JP2005510495A - 着色剤における糖界面活性剤および脂肪酸部分グリセリドの新規な使用 - Google Patents

着色剤における糖界面活性剤および脂肪酸部分グリセリドの新規な使用 Download PDF

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Abstract

糖界面活性剤、部分グリセリドおよび着色成分を含んで成る新規の活性物質組合せを使用することによって、該着色成分の着色性能、および該組合せで処置した繊維の構造を実質的に向上させることができる。

Description

本発明は、繊維、特にケラチン繊維の処置用の製剤における、糖界面活性剤および脂肪酸部分グリセリドおよび特定の変色成分の活性成分組合せの使用に関する。
現在、ヒト毛髪は、ヘアケア製剤を用いて種々の方法で処置されている。そのような処置は、例えば、シャンプーでの毛髪の洗浄、リンスおよびトリートメントでの毛髪のケアおよび再生、ならびに着色および染色処方物、ウェーブ処方物および整髪製剤での毛髪の漂白、着色および付形を包含する。
毛髪を染色および着色する製剤は、重要な種類の美容製剤である。それらは、特定使用者の要望に基づいて、自然の毛髪色に、より明るいまたはより暗い色合いを与え、全く異なる毛髪色を生じ、または、例えば灰色のような、望まれない色をカバーするのに使用しうる。一般的な毛髪着色剤は、要求される色または色の持続性に応じて、酸化染料に基づくかまたは直接染料に基づいて配合される。多くの場合、特定の色合いを得るために、酸化染料および直接染料の組合せも使用される。
優れた染料は、高い着色力に特徴がある。それらは、汗、洗浄および光に対する堅牢性を示し、毒物学的および皮膚科学的に安全であることも要求される。その物質が、種々の基本処方物において高溶解性を有する場合も有利である。
酸化染料に基づく着色剤は、艶のある永続的な色を生じる。しかし、それらは、例えば過酸化水素溶液のような強酸化剤の使用を必要とする。これは、着色された毛髪にダメージを与えうる。後に、そのようなダメージを適切なケア製品によって修復しなければならない。それに加えて、極めて敏感な人の場合に、これらの着色剤と接触した皮膚が好ましくない反応を生じうる。
直接染料に基づく着色剤は、酸化剤を必要とせず、中性付近のpH値で配合できる。直接染料に基づく着色剤の重大な短所は、得られた色の低洗浄堅牢性である。多くの場合、染料分子の毛髪への吸収力および着色された毛髪の艶も、充分に満足できるものではない。
より優れた着色結果は、酸化剤と共に直接染料を使用することによって得られる。この方法によって、直接染料の毛髪への吸収力が増加する。しかし、同時に、着色された毛髪にダメージを与えうる。
概して、濃い金髪または比較的明るい色の毛髪は、明色化処置、いわゆる金髪染色処置に適している。金髪染色処置の基本原理は当業者に既知であり、関連する論文、例えば、K. Schrader、「Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika」、第2版、1989、Dr. Alfred Huethig Verlag, Heidelberg、および、W. Umbach編、「Kosmetik」、第2版、1995、Georg Thieme Verlag, Stuttgart/New Yorkに包括的に記載されている。
ヒトの毛髪の金髪染色、特にいわゆるトレス適用に関して、固体酸化剤を含有する固体またはペースト状製剤を、一般に、使用の直前に稀過酸化水素溶液と混合する。得られた混合物を髪に適用し、次に、所定の接触時間後に洗い流す。
商業的に入手可能な金髪染色製剤は、最適であるとはまだ考えられない。明色化または着色の程度が充分ではなく、一般的な金髪染色製剤によって、毛髪構造を酸化的に弱くすることは好ましくない。
前記製剤(金髪染色製剤および直接染料に基づく着色剤)は、以下において「変色製剤」と称する。これらの製品の着色性能は、金髪染色製剤の明色化性能、および直接染料の増加した吸収能力の両方を含むものと理解される。両製剤は、変色活性成分(C)を重要活性成分として含有する。金髪染色製剤の場合、固体ペルオキソ化合物を変色活性成分として使用する(C1)。直接染料に基づく着色剤は、直接染料を変色活性成分として含有する(C2)。
着色剤におけるアルキルグリコシドの使用は、EP 0655905 B1から既知である。DE-OS 19919089は、毛髪構造を強くし、皮膚科学的に安全な、糖界面活性剤および脂肪酸部分グリセリドを含有する毛髪着色製剤を開示している。しかし、いずれの文献も、活性成分を金髪染色製剤に使用した場合の、明色化性能の増加および毛髪構造の強化について何ら開示していない。
意外にも、糖界面活性剤および脂肪酸部分グリセリドから成る本発明の活性成分組合せを使用することによって、着色性能を顕著に増加させることができ、同時に、繊維、特にケラチン繊維の構造を強化できることが見出された。
従って、第一の態様において、本発明は、変色製剤の着色性能を向上させ、同時に、繊維、特にケラチン繊維の構造を強化するための、下記の成分から成る活性成分組合せ(W)の使用に関する:
a)アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシド(A1)および脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミド(A2)から成る群から選択される少なくとも1つの糖界面活性剤(A);
b)少なくとも1つの脂肪酸部分グリセリド(B);および
c)固体ペルオキソ処方物(C1)の群および/または直接染料(C2)の群から選択される変色成分(C)。
本発明に使用される活性成分組合せ(W)は、変色製剤の着色性能、即ち明色化作用、および/または、ポリエステルのような合成繊維、および綿、特にケラチン繊維のような天然繊維の直接染料の吸収および構造を改良する。
本発明に関して、ケラチン繊維は、毛皮、羊毛、羽毛、特にヒト毛髪を包含するものと理解される。
本発明の活性成分組合せ(W)は、糖界面活性剤(A)を第一必須成分として含有する。
第一の態様において、糖界面活性剤は、アルキルまたはアルケニルオリゴグリコシド(A1)である。これらの糖界面活性剤は、式(I)で示される既知の非イオン界面活性剤である:
Figure 2005510495
[式中、
R1は、4〜22個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基であり;
Gは、5または6個の炭素原子を有する糖単位であり;
pは、1〜10の数値である]。
それらは、調製有機化学の適切な方法によって得られる。Biermanら、Starch/Staerke 45, 281(1993)、B. Salka、Cosm. Toil. 108, 89(1993)、およびJ. Kahre、SOEFW-Journal No.8, 598(1995)に示されている概要を、これに関して得られる広範囲な文献の代表的なものとして記載する。
アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシドは、5または6個の炭素原子を有するアルドースまたはケトース、好ましくはグルコースから誘導しうる。従って、好ましいアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグルコシドである。一般式(I)における指数pは、オリゴマー化度(DP)、即ち、モノ−およびオリゴグリコシドの分布を示し、1〜10の数である。特定の化合物におけるpは、常に整数でなければならず、特に1〜6の数値であると考えられるが、あるアルキルオリゴグリコシドのp値は、分析によって求められる計算値であり、一般に端数である。1.1〜3.0の平均オリゴマー化度pを有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを使用するのが好ましい。1.7未満、特に1.2〜1.4のオリゴマー化度を有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、適用の見地から好ましい。アルキルまたはアルケニル基R1は、4〜11個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する第一級アルコールから誘導しうる。代表的な例は、ブタノール、カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコールおよびウンデシルアルコール、および、例えば工業用脂肪酸メチルエステルの水素化またはレーレンのオキソ合成からのアルデヒドの水素化において得られるそれらの工業用混合物である。蒸留による工業用C8〜18ヤシ油脂肪アルコールの分離において初留として得られ、6wt%未満のC12アルコールを不純物として含有しうるC8〜C10の鎖長を有するアルキルオリゴグルコシド(DP=1〜3)、および工業用C9/11オキソアルコールに基づくアルキルオリゴグルコシド(DP=1〜3)が好ましい。さらに、アルキルまたはアルケニル基R1は、12〜22個、好ましくは12〜14個の炭素原子を有する第一級アルコールから誘導することもできる。代表的な例は、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブラシジルアルコール、および前記のようにして得られるそれらの工業用混合物である。1〜3のDPを有する水素化C12/14ヤシ油脂肪アルコールに基づくアルキルオリゴグルコシドが好ましい。
本発明の第二の態様(A2)において、糖界面活性剤は、脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミド、式(II)で示される非イオン界面活性剤である:
Figure 2005510495
[式中、
R2COは、6〜22個の炭素原子を有する脂肪族アシル基であり;
R3は、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル基であり;
[Z]は、3〜12個の炭素原子および3〜10個のヒドロキシル基を有する直鎖または分岐鎖ポリヒドロキシアルキル基である]。
脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、アンモニア、アルキルアミンまたはアルカノールアミンによる還元糖の還元的アミノ化、次に、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステルまたは脂肪酸塩化物でのアシル化によって、一般に得られる既知の化合物である。それらの製造方法は、US 1985424、US 2016962、US 2703798、およびWO 92/06984に開示されている。H. Kelkenbergによるこれについての概略が、Tens. Surf. Det. 25, 8(1988)に記載されている。脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、5または6個の炭素原子を有する還元糖、特にグルコースから誘導するのが好ましい。従って、好ましい脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、式(III)で示される脂肪酸−N−アルキルグルカミドである:
Figure 2005510495
好ましい脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミドは、R3が水素またはアルキル基であり、R2COが、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸またはエルカ酸またはそれらの工業用混合物のアシル成分を表す。メチルアミンでのグルコースの還元的アミノ化、次に、ラウリン酸またはC12/14ヤシ油脂肪酸または対応する誘導体でのアシル化によって得られる脂肪酸−N−アルキルグルカミド(III)が特に好ましい。加えて、ポリヒドロキシアルキルアミドは、マルトースおよびパラチノースからも誘導しうる。
糖界面活性剤は、本発明に使用される製剤中に、全製剤に基づいて好ましくは0.1〜20wt%、特に0.5〜5wt%の量で存在する。
本発明の活性成分組合せの第二必須成分は、脂肪酸部分グリセリドである。この脂肪酸部分グリセリドは、モノグリセリド、ジグリセリドおよびそれらの工業用混合物である。工業用生成物を使用する場合、製造工程からの少量のトリグリセリドも存在する場合がある。部分グリセリドは、好ましくは、式(IV):
Figure 2005510495
で示され、式中、R4、R5およびR6は、互いに独立に、水素、または6〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖、飽和および/または不飽和アシル基を表し、但し、これらの置換基の少なくとも1つはアシル基であり、少なくとも1つは水素であるものとする。(m+n+q)の合計は、0または1〜100の数値、好ましくは0または5〜25の数値である。好ましくは、R4はアシル基であり、R5およびR6は水素原子であり、(m+n+q)の合計は0である。代表的な例は、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸、ならびにそれらの工業用混合物に基づくモノ−および/またはジグリセリドである。オレイン酸モノグリセリドを使用するのが好ましい。
脂肪酸部分グリセリドは、本発明に使用される製剤中に、全製剤に基づいて好ましくは0.1〜20wt%、特に0.5〜5wt%の量で存在する。
本発明は、活性成分組合せが、いくつかの糖界面活性剤および/またはいくつかの脂肪酸部分グリセリドを含有する態様も包含する。
本発明の第一の態様において、固体ペルオキソ化合物が必須着色成分(C1)として存在する。基本的に、このペルオキソ化合物の選択に制限はない。当業者に既知の一般的なペルオキソ化合物は、例えば、ペルオキシ二硫酸アンモニウム、ペルオキシ二硫酸カリウム、ペルオキシ二硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、ペルオキシ二燐酸カリウム、過炭酸塩、例えば、過炭酸マグネシウム、過酸化物、例えば過酸化バリウム、および過硼酸塩、尿素過酸化物およびメラミン過酸化物である。組み合わせて使用してもよいこれらのペルオキソ化合物の中で、無機化合物が本発明に好ましい。ペルオキシ二硫酸塩、特に少なくとも2つのペルオキシ二硫酸塩の組合せが、特に好ましい。
ペルオキソ化合物は、好ましくは20〜80wt%、特に40〜70wt%の量で本発明の組成物に存在する。
本発明の第二の態様は、直接染料を必須着色成分(C2)として含有する。好適な染料は、一般に、ニトロフェニレンジアミン、ニトロアミノフェノール、アゾ染料、アントラキノンまたはインドフェノールである。特に好適な直接染料は、下記の国際名または市販名で既知の化合物である。HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー5、HCイエロー6、ベーシックイエロー57、ディスパースオレンジ3、HCレッド3、HCレッドBN、ベーシックレッド76、HCブルー2、HCブルー12、ディスパースブルー3、ベーシックブルー99、HCバイオレット1、ディスパースバイオレット1、ディスパースバイオレット4、ディスパースブラック9、ベーシックブラウン16およびベーシックブラウン17、ならびに1,4−ビス−(β−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン、4−アミノ−2−ニトロジフェニルアミン−2'−カルボン酸、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、ヒドロキシエチル−2−ニトロトルイジン、ピクラミン酸、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息香酸および2−クロロ−6−エチルアミノ−1−ヒドロキシ−4−ニトロベンゼン。
天然染料、例えば、ヘンナレッド、ヘンナニュートラル、ヘンナブラック、カモミールブロッサム、サンダルウッド、ブラックティー、ブラックアルダーバーク、ロッグウッド、マッダールート、カテキュー、セダーおよびアルカネットも存在しうる。
