JP2005509776A - 少なくとも1つのガス交換弁を制御するための装置 - Google Patents
少なくとも1つのガス交換弁を制御するための装置Info
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Abstract
本発明は、内燃機関の燃焼シリンダのための、少なくとも1つのガス交換弁(10)を制御するための装置に関する。該装置は、弁操作するためのハイドロリック式のアクチュエータ(12)と、該アクチュエータ(12)に圧力媒体を供給する高圧ポンプとを有している。製作コストを下げるために、高圧ポンプが、ポンプ室(24)を制限していてストローク駆動されているポンププランジャ(22)と、該ポンププランジャ(22)を包囲している制御スライダ(29)とを備えた往復可動スライダ式ポンプ(13)として形成されている。ポンププランジャ(22)および制御スライダ(29)には、そのうちの一方に、ストローク方向に対して斜めに延びる制御溝(27)が設けられており、前記両者のうちの他方に、制御溝(27)と協働するリリーフ制御開口(30)が設けられており、制御溝(27)およびリリーフ制御開口(30)が、協働して重なり合ったときに、ポンプ室(24)の圧力放圧を生ぜしめるようになっている。弁開放制御の位相位置および持続時間を制御するために、ポンププランジャ(22)と制御スライダ(29)とは互いに相対的に回転可能、かつ制御スライダ(29)はポンププランジャ(22)に対して相対的に摺動可能である。
Description
【0001】
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、内燃機関の燃焼シリンダに対応配置された、少なくとも1つのガス交換弁を制御するための装置に関する。
【0002】
このような形式の公知の装置(ドイツ連邦共和国特許出願公開第19826047号明細書)はアクチュエータまたは弁調節装置として、ハイドロリック式の複動式作業シリンダを有しており、作業シリンダ内には調節プランジャが軸方向で摺動可能に案内されており、調節プランジャは、燃焼シリンダ内に組み込まれたガス交換弁の弁ステムに固く結合されているか、または弁ステムの、弁閉鎖体から離間した方の端部を自ら形成している。調節プランジャは作業シリンダ内において、その両方の、互いに離間する方向を向いた端面によって上側の作業室および下側の作業室を制限している。弁を閉鎖する方向でのプランジャ摺動を生ぜしめる下側の作業室が常に、高圧下にある圧力媒体、例えば液圧作動油によって負荷されている一方で、弁を開放する方向でのプランジャ摺動を生ぜしめる上側の作業室が、電気的な制御弁、有利には2ポート2位置切換ソレノイド弁の助けを借りて適当に、高圧下にある圧力媒体によって負荷されたり、再びほぼ大気圧に放圧されたりするようになっている。高圧下にある圧力媒体は高圧ポンプにより搬送される。制御弁のうち、第1の制御弁が上側の作業室を高圧ポンプに接続しており、第2の制御弁が上側の作業室を、圧力媒体貯蔵タンクに開口した放圧管路に接続している。ガス交換弁の閉弁状態においては、上側の作業室は、閉じた第1の制御弁により高圧ポンプから切り離されており、開いた第2の制御弁により放圧管路に接続されているので、調節プランジャは、下側の作業室内に支配する圧力媒体圧により、その閉鎖位置に運動させられている。ガス交換弁の開弁のために制御弁は切換えられ、これによって、上側の作業室は放圧管路から遮断され高圧ポンプに接続される。上側の作業室における調節プランジャのプランジャ面は、下側の作業室における調節プランジャの作用面よりも大きいので、調節プランジャはガス交換弁を開弁するように摺動する。開弁ストロークの大きさは、第1の制御弁に与えられた電気的な制御信号の構成に依存しており、開弁速度は、高圧ポンプによって流入制御された、圧力媒体の高圧に依存している。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3014028号明細書から公知の、内燃機関のための燃料噴射ポンプは、同時に往復ストローク運動と回転運動を実行するポンプ兼分配器プランジャを有している。段付プランジャとして形成されたポンプ兼分配器プランジャはポンプ室を制限している。ポンプ兼分配器プランジャの外周面には、分配長手方向溝が配置されており、分配長手方向溝はポンプ室と連通しており、回転時に順々に圧力通路を開放制御し、これらの圧力通路は、内燃機関に接続された圧力管路に導かれている。圧力通路の個数は、内燃機関における供給したい燃焼シリンダの個数に等しい。ポンプ兼分配器プランジャの回転中に相次いで、高圧下にない圧力通路は、単数または複数の長手方向溝と、環状溝と、放圧孔とを介して吸込室に向かって放圧される。噴射量調整は制御スライダを介して行われており、制御スライダはポンプ兼分配器プランジャに、軸方向で摺動可能に載設されており、ハイドロリック式のガバナにより軸方向で摺動可能である。ポンプ室は、ポンプ兼分配器プランジャ内に設けられた孔を介して、ポンプ兼分配器プランジャの外周面に配置された長手方向溝に接続されており、長手方向溝は、制御スライダに設けられた形状開口と協働する。この孔が長手方向溝を介して形状開口により開放制御されている限り、噴射は行われない。しかし、この孔が遮断されて、同時にポンプ兼分配器プランジャの圧力ストローク中に分配長手方向溝が圧力通路と重なり合った状態になるとすぐに、噴射が行われる。それにより、噴射量は長手方向溝の間隔により決定され、この場合、長手方向溝のうちの少なくとも1つが他の長手方向溝に対して斜めに配置されているので、制御スライダの、軸方向での摺動は開放制御間隔の変更、ひいては噴射量の変更を生ぜしめる。制御スライダの付加的な回転により同時に噴射開始および噴射終了がシフトされる。
【0004】
