JP2005516866A - 貨物コンテナ荷役における緩衝クレーンの操作方法。 - Google Patents

貨物コンテナ荷役における緩衝クレーンの操作方法。 Download PDF

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Abstract

岸壁クレーンの操作を補助するための緩衝クレーンの操作方法であって、波止場貨物運搬操作上の緩衝操作において、多数の貨物コンテナ(17)を支持すると共に、着地デッキ(53)にはめ合わせた専用のクレーン(57)により貨物コンテナ(17)を貨物運搬操作と着地デッキ(53)との間で移動させるための該着地デッキと一緒に、岸壁クレーンの下で操作するように形成した。

Description

関連出願との相互参照
この出願は、同時出願の米国特許出願番号第 号に関する。
発明の背景
発明の分野:
本発明は、貨物コンテナ荷役(handling)サイクル時間の効率を改善するためのガントリークレーンによる貨物コンテナ荷役用補助的副操作に関する。更に詳しくは、本発明は、波止場岸壁クレーンの新規な操作方法に関する。特に、本発明は、貨物コンテナ荷役用ガントリークレーンと共同で機能する緩衝クレーンの補助操作に関する。
従来技術の説明
貨物コンテナ運搬船の荷積み及び荷降ろし速度を増大させる目的で、各種タイプの貨物コンテナ荷役用ガントリークレーン又は岸壁クレーンを利用することは、従来技術で十分確立されている。しかし、貨物コンテナの荷役における特定の目的及び要件を達成するために発展してきた、従来技術に開示された操作についての多数の設計、構造及び方法にも拘わらず、これまで考案され利用されてきた装置及び方法は、基本的に周知の機械操作の普通の予想される自明な配置、組み合わせ及び配列で構成されている。これは、以下の最も近い既知の関連従来技術から明らかとなろう。
船会社は、各船の効率を増大させるため、停泊時の(berthing)操作に含まれる、船が港で費やす時間を減らすことを望んでいる。停泊時操作の生産性を高めると、船は迅速に荷積み及び荷降ろしが可能となり、これにより船の作業休止時間を効果的に減らすことができる。更にこの目的のため、絶えず努力がなされている。本発明は、これら努力の顕著な進歩である。
図1を参照すると、この図は、船についての通常の波止場での停泊時の操作を示す。主コンテナ荷役装備は、船15の船幅を横断して波止場の端部13から外側に伸びる1つ以上の岸壁クレーン11からなる。荷降ろししたか或いは荷積みすべき貨物コンテナ17は、船の荷積み用停泊位置に最も近い集積場19に一時的に貯蔵される。特に考慮される停泊時の操作には、コンテナ船と集積場との間でコンテナを運搬することが含まれる。
船の荷降ろし操作では、岸壁クレーン11は、船上から外側の貨物コンテナに接近し、次いでこれらを地面の水準、又はシャーシートラック、トレーラートラック又は自動案内車(AGV)のような波止場貨物コンテナ運搬装置21まで移動させる。これらの運搬装置は、コンテナを集積場19に配送し、ここで他の車又はクレーン23が、コンテナを集積するまで搬送する。荷積み操作では、岸壁クレーンは、波止場コンテナ運搬装置から貨物コンテナを荷揚げし、次いでこれらを船に移動させ、ここでコンテナは、船側隔室に降ろされる。停泊時の操作には、3つの別個のタイプの副操作:(1)岸壁クレーン荷役、(2)クレーンと集積場間の運搬、及び(3)貯蔵場操作が含まれる。
貨物コンテナ荷役用ガントリークレーンの形態の岸壁クレーンは、縦方向の拡張上に延び、1つの保管(deposit)領域から他の保管領域まで水平に搬送させるために配置される。このような岸壁クレーンの最大のものは、主に鉄道構内(yard)のみならず、世界中の船積み港の波止場にも配置されている。岸壁クレーンは、一般に水平滑動ブーム又は片持ちブームのいずれかを持っている。後者は、通常、片持ちブームをその内側端の周りで回転させることにより、上昇できる。長いスパンヤードクレーン及び岸壁クレーンは、通常、レールに載せた車輪上のクレーンガントリーの端部から内側に配置した垂直構造で支持されている。本発明は、これら基本タイプのクレーン設計及び操作のいずれも利用できる。
図2を参照すると、この図は、岸壁クレーン11の下に置いた本発明の緩衝クレーン25を有する通常の片持ちブーム型岸壁クレーン11を示す。この岸壁クレーンの片持ち回転ブーム27は、クレーンのトラック車輪31上に載せたクレーン上部構造29で支持されている。トラック車輪31は、港波止場の端部13と平行に配置した波止場レールの上を走る。クレーン上部構造は、貨物コンテナ拾い上げ兼保管領域35の上方の高い所に一般に上部構造の中間高さで配置した水平ガントリー33を支持している。このガントリーは、上部構造の主脚により下から支持されている。
岸壁クレーン用の片持ち回転ブームにおいては、ワイヤーロープ通し(reeving)39を案内するため、クレーン上部構造のピナクル37にロープ車が配置されている。ワイヤーロープ通し39は、ブームの外側又は片持ち端部を直立のしまい込み位置まで引揚げるのに使用される。ワイヤーロープ通しは、上部構造に最も近い片持ちブームの内側の丁番点43の周りで回転させることにより、片持ちブームを上昇させる。
