JP2005507959A - 可撓性ラップキット及び方法 - Google Patents
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Abstract
可撓性ラップキットは、可撓性フィルム及び接着剤成分を含み、接着剤成分は、可撓性フィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、可撓性フィルム又は物品への適用に適合しており、キットは物品に可撓性フィルムを接着する方法での使用に好適である。特定の実施形態では、可撓性フィルムは、プラスチックフィルム、蝋紙、又は金属箔のラップを含む。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓性ラップキット、及び物品びそれを接着する方法に関する。より詳細には、本発明は、可撓性フィルム及び接着剤成分を含む可撓性ラップキットに関する。
【背景技術】
【0002】
特に食品関連の製品を保存及び保管するための可撓性プラスチックフィルムのラッピングは、長年多くの消費者の間で益々人気が高まってきている。この人気の大部分は、ラッピングに関連した望ましい特性に起因する可能性がある。より詳細には、ほとんどの可撓性プラスチックフィルムのラッピングは、低水準の水蒸気伝達性、高水準の酸素透過性、並びに化学的及び機械的劣化と温度変化への抵抗性を表す一方で、消費者が長時間、製品を保存又は保管するのを可能にする。しかし、上記の利点にもかかわらず、優れた接着、粘着及び/又は密閉特性を有する可撓性プラスチックフィルムのラップを考案することは困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、可撓性プラスチックフィルムのラッピングと保管物品の相互に改善された接着及び/又は密閉を提供する必要性がある。加えて、これらの改善された事柄が食品の安全な保管に適用可能であることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一つの実施形態では、本発明は、(a)可撓性プラスチックフィルム、及び(b)接着剤成分を含むプラスチックラップキットに関し、可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルム又は物品への適用に適合している。
【0005】
他の実施形態では、本発明は、(a)接着剤成分と、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含むキットに関する。
【0006】
他の実施形態では、本発明は、(a)可撓性プラスチックフィルムと、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラッスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含むプラスチックラップキットに関する。
【0007】
更に他の実施形態では、本発明は、本明細書で説明するプラスチックラップキットを物品に接着する方法に関し、この方法は、物品及び可撓性プラスチックフィルムの少なくとも一方のある領域を接着剤成分で覆い、覆った領域でその物品と可撓性プラスチックフィルムとを接触させて、可撓性プラスチックフィルムと物品の間に接着を形成することを含む。
【0008】
従って、本発明は、新規のプラスチックラップキットと、先行技術の一つ又は複数の不利な点を克服するそのようなプラスチックラップキットで物品を接着する方法とを提供する。
【0009】
本発明のこれら及び追加の目的、利益、及び新規の特徴は、次の詳細な説明から当業者には明らかになり、それは単に、本発明を実行するために考察される様々な様式の説明を意図するものである。理解されるように、本発明は、すべて本発明から逸脱することのない他の自明の異なる態様が可能である。従って、図面及び明細書は、本質的に説明のためのものであって、制限的なものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書は、本発明を特定して指摘し明確に請求する請求項をもって結論とするが、本発明は、添付図面と連係してなされる以下の説明からよりよく理解される。
【0011】
本発明は、プラスチックラップキットと、そのようなキットを使用する方法とに関する。より詳細には、プラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルム、接着剤成分、及び任意選択的に、キットを使用するための指示を含む。一つの実施形態では、キットは、食品の保管のために使用される。
【0012】
本明細書で使用する時、「含む」とは、他の工程及び成分を追加できることを意味する。この用語には、「からなる」及び「から本質的になる」という用語が包含される。「から本質的になる」という語句は、キットが追加成分を含んでもよいが、追加成分が、請求されるキット又は方法の基本的及び新規の特性を実質的に変えない場合のみを意味する。
【0013】
本明細書で使用する時、「キット」は一般に、特定の目的を達成するために互いに関連して使用されることがある1組の物品又は道具を指す。本発明によるキットは、特にプラスチックラップキットに関する。一つの実施形態では、プラスチックラップキットは、従来の種々のプラスチックラップ製品の一つ又は複数と、種々の接着剤の一つ又は複数との組み合わせを含み、可撓性プラスチックフィルムと、そのようなフィルムによって接着される物品との間で改善された接着性が望まれる。次に、更に詳細に説明されるように、一つ実施形態では、本発明のプラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分を含み、可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分は可撓性プラスチックフィルム又は物品への適用に適合している。他の実施形態では、本発明のプラスチックラップキットは、ロール上に配置された可撓性プラスチックフィルムと、スティック形状で提供された食品に安全な接着剤成分と、キットを使用するための指示とを含む。これらの実施形態は、以下で更に詳しく説明されている。
【0014】
(可撓性プラスチックフィルム)
本発明のプラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルムを含む。本明細書で使用する時、「可撓性プラスチックフィルム」は一般に、その広さ及び幅に関して比較的薄い材料の、撓み得る、包み得るプラスチックシートを指し、物品を固体、半固体、及び/又は液体の形状で、主に包装、保存、及び/又は保管するために使用される。
【0015】
種々の材料及び組成物、特に高分子化合物は、本発明による可撓性プラスチックフィルムの製造に有用である。本明細書で使用する時、「高分子」は一般に、繰り返し単一モノマーの連鎖列から作成された大きい分子からなる、自然発生による又は合成系化合物を指す。その上に、「ポリマー」は、指示されたモノマー又は組成物のあらゆるホモポリマー及び/又はコポリマー、及び/又はそのようなポリマーの混合物を包含することを意図することを理解されたい。可撓性プラスチックフィルムを形成し得る特定のポリマーには、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリビニルアセテート(PVAC)と、ナイロン、ポリエステル、及びそれらの混合物を包含するポリアミドとからなる群から選択されるポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、プラスチックラップは、少なくとも部分的に塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマーから形成される。
【0016】
本発明による可撓性プラスチックフィルムは、製品の特性を増すために一つ又は複数の追加的構成成分を更に含んでもよい。例えば、特定の実施形態では、可撓性プラスチックフィルムは、脂肪族炭化水素、オレフィン性炭化水素、可塑剤、酸化防止剤、鋳型剥離材、加工助剤、紫外線安定剤、添加剤、着色剤、熱安定剤、ジェル洗浄剤、有機充填剤、無機充填剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される追加的構成成分を更に含んでもよい。
【0017】