ディーゼル機関のための往復可動スライダ式列型噴射ポンプ、いわゆる「コントロールスリーブ式・列型噴射ポンプ」が公知(Bosch社、『Kraftfahrtechnisches Taschenbuch』第23版、ISBN3−528−03876−4、第542頁〜543頁)であって、この往復可動スライダ式・列型噴射ポンプは、ディーゼル機関の燃焼シリンダごとに1つの、カムにより駆動されていてポンプ室を制限しているポンププランジャを有しており、ポンププランジャは、ポンプ作業室と連通した斜めの制御溝を支持しており、さらに、往復可動スライダ式・列型噴射ポンプは往復可動スライダ(Hubschieber)、いわゆる「コントロールスリーブ」を有していて、この往復可動スライダにリリーフ制御孔が設けられている。その都度1つの往復可動スライダ内に係入する、所定の数の変向レバーを備えた1つの調節シャフトが、すべての往復可動スライダを一緒に調節する。電磁式の調節器がさらに調節シャフトを回転させる。往復可動スライダの位置に応じて、圧送は、駆動カムに対して相対的に早くにも遅くにも開始される。制御溝とリリーフ制御孔とが重なり合うと、圧送終了に達する。
【0005】
本発明の利点
請求項1の特徴部に記載された特徴を備えた、内燃機関の燃焼シリンダに対応配置された、少なくとも1つのガス交換弁を制御するための本発明による装置が有する利点は、一方では圧力発生と、他方ではガス交換弁の開弁時点および開弁ストロークの制御とを往復可動スライダ式ポンプにおいて統合したことにより、制御弁および制御エレクトロニクス並びに機能ソフトウェアに関する手間が減じられる点である。使用される往復可動スライダ式ポンプは十分に成熟したコンポーネントであって、内燃機関のための噴射システムにおいては、例えば冒頭で述べたような、ディーゼル機関のための往復可動スライダ式列型噴射ポンプのエレメントとしてその有効性を示しており、それにより、それ程故障する恐れは高くない。その組付けは簡単である。電気的な制御弁の節減により、制御機器における電子的な手間も減じられるし、エネルギ消費も低下する。その都度1つの対応配置された制御装置を備えた、内燃機関に設けられた複数のガス交換弁において、すべてのガス交換弁の負荷制御と位相調節とが、ポンププランジャの、同じ回転、もしくはすべての制御装置の制御スライダの、同じ軸方向摺動よって実施され得る。切換時間に関して僅かな要求を有するにすぎない付加的で簡単な電気的な制御弁により、バルブ停止(Ventilabschaltung)または内燃機関のシリンダ停止(Zylinderabschaltung)が実現され得る。
【0006】
請求項2以下に記載された手段により、請求項1に記載された装置の有利な変化形および改良形が可能である。
【0007】
本発明の有利な構成によれば、制御溝はポンププランジャの外周部に加工成形されており、かつポンププランジャ内を延在する接続孔を介してポンプ室と連通していて、それに対しリリーフ制御孔は制御スライダに、半径方向の孔の形で構成されている。制御スライダの軸方向摺動により、ガス交換弁の開弁の位相位置、つまり他のガス交換弁の開弁時点に対する相対的な開弁時点が調節され、かつポンププランジャの回転により、ガス交換弁の開弁の持続時間が調節される。
【0008】
本発明の有利な実施形態により、ポンプ室とポンプ出口との間に逆止弁が配置されており、ポンプ出口に、電気的に制御可能な遮断弁を用いて選択的に遮断可能な放圧開口が接続されている。遮断弁は有利には、ばね式戻し手段を備えた2ポート2位置切換ソレノイド弁として形成されている。それにより、ガス交換弁の開弁は可変のストロークを有して実施されることができ、その際、ポンプ出口の上流に接続された逆止弁が、ガス交換弁の、往復可動スライダ式ポンプの圧送終了に際した即時的な閉鎖行程を妨げているので、ガス交換弁の目下のストロークが維持される。適切な時点で遮断弁を開放することにより、ガス交換弁の閉弁プロセスが弁閉鎖ばねによって誘発される。この手段によりフル可変の弁駆動が得られて、このフル可変の弁駆動によって、小負荷時にガス交換弁は、燃料消費を下げる目的で極めて小さな新鮮ガス量のみを燃焼シリンダ内に吸気するために極度に短く開弁される。そのような極度に短い、ガス交換弁の開弁は、弁ストロークを過度に減少させることによってのみ可能である。遮断弁を常に開弁位置に保つことにより、ガス交換弁は常に閉弁されて維持されることができ、内燃機関におけるバルブ停止またはシリンダ停止が実現され得る。
【0009】
可変のストローク制御を省略する場合には、本発明による制御装置の簡単化された実施形態において、逆止弁および電気的に制御可能な遮断弁の代わりに、過圧力時に機械的に開弁する、簡単な圧力制限弁またはオーバフローバルブが往復可動スライダ式ポンプのポンプ出口に接続されることができる。この簡単化されて安価な、制御装置のバージョンは、排気弁を制御するために有利に使用され得る。それというのは、排気弁の場合、可変の開放ストロークは特別に意義のあることではないからである。
【0010】
本発明の有利な実施形態により、その都度1つのアクチュエータが弁操作のために対応配置されている複数のガス交換弁において、種々異なる燃焼シリンダに配置されていて選択されたガス交換弁のためのアクチュエータが1つの共通の往復可動スライダ式ポンプに接続されることができて、このことは、別のコスト削減を結果としてもたらす。この場合、その都度2つのアクチュエータに1つの切換弁が設けられており、切換弁の両方の弁出口ポートにその都度1つのアクチュエータが接続されていて、切換弁の、選択的に弁出口ポートに接続可能な弁入口ポートが往復可動スライダ式ポンプのポンプ出口に接続されて位置している。切換弁は有利には、ばね式戻し手段を備えた3ポート2位置切換ソレノイド弁として形成されている。
【0011】
以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。
【0012】
実施例の説明