本発明の組成物に使用するのに好適な直接染料に関して、特に下記のものも参照される:Ch. Zviak, The Science of Hair Care, Chapter 7(p.248-250、直接染料)、Series「Dermatology」(編者:Ch. CulnanおよびH. Maibach)の第7巻として発行、Marcel Dekker Inc., New York/Basle, 1986;および「Europaeische Inventar der Kosmetik-Rohstoffe」、Europaeische Gemeinschaft発行、Bundesverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fuer Arzneimittel, Reformwaren und Koerperpflegemittel d.V., Mannheimからディスク形態で入手可能。
直接染料は、本発明の組成物中に、全組成物に基づいて好ましくは0.01〜20wt%、特に0.1〜5wt%の量で存在する。
本発明は、固体ペルオキソ化合物(C1)および直接染料(C2)の両方が存在する態様も当然包含する。これらは、例えば、金髪色調をシェーディングする直接染料を含有する金髪染色製剤であってもよい。
特に変色が酸化的である場合(空気中酸素または他の酸化剤、例えば過酸化水素および/または固体ペルオキソ化合物を使用)、変色製剤は、緩い酸性ないしアルカリ性のpH、即ち、約2〜11のpHに一般に調節される。この目的のために、着色料は、アルカリ化剤、一般に、アルカリ金属またはアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、炭酸水素、ヒドロキシカルボネート、シリケート、特にメタシリケート、およびアルカリ金属燐酸塩、アンモニアまたは有機アミンを含有する。好ましいアルカリ化剤は、モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオール、2−アミノ−2−エチルプロパン−1,3−ジオール、2−アミノ−2−メチルブタノールおよびトリエタノールアミン、アルカリ金属およびアルカリ土類金属水酸化物、ヒドロキシカーボネートおよびメタシリケートである。この群の中で、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノールおよび2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオールが特に好ましい。ω−アミノ酸、例えばω−アミノカプロン酸も、アルカリ化剤として使用しうる。
好ましい態様において、少なくとも2種類のアルカリ化剤が本発明製剤に存在しうる。シリケートおよびヒドロキシカーボネートの混合物が好ましい。
本発明の金髪染色製剤は、好ましくは0.1〜30wt%、特に1〜25wt%の量でアルカリ化剤を含有する。
変色を酸化的方法で行う場合、一般的な酸化剤、例えば、特に過酸化水素または尿素へのその付加生成物、メラミンまたは硼酸ナトリウムを使用しうる。酵素を使用して酸化を行ってもよく、酵素は、ペル化合物の酸化を生じさせるため、および存在する少量の酸化剤、または好適な第一級中間体(還元剤)からの電子を空気中酸素に移動させる酵素の作用を強化するための両方に、使用される。好ましい酵素は、オキシダーゼ、例えば、チロシナーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼおよびラッカーゼ、ならびにグルコースオキシダーゼ、ウリカーゼまたはピルビン酸オキシダーゼである。少量(例えば、全製剤に基づいて1%またはそれ以下)の過酸化水素の作用を、ペルオキシダーゼによって強化する方法も挙げられる。
酸化剤の製剤は、適用の直前に、直接染料を含有する製剤と混合するのが好ましい。形成された即用製剤は、4〜11のpHを有するのが好ましい。特に好ましい態様において、変色製剤は緩い酸性媒体において使用される。適用温度は15〜40℃であってよいが、好ましくは頭皮の温度である。約5〜45分間、好ましくは15〜30分間の接触時間後に、濯ぎによって、変色製剤を変色される毛髪から除去する。高界面活性剤含有量のキャリヤーを使用した場合、シャンプーで洗髪する必要はない。
その他に、特定の金属イオンを製剤に添加することによって、変色の発生を補助し促進しうる。そのような金属イオンの例は、Zn2+、Cu2+、Fe2+、Fe3+、Mn2+、Mn4+、Li、Mg2+、Ca2+およびAl3+である。Zn2+、Cu2+およびMn2+が特に好適である。基本的に、金属イオンは、生理的に適合性の塩の形態で使用しうる。好ましい塩は、酢酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、乳酸塩および酒石酸塩である。必要であれば、これらの金属塩を使用することによって、変色の発生を促進することができ、色合いに影響を与えることができる。
本発明の他の好ましい態様において、本発明の活性成分(W)の作用を、脂肪化合物(D)によってさらに促進することができる。これに関する脂肪化合物は、固体形態および水性分散物の形態の両方で存在しうる脂肪酸、脂肪アルコール、天然および合成ワックス、天然および合成整髪油成分であるものと理解される。
好適な脂肪酸(D1)は、直鎖および/または分岐鎖、飽和および/または不飽和C6〜30脂肪酸である。C10〜22脂肪酸が好ましい。そのような脂肪酸の例は、イソステアリン酸、例えば市販製品EmersolTM 871およびEmersolTM 875、およびイソパルミチン酸、例えば市販製品EdenorTM IP 95、および商品名EdenorTM(Cognis)で市販されている他の全ての脂肪酸を包含する。そのような脂肪酸の他の代表的な例は、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸、ならびに、例えば、天然油脂の加圧加水分解、レーレンのオキソ合成からのアルデヒドの酸化、または不飽和脂肪酸の二量化において得られるそれらの工業用混合物である。一般に、ヤシ油またはパーム油から得られる脂肪酸カットは特に好ましく、ステアリン酸は極めて好ましい。
使用量は、0.1〜15wt%、好ましくは0.5〜10wt%であり、1つの特に好都合な態様においては1〜5wt%である。
好適な脂肪アルコール(D2)は、飽和、モノ−またはポリ不飽和、分岐または非分岐、C6〜30、好ましくはC10〜22、特にC12〜22脂肪アルコールである。本発明の目的に好適な脂肪アルコールは、例えば、デカノール、オクタノール、オクテノール、ドデセノール、デセノール、オクタジエノール、ドデカジエノール、デカジエノール、オレイルアルコール、エルシルアルコール、リシノリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、アラキジルアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ベヘニルアルコール、およびそれらのゲルベアルコールであり、それらは例にすぎず、即ち、それらに限定されるものではない。しかし、脂肪アルコールは、好ましくは天然脂肪酸に由来し、一般に、脂肪酸のエステルから還元によって得られる。牛脂、パーム油、落花生油、ナタネ油、綿実油、ダイズ油、ヒマワリ油およびアマニ油のような天然トリグリセリドの還元によって得られる脂肪アルコールカット、または対応するアルコールとのそれらのエステル交換生成物から形成され、従って、種々の脂肪アルコールの混合物である脂肪酸エステルも本発明に使用するのに好適である。そのような物質は、例えば下記の商品名で、商業的に入手できる:StenolTM、例えばStenolTM 1618、またはLanetteTM、例えばLanetteTM O、またはLorolTM、例えばLorolTM C8、LorolTM C14、LorolTM C18、LorolTM C8-18、HD-OcenolTM、CrodacolTM、例えばCrodacolTM CS、NovolTM、EutanolTM G、GuerbitolTM 16、GuerbitolTM 18、GuerbitolTM 20、IsofolTM 12、IsofolTM 16、IsofolTM 24、IsofolTM 36、IsocarbTM 12、IsocarbTM 16またはIsocarbTM 24。例えば商品名CoronaTM、White SwanTM、CoronetTMまたはFluilantTMの商品名で商業的に入手可能な羊毛蝋アルコールも当然、本発明に使用しうる。脂肪アルコールは、全製剤に基づいて0.1〜30wt%、好ましくは0.1〜20wt%の量で使用される。
本発明に使用するのに好適な天然または合成ワックス(D3)は、固形パラフィンまたはイソパラフィン、カルナウバ蝋、蜜蝋、カンデリラ蝋、オゾケライト、セレシン、鯨蝋、ヒマワリワックス、フルーツワックス、例えばリンゴワックスまたはシトラスワックス、PEまたはPPのマイクロワックスを包含する。そのようなワックスは、例えばKahl & Co., Trittauから商業的に入手可能である。
ワックスは、全製剤に基づいて0.1〜50wt%、好ましくは0.1〜20wt%、特に0.1〜15wt%の量で使用される。
本発明の活性成分の作用を促進しうる天然および合成整髪油成分(D4)の例は下記のものである:
− 植物油。そのような油の例は、ヒマワリ油、オリーブ油、ダイズ油、ナタネ油、扁桃油、ホホバ油、オレンジ油、麦芽油、桃仁油、およびヤシ油の液体フラクションである。しかし、他のトリグリセリド油、例えば牛脂の液体フラクション、および合成トリグリセリド油も好適である;
− 液体パラフィン油、イソパラフィン油、合成炭化水素、および12〜36個、特に12〜24個の炭素原子を有するジ−n−アルキルエーテル、例えば、ジ−n−オクチルエーテル、ジ−n−デシルエーテル、ジ−n−ノニルエーテル、ジ−n−ウンデシルエーテル、ジ−n−ドデシルエーテル、n−ヘキシル−n−オクチルエーテル、n−オクチル−n−デシルエーテル、n−デシル−n−ウンデシルエーテル、n−ウンデシル−n−ドデシルエーテルおよびn−ヘキシル−n−ウンデシルエーテル、およびジtert−ブチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジ−3−エチルデシルエーテル、tert−ブチル−n−オクチルエーテル、イソペンチル−n−オクチルエーテルおよび2−メチルペンチル−n−オクチルエーテル。市販製品として入手できる化合物1,3−ジ−(2−エチルヘキシル)−シクロヘキサンおよびジ−n−オクチルエーテル(それぞれCetiolTM SおよびCetiolTM OE)が好ましい;
− エステル油。エステル油は、C6〜30脂肪酸とC2〜30脂肪アルコールとのエステルであるものと理解される。2〜24個の炭素原子を有するアルコールと脂肪酸とのモノエステルが好ましい。エステルに使用される脂肪酸成分の例は、カプロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸、ならびに、例えば、天然油脂の加圧加水分解、レーレンのオキソ合成からのアルデヒドの酸化、または不飽和脂肪酸の二量化において得られるそれらの工業用混合物である。エステル油における脂肪アルコール成分の例は、イソプロピルアルコール、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノリルアルコール、リノレニルアルコール、エレオステアリルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコ−ルおよびブラシジルアルコール、ならびに、例えば、油脂に基づく工業用メチルエステルまたはレーレンのオキソ合成からのアルデヒドの高圧水素化において得られるか、または不飽和脂肪アルコールの二量化においてモノマーフラクションとして得られるそれらの工業用混合物である。本発明によれば、下記のものが好ましい:イソプロピルミリステート(RilanitTM IPM)、イソノナン酸C16〜18アルキルエステル(CetiolTM SN)、2−エチルヘキシルパルミテート(CegesoftTM 24)、ステアリン酸−2−エチルヘキシルエステル(CetiolTM 868)、セチルオレエート、グリセロールトリカプリレート、ココ脂肪アルコールカプレート/カプリレート(CetiolTM LC)、n−ブチルステアレート、オレイルエルケート(CetiolTM J 600)、イソプロピルパルミテート(RilanitTM IPP)、オレイルオレエート(CetiolTM)、ラウリン酸ヘキシルエステル(CetiolTM A)、ジ−n−ブチルアジペート(CetiolTM B)、ミリスチルミリステート(CetiolTM MM)、セテアリルイソノナノエート(CetiolTM SN)、オレイン酸デシルエステル(CetiolTM V);
− ジカルボン酸エステル、例えば、ジ−n−ブチルアジペート、ジ−(2−エチルヘキシル)−アジペート、ジ−(2−エチルヘキシル)−スクシネートおよびジイソトリデシルアセラエート、およびジオールエステル、例えば、エチレングリコールジオレエート、エチレングリコールジイソトリデカノエート、プロピレングリコールジ−(2−エチルヘキサノエート)、プロピレングリコールジイソステアレート、プロピレングリコールジペラルゴネート、ブタンジオールジイソステアレート、ネオペンチルグリコールジカプリレート;
− DE-OS 19756454に開示されているような炭酸と脂肪アルコールとの対称、非対称または環状エステル、例えば、グリセロールカーボネートまたはジカプリリルカーボネート(CetiolTM CC);
− 飽和および/または不飽和直鎖および/または分岐鎖脂肪酸とグリセロールとのトリ脂肪酸エステル。
本発明に使用される製剤において、天然および合成整髪油成分は、全製剤に基づいて一般に0.1〜30wt%、好ましくは0.1〜20wt%、特に0.1〜15wt%の量で使用される。
本発明の製剤における油脂成分の合計量は、全調整物に基づいて一般に0.5〜75wt%である。本発明によれば、0.5〜35wt%の量が好ましい。
活性成分(W)と界面活性剤(E)との組合せも好都合であることがわかっている。他の好ましい態様において、本発明に使用される製剤は、界面活性剤を含有する。界面活性剤は、表面および界面に吸着層を形成するか、または容積相において凝集してミセル性コロイドまたは親液性中間相を形成しうる、界面活性な物質であるものと理解される。界面活性剤は、疎水基および負荷電親水性頭基から成る陰イオン界面活性剤;負電荷および補償正電荷の両方を有する両性界面活性剤;疎水基の他に、正荷電親水基を有する陽イオン界面活性剤;および、電荷を有さないが、強い双極子モーメントを有し、水溶液において重度に水和する非イオン界面活性剤;に分類される。界面活性剤のより詳しい定義および特性は、H.-D. Doerfler, Grenzflaechen- und Kolloidchemie, VCH Verlagsgesellschaft mbH, Weinheim, 1994に記載されている。ここに記載した定義は、該文献のp.190以下に記載されている。
本発明の製剤に好適な陰イオン界面活性剤(E1)は、ヒト身体における使用に好適なあらゆる陰イオン界面活性物質である。そのような物質は、水溶性陰イオン基、例えば、炭酸、硫酸、スルホン酸または燐酸基、および約8〜30個の炭素原子を有する脂肪親和性アルキル基を特徴とする。その他に、グリコールまたはポリグリコールエーテル基、エステル、エーテルおよびアミドおよびヒドロキシル基も、分子中に存在しうる。好適な陰イオン界面活性剤(ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩、ならびにアルカノール基に2〜4個の炭素原子を有するモノ−、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩の形態)の例を下記に示す:
− 8〜30個の炭素原子を有する直鎖および分岐鎖脂肪酸(石鹸);
− 式:R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[Rは、8〜30個の炭素原子を有する直鎖アルキル基であり、xは、0または1〜16である]で示されるエーテルカルボン酸;
− アシル基に8〜24個の炭素原子を有するアシルサルコシド;
− アシル基に8〜24個の炭素原子を有するアシルタウリド;
− アシル基に8〜24個の炭素原子を有するアシルイセチオネート;
− アルキル基に8〜24個の炭素原子を有するスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエステル、およびアルキル基に8〜24個の炭素原子を有し、1〜6個のオキシエチル基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル;
− 8〜24個の炭素原子を有する直鎖アルカンスルホネート;
− 8〜24個の炭素原子を有する直鎖α−オレフィンスルホネート;
− 8〜30個の炭素原子を有する脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル;
