JP2005500947A - 流体ディスペンサ組立品 - Google Patents
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Abstract
流体ディスペンサ組立品であって、投与開口部(12)と投与開口部を覆う取り外し可能な密封部材(15)とを備えた、実質的に平らな本体(10)を形作る流体ディスペンサ(1)と、そして、ディスペンサの本体(10)を包むとともに、取り外し可能な密封部材(15)をアクセス可能な状態に置くことで、当該密封部材を本体から取り外せるようにしている、というパッケージ(2)と、を有し、特徴となるのは、前記パッケージ(2)が、ディスペンサの本体(10)を収納するケース部分(3)と、そして、抵抗が最小となる領域(43)によってケース部分(3)に接続された実質的に平らな平面部分(4)であり、それによって、ケース部分(3)を平面部分(4)から切り離すことができるようになっている、という前記平面部分(4)とを有することである、という前記ディスペンサ組立品。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、実質的に平らな本体を形作る流体ディスペンサを含む流体ディスペンサ組立品に関し、前記本体が、投与開口部と、使用前の状態では投与開口部を覆っている、取り外し可能な密封部材とを備えている、という流体ディスペンサ組立品に関する。ディスペンサ組立品はさらにパッケージを含み、当該パッケージは、ディスペンサを包んでいる一方で、取り外し可能な密封部材については手で触れられる状態にしておき、それを本体から取り除いて投与開口部の口を開けることができるようにしている。こうしたディスペンサ組立品は、化粧品や香水、とりわけ医薬の分野において利用できる。
【背景技術】
【0002】
特許公報:FR 2 791 645号では、実質的に平らな本体と、この本体に形作られて投与開口部を覆う、取り外し可能な密封部材とを有する流体ディスペンサについて記述されている。ただし、その流体ディスペンサは、ディスペンサ本体を包むためのパッケージを全く備えていない。
また、特許公報:FR 2 784 361号には、本体および取り外し可能な密封部材を有する流体ディスペンサと、本体を包むパッケージと有するディスペンサ組立品に関する記述があり、当該パッケージは、取り外し可能な密封部材に手を触れられる形で本体を包むことにより、この密封部材を取り除いたり、本体上で折り曲げたりできるようにしている。ただし、当該公報におけるディスペンサ組立品は相当の厚みがあり、その厚みのために、それを広告用サンプルの用途で雑誌に添付することは不可能である。これと対照的に、特許公報:FR−2 791 645号に記述されたディスペンサは、その本体が2枚の面状シートから成り、これらシートが周縁部で接合されて両者の間に流体貯蔵器が形作られる、というものであり、上記のような広告目的に用いることも可能である。使用前の状態では、貯蔵器には小量の内容物しか格納されておらず、体積が最小限となる状態を保つよう強いられている。そして、取り外し可能な密封部材の存在によって、空気が貯蔵器に入り込まないようになっている。そのため、ディスペンサ本体の厚みは小さな値となる(すなわち、2mm以下)。したがって、雑誌のページの間にはさむこともできる。
【0003】
残念ながら、特許公報:FR−2 791 645号におけるディスペンサは、その面がいずれも平らでないため、簡単に掴むことができない。こうしたディスペンサを雑誌内に配置するための機械は、ビンの中で縦に積み重ねられたディスペンサをつかんで、これをビンから取り出す、という吸着パッドシステムを備えている。そして、実質的に平らな面を少なくとも1つディスペンサに持たせることが、吸着パッドシステムがディスペンサをつかめるようにするための必須条件となる。加えて、ディスペンサの形についても、標準的な寸法で単純な幾何学形状(例えば、正方形や矩形)とする必要がある。その方が、吸着パッドシステムを用いてディスペンサをビン内の所定位置に配置したり、逆にビンから抜き出したりする作業が、より簡単になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、先行技術に関する上記の問題点を解消することであり、そのために、吸着パッドシステムがつかめるように、実質的に平らな領域を少なくとも1ヶ所有する、というディスペンサ組立品を定義する。また、本発明のもう一つの目的は、包装された状態のディスペンサの形が、包装用パッケージの形状に依存しない、というディスペンサ組立品を提供することである。そうしたディスペンサであれば、包装された状態でも見た目のよい形状(例えば、様式化されたボトルに匹敵するもの)を有することになり、それと同時に、パッケージ全体としての形状も、操作、保管や取り出しが容易に行えるような単純な幾何学形状とすることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これらの目的を達成するために、本発明が提供するのは、ディスペンサの本体を収納するケース部分と、そして、抵抗が最小となる領域によってケース部分に接続された実質的に平らな平面部分であり、その結果、最も抵抗の弱い部分を切断することでケース部分を平面部分から切り離すことができる、という前記平面部分とを有する、というパッケージである。