JP2005508271A - 多モードサーチライト - Google Patents
多モードサーチライト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005508271A JP2005508271A JP2003542018A JP2003542018A JP2005508271A JP 2005508271 A JP2005508271 A JP 2005508271A JP 2003542018 A JP2003542018 A JP 2003542018A JP 2003542018 A JP2003542018 A JP 2003542018A JP 2005508271 A JP2005508271 A JP 2005508271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- sector
- infrared
- light head
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims abstract description 35
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 5
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 claims 1
- 238000011900 installation process Methods 0.000 claims 1
- 238000013461 design Methods 0.000 abstract description 5
- 230000004807 localization Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 8
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 6
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 5
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 3
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-AKLPVKDBSA-N lead-210 Chemical compound [210Pb] WABPQHHGFIMREM-AKLPVKDBSA-N 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
- 230000008672 reprogramming Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D47/00—Equipment not otherwise provided for
- B64D47/02—Arrangements or adaptations of signal or lighting devices
- B64D47/04—Arrangements or adaptations of signal or lighting devices the lighting devices being primarily intended to illuminate the way ahead
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D47/00—Equipment not otherwise provided for
- B64D47/08—Arrangements of cameras
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D2203/00—Aircraft or airfield lights using LEDs
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S362/00—Illumination
- Y10S362/80—Light emitting diode
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Gyroscopes (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Lasers (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Abstract
【課題】着陸灯又はサーチライトとして使用するための多モード可視光−赤外線ライトヘッド(100)を提供する。
【解決手段】多モードライトヘッドはモジュール式の設計であり、少なくとも一つの可視光源(200)及び少なくとも一つの赤外線ダイオード(302)がハウジング(102)の後セクタ(128)に取り付けられている。可視光又は赤外線は、ハウジング(102)の前セクタ(122)から放射される。レンズ(308)がハウジング(102)の前セクタ(122)に設置されており、ライトヘッド(100)の内部をエレメントから保護するためにシールされている。別の態様では、撮影モジュール(1)、及び赤外線レーザー(400)、及び/又は固定位置サーチライトを距離測定器と組み合わせ、多モードライトヘッド(100)に定位性を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】多モードライトヘッドはモジュール式の設計であり、少なくとも一つの可視光源(200)及び少なくとも一つの赤外線ダイオード(302)がハウジング(102)の後セクタ(128)に取り付けられている。可視光又は赤外線は、ハウジング(102)の前セクタ(122)から放射される。レンズ(308)がハウジング(102)の前セクタ(122)に設置されており、ライトヘッド(100)の内部をエレメントから保護するためにシールされている。別の態様では、撮影モジュール(1)、及び赤外線レーザー(400)、及び/又は固定位置サーチライトを距離測定器と組み合わせ、多モードライトヘッド(100)に定位性を提供する。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
仮特許出願でない本願は、2001年11月6日に出願された米国仮特許出願第60/332,793号の恩恵を主張するものである。同特許出願に触れたことにより、この特許出願に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。
【0002】
本発明は、全体として多モードサーチライトに関し、更に詳細には、赤外線による従来の及び/又は多方面に亘る視覚的補助をヘリコプターのオペレータに提供する多モードサーチライトに関する。詳細には、本発明は、航空機の着陸灯及びサーチライトで使用するための、及び他の車輛及びシステムで使用するための多モード可視光及び赤外線ライトヘッドに関する。
【背景技術】
【0003】
背景技術の以下の説明は、本発明者が背景技術のサーチライト技術のシステム及び特徴を分析した結果である。本発明は、航空機の外側の領域、例えば航空機の構造によって遮られた領域等を航空乗務員が見る上での可能性に対する制限に関する。航空機には、一般的には、暗闇や悪天候により視認性が低下した場合、地上移動中、離陸中、及び着陸中に照光を行うために着陸灯が取り付けられている。
【0004】
着陸灯は、航空機の固定位置に取り付けることができる。別の態様では、着陸灯は、駆動ユニットによって枢動でき、又は必要な場合に航空機から延ばすことができ、使用しない場合に抗力を低下するために引っ込めることができる。サーチライトは、着陸灯と同様に駆動装置によって枢動できるが、更に、伸縮平面に対して垂直な平面内で最大360°回転できる。軍用及び法執行用のヘリコプターは、光ビームを所望方向に向けてターゲットを照らすため、サーチライトを一般的に使用する。
【0005】
隠密作戦用の赤外線を使用する夜光撮影システム(「NVIS」)の出現により、選択された着陸領域及び索敵領域を可視光を使用せずに照らすため、赤外線を発生することによる、NVISに適合する着陸灯及びサーチライトに対する必要が生じた。初期のNVIS適合着陸装置及びサーチライトは、従来の可視光システムに設置した赤外線フィルタを使用した。
【0006】
初期のNVIS適合照光システムには、航空乗務員が任務中に可視モードからNVISモードに切り換えることができないという欠点があった。これは、航空機が地上にあるときに赤外線フィルタを設置したり取り外したりする必要があるためである。この欠点は、可視光エレメント及び赤外線エレメントの両方を含む従来のデュアルモードライトヘッドによって解決された。
【0007】
スナイダー等に付与された米国特許第5,695,272号には、可視光及び赤外線を用いた従来技術の例示の照明エレメントが記載されている。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。スナイダー等の特許には、可視光区分及び赤外線区分を持つランプヘッドが記載されている。オペレータは、赤外線フィラメントと可視光フィラメントとの間で切り換えを行うことができる。切り換えはランプヘッドで制御され、リレーやモード選択スイッチを用いて延ばしたり引っ込めたり回転させたりできる。
【特許文献1】
米国特許第5,695,272号 デュアルモードライトヘッドにより、航空乗務員は、デュアルモードライトヘッドの赤外線部分又は可視光部分のいずれかに電力を所望に応じて加えるだけで可視光照明モードと赤外線照明モードとの間で切り換えを行うことができる。従来のデュアルモードライトヘッドは、手作業で設置する初期のフィルタに対して大きな利点を提供するけれども、幾つかの欠点がある。第1に、故障したランプの交換が手間のかかる困難なプロセスである。これは、ランプの交換の度毎に取り外して再シールしなければならないセグメント式のレンズ−フィルタアッセンブリであるためである。この修理頻度により反射器が損傷し、これによってライトヘッドの光学的効率が低下する。
【0008】
更に、デュアルモードライトヘッドは、代表的には、照明システムで利用できる表面積が可視光部分と赤外線部分との間で分けられてしまうため、放射される光の強さが、専用の赤外線照明システム又は可視光照明システムよりも低い。更に、従来のデュアルモードライトヘッドは、赤外線を発生するために赤外線フィルタを連結した可視光源を使用し、ライトヘッド内で高温が発生し、これによりライトエレメント、レンズ、及びシール材料の寿命が制限される。
【0009】
ミーンズに付与された米国特許第5,589,901号には、別々の索敵装置及び監視装置を同期的に制御するための装置及び方法、例えば、サーチライト及び赤外線カメラ及び/又はビデオカメラを、使用者が一方の装置を移動し位置決めすることにより他方の装置の移動及び位置が直接決定されるように、直接的に電気的に関連させることができる装置及び方法が記載されている。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。しかしながら、このシステムは、別々の装置を同時に作動できるようにする比較的複雑な比較測定器を必要とする。従って、本発明者は、保守が容易で光線出力の強さが高く、ライトヘッドの構成要素の寿命を伸ばすため低い温度で作動する、デュアルモードライトヘッド又は多モードライトヘッドが必要とされていることを確認した。
【特許文献2】
米国特許第5,589,901号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来技術と関連した欠点を解決し、従来技術で実現されなかった他の利点を達成する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一つの特徴は、部分的には、ランプの交換が容易であり、光線出力が改善されており、従来のデュアルモードライトヘッドと比較して熱の発生が少ない多モードライトヘッドに関する。
【0012】
本発明の追加の特徴は、部分的には、様々な作動条件での航空機の作動と関連した航空乗務員の視認性の問題を解決することである。
【0013】
本発明の追加の特徴は、部分的には、サーチライトのキャノピーに取り付けられた撮影モジュールを提供することである。
【0014】
本発明の追加の特徴は、部分的には、撮影モジュール及び/又は別に設置された同期装置を別々に収容するために航空機の構造を変更する必要なしに、遠隔の視覚情報源を航空乗務員又はオペレータに明示することである。
【0015】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、部分的には、多モードライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジングのセクタのうちの一つに連結された取り付け点、ハウジングの内側に取り付けられた、光をハウジングの前セクタから反射する反射装置、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、ハウジング内に位置決めされた撮影モジュール、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置され、ハウジングの前セクタから赤外線を放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、ハウジングの後セクタからハウジング内に反射装置から突出するように設置された、ハウジングの前セクタから光を放射する少なくとも一つの可視光源、及びハウジングの前セクタに取り付けられた、放射された可視光又は赤外線のうちの少なくとも一方が通過する少なくとも一つのレンズを含む、多モードライトヘッドによって得られる。
【0016】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、ハウジング内に位置決めされた撮影モジュール、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び反射器を通って突出し、光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドによって得られる。
【0017】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジング内の高出力赤外線レーザー、ハウジングの前セクタのレーザー穴開口部、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドによって得られる。
【0018】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドシステムにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、ハウジング内に位置決めされた撮影モジュール、撮影モジュールからの画像を見て保持するためのディスプレー、ライトヘッドハウジングを位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、ハウジングのセクタのうちの少なくとも一つに連結された、位置決め及び制御システムとの界面をなす取り付け部分、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び反射器を通って突出し、光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドシステムによって得られる。
