリール」基は任意に、1〜3個の置換基、例えば低級アルキル、ヒドロキシ、ハロ、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、アルコキシおよび低級アルキルアミノを有し得る。
「ヘテロシクリル」という用語は、飽和、部分的飽和および不飽和異種原子含有環状ラジカル(この場合、異種原子は窒素、イオウ、酸素またはそれらの組合せであり得る)を包含するが、これらに限定されない。好ましいヘテロシクリルとしては、3〜10員環ヘテロシクリル、特に5〜8員環ヘテロシクリルが挙げられるが、これらに限定されない。飽和ヘテロシクリルラジカルの例としては、1〜4個の窒素原子を含有する飽和3〜6員複素一環式基(例えばピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル);1〜2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する3〜6員複素一環式基(例えばモルホリニル);1〜2個のイオウ原子および1〜3個の窒素原子を含有する3〜6員複素一環式基(例えばチアゾリジニル)が挙げられる。部分的飽和ヘテロシクリルラジカルの例としては、ジヒドロチオフェン、ジヒドロピラン、ジヒドロフランおよびジヒドロチアゾールが挙げられる。「ヘテロアリール」とも呼ばれる不飽和ヘテロシクリル基の例としては、1〜4個の窒素原子を含有する5〜6員複素一環式基、例えばピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアゾリル(例えば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリル);1〜5個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環式基、例えばインドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル(例えばテトラゾロ[1,5−b]ピリダジニル);一酸素原子を含有する不飽和3〜6員複素一環式基、例えばピラニル、2−フリル、3−フリル等;一イオウ原子を含有する不飽和5〜6員複素一環式基、例えば2−チエニル、3−チエニル等;1〜2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和5〜6員複素一環式基、例えばイソキサゾリル、オキサジアゾリル(例えば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル);1〜2個の酸素原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環式基(例えばベンズオキサゾリル、ベンズオキサジアゾリル);1〜2個のイオウ原子および1〜3個の窒素原子を含有する5〜6員複素一環式基、例えばチアゾリル、チアジアゾリル(例えば1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル);1〜2個のイオウ原子および1〜3個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環式基(例えばベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル)等が挙げられる。本用語は、複素環式ラジカルがアリールラジカルと縮合されるラジカルも包含する。このような縮合二環式ラジカルの例としては、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン等が挙げられる。「ヘテロシクリル」基は任意に、1〜3個の置換基、例えば低級アルキル、ヒドロキシ、オキソ、アミノおよび低級アルキルアミノを有し得る。「ヘテロシクリル」という用語は、全ての位置異性体を包含する。
「ヘテロアリール」ラジカルとしては、縮合または非縮合ラジカル、特に3〜10員縮合または非縮合ラジカルが挙げられるが、これらに限定されない。ヘテロアリールラジカルの好ましい例としては、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、ベンゾチエニル、インドリル、ジヒドロインドリル、クロマニル、ベンゾピラン、チオクロマニル、ベンゾチオピラン、ベンゾジオキソリル、ベンゾジオキサニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、フリルおよびピラジニルが挙げられる。さらに好ましいへテロアリールラジカルは、イオウ、窒素および酸素から選択される1または2個の異種原子を含有する5−または6員へテロアリール、例えばチエニル、フラニル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピペリジニルまたはピラジニルである。「ヘテロアリール」という用語は、完全不飽和ヘテロシクリルを包含するが、これらに限定されない。「ヘテロアリール」という用語は、全ての位置異性体を包含する。
「ヘテロシクリル」または「ヘテロアリール」ラジカルのいずれかにおいて、当該分子との結合点は、異種原子の位置かまたは環内の他の場所であり得る。
「トリアゾリル」という用語は、全ての位置異性体を包含するが、これらに限定されない。1つより多い環異種原子を含有し、異性体が考え得る全てのその他のヘテロシクリルおよびへテロアリールにおいて、このような異性体は上記のヘテロシクリルおよびへテロアリールの定義内に含まれる。
「第四級ヘテロシクリル」という用語は、1つまたは複数の異種原子、例えば窒素、イオウ、リンまたは酸素が、それが正荷電されるような多数の結合を有するヘテロシクリルを包含する(したがって本用語は、第三および第四級正荷電構造をともに包含するよう意図される)が、これらに限定されない。第四級ヘテロシクリルと当該分子との結合点は、異種原子の位置かまたは他の場所であり得る。
「第四級ヘテロアリール」という用語は、1つまたは複数の異種原子、例えば窒素、イオウ、リンまたは酸素が、それが正荷電されるような多数の結合を有するヘテロアリールを包含する(したがって本用語は、第三および第四級正荷電構造をともに包含するよう意図される)が、これらに限定されない。第四級ヘテロアリールと当該分子との結合点は、異種原子の位置かまたは他の場所であり得る。
「オキソ」という用語は、2個の結合を有する酸素を包含するが、これに限定されない。
「ポリアルキル」という用語は、約20,000 gmsまで、さらに好ましくは約10,000 gmsまで、もっとも好ましくは約5,000 gmsまでの分子量を有する分枝鎖または直鎖炭化水素鎖を包含するが、これらに限定されない。
「ポリエーテル」という用語は、1つまたは複数の炭素が酸素により置換されるポリアルキルを包含するが、これに限定されない。この場合、ポリエーテルは、約20,000 gmsまで、さらに好ましくは約10,000 gmsまで、もっとも好ましくは約5,000 gmsまでの分子量を有する。
「ポリアルコキシ」という用語は、酸化アルキレンのポリマーを包含するが、これに限定されない。この場合ポリアルコキシは、約20,000 gmsまで、さらに好ましくは約10,000 gmsまで、もっとも好ましくは約5,000 gmsまでの分子量を有する。
「炭水化物残基」という用語は、炭水化物、例えば単糖、二糖、三糖、四糖および多糖類(多糖は約20,000 gmsまでの分子量を有し得る)に由来する(これらに限定されない)残基、例えばヒドロキシプロピル−メチルセルロース、あるいはキトサン残基;3〜7個の炭素原子を有し、D−またはL−シリーズに属するアルドースおよびケトース由来の化合物;アミノ糖;糖アルコール;ならびに糖酸を包含するが、これらに限定されない。このような炭水化物の特定の例としては、グルコース、マンノース、フルクトース、ガラクトース、リボース、エリトロース、グリセリンアルデヒド、セドヘプトロース、グルコサミン、ガラクトサミン、グルコロン酸、ガラクツロン酸、グルコン酸、ガラクトン酸、マンノン酸、グルカミン、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、グルカリン酸およびガラクタル酸が挙げられるが、これらに限定されない。
「ペプチド残基」という用語は、約100までのアミノ酸単位を含有するポリアミノ酸残基を包含するが、これに限定されない。
「ポリペプチド残基」という用語は、約100アミノ酸単位〜約1000アミノ酸単位、さらに好ましくは約100アミノ酸単位〜約750アミノ酸単位、さらに好ましくは約100アミノ酸単位〜約500アミノ酸単位を含有するポリアミノ酸残基を包含するが、これらに限定されない。
「アルキルアンモニウムアルキル」という用語は、−NH2基、あるいはそのいずれかがアルキルに結合される一、二または三置換アミノ基を包含するが、これらに限定されない。上記アルキルは当該分子に結合される。
「スルホ」という用語は、−SO2−基、−SO3H基およびその塩を包含するが、これらに限定されない。
「スルホアルキル」という用語は、スルホネート基が結合されるアルキル基を包含し(これに限定されない)、上記アルキルは当該分子に結合される。
「アラルキル」という用語は、アリール置換アルキルラジカル、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合されるアリール基を有する「低級アラルキル」ラジカル、さらに好ましくは1〜3個の炭素原子を有するアルキル部分に結合されるフェニルを有する低級アラルキルを包含するが、これらに限定されない。このようなラジカルの例としては、ベンジル、ジフェニルメチルおよびフェニルエチルが挙げられる。上記アラルキル中のアリールは、ハロ、アルキル、アルコキシ、ハロアルキルおよびハロアルコキシで任意に置換され得る。「アリールアルケニル」という用語は、アリール置換アルケニルラジカルを包含する。好ましいアリールアルケニルラジカルは、1〜10個の炭素原子を有するアルケニルラジカルに結合されるアリールラジカルを有する「低級アリールアルケニル」ラジカルである。
「ヘテロシクリルアルキル」という用語は、1つまたは複数のヘテロシクリル基で置換されるアルキルラジカルを包含するが、これらに限定されない。好ましいヘテロシクリルアルキルラジカルは、1〜10個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合される1つまたは複数のヘテロシクリル基を有する「低級ヘテロシクリルアルキル」ラジカルである。