通常の殆どの波止場用では、貨物コンテナ荷役用岸壁クレーンのガントリーは、クレーン上部構造から延びて船上に突き出た滑動性又は上昇性片持ちブームであるが、両端が支持された他のタイプの大きいガントリーヤードクレーンは、大型貨物コンテナ貯蔵又は搬送領域に配置される。これらのクレーンは全て、通常、懸垂された操作員運転席47を備えた可動トロリー45を使用する点で図2のガントリー形クレーンに類似する。この可動トロリーは、貨物コンテナ引揚げスプレッダー49を懸垂したガントリー33及びブーム27沿いに左右に動く。スプレッダーは、操作員によりクレーンガントリーから上昇させたり、下降させることができ、また貨物コンテナ17を頭上から、はめ込む(engage)。コンテナは、運搬装置21で運ぶか、或いは水平運搬用のトロリーで引揚げるため、波止場又は船上に集積される。荷積み中、コンテナは、運搬装置から引揚げられて、ガントリー沿いに外側に移動し、ここで貨物コンテナ運搬船内側の隔室51に降ろされる。荷降ろし中、コンテナは、隔室から引揚げられ、船内側から岸に移動し、ここで運搬装置に降ろされる。
クレーンガントリー部27、33上のレールに載せた貨物コンテナ引揚げトロリー45は、懸垂したコンテナと共に、ガントリーの一端から他端まで横断できる。貨物コンテナ引揚げスプレッダー49は、トロリーから、ワイヤーロープ通しを介し、ワイヤーロープ懸垂ロープ車を保持する取外し式ヘッドブロックを介して懸垂される。ヘッドブロックには、サイズの異なるコンテナに適応させるため、これに応じて長さが異なるか又は変化し得るスプレッダーを固定できる。
極めて相互依存する停泊時の2つの副操作として、(1)岸壁クレーン荷役、(2)クレーンと集積場間の運搬車の移動がある。これら副操作の一方が遅れると、他方の操作を中断したり、休止させ、全システムの総生産性を低下させる。幾つかの要因は、これら2つの停泊時副操作に遅れを生じさせる。要因としては、(1)不安定又は不規則な岸壁クレーン操作、(2)インターボックスコネクター(IBC)の取付け及び取外し方法を行うのに要する時間、(3)運搬車のスループットを遅らせる、集積場操作の遅れ、(4)岸壁クレーンがコンテナと運搬シャーシーとの整合を行うのに要する時間、(5)岸壁クレーン下での運搬車の混雑、及び(6)機械操作員の誤り又は未経験のような他の各種要因が挙げられる。
岸壁クレーンのコンテナ荷役速度は、サイクル速度で測定する。岸壁クレーンは、サイクル速度を変える船上のコンテナの位置に依存して、コンテナを異なる距離に移動させるため、不安定な岸壁クレーン操作が生じる。例えば岸壁クレーンが船の船幅に沿って隔離されたコンテナの各縦列について荷積み又は荷降ろしする際、コンテナの各連続縦列については、ホイストは、更に長い距離、外側に移動し、集積の深い所に位置する各コンテナについては、ホイストは、更に長い距離、下げたり上げたりする。コンテナ荷役時間及び得られるサイクル時間には、各連続コンテナについて、ホイストの増加した移動距離及び静止(stationary)時間が加わる。
クレーン1台に付き割り当てられた一定数の運搬車と共に不規則な岸壁クレーン操作が、全操作で非効率を生じる。岸壁クレーン荷役速度又はサイクル時間が遅い時は、運搬車は、待機しなければならない。岸壁クレーンがコンテナを早く荷役し、またサイクル時間が短い場合の例では、運搬車の数がサイクル時間に不十分であれば、岸壁クレーンは、待機しなければならない。
インターボックスコネクター(IBC)の取付け及び取外し方法は、岸壁クレーンも運搬車も休止させる(idle)。IBCは、船上で集積コンテナを一緒に固定する円錐形装置である。岸壁クレーンが、船からコンテナを引揚げる際、IBCは、未だコンテナの底に取付けられている。通常、岸壁クレーンは、港の末端波止場水準を数フィート超えるまで、コンテナを下げなければならない。この波止場水準は、作業員クルーが下に到着してIBCを取外すことができる水準である。取付け方法は、丁度、逆である。これらのIBC操作は、岸壁クレーン及び運搬車のかなりの時間の休止をシステムのサイクル時間に誘引する上、揺れたり落下したコンテナにより、或いは引揚げた積荷や連続的な運搬車作業への接近に関連する何らかの他の危険により作業員を傷つける恐れもある。
集積場操作の遅れもコンテナ運搬車のスループットを遅らせる。運搬車は、集積場でコンテナを荷積み又は荷降ろししてから、クレーンに戻す。岸壁クレーンの荷積み領域へ及び該領域からの運搬車の流れに乱れが生じるのは、ドライバーの未経験、装置の不慣れ及び集積場のレイアウトや、集積場作業員の未経験等の多数の要因によるもので、これらは集積場操作の遅れをもたらす。このような混乱が非常に厳しければ、岸壁クレーンは、運搬車が戻るまで休止状態で待機しなければならない。
遅れの原因は、その他、岸壁クレーンが、コンテナの位置決め及び保管方法中、懸垂したコンテナをコンテナ運搬シャーシーと整合させる(align)時間を延ばす際に生じる。運搬車は、岸壁クレーン下の正確な場所には駐車しない。その結果、各コンテナの置場所は、僅かに異なる場所である。このようなコンテナ引揚げ用スプレッダーを運搬車と整合させる方法は、岸壁クレーンの操作に時間のかかる遅れを生じる。