【0019】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドシステムにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング、ライトヘッドハウジングを位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、ハウジングのセクタのうちの少なくとも一つに連結された、位置決め及び制御システムとの界面をなす取り付け部分、高出力赤外線レーザー、ハウジングの前セクタのレーザー穴開口部、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び反射器を通って突出し、光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドシステムによって得られる。
【0020】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドシステムにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング、このライトヘッドハウジングを位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、ハウジングのセクタのうちの少なくとも一つに連結された、位置決め及び制御システムとの界面をなす取り付け部分を含み、更に、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置され、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた高輝度赤外線ダイオード、可視光をハウジングの前セクタから放射するようにハウジングの後セクタからハウジング内に設置された可視光源、ハウジングの前セクタにレーザー穴開口部を持つ高出力赤外線レーザー、及び画像を捕捉するためのハウジングの前セクタ内の撮影モジュールのうちの少なくとも一つ、及びターゲットの捕捉及び固定位置追跡を制御するための、絶対位置検出性を備えたサーチライト制御装置、及びターゲットの絶対位置を追跡するためGPSから位置データを受け入れる距離測定器を含む、多モードライトヘッドシステムによって得られる。
【0021】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドを提供するためのプロセスにおいて、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、撮影モジュールをハウジング内に設ける工程、ハウジングの前セクタから赤外線を放射するため、ハウジングの後セクタから少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオードをハウジング内に設置する工程、可視光源が反射器を通って突出し、可視光をハウジングの前セクタから放射するように、少なくとも一つの可視光源を、この可視光源が光線をハウジングの前セクタから放射するようにハウジングの後セクタからハウジング内に設置する工程、及びハウジングの位置を制御する、ライトヘッド用の位置決め及び制御システムを設ける工程を含む、プロセスによって得られる。
【0022】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、部分的には、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジングを提供する工程、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するためのハウジング内の撮影モジュール、例えば780nm又はそれ以上で作動する高出力赤外線レーザー、及びハウジングの前セクタから赤外線を放射するためにハウジングの後セクタからハウジング内に設けられた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオードのうちの少なくとも一つにより最新の航空補助及び視覚的補助を提供する工程、ハウジングの前セクタから光を放射するように、少なくとも一つの可視光源をハウジングの後セクタからハウジング内に設ける工程、及びハウジングの位置を制御するライトヘッド用位置−制御システムを提供する工程を含む、多モードライトヘッドを提供するためのプロセスによって得られる。
【0023】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、部分的には、ライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジングのセクタのうちの一つに連結された取り付け部分、及び高輝度赤外線ダイオード、可視光源、高出力赤外線レーザー、及び撮影モジュールのうちの少なくとも一つを含み、ダイオードは、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置されており、ハウジングの前セクタから赤外線を放射するように位置決めされており、可視光源は、この可視光源がハウジングの前セクタから光を放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置されており、高出力赤外線レーザーは、レーザー穴開口部をハウジングの前セクタに有し、約780nm又はそれ以上で作動し、撮影モジュールは、画像を捕捉するため、ハウジングの前セクタ内に位置決めされている、ライトヘッドによって得られる。
【0024】
これらの及び他の特徴は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び添付図面を参照することによりよく理解されるであろう。
【0025】
本発明は、単なる例示であって本発明を限定するものではない添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、更によく理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明を添付図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明による多モードサーチライトを装着したヘリコプターの側面図である。図2のaは、本発明の一実施例による多モードサーチライトを後側から見た図である。図2のbは、図2のaに示す多モードサーチライト用の後カバーの側面図である。図3は、本発明の多モードサーチライト用の可視光源の斜視図である。図4は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの正面図である。図5は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの例示の電気回路の概略図である。
【0027】
本発明者は、従来技術で必要とされてきたことを分析し、従来技術のシステムと関連した幾つかの欠点を明らかにした。例えば、本発明は、ハウジング、好ましくは鋳造アルミニウム製ハウジングを持つモジュール式の設計を備えている。詳細には、ハウジングは、発光エレメントをライトヘッドの後側から設置するように設計されている。これにより、反射器の光学的効率を低下させる塵埃、油脂、又は指紋で反射器が汚れないようにする。更に、発光エレメントを後側から設置することにより、保守に要する時間を減少する。これは、従来技術のシステムのように前レンズを取り外し、その後に再シールする必要がないためである。
【0028】
従来技術の前側取り付け式ハロゲンランプの交換は、更に、ランプのガラス製包囲体を掴んでソケットに設置することを必要とする。ランプのガラス製包囲体に塵埃、油脂、又は指紋等の汚れが付くため、ランプの寿命が短くなり、保守要員はランプを交換するときに軍手等の保護材料を使用しなければならない。本発明は、保守要員が、ガラス製包囲体を触る等により汚すことなくランプをライトヘッドの後側から取り扱ったり設置したりできるようにするベースを持つ可視光源を使用する。更に、ランプベースにより、可視光源の設置及び取り外しを工具を必要とせずに容易に行うことができる。
【0029】
本発明は、更に、従来のライトヘッドで使用されたフィルタを備えた可視光源でなく、高輝度赤外線ダイオードを使用する。高輝度赤外線ダイオードは、強力な赤外線エミッションを提供するとともに、効率が高く、電力消費が少なく、長寿命であり、発熱が小さい。高輝度赤外線ダイオードは、更に、交換を迅速に且つ簡単にする。これは、モジュール式の設計になっているためである。本発明を航空機、例えばヘリコプターを参照して以下に詳細に説明するが、本発明は、地上、航空宇宙、及び海洋の複数の用途及びシステムに等しく適用できるということは当業者には理解されよう。
【0030】
図1は、本発明による多モードサーチライトを装着したヘリコプターの側面図である。図1でわかるように、多モードサーチライト3はヘリコプターの胴体下部に設置できる。撮影モジュール1からの画像が、ヘリコプターのコックピットに取り付けられたディスプレー6に送られる。更に、多モードサーチライトは、パイロットが選択できる可視光及び赤外線の照光の他に画像情報を提供するのに使用できる。
【0031】
航空機の日中の作動については、本発明の撮影モジュール1の位置は、キャノピー2の位置を調節するのに使用される現存の「伸縮」及び「回転」コックピット制御装置を使用することによって、乗務員によって、遠隔操作で差し向けることができる。撮影モジュール1からの画像は、乗務員に視覚的情報を提供するため、ディスプレー6に示される。例えば、撮影モジュール1は、ヘリコプターの下方又は後方に向けることができ、これにより、乗務員は、航空機の構造によって通常は見えない領域を見ることができる。夜間での作動については、撮影モジュール1は、可視光エレメント200又は赤外線エレメント302と関連して使用できる。サーチライトの照光エレメントは、様々な条件で、撮影モジュール1で観察されるべき領域を照らすのに役立つ。
【0032】
各々の開示内容全てが本明細書中に含まれる、ハミルトン等に付与された米国特許第6,315,435号、アレクサンダーに付与された米国特許第4,115,841号、ミーンズに付与された米国特許第5,589,901号、及びスナイダー等に付与された米国特許第5,695,272号には、関連技術で一般的に使用される航空機用多モードサーチライトを位置決めし、制御し、配置するための様々な方法及び機器が記載されている。本発明の多モードサーチライトを制御するため、多くの変更及び方法を使用できるということは当業者には理解されよう。
【0033】
図4は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの正面図である。多モードライトヘッド100の後側の図は、例えば、図2のa及びbにも示してあるが、撮影モジュール1は示してない。多モードライトヘッド100は、後セクタ128、上セクタ124、及び下セクタ126を持つハウジング102を含む。このハウジング102は、更に、図4に示し且つ以下に詳細に説明する前セクタ122を含む。ハウジング102は、鋳造した又は機械加工した材料、好ましくはアルミニウムでできていてもよく、随意であるが、光源が発生した熱の放散を補助するための複数の冷却フィン104を含んでもよい。
【0034】
ハウジング102は、更に、ライトヘッド100の可視光部分についての光学的設計を最適にする形状の放物面反射器キャビティ106を含み、可視光はハウジング102の前セクタ122から放射される。以下に更に詳細に論じる可視光源200の設置を容易にするため、ランプリテーナスロット130が反射器キャビティ106に鋳造又は機械加工によって形成されている。キャビティ106は、更に、可視光源により発生した熱を運び去るのを補助するため、随意であるが、複数のヒートシンクリブ108を含んでもよい。
【0035】
図2のa、図7、及び図8でわかるように、開口部110は、赤外線源302又は撮影モジュール1を収容し、開口部112はライトヘッド100の可視光源200を収容する。取り付け点114がハウジング102の下セクタ126に取り付けられており、これにより、ライトヘッド100を航空機構造に、又は随意であるが枢動装置に、及び着陸灯又はサーチライトの構成要素に直接取り付けるのが容易になる。複数のねじ118でソケット120に固定された後カバー116がライトヘッド100の内部をエレメントから保護する。
【0036】
図3は、本発明の多モードサーチライト用の可視光源の斜視図である。図3に詳細に示す可視光源200は、ランプベース204に取り付けられた白熱電球202、好ましくはハロゲン電球を含む。ランプベース204は、ランプ202を汚すことなく可視光源200を取り扱う上で便利な表面を提供する。一つ又はそれ以上の保持ばね206がリベット208又は保持クリップ等の従来のファスナによってランプベース204に取り付けられている。ランプリード210は、ランプ202への電源の接続を容易にする。
【0037】
図4は、本発明の一実施例による多モードサーチライト3の正面図である。図2のa及びb、図3、及び図4でわかるように、好ましくは高輝度赤外線ダイオードである赤外線源302をハウジング102の後セクタ102から開口部110に、前セクタ122に面するように設置する。好ましくはハロゲンランプである可視光源200を開口部112にハウジング102の後セクタ128からハウジング102の前セクタ122に面するように設置する。各可視光源200をハウジング102の開口部112に押し通すとき、保持ばね206が拡がり、次いで、可視光源200を所定位置にしっかりと保持するためのランプリテーナスロット130にスナップ嵌めする。
【0038】
可視光源200からの発光を最適にするため、鋳造アルミニウム製反射器306がキャビティ106に設置されている。レンズ308がハウジング102の前セクタ122に設置されており、ライトヘッド100の内部をエレメントから保護するため、シールされている。取り付け点114がハウジング102の下セクタ126に取り付けられており、これにより、ライトヘッド100を航空機構造に、又は随意であるが枢動機構に、又は着陸灯又はサーチライト3のキャノピー2に直接取り付けるのが容易になる。
【0039】
図5は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの例示の電気回路の概略図である。図5に示すように、デュアルモードライトヘッド用の電力は、電力入力ライン416、418によって供給される。多モードサーチライトの回路は、以下に更に詳細に説明する様々な装置及び構成を受け入れるために容易に変更できるということは当業者には理解されよう。図5では、電力は、制御回路400の論理回路410に論理ライン420、422を介して論理的電気入力信号を提供するスイッチ402によって制御される。論理回路410が「視認可能」論理ライン420に電圧が存在することを検出すると、金属/酸化膜/半導体電界効果型電力用トランジスタ(MOSFET)等の電子スイッチ412を賦勢することにより、可視光源200から可視光を放射する。
【0040】
論理回路410が「NVIS」論理ライン422に電圧が存在することを検出すると、ドライバー制御装置414がドライバー408を賦勢する。電流制限器等のドライバー408は、制御された量の電流を赤外線源302に供給し、これによって赤外線源302から赤外線を放射する。論理回路410は、論理ライン420、422のいずれかで電圧が検出されない場合には、可視光源200及び赤外線源302の両方を消勢する。更に、論理回路410は、更に、例えば両論理ライン420、422に電圧が存在するといった不法な論理状態が存在する場合、可視光源200及び赤外線源302の両方を消勢する。
【0041】
高電圧保護フィルタ404は、航空機と制御回路400との間で電気的ノイズを遮断する。電圧調整器等の電源406が、航空機からの電力を例示の制御回路400の構成要素に適した電圧レベルに合わせて調整する。撮影モジュール1には、共通の電源又は別々の電源のいずれかによって電力が加えられ、撮影モジュール1を位置決めし作動するための別の制御回路が設けられ、情報はコックピットディスプレー6に差し向けられる。
【0042】