「ヘテロアリールアルキル」という用語は、1つまたは複数のヘテロアリール基で置換されるアルキルラジカルを包含するが、これらに限定されない。好ましいヘテロアリールアルキルラジカルは、1〜10個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合される1つまたは複数のヘテロアリール基を有する「低級ヘテロアリールアルキル」ラジカルである。
「第四級ヘテロシクリルアルキル」という用語は、1つまたは複数の第四級ヘテロシクリル基で置換されるアルキルラジカルを包含するが、これらに限定されない。好ましい第四級ヘテロシクリルアルキルラジカルは、1〜10個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合される1つまたは複数の第四級ヘテロシクリル基を有する「低級第四級ヘテロシクリルアルキル」ラジカルである。
「第四級ヘテロアリールアルキル」という用語は、1つまたは複数の第四級ヘテロアリール基で置換されるアルキルラジカルを包含するが、これらに限定されない。好ましい第四級ヘテロアリールアルキルラジカルは、1〜10個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合される1つまたは複数の第四級ヘテロアリール基を有する「低級第四級ヘテロアリールアルキル」ラジカルである。
「アルキルへテロアリールアルキル」という用語は、1つまたは複数のアルキル基で置換されるヘテロアリールアルキルラジカルを包含するが、これらに限定されない。好ましいアルキルヘテロアリールアルキルラジカルは、1〜10個の炭素原子を有するアルキル部分を有する「低級アルキルヘテロアリールアルキル」ラジカルである。
「アルコキシ」という用語は、酸素により当該分子に結合されるアルキルラジカル、例えばメトキシラジカルを包含するが、これらに限定されない。さらに好ましいアルコキシラジカルは、1〜6個の炭素原子を有する「低級アルコキシ」ラジカルである。このようなラジカルの例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシおよびtert−ブトキシが挙げられる。
「カルボキシ」という用語は、カルボキシ基、−CO2Hおよびその塩を包含するが、これらに限定されない。
「カルボキシアルキル」という用語は、1つまたは複数のカルボキシ基で置換されるアルキルラジカルを包含するが、これに限定されない。好ましいカルボキシアルキルラジカルは、1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合される1つまたは複数のカルボキシ基を有する「低級カルボキシアルキル」ラジカルである。
「カルボキシヘテロシクリル」という用語は、1つまたは複数のカルボキシ基で置換されるヘテロシクリルラジカルを包含するが、これに限定されない。
「カルボキシへテロアリール」という用語は、1つまたは複数のカルボキシ基で置換されるヘテロアリールラジカルを包含するが、これに限定されない。
「カルボアルコキシアルキル」という用語は、1つまたは複数のアルコキシカルボニル基で置換されるアルキルラジカルを包含するが、これに限定されない。好ましいカルボアルコキシアルキルラジカルは、1〜6個の炭素原子を有するアルキルラジカルに結合される1つまたは複数のアルコキシカルボニル基を有する「低級カルボアルコキシアルキル」ラジカルである。
「カルボキシアルキルアミノ」という用語は、一または二置換されるアミノラジカルを包含するが、これらに限定されない。例えば「アルキルアリール」または「アリールアルキル」と組合せて用いる場合、上記の個々の用語「アルキル」および「アリール」は、上記の意味を有する。
「アシル」という用語は、カルボキシ基のヒドロキシが除去された有機酸基を包含するが、これに限定されない。アシル基の例としては、アセチルおよびベンゾイルが挙げられるが、これらに限定されない。
「ヒドロカルビル」という用語は、もっぱら炭素および水素元素からなるラジカルを指す。これらのラジカルとしては、例えばアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニルおよびアリール部分が挙げられる。これらのラジカルは、他の脂肪族または環式炭化水素基、例えばアルカリル、アルケナリルおよびアルキナリルで置換されるアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキルおよびアリール部分も包含する。好ましくはこれらの部分は1〜20個の、1〜10個の、または1〜6個の炭素原子を含む。
「置換ヒドロカルビル」という用語は、炭素以外の少なくとも1つの原子、例えばハロゲン、酸素、窒素、イオウおよびリン(これらに限定されない)を含む基で置換されるヒドロカルビル基を指す。このような置換ヒドロカルビルの例としては、低級アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシおよびブトキシ;ハロゲン、例えばクロロおよびフルオロ;エーテル;アセタル;ケタル;エステル;ヘテロシクリル、例えばフリルおよびチエニル;アルカノキシ;ヒドロキシ;保護化ヒドロきり;アシル;アシルオキシ;ニトロ;シアノ;アミノ;およびアミドのような基で置換されるヒドロカルビルラジカルが挙げられるが、これらに限定されない。置換ヒドロカルビルとしては、炭素鎖原子が、異種原子、例えば窒素、酸素、イオウまたはハロゲンで置換されるヒドロカルビルラジカルも挙げられる。
「糖保護基」という用語は、所定の糖の1つまたは複数のヒドロキシ基上の保護基を意味する。このような「糖保護基」の例としては、アセチル、トリアルキルシリル、アルキル(例えばメチル)、アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ)、テトラヒドロピラニル(THP)等が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書中で用いられる略号は,以下の意味を有する:
Figure 2005521653
Figure 2005521653
生物学的評価
本発明の化合物の阻害剤濃度は、以下の検定により確定されるべきである。これらの検定は、in vitroで、そして動物モデルで実施される。
H14細胞における[14C]−タウロコール酸塩(TC)のASBT媒介性取込みを抑制する化合物のin vitro検定
96ウエルトップカウントTop-Count組織培養プレート中にヒトASBT(H14細胞)のcDNAでトランスフェクトした新生仔ハムスター腎臓細胞(BHK)を、60,000細胞/ウエル(植付けの24時間以内に検定実行)、30,000細胞/ウエル(植付けの48時間以内に検定実行)、10,000細胞/ウエル(植付けの72時間以内に検定実行)で植え付ける。
検定1日目に、細胞単一層を100 mLの検定緩衝液(4.5 g/Lグルコース+0.2%(w/v)脂肪酸無含有ウシ血清アルブミン(FAF)BSAを含有するダルベッコ変法イーグル培地)で1回、静かに洗浄する。各ウエルに、検定緩衝液中の試験化合物の2倍濃縮物50 mLを検定緩衝液中の6 mM[14C]−タウロコール酸塩(最終濃度3 mM[14C]−タウロコール酸塩)50 mLと一緒に付加する。細胞培養プレートを37℃で2時間インキュベートした後、0.2%(w/v)(FAF)BSAを含有する100 mL 4℃ダルベッコリン酸塩緩衝生理食塩水(PBS)で2回、各ウエルを静かに洗浄する。次に、(FAF)BSAを含有しない100 mL 4℃PBSで1回、ウエルを静かに洗浄する。各200 mL液に、シンチレーション計数液を付加する。プレートを加熱密封して、室温で30分間振盪した後、パッカードPackardトップカウント計で各ウエル中の放射能の量を測定する。
14 C]−アラニンの取込みを抑制する化合物のin vitro検定
タウロコール酸塩検定と同様にアラニン取込み検定を実施するが、但し、標識化タウロコール酸塩の代わりに標識化アラニンを用いる。
胆汁中の[ 14 C]−タウロコール酸塩のラット回腸取込みを抑制する化合物のin vivo検定
(Une et al. “Metabolism of 3α,7β-dihydroxy-7β-methyl-5β-cholanoic acid and 3α,7β-dihydroxy-7α-methyl-5β-cholanoic acid in hamsters”, Biochimica et Biophysica Acta, Vol. 833, pp. 196-202 (1985)参照)。
雄ウィスターラット(200〜300 g)をイナクチン@100 mg/kgで麻酔する。10インチ長のPE10管で胆管にカニューレ挿入する。小腸を露呈し、ガーゼパッド上に広げる。小腸および盲腸の接合部から12 cmにカニューレ(1/8インチルアーロック、先細雌型アダプター)を挿入する。この同一接合部から4 cmにスリットを切断する(8 cm長の回腸を利用する)。温ダルベッコリン酸塩緩衝生理食塩水、pH6.5(「PBS」)20 mLを用いて、腸セグメントを洗い流す。20 cm長のシリコン管(内径0.02インチx外径0.037インチ)を用いて、遠位開口にカニューレ挿入する。近位開口を蠕動ポンプに留め付けて、温PBSで0.25 ml/分で腸を20分間洗浄する。腸説の温度を継続的にモニタリングする。
実験開始時に、対照試料([14C]−タウロコール酸塩@0.05 mi/mL)20 mLを腸セグメントに3 mL注射器で投入し、胆汁試料収集を開始する。0.25 ml/分の速度で21分間、対照試料を注入する。手法の最初の27分間、3分毎に胆汁試料分画を収集する。21分間の試料注入後、20 mLの温PBSで回腸ループを洗い流して(30 mL注射器使用)、次に0.25 ml/分で温PBSで21分間、ループを洗浄する。上記と同様に、しかし投与される試験化合物も用いて二次還流を開始し(21分間投与、その後21分間洗浄)、試料胆汁を27分間、3分毎に採取する。必要な場合には、対照試料を含有して、上記と同様に三次還流を実行する。
肝臓コレステロール濃度(肝CHOL)の測定
