JP2005502795A - 水を使用する選択的な洗濯プロセス - Google Patents

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Abstract

布地物品、とりわけ衣類、亜麻布、及び服地の物品を親油性流体及び水で洗浄して、改善された汚れ洗浄性を提供すると共に、特に水の影響を受け易い物品に優れた衣類ケアをもたらすプロセス。

Description

【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、2001年9月10日に出願された米国仮出願第60/318,650号に次ぐ優先権を主張するものである。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、布地物品洗浄システム、とりわけ消費者の家庭において使用されるシステムに関し、このシステムは、洗浄される布地物品の種類に基づいて様々な濃度の水を洗濯媒質に送出できる自動洗濯機において、親油性流体及び低濃度の水を使用する。
【背景技術】
【0003】
近年、環式シロキサン類(とりわけ、「D5」とも呼ばれるシクロペンタシロキサン類)のような親油性流体を利用する、非水性溶媒系布地物品洗浄システム、とりわけドライクリーニングシステムが開発されてきている。このようなシステムは、縮み及び転染のような湿式洗濯に関連した損傷を引き起こすことなく織物物品を洗浄するのに特に望ましい。このようなシステムにおける布地物品洗浄性を最大限にするには、とりわけ親水性の汚れを除去するには、洗浄、柔軟化、仕上げなどのための洗濯添加剤と共に、いくらかの量の水を使用することが極めて望ましい。しかし、そのような方法において安全に使用できる水の濃度は、洗浄される布地物品の種類に応じて大きく変化する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、消費者が家庭で使用するのに特に有用な、様々な布地物品(ドライクリーニング専用衣類を含む)を洗浄する便利で安全且つ効果的なシステムを対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、洗浄する必要のある布地物品を親油性流体及び水を含む洗浄組成物と接触させることを含む、洗浄する必要のある布地物品を洗浄する方法(プロセス)に関し、この洗浄組成物中に存在する水の量は、洗浄される布地物品の種類に基づいて選択される。
【0006】
本発明はまた、洗浄する必要のある布地物品を親油性流体及び水を含む洗浄組成物と接触させることを含む、洗浄する必要のある布地物品を洗浄する方法(プロセス)を提供し、この洗浄組成物中に存在する水の量は、洗浄されるべき布地物品上の汚れの量に基づいて選択される。
【0007】
本発明の別の態様では、装置、例えば自動洗濯機、好ましくは家庭用自動洗濯機が提供される。
【0008】
本発明の更に別の態様では、洗浄すべき布地物品が、親油性流体によって接触されてから別々に水と接触させる方法が提供される。
【0009】
本発明の更に別の態様では、布地物品を親油性流体及び親油性共溶媒(cosolvent)を含む洗浄組成物と接触させることを含む、洗浄する必要のある布地物品を洗浄する方法であって、親油性共溶媒は、洗浄組成物の約0.1重量%〜約35重量%の濃度で洗浄組成物中に存在し、親油性共溶媒が水と共沸混合物を形成するので、水を洗浄組成物中の第3の溶媒として洗浄組成物中に組み込むことができ、水は、洗浄組成物の約0.5重量%〜約25重量%の濃度で洗浄組成物中に存在する。
【0010】
水の量は、様々な特徴、すなわち布地物品の種類又は布地物品上の汚れの量に基づいて選択してよいが、本発明の方法において使用される洗浄プロセス及び装置は、類似のものである。
【0011】
親油性流体及び水を使用するこのような洗濯プロセスの特徴及び利点については、以下の詳細な説明及び添付の特許請求の範囲を読むことにより当業者には明らかになる。本明細書におけるすべての割合、比率及び部数は、特に指定のない限り重量を基準とする。特に指定しない限り、温度は全て摂氏(℃)による。全ての測定値は、特に指定のない限りSI単位による。関連部分において記載するすべての文献は、参照文献として本明細書中に組み込まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(定義):
本明細書で使用される用語「布地物品」とは、従来の洗濯プロセス又はドライクリーニングプロセスで慣例的に洗浄されるあらゆる物品を意味するものとする。このような用語は、衣服、亜麻布、服地、及び衣服付属品のような物品を含む。この用語は、手さげバッグ、家具カバー、防水布など、全体的に又は部分的に布で作られた他の品目をも包含する。
【0013】
用語「機械洗濯可能な布地物品」は、本明細書で使用する時、水を使用する従来の家庭洗濯プロセスによる洗濯に安全であることを布地業界及び消費者が容易に識別できる布地物品を意味する。「機械洗濯可能」又は何らかの類似の記述で布地物品を識別する製造者タグが、消費者のこのような布地物品の識別を助けることが多い。
【0014】
用語「ドライクリーニング専用の布地物品」は、本明細書で使用する時、水を使用する従来の家庭洗濯プロセスによる洗濯には安全でなく、代わりにペルクロロエチレン(Perc)のような従来の非水性溶媒による特殊処理が必要であることを布地業界及び消費者が容易に識別できる布地物品を意味する。「ドライクリーニング専用」又は何らかの類似の記述で布地物品を識別する製造者タグは、消費者がこのような布地物品の識別をすることをやはり手助けすることが多い。
【0015】
本明細書で使用される用語「親油性流体」とは、以下でより詳細に記載されるように、皮脂を除去することが可能ないかなる非水性流体も意味することを意図する。
【0016】
本明細書で使用される用語「洗浄組成物」及び/又は「処理組成物」は、洗浄すべき布地物品と直接接触することになる、あらゆる親油性流体含有組成物を意味するものとする。前記用語は、コンディショニング及びサイジングなどの洗浄以外の用途を包含すると理解されるべきである。
【0017】
用語「汚れ」とは、除去されることが望まれる布地物品上の望ましくないあらゆる物質を意味する。「水を主体とする」又は「親水性」の汚れという用語は、汚れが最初に布地物品と接触した時に水を含んでいるか、汚れが高い水溶性又は親水性を有するか、あるいは汚れが布地物品上で多量の水を保持することを意味する。水をベースにした汚れの例には、限定的ではないが、飲み物、多くの食物汚れ、水溶性染料、汗、尿、又は血液などの体液、草のしみ、及び泥などの戸外の汚れが挙げられる。
【0018】