最後に、岸壁クレーン下での運搬車の混雑は、コンテナがコンテナ船に及びコンテナ船から移動する速度を示す。この状況は、並列に作業している幾つかのクレーンがある場合や船が冷凍コンテナを運ぶ場合、悪化する。船上の冷凍コンテナの方向については、多くの場合、これらのコンテナーを運搬シャーシーに正しく向けるため、車の交通は、岸壁クレーン下では2方向に流れることを必要とするが、単一方向の流れは、混雑や、波止場の作業員への危険を少なくする。
本発明で意図する緩衝クレーン操作及び貨物コンテナの荷役方法は、従来技術により教示される岸壁クレーン操作の従来の概念、設計及び様式とは実質的に離れている。こうして、本発明は、前述の遅れの問題を低減又は除去することにより、主として停泊時操作の全効率を改善する目的で発展した副操作の装置及び新規方法を提供する。本発明は、貨物コンテナの波止場荷役操作についての異なる改良方法及び全体として新規な方法を達成する。
本発明の緩衝クレーンは、主として、岸壁クレーンと運搬車間の相互依存性を低減する一時的貯蔵又は保持操作を確立することにより機能する。有効な緩衝操作は、停泊時の3つの副操作の中の、岸壁クレーンの荷役及び該クレーンと集積場間の運搬という2つの副操作間のコンテナリザーバーからなる。この一時的貯蔵リザーバーは、たとえ運搬装置が利用できなくても、岸壁クレーンによりコンテナを取らせるか又は保管させることができ、或いは逆に、たとえ岸壁クレーンが他の所にあっても、運搬装置にコンテナを抜き出すか又はリザーバー中に保管することができる。2つの副操作の中の1つが遅れを経験すると、他の副操作は、遅れた副操作がその問題を解決しながら、緩衝操作と共に作業を継続する。
発明の概要
港湾で使用される現存の前記従来型の岸壁クレーン及び停泊時操作に固有の既知の自明な欠点を考慮して、本発明は、貨物コンテナ船の停泊時操作の効率改善に使用できる、岸壁クレーンの新規なクレーン建設及び方法を提供する。
以下に極めて詳細に説明する本発明の一般的な目的は、前記従来技術の利点を全て有すると共に、従来技術のいずれの岸壁クレーン及び港停泊時操作の単独又はそれらの組み合わせによって先行されないか、自明とされないか、示唆されないか、或いは含まれてもいない新規な停泊時操作が得られる多数の新規な特徴を有する調和した岸壁クレーン操作用の新規なクレーン装置及び方法を提供することである。
本発明は、貨物コンテナ荷役用の緩衝クレーン副操作である。本発明は、岸壁クレーンと組み合わせた、波止場緩衝クレーン貨物コンテナの荷役方法である。本方法の工程は、独立に可動性の架台上に多数の貨物コンテナ着地位置を配置してなる該架台;及び該架台にはめ合わせた専用のクレーンであって、コンテナを、架台と、架台の下に配置した貨物コンテナ運搬装置との間で移動又は移送するために配置した該専用クレーンを用意する工程を含む。架台は、岸壁クレーンの下の波止場に置き、コンテナは、岸壁クレーンにより、架台上の前記着地位置と波止場の停泊船の船側隔室との間で移動させる。コンテナは、同時に、専用クレーンにより、架台と該架台の下に配置された運搬装置との間でも移動させる。
本発明方法のこれらの重要な特徴は、以下の詳細な説明により一層よく理解でき、かつ従来技術の改良への本提案が一層よく評価できるように、広範に概説した。本発明方法には、以下に説明し、かつ付属する特許請求の範囲の補充主題を形成する他の特徴がある。
特許請求の範囲について、また本発明の少なくとも1つの好ましい実施態様を詳細に説明する前に、本発明は、構造の詳細や、以下の説明で述べるか又は図面に示す部品の配列に限定されるものではないことを理解すべきである。本発明は、他の実施態様で創作できるし、また各種の方法で実行、実施できる。ここで用いた語法や専門用語は、説明目的のためであって、限定するとみなすべきではない。
したがって、当業者ならば、この開示に基づく概念は、本発明方法の幾つかの目的を実施するための、他の形態、構造、方法及びシステムの設計についての基礎として容易に利用できると評価するであろう。このため、特許請求の範囲が、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、これら方法でのこのような均等の工程を含むものとみなされるのは重要である。
更に、付属する要約書の目的は、米国特許商標庁、一般には公衆、特に特許や法律用語又は専門用語に不慣れな当該技術分野の科学者、技術者及び専門家が、カーソル調査により迅速に本出願についての技術的開示の特質及び本質を決定できることである。要約書は、特許請求の範囲により評価される明細書の発明を定義することを意図するものでもないし、また発明の範囲についていずれかの方法で限定することを意図するものでもない。
発明の目的
したがって、本発明の重要な目的は、岸壁クレーン操作と集積場をサービスするコンテナ運搬車間に緩衝操作を与える船積み港停泊時操作のための新規な副操作を提供することである。
本発明の他の目的は、岸壁クレーンの荷役と波止場での車両運搬間に貨物コンテナリザーバーを形成する中間の着地デッキを与える岸壁クレーン停泊時操作のための緩衝操作を提供することである。
