JP2005521185A - 局所プローブ・データ記憶装置のためのデータ検出 - Google Patents

局所プローブ・データ記憶装置のためのデータ検出 Download PDF

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Abstract

【課題】 局所プローブ・データ記憶装置の読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するための装置を提供する。
【解決手段】 該装置は、三元差信号を生成するために、センサ信号の後続の値からセンサ信号の値を差し引くための微分器と、差信号を、検出したデータを示す2進出力信号に変換するために、微分器に接続している変換器とを備える。上記装置を備える局所プローブ・データ記憶装置についても記載されている。

Description

本発明は、局所プローブ記憶装置においてデータを検出するための方法および装置に関する。
2000年5月発行のIBM Journalof Research and Development、44巻、3号掲載の、P.Vettiger他の「“ヤスデ”−未来のAFMデータ記憶装置用の1000以上のチップ」(The "Millipede" -More than one thousand tips for futureAFM data storage)という論文に局所プローブ記憶装置の一例が記載されている。ヤスデ(Millipede)デバイスは、熱抵抗センサ・プローブのアレイを備える。このようなアレイは、表面の視覚化およびデータ記憶のような用途で表面の形状(topography)を検出する際に使用することができる。データ記憶用途の場合には、表面の形状内に記録したデータは、表面上で熱抵抗センサを移動させ、センサと表面の間の距離が変化した場合のセンサと表面の間の熱伝導の変化を検出することにより読み取ることができる。上記Vettiger他の論文に記載されているように、ヤスデ・デバイスは、シリコン基板上に形成されたカンチレバー(cantilever;片持ち梁)センサの二次元アレイを備える。各カンチレバーの一方の端部は基板に取り付けられている。各カンチレバーの他方の端部には、抵抗発熱素子および外側を向いているチップが取り付けられている。各カンチレバーには、行および列導体を通してアドレス指定することができる。行および列導体は、その上の発熱素子を加熱するために、各カンチレバーを通して電流を選択的に流すことができる。読取りおよび書込みの両方の動作において、アレイのチップは、平面基板上に設置されている高分子膜記憶面を備える記憶媒体と接触し、記憶媒体に対して移動する。
各チップを介して膜に局部的な力を加えることと、対応する行および列導体を通してデータ信号を与えることにより膜を局部的に変形させ、その中に凹部またはピットを残すのに十分なレベルまで、各チップを選択的に加熱することの組み合わせによりデータが記憶媒体に書き込まれる。
各発熱素子は、また、熱的読み戻しセンサも提供する。何故なら、発熱素子は、温度により変化する抵抗を有しているからである。データ読取り動作中、加熱信号がアレイ内の各行に順次与えられる。加熱信号は、選択した行のすべての発熱素子を加熱するが、その温度は膜を変形するにはまだ不十分である。発熱素子と表面間の熱伝導は、発熱素子と表面間の距離により変化する。表面を横切ってアレイを走査中にチップがピット内に移動すると、関連する発熱素子と記憶媒体間の距離が短くなる。発熱素子と表面との間の媒体は、発熱素子と記憶表面との間で熱を移動する。関連するチップがピット内に移動すると、各発熱素子と表面間の熱の移動(熱伝達)はより効率的になる。それ故、温度すなわち発熱素子の抵抗が低減する。各行の連続的に加熱されている発熱素子の温度の変化は、並列に監視することができ、それにより記録したビットの検出を容易に行うことができる。
2000年5月発行のIBMJournal of Research and Development 44巻、3号掲載の、P. Vettiger他の「"ヤスデ"−未来のAFMデータ記憶装置用の1000以上のチップ」(The "Millipede"-More than one thousand tips for future AFMdata storage)という論文