− 式:R−O(CH2−CH2O)x−SO3H[Rは、好ましくは8〜30個の炭素原子を有する直鎖アルキル基であり、xは、0または1〜12である]で示されるアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート;
− DE-A-3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物;
− DE-A-3723354による、硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンおよび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル;
− DE-A-3926344による、8〜24個の炭素原子および1〜6個の二重結合を有する不飽和脂肪酸のスルホネート;
− 約2〜15分子のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと8〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとの付加生成物の形態のアルコールと、酒石酸およびクエン酸とのエステル;
− 下記式(E1−I)で示されるアルキルおよび/またはアルケニルエーテルホスフェート:
Figure 2005510495
[式中、
R1は、好ましくは、8〜30個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基であり;
R2は、水素、基(CH2CH2O)nR1またはXであり;
nは、1〜10の数値であり;
Xは、水素、アルカリ金属またはアルカリ土類金属またはNR3R4R5R6であり;
R3〜R6は、互いに独立に、水素またはC1〜4炭化水素基を表す];
− DE-OS 19736906.5に開示されているような、下記式(E1−II)で示される硫酸化脂肪酸アルキレングリコールエステル:
Figure 2005510495
[式中、
R7COは、6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖、脂肪族、飽和および/または不飽和アシル基であり;
AlkOは、CH2CH2、CHCH3CH2および/またはCH2CHCH3を表し;
nは、0.5〜5の数値であり;
Mは、陽イオンである];
− 下記式(E1−III)で示されるモノグリセリドスルフェートおよびモノグリセリドエーテルスルフェート:
Figure 2005510495
[式中、
R8COは、6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アシル基であり;
x、yおよびzは、一緒になって、0または1〜30、好ましくは2〜10の数値を表し;
Xは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である]。
本発明に好適なモノグリセリド(エーテル)スルフェートの代表的な例は、ラウリン酸モノグリセリド、ヤシ脂肪酸モノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド、ステアリン酸モノグリセリド、オレイン酸モノグリセリドおよび獣脂脂肪酸モノグリセリドならびにそれらのエチレンオキシドアダクトと、ナトリウム塩の形態の三酸化硫黄またはクロロスルホン酸との反応生成物である。例えばEP-B1 0561825、EP-B1 0561999、DE-A1 4204700、またはA.K. Biswasら、J. Am. Oil. Chem. Soc. 37, 171(1960)およびF.U. Ahmed, J. Am. Oil. Chem. Soc. 67, 8(1990)に記載されているような、R8COが8〜18個の炭素原子を有する直鎖アシル基である式(E1−III)のモノグリセリドスルフェートを使用するのが好ましい;
− EP 0690044に開示されているアミドエーテルカルボン酸;
− C8〜30脂肪アルコールと、タンパク質水解物および/またはアミノ酸との縮合生成物、およびタンパク質脂肪酸縮合物として当業者に既知のそれらの誘導体、例えば、LameponTM 型、GluadinTM 型、HostaponTM KCG型またはAmisoftTM 型。
好ましい陰イオン界面活性剤は、アルキル基に10〜18個の炭素原子を有し、分子中に12個までのグリコールエーテル基を有するアルキルスルフェート、アルキルポリグリコールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸;アルキル基に8〜18個の炭素原子を有するスルホコハク酸モノアルキルおよびジアルキルエステル;アルキル基に8〜18個の炭素原子を有し、1〜6個のヒドロキシエチル基を有するスルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル;モノグリセリドスルフェート;アルキルおよびアルケニルエーテルホスフェート;および、蛋白質脂肪酸縮合物である。
双性イオン界面活性剤(E2)は、少なくとも1個の第四アンモニウム基および少なくとも1個の−COO(−)または−SO3 (−)基を分子中に有する界面活性化合物である。特に好適な双性イオン界面活性剤は、いわゆるベタイン、例えば、アルキル基またはアシル基に8〜18個の炭素原子を有するN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート、N−アシルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート、例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート、および2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリン、およびココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン界面活性剤は、コカミドプロピルベタインのINCI名で既知の脂肪酸アミド誘導体である。
両性界面活性剤(E3)は、C8〜24アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中に有し、分子内塩を形成することができる界面活性化合物である。好適な両性界面活性剤の例は、アルキル基に約8〜24個の炭素原子を有するN−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−アルキルアミノプロピオン酸、およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12〜18アシルサルコシンである。
非イオン界面活性剤(E4)は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコールエーテル基、またはポリオールおよびポリグリコールエーテル基の組合せを、親水基として含有する。そのような化合物の例は、下記のものである:
− 8〜30個の炭素原子を有する直鎖および分岐鎖脂肪アルコール、8〜30個の炭素原子を有する脂肪酸、およびアルキル基に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールへの、2〜50molのエチレンオキシドおよび/または0〜5molのプロピレンオキシドの付加生成物;
− 直鎖および分岐鎖C8〜30脂肪アルコール、C8〜30脂肪酸、およびアルキル基に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールへの、2〜50molのエチレンオキシドおよび/または0〜5molのプロピレンオキシドのメチル−またはC2〜6アルキル末端キャップ付加生成物、例えば、商品名DehydolTM LS、DehydolTM LT(Cognis)で商業的に得られる種類;
− 1〜30モルのエチレンオキシドのグリセロールへの付加生成物のC12〜30脂肪酸モノエステルおよびジエステル;
− 5〜60molのエチレンオキシドのヒマシ油および水素化ヒマシ油への付加生成物;
− ポリオール脂肪酸エステル、例えば、市販製品HydagenTM HSP(Cognis)またはSovermol型(Cognis);
− アルコキシル化トリグリセリド;
− 式(E4−1)で示されるアルコキシル化脂肪酸アルキルエステル:
Figure 2005510495
[式中、
R1COは、6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖、飽和および/または不飽和アシル基であり;
R2は、水素またはメチルであり;
R3は、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキル基であり;
wは、1〜20の数値である];
− アミンオキシド;
− 例えばDE-OS 19738866に開示されているヒドロキシ混合エーテル;
− ソルビタン脂肪酸エステル、およびエチレンオキシドのソルビタン脂肪酸エステルへの付加生成物、例えばポリソルベート;
− 糖脂肪酸エステル、およびエチレンオキシドの糖脂肪酸エステルへの付加生成物;
− エチレンオキシドの脂肪酸アルカノールアミドおよび脂肪アミンへの付加生成物。
好ましい非イオン界面活性剤は、脂肪アルコールまたは脂肪酸1molにつきエチレンオキシド2〜30molを含有する飽和直鎖脂肪アルコールおよび脂肪酸へのアルキレンオキシド付加生成物である。エトキシル化グリセロールの脂肪酸エステルを非イオン界面活性剤として含有する場合にも、優れた特性を有する製剤が得られる。
これらの化合物は下記のパラメーターを特徴とする。アルキル基Rは6〜22個の炭素原子を有し、直鎖および分岐鎖の両方であってよい。第一級直鎖および2−メチル分岐鎖脂肪族基が好ましい。そのようなアルキル基の例は、1−オクチル、1−デシル、1−ラウリル、1−ミリスチル、1−セチルおよび1−ステアリルである。1−オクチル、1−デシル、1−ラウリルおよび1−ミリスチルが特に好ましい。いわゆる「オキソアルコール」を出発物質として使用する場合、アルキル鎖に奇数の炭素原子を有する化合物が一般的である。
界面活性剤として使用されるアルキル基含有化合物は、単一化合物であってよい。しかし、一般に、これらの化合物は、天然植物性または動物性原料から生成され、それによって、特定の原料に依存して種々のアルキル鎖長を有する混合物が得られる。
エチレンおよび/またはプロピレンオキシドの脂肪アルコールへの付加生成物、またはこれらの付加生成物の誘導体である界面活性剤は、「標準の」同族体分布を有する生成物および狭い同族体分布を有する生成物の両方であってよい。「標準の」同族体分布を有する生成物は、アルカリ金属、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属アルコレートを触媒として使用する脂肪アルコールとアルキレンオキシドとの反応において得られる同族体の混合物である。これに対して、狭い同族体分布は、例えば、ヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アルカリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコレートを触媒として使用した場合に得られる。狭い同族体分布を有する生成物の使用が有利である。
界面活性剤(E)は、本発明に使用される全製剤に基づいて0.1〜45wt%、好ましくは0.5〜30wt%、特に0.5〜25wt%の量で使用される。
第四アンモニウム化合物、エステルクァットおよびアミドアミン型の陽イオン界面活性剤(E5)も本発明に使用しうる。好ましい第四アンモニウム化合物は、アンモニウムハロゲン化物、特に塩化物および臭化物、例えば、アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメチルアンモニウムクロリド、例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド、およびクォーターニウム(Quaternium)-27およびクォーターニウム-83のINCI名で既知のイミダゾリウム化合物である。前記界面活性剤の長いアルキル鎖は、10〜18個の炭素原子を有するのが好ましい。
エステルクァットは、少なくとも1個のエステル官能基および少なくとも1個の第四アンモニウム基の両方を構造要素として含有する既知の物質である。好ましいエステルクァットは、脂肪酸とトリエタノールアミンとの四級化エステル塩、脂肪酸とジエタノールアルキルアミンとの四級化エステル塩、および脂肪酸と1,2−ジヒドロキシプロピルジアルキルアミンとの四級化エステル塩である。そのような生成物は、例えば、StepantexTM、DehyquartTMおよびArmocareTMの商品名で市販されている。製品ArmocareTM VGH-70、N,N−ビス−(2−パルミトイルオキシエチル)−ジメチルアンモニウムクロリド、およびDehyquartTM F-75、DehyquartTM C-4046、DehyquartTM L80およびDehyquartTM Au-35は、そのようなエステルクァットの例である。
アルキルアミドアミンは、ジアルキルアミノアミンでの天然または合成脂肪酸および脂肪酸カットのアミド化によって一般に生成される。本発明に特に好適なこの群の化合物は、TegoamidTM S 18の商品名で得られるステアルアミドプロピルジメチルアミンである。
陽イオン界面活性剤(E5)は、全製剤に基づいて好ましくは0.05〜10wt%、特に0.1〜5wt%の量で使用される。
陰イオン、非イオン、双性イオンおよび/または両性界面活性剤およびそれらの混合物は、本発明に使用するのに好都合である。
他の好ましい態様において、本発明の活性成分組合せ(W)の作用は、乳化剤(F)によって促進しうる。乳化剤は、相界面において、水−または油−安定性吸着層の形成を促進し、該層は、分散した液体粒子が融合するのを防止し、それによってエマルジョンを安定化させる。従って、乳化剤は(界面活性剤と同様に)、疎水および親水分子部分から構成される。親水性乳化剤はo/wエマルジョンを選択的に形成し、疎水性乳化剤はw/oエマルジョンを選択的に形成する。エマルジョンは、界面活性剤による安定化相界面を形成するエネルギーを使用した、1つの液体の他の液体における液体粒子状分散系であるものと理解される。これらの乳化界面活性剤または乳化剤の選択は、分散される物質、特定の外相およびエマルジョンの液体粒子の細かさに依存する。乳化剤のより詳しい定義および特性は、H.-D. Doerfler, Grenzflaechen- und Kolloidchemie, VCH Verlagsgesellschaft mbH, Weinheim, 1994に記載されている。本発明に使用しうる乳化剤の例を下記に示す:
− 4〜30molエチレンオキシドおよび/または0〜5molプロピレンオキシドの、直鎖C8〜22脂肪アルコール、C12〜22脂肪酸、およびアルキル基に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールへの付加生成物;
− 1〜30molエチレンオキシドの、C3〜6ポリオール、特にグリセロ−ルへの付加生成物のC12〜22脂肪酸モノ−およびジエステル;
− メチルグルコシド/脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミドおよび脂肪酸グルカミドへの、エチレンオキシドおよびポリグリセロール付加生成物;
− アルキル(オリゴ)グルコシドと脂肪アルコールとの混合物、例えば、商業的に入手可能な製品MontanovTM 68;
− 5〜60molエチレンオキシドの、ヒマシ油および水素化ヒマシ油への付加生成物;
− 3〜6個の炭素原子を有するポリオールと、飽和C8〜22脂肪酸との部分エステル;
− ステロール(ステリン)。ステロールは、ステロイド骨格の炭素原子3にヒドロキシル基を有し、動物組織(動物性ステロール)および植物性脂肪(フィトステロール)の両方から単離されるステロイドの基であるものと理解される。動物性ステロールの例は、コレステロールおよびラノステロールである。好適なフィトステロールの例は、エルゴステロール、スチグマステロールおよびシトステロールである。ステロールは、真菌および酵母菌からも単離される(いわゆる菌類ステロール)。
− 例えば卵黄または植物種子(例えば大豆)から、例えばレシチンまたはホスファチジルコリンとして得られる燐脂質、特にグルコース燐脂質;
− 糖または糖アルコール、例えばソルビトールの脂肪酸エステル;