図1に回路図で示した、自動車の内燃機関の、抜粋的にそのシリンダヘッド11によって図示された燃焼シリンダのためのガス交換弁10を制御するための装置は、弁操作のためのハイドロリック式のアクチュエータ12と、往復可動スライダ式ポンプ13、もしくは「コントロールスリーブ式ポンプ」として形成された高圧ポンプとを有しており、高圧ポンプはアクチュエータ12を、高圧下にある圧力媒体、例えば液圧作動油により負荷する。
【0013】
燃焼シリンダのシリンダヘッド11内に配置されたガス交換弁10は吸気弁または排気弁であることができる。ガス交換弁10は公知の形式で、弁開口14を閉鎖する弁部材15を有しており、弁部材15は弁ステム16に形成されており、かつ弁開口14を取り巻いている弁座17と協働する。
【0014】
アクチュエータ12は、作業シリンダ18内を摺動可能に案内された調節プランジャ19を有しており、調節プランジャ19はハイドロリック式の作業室20を制限している。調節プランジャ19はガス交換弁10の弁ステム16に連結されており、本実施例の場合、弁ステム16に一体的に構成されている。ガス交換弁10を開放するために、調節プランジャ19は、往復可動スライダ式ポンプ13を用いてハイドロリック式の作業室20内に流入制御された、高圧下にある圧力媒体によって、弁閉鎖ばね21の力に抗して摺動させられる。
【0015】
往復可動スライダ式ポンプ13はポンププランジャ22を有しており、ポンププランジャ22はポンプシリンダ23内でポンプ室24を制限しており、カムシャフト25に相対回動不能に載設されたカム26によってカムシャフト25の回転時に、ストローク運動を実施するように駆動される。図2に示した往復可動スライダ式ポンプ13の拡大図から、より明瞭に判るように、ポンププランジャ22の外周部に制御溝27が加工成形されており、この制御溝27はポンププランジャ22のストローク方向に対して斜めに、つまりポンププランジャ軸線に対して鋭角的な角度を成して延びており、かつポンププランジャ22内に軸方向で配置された盲孔28を介してポンプ室24と圧力媒体交換結合関係に、つまり圧力媒体を通流させ得る状態にある。さらに、往復可動スライダ式ポンプ13は、ポンププランジャ22を包囲している制御スライダ29を有している。制御スライダ29内に、リリーフ制御開口30が半径方向の孔の形で加工成形されている。リリーフ制御開口30は図2では点線で図示されている。それというのは、リリーフ制御開口30は、この断面図では、環状の制御スライダ29の、切り取られた半部分内に位置しているからである。ポンププランジャ22のストローク運動中に、制御溝27とリリーフ制御開口30とがオーバーラップ、つまり重複状態に達すると、圧力媒体はポンプ室24から流出し、それによって、ポンプ室24は放圧される。矢印33により象徴的に示唆されているように、制御スライダ29はポンププランジャ22に沿って軸方向で摺動可能であって、このために、ガバナの調節レバー31が、制御スライダ29の外周部に設けられた案内溝32内に係入している。矢印34により図2に示唆されているように、ポンププランジャ22はそのプランジャ軸線を中心に回転可能に形成されている。ポンププランジャ22を回転させるために、ポンププランジャ22に、ここには図示されていない制御部材が作用している。ポンププランジャ22の回転位置により、ガス交換弁10の開放持続時間が変更される。その一方で、制御スライダ29の摺動により、ガス交換弁10の開弁の位相位置、つまり基準時点に対する相対的な、ガス交換弁10の開弁の時点に影響を及ぼすことができる。
【0016】
ポンプ室24は、逆止弁として形成されたポンプ入口弁35を介してポンプ入口36に連通しており、かつポンプ室24に方向付けられた遮断方向を有する逆止弁37を介してポンプ出口38に連通している。ポンプ入口36は圧力媒体貯蔵タンク39に、ポンプ出口38はアクチュエータ12のハイドロリック式の作業室20に接続されている。
【0017】
内燃機関の部分負荷範囲および弱負荷範囲においてガス交換弁の極めて短い開放持続時間を得る目的で、ガス交換弁10の可変のストロークを制御するために、ポンプ出口38には付加的な放圧開口が接続されており、放圧開口は、電気的に制御可能な遮断弁40により選択的に遮断可能である。図1の実施例では、放圧開口は、圧力媒体貯蔵タンク39へ導かれた戻し流管路41に接続されており、遮断弁40として、ばね式戻し手段を備えた2ポート2位置切換ソレノイド弁42が使用されている。このソレノイド弁42は例えば非通電時には開弁されているように構成されており、ガス交換弁10の開弁ストロークを開始したい場合に、ここでは図示されていない制御機器によって、通電によりその遮断位置に移動させられる。ガス交換弁10の開放制御プロセス中に、ソレノイド弁42が非通電状態に切換えられると、ソレノイド弁42は開弁し、ハイドロリック式の作業室20が放圧されることにより、ガス交換弁10の閉弁プロセスが弁閉鎖ばね21により開始される。
【0018】
以下に制御装置の作動形式を説明する。
【0019】
カムシャフト25の回転時に、ポンププランジャ22はカム26によって、連続的な往復ストローク運動を実施するように駆動され、その際、下向きに方向付けられたストローク運動時には、ポンプ室24はポンプ入口36とポンプ入口弁35とを介して、圧力媒体貯蔵タンク39からの圧力媒体により充填される。上向きに方向付けられたストローク運動中に、制御スライダ29の下側のエッジ291が、制御溝27の下側のエッジ、つまりいわゆる「制御エッジ」271を閉鎖するやいなや、ポンプ室24内には圧力が形成される。この圧力はポンプ出口38を介してアクチュエータ12のハイドロリック式の作業室20に流入制御され、これにより、調節プランジャ19は弁閉鎖ばね21のばね力に抗して摺動させられてガス交換弁10は開弁される。制御スライダ29内に加工成形されたリリーフ制御開口30が制御エッジ271と重なり合うようになると、この圧力は再びリリーフ制御され、これによって、往復可動スライダ式ポンプ13の圧送終了に達する。圧送終了後に逆止弁37がガス交換弁10の即時的な閉鎖行程を妨げているので、現状の弁ストロークが維持される。この時点で、またはより早い時点、つまり既に往復可動スライダ式ポンプ13の圧送ストローク中に、通電により遮断されていたソレノイド弁42が非通電状態に切換えられると、所望の時点で戻し流管路41が圧力媒体貯蔵タンク39に対して開かれ、このことは、ガス交換弁10の即時的な閉弁を、弁閉鎖ばね21により誘発する。