この検出に関連する1つの問題は、発熱素子から受信した信号が望ましくないオフセットを含んでいる場合があることである。上記検出に関連するもう1つの問題は、発熱素子から受信した信号が、ノイズ成分を含んでいる場合があることである。発熱素子から受信した信号のこのような望ましくない特性は、ビットの回復と干渉を起こす恐れがある。それ故、このような問題を軽減する検出方法および装置を提供することが望ましい。
本発明は、局所プローブ・データ記憶装置の読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するための装置を提供する。該装置は、三元差信号を生成するために、センサ信号の後続の値からセンサ信号の値を差し引くための微分器、および上記差信号を、検出したデータを示す2進出力信号に変換するために、上記微分器に接続している変換器を備える。そのため、センサ信号のオフセットがデータの回復と干渉を起こすのを有利に防止することができる。微分器は、高域フィルタ(ハイパス・フィルタ)として効果的に動作する。
センサ信号が微分器に到達する前に、センサ信号をフィルタリング(ろ過)するために、低域フィルタ(ローパス・フィルタ)を微分器に接続することができる。このことにより、微分器への入力から望ましくない高周波ノイズ成分を有利に除去することができる。
本発明の特に好ましい実施形態の場合には、センサ信号が低域フィルタに到達する前に、センサ信号から基準(reference)センサが生成する基準信号を差し引くために、減算器が低域フィルタに接続されている。このことにより、低域フィルタへの入力のところでのダイナミック・レンジ要求が有利に緩和される。
簡便という見地からいって、特に好ましい本発明のある実施形態の場合には、微分器は、センサ信号の後続の値から差し引かれるセンサ信号の値を記憶するためのメモリ、および三元差信号を生成するために、後続の値からメモリ内に記憶しているセンサ信号の値を差し引くためにメモリに接続している基板を備える。もっと簡便にするには、好適には、減算器は、反転した値を生成するために、メモリ内に記憶しているセンサ信号の値を反転するためのインバータと、三元差信号を生成するために、センサ信号の後続の値に対する反転した値を加算するために、インバータに接続している加算器とを備えることが好ましい。
好適には、変換器(コンバータ)は、三元差信号の最大値/最小値(extremities)を2進出力信号の第1の値に変換し、三元差信号の中間値を2進出力信号の第2の値に変換することが好ましい。この場合も、簡便さの点で、好適には、変換器は、三元差信号のサンプルの値により決まる勾配(slope)を有するランプ(ramp)を生成するための積分器、およびランプがプリセットしきい値レベルに達するのにかかる時間に依存する2進出力を決定するために積分器に接続しているカウンタを備えることが好ましい。
本発明は、記憶面と、その形状的な構造体の形で表面内に記憶しているデータに依存するセンサ信号を生成するために、記憶面に平行な平面内で記憶面に対して移動することができる読取センサと、読取センサが記憶面に対して移動した場合、読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するために、センサに接続している上記装置とを備えている局所プローブ・データ記憶装置を含む(にまで及ぶ)ことを理解することができるだろう。
本発明は、また、その形状的な構造体の形で表面内に記憶しているデータに依存するセンサ信号を生成するために、記憶面に平行な平面内で記憶面に対して移動することができる読取センサと、表面内の基準点に依存する基準信号を生成するための基準センサと、読取センサが記憶面に対して移動した場合、読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するために、読取センサおよび基準センサに接続している、請求項3に従属する任意の請求項に記載の装置とを備える局所プローブ・データ記憶装置も含む。
好適には、本発明の局所プローブ記憶装置は、さらに、記憶面に書き込まれるデータを予めコード化するためのプリコーダを備える。プリコーダは、記録されるべきビットの値および入力ビット・ストリームの先行ビットに対応する排他的論理和ゲート(exclusive or gate)の出力の値に依存する記憶面上に記録される、入力ビット・ストリームの各ビットに対して決定される出力を有する排他的論理和ゲートを備えることが好ましい。また、上記記憶装置は複数の読取センサを備えることができることを理解することができるだろう。
