JP2005509426A - 細胞内atpおよび/または遺伝子発現の測定方法 - Google Patents

細胞内atpおよび/または遺伝子発現の測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005509426A
JP2005509426A JP2003544475A JP2003544475A JP2005509426A JP 2005509426 A JP2005509426 A JP 2005509426A JP 2003544475 A JP2003544475 A JP 2003544475A JP 2003544475 A JP2003544475 A JP 2003544475A JP 2005509426 A JP2005509426 A JP 2005509426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
seq
luciferin
recycling
luciferase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003544475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005509426A5 (ja
Inventor
デイ,ジヨン・キヤベンデイツシユ
スクイレル,デイビツド・ジエイムズ
ベイリー,マーク・ジヨン
ホワイト,ペーター・ジヨン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UK Secretary of State for Defence
Original Assignee
UK Secretary of State for Defence
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0127292A external-priority patent/GB0127292D0/en
Application filed by UK Secretary of State for Defence filed Critical UK Secretary of State for Defence
Publication of JP2005509426A publication Critical patent/JP2005509426A/ja
Publication of JP2005509426A5 publication Critical patent/JP2005509426A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0071Oxidoreductases (1.) acting on paired donors with incorporation of molecular oxygen (1.14)
    • C12N9/0083Miscellaneous (1.14.99)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/43504Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from invertebrates
    • C07K14/43563Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from invertebrates from insects
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/66Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving luciferase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide

Abstract

ルシフェラーゼとルシフェリンリサイクリングタンパク質とをコードする構築物で細胞を形質転換し、ルシフェリンを該細胞内に導入し、該細胞からの生物発光シグナルをモニターすることを含んでなる、細胞内ATPおよび/または遺伝子発現の測定方法を提供する。新規ルシフェリンリサイクリングタンパク質も記載されており、これは、光学活性酵素基質の製造におけるその使用と共に、特許請求されている。