作動では、多モードサーチライト3は、固定式の又は格納式の着陸灯機構又はサーチライト機構に取り付けられる。コックピットに配置された制御スイッチ402は、代表的には、「オフ」位置にあり、電力が可視ランプ200及び赤外線源302の両方にいかないようにする。オペレータが制御スイッチ402を「視認可能」位置に設定したとき、電子スイッチ412が賦勢され、これによって電力を可視光源200に加え、これらの光源から明るい可視光を放射する。オペレータがスイッチ402を「NVIS」位置にすると、ドライバー408が賦勢され赤外線源302が赤外線を放射し、隠密作戦中の索敵、視準、及び着陸を容易にする。
【0043】
本発明を特定の用途についての特定の実施例に関して図示し且つ説明したが、本発明は、航空での使用に限定されない。上文中に論じたように、本発明は、手持ち式の及び定置の設備、並びに自動車、船舶、及び鉄道を含む全ての種類の交通手段に直ちに適用できる。
【0044】
図6は、本発明の別の実施例による多モードサーチライトの正面図である。図7は、図6に示す多モードサーチライトの斜視図である。図8は、図6に示す多モードサーチライトの斜視図である。図6に示すように、最大1100nmの近赤外(「IR」)領域に反応する撮影モジュール1が多モードサーチライト3のキャノピー2内に配置される。キャノピー2は、追加の位置決め及び制御システムを含むモータ及びギヤ等の従来の電気機械的装置及びシステム、及び上文中に説明し本明細書中に組み込んだ従来技術の方法によって、広範な位置に亘って遠隔操作で移動できる。
【0045】
撮影モジュール1へのインターフェースを提供するため、別のコネクタ4を多モードサーチライト3に取り付けることができる。通常の夜間飛行中に所望のターゲットを可視光で照らすため、一つ又はそれ以上の可視光エレメント200を使用し、一つ又はそれ以上の赤外線源302が設けられ、夜間隠密飛行中に所望のターゲットを赤外線で照らすために使用される。図6には、単一の撮影モジュール1、単一の赤外線エレメント302、及び一対の可視光エレメント200が示してあるということは当業者には理解されよう。しかしながら、上述のエレメントの各々の量、強さ、及び特性は、様々な用途及び任務における必要条件に合わせて用意に変更できる。
【0046】
キャノピー2を遠隔操作で片持ち梁式に作動できる利点を得るため、キャノピー2に追加の機能を組み込むことができるということにも着目すべきである。例えば、レーザーエミッターをキャノピーに取り付け、視準用ポインターとして及び/又は視認補助として使用してもよい。更に、本発明の多モードサーチライトは、固定の視準及び/又は航行補助装置と一体化した制御システムに組み込んでもよい。
【0047】
例えば、本発明者は、パイロットが、サーチライト3により可視光で照らす前にサーチライトを隠密裏に位置決めするため、可視光エレメント200サーチライトと関連して作動される赤外線レーザー指示子400を操作する必要があることを確認した。別の態様では、パイロットは、視準目的のため及び/又は航行の目的のために赤外線レーザー指示子400に指令を与え、制御し、例えばサーチライトを用いて又は用いずに建物や地上の領域を隠密裏に照らしたり指示したりする。
【0048】
図9は、本発明の一実施例による多モードライトヘッドの後面図である。図10は図9に示す多モードライトヘッドの正面図である。図11は、本発明の一実施例による光学式スリップリングアッセンブリの部分側面図である。図12は、可視光指示子、赤外線指示子、及び/又は赤外線レーザー指示子を持つ本発明の多モードライトヘッドの例示の概略配線図である。
【0049】
例えば780nm又はそれ以上で作動する赤外線レーザーが多モードサーチライト3(図6参照)に、例えば赤外線エレメント302の代わりに組み込まれている場合、パイロット又はナビゲーターは、ターゲットを直ちに照らすようにサーチライト3を位置決めできる。サーチライトの機械式旋回システムにより、ビームを所望の対象物又は位置に隠密に差し向けることができる。別の態様では、サーチライトは、可視光エレメント200が作動されていない場合でも、ターゲット位置又は航行情報を通信するために使用できる。例えば、赤外線レーザー400は、約3.218km(約2マイル)の範囲内で通信でき、これによって、様々な作動条件で通信及び航行を広げる。
【0050】
図9及び図10は、約780nm又はそれ以上で作動する例えば50mW又はそれ以上の高出力赤外線レーザーをキャノピー2内に組み込んだサーチライト3の図である。図9及び図10でわかるように、赤外線レーザー400は絶縁ハウジング410に取り付けられており、このハウジングが、サーチライトキャノピー2に設置される。この取り付け形体を示すのに、例えば、PAR−46NGキャノピーを使用するが、変形例のキャノピー設計は、必要に応じて本発明に容易に組み込むことができる。例えば、赤外線モジュール302、可視光モジュール200、及び撮影モジュール1を持つキャノピー2が図9及び図10に示してある。しかしながら、キャノピー2に別の態様の構成、例えば一対の赤外線モジュール302、一対の可視光モジュール200、及び赤外線レーザー400を容易に装着でき、これによって撮影モジュール1が除外されるということは当業者に理解されよう。図10でわかるように、赤外線レーザー400を作動するため、赤外線航行及び/又は視準レーザー用の穴410がキャノピー2の前セクタに設けられている。
【0051】
しかしながら、図9及び図10に示す赤外線レーザー400は、必ずしもキャノピー2内に配置されていなくてもよい。別の態様では、先ず最初にレーザー400を絶縁ハウジング410に設置し、次いでこれを例えばヘリコプター又は航空機の胴体のサーチライトベース3又は他の部分等のキャノピー2から離れた遠隔の位置に設置する。光ファイバ導光器440の一端をレーザーモジュール400に取り付けることができ、他端をキャノピー2に入れることができる。キャノピー2の内側では、ファイバの端部からのエネルギを光学的に再コリメートできる。
【0052】
しかしながら、サーチライト3を360°回転できるようにするため、光ファイバ440は、図11に示すような光学式スリップリング450を備えていなければならない。図示の光学式スリップリング450は、ベアリングアッセンブリ(図示してあるけれども参照番号が付してない)、球面レンズ430、及び赤外線レーザー400及び回転するサーチライト3と関連した作動に必要な光ファイバ440を含む。しかしながら、光ファイバ、レンズ装置、定置部分、例えば赤外線レーザー400に接続する部分、及び回転部分、例えばキャノピー2に連結された部分を含む任意の光学式スリップリングアッセンブリを本発明に組み込むことができる。
【0053】
上述のように、図12は、可視光、赤外線、及び/又は赤外線レーザー指示子を使用できる本発明の多モードライトヘッドの例示の概略配線図である。図示の配線図は、赤外線レーザー400がキャノピー2のハウジングの外側に取り付けられた、例えば赤外線レーザー400がキャノピー2の近傍に随意のスリップリングを使用して上文中に説明したように取り付けられた多モードライトヘッドシステムに関する。
【0054】
本発明の追加の特徴は、視準固定追跡サーチライト、例えば可視光モジュール200及び/又は赤外線モジュール302及び絶対位置検出装置を使用するサーチライトに関する。上述のように、ハミルトン等に付与された米国特許第6,315,435号には、特にヘリコプターに取り付ける上で有用な従来技術の電子制御式プログラム可能多モードサーチライトが記載されている。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。この種のサーチライトは、所定位置に関するサーチライトの移動を制御するため、デジタル式電子制御回路を回転式ポテンショメータと関連して使用する。ハミルトン等には、更に、サーチライトを作動するためのマイクロプロセッサ制御式電子回路が記載されている。ライトヘッドは、所定の移動範囲内で作動する。しかしながら、移動範囲は、トリムポットを手動で調節するのでなく、マイクロプロセッサを再プログラムして対応する回路を調節することによって変化させることができる。ハミルトン等の特許に記載された装置は、部分的には、手間と時間がかかるマイクロスイッチ移動作業をなくそうとするものである。
【0055】
同様に、本発明者は、ヘリコプターのパイロットが、ヘリコプターに取り付けられた一つ又はそれ以上のサーチライトを制御するため、多位置瞬間スイッチを同時に使用する不都合があるということを確認した。更に、ハミルトン等の特許に記載されたシステム等の従来技術のシステムは、絶対位置検出を備えたサーチライト性能を備えている。しかしながら、本発明は、GPS型位置−範囲データ並びに演算処理−アクティブ制御性の実行といった有利な特徴を備えている。
【0056】
多くの場合において、パイロットは、探索及び救助又は他の同様の任務を行うときにヘリコプターの下の地上の特定の対象物又は位置、又は水中を照らす必要がある。ヘリコプターが固定のターゲットに対して移動するとき、パイロットは、サーチライトの位置を連続的に調節し、この移動を補償しなければならない。このサーチライトの制御は、パイロット又は副パイロットに追加の作業負荷を課す。
【0057】
図13は、ターゲットと本発明の多モード固定追跡ライトヘッドとの間の関係のベクトル図である。固定位置にあるターゲットを最初に照らすとき、パイロットは「獲得」スイッチを賦勢する。絶対位置検出−距離測定器を持つ制御可能なサーチライトは、ヘリコプター位置データ、例えばGPSデータを入力として受け入れ、固定ターゲットの絶対位置を計算するためにこれを固定ターゲットまでの距離測定データと組み合わせる。サーチライトのアクティブフィードバック及び制御は、空間内のこの立体的点を通過するサーチライトビームを維持するための方法を制御する。
【0058】
図14は、固定ターゲット追跡サーチライト特性を組み込んだ本発明の多モードライトヘッドのブロックダイヤグラムである。固定ターゲット追跡サーチライトは、追跡システムからのフィードバック座標、例えば図13に示すデータを演算処理するためのサーチライト制御装置500を使用する。撮影モジュール1、赤外線モジュール302、等の追加の機能を支援するため、サーチライト制御装置は、変更を施して又は重複して使用できるということは当業者には理解されよう。図14に示す例示のシステムでは、第1及び第2の動力駆動回路モータ、左/右モータ、伸/縮モータ、速度計及びトルク計を備えた夫々のギヤアッセンブリ、及びサーチライトの絶対位置検出を制御するための出力シャフトが設けられ、これらはサーチライト制御装置500によって制御される。
【0059】
固定ターゲット追跡機能は、ヘリコプターの位置をサーチライト制御装置に実時間でフィードバックし、このデータをヘリコプターの高度と組み合わせ、ロックベクトルV1の「基準」サーチライト−ターゲット座標(X1、Y1、Z1)を定めることによって得られる。図13及び図14でわかるように、ヘリコプターの位置が変化するとき、新たな実時間座標(X2、Y2、Z2)を更新し、基準座標(X1、Y1、Z1)と組み合わせて演算処理し、位置補正エラーを確立し、これにより制御装置が、サーチライトの「伸長/引っ込め」モータ及び「回転左/右」モータを、新たなロックベクトルV2がゼロエラーでターゲットにロックオンされるまで賦勢する。このプロセスは、ヘリコプターが別の位置、例えばベクトルV3の(X3、Y3、Z3)位置、ベクトルV4の(X4、Y4、Z4)位置、等に移動するまで続けられる。
【0060】
多モードライトヘッドをヘリコプター用サーチライト3として使用する場合、位置ロックサーチライトは、GPS及び距離測定器のデータを使用し、対象物の位置を確定する。フィードバックシステムは、サーチライト3を、ヘリコプターの移動に拘わらず、パイロットによる制御を必要とせずに、対象物即ちターゲットに自動的にロックできる。上述の実施例は、視準用、及び航行乗務員の安全性を高めると同時にパイロットの作業負荷を減らすため、SARについて特に有用であるということは当業者には理解されよう。
【0061】
図15は、ターゲットの位置とサーチライトの位置との間の高度及び距離に関する関係の概略図である。距離測定性能を備えている場合、本発明のオペレータは、ターゲットの位置と地面に対するサーチライトの高さとの間の高度差Z2を決定できる。図15でわかるように、距離は、図示の直角三角形の斜辺として示してあり、ターゲットへの角度θによって定義される。図15に示す実施例の変形例、例えば高度と無関係に距離を測定することを、距離測定性なしで、例えば同高度追跡で行うことができる。
【0062】
本発明の変形例は、高度及びGPS型位置情報を受け取り、アクティブサーチライトに指令を発し、特定の所定のターゲット位置即ち立体位置に差し向け、パイロットをターゲット位置に直観的に差し向ける。更に、サーチライトは、地上の視覚的捜索者を予め定められたプログラム順序で自動的に走査するようにできる。従って、本発明に関して説明した多モードライトヘッド及びシステムは、ビデオ、レーザー、可視光、赤外線、距離測定−位置決め性の様々な組み合わせを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明による多モードライトヘッドを装着したヘリコプターの側面図である。
【図2−a】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの後面図である。
【図2−b】図2のaに示す多モードライトヘッド用の後カバーの側面図である。
【図3】本発明の多モードライトヘッド用の可視光源の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの正面図である。
【図5】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの例示の電気回路の概略図である。
【図6】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの正面図である。
【図7】図6に示す多モードライトヘッドの斜視図である。
【図8】図6に示す多モードライトヘッドの斜視図である。
【図9】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの後面図である。
【図10】図9に示す多モードライトヘッドの正面図である。
【図11】本発明の一実施例による光学式スリップリングアッセンブリの部分側面図である。
【図12】可視光指示子、赤外線指示子、及び/又は赤外線レーザー指示子を持つ本発明の多モードライトヘッド用の例示の概略配線図である。
【図13】ターゲットと本発明の多モード固定追跡ライトヘッドと間の関係のベクトル図である。
【図14】固定ターゲット追跡サーチライト特性を組み込んだ本発明の多モードライトヘッドのブロックダイヤグラムである。
【図15】ターゲットとサーチライトとの間の位置関係の、高度及び/又は距離に関する概略図である。
【符号の説明】
【0064】
1 撮影モジュール
2 キャノピー
3 多モードサーチライト
6 ディスプレー
100 多モードライトヘッド
102 ハウジング
104 冷却フィン
106 放物面反射器キャビティ
108 ヒートシンクリブ
122 前セクタ
124 上セクタ
126 下セクタ
128 後セクタ
130 ランプリテーナスロット
200 可視光エレメント
300 赤外線エレメント
【0001】
仮特許出願でない本願は、2001年11月6日に出願された米国仮特許出願第60/332,793号の恩恵を主張するものである。同特許出願に触れたことにより、この特許出願に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。
【0002】
本発明は、全体として多モードサーチライトに関し、更に詳細には、赤外線による従来の及び/又は多方面に亘る視覚的補助をヘリコプターのオペレータに提供する多モードサーチライトに関する。詳細には、本発明は、航空機の着陸灯及びサーチライトで使用するための、及び他の車輛及びシステムで使用するための多モード可視光及び赤外線ライトヘッドに関する。
【背景技術】
【0003】
