JP2005512242A - チップカードを取り出し位置に送るための、タコグラフに配置される少なくとも１つのチップカード収容ユニットのための駆動装置 - Google Patents

Abstract

本発明により提案される駆動装置は、可能な限り僅かな所要スペースでもって、チップカード収容ユニット（３３）内に支承されていてチップカード（３５）に対応配置されるキャリッジ（３７）を動かすための推力を変向するために役立つ。このために、圧力を伝達するフレキシブルな力伝導体（１５）が個々の球（１７）の形で設けられており、該力伝導体（１５）には、方向を転換するガイド（通路１３）と、操作部材（３１）を備えたプッシュロッド（２９）とが対応配置されている。力伝導体（１５）の駆動は、通路（１３）内に係入する制御スライダ（１０）により実施され、該制御スライダ（１０）は伝動装置を介してサーボモータ（モータシャフト４）に結合されている。

Description

本発明は、チップカードを取り出し位置に送るための、タコグラフに配置される少なくとも１つのチップカード収容ユニットのための駆動装置であって、該駆動装置が、その回転方向を切換制御可能なサーボモータと、該サーボモータに伝動装置を介して作用結合している制御スライダと、該制御スライダとチップカード収容ユニットとの間に設けられた伝達手段とを有している形式のものに関する。

上位概念を成すタイプのタコグラフは一般に、フラットで直方体形の組付けハウジングを備えた組付け型装置として構想されている。それゆえ、チップカード収容ユニットと、該チップカード収容ユニットの、読み取り／書き込み位置にあるチップカードを取り出し位置に送るように働く駆動手段とに用意されている構成スペースは元々極めて僅かである。他方、その使用中に変形させられた、すなわち湾曲していたりもしくは波打ったりしているチップカードは、特にこのチップカードが、必要な力消費でもって、専ら手により読み取り／書き込み位置へと差し込まれた場合、チップカードを再度取り出し位置に搬送し得るためには、かなりの力を必要とすることになる。この必要な力は駆動手段により加えられて、伝達されなければならず、このことは安定な構造、ひいては十分な構造スペースを必要とする。それに加えて、一方ではタコグラフの僅かな構造高さに基づいて必要であって、他方ではコンタクト形成の点で有利であることは、チップカード収容ユニットおよび駆動手段を直接タコグラフのプリント回路板に対応配置することである。しかしながら、後者の点では、プリント回路板がタコグラフハウジングの配置図に基づいて十分に規格を満たすように形成されているにもかかわらず、高い装着率に基づいて、スペースのかなりの不足が支配しているので、チップカード収容ユニットおよびその駆動手段の、それでも可能な装置は一般に、制御スライダにより加えられる推力の方向転換を必要とする。このことは特に、少なくとも第１運転者および第２運転者の労働時間および休憩時間を同時に検出できるように装備されたタコグラフの場合に該当し、このようなタコグラフには、２つのチップカード収容ユニットが設けられていて、最終的にはコスト上の理由からも唯一のサーボモータが設けられるに過ぎない。唯一のサーボモータにより、力伝達経路を変向する伝達手段の介在下で、第１運転者のチップカードまたは第２運転者のチップカードをそれぞれの取り出し位置へと搬送することができるようになっている。

この関連でドイツ連邦共和国実用新案第２００１５１００号明細書から公知の駆動装置には、サーボモータにより駆動される制御スライダと、当該チップカード収容ユニット内に支承されていてチップカードに対応配置されるキャリッジとの間に、楔状の伝動手段が、チップカードの排出方向での制御スライダの運動を変向するために設けられている。この種の伝達手段は、横方向力による高い摩擦損失と、システムに基づく力分配とに基づいて、サーボモータの出力を高めることを必要とし、かつ楔状の伝動エレメントが形成されている構成部分の、必要な案内精度の結果として、著しく高い製作手間およびかなりの構成スペースを招じる。

それゆえ本発明の課題は、冒頭で述べた形式の駆動装置を改良して、大量生産に適した形で製作および組立可能な構成部分でもって、サーボモータの、提供可能な出力の最適な利用を、高い機能信頼性と共に提供し、かつ可能な限り僅かな所要スペースを実現できるようにすることである。