【0020】
図3にブロック回路図で示した制御装置は、図1に示した制御装置に対して以下の点で変更されている。すなわち、ポンプ室24とポンプ出口38との間の逆止弁が省略されていて、さらに圧力媒体貯蔵タンク39への戻し流管路41は、電気的に制御可能な遮断弁を介してではなく、簡単な圧力制限弁またはオーバフローバルブ43を介してポンプ出口38に接続されている。圧力制限弁またはオーバフローバルブ43は過圧力時に機械的に開弁する。この場合、図1に示したソレノイド弁42を備えた場合とは異なり、可変のストロークを制御することはできないが、開弁時間および閉弁時間、つまりガス交換弁10を開放する持続時間および位相位置は、説明したように制御スライダ29の軸方向摺動とポンププランジャ22の回転とを介して変化させることができる。その他の点では、図3に示した実施例は図1に示した実施例と対応しているので、同じ構成部分には同じ符号が付与されている。
【0021】
複数のガス交換弁10において、各ガス交換弁10には1つのアクチュエータ12が対応配置されており、複数の燃焼シリンダ11に配置されていて選び出されたガス交換弁10のアクチュエータ12は、1つの共通の往復可動スライダ式ポンプ13に接続されることができる。このための前提条件は、これらの複数のガス交換弁10の開弁時間が重なり合わないことである。
【0022】
図4に図示した、異なる燃焼シリンダに配置された2つのガス交換弁10のための制御装置の実施例に示されているように、各ガス交換弁10にそれぞれ1つのアクチュエータ12が対応配置されており、付加的に切換弁44が、2つの弁出口ポート442,443と、選択的に弁出口ポート442,443に接続可能な1つの弁入口ポート441とを備えて設けられている。図4の実施例では切換弁44は、ばね式戻し手段を備えた3ポート2位置切換ソレノイド弁45として形成されている。アクチュエータ12の、その都度1つのハイドロリック式の作業室20が弁出口ポート442もしくは443に接続されている一方で、弁入口ポート441はポンプ出口38に接続して位置している。図4に図示した場合においては、往復可動スライダ式ポンプ13のポンププランジャ22の上方向運動により、往復可動スライダ式ポンプ13のポンプ室24内に高圧が形成され、この高圧は、切換弁44の切換位置に従って、図4で見て左側のアクチュエータ12の、ハイドロリック式の作業室20内に流入制御されていて、弁部材10の開弁運動が導かれている。図4で見て右側のアクチュエータ12の、ハイドロリック式の作業室20は切換弁44によって遮断されていて無圧状態にあるので、図4で見て右側のガス交換弁10はその閉弁位置にある。図4で見て右側のガス交換弁10を起動制御するためには、切換弁44が切換えられるべきであって、その場合には、切換時間に関する僅かな要求が求められるに過ぎない。その他の点では、図4に示した制御装置の構造および作動形式は、図1に関連して説明したような制御装置の構造および作動形式に相当するので、同じ構成部分には同じ符号を付与してある。
【0023】
本発明は、前述した実施例に限定されない。例えば、ポンププランジャ22の回転可能性を省略することもでき、そのかわりに、制御スライダ29が付加的に、その軸方向での摺動可能性に加えて回転制御を有していてもよい。制御溝27およびリリーフ制御開口30の、ポンププランジャ22および制御スライダ29における配置は逆にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ガス交換弁を制御するための装置の回路図である。
【図2】
図1に示した制御装置に設けられた往復可動スライダ式ポンプの拡大断面図である。
【図3】
制御装置の簡単化されたバージョンの、図1に示したものと同様の回路図である。
【図4】
2つの異なる燃焼シリンダに対応配置されたガス交換弁を制御するための制御装置の回路図である。
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、内燃機関の燃焼シリンダに対応配置された、少なくとも1つのガス交換弁を制御するための装置に関する。
【0002】
このような形式の公知の装置(ドイツ連邦共和国特許出願公開第19826047号明細書)はアクチュエータまたは弁調節装置として、ハイドロリック式の複動式作業シリンダを有しており、作業シリンダ内には調節プランジャが軸方向で摺動可能に案内されており、調節プランジャは、燃焼シリンダ内に組み込まれたガス交換弁の弁ステムに固く結合されているか、または弁ステムの、弁閉鎖体から離間した方の端部を自ら形成している。調節プランジャは作業シリンダ内において、その両方の、互いに離間する方向を向いた端面によって上側の作業室および下側の作業室を制限している。弁を閉鎖する方向でのプランジャ摺動を生ぜしめる下側の作業室が常に、高圧下にある圧力媒体、例えば液圧作動油によって負荷されている一方で、弁を開放する方向でのプランジャ摺動を生ぜしめる上側の作業室が、電気的な制御弁、有利には2ポート2位置切換ソレノイド弁の助けを借りて適当に、高圧下にある圧力媒体によって負荷されたり、再びほぼ大気圧に放圧されたりするようになっている。高圧下にある圧力媒体は高圧ポンプにより搬送される。制御弁のうち、第1の制御弁が上側の作業室を高圧ポンプに接続しており、第2の制御弁が上側の作業室を、圧力媒体貯蔵タンクに開口した放圧管路に接続している。