背景技術の以下の説明は、本発明者が背景技術のサーチライト技術のシステム及び特徴を分析した結果である。本発明は、航空機の外側の領域、例えば航空機の構造によって遮られた領域等を航空乗務員が見る上での可能性に対する制限に関する。航空機には、一般的には、暗闇や悪天候により視認性が低下した場合、地上移動中、離陸中、及び着陸中に照光を行うために着陸灯が取り付けられている。
【0004】
着陸灯は、航空機の固定位置に取り付けることができる。別の態様では、着陸灯は、駆動ユニットによって枢動でき、又は必要な場合に航空機から延ばすことができ、使用しない場合に抗力を低下するために引っ込めることができる。サーチライトは、着陸灯と同様に駆動装置によって枢動できるが、更に、伸縮平面に対して垂直な平面内で最大360°回転できる。軍用及び法執行用のヘリコプターは、光ビームを所望方向に向けてターゲットを照らすため、サーチライトを一般的に使用する。
【0005】
隠密作戦用の赤外線を使用する夜光撮影システム(「NVIS」)の出現により、選択された着陸領域及び索敵領域を可視光を使用せずに照らすため、赤外線を発生することによる、NVISに適合する着陸灯及びサーチライトに対する必要が生じた。初期のNVIS適合着陸装置及びサーチライトは、従来の可視光システムに設置した赤外線フィルタを使用した。
【0006】
初期のNVIS適合照光システムには、航空乗務員が任務中に可視モードからNVISモードに切り換えることができないという欠点があった。これは、航空機が地上にあるときに赤外線フィルタを設置したり取り外したりする必要があるためである。この欠点は、可視光エレメント及び赤外線エレメントの両方を含む従来のデュアルモードライトヘッドによって解決された。
【0007】
スナイダー等に付与された米国特許第5,695,272号には、可視光及び赤外線を用いた従来技術の例示の照明エレメントが記載されている。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。スナイダー等の特許には、可視光区分及び赤外線区分を持つランプヘッドが記載されている。オペレータは、赤外線フィラメントと可視光フィラメントとの間で切り換えを行うことができる。切り換えはランプヘッドで制御され、リレーやモード選択スイッチを用いて延ばしたり引っ込めたり回転させたりできる。
【特許文献1】
米国特許第5,695,272号 デュアルモードライトヘッドにより、航空乗務員は、デュアルモードライトヘッドの赤外線部分又は可視光部分のいずれかに電力を所望に応じて加えるだけで可視光照明モードと赤外線照明モードとの間で切り換えを行うことができる。従来のデュアルモードライトヘッドは、手作業で設置する初期のフィルタに対して大きな利点を提供するけれども、幾つかの欠点がある。第1に、故障したランプの交換が手間のかかる困難なプロセスである。これは、ランプの交換の度毎に取り外して再シールしなければならないセグメント式のレンズ−フィルタアッセンブリであるためである。この修理頻度により反射器が損傷し、これによってライトヘッドの光学的効率が低下する。
【0008】
更に、デュアルモードライトヘッドは、代表的には、照明システムで利用できる表面積が可視光部分と赤外線部分との間で分けられてしまうため、放射される光の強さが、専用の赤外線照明システム又は可視光照明システムよりも低い。更に、従来のデュアルモードライトヘッドは、赤外線を発生するために赤外線フィルタを連結した可視光源を使用し、ライトヘッド内で高温が発生し、これによりライトエレメント、レンズ、及びシール材料の寿命が制限される。
【0009】
ミーンズに付与された米国特許第5,589,901号には、別々の索敵装置及び監視装置を同期的に制御するための装置及び方法、例えば、サーチライト及び赤外線カメラ及び/又はビデオカメラを、使用者が一方の装置を移動し位置決めすることにより他方の装置の移動及び位置が直接決定されるように、直接的に電気的に関連させることができる装置及び方法が記載されている。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。しかしながら、このシステムは、別々の装置を同時に作動できるようにする比較的複雑な比較測定器を必要とする。従って、本発明者は、保守が容易で光線出力の強さが高く、ライトヘッドの構成要素の寿命を伸ばすため低い温度で作動する、デュアルモードライトヘッド又は多モードライトヘッドが必要とされていることを確認した。
【特許文献2】
米国特許第5,589,901号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従来技術と関連した欠点を解決し、従来技術で実現されなかった他の利点を達成する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一つの特徴は、部分的には、ランプの交換が容易であり、光線出力が改善されており、従来のデュアルモードライトヘッドと比較して熱の発生が少ない多モードライトヘッドに関する。
【0012】
本発明の追加の特徴は、部分的には、様々な作動条件での航空機の作動と関連した航空乗務員の視認性の問題を解決することである。
【0013】
本発明の追加の特徴は、部分的には、サーチライトのキャノピーに取り付けられた撮影モジュールを提供することである。
【0014】
本発明の追加の特徴は、部分的には、撮影モジュール及び/又は別に設置された同期装置を別々に収容するために航空機の構造を変更する必要なしに、遠隔の視覚情報源を航空乗務員又はオペレータに明示することである。
【0015】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、部分的には、多モードライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジングのセクタのうちの一つに連結された取り付け点、ハウジングの内側に取り付けられた、光をハウジングの前セクタから反射する反射装置、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、ハウジング内に位置決めされた撮影モジュール、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置され、ハウジングの前セクタから赤外線を放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、ハウジングの後セクタからハウジング内に反射装置から突出するように設置された、ハウジングの前セクタから光を放射する少なくとも一つの可視光源、及びハウジングの前セクタに取り付けられた、放射された可視光又は赤外線のうちの少なくとも一方が通過する少なくとも一つのレンズを含む、多モードライトヘッドによって得られる。
【0016】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、ハウジング内に位置決めされた撮影モジュール、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び反射器を通って突出し、光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドによって得られる。
【0017】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジング内の高出力赤外線レーザー、ハウジングの前セクタのレーザー穴開口部、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドによって得られる。
【0018】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドシステムにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、ハウジング内に位置決めされた撮影モジュール、撮影モジュールからの画像を見て保持するためのディスプレー、ライトヘッドハウジングを位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、ハウジングのセクタのうちの少なくとも一つに連結された、位置決め及び制御システムとの界面をなす取り付け部分、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び反射器を通って突出し、光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドシステムによって得られる。
【0019】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドシステムにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング、ライトヘッドハウジングを位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、ハウジングのセクタのうちの少なくとも一つに連結された、位置決め及び制御システムとの界面をなす取り付け部分、高出力赤外線レーザー、ハウジングの前セクタのレーザー穴開口部、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード、及び反射器を通って突出し、光をハウジングの前セクタから放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置された少なくとも一つの可視光源を含む、多モードライトヘッドシステムによって得られる。
【0020】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドシステムにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング、このライトヘッドハウジングを位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、ハウジングのセクタのうちの少なくとも一つに連結された、位置決め及び制御システムとの界面をなす取り付け部分を含み、更に、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置され、赤外線をハウジングの前セクタから放射するように位置決めされた高輝度赤外線ダイオード、可視光をハウジングの前セクタから放射するようにハウジングの後セクタからハウジング内に設置された可視光源、ハウジングの前セクタにレーザー穴開口部を持つ高出力赤外線レーザー、及び画像を捕捉するためのハウジングの前セクタ内の撮影モジュールのうちの少なくとも一つ、及びターゲットの捕捉及び固定位置追跡を制御するための、絶対位置検出性を備えたサーチライト制御装置、及びターゲットの絶対位置を追跡するためGPSから位置データを受け入れる距離測定器を含む、多モードライトヘッドシステムによって得られる。
【0021】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、更に、部分的には、多モードライトヘッドを提供するためのプロセスにおいて、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するため、撮影モジュールをハウジング内に設ける工程、ハウジングの前セクタから赤外線を放射するため、ハウジングの後セクタから少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオードをハウジング内に設置する工程、可視光源が反射器を通って突出し、可視光をハウジングの前セクタから放射するように、少なくとも一つの可視光源を、この可視光源が光線をハウジングの前セクタから放射するようにハウジングの後セクタからハウジング内に設置する工程、及びハウジングの位置を制御する、ライトヘッド用の位置決め及び制御システムを設ける工程を含む、プロセスによって得られる。
【0022】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、部分的には、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジングを提供する工程、ハウジングの前セクタから画像を捕捉するためのハウジング内の撮影モジュール、例えば780nm又はそれ以上で作動する高出力赤外線レーザー、及びハウジングの前セクタから赤外線を放射するためにハウジングの後セクタからハウジング内に設けられた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオードのうちの少なくとも一つにより最新の航空補助及び視覚的補助を提供する工程、ハウジングの前セクタから光を放射するように、少なくとも一つの可視光源をハウジングの後セクタからハウジング内に設ける工程、及びハウジングの位置を制御するライトヘッド用位置−制御システムを提供する工程を含む、多モードライトヘッドを提供するためのプロセスによって得られる。
【0023】
本発明の以上の特徴のうちの一つ又はそれ以上は、部分的には、ライトヘッドにおいて、前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング、ハウジングのセクタのうちの一つに連結された取り付け部分、及び高輝度赤外線ダイオード、可視光源、高出力赤外線レーザー、及び撮影モジュールのうちの少なくとも一つを含み、ダイオードは、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置されており、ハウジングの前セクタから赤外線を放射するように位置決めされており、可視光源は、この可視光源がハウジングの前セクタから光を放射するように、ハウジングの後セクタからハウジング内に設置されており、高出力赤外線レーザーは、レーザー穴開口部をハウジングの前セクタに有し、約780nm又はそれ以上で作動し、撮影モジュールは、画像を捕捉するため、ハウジングの前セクタ内に位置決めされている、ライトヘッドによって得られる。
【0024】
これらの及び他の特徴は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び添付図面を参照することによりよく理解されるであろう。
【0025】
本発明は、単なる例示であって本発明を限定するものではない添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、更によく理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明を添付図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明による多モードサーチライトを装着したヘリコプターの側面図である。図2のaは、本発明の一実施例による多モードサーチライトを後側から見た図である。図2のbは、図2のaに示す多モードサーチライト用の後カバーの側面図である。図3は、本発明の多モードサーチライト用の可視光源の斜視図である。図4は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの正面図である。図5は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの例示の電気回路の概略図である。
【0027】
本発明者は、従来技術で必要とされてきたことを分析し、従来技術のシステムと関連した幾つかの欠点を明らかにした。例えば、本発明は、ハウジング、好ましくは鋳造アルミニウム製ハウジングを持つモジュール式の設計を備えている。詳細には、ハウジングは、発光エレメントをライトヘッドの後側から設置するように設計されている。これにより、反射器の光学的効率を低下させる塵埃、油脂、又は指紋で反射器が汚れないようにする。更に、発光エレメントを後側から設置することにより、保守に要する時間を減少する。これは、従来技術のシステムのように前レンズを取り外し、その後に再シールする必要がないためである。
【0028】