本発明の更なる目的は、岸壁クレーン及びコンテナ運搬車の休止時間を減少させることにより、停泊時操作の効率を増大させるため、岸壁クレーンと共同で作業する緩衝クレーン操作を提供することである。
本発明の更に他の目的は、コンテナを緩衝クレーンに着地させながら、IBCの取付け及び取外し操作を行うことにより、これらの操作中、岸壁クレーンもコンテナ運搬装置も休止を必要としない港操作員用保護サービスデッキを有する新規な副操作用ガントリーフレーム装置を提供することである。
また本発明のなお更なる目的は、波止場で軌道を追加することなく、現存の岸壁クレーンに供給でき、しかもコンテナ用の着地デッキを提供し、岸壁クレーン操作に補助的な緩衝副操作を行い、かつ、岸壁クレーンの貨物コンテナ荷役サイクル時間を低減することにより、停泊時操作の効率を増大させるため、岸壁クレーンとは関係なくIBCの取外しを可能にする独立に可動性の補助的ガントリークレーンを提供することである。
本発明のその他の目的及び利点は、本発明方法を添付図面と共同で考慮すれば、明らかとなろう。
図面の説明
図1は、船の停泊時操作及び貨物コンテナ集積場の概略平面図である。
図2は、岸壁クレーンの下に配置した本発明の通常の緩衝ジブクレーンを備えた通常の岸壁クレーンの側面図である。
図3は、操作時の通常の本発明緩衝ジブクレーンの斜視図である。
図4は、緩衝クレーンにおける着地デッキ上の貨物コンテナ予定保管位置の.斜視図である。
好ましい実施態様の説明
本発明方法の実施に利用される装置の好ましい実施態様を図面を参照して説明する。図中、同じ符号は、対応する図面の同じ構成部品を表わす。
図2及び図3を参照すると、これらの図は、船積み港の波止場に配置された岸壁クレーン11及び緩衝ジブクレーン25を示す。この緩衝クレーンは、コンテナ荷役操作中、岸壁クレーンの下に配置できるように、縦断面が低い。岸壁クレーンは、波止場は勿論、鉄道集積場でも大きな橋又はストラドルクレーン下で利用できることを意図し、したがって、特許請求の範囲で使用したような用語“岸壁クレーン”は、これらタイプのクレーンも含むことを意図する。
図3は、操作時の緩衝ジブクレーンを示す。コンテナを船上から取り出す際、岸壁クレーンによりコンテナを着地させ、かつ一時的に貯蔵できる所、又は船に運搬するため、岸壁クレーンによりコンテナを引揚げるまで、地面水準の運搬装置から拾い上げたコンテナが着地できる所は、本質的には着地デッキである。緩衝ジブクレーンは、下部架台55付きの、上昇したか或いは高い上部架台53を形成するガントリーフレームである。この緩衝クレーンは、岸壁クレーンの下に存在し、岸壁クレーンとコンテナ運搬車との間にコンテナリザーバーを挿入する。岸壁クレーンは、そこからコンテナを取るか又は抜き出し、また緩衝クレーンは、そこからコンテナを運搬装置に配送できる。この緩衝クレーンは、貨物コンテナ荷役における岸壁クレーンのサイクル時間を低減する船停泊時操作の新規な更なる副操作を作る。
岸壁クレーン11は、コンテナ17を緩衝クレーン上に保管するか、或いは着地デッキと呼ばれる上部架台53からコンテナを取り戻す。着地デッキの下に設けた下部架台55は、サービスデッキと呼ばれる港操作員用の作業領域である。着地デッキは、多数のコンテナを支持して、緩衝操作時のコンテナリザーバーとして機能できる。シャーシートラック、トレーラートラック又はAGVのようなコンテナ運搬車21は、上昇した架台に並行してドライブし、緩衝クレーン着地デッキへ及び該デッキからコンテナを配送するか又は受け取る。この緩衝クレーン架台にはめ合わせた専用のコンテナ荷役クレーン57は、コンテナを着地デッキと運搬車との間で移動させる。
港の操作員は、コンテナを着地デッキ53上に置きながら、サービスデッキ55の安全性からコンテナに特定の課題を行うことも可能である。現在の操作方法では、IBCの取付け又は取外し中、岸壁クレーンも運搬車も休止しなければならない。緩衝クレーンシステムは、IBCの取付け又は取外し方法中、ガントリークレーンも運搬システムも休止の必要がないように、コンテナを緩衝架台上に置きながら、港操作員は、IBCの取付け及び取外しを行うことができる。更に、全サービス要員は、コンテナが着地デッキの緩衝プールに留まる間、コンテナの身元を確認したり、コンテナにマークを付け替えたり(re−mark)、或いは小規模のコンテナサービスを行うことができる。
上部架台又は着地デッキ53は、前端部、後端部及び側端部59、61、63を有する。本発明の好ましい実施態様では、両架台53、55は、4つの垂直な支柱65により側端部63で支持されている。これらの支柱は、このガントリーの隅に配置され、下方端部で2つの相互接続敷居梁67により相互接続している。各敷居梁は、該クレーンの側端部の所で2つの垂直支柱の底部を接続して、ガントリー車輪ドライブ領域用の構造としている。この一体構造は、専用コンテナクレーン57の積荷、着地デッキ53上に保管した緩衝コンテナ17、並びに緊急の衝撃事態及び事故発生に対し構造的な支持を与える。これらの架台は、緩衝クレーン25の独立した移動のため、膨らんだ運搬車輪69上に支持されている。