用語「親油性流体中に水を懸濁させることができる」は、ある物質が、成分を初めに混合した後少なくとも5分間静置した時に、水が目で見て懸濁、溶媒和、又は乳化した状態を保つような形で、親油性流体と不混和性である水を懸濁、溶媒和、又は乳化させることができることを意味する。
【0019】
用語「親油性流体に不溶性」とは、親油性流体に添加された時に、物質が、添加後5分以内に親油性流体から物理的に分離(すなわち、沈殿、凝縮、浮揚)し、それに対して「親油性流体に可溶性」である物質は、添加後5分以内に親油性流体から物理的に分離しないことを意味する。
【0020】
用語「消費可能な洗剤組成物」は、親油性流体と組み合わせると、その結果として本発明のプロセスによる有用な洗浄組成物が得られる、あらゆる組成物を意味する。
【0021】
用語「処理助剤」は、本発明のプロセスに有用な洗浄組成物を形成するために、消費可能な洗剤組成物を親油性流体との配合性、安定性、及び/又は希釈性に関して更に好適にする、あらゆる物質を指す。
【0022】
本明細書で使用する時、「混合」という用語は、2つ以上の物質(すなわち、流体、より具体的には親油性流体及び消費可能な洗剤組成物)を均一な混合物が形成されるように組み合わせることを意味する。好適な混合プロセスは、当該技術において既知である。好適な混合プロセスの非限定的な例には、攪拌混合プロセス、及び静的混合プロセスが挙げられる。
【0023】
(プロセスの説明):
本発明のプロセスは、以下のように記載することができる。本発明は、洗浄する必要のある布地物品を洗浄する方法であり、この方法は、前記洗浄する必要のある布地物品を、好ましくは自動洗濯機において、親油性流体及び水(すなわち、洗浄組成物の好ましくは50重量%未満、より好ましくは40重量%未満の低濃度の水)を含む洗浄組成物と接触させることを含む。洗浄組成物中の水の量は、洗浄される布地物品の種類に基づいて選択される。
【0024】
使用される水の濃度は、洗浄すべき布地物品に応じて大きく変化させることができる。布地物品の種類に基づいた使用すべき水の濃度に関する制限は、次の通りである:絹では水約1%未満を使用;レーヨンでは水約2%未満を使用;羊毛でも水2%未満を使用;綿及びポリ綿は、一般にあらゆる濃度の水と安全に接触可能;適度な乾燥時間が必要(好ましくは1時間未満、より好ましくは45分未満);親油性流体を浄化及び再利用すべき場合(それが極めて望ましい)、親油性流体から分離する必要のある水の量に関する適度な制限。実施形態の1つでは、プロセスにおいて使用される水の量は、洗浄組成物の約20重量%未満及び/又は約10重量%未満及び/又は約5重量%未満である。
【0025】
実施形態の1つでは、洗浄すべき布地物品が、絹、羊毛、レーヨン、及びこれらの混合物から成る群から選択される布地物品を含む場合、洗浄組成物は、洗浄組成物の約1重量%未満の水を含んでよい。
【0026】
もう1つの実施形態では、洗浄すべき布地物品が、絹、羊毛、レーヨン、及びこれらの混合物から成る群から選択される布地物品を含まない場合(例えば、綿、ポリエステル、ナイロン、及びポリ綿、並びにこれらの混合物から成る群から選択される布地物品を含む場合)、洗浄組成物は、洗浄組成物の約50重量%未満の水、及び/又は25重量%未満の水、及び/又は10重量%未満の水を含んでよい。
【0027】
2種類以上の布地物品を含む洗濯物の場合、使用される水の濃度は、洗濯物の中で水の影響を最も受けやすい布地物品との接触が安全であるように選択しなければならない。例えば、綿の布地物品及び羊毛の布地物品の両方を含む洗濯物には、洗濯物のうち羊毛の布地物品と安全に接触させるのに必要な約2%未満の濃度の水を使用しなければならない。更に絹の布地物品がまた存在する場合、選択される水の濃度は、約1%未満である。ドライクリーニング専用布地物品を含む洗濯物の場合(洗濯物の中に機械洗濯可能な布地物品も存在する場合又は存在しない場合)、約1%未満の水を使用することが極めて好ましく、洗濯物に絹の布地物品が含まれていなければ、選択される水の濃度を2%にしてよい。
【0028】
本発明の好ましい方法は、洗浄すべき布地物品の種類に基づいて選択された濃度の水を親油性流体と組み合わせて送出するように事前プログラムされた自動洗濯機を使用する。1つの方法は、使用すべき水の濃度を自動的に選択する機械を使用するものである。機械による水の濃度の選択は、洗浄される布地物品の種類を検出する機械内のセンサに応答したものであってよい。例えば、機械は、洗濯物の中の布地物品に取り付けられたラベルを読み取り、洗浄される全ての布地物品に安全な水の濃度を選択し、あるいはそのような選択をするのに利用可能な機械の選択肢に関連した問題を操作者に知らせるセンサを有してよい。
【0029】
また、自動的な選択は、操作者(例えば、プロセスが本発明による家庭用洗濯機によって家庭で行われている時には消費者)によって機械に与えられる、洗浄すべき布地物品に関する情報に応答したものであってもよい。また、機械の操作者は、事前プログラムされた機械の選択肢から使用すべき水の濃度を選択できる場合もある(例えば、機械に、洗濯を選択された布地物品の知識に基づいて操作者が選択できる「絹洗濯物」設定、「羊毛/レーヨン」洗濯物設定、及び「綿洗濯物」設定があってもよく、あるいは「ドライクリーニング専用布地物品」及び「機械洗濯可能布地物品のみ」設定があってもよい)。
【0030】
布地物品自体が、洗濯プロセスに様々な濃度の水を持ち込むことがあるので(例えば、自動洗濯機に濡れたタオルが入れられる場合と乾いたタオルが入れられる場合)、本発明のプロセスに使用される自動洗濯機は、布地物品が親油性流体を含有する洗浄組成物と接触させる時に洗濯プロセス中に存在する水の濃度を測定できる水濃度センサを有することが極めて望ましい。このセンサは、好ましくは、同様に洗濯媒質中に導入される意図的に追加される水(存在する場合)の濃度を制限するので、水の濃度が洗浄組成物と接触している布地物品の洗浄を最大限にするのに望まれる濃度よりも低い場合には、意図的に追加される水が測定されて、洗浄される布地物品に関して選択された濃度まで洗濯プロセスに導入される。水の濃度が選択された濃度を超える場合、機械は、好ましくは、洗浄組成物中に存在する水を選択された濃度まで迅速且つ効果的に取り除くように(例えば、水を除去し、洗浄組成物を再度布地物品と接触させるように設計された分離システムを通じて洗浄組成物を循環させることにより)設計されている。
【0031】