従来技術の前側取り付け式ハロゲンランプの交換は、更に、ランプのガラス製包囲体を掴んでソケットに設置することを必要とする。ランプのガラス製包囲体に塵埃、油脂、又は指紋等の汚れが付くため、ランプの寿命が短くなり、保守要員はランプを交換するときに軍手等の保護材料を使用しなければならない。本発明は、保守要員が、ガラス製包囲体を触る等により汚すことなくランプをライトヘッドの後側から取り扱ったり設置したりできるようにするベースを持つ可視光源を使用する。更に、ランプベースにより、可視光源の設置及び取り外しを工具を必要とせずに容易に行うことができる。
【0029】
本発明は、更に、従来のライトヘッドで使用されたフィルタを備えた可視光源でなく、高輝度赤外線ダイオードを使用する。高輝度赤外線ダイオードは、強力な赤外線エミッションを提供するとともに、効率が高く、電力消費が少なく、長寿命であり、発熱が小さい。高輝度赤外線ダイオードは、更に、交換を迅速に且つ簡単にする。これは、モジュール式の設計になっているためである。本発明を航空機、例えばヘリコプターを参照して以下に詳細に説明するが、本発明は、地上、航空宇宙、及び海洋の複数の用途及びシステムに等しく適用できるということは当業者には理解されよう。
【0030】
図1は、本発明による多モードサーチライトを装着したヘリコプターの側面図である。図1でわかるように、多モードサーチライト3はヘリコプターの胴体下部に設置できる。撮影モジュール1からの画像が、ヘリコプターのコックピットに取り付けられたディスプレー6に送られる。更に、多モードサーチライトは、パイロットが選択できる可視光及び赤外線の照光の他に画像情報を提供するのに使用できる。
【0031】
航空機の日中の作動については、本発明の撮影モジュール1の位置は、キャノピー2の位置を調節するのに使用される現存の「伸縮」及び「回転」コックピット制御装置を使用することによって、乗務員によって、遠隔操作で差し向けることができる。撮影モジュール1からの画像は、乗務員に視覚的情報を提供するため、ディスプレー6に示される。例えば、撮影モジュール1は、ヘリコプターの下方又は後方に向けることができ、これにより、乗務員は、航空機の構造によって通常は見えない領域を見ることができる。夜間での作動については、撮影モジュール1は、可視光エレメント200又は赤外線エレメント302と関連して使用できる。サーチライトの照光エレメントは、様々な条件で、撮影モジュール1で観察されるべき領域を照らすのに役立つ。
【0032】
各々の開示内容全てが本明細書中に含まれる、ハミルトン等に付与された米国特許第6,315,435号、アレクサンダーに付与された米国特許第4,115,841号、ミーンズに付与された米国特許第5,589,901号、及びスナイダー等に付与された米国特許第5,695,272号には、関連技術で一般的に使用される航空機用多モードサーチライトを位置決めし、制御し、配置するための様々な方法及び機器が記載されている。本発明の多モードサーチライトを制御するため、多くの変更及び方法を使用できるということは当業者には理解されよう。
【0033】
図4は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの正面図である。多モードライトヘッド100の後側の図は、例えば、図2のa及びbにも示してあるが、撮影モジュール1は示してない。多モードライトヘッド100は、後セクタ128、上セクタ124、及び下セクタ126を持つハウジング102を含む。このハウジング102は、更に、図4に示し且つ以下に詳細に説明する前セクタ122を含む。ハウジング102は、鋳造した又は機械加工した材料、好ましくはアルミニウムでできていてもよく、随意であるが、光源が発生した熱の放散を補助するための複数の冷却フィン104を含んでもよい。
【0034】
ハウジング102は、更に、ライトヘッド100の可視光部分についての光学的設計を最適にする形状の放物面反射器キャビティ106を含み、可視光はハウジング102の前セクタ122から放射される。以下に更に詳細に論じる可視光源200の設置を容易にするため、ランプリテーナスロット130が反射器キャビティ106に鋳造又は機械加工によって形成されている。キャビティ106は、更に、可視光源により発生した熱を運び去るのを補助するため、随意であるが、複数のヒートシンクリブ108を含んでもよい。
【0035】
図2のa、図7、及び図8でわかるように、開口部110は、赤外線源302又は撮影モジュール1を収容し、開口部112はライトヘッド100の可視光源200を収容する。取り付け点114がハウジング102の下セクタ126に取り付けられており、これにより、ライトヘッド100を航空機構造に、又は随意であるが枢動装置に、及び着陸灯又はサーチライトの構成要素に直接取り付けるのが容易になる。複数のねじ118でソケット120に固定された後カバー116がライトヘッド100の内部をエレメントから保護する。
【0036】
図3は、本発明の多モードサーチライト用の可視光源の斜視図である。図3に詳細に示す可視光源200は、ランプベース204に取り付けられた白熱電球202、好ましくはハロゲン電球を含む。ランプベース204は、ランプ202を汚すことなく可視光源200を取り扱う上で便利な表面を提供する。一つ又はそれ以上の保持ばね206がリベット208又は保持クリップ等の従来のファスナによってランプベース204に取り付けられている。ランプリード210は、ランプ202への電源の接続を容易にする。
【0037】
図4は、本発明の一実施例による多モードサーチライト3の正面図である。図2のa及びb、図3、及び図4でわかるように、好ましくは高輝度赤外線ダイオードである赤外線源302をハウジング102の後セクタ102から開口部110に、前セクタ122に面するように設置する。好ましくはハロゲンランプである可視光源200を開口部112にハウジング102の後セクタ128からハウジング102の前セクタ122に面するように設置する。各可視光源200をハウジング102の開口部112に押し通すとき、保持ばね206が拡がり、次いで、可視光源200を所定位置にしっかりと保持するためのランプリテーナスロット130にスナップ嵌めする。
【0038】
可視光源200からの発光を最適にするため、鋳造アルミニウム製反射器306がキャビティ106に設置されている。レンズ308がハウジング102の前セクタ122に設置されており、ライトヘッド100の内部をエレメントから保護するため、シールされている。取り付け点114がハウジング102の下セクタ126に取り付けられており、これにより、ライトヘッド100を航空機構造に、又は随意であるが枢動機構に、又は着陸灯又はサーチライト3のキャノピー2に直接取り付けるのが容易になる。
【0039】
図5は、本発明の一実施例による多モードサーチライトの例示の電気回路の概略図である。図5に示すように、デュアルモードライトヘッド用の電力は、電力入力ライン416、418によって供給される。多モードサーチライトの回路は、以下に更に詳細に説明する様々な装置及び構成を受け入れるために容易に変更できるということは当業者には理解されよう。図5では、電力は、制御回路400の論理回路410に論理ライン420、422を介して論理的電気入力信号を提供するスイッチ402によって制御される。論理回路410が「視認可能」論理ライン420に電圧が存在することを検出すると、金属/酸化膜/半導体電界効果型電力用トランジスタ(MOSFET)等の電子スイッチ412を賦勢することにより、可視光源200から可視光を放射する。
【0040】
論理回路410が「NVIS」論理ライン422に電圧が存在することを検出すると、ドライバー制御装置414がドライバー408を賦勢する。電流制限器等のドライバー408は、制御された量の電流を赤外線源302に供給し、これによって赤外線源302から赤外線を放射する。論理回路410は、論理ライン420、422のいずれかで電圧が検出されない場合には、可視光源200及び赤外線源302の両方を消勢する。更に、論理回路410は、更に、例えば両論理ライン420、422に電圧が存在するといった不法な論理状態が存在する場合、可視光源200及び赤外線源302の両方を消勢する。
【0041】
高電圧保護フィルタ404は、航空機と制御回路400との間で電気的ノイズを遮断する。電圧調整器等の電源406が、航空機からの電力を例示の制御回路400の構成要素に適した電圧レベルに合わせて調整する。撮影モジュール1には、共通の電源又は別々の電源のいずれかによって電力が加えられ、撮影モジュール1を位置決めし作動するための別の制御回路が設けられ、情報はコックピットディスプレー6に差し向けられる。
【0042】
作動では、多モードサーチライト3は、固定式の又は格納式の着陸灯機構又はサーチライト機構に取り付けられる。コックピットに配置された制御スイッチ402は、代表的には、「オフ」位置にあり、電力が可視ランプ200及び赤外線源302の両方にいかないようにする。オペレータが制御スイッチ402を「視認可能」位置に設定したとき、電子スイッチ412が賦勢され、これによって電力を可視光源200に加え、これらの光源から明るい可視光を放射する。オペレータがスイッチ402を「NVIS」位置にすると、ドライバー408が賦勢され赤外線源302が赤外線を放射し、隠密作戦中の索敵、視準、及び着陸を容易にする。
【0043】
本発明を特定の用途についての特定の実施例に関して図示し且つ説明したが、本発明は、航空での使用に限定されない。上文中に論じたように、本発明は、手持ち式の及び定置の設備、並びに自動車、船舶、及び鉄道を含む全ての種類の交通手段に直ちに適用できる。
【0044】
図6は、本発明の別の実施例による多モードサーチライトの正面図である。図7は、図6に示す多モードサーチライトの斜視図である。図8は、図6に示す多モードサーチライトの斜視図である。図6に示すように、最大1100nmの近赤外(「IR」)領域に反応する撮影モジュール1が多モードサーチライト3のキャノピー2内に配置される。キャノピー2は、追加の位置決め及び制御システムを含むモータ及びギヤ等の従来の電気機械的装置及びシステム、及び上文中に説明し本明細書中に組み込んだ従来技術の方法によって、広範な位置に亘って遠隔操作で移動できる。
【0045】
撮影モジュール1へのインターフェースを提供するため、別のコネクタ4を多モードサーチライト3に取り付けることができる。通常の夜間飛行中に所望のターゲットを可視光で照らすため、一つ又はそれ以上の可視光エレメント200を使用し、一つ又はそれ以上の赤外線源302が設けられ、夜間隠密飛行中に所望のターゲットを赤外線で照らすために使用される。図6には、単一の撮影モジュール1、単一の赤外線エレメント302、及び一対の可視光エレメント200が示してあるということは当業者には理解されよう。しかしながら、上述のエレメントの各々の量、強さ、及び特性は、様々な用途及び任務における必要条件に合わせて用意に変更できる。
【0046】
キャノピー2を遠隔操作で片持ち梁式に作動できる利点を得るため、キャノピー2に追加の機能を組み込むことができるということにも着目すべきである。例えば、レーザーエミッターをキャノピーに取り付け、視準用ポインターとして及び/又は視認補助として使用してもよい。更に、本発明の多モードサーチライトは、固定の視準及び/又は航行補助装置と一体化した制御システムに組み込んでもよい。
【0047】
例えば、本発明者は、パイロットが、サーチライト3により可視光で照らす前にサーチライトを隠密裏に位置決めするため、可視光エレメント200サーチライトと関連して作動される赤外線レーザー指示子400を操作する必要があることを確認した。別の態様では、パイロットは、視準目的のため及び/又は航行の目的のために赤外線レーザー指示子400に指令を与え、制御し、例えばサーチライトを用いて又は用いずに建物や地上の領域を隠密裏に照らしたり指示したりする。
【0048】
図9は、本発明の一実施例による多モードライトヘッドの後面図である。図10は図9に示す多モードライトヘッドの正面図である。図11は、本発明の一実施例による光学式スリップリングアッセンブリの部分側面図である。図12は、可視光指示子、赤外線指示子、及び/又は赤外線レーザー指示子を持つ本発明の多モードライトヘッドの例示の概略配線図である。
【0049】
例えば780nm又はそれ以上で作動する赤外線レーザーが多モードサーチライト3(図6参照)に、例えば赤外線エレメント302の代わりに組み込まれている場合、パイロット又はナビゲーターは、ターゲットを直ちに照らすようにサーチライト3を位置決めできる。サーチライトの機械式旋回システムにより、ビームを所望の対象物又は位置に隠密に差し向けることができる。別の態様では、サーチライトは、可視光エレメント200が作動されていない場合でも、ターゲット位置又は航行情報を通信するために使用できる。例えば、赤外線レーザー400は、約3.218km(約2マイル)の範囲内で通信でき、これによって、様々な作動条件で通信及び航行を広げる。
【0050】
図9及び図10は、約780nm又はそれ以上で作動する例えば50mW又はそれ以上の高出力赤外線レーザーをキャノピー2内に組み込んだサーチライト3の図である。図9及び図10でわかるように、赤外線レーザー400は絶縁ハウジング410に取り付けられており、このハウジングが、サーチライトキャノピー2に設置される。この取り付け形体を示すのに、例えば、PAR−46NGキャノピーを使用するが、変形例のキャノピー設計は、必要に応じて本発明に容易に組み込むことができる。例えば、赤外線モジュール302、可視光モジュール200、及び撮影モジュール1を持つキャノピー2が図9及び図10に示してある。しかしながら、キャノピー2に別の態様の構成、例えば一対の赤外線モジュール302、一対の可視光モジュール200、及び赤外線レーザー400を容易に装着でき、これによって撮影モジュール1が除外されるということは当業者に理解されよう。図10でわかるように、赤外線レーザー400を作動するため、赤外線航行及び/又は視準レーザー用の穴410がキャノピー2の前セクタに設けられている。
【0051】
しかしながら、図9及び図10に示す赤外線レーザー400は、必ずしもキャノピー2内に配置されていなくてもよい。別の態様では、先ず最初にレーザー400を絶縁ハウジング410に設置し、次いでこれを例えばヘリコプター又は航空機の胴体のサーチライトベース3又は他の部分等のキャノピー2から離れた遠隔の位置に設置する。光ファイバ導光器440の一端をレーザーモジュール400に取り付けることができ、他端をキャノピー2に入れることができる。キャノピー2の内側では、ファイバの端部からのエネルギを光学的に再コリメートできる。
【0052】
しかしながら、サーチライト3を360°回転できるようにするため、光ファイバ440は、図11に示すような光学式スリップリング450を備えていなければならない。図示の光学式スリップリング450は、ベアリングアッセンブリ(図示してあるけれども参照番号が付してない)、球面レンズ430、及び赤外線レーザー400及び回転するサーチライト3と関連した作動に必要な光ファイバ440を含む。しかしながら、光ファイバ、レンズ装置、定置部分、例えば赤外線レーザー400に接続する部分、及び回転部分、例えばキャノピー2に連結された部分を含む任意の光学式スリップリングアッセンブリを本発明に組み込むことができる。
【0053】
上述のように、図12は、可視光、赤外線、及び/又は赤外線レーザー指示子を使用できる本発明の多モードライトヘッドの例示の概略配線図である。図示の配線図は、赤外線レーザー400がキャノピー2のハウジングの外側に取り付けられた、例えば赤外線レーザー400がキャノピー2の近傍に随意のスリップリングを使用して上文中に説明したように取り付けられた多モードライトヘッドシステムに関する。
【0054】