加えて、本発明の可撓性プラスチックフィルムは、粘着性添加剤を包含してもよい。ポリマーフィルムの粘着特性を提供するために、当該技術分野で既知の多数の粘着性添加剤がある。これらの粘着性添加剤には、グリセロール、モノ又はジオレエート、グリセロールイソステアレート、ポリイソブチレン、ポリエチレンオイル、低分子量ポリエチレン、低分子量エチレンビニルアセテート、ポリプロピレングリコール、脂肪酸エステル類、及び植物油が挙げられるが、これらに限定されない。
【0018】
可撓性プラスチックフィルムは典型的に、約0.1ミル〜約10ミルの平均厚さを有するが、この範囲外の厚さを有する可撓性プラスチックフィルムでも、所望のプラスチックラップキットを提供するのに好適なことがあるのを当業者は認識するであろう。より特定の実施形態では、可撓性プラスチックフィルムは、約0.2ミル〜約3ミル、好ましくは約0.2ミル〜約2ミル、より好ましくは約0.3ミル〜約2ミルの厚さを有する。
【0019】
本発明の可撓性プラスチックラップは、単層を含んでもよく、あるいは多重層を含んでもよいことを、当業者は認識するであろう。故に、例えば、一つ又は複数のポリマーを含む第1可撓性プラスチックフィルム層は、一つ又は複数ポリマーを含有する第2可撓性プラスチックフィルムと共に使用されてもよい。その上に、これらのフィルムはどの従来方法で作成されてもよく、それらの特性が特定の最終用途に適応するように設計される。典型的に、プラスチックフィルムは、厚紙の管の上にロール形状で提供される。しかし、プラスチックラップは、プレカットシートの形状などを含む他の種々の形状で容易に提供されてもよい。加えて、説明した可撓性プラスチックフィルムは代表的なもののみであり、本発明のキットを製造するために他のフィルム及び材料も好適であることを当業者ならば認識することを理解されたい。例えば、蝋紙、金属箔ラップ(アルミ箔など)、及び他の食品ラップ材料を含むがこれらに限定されない同様の食品ラップ材料が、本発明の意図を逸脱することなく本発明により考案されてもよいことを当業者は認識するであろう。
【0020】
(接着剤成分)
本発明のプラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルムに加えて接着剤成分も含む。本明細書で使用する時、「接着剤成分」は一般に、二つの表面を結合、固着、又は接着する粘着性で、粘稠な物質を指す。本発明の接着剤成分は、天然又は合成接着剤を含んでもよく、また可撓性プラスチックフィルムと共に又は別個のどちらかで予め包装されてもよいことを理解されたい。
【0021】
本発明における使用に好適な接着剤成分には、動物性接着剤、カゼイン接着剤、血液アルブミン接着剤、デンプン、デキストリン、天然ゴム、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。他の有用な接着剤成分には、接触接着剤、構造用接着剤、ホットメルト接着剤、感圧接着剤、紫外線硬化接着剤、恒久的接着剤、一時的接着剤、半恒久的接着剤、溶媒系接着剤、水性接着剤、水媒介接着剤、電子光線(e−光線)接着剤、2部分接着剤、2部分反応性接着剤、剥離可能接着剤、再締着可能接着剤、再密閉可能接着剤、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。その上に、特定の実施形態において接着剤成分は、食品に安全な接着剤成分の形状で提供されてもよく、特にキットは食品保管ラップ製品である。
【0022】
本発明の接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムと、フィルムによって接着されることが所望される物品との両方に適合性があることを意図されている。従って、接着剤成分は、所定の接着状況に限定されることを意図されていない。例として、本発明の接着剤成分は、一時的、恒久的、又は半恒久的接着を作ってもよいと共に、種々の物質に接着してもよいことを当業者は認識する。本発明による接着に適切な物質には、ガラス、木、プラスチック、金属、セラミック、紙と、台所及び/又は家庭の周辺で一般的に使用される他のあらゆる物質が挙げられるが、これらに限定されない。その上に、接着剤成分は、種々の環境状態及び/又は温度に適用可能であることを意図している。例えば接着剤成分は、所定の湿った、乾燥した、熱い、又は冷たい用途に限定されない。同様に、二つ以上の接着剤成分も共に、様々な状態に適応するように適用されてもよい。
【0023】
特定の一つの実施形態では、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルム、第1接着剤、及び第2接着剤を含む。他の実施形態によれば、第1接着剤は特定の第1状態での接着に適合し、第2接着剤は特定の第2状態での接着に適合している。代表的な一つの実施形態では、例えば、第1接着剤は熱い状態での接着に適合し、第2接着剤は冷たい状態での接着に適合している。他の代表的な実施形態では、第1接着剤は、湿った状態での接着に適合し、第2接着剤は乾燥した状態での接着に適合している。更に他の代表的な実施形態では、第1接着剤は水性であって、水性接着剤が有効である状態での接着に適合している一方、第2接着剤は油性であって、油性接着剤が有効である状態で接着するのに適合している。この実施形態によれば、第1接着剤及び第2接着剤は、単一組成物で提供されて、例えば、異質の混合物を形成してもよい。本明細書で使用する時、「単一組成物」は、共に物質全体を提供し、混合物、構成要素の層化、成分の混合などが挙げられるがこれらに限定されない形状で存在することがある必要な部分又は要素のあらゆる組み合わせを包含することを意図されている。あるいは、第1接着剤及び第2接着剤を別々に包装してもよい。加えて、複数の接着剤成分が本発明に従って使用される時、第1接着剤及び第2接着剤のカラーコード化が望まれることが考察される。例えば、第1及び第2接着剤成分、及び/又はそれらそれぞれのパッケージに、ユーザがそのような要素を使用する前に認識できる特定の色彩表記を個々に指定するのが望ましいことがある。この実施形態によれば、ユーザは、構成要素及び/又はパッケージの色彩と、予め定められたカラーコード指示ガイド又は他の同様の認識デバイスとを合わせることによって、特定の接着行動に所定のどの接着剤が適切であるかを容易に認識できる。
【0024】
一つの実施形態では、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムに、表面への半恒久的接着及び/又は固着を提供することに適合している。この実施形態では、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムが開くのに抵抗し、またガラスボールが傾けられた又はひっくり返された場合にガラスボールの内容物が接着を破壊するのを防ぐのに十分に強固ではあるが、所望される時に消費者が強く引っ張ることによって表面から可撓性プラスチックフィルムを除去するのを可能にするのに十分に弱い固着で、例えば、ガラスボールの縁などのガラス表面に可撓性プラスチックフィルムを接着することに適合している。より詳細には、本発明の可撓性プラスチックフィルムは、接着された物品を取り扱うのと同様の程度に、又は包まれた容器が使用中に遭遇する程度に耐えるのに十分な接着特性を表す一方、目標とされる品目の保存又は保管が確実であるように、その品目と、それ自体と、又は付随する半恒久的に包まれた容器との接着の所望の水準を維持するように設計される。
【0025】
この接着特性を測定する又は量るための一つ方法は、好ましくは感圧テープカウンセル方法(Pressure Sensitive Tape Councel Method)PSTC−1によって測定される接着剥離力の値による。この方法によれば、4.5ポンド(2.04kg)のローラーを使用して、12インチ(30.5cm)x1インチ(2.5cm)のフィルムのストリップが、12インチ(30.5cm)/分の速度で滑らかなステンレス鋼表面に1回巻き付けられ、その後、ストリップ幅の約1〜約50オンス/インチ(0.012〜0.600kg/cm)、より好ましくは約1〜約2.5オンス/インチ(0.012〜0.027kg/cm)の範囲の最高接着剥離力値を有するとしてテストされる。一般に、接着を維持する最低の接着が可撓性プラスチックラップについて所望されるので、保管された品目への接近のために、ラップは容易に剥離される。
