JP2010095881A - 店舗構造 - Google Patents

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【課題】ペットがした糞尿の処理が容易で、かつ他のお客に不快感を与えることが少ない店舗構造を提供する。
【解決手段】建屋1の床下に設置された防水構造の傾斜面7と、傾斜面の上方に設置された透水性を有する床部20と、傾斜面の最上部側に設けられた散水管8から傾斜面に洗浄水を散水して傾斜面を洗浄し、傾斜面の最下部に設置された汚水溜め9に溜められた洗浄水を浄化して散水管へ循環させる洗浄水循環手段12と、飲食スペース2の床部上に設置されたペットと飲食するためのテーブルセット24とから構成したもので、ペットが飲食スペースの床面に糞尿をしても、糞尿処理が容易に行える。
また床面に臭いが滞留することがないため、ペット同伴でも安心して飲食が可能になる上、他のお客に不快感を与えたり、不衛生となる等の問題を解消することもできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、犬等のペットと同伴で食事をしたり、お茶を飲んだりすることができる店舗構造に関する。
近年、少子化や高齢化等の影響から犬や猫等のペットを飼う人が急増しているが、ペットの飼い主の多くは、ペットを家族の一員と考えていて、散歩や外出した際にペットと一緒に食事をしたり、お茶を飲んだりしたいと思うことがよくある。
しかし飲食店の多くは、ペットの入場お断りの貼り紙が入口等に掲示されていて、ペットと一緒に食事やお茶を楽しむことができる店舗はまだ少ない。
飲食店がペットの入場を断る理由としては、「保健所の通達により」という衛生面の問題と、「他のお客様のご迷惑になりますので」という動物が好きでないお客の迷惑になる問題が挙げられる。
この2点の問題をクリアできれば、ペットと同伴で食事をしたり、お茶を飲んだりできるドッグカフェのような店舗の展開が可能である。
一方ペットと一緒に飲食が可能な食事スペースと、ペットの雑貨等を販売する売店スペース等を併設したペット総合店舗が例えば特許文献1で公知である。
前記特許文献1のペット総合店舗は、調理場を含む調理スペースと、ペット同伴で飲食が可能な食事スペースと、ペットのシャンプー等を行うグルーミングスペースと、ペットの雑貨を販売する売店スペースとを備えていて、これらスペースは壁より隔離されている。
また調理スペースと食事スペース、グルーミングスペースは、売店スペースと相互に出入り可能な出入口を供えており、これにより調理スペース、食事スペース及びグルーミングスペースは相互には直接移動できないことにより、調理スペース及び食事スペースの衛生性が保持されるようになっている。
特開2004−44164号公報
しかし前記特許文献1に記載のペット総合店舗では、次のような問題がある。
すなわちペット同伴で飲食する場合、前記特許文献1では食事スペースを使用するが、ペットの躾が十分でなかったり、長時間車で移動してきたまま店舗へ入店したような場合、ペットが店内で糞尿をすることがある。
ペットが糞をした場合は、飼い主や店が予め用意したテイッシュペーパ等で取り除き、尿の場合は雑巾等を使用して拭き取ることになる。
しかしペットがした糞尿は臭いが強い上、尿は床の広範囲に広がることがあるため、テイッシュペーや雑巾で十分に拭き取ったつもりでも、一部が残留して臭いの原因となることがあり、他のお客に不快感を与えたり、不衛生となる等の問題がある。
本発明はかかる問題を改善するためになされたもので、ペットがした糞尿の処理が容易で、かつ他のお客に不快感を与えることが少ない店舗構造を提供することを目的とするものである。
本発明の店舗構造は、ペット同伴で飲食が可能な飲食スペースが建屋内に設置された店舗構造であって、建屋の床下に設置された防水構造の傾斜面と、傾斜面の上方に設置された透水性を有する床部と、傾斜面の最上部側に設けられた散水管から傾斜面に洗浄水を散水して傾斜面を洗浄し、傾斜面の最下部に設置された汚水溜めに溜められた洗浄水を浄化して散水管へ循環させる洗浄水循環手段と、飲食スペースの床部上に設置されたペットと飲食するためのテーブルセットとから構成したものである。
前記構成により、ペットが飲食スペースの床面に尿をしても、透水性を有する床部を通過して床下の傾斜面に落下し、ペットが糞をした場合も、ティッシュペーパー等で拭き取った後、糞の残留物を予め店が用意した洗浄手段で洗浄することにより、ペットの糞尿処理が容易に行えると共に、飲食スペースの床面に糞尿の臭いが滞留することがないため、ペット同伴でも安心して飲食が可能になる上、他のお客に不快感を与えたり、不衛生となる等の問題を解消することもできる。