ガス交換弁の閉弁状態においては、上側の作業室は、閉じた第1の制御弁により高圧ポンプから切り離されており、開いた第2の制御弁により放圧管路に接続されているので、調節プランジャは、下側の作業室内に支配する圧力媒体圧により、その閉鎖位置に運動させられている。ガス交換弁の開弁のために制御弁は切換えられ、これによって、上側の作業室は放圧管路から遮断され高圧ポンプに接続される。上側の作業室における調節プランジャのプランジャ面は、下側の作業室における調節プランジャの作用面よりも大きいので、調節プランジャはガス交換弁を開弁するように摺動する。開弁ストロークの大きさは、第1の制御弁に与えられた電気的な制御信号の構成に依存しており、開弁速度は、高圧ポンプによって流入制御された、圧力媒体の高圧に依存している。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3014028号明細書から公知の、内燃機関のための燃料噴射ポンプは、同時に往復ストローク運動と回転運動を実行するポンプ兼分配器プランジャを有している。段付プランジャとして形成されたポンプ兼分配器プランジャはポンプ室を制限している。ポンプ兼分配器プランジャの外周面には、分配長手方向溝が配置されており、分配長手方向溝はポンプ室と連通しており、回転時に順々に圧力通路を開放制御し、これらの圧力通路は、内燃機関に接続された圧力管路に導かれている。圧力通路の個数は、内燃機関における供給したい燃焼シリンダの個数に等しい。ポンプ兼分配器プランジャの回転中に相次いで、高圧下にない圧力通路は、単数または複数の長手方向溝と、環状溝と、放圧孔とを介して吸込室に向かって放圧される。噴射量調整は制御スライダを介して行われており、制御スライダはポンプ兼分配器プランジャに、軸方向で摺動可能に載設されており、ハイドロリック式のガバナにより軸方向で摺動可能である。ポンプ室は、ポンプ兼分配器プランジャ内に設けられた孔を介して、ポンプ兼分配器プランジャの外周面に配置された長手方向溝に接続されており、長手方向溝は、制御スライダに設けられた形状開口と協働する。この孔が長手方向溝を介して形状開口により開放制御されている限り、噴射は行われない。しかし、この孔が遮断されて、同時にポンプ兼分配器プランジャの圧力ストローク中に分配長手方向溝が圧力通路と重なり合った状態になるとすぐに、噴射が行われる。それにより、噴射量は長手方向溝の間隔により決定され、この場合、長手方向溝のうちの少なくとも1つが他の長手方向溝に対して斜めに配置されているので、制御スライダの、軸方向での摺動は開放制御間隔の変更、ひいては噴射量の変更を生ぜしめる。制御スライダの付加的な回転により同時に噴射開始および噴射終了がシフトされる。
【0004】
ディーゼル機関のための往復可動スライダ式列型噴射ポンプ、いわゆる「コントロールスリーブ式・列型噴射ポンプ」が公知(Bosch社、『Kraftfahrtechnisches Taschenbuch』第23版、ISBN3−528−03876−4、第542頁〜543頁)であって、この往復可動スライダ式・列型噴射ポンプは、ディーゼル機関の燃焼シリンダごとに1つの、カムにより駆動されていてポンプ室を制限しているポンププランジャを有しており、ポンププランジャは、ポンプ作業室と連通した斜めの制御溝を支持しており、さらに、往復可動スライダ式・列型噴射ポンプは往復可動スライダ(Hubschieber)、いわゆる「コントロールスリーブ」を有していて、この往復可動スライダにリリーフ制御孔が設けられている。その都度1つの往復可動スライダ内に係入する、所定の数の変向レバーを備えた1つの調節シャフトが、すべての往復可動スライダを一緒に調節する。電磁式の調節器がさらに調節シャフトを回転させる。往復可動スライダの位置に応じて、圧送は、駆動カムに対して相対的に早くにも遅くにも開始される。制御溝とリリーフ制御孔とが重なり合うと、圧送終了に達する。
【0005】
本発明の利点
請求項1の特徴部に記載された特徴を備えた、内燃機関の燃焼シリンダに対応配置された、少なくとも1つのガス交換弁を制御するための本発明による装置が有する利点は、一方では圧力発生と、他方ではガス交換弁の開弁時点および開弁ストロークの制御とを往復可動スライダ式ポンプにおいて統合したことにより、制御弁および制御エレクトロニクス並びに機能ソフトウェアに関する手間が減じられる点である。使用される往復可動スライダ式ポンプは十分に成熟したコンポーネントであって、内燃機関のための噴射システムにおいては、例えば冒頭で述べたような、ディーゼル機関のための往復可動スライダ式列型噴射ポンプのエレメントとしてその有効性を示しており、それにより、それ程故障する恐れは高くない。その組付けは簡単である。電気的な制御弁の節減により、制御機器における電子的な手間も減じられるし、エネルギ消費も低下する。その都度1つの対応配置された制御装置を備えた、内燃機関に設けられた複数のガス交換弁において、すべてのガス交換弁の負荷制御と位相調節とが、ポンププランジャの、同じ回転、もしくはすべての制御装置の制御スライダの、同じ軸方向摺動よって実施され得る。切換時間に関して僅かな要求を有するにすぎない付加的で簡単な電気的な制御弁により、バルブ停止(Ventilabschaltung)または内燃機関のシリンダ停止(Zylinderabschaltung)が実現され得る。
【0006】
請求項2以下に記載された手段により、請求項1に記載された装置の有利な変化形および改良形が可能である。
【0007】
本発明の有利な構成によれば、制御溝はポンププランジャの外周部に加工成形されており、かつポンププランジャ内を延在する接続孔を介してポンプ室と連通していて、それに対しリリーフ制御孔は制御スライダに、半径方向の孔の形で構成されている。制御スライダの軸方向摺動により、ガス交換弁の開弁の位相位置、つまり他のガス交換弁の開弁時点に対する相対的な開弁時点が調節され、かつポンププランジャの回転により、ガス交換弁の開弁の持続時間が調節される。
【0008】