他の態様によれば、本発明は、局所プローブ・データ記憶装置で読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するための方法を提供する。該方法は、微分器を用いて三元差信号を生成するために、センサ信号の後続の値からセンサ信号の値を差し引くステップと、微分器に接続している変換器を用いて、差信号を、検出したデータを示す2進出力信号に変換するステップとを含む。
添付の図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明するが、これは単に例示としてのものに過ぎない。
はじめに図1について説明すると、局所プローブ・データ記憶装置の一例は、シリコン基板上に配置されているカンチレバー・センサ(cantilever sensor)10の二次元アレイを備える。行導体30および列導体40も基板上に配置されている。各センサ10は、行導体30および列導体40の異なる組合わせによりアドレス指定することができる。各列のセンサ10に関連する複数の行導体、および各行のセンサ10に関連する1本の行導体がペアになっている。各センサ10は、70マイクロメートルの範囲内の長さおよびマイクロメートルの厚さのシリコン・カンチレバー構造を備える。カンチレバーの肢(limb)は、その遠い方の端部で基板に固定されている。カンチレバーの頂点(apex)は、基板に対して垂直(法線方向)に自由に動くことができる。カンチレバーは、その頂点のところに抵抗発熱素子と、基板に対して反対方向を向いているシリコン・チップを有する。カンチレバーの肢は、導電電流経路を形成するために深くドーピングされている。発熱素子は、もっと低いレベルにカンチレバーの頂点をドーピングすることにより形成され、それによりカンチレバーを通して流れる電流に対して増加した電気抵抗の領域を導入する。カンチレバーを貫通する電流経路は、関連する行導体および関連する列導体の間に延長している。列導体の中の1つは、中間ダイオードDを介してカンチレバーに接続している。より詳細に説明すると、ダイオードDのカソードは、列導体に接続している。他の列導体は駆動回路60を介してカンチレバーに接続している。ダイオードDのアノードおよび駆動回路60への入力は、発熱素子を介して対応する行導体に接続している。行導体30、列導体40、ダイオードDおよびドライバ60も基板上に配置されている。カンチレバーには、基板から遠ざかる方向にチップが弾性で片寄るように予め応力がかけられている。
動作中、チップは、40nmの範囲内の厚さを有するポリメチルメタクリレート(PMMA)の膜のようなポリマ層の形体をしている平面記憶媒体70に対して押しつけられる。
データは、チップを介してポリマ層70に局部的な力を加えることと、対応する行導体30から対応する列導体40にカンチレバーを貫通して書込み電流を流すことによりチップを加熱することを組み合わせて記憶媒体上に書き込まれる。カンチレバーを貫通して電流を供給すると発熱素子が加熱される。熱エネルギーは、熱伝導により発熱素子からチップに供給される。書込み電流は、ポリマ層70を局部的に変形させ、40nm範囲の直径のピット20をその中に残すのに十分なレベルにチップを加熱するように選択される。一例を挙げて説明すると、PMMA膜の局部的な変形は、チップを700℃程度の温度に加熱することにより行うことができることが分かっている。
発熱素子も、熱読み戻しセンサを提供する。何故なら、発熱素子は温度により変化する抵抗を有しているからである。データ読取り動作の場合、加熱電流は、カンチレバーを通して、対応する行導体30から対応する列導体40に流れる。それ故、発熱素子が再度加熱されるが、今度はポリマ層70を変形するのには不十分な温度にしか加熱されない。例えば、400℃程度の読取り温度は、PMMA膜を変形させるのには不十分であるが、それでもなお許容できる読取り性能を提供する。発熱素子とポリマ層70の間の熱伝導は、発熱素子とポリマ層70との間の距離により変化する。ポリマ層を横切ってアレイが走査されるにつれて、チップがピット20内に移動すると、発熱素子とポリマ層70の間の距離は短くなる。発熱素子とポリマ層の間の媒体は、発熱素子とポリマ層の間で熱を伝達する。チップがピット20内に移動すると、発熱素子とポリマ層の間の熱の伝達がより効率的になる。それ故、温度および発熱素子の抵抗が低減する。連続的に加熱されている発熱素子の温度の変化は監視することができ、それにより記録したビットの検出が容易になる。