肝臓組織を計量し、クロロホルム:メタノール(2:1)中でホモジナイズする。均質化および遠心分離後、上清を分離し、窒素下で乾燥する。イソプロパノール中に残渣を溶解し、Allain, C.A., et al., Clin. Chem. 20, 470 (1974)に記載されているように、コレステロールオキシダーゼおよびペルオキシダーゼの組合せを用いて、コレステロール含量を酵素的に測定する。
肝臓HMG CoA−レダクターゼ活性(HMG COA)の測定
リン酸塩/スクロース緩衝液中で肝臓試料をホモジナイズし、その後遠心分離することにより肝臓ミクロソームを調製する。緩衝液中に最終ペレット化物質を再懸濁して、14C−HMG−CoA(Dupont-NEN)の存在下で、37℃で60分間インキュベートすることにより、HMG CoAレダクターゼ活性に関してアリコートを検定する。6 NHClを付加して反応を停止させ、その後、遠心分離する。薄層クロマトグラフィーにより上清のアリコートを分離し、酵素産物に対応するスポットをプレートから掻き取る。抽出し、シンチレーション計数により放射能を確定する(Akerlund, J. and Bjorkhem, I., J. Lipid Res. 31, 2159 (1990)参照)。
血清コレステロール(SER.CHOL、HDL−CHOL、TGIおよびVLDL+LDL)の確定
Wako Fine Chemicals (Richmond, VA)からの市販キット;コレステロールC11、カタログ番号276-64909を用いて酵素的に総血清コレステロール(SER.CHOL)を測定する。Sigma Chemical Co.HDLコレステロール試薬、カタログ番号352-3でVLDLおよびLDLの沈降後、この同一キットを用いてHDLコレステロール(HDL−CHOL)を検定する(硫酸デキストラン法)。Sigma Chemical Co.GPO−トリンダーTrinder、カタログ番号337-Bを用いて、総血清トリグリセリド(ブランク)(TGI)を酵素的に検定する。総およびHDLコレステロール間の差として、VLDLおよびLDL(VLDL+LDL)コレステロール濃度を算定する。
肝臓コレステロール7α−ヒドロキシラーゼ活性(7α−OHアーゼ)の測定
リン酸塩/スクロース緩衝液中で肝臓試料をホモジナイズし、その後遠心分離することにより肝臓ミクロソームを調製する。緩衝液中に最終ペレット化物質を再懸濁して、NADPHの存在下で、37℃で5分間インキュベートすることにより、コレステロール7α−ヒドロキシラーゼ活性に関してアリコートを検定する。石油エーテル中で抽出後、有機溶媒を蒸発させて、アセトニトリル/メタノール中に残渣を溶解する。C18逆相HPLCカラム上に抽出物のアリコートを注入することにより、酵素産物を分離し、249 nmでのUV検出を用いて溶離物質を定量する(Horton, J.D., et al., J. Clin. Invest. 93, 2084 (1994)参照)。
ラット強制経口投与検定
強制経口投与手法を用いて、雄ウィスターラット(275〜300 g)にASBT阻害剤を投与する。2 mL/体重1 kgの最終容積で種々の投薬量で4日間、1日1回(9:00〜10:00)、薬剤またはビヒクル(水中に0.2%Tween80)を投与する。治療期間の最後の48時間に、全糞便試料を収集し、下記のような酵素検定を用いて、胆汁酸含量に関して分析する。処置ラットにおける糞便胆汁酸(FBA)濃度増大対ビヒクル群におけるラットの平均FBA濃度の比較により、化合物効能を確定する。
糞便胆汁酸濃度(FBA)
個別収容ハムスターから総糞便排出物を24または48時間収集し、窒素流下で乾燥して、粉砕し、計量する。約0.1 gを計量して取り出し、有機溶媒(ブタノール/水)中で抽出する。分離、乾燥後、残渣をメタノール中に溶解して、存在する胆汁酸の量を、胆汁酸との3α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ反応を用いて酵素的に測定して、NADを還元する(Mashige, F., et al., Clin. Chem. 27, 1352 (1981)参照)。
ウサギ刷子縁膜小胞(BBMV)中の[ 3 H]タウロコール酸塩取込み
Malathi et al.(Biochimica Biophysica Acta, 554, 259 (1979)参照)に記載されたカルシウム沈降法により、凍結回腸粘膜からウサギ回腸刷子縁膜を調製する。タウロコール酸塩の測定方法は、Kramer et al.((1992) Biochimica Biophysica Acta, 1111, 93参照)に記載された方法と本質的に同じであるが、但し、検定容積は100 μLの代わりに200Μlを用いる。要するに、2 μM[3H]タウロコール酸塩(0.75 μCi)、20 mMトリス、100 mM塩化ナトリウム、100 mMマンニトール、pH7.4を含有する190 μL溶液を、10 μLの刷子縁膜小胞(60〜120 μgタンパク質)とともに5秒間、室温でインキュベートする。撹拌しながらBBMVを付加してインキュベーションを開始し、氷冷緩衝液(20 mMHepes−トリス、150 mMKCl)5 mLを付加することにより反応を停止させ、その直後、ナイロンフィルター(0.2 μm孔)を通して濾過し、停止緩衝液でさらに5mL洗浄する。
アシル−CoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(ACAT)
前記のように(J. Biol. Chem. 255, 9098 (1980)参照)、組織からハムスター肝臓およびラット腸ミクロソームを調製し、ACAT酵素の供給源として用いる。検定は、0.25%BSAおよび200 μgミクロソームタンパク質を含有する50 mMリン酸ナトリウム, 2 mMDTT、pH7.4緩衝液中の24 μMオレオイル−CoA(0.05μCi)を含有するインキュベーション液2.0 mLで構成される。オレオイル−CoAの付加により検定を開始する。37℃で5分間、反応を進行させて、8.0 mLのクロロホルム/メタノール(2:1)の付加により、反応を終結する。抽出のために、クロロホルム、メタノール中の125 μgのオレイン酸コレステロールを付加して、担体および有機物として作用させて、十分撹拌後、遠心分離により抽出液の水性相を分離する。クロロホルム相を取り出して、乾燥し、次にシリカゲル60薄層クロマトグラフィープレート上にスポットを作り、ヘキサン/エチルエーテル(9:1)中で現像する。パッカードPackard instaimagerを用いて薄層クロマトグラフィープレート上のオレイン酸コレステロールスポット中に取り込まれた放射能の量を測定することにより、生成したコレステロールエステルの量を確定する。
本発明の範囲を逸脱することなく、上記の方法および装置において種々の変更がなされ得るので、上記の説明に含入された物質は全て、例証のためであり、本発明を限定するものではないと解釈される。本出願中に記述された文書、書物、特許、参考文献、出版物は全て、その記載内容が、参照により本明細書中で援用される。
脂質低下薬の評価のためのイヌモデル
売主、例えばマーシャルMarshall農場から,体重6〜12 kgの雄ビーグル犬を入手した。1日1回、2時間、イヌに餌を与え、水は随意飲ませる。ビヒクル、i.g.;1 mg/kg, i.g.;2 mg/kg, i.g.;4 mg/kg, i.g.;2 mg/kg, p.o.(カプセル中粉末)に対応する各々6〜12匹からなる投与群に無作為にイヌを割り当てる。強制経口投与管を用いて、水溶液(例えば、0.2%Tween80溶液(一オレイン酸ポリオキシエチレン、Sigma Chemical Co., St. Louis, MO))中に溶解した治療化合物の胃内投与を実施する。投与開始前に、血清コレステロール(総およびHDL)およびトリグリセリドを評価するために朝食前に、橈側皮静脈から血液試料を採取する。連続数日間、給餌前に午前中に動物に投与する。その後、2時間、動物に餌を摂らせた後、残りの餌を除去する。試験終了時に2日間に亘って糞便を収集し、胆汁酸または脂質含量に関して分析する。前試験血清脂質レベルとの比較のために、治療期間の終了時に、血液試料を採取する。標準スチューデントT検定を用いて、統計学的有意を確定する(p<.05)。
イヌ血清脂質測定
血清分離管(バキュテイナーVacutainerSST、Becton Dickinson and Co., Franklin Lakes, NJ)を用いて、絶食イヌの橈側皮静脈から血液を採取する。2000 rpmで20分間遠心分離して、血清をデカントする。
比色的に測定される過酸化水素を生成するためのコレステロールオキシダーゼ反応を利用して、Wako酵素診断キット(コレステロールCII)(Wako Chemicals, Richmond, VA)を用いて、96ウエルフォーマットで総コレステロールを測定する。プレートの最初の2つのカラム中の0.5〜10 mgコレステロールから、標準曲線を調製する。血清試料(予測脂質濃度によって、20〜40 mL)または既知の血清対照試料を個々のウエル中に二重反復試験で付加する。水を付加して、各ウエル中の容積を100 mLにする。各ウエルに色試薬のアリコート100mLを付加し、37℃で15分インキュベーション後、500 nmでプレートを読取る。
硫酸デキストランおよびMg2+を利用して、LDLおよびVLDLを沈降させるSigmaキットNo. 352-3(Sigma Chemical Co., St. Louis, MO)を用いてHDLコレステロールを検定する。個々の遠心管に各結成試料の150 mL容積を付加し、その後、HDLコレステロール試薬(Sigma 352-3)15 mLを付加する。試料を混合し、5000 rpmで5分間、遠心分離する。次に上清の50 mLアリコートを生理食塩水200 mLと混合して、総コレステロール測定の場合と同一手法を用いて検定する。
96ウエルフォーマットでSigmaキットNo. 337を用いてトリグリセリドを測定する。この手法は、リポタンパク質リパーゼによるトリグリセリドからの放出グリセロールを測定する。1〜24 mgの範囲のグリセロールの標準溶液(タンシグ39-11)を用いて、標準曲線を作成する。二重反復試験でウエルに血清試料(予測脂質濃度によって、20〜40 mL)を付加する。水を付加して各ウエル中の容積を100 mLにして、次に各ウエルに色試薬100mLを付加する。混合および15分間インキュベーション後、500 nmでプレートを読取り、標準曲線からトリグリセリド値を算定する。血清試料中の任意の内因性グリセロールに関して補正するために、ブランク酵素試薬を用いて、二重反復試験プレートを実行する。
