JP2005514022A - 自動足浴装置および自動足浴方法 - Google Patents

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Abstract

乳牛が足浴領域を通るように構成された自動洗浄システム。足浴は、高速水ジェットが足浴中の汚廃物を攪拌してこれらの汚廃物を排出させる攪拌フェーズを実行し、次に液体が出口を流出するドレンフェーズを実行することにより周期的に交換される。次にフラッシングフェーズによって小屑片が更に除去され、次に、剤足浴には、他の群の乳牛が足浴領域を通る次のサイクルのための水および殺菌薬液が再充填される。

Description

発明の詳細な説明
(関連出願)
本願は、2001年12月26日付米国仮特許出願シリアル番号第60/343,806号および2002年2月19日付米国仮特許出願シリアル番号第60/358,438号の優先権の利益を主張する。
本発明は、乳牛等の動物の足浴(foot bath)に関し、より詳しくは、動物のひずめに殺菌剤を付着することだけでなく、足浴の液体収容領域の洗浄および補充を行なうことができる自動足浴装置および自動足浴方法に関する。
酪農パーラ(dairy parlor)では、乳牛が、約1.83m×0.81m(約6×2・2/3フィート)の面積および約0.152m(約6インチ)の深さをもつ足浴を通って酪農パーラの歩行場から出るように仕向けることは一般的である。この足浴には水溶性の殺菌剤が入れられる。一般的な従来の手順は、水が入れられた小さいプールを備えた領域を設けることである。酪農夫は、ホースを使用してプールに水を充填し、次に殺菌剤液および/または殺菌剤粉末を水中に注ぎ、プール中でこれらを手作業で混合させる。
乳牛が足浴を通って移動する過程で、一般に、或る量の厩肥(きゅうひ)が足浴中に集積する。搾乳作業の完了後に、酪農夫はドレン弁を開いて全ての液体を流出させる。次に酪農夫は、ホースで厩肥を洗い流す。
特許文献を検索すると多数の米国特許が見出され、例えば次のようなものがある。
特許文献1(ステーブル)には、肉牛その他の家畜類の治療に使用する足浴が開示されている。この足浴には、殺菌剤液の浅い層で覆われた弾性パッドが設けられている。乳牛がこのパッドを踏むと、殺菌剤液が足の回りを流れる。
特許文献2(ゲルクなど)には、「動物の洗浄および治療を行なう電気制御型スプレー装置」と呼ばれるものが開示されている。包囲体および動物の下に洗浄液または治療液を噴霧するように取付けられた放出ノズルの周囲にはレールが設けられており、この装置は動物のひずめを洗浄できることが開示されている。
特許文献3(ヒンツなど)には、隆起した台上に支持されたシート(座)を備えた足浴設備が開示されている。これは、人用のシャワー包囲体に採用されている。
特許文献4(ミッドキフ)には、可搬式のトラックタイヤ洗浄装置が開示されている。この装置には、支持部材上に取付けられておりかつ長手方向に間隔を隔てた2つのタイヤ回転駆動可能なローラトレーラ組立体と、タイヤに噴霧する液体スプレー手段とが設けられている。
特許文献5(トゥミナーロ)には、例えば犬および猫等のペットに特に適した動物用トイレットが開示されている。このトイレットには、動物が立つユーザプラットホームが設けられており、該プラットホームの上面は、トイレットの中央開口に向かって小さい角度で徐々に傾斜している。この上面から汚廃物を洗浄するため、上面には噴流が流され、上方のプラットホームの下には汚廃物を受入れるためのボウルが設けられている。
特許文献6(ロッド)には、原子力産業に使用するための「履物類汚染除去装置」が開示されている。使用者が、液体中に浸漬されたプラットホーム上を歩くと、高周波攪拌器が汚染物質を洗浄除去する。
特許文献7(アンダーソン)には、動物の足および脚の治療浴およびマッサージ治療を行なうための治療装置が開示されている。この装置には、できるならば、長さが約2.64m(104インチ)であり、幅が約1.07m(42インチ)であり、高さが約0.48m(19インチ)の寸法をもつ、ソフトできれいな砂のような顆粒状固形物が充填される容器が設けられている。例えば競走馬は、全ての足をソフトで湿ったベッド中に入れて立たされ、ほぼ足首と膝との間の深さまで沈むことができるようになっている。
特許文献8(ビルド)には、馬が、取付け型水樋から水を飲むときに入ることができる足浴が開示されている。この足浴には、水を所望深さに維持するためのドレンが設けられている。
米国特許第5,774,909号(ステーブル:Stable) 米国特許第5,630,379号(ゲルク:Gerk等) 米国特許第5,224,224号(ヒンツ:Hintz等) 米国特許第4,979,536号(ミッドキフ:Midkiff) 米国特許第4,228,554号(トゥミナーロ:Tumminaro) 米国特許第2,989,965号(ロッド:Rod) 米国特許第2,956,565号(アンダーソン:Anderson) 米国特許第853,533号(ビルド:Byrd)
本発明は、動物用の足浴システム(フート・バス・システム)として、全部および一部を自動化できるシステム、装置および方法に関する。本発明は、搾乳作業の終了後に少数または非常に多数の乳牛が足浴を通る酪農パーラで使用するのに特に適している。本発明のより広い範囲内では、本発明は、他の動物、より詳しくは乳牛と同様な状況または必要性を有する動物にも使用できる。
本発明のシステムには、前壁、後壁、2つの側壁および床を備えた足浴(フート・バス)構造が設けられている。足浴構造は、前方収容領域および後方収容領域を備えた液体収容領域を形成している。足浴構造は、動物が、液体収容領域の床上を、足浴を通って歩行できるように構成されている。
本発明のシステムはまた、水入口セクションを有し、該水入口セクションは、液体収容領域に水を供給し、かつ該水の少なくとも一部が、液体収容領域内に渦流または乱流の流れパターンまたは渦流と乱流とを組合せた流れパターンを生じさせることができる高速ジェット流として前方水収容領域内に導かれるように供給する構成を有する。これにより、液体収容領域内の汚廃物を移動させることができる。
また、後方収容領域に設けられた排出セクションがあり、該排出セクションは、液体収容領域内に液体を収容する閉形態および液体収容領域から液体を排出する開形態を有する。
また、液体収容領域の足浴液の配合物として所定量の薬剤成分を供給する薬剤供給セクションが設けられている。