運搬車輪69は、岸壁クレーン11の下で波止場13沿いに緩衝クレーン25の独立した移動を行うため、ガントリー駆動により敷居梁67に固定される。これらの車輪は、クレーンがトラック又は線路なしで操作や回転できるように、ゴムタイヤである。岸壁クレーンは、船の長さ沿いに各連続列のコンテナ隔室に荷降ろしする際、波止場沿いに移動するので、緩衝クレーンは、同様に波止場沿いに移動して、岸壁クレーンの下に位置したままでいなければならない。緩衝クレーンのガントリー駆動は、緩衝クレーンシステム全体を移動させる車輪、ギアシステム、駆動モーター及びブレーキの配列である。タイヤの速度を変えることにより、このクレーンは、全方向に移動でき、また全方向性である。大部分の時間、車輪は、緩衝クレーンのガントリーフレームを岸壁クレーンと同じ方向に移動させる波止場の端部と平行に整合させる。岸壁クレーンと平行に留まらせるため、緩衝クレーンは、クレーンの各側の車輪の速度を変えることにより、小さな旋回を行う。
前述のように、緩衝クレーンの着地デッキ53は、コンテナリザーバー又はプールとして一時的にコンテナ17を貯蔵し、これにより本質的な緩衝架台として機能する。着地デッキは、該デッキ上に形成された少なくとも1つの予定着地位置を備え、着地位置上まで降下したコンテナを受取り、案内する位置案内を有する。本発明の好ましい実施態様では、多数の予定着地位置は、着地デッキ上に分散されている。用語“予定”とは、着地位置が、クレーン操作の自動制御に対し明確に配置されることを意味する。一般にコンテナリザーバー又はプールを付与することを意図した目的には、2〜5つの平行した着地位置で十分である。コンテナへの接近は、上方の岸壁クレーン11は勿論、旋回ジブクレーン57の形態の、付属する専用の独立した貨物荷役コンテナクレーンによっても可能である。この専用クレーンは、コンテナを、着地デッキと、架台に並行して配置した運搬装置との間で移動させるために配置したコンテナ引揚げ装置83を有する。
着地デッキは、予定着地位置に幾つかのコンテナを収容するのに十分広い。着地デッキ上に保管したコンテナの底部への接近は、予定位置内の開口部71によって可能である。IBCの取付け及び取外し操作を手動又は自動で行うかどうかによって、着地デッキ内で異なるタイプの開口部を必要としてもよい。衝撃吸収機構は、緊急事態において発生する衝撃力は勿論、コンテナの着地操作で生じる連続的な衝撃力も軽減する。膨らんだゴムタイヤ69は、衝撃吸収機構を改良する。着地デッキは、下で操作しているサービスデッキ55上の作業員が傷つく恐れから保護する。
図4を参照すると、この図は、着地デッキ53上のコンテナ着地位置71を示す。これらの位置は、コンテナのデッキ上での配置を簡単にするため、デッキ上への着地中、所定の位置に垂直方向にコンテナを案内する角張ったスライド73により範囲限定される。この緩衝架台上へのコンテナの降下中、コンテナの底端部は、ガイドにはめ合い、これらのガイドは、懸垂された積荷の残部コンテナの揺れを止め、コンテナを横方向に移動させて、それぞれの保管位置上に適切に整合させる。降下するコンテナは、ガイドに沿って垂直方向下方にスライドする。したがって、このコンテナ着地方法は、コンテナ運搬車と併用する現在の方法よりも精度が低くてよい。こうして、コンテナの位置決め要件を低下させることにより、かなり時間が節約される。また、現在、疲労状態に耐えている岸壁クレーン操作員に対する作業要件も低減する。本質的に岸壁クレーンは、長たらしい位置決め調整を行う必要がないので、コンテナの配置になおさら時間はかからない。またガイドは、ジブクレーンが自動制御により、着地デッキ上の予定の保管兼拾い上げ位置に正確に移動できるように、コンテナを特定の場所に置く。
図3に更に詳細に示す旋回ジブクレーン57は、緩衝クレーン25の上部架台53にはめ合い、貨物コンテナ17を着地デッキ53と運搬車21との間で移動させる。ジブクレーンは、旋回アーマチュア75で構成され、アーマチュアは、少なくとも1対の関節副アーマチュアで構成される。主要第一副アーマチュア77は、支持円柱79を軸として回転し、着地デッキの側端部の1つに固定されている。第一副アーマチュアの内側端部は、前記円柱の周りの水平面での回転運動のため、円柱を軸として旋回する。第二副アーマチュア81は、第一副アーマチュアの外側端部に固定された内側端部を有し、同様に水平面での回転運動のため、前記外側端部に枢軸を付けている。この第二アーマチュアは、180度よりも大きく回転できる外側端部の所で貨物コンテナ引揚げ装置83を支持している。
貨物コンテナを、架台と、架台に並行して、かつ架台の下に配置した貨物コンテナ運搬装置との間で移動又は移送するために、旋回アーマチュアは、各緩衝架台コンテナ保管位置と下の車とへの十分な二次元水平運動を与えるために配置される。用語“下”は、着地デッキ及びサービスデッキの水準又は該デッキより下の水準のいずれかの波止場水準におけるガントリーフレームのそばの位置を含む。運搬装置は、緩衝クレーンの着地デッキを超える水準で波止場を移行させることが可能であり、用語“下”は、このような地形をカバーすることを意図するが、同等の状況は知られていない。