Description

本発明は、特に、ルシフェラーゼとルシフェリンとを含む生物発光シグナル伝達系の用途、ならびに該方法において使用する或る新規遺伝子およびタンパク質、ならびに該系において使用する要素の製造に関する。
生物発光シグナル伝達系はよく知られており、バイオテクノロジーにおける、特に、微生物の検出の分野における広範な用途、または細胞活性の研究における生理的レポーターとしての広範な用途を有する
最も一般的な生物発光シグナル伝達系の1つは、ホタルおよび発光虫のような生物において天然で見出される酵素ルシフェラーゼと酵素基質ルシフェリンとの組合せを利用するものである。すべての細胞内で見出されるアデノシン三リン酸(ATP)の存在下、ルシフェラーゼはルシフェリンを酸化してオキシルシフェリン、システインおよび生物発光シグナルを生成し、このシグナルは、例えばルミノメーターを使用してモニターすることが可能である。
該シグナル伝達反応は以下のとおりに表すことができる。
Figure 2005509426
しかし、オキシルシフェリンは該反応のインヒビターであり、このことは、そのような系で生成したシグナルが非常に短寿命であることを意味する。さらに、適当かつ測定可能なシグナルの生成が保証されるためには、いずれの反応系にも相当過剰なD−ルシフェリンを供給する必要がある。そのような系を利用する、微生物などの検出のためのアッセイの具体例には、例えばWO 94/17202およびWO 96/02665に記載のものが含まれる。
細胞内ATP濃度は、細胞の健康状態または発生段階に応じて10倍以上変動しうる。細胞内ATPレベルの変動を測定しうることは、例えば薬物、毒素、ホルモン、環境因子または疾患が細胞に及ぼす効果を研究する手段として非常に重要である。
ATPの濃度をインビボで分析するための種々の方法が当技術分野で示唆されている。例えば、Dementievaら,(1996)Biochemistry(Moscow)Vol 61,No.7においては、組換えルシフェラーゼを使用してATPの全存在量を計算し、推定全細胞体積で割ることにより、大腸菌(E.coli)におけるATPの細胞内濃度が測定された。
そのような間接的アプローチでは、せいぜい、実際のATP濃度の推定値しか得ることができない。
ルシフェラーゼは遺伝子発現(インビボ)用のマーカーとして使用されることがあり、この場合、その細胞内産生は特定の遺伝的制御要素に関連している。ルシフェリンは外的に加えられ、細胞内ATP濃度は、ほとんどすべての条件下で、該酵素を飽和させる。したがって、遺伝子発現のスイッチ・オンは、生成した活性ルシフェラーゼの量に応じて定量的に放出される光により表示される。
一般には、測定されるのはルシフェラーゼの濃度である。ついでこの濃度は別の事象(例えば、プロモーターの効率)と相関される。ATPに対するミカエリス・メンテン定数Kが小さなルシフェラーゼ(例えば、WO 96/22376を参照されたい)を使用した場合には、周囲の[ATP]の変化がアッセイを妨げないことが保証されることが公知である。
突然変異ルシフェラーゼ(これは、通常より高いミカエリス・メンテン定数Kを有するため、インビボで行う細胞ATPアッセイにおいて特に有用でありうる)がWO 98/46729に記載されている。当技術分野で既に公知のルシフェラーゼより高いKを有するルシフェラーゼを使用することにより、定常状態ATP濃度を広範囲で測定するためにこれらの酵素を使用する可能性。これは、一般的に言えば、酵素速度(光強度により測定した場合のV)と基質濃度(ルシフェリンが過剰の場合は、ATPの基質濃度)との関係が以下のとおりになるからである。
V=V .[ATP]/K+[ATP]
したがって、Kが周囲の[ATP]より大きい(または類似した大きさである)場合にだけ、[ATP]の変化と光強度との間に或る程度の比例が認められると理解されうる。Kが周囲の[ATP]より遥かに小さい場合には、[ATP]の変化は、測定される光強度に、明らかな影響を及ぼさないであろう。光検出が高感度になればなるほど、測定可能な「V」の変化は小さくなり、評価される[ATP]範囲に関するKは小さくなりうることが明らかである。
ある用途(例えば、インビボ測定)においては、Kが400μm〜1.4mM、例えば500μm、600μm、1mMなどであるルシフェラーゼを使用するのが好都合かもしれない。しかし、前記の考察から理解されうるように、主な基準は、Kが、評価される予想[ATP]範囲より遥かに小さくはないということである。
血液細胞の生理学的アッセイに重要な個々の予想[ATP]範囲は300μm〜1mM、より詳しくは、380μm〜620μmである(前記Sigma Diagnostic Kit,カタログNo.366を参照されたい)。肝細胞のような他の哺乳類細胞の場合、[ATP]範囲は2.5mM〜6mMである(前記Dementievaら,(1996)を参照されたい)。WO 96/22376に記載されているような組換えルシフェラーゼの使用は、これらの範囲における連続的アッセイに特に適している。
しかし、そのようなすべてのアッセイ、および細胞の健康状態の生理学的レポーターとして用いるアッセイ(例えば、薬物のスクリーニングにおけるものなど)においては、細胞は、ルシフェラーゼ酵素を発現するように形質転換されるのが望ましい。しかし、前記のとおり、ルシフェリンは外的に添加されなければならない。不都合なことに、ルシフェリンは、生理的に許容されるpHであるとは一般にはみなされないpH5未満の場合にのみ、細胞透過性となる。したがって、通常の細胞アッセイへのこの試薬の添加は容易ではない。細胞のATPレベルを長期間にわたりモニターするためには、この低いpHをその期間にわたり維持する必要があるが、それ自体が細胞に悪影響を及ぼす可能性がある。このことは、このタイプのアッセイの用途(特に、骨のおれる方法が要求されるハイスループットスクリーニングの場合)を制限する。
さらに、ルシフェラーゼ酵素は組換えDNA技術により製造されうるが、D−ルシフェリンは、一般には、所望のD異性体と望ましくないL異性体との混合物として合成法により製造され、この場合、L異性体を、使用前に分離する必要がある。これは不経済な方法である。
米国特許第5,814,504号は、オキシルシフェリンおよびD−システインと組合された場合にホタルD−ルシフェリンを生成する、ホタル種から単離された40kDのタンパク質を記載している。このタンパク質は、ルシフェラーゼ/ルシフェリン反応系からの発光シグナルの持続性を改善するのに、および該反応において使用するルシフェラーゼおよびルシフェリンの量を減少させるのに有用であるとされている。このタンパク質を使用するホタルルシフェリンの製造方法も記載されている。このタンパク質のアミノ酸配列および対応mRNA(フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)由来のもの)は、それぞれアクセッション番号BAB60700およびアクセッション番号AB062786としてNCBIデータベースから入手可能である。
ルシオラ・クルシアタ(Luciola cruciata)およびルシオラ・ラテラリス(Luciola lateraris)由来の他のルシフェラーゼ・リサイクリング(recycling)酵素の配列も公開されている(それぞれBAB85479およびBAB85478を参照されたい)。
本出願人は、このタイプのタンパク質およびそれらをコードする核酸の更なる用途を開発し、発光虫から入手可能な、関連活性を有するタンパク質の更なる新規例を見出した。
本発明は、ルシフェラーゼとルシフェリンリサイクリングタンパク質とをコードする構築物で細胞を形質転換し、ルシフェリンを該細胞内に導入し、該細胞からの生物発光シグナルをモニターすることを含んでなる、細胞内ATPおよび/または遺伝子発現の測定方法を提供する。
「ルシフェリンリサイクリングタンパク質」またはLREなる語は、オキシルシフェリンおよびシステインをルシフェリンに変換するタンパク質を意味する。そのようなタンパク質の一例としては、米国特許第5,814,504号に記載されているものが挙げられるが、後記で更に詳しく説明するとおり、本出願人は、更なるタンパク質をクローニングし配列決定し、これらも本発明のもう1つの態様を構成する。
本発明の方法は、細胞内ATPレベルをモニターするために用いることが可能である。その代わりに又はそれに加えて、本発明の方法は、ルシフェラーゼ遺伝子またはルシフェラーゼリサイクリング遺伝子の発現をモニターするために用いることが可能である。なぜなら、生成シグナルは、これらのいずれかの遺伝子の発現レベルと関連しているからであり、ルシフェラーゼの発現に、より直接的に関連している。
本発明の方法は、インビボ遺伝子発現が、安定な光出力で表示されうるという顕著な利点を有する。該細胞アッセイの開始時に、pH5への短時間の曝露の途中で、1回分の投入量のルシフェリンを該細胞内に導入することが可能である。ついで該アッセイ中は該細胞を生理的pHに維持することが可能である。該系においてはルシフェリンは急速に消費されるが、該細胞内で発現されたルシフェリンリサイクリングタンパク質および該細胞内に存在するシステイン(特に、D−システイン)の作用により、生成したオキシルシフェリンが再びD−ルシフェリンに変換される。
その結果、読取りが容易なシグナルを与える比較的安定な光出力が達成されうる。このタイプの系に特有の利点が認められうる。