また洗浄水循環手段により洗浄水を循環させて、傾斜面に落下した尿や、糞の残留物を洗浄した洗浄水を洗浄するようにしたことから、水道水を無駄に消費することがないため、大変経済的である上、汚水を浄化して循環させるため、長時間洗浄水を循環させても臭いの原因となったり、不衛生となることも少ない。
本発明の店舗構造は、床部と傾斜面の間の空気を吸引する換気ファンと、換気ファンが吸引した空気中から臭気を脱臭する脱臭フィルタとからなる換気手段を設けたものである。
前記構成により、傾斜面の表面に落下した尿や糞の残留物を洗浄した洗浄水の臭いが床部と傾斜面の間に篭っても、換気手段により常時吸引されて、脱臭フィルタにより脱臭された後、大気へ放出されるため、臭いが透水性の床部より飲食スペース側へ逆流することがなく、これによって飲食スペースの衛生状態や飲食環境を常に快適に維持することができる。
本発明の店舗構造は、床部を、透水性を有する複数のパネル部材からなる透水床パネルと、透水床パネルの上面を覆うように設けられた透水性敷物とから形成したものである。
前記構成により、透水床パネルに開口された溝や孔が透水性敷物に覆われて、ペットの足が溝や孔に落ち込むことがないため、ペットも安心して床面を歩行することができる。
本発明の店舗構造は、汚水溜めに、洗浄水循環手段の処理能力を超える汚水が溜まった場合にオーバーフローさせるオーバーフロー孔と、オーバーフロー孔よりオーバーフローした汚水を浄化して下水へ排出する浄化槽を設けたものである。
前記構成により、糞の残留物を洗浄するのに多量の洗浄水を使用したため、洗浄水循環手段の能力を超える汚水が汚水溜めに流入しても、オーバーフロー孔より汚水の一部を浄化槽へオーバーフローさせるため、汚水溜めが溢れることがないと共に、浄化槽により浄化された洗浄水を下水へ排水するため、汚水により周囲の環境を汚染する心配もない。
本発明の店舗構造によれば、ペットが飲食スペースの床面に糞尿をしても、床面に臭いが滞留することがないため、ペット同伴でも安心して飲食が可能になる上、他のお客に不快感を与えたり、不衛生となる等の問題を解消することもできる。
また洗浄水循環手段により洗浄水を循環させて、傾斜面に落下した尿や、糞の残留物を洗浄した洗浄水を洗浄するようにしたことから、水道水を無駄に消費することがないため、大変経済的である。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は店舗内に設けられた飲食スペースの平面図、図2は床面の一部切欠平面図、図3は図1のA−A線に沿う断面図、図4は図3のB円内の拡大図、図5は図3のC円内の拡大図、図6は図3のD円内の拡大図である。
店舗を構成する建屋1には、ペットと一緒に飲食する飲食スペース2と、飲食スペース2に隣接してお客やペットの食事を調理する厨房スペース、ペットの雑貨等を販売する販売スペース(何れも図示せず)等が設けられている。
建屋1は、図3に示すように基礎3上に建設されていて、周囲が壁体4により囲まれており、道路や駐車場(図示せず)等に面した壁体4aには、店内に出入りするための出入口5が開口されており、この出入口5に、手動または自動で開閉するドアー6が設けられている。
建屋1の基礎3で囲まれた床下部分には、コンクリートスラブや繊維強化プラスチック(FRP)パネルからなる傾斜面7が形成されており、傾斜面7がコンクリートスラブで形成されている場合は、防水効果を高めるため表面に防水層7aが形成されている。
また傾斜面7がFRPで形成されている場合は、複数のFRPパネルを連結して構成するが、FRPパネルの継ぎ目から水が漏れないように継ぎ目にパッキンが介在された状態で各FRPパネルが連結されている。
傾斜面7の最も高い位置には、基礎3の内側に沿って散水管8が水平方向に設置されている。
散水管8には、基礎3と対向する面と反対側となる外周面に、長手方向に間隔を存して複数の散水孔8aが穿設されていて、これら散水孔8aより噴出される洗浄水により傾斜面7の表面が洗浄できるようになっている。
傾斜面7の最も低い位置には、ピット状の汚水溜め9が基礎3の内側に沿って形成されている。
汚水溜め9は、傾斜面7の表面を洗浄した洗浄水を一時溜めておくもので、汚水溜め9の底面は一方向に傾斜されていて、汚水溜め9の最も低い位置に吸水管10の一端が接続されており、吸水管10の他端は図3に示すように、洗浄水循環手段12に接続されている。