− ポリグリセロールおよびポリグリセロール誘導体、例えばポリグリセロールポリ−12−ヒドロキシステアレート(市販製品DehymulsTM PGPH);
− 直鎖および分岐鎖C8〜30脂肪酸、およびそれらのNa、K、アンモニウム、Ca、MgおよびZn塩。
本発明の製剤は、全製剤に基づいて好ましくは0.1〜25wt%、特に0.5〜15wt%の量で乳化剤を含有する。
1つの好ましい態様において、本発明の製剤は、HLB値5〜18を有する少なくとも1つの非イオン乳化剤を含有する(HLB値の定義については、Roempp-Lexikon Chemie(編者:J. Falbe, M. Regitz)、第10版、Georg Thieme Verlag Stuttgart/New York(1997), p.1764参照)。HLB値5〜15を有する非イオン乳化剤は、本発明に使用するのに特に好都合である。
その他に、有利なことに、ポリマー(G)は、本発明の活性成分混合物(W)の作用を補助しうることが見出された。従って、好ましい態様において、ポリマーを本発明に使用される組成物に添加し、陽イオン、陰イオン、両性および非イオンポリマーが有効であることがわかっている。
陽イオンポリマー(G1)は、主鎖および/または側鎖に、「一時」または「永久」陽イオンであってよい基を含有するポリマーである。本発明によれば、「永久陽イオンポリマー」は、製剤のpHに関係なく陽イオン基を含有するポリマーである。これらは一般に、例えばアンモニウム基の形態の、第四窒素原子を含有するポリマーである。好ましい陽イオン基は、第四アンモニウム基である。第四アンモニウム基が、C1〜4炭化水素基によって、アクリル酸、メタクリル酸またはそれらの誘導体から構成されたポリマー主鎖に結合しているポリマーが、特に好適であることがわかっている。
特に好ましい陽イオンポリマーは、一般式(G1−I)で示されるホモポリマー:
Figure 2005510495
[式中:
R1は、−Hまたは−CH3であり;
R2、R3およびR4は、互いに独立に、C1〜4アルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基から選択され;
mは、1、2、3または4であり;
nは、自然数であり;
X-は、生理的に適合性の有機または無機陰イオンである]
および、式(G1−I)で示されるモノマー単位および非イオンモノマー単位から基本的に成るコポリマーである。これらのポリマーの中で、下記の条件の少なくとも1つが当てはまるポリマーが本発明に特に好ましい:
− R1がメチル基である;
− R2、R3およびR4がメチル基である;
− mが2の数値を有する。
生理的に適合性の対イオンX-は、例えば、ハロゲン化物イオン、硫酸イオン、燐酸イオン、メト硫酸イオン、ならびに有機イオン、例えば、乳酸イオン、クエン酸イオン、酒石酸イオンおよび酢酸イオンから選択しうる。ハロゲン化物イオン、特に塩化物イオンが好ましい。
特に好適なホモポリマーは、INCI名ポリクォーターニウム(Polyquaternium)-37の任意に架橋されたポリ(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド)である。必要であれば、ポリオレフィン的不飽和化合物、例えば、ジビニルベンゼン、テトラアリルオキシエタン、メチレンビスアクリルアミド、ジアリルエーテル、ポリアリルポリグリセリルエーテル、または糖または糖誘導体のアリルエーテル、例えば、エリトリトール、ペンタエリトリトール、アラビトール、マンニトール、ソルビトール、スクロースまたはグルコースを使用して架橋を行ってよい。メチレンビスアクリルアミドは、好ましい架橋剤である。
ホモポリマーは、30wt%以上のポリマー含有量パーセントを有する非水性ポリマー分散物の形態で使用するのが好ましい。そのようなポリマー分散物は、下記の商品名で商業的に入手可能である:
SalcareTM SC 95(約50%ポリマー含有量、他の成分:鉱油(INCI名:Mineral Oil)およびトリデシルポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンエーテル(INCI名:PPG-1-Trideceth-6));および
SalcareTM SC 96(約50%ポリマー含有量、他の成分:プロピレングリコールとカプリル酸およびカプリン酸の混合物とのジエステル(INCI名:プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート)と、トリデシルポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンエーテル(INCI名:PPG-1-Trideceth-6)との混合物)。
式(G1−I)で示されるモノマー単位を含有するコポリマーは、アクリルアミド、メタクリルアミド、C1〜4アルキルアクリレートおよびC1〜4アルキルメタクリレートを、非イオンモノマー単位として含有するのが好ましい。これらの非イオンモノマーの中で、アクリルアミドが特に好ましい。前記のホモポリマーのように、これらのコポリマーも架橋していてよい。本発明によれば、好ましいコポリマーは、架橋アクリルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマーである。モノマーが約20:80の重量比で存在するコポリマーは、約50%の非水性ポリマー分散物として、SalcareTM SC 92の商品名で商業的に入手可能である。
他の好ましい陽イオンポリマーの例は、下記のものである:
− CelquatTMおよびPolymer JRTMの商品名で商業的に入手可能な四級化セルロース誘導体。化合物CelquatTM H 100、CelquatTM L 200およびPolymer JRTM 400は、好ましい四級化セルロース誘導体である;
− DE-PS 4413868による陽イオンアルキルポリグリコシド;
− 陽イオン化蜂蜜、例えば、市販製品HoneyquatTM 50;
− 陽イオングアール誘導体、例えば、特に、CosmediaTM GuarおよびJaquarTMの商品名で市販されている製品;
− 四級基を含有するポリシロキサン、例えば、商業的に入手可能な製品Q2-7224(製造会社:Dow Corning;安定化トリメチルシリルアモジメチコーン)、Dow CorningTM 929 Emulsion(アモジメチコーンとしても既知のヒドロキシルアミノ修飾シリコーンを含有)、SM-2059(製造会社:General Electric)、SLM-55067(製造会社:Wacker)およびAbilTM−Quat 3270および3272(製造会社:Th. Goldschmidt;ジクォータナリーポリジメチルシロキサン、クォーターニウム-80);
− 重合体ジメチルジアリルアンモニウム塩、およびアクリル酸およびメタクリル酸のエステルおよびアミドとそれらとの共重合体。MerquatTM 100(ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド)およびMerquatTM 550(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマー)の商品名で商業的な入手可能な製品は、そのような陽イオンポリマーの例である;
− ビニルピロリドンと、ジアルキルアミノアクリレートおよびメタクリレートの四級化誘導体とのコポリマー、例えば、硫酸ジエチルで四級化したビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー。そのような化合物は、GafquatTM 734およびGafquatTM 755の商品名で商業的に入手可能である;
− LuviquatTM FC 370、FC 550、FC 905およびHM 552の商品名で商業的に入手可能なビニルピロリドン/ビニルイミダゾリニウムメトクロリドコポリマー;
− 四級化ポリビニルアルコール;および
− ポリクォーターニウム 2、ポリクォーターニウム 17、ポリクォーターニウム 18およびポリクォーターニウム 27の名称で既知の、ポリマー主鎖に第四窒素原子を含有するポリマー。
他の好適な陽イオンポリマーは、ポリクォーターニウム 24(市販製品:例えばQuatrisoftTM LM 200)の商品名で既知のポリマーである。Copolymer 845(製造会社:ISP)、GaffixTM VC 713(製造会社:ISP)、GafquatTM ASCP 1011、GafquatTM HS 110、LuviquatTM 8155およびLuviquatTM MS 370の商品名で既知のビニルピロリドンコポリマーも本発明に使用するのに好適である。
本発明の他の陽イオンポリマーは、いわゆる「一時陽イオン」ポリマーである。これらのポリマーは、第四アミノ基として存在し、即ち、特定pH値において陽イオンであるアミノ基を一般に含有する。好ましいそのようなポリマーは、例えばHydagenTM CMF、HydagenTM HCMF、KytamerTM PCおよびChitolamTM NB/101の商品名で、市場で自由に入手できるキトサンおよびその誘導体である。
本発明による好ましい陽イオンポリマーは、陽イオンセルロース誘導体およびキトサン酸およびキトサン誘導体、特に市販製品PolymerTM JR 400、HydagenTM HCMFおよびKytamerTM PC、陽イオングアール誘導体、陽イオン蜂蜜誘導体、特に市販製品HoneyquatTM 50、DE-PS 4413686による陽イオンアルキルポリグリコシド、およびポリクォーターニウム-37型のポリマーである。
陽イオンポリマーは、陽イオン化タンパク質水解物も包含し;基礎となるタンパク質水解物は、動物、例えば、コラーゲン、ミルクまたはケラチン、植物、例えば、コムギ、トウモロコシ、コメ、ポテト、ダイズまたはアーモンド、海洋生物、例えば、魚コラーゲンまたは藻類、または生物工学的に生成されるタンパク質水解物から得られる。本発明の陽イオン誘導体が基づくタンパク質水解物は、化学的加水分解、特にアルカリまたは酸加水分解、酵素加水分解および/または両形態の加水分解の組合せによって、対応するタンパク質から得られる。タンパク質の加水分解は、約100ダルトン〜数千ダルトンの分子量分布を有するタンパク質水解物を一般に生じる。好ましいタンパク質水解物は、基礎となるタンパク質成分が100〜25,000ダルトン、好ましくは250〜5,000ダルトンの分子量を有するタンパク質水解物である。陽イオンタンパク質水解物は、四級化アミノ酸およびそれらの混合物も包含するものと理解される。タンパク質水解物またはアミン酸の四級化は、多くの場合、第四アンモニウム塩、例えば、N,N−ジメチル−N−(n−アルキル)−N−(2−ヒドロキシ−3−クロロ−n−プロピル)−アンモニウムハライドを使用して行われる。陽イオンタンパク質水解物は、さらに誘導してもよい。本発明の陽イオンタンパク質水解物および誘導体の代表的な例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook(第7版、1997、The Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association, 1101 17th Street, N.W., Suite 300, Washington, DC 20036-4702)にINCI名で記載されている商業的に入手可能な下記の製品である:
ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解カゼイン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解毛髪ケラチン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コメタンパク質、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク質、ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク質、ココジモニウムヒドリキシプロピルシルクアミノ酸、ヒドロキシプロピルアルギニンラウリル/ミリスチルエーテルHCl、ヒドロキシプロピルトリモニウムゼラチン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解カゼイン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コラーゲン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コンキオリンタンパク質、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コメヌカタンパク質、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解シルク、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ダイズタンパク質、ヒドロキシプロピル加水分解植物性タンパク質、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コムギタンパク質、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コムギタンパク質/シロキシシリケート、ラウルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク質、ラウルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク質、ラウルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク質/シロキシシリケート、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解カゼイン、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク質、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解カゼイン、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コメタンパク質、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解シルク、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク質、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解植物性タンパク質、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク質、ステアルトリモニウムヒドロキシエチル加水分解コラーゲン、クォーターニウム-76加水分解コラーゲン、クォーターニウム-79加水分解コラーゲン、クォーターニウム-79加水分解ケラチン、クォーターニウム-79加水分解乳タンパク質、クォーターニウム-79加水分解シルク、クォーターニウム-79加水分解ダイズタンパク質、クォーターニウム-79加水分解コムギタンパク質。
植物源からの陽イオンタンパク質水解物および誘導体が極めて好ましい。
本発明の活性成分組合せ(W)の作用を補助しうる陰イオンポリマー(G2)は、カルボキシレートおよび/またはスルホネート基を含有する陰イオンポリマーである。そのようなポリマーを構成する陰イオンモノマーの例は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、無水マレイン酸および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸である。酸基は、全体的または部分的に、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在してよい。好ましいモノマーは、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸およびアクリル酸である。
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(スルホン酸基は、部分的または全体的に、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在する)を唯1つのモノマーまたはコモノマーとして含有する陰イオンポリマーが最も有効であることがわかっている。