対応する行導体30に加熱電圧パルスを印加することによって、上記加熱電流が発生する。それ故、加熱電流は、加熱電圧パルスが印加される行導体30に接続している各センサ10を通って流れる。それ故、アレイの対応する行のすべての発熱素子が加熱される。次に、記録したデータが加熱されたセンサの行から並列に読み出される。それ故、アレイの各行は、多重化(multiplexing)スキーム(手順)により順次読み出される。
アレイは、ポリマ層70の対応するフィールド80上で各チップを走査することができるように、ポリマ層70に対して平行な面70内をポリマ層に対して移動することができる。各フィールド80は、複数のピット20を収容することができる。読取りおよび書込みの両方の動作中、アレイのチップは、記憶媒体70の表面を横切って移動する。
図2を参照すると、本発明の好ましい実施形態の場合において、読取り/書込み電流は、対応するセンサ内の発熱素子を通して電圧Vが印加される行導体30から、ダイオードDを介して関連する列導体に印加されるより低い電圧レベル(電位)に流れる。図3について説明すると、この配置は、発熱素子を表す可変抵抗器VRに直列な電流源I’に近い。発熱素子は、記憶している情報を運ぶ物理量を電気信号に変換する。可変抵抗器VRの値は、チップのところの温度により変化する。すでに説明したように、読取り動作中、チップがあるピットの位置(値「1」)からピットでない位置(値「0」)に移動すると、チップの温度は変化する。このようなシステムの検出回路は、発熱素子の抵抗の値により変化する電圧を感知し、チップの位置のところに「1」が書き込まれているのか、「0」が書き込まれているのかを判断する。「1」は、通常は、ΔR/R=10−4程度の抵抗の相対的な変化を引き起こす。ピットが存在するのかしないのかを検出する際の重要な問題は、ビットが「1」であるか、「0」であるかを示す情報を含む信号を抽出するための望ましい比較的高い解像度である。このような検出は、製造の際の許容誤差によるオフセットのような種々のオフセットの存在により複雑なものになる。通常のしきい値検出方法は、不適当なものであった。何故なら、これらの方法が、アナログ−デジタル変換の際に比較的高い精度を要求し、システム内に存在するオフセットに関連する不確実さがあったからである。
本発明の好ましい実施形態は、上記のような熱機械的センサ・アレイ用の堅固な(robust)検出方法(scheme)を提供する。この方法はアナログ領域で動作する。システム内のオフセットは、この後すぐ説明する3つのレベルの決定素子を使用することにより除去される。3つのレベルの決定素子は、比較的広いダイナミック・レンジを有する信号の上記処理を避ける。さらに、速度を犠牲にしないで3つのレベルの決定素子の後の誤差の伝搬を避けるために、プリコード化方法を使用することができる。以下の詳細な説明を読めば、本発明の検出方法を電流駆動および電圧駆動の熱機械的センサ・システムの両方に適用することができることを理解することができるだろう。
図4を参照すると、本発明の検出サブシステムの一例は、直列に接続している低域フィルタ(ローパス・フィルタ)100および高域フィルタ(ハイパス・フィルタ)110を備える。アナログ−デジタル変換器(ADC)120は、サンプル・ホールド・スイッチ120を介して高域フィルタ110の出力に接続することができる。動作中、低域フィルタ100は、それに接続しているセンサからの入力信号の高周波ノイズの帯域幅を制限する。図5について説明すると、低域フィルタ100は、キャパシタCおよび入力抵抗Rを備えるフィードバック経路を含む仮想アース増幅器140を有する積分器を備える。このような低域フィルタ100は1/sの伝達関数を有することを理解することができるだろう。ここで、sはラプラス演算子である。図6を参照すると、高域フィルタは、遅延段(delay stage)150および総和ブロック(summingblock)160を有する微分器段を備える。遅延段150による遅延Tは、記憶媒体上に記憶しているビットについての2つの連続している決定の間の間隔に設定される。この間隔は、センサが、そこに1つのピットが存在すること、または存在しないことを書き込むことができる1つの位置から次の位置に移動するのに必要な時間に対応する。それ故、総和ブロック160は、2つの連続しているビット読取り動作に対応する低域フィルタ100からの出力を加算する。このような高域フィルタ110は1−esTの伝達関数を有することを理解することができるだろう。動作中、高域フィルタは、オフセットおよび低い周波数ノイズを除去する。カスケード接続の低域フィルタ100および高域フィルタ110は、ADC120への入力のところで3つのレベルの信号を生成する。図7を参照すると、ADC120は、3つのレベルの決定素子170を備える。