洗浄組成物が自動洗濯機において洗浄する必要のある布地物品に接触させる前又は接触させた後のいずれかに、1種以上の洗濯添加剤を含む洗剤(及び/又は他の布地物品用製品)を、好ましくは親油性流体及び/又は水に加える。洗浄組成物は、消費可能な洗剤組成物の一部として加えられた水、及び/又は機械に連結された水の供給源から別個に添加することによって加えられた水を含有する場合がある。洗濯サイクルの後で、洗浄組成物を機械のドラムから排出し、洗浄組成物中に存在する1種以上のこれらの洗濯添加剤並びに水を親油性流体から分離する。好ましい分離様式は、機械による再利用のための親油性流体の浄化プロセス中に導入される水相への添加剤の抽出である。したがって、添加剤及び他の汚染物質の抽出を向上させるために、水を分離工程中に加えることができる。この水と共に、向水性物質及び乳化剤のような「抽出助剤」を加えることができる。好ましい向水性物質は、デヒドール(Dehydol)(商標)のような短鎖の低エトキシル化非イオン性物質である。その他の分離様式は、濾過、凝集、吸着、遠心分離、及び蒸留である。洗濯添加剤の除去とは、親油性流体が、洗浄すべき布地物品の次の洗濯物にすぐに使用できるほどに、洗濯添加剤及び汚れ汚染物質を含まないことである。好ましいシステムでは、洗濯添加剤を含有する水相(更に、布地物品から除去された汚れの一部も含まれる可能性がある)は、親油性流体をほぼ含まず、安全に下水排出処理される。
【0032】
本発明による有用な自動洗濯機は、布地物品を、親油性流体及び水を含有する洗浄組成物によって洗浄するように設計され、洗浄すべき布地物品に基づいて様々な濃度の水を布地物品に送出することによって本発明の洗濯プロセスを実施できるいずれかの機械である。この機械は、典型的には親油性流体及び洗濯添加剤を洗浄すべき布地物品と接触させることのできる回転ドラムを有するが、本発明の目的では、明らかにそのような接触によって洗浄プロセスを起こすことができるのであれば、親油性流体及び水を布地物品と接触させるあらゆる方法が想定される。このような機械は、洗浄すべき布地物品を親油性流体及び選択された濃度の水と接触させるチャンバー内に、親油性流体を(単独で、あるいは水及び任意選択で既にそれに混合された洗濯添加剤と共に)供給する連結部を含まなければならない。また、好ましい機械は、機械において行われる洗濯プロセスに供給すべき親油性流体を保管する保管チャンバーも含む。したがって、これらの機械は、典型的には、親油性流体の供給源を有する。また、機械は、親油性流体を再利用するために、布地物品洗浄プロセス中に又は洗浄プロセス後に水及び洗濯添加剤から親油性流体を分離できる分離システムも含む。更に、本発明の機械は、好ましくは、分離システムによって除去された水及び洗濯添加剤の少なくとも一部(好ましくは全て)が下水排出処理されるように、水性廃棄物除去システムに取り付けるための連結部も含む。また、好ましい機械は、洗浄組成物に所望濃度で加えるための測定可能な水の供給源を提供するために、水の供給源、典型的には水道に取り付けるための連結部も有する。水道水が使用される場合、導入して布地物品に接触させる前に、溶存物質を除去することによって水の「硬度」を低減させるために、このような水の供給源を好ましくは濾過するか、あるいは処理する。このような水フィルタは、機械の一部又は家庭用水処理システムの一部であってよい。また本発明の機械は、好ましくは前述のセンサを有し(洗濯物の中の布地物品の種類を検出するために、及び/又は洗浄される布地物品と接触する洗濯媒質中に存在する水の濃度を測定するために)、及び/又は好ましくは、洗浄される布地物品の種類に基づいて選択された濃度の水を送出するように事前プログラムされている。
【0033】
「親油性流体をほぼ含まない」は、本明細書で使用する時、下水排出処理すべき水性混合物が、環境的安全性並びに親油性流体の洗濯機保管部から失われた親油性流体を交換するコストの両方で判定される、許容不可能なほど高濃度の親油性流体を含有しない(例えば、下水排出処理すべき水性混合物の5重量%以下、及び/又は3重量%、及び/又は1重量%、及び/又は1重量%未満である)ことを意味する。今日の洗濯システムでは、基本的に全ての親油性流体を再利用することが極めて望ましいので、洗濯添加剤を含有する前述の水相と共に下水排出処理される親油性流体は、あったとしても非常にわずかであることが極めて望ましい。
【0034】
「下水排出」は、本明細書で使用する時、下水道のような自治体の廃水除去システムへの、又は汚水処理システムのような特定地域用のシステムを介した物質の従来の家庭処理、並びに、商業用途での現場(on-site)水処理システム又は施設から汚染した水を回収する他の何らかの集中格納手段への除去の両方を意味する。
【0035】
(親油性流体)
本明細書では、親油性流体とは、布地物品処理機器の運転条件下で、換言すれば本発明の布地物品の処理中に、液相が存在するものである。一般に、このような親油性流体は、周囲温度及び圧力においてほぼ液体であることができ、容易に溶解する固体、例えば約0℃〜約60℃の範囲の温度で流体になるものであることができ、また例えば25℃及び1気圧の周囲温度及び圧力において液相及び気相の混合物を含むことができる。したがって、親油性流体は、二酸化炭素のような圧縮性気体ではない。
【0036】
本明細書の親油性流体は、既知の慣用的なドライクリーニング流体の性質と等しい、又は好ましくはそれを上回る不燃性を有するか又は比較的高い引火点及び/若しくは低VOC(揮発性有機化合物)性を有することが好ましく、これらの用語はドライクリーニング産業で使用されるような慣用的な意味を有する。
【0037】
更に、本明細書の好適な親油性流体は、流動し易く、粘性ではない。
【0038】
一般に、本明細書の親油性流体は、本発明書で後述する試験の中で定義されるように、皮脂又は身体の汚れを少なくとも部分的に溶解できる流体であることが必要である。親油性流体の混合物もまた好適であり、以下に記載される親油性流体試験の要件が満たされることを条件として、親油性流体は、任意の分率のドライクリーニング溶媒、特にフッ素化溶媒、又は過フッ素化アミンを含む、より新しい種類のものを含むことができる。パーフルオロトリブチルアミンのような一部の過フッ素化アミンは、親油性流体として使用するには適さないが、親油性流体含有組成物中に存在し得る多くの潜在的な補助剤の1つとして存在してよい。
【0039】
他の好適な親油性流体には、以下に限定されないが、ジオール溶媒系、例えば、C6−若しくはC8−などの高級ジオール、又は更に高級のジオール、環状及び非環状型の両方を含む有機シリコーン溶媒等、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0040】
本発明の組成物の主成分として組み込むのに好適な非水性親油性流体の好ましい群には、低揮発性非フッ素化有機物、シリコーン、特にアミノ官能性シリコーン以外のもの、及びこれらの混合物が挙げられる。低揮発性非フッ素化有機物には、例えばオレアン(OLEAN)(登録商標)及びその他のポリオールエステル、又は特定の比較的非揮発性の生分解性中鎖分枝状石油留分が含まれる。
【0041】