【0026】
一つの実施形態では、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分の少なくとも一方が、可撓性プラスチックフィルムの物品への接着時に可視色彩表示を提供することに適合している着色剤を含む。本明細書で使用する時、「着色剤」は一般に、もう一つの物質の色相に影響を与える、又は変える物質を指す。この実施形態によれば、可撓性プラスチックフィルムを物品に接着すると、接着剤成分によって色彩表示を提供し、十分な接着が達成されたかどうかをユーザが確認する。更に、他の実施形態では、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分は共に、可撓性プラスチックラップを物品に接着すると色彩表示を提供することに適合している色彩成分をそれぞれ個々に含んでもよい。
【0027】
他の実施形態では、接着剤成分は、接着剤成分に圧力を適用すると可視色彩表示を提供することに適合している被包性色素を含む。本明細書で使用する時、「被包性色素」は一般に、覆われた又は閉じ込められた色彩の物質を指す。より詳細には、接着剤成分に圧力を加えると、覆い又は囲みが破裂する、さもなければ変化し、可視色彩表示が提供されて、物品と可撓性プラスチックフィルムとの間の接着が十分であることが確認される。そのような適用の後、ユーザは、明確な色彩表示を示す領域を、そのような色彩表示に欠ける領域と比較することによって、生じる接着の、あるとすればどの部分に十分な固着が欠けているかを視覚的に確認することができる。本明細書で使用する時、「圧力を加える」は一般に、所望物質への力の行使を指す。
【0028】
所望の用途次第で、本発明の接着剤成分は種々のデバイスから供給されてもよい。これらのデバイスには、スティック、管、スプレーデバイス、ビン、ペン、ブラシ、スポンジ、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0029】
他の実施形態では、プラスチックラップキットは、例えば、可撓性プラスチックフィルムと物品との間の接着を達成するために、キットを使用するための指示を更に含む。指示は、書いた指示及び/又は図解した一つ又は複数の非言語的合図を含んでもよい。本明細書で使用する時、「非言語的合図」は一般に、語彙を使用しない伝達信号を指す。その上に、指示は、可撓性プラスチックフィルムと物品との接着に関連する用途に限定されないことを理解されたい。あるいは、指示は、他の実施形態ではプラスチックフィルム及び/又は接着剤成分のための任意選択的な用途を提供してもよい。本明細書で開示されるプラスチックラップキットの使用は、一つの用途に限定されないことを理解されたい。例えば、接着剤成分は、覆われることが所望される物品の一部分にのみ適用されてもよい。あるいは、接着剤の全体的な適用が必要であってもよい。更に他の実施形態では、接着剤成分の適用が全く不要であってもよい。結果として、本発明によるプラスチックラップキットは、その適用の性質がフレキシブルであることを意図されており、個々のユーザが、所定の各状態に必要な正確な適用方法を決定することを理解されたい。
【0030】
特定の一つの実施形態では、プラスチックラップキットは、(a)ロール上に配置された可撓性プラスチックフィルムと;(b)スティック形状で提供された、食品に安全な接着剤成分と;(c)キットを使用するための指示とを含む。この実施形態は消費者に便利さを提供する。接着剤成分及び可撓性プラスチックフィルムが共に予め包装されているこれらの実施形態では、包装は、いかなる従来の配置であってもよい。例えば、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムを収容する容器内に別個に配置されてもよい。同様に、接着剤成分は、ロールタイプの製品の芯の中に、又はロールを取り囲む若しくはロール内の他の空間内に配置されてもよい。例えば、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分は、図1と図2で説明されるようなキットで共に包装されてもよい。これらの実施形態によれば、好適な包装材料から作成される容器10、例えば厚紙は、可撓性プラスチックフィルム40(図1に示さず)で巻かれたロール15を含む。ロール15の芯35は、接着剤成分のスティック20を収容するのに適合している。スティック20は、保持部分25によって芯35内に配置される。容器10は、構成要素の使用を説明するための指示30を任意選択的に備えてもよい。その上に、図2で説明されるように、接着剤成分のスティック20は保持部分25と共に、ロール15の芯35内に容易に挿入しても、また芯35から取り出してもよい。
【0031】
しかし、図1及び図2はそれらに限定することを意図されていないので、本発明によるプラスチックラップキットの他の配置が考案されてもよいことを当業者は認識するであろう。例えば、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムを収容する容器の外側に取り付けられてもよく、あるいは、全く別個に包装されてもよい。加えて、本発明によるプラスチックラップキットの個々の構成要素は、種々の製品の形状で存在してもよい。例えば、代表的な一つの実施形態では、接着剤成分は、プラスチックラップロールの芯内に保管又は配置されてもよいリボン又は鎖様構造の形状である。例えばリボン又は鎖は、個々に包装された複数の接着部分を含んでもよい。更に他の実施形態では、異質な接着性の棒、又は一つ若しくは複数の接着性ストリップを含む接着性の棒を、可撓性プラスチックフィルムの除去によってフィルムが接着剤成分で覆われるような位置で、プラスチックラップキット内に配置する。更なる実施形態では、接着剤成分の貯臓器、又は一つ若しくは複数のの接着剤成分の混合物が提供され、供給の際に可撓性プラスチックフィルムの所望の表面上に接着剤成分がスプレーされるように、例えば、キットのふた内に配置されてもよい。その結果、物理的な配置、及び構成要素の製品形状、つまり、本発明による可撓性プラスチックフィルム、接着剤成分、及び任意選択的に指示は、キット内の配置に存在し得る。
【0032】
更に他の実施形態では、食品ラップキットは、ロール上に配置された可撓性食品ラップ材料、可撓性食品ラップ材料を収容する容器、及び容器の表面上に配置された接着剤成分を包含する。例えば、特定の一つの実施形態では、接着剤成分は、容器の表面上に配置された取り外し可能な開口タブの下に配置されてもよい。容器の最初の開口中にユーザが開口タブを取り除くと、接着剤成分を露出して、可撓性食品ラップ材料上への適用に役立つ。この実施形態によれば、ユーザは、可撓性食品ラップ材料を接着剤成分の上に覆い、次に材料を接着剤成分と接触させて、そのような接着剤で覆われるように、圧力(ユーザの指などで)をラップ材料に加えてもよい。
【0033】
同様の実施形態では、可撓性食品ラップ材料の供給中に、一つ又は複数の接着剤成分が、ラップ材料の予め定められた特定の目標位置に適用されるように、容器の表面上の様々な位置に配置されてもよいことが考察される。例えば、特定の一つの実施形態では、少なくとも二つの接着剤成分を、容器の対向する末端部で互いに平行に配置されてもよい。容器から可撓性食品ラップ材料を供給すると、接着剤成分は、そのような構成要素に隣接して配置される、対応する位置で別個にラップ材料と接触し、ラップ材料の表面が接着剤で覆われる。更に、この実施形態によれば、一つ又は複数の接着剤成分が、覆う段階で均一に又は断続的にラップ材料に適用されるが、容器の表面上の接着剤の物理的な配置は、本明細書で限定することを意図していないことを理解されたい。従って、これらの配置は代表的なものであって、本発明の意図を保ちつつ、他の配置も考案及び利用されてもよいことを当業者は認識するであろう。
【0034】
更に、接着剤成分を供給するためのデバイスは、表面への接着剤の容易な及び/又は制御された適用を可能にするために、図3、図4a及び図4bで説明されるような適用ガイドデバイスを更に含んでもよい。例えば、図3によれば、スティック形状で提供される接着剤成分のための供給デバイスは、接着される物品の上、又は可撓性プラスチックフィルムの上にユーザが接着剤成分を配置するのを助けるために、ノッチ(刻み目)適用ガイドデバイスを含んでもよい。より詳細には、接着剤スティック50は、スティック容器のへりに配置されたVノッチの形状の適用ガイドデバイス55と共に接着剤成分45を含む。Vノッチ適用ガイド装置55は、接着される物品の所望の表面の上、又は可撓性プラスチックフィルムの上への接着剤成分の容易な適用を提供することに適合している。この実施形態によれば、ユーザは、ディスペンサー(供給器)のダイアル60を回して、Vノッチ形適用ガイド装置55を接着される所望の物品、又は可撓性プラスチックフィルムの表面に配置し、次にそれに沿って適用ガイド装置55を導くことによって、所望の表面に適用される接着剤成分45の量を調節することができる。