図8を参照すると、図3のところで説明した定電流源センサ配置用の本発明を実施している検出チャネルの好ましい一例は、図5のところで説明した低域フィルタ100、図6のところで説明した高域フィルタ、スイッチ130、および図7のところで説明したADC170を備える。
図9を参照すると、図8のところで説明した本発明の実施形態の変形例の場合には、低域フィルタ100への信号入力のダイナミック・レンジは狭くなっている。このようにダイナミック・レンジが狭くなったのは、電流源I”および可変抵抗器VR’を備えるノートン等価回路による図9の基準センサからの出力を取り入れたためである。基準センサからの出力は、微分ブロック180によって当該(所定の)センサ出力から差し引かれる。正確な基準信号は必要ない。何故なら、高域フィルタ110が、低域フィルタ100の出力のところで存在しうるいかなるオフセットをも除去するからである。微分ブロック180の出力からの差信号に対して、2つの連続している読取り間隔の間の基準信号の変動が無視できる程度のものであれば十分である。基準信号は、例えば、すべてのビットが「0」に等しい専用フィールドを読み取っているセンサから入手することができる。
図8および図9のところで説明した検出チャネルは、いわゆる離散時間型(discrete time)1−Dチャネルの例である。ここで、Dは遅延である。2進入力記号シーケンスを含む離散時間型1−Dチャネルの出力のところでの記号毎の検出は、いくつかの欠点を持つ。ノイズが存在する場合には、誤差の伝搬と一緒に2〜3dBの性能の低下が起こる場合がある。この性能の低下は、ノイズのスペクトル特性に依存する。このような性能の低下は、入力シーケンスの最大尤度(maximal likelihood)検出により少なくとも部分的には克服することができる。しかし、最大尤度検出は、比較的複雑なものである。図10を参照すると、本発明の好ましい実施形態の場合には、プリコーダ200は、記憶媒体70上に記録される情報ビットのシーケンスを予めコード化(プリコード)するために使用される。予めコード化することにより、誤差の伝搬が除去される。ADC120は、高域フィルタ110の出力からの「+1」または「−1」を、チャネル出力のところで「1」に等しくし、高域フィルタ110の出力のところの「0」をチャネル出力のところで「0」に等しくするための組合わせ論理210を備える。一般的に、1−Dプリコーディングの場合には、
Figure 2005521185
プリコーダが使用される。ここで、
Figure 2005521185
はモジュロ2加算を示す。図11を参照すると、プリコーダ200は、遅延Tを有する遅延段220および総和段230を備える。動作中、予めコード化される情報ビットは総和段に入力され、先行する情報ビット用の総和段220からの出力と総和される。総和段からの出力は、遅延段220を介して総和段にフィードバックされる。
図12を参照すると、本発明の好ましい実施形態の場合には、センサはすでに説明したように電流モードで動作する。すなわち、各センサは、検出抵抗器VRを駆動し、電圧フォロア300を介して出力のところで電圧信号を与えるための電流源I’を備える。標準(standard)電圧モード回路の範囲は、このような信号の正確な検出を行うことができる。しかし、通常の電圧モード回路は、いくつかの欠点を持っている。より詳細に説明すると、このような回路は、通常、比較的広いチップ面積を必要とし、比較的低い供給電圧の性能は比較的低い。これらの問題は、図13のセンス回路内で軽減することができる。図13の場合には、センス回路は、電流モード検出回路adアレイ・アーキテクチャに適している。より詳細に説明すると、図13の回路は、センス抵抗VRおよび図14に示すような入力特性を有する制限前置増幅器(プリアンプ)310に電圧源V’を備える。前置増幅器310は、センサ回路でのワット損を制限し、センサ信号を以降の検出回路に送る。図15について説明すると、前置増幅器310の簡単なCMOS実施例は、3つのトランジスタT1、T2およびT3を備える。