洗浄水循環手段12は、汚水溜め9内に溜まった汚水を吸い上げる汚水ポンプ12aと、汚水ポンプ12aの吐出側に接続されて、汚水内の不純物やアンモニア分を濾過する浄化フィルタ12bとからなり、汚水ポンプ12a及び浄化フィルタ12bは、点検整備や、浄化フィルタ12bの清掃、交換等のメンテナンスを容易とするため、建屋1外に設置された機械室12c内に収容されている。
なお傾斜面7がFRPパネルで形成されている場合は、機械室12cを傾斜面7の下側に設置してもよく、この場合、FRPパネルの一部にマンホールを設置して、このマンホールから傾斜面7の下側に作業員が出入りできるようにすれば、点検整備や浄化フィルタ12bの清掃、交換等のメンテナンスが容易に行えるようになる。
洗浄水循環手段12の浄化フィルタ12bで浄化された洗浄水は、浄化フィルタ12bの吐出側に接続された吐出管13を介して散水管8の一端側に給水され、散水管8に穿設された散水孔8aより図4に示すように傾斜面7の最も高い位置から傾斜面7の表面に散水されるようになっている。
また汚水溜め9の底面が最も高い位置の水面付近には、オーバーフロー孔15が図5に示すように開口されている。
オーバーフロー孔15は、洗浄水循環手段12の処理能力を超えた汚水が汚水溜め9に溜まった場合に、汚水の一部をオーバーフローさせて、汚水溜め9より汚水が溢れるのを防止するもので、オーバーフロー孔15には排水管16の一端が接続され、排水管16の他端は地中に埋設された浄化槽17に接続されている。
浄化槽17には例えば曝気式浄化槽が使用されていて、排水管16より流入した汚水中の不純物やアンモニア分を浄化するようになっており、浄化槽17により浄化された汚水は、下水管18により下水道19へ排水されるようになっている。
一方建屋1の床部20は、図6に示すように2層構造となっている。
下層はペットの糞尿に含まれるアンモニアのような成分に対して錆びたり腐食することが少ないステンレスや、FRP等により製作されたグレーチングよりなる透水床パネル21よりなる。
透水床パネル21は、図2に示すように複数のパネル部材21aに分割されていて、床下の清掃等を容易にするため、1個のパネル部材21aは、人力で容易に脱着できる大きさ及び重さに設定されている。
透水床パネル21を構成する各パネル部材21aは、床下に設置された床梁23aと、床梁23aを下方より支持する床束23bとからなる床支持手段23の床梁23a上に同一平面となるよう載置されており、これら透水床パネル21の上面に透水性敷物22が取り外し自在に敷設されている。
透水性敷物22は、例えば透水性を有する人口芝からなる。
人工芝は、樹脂により成形された透水性を有する基材22aの表面に芝状物22bを一体成形したもの、もしくは透水性を有する基材22aに芝状物22bを植設したもの等が使用されていて、透水床パネル21上に敷設した状態で上を人やペットが歩いても、沈み込まない程度の剛性を有しており、必要に応じて巻いた状態で飲食スペース2の隅に片付けたり、飲食スペース2外に搬出したり、屋外で洗浄できるようになっている。
また床部20と傾斜面7との間には、これらの間に溜まった臭気を排出する換気手段27の吸気孔27aが基礎3の側面に開口されていて、この換気孔27aに吸気管27bの一端が接続されている。
換気手段27は屋外に設置された換気ファン27cと、換気ファン27cにより排出される空気中の臭気を脱臭する脱臭フィルタ27dとからなり、吸気管27bの他端は換気ファン27cの吸気側に接続されている。
脱臭フィルタ27dには例えば活性炭等が使用されていて、空気中の臭気を効率よく脱臭できるようになっており、脱臭フィルタ27dにより脱臭された空気は、排気管27eにより大気へ放出されるようになっている。
一方飲食スペース2の床部20上には、図1に示すようにペットと一緒に飲食をするためのテーブルセット24やカウンターセット25が設置されている。
テーブルセット24は、テーブル24aと複数の椅子2bから構成されていて、例えば壁体4bの内側に沿って複数セットが設置されている。
テーブルセット24の壁体4bに近接する側と反対側の端部には、各テーブルセット24毎に柵等からなる仕切り手段26が設けられている。
各仕切り手段26は、圧迫感をなくすためペットが飛び越えられない程度の高さに設定されていて、テーブルセット24が設置されたスペース内へ出入りするための扉26aが開閉自在に設けられている。