制御セクションが設けられており、制御セクションは、
i)水入口セクションを時間フレームで作動させて水を液体収容領域に供給し、高速ジェット流パターンを生じさせて液体収容領域内の汚廃物を移動させかつ前記液体中の足浴水の成分として水を供給し、
ii)液体収容領域内に液体を入れまたは液体収容領域内の液体を流出させることができるように、排出セクションを閉形態と開形態との間で選択的に移動させ、
iii)薬剤供給セクションにより、足浴液の前記所定量の薬剤成分を供給させるように構成されている。
好ましい実施形態では、制御セクションは、水入口セクションが液体収容領域内の汚廃物を移動させる高速ジェット流として水を供給する少なくとも攪拌フェーズを通る作動サイクルで作動し、少なくとも一部の時間は高速ジェット流が生じるように構成され、排出セクションは、開形態にあるときに、液体収容領域内の液体を該液体中の汚廃物と一緒に液体収容領域から排出できる。
より詳しくは、前記サイクルには、高速液体ジェット流が制御セクションにより少なくとも減少されるか停止されるドレンフェーズが含まれ、ドレンフェーズは出口セクションがその開形態にあるときに生じ、液体収容領域内の残留液を該液体収容領域から排出できるようにする。この場合、充填/薬剤注入フェーズで薬剤注入と組合せることができる充填フェーズが設けられる。
薬剤成分は、液体収容領域に供給される水中に薬液として好ましい形態で注入される。好ましい形態では、薬剤成分は、発生される高速ジェット流と一緒に水中に導入される。
好ましい形態では、高速流で水を導入できるように、少なくとも第一入口開口および第二入口開口が、互いに横方向に間隔を隔てて配置される。足浴構造は、液体収容領域が前後長手方向軸線および横方向軸線を有し、かつ横方向軸線に沿う幅寸法よりも大きい長手方向軸線に沿う長さ寸法を有するように構成されている。水セクションの2つの入口開口は、足浴構造の前壁に配置されかつ後壁に向かって全体として後方を向いておりかつ前記長手方向中心軸線の両側で互いに横方向に間隔を隔てている。かくして2つの入口開口は、水流を長手方向軸線の両側で移動させかつ長手方向中心軸線に近い位置で前方に向かう渦流をなす戻り流路を有する。
水入口セクションは、第一液体入口と第二液体入口との間でかつ前記長手方向軸線の近くに配置された第三液体入口を有する。この第三入口開口は、水の第三流れを全体として長手方向に整合した方向に向ける。
より詳しくは、第三入口開口は全体として横方向に整合したスロット形状を有し、かつ水を、第一入口および第二入口開口からの第一および第二高速ジェット流により発生された流れに向かう横方向拡大パターンをなして放出するように構成されている。
他の実施形態では、水入口セクションの少なくとも2つの付加入口開口を有し、該付加入口開口は、水を、高速ジェットモードで液体収容領域内に放出する。
好ましい形態では、第一および第二入口開口は、液体収容領域の長手方向中心軸線と前壁の隣接外端部との間の距離の少なくとも1/4だけ、前記長手方向中心軸線から間隔を隔てて配置され、より好ましい実施形態では、少なくとも前壁の外縁部にほぼ隣接して配置される。
高速ジェット流を形成する2つのジェットの高速流は、少なくとも約0.61メートル/秒(2フィート/秒)であり、約0.91メートル/秒、約1.22メートル/秒、約1.52メートル/秒、約1.83メートル/秒、約2.13メートル/秒、約2.44メートル/秒、約2.74メートル/秒、約3.05メートル/秒、約3.35メートル/秒、約3.66メートル/秒、約3.96メートル/秒、約4.27メートル/秒または約4.57メートル/秒からの値の範囲(3フィート/秒、4フィート/秒、5フィート/秒、6フィート/秒、7フィート/秒、8フィート/秒、9フィート/秒、10フィート/秒、11フィート/秒、12フィート/秒、13フィート/秒、14フィート/秒または15フィート/秒からの値の範囲)で定めることができる。
制御システムは、水入口セクション、排出セクションおよび薬剤供給セクションを適正なタイミングシーケンスで作動させるためのタイミングを発生させる少なくとも3つのコンポーネンツまたは該コンポーネンツの組合せに接続されたクロックコンポーネントを有している。
他の形態として、制御セクションは、水入口セクションの作動を制御するマイクロコンピュータで構成できる。該コンピュータは、システムのサイクルの種々のフェーズ(単一または複数)を異なる時点で引き起こす(例えば、サイクル間で攪拌およびフラッシング作用を引き起こす)ようにプログラムすることができる。
また、本発明は一つの方法を提供し、この方法の段階は、システムの作動についての上記説明を再吟味することにより容易に理解されよう。また本発明は、このシステムに使用さ、本発明に使用するのに特に適した装置を提供する。他の特徴は、以下の説明から明白になるであろう。
本発明は、搾乳されたばかりの乳牛が、殺菌剤および可能ならば他の配合剤を収容する足浴を歩行して通る搾乳パーラで使用するのに特に適しており、以下の記載では、本発明の装置および方法を酪農パーラで使用する場合について説明する。しかしながら、本発明の広い範囲内では、本発明の装置および方法を、他種の動物のひずめまたは下肢に対して同様な洗浄/殺菌作業を遂行すべき状況に使用することもできる。
最初に図1を参照すると、ここには搾乳パーラの出口部分10が概略的に示されており、該部分10では、乳牛12が入口領域14内に導かれ、出口18へと通路16に沿って移動する。通常、通路16は或る態様で囲まれており、例えば一方の側には壁が設けられ、他方の側には、可能ならばパイプまたは他の部品または構造が設けられる。
通路16内には本発明の装置20が配置される。装置20は、前壁24、後壁26、両側壁28および床30を備えた足浴構造22を有している。足浴構造22は剛性構造であり、例えばステンレス鋼で作ることができる。図2および図3には、足浴構造22が、図示の目的から、装置20の他のコンポーネンツから分離された状態で示されている。4つの壁24〜28の内面は、足浴液(該液は、通常、殺菌剤が溶解された水からなる)を収容する液体収容領域32の周囲を形成している。
本発明の装置の説明を容易にするため、足浴構造22は、長手方向中心軸線34と、横方向軸線36と、垂直軸線38とを有すると考えることができる。