本発明の有利な実施形態により、ポンプ室とポンプ出口との間に逆止弁が配置されており、ポンプ出口に、電気的に制御可能な遮断弁を用いて選択的に遮断可能な放圧開口が接続されている。遮断弁は有利には、ばね式戻し手段を備えた2ポート2位置切換ソレノイド弁として形成されている。それにより、ガス交換弁の開弁は可変のストロークを有して実施されることができ、その際、ポンプ出口の上流に接続された逆止弁が、ガス交換弁の、往復可動スライダ式ポンプの圧送終了に際した即時的な閉鎖行程を妨げているので、ガス交換弁の目下のストロークが維持される。適切な時点で遮断弁を開放することにより、ガス交換弁の閉弁プロセスが弁閉鎖ばねによって誘発される。この手段によりフル可変の弁駆動が得られて、このフル可変の弁駆動によって、小負荷時にガス交換弁は、燃料消費を下げる目的で極めて小さな新鮮ガス量のみを燃焼シリンダ内に吸気するために極度に短く開弁される。そのような極度に短い、ガス交換弁の開弁は、弁ストロークを過度に減少させることによってのみ可能である。遮断弁を常に開弁位置に保つことにより、ガス交換弁は常に閉弁されて維持されることができ、内燃機関におけるバルブ停止またはシリンダ停止が実現され得る。
【0009】
可変のストローク制御を省略する場合には、本発明による制御装置の簡単化された実施形態において、逆止弁および電気的に制御可能な遮断弁の代わりに、過圧力時に機械的に開弁する、簡単な圧力制限弁またはオーバフローバルブが往復可動スライダ式ポンプのポンプ出口に接続されることができる。この簡単化されて安価な、制御装置のバージョンは、排気弁を制御するために有利に使用され得る。それというのは、排気弁の場合、可変の開放ストロークは特別に意義のあることではないからである。
【0010】
本発明の有利な実施形態により、その都度1つのアクチュエータが弁操作のために対応配置されている複数のガス交換弁において、種々異なる燃焼シリンダに配置されていて選択されたガス交換弁のためのアクチュエータが1つの共通の往復可動スライダ式ポンプに接続されることができて、このことは、別のコスト削減を結果としてもたらす。この場合、その都度2つのアクチュエータに1つの切換弁が設けられており、切換弁の両方の弁出口ポートにその都度1つのアクチュエータが接続されていて、切換弁の、選択的に弁出口ポートに接続可能な弁入口ポートが往復可動スライダ式ポンプのポンプ出口に接続されて位置している。切換弁は有利には、ばね式戻し手段を備えた3ポート2位置切換ソレノイド弁として形成されている。
【0011】
以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。
【0012】
実施例の説明
図1に回路図で示した、自動車の内燃機関の、抜粋的にそのシリンダヘッド11によって図示された燃焼シリンダのためのガス交換弁10を制御するための装置は、弁操作のためのハイドロリック式のアクチュエータ12と、往復可動スライダ式ポンプ13、もしくは「コントロールスリーブ式ポンプ」として形成された高圧ポンプとを有しており、高圧ポンプはアクチュエータ12を、高圧下にある圧力媒体、例えば液圧作動油により負荷する。
【0013】
燃焼シリンダのシリンダヘッド11内に配置されたガス交換弁10は吸気弁または排気弁であることができる。ガス交換弁10は公知の形式で、弁開口14を閉鎖する弁部材15を有しており、弁部材15は弁ステム16に形成されており、かつ弁開口14を取り巻いている弁座17と協働する。
【0014】
アクチュエータ12は、作業シリンダ18内を摺動可能に案内された調節プランジャ19を有しており、調節プランジャ19はハイドロリック式の作業室20を制限している。調節プランジャ19はガス交換弁10の弁ステム16に連結されており、本実施例の場合、弁ステム16に一体的に構成されている。ガス交換弁10を開放するために、調節プランジャ19は、往復可動スライダ式ポンプ13を用いてハイドロリック式の作業室20内に流入制御された、高圧下にある圧力媒体によって、弁閉鎖ばね21の力に抗して摺動させられる。
【0015】
往復可動スライダ式ポンプ13はポンププランジャ22を有しており、ポンププランジャ22はポンプシリンダ23内でポンプ室24を制限しており、カムシャフト25に相対回動不能に載設されたカム26によってカムシャフト25の回転時に、ストローク運動を実施するように駆動される。図2に示した往復可動スライダ式ポンプ13の拡大図から、より明瞭に判るように、ポンププランジャ22の外周部に制御溝27が加工成形されており、この制御溝27はポンププランジャ22のストローク方向に対して斜めに、つまりポンププランジャ軸線に対して鋭角的な角度を成して延びており、かつポンププランジャ22内に軸方向で配置された盲孔28を介してポンプ室24と圧力媒体交換結合関係に、つまり圧力媒体を通流させ得る状態にある。さらに、往復可動スライダ式ポンプ13は、ポンププランジャ22を包囲している制御スライダ29を有している。制御スライダ29内に、リリーフ制御開口30が半径方向の孔の形で加工成形されている。リリーフ制御開口30は図2では点線で図示されている。それというのは、リリーフ制御開口30は、この断面図では、環状の制御スライダ29の、切り取られた半部分内に位置しているからである。ポンププランジャ22のストローク運動中に、制御溝27とリリーフ制御開口30とがオーバーラップ、つまり重複状態に達すると、圧力媒体はポンプ室24から流出し、それによって、ポンプ室24は放圧される。矢印33により象徴的に示唆されているように、制御スライダ29はポンププランジャ22に沿って軸方向で摺動可能であって、このために、ガバナの調節レバー31が、制御スライダ29の外周部に設けられた案内溝32内に係入している。矢印34により図2に示唆されているように、ポンププランジャ22はそのプランジャ軸線を中心に回転可能に形成されている。ポンププランジャ22を回転させるために、ポンププランジャ22に、ここには図示されていない制御部材が作用している。ポンププランジャ22の回転位置により、ガス交換弁10の開放持続時間が変更される。その一方で、制御スライダ29の摺動により、ガス交換弁10の開弁の位相位置、つまり基準時点に対する相対的な、ガス交換弁10の開弁の時点に影響を及ぼすことができる。