上記課題を解決した本発明の構成によれば、伝達手段として、圧力を伝達するフレキシブルな力伝導体が役立ち、該力伝導体に、方向を転換するガイドが対応配置されているようにした。

有利な実施例では、力伝導体として、個々の、通路内で自由に可動に案内された押圧エレメントが役立ち、かつ押圧エレメントとして、球が設けられている。

有利な実施例では、力伝導体および制御スライダが、唯一の、射出成形技術で製作される構成部分として形成されており、その際、力伝導体が、エラストマ製のラインと、該ラインに一体成形される、非エラストマ材料から成る滑動体とから成っている。

本発明の、別の変化形および有利な構成は、引用されない従属請求項を成すか、または図面を参照しながらの実施例の説明から見出せる。

本発明が提供する決定的な利点は、制御スライダと、該制御スライダを駆動する減速伝動装置と、伝達手段とを有するモジュール式の駆動装置が形成可能である点にあって、このモジュール式の駆動装置のために、有利な実施例は、カバーにより閉鎖可能なハウジングを有している。この構成群内には、タコグラフのプリント回路板の背面に配置されたサーボモータだけが、モータシャフトに固定されたピニオンでもって係入しており、この構成群はそれほど多くのスペースを要求せず、簡単な形式で改変されることができる。重要な点は、駆動装置が、技術的に簡単で、極めて頑丈で、しかも容易に組立可能である手段により実現されることができ、かつ満足のいく機能信頼性を高い効率で提供する点にある。さらに、見出された解決策は公差に対して鈍感であり、制御スライダがほぼ直接的にチップカード収容ユニットに対して、もしくは該チップカード収容ユニット内で摺動可能に支承されていてチップカードに対応配置されるキャリッジに対して作用することに基づいて、相対的に低い出力のサーボモータの使用時においても、チップカードを読み取り／書き込み位置から取り出し位置に送るのにかかる操作時間を短くすることができる。

さらに、言及すべき点としては、制御スライダが必ずしもチップカードの運動方向に対して直角に案内されている必要がない点にある。設けられたフレキシブルな力伝導体を介して、力伝達経路は任意に変向されることができる。また、相並んで配置された２つのチップカード収容ユニットの使用時に、両チップカード収容ユニットがほぼ隣接して配置されているのか、または相対的に互いに距離を置いて配置されているのかは意味をなさない。いずれにせよ、本発明による解決策は、当該タコグラフ内にチップカード収容ユニットが互いに最大で可能な間隔を置いて配置されている場合においても使用可能である。さらに、力伝導体として、互いに結合されていない個別エレメント、例えば球が使用される場合、チップカード収容ユニットに対する制御スライダの、非対称的な配置が、付加的に必要な構成部分なしに可能である。有利には力伝導体に対応配置されたガイド内に収容されたプッシュロッドは同時に閉鎖エレメントを成し、該閉鎖エレメントはばね弾性的に駆動装置のハウジングに保持されていることができる。さらに、プッシュロッドもしくは該プッシュロッドに一体成形された操作部材には、アダプタ機能があって、つまり、プッシュロッドもしくは操作部材は、種々異なる形式で構成されたチップカード収容ユニットの操作のために形成されていることができる。ただし、プッシュロッドを省略して、チップカードに対応配置されるキャリッジに延長部を形成し、延長部が力伝導体のガイド内に係入することも考えられる。

念のために付言しておくと、選択された伝達原理は３次元で有効であることができ、ひいては制御スライダがチップカードの運動平面外に配置されてもよい。さらに、力伝導体として、個々の、有利には入手し易い鋼球の他に、球チェーン、つまり互いに連結可能な球形または樽形のチェーン区分から成るチェーン、または一体的に製作された、球形の区分を備えたフレキシブルなラインが使用されてもよい。やはり、適当な形式で駆動装置のハウジング内で案内される、ばね鋼から成るベルト状またはワイヤ状の力伝導体が設けられる。ハウジングに形成された溝内で案内され、カバーにより溝内に保持され、かつ例えば一体成形されたループによりフレキシブルに互いに結合されているＴ字形の押圧エレメントも、力伝導体として考えられる。