例えばRheothikTM 11-80の商品名で、商業的に入手可能な2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のホモポリマーが特に好ましい。
この第一の態様の好ましい別形は、少なくとも1つの陰イオンモノマーおよび少なくとも1つの非イオンモノマーのコポリマーの使用を特徴とする。陰イオンモノマーは、前記の物質から選択しうる。好ましい非イオンモノマーは、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリレート、メタクリレート、ビニルピロリドン、ビニルエーテルおよびビニルエステルである。
好ましい陰イオンコポリマーは、アクリル酸/アクリルアミドコポリマー、特に、スルホン酸基を含有するモノマーとのポリアクリルアミドコポリマーである。特に好ましい陰イオンコポリマーは、70〜55mol%アクリルアミドおよび30〜45mol%2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から成り、スルホン酸基は、全体的または部分的に、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在する。このコポリマーは架橋形態で存在してもよく、ポリオレフィン的不飽和化合物、例えば、テトラアリルオキシエタン、アリルスクロース、アリルペンタエリトリトールおよびメチレンビスアクリルアミドを架橋剤として使用するのが好ましい。1つのそのようなポリマーは、SEPPICからの市販製品SepigelTM 305に存在する。ポリマー成分の他に炭化水素混合物(C13〜14イソパラフィン)および非イオン乳化剤(Laureth-7)を含有するこれらのコンパウンドの使用は、本発明に特に好都合であることがわかっている。
イソヘキサデカンおよびポリソルベート-80を含有するコンパウンドとしてSimulgelTM 600の商品名で市販されているナトリウムアクリロイルジメチルタウレートコポリマーも、本発明の目的に特に有効であることがわかっている。
他の好ましい陰イオンホモポリマーは、非架橋および架橋ポリアクリル酸である。ペンタエリトリトール、スクロースおよびプロピレンのアリルエーテルは好ましい架橋剤である。そのような化合物は、例えばCarbopolTMの登録名で、商業的に入手可能である。
無水マレイン酸とメチルビニルエーテルとのコポリマー、特に架橋を有するそのようなコポリマーも、色保持ポリマーである。1,9−デカジエンで架橋したマレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマーは、商品名StabilezeTM QMで商業的に得られる。
その他に、両性ポリマー(G3)を、本発明の活性成分組合せ(W)の作用を促進するポリマーとして使用しうる。両性ポリマーは、分子中に遊離アミノ基および遊離−COOHまたは−SO3H基の両方を含有し、分子内塩を形成しうるポリマー、および分子中に第四アンモニウム基および−COOまたは−SO3 基を含有する双性イオンポリマー、および−COOH−またはSO3H基および第四アンモニウム基を含有するポリマーである。
本発明に使用するのに好適な両性ポリマーの1つの例は、AmphomerTMとして商業的に入手可能なアクリレート樹脂であり、該樹脂は、tert−ブチルアミノエチルメタクリレート、N−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−アクリルアミド、およびアクリル酸、メタクリル酸およびそれらの単純エステルから成る群からの2つまたはそれ以上のモノマーのコポリマーである。
本発明に使用するのに好適な他の両性ポリマーは、GB-A-2104091、EP-A-0047714、EP-A-0217274、EP-A-0283817およびDE-A-2817369に記載されている化合物である。
好ましい両性ポリマーは、基本的に下記のものから成るポリマーである:
(a)一般式(G3−I)で示される第四アンモニウム基含有モノマー:
Figure 2005510495
[式中、
R1およびR2は、互いに独立に、水素またはメチル基を表し;
R3、R4およびR5は、互いに独立に、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表し;
Zは、NH基または酸素原子であり;
nは、2〜5の整数であり;
A(−)は、有機または無機酸の陰イオンである];および
(b)一般式(G3−II)で示されるモノマーカルボン酸:
Figure 2005510495
[式中、R6およびR7は、互いに独立に、水素またはメチル基を表す]。
本発明によれば、これらの化合物は、直接的に、および、例えばアルカリ金属水酸化物を使用して、ポリマーを中和することによって得られる塩の形態の両方で、使用しうる。これらのポリマーの製造についての詳細は、DE-A 3929973に記載されている。極めて好ましいポリマーは、R3、R4およびR5がメチル基であり、ZがNH基であり、A(−)がハロゲン化物、メトキシスルフェートまたはエトキシスルフェートイオンである(a)型のモノマーを使用したポリマーであり、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドが特に好ましいモノマー(a)である。前記ポリマーのモノマー(b)としてアクリル酸を使用するのが好ましい。
他の態様において、本発明の組成物は、非イオンポリマー(G4)を含有しうる。好適な非イオンポリマーの例は、下記のものである:
− 例えば商品名LuviskolTM(BASF)で市販されている種類のビニルピロリドン/ビニルエステルコポリマー。両方ともビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマーであるLuviskolTM VA 64およびLuviskolTM VA 73も好ましい非イオンオリマーである;
− セルロースエステル、例えば、商品名CulminalTMおよびBenecelTM(AQUALON)で市販されているヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロース;
− シェラック;
− 例えばLuviskolTM(BASF)の商品名で、市販されている種類のポリビニルピロリドン;
− シロキサン。これらのシロキサンは、水溶性および水不溶性の両方であってよい。揮発性および不揮発性シロキサンの両方が好適であり、不揮発性シロキサンは、標準圧力下に200℃より高い沸点を有する化合物であるものと理解される。好ましいシロキサンは、ポリジアルキルシロキサン、例えばポリジメチルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、例えばポリフェニルメチルシロキサン、エトキシル化ポリジアルキルシロキサン、およびアミンおよび/またはヒドロキシ基を含有するポリジアルキルシロキサン;
− EP 0612759 B1によるグルコシド的に置換されたシリコーン。
本発明によれば、使用される製剤は、同じ電荷を有する数種類、特に2種類のポリマー、および/または1つのイオンポリマーおよび1つの両性ポリマーおよび/または非イオンポリマーも含有しうる。
ポリマー(G)は、本発明の組成物中に、全組成物に基づいて0.05〜10wt%、好ましくは0.1〜5wt%、特に0.1〜3wt%の量で存在する。
本発明に使用される製剤は、タンパク質水解物および/またはアミノ酸およびそれらの誘導体(H)も含有しうる。タンパク質水解物は、タンパク質の酸−、塩基−または酵素−触媒分解によって得られる生成物混合物である。本発明に関して、タンパク質水解物は、全水解物ならびに個々のアミノ酸およびそれらの誘導体および種々のアミノ酸の混合物であるとも理解される。さらに、本発明に関して、アミノ酸およびアミノ酸誘導体から構成されるポリマーもタンパク質水解物であり、その例は、ポリアラニン、ポリアスパラギン、ポリセリン等である。本発明に使用するのに好適な化合物の他の例は、L−アラニル−L−プロリン、ポリグリシン、グリシル−L−グルタミンまたはD/L−メチオニン−S−メチルスルホニウムクロリドである。β−アミノ酸およびそれらの誘導体、例えば、β−アラニン、アントラニル酸または馬尿酸も、当然、本発明に使用しうる。本発明に使用しうるタンパク質水解物の分子量は、グリシン分子量75〜200,000、好ましくは75〜50,000、特に75〜20,000ダルトンである。
本発明によれば、植物由来および動物由来の両方、または海産物由来または合成由来のタンパク質水解物を使用しうる。
動物性タンパク質水解物は、例えば、エラスチン、コラーゲン、ケラチン、シルクおよび乳タンパク質水解物であり、それらは塩の形態で存在してもよい。そのような生成物は、例えば、DehylanTM(Cognis)、PromoisTM(Interorgana)、CollapuronTM(Cognis)、NutrilanTM(Cognis)、Gelita-SolTM(Deutsche Gelatine Fabriken Stoess & Co.)、LexeinTM(Inolex)およびKerasolTM(Croda)の商品名で、市販されている。
本発明によれば、植物由来のタンパク質水解物、例えば、ダイズ、アーモンド、エンドウ、ポテトおよびコムギタンパク質水解物を使用するのが好ましい。そのような生成物は、例えば、GluadinTM(Cognis)、DiaMinTM(Diamalt)、LexeinTM(Inolex)、HydrosoyTM(Croda)、HydrolupinTM(Croda)、HydrosesameTM(Croda)、HydrotritiumTM(Croda)およびCroteinTM(Croda)の商品名で、市販されている。
そのようなタンパク質水解物を使用するのが好ましいが、他の方法で得られるアミノ酸混合物をそれの代わりに任意に使用しうる。例えば脂肪酸縮合生成物の形態の、タンパク質水解物の誘導体を使用することもできる。そのような生成物は、例えば、LameponTM(Cognis)、LexeinTM(Inolex)、CrolastinTM(Croda)またはCroteinTM(Croda)の商品名で市販されている。
タンパク質水解物または誘導体は、本発明に使用される組成物中に、全組成物に基づいて好ましくは0.1〜10wt%の量で存在する。0.1〜5wt%の量が特に好ましい。
本発明の他の好ましい態様において、活性成分組合せ(W)の作用を、UVフィルター(I)によって促進しうる。本発明に使用されるUVフィルターの構造または物理的特性に一般的な制限はない。それどころか、吸収極大が、UVA範囲(315〜400nm)、UVB範囲(280〜315nm)またはUVC範囲(<280nm)にあるどのような美容的に使用可能なUVフィルターでも使用しうる。UBV範囲、特に約280〜約300nmの範囲の吸収極大を有するUVフィルターが特に好ましい。
本発明に使用されるUVフィルターは、例えば、置換ベンゾフェノン、p−アミノ安息香酸エステル、ジフェニルアクリル酸エステル、桂皮酸エステル、サリチル酸エステル、ベンズイミダゾールおよびo−アミノ安息香酸エステルから選択しうる。
本発明に使用するのに好適なUVフィルターの例は、下記のものである:
4−アミノ安息香酸、N,N,N−トリメチル−4−(2−オキソボルナ−3−イリデンメチル)−アニリンメチルスルフェート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシルサリチレート(Homosalate)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン−3;UvinulTM M 40、UvasorbTM MET、Neo HeliopanTM BB、EusolexTM 4360)、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびそのカリウム、ナトリウムおよびトリエタノールアミン塩(フェニルベンズイミダゾールスルホン酸;ParsolTM HS、Neo HeliopanTM Hydro)、3,3'−(1,4−フェニレンジメチレン)−ビス−(7,7−ジメチル−2−オキソ−ビシクロ−[2.2.1]ヘプタ−1−イルメタンスルホン酸)およびその塩、1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン(ブチルメトキシジベンゾイルメタン;ParsolTM 1789、EusolexTM 9020)、α−(2−オキソボルナ−3−イリデン)−トルエン−4−スルホン酸およびその塩、エトキシル化4−アミノ安息香酸エチルエステル(PEG-25 PABA;UvinulTM P 25)、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルエステル(オクチルジメチルPABA;UvasorbTM DMO、EscalolTM 507、EusoexTM 6007)、サリチル酸−2−エチルヘキシルエステル(サリチル酸オクチル;EscalolTM 587、Neo HeliopanTM OS、UvinulTM O18)、4−メトキシ桂皮酸イソペンチルエステル(イソアミルp−メトキシシンナメート;Neo HeliopanTM E 1000)、4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル(オクチルメトキシシンナメート;ParsolTM MCX、EscalolTM 557、Neo HeliopanTM AV)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびそのナトリウム塩(ベンゾフェノン−4;UvinulTM MS 40;UvasorbTM S 5)、3−(4'−メチルベンジリデン)−D,L−カンファー(4−メチルベンジリデンカンファー;ParsolTM 5000、EusolexTM 6300)、3−ベンジリデンカンファー(3−ベンジリデンカンファー)、4−イソプロピルベンジルサリチレート、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エチルヘキシル−1'−オキシ)−1,3,5−トリアジン、3−イミダゾル−4−イルアクリル酸およびそのエチルエステル、N−{(2および4)−[2−オキソボルナ−3−イリデンメチル]ベンジル}−アクリルアミドのポリマー、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン−1;UvasorbTM 20 H、UvinulTM 400)、1,1'−ジフェニルアクリロニトリル酸−2−エチルヘキシルエステル(オクトクリレン;EusolexTM OCR、Neo HeliopanTM Type 303、UvinulTM N 539 SG)、o−アミノ安息香酸メンチルエステル(アントラニル酸メンチル;Neo HeliopanTM MA)、2,2',4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン(ベンゾフェノン−2;UvinulTM D-50)、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン(ベンソフェノン−6)、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン−5−ナトリウムスルホネートおよび2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸−2'−エチルヘキシルエステル。好ましいUVフィルターは、4−アミノ安息香酸、N,N,N−トリメチル−4−(2−オキソボルナ−3−イリデンメチル)−アニリンメチルスルフェート、3,3,5−トリメチルシクロヘキシルサリチレート、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびそのカリウム、ナトリウムおよびトリエタノールアミン塩、3,3'−(1,4−フェニレンジメチレン)−ビス−(7,7−ジメチル−2−オキソ−ビシクロ−[2.2.1]ヘプタ−1−イルメタンスルホン酸)およびその塩、1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、α−(2−オキソボルナ−3−イリデン)−トルエン−4−スルホン酸およびその塩、エトキシル化4−アミノ安息香酸エチルエステル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルエステル、サリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソペンチルエステル、4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびそのナトリウム塩、3−(4'−メチルベンジリデン)−D,L−カンファー、3−ベンジリデンカンファー、4−イソプロピルベンジルサリチレート、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エチルヘキシル−1'−オキシ)−1,3,5−トリアジン、3−イミダゾル−4−イルアクリル酸およびそのエチルエステル、N−{(2および4)−[2−オキソボルナ−3−イリデンメチル]ベンジル}−アクリルアミドのポリマーである。本発明によれば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびそのカリウム、ナトリウムおよびトリエタノールアミン塩、1−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル、および3−(4'−メチルベンジリデン)−D,L−カンファーが極めて好ましい。