受動積分器または能動積分器による動作の電圧モード用の積分器。図16は、トランジスタT4、キャパシタC1およびスイッチS1を備えるCMOS実施例の受動積分器回路の一例である。図18は、仮想アース増幅器320、キャパシタC3およびスイッチS3を備える能動積分器回路の一例である。図17は、トランジスタT5、キャパシタC2およびスイッチS2を備える電流モード動作のための積分器回路からなるCMOS実施例を示す。図17に示す積分器は、トランス積分器回路である。一般的に、低域フィルタ100は、RCフィルタ、MOSFETフィルタ、相互コンダクタンス−C(gm−C、OTA−C)フィルタ、スイッチ・キャパシタ・フィルタおよび電流スイッチ・フィルタを含む種々のアプローチの中の任意の1つのアプローチにより実施することができる。図16、図17および図18のところで説明した回路においては、各スイッチS1、S2およびS3は、対応する積分器を周期的にリセットすることができる。上記積分器のリセットについては、すぐこの後で詳細に説明する。
すでに説明したように、高域フィルタ110の微分器回路は、情報信号の誘導体(derivative)の近似を与えるために、現在の信号の値から前の信号の値を差し引く。図19を参照すると、本発明の好ましい実施形態の場合には、高域フィルタ110は、インバータ・ゲート410に接続している出力を有するメモリ素子400を備える。インバータ・ゲート410の出力およびメモリ素子400への入力は、総和段の出力が、2つの連続している情報ビット間の差に等しい値を生成するように総和段の入力に接続している。図20は、メモリ素子400およびトランジスタT6およびスイッチS4、S5およびS6を有するスイッチ電流トランジスタ・メモリ・セルに基づく反転形メモリ・セルを備えるインバータ410の電流モードCMOS実施例を示す。電流モード動作用の総和段410は、単に有線ノード接続により実施することができる。RCフィルタ、MOSFETフィルタ、相互コンダクタンス−C(gm−C、OTA−C)フィルタ、スイッチ・キャパシタ・フィルタおよび電流スイッチ・フィルタのような高域フィルタ・アプローチは、低域フィルタ100のところで説明した制限に類似の制限を有する。スイッチS1〜S6は、本発明のVLSI実施形態のパス・トランジスタにより実施することができることを理解されたい。
すでに説明したように、本発明の好ましい実施形態の場合には、ADC120は、情報信号の検出のための3つのレベルの分解能(resolution)を有する。図21を参照すると、本発明の好ましい実施形態の場合には、ADC120は、ランプ・アナログ−デジタル変換器(RADC)510に接続している積分器500を備える。積分器500は、例えば、図16、図17および図18のところで説明した形の中の任意のものであってもよい。動作中、積分器500は、高域フィルタからの三元出力の入力ビットと同期して周期的にリセットされる。各入力ビットに対して、積分器500はランプを生成する。ランプの勾配は、入力ビットの値により異なる。RADC510は、ランプがプリセットしきい値レベルに達する時間を測定することによりランプ信号の勾配を測定する。図22を参照すると、本発明の特に好ましい実施形態の場合には、RADC510は、上記しきい値レベルに予め設定されたコンパレータ520およびカウンタ530により実施される。図23について説明すると、図22のところで説明した本発明の好ましい実施形態の一変形例は、3つのレベルのADCおよび逆プリコーダ機能を結合する。動作中、ペアのコンパレータ600および610は、それぞれ復号すべきビット・ストリームを受信する。コンパレータ600は、このビット・ストリームを第1の電圧レベルV1と比較する。コンパレータ610は、このビット・ストリームを第2の電圧レベルV2と比較する。コンパレータの出力は1/Tでクロック制御されている単一のDタイプ・ラッチ630にデータ入力を与えるために、2つの入力NANDゲート620を介して結合される。ラッチ630の出力は、復号(デコード)したビット・ストリームを提供する。
図24を参照すると、本発明の好ましい実施形態は、同じ固定積分時間の間の2つの連続している読み戻し信号を積分するための積分器700を提供する。積分器700の出力は、サンプル・ホールド回路710によりサンプリングされる。サンプル・ホールド回路の出力は、メモリ素子720、インバータ・ゲート730および総和ブロック740を備える微分器に送られる。微分器は、メモリ素子730内に記憶している先行の値から、積分器700からの現在の出力の値を差し引く。次に、第2の積分器750が、結果として得られる値を積分し、それをRADC760により変換する。より詳細に説明すると、第2の積分器750は、今度は所定のしきい値と比較されるランプを生成する。ランプがしきい値になるまでにかかる時間は、サンプル・ホールド回路710の出力のところで与えられる最後の2つの値の間の差に反比例する。それ故、ノイズのない理想的な場合には、+d、0および−dに対応する時間の3つの可能な値が、RADC760の出力のところに提供される。ノイズを含む信号の場合には、時間の値の連続は上記の3つの値に量子化される。