本発明の組成物の主構成成分として組み込むのに好適な非水性親油性流体の別の好ましい群には、以下に限定されないが、グリコールエーテル、例えば、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールt−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールt−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールt−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテルが挙げられる。組成物の主成分として、例えば、50%を超過して用いられる好適なシリコーンには、「D5」と称されることもあるシクロペンタシロキサン、及び/又はほぼ同様の揮発性を有し、任意に他の適合性のシリコーンにより補完される直鎖類似体が挙げられる。好適なシリコーンは、文献で周知であり、例えば、カークオスマーの工業化学百科事典を参照されたい。そして、それらはゼネラル・エレクトリック(General Electric)、東芝シリコーン(株)、バイエル(Bayer)、及びダウ・コーニング(Dow Corning)を含む多数の供給源から入手可能である。他の好適な親油性流体が、プロクター・アンド・ギャンブル社(Procter & Gamble)、又はダウ・ケミカル(Dow Chemical)、及び他の供給元から購入可能である。
【0042】
(親油性流体の適格性及び親油性流体試験(LF試験))
ドライクリーニング流体に対する既知の要求(例えば、引火点など)を満たすことができると共に、下記の試験法に示されるように少なくとも部分的に皮脂を溶解することができるいかなる非水性流体も、本明細書の親油性流体として好適である。一般指針としてパーフルオロブチルアミン(フロリナート(Fluorinert)FC−43(登録商標))はそれ自体(補助剤と共に、又は補助剤なしで)が標準物質であり、定義上は本明細書で使用される親油性流体として好適でない(本質的に非溶媒である)が、一方でシクロペンタシロキサンは好適な皮脂溶解特性を有し、皮脂を溶解させる。
【0043】
以下は親油性流体として使用する他の物質、例えば、他の低粘度、自由流動性シリコーンの調査及び適格性認定方法である。この方法は、皮脂に関する標準の汚れとして、市販品として入手可能なクリスコ(Crisco)(登録商標)キャノーラ油、オレイン酸(純度95%、シグマ・アルドリッチ社(Sigma Aldrich Co.)から入手可能)及びスクアレン(純度99%、J.T.ベーカー(J.T.Baker)から入手可能)を使用する。試験物質は、評価中、実質的に無水であり、いかなる添加補助剤も他の材料も含んでいてはならない。
【0044】
3本のバイアル瓶を用意し、各バイアル瓶に一種類の親油性汚れを入れる。第一のバイアル瓶にキャノーラ油1.0gを入れ、第二のバイアル瓶にオレイン酸(95%)1.0gを入れ、最後の第三のバイアル瓶にスクアレン(99.9%)1.0gを入れる。各バイアル瓶に、親油性を試験する流体を1g入れる。室温及び常圧で標準的な攪拌混合機において最大設定で20秒間、試験される親油性汚れ及び流体を含有する各バイアル瓶を個別に混合する。バイアル瓶を作業台に載置し、室温及び常圧で15分間安定させる。静止した時に、親油性汚れの入ったいずれかのバイアル瓶に透明な単一相が形成された場合は、その非水性流体は、本発明による「親油性流体」として使用するのに好適であると見なされる。しかし、3本のバイアル瓶全部に2つ以上の分離相が形成されている際には、非水性流体が適切なものとして拒絶する又は容認する前に、油相中に溶解される非水性流体の量を更に測定する必要がある。
【0045】
このような場合には、注射器により、各バイアル瓶の各層から200μlのサンプルを注意深く抜き取る。各3つのモデル、汚れ及び試験される流体の較正サンプルの保持時間の決定後、注射器で抜き取った層のサンプルをGCオートサンプラーバイアル瓶に入れ、慣用的なGC分析にかける。オレイン酸層、キャノーラ油層、又はスクアラン層からなる層のいずれか1つに、試験流体が1%を超えて、好ましくはより多く、存在することがGCで見つかった場合には、その試験流体も親油性流体として使用するのに適切であると見なされる。必要であれば、方法はヘプタコサフルオロトリブチルアミン、つまりフルオリナート(Fluorinert)FC−43(不合格)及びシクロペンタシロキサン(合格)を使用して更に較正することができる。好適なGCは、スプリット/スプリットレス注入器及びFIDを装備したヒューレットパッカード(Hewlett Packard)のガスクロマトグラフHP5890シリーズIIである。親油性流体存在量を決定するのに使用する好適なカラムは、J&Wサイエンティフィック社(J&W Scientific)の、30メートル、内径0.25mm、0.1umのフィルム厚、カタログ番号1221131のキャピラリーカラムDB−1HTである。GCは以下の条件下で操作されるのが好適である:
【表1】
Figure 2005502795
【0046】
本明細書で使用するのに好適な好ましい親油性流体を、優れた衣類ケア特性を有することに基づいて、使用のために更に格付けすることができる。衣類ケア特性試験は当該技術分野において周知であり、継ぎ目等、及び様々なボタンに使用される布地、糸及びゴムひもが挙げられる幅広い範囲の衣類又は布地物品構成要素を使用して格付けされる流体を試験することを含む。本明細書に用いるのに好ましい親油性流体は、優れた衣類ケア特性を有する、例えば、良好な収縮及び/又は布地ひだ寄せ特性を有し、プラスチックボタンに目立った損傷を与えない。例えばエチルラクテートのような、皮脂の除去において親油性流体として使用するのが適格である特定の物質は、ボタンを溶解する傾向があるために極めて好ましくなく、そのような物質が本発明の組成物中に使用される場合、混合物全体が実質的にボタンに損傷を与えないように、水及び/又は他の溶媒と配合される。他の親油性流体、D5は、例えば、衣類ケアの要件を極めて良く満たす。幾つかの好適な親油性流体は、付与された米国特許第5,865,852号、第5,942,007号、第6,042,617号、第6,042,618号、第6,056,789号、第6,059,845号、及び第6,063,135号の中に見出されるであろうが、これらは本明細書に参考として組み入れられる。
【0047】