イヌ糞便胆汁酸測定
各イヌに関する糞便胆汁酸(FBA)濃度を確定するために、糞便試料を収集する。試験の最後の48時間に、2連続24時間期間の間、投与および給餌前に毎日9:00 a.m.〜10:00 a.m.間に、糞便収集物を得る。各動物からの別個の2日収集物を計量し、併合して、プロセッサー(Cuisinart)中で蒸留水とともにホモジナイズして、均質スラリーを生成する。50%第三級ブタノール/蒸留水(2:0.6)の最終濃度中の1.4 gのホモジネートの試料を、37℃水浴中で45分間抽出し、2000 x Gで13分間遠心分離する。
96ウエル酵素検定系を用いて、胆汁酸の濃度(mmol/日)を確定する。96ウエル検定プレート中の三重反復試験ウエルの各々2組に、糞便抽出物の20 mLアリコートを付加する。標準化血清タウロコール酸塩溶液および標準化糞便抽出物溶液(プール試料から予め作製し、その胆汁酸濃度に関して特性化された)を、検定定量対照として分析する。同様に、標準曲線を生成するために連続希釈されたタウロコール酸ナトリウムのアリコート(20 mL)を、2組の三重反復試験ウエルに付加する。1 Mヒドラジン水和物、0.1 Mピロリン酸塩および0.46 mg/mlNADを含有する反応混合物230 mLを、各ウエルに付加する。次に、3α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ酵素(H得数D;0.8単位/ml)または検定緩衝液(0.1 Mピロリン酸ナトリウム)の50 mLアリコートを、2組の三重反復し見物のうちの1つに付加する。試薬は全て、Sigma Chemical Co., St. Louis, MOから入手した。室温で60分間のインキュベーション後、340 nmでの光学濃度を測定し、三重反復試験試料の各組の平均を算定する。光学濃度±HSD酵素の差を用いて、タウロコール酸ナトリウム標準曲線を基礎にして、各試料の胆汁酸濃度(mM)を確定する。抽出物の胆汁酸濃度、糞便ホモジネートの重量(グラム)および動物の体重を用いて、各動物に関する対応するFBA濃度をmmol/kg/日で算定する。各処置群のFBA濃度からビヒクル群の平均FBA濃度(mmol/kg/日)を差し引いて、処置の結果としてのFBA濃度の増大(Δ値)を確定する。
本発明と関連した種々の化合物の製造に関する種々の例証的実例を以下に示す。以下の実施例および特定実施形態は、例証のために提供されており、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の化合物の生成に関する付加的スキームを以下に提示する。
Figure 2005521653
Figure 2005521653
一般に、本発明の製法は以下のように実施し得る。
実施例1462
syn−24xの調製
Figure 2005521653
機械的撹拌機および加熱/冷却浴を装備した250 ml丸底ガラス反応器を窒素でパージする。45 gのカリウムt−ブトキシド/THF溶液を反応器に投入し、撹拌を開始する。別個の容器中で、25 gのTHF中に29x(38 mmol)を溶解する。約2.0時間かけて、付加漏斗により反応器中に29x/THF溶液を投入する。反応温度を約16〜20℃に制御する。反応器温度を16〜20℃に保持しながら、約30分間に亘って7.4%塩化アンモニウム水溶液54 gを用いて、反応をクエンチする。全ての塩が溶解するまで(約10分間)、混合物を静かに撹拌する。撹拌を停止し、相を分離させる。水性層を排液する。有機層を真空濃縮して、syn−24xをR,RおよびS,S異性体の50/50混合物として得る。
実施例1463a
化合物(4R,5R)−24xの光学分割のための条件
Figure 2005521653
化合物24xの(4R,5R)および(4S,5S)エナンチオマーを分離するため用いるのは、以下の擬似移動床方式クロマトグラフィー(SMB)条件である。
Figure 2005521653
実施例1463b
化合物(4R,5R)−24xの光学分割のための代替条件
化合物24xの(4R,5R)および(4S,5S)エナンチオマーを分離するため用いるのは、以下の擬似移動床方式クロマトグラフィー(SMB)条件である。
Figure 2005521653
実施例1463c
化合物(4R,5R)−24xの光学分割のための代替条件
化合物24xの(4R,5R)および(4S,5S)エナンチオマーを分離するため用いるのは、以下の擬似移動床方式クロマトグラフィー(SMB)条件である。
Figure 2005521653
実施例1463d
化合物(4S,5S)−24xのラセミ化
Figure 2005521653
機械的撹拌機および加熱/冷却浴を装備した250 mL丸底ガラス反応器を窒素ガスでパージする。フラスコ中に、38 mmol の(4S,5S)−24xを付加し、50 gのドライTHF中に溶解する。この溶液を反応器中に投入し、撹拌しながら約23〜25℃にする。反応器に、45 gのカリウムt−ブトキシド/THF溶液(1 M、Aldrich)を付加漏斗により、約0.5時間に亘って投入する。約24〜26℃で約1〜1.5時間、スラリーを撹拌する。反応器温度を23〜26℃に保持しながら、7.5%塩化アンモニウム54 gを用いて、反応をクエンチする。スラリーが薄まるまで、最初に約20%の塩化アンモニウム溶液を徐々に投入して、残りの塩化アンモニウム溶液を約5時間かけて投入する。全ての塩が溶解するまで、混合物を静かに撹拌する。撹拌を停止し、相を分離させる。水性層を除去する。有機層を真空濃縮して、ラセミ(4S,5S)−24xを得る。
実施例1464
(4R,5R)−28xの調製
Figure 2005521653
1000 mL4つ首レリアンスRelianceジャケット付き反応フラスコに、機械的撹拌機、窒素流入口、付加漏斗、冷却器またはレシーバー付き蒸留ヘッド、熱電対およびテフロンパドル撹拌機を取り付ける。フラスコを窒素ガスでパージし、87 mmolの(4R,5R)−24xおよび18.7 gのメチオニンを、その後、240 gのメタンスルホン酸を投入する。混合物を75℃に加熱し、8時間撹拌する。次に混合物を25℃に冷却し、480 mLの3−ペンタノンを投入する。次に、320 mLの希釈水をフラスコに入れて、15分間撹拌する。水性層を分離し、有機層に250 mLの飽和重炭酸ナトリウムを付加する。混合物を15分間撹拌し、水性層を分離する。有機層を真空濃縮して、(4R,5R)−28xを得る。
実施例1464a
(4R,5R)−28xの代替的調製
1000 mL4つ首エースAceジャケット付き反応フラスコに、機械的撹拌機、窒素流入口、付加漏斗、冷却器またはレシーバー付き蒸留ヘッド、熱電対およびテフロンパドル撹拌機を取り付ける。フラスコを窒素ガスでパージし、84.4 mmolの(4R,5R)−24xおよび17.8 gのメチオニンを、その後、178.6 gのメタンスルホン酸を投入する。混合物を80℃に加熱し、12時間撹拌する。次に混合物を15℃に冷却し、241.1 mLの水を30分間に亘って投入する。次に、361.7 mLの3−ペンタンを反応器に投入する。次に、フラスコを15分間撹拌する。水性層を分離し、有機層に361.7 mLの飽和重炭酸ナトリウムを付加する。混合物を15分間撹拌し、水性層を分離する。有機層を真空濃縮して、(4R,5R)−28xを得る。
実施例1465
1−(クロロメチル)−4−(ヒドロキシメチル)ベンゼン、55xの調製
Figure 2005521653
窒素流入口および流出口、還流冷却器ならびに磁気撹拌機を装備した反応フラスコを、窒素でパージした。フラスコに25 gの4−(クロロメチル)安息香酸を投入した。フラスコに75 mLのTHFを周囲温度で投入した。撹拌すると懸濁液を生じた反応混合物の温度が22℃から14℃に低下する吸熱反応が続いて起きた。反応混合物に、175 mLのボラン−THF付加物を、滴下漏斗を介して約30分かけて付加した。この発熱性付加中、外部冷却のために氷浴を用いて、温度を30℃より低く保持した。反応混合物を20℃で1時間撹拌し、次にそれを0℃に冷却した。1 M硫酸を徐々に付加することにより、反応混合物をクエンチした。その結果生じた反応混合物を150 mLのt−ブチルメチルエーテル(TBME)で希釈し、少なくとも20分間撹拌して、ホウ酸エステルを破壊した。層を分離し、水性層をTBMEの別の50 mL部分で洗浄した。併合有機層を100 mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液で2回洗浄した。有機層を11 gの無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過した。溶媒を回転蒸発器上で45℃(浴温度)で<350 mbarで蒸発させて、無色油を得た。油に結晶を核として入れて、その結果生じた固体55xを真空乾燥した。収量:19.7 g(86%)。GCにより検定(HP−5 25 mカラム、100℃で1 mLN2/分、300℃でFID検出、スプリット50:1)。
実施例1466
41xの調製
Figure 2005521653
ステップ1.(4R,5R)−26xの調製
Figure 2005521653
1000 mL4つ首ジャケット付きエースAce反応フラスコに、機械的撹拌機、窒素流入口、付加漏斗、冷却器またはレシーバー付き蒸留ヘッド、熱電対、4個の内部バッフルおよび28 mmテフロンタービン撹拌機を取り付ける。フラスコを窒素ガスでパージし、54.4 mmolの(4R,5R)−28xおよび125 mLのN,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)を投入する。これに、4.2 gの50%水酸化ナトリウムを付加する。混合物を50℃に加熱し、15時間撹拌する。フラスコに、10 mLのDMAC中に溶解した8.3 gの55xを一度に付加する。温度を50℃で24時間保持する。フラスコに、250 mLのトルエンを、その後、125 mLの希釈水を付加する。混合物を15分間撹拌し、50℃で層を分離させる。次に125 mLの飽和重炭酸ナトリウムをフラスコに投入して、15分間撹拌する。50℃で30秒で層はきれいに分離する。50℃で真空下で溶媒の約半分を蒸留させる。残留反応混合物は、(4R,5R)−26xを含有するはずである。