旋回ジブクレーン57は、各アーマチュアを3つの各回転点、即ち、支持円柱79と第一副アーマチュア77の内側端部との接続点、第一副アーマチュアの外側端部と第二副アーマチュア81の内側端部との接続点、及び第二副アーマチュアの外側端部と貨物コンテナ引揚げ装置83との接続点で回転させることにより、関節接続させる。第二副アーマチュアは、その外側自由端部の所で貨物コンテナ引揚げ装置を、引揚げスプレッダー懸垂ブロックの形態で支持している。懸垂ブロックは、180度よりも大きく回転して、懸垂した引揚げスプレッダー及び取付けた貨物コンテナを、縦方向性を逆にすべく垂直軸の周りで両端を逆に回転させることができる。第一及び第二副アーマチュア並びに貨物コンテナ引揚げ装置は、懸垂ブロックから懸垂した引揚げスプレッダーを、それが下に配置されたいかなる貨物コンテナ岸壁クレーンの支持構造よりも下の水準で緩衝架台上に保管した貨物コンテナの上を通過させるのに十分高い水準で支持円筒上に載せてある。
貨物コンテナ引揚げ装置83は、引揚げスプレッダー49を懸垂した懸垂ブロックからロープを巻込み、かつ繰り出すことにより操作するが、これにより装置は、ロープ駆動されるとみなされる。引揚げスプレッダーは、コンテナの引揚げ中、コンテナをはめ合わせて保持する機構である。スプレッダーの各隅は、その隅鋳物(casting)の所でコンテナ上を錠締めする捻れ錠を有する。引揚げスプレッダーは、クレーン操作員により、コンテナとのはめ合わせ長さ内で往復運動させて、異なる大きさのコンテナを20フィート、40フィート、45フィート、及び各々端と端を接して連結した20フィートの2つのコンテナの長さに合わせるため、制御できる。
貨物コンテナ引揚げ装置83は、コンテナ位置の増分調節を行って、運搬車21との調整を容易にする能力も有する。引揚げ装置は、懸垂ロープに変化量の緩みを与え、かつ取ることにより、この結果を達成する。こうして、引揚げ装置は、コンテナを横方向及び縦方向に移動させるばかりでなく、コンテナを旋回させ、傾け、かつ釣合わせることができる。したがって、引揚げ装置は、迅速にコンテナを運搬車上に置き、これにより岸壁クレーンのサイクル時間から、時間がかかる課題を除去できる。
緩衝クレーン25は、貨物コンテナ引揚げ装置を着地デッキ上の予め選択された位置の上に置くと共に、コンテナを調整済の(coodinated)動作で移動させるため、専用クレーンの部分操作用自動制御システムを有する。旋回アーマチュア57は、着地デッキ53上の予定位置間から各種運搬車21上の一般的位置まで移動する。クレーンの操作員だけが、或る位置からコンテナのはめ合わせ及び拾い上げを行うと共に、選択した位置にコンテナを保管させるため、着地デッキ上のいずれかの予定コンテナ保管位置から選択する必要がある。コンピュータ制御は、貨物コンテナと、緩衝架台位置及びコンテナ運搬装置上のコンテナ引揚げスプレッダーの一般的位置決めとの精密整合を行う。緩衝クレーンの操作員は、コンテナの拾い上げ又は保管のため、引揚げスプレッダーを運搬車と正確に整合させる旋回アーマチュアを制御する。コンピュータのソフトウエアは、旋回アーマチュアの操作員及び自動による両制御中、動作を確実にスムースかつ直線的に行うため、3つのアーマチュア回転点の旋回速度を自動的に制御する。
旋回ジブクレーン57は、コンテナを垂直軸の周りに回転させる能力を有するので、岸壁クレーン11下の運搬車の交通混雑を低下させるのに役立つ。冷凍コンテナを荷役する場合、運搬車は、複数の船から離れる複数の冷凍コンテナの異なる方向に合わせるため、岸壁クレーン下で対面(in opposite)又は2方向に流す必要があることが多い。旋回クレーンは、これらのコンテナを向け直し、運搬シャーシー上にコンテナを正確に置くことができるので、緩衝クレーンシステムは、集積場全体及びクレーン下での交通の流れを1方向にし、これにより交通の混雑量を低減できる。
サービスデッキ又は作業架台55は、IBCの取付け及び取外し操作用のスペースを与えるため、着地デッキ53の下に配置される。前述のように、IBCの取付け又は取外し中、現在の操作方法では、岸壁クレーンも運搬車も、休止しなければならない。岸壁クレーン11は、要員がIBCを手動で取付け又は取外しできるように、コンテナ17を地面から数フィート離して休止又は保持しなければならない。揚げたコンテナに要員が近づくことも、安全上、危険である。本発明の着地デッキ53は、作業員が揚げた積荷が頭上で自由に懸垂する事態に決してならないように、サービスデッキ55を覆っている。緩衝クレーンに対する高さ制限が限定されれば、サービスデッキは、着地デッキの直下に配置できない可能性がある。この状況は、操作するサービス作業員用に、着地デッキ上のコンテナ保管位置間に多数の低いサービスデッキを必要とするかも知れない。
緩衝クレーンシステムでは、コンテナが緩衝架台上に安全に留まる間、サービス作業要員が、着地デッキ55の開口部71経由で下からIBCを取付け及び取外しできるように、着地デッキ53は、サービスデッキ55を覆っている。緩衝クレーンシステムのこのようなサービスデッキの供給は、IBCの安全かつ効率的な取付け及び取外しを可能にする。サービスデッキは、港の操作員に着地デッキ上に保管した貨物コンテナから手又はIBC取外し機により、IBCを取外す作業領域を与える。IBCの取付け及び取外し操作を援助して、更に作業要員に対する緊張及び危険を低減すると共に、岸壁クレーンの操作速度を増大させるため、機械又はロボットを用意できる。その結果、岸壁クレーン及び運搬車は、IBCの取付け及び取外し方法が行われる間、休止したり待ったりする必要がない。