親油性流体には、直鎖及び環状ポリシロキサン、炭化水素、及び塩素化炭化水素などを挙げることができるが、本明細書で使用される親油性流体の定義によって明確に含まれないPERC及びDF2000は例外とする。より好ましいのは直鎖及び環状ポリシロキサン、及びグリコールエーテル、アセテートエステル、ラクテートエステル類の炭化水素である。好ましい親油性流体には、760mmHgにおいて約250℃未満の沸点を有する環状シロキサンが挙げられる。本発明で使用する特に好ましい環状シロキサンは、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン及びドデカメチルシクロヘキサシロキサンである。好ましくは、環状シロキサンはデカメチルシクロペンタシロキサン(D5、ペンタマー)を含み、実質的にオクタメチルシクロテトラシロキサン(テトラマー)及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン(ヘキサマー)を含まない。
【0048】
しかしながら、有用な環状シロキサン混合物が、好ましい環状シロキサン類に加えて、オクタメチルシクロテトラシロキサン及びヘキサメチルシクロトリシロキサン、又はテトラデカメチルシクロヘプタシロキサンのようなより高級な環状物を含む他の環状シロキサン類も微量含有する場合があることを理解すべきである。一般的に、有用な環状シロキサン混合物中のこれら他の環状シロキサンの量は、混合物の全体の約10重量%未満である。環状シロキサン混合物の工業規格では、このような混合物は混合物の約1重量%未満のオクタメチルシクロテトラシロキサンを含む。
【0049】
したがって、本発明の親油性流体は、親油性流体の好ましくは約50重量%超過、より好ましくは約75重量%超過、更により好ましくは少なくとも約90重量%、最も好ましくは少なくとも約95重量%のデカメチルシクロペンタシロキサンを含む。あるいは、親油性流体は、混合物の約50重量%超過、好ましくは約75重量%超過、更に好ましくは少なくとも約90重量%、最も好ましくは少なくとも約95重量%〜約100重量%までのデカメチルシクロペンタシロキサン、並びに混合物の約10重量%未満、好ましくは約5重量%未満、より好ましくは約2重量%未満、更により好ましくは約1重量%未満、最も好ましくは約0.5重量%未満〜約0重量%までのオクタメチルシクロテトラシロキサン及び/又はドデカメチルシクロヘキサシロキサンを有する環状シロキサンの混合物であるシロキサンを含み得る。
【0050】
本発明による洗浄組成物中に存在する親油性流体の濃度は、洗浄組成物の約70重量%〜約99.99重量%、及び/又は約90重量%〜約99.9重量%、及び/又は約95重量%〜約99.8重量%でよい。親油性流体の濃度は、本発明に有用な消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、消費可能な洗剤組成物の約0重量%〜約90重量%、及び/又は約0.1重量%〜約75重量%、及び/又は約1重量%〜約50重量%でよい。
【0051】
(洗濯添加剤):
本明細書において有用な洗剤組成物は、洗濯添加剤を含む。本明細書で使用する時、「洗濯添加剤」は、親油性流体を主体とする洗浄系において有用な添加剤を意味し、好ましくは、環境運命及び毒性(例えば、生分解性、水毒性、pHなど)におけるあらゆる制約範囲内で安全に下水排出処理できる物質から選択される。水又は親油性流体への溶解性は必ずしも必要ではないが、好ましい物質は、水及び親油性流体の両方に同時に可溶性である。洗濯添加剤は、広範囲にわたるものにすることができ、広範囲にわたる濃度で使用することができる。
【0052】
好適な洗濯添加剤の一部には、ビルダー、界面活性剤、酵素、漂白剤活性化剤、漂白剤触媒、漂白促進剤、漂白剤、アルカリ性供給源、抗菌剤、着色剤、香料、副香料、仕上げ剤、石灰石鹸分散剤、賦香剤、臭気中和剤、ポリマー性転染抑制剤、結晶成長阻害剤、光漂白剤、重金属イオン封鎖剤、変色防止剤、抗微生物剤、酸化防止剤、再付着防止剤、汚れ放出ポリマー、電解質、pH変性剤、増粘剤、研磨材、二価又は三価イオン、金属イオン塩、酵素安定化剤、腐食防止剤、ジアミン類又はポリアミン類及び/又はそれらのアルコキシレート類、石鹸泡安定化ポリマー、溶媒、処理助剤、布地柔軟化剤、光学的光沢剤、向水性物質、抑泡又は発泡促進剤、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0053】
好ましい界面活性剤洗濯添加剤は、水を親油性流体に懸濁させることができ、また親油性流体の汚れ除去効果を向上させることができる物質である。それらの性質の条件として、前記物質は、親油性流体に可溶性である。物質の好ましい部類の1つは、シロキサンを主体とする界面活性剤である。ポリ(ジメチルシロキサン)に由来するこのような物質は、当該技術分野において周知である。本発明の場合、それらが親油性流体に不溶性であり、及び/又は親油性流体自体によってもたらされる洗浄レベルに比べて改善された汚れの洗浄をもたらさないという理由から、そのようなシロキサン物質の必ずしも全てが好適ではない。
【0054】
(界面活性剤成分)
本発明の界面活性剤成分は、水を親油性流体に懸濁させることができ、また親油性流体の汚れ除去効果を向上させることができる物質にすることができる。この物質は、親油性流体中に可溶性であってもよい。
【0055】
1つの分類の物質には、シロキサンをベースにした界面活性剤(シロキサンをベースにした物質)を含むことができる。この用途のシロキサンをベースにした界面活性剤は、他の用途向けのシロキサンポリマーであってよい。シロキサンをベースにした界面活性剤の重量平均分子量は、典型的には、500〜20,000である。ポリ(ジメチルシロキサン)に由来するこのような物質は、当該技術分野において周知である。本発明では、このようなシロキサンをベースにした界面活性剤全てが好適であるとは限らないが、それは、これらが親油性流体自体によって提供される洗浄のレベルと比較して、改善された汚れの洗浄を提供しないためである。
【0056】
シロキサンをベースにした好適な界面活性剤は、次式:
D’D”M’2〜a
を有するポリエーテルシロキサンを含み、式中aは0〜2であり;bは0〜1000であり;cは0〜50であり;dは0〜50であり、但しa+c+dは少なくとも1であり、;
Mは、R13〜eSiO1/2であり、式中、Rは独立して、H、又は一価の炭化水素基であり、Xはヒドロキシル基であり、eは0又は1であり;
M’は、R SiO1/2であり、式中、Rは独立して、H、一価の炭化水素基、又は(CH−(CO−(CO)h−(CO)−(C2kO)−Rであり、但し、少なくとも1つのRが(CH−(CO−(CO)−(CO)−(C2kO)−Rであり、式中、Rは独立して、H、一価の炭化水素基、又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8である;
Dは、R SiO2/2であり、式中、Rは独立して、H又は一価の炭化水素基であり;
D’は、R SiO2/2であり、式中、Rは独立してRであり、但し、少なくとも1つのRは、(CH−(CO−(CO)−(CO)−(C2kO)−Rであり、式中、Rは独立して、H、一価の炭化水素基、又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり;