以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。

図１から見て取ることができるように、駆動装置の機能エレメントは実質的にハウジング１内に支承されており、ハウジング１はカバー２により閉鎖可能である。符号３が、サーボモータ５（図５）の、ハウジング１内に係入するモータシャフト４に固定された駆動ピニオンに付与されている。概略的に図示した、駆動ピニオン３の下流に接続された減速伝動装置６は歯車対７，８と作用結合しており、歯車対７，８は中空軸９に支承されている。歯車８は、制御スライダ１０に形成された歯部１１と咬合する。制御スライダ１０はハウジング１に摺動可能に支承されており、フィンガ１２でもって通路１３内に係入する。通路１３は、圧力を伝達するフレキシブルな力伝導体１４，１５として役立つ、自由に可動な複数の球を支承するために設けられており、これらの球のうちのそれぞれ１つに、符号１６もしくは１７が付与されている。この解決策は大きな作動力を相対的に僅かな摩擦で伝達することを可能にする。制御スライダ１０の案内は歯車対７，８の他に、ハウジング１に形成されたスリット１８内に係入するガイド舌片１９（図４）が役立つ。符号２０，２１が、ハウジング１に形成されていて制御スライダ１０に対応配置された終端ストッパに付与されている。中空ピン２２，２３，２４，２５に、詳細には図示されていない貫通孔が設けられており、中空ピン２２，２３，２４，２５はカバー２を収容するために役立つ。このために、カバー２に一体成形されたスタッド（そのうちの２つ、つまり２６，２７が図１に示されている）は、中空ピン２２，２３，２４，２５の、符号付けされていない凹部内に係入する。符号２８，２９が、通路１３内で案内されたプッシュロッドに付与されており、プッシュロッド２８，２９の操作部材３０，３１は適当な形式で、当該のタコグラフの、図１に暗示したチップカード収容ユニット３２，３３と協働するために形成されている。

図１に示した機能状態で、駆動装置はニュートラルな位置にあって、この位置を起点として、チップカード３４もしくは３５のうちのいずれか一方を、その取り出し位置へとスライドさせることができる。このために、プッシュロッド２８，２９の操作部材３０，３１は、チップカード３４，３５を支持するキャリッジ３６，３７もしくは該キャリッジ３６，３７に形成された舌片３８，３９と協働する。キャリッジ３６，３７は適当な形式でチップカード収容ユニット３２，３３のキャリア４０，４１に摺動可能に支承されている。場合によっては、キャリッジ３６，３７にロック手段が対応配置されている。

図２は、チップカード収容ユニット３２，３３が、例えば直方体形のハウジングを有するタコグラフ内にどのように配置されているかを明らかにするものである。図２には、タコグラフの組付けハウジング部分を遮蔽するフロントパネル４２が示されている。符号４３が、窓区分に付与されており、窓区分４３を通して、ディスプレイ４４の表示が読み取り可能である。さらに、複数のキー４５，４６，４７，４８がフロントパネル４２から導き出されている。そのうち、キー４５，４８は第１運転者および第２運転者の登録のために役立ち、キー４６，４７は、キー４５，４８との組み合わせ等で、第１運転者および第２運転者に割り当てられたその都度の個人的なチップカード３４，３５の解放のために役立つ。被覆材４９により、診断目的に役立つプラグソケットが閉鎖されている。フロントパネル４２に設けられていて、部分的にホッパ状に切欠かれたガイドスリット５０，５１は、第１運転者および第２運転者のチップカード３４，３５を、タコグラフの、組付けハウジング部分内に存在するそれぞれのチップカード収容ユニット３２，３３内に挿入する際に、前座的な方向付けのために役立つ。フロントパネル４２の、隆起状の突出部５４の切欠き５２，５３は挿入口として、チップカード３４，３５をそれぞれの読み取り／書き込み位置に差し込むために役立つ。符号５５を付与されたスリットは、タコグラフ内に配置された記録用紙印刷装置の印刷担体の通過のために設けられている。キー５６は印刷をトリガするために役立つ。符号５７が、フロントパネル４２の、組付けハウジング部分への螺設を確実にするシールに付与されている。さらに、図２には、チップカード３４，３５の手前で旋回させられる、チップカード収容ユニット３２，３３に支承されたロックエレメント５８，５９および６０，６１が示されている。