15,000より大、特に20,000より大の、吸収極大におけるモル吸光係数を有するUVフィルターが好ましい。
構造的に類似したUVフィルターの場合、本発明に関して、水不溶性化合物は、1個またはそれ以上の付加的イオン基によって区別される水溶性化合物より多くの場合に有効であることが見出された。本発明に関して、水不溶性UVフィルターは、20℃において、UVフィルターの1wt%以下、特に0.1wt%以下が水に溶解するUVフィルターである。さらに、これらの化合物の少なくとも0.1wt%、特に少なくとも1wt%が、室温において、一般的な整髪油成分に溶解すべきである。従って、本発明によれば、水不溶性UVフィルターを使用するのが好ましい。
本発明の他の態様において、好ましいUVフィルターは、陽イオン基、特に第四アンモニウム基を含有する。
これらのUVフィルターは一般構造U−Qを有し、構造成分UはUV吸収基である。原理的に、この基は、UVフィルターの1個の基、一般に水素原子が陽イオン基Q、特に第四アミノ官能基によって置換されている前記の既知の美容的に使用可能なUVフィルターから誘導しうる。
構造成分Uを誘導しうる化合物の例は、下記の化合物である:
− 置換ベンゾフェノン;
− p−アミノ安息香酸エステル;
− ジフェニルアクリル酸エステル;
− 桂皮酸エステル;
− サリチル酸エステル;
− ベンズイミダゾール;および
− o−アミノ安息香酸エステル。
本発明によれば、好ましい構造成分Uは、桂皮酸アミドまたはN,N−ジメチルアミノ安息香酸アミドから誘導される。
原理的に、UVフィルターの吸収極大が、UVA(315〜400nm)範囲およびUVB(280〜315nm)範囲の両方、またはUVC(<280nm)範囲に存在しうるように、構造成分Uを選択しうる。UVB範囲、特に約280〜約300nmに吸収極大を有するUVフィルターが特に好ましい。
さらに、構造成分Uは、構造成分Qに依存するにしても、吸収極大におけるUVフィルターのモル吸光係数が15,000より大、特に20,000より大であるように選択するのが好ましい。
構造成分Qは、第四アンモニウム基を陽イオン基として含有するのが好ましい。原理的に、この第四アンモニウム基を構造成分Uに直接結合させ、それによって、構造成分Uが、正荷電窒素原子の4個の置換基の1個になるようにしうる。しかし、正荷電窒素原子における4個の置換基の1個は、構造成分Uと正荷電窒素原子との結合として作用する基、特に2〜6個の炭素原子を有するアルキレン基であるのが好ましい。
基Qは、下記の一般構造を有するのが好ましい:
Figure 2005510495
[式中:
xは、1〜4の整数であり;
R1およびR2は、互いに独立に、C1〜4アルキル基を表し;
R3は、C1〜22アルキル基またはベンジル基であり;
X-は、生理的に適合性の陰イオンである]。
この一般構造において、好ましくは、xは3の数値であり、R1およびR2はそれぞれメチル基を表し、R3は、メチル基、または8〜22個、特に10〜18個の炭素原子を有する飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素鎖である。
生理的に適合性の陰イオンの例は、無機陰イオン、例えば、ハロゲンイオン、特に塩素イオン、臭素イオンおよび弗素イオン、硫酸イオンおよび燐酸イオン、ならびに有機陰イオン、例えば、乳酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、メト硫酸およびトシレートイオンである。
陽イオン基を含有する2つの好ましいUVフィルターは、市販製品として得られる化合物、桂皮酸アミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(IncroquatTM UV-283)およびドデシルジメチルアミノベンズアミドプロピルジメチルアンモニウムトシレート(EscalolTM HP 610)として得られる化合物である。
本発明は、当然、いくつかのUVフィルターの組合せの使用も含む。この態様において、少なくとも1つの水不溶性UVフィルターと、少なくとも1つの陽イオン基含有UVフィルターの組合せが好ましい。
UVフィルター(I)は、本発明に使用される組成物中に、全組成物に基づいて一般に0.1〜5wt%、好ましくは0.4〜2.5wt%の量で存在する。
本発明の活性成分組合せ(W)の作用は、2−ピロリジノン−5−カルボン酸またはその誘導体(J)によっても促進することができる。従って、本発明は、2−ピロリジノン−5−カルボン酸と組み合わせた活性成分の使用にも関する。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム塩、またはアンモニウムイオンが水素の他に1〜3個のC1〜4アルキル基を有するアンモニウム塩が好ましい。ナトリウム塩が極めて好ましい。本発明の製剤に使用される量は、全製剤に基づいて0.05〜10wt%、好ましくは0.1〜5wt%、特に0.1〜3wt%である。
ビタミン、プロビタミンおよびビタミン先駆物質およびそれらの誘導体(K)と組み合わせた活性成分組合せ(W)を使用するのが好都合であることもわかっている。
一般にA、B、C、E、FおよびH群に属するビタミン、プロビタミンおよびビタミン先駆物質が本発明に好ましい。
ビタミンAとして既知の物質は、レチノール(ビタミンA1)および3,4−ジデヒドロレチノール(ビタミンA2)を包含する。β−カロテンは、レチノールのプロビタミンである。本発明によれば、ビタミンA成分は、例えば、ビタミンA酸およびそのエステル、ビタミンAアルデヒド、およびビタミンAアルコールおよびパルチミン酸エステルおよび酢酸エステルのようなそのエステルから選択しうる。本発明に使用される製剤は、全製剤に基づいて0.05〜1wt%の量でビタミンA成分を含有するのが好ましい。
ビタミンB群またはビタミンB錯体は、下記のものを特に包含する:
− ビタミンB1(チアミン);
− ビタミンB2(ロボフラビン);
− ビタミンB3。化合物ニコチン酸およびニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)は、この名称で呼ばれることが多い。ニコチン酸アミドは本発明に好ましく、本発明に使用される製剤中に、全製剤に基づいて好ましくは0.05〜1wt%の量で存在する;
− ビタミンB5(パントテン酸、パンテノールおよびパントラクトン)。この群の中で、パンテノールおよび/またはパントラクトンを使用するのが好ましい。本発明に使用するのに好適なパンテノール誘導体は、特に、パンテノールのエステルおよびエーテル、ならびに陽イオン的誘導パンテノールである。それぞれの代表的化合物は、例えば、パンテノールトリアセテート、パンテノールモノエチルエーテルおよびそのモノアセテート、ならびにWO 92/13829に開示されている陽イオンフェノール誘導体である。ビタミンB5型の前記化合物は、本発明に使用される製剤中に、全製剤に基づいて0.05〜10wt%、特に0.1〜5wt%の量で存在する;
− ビタミンB6(ピリドキシンおよびピリドキサミンおよびピリドキサル)。
ビタミンC(アスコルビン酸)。ビタミンCは、本発明に使用される製剤中に、全製剤に基づいて好ましくは0.1〜3wt%の量で存在する。パルミチン酸エステル、グルコシドまたはホスフェートの形態でのその使用が好ましい。トコフェロールと組み合わせたその使用も好ましい。
ビタミンE(トコフェロール、特にα−トコフェロール)。トコフェロールおよびその誘導体(特に、エステル、例えば、酢酸エステル、ニコチン酸エステル、燐酸エステルおよびコハク酸エステルを包含する)は、本発明に使用される製剤中に、全製剤に基づいて好ましくは0.05〜1wt%の量で存在する。
ビタミンF。「ビタミンF」という用語は、必須脂肪酸、特に、リノール酸、リノレン酸およびアラキドン酸に一般に使用される。
ビタミンH。ビタミンHは、ビオチンの慣用名で現在知られている化合物(3aS,4S,6aR)−2−オキソヘキサヒドロチエノール[3,4−d]−イミダゾール−4−吉草酸である。ビオチンは、本発明に使用される製剤中に、好ましくは0.0001〜1.0wt%、特に0.001〜0.01wt%の量で存在する。
本発明に使用される製剤は、A、B、EおよびH群のビタミン、プロビタミンおよびビタミン先駆物質を含有するのが好ましい。
パンテノール、パントラクトン、ピリドキシンおよびそれらの誘導体、ならびにニコチン酸アミドおよびビオチンが特に好ましい。
最後に、活性成分混合物(W)の作用は、植物抽出物(L)の存在によっても促進しうる。
この抽出物は、一般に全植物の抽出によって製造される。しかし、個々の場合に、植物の花および/または葉だけの抽出物を製造するのが好ましい場合もある。
本発明に使用するのに好適な植物抽出物に関しては、Industrieverband Koerperpflege- und Waschmittel e.V.(IKW), Frankfurtによって発行されたLeitfaden zur Inhaltstoffdeklaration kosmetischer Mittel、第3版、p.4から始まる表に記載されている抽出物が特に参照される。
本発明に好ましい抽出物は、特に、緑茶、オーク樹皮、イラクサ、マンサク、ホップ、ヘンナ、カモミレ、ゴボウの根、ホースウィロー、サンザシ、ライムの花、アーモンド、アロエベラ、松葉、トチの実、ビャクダン、ネズノミ、ココナツ、マンゴ、アプリコット、レモン、コムギ、キーウィ、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、セージ、ローズマリー、カバ、ゼニアオイ、タネツケバナ、クリーピングタイム、ノコギリソウ、タイム、バルサム、ハリシュモク、フキタンポポ、ハイビスカス、メリステム、チョウセンニンジンおよびショウガの根の抽出物である。
特に好ましい抽出物は、緑茶、オーク樹皮、イラクサ、マンサク、ホップ、カモミレ、ゴボウの根、ホースウィロー、ライムの花、アーモンド、アロエベラ、ココナツ、マンゴ、アプリコット、レモン、コムギ、キーウィ、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、セージ、ローズマリー、カバ、タネツケバナ、クリーピングタイム、ノコギリソウ、ハリシュモク、メリステム、チョウセンニンジンおよびショウガの根の抽出物である。
緑茶、アーモンド、アロエベラ、ココナツ、マンゴ、アプリコット、レモン、コムギ、キーウィおよびメロンの抽出物は、本発明の使用にとりわけ好ましい。
前記の植物抽出物の製造に好適な抽出溶媒は、水、アルコール、およびそれらの混合物である。好ましいアルコールは、単独抽出溶媒としての、または水との混合物における、低級アルコール、例えばエタノールおよびイソプロパノール、特に多価アルコール、例えばエチレングリコールおよびプロピレングリコールである。1:10〜10:1の比率の水/プロピレングリコールよる植物抽出物が特に好適であることがわかっている。
本発明によれば、植物抽出物は、純粋形態および希釈形態の両方で使用しうる。それらを希釈形態で使用する場合、それらは一般に、約2〜80wt%の活性物質、およびそれらの製造に使用された抽出溶媒または抽出溶媒混合物を(溶媒として)含有する。
他の好ましい態様において、数種類の、特に2種類の植物抽出物を、本発明の製剤に使用しうる。
さらに、浸透補助剤および/または膨潤剤(M)が本発明の活性成分混合物(W)に存在することも好都合である。これらは、例えば、尿素、尿素誘導体、グアニジンおよびその誘導体、アルギニンおよびその誘導体、水ガラス、イミダゾールおよびその誘導体、ヒスチジンおよびその誘導体、ベンジルアルコール、グリセロール、グリコールおよびグリコールエーテル、プロピレングリコールおよびプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノエチルエーテル、カーボネート、炭酸水素、ジオールおよびトリオール、特に1,2−ジオールおよび1,3−ジオール、例えば、プロパン−1,2−ジオール、ペンタン−1,2−ジオール、ヘキサン−1,2−ジオール、ドデカン−1,2−ジオール、プロパン−1,3−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ペンタン−1,5−ジオール、ブタン−1,4−ジオールである。
さらに、活性成分組合せ(W)の着色性能を補助する短鎖カルボン酸(N)も、本発明に使用するのに好都合である。本発明に関して、短鎖カルボン酸およびその誘導体は、分子量750未満の、飽和または不飽和および/または直鎖または分岐鎖または環式および/または芳香族および/または複素環式カルボン酸であるものと理解される。1〜16個の炭素原子の鎖長を有する飽和または不飽和、直鎖または分岐鎖カルボン酸が本発明に好ましく、1〜12個の炭素原子を有するものが極めて好ましい。
本発明によれば、短鎖カルボン酸は、1個、2個、3個またはそれ以上のカルボキシ基を含有しうる。数個のカルボキシ基を含有するカルボン酸、特にジ−およびトリカルボン酸が、本発明に好ましい。カルボキシ基は、完全にまたは部分的に、エステル、無水物、ラクトン、アミド、イミド酸、ラクタム、ラクチム、ジカルボキシミド、カルボヒドロラジド、ヒドラゾン、ヒドロキサム、ヒドロキシム、アミジン、アミドキシム、ニトリル、ホスホン酸または燐酸エステルとして存在しうる。本発明のカルボン酸は、当然、炭素鎖または環において置換されていてよい。本発明のカルボン酸の置換基は、例えば、C1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、アリール、アラルキルおよびアラルケニル、ヒドロキシメチル、C2〜8ヒドロキシアルキル、C2〜8ヒドロキシアルケニル、アミノメチル、C2〜8アミノアルキル、シアノ、ホルミル、オキソ、チオキソ、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシまたはイミノ基である。好ましい置換基は、C1〜8アルキル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシ、アミノおよびカルボキシ基である。α位の置換基が特に好ましい。極めて好ましい置換基は、ヒドロキシ、アルコキシおよびアミノ基であり、アミノ官能基は、アルキル、アリール、アラルキルおよび/またはアルケニル基によって任意に置換されていてよい。他の好ましいカルボン酸誘導体は、ホスホン酸および燐酸エステルである。
本発明のカルボン酸の例は、下記のものである:
蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバリン酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、グリセリン酸、グリオキシル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、プロピオール酸、クロトン酸、イソクロトン酸、エライジン酸、マレイン酸、フマル酸、ムコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、樟脳酸、安息香酸、o,m,p−フタル酸、ナフトエ酸、トルイル酸、ヒドロアトロパ酸、アトロパ酸、桂皮酸、イソニコチン酸、ニコチン酸、ビカルバミン酸、4,4'−ジシアノ−6,6'−ビニコチン酸、8−カルバモイルオクタン酸、1,2,4−ペンタントリカルボン酸、2−ピロールカルボン酸、1,2,4,6,7−ナフタレンペンタ酢酸、マロンアルデヒド酸、4−ヒドロキシフタルアミド酸、1−ピラゾールカルボン酸、没食子酸またはプロパントリカルボン酸、下記の一般式(N−I)で示される化合物から成る群から選択されるジカルボン酸:
Figure 2005510495
[式中:
Zは、4〜12個の炭素原子を有する直鎖または分基鎖またはアルケニル基を表し;