ステップ2.(4R,5R)−27xの調製
Figure 2005521653
過程1の反応混合物にトルエンを戻し入れて、混合物を35℃に冷却する。次に混合物に、7.0 gの塩化チオニルを5分間に亘って付加する。反応は発熱性であるはずで、達する温度は約39℃である。反応物は塩化チオニルの最初の付加時に混濁し、次に一部透明になり、次に最終的に再び混濁する。混合物を0.5時間撹拌し、次に0.25 NのNaOHで洗浄する。混合物は少量の固体を生じるように見えるが、これは撹拌すると減少し、層がきれいに分離する。真空下で50℃で溶媒を蒸留して、最小撹拌容積にする。残留反応混合物は(4R,5R)−27xを含有するはずである。
ステップ3.41xの調製
過程2の反応混合物に、350 mLのメチルエチルケトン(MEK)を、その後、10.5 mLの水、ならびに10 mLのMEK中に溶解させたジアゼアビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)を投入する。HPLCが<0.5%の(4R,5R)−27xを示すまで、混合物を加熱、還流する。反応混合物を真空濃縮して、41xを得る。
本出願中で参照される特許、出版物、テキスト、文献および任意のその他の出版物は全て、それらの記載内容が、参照により本明細書中で援用される。

Claims (150)

  1. 次式I−1またはI−2:
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    のベンゾチエペンを含む化合物、あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  2. 2AおよびR2Bが独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、R3AおよびR3Bが独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールおよびアラキルからなる群から選択され、そしてR5が、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニルおよびアリールからなる群から選択される請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  3. 5Aが、以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
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    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択される前記ラジカルR5で任意に置換されるアリールであるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  4. 5Aが、前記フェニルの少なくともパラ位置またはメタ位置で前記ラジカルR5で任意に置換されるフェニルである、請求項3記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  5. j=2であり、R2AおよびR2Bが独立して、水素およびアルキルからなる群から選択され、そしてR3AおよびR3Bが独立して、水素およびアルキルからなる群から選択される、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  6. j=2であり、R2AおよびR2Bの少なくとも一方が水素であり、そしてR3AおよびR3Bが各々アルキルである、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  7. 2A=R2B=Hであり、そしてR3AおよびR3Bが独立して、エチル、プロピルおよびブチルからなる群から選択される、請求項6記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  8. 2AおよびR2Bが独立して、水素およびC1-10アルキルからなる群から選択され、そしてR3AおよびR3Bが独立して、水素およびC1-10アルキルからなる群から選択される、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  9. 2AおよびR2Bが独立して、水素およびC1-6アルキルからなる群から選択され、そしてR3AおよびR3Bが独立して、水素およびC1-6アルキルからなる群から選択される、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  10. 2AおよびR2Bが同一ラジカルである、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  11. 2AおよびR2Bが同一アルキルラジカルである、請求項10記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  12. 2AおよびR2Bが水素、C1-10アルキル、C1-10アルケニルおよびC1-10アルキニルからなる群から選択される同一ラジカルである、請求項10記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  13. 3AおよびR3Bが同一ラジカルである、請求項10記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  14. 3AおよびR3Bが同一アルキルラジカルである、請求項11記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  15. 3AおよびR3Bが水素、C1-10アルキル、C1-10アルケニルおよびC1-10アルキニルからなる群から選択される同一ラジカルである、請求項12記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  16. 3AおよびR3Bが同一ラジカルである、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  17. 3AおよびR3Bが同一アルキルラジカルである、請求項16記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  18. 3AおよびR3Bが水素、C1-10アルキル、C1-10アルケニルおよびC1-10アルキニルからなる群から選択される同一ラジカルである、請求項16記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  19. 2AおよびR2Bが同一C1-20ヒドロカルビルラジカルである、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  20. 2AおよびR2Bが同一C1-10ヒドロカルビルラジカルである、請求項19記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  21. 2AおよびR2Bが同一C1-6ヒドロカルビルラジカルである、請求項20記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  22. 3AおよびR3Bが同一C1-20ヒドロカルビルラジカルである、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  23. 3AおよびR3Bが同一C1-10ヒドロカルビルラジカルである、請求項22記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  24. 3AおよびR3Bが同一C1-6ヒドロカルビルラジカルである、請求項23記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  25. 2AおよびR2Bが同一n−ブチルである、請求項11記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  26. 2AおよびR2Bが各々Hである、請求項10記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  27. 3AおよびR3Bが各々Hまたはn−ブチルである、請求項13記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  28. 6AおよびR7Aが独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群から選択される、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  29. 6AおよびR7Aが独立して、メトキシ、エトキシおよびジメチルアミノからなる群から選択される、請求項28記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  30. j=2であり、R5AおよびR5Bの一方が水素であり、そしてR5AおよびR5Bの他方が、前記フェニルラジカルのパラ位置で、以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択される前記ラジカルR5で任意に置換されるフェニルであるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である、請求項1記載の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
  31. 前記ベンゾチエペンが式I−17またはI−18:
    Figure 2005521653
    の化合物を含む、請求項1記載の化合物。
  32. 前記R5が前記式I−17またはI−18の前記ベンゾチエペンの5位置環炭素に結合される前記フェニル環上のパラ位置またはメタ位置に結合される、請求項31記載の化合物。