D”は、R SiO2/2であり、式中、Rは独立して、H、一価の炭化水素基、又は(CH(C(A)−[(L)−(A’)−]−(L’)Z(G)であり、式中、lは1〜10であり、mは0又は1であり、nは0〜5であり、oは0〜3であり、pは0又は1であり、qは0〜10であり、rは0〜3であり、sは0〜3であり、Cは、C1〜10アルキル又はアルケニルで置換されているか又は非置換であり、A及びA’は、それぞれ独立して連結部分であって、エステル、ケト、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分枝又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、サルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表しており、L及びL’は、それぞれ独立して、非置換又は置換のC1〜30直鎖又は分枝アルキル又はアルケニル又はアリールであり、Zは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスファト、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、サルフェート、分枝又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、C1〜30アルキル又はアルケニルで置換されている又は非置換のアリール、C1〜10アルキル又はアルケニル又はアンモニウムで置換されている又は非置換の炭水化物であり、Gは、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート、又はトシラートなどのアニオン又はカチオンである。
【0057】
シロキサンをベースにした前述の界面活性剤の種類の例は、EP−1043443A1、EP−1041189、及びPCT国際公開特許WO01/34,706(全てGEシリコーンズ(GE Silicones)に発行)、及び米国特許第5,676,705号、米国特許第5,683,977号、米国特許第5,683,473号、及びEP−1092803A1(全てリーバー・ブラザーズ(Lever Brothers)に発行)に見出すことができる。
【0058】
好適なシロキサン主体の界面活性剤の市販品の非限定例は、TSF4446(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)より)、XS69−B5476(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズより);ジェナミン(Jenamine)HSX(デルコン(DelCon)より)及びY12147(OSiスペシャルティーズ(OSi Specialties)より)である。
【0059】
界面活性剤成分に好適な第2の好ましい分類の物質は、有機的な性質のものである。好ましい物質は、炭素原子が約6〜約20の炭素鎖を有する、有機スルホサクシネート界面活性剤である。それぞれ、炭素原子約6〜約20の炭素鎖を有するジアルキル鎖を含有する有機スルホサクシネートが、最も好ましい。アリール又はアルキルアリール、置換又は非置換、分枝又は直鎖、飽和又は不飽和基を含有する鎖も好ましい。
【0060】
好適なオルガノスルホスクシネート界面活性剤の市販品の非限定的な例は、エアゾール(Aerosol)OT及びエアゾール(Aerosol)TR−70(サイテック(Cytec)より)の商品名で入手可能である。
【0061】
界面活性剤成分は、本発明の布地物品処理組成物中に存在する場合、好ましくは布地物品処理組成物の約0.01重量%〜約10重量%、更に好ましくは約0.02重量%〜約5重量%、更により好ましくは約0.05重量%〜約2重量%を構成する。
【0062】
界面活性剤成分は、本発明の消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約99重量%、より好ましくは2重量%〜約75重量%、更により好ましくは約5重量%〜約60重量%を構成する。
【0063】
界面活性剤成分に好適な第2の好ましい分類の物質は、有機的な性質のものである。やはり、前述のように親油性流体中の溶解度は不可欠である。好ましい物質は、炭素原子が約6〜約20の炭素鎖を有する、有機スルホサクシネート界面活性剤である。
【0064】
好適なオルガノスルホスクシネート界面活性剤の市販品の非限定的な例は、エアゾール(Aerosol)OT及びエアゾール(Aerosol)TR−70(サイテック(Cytec)より)の商品名で入手可能である。
【0065】
界面活性剤のもう1つの好ましい部類は、非イオン性界面活性剤、特に低いHLB値を有する非イオン性界面活性剤である。好ましい非イオン性界面活性剤は、約10未満、より好ましくは約7.5未満、最も好ましくは約5未満のHLB値を有する。好ましい非イオン性界面活性剤はまた、約6〜20の炭素を界面活性剤鎖中に有し、約1〜15のエチレンオキシド(EO)及び/又はプロピレンオキシド(PO)ユニット(すなわち、C6〜20EO/PO1〜15)を界面活性剤の親水性部分に有し、好ましくはC7〜11EO/PO1〜5(例えば、C7〜11EO2.5)内にあるものから選択される非イオン性界面活性剤である。
【0066】
界面活性剤洗濯添加剤は、存在する場合、典型的には本発明のプロセスのための親油性流体と組み合わせた洗浄組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.02重量%〜約2重量%含まれる。これらの界面活性剤洗濯添加剤は、親油性流体に添加される前に消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約90重量%、より好ましくは2重量%〜約75重量%、さらにより好ましくは約5重量%〜約60重量%含まれる。
【0067】
極性の高い及び/又は水素結合する先端基を好ましくは含む非シリコーン添加剤は、存在する場合、本発明のプロセスによる汚れ除去性を更に向上させる。極性の高い及び/又は水素結合する先端基の例は、アルコール類、カルボン酸類、サルフェート類、スルホネート類、ホスフェート類、ホスホネート類、及び窒素含有物質である。好ましい非シリコーン添加剤は、一級、二級、及び三級アミン類、ジアミン類、トリアミン類、エトキシル化アミン類、アミンオキシド類、アミド類、ベタイン類、四級アンモニウム塩、及びこれらの混合物から成る群から選択される窒素含有物質である。アルキルアミン類が特に好ましい。更に、融点を下げるのに役立つアルキル鎖上の分枝形成が極めて好ましい。更に好ましいのは、約6〜約22個の炭素原子を含む一級アルキルアミン類である。