【0035】
同様に、図4a及び図4bは、供給先端部75a、75bに取り付けた異なるタイプの適用ガイド装置70a、70bを含む接着剤成分の管65a、65bを表している。管に圧力を加えると、適用ガイド装置70a、70bが、接着される物品又は可撓性プラスチックフィルムに配置されて、接着剤成分の適用を助け、導くことができるように、接着剤成分は供給先端部に供給穴80a、80bを穿つ。図4aの実施形態では、適用ガイド装置70aは供給先端部75a上に突出部を含み、その突出部は、覆われる表面に沿って先端部に接触するためのガイドとして作用する。図4bの実施形態では、適用ガイド装置70bは、接着剤が適用される縁を把持することに適合しているグリップを形成する一対の可撓性先端部を含む。図3、4a及び4bの適用ガイド装置はそれぞれ、様々な形状で存在してもよく、図面はそれらを制限することを意図されていない。好適な適用ガイド装置には、エッジガイド、Vノッチ、追跡装置、ボール装置、可撓性先端部把持装置、及び接着剤成分の容易な適用を提供するのに適合している他のガイド装置が挙げられるが、これらに制限されない。
【0036】
他の実施形態では、接着剤成分は、複数の単一使用部分の形状で提供される。本明細書では理論に制限されることなく、接着剤の適用中に接着剤成分が、細菌及び/又は他の同様の病原性物質で汚染される可能性があることが考察される。例えば、肉関連製品の接着中に、その肉が、接着される容器又は物品の表面及び/又はへりと接触してその品目の表面を細菌で汚染するかも知れないことが考察される。この汚染された表面及び/又はへりへの接着剤成分の適用中に、細菌又は同様の病原性物質が接着剤成分の上に移動して、次に接着剤が適用されても同様に汚染される危険性がある。その結果、これらの又は同様の用途の間、接着剤成分の単一の使用部分を使用することが望ましいことがある。この実施形態によれば、単一使用部分は、別個の層部分又は個々に包まれた部分を含んでもよい。
【0037】
例えば、図5aで説明されるように、積み重ねた接着剤擦り付け用品85が提供される。積み重ねは、本発明により接着剤成分の個々の適用のために可撓性プラスチックラップを含む容器の内側に配置されるか、又は容器に取り付けられてもよい。図5bから見られるように、個々に包装された接着剤擦り付け用品90は積み重ね85から取り除かれてもよく、接着剤成分の層100は、裏材95を剥離することによって露出し得る。接着剤層が露出すると、接着剤成分は、接着される物品又は可撓性プラスチックフィルムの所望の表面に擦り付けられて、容易な接着のためにその品目を接着剤成分100で層化することがある。
【0038】
更に他の実施形態では、水疱パックのような押し付け接着剤パックが、本発明のプラスチックラップキットに包含されてもよい。例えば図6は、本発明による個々に包装された押し付け接着剤を説明している。接着剤成分110は、接着剤ポケット105内に収容され、接着剤パックに取り付けた裏材115を剥がすと露出することがある。そのような裏材115を取り外すと、接着剤ポケット105の裏に圧力又は力を加えることによって接着剤成分110は、接着される所望の物品又は可撓性プラスチックフィルムに適用可能になって、接着剤パックから所望の品目の上に接着剤成分110が出される。
【0039】
本発明は更に、追加のキットに関する。例えば、一つの実施形態では、プラスチックラップキットは、(a)可撓性プラスチックフィルムと、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含む。他の実施形態では、キットは、(a)接着剤成分と、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含む。更に他の実施形態は、(a)可撓性食品ラップ材料及び(b)接着剤成分を含む食品ラップキットを含み、接着剤成分は、可撓性食品ラップ材料と物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、可撓性食品ラップ材料又は物品への適用に適合している。しかし、上述の実施形態は、それを限定することを意図されていないことを理解されたい。
【0040】
(物品に可撓性プラスチックフィルムを接着する方法)
本発明は、物品に可撓性プラスチックフィルムを接着する方法にも関する。本明細書で使用する時、「物品」は一般に、可撓性フィルムを接着又は密閉するのが望ましい基材を指し、また可撓性フィルム自体の一部分を包含し得る。特定の一つの実施形態では、物品は保管に好適な容器を指す。本明細書で使用する時、「接着する」は一般に、二つの物体のそれぞれの表面を組み合わせる、さもなければ取り付ける一時的、半恒久的、又は恒久的境界、密閉、及び又はバリケード(障害物)の形成を指す。しかし、本発明によるキットは、小袋、包み、又はバッグなどの装置を形成するために使用され得ることを理解されたい。
【0041】
一つの実施形態では、物品に可撓性プラスチックフィルムを接着する方法は、(a)物品及び可撓性プラスチックフィルムの少なくとも一方のある領域を接着剤成分で覆うことと、(b)覆った領域で物品と可撓性プラスチックフィルムを接触させて、可撓性プラスチックフィルムと物品との間の接着を形成することとを含んでいる。この実施形態によれば、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分は共に、キットの中で予め包装されている。
【0042】
本明細書で述べた例及び特定の実施形態は、説明的な目的のためだけであって、本発明の方法及びキットの範囲を制限することを意図していない。本明細書で述べた教示を考慮すれば、請求された発明の範囲内の追加的な方法及びキットが、当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】可撓性プラスチックフィルムのロール、及びそのロールの芯内に保管された接着剤成分を含む、本発明による包装されたキットの第1実施形態の概略図である。
【図2】図1に示されたパッケージから取り出された、図1に示されたロール、及びその中に保管された接着剤成分の概略図である。
【図3】Vノッチガイドの形状の適用ガイド装置の第1実施形態を備えた、本発明によりスティック形状で提供された接着剤成分の概略図である。
【図4a】エッジガイドの形状の適用ガイド装置の第2実施形態を備えた、本発明による接着剤成分の管の概略図である。
【図4b】可撓性先端部グリップガイドの形状の適用ガイド装置の第3実施形態を備えた、本発明による接着剤成分の管の概略図である。
【図5a】本発明による、個々に包装された接着剤擦り付け用品の積み重ねの概略図である。
【図5b】図5aに示された積み重ねから取り出された、包装された接着剤擦り付け用品の概略図である。
【図6】剥離可能裏材を含む、本発明による包装された押し付け接着剤の概略図である。
【0001】
本発明は、可撓性ラップキット、及び物品びそれを接着する方法に関する。より詳細には、本発明は、可撓性フィルム及び接着剤成分を含む可撓性ラップキットに関する。
【背景技術】
【0002】
特に食品関連の製品を保存及び保管するための可撓性プラスチックフィルムのラッピングは、長年多くの消費者の間で益々人気が高まってきている。この人気の大部分は、ラッピングに関連した望ましい特性に起因する可能性がある。より詳細には、ほとんどの可撓性プラスチックフィルムのラッピングは、低水準の水蒸気伝達性、高水準の酸素透過性、並びに化学的及び機械的劣化と温度変化への抵抗性を表す一方で、消費者が長時間、製品を保存又は保管するのを可能にする。しかし、上記の利点にもかかわらず、優れた接着、粘着及び/又は密閉特性を有する可撓性プラスチックフィルムのラップを考案することは困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、可撓性プラスチックフィルムのラッピングと保管物品の相互に改善された接着及び/又は密閉を提供する必要性がある。加えて、これらの改善された事柄が食品の安全な保管に適用可能であることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一つの実施形態では、本発明は、(a)可撓性プラスチックフィルム、及び(b)接着剤成分を含むプラスチックラップキットに関し、可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルム又は物品への適用に適合している。