nは、4〜12の数値であり;
XおよびYの2つの基の1つはCOOH基を表し、もう1つの基は水素またはメチルまたはエチル基を表す]、
シクロヘキセン環上に1〜3個のメチルまたはエチル置換基をさらに有する一般式(N−I)で示されるジカルボン酸、およびシクロヘキサン環中の二重結合上に1個の水分子を添加することによってジカルボン酸(N−I)から形式的に生成されるジカルボン酸。
式(N−I)のジカルボン酸は、文献から既知である。それらの1つの製造法は、例えば米国特許第3753968号に開示されている。
式(N−I)のジカルボン酸は、例えば、ディールス−アルダー環化の形態において、ポリ不飽和ジカルボン酸と不飽和モノカルボン酸とを反応させることによって得られる。出発ジカルボン酸成分として、ポリ不飽和脂肪酸を一般に使用する。天然油脂から得られるリノール酸が好ましい。好ましいモノカルボン酸成分は、特にアクリル酸、例えばメタクリル酸およびクロトン酸である。1つの成分が過剰に存在する異性体混合物は、一般にディールス−アルダー反応において生成される。本発明によれば、この異性体混合物は、純粋化合物と同様に使用しうる。
式(N−I)で示される好ましいジカルボン酸に加えて、シクロヘキシル環上の1〜3個のメチルまたはエチル置換基の存在において式(N−1)の化合物と異なるジカルボン酸、またはシクロヘキセン環の二重結合における水1分子の付加によってこれらの化合物から形式的に生成されるジカルボン酸も、本発明に使用しうる。
リノール酸とアクリル酸との反応によって得られるジカルボン酸混合物は、本発明に特に有効であることがわかっている。それは、5−および6−カルボキシ−4−ヘキシル−2−シクロヘキセン−1−オクタン酸の混合物である。そのような化合物は、Westvaco DiacidTM 1550およびWestvaco DiacidTM 1595(製造会社:Westvaco)の商品名で商業的に入手できる。
前記に例として挙げた本発明の短鎖カルボン酸の他に、生理的に適合性のその塩も本発明に使用しうる。そのような塩の例は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩、亜鉛塩およびアンモニウム塩であり、本発明に関しては、モノ−、ジ−およびトリメチル、−エチルおよび−ヒドロキシエチルアンモニウム塩も包含する。しかし、アルカリ性反応アミノ酸、例えば、アルギニン、リシン、オルニチンおよびヒスチジンで中和した酸が、本発明に極めて好ましい。さらに、配合上の理由から、水溶性のもの、特に水溶性の塩からカルボン酸を選択するのが好ましい。
本発明の他の好ましい態様において、ヒドロキシカルボン酸、特にジヒドロキシ−、トリヒドロキシ−およびポリヒドロキシカルボン酸、ならびにジヒドロキシ−、トリヒドロキシ−およびポリヒドロキシジ−、トリ−およびポリカルボン酸を、活性成分組合せ(W)と共に使用する。これに関して、ヒドロキシカルボン酸の他に、ヒドロキシカルボン酸エステル、およびヒドロキシカルボン酸とそのエステルとの混合物、および高分子ヒドロキシカルボン酸およびそのエステルも特に好都合であることがわかっている。好ましヒドロキシカルボン酸エステルは、例えば、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸の完全エステルである。他の基本的に好適なヒドロキシカルボン酸エステルは、β−ヒドロキシプロピオン酸、タルトロン酸、D−グルコン酸、サッカリン酸、ムチン酸またはグルクロン酸のエステルである。これらのエステルの好適なアルコール成分は、8〜22個の炭素原子を有する第一級、直鎖または分岐鎖脂肪族アルコール、即ち、例えば脂肪アルコールまたは合成脂肪アルコールである。C12〜15脂肪アルコールのエステルが特に好ましい。この種のエステルは、例えばCosmacolTMの商品名で、EniChem, Augusta Indiustrialeから商業的に入手できる。特に好ましいポリヒドロキシポリカルボン酸は、ポリ乳酸およびポリ酒石酸およびそれらのエステルである。
さらに、ポリヒドロキシ化合物(O)を、本発明の活性成分組合せ(W)と共に使用することも本発明に有効であることがわかっている。本発明に関するポリヒドロキシ化合物は、Roempp's Lexikon der Chemie, 1999年のCD-ROM版、バージョン2.0、Verlag Georg Thiemeにおける定義を満たすあらゆる物質である。従って、ポリヒドロキシ化合物は、少なくとも2個のヒドロキシ基を有する有機化合物である。本発明に関して、そのような化合物は、下記の化合物を特に包含する:
− 少なくとも2個のヒドロキシ基を有するポリオール、例えば、トリメチロールプロパン;
− 炭水化物、糖アルコールおよび糖およびその塩;
− 特に単糖類、二糖類、三糖類およびオリゴ糖類であって、アルドース、ケトースおよび/またはラクトースの形態で存在してもよく、文献から既知の一般的な−OHおよび−NH保護基、例えば、トリフラット基、トリメチルシリル基またはアシル基によって保護されていてもよく、メチルエーテルの形態においておよび燐酸エステルとして存在しうる該糖類;
− アミノデオキシ糖、デオキシ糖、チオ糖であって、アルドース、ケトースおよび/またはラクトースの形態で存在してもよく、文献から既知の一般的な−OHおよび−NH保護基、例えばトリフラット基、トリメチルシリル基またはアシル基によって保護されていてもよく、メチルエーテルの形態においておよび燐酸エステルとして存在しうる該糖。
これらの化合物の中で、C3〜8単糖類、例えば、トリオース、テトロース、ペントース、ヘキソース、ヘプトースおよびオクトースが極めて好ましく、それらは、アルドース、ケトースおよび/またはラクトースの形態で存在してもよく、文献から既知の一般的な−OHおよび−NH保護基、例えばトリフラット基、トリメチルシリル基またはアシル基によって保護されていてもよく、メチルエーテルの形態においておよび燐酸エステルとして存在してよい。
さらに、50までのモノマー単位を含有するオリゴ糖類が極めて好ましく、それらは、アルドース、ケトースおよび/またはラクトースの形態で存在してもよく、文献から既知の一般的な−OHおよび−NH保護基、例えばトリフラット基、トリメチルシリル基またはアシル基によって保護されていてもよく、メチルエーテルの形態においておよび燐酸エステルとして存在してよい。
本発明のポリオールの例は、ソルビトール、イノシトール、マンニトール、テトリトール、ペンチトール、ヘキシトール、トレイトール、エリトリトール、アドニトール、アラビトール、キシリトール、ダルシトール、エリトロース、トレオース、アラビノース、リボース、キシロース、リキソース、グルコース、ガラクトース、マンノース、アロース、アルトース、グロ−ス、イドース、タロース、フルクトース、ソルボース、プシコース、テガトース、デオキシリボース、グルコサミン、ガラクトサミン、ラムノース、ジギトキソース、チオグルコース、スクロース、ラクトース、トレハロース、マルトース、セロビオース、メリビオース、ゲスチオビオース、ルチノース、ラフィノースおよびセロトリオースである。
その他に、関連科学文献、例えば、Beyer-Walter, Lehrbuch der Organischen Chemie, S. Hirzel, Verlag Stuttgart、第19版、セクションIII、p.339以下も参照される。
本発明は当然、全ての異性形、例えば、シスおよびトランス異性体、ジアステレオマー、エピマー、アノマーよびキラル異性体も含む。
ポリオール(O)は、0.01〜20wt%、好ましくは0.05〜15wt%、特に0.1〜10wt%の濃度で製剤に存在する。
変色製剤をシェーディングするために、活性成分組合せ(W)に加えて下記の染料(先駆物質)を使用しうる:
・ 第一級および第二級中間体型の酸化染料先駆物質;および
・ 「天然類似性」染料の先駆物質、例えば、インドールおよびインドリン誘導体;
およびこれらの群の1つまたはそれ以上の物質の混合物。
第一級中間体型の酸化染料先駆物質は、一般に、パラまたはオルト位置に他の遊離または置換ヒドロキシまたはアミノ基を有する第一級芳香族アミン、ジアミノピリジン誘導体、複素環式ヒドラゾン、4−アミノピラゾロン誘導体および2,4,5,6−テトラアミノピリミジンおよびその誘導体である。好適な第一級中間体は、例えば、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2−ジメチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシエチルアミノメチル−4−アミノフェノール、ビス−(4−アミノフェニル)−アミン、4−アミノ−3−フルオロフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、4−アミノ−2−((ジエチルアミノ)−メチルフェノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノフェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプタン、1,3−ビス−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニルアミノ))−2−プロパノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェノール、1,10−ビス−(2,5−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テトラオキサデカン、およびEP 0740741またはWO 94/08970による4,5−ジアミノピラゾール誘導体、例えば4,5−ジアミノ−1−(2'−ヒドロキシエチル)−ピラゾールである。特に好都合な第一級中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジンおよび4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジンである。
m−フェニレンジアミン誘導体、ナフトール、レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロンおよびm−アミノフェノール誘導体は、一般に、第二級中間体型の酸化染料先駆物質として使用される。そのような第二級中間体の例を下記に示す:
− m−アミノフェノールおよびその誘導体、例えば、5−アミノ−2−メチルフェノール、5−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−2−メチルフェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、2−ヒドロキシ−4−アミノフェノキシ−エタノール、2,6−ジメチル−3−アミノフェノール、3−トリフルオロアセチルアミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、5−アミノ−4−クロロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−(2'−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−メチルフェノール、3−(ジエチルアミノ)−フェノール、N−シクロペンチル−3−アミノフェノール、1,3−ジヒドロキシ−5−(メチルアミノ)−ベンゼン、3−(エチルアミノ)−4−メチルフェノールおよび2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール;
− o−アミノフェノールおよびその誘導体;
− m−ジアミノベンゼンおよびその誘導体、例えば、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2'−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェニル)−プロパン、2,6−ビス−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メチルベンゼンおよび1−アミノ−3−ビス−(2'−ヒドロキシエチル)−アミノベンゼン;
− o−ジアミノベンゼンおよびその誘導体、例えば、3,4−ジアミノ安息香酸および2,3−ジアミノ−1−メチルベンゼン;
− ジ−およびトリヒドロキシベンゼン誘導体、例えば、レゾルシノール、レゾルシノールモノメチルエーテル、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、ピロガロールおよび1,2,4−トリヒドロキシベンゼン;
− ピリジン誘導体、例えば、2,6−ジヒドロキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2−アミノ−5−クロロ−3−ヒドロキシピリジン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジンおよび3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン;
− ナフタレン誘導体、例えば、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシメチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシエチル−1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレンおよび2,3−ジヒドロキシナフタレン;
− モルホリン誘導体、例えば、6−ヒドロキシベンゾモルホリンおよび6−アミノベンゾモルホリン;
− キノキサリン誘導体、例えば、6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン;
− ピラゾール誘導体、例えば、1−フェニル−3−メチルピラゾル−5−オン;
− インドール誘導体、例えば、4−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドールおよび7−ヒドロキシインドール;
− メチレンジオキシベンゼン誘導体、例えば、1−ヒドロキシ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、1−アミノ−3,4−メチレン−ジオキシベンゼンおよび1−(2'−ヒドロキシエチル)−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン。
特に好適な第二級中間体は、1−ナフトール、1,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、レゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノールおよび2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンである。
酸化染料先駆物質は、単一の化合物である必要はない。それどころか、個々の染料の製造に使用される方法によって、他の成分も本発明の毛髪着色剤に少量で存在してよく、但し、これらの他の成分が、着色結果に不利な影響を与えないか、または他の理由、例えば毒物学的理由から、除外する必要がないことを条件とする。
本発明の変色製剤に使用するのに好適な酸化染料先駆物質に関して、下記のものも参照しうる:
Ch. Zviakによる著作、The Science of Hair Care、第8章、p.264-267、oxidation dye precursors、「Dermatology」(編者:Ch. CulnanおよびH. Maibach)シリーズの第7巻として発行、Marcel Dekker Inc., New York/Basle, 1986;および
「Europaeische Inventar der Kosmetik-Rohstoffe」、Europaeische Gemeinschaft発行、Bundesverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fuer Arzneimittel, Reformwaren und Koerperpflegemittel d.V., Mannheimからディスク形態で入手可能。
「天然類似性」染料の好適な先駆物質は、例えば、インドールおよびインドリンならびに生理的に適合性のそれらの塩である。少なくとも1個のヒドロキシまたはアミノ基を、好ましくは六員環上の置換として含有するインドールおよびインドリンが好ましい。これらの基は、例えばヒドロキシ基のエーテル化またはエステル化またはアミノ基のアルキル化の形態において、置換基をさらに含有してよい。特に都合のよい特性は、下記のものによって示される:
5,6−ジヒドロキシインドリン、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、5,6−ジヒドロキシインドリン−2−カルボン酸、6−ヒドロキシインドリン、6−アミノインドリン、4−アミノインドリン、および5,6−ジヒドロキシインドール、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸、6−ヒドロキシインドール、6−アミノインドールおよび4−アミノインドール。
この群の中で特に好ましいものは、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、特に、5,6−ジヒドロキシインドリン、およびN−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドール、特に5,6−ジヒドロキシインドールである。
インドリンおよびインドール誘導体は、遊離塩基として、ならびに無機または有機酸とそれらとの生理的に適合性の塩、例えば、塩酸塩、硫酸塩および臭化水素酸塩の形態の両方において、本発明の方法に使用される変色製剤に使用しうる。
インドリンまたはインドール型の染料先駆物質を使用する場合、少なくとも1つのアミノ酸および/または少なくとも1つのオリゴペプチドと共にそれらを使用するのが好都合である。好ましいアミノ酸は、アミノカルボン酸、特にα−アミノカルボン酸およびω−アミノカルボン酸である。α−アミノカルボン酸の中で、アルギニン、リシン、オルニチンおよびヒスチジンが特に好ましい。極めて好ましいアミノ酸は、特に遊離形態だけでなく塩酸塩としても使用されるアルギニンである。
本発明に必須の活性成分混合物(W)、および前記の他の好ましい成分に加えて、本発明の製剤は、そのような美容製剤に関して当業者に既知のあらゆる他の成分も基本的に含有しうる。
他の活性成分、補助剤および添加剤の例を下記に示す:
− 非イオンポリマー、例えば、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマー、ポリビニルピロリドンおよびビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリマーおよびポリシロキサン;
− 増粘剤、例えば、寒天、グアールゴム、アルギン酸塩、キサンタンゴム、アラビアゴム、カラヤゴム、ローカストビーンゴム、アマニゴム、デキストラン、セルロース誘導体、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボキシメチルセルロース、デンプンフラクションおよび誘導体、例えば、アミロース、アミロペクチンおよびデキストリン、クレー、例えばベントナイトまたは完全合成親水コロイド、例えばポリビニルアルコール;
− ヘアコンディショング化合物、例えば、ダイズレシチン、卵レシチンおよびケファリンのような燐脂質、およびシリコーン油;
− 香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン;
− 溶剤および可溶化剤、例えば、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、ピロピレングリコール、グリセロールおよびジエチレングリコール;
− 合計で12〜36個の炭素原子、特に12〜24個の炭素原子を有する対称および非対称、直鎖および分岐鎖ジアルキルエーテル、例えば、ジ−n−オクチルエーテル、ジ−n−デシルエーテル、ジ−n−ノニルエーテル、ジ−n−ウンデシルエーテルおよびジ−n−ドデシルエーテル、n−ヘキシル−n−オクチルエーテル、n−オクチル−n−デシルエーテル、n−デシル−n−ウンデシルエーテル、n−ウンデシル−n−ドデシルエーテルおよびn−ヘキシル−n−ウンデシルエーテルならびにジtert−ブチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジ−3−エチルデシルエーテル、tert−ブチル−n−オクチルエーテル、イソペンチル−n−オクチルエーテルおよび2−メチルペンチル−n−オクチルエーテル;
− 脂肪アルコール、特に、直鎖および/または飽和C8〜30脂肪アルコール;
− C8〜30脂肪酸とC6〜24アルコールとのモノエステル;
− 繊維構造改良成分、特に、単糖類、二糖類およびオリゴ糖類、例えば、グルコース、ガラクトース、フルクトース、果糖およびラクトース;
− コンディショニング剤、例えば、パラフィン油、植物油、例えば、ヒマワリ油、オレンジ油、アーモンド油、麦芽油および桃仁油;および
− 燐脂質、例えば、ダイズレシチン、卵レシチンおよびケファリン;
− 四級化アミン、例えば、メチル−1−アルキルアミノエチル−2−アルキルイミダゾリニウムメトスルフェート;
− 消泡剤、例えばシリコーン;
− 製剤を着色する染料;
− フケ防止剤、例えば、ピロクトンオラミン、亜鉛オマジンおよびクリムバゾール;
− 活性成分、例えば、アラントインおよびビサボロール;
− コレステロール;
− コンシステンシー要素、例えば、糖エステル、ポリオールエステルまたはポリオールアルキルエーテル;
− 脂肪および蝋、例えば、鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋およびパラフィン;
− 脂肪酸アルカノールアミド;
− 錯生成剤、例えば、EDTA、NTA、β−アラニンジ酢酸およびホスホン酸;
− 膨潤および浸透剤、例えば、第一級、第二級および第三級ホスフェート;
− 不透明剤、例えば、ラテックス、スチレン/PVPおよびスチレン/アクリルアミドコポリマー;
− 真珠光沢剤、例えば、エチレングリコールモノ−およびジステアレートおよびPEG−3−ジステアレート;
− 顔料;
− 還元剤、例えば、チオグリコール酸およびその誘導体、チオ乳酸、システアミン、チオリンゴ酸およびα−メルカプトエタンスルホン酸;
− 噴射剤、例えば、プロパン/ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル、CO2および空気;
− 酸化防止剤。
他の任意成分およびそれらの使用量に関して、当業者に既知の参考文献、例えばKh. Schraderによる前記の文献に記載されている。
本発明の変色製剤は、特定の金髪染色または着色製剤の組成中に、本発明の活性成分組合せを含有し、金髪染色または着色過程の間に、金髪染色または着色製剤を毛髪に直接的に適用するのが好ましい。
金髪染色または着色過程という用語は、任意に濡らした毛髪に、変色製剤を適用し、数分〜約45分間にわたって毛髪に付着したままにし、次に、水または界面活性剤含有製剤で洗い流すか、または毛髪に全て付着したままにしておく、当業者に既知のあらゆる過程を包含する。既知の操作に関して、例えば、対応する当業者の知識について記載しているKh. Schrader, Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika、第2版、Huethig Buch Verlag, Heidelberg, 1989が特に参照される。
着色性能を向上させる本発明の活性成分組合せを、ケラチン繊維、特にヒト毛髪に適用する方法に関して、基本的に制限はない。製剤は、例えば、クリーム、ローション、溶液、水溶液、エマルジョン、例えばw/oエマルジョン、o/wエマルジョンまたはPIT(転相温度)エマルジョン、マイクロエマルジョン、およびマルチエマルジョン、ゲル、スプレー、エアゾールおよびフォームエアゾールとして配合しうる。原則として、これらの製剤のpHは、2〜11であってよいが、好ましくは5〜11、特に6〜10である。実際に、美容目的に好適なあらゆる酸または塩基を使用して、このpHを調節しうる。一般に、食品用銘柄酸を酸として使用する。食品用銘柄酸は、日常の食物摂取の間に取り込まれ、ヒト生体に正の作用を有する酸であるものと理解される。食品用銘柄酸は、例えば、酢酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸およびグルコン酸である。クエン酸および乳酸は、本発明の目的に特に好ましい。
第二の態様において、本発明は、金髪染色した繊維、特にケラチン繊維の明色化を増強する製剤であって、下記の物質の組合せを含有する製剤に関する:
− 糖界面活性剤(A);
− 脂肪酸部分グリセリド(B);および
− 固体ペルオキソ化合物(C1)。
これらの製剤の他の成分に関しては、前記文献が参照される。
第三の態様において、本発明は、直接染料を使用して得られる、繊維、特にケラチン繊維の着色を増強する製剤であって、下記の物質の組合せを含有する製剤に関する:
− 界面活性剤(A);
− 脂肪酸部分グリセリド(B);および
− 直接染料(C2)。
最後に、第四の態様において、本発明は、変色製剤の着色性能、および/または該製剤で処置した繊維、特にケラチン繊維の構造強化を促進する方法であって、請求項1〜16のいずれか1つに記載の活性成分組合せを含有する製剤を繊維に適用し、5〜45分間の接触時間後に洗い流すことを含んで成る方法に関する。
全ての量は、特に記載しなければ重量部である。
1.作用の実証
a) 着色性能の実証(明色化):
下記の表に示す組成を有するクリームベースを一般法によって調製した。加熱および均質化しながら成分を順次に混合し、次に冷却した。
12%過酸化水素分散液および1.1g固体アンモニウムペルオキソジスルフェートを使用して、表1のクリーム1およびクリーム2と称する処方物の5:4の比率の混合物において、金髪染色を行った。毛髪(Klugmann 6622 D、タイプ「Mittelblond」)における接触時間は、25℃で30分間であった。金髪染色過程の終了時に、毛髪を濯ぎ、1.0wt%TexaponTM NSO、pH6〜7から成る水溶液で洗浄し、次に、乾燥した。各毛髪を、Datacolor色測定システムによって8箇所で測定した。この目的のために、測定される試料をクランプで分光光度計に取り付け、反射率値を、390〜700nmの可視光線の範囲において10nmの間隔で測定し、コンピューターで処理した。コンピュータープログラムは、DIN 5033のCIE Systemで標準色値を算出した。L値は、特定の組成物での処置前および処置後の、毛髪の相対明度である。この数値が高い程、毛髪はより明色化されていた。組成物「V」は基準組成物であった。4つの混合物A〜Dについての数値を表2に示す。
b) HP−DSCを使用した毛髪構造化作用の実証
水酸化ナトリウムまたは塩酸で調節したpH3の特定の活性成分の1%水溶液に、毛髪を23℃で10分間浸す。次に、各毛髪を純水で1分間濯ぎ、乾燥し、16時間置いた。
表2に示す融点KDは、DSC分析(Perkin Elmer DSC-7)によって測定した。方法の完全な説明は、例えば、DE 19617395 A1に記載されている。
Figure 2005510495
Figure 2005510495
全ての数値は、3重測定の結果である。数値が明らかに示すように、本発明の活性成分組合せを含有する処方物の明色化性能は、有意に増加される。同時に、毛髪の構造も有意に強化される。

Claims (19)

  1. 変色製剤の着色性能を向上させ、および/または該製剤で処置した繊維、特にケラチン繊維の構造を強化するための、下記成分を含んで成る活性成分組合せ(W)の使用:
    a)アルキルおよびアルケニルオリゴグリコシド(A1)および脂肪酸−N−アルキルポリヒドロキシアルキルアミド(A2)から成る群から選択される少なくとも1つの糖界面活性剤(A);
    b)少なくとも1つの脂肪酸部分グリセリド(B);および
    c)固体ペルオキソ化合物(C1)の群および/または直接染料(C2)の群から選択される少なくとも1つの変色成分(C)。
  2. 活性成分組合せ(W)を含有する製剤が、ポリマーをさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の使用。
  3. ポリマーが陽イオンまたは両性ポリマーであることを特徴とする請求項2に記載の使用。
  4. 陽イオンポリマーが、一般式(I)で示されるホモポリマー:
    Figure 2005510495
    [式中:
    R8は、−Hまたは−CH3であり;
    R9、R10およびR11は、互いに独立に、C1〜4アルキル、アルケニルまたはヒドロキシアルキル基から選択され;
    mは、1、2、3または4であり;
    nは、自然数であり;
    X-は、生理的に適合性の有機または無機陰イオンである]
    および、式(I)で示されるモノマー単位および非イオンモノマー単位から基本的に成るコポリマーから選択されることを特徴とする請求項3に記載の使用。
  5. 陽イオンポリマーが、
    − 陽イオン化セルロース誘導体;
    − 陽イオン化グアール誘導体;
    − 陽イオン化蜂蜜;および
    − 陽イオンアルキルポリグリコシド
    から成る群から選択されることを特徴とする請求項3に記載の使用。
  6. ポリマーが陰イオンポリマーであることを特徴とする請求項2に記載の使用。
  7. 陰イオンポリマーが、カルボキシレートおよび/またはスルホネート基を含有することを特徴とする請求項6に記載の使用。
  8. 陰イオンポリマーが2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸をモノマーとして含有し、該スルホン酸基が、完全にまたは部分的に、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在することを特徴とする請求項7に記載の使用。
  9. 陰イオンポリマーが、少なくとも1つの陰イオンモノマーと少なくとも1つの非イオンモノマーとのコポリマーであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の使用。
  10. 陰イオンポリマーが、70〜55mol%のアクリルアミドおよび30〜45mol%の2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から成るコポリマーであり、該スルホン酸基が、完全にまたは部分的に、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノ−またはトリエタノールアンモニウム塩として存在することを特徴とする請求項9に記載の使用。
  11. 活性成分組合せ(W)を含有する製剤が、タンパク質水解物またはタンパク質水解物誘導体をさらに含有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の使用。
  12. タンパク質水解物またはタンパク質水解物誘導体が植物由来であることを特徴とする請求項11に記載の使用。
  13. 活性成分組合せ(W)を含有する製剤が、界面活性剤をさらに含有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の使用。
  14. 界面活性剤が、陰イオン、双性イオン、両性または非イオン界面活性剤の群から選択されることを特徴とする請求項13に記載の使用。
  15. 活性成分組合せ(W)を含有する製剤が、ビタミン、プロビタミン、ビタミン先駆物質またはその誘導体をさらに含有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の使用。
  16. 活性成分組合せ(W)を含有する製剤が、植物抽出物をさらに含有することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の使用。
  17. 金髪染色した繊維、特にケラチン繊維の明色化を増強する製剤であって、下記物質の組合せを含有する製剤:
    − 糖界面活性剤(A);
    − 脂肪酸部分グリセリド(B);および
    − 固体ペルオキソ化合物(C1)。
  18. 直接染料を使用して得られる繊維、特にケラチン繊維の着色を増強する製剤であって、下記物質の組合せを含有する製剤:
    − 界面活性剤(A);
    − 脂肪酸部分グリセリド(B);および
    − 直接染料(C2)。
  19. 変色製剤の着色性能を向上させ、および/または該製剤で処置した繊維、特にケラチン繊維の構造を強化する方法であって、請求項1〜16のいずれかに記載の、活性成分組合わせを含有する製剤を、繊維に適用し、5〜45分間の接触時間後に洗い流すことを含んで成る方法。
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