【0068】
特に好ましい一級アルキルアミンは、オレイルアミン(アーミン(Armeen)OLDの商品名でアクゾ(Akzo)から市販)、ドデシルアミン(アーミン(Armeen)12Dの商品名でアクゾ(Akzo)から市販)、分枝C16〜C22アルキルアミン(プリミーニ(Primene)JM−Tの商品名でローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)から市販)及びこれらの混合物である。
【0069】
非シリコーン添加剤は、本発明のプロセスに使用される洗浄組成物中に存在する場合、好ましくは洗浄組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.02重量%〜約2重量%含まれる。非シリコーン添加剤は、本発明のプロセスのための消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約90重量%、より好ましくは約2重量%〜約75重量%、さらにより好ましくは約5重量%〜約60重量%含まれる。
【0070】
前述のように、任意選択的に、本発明のプロセスにおいて有用な消費可能な洗剤組成物は、水を含有してよい。消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、水は、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約90重量%、より好ましくは約2重量%〜約75重量%、さらにより好ましくは約5重量%〜約40重量%含まれる。
【0071】
任意選択的に、本発明のプロセスに有用な組成物は、処理助剤を含んでよい。処理助剤は、消費可能な洗剤組成物の流動性及び/又は均一性を維持し、及び/又は希釈プロセスを補助することによって、洗浄組成物の形成を促進する。本発明に好適な加工助剤は溶媒であり、好ましくは上述のもの以外の溶媒、ヒドロトロープ、及び/又は界面活性剤、好ましくは界面活性剤成分に関する上述のもの以外の界面活性剤である。特に好ましい加工助剤は、脂肪族アルコール、ジオール、トリオールなどのプロトン性溶媒、及びエトキシル化脂肪族アルコールなどの非イオン性界面活性剤である。
【0072】
処理助剤は、洗浄組成物中に存在する場合、好ましくは洗浄組成物の約0.02重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約10重量%、さらにより好ましくは約0.1重量%〜約10重量%含まれる。処理助剤は、消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約75重量%、より好ましくは約5重量%〜約50重量%含まれる。
【0073】
仕上げ剤として任意選択的に使用されてもよい好適な賦香剤には、シクロデキストリン、臭気中和剤、臭気遮断剤、及びこれらの混合物などが挙げられる。好適な臭気中和剤としては、アルデヒド、フラボノイド、金属性塩、水溶性ポリマー、ゼオライト、活性炭及びこれらの混合物が挙げられる。
【0074】
本発明のプロセスのための組成物において有用な香料及び香料的成分は、多種多様な天然及び合成化学成分を含み、これにはアルデヒド類、ケトン類、及びエステル類などが挙げられるが、これらに限定されない。オレンジ油、レモン油、バラ抽出物、ラベンダー、麝香、パチョリ、バルサムのエキス、白檀油、松根油、スギなどのような成分の複雑な混合物を含み得る、種々の天然の抽出物及びエキスもまた含まれる。完成した香料は、かかる成分の極めて複雑な混合物を含んでよい。副香料も本発明で有用である。そのような物質は、化学的に反応可能なそれらの前駆体又は混合物であり、例えば加水分解により香料を放出し、そしてそれらはプロクター・アンド・ギャンブル社(Procter and Gamble)、フィルメニッチ(Firmenich)、ギボウバン(Givaudan)に対して発行された特許及び/又は公開特許出願に記載されている。
【0075】
漂白剤、とりわけ酸素漂白剤は、本発明のための組成物において使用するのに好適なもう1つの種類の洗濯添加剤である。これは特に、ノンアノイルオキシベンゼンスルホネート及び/又はその直鎖状又は分枝鎖状高級又は低級類似体のいずれか、及び/又はテトラアセチルエチレンジアミン及び/又はその誘導体のいずれか、又はフタロイルイミドペルオキシカプロン酸(PAP;オージモント(Ausimont)SpAから商品名ユーロコ(Euroco)として入手可能)の誘導体、又はラクタム型を含む他のイミド−又はアミド−置換漂白活性化剤、あるいはより一般的に、親水性及び/又は疎水性漂白活性化剤のいずれかの混合物(特に、C〜C16置換オキシベンゼンスルホネートのものを含むアシル誘導体)のような漂白活性化剤に関して活性化及び触媒化型の場合である。
【0076】
PAP及びPAP以外のものを含む有機又は無機過酸も好適である。本発明で使用される好適な有機又は無機過酸としては、限定されないが、過カルボン酸及び塩、過炭酸及び塩、過イミド酸及び塩、ペルオキシモノ硫酸及び塩、モノペルサルフェートのようなペルサルフェート、ジペルオキシドデカンジオン酸(DPDA)のようなペルオキシ酸、ペルオキシフタル酸マグネシウム、過ラウリン酸、過安息香酸及びアルキル過安息香酸及びこれらの混合物が挙げられる。
【0077】
プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ等の洗浄性酵素、並びにマンガン又は類似の遷移金属を有し大環状型を含む漂白触媒は、全て洗濯製品及び洗浄製品に有用であり、本発明で非常に低濃度又は一般的ではないが、より高濃度で使用できる。触媒作用的である洗濯添加剤、例えば酵素は、「順方向」又は「逆方向」モードで使用できる。例えば、リポラーゼ又は他の加水分解酵素を、任意選択的にアルコールの存在下で洗濯添加剤として使用し、脂肪酸をエステルに転換してもよく、これにより親油性流体中での溶解度が増大する。
【0078】