【0016】
ポンプ室24は、逆止弁として形成されたポンプ入口弁35を介してポンプ入口36に連通しており、かつポンプ室24に方向付けられた遮断方向を有する逆止弁37を介してポンプ出口38に連通している。ポンプ入口36は圧力媒体貯蔵タンク39に、ポンプ出口38はアクチュエータ12のハイドロリック式の作業室20に接続されている。
【0017】
内燃機関の部分負荷範囲および弱負荷範囲においてガス交換弁の極めて短い開放持続時間を得る目的で、ガス交換弁10の可変のストロークを制御するために、ポンプ出口38には付加的な放圧開口が接続されており、放圧開口は、電気的に制御可能な遮断弁40により選択的に遮断可能である。図1の実施例では、放圧開口は、圧力媒体貯蔵タンク39へ導かれた戻し流管路41に接続されており、遮断弁40として、ばね式戻し手段を備えた2ポート2位置切換ソレノイド弁42が使用されている。このソレノイド弁42は例えば非通電時には開弁されているように構成されており、ガス交換弁10の開弁ストロークを開始したい場合に、ここでは図示されていない制御機器によって、通電によりその遮断位置に移動させられる。ガス交換弁10の開放制御プロセス中に、ソレノイド弁42が非通電状態に切換えられると、ソレノイド弁42は開弁し、ハイドロリック式の作業室20が放圧されることにより、ガス交換弁10の閉弁プロセスが弁閉鎖ばね21により開始される。
【0018】
以下に制御装置の作動形式を説明する。
【0019】
カムシャフト25の回転時に、ポンププランジャ22はカム26によって、連続的な往復ストローク運動を実施するように駆動され、その際、下向きに方向付けられたストローク運動時には、ポンプ室24はポンプ入口36とポンプ入口弁35とを介して、圧力媒体貯蔵タンク39からの圧力媒体により充填される。上向きに方向付けられたストローク運動中に、制御スライダ29の下側のエッジ291が、制御溝27の下側のエッジ、つまりいわゆる「制御エッジ」271を閉鎖するやいなや、ポンプ室24内には圧力が形成される。この圧力はポンプ出口38を介してアクチュエータ12のハイドロリック式の作業室20に流入制御され、これにより、調節プランジャ19は弁閉鎖ばね21のばね力に抗して摺動させられてガス交換弁10は開弁される。制御スライダ29内に加工成形されたリリーフ制御開口30が制御エッジ271と重なり合うようになると、この圧力は再びリリーフ制御され、これによって、往復可動スライダ式ポンプ13の圧送終了に達する。圧送終了後に逆止弁37がガス交換弁10の即時的な閉鎖行程を妨げているので、現状の弁ストロークが維持される。この時点で、またはより早い時点、つまり既に往復可動スライダ式ポンプ13の圧送ストローク中に、通電により遮断されていたソレノイド弁42が非通電状態に切換えられると、所望の時点で戻し流管路41が圧力媒体貯蔵タンク39に対して開かれ、このことは、ガス交換弁10の即時的な閉弁を、弁閉鎖ばね21により誘発する。
【0020】
図3にブロック回路図で示した制御装置は、図1に示した制御装置に対して以下の点で変更されている。すなわち、ポンプ室24とポンプ出口38との間の逆止弁が省略されていて、さらに圧力媒体貯蔵タンク39への戻し流管路41は、電気的に制御可能な遮断弁を介してではなく、簡単な圧力制限弁またはオーバフローバルブ43を介してポンプ出口38に接続されている。圧力制限弁またはオーバフローバルブ43は過圧力時に機械的に開弁する。この場合、図1に示したソレノイド弁42を備えた場合とは異なり、可変のストロークを制御することはできないが、開弁時間および閉弁時間、つまりガス交換弁10を開放する持続時間および位相位置は、説明したように制御スライダ29の軸方向摺動とポンププランジャ22の回転とを介して変化させることができる。その他の点では、図3に示した実施例は図1に示した実施例と対応しているので、同じ構成部分には同じ符号が付与されている。
【0021】
複数のガス交換弁10において、各ガス交換弁10には1つのアクチュエータ12が対応配置されており、複数の燃焼シリンダ11に配置されていて選び出されたガス交換弁10のアクチュエータ12は、1つの共通の往復可動スライダ式ポンプ13に接続されることができる。このための前提条件は、これらの複数のガス交換弁10の開弁時間が重なり合わないことである。
【0022】
図4に図示した、異なる燃焼シリンダに配置された2つのガス交換弁10のための制御装置の実施例に示されているように、各ガス交換弁10にそれぞれ1つのアクチュエータ12が対応配置されており、付加的に切換弁44が、2つの弁出口ポート442,443と、選択的に弁出口ポート442,443に接続可能な1つの弁入口ポート441とを備えて設けられている。図4の実施例では切換弁44は、ばね式戻し手段を備えた3ポート2位置切換ソレノイド弁45として形成されている。アクチュエータ12の、その都度1つのハイドロリック式の作業室20が弁出口ポート442もしくは443に接続されている一方で、弁入口ポート441はポンプ出口38に接続して位置している。図4に図示した場合においては、往復可動スライダ式ポンプ13のポンププランジャ22の上方向運動により、往復可動スライダ式ポンプ13のポンプ室24内に高圧が形成され、この高圧は、切換弁44の切換位置に従って、図4で見て左側のアクチュエータ12の、ハイドロリック式の作業室20内に流入制御されていて、弁部材10の開弁運動が導かれている。図4で見て右側のアクチュエータ12の、ハイドロリック式の作業室20は切換弁44によって遮断されていて無圧状態にあるので、図4で見て右側のガス交換弁10はその閉弁位置にある。図4で見て右側のガス交換弁10を起動制御するためには、切換弁44が切換えられるべきであって、その場合には、切換時間に関する僅かな要求が求められるに過ぎない。その他の点では、図4に示した制御装置の構造および作動形式は、図1に関連して説明したような制御装置の構造および作動形式に相当するので、同じ構成部分には同じ符号を付与してある。