図3から明らかなように、床30は、前壁24から後壁26にかけての緩やかな下降傾斜を有し、この傾斜は、例えば、前壁24の位置から後壁26の位置まで、高さが約2インチ変化する大きさである。全体的に見て、前壁24の内面40の垂直寸法は約6インチとし、一方、後壁26の内面42の垂直寸法は約0.203m(8インチ)とすることができる。一般に、この液体収容領域32の内側寸法は、長さ方向寸法が幅方向寸法の約2倍となるようにし、例えば長さ方向寸法を約1.83m×約1.98m(約6フィート〜6・1/2フィート)とし、幅を約0.813mから約0.864m(約32インチ〜34インチ)とすることができる。
床30の上面46にはゴムマット44が配置されている。このマット44は乳牛が滑ることを防止し、また、乳牛は金属面上を歩行できないので或る程度の快適性を与えることができる。
前壁24および後壁26の各壁は長方形の断面形状を有し、これは、後述する或るコンポーネンツを収容できるようにするためである。足浴構造22の前端部には液体入口セクション48が設けられており、該流体入口セクション48は、水入口セクション50および薬液セクション52で構成されている(用語「薬液(chemical liquid)」とは殺菌剤および可能ならば種々の機能を達成するための他の化学添加物を収容する液体をいい、以下簡単に「液薬(liquid chemical)」または「薬剤(the chemical」ともいう)。
足浴構造22の後端部には出口セクション54が設けられており(図7〜図9参照)、該出口セクション54で、液体収容領域32内の液体が該領域32内のあらゆる汚廃物と一緒に該領域32から排出される。この出口セクション54には、詳細に後述する排出弁セクション56が設けられている。本願明細書で使用する用語「汚廃物(waste material)」には、厩肥および足浴構造から除去することが望まれる他の物質が含まれる。
ここで図5および図6を参照して、水入口セクション50を説明する。図6は、前壁24の内面40で水平方向から見た正面図である。3つの水入口開口、すなわち2つの側方開口58、60および中央開口62が示されている。水は主パイプ64を通って3つの開口58〜62に供給される。すなわち、主パイプ64は3つの分岐出口パイプ66、68、70に分岐され、これらの分岐出口パイプ66、68、70がそれぞれ出口開口58、60、62に水を供給する。各側方開口58、60は円形の断面形状を有し、この好ましい実施形態では円形断面形状の内径は約38.1mm(1・1/2インチ)である。同様に、2つの供給パイプ66、68も約38.1mm(1・1/2インチ)の内径を有し、これらの開口58、60はこれらのパイプ66、68の延長であると考えることができる。
入口開口70は幾分異なる構造を有し、図7を参照することにより一層良く理解されよう。分岐パイプ70は、球状の小さいドーム状カバー74により形成された小チャンバ72内に導かれている。このカバー74には水平スロット76が形成されており、該スロット76は、この特定実施形態では約50.8mm(約2インチ)の長さと、約1.6mm(約1/16インチ)の幅を有している。ドーム状カバー74が球状に湾曲した形状を有するので、スロット開口76は、直角の約2/3の円弧で湾曲している。かくして、スロット開口76から放出される液体は扇状になり、かつその垂直方向寸法に比べて横方向および外方に拡がってかなり薄くなる。3つの開口58〜62は単一パイプ64により供給されるので、ライン64内に導かれる水は、図6に参照番号78で概略的に示す単一制御弁を通って流れる。
入口開口58〜62の間隔は、各側方開口58/60が、中央開口62の中心と隣接側壁28との間のほぼ中間であるが、側壁28により近く配置される。
上記薬液セクションは2つの液薬入口開口80を有し、これらの開口80は、前壁40の上縁部81より僅かに下方に配置されている。各開口80はそれぞれのパイプ82により供給され、これらの2つのパイプ82は図5に示されている。
各パイプ82は、図4にポンプAおよびポンプBとして示されたそれぞれの液薬ポンプに連結されている。各ポンプは、これらの一方または他方を選択的に作動させることにより、それぞれの薬剤源「薬剤Aおよび薬剤B」(これらも図4に示されている)から薬剤を吸引する。所望の薬剤Aおよび薬剤Bは、液体収容領域内に注入される。
この理由は、乳牛が1週間のうちの或る日に足浴装置20に導かれるときは或る種類の薬剤を使用し、1週間のうちの他の日に足浴装置20が使用されるときは異なる薬剤を使用することが望まれるからである。ここで図8および図9を参照して、排出セクション54を説明する。排出セクション54は、後壁26の内壁部分に形成された排出開口86を有している。この特定の実施形態では、この開口86は、約101.4mm(約4インチ)の内径をもつ円形開口として形成されている。
後壁26の構造の内部には、排出弁88が配置されている。弁88は弁ハウジング90を有し、該弁ハウジング90内には弁要素92が往復運動できるように取付けられており、図9では後退開位置にある。システムの作動中、弁要素92は通常その閉位置(すなわち、閉じた形態に押圧された状態)にある。弁88が作動されると、弁要素92は、空気シリンダ96により駆動されるロッド94により、図9の位置に後退される。ここに示すように、排出開口86は後壁26の左側に配置されており、これは、この特定実施形態では、主として弁88のコンポーネンツを収容するためである。この排出開口86は、後壁26上の異なる位置に配置できる。或いは、後壁26の異なる位置に1つ以上の排出開口86を設けることもできる。
図4には、基本作動システムが参照番号97で示されかつ幾分概略的に示されている。制御ボックス98が設けられており、該制御ボックス98は、図10により詳細に示されかつ本願明細書においてより詳細に説明する。制御ボックス98は前記ポンプAおよびポンプBに接続されており、該ポンプAおよびポンプBは、前述のように2つの薬剤源Aおよび薬剤源Bに連結されていて、該薬剤源Aおよび薬剤源Bのいずれかから液薬を選択的に吸引する。
制御ボックスはまた弁78に接続されており、該弁78は水供給源に連結されていて、水を、3つの入口開口58、60、62にそれぞれ連結されたパイプ66、68、67に選択的に導く。また、制御ボックス98はソレノイド弁99に接続されており、該ソレノイド弁99は、空気供給源に連結されていて、空気(例えば、約275.8kPa〜約551.6kPaにある(40psi〜80psiにある))を、2つの空気ホースの一方または他方に選択的に通して前記空気シリンダ96を作動させる。