緩衝クレーンの操作員は、操作員運転席85で作業する。運転席は、全ての自動制御及び旋回ジブクレーン57制御を含む。この操作員と岸壁操作員及びサービスデッキ作業員との連絡を援助するため、ロジスティックス(logistics)が含まれる。緩衝クレーン作業員は、非常に多くの構成員(individuals)と連絡しなければならないので、確実に安全及び生産性を得るため、連絡は明確かつ簡単であることが必要である。着地デッキ上の信号灯は、どのコンテナーが船に荷積みすべきものであるか或いは既に荷降ろししたものであるかを岸壁クレーンの運転者に自動的に指示する。サービス作業員により制御される指示灯があって、サービス作業員は、緩衝クレーンの操作員が早まってコンテナを移動しないように、IBCが取外されているか或いは取外されていないかを緩衝クレーン操作員に知らせる。操作員の運転席は、着地デッキ上の予定保管位置での旋回アーマチュアのコンピュータ制御による位置決めのため、クレーンの運転者に簡易制御を与える。
交流発電機に接続するディーゼルエンジンは、緩衝クレーンシステムに動力を供給する。このディーゼルエンジン・発電機対は、燃料タンクと一緒に複数の敷居梁の1つの上に留まる。天候保護鋼の囲いは、ディーゼルエンジン・発電機対の摩耗及び可能性のある損傷を保護する。
緩衝クレーンの操作中、電子システムが、貨物コンテナ運搬車の車線沿いに緩衝クレーンを岸壁クレーンと電子的に整合させる。この電子システムは、岸壁クレーンに対する緩衝クレーンの距離及び相対位置を測定する光学、無線又は超音波のデバイスで構成できる。情報は、岸壁駆動システムに電子的に連結する。岸壁駆動システムは、緩衝クレーンが岸壁クレーントロリートラックの直下で、かつ岸壁クレーンの岸壁車輪と平行する正しい位置になるまで、緩衝クレーンの位置を変える。
他の電子システムは、岸壁クレーンスプレッダー間の干渉又は衝突を確実になくす。緩衝架台、岸壁クレーン及び旋回ジブクレーンにアクセスする2つのデバイスにより、干渉及び衝突の可能性がある。電子システムは、これを確実に起こさせないため、岸壁クレーン引揚げスプレッダーの位置を確認する。
緩衝クレーンシステムは、港操作の生産性及び安全性を改善する特徴を有する。緩衝クレーンは、独立型機械である。このクレーンは、現存のいかなる岸壁クレーンとも一緒に操作できる。岸壁クレーンは、電子連結システムに適応させるのに、最小の修正だけでよい。クレーンに要した大規模な修正又はクレーンの休止時間により含まれるコストはない。緩衝クレーンは、ゴムタイヤで進行するので、緩衝操作は、軌道を必要とせず、したがって、港表面に更にレールを施設する必要がない。緩衝クレーンは、設置が容易で安価である上、現在操作中の多くの貨物コンテナ荷役港に利用できるという利点がある。
本発明は、岸壁クレーンと組み合わせた、波止場緩衝クレーン貨物コンテナの荷役作業方法を構成する。この方法は、船停泊時の副操作であり、幾つかの工程を含む。第一の工程は、独立に可動性の架台上に多数の複数の貨物コンテナ着地位置を配置してなる該架台を用意することである。この可動性架台は、該架台にはめ合わせた専用のクレーンを有し、専用クレーンは、コンテナを、架台と、架台の下に配置した貨物コンテナ運搬装置との間で移動させるために配置されている。架台は、岸壁クレーンの下の波止場に置く。
貨物コンテナは、岸壁クレーンにより、架台上の着地位置と波止場の停泊船の船側隔室間を移動させる。貨物コンテナは、岸壁クレーンによるコンテナの移動と同時に、専用クレーンによっても、架台の着地位置と該架台の下に位置する貨物コンテナ運搬装置間を移動させる。用語“同時に”とは、両クレーンが、コンテナを同時に操作し、移動させることを意味する。専用クレーンが架台を避けなければならないのは、岸壁クレーンが架台にコンテナを置いているか、或いは架台から回収している時の時間だけである。専用クレーンは、運搬車について、コンテナを置く操作又は取り除く操作が可能であるが、この場合、クレーンの自動制御は、専用クレーンが岸壁クレーンと機械的に干渉するのを防止する。
本発明方法は、架台上にコンテナを一時的に置きながら、インターボックスコネクターの取付け及び取外し操作を行う別個の工程を含む。
また本発明方法は、岸壁クレーンが波止場沿いに移動してコンテナ船の長さに沿って荷降ろしする際、架台を波止場上の岸壁クレーンの各操作位置まで独立に移動させる別個の工程も含む。
また本発明方法は、3つの異なるタイプの専用緩衝クレーン、即ち(1)旋回ジブクレーン、(2)橋形クレーン及び(3)ストラドルクレーンを利用する別個の工程も含む。
したがって、岸壁クレーンと組み合わせた、波止場緩衝クレーン貨物コンテナの荷役方法は、前述した遅延問題の多くを解決する。岸壁クレーン荷役又はコンテナ波止場運搬の副操作の中の1つが遅れた時でも、緩衝架台上のコンテナにアクセスすることにより、その他の副操作を継続することができる。遅れた副操作は、この遅れに対応でき、また他のクレーンは、その作業を継続する。岸壁クレーンのサイクル時間からIBC取付け及び取外し操作を完全に除くと、停泊時操作の効率は顕著に改良される。