市販品として入手可能な仕上げポリマーの非限定的な例は、GAFケミカルズ社(GAF Chemicals Corporation)から入手可能な分子量約100,000のコポリマー958(登録商標)及び分子量約1,000,000のコポリマー937のようなポリビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー;サンドズケミカルズ社(Sandoz Chemicals Corporation)から入手可能なカーターチン(Cartaretin)F−4(登録商標)及びF−23のようなアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー;三菱化学から入手可能なジアフォーマーZ−SM(登録商標)のようなメタクリロイルエチルベタイン/メタクリレートコポリマー;エア・プロダクツ(Air Products)から入手可能なビネックス(Vinex)2019及びクラリアント(Clariant)から入手可能なケミカルズ(Chemicals)又はモウェオール(Moweol)(登録商標)のようなポリビニルアルコールコポリマー樹脂;ハーキュレス社(Hercules Incorporated)から入手可能なデルセット(Delsette)101(登録商標)のようなアジピン酸/エポキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー;サイテックインダストリーズ(Cytec Industries)から入手可能なシプロ515(登録商標)のようなポリアミン樹脂;ハーキュレス社(Hercules Incorporated)から入手可能なキメン557H(登録商標)のようなポリ第四級アミン樹脂;並びにBASFから入手可能なソカラン(Sokalan)EG310(登録商標)のようなポリビニルピロリドン/アクリル酸である。
【0079】
また、洗濯添加剤は、静電気防止剤であってもよい。慣用的な洗濯及びドライクリーニングで使用されるいかなる好適な周知の静電気防止剤も、本発明の組成物及び方法に用いるのに好適である。静電気防止剤として特に好適なものは、静電気防止効果をもたらすことが知られている布地柔軟剤の一部である。例えば、N,N−ジ(タロ−イル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェートのような、ヨウ素価が20を超える脂肪族アシル基を有する布地柔軟剤である。しかし、静電気防止剤という用語は、この一部の布地柔軟剤だけに限らず、全ての静電気防止剤を含むということが理解されるべきである。
【0080】
本発明の組成物において有用な好ましい防虫及び防蛾洗濯添加剤は、シトロネロール、シトロネラール、シトラール、リナロール、スギ抽出物、ゼラニウム油、白檀油、2−(ジエチルフェノキシ)エタノール、1−ドデセンなどのような香料成分である。本発明の組成物において有用な防虫及び/又は防蛾剤の他の例は、米国特許番号第4,449,987号、第4,693,890号、第4,696,676号、第4,933,371号、第5,030,660号、第5,196,200号、及び「多様な昆虫種に対する風味及び芳香分子の信号作用(Semio Activity of Flavor and Fragrance Molecules on Various Insect Species)」B.D.ムックハージー(B.D.Mookherjee)ら、植物からの生物活性揮発性化合物(Bioactive Volatile Compounds from Plants)において公開、ASCシンポジウムシリーズ525、R.テラニシ、R.G.バタリー(R.G.Buttery)、及びH.スギサワ、1993年、35〜48頁に開示されており、前記特許及び前記出版物の全ては参考として本明細書に組み込まれる。

Claims (10)

  1. 洗浄する必要のある布地物品を洗浄する方法であって、洗浄する必要のある前記布地物品を親油性流体及び水を含む洗浄組成物と接触させることを含み;該洗浄組成物中の水の量は、洗浄される布地物品の種類及び/又は洗浄される布地物品上に存在する汚れの量に基づいて選択される方法。
  2. 該布地物品を、布地物品洗浄チャンバー内に存在する水の量を変化させることのできる自動洗濯機の布地物品洗浄チャンバー内で洗浄組成物と接触させ;好ましくは、該自動洗濯機は、洗浄方法実施時に布地物品と接触する洗浄組成物中で、洗浄される布地物品の種類に基づいて選択された量の水を使用するように事前プログラムされており;より好ましくは、該自動洗濯機は、使用すべき水の量を自動的に選択し;さらに好ましくは、自動洗濯機による水の量の選択は、その布地物品洗浄チャンバー内の布地物品の種類を検出する自動洗濯機内のセンサに応答したものであり、さらにより好ましくは、該センサは、布地物品に取り付けられたラベルを読み取って、洗浄される全ての布地物品に安全な水の量を選択し、及び/又は水の量の自動選択は、操作者によって自動洗濯機に与えられた洗浄すべき布地物品に関する情報に応答したものである、請求項1に記載の方法。
  3. 操作者は、自動洗濯機内の事前プログラムされた選択肢から使用すべき水の量を選択する、請求項2に記載の方法。
  4. 洗浄すべき布地物品は、絹、羊毛、レーヨン、及びこれらの混合物から成る群から選択される布地物品を含み、これらの布地物品は、洗浄組成物の約1重量%未満の水を含む洗浄組成物によって自動洗濯機内で洗浄される、請求項1に記載の方法。
  5. 洗浄すべき布地物品は、綿、ポリエステル、ナイロン、ポリ綿、及びこれらの混合物から成る群から選択される布地物品を含み、これらの布地物品は、洗浄組成物の約50重量%未満の水を含む洗浄組成物によって自動洗濯機内で洗浄される、請求項1に記載の方法。
  6. 布地物品を洗浄する自動洗濯機であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法にしたがって操作するように設計されている自動洗濯機。
  7. 該自動洗濯機は、その中で布地物品が洗浄組成物と接触する布地物品洗浄チャンバーを含んでおり;好ましくは、該自動洗濯機は、洗浄すべき布地物品の種類に基づいて選ばれた濃度の水を親油性流体と組み合わせて洗浄プロセスに使用するように事前プログラムされており;好ましくは、該機械は、洗浄される布地物品の種類を検出するセンサを備えており;好ましくは、該機械は、機械の操作者が使用すべき水の濃度を選択するための選択肢を事前プログラムされており;好ましくは、該機械は、水の供給源に取り付けるための連結部を有しており、好ましくは、該機械は、洗浄される布地物品と接触する洗浄組成物中の水の濃度を検出する水センサを備える、請求項6に記載の自動洗濯機。
  8. 前記親油性流体は、親油性流体及び水の約1重量%未満の水を含んでおり、該布地物品を、その後、非親油性流体である前記水と接触させる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  9. 洗浄組成物中に存在する水の全濃度は、洗浄組成物の約50重量%未満であり、及び/又は該親油性流体に洗浄添加剤が加えられており、及び/又は非親油性流体である水に洗浄添加剤が加えられている、請求項8に記載の方法。
  10. 該布地物品を、親油性流体と接触させた後に水と接触させる、請求項1〜5及び8〜9のいずれか1項に記載の方法。
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