  33. 前記式I−17の前記ベンゾチエピンが式I−21およびI−22:
    Figure 2005521653
    から成る群から選択される一成員を含む、請求項31記載の化合物。
  34. 前記式I−21およびI−22の前記ベンゾチエピンがそれぞれ以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−9およびI−10を含む、請求項33記載の化合物。
  35. 前記式I−18の前記ベンゾチエピンが式I−23およびI−24:
    Figure 2005521653
    から成る群から選択される一成員を含む、請求項31記載の方法。
  36. 前記式I−23およびI−24の前記ベンゾチエピンがそれぞれ以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−19およびI−20を含む、請求項35記載の化合物。
  37. 5が、前記式I−23およびI−24の前記ベンゾチエピンの前記5位置炭素環に結合される前記フェニル環上のメタ位置またはパラ位置のいずれかに結合される、請求項35記載の化合物。
  38. 前記R5が、以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が前記(7)、前記(17)または前記(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端を表し、そしてR5Bは前記R5の右端を表すかまたはその逆である請求項31〜37記載の化合物。
  39. 被験者における高脂血症状の治療方法であって、式I−1およびI−2が以下の:
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    により表される治療的有効量の式I−1またはI−2の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを、それを必要とする前記被験者に投与することを包含する前記方法。
  40. 被験者における胆石またはそれと関連した症状の治療方法であって、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    により表される治療的有効量の式I−1またはI−2の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを、それを必要とする前記被験者に投与することを包含する前記方法。
  41. 前記被験者が哺乳類である、請求項39記載の方法。
  42. 前記被験者がヒトである、請求項41記載の方法。
  43. 前記被験者が哺乳類である、請求項40記載の方法。
  44. 前哺乳類がヒトである、請求項43記載の方法。
  45. 前記治療的有効量が単一用量でまたは多数回分割用量で投与される、請求項39記載の方法。
  46. 前記治療的有効量が単一用量でまたは多数回分割用量で投与される、請求項40記載の方法。
  47. 被験者における高脂血症状の治療方法であって、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    により表される治療的有効量の式I−17またはI−18の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを、それを必要とする前記被験者に投与することを包含する前記方法。
  48. 前記式I−17が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−21およびI−22からなる群から選択される一成員を含む、請求項47記載の方法。
  49. 前記式I−21およびI−22がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−9およびI−10を含む、請求項48記載の方法。
  50. 前記式I−18が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−19およびI−20からなる群から選択される一成員を含む、請求項47記載の方法。
  51. 前記式I−19およびI−20がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−11およびI−12を含む、請求項50記載の方法。
  52. 前記式I−11が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−13およびI−16からなる群から選択される一成員を含む、請求項51記載の方法。
  53. 前記式I−12が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−14およびI−15からなる群から選択される一成員を含む、請求項51記載の方法。
  54. 前記R5が、以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択される一成員であるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である、請求項47〜53のいずれか1項に記載の方法。
  55. 被験者における胆石またはそれと関連した症状の治療方法であって、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    により表される治療的有効量の式I−17またはI−18の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグを、それを必要とする前記被験者に投与することを包含する前記方法。
  56. 前記式I−17が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−21およびI−22からなる群から選択される一成員を含む、請求項55記載の方法。
  57. 前記式I−21およびI−22がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−9およびI−10を含む、請求項56記載の方法。
  58. 前記式I−18が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−19およびI−20からなる群から選択される一成員を含む、請求項57記載の方法。
  59. 前記式I−19およびI−20がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−11およびI−12を含む、請求項58記載の方法。
  60. 前記式I−11が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−13およびI−16からなる群から選択される一成員を含む、請求項59記載の方法。
  61. 前記式I−12が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−14およびI−15からなる群から選択される一成員を含む、請求項59記載の方法。
  62. 前記R5が、以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択される一成員であるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である請求項55〜61のいずれか1項に記載の方法。
  63. 次式I−1:
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグの製造方法であって、以下の:
    (a)式S1−78a:
    Figure 2005521653
    (式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7Aおよびjは前記と同様である)の化合物を生成し、そして
    (b)式S1−78aの前記化合物を塩化オキサリルで処理して、前記式I−1の化合物を生成する
    ステップを包含する前記方法。
  64. 前記処理過程(b)が不活性溶媒中で実行される、請求項63記載の方法。
  65. 前記処理過程(b)が約−50℃〜約−78℃に冷却された前記不活性溶媒中で実行される、請求項64記載の方法。
  66. 次式I−18:
    Figure 2005521653
    {式中、jは0、1または2であり、
    2AおよびR2Bは独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    3A、R3B、R5A、およびR5Bは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、オキソ、アリール−R5、−OR9、−NR910、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    9およびR10は独立して、水素、ヒドロカルビル、アミノおよびヒドロカルビルアミノからなる群から選択され、
    5は、水素、ヒドロカルビル、ヘテロシクリル、第四級へテロシクリル、−OR9、−SR9、−S(O)R9、−SO29および−SO39からなる群から選択され、
    5は、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルであって、前記シクロアルキル、アリールまたはヘテロシクリルは任意に−NH−X−Rまたは−O−X−Rで置換され、
    Xは、−(C=O)s−アルキル−、−(C=O)s−アルキル−NH−、−(C=O)s−アルキル−O−、−(C=O)s−アルキル−(C=O)、および共有結合(ここで、sおよびtは独立して0または1である)からなる群から選択され、
    Rは、単糖、二糖および多糖からなる群から選択され、ここで、前記単糖、二糖および多糖は任意に、1つまたは複数の糖保護基で保護され、
    9およびR10は前記と同様であり、