ルシフェラーゼ酵素およびルシフェリンリサイクリングタンパク質は、2つの別々のタンパク質として該細胞内で発現されうる。この場合、該細胞を形質転換するために使用する構築物は2成分構築物(一方の成分は、ルシフェラーゼ酵素をコードする遺伝子を含有し、もう一方の成分は、ルシフェリンリサイクリングタンパク質をコードする遺伝子を含有する)でありうる。好ましくは、ルシフェラーゼ酵素とルシフェリンリサイクリングタンパク質とは、融合タンパク質として一緒に発現される。ルシフェラーゼ活性とリサイクリング活性とを遺伝的に連結させることにより、該反応の動力学(インビボまたはインビトロ)が、より有利なものとなる。そのような融合タンパク質は、本発明のもう1つの態様を構成する。
必要に応じて、例えば、細胞がL−システインラセマーゼを発現するよう該細胞を更に形質転換することにより、D−システインの細胞含量を増加させることが可能である。
好ましい実施形態においては、細胞が2つのルシフェラーゼ酵素(一方は、比較的高いK値を有し、もう一方は比較的低いK値を有する)を発現するよう、該細胞を形質転換する。適切には、これらは、区別されうる種々の波長の出力を有する。この系においては、該アッセイの有用な範囲が拡張されうる。その代わりに又はそれに加えて、それはレシオメトリック(ratiometric)アッセイの実施を可能にし、この場合、高いKのルシフェラーゼの活性が、低いKのルシフェラーゼの活性と比較される。このようにして、細胞生理学を継続的にモニターすることが可能である。例えば、スクリーニングするサンプルの細胞毒または他の悪影響を迅速に検出することが可能であろう。
比較的低いK値を有するルシフェラーゼ突然変異体の具体例はWO 96/22376に記載されており、これらを本発明において使用することが可能である。
本発明の方法において使用する細胞の形質転換に使用する新規構築物は、本発明のもう1つの態様を構成する。したがって、本発明は更に、(i)ルシフェラーゼ酵素をコードする核酸配列と、(ii)ルシフェリンリサイクリングタンパク質をコードする核酸配列とを含んでなるDNA構築物を提供する。これらの要素は、好ましくは、適当なプロモーターの制御下にある。該要素が2つのタンパク質として発現される場合には、ルシフェラーゼ酵素をコードする核酸配列は第1のプロモーターの制御下にあり、ルシフェリンリサイクリングタンパク質をコードする核酸配列は第2のプロモーターの制御下にある。
しかし、好ましくは、これらの要素の核酸配列は、ルシフェラーゼとルシフェリンリサイクリング酵素との融合タンパク質を発現するように連結される。この場合、該核酸配列は単一のプロモーターの制御下にある。
前記のとおり、該構築物は、適切には、(iii)もう1つのルシフェラーゼ酵素をコードする核酸配列と、(iv)L−システインラセマーゼ酵素をコードする核酸配列とから選ばれる1以上の追加的な成分を含みうる。要素(iii)および(iv)は、適切には、それぞれ第3および第4のプロモーターの制御下にある。
該構築物は、適切には、細胞の形質転換において使用しうる1以上のベクターの形態である。該構築物の要素が2以上のベクター上に存在する場合、これらは、標的細胞を共形質転換するために使用することが可能である。
このようにして形質転換される細胞は真核細胞または原核細胞でありうる。細胞アッセイには、哺乳類細胞または植物細胞のような真核細胞が要求されると予想されうる。当技術分野において一般的であるとおり、ベクターおよびプロモーターとしては、標的細胞型において活性なものが選ばれる。
本発明の構築物中で使用する核酸は、特定された活性を有するタンパク質をコードする。当技術分野において一般的であるとおり、これらの核酸中で使用するコドンの少なくともいくつかを標的細胞種に「最適化」させることが好ましいかもしれない。例えば、特定の細胞型は、特定の比率のGC含量を有する核酸を、より有効に発現し、遺伝暗号の縮重の結果として、これに類似したGC含量比率を該核酸が有するようコドンを選択することが可能である。
前記要素(i)および/または(iii)の核酸配列の具体例は当技術分野においてよく知られている。それらは、適切には、熱安定性、K値および比色性のような所望の特性を有するルシフェラーゼをコードする。本発明の構築物中で使用する核酸により適切にはコードされる突然変異ルシフェラーゼの具体例は、EP−A−0528448、WO95/25798、WO 96/22376、WO 98/46729、WO 00/24878、WO 01/31028、WO 99/14336およびWO 01/20002に記載されている。
適当なL−システインラセマーゼ酵素(前記の要素(iv))の具体例は当技術分野において公知である。例えば、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)(EcoCycデータベース上ではEC 5.1.1.10と称される)由来の低い基質特異性を有する酵素アミノ酸ラセマーゼはL−アミノ酸からD−アミノ酸への変換を触媒することが公知である。
本発明の構築物の要素(ii)において使用しうる核酸の一例は、後記図2に示す配列番号1のタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片もしくは変異体をコードする。このタンパク質はフォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)から入手可能である。
ルシフェリンリサイクリング酵素の他の公知具体例としては、ルシオラ・クルシアタ(Luciola cruciata)およびルシオラ・ラテラリス(Luciola lateralis)のようなルシオラ(Luciola)種から入手可能なタンパク質が挙げられる。そのような配列の特定の具体例は、後記配列番号62および63に記載されている。したがって、本発明の構築物中に含まれる核酸は、配列番号62もしくは63のタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体をコードしうる。
本発明で用いる「断片」なる語は、要求される酵素活性を有する基本配列の1以上の部分を意味する。これらは欠失突然変異体でありうる。一般的に言えば、該部分は、該基本配列の少なくとも12アミノ酸、好ましくは少なくとも20アミノ酸を含む。
「変異体」なる語は、対立遺伝子変異体および、複数の遺伝子コピーの存在の結果として別の遺伝子座に見出される変異体を含む。また、「変異体」なる語は、配列中の1以上のアミノ酸が他のアミノ酸に置換されている点で、それが由来する基本アミノ酸配列とは異なるアミノ酸配列、またはそれをコードする核酸配列を含む。アミノ酸が、概ね類似した特性を有する別のアミノ酸により置換されている場合、アミノ酸の置換は「保存(同類)的」であるとみなされうる。非保存的置換は、アミノ酸が、異なるタイプのアミノ酸により置換されている場合である。大まかに言って、該ポリペプチドの生物活性を変化させない場合には、少数の非保存的置換しか可能でない。適切には、変異体は基本配列に対して少なくとも60%相同であり、好ましくは少なくとも75%相同であり、より好ましくは少なくとも90%相同である。この場合の相同性は、例えば、kタプル:2、ギャップペナルティ:4、ギャップ長ペナルティ:12、標準PAMスコアリングマトリックスでリップマン−ピアソン(Lipman−Pearson)のアルゴリズムを使用して判定することが可能である(Lipman,D.J.およびPearson,W.R.,Rapid and Sensitive Protein Similarity Searches,Science,1985,vol.227,1435−1441)。
配列番号1をコードする核酸の特定の具体例としては、後記図2に配列番号2として示すmRNA配列が挙げられる。配列番号1のタンパク質をコードする適当なゲノム配列の一例として、後記図4に示す配列番号11が挙げられる。
もう1つの実施形態においては、本発明の構築物は、ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)のような発光虫種から得たルシフェリンリサイクリングタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体をコードする核酸を要素(ii)として含む。
特に、該核酸は、後記図10に示す配列番号3を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質、または図12に示す配列番号39を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質、または図16に示す配列番号59を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質、またはこれらのいずれかのルシフェリンリサイクリング断片もしくは変異体をコードする。
配列番号3、配列番号39または配列番号59を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質は新規であり、少なくとも60%、より好ましくは少なくとも80%、より一層好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%の相同性または同一性を有するルシフェリンリサイクリング断片およびこれらのいずれかの変異体と共に、それら自体が本発明の更なる態様を構成する。
本発明の特定の実施形態は、後記図10に示す配列番号3を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質を含む。
本発明のもう1つの実施形態は、図12に示す配列番号39を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質を含む。
本発明の好ましい実施形態は、図16の配列番号59を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質を含む。