仕切り手段26は、飲食中に静かにできないペットや他のペットとトラブルを起こすペットと飲食をともにする場合に扉26aを閉じることにより、ペットを自分の席に隔離できるようにするもので、ペットを隔離する必要がない場合は、仕切り手段26に沿って扉26aを開放しておくことにより、テーブルセット24が設置されたスペース内へ出入りする際に、扉26aが邪魔にならないようになっている
カウンターセット25は、例えばテーブルセット24が設置された側の壁体4bと反対側の壁体4cの内側に沿ってカウンター25aが水平に設置され、カウンター25aの前には、複数の椅子25bが移動自在に設置されている。
カウンター25a下側には、カウンター25aと直行する方向へ出し入れ自在なスライド板25cが格納されていて、これらスライド板25cを引き出すことにより、隣接する椅子25bの間が自由に仕切れるようになっており、これによって隣接する席に着席している他人を気にせずに飲食したり、インターネット等ができるようになっている。
なおテーブルセット24やカウンターセット25の配置は、飲食スペース2の広さ等に応じて自由に設定できるものであり、図1に示す配置に限定されないことは勿論である。
またテーブルセット24のテーブル24aやカウンター25aには、パソコン等を接続する電源用のコンセントと、インターネット用のLANコネクタ(ともに図示せず)等が設置されており、無線LANにも対応できるように、無線LAN用の設備も建屋1の一部に設置されている。
次に前記構成された店舗構造の作用を説明する。
ペット同伴で飲食が可能なドッグカフェ等の店舗を展開するに当っては、建屋1を建設する場所が重要であり、ペットの散歩の途中で飲食しやすい公園の近くや、車で移動中に飲食しやすいよう道路に面した場所等が好適である。
例えば廃業したガソリンスタンドの跡地等も、車を駐車するスペースが十分にある上、近所迷惑となる住宅が近くにない等の理由で適している。
ペット同伴で飲食するのに適した場所に建屋1が建設された店舗は、建屋1内の飲食スペース2にテーブルセット24やカウンターセット25等を配置して営業を行うことになるが、店舗の営業中は、洗浄水循環手段12と、換気手段27を常時運転状態にしておくことが重要である。
店舗の開店とともに洗浄水循環手段12の運転を開始すると、汚水溜め9に溜まった洗浄水が汚水ポンプ12aにより洗浄水循環手段12に吸入されて、洗浄水循環手段12内に設けられた浄化フィルタ12bにより洗浄水に混入する不純物や臭いが浄化された後、吐出管13より散水管8へ給水され、散水管8に穿設された散水孔8aより傾斜面7の表面にほぼ均一に散水される。
また換気手段27の運転を開始すると、換気手段27の換気ファン27cにより床部20と傾斜面7間の空気が換気手段27内に吸引されて、換気手段27の脱臭フィルタ27dにより空気中の臭気が脱臭され、清浄となった空気は排気管27eにより大気へ放出される。
一方犬等のペットを同伴した客は、テーブルセット24の椅子24bや、カウンターセット25の椅子25bに着席して、厨房スペースで調理された食事やお茶等をペットと一緒に飲食することになるが、店内の飲食スペース2に入店した直後や、飲食している最中にペットが床面に糞尿をすることがある。
飲食スペース2の床部20は、透水性敷物22と透水床パネル21の2重構造となっていて、ペットの尿は透水性敷物22及び透水床パネル21を通過して床下の傾斜面7上に落下する。
傾斜面7の表面には散水管8より常時洗浄水が散水されているため、傾斜面7上に落下した尿は、散水された洗浄水とともに汚水溜め9へと流下し、汚水溜め9に溜められるため、飲食スペース2の床面に尿が滞留することがない。
ペットがした糞は固形物のため、透水性敷物22や透水床パネル21を通過することがないので、飼い主が持参したティッシュペーパーや、店が予め用意したティッシュペーパー等で拭き取り処理することになるが、透水性敷物22が人工芝等の場合、糞を十分に拭き取ることができず、一部が残留することがある。
残留した糞は臭いの原因になるので、予め店が用意した洗浄手段で洗浄することになる。
洗浄手段としては、ポータブル式の高圧洗浄機(図示せず)が最適で、透水性敷物22の糞で汚れた付近にジェットノズルより洗浄水を噴射して汚れを洗浄する。
床の汚れを洗浄した洗浄水は、透水性敷物22及び透水床パネル21を通過して尿と同様傾斜面7上に落下し、汚水溜め9に流下して汚水溜め9に溜められる。
このとき床の洗浄に多くの洗浄水を使用すると、洗浄水循環手段12の処理能力以上の汚水が汚水溜め9に溜まることがある。