    5≠Hである場合、R5は任意に、ハロゲン、−NO2、−CN、オキソ、ヒドロカルビル、−OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−SO213、−SO313、−NR13OR14、−NR13NR1415、−CO213、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−C(O)NR1314、−C(O)OM、−COR13、−NR13C(O)R14、−NR13C(O)NR1415、−NR13CO214、−OC(O)R13、−OC(O)NR1314、−NR13SOR14、−NR13SO214、−NR13SONR1415、−NR13SO2NR1415、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、−P(OR13)OR14、−S+1314-および−N+131415-からなる群から独立して選択される1つまたは複数のラジカルで置換され、
    13、R14およびR15は独立して、水素およびヒドロカルビルからなる群から選択され、
    -は、製薬上許容可能な陰イオンであり、
    Mは、製薬上許容可能な陽イオンであり、
    6AおよびR7Aラジカルは独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、ヒドロカルビル、−R5、−アリール−R5、OR13、−NR1314、−SR13、−S(O)R13、−S(O)213、−SO313、−S+1314-、−NR13OR14、−NR13NR1415、−OM、−SO2OM、−SO2NR1314、−NR14C(O)R13、−C(O)OM、−S(O)NR1314、−N+131415-、−PR1314、−P(O)R1314、−P+131415、アミノ酸残基、ペプチド残基、ポリペプチド残基および炭水化物残基からなる群から選択され、
    13、R14、R15、AおよびMは前記と同様であり、そして
    各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に1つまたは複数の異種原子からなる1つまたは複数の基で置換され、各々の場合、前記ヒドロカルビルは任意に、酸素、窒素、イオウ、リンおよびそれらの組合せからなる群から独立して選択される1つまたは複数の異種原子により置換される1つまたは複数の炭素原子を有し得る。}
    の化合物あるいはその製薬上許容可能な塩、溶媒和物またはプロドラッグの生成方法であって、以下の:
    (a)式S2−36384042:
    Figure 2005521653
    (式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7Aおよびjは前記と同様であり、Yは、アルコキシまたはハロである)の化合物を生成し、
    (b)式S2−36384042の前記化合物をBBr3で処理し、次に10%K2CO3でクエンチして、式S2−44464850:
    Figure 2005521653
    を生成し、そして
    (c)アリールヒドロキシ基をR5で置換して、化合物I−18を生成する
    ステップを包含する前記方法。
  67. 前記処理過程(b)が不活性溶媒中で実行される、請求項66記載の方法。
  68. 前記処理過程(b)が約−50℃〜約−78℃に冷却された前記不活性溶媒中で実行される、請求項67記載の方法。
  69. 前記式I−1の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6、mおよびjは前記と同様であり、そしてR5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}
    により表される式I−17を含む、請求項63記載の方法。
  70. 前記式I−17が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−21およびI−22を含む、請求項69記載の方法。
  71. 前記式I−21およびI−22がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−9およびI−10を含む、請求項70記載の方法。
  72. 前記R5が、前記式I−21およびI−22の前記ベンゾチエピンの前記5炭素位置に結合される前記フェニル環のメタ位置またはパラ位置の少なくともいずれかに結合される、請求項70記載の化合物。
  73. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7A、mおよびjは前記と同様であり、そしてR5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}
    により表される式I−3およびI−4からなる群から選択される請求項66記載の方法。
  74. 前記式I−3が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−5およびI−6からなる群から選択される一成員を含む、請求項73記載の方法。
  75. 前記式I−4が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−7およびI−8からなる群から選択される一成員を含む、請求項73記載の方法。
  76. 前記式I−6およびI−5の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−13およびI−14を含む、請求項74記載の方法。
  77. 前記式I−7およびI−8の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−15およびI−16を含む、請求項75記載の方法。
  78. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−18の化合物を含む、請求項66記載の方法。
  79. 前記式I−18の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−23およびI−24からなる群から選択される一成員を含む、請求項78記載の方法。
  80. 前記式I−23およびI−24の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−19およびI−20を含む、請求項79記載の方法。
  81. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    によりそれぞれ表される式I−11およびI−12からなる群から選択される、請求項66記載の方法。
  82. 前記式I−1の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6、mおよびjは前記と同様であり、そしてR5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}
    により表される式I−17を含む、請求項1記載の方法。
  83. 前記式17の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−21およびI−22からなる群から選択される一成員を含む、請求項82記載の化合物。
  84. 前記式I−21およびI−22の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−9およびI−10を含む、請求項83記載の化合物。
  85. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6、mおよびjは前記と同様であり、そしてR5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}により表される式I−3およびI−4からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
  86. 前記式I−3の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−5およびI−6からなる群から選択される一成員を含む、請求項85記載の化合物。
  87. 前記式I−4の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−7およびI−8からなる群から選択される一成員を含む、請求項85記載の化合物。
  88. 前記式I−6およびI−5の化合物が、それぞれ以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−13およびI−14を含む、請求項86記載の化合物。
  89. 前記式I−7およびI−8の化合物が、それぞれ以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−15およびI−16を含む、請求項87記載の化合物。
  90. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7Aおよびjは前記と同様であり、そして前記R5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
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    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}
    により表される式I−18の化合物を含む、請求項61載の化合物。
  91. 前記式I−18の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−23およびI−24からなる群から選択される一成員を含む、請求項90記載の化合物。
  92. 前記式I−23およびI−24の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−19およびI−20を含む、請求項91記載の化合物。
  93. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    によりそれぞれ表される式I−11およびI−12からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