そのようなタンパク質、特に、配列番号59のタンパク質は、ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)から入手可能であり、したがって、対立遺伝子変異体もこの種から入手可能である。後記実施例1に記載のとおり、該配列をクローニングし、部分的に配列決定した。しかし、該クローニング法は直接的なものではなかった。それは1つには、ルシフェリンリサイクリングタンパク質の天然遺伝子中に存在するらしい大きなイントロンの存在によるものであった。
さらに、本発明は、配列番号3を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質、配列番号39を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質、または配列番号59を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質、またはそれらのルシフェリンリサイクリング断片、またはこれらのいずれかの変異体(ただし、少なくとも60%の相同性または同一性を有するもの)をコードする核酸を提供する。特に、本発明の核酸は、配列番号3、配列番号39または配列番号59を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質をコードする。
配列番号3をコードするそのような配列の一例としては、図10に示すゲノム配列(イントロンを含む)配列番号4が挙げられる。配列番号39のタンパク質をコードする核酸配列の一例としては、図12に示す配列番号40が挙げられる。適当なcDNA配列は、例示されているイントロン(配列番号41)を伴わない配列番号4、または図12に示す配列番号38を含む。特に、該核酸は、図16に示す配列番号58のものである。
特定の種から入手可能なタンパク質に加えて、キメラルシフェリンリサイクリング酵素を、種々の種に由来する酵素の断片を組合せることにより製造することが可能である。この場合、該断片は、適切には、該ゲノム配列内で見出される個々のエキソンにコードされる領域を含む。例えば、一般には、これらのタンパク質をコードする遺伝子配列は、例えば後記図5、6、7、10、12および14に示すとおり、種々のサイズの4個のイントロンにより互いに連結された5個のエキソンを含有することが判明している。キメラルシフェリンリサイクリングタンパク質は、適切には、前記配列内のエキソンI、II、III、IVおよびVに対応する5個のエキソンの組合せを含む。
適切には、該キメラ酵素は、ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)のような発光虫種に由来するルシフェリンリサイクリング遺伝子のエキソンにコードされる少なくとも1つの断片、好ましくは、4個までの断片を含有する。例えば、本出願人は、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)配列のエキソン1を、該遺伝子内のエキソン2、3、4および5に対応するラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)ルシフェリンリサイクリング酵素の断片にスプライシングすることにより、ルシフェリンリサイクリング酵素を製造した。
そのような酵素の一例を後記配列番号61に例示する。この配列およびルシフェリンリサイクリング断片およびこれらのいずれかの変異体は、配列番号60のようなこれらのタンパク質をコードする核酸配列と共に、本発明のもう1つの態様を構成する。
本発明の新規タンパク質は、合成D−ルシフェリンおよび他の光学活性酵素基質の製造に使用することが可能である。例えば、それらは、ホスファターゼまたはβ−ガラクトシダーゼ酵素の光学活性基質の再生に使用することが可能である。
したがって、さらにもう1つの態様においては、本発明は、D−ルシフェリンのような光学活性酵素基質の製造方法であって、該基質の酸化形態(例えば、オキシルシフェリン)を、配列番号3もしくは配列番号39を含むリサイクリングタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体(ただし、少なくとも60%の相同性または同一性を有するもの)、および該変換を行うのに必要な任意の他のアミノ酸(例えば、システイン)と接触させることを含んでなる製造方法を提供する。
該反応は、適切には、水性溶媒のような適当な溶媒中、該リサイクリング酵素が活性である温度(これは、関与する個々の酵素に応じて様々となろう)で行う。例えば、該反応は、生理的に許容されるバッファー、例えば25mM〜50mM ホスファートまたはHEPES(pH 6.5〜7.5)の存在下、20〜30℃の範囲の反応温度で行うことが可能である。
次に、後記で説明する添付図面を参照しながら実施例により本発明を更に詳しく説明することとする。
ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)からのLRE遺伝子のクローニングおよび配列決定
西洋発光虫(European glow−worm)であるラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)を2000年から2002年にかけてイングランド南部で採集した。全ゲノムDNAを、High Pure PCR Template Preparation Kit(Roche)を使用して雌試料から抽出した。凍結乾燥フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)試料(Sigma)から、同様の方法でゲノムDNAを抽出した。
ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)の抽出物から相同遺伝子配列を増幅することを試みるために、一連の普遍的プライマーを設計するために、GENEBANKから入手した公開されているフォチヌス・ピラリス(P.pyralis)LRE mRNA配列(配列番号2)を使用した。しかし、これらの試みは失敗した。通常のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いる増幅は多数の産物を与えたが、これらはすべて、非特異的アンプリコンであるらしかった。
これらの問題を克服するために、本出願人は、後記図3に示すとおり、全フォチヌス・ピラリス(P.pyralis)LRE遺伝子を増幅するために1組の5つのプライマー(配列番号5〜9)を設計した。この図には、配列番号2上のこれらのプライマーの位置も示されている。
これらのプライマーを使用する増幅の結果、追加的な配列情報を得た。最初の配列をこれらの配列と組合せることにより、フォチヌス・ピラリス(P.pyralis)LRE遺伝子の完全配列コンティグを得(配列番号11)、それを図4に示す。この図においては、完全な遺伝子配列がmRNA配列(配列番号2)に対して整列されている。エキソンと特徴づけした。それは陰影で示されている。
保存アミノ酸配列に基づき、フォチヌス・ピラリス(P.pyralis)LREのラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)ホモログの小さな領域を増幅するために、普遍的プライマーを設計した。これらは、6つのフォワードプライマー(配列番号12〜18)および5つのリバースプライマー(配列番号19〜23)からなるものであった。それらのプライマーの配列と、アミノ酸配列(配列番号1)に対するそれらの位置とを図5に示す。
LRE普遍的プライマーFOR5(配列番号17)およびLRE普遍的REV3(配列番号22)を使用して、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)から350塩基対のPCR産物を増幅した。これを配列決定し(配列番号24)、図6に示すとおり、これはフォチヌス・ピラリス(P.pyralis)LRE mRNA中の配列およびゲノム配列(それぞれ配列番号25および26)に対して相同性を有することが示された。これは、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)にホモログLREが実際に存在することを保証するものであった。
ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)LRE遺伝子に沿って5’および3’ゲノム歩行を行うために、この情報を用いて、4つのプライマー(配列番号27〜30)を設計した。これらのプライマーの配列と配列番号24〜26上の位置とを図7に示す。
これらのプライマーを使用する5’および3’ゲノム歩行実験の結果、5’および3’の両末端から6つのクローンを得、これらを前向きおよび後向きの両方で配列決定した。得られたコンティグは、元の350bp配列の下流の完全配列を含んでいた。5’末端における配列はフォチヌス・ピラリス(P.pyralis)におけるエキソン/イントロンIのいずれの領域に対しても相同性を有さない。該歩行配列のすべての、図8に示すコンティグは、該アライメントにおいて3以上の対立遺伝子を与えた。このことは、フォチヌス・ピラリス(P.pyralis)におけるこの遺伝子に関して2以上の遺伝子座が存在しうることを示唆している。
これを更に図9に示す。図9は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)の5’UTRゲノム歩行配列を示す。1つの個体において、該遺伝子の3つの異なる対立遺伝子形態が示され(配列番号10、64および65)、このことは、該遺伝子のコピーが2以上存在することを示唆している。この図においては、エキソンIIは、示されている配列中のアルギニンおよび855位から開始する。