しかし汚水溜め9の水面付近にはオーバーフロー孔15が開口されていて、このオーバーフロー孔10より汚水溜め9内の汚水の一部を浄化槽17へオーバーフローさせるため、汚水溜め9が溢れることがないと共に、浄化槽17により浄化された洗浄水は、下水管18より下水道19へと排水されるため、汚水により周囲の環境を汚染する心配もない。
一方汚水溜め9に溜められた汚水は、洗浄水循環手段12内の浄化フィルタ12bにより汚水内の不純物、特にアンモニア分が除去された後、再び散水管8から傾斜面7の表面へと散水されるため、新たに水道水等を補給する必要がない。
これによって店舗の営業時間中継続して洗浄水循環手段12を運転していても水道水を無駄に消費することがないので、節水が図れるようになる。
また傾斜面7の表面に落下した尿や糞の残留物を洗浄した洗浄水は、洗浄水循環手段12により不純物やアンモニア分が浄化されても、床部20と傾斜面7の間に臭いが篭ることがある。
しかし床部20と傾斜面7の間に篭った臭いは、換気手段27の換気ファン27cにより常時吸引されて、換気手段27の脱臭フィルタ27dにより脱臭された後、大気へ放出されるため、透水性の床部20より飲食スペース2側へ逆流することがなく、これによって飲食スペース2の衛生状態や飲食環境を常に快適に維持することができる。
なお前記実施の形態では、傾斜面7を一方向へ傾斜させて例について図示したが、建屋1の床面積が広い場合、一方向では十分な勾配が得られないことがある。
傾斜面7の勾配が十分でないと傾斜面7の洗浄が不十分になったり、不純物が傾斜面7に付着堆積しやすくなるので、飲食スペース2の中央部付近から複数方向へ傾斜面7を傾斜させ、各傾斜面7の最下部に設けた汚水溜め9に溜まった汚水を一個所に集合して洗浄水循環手段12により処理するようにしてもよい。
また前記実施の形態では、透水床パネル12にグレーチングを使用した例について説明したが、ペットの尿や洗浄水を透過できるものであれば、特にグレーチングに限定されるものではないと共に、透水性敷物22も、透水性を有しかつ糞尿等が付着した場合に容易に洗浄できるものであれば、人工芝に限定されるものではない。
本発明の実施の形態になる店舗構造の飲食スペースを示す平面図である。 本発明の実施の形態になる店舗構造の床面を示す一部切欠平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図3のB円内の拡大図である。 図3のC円内の拡大図である。 図3のD円内の拡大図である。
符号の説明
1 建屋
2 飲食スペース
7 傾斜面
8 散水管
12 洗浄水循環手段
15 オーバーフロー孔
17 浄化槽
20 床部
21 透水床パネル
22 透水性敷物
24 テーブルセット

Claims (4)

  1. ペット同伴で飲食が可能な飲食スペースが建屋内に設置された店舗構造であって、前記建屋の床下に設置された防水構造の傾斜面と、前記傾斜面の上方に設置された透水性を有する床部と、前記傾斜面の最上部側に設けられた散水管から前記傾斜面に洗浄水を散水して前記傾斜面を洗浄し、前記傾斜面の最下部に設置された汚水溜めに溜められた前記洗浄水を浄化して前記散水管へ循環させる洗浄水循環手段と、前記飲食スペースの前記床部上に設置されたペットと飲食するためのテーブルセットを具備したことを特徴とする店舗構造。
  2. 前記床部と前記傾斜面の間の空気を吸引する換気ファンと、前記換気ファンが吸引した空気中から臭気を脱臭する脱臭フィルタとからなる換気手段を設けてなる請求項1に記載の店舗構造。
  3. 前記床部を、透水性を有する複数のパネル部材からなる透水床パネルと、前記透水床パネルの上面を覆うように設けられた透水性敷物とから形成してなる請求項1または2に記載の店舗構造。
  4. 前記汚水溜めに、前記洗浄水循環手段の処理能力を超える汚水が溜まった場合にオーバーフローさせるオーバーフロー孔と、前記オーバーフロー孔よりオーバーフローした汚水を浄化して下水へ排出する浄化槽を設けてなる請求項1ないし3の何れかに記載の店舗構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020070592A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社With Pet Family 店舗

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