【0005】
他の実施形態では、本発明は、(a)接着剤成分と、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含むキットに関する。
【0006】
他の実施形態では、本発明は、(a)可撓性プラスチックフィルムと、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラッスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含むプラスチックラップキットに関する。
【0007】
更に他の実施形態では、本発明は、本明細書で説明するプラスチックラップキットを物品に接着する方法に関し、この方法は、物品及び可撓性プラスチックフィルムの少なくとも一方のある領域を接着剤成分で覆い、覆った領域でその物品と可撓性プラスチックフィルムとを接触させて、可撓性プラスチックフィルムと物品の間に接着を形成することを含む。
【0008】
従って、本発明は、新規のプラスチックラップキットと、先行技術の一つ又は複数の不利な点を克服するそのようなプラスチックラップキットで物品を接着する方法とを提供する。
【0009】
本発明のこれら及び追加の目的、利益、及び新規の特徴は、次の詳細な説明から当業者には明らかになり、それは単に、本発明を実行するために考察される様々な様式の説明を意図するものである。理解されるように、本発明は、すべて本発明から逸脱することのない他の自明の異なる態様が可能である。従って、図面及び明細書は、本質的に説明のためのものであって、制限的なものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書は、本発明を特定して指摘し明確に請求する請求項をもって結論とするが、本発明は、添付図面と連係してなされる以下の説明からよりよく理解される。
【0011】
本発明は、プラスチックラップキットと、そのようなキットを使用する方法とに関する。より詳細には、プラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルム、接着剤成分、及び任意選択的に、キットを使用するための指示を含む。一つの実施形態では、キットは、食品の保管のために使用される。
【0012】
本明細書で使用する時、「含む」とは、他の工程及び成分を追加できることを意味する。この用語には、「からなる」及び「から本質的になる」という用語が包含される。「から本質的になる」という語句は、キットが追加成分を含んでもよいが、追加成分が、請求されるキット又は方法の基本的及び新規の特性を実質的に変えない場合のみを意味する。
【0013】
本明細書で使用する時、「キット」は一般に、特定の目的を達成するために互いに関連して使用されることがある1組の物品又は道具を指す。本発明によるキットは、特にプラスチックラップキットに関する。一つの実施形態では、プラスチックラップキットは、従来の種々のプラスチックラップ製品の一つ又は複数と、種々の接着剤の一つ又は複数との組み合わせを含み、可撓性プラスチックフィルムと、そのようなフィルムによって接着される物品との間で改善された接着性が望まれる。次に、更に詳細に説明されるように、一つ実施形態では、本発明のプラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分を含み、可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分は可撓性プラスチックフィルム又は物品への適用に適合している。他の実施形態では、本発明のプラスチックラップキットは、ロール上に配置された可撓性プラスチックフィルムと、スティック形状で提供された食品に安全な接着剤成分と、キットを使用するための指示とを含む。これらの実施形態は、以下で更に詳しく説明されている。
【0014】
(可撓性プラスチックフィルム)
本発明のプラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルムを含む。本明細書で使用する時、「可撓性プラスチックフィルム」は一般に、その広さ及び幅に関して比較的薄い材料の、撓み得る、包み得るプラスチックシートを指し、物品を固体、半固体、及び/又は液体の形状で、主に包装、保存、及び/又は保管するために使用される。
【0015】
種々の材料及び組成物、特に高分子化合物は、本発明による可撓性プラスチックフィルムの製造に有用である。本明細書で使用する時、「高分子」は一般に、繰り返し単一モノマーの連鎖列から作成された大きい分子からなる、自然発生による又は合成系化合物を指す。その上に、「ポリマー」は、指示されたモノマー又は組成物のあらゆるホモポリマー及び/又はコポリマー、及び/又はそのようなポリマーの混合物を包含することを意図することを理解されたい。可撓性プラスチックフィルムを形成し得る特定のポリマーには、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリビニルアセテート(PVAC)と、ナイロン、ポリエステル、及びそれらの混合物を包含するポリアミドとからなる群から選択されるポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。特定の実施形態では、プラスチックラップは、少なくとも部分的に塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマーから形成される。
【0016】
本発明による可撓性プラスチックフィルムは、製品の特性を増すために一つ又は複数の追加的構成成分を更に含んでもよい。例えば、特定の実施形態では、可撓性プラスチックフィルムは、脂肪族炭化水素、オレフィン性炭化水素、可塑剤、酸化防止剤、鋳型剥離材、加工助剤、紫外線安定剤、添加剤、着色剤、熱安定剤、ジェル洗浄剤、有機充填剤、無機充填剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される追加的構成成分を更に含んでもよい。
【0017】
加えて、本発明の可撓性プラスチックフィルムは、粘着性添加剤を包含してもよい。ポリマーフィルムの粘着特性を提供するために、当該技術分野で既知の多数の粘着性添加剤がある。これらの粘着性添加剤には、グリセロール、モノ又はジオレエート、グリセロールイソステアレート、ポリイソブチレン、ポリエチレンオイル、低分子量ポリエチレン、低分子量エチレンビニルアセテート、ポリプロピレングリコール、脂肪酸エステル類、及び植物油が挙げられるが、これらに限定されない。
【0018】
可撓性プラスチックフィルムは典型的に、約0.1ミル〜約10ミルの平均厚さを有するが、この範囲外の厚さを有する可撓性プラスチックフィルムでも、所望のプラスチックラップキットを提供するのに好適なことがあるのを当業者は認識するであろう。より特定の実施形態では、可撓性プラスチックフィルムは、約0.2ミル〜約3ミル、好ましくは約0.2ミル〜約2ミル、より好ましくは約0.3ミル〜約2ミルの厚さを有する。
【0019】
本発明の可撓性プラスチックラップは、単層を含んでもよく、あるいは多重層を含んでもよいことを、当業者は認識するであろう。故に、例えば、一つ又は複数のポリマーを含む第1可撓性プラスチックフィルム層は、一つ又は複数ポリマーを含有する第2可撓性プラスチックフィルムと共に使用されてもよい。その上に、これらのフィルムはどの従来方法で作成されてもよく、それらの特性が特定の最終用途に適応するように設計される。典型的に、プラスチックフィルムは、厚紙の管の上にロール形状で提供される。しかし、プラスチックラップは、プレカットシートの形状などを含む他の種々の形状で容易に提供されてもよい。加えて、説明した可撓性プラスチックフィルムは代表的なもののみであり、本発明のキットを製造するために他のフィルム及び材料も好適であることを当業者ならば認識することを理解されたい。例えば、蝋紙、金属箔ラップ(アルミ箔など)、及び他の食品ラップ材料を含むがこれらに限定されない同様の食品ラップ材料が、本発明の意図を逸脱することなく本発明により考案されてもよいことを当業者は認識するであろう。