3’UTRゲノム歩行配列(示されていない)は、1つの個体に該遺伝子の2つの異なる形態が存在することを示唆した。
ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)LREタンパク質の主要部分の配列、およびこの実験から誘導されたコード配列を、図10にそれぞれ配列番号3および配列番号4として示す。
4つの異なる個体からのいくつかの対立遺伝子変異体を、図11に配列番号31〜37として示す。
驚くべきことに、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)のイントロンIはフォチヌス・ピラリス(P.pyralis)のイントロンIより相当に小さいことが判明した。イントロンIおよびエキソンI以降の完全なリードアウトを得た。ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)のルシフェリンリサイクリングタンパク質の完全な遺伝子配列、推定mRNAおよびタンパク質配列を、図12にそれぞれ配列番号40、41および39として示す。
ルシフェリンリサイクリングタンパク質の製造
ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)のLRE遺伝子配列(図14)に基づき、各エキソンを個別に増幅する5組のプライマー(NOC LRE EX1〜5)を設計した(図15、表1)。
表1 オリゴヌクレオチドおよび配列の一覧。下線付きの塩基は制限酵素部位を示す。
Figure 2005509426
該増幅断片の3’末端に単一のデオキシアデノシン残基が付加される可能性を最小限に抑えるために、プルーフリーディングPFUポリメラーゼ(Promega)を使用してPCRを行った。
PCR産物を2% アガロースゲル上で分離し、該ゲルから切り出し、アガロース・クリーンアップ(clean up)・カラム(AB Gene)を使用して抽出した。第1連結ラウンドにおいては、2個のエキソンペアを互いに連結した。連結反応は16℃で一晩行った。該連結反応物の0.2μlを第2 PCRラウンドにおいて使用した。エキソンの各連結ペアには、1つのフォワードプライマーと1つのリバースプライマーとを使用して、連続的産物を増幅した(図15)。電気泳動、ゲルの切り出しおよびクリーン・アップを、前記のとおりに行った。第2ラウンドの連結において、エキソンPCR産物の2つのペアを互いに連結した。PCR増幅は連続的産物を与え、ついでそれを、残りのエキソンとの最終連結において使用した。
逐次的に連結された全5個のエキソンを含有する最終PCR産物を、pGEM(登録商標)−T Easy Vector System(Promega)を使用してクローニングし、ダイターミネーションキット(Beckman)を使用して配列決定して連続的なオープンリーディングフレームを確認し、このようにして完全な転写産物−LnocLRE1(図16)を得た。フォチヌス・ピラリス(P.pyralis)とラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)との間にはLREのエキソン1における見掛け上の違いが存在するため、フォチヌス・ピラリス(P.pyralis)特異的プライマー(表1)を使用してフォチヌス・ピラリス(P.pyralis)のエキソン1を増幅し、これをラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)のエキソン2〜5上にスプライシングしてキメラLRE−ChimLRE1(図17)を得ることにした。
配列の特徴
エキソン連結介在PCRにより得た2つの転写産物(LnocLRE1およびChimLRE1)はそれぞれ864bp長および903bp長である。両方の配列(それぞれ配列番号58および60)は、推定アミノ酸配列(それぞれ配列番号59および61)と共に図16および17に示されている。これらのアミノ酸配列は、既に報告されている他のLRE配列と整列させて示されており(図18)、アミノ酸の同一性(%)は表2に示されている。
表2 3つの公開されているLRE配列、すなわち、Luciola cruciata - Lcru LRE(BAB85479)、Luciola lateraris - Llat LRE(BAB85478)およびPhotinus pyralis - Ppyr LRE(BAB60700)に対するLnocLRE1およびChimLRE1のアミノ酸同一性(%)
Figure 2005509426
大腸菌(E.coli)の安定な発現株への形質転換
選択したベクターにおける正しい配向および発現が可能となるようPCR増幅に制限酵素部位含有プライマーを使用することにより、両方のLRE配列を適当な発現ベクターに導入することが可能である。プライマーは、Nco IおよびXho I部位を有するよう設計した(表1)。PCR産物の制限酵素消化は、付着末端クローニング部位、すなわち、5’末端のNco I部位および3’末端のXho I部位の変換をもたらす。
LRE配列の発現に使用しうる個々のベクターはpET−28a(図19)および16bクローニングベクター(Novagen)である。前者は、C末端Hisタグを有するタンパク質を与える。後者は天然タンパク質の産生をもたらす(前記のクローニング法を参照されたい)。
pETプラスミド内にクローニングされた標的遺伝子は強力なT7プロモーターの制御下にあり、T7 RNAポリメラーゼ遺伝子を含有する宿主内での発現を要する。これは、BL21(DE3)宿主株のDE3溶原菌によりもたらされる。しかし、pET組換え体は発現株(DE3)内では不安定となる場合があるため、安定な大腸菌(E.coli)(XL1−Blue)プラスミド内でプラスミドを維持する。ついで、誘導前に、組換えプラスミドを発現株BL21(DE3)pLysS内に形質転換することが可能である。発現株pLysSは高いストリンジェンシーの発現をもたらす。
2μlの各連結反応物を100μlのコンピテント細胞(XL1−Blue)に加え、42℃の熱ショックに45秒間付した。氷上で2分間のインキュベーションの後、0.9mlのSOCを加え、該サンプルを、37℃で振とうしながら1時間インキュベートした。50μg/ml アンピシリン(pETの場合)および34μg/ml クロラムフェニコール(pLysSの場合)を含有するLBプレート上で、組換え体を選択する。
発現株BL21(DE3)pLysS内への25μgの形質転換の前に、組換え体を配列決定することが可能である。
過剰発現
各構築物の一晩培養物(3ml)(50μg/ml アンピシリンおよび34μg/ml クロラムフェニコールを含有するLB内)を使用して、1Lの培養物に接種した。誘導前に、培養物を分割して対照(未誘導サンプル)および試験(誘導サンプル)を得た。すべての試験サンプルを1mM イソプロピル−β−D−チオガラクトシド(IPTG)で0.45〜0.6の光学濃度(A600)で3〜5時間誘導した。タンパク質の発現を調べるために、未誘導培養および誘導培養の両方の1mlのサンプルをペレット化した。
各ペレットに、100〜200μlの1×SDS可溶化バッファー(SB)を加え、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル分析(SDS−PAGE,Laemmli,U.K.(1970).Cleavage of structural proteins during the assembly of the head of bacteriophage T4.Nature 227(259):680−85)の前に該サンプルを5分間沸騰させた。
変性およびSDS−PAGEの前に、いずれかのタンパク質調製物の液体画分に等容量の2×SBを加えた。
Figure 2005509426
10% 分解ゲルおよび4% 濃縮用ゲルを使用して、SDS−PAGEゲルを調製する。それをTris/グリシン/SDSバッファー[0.025M Tris、0.192M グリシン、0.1% SDS(ICN)]中、25〜30mA/ゲルで約1時間にわたり泳動に付す。タンパク質を、振とうしながらクーマシーブルー中でインキュベート(1時間)することにより可視化し、タンパク質のバンドが明らかに見られるようになるまで脱染剤(以下を参照されたい)で脱染する。
Figure 2005509426
タンパク質の精製
誘導された培養(500ml)を集め、20mlのバッファーに再懸濁させる。超音波処理(25秒間のオン、20秒間のオフの10サイクル)、および遠心分離(14000rpm、20分間)後の上清の採取により、可溶性粗抽出物(清澄化サンプル)を調製する。TALONアフィニティー樹脂を製造業者の指示(BD biosciences)に従い使用して、Hisタグ付きタンパク質を精製する。TELON樹脂は固定化コバルト2+を使用するものであり、ポリヒスチジンタグ付きタンパク質に対する選択性の増強をもたらす。
精製されたタンパク質をSDS−PAGEにより可視化し、ブラッドフォード(Bradford)アッセイ(Bradford,M.M.(1976)A rapid and sensitive method for the quantification of microgram quantities of protein utilizing the principle of protein−dye binding.Anal.Biochem.72:248−54)に従い定量することが可能である。
ルシフェラーゼリサイクリング酵素を使用するインビボアッセイ
通常の方法を用いて全細胞を形質転換して、それがLREおよびホタルルシフェラーゼ活性を発現するようにする。これらの細胞を、0.6mM D−ルシフェリンを含有する低pHバッファー(最大pH5.0)中、(細胞型に応じて)0.5〜10分間インキュベートする。