図25に示すように、図24の実施形態の積分器700および730は、結合することができる。図25の実施形態の場合には、前の信号値だけが固定積分時間中だけ積分され、その後でメモリ・セル720に記憶される。記憶した値は、サンプル・ホールド回路710の上流の積分器70の出力のところで、連続している積分信号値から直接差し引かれる。次に、加算器740の出力のところでの差が、RADC760に送られる。図25の実施形態の積分器70は、同時に次のサンプルのためのメモリ素子720に記憶する信号、および加算器740を介してRADC760に送る信号を提供する。
図26について説明すると、本発明の特に好ましい実施形態は、可変抵抗器VRを備える試験830中の熱機械検出器に接続している第1の電圧源810を含むCMOS実施形態を備える。第2の電圧源800は、可変抵抗器VR’を備える基準熱機械検出器に接続している。試験830中のこの検出器は、トランジスタT12、T13およびT21を備える前置増幅器840を介して積分器850の入力に接続している。基準検出器820は、トランジスタT7、T8およびT9を備える第2の前置増幅器900を介して積分器850の入力に接続している。動作中、基準検出器820は、図9のところで説明したように機能する。積分器850は、スイッチS7、キャパシタC4およびトランジスタT14およびT15を備える。積分器の出力は、トランジスタT14を介して、スイッチS11を備えるサンプラ(sampler)880に接続している。サンプラS11は、スイッチS8、S9、S10、S11、S12、S13およびトランジスタT16、T17およびT18を備える反転形メモリ890の入力に接続している。メモリ890の出力は、回路ノードが構成する加算器860に接続している。また、積分器850の出力は、トランジスタT15およびスイッチS14を介して加算器860に結合している。加算器の出力は、トランジスタT19およびT20を備えるコンパレータ(比較器)870に接続している。サンプラ880、メモリ890および加算器860は、全体で上記の微分器を構成している。コンパレータ870は、上記のADCを構成している。
要するに、三元差信号を生成するために、センサ信号の後続の値からセンサ信号の値を減算するための微分器を備える局所プローブ・データ記憶装置の読取センサが生成したセンサ信号のデータを検出するための装置の例、および差信号を、検出したデータを示す2進出力信号に変換するための微分器に接続している変換器について今まで説明してきた。このような装置を備える局所プローブ・データ記憶装置についても記載されている。
局所プローブ・データ記憶装置の一例の簡単な平面図である。 本デバイスのセンサの簡単な回路図である。 センサのノートン等価回路である。 センサ用の検出チャネルの一例のブロック図である。 検出チャネル用の低域フィルタの簡単なブロック図である。 検出チャネル用の高域フィルタの簡単なブロック図である。 検出チャネル用のアナログ−デジタル変換器のブロック図である。 検出チャネルの詳細なブロック図である。 検出チャネルの一変形例の詳細なブロック図である。 プリコーディング(事前のコード化)を使用する検出チャネルのブロック図である。 図10の検出チャネル用のプリコーダのブロック図である。 本デバイス用のセンサ回路の簡単な回路図である。 本デバイスの別のセンサ回路の簡単な回路図である。 図13のセンサ回路の前置増幅器の入力特性のグラフである。 CMOSで実施する前置増幅器の一例の回路図である。 CMOSで実施する低域フィルタの一例の回路図である。 CMOSで実施する低域フィルタの別の例の回路図である。 低域フィルタの別の例のブロック図である。 高域フィルタの別の例のブロック図である。 CMOSで実施する高域フィルタのメモリ段およびインバータの回路図である。 アナログ−デジタル変換器の一例のブロック図である。 図21のアナログ−デジタル変換器の1つの実施例のブロック図である。 アナログ−デジタル変換器の別の実施例のブロック図である。 検出チャネルの一例のブロック図である。 検出チャネルの別の例のブロック図である。 検出チャネルの一例の回路図である。