【0020】
(接着剤成分)
本発明のプラスチックラップキットは、可撓性プラスチックフィルムに加えて接着剤成分も含む。本明細書で使用する時、「接着剤成分」は一般に、二つの表面を結合、固着、又は接着する粘着性で、粘稠な物質を指す。本発明の接着剤成分は、天然又は合成接着剤を含んでもよく、また可撓性プラスチックフィルムと共に又は別個のどちらかで予め包装されてもよいことを理解されたい。
【0021】
本発明における使用に好適な接着剤成分には、動物性接着剤、カゼイン接着剤、血液アルブミン接着剤、デンプン、デキストリン、天然ゴム、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。他の有用な接着剤成分には、接触接着剤、構造用接着剤、ホットメルト接着剤、感圧接着剤、紫外線硬化接着剤、恒久的接着剤、一時的接着剤、半恒久的接着剤、溶媒系接着剤、水性接着剤、水媒介接着剤、電子光線(e−光線)接着剤、2部分接着剤、2部分反応性接着剤、剥離可能接着剤、再締着可能接着剤、再密閉可能接着剤、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。その上に、特定の実施形態において接着剤成分は、食品に安全な接着剤成分の形状で提供されてもよく、特にキットは食品保管ラップ製品である。
【0022】
本発明の接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムと、フィルムによって接着されることが所望される物品との両方に適合性があることを意図されている。従って、接着剤成分は、所定の接着状況に限定されることを意図されていない。例として、本発明の接着剤成分は、一時的、恒久的、又は半恒久的接着を作ってもよいと共に、種々の物質に接着してもよいことを当業者は認識する。本発明による接着に適切な物質には、ガラス、木、プラスチック、金属、セラミック、紙と、台所及び/又は家庭の周辺で一般的に使用される他のあらゆる物質が挙げられるが、これらに限定されない。その上に、接着剤成分は、種々の環境状態及び/又は温度に適用可能であることを意図している。例えば接着剤成分は、所定の湿った、乾燥した、熱い、又は冷たい用途に限定されない。同様に、二つ以上の接着剤成分も共に、様々な状態に適応するように適用されてもよい。
【0023】
特定の一つの実施形態では、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルム、第1接着剤、及び第2接着剤を含む。他の実施形態によれば、第1接着剤は特定の第1状態での接着に適合し、第2接着剤は特定の第2状態での接着に適合している。代表的な一つの実施形態では、例えば、第1接着剤は熱い状態での接着に適合し、第2接着剤は冷たい状態での接着に適合している。他の代表的な実施形態では、第1接着剤は、湿った状態での接着に適合し、第2接着剤は乾燥した状態での接着に適合している。更に他の代表的な実施形態では、第1接着剤は水性であって、水性接着剤が有効である状態での接着に適合している一方、第2接着剤は油性であって、油性接着剤が有効である状態で接着するのに適合している。この実施形態によれば、第1接着剤及び第2接着剤は、単一組成物で提供されて、例えば、異質の混合物を形成してもよい。本明細書で使用する時、「単一組成物」は、共に物質全体を提供し、混合物、構成要素の層化、成分の混合などが挙げられるがこれらに限定されない形状で存在することがある必要な部分又は要素のあらゆる組み合わせを包含することを意図されている。あるいは、第1接着剤及び第2接着剤を別々に包装してもよい。加えて、複数の接着剤成分が本発明に従って使用される時、第1接着剤及び第2接着剤のカラーコード化が望まれることが考察される。例えば、第1及び第2接着剤成分、及び/又はそれらそれぞれのパッケージに、ユーザがそのような要素を使用する前に認識できる特定の色彩表記を個々に指定するのが望ましいことがある。この実施形態によれば、ユーザは、構成要素及び/又はパッケージの色彩と、予め定められたカラーコード指示ガイド又は他の同様の認識デバイスとを合わせることによって、特定の接着行動に所定のどの接着剤が適切であるかを容易に認識できる。
【0024】
一つの実施形態では、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムに、表面への半恒久的接着及び/又は固着を提供することに適合している。この実施形態では、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムが開くのに抵抗し、またガラスボールが傾けられた又はひっくり返された場合にガラスボールの内容物が接着を破壊するのを防ぐのに十分に強固ではあるが、所望される時に消費者が強く引っ張ることによって表面から可撓性プラスチックフィルムを除去するのを可能にするのに十分に弱い固着で、例えば、ガラスボールの縁などのガラス表面に可撓性プラスチックフィルムを接着することに適合している。より詳細には、本発明の可撓性プラスチックフィルムは、接着された物品を取り扱うのと同様の程度に、又は包まれた容器が使用中に遭遇する程度に耐えるのに十分な接着特性を表す一方、目標とされる品目の保存又は保管が確実であるように、その品目と、それ自体と、又は付随する半恒久的に包まれた容器との接着の所望の水準を維持するように設計される。
【0025】
この接着特性を測定する又は量るための一つ方法は、好ましくは感圧テープカウンセル方法(Pressure Sensitive Tape Councel Method)PSTC−1によって測定される接着剥離力の値による。この方法によれば、4.5ポンド(2.04kg)のローラーを使用して、12インチ(30.5cm)x1インチ(2.5cm)のフィルムのストリップが、12インチ(30.5cm)/分の速度で滑らかなステンレス鋼表面に1回巻き付けられ、その後、ストリップ幅の約1〜約50オンス/インチ(0.012〜0.600kg/cm)、より好ましくは約1〜約2.5オンス/インチ(0.012〜0.027kg/cm)の範囲の最高接着剥離力値を有するとしてテストされる。一般に、接着を維持する最低の接着が可撓性プラスチックラップについて所望されるので、保管された品目への接近のために、ラップは容易に剥離される。
【0026】
一つの実施形態では、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分の少なくとも一方が、可撓性プラスチックフィルムの物品への接着時に可視色彩表示を提供することに適合している着色剤を含む。本明細書で使用する時、「着色剤」は一般に、もう一つの物質の色相に影響を与える、又は変える物質を指す。この実施形態によれば、可撓性プラスチックフィルムを物品に接着すると、接着剤成分によって色彩表示を提供し、十分な接着が達成されたかどうかをユーザが確認する。更に、他の実施形態では、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分は共に、可撓性プラスチックラップを物品に接着すると色彩表示を提供することに適合している色彩成分をそれぞれ個々に含んでもよい。
【0027】
他の実施形態では、接着剤成分は、接着剤成分に圧力を適用すると可視色彩表示を提供することに適合している被包性色素を含む。本明細書で使用する時、「被包性色素」は一般に、覆われた又は閉じ込められた色彩の物質を指す。より詳細には、接着剤成分に圧力を加えると、覆い又は囲みが破裂する、さもなければ変化し、可視色彩表示が提供されて、物品と可撓性プラスチックフィルムとの間の接着が十分であることが確認される。そのような適用の後、ユーザは、明確な色彩表示を示す領域を、そのような色彩表示に欠ける領域と比較することによって、生じる接着の、あるとすればどの部分に十分な固着が欠けているかを視覚的に確認することができる。本明細書で使用する時、「圧力を加える」は一般に、所望物質への力の行使を指す。
【0028】
所望の用途次第で、本発明の接着剤成分は種々のデバイスから供給されてもよい。これらのデバイスには、スティック、管、スプレーデバイス、ビン、ペン、ブラシ、スポンジ、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0029】