本発明の方法を説明するため、最初に、酪農作業を全体的に復習しておく。乳牛は、毎日2回、1週間に7日搾乳されるが、可能な限り、薬剤足浴は1週間に3日間だけ使用するものとする。ここで、これらの3日とは月曜日、水曜日および金曜日であり、かつ薬剤浴は、例えば午後4時に始まる午後の搾乳時に使用されるものと仮定する。
約150〜200頭の乳牛が足浴を歩行した後は、足浴中の殺菌液は、新鮮な殺菌剤を含有する新鮮水に交換しなければならない状態になる。差し当って、600頭の乳牛が搾乳され、1時間に平均150頭の乳牛が足浴に通されるものと仮定すると、1時間が経過したときは、液体収容領域内の殺菌水をフラッシングして、殺菌剤を含有する新鮮な水バッチを液体収容領域32内に供給すべきである。これは、液体収容領域32内に殺菌剤溶液を補充するのに4つのサイクルがあることを意味する。
最初に、液体含有領域32が殺菌剤を含有する水で既に充填されており、充分な頭数(例えば、150頭)の乳牛が足浴を通過した直後の状況を考えると、これは、水およびこの中に含まれる汚廃物を除去して、次の150頭の乳牛についての次のサイクルをスタートさせ、この後に、足浴に通される第三群の150頭の乳牛のための更に次のサイクルをスタートさせる時間である。
この状況では、1つの全サイクルは、4つの作動周期またはフェーズで形成される。これらは次の通りである。すなわち、
i.攪拌フェーズ
ii.ドレンフェーズ
iii.フラッシングフェーズおよび
iv.水充填/薬剤注入フェーズ
以下、これらの各作動フェーズについて、順に説明する。
a)攪拌フェーズ
攪拌フェーズを開始するため、水弁78を開き、3つの入口開口58、60、62を通して水を流入させ、同時に(または、これから非常に短時間後に)弁88を開いて排出開口86を開く。システムは、2つの側方入口開口58、60が、中央開口72よりも高い流量でかつ高い排出速度で水を排出させるように構成されている。2つの側方開口58、60から排出される水の体積の計算された値は、全部で約0.045m3 /分(約12ガロン/分)で、約206.9kPa(約30psi)の圧力であり、計算された出口速度は約2.44/秒(約8フィート/秒)より僅かに小さい。この場合、各開口58、60からの水の流れは、活発な渦流を形成できる高速水ジェットと、液体収容領域32内の液体中の幾分かの乱流との形態をなしている。
中央ノズル68を通る水の流れは、約206.9kPa(30psi)で約0.098m3 /分(約2.6ガロン/分)の計算値を有し、出口速度は約1.01m/秒(約3.3フィート/秒)であると計算された。これにより、幾分強度が小さい前記扇状水ジェットが形成される。
入口開口58〜62の設置、流れの体積および速度の効果は、外側開口58、60が、中央開口62と協働して、足浴中に渦流パターンを創出ことである。これらの渦流は、全液体収容領域32内に攪拌を付与し、かつ床30の表面並びに壁24〜28の内面の洗浄を容易にする。
領域32内を流れるこれらの渦流の効果は、汚廃物(すなわち厩肥、および領域32内に存在する可能性がある泥等の他のあらゆる小屑片)を領域32内で攪拌および循環させてより小さい粒子サイズにし、水中に懸濁させることである。水開口58〜62を、ゴムマット44に非常に近接しかつ該マットの直ぐ上で後方を向いて配置することにより、洗浄効果が高められる。
渦流のパターンをより詳細に開示するため、足浴構造22の平面図である図13を参照されたい。2つの主流れ経路は、2つの入口開口58、60から流出する2つの水流(参照番号100で示す)である。これらの2つの流れ100は、前方コーナ領域104を掃引する2つの小さい渦流102を発生させる。同時に、中央入口開口62からの扇状放出水106は、前壁の位置でかつ主流れ経路100に隣接する位置に、更に小さい2つの渦流108を創出する。
流れ100が更に下流側に(すなわち後壁26に向かって)移動すると、これらの流れ100は、参照番号110で示すように横方向に拡散する。この分析は、このようになる少なくとも一部の理由が、出口62からの扇状に拡散する流れ106の効果によるものであることを示している。これらの2つの流れ部分110が更に後方に移動すると、流れ部分110は後方コーナ領域112に到達し、かつ長手方向中心位置に向かって内方および横方向に方向転換され、更に前壁24に向かって移動する渦流経路114を形成する。製造されたこの装置の特定プロトタイプでは、これらの流れ経路114は、後壁から前壁に至る距離の約2/3〜3/4だけ上流側に移動することが観察されている。
これらの渦流パターンが確立されると、攪拌作用は、攪拌フェーズの時間中続けられる。本願に開示する好ましい実施形態では、攪拌フェーズの時間は約50〜60秒が満足できるものであるが、変えることができる。攪拌フェーズ中、水は、3つの入口開口58〜62から流入すると同時に排出開口86から流出し、このため、液体収容領域32の後部に向かう液体の正味下流側流れがある。
攪拌フェーズ中、厩肥および他の小屑片の大部分(例えば80%)が排出開口86から排出される。
b)ドレンフェーズ
ドレンフェーズは、排出開口86を開きかつ3つの入口58〜62を通る流れを遮断することを維持することにより開始される。これにより、排出開口86に向かう床30の傾斜に倣う下降流れが生じる。液体収容領域82内の殆ど全ての液体が排出開口86から排出されたならば、フラッシングフェーズが開始される。ドレンフェーズの時間は約1/2〜3/4分であるが、変えることができる。
c)フラッシングフェーズ
フラッシングフェーズは、排出開口86を開いておき、次に入口開口58〜62を通る水の流れを開始することにより達成される。フラッシングフェーズの初期部分の間およびその後の或る長さの時間に亘って、後壁26に向かって移動する水の速度は高いレベルにあり、残りの汚廃物が排出開口86に向けてフラッシングされる。フラッシングフェーズの平均時間は約1/2〜3/4分に定められるが、変えることもできる。
d)水充填/薬剤注入フェーズ
このフェーズを開始するには、排出開口86が閉じられかつ新鮮水が3つの開口58〜62から液体収容領域32内に放出される。これは、領域32を適正な液体レベルまで充填するのに充分な時間続けられる。排出開口86が閉じられてから短時間(例えば、約20秒)経過した後、液体収容領域32内に流入する水の中に、開口80からの薬液を放出することにより薬液の流れが開始される。領域32内に供給される水は、攪拌フェーズに関して前述したのと本質的に同じ循環パターンを有するので、薬液は水中に良く混合される。