ついで該細胞を該低pHバッファーから取り出し、洗浄し、中性バッファーに再懸濁させる。あるいは、適当なアルカリを使用して、該低pHバッファーを中和する。ついで、ルミノメーターまたは他の光検出装置を使用して、該細胞から放出された生物発光を検出し、測定することが可能である。これは、ATPを細胞内で測定するためのインビボアッセイをもたらす。
ルシフェラーゼリサイクリング酵素を使用するインビトロアッセイ
アッセイされるATPを含有するサンプルを、25mM Tricine−NaOH(pH7.8)、4.0mM MgSO、0.1〜10μgのホタルルシフェラーゼおよび本発明の0.1〜20μgの組換えLREまたは同様に本発明の0.1〜40μgの精製組換えルシフェラーゼ−LRE融合タンパク質、0.5〜5mM D−システインならびに250μM D−ルシフェリンを含有する反応混合物に加える。ルミノメーターまたは他の光検出装置を使用して、該サンプルのATP含量の尺度として、該反応からの光出力を検出し、測定する。
本明細書に記載のすべての参考文献を参照により本明細書に組み入れることとする。本発明の範囲および精神から逸脱しない本発明の他の修飾が当業者に明らかであろう。本発明は特定の好ましい実施形態に関して記載されているが、本発明はそのような特定の実施形態に不当に限定されるものではないと理解されるべきである。実際のところ、本発明を実施するための記載されている態様の種々の修飾が当業者に明らかであり、それらは特許請求の範囲の範囲内であると意図される。
図1は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)において見出されるルシフェリンリサイクリングタンパク質(酵素)(LRE)をコードする遺伝子の特徴づけのための実験計画および得られた結果を図式的に示す。 図2は、NCBAデータベースから得たフォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)LRE mRNA配列および対応タンパク質配列(それぞれ配列番号2および配列番号1)を示す。 図3は、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)LREの全遺伝子を増幅するよう設計された一連のプライマーを示す。 図4は、mRNA配列(配列番号2)に対して整列された、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)のLRE遺伝子の完全な配列(配列番号11)を示す。この図において、エキソンは陰影付きで示されている。 図4は、mRNA配列(配列番号2)に対して整列された、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)のLRE遺伝子の完全な配列(配列番号11)を示す。この図において、エキソンは陰影付きで示されている。 図4は、mRNA配列(配列番号2)に対して整列された、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)のLRE遺伝子の完全な配列(配列番号11)を示す。この図において、エキソンは陰影付きで示されている。 図4は、mRNA配列(配列番号2)に対して整列された、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)のLRE遺伝子の完全な配列(配列番号11)を示す。この図において、エキソンは陰影付きで示されている。 図5は、保存アミノ酸配列に基づく、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)LREまたはラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)ホモログの小さな領域を増幅するよう設計された普遍的プライマー、およびアミノ酸配列(配列番号1)に対するそれらの位置を示す。 図5は、保存アミノ酸配列に基づく、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)LREまたはラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)ホモログの小さな領域を増幅するよう設計された普遍的プライマー、およびアミノ酸配列(配列番号1)に対するそれらの位置を示す。 図6は、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)mRNAおよびDNA配列と整列された、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)由来の350塩基対のPCR産物を示す。 図7は、5’および3’ゲノム歩行実験において使用したプライマーを示す。 図8は、ゲノム歩行実験から構築されたコンティグを示す。 図9は、3つの形態の遺伝子の存在を示す、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)の5’UTRゲノム歩行配列を示す。 図9は、3つの形態の遺伝子の存在を示す、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)の5’UTRゲノム歩行配列を示す。 図10は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)のLREを含むタンパク質配列(配列番号3)およびコンティグ核酸配列(配列番号4)を示す。 図11は、配列番号4およびいくつかの対立遺伝子変異体または他の変異体(4つの異なる個体に由来するもの)を示す。 図11は、配列番号4およびいくつかの対立遺伝子変異体または他の変異体(4つの異なる個体に由来するもの)を示す。 図11は、配列番号4およびいくつかの対立遺伝子変異体または他の変異体(4つの異なる個体に由来するもの)を示す。 図11は、配列番号4およびいくつかの対立遺伝子変異体または他の変異体(4つの異なる個体に由来するもの)を示す。 図12は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)のLREを含む完全なタンパク質配列(配列番号39)、コード遺伝子核酸配列(配列番号40)および推定mRNA配列(配列番号38)を示す。 図12は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)のLREを含む完全なタンパク質配列(配列番号39)、コード遺伝子核酸配列(配列番号40)および推定mRNA配列(配列番号38)を示す。 図12は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)のLREを含む完全なタンパク質配列(配列番号39)、コード遺伝子核酸配列(配列番号40)および推定mRNA配列(配列番号38)を示す。 図13は、55.7%のアミノ酸相同性を示す、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)のLREタンパク質配列(アクセッション番号BAB60700)に対して整列されたラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)の完全なルシフェリンリサイクリング酵素遺伝子配列から誘導された推定アミノ酸配列を示す。 図14は図12に類似しているが、ゲノム配列(配列番号40)内のイントロン領域の補正位置を示す。 図14は図12に類似しているが、ゲノム配列(配列番号40)内のイントロン領域の補正位置を示す。 図14は図12に類似しているが、ゲノム配列(配列番号40)内のイントロン領域の補正位置を示す。 図15は、エキソン連結介在PCRを用いたルシフェリン再生酵素(LRE)cDNAの構築を示す概要図である。 図16は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)LRE1のDNA配列(配列番号45)および推定アミノ酸配列(配列番号46)を示す。 図17は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)LRE1のDNA配列(配列番号47)および推定アミノ酸配列(配列番号48)を示す。 図17は、ラムピリス・ノクチルカ(L.noctiluca)LRE1のDNA配列(配列番号47)および推定アミノ酸配列(配列番号48)を示す。 図18は、3つの公開されているLRE、すなわち、ルシオラ・クルシアタ(Luciola cruciata)−Lcru LRE(BAB85479)(配列番号62)、ルシオラ・ラテラリス(Luciola lateraris)−Llat LRE(BAB85478)(配列番号63)およびフォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)−Ppyr LRE(BAB60700)(配列番号1)に対して整列された、LnocLRE1(lnoc LRE)(配列番号59)およびChimLRE1(chim LRE)(配列番号61)のアミノ酸配列を示す。 図19は、pET−28a−c(+)クローニングベクター(Novagen)を示す。この図において、AはpET−28a(+)のプラスミド地図であり、BはpET−28a−c(+)クローニング/発現領域の配列を示し、ここで、挿入部位はで示されている。 図19は、pET−28a−c(+)クローニングベクター(Novagen)を示す。この図において、AはpET−28a(+)のプラスミド地図であり、BはpET−28a−c(+)クローニング/発現領域の配列を示し、ここで、挿入部位はで示されている。