Claims (12)

  1. 局所プローブ・データ記憶装置の読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するための装置であって、
    三元差信号を生成するために、前記センサ信号の後続の値から前記センサ信号の値を差し引くための微分器と、
    前記差信号を、検出したデータを示す2進出力信号に変換するために、前記微分器に接続している変換器とを備える装置。
  2. 前記センサ信号が前記微分器に到達する前に、前記センサ信号をフィルタリングするために、前記微分器に接続している低域フィルタをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記センサ信号が前記低域フィルタに到達する前に、前記センサ信号から基準センサが生成した基準信号を差し引くために、低域フィルタに接続している減算器をさらに備える、請求項2に記載の装置。
  4. 前記微分器が、前記センサ信号の後続の値から差し引かれる前記センサ信号の値を記憶するためのメモリ、および前記三元差信号を生成するために、前記後続の値から前記メモリ内に記憶している前記センサ信号の値を差し引くために、前記メモリに接続している減算器を備える、前記請求項1から3の何れか1項に記載の装置。
  5. 前記減算器が、反転した値を生成するために、前記メモリ内に記憶している前記センサ信号の値を反転するためのインバータと、前記三元差信号を生成するために、前記センサ信号の後続の値に前記反転した値を加算するために、前記インバータに接続している加算器とを備える、請求項4に記載の装置。
  6. 前記変換器が、前記三元差信号の最大値/最小値を前記2進出力信号の第1の値に変換し、前記三元差信号の中間値を前記2進出力信号の第2の値に変換する、前記請求項1から5の何れか1項に記載の装置。
  7. 前記変換器が、前記三元差信号のサンプルの値により変化する勾配を有するランプを生成するための積分器と、前記ランプがプリセットしきい値レベルに達するためにかかる時間に依存する前記2進出力を決定するために前記積分器に接続しているカウンタとを備える、請求項6に記載の装置。
  8. 記憶面と、
    その形状的な構造体の形で前記面内に記憶しているデータに依存するセンサ信号を生成するために、前記記憶面に平行な平面内で前記記憶面に対して移動することができる読取センサと、
    前記読取センサが前記記憶面に対して移動した場合、前記読取センサが生成する前記センサ信号のデータを検出するために、前記センサに接続している前記請求項1〜7の何れか1項に記載の装置とを備える局所プローブ・データ記憶装置。
  9. 記憶面と、
    その形状的な構造体の形で前記面内に記憶しているデータに依存するセンサ信号を生成するために、前記記憶面に平行な平面内で前記記憶面に対して移動することができる読取センサと、
    前記面内の基準点に依存する基準信号を生成するための基準センサと、
    前記読取センサが前記記憶面に対して移動した場合、前記読取センサが生成する前記センサ信号の前記データを検出するために、前記読取センサおよび前記基準センサに接続している、請求項3に従属する前記請求項の何れか1項に記載の装置とを備える局所プローブ記憶装置。
  10. 前記記憶面に書き込まれるデータを予めコード化(プリコード)するためのプリコーダを備え、前記プリコーダが、記録されるべき前記ビットの値および前記入力ビット・ストリームの先行ビットに対応する排他的論理和ゲートの出力の値に依存する前記記憶面上に記録される入力ビット・ストリームの各ビットに対して決定される出力を有する排他的論理和ゲートを備える、請求項8または9に記載の局所プローブ記憶装置。
  11. 複数のセンサを備える、請求項8〜10の何れか1項に記載の局所プローブ記憶装置。
  12. 局所プローブ・データ記憶装置で読取センサが生成するセンサ信号のデータを検出するための方法であって、
    微分器を用いて三元差信号を生成するために、前記センサ信号の後続の値から前記センサ信号の値を差し引くステップと、
    前記微分器に接続している変換器を用いて、前記差信号を前記検出したデータを示す2進出力信号に変換するステップとを含む方法。
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