可能性ある他の変更形態として(または液体収容領域32内に薬液を注入することに加え)、液薬の添加は手作業で行なうことができ、かつ薬剤を粉末の形態で添加して水中に溶解させることができる。
ここで、当該特定の日に遂行すべき最後のサイクルが完了した旨、および150頭の最後の群が足浴に通された旨を仮定する。この時点で、システムは自動的に停止され、ソレノイド弁99への給電が遮断される。これにより空気シリンダ96が後退され、排出開口86が開かれた状態に維持される。かくして、乳牛から液体収容領域内に放出されることがある尿は、ドレン弁86から流出される。また、領域32を手作業によりホースで水洗する場合には、水を足浴構造22内に向けて流し、収集されたあらゆる厩肥および/または小屑片を排出開口86からドレンへと洗い出す。
ここで、開始すべきサイクルは1つのシリーズの第一サイクルであると仮定し、このシリーズでは、例えば600頭の乳牛に適合させるには4サイクルが必要である。この状況では、上記と同じ段階が行なわれる。しかしながら、排出開口86は開かれた状態に維持されているので、攪拌フェーズの開始時に、3つの入口開口58〜62を通って流れる水は、最終サイクルからの殺菌剤液が存在しない液体収容領域32内に流入する。かくして、この攪拌フェーズ中に、水は、比較的高い速度で領域32内に流入し、かつ厩肥および他の小屑片を排除する同じ機能を発揮して、排出開口86を通して排出できる粒子サイズまで小さくする。次に、前述のようにして全サイクルが続けられる。
ここで、搾乳すべき乳牛が僅かに150〜200頭に過ぎず、サイクルの終時の水充填/薬剤注入フェーズが全く存在しない状況を考察する。より正しくいえば、システムはフラッシングサイクルの完了時に停止されず、かつ前述のように排出開口86が開かれている状況にあるものとする。
前述の種々の数値、寸法および設計パラメータは、種々の環境に基いて変えることができる。例えば、この好ましい実施形態では2つの入口開口58、60の内径は約12.7mm(1/2インチ(0.5インチ))であるが、これらの入口開口58、60は、約14.0mm(0.55インチ)、約15.2mm(0.6インチ)、約16.5mm(0.65インチ)にすることができ、更に約1.27mm(0.05インチ)の増分で増大させ、約25.4mm(1インチ)以上まで大きくすることができる。また、入口開口58、60は、約11.4mm(0.45インチ)、約10.2mm(0.4インチ)のように小さくすることもでき、更に約1.27mm(0.05インチ)の増分で減少させ、約6.35mm(0.25インチ)以下に小さくすることができる。水の速度、入口開口の数等の種々のファクタがこれに影響を与える。
また、中央スロット開口22は、その長さ寸法を、約1.27mm(0.05インチ)の増分で、約52.1mm(2.05インチ)から約76.2mm〜約101.6mm(3〜4インチ)まで大きくするか、約49.5mm(1.95インチ)、約48.3mm(1.9インチ)…のように約25.4mm(1.0インチ)以下の長さに小さくできる。同様に、幅寸法を、約1.59mm(1/16インチ)の幅寸法の2〜3倍まで5〜10%の増分で変えることができる。また、これらと同じ百分率(%)の増分で小さくすることもできる。
また、好ましい速度は約2.36m/秒(約7.75フィート/秒)(入口開口58、60に対して)、および、約1.01m/秒(3.3フィート/秒)(すなわち中央開口62に対して)であるとして与えたが、これらは、約0.15m/秒(0.5フィート/秒)の増分だけ増大または減少させることができ、このため、側方入口開口58、60の速度は約4.57m/秒(15フィート/秒)まで高く、または、約1.22m/秒(4フィート/秒)まで低くでき、または、約0.91メートル/秒(3フィート/秒)または約0.61メートル/秒(2フィート/秒)ほど低くすることも考えられ、或いは、約1.52メートル/秒、約1.83メートル/秒、約2.13メートル/秒、約2.44メートル/秒、約2.74メートル/秒、約3.05メートル/秒、約3.35メートル/秒、約3.66メートル/秒、約3.96メートル/秒、約4.27メートル/秒または約4.57メートル/秒(5フィート/秒、6フィート/秒、7フィート/秒、8フィート/秒、9フィート/秒、10フィート/秒、11フィート/秒、12フィート/秒、13フィート/秒、14フィート/秒または15フィート/秒)のように、約0.15m/秒(0.5フィート/秒)の増分で与えられるこれらの任意の中間値またはこれより高い値にすることができる。
また、入口開口58、60の数および位置を変えることもできる。例えば、各入口開口58、60は、それぞれ2または3個の入口開口に置換でき、これと同じことは中央開口についてもいえる。また、1対の外側入口開口は、側壁12により近接させて配置するか、長手方向中心線により近付けて配置することもできる。他の可能性は、側壁に1つ以上の付加開口を設けて、側壁の近くにより強い流れパターンを創出させるか、或る態様でオン/オフスイッチおよび乱流に影響を与えるように構成できる。
入口開口58〜62のこの構成は、足浴構造22の一端に配置することに或る長所を有することを指摘しておくべきである。多くの搾乳パーラでは、乳牛が酪農パーラを出て移動する経路はしばしばその幅寸法が制限され、従って、一方の側には壁が設けられかつ他方の側には他の壁またはパイプ等の種々の構造物が設けられ、このため或るコンポーネンツを配置することがより困難になる。しかしながら、或る場合には、ジェットのパターンを修正するため、1つ以上の水入口を側壁28に沿って配置することが実用的なこともある(および有利なこともある)。例えば、前述のように、付加ジェットを使用して、付加水ジェットを、流れパターンを高めるパターンにすること、または他の或る態様で使用して上記渦流パターンに加えて乱流パターンを創出することもできる。
図10は本発明の作動システムを示すものである。このシステムでは6つのタイミングデバイスがある。第一に自動フラッシュ/攪拌タイマがあり、このタイマは他の5つのタイマ、すなわちドレン遅延タイマ、水タイマ、薬剤遅延タイマ、薬剤タイマおよび水遅延タイマを作動する。かくして、自動フラッシュ/攪拌タイマが作動されると、該タイマは、全単一サイクルを開始させる。