図３に示した、大量生産のために最適化された解決策では、チップカード収容ユニット３２，３３に対応配置される力伝導体６２，６３と１つの制御スライダ６４とが唯一の、射出成形技術で成形可能な構成部分を形成する。この場合、各力伝導体６２，６３は、エラストマ材料から製作されるライン６５もしくは６６と、このラインに２コンポーネント射出成形技術（Ｚｗｅｉ−Ｋｏｍｐｏｎｅｎｔｅｎ−Ｓｐｒｉｔｚｇｉｅｓｓｔｅｃｈｎｉｋ）により非エラストマ材料から一体成形される樽状の滑動体とから成っている。互いに所定の間隔ａを置いてライン６５，６６に一体成形されている滑動体のうち、各１つに符号６７もしくは６８を付与した。さらに、図３に示されているように、力伝導体６２，６３はライン６５，６６を介して直接、有利には滑動体６７，６８の材料から成形されている制御スライダ６４の、通路１３内に係入するフィンガ６９に結合されている。符号７０が付与された切欠きはフィンガ６９における材料集積を回避するために役立つ。その他の点では、制御スライダ６４は制御スライダ１０と同様に構成されている。つまり、歯部７１およびガイド舌片７２が設けられている。この箇所に関して、さらに付記するならば、力伝導体６２，６３を形成するために成形技術上の理由から滑動体６７，６８に軸方向でスリットが刻まれ、かつ結合しているライン６５，６６の横断面がスリットの経過に応じて形成されていることができる。

図４に示した断面図から特に、どのようにハウジング１とカバー２とが、駆動装置の機能部分をハウジング１内に装入した後に、組み合わされているかが判る。カバー２に成形されていて中空軸９内に係入するセンタリングピン７３と、図示されていない、有利にはモータシャフト４の通過案内部の領域に設けられたねじれ防止手段とは、カバー２をハウジング１に方向付けるために役立つ。符号７４が、カバー２に形成されていて通路１３を補足する溝に付与されている。カバー２をハウジング１に固定することは、駆動装置がタコグラフの、既述のプリント回路板７５に組み立てられることにより達成される。このために、複数のねじ結合部が役立つ。これらのねじ結合部のうち、３つのねじ７６，７７，７８が図５に目視可能である。ねじ７６，７７，７８には、スタッド２６，２７と、中空ピン２２，２３，２４，２５および中空軸９内に係入するピン７３とに、個別的には符号付けされていないねじ山付孔が対応配置されている。すなわち、ハウジング１は間接的にカバー２を介してプリント回路板７５に固定される。台架として、ハウジング１に形成されていて貫通孔が設けられている支持装置７９，８０，８１が役立つ。支持装置７９，８０，８１は、それに一体成形されていて駆動装置をプリント回路板７５に沿って方向付けるために役立つ付設部８２，８３，８４を有している。符号８５が、プリント回路板７５に取り付けられた２つのフォーク形ライトバリアのうちの１つに付与されており、フォーク形ライトバリアは、制御スライダ１０のガイド舌片１９と協働して、サーボモータ５を制御するために役立つ。すなわち、サーボモータ５の、制御される回転方向次第で、図１に示したニュートラルな位置を起点とし、制御スライダ１０および力伝導体１４，１５によって、プッシュロッド２８またはプッシュロッド２９が、チップカード３４，３５の排出方向で操作され、制御スライダ１０は引き続いて、チップカードの新たな挿入を保証するためにニュートラルな位置へと戻される。この関連で言えば、プッシュロッド２８，２９とハウジング１との間にはそれぞれ、図示されていないピン・スリット結合部が設けられており、ピン・スリット結合部はねじれ防止手段として役立ち、タコグラフに組付ける前の、駆動装置の問題のない取扱性を可能にする。