他の実施形態では、プラスチックラップキットは、例えば、可撓性プラスチックフィルムと物品との間の接着を達成するために、キットを使用するための指示を更に含む。指示は、書いた指示及び/又は図解した一つ又は複数の非言語的合図を含んでもよい。本明細書で使用する時、「非言語的合図」は一般に、語彙を使用しない伝達信号を指す。その上に、指示は、可撓性プラスチックフィルムと物品との接着に関連する用途に限定されないことを理解されたい。あるいは、指示は、他の実施形態ではプラスチックフィルム及び/又は接着剤成分のための任意選択的な用途を提供してもよい。本明細書で開示されるプラスチックラップキットの使用は、一つの用途に限定されないことを理解されたい。例えば、接着剤成分は、覆われることが所望される物品の一部分にのみ適用されてもよい。あるいは、接着剤の全体的な適用が必要であってもよい。更に他の実施形態では、接着剤成分の適用が全く不要であってもよい。結果として、本発明によるプラスチックラップキットは、その適用の性質がフレキシブルであることを意図されており、個々のユーザが、所定の各状態に必要な正確な適用方法を決定することを理解されたい。
【0030】
特定の一つの実施形態では、プラスチックラップキットは、(a)ロール上に配置された可撓性プラスチックフィルムと;(b)スティック形状で提供された、食品に安全な接着剤成分と;(c)キットを使用するための指示とを含む。この実施形態は消費者に便利さを提供する。接着剤成分及び可撓性プラスチックフィルムが共に予め包装されているこれらの実施形態では、包装は、いかなる従来の配置であってもよい。例えば、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムを収容する容器内に別個に配置されてもよい。同様に、接着剤成分は、ロールタイプの製品の芯の中に、又はロールを取り囲む若しくはロール内の他の空間内に配置されてもよい。例えば、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分は、図1と図2で説明されるようなキットで共に包装されてもよい。これらの実施形態によれば、好適な包装材料から作成される容器10、例えば厚紙は、可撓性プラスチックフィルム40(図1に示さず)で巻かれたロール15を含む。ロール15の芯35は、接着剤成分のスティック20を収容するのに適合している。スティック20は、保持部分25によって芯35内に配置される。容器10は、構成要素の使用を説明するための指示30を任意選択的に備えてもよい。その上に、図2で説明されるように、接着剤成分のスティック20は保持部分25と共に、ロール15の芯35内に容易に挿入しても、また芯35から取り出してもよい。
【0031】
しかし、図1及び図2はそれらに限定することを意図されていないので、本発明によるプラスチックラップキットの他の配置が考案されてもよいことを当業者は認識するであろう。例えば、接着剤成分は、可撓性プラスチックフィルムを収容する容器の外側に取り付けられてもよく、あるいは、全く別個に包装されてもよい。加えて、本発明によるプラスチックラップキットの個々の構成要素は、種々の製品の形状で存在してもよい。例えば、代表的な一つの実施形態では、接着剤成分は、プラスチックラップロールの芯内に保管又は配置されてもよいリボン又は鎖様構造の形状である。例えばリボン又は鎖は、個々に包装された複数の接着部分を含んでもよい。更に他の実施形態では、異質な接着性の棒、又は一つ若しくは複数の接着性ストリップを含む接着性の棒を、可撓性プラスチックフィルムの除去によってフィルムが接着剤成分で覆われるような位置で、プラスチックラップキット内に配置する。更なる実施形態では、接着剤成分の貯臓器、又は一つ若しくは複数のの接着剤成分の混合物が提供され、供給の際に可撓性プラスチックフィルムの所望の表面上に接着剤成分がスプレーされるように、例えば、キットのふた内に配置されてもよい。その結果、物理的な配置、及び構成要素の製品形状、つまり、本発明による可撓性プラスチックフィルム、接着剤成分、及び任意選択的に指示は、キット内の配置に存在し得る。
【0032】
更に他の実施形態では、食品ラップキットは、ロール上に配置された可撓性食品ラップ材料、可撓性食品ラップ材料を収容する容器、及び容器の表面上に配置された接着剤成分を包含する。例えば、特定の一つの実施形態では、接着剤成分は、容器の表面上に配置された取り外し可能な開口タブの下に配置されてもよい。容器の最初の開口中にユーザが開口タブを取り除くと、接着剤成分を露出して、可撓性食品ラップ材料上への適用に役立つ。この実施形態によれば、ユーザは、可撓性食品ラップ材料を接着剤成分の上に覆い、次に材料を接着剤成分と接触させて、そのような接着剤で覆われるように、圧力(ユーザの指などで)をラップ材料に加えてもよい。
【0033】
同様の実施形態では、可撓性食品ラップ材料の供給中に、一つ又は複数の接着剤成分が、ラップ材料の予め定められた特定の目標位置に適用されるように、容器の表面上の様々な位置に配置されてもよいことが考察される。例えば、特定の一つの実施形態では、少なくとも二つの接着剤成分を、容器の対向する末端部で互いに平行に配置されてもよい。容器から可撓性食品ラップ材料を供給すると、接着剤成分は、そのような構成要素に隣接して配置される、対応する位置で別個にラップ材料と接触し、ラップ材料の表面が接着剤で覆われる。更に、この実施形態によれば、一つ又は複数の接着剤成分が、覆う段階で均一に又は断続的にラップ材料に適用されるが、容器の表面上の接着剤の物理的な配置は、本明細書で限定することを意図していないことを理解されたい。従って、これらの配置は代表的なものであって、本発明の意図を保ちつつ、他の配置も考案及び利用されてもよいことを当業者は認識するであろう。
【0034】
更に、接着剤成分を供給するためのデバイスは、表面への接着剤の容易な及び/又は制御された適用を可能にするために、図3、図4a及び図4bで説明されるような適用ガイドデバイスを更に含んでもよい。例えば、図3によれば、スティック形状で提供される接着剤成分のための供給デバイスは、接着される物品の上、又は可撓性プラスチックフィルムの上にユーザが接着剤成分を配置するのを助けるために、ノッチ(刻み目)適用ガイドデバイスを含んでもよい。より詳細には、接着剤スティック50は、スティック容器のへりに配置されたVノッチの形状の適用ガイドデバイス55と共に接着剤成分45を含む。Vノッチ適用ガイド装置55は、接着される物品の所望の表面の上、又は可撓性プラスチックフィルムの上への接着剤成分の容易な適用を提供することに適合している。この実施形態によれば、ユーザは、ディスペンサー(供給器)のダイアル60を回して、Vノッチ形適用ガイド装置55を接着される所望の物品、又は可撓性プラスチックフィルムの表面に配置し、次にそれに沿って適用ガイド装置55を導くことによって、所望の表面に適用される接着剤成分45の量を調節することができる。
【0035】
同様に、図4a及び図4bは、供給先端部75a、75bに取り付けた異なるタイプの適用ガイド装置70a、70bを含む接着剤成分の管65a、65bを表している。管に圧力を加えると、適用ガイド装置70a、70bが、接着される物品又は可撓性プラスチックフィルムに配置されて、接着剤成分の適用を助け、導くことができるように、接着剤成分は供給先端部に供給穴80a、80bを穿つ。図4aの実施形態では、適用ガイド装置70aは供給先端部75a上に突出部を含み、その突出部は、覆われる表面に沿って先端部に接触するためのガイドとして作用する。図4bの実施形態では、適用ガイド装置70bは、接着剤が適用される縁を把持することに適合しているグリップを形成する一対の可撓性先端部を含む。図3、4a及び4bの適用ガイド装置はそれぞれ、様々な形状で存在してもよく、図面はそれらを制限することを意図されていない。好適な適用ガイド装置には、エッジガイド、Vノッチ、追跡装置、ボール装置、可撓性先端部把持装置、及び接着剤成分の容易な適用を提供するのに適合している他のガイド装置が挙げられるが、これらに制限されない。
【0036】