7日クロックが設けられており、該クロックは、1週間のうちの或る日にかつ1日のうちの選択された時間(単一または複数)に、1サイクルまたは一連のサイクルを開始するように設定される。例えば、本願明細書で前述したように、酪農場が600頭の乳牛を保有しているものと仮定する。かくして、150頭毎の乳牛に1サイクルが与えられる場合には、足浴装置が使用される各々の日に4つの連続サイクルが必要になる。また、例えば、足浴装置20は、第二搾乳をスタートする午後4時に開始するサイクルで、1週間のうち3日、例えば月曜日、水曜日および金曜日に作動させるものと仮定する。この場合、この7日クロックは、午後4時での4サイクル、1週間に3回、時間間隔(例えば、約1時間間隔)の組をスタートさせ、これにより、次のサイクルが開始する前に、平均で約150頭の乳牛が足浴を通ることができる。
図面の右下コーナには、種々のコンポーネンツに給電するターミナルストリップが示されている。また、図面の左下コーナには、ドレン弁のソレノイドが示されている。
図面の中央上部には、全作動を制御する主オン/オフスイッチ120が示されている。このオン/オフスイッチ120の左側には、手動オーバーライドスイッチ122が示されており、該スイッチ122は、閉じられると単一サイクルを開始する。図10の右上部分には液薬スイッチ124が示されており、該液薬スイッチ124は所望の薬剤ポンプを作動して、所望の液薬を液体収容領域内に導入する。
作動に際し、自動フラッシュ/攪拌タイマが作動されると、ドレン遅延タイマおよび水タイマが直ちに作動されて、3つの水入口58〜62を通る水の流れがスタートされる。同時にドレン遅延タイマが作動されてソレノイドが作動され、排出弁88を開く。これにより、攪拌フェーズ部分が開始される。サイクルの攪拌部分の時間の終時に水遅延タイマが作動して水タイマの作動を一時停止させ、これにより、3つの水開口58〜62への水弁が、ドレン期間中閉じられる。
ドレン期間が経過すると、水遅延タイマが機能して、水タイマが再び水弁を開くべく作動できるようになり、約1/2分間足浴中に水が流入され、フラッシュフェーズが完了する。この1/2分間のフラッシュフェーズの間、ドレン遅延タイマは、出口弁をその開位置に保持し続ける。フラッシュフェーズの終時に、ドレン遅延タイマにより出口弁88が閉じられ、これにより水充填/薬剤注入フェーズを開始できるようになる。この時間中、水タイマは、水充填の間、主水弁を開いた状態に維持する。また、全サイクルのうちのこの水充填部分の間、薬剤タイマが作動されて、液薬を足浴中に流入させる。充分な量の薬剤の流れが足浴中に供給された後に、薬剤遅延タイマが液薬の流れを遮断する。
サイクルの水充填/薬剤注入フェーズが完了しかつ液薬の流入も完了すると、全サイクルが終了したことになる。7日クロックが1組のサイクルのうちの後続サイクルを開始するように設定されていると仮定すると、この場合、これは、次のサイクルをスタートさせるために、選択された時間内に行なわれるであろう。
スイッチが入れられてサイクルをスタートさせると、直ぐ前に説明したサイクルの4つのフェーズが自動的に行なわれることは理解されよう。また、制御装置のタイミングシーケンスが次の自動サイクルをスタートさせるように確立されているので、次のサイクルをスタートさせるための人的操作は全く不要である。
前述のように、本発明の1つの長所は、酪農夫(dairyman)または農夫(farmer)をこの領域から遠くに隔てておくことができるという環境に関するものである。また、水入口開口58〜62は幾つかの機能を果たす。第一の機能は、攪拌フェーズ中に水が水入口(水ジェット)58〜62を通って流れるので、渦流その他の乱流が生じることである。これにより、前述のように、厩肥その他の小屑片が液体収容領域から解放されかつより小さい粒子に破壊されて液体中に懸濁され、従って、所定量の汚廃物が排出開口から排出されるので液体収容領域が適正に浄化されることである。第二の機能は、水入口58〜62がフラッシングフェーズ中に水を充分に高い速度で流し、残留厩肥を洗い流すことである。第三の機能は、水入口58〜62が液体収容領域32に水を充填することである。第四の機能は、薬剤が足浴中に注入される間に、乱流および渦流を有する水の流れが薬剤溶液を適正に混合することである。
更に本発明の大きい長所は、次のような状況から生じる。通常、約150〜200頭の乳牛が足浴を通った後は、殺菌剤溶液の有効性がきわめて低下する。実際的な問題として、酪農夫が150〜200頭よりかなり多い頭数の乳牛を有する場合には、酪農夫は、足浴に入る、元の150〜200頭を超える乳牛のために足浴内の水および殺菌剤を交換する時間をそれほど頻繁にはとれないであろう。本発明の長所は、システムが自動化されていて、150頭またはできるならば200頭の乳牛が通った後に、次のサイクルが自動的に行なわれることである。何らかの理由からシステムの自動的化部分が作動しない場合には、次の150頭の乳牛の作動は、スタートボタンを押してシステムを次のサイクルに移行させることにより非常に容易に開始される。
図11には、本発明の第二実施形態が幾分概略的に示されている。第一実施形態のコンポーネンツと同じまたは類似の第二実施形態のコンポーネンツは、「a」の添字をを付した同じ番号で示され、第二実施形態のコンポーネンツであることを区別している。
装置20aは、第一実施形態の足浴構造22と同じまたは類似の足浴構造22aを有し、同じ構成の水入口セクション50aおよび出口セクション54aが設けられている。また、入口開口が設けられており、該入口開口は、第一実施形態と同じまたは類似の入口開口で構成できる。
この第二実施形態は、側壁28aに設けられた付加入口開口130を有する点で異なっている。これらの入口開口130は、第一実施形態に示したような渦流の流れ経路110の効果を高めるべく、下流側方向に向ける(または他の何らかの方法で行なう)ことができる。すなわち、入口開口130は、横方向移動成分が大きくなる態様で方向を定めることができる。また、これらの付加水入口開口130は、水ジェットを周期的に放出するように配置でき、これは、汚廃物の優れた排除を行うために流れを一時的に修正することまたは他の種々の理由から行なわれる。また、充填フェーズ中に低速で領域32内に水を導入できる付加水入口開口131が示されている。