Claims (34)

  1. ルシフェラーゼとルシフェリンリサイクリングタンパク質とをコードする構築物で細胞を形質転換し、ルシフェリンを該細胞内に導入し、該細胞からの生物発光シグナルをモニターすることを含んでなる、細胞内ATPおよび/または遺伝子発現の測定方法。
  2. 細胞内ATPレベルをモニターするために使用する、請求項1記載の方法。
  3. ルシフェラーゼの発現をモニターするために使用する、請求項1記載の方法。
  4. 該細胞をルシフェリンと接触させ、pHを5未満に減少させた後、該アッセイを開始し、ついで該細胞を生理的pH条件に戻す、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
  5. さらに、該細胞を、それがL−システインラセマーゼを発現するよう形質転換する、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
  6. 該細胞が、前記の第1のルシフェラーゼとは異なるK値および異なる波長出力を有するもう1つのルシフェラーゼを発現しうる、前記請求項のいずれか1項記載の方法。
  7. (i)ルシフェラーゼ酵素をコードする核酸配列と、(ii)ルシフェリンリサイクリングタンパク質をコードする核酸配列とを含んでなるDNA構築物。
  8. ルシフェラーゼとルシフェリンリサイクリングタンパク質とを含む融合タンパク質を発現するよう(i)の核酸配列と(ii)の核酸配列とが連結されている、請求項7記載のDNA構築物。
  9. (iii)もう1つのルシフェラーゼ酵素をコードする核酸配列と、(iv)L−システインラセマーゼ酵素をコードする核酸配列とから選ばれる1以上の追加的成分を更に含む、請求項7または請求項8記載のDNA構築物。
  10. 単一のベクターを含む、請求項7〜9のいずれか1項記載のDNA構築物。
  11. 細胞の共形質転換において使用しうる2以上のベクターを含む、請求項7〜9のいずれか1項記載のDNA構築物。
  12. 請求項7〜11のいずれか1項記載のDNA構築物で形質転換された細胞。
  13. 哺乳類細胞または植物細胞である、請求項12記載の細胞。
  14. 該ルシフェリンリサイクリングタンパク質が配列番号1、62もしくは63のタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体である、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法、請求項7〜11のいずれか1項記載のDNA構築物または請求項12〜13のいずれか1項記載の細胞。
  15. 該ルシフェリンリサイクリングタンパク質が、配列番号3、配列番号39、配列番号59もしくは配列番号61を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片もしくは変異体である、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法、請求項7〜11のいずれか1項記載のDNA構築物または請求項12〜13のいずれか1項記載の細胞。
  16. 該ルシフェリンリサイクリングタンパク質が、配列番号59を含むルシフェリンリサイクリングタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片もしくは変異体である、請求項15記載の方法、DNA構築物または細胞。
  17. 発光虫種から入手可能なルシフェリンリサイクリングタンパク質またはそのルシフェリンリサイクリング断片またはそれに対して少なくとも60%の相同性を有するタンパク質。
  18. 該発光虫種がラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)である、請求項18記載のルシフェリンリサイクリングタンパク質。
  19. 配列番号3、配列番号39もしくは配列番号59またはルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体を含む、請求項17または請求項18記載のルシフェリンリサイクリングタンパク質。
  20. 配列番号3もしくは配列番号39またはルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体を含む、請求項17〜19のいずれか1項記載のタンパク質。
  21. 配列番号59またはルシフェリンリサイクリング断片またはこれらのいずれかの変異体を含む、請求項17〜19のいずれか1項記載のタンパク質。
  22. 配列番号59を含む、請求項21記載のタンパク質。
  23. 異なる種のルシフェラーゼリサイクリングタンパク質遺伝子において見出されるエキソンによりコードされる断片を含んでなるキメラルシフェラーゼリサイクリングタンパク質。
  24. 該エキソンの少なくとも1つが発光虫種の遺伝子に由来する、請求項23記載のキメラルシフェラーゼリサイクリングタンパク質。
  25. 該エキソンの少なくとも1つがホタル種の遺伝子に由来する、請求項23または請求項24記載のキメラルシフェラーゼリサイクリングタンパク質。
  26. ラムピリス・ノクチルカ(Lampyris noctiluca)ルシフェラーゼリサイクリング遺伝子のエキソン2、3、4および5によりコードされる断片に連結された、フォチヌス・ピラリス(Photinus pyralis)ルシフェラーゼリサイクリング遺伝子のエキソン1によりコードされる断片を含む、請求項23〜25のいずれか1項記載のキメラルシフェラーゼリサイクリングタンパク質。
  27. ルシフェラーゼ酵素とルシフェラーゼリサイクリングタンパク質とを含んでなる融合タンパク質。
  28. 該ルシフェリンリサイクリングタンパク質が請求項17〜26のいずれか1項記載のタンパク質である、請求項18記載の融合タンパク質。
  29. 請求項17〜28のいずれか1項記載のタンパク質をコードする核酸。
  30. 配列番号4または配列番号31〜37のいずれか1つを含む、請求項29記載の核酸。
  31. 配列番号40またはその変異体を含む、請求項29記載の核酸。
  32. 配列番号58またはその変異体を含む、請求項29記載の核酸。
  33. cDNA配列である、請求項29記載の核酸。
  34. D−ルシフェリンのような光学活性酵素基質の製造方法であって、該基質の酸化形態(例えば、オキシルシフェリン)を、前記請求項のいずれか1項記載のリサイクリングタンパク質、および該変換を行うのに必要ないずれかの他のアミノ酸(例えば、システイン)と接触させることを含んでなる製造方法。
JP2003544475A 2001-11-14 2002-11-13 細胞内atpおよび/または遺伝子発現の測定方法 Pending JP2005509426A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0127292A GB0127292D0 (en) 2001-11-14 2001-11-14 Signal system and elements used therein
GB0205201A GB0205201D0 (en) 2001-11-14 2002-03-06 Signal system amd elements used therein
PCT/GB2002/005120 WO2003042693A2 (en) 2001-11-14 2002-11-13 Method for measuring intracellular atp and/or gene expression