他の実施形態では、接着剤成分は、複数の単一使用部分の形状で提供される。本明細書では理論に制限されることなく、接着剤の適用中に接着剤成分が、細菌及び/又は他の同様の病原性物質で汚染される可能性があることが考察される。例えば、肉関連製品の接着中に、その肉が、接着される容器又は物品の表面及び/又はへりと接触してその品目の表面を細菌で汚染するかも知れないことが考察される。この汚染された表面及び/又はへりへの接着剤成分の適用中に、細菌又は同様の病原性物質が接着剤成分の上に移動して、次に接着剤が適用されても同様に汚染される危険性がある。その結果、これらの又は同様の用途の間、接着剤成分の単一の使用部分を使用することが望ましいことがある。この実施形態によれば、単一使用部分は、別個の層部分又は個々に包まれた部分を含んでもよい。
【0037】
例えば、図5aで説明されるように、積み重ねた接着剤擦り付け用品85が提供される。積み重ねは、本発明により接着剤成分の個々の適用のために可撓性プラスチックラップを含む容器の内側に配置されるか、又は容器に取り付けられてもよい。図5bから見られるように、個々に包装された接着剤擦り付け用品90は積み重ね85から取り除かれてもよく、接着剤成分の層100は、裏材95を剥離することによって露出し得る。接着剤層が露出すると、接着剤成分は、接着される物品又は可撓性プラスチックフィルムの所望の表面に擦り付けられて、容易な接着のためにその品目を接着剤成分100で層化することがある。
【0038】
更に他の実施形態では、水疱パックのような押し付け接着剤パックが、本発明のプラスチックラップキットに包含されてもよい。例えば図6は、本発明による個々に包装された押し付け接着剤を説明している。接着剤成分110は、接着剤ポケット105内に収容され、接着剤パックに取り付けた裏材115を剥がすと露出することがある。そのような裏材115を取り外すと、接着剤ポケット105の裏に圧力又は力を加えることによって接着剤成分110は、接着される所望の物品又は可撓性プラスチックフィルムに適用可能になって、接着剤パックから所望の品目の上に接着剤成分110が出される。
【0039】
本発明は更に、追加のキットに関する。例えば、一つの実施形態では、プラスチックラップキットは、(a)可撓性プラスチックフィルムと、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含む。他の実施形態では、キットは、(a)接着剤成分と、(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、接着剤成分を可撓性プラスチックフィルム又は物品に適用するための指示とを含む。更に他の実施形態は、(a)可撓性食品ラップ材料及び(b)接着剤成分を含む食品ラップキットを含み、接着剤成分は、可撓性食品ラップ材料と物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、可撓性食品ラップ材料又は物品への適用に適合している。しかし、上述の実施形態は、それを限定することを意図されていないことを理解されたい。
【0040】
(物品に可撓性プラスチックフィルムを接着する方法)
本発明は、物品に可撓性プラスチックフィルムを接着する方法にも関する。本明細書で使用する時、「物品」は一般に、可撓性フィルムを接着又は密閉するのが望ましい基材を指し、また可撓性フィルム自体の一部分を包含し得る。特定の一つの実施形態では、物品は保管に好適な容器を指す。本明細書で使用する時、「接着する」は一般に、二つの物体のそれぞれの表面を組み合わせる、さもなければ取り付ける一時的、半恒久的、又は恒久的境界、密閉、及び又はバリケード(障害物)の形成を指す。しかし、本発明によるキットは、小袋、包み、又はバッグなどの装置を形成するために使用され得ることを理解されたい。
【0041】
一つの実施形態では、物品に可撓性プラスチックフィルムを接着する方法は、(a)物品及び可撓性プラスチックフィルムの少なくとも一方のある領域を接着剤成分で覆うことと、(b)覆った領域で物品と可撓性プラスチックフィルムを接触させて、可撓性プラスチックフィルムと物品との間の接着を形成することとを含んでいる。この実施形態によれば、可撓性プラスチックフィルム及び接着剤成分は共に、キットの中で予め包装されている。
【0042】
本明細書で述べた例及び特定の実施形態は、説明的な目的のためだけであって、本発明の方法及びキットの範囲を制限することを意図していない。本明細書で述べた教示を考慮すれば、請求された発明の範囲内の追加的な方法及びキットが、当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】可撓性プラスチックフィルムのロール、及びそのロールの芯内に保管された接着剤成分を含む、本発明による包装されたキットの第1実施形態の概略図である。
【図2】図1に示されたパッケージから取り出された、図1に示されたロール、及びその中に保管された接着剤成分の概略図である。
【図3】Vノッチガイドの形状の適用ガイド装置の第1実施形態を備えた、本発明によりスティック形状で提供された接着剤成分の概略図である。
【図4a】エッジガイドの形状の適用ガイド装置の第2実施形態を備えた、本発明による接着剤成分の管の概略図である。
【図4b】可撓性先端部グリップガイドの形状の適用ガイド装置の第3実施形態を備えた、本発明による接着剤成分の管の概略図である。
【図5a】本発明による、個々に包装された接着剤擦り付け用品の積み重ねの概略図である。
【図5b】図5aに示された積み重ねから取り出された、包装された接着剤擦り付け用品の概略図である。
【図6】剥離可能裏材を含む、本発明による包装された押し付け接着剤の概略図である。
Claims (10)
- プラスチックラップキットであって
(a)可撓性プラスチックフィルム、及び
(b)接着剤成分
を含み、
前記可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、前記接着剤成分が前記可撓性プラスチックフィルム又は前記物品への適用に適合していることを特徴とするキット。 - 前記接着剤成分が第1接着剤及び第2接着剤を含むことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックラップキット。
- 前記可撓性プラスチックフィルム及び前記接着剤成分の少なくとも一方が、前記可撓性プラスチックフィルムの物品への接着時に可視色彩表示を提供することに適合している着色料を含むことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックラップキット。
- 前記可撓性プラスチックフィルム及び前記接着剤成分が共に、前記可撓性プラスチックフィルムの物品への接着時に色彩表示を提供することに適合している色彩成分を各々個々に含むことを特徴とする請求項1に記載のプラスチックラップキット。
- 前記接着剤成分が、スティック、管、スプレーデバイス、ビン、ペン、ブラシ、スポンジ、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されるデバイスから供給可能であることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックラップキット。
- 前記キットが、食物を保管するラップ製品であると共に、前記接着剤成分が食品に安全な接着剤成分であることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックラップキット。
- (a)接着剤成分を含み、
(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれらの間の接触時に接着させるために、前記接着剤成分を前記可撓性プラスチックフィルム又は前記物品に適用するための指示を特徴とするキット。 - (a)可撓性プラスチックフィルムを含み、
(b)可撓性プラスチックフィルムと物品とをそれら間の接触時に接着させるために、接着剤成分を前記可撓性プラスチックフィルム又は前記物品に適用するための指示を特徴とするプラスチックラップキット。 - 前記キットが、前記可撓性プラスチックフィルムを収容する容器を更に含むことを特徴とする請求項8に記載のプラスチックラップキット。
- 前記キットが、接着剤成分を更に含み、前記可撓性プラスチックフィルムがロール上に配置され、前記接着剤成分が前記容器の表面上に位置することを特徴とする請求項9に記載のプラスチックラップキット。
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