図12には第三実施形態が示されており、この第三実施形態のコンポーネンツで、第一実施形態のコンポーネンツと同じものは、同じ参照番号に添字「b」を付した参照番号で示され、第二実施形態のコンポーネンツと区別している。かくして、装置20bは、4つの壁24b〜28bおよび第一実施形態で説明したものと実質的に同じ液体入口セクション50bを備えた足浴構造22bを有している。
しかしながら、第三実施形態は2つの点で異なっている。第一の点は、排出セクション54aは2つの排出出口86bを有し、各排出出口86bはそれ自体の制御弁88bを備えている。また、第一実施形態の制御セクション98は、マイクロプロセッサ132に置換されている。このマイクロコンピュータ132は、装置20のサイクルに対して前述したのと同じ基本的機能を達成するようにプログラムされているが、他の機能または作動シーケンスを開始することもできる。また、これらの付加機能または特徴のうちの幾つかは、2つの出口開口86bの長所を得るべく付加することもできる。
付加された機能または修正された機能に関し、これらの1つは次の通りである。サイクルを攪拌フェーズでスタートする代わりに最初は主ドレンフェーズとし、この場合には、排出開口86bの1つが開かれ、液体収容領域32b内に存在する液体をドレンするが、液体入口開口は作動されない。これにより、参照番号134で概略的に示す別の場所への妨げの少ない液体(この液体は、薬剤を含有する水である)の流出が可能になる。この場所134には、この液体を別に収集するタンクを設けることができる。
次に、攪拌フェーズ、ドレンフェーズおよびフラッシングフェーズを有するサイクルが前述のようにして続けられる。これらの3つのフェーズの間、他の排出出口86bが開かれ、これにより、厩肥その他の汚廃物の大部分が他の場所に導かれる。攪拌フェーズおよびその後のフラッシングフェーズの間に使用される水は新鮮水であり、この水と一緒に他の排出開口88b内に流入する厩肥その他の小屑片は、参照番号136で概略的に示す他の場所に導かれる。これらの各排出部分を、異なる態様、例えば可能であれば何らかの態様でリサイクルし、または環境的理由から後処理し、または可能であれば或る点での作動を経済的に処理するこの構成には幾つかの長所がある。
また、マイクロプロセッサ132は、衛生上の目的のためのサイクルの或る部分を開始する態様で作動され、これは、装置20が殺菌足浴を形成すべく機能していない時間中に行なうことができる。例えば、厩肥および他の何らかの汚廃物は液体収容領域32内に収集できる。これは、乳牛が、装置20bが配置される通路を通るように導かれる場合に起こるであろう。攪拌フェーズは、いかなる後続もなくこれ単独で作動でき、この場合には、水は、第一実施形態と同様に、第二排出開口86bを開いたまま入口開口58〜62を通って流れる。或いは、新鮮水中に薬剤を全く注入することなく、攪拌フェーズ、ドレンフェーズおよび次のフラッシングフェーズを行なうことができる。この態様では、液体収容領域32のより効果的な洗浄が行なわれる。
本発明の基本的な教示を逸脱することなく、本発明の他の種々の変更をなし得ることは明白である。本発明の特許請求の範囲の記載は、コンポーネンツの特定構造および機能、および本発明の方法の段階のみをカバーするものではなく、これらと等価のコンポーネンツ、設計、サイクルおよびこれらのサイクルの段階またはフェーズをもカバーすることを意図している。
搾乳パーラから、本発明の装置が配置された通路を通り、ここから外に移動する乳牛を示す平面図である。 本発明のシステムに使用される足浴構造を示す斜視図である。 図2の3−3線に沿う縦断面図である。 足浴構造を斜視図的に示し、かつ本発明の制御/ポンピングシステムを簡単化して概略的に示す図面である。 前壁のカバーを除去した、足浴構造の前部の平面図であり、水入口システムの一部および液体薬剤入口システムの一部を示すものである。 図5の6−6線に沿う横断面図である。 中間水出口の7−7線に沿う断面図である。 カバーを除去した、浴構造の後端部の平面図であり、出口弁システムを示すものである。 図8の9−9線に沿う横断面図である。 本発明の制御システムを示す概略図である。 足浴構造の側壁に配置された付加入口開口を備えた本発明の第二実施形態を示す平面図である。 選択的に操作される2つの排出口が液体出口セクションに設けられた第三実施形態を示す図面である。 第一実施形態で発生される渦流のパターンを示す足浴を示す平面図である。
符号の説明
20 足浴装置
22 足浴構造
24 前壁
26 後壁
28 側壁
30 床
32 液体収容領域
50 水入口セクション
52 薬液セクション
54 排出セクション

Claims (19)

  1. 乳牛その他の動物を含む動物用の自動足浴システムにおいて、
    a)前壁、後壁、2つの側壁および床を備えた足浴構造を有し、該足浴構造は、前方収容領域および後方収容領域を備えた液体収容領域を有し、前記足浴構造は、動物が液体収容領域内の床上を、足浴液を通って歩行できるように構成され、
    b)水入口セクションを有し、該水入口セクションは、液体収容領域に水を供給し、かつ液体収容領域内に渦流または乱流の流れパターンまたは渦流と乱流とを組合せた流れパターンを生じさせることができる高速ジェット流として前方水収容領域内に導かれるように、前記水の少なくとも一部を供給する構成を有し、前記高速ジェット流は液体収容領域内の汚廃物を移動でき、
    c)後方収容領域に設けられた排出セクションを有し、該排出セクションは、液体収容領域内に液体を収容する閉形態および液体収容領域から液体を排出する開形態を有し、
    d)液体収容領域の足浴液の配合物として所定量の薬剤成分を供給する薬剤供給セクションと、
    e)制御セクションとを更に有し、該制御セクションは、
    i)前記水入口セクションを時間フレームで作動させて水を液体収容領域に供給し、前記高速ジェット流パターンを生じさせて液体収容領域内の汚廃物を移動させかつ前記液体中の足浴水の成分として水を供給し、
    ii)液体収容領域内に液体を入れまたは液体収容領域内の液体を流出させることができるように、前記排出セクションを閉形態と開形態との間で選択的に移動させ、
    iii)前記薬剤供給セクションにより、足浴液の前記所定量の薬剤成分を供給させるように構成されていることを特徴とする自動足浴システム。