本発明の追加の特徴は、視準固定追跡サーチライト、例えば可視光モジュール200及び/又は赤外線モジュール302及び絶対位置検出装置を使用するサーチライトに関する。上述のように、ハミルトン等に付与された米国特許第6,315,435号には、特にヘリコプターに取り付ける上で有用な従来技術の電子制御式プログラム可能多モードサーチライトが記載されている。同特許に触れたことにより、この特許に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。この種のサーチライトは、所定位置に関するサーチライトの移動を制御するため、デジタル式電子制御回路を回転式ポテンショメータと関連して使用する。ハミルトン等には、更に、サーチライトを作動するためのマイクロプロセッサ制御式電子回路が記載されている。ライトヘッドは、所定の移動範囲内で作動する。しかしながら、移動範囲は、トリムポットを手動で調節するのでなく、マイクロプロセッサを再プログラムして対応する回路を調節することによって変化させることができる。ハミルトン等の特許に記載された装置は、部分的には、手間と時間がかかるマイクロスイッチ移動作業をなくそうとするものである。
【0055】
同様に、本発明者は、ヘリコプターのパイロットが、ヘリコプターに取り付けられた一つ又はそれ以上のサーチライトを制御するため、多位置瞬間スイッチを同時に使用する不都合があるということを確認した。更に、ハミルトン等の特許に記載されたシステム等の従来技術のシステムは、絶対位置検出を備えたサーチライト性能を備えている。しかしながら、本発明は、GPS型位置−範囲データ並びに演算処理−アクティブ制御性の実行といった有利な特徴を備えている。
【0056】
多くの場合において、パイロットは、探索及び救助又は他の同様の任務を行うときにヘリコプターの下の地上の特定の対象物又は位置、又は水中を照らす必要がある。ヘリコプターが固定のターゲットに対して移動するとき、パイロットは、サーチライトの位置を連続的に調節し、この移動を補償しなければならない。このサーチライトの制御は、パイロット又は副パイロットに追加の作業負荷を課す。
【0057】
図13は、ターゲットと本発明の多モード固定追跡ライトヘッドとの間の関係のベクトル図である。固定位置にあるターゲットを最初に照らすとき、パイロットは「獲得」スイッチを賦勢する。絶対位置検出−距離測定器を持つ制御可能なサーチライトは、ヘリコプター位置データ、例えばGPSデータを入力として受け入れ、固定ターゲットの絶対位置を計算するためにこれを固定ターゲットまでの距離測定データと組み合わせる。サーチライトのアクティブフィードバック及び制御は、空間内のこの立体的点を通過するサーチライトビームを維持するための方法を制御する。
【0058】
図14は、固定ターゲット追跡サーチライト特性を組み込んだ本発明の多モードライトヘッドのブロックダイヤグラムである。固定ターゲット追跡サーチライトは、追跡システムからのフィードバック座標、例えば図13に示すデータを演算処理するためのサーチライト制御装置500を使用する。撮影モジュール1、赤外線モジュール302、等の追加の機能を支援するため、サーチライト制御装置は、変更を施して又は重複して使用できるということは当業者には理解されよう。図14に示す例示のシステムでは、第1及び第2の動力駆動回路モータ、左/右モータ、伸/縮モータ、速度計及びトルク計を備えた夫々のギヤアッセンブリ、及びサーチライトの絶対位置検出を制御するための出力シャフトが設けられ、これらはサーチライト制御装置500によって制御される。
【0059】
固定ターゲット追跡機能は、ヘリコプターの位置をサーチライト制御装置に実時間でフィードバックし、このデータをヘリコプターの高度と組み合わせ、ロックベクトルV1の「基準」サーチライト−ターゲット座標(X1、Y1、Z1)を定めることによって得られる。図13及び図14でわかるように、ヘリコプターの位置が変化するとき、新たな実時間座標(X2、Y2、Z2)を更新し、基準座標(X1、Y1、Z1)と組み合わせて演算処理し、位置補正エラーを確立し、これにより制御装置が、サーチライトの「伸長/引っ込め」モータ及び「回転左/右」モータを、新たなロックベクトルV2がゼロエラーでターゲットにロックオンされるまで賦勢する。このプロセスは、ヘリコプターが別の位置、例えばベクトルV3の(X3、Y3、Z3)位置、ベクトルV4の(X4、Y4、Z4)位置、等に移動するまで続けられる。
【0060】
多モードライトヘッドをヘリコプター用サーチライト3として使用する場合、位置ロックサーチライトは、GPS及び距離測定器のデータを使用し、対象物の位置を確定する。フィードバックシステムは、サーチライト3を、ヘリコプターの移動に拘わらず、パイロットによる制御を必要とせずに、対象物即ちターゲットに自動的にロックできる。上述の実施例は、視準用、及び航行乗務員の安全性を高めると同時にパイロットの作業負荷を減らすため、SARについて特に有用であるということは当業者には理解されよう。
【0061】
図15は、ターゲットの位置とサーチライトの位置との間の高度及び距離に関する関係の概略図である。距離測定性能を備えている場合、本発明のオペレータは、ターゲットの位置と地面に対するサーチライトの高さとの間の高度差Z2を決定できる。図15でわかるように、距離は、図示の直角三角形の斜辺として示してあり、ターゲットへの角度θによって定義される。図15に示す実施例の変形例、例えば高度と無関係に距離を測定することを、距離測定性なしで、例えば同高度追跡で行うことができる。
【0062】
本発明の変形例は、高度及びGPS型位置情報を受け取り、アクティブサーチライトに指令を発し、特定の所定のターゲット位置即ち立体位置に差し向け、パイロットをターゲット位置に直観的に差し向ける。更に、サーチライトは、地上の視覚的捜索者を予め定められたプログラム順序で自動的に走査するようにできる。従って、本発明に関して説明した多モードライトヘッド及びシステムは、ビデオ、レーザー、可視光、赤外線、距離測定−位置決め性の様々な組み合わせを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明による多モードライトヘッドを装着したヘリコプターの側面図である。
【図2−a】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの後面図である。
【図2−b】図2のaに示す多モードライトヘッド用の後カバーの側面図である。
【図3】本発明の多モードライトヘッド用の可視光源の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの正面図である。
【図5】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの例示の電気回路の概略図である。
【図6】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの正面図である。
【図7】図6に示す多モードライトヘッドの斜視図である。
【図8】図6に示す多モードライトヘッドの斜視図である。
【図9】本発明の一実施例による多モードライトヘッドの後面図である。
【図10】図9に示す多モードライトヘッドの正面図である。
【図11】本発明の一実施例による光学式スリップリングアッセンブリの部分側面図である。
【図12】可視光指示子、赤外線指示子、及び/又は赤外線レーザー指示子を持つ本発明の多モードライトヘッド用の例示の概略配線図である。
【図13】ターゲットと本発明の多モード固定追跡ライトヘッドと間の関係のベクトル図である。
【図14】固定ターゲット追跡サーチライト特性を組み込んだ本発明の多モードライトヘッドのブロックダイヤグラムである。
【図15】ターゲットとサーチライトとの間の位置関係の、高度及び/又は距離に関する概略図である。
【符号の説明】
【0064】
1 撮影モジュール
2 キャノピー
3 多モードサーチライト
6 ディスプレー
100 多モードライトヘッド
102 ハウジング
104 冷却フィン
106 放物面反射器キャビティ
108 ヒートシンクリブ
122 前セクタ
124 上セクタ
126 下セクタ
128 後セクタ
130 ランプリテーナスロット
200 可視光エレメント
300 赤外線エレメント
Claims (14)
- 多モードライトヘッド(100)において、
前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング(102)、
前記ハウジング(102)の前記セクタのうちの一つに連結された取り付け点(114)、
前記ハウジング(102)の内側に取り付けられた、光を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から反射する反射装置、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から画像を捕捉するため、前記ハウジング(102)内に位置決めされた撮影モジュール(1)、
前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置され、前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から赤外線を放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード(302)、
前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に前記反射器から突出するように設置された、前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から光を放射する少なくとも一つの可視光源(200)、及び
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)に取り付けられた、放射された可視光又は赤外線のうちの少なくとも一方が通過する少なくとも一つのレンズ(308)を含む、多モードライトヘッド(100)。 - 請求項1に記載の多モードライトヘッド(100)において、前記可視光源(200)、前記赤外線ダイオード(302)、及び前記撮影モジュール(1)のうちの少なくとも一つが発生した熱を運び去るための少なくとも一つの放熱装置を更に含む、多モードライトヘッド(100)。
- 請求項1に記載の多モードライトヘッド(100)において、前記ライトヘッド(100)に取り付けられた電源、及び
前記電源を制御するための電力制御回路を更に含む、多モードライトヘッド(100)。 - 請求項1に記載の多モードライトヘッド(100)において、
前記ハウジング(102)内の高出力赤外線レーザー(400)、及び
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)のレーザー(400)穴開口部を更に含む、多モードライトヘッド(100)。 - 請求項4に記載の多モードライトヘッド(100)において、前記高出力赤外線レーザー(400)は、約50mW又はそれ以上であり、約780nm又はそれ以上で作動する、多モードライトヘッド(100)。
- 多モードライトヘッド(100)において、
前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング(102)、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から画像を捕捉するため、前記ハウジング(102)内に位置決めされた撮影モジュール(1)、
前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された、赤外線を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード(302)、及び
前記反射器を通って突出し、光を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された少なくとも一つの可視光源(200)を含む、多モードライトヘッド(100)。 - 請求項6に記載の多モードライトヘッド(100)において、
前記ハウジング(102)内の高出力赤外線レーザー(400)、及び
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)のレーザー(400)穴開口部を更に含む、多モードライトヘッド(100)。 - 多モードライトヘッド(100)において、
前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング(102)、
前記ハウジング(102)内の高出力赤外線レーザー(400)、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)のレーザー(400)穴開口部、
前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された、赤外線を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード(302)、及び
光を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された少なくとも一つの可視光源(200)を含む、多モードライトヘッド(100)。 - 多モードライトヘッド(100)システムにおいて、
前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つライトヘッドハウジング(102)、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から画像を捕捉するため、前記ハウジング(102)内に位置決めされた撮影モジュール(1)、
前記撮影モジュール(1)からの画像を見て保持するためのディスプレー、
ライトヘッドハウジング(102)を位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、
前記ハウジング(102)の前記セクタのうちの少なくとも一つに連結された、前記位置決め及び制御システムとの境界をなす取り付け部分(114)、
前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置され、赤外線を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード(302)、及び
前記反射器を通って突出し、光を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された少なくとも一つの可視光源(200)を含む、多モードライトヘッドシステム(100)。 - 多モードライトヘッド(100)システムにおいて、
前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタ(122、128、124、126)を持つライトヘッドハウジング(102)、
ライトヘッドハウジング(102)を位置決めし制御するための位置決め及び制御システム、
前記ハウジング(102)の前記セクタのうちの少なくとも一つに連結された、前記位置決め及び制御システムとの境界をなす取り付け部分、
高出力赤外線レーザー(400)、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)のレーザー(400)穴開口部、
前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された、赤外線を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように位置決めされた少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード(302)、及び
前記反射器を通って突出し、光を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置された少なくとも一つの可視光源(200)を含む、多モードライトヘッドシステム(100)。 - 請求項10に記載の多モードライトヘッド(100)システムにおいて、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から画像を捕捉するため、前記ハウジング(102)内に位置決めされた撮影モジュール(1)、及び
前記撮影モジュール(1)からの画像を見て保持するためのディスプレーを更に含む、多モードライトヘッドシステム(100)。 - 請求項14に記載の多モードライトヘッド(100)システムにおいて、