図５には、タコグラフの組付けハウジング部分８９の側壁８６，底部８７，背壁８８の区分が示されており、本図から、本発明による駆動装置の所要スペース、特に構造高さおよび奥行きに関する所要スペースが僅かであることが判る。さらに、図５には部分断面Ｂでもって、チップカード収容ユニット３２，３３の、プリント回路板７５に対する対応配置関係が示されている。このために、キャリア４０，４１に一体成形されていてねじ山付孔が設けられていてかつ底部８７に対する間隔保持器として形成されたスペーサピン９０と、ねじ９１とが役立つ。符号９２が、キャリッジ３６，３７に一体成形されていてチップカード３４，３５に対応配置される連行子のうちの１つに付与されている。符号９３が、キャリア４０，４１に設けられた切欠きに付与されており、切欠き９３は、キャリッジ３６，３７に折り曲げられて形成された舌片３８，３９の運動および操作部材３０，３１の潜入のための余地を形成する。

本発明による、部分的に概略的に示された駆動装置の下面図および取り外されたカバーの部分図であって、タコグラフのチップカード収容ユニットに対する駆動装置の対応配置関係を示す図である。

一平面内に相並んで配置されたチップカード収容ユニットを備えたタコグラフの、説明の役割を果たす正面図である。

２つの力伝導体と１つの制御スライダとから成る構成部分の平面図である。

図１に示した断面線Ａに沿った、駆動装置の断面図である。

タコグラフの部分断面図であって、タコグラフに組み込まれた駆動装置の側面図と、図１に示した断面線Ｂに沿った部分断面図とが一緒に図示されている。

Claims (12)

1. チップカードを取り出し位置に送るための、タコグラフに配置される少なくとも１つのチップカード収容ユニットのための駆動装置であって、該駆動装置が、その回転方向を切換制御可能なサーボモータと、該サーボモータに伝動装置を介して作用結合している制御スライダと、該制御スライダとチップカード収容ユニットとの間に設けられた伝達手段とを有している形式のものにおいて、伝達手段として、圧力を伝達するフレキシブルな力伝導体（１４または１５および６２または６３）が役立ち、該力伝導体（１４または１５および６２または６３）に、方向を転換するガイドが対応配置されていることを特徴とする、チップカードを取り出し位置に送るための、タコグラフに配置される少なくとも１つのチップカード収容ユニットのための駆動装置。
2. 力伝導体（１４または１５）として、個々の、通路（１３，７４）内で自由に可動に案内された押圧エレメントが設けられている、請求項１記載の駆動装置。
3. 力伝導体（１４または１５）として、個々の、１つのチェーンにまとめられた押圧エレメントが設けられている、請求項１記載の駆動装置。
4. 押圧エレメントとして、球（１６，１７）が設けられている、請求項１記載の駆動装置。
5. チップカード収容ユニット（３２または３３）内に係入する操作部材（３０または３１）が、力伝導体（１４または１５）のガイド内で摺動可能に支承されている、請求項１記載の駆動装置。
6. 押圧エレメントが可撓に互いに結合可能である、請求項１記載の駆動装置。
7. 力伝導体（１４または１５）として、唯一の、弾性的に変形可能な押圧エレメントが使用される、請求項１記載の駆動装置。
8. 押圧エレメントがベルト状またはワイヤ状に形成されている、請求項７記載の駆動装置。
9. 押圧エレメントが、エラストマ材料から製作されるライン（６５または６６）と、該ライン（６５，６６）に射出成形技術で一体成形される、非エラストマ材料から成る滑動体とから成る、請求項７記載の駆動装置。
10. 力伝導体（６２または６３）および制御スライダ（６４）が、唯一の、射出成形技術で製作される構成部分を成す、請求項９記載の駆動装置。
11. ２つのチップカード収容ユニット（３２，３３）が相並んで配置されている場合に、制御スライダ（１０，６４）に、２つの、実質的に同一の力伝導体（１４，１５または６２，６３）が対応配置されている、請求項１記載の駆動装置。
12. 力伝導体（１４，１５または６２，６３）に対応配置されたガイド（１３，７４）が実質的に、少なくとも制御スライダ（１０，６４）と、該制御スライダ（１０，６４）を駆動する伝動装置（３，６，７，８）とを支承するハウジング（１）内に形成されている、請求項１１記載の駆動装置。

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