  2. 前記制御セクションは、前記水入口セクションが液体収容領域内の汚廃物を移動させる高速ジェット流として水を供給する少なくとも攪拌フェーズを通る作動サイクルで作動し、少なくとも一部の時間は高速ジェット流が生じるように構成され、排出セクションは、開形態にあるときに、液体収容領域内の液体を該液体中の汚廃物と一緒に液体収容領域から排出できることを特徴とする請求項1記載の自動足浴システム。
  3. 前記サイクルには、高速液体ジェット流が制御セクションにより少なくとも減少されるか停止されるドレンフェーズが含まれ、ドレンフェーズは前記出口セクションがその開形態にあるときに生じ、液体収容領域内の残留液を該液体収容領域から排出できるようにすることを特徴とする請求項2記載の自動足浴システム。
  4. 前記制御セクションは、前記ドレンフェーズの後に、出口セクションがその開形態をなすフラッシングフェーズが続くように作動し、前記水入口セクションは、高速ジェット流として水を放出し、液体収容領域内の汚廃物を更に除去することを特徴とする請求項3記載の自動足浴システム。
  5. 前記サイクルは、液体収容領域内に足浴液が既に入れられておりかつ収容された足浴液が液体収容領域から除去される状態にあると、制御セクションにより前記攪拌フェーズが開始されて、足浴構造により水を高速ジェット流として放出させかつ前記排出セクションをその開形態にし、これにより、液体収容領域内の汚廃物が攪拌されて循環パターンで移動されかつ少なくとも幾分かの汚廃物がより小さい粒子サイズに破砕され、入口セクションから排出セクションに向かう下流側への正味流が形成されることを特徴とする請求項2記載の自動足浴システム。
  6. 前記サイクルは更に、出口セクションが開形態にあるときのドレンフェーズと、攪拌フェーズに続く充填/薬剤注入フェーズと、ドレンフェーズとを有し、前記水入口セクションは水を液体収容領域内に放出し、所定量の薬剤成分が、液体収容領域に供給された水中に薬液として注入されることを特徴とする請求項2記載の自動足浴システム。
  7. 前記水入口セクションは、水の少なくとも一部を高速ジェット流として液体収容領域内に放出し、所定量の薬液が、水の流れパターンで、液体収容領域内の水と混合されるべく注入されることを特徴とする請求項6記載の自動足浴システム。
  8. 前記水入口セクションには、互いに横方向に間隔を隔てた少なくとも第一および第二水入口が設けられており、水を高速ジェット流として液体収容領域内に導入することを特徴とする請求項1記載の自動足浴システム。
  9. 前記足浴構造には、前後長手方向軸線および横方向軸線を備えた液体収容領域が設けられており、該液体収容領域は、前記横方向軸線に沿う幅寸法よりも大きい前記長手方向軸線に沿う長さ寸法を有し、水セクションの前記2つの入口開口は、足浴構造の前壁に配置されかつ後壁に向かって全体として後方を向いておりかつ前記長手方向中心軸線の両側で互いに横方向に間隔を隔てており、これにより2つの入口開口は、水流を長手方向軸線の両側で移動させかつ長手方向中心軸線に近い位置で前方に向かう渦流をなす戻り流路を生じさせることを特徴とする請求項8記載の自動足浴システム。
  10. 前記水入口セクションは、前記第一液体入口と第二液体入口との間でかつ前記長手方向軸線の近くに配置された第三液体入口を有し、該第三入口開口は、水の第三流れを全体として長手方向に整合した方向に向けることを特徴とする請求項9記載の自動足浴システム。
  11. 前記第三入口開口は全体として横方向に整合したスロット形状を有し、かつ水を、第一入口開口、第二入口開口からの第一高速ジェット流、第二高速ジェット流により発生された流れに向かう横方向拡大パターンをなして放出するように構成されていることを特徴とする請求項10記載の自動足浴システム。
  12. 前記水入口セクションの少なくとも2つの付加入口開口を有し、該付加入口開口は、水を、高速ジェットモードで液体収容領域内に放出することを特徴とする請求項8記載の自動足浴システム。
  13. 前記第一および第二入口開口は足浴構造の前壁にまたは該前壁に隣接して配置され、前壁は横幅寸法を有し、第一入口開口、第二入口開口の各々が、液体収容領域の長手方向中心軸線と前壁の隣接外端部との間の距離の少なくとも1/4だけ、前記長手方向中心軸線から間隔を隔てていることを特徴とする請求項9記載の自動足浴システム。
  14. 前記第一入口開口および第二入口開口は、長手方向中心軸線から前壁の隣接外縁部までの距離の少なくとも約1/2だけ、前記長手方向中心軸線から間隔を隔てていることを特徴とする請求項13記載の自動足浴システム。
  15. 前記高速ジェット流は少なくとも約0.61m/秒(2フィート/秒)の速度を有することを特徴とする請求項1記載の自動足浴システム。
  16. 前記速度は、少なくとも約1.22m/秒(約4フィート/秒)の大きさであることを特徴とする請求項15記載の自動足浴システム。
  17. 前記制御システムは、水入口セクション、排出セクションおよび薬剤供給セクションを適正なタイミングシーケンスで作動させるためのタイミングを発生させる少なくとも3つのコンポーネンツまたは該コンポーネンツの組合せに接続されたクロックコンポーネントを有していることを特徴とする請求項1記載の自動足浴システム。
  18. 前記水入口セクションの前記コンポーネントまたはコンポーネンツ制御作動は、水入口セクションを作動させて攪拌フェーズ中に高速流れモードで水を放出させ、かつ前記排出セクションを攪拌フェーズ中にその開形態にして、排出セクションがその開形態にあるドレンフェーズの少なくとも一部の間に、水入口セクションによる高速ジェット流モードでの水の流れを減少させまたは停止させ、かつフラッシングフェーズでは排出セクションをその開形態にしておき、高速流れモードでの作動に戻すことを特徴とする請求項17記載の自動足浴システム。
  19. 前記制御セクションは、水入口セクションの作動を制御するマイクロコンピュータを有し、該マイクロコンピュータは、水入口セクションを作動させて攪拌フェーズ中に高速流れモードで水を放出させ、かつ前記排出セクションを攪拌フェーズ中にその開形態にして、排出セクションがその開形態にあるドレンフェーズの少なくとも一部の間に、水入口セクションによる高速ジェット流モードでの水の流れを減少させまたは停止させ、かつフラッシングフェーズでは排出セクションをその開形態にしておき、高速流れモードでの作動に戻すことを特徴とする請求項1記載の自動足浴システム。
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