  94. 前記高脂血症状が高コレステロール血症である、請求項39記載の方法。
  95. 前記治療的有効量が約0.001 mg〜約10,000 mgの1日用量である、請求項94記載の方法。
  96. 前記1日用量が約0.005 mg〜約1,000 mgである、請求項95記載の方法。
  97. 前記1日用量が約0.008 mg〜約100 mgである、請求項96記載の方法。
  98. 前記1日用量が約0.05 mg〜約50 mgである、請求項97記載の方法。
  99. 前記1日用量が単一用量として、または多数回分割用量で投与される請求項95〜98のいずれか1項に記載の方法。
  100. 前記治療的有効量が約0.001 mg〜約10,000 mgの1日用量である、請求項40記載の方法。
  101. 前記1日用量が約0.005 mg〜約1,000 mgである、請求項100記載の方法。
  102. 前記1日用量が約0.008 mg〜約100 mgである、請求項101記載の方法。
  103. 前記1日用量が約0.05 mg〜約50 mgである、請求項102記載の方法。
  104. 前記1日用量が単一用量として、または多数回分割用量で投与される、請求項100〜103のいずれか1項に記載の方法。
  105. 前記1日用量が経口投与される、請求項95記載の方法。
  106. 前記1日用量が非経口投与される、請求項95記載の方法。
  107. 前記1日用量が直腸投与される、請求項95記載の方法。
  108. 前記1日用量が座薬を含む直腸剤形として投与される、請求項107記載の方法。
  109. 前記治療的有効量が徐放性剤形として投与される、請求項94記載の方法。
  110. 前記徐放性剤形が移植片を含む、請求項109記載の方法。
  111. 前記1日用量が、錠剤、カプセル、粉末、溶液、懸濁液、乳濁液およびシロップからなる群から選択される経口剤形の形態で投与される、請求項105記載の方法。
  112. 前記溶液がシロップを含む、請求項111記載の方法。
  113. 前記経口剤形が舌下錠、発泡錠剤または徐放性錠剤を含む、請求項111記載の方法。
  114. 前記非経口剤形が筋内注射、静脈内注射および皮下注射からなる群から選択される、請求項106記載の方法。
  115. 前記1日用量が局所投与される、請求項95記載の方法。
  116. 前記1日用量が非経口投与される、請求項100記載の方法。
  117. 前記1日用量が直腸または膣投与される、請求項100記載の方法。
  118. 前記1日用量が座薬を含む直腸剤形または膣剤形として投与される、請求項117記載の方法。
  119. 前記1日用量が徐放性剤形として投与される、請求項100記載の方法。
  120. 前記徐放性剤形が移植片を含む、請求項119記載の方法。
  121. 前記1日用量が、錠剤、カプセル、粉末、溶液、懸濁液および乳濁液からなる群から選択される経口剤形の形態で投与される、請求項100記載の方法。
  122. 前記溶液がシロップを含む、請求項121記載の方法。
  123. 前記錠剤が舌下錠、発泡錠剤または徐放性錠剤を含む、請求項121記載の方法。
  124. 前記非経口剤形が筋内注射、静脈内注射および皮下注射からなる群から選択される、請求項116記載の方法。
  125. 前記1日用量が局所投与される、請求項100記載の方法。
  126. 前記1日用量が、ローション、クリーム、懸濁液、乳液、ペーストおよび溶液からなる群から選択される局所剤形の形態で投与される、請求項125記載の方法。
  127. 前記1日用量が、ローション、クリーム、懸濁液、乳液、ペーストおよび溶液からなる群から選択される局所剤形の形態で投与される、請求項115記載の方法。
  128. 請求項1記載の式I−1またはI−2の化合物および製薬上許容可能な担体を含む製剤組成物。
  129. 前記式I−1の化合物が以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7Aおよびjは前記と同様であり、そして前記R5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
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    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
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    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}
    により表される式I−17の化合物を含む、請求項128載の化合物。
  130. 前記式I−17の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−21およびI−22からなる群から選択される一成員を含む、請求項129記載の製剤組成物。
  131. 前記式I−21およびI−22の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−9およびI−10を含む、請求項130記載の製剤組成物。
  132. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    {式中、R2A、R2B、R3A、R3B、R5A、R5B、R6A、R7A、mおよびjは前記と同様であり、そしてR5は以下の(1)〜(69)および(70):
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
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    Figure 2005521653
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    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    Figure 2005521653
    からなる群から選択されるが、但し前記R5が(7)、(17)または(24)である場合には、前記R5Aは前記R5の左端であり、そしてR5Bは前記R5の右端であるかまたはその逆である。}
    により表される式I−3およびI−4からなる群から選択される、請求項128記載の製剤組成物。
  133. 前記式I−3が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−5およびI−6からなる群から選択される一成員を含む、請求項132記載の製剤組成物。
  134. 前記式I−4が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−7およびI−8からなる群から選択される一成員を含む、請求項132記載の製剤組成物。
  135. 前記式I−6およびI−5の化合物が、それぞれ以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−13およびI−14を含む、請求項133記載の製剤組成物。
  136. 前記式I−7およびI−8の化合物が、それぞれ以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−15およびI−16を含む、請求項134記載の製剤組成物。
  137. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−18の化合物を含む、請求項128記載の製剤組成物。
  138. 前記式I−18の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−23およびI−24からなる群から選択される一成員を含む、請求項137記載の製剤組成物。
  139. 前記式I−23およびI−24の化合物がそれぞれ、以下の:
    Figure 2005521653
    により表される式I−19およびI−20の化合物を含む、請求項138記載の製剤組成物。
  140. 前記式I−2の化合物が、以下の:
    Figure 2005521653
    によりそれぞれ表される式I−11およびI−12からなる群から選択される、請求項128記載の製剤組成物。
  141. 被覆剤形で提供される請求項128記載の製剤組成物であって、前記被覆剤形が酢酸フタル酸セルロース、酢酸フタル酸ポリビニル、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、またはメタクリル酸の陰イオン性ポリマーおよびメタクリル酸メチルエステルのコーティングを有する製剤組成物。
  142. 被覆剤形で提供される請求項1記載の化合物であって、前記被覆剤形が酢酸フタル酸セルロース、酢酸フタル酸ポリビニル、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、またはメタクリル酸の陰イオン性ポリマーおよびメタクリル酸メチルエステルのコーティングを有する化合物。
  143. 錠剤、カプセル、懸濁液、乳濁液、溶液、クリーム、ペースト、ローション、座薬または粉末からなる群から選択される剤形で提供される、請求項128記載の製剤組成物。
  144. 舌下錠、発泡錠剤および被覆錠剤からなる群から選択される剤形の、請求項128記載の製剤組成物。
  145. 徐放性剤形を含む剤形で提供される、請求項128記載の製剤組成物。
  146. 前記徐放性剤形が移植片または被覆錠剤からなる群から選択される、請求項145記載の製剤組成物。
  147. 前記溶液、前記懸濁液または前記乳濁液が前記被験者への非経口投与に適している、請求項146記載の製剤組成物。
  148. 前記溶液がシロップを含む、請求項143記載の製剤組成物。
  149. 分散液を含む剤形で提供される、請求項128記載の製剤組成物。
  150. 錠剤、カプセル、懸濁液、乳濁液、溶液、クリーム、ペースト、ローション、座薬および粉末からなる群から選択される剤形で提供される、請求項1記載の化合物。
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