要約すると、緩衝クレーンシステムは、岸壁クレーンと運搬車副操作間に緩衝操作を付与することにより、港操作の生産性及び効率を改善する。この緩衝操作は、1つの副操作での遅れが全体の生産性を遅らせないように、岸壁クレーン及び車を独立に操作する。更に、緩衝操作は、港の操作員が岸壁クレーンを有するよりもむしろ緩衝架台上に座っている間、操作員にマーク付けや検査のような課題を達成させ、また運搬車は、これらの操作が行われる間、待機する。
こうして、本発明の好ましい形態での上記説明から、本発明が前記目的及び本発明による利点の全てを満足することは明らかであろう。ここでは、かなり詳細に例示し、かつ説明したが、本発明は、付属の特許請求の範囲で必要とされる可能性を除き、以上述べたような詳細に限定されるものではない。
船の停泊時操作及び貨物コンテナ集積場の概略平面図である。 岸壁クレーンの下に配置した本発明の通常の緩衝ジブクレーンを備えた通常の岸壁クレーンの側面図である。 操作時の通常の本発明緩衝ジブクレーンの斜視図である。 緩衝クレーンにおける着地デッキ上の貨物コンテナ予定保管位置の斜視図である。
符号の説明
11 岸壁クレーン
13 波止場又は波止場端部
15 船
17 貨物コンテナ又は緩衝コンテナ
19 集積場
21 波止場貨物コンテナ運搬装置
23 車又はクレーン
25 緩衝クレーン又は緩衝ジブクレーン
27 片持ち回転ブーム又はガントリー部
29 クレーン上部構造
31 トラック車輪
33 水平ガントリー又はガントリー部
35 貨物コンテナ拾い上げ兼保管領域
37 ピナクル
39 ワイヤーロープ通し
43 丁番点
45 貨物コンテナ引揚げトロリー又は可動トロリー
47 操作員運転席
49 貨物コンテナ引揚げスプレッダー
51 隔室
53 上部架台、着地デッキ又はコンテナリザーバー(プール)
55 下部架台、サービスデッキ又は作業架台
57 コンテナ荷役クレーン、旋回ジブクレーン、旋回アーマチュア又は
緩衝クレーン
59 前端部
61 後端部
63 側端部
65 支柱
67 敷居梁
69 運搬車輪
71 開口部又はコンテナ着地位置
73 スライド
75 旋回アーマチュア
77 第一副アーマチュア
79 支持円柱
81 第二副アーマチュア
83 コンテナ引揚げ装置
85 操作員運転席

Claims (7)

  1. 独立に可動性の架台上に多数の貨物コンテナ着地位置を配置してなる該架台;及び該架台にはめ合わせた専用のクレーンであって、コンテナを、架台と、架台に並行して又は架台の下に配置した貨物コンテナ運搬装置との間で移送するために配置した該専用クレーンを用意する工程、
    前記架台を前記岸壁クレーンの下の波止場に配置する工程、
    前記岸壁クレーンにより、コンテナを、架台上の前記着地位置と波止場の停泊船の船側隔室との間で移動させる工程、及び
    前記岸壁クレーンによるコンテナの移動と同時に、前記専用クレーンにより、コンテナを、前記架台の着地位置と前記貨物コンテナ運搬装置との間で移動させる工程、
    を含む、岸壁クレーンと組み合わせた、波止場緩衝クレーン貨物コンテナの荷役方法。
  2. 前記架台上にコンテナを一時的に置きながら、インターボックスコネクターの取付け及び取外し操作を行う工程を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記岸壁クレーンが波止場沿いに移動してコンテナ船の長さに沿って荷降ろしする際、前記架台を波止場上の岸壁クレーンの各操作位置まで独立に移動させる工程を含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記専用クレーンが、旋回ジブクレーンである請求項1に記載の方法。
  5. 前記専用クレーンが、橋形クレーンである請求項1に記載の方法。
  6. 前記専用クレーンが、ストラドル形クレーンである請求項1に記載の方法。
  7. 独立に可動性の架台上に多数の貨物コンテナ着地位置を配置してなる該架台、及び該架台にはめ合わせた専用のクレーンを用意する工程であって、該専用クレーンは、コンテナを、架台と、架台に並行して又は架台の下に配置した貨物コンテナ運搬装置との間で移送するために配置されている該工程、
    前記架台を前記岸壁クレーンの下の波止場に配置する工程、
    前記岸壁クレーンにより、コンテナを、架台上の前記着地位置と波止場の停泊船の船側隔室との間で移動させる工程、
    前記岸壁クレーンによるコンテナの移動と同時に、前記専用クレーンにより、コンテナを、前記架台の着地位置と前記貨物コンテナ運搬装置との間で移動させる工程、
    前記専用クレーンコンテナ荷役の一部を自動制御により行う工程、
    前記架台上にコンテナを一時的に置きながら、インターボックスコネクターの取付け及び取外し操作を行う工程、及び
    前記岸壁クレーンが波止場沿いに移動してコンテナ船の長さに沿って荷降ろしする際、前記架台を波止場上の前記岸壁クレーンの各操作位置まで独立に移動させる工程、
    を含む、岸壁クレーンと組み合わせた、波止場緩衝クレーン貨物コンテナの荷役方法。
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