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005509426A true JP2005509426A (ja) 2005-04-14
JP2005509426A5 JP2005509426A5 (ja) 2006-01-05

Family

ID=26246765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003544475A Pending JP2005509426A (ja) 2001-11-14 2002-11-13 細胞内atpおよび/または遺伝子発現の測定方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20050037355A1 (ja)
EP (1) EP1468284B1 (ja)
JP (1) JP2005509426A (ja)
CN (1) CN1304426C (ja)
AU (1) AU2002339151B2 (ja)
CA (1) CA2464942A1 (ja)
WO (1) WO2003042693A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015223107A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 オリンパス株式会社 プロモーターアッセイ

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7663022B1 (en) 2002-07-15 2010-02-16 Bruce Eric Hudkins Transgenic bioluminescent plants
US7049483B1 (en) * 2002-07-15 2006-05-23 Bruce Eric Hudkins Transgenic bioluminescent plants
WO2011025980A1 (en) 2009-08-29 2011-03-03 Targeting Systems Modified luciferases and uses thereof
JP5995372B2 (ja) 2011-03-15 2016-09-21 オリンパス株式会社 星虫由来ルシフェラーゼ
CN106018387A (zh) * 2016-05-13 2016-10-12 孙晓晖 一种atp荧光检测方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9301118D0 (en) * 1993-01-21 1993-03-10 Secr Defence Enzyme linked assays
DE69413491T2 (de) * 1993-10-22 1999-03-11 Toyoda Chuo Kenkyusho Kk Verfahren zum Nachweis von Mutagenen unter Verwendung eines Lumineszensgens
GB9417593D0 (en) * 1994-09-01 1994-10-19 Secr Defence Luciferase labelling method
JP4342608B2 (ja) * 1995-01-20 2009-10-14 スリーエム イノベイティブ プロパティーズ カンパニー 突然変異体ルシフェラーゼ
US5814504A (en) * 1996-08-22 1998-09-29 Kikkoman Corporation Protein involved in regenerating firefly luciferin
GB9707486D0 (en) * 1997-04-11 1997-05-28 Secr Defence Enzyme assays
JP2001103972A (ja) * 1999-10-06 2001-04-17 Kikkoman Corp ルシフェリンを再生する能力を有するタンパク質をコードする遺伝子、新規な組み換え体dna及びルシフェリンを再生する能力を有するタンパク質の製造法
WO2003074690A1 (fr) * 2002-03-01 2003-09-12 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Racemase d'acide amine presentant une faible specificite de substrat et procede de fabrication d'acide amine racemique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015223107A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 オリンパス株式会社 プロモーターアッセイ

Also Published As

Publication number Publication date
AU2002339151B2 (en) 2008-06-19
CN1613011A (zh) 2005-05-04
WO2003042693A2 (en) 2003-05-22
EP1468284A2 (en) 2004-10-20
WO2003042693A3 (en) 2004-08-12
CN1304426C (zh) 2007-03-14
CA2464942A1 (en) 2003-05-22
EP1468284B1 (en) 2008-08-06
US20050037355A1 (en) 2005-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK2990478T3 (en) SYNTHETIC OPLOPHORUS LUCIFERASES WITH IMPROVED LIGHT EMISSION
JPH06504903A (ja) レニラ(renilla)ルシフェラーゼのクローニング及び発現
AU772485C (en) Novel enzyme
US20060078909A1 (en) Novel sulfurylase-luciferase fusion proteins and thermostable sulfurylase
JP2009148300A6 (ja) 新規なスルフリラーゼ−ルシフェラーゼ融合タンパク質および熱安定性スルフリラーゼ
JP2007097577A (ja) 変異型ホタルルシフェラーゼ、遺伝子、組換えベクター、形質転換体、及び変異型ホタルルシフェラーゼの製造方法
JPH08510387A (ja) 突然変異体ルシフェラーゼ
US20140186918A1 (en) Luciferase mutant
JP2651651B2 (ja) 蛍酵素ルシフェラーゼ遺伝子
US7125697B2 (en) Luciferase and photoprotein
JP6147669B2 (ja) 改良光放射分子
US6387675B1 (en) Mutant luciferases
JP2005509426A (ja) 細胞内atpおよび/または遺伝子発現の測定方法
KR102018248B1 (ko) 생물발광 강도가 증폭된 변이 가우시아 루시퍼라아제
AU2002339151A1 (en) Method for measuring intracellular ATP and/or gene expression
ZA200403508B (en) Signal system and elements used therein
JP2008500824A (ja) Pde5モジュレーターの同定方法
JPWO2004022600A1 (ja) 分泌型又は膜結合型キメラ蛋白質
WO2024000408A1 (zh) 荧光素酶突变体及其应用
US20230416708A1 (en) Novel Variants of Endonuclease V and Uses Thereof
RU2210594C2 (ru) Мутантная люцифераза (варианты), днк, кодирующая указанную люциферазу, и вектор для экспрессии указанного белка
GENE Jiang et a].(45) Date of Patent:* May 28, 2013

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081219

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609