絶縁された赤外線レーザーハウジング(102)、及び
光学式スリップリングアッセンブリを更に含み、この光学式スリップリングアッセンブリは、光ファイバ、レンズ(308)装置、定置部分及び回転部分を含み、前記赤外線レーザー(400)は前記ライトヘッド(100)の前記ハウジング(102)の外側に位置決めされている、多モードライトヘッドシステム(100)。 - 多モードライトヘッド(100)を提供するためのプロセスにおいて、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から画像を捕捉するため、撮影モジュール(1)を前記ハウジング(102)内に設ける工程、
前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から赤外線を放射するため、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から少なくとも一つの高輝度赤外線ダイオード(302)を前記ハウジング(102)内に設置する工程、
前記可視光源(200)が前記反射器を通って突出し、可視光を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から放射するように、少なくとも一つの可視光源(200)を前記ハウジング(102)内に前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から設置する工程、及び
前記ハウジング(102)の位置を制御する、前記ライトヘッド(100)用の位置決め及び制御システムを設ける工程を含む、プロセス。 - ライトヘッド(100)において、
前セクタ、後セクタ、上セクタ、及び下セクタを持つハウジング(102)、
前記ハウジング(102)の前記セクタのうちの少なくとも一つに連結された取り付け部分、及び
高輝度赤外線ダイオード(302)、可視光源(200)、高出力赤外線レーザー(400)、及び撮影モジュール(1)のうちの少なくとも一つを含み、
前記ダイオード(302)は、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置されており、前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から赤外線を放射するように位置決めされており、
前記可視光源(200)は、この可視光源(200)が前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)から光を放射するように、前記ハウジング(102)の前記後セクタ(128)から前記ハウジング(102)内に設置されており、
前記高出力赤外線レーザー(400)は、レーザー(400)穴開口部を前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)に有し、約780nm又はそれ以上で作動し、
前記撮影モジュール(1)は、画像を捕捉するため、前記ハウジング(102)の前記前セクタ(122)内に位置決めされている、ライトヘッド(100)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US33279301P | 2001-11-06 | 2001-11-06 | |
US10/231,216 US6962423B2 (en) | 2001-11-06 | 2002-08-30 | Multi-mode searchlight |
PCT/US2002/035446 WO2003039957A1 (en) | 2001-11-06 | 2002-11-05 | Multi-mode searchlight |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005508271A true JP2005508271A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=26924914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003542018A Pending JP2005508271A (ja) | 2001-11-06 | 2002-11-05 | 多モードサーチライト |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6962423B2 (ja) |
EP (1) | EP1441952B1 (ja) |
JP (1) | JP2005508271A (ja) |
KR (1) | KR20040063140A (ja) |
AT (1) | ATE329828T1 (ja) |
AU (1) | AU2002363327B2 (ja) |
CA (1) | CA2466518A1 (ja) |
DE (2) | DE60212433T2 (ja) |
DK (1) | DK1441952T3 (ja) |
ES (1) | ES2263838T3 (ja) |
IL (1) | IL161803A0 (ja) |
TW (1) | TWI263007B (ja) |
WO (1) | WO2003039957A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013212835A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Boeing Co:The | サーチライト位置確認システム |
JP2022191466A (ja) * | 2016-12-07 | 2022-12-27 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 発光システム及び方法 |
Families Citing this family (49)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6984061B1 (en) | 2003-03-05 | 2006-01-10 | Soderberg Manufacturing Co., Inc. | Covert infrared landing light |
CN100572909C (zh) * | 2003-10-23 | 2009-12-23 | Tsx产业有限公司 | 使装置自动地指向目标的设备 |
DE10361708A1 (de) | 2003-12-30 | 2005-08-04 | Airbus Deutschland Gmbh | Einrichtung zur Unterstützung bei der Überwachung eines Luftauslassventils in einem Flugzeug |
TWM287663U (en) * | 2005-05-10 | 2006-02-21 | Tusng-Chuan Liu | Microvideo on dental lamp equipment |
US20090322259A1 (en) * | 2005-05-26 | 2009-12-31 | Ralph Glass | Visual Marker for Hunters and Outdoorsmen |
US7462993B2 (en) * | 2005-11-07 | 2008-12-09 | George Sotiriou | Dome light |
US7518133B2 (en) | 2006-10-30 | 2009-04-14 | Honeywell International Inc. | Integrated searchlight lighthead |
US20080151052A1 (en) * | 2006-11-01 | 2008-06-26 | Videolarm, Inc. | Infrared illuminator with variable beam angle |
US20100328466A1 (en) * | 2006-11-01 | 2010-12-30 | Videolarm, Inc. | Infrared illuminator with variable beam angle |
US20070217772A1 (en) * | 2006-11-28 | 2007-09-20 | Lemelson Greg M | Integrated light head apparatus and methods of use thereof |
US20090200496A1 (en) * | 2008-02-13 | 2009-08-13 | Barie Mark R | Headlamp system including HID and IR illuminators |
US20090251908A1 (en) * | 2008-04-07 | 2009-10-08 | Lockheed Martin Corporation | Integrated headlight assembly for tactical vehicles |
WO2010025490A1 (en) * | 2008-09-02 | 2010-03-11 | Joane Andre Sidler | Arrangement for illuminating an aircraft fuselage |
US8201974B1 (en) | 2009-03-09 | 2012-06-19 | Whelen Engineering Company, Inc. | Pan-tilt spotlight |
US20110260060A1 (en) * | 2010-02-10 | 2011-10-27 | Gunter John B | System and method for thermal imaging searchlight |
TWI404654B (zh) * | 2011-04-20 | 2013-08-11 | 空拍用載具裝置及其載具結構 | |
FR2978425B1 (fr) | 2011-07-29 | 2015-12-04 | Eurocopter France | Giravion dote d'un equipement d'eclairage a plusieurs projecteurs exploites pour l'atterrissage, le treuillage et la recherche |
US8905587B1 (en) | 2011-08-09 | 2014-12-09 | The Boeing Company | Internal covert IR filter for searchlight systems |
US8797663B1 (en) | 2011-09-15 | 2014-08-05 | The Boeing Company | Method and apparatus for selective filtering of an illumination device |
CN102829396A (zh) * | 2012-08-29 | 2012-12-19 | 苏州金科信汇光电科技有限公司 | 红外雷射安防灯 |
FR3008475B1 (fr) * | 2013-07-10 | 2018-11-16 | Falgayras | Dispositif d'eclairage a leds visibles et a leds infrarouges |
EP2832647B1 (en) | 2013-07-30 | 2016-05-18 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Exterior helicopter light unit and method of operating an exterior helicopter light unit |
EP2832646B1 (en) | 2013-07-30 | 2018-04-11 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Exterior aircraft light unit and method of operating an exterior aircraft light unit |
EP2837566B1 (en) | 2013-08-13 | 2019-10-02 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Exterior aircraft light unit and aircraft comprising the exterior aircraft light unit |
US20150130644A1 (en) * | 2013-11-13 | 2015-05-14 | Taylor L. Kiel | Lighting systems for landing in a degraded visual environment |
CA2875014A1 (en) | 2013-12-17 | 2015-06-17 | Ephesus Lighting, Inc. | Lens structure for high intensity led fixture |
EP3012151B1 (en) * | 2014-10-20 | 2020-08-05 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Helicopter search light |
US10106276B2 (en) | 2015-04-16 | 2018-10-23 | Hughey & Phillips, Llc | Obstruction lighting system configured to emit visible and infrared light |
EP3109158B1 (en) | 2015-06-24 | 2018-11-28 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Rotorcraft winch with lighting device and method of operating said rotorcraft winch |
US11178741B1 (en) | 2015-12-22 | 2021-11-16 | Hughey & Phillips, Llc | Lighting system configured to emit visible and infrared light |
US10161619B2 (en) | 2015-12-28 | 2018-12-25 | Eaton Intelligent Power Limited | LED illumination device with vent to heat sink |
EP3400404B1 (en) | 2015-12-28 | 2020-09-09 | Signify Holding B.V. | Led illumination device with single pressure cavity |
US9730302B2 (en) | 2015-12-28 | 2017-08-08 | Ephesus Lighting, Inc. | System and method for control of an illumination device |
EP3269596B1 (en) * | 2016-07-16 | 2019-07-10 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Helicopter search light |
EP3284683B1 (en) * | 2016-08-19 | 2019-07-31 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Exterior aircraft light unit, helicopter, and airplane |