【0023】
本発明は、前述した実施例に限定されない。例えば、ポンププランジャ22の回転可能性を省略することもでき、そのかわりに、制御スライダ29が付加的に、その軸方向での摺動可能性に加えて回転制御を有していてもよい。制御溝27およびリリーフ制御開口30の、ポンププランジャ22および制御スライダ29における配置は逆にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ガス交換弁を制御するための装置の回路図である。
【図2】
図1に示した制御装置に設けられた往復可動スライダ式ポンプの拡大断面図である。
【図3】
制御装置の簡単化されたバージョンの、図1に示したものと同様の回路図である。
【図4】
2つの異なる燃焼シリンダに対応配置されたガス交換弁を制御するための制御装置の回路図である。
Claims (14)
- 内燃機関の燃焼シリンダに対応配置された、少なくとも1つのガス交換弁(10)を制御するための装置であって、弁操作するためのハイドロリック式のアクチュエータ(12)と、該アクチュエータ(12)を、高圧下にある圧力媒体で負荷する高圧ポンプとが設けられている形式のものにおいて、高圧ポンプが、ストローク運動を実施していてポンプ室(24)を制限しているポンププランジャ(22)と、該ポンププランジャ(22)を包囲している制御スライダ(29)とを備えた往復可動スライダ式ポンプ(13)として形成されており、ポンププランジャ(22)および制御スライダ(29)のうちのどちらか一方が、ポンププランジャ(22)のストローク方向に対して斜めに延びる制御溝(27)を有しており、前記両者のうちの他方が、制御溝(27)と協働するリリーフ制御開口(30)を有しており、制御溝(27)およびリリーフ制御開口(30)が、重なり合ったときに、ポンプ室(24)の圧力放圧を引き起こすようになっており、さらに、アクチュエータ(12)のアクティブ化および非アクティブ化によるガス交換弁(10)の開放制御の位相位置および持続時間を制御するために、ポンププランジャ(22)と制御スライダ(29)とが互いに相対的に回転可能、かつ制御スライダ(29)がポンププランジャ(22)に対して相対的に摺動可能であることを特徴とする、少なくとも1つのガス交換弁を制御するための装置。
- 制御溝(27)がポンププランジャ(22)の外周部に加工成形されており、ポンププランジャ(22)内を延在する接続孔(28)を介してポンプ室(24)と連通しており、かつリリーフ制御開口(30)が制御スライダ(29)に配置されており、半径方向の孔として構成されている、請求項1記載の装置。
- ポンプ室(24)が、圧力媒体貯蔵タンク(39)に接続されたポンプ入口(36)と、アクチュエータ(12)に接続されたポンプ出口(38)とを有しており、かつポンプ室(24)とポンプ入口(36)との間にポンプ入口弁(35)が配置されている、請求項1または2記載の装置。
- ポンプ入口弁(35)が逆止弁である、請求項3記載の装置。
- アクチュエータ(12)が、ガス交換弁(10)に連結された調節プランジャ(19)を有しており、該調節プランジャ(19)がハイドロリック式の作業室(20)を制限しており、該作業室(20)内に流入制御された圧力媒体によって弁閉鎖ばね(21)に抗して摺動可能であり、かつハイドロリック式の作業室(20)が往復可動スライダ式ポンプ(13)のポンプ出口(38)に接続されている、請求項3または4記載の装置。
- ポンププランジャ(22)が、カムシャフト(25)に載設されたカム(26)を介して、ストローク運動を実施するように駆動されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
- ポンプ出口(38)に圧力制限弁(43)が接続されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
- ポンプ室(24)とポンプ出口(38)との間に逆止弁(37)が配置されており、ポンプ出口(38)に、電気的に制御可能な遮断弁(40)を用いて選択的に遮断可能な放圧開口が接続されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
- 遮断弁(40)が、ばね式戻し手段を備えた2ポート2位置切換ソレノイド弁(42)である、請求項8記載の装置。
- 放圧開口に、圧力媒体貯蔵タンク(39)に通じた戻し流管路(41)が接続されている、請求項8または9記載の装置。
- 複数のガス交換弁(10)がある場合に各ガス交換弁(10)ごとに1つのアクチュエータ(12)が対応配置されており、かつ異なる複数の燃焼シリンダに対応配置されていて選択されたガス交換弁(10)のアクチュエータ(12)が、1つの共通の往復可動スライダ式ポンプ(13)に接続されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
- 前記接続が、選択的に2つの弁出口ポート(442,443)に接続可能な弁入口ポート(441)を備えた切換弁(44)を用いて実施されており、かつその都度1つのアクチュエータ(12)が切換弁(44)の1つの弁出口ポート(442,443)に接続されていて、切換弁(44)の弁入口ポート(441)がポンプ出口(38)に接続して位置している、請求項11記載の装置。
- 切換弁(44)が、ばね式戻し手段を備えた3ポート2位置切換ソレノイド弁(45)である、請求項12記載の装置。
- 往復可動スライダ式ポンプ(13)のポンププランジャ(22)が回転可能に形成されている、請求項1から13までのいずれか1項記載の装置。
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