US10180246B2 (en) | 2016-10-31 | 2019-01-15 | Honeywell International Inc. | LED searchlight and method |
EP3447372A1 (en) | 2017-08-24 | 2019-02-27 | Goodrich Lighting Systems GmbH | Helicopter search light and method of operating a helicopter search light |
KR102239507B1 (ko) * | 2019-07-05 | 2021-04-14 | 한국항공우주산업 주식회사 | 적외선 led를 적용한 헬기용 듀얼 모드 탐색등 |
CN111038388B (zh) * | 2019-11-28 | 2023-05-26 | 天津津航技术物理研究所 | 双模车载辅助驾驶系统 |
US11192494B2 (en) | 2020-02-07 | 2021-12-07 | Honeywell International Inc. | Systems and methods for search and landing light |
US11625037B2 (en) | 2020-02-13 | 2023-04-11 | Honeywell International Inc. | Methods and systems for searchlight control for aerial vehicles |
EP3882161B1 (en) | 2020-03-20 | 2023-08-16 | Goodrich Lighting Systems GmbH & Co. KG | Helicopter search light and method of operating a helicopter search light |
US11492138B2 (en) * | 2020-04-16 | 2022-11-08 | Goodrich Corporation | Aircraft search light system |
EP3895996B1 (en) * | 2020-04-16 | 2023-07-19 | Goodrich Corporation | Aircraft search light system |
KR102466838B1 (ko) | 2020-12-29 | 2022-11-11 | 경북대학교 산학협력단 | 복수 광원을 이용한 투광 조명장치 |
US11807391B2 (en) * | 2021-05-31 | 2023-11-07 | Honeywell International Inc. | Retractable lighting systems and autoretraction methods |
US11691757B2 (en) | 2021-08-23 | 2023-07-04 | Nathan Howard Calvin | Aircraft exterior lighting multi-emitter array for variable beam profile |
EP4140891A1 (en) | 2021-08-27 | 2023-03-01 | Goodrich Lighting Systems GmbH & Co. KG | Aircraft headlight, aircraft comprising an aircraft headlight, and method of operating an aircraft headlight |
CN113685771B (zh) * | 2021-08-27 | 2022-04-08 | 深圳市乐惠光电科技有限公司 | 一种直升机搜索灯系统 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3641261A (en) | 1969-06-04 | 1972-02-08 | Hughes Aircraft Co | Night vision system |
US4115841A (en) | 1976-12-02 | 1978-09-19 | Eli James Alexander | Searchlight |
US4513356A (en) | 1982-01-13 | 1985-04-23 | Ford Motor Company | Replaceable lamp assembly and locking mechanism for a sealable reflector housing |
US4760506A (en) * | 1986-02-20 | 1988-07-26 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Light bulb mounting structure in automotive lamp |
DE3622025C1 (en) | 1986-07-01 | 1987-10-15 | Tele Security Foto Ueberwachun | Infrared luminaire |
DE4215940A1 (de) | 1992-05-14 | 1993-11-18 | Bosch Gmbh Robert | Beleuchtungseinrichtung für Fahrzeuge |
DE4242331A1 (de) | 1992-12-15 | 1994-06-16 | Arnold Zurell | Landehilfen für Fluggeräte aller Art, Form und Größe |
US5695272A (en) | 1994-05-27 | 1997-12-09 | Grimes Aerospace Company | Search light for aircraft and other vehicles |
US5589901A (en) | 1995-05-15 | 1996-12-31 | Means; Kevin P. | Apparatus and method for synchronizing search and surveillance devices |
US5719568A (en) | 1995-11-28 | 1998-02-17 | Adams; Peter J. | Perimeter light system |
CA2230930A1 (en) * | 1997-04-25 | 1998-10-25 | Dale Gathergood | Exterior rear view mirror integral warning light |
JPH11321440A (ja) * | 1998-05-18 | 1999-11-24 | Koito Mfg Co Ltd | 車輌用灯具装置 |
EP1140626B1 (en) | 1998-12-21 | 2003-03-05 | AlliedSignal Inc. | Ir diode based high intensity light |
US6315435B1 (en) | 1999-02-18 | 2001-11-13 | Alliedsignal Inc. | Electronically controlled searchlight having multiple preset positions |
DE10016217A1 (de) * | 2000-03-31 | 2001-10-04 | Hella Kg Hueck & Co | Scheinwerfer für ein Flugzeug |
DE10034767A1 (de) * | 2000-07-18 | 2002-05-02 | Hella Kg Hueck & Co | Leuchte |
US6609812B2 (en) * | 2000-12-20 | 2003-08-26 | Honeywell International Inc. | Dual mode visible and infrared lighthead |
DK1343689T3 (da) | 2000-12-20 | 2006-11-13 | Honeywell Int Inc | IR-laserdiodebaseret Höjintensitetslampe |
-
2002
- 2002-08-30 US US10/231,216 patent/US6962423B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-05 CA CA002466518A patent/CA2466518A1/en not_active Abandoned
- 2002-11-05 DE DE60212433T patent/DE60212433T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2002-11-05 EP EP02789433A patent/EP1441952B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-05 TW TW091132577A patent/TWI263007B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-11-05 AT AT02789433T patent/ATE329828T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-11-05 KR KR10-2004-7006902A patent/KR20040063140A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-11-05 JP JP2003542018A patent/JP2005508271A/ja active Pending
- 2002-11-05 DE DE60228346T patent/DE60228346D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-05 DK DK02789433T patent/DK1441952T3/da active
- 2002-11-05 AU AU2002363327A patent/AU2002363327B2/en not_active Ceased
- 2002-11-05 IL IL16180302A patent/IL161803A0/xx unknown
- 2002-11-05 ES ES02789433T patent/ES2263838T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-05 WO PCT/US2002/035446 patent/WO2003039957A1/en active IP Right Grant
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013212835A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Boeing Co:The | サーチライト位置確認システム |
CN103363985A (zh) * | 2012-04-02 | 2013-10-23 | 波音公司 | 探照灯位置系统 |
JP2022191466A (ja) * | 2016-12-07 | 2022-12-27 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 発光システム及び方法 |
JP7293481B2 (ja) | 2016-12-07 | 2023-06-19 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 発光システム及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2003039957A1 (en) | 2003-05-15 |
ES2263838T3 (es) | 2006-12-16 |
ATE329828T1 (de) | 2006-07-15 |
AU2002363327B2 (en) | 2006-01-05 |
US20030086251A1 (en) | 2003-05-08 |
US6962423B2 (en) | 2005-11-08 |
TW200300488A (en) | 2003-06-01 |
DK1441952T3 (da) | 2006-09-04 |
TWI263007B (en) | 2006-10-01 |
IL161803A0 (en) | 2005-11-20 |
DE60228346D1 (de) | 2008-09-25 |
EP1441952A1 (en) | 2004-08-04 |
CA2466518A1 (en) | 2003-05-15 |
DE60212433T2 (de) | 2007-06-06 |
EP1441952B1 (en) | 2006-06-14 |
DE60212433D1 (de) | 2006-07-27 |
KR20040063140A (ko) | 2004-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005508271A (ja) | 多モードサーチライト | |
AU2002363327A1 (en) | Multi-mode searchlight | |
EP1343690B1 (en) | Dual mode visible and infrared lighthead | |
EP1343689B1 (en) | Ir laser diode based high intensity light | |
CA2772933A1 (en) | Arrangement for illuminating an aircraft fuselage | |
EP1124090B1 (en) | Focus control for search lights | |
GB2529442A (en) | Illumination system | |
EP1683720B1 (en) | Multi-mode searchlight | |
EP2730943A2 (en) | Pointing system for a laser | |
AU2006201435A1 (en) | Multi-mode searchlight | |
EP3882161B1 (en) | Helicopter search light and method of operating a helicopter search light | |
EP3851384B1 (en) | An aircraft with an illumination system for rotating blades | |
US10534373B2 (en) | Apparatus and method for locational aiming of an overhead directional service unit | |
EP3683145A1 (en) | Application of artificial intelligence to implement augmented reality, virtual reality, and mixed reality to enhance passenger experience to flying with mood lighting | |
JPH04300195A (ja) | 車載用作業ロボット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080616 |