ケース部分とはディスペンサの本体を包む部分であり、そして、その形状を非常に精巧なデザインとすることが可能であると共に、ケース部分につながる平面部分の外側の形状については、単純な幾何学形状(例えば、正方形または矩形)とすることができる。加えて、ケース部分から切り離される前の状態のパッケージは、全体を通して同質の組立品を構成しており、これは、平面部分とケース部分とが同じ材料から製造され、最少の抵抗を有する領域によってのみ区別されている、ということによる。実際には、ケース部分は識別できず、その輪郭もすぐには認識できない、という場合もありうる。ディスペンサがパッケージから分離されたり取り外されたりするのではない、ということも述べておくべきだろう。それと反対に、パッケージの方は2つの部分に分けられるのである(そのうち1つは、ディスペンサを囲むか包むかする部分)。
【発明の効果】
【0006】
効果的な構成として、平面部分は、少なくとも部分的に、ケース部分を囲んでいること、とする。また、ケース部分が完全に平面部分の内側にあることとすれば、それによって、ケース部分はパッケージの中心部を占め、平面部分はケース部分を囲む周辺部分を占めることになる。ケース部分がパッケージのエッジ部分を構成するようにすることも可能である。
【0007】
また、本発明の特徴として、パッケージは、取り外し可能な密封部材を内部に収容するための第1の切抜き穴を備えており、前記第1の切抜き穴は、ケース部分と平面部分との間に位置づけられていること、とする。そうすると、ケース部分を取り除いた後の取り外し可能な密封部材は、さえぎるものが全くないので、簡単に切り取ったり折り曲げたりして、投与開口部の口を開くことができる。
【0008】
また、別の特徴として、パッケージは中空の第2の切抜き穴を備えており、当該第2の切抜き穴においては、ケース部分をつかんで平面部分から切り離すことが可能であり、前記第2の切抜き穴は、ケース部分と平面部分との間に位置づけられていること、とする。この中空の第2の切抜き穴は、ケース部分が完全に平面部分の内側にある時に特に有用である。その場合、中空の切抜き穴から指を入れてケース部分をその周辺の位置でつまむ、という形でケース部分をつかむことができる。
【0009】
本発明の別の効果的な実施例では、パッケージは、第1のシートであるバッグシートと第2のシートであるカバーシートとから成り、ケース部分および平面部分は、接合されたバックシートとカバーシートとによって形成されていること、とする。
また、効果的な構成として、ケース部分のシートは、取り外し可能な密封部材がある部分を除いて、ケース部分の周縁部で接合されており、ディスペンサの本体は2枚のシートの間に固定されていること、とする。また、さらに、平面部分のシートが平面部分の周縁部で接合されていること、とする。また、バックシートおよびカバーシートは、片側に沿って半分に折り畳まれた単一の部分の一部であること、とするのが好ましい。この場合、パッケージは、紙、カード、プラスチック、金属、あるいは、これら素材の合成物で作られた1枚のシートから製造することが可能であり、当該シートは、先ず切り抜きを施した後に、半分に折り畳まれてつなぎ合わされる。その手段としては、例えば、接着剤やヒートシールなどがある。また、当然のことだが、それに先立って、ディスペンサが2枚のシートの間に配置される。さらに、好ましい構成として、このディスペンサの配置に当たっては、2枚のパッケージシートが最終的にシールされる前に、例えば接着剤などでディスペンサをバックシートに固定しておく(そして、この位置にケース部分が形作られる)。ケース部分において、2枚のシートは、それらの周縁以外では接触していない。これは、それらシートの間に流体ディスペンサが保持されるからである。ただし、バックシートとカバーシートとが平面部分において接触して、それにより、吸着カップシステムがつかむのに都合のよい実質的に平らな面領域を形作る、とすることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明に関し、以下、非制限的な例として本発明の実施の形態を示す添付図面を参照しながら、さらに詳しく説明する。
本発明の流体ディスペンサ組立品は、流体ディスペンサ1とディスペンサ1を内部に保持するパッケージ2とを有する。
ディスペンサについて1は、参照の形で本文書に取り入れられる特許出願:FR 2 791 645号に記載された種類のものを用いればよい。ディスペンサ1は本体10を有し、当該本体は実質的に平らな形状であり、柔軟な1枚または2枚のシートが周縁部に沿って接合された形で成る。そのため、本体10の2枚のシートの間には、流体貯蔵器として用いられる内部空間が形作られることになる。効果的な構成として、本体はさらに、投与開口部が形作られ、貯蔵器に通じている支持兼投与部品を備える。実用的な実施の形態として、支持兼投与部品は、2枚のシートの間に、熱シール処理などによって固定されたプラスチック片という形で構成することができる。この支持兼投与部品については、流体の吸収が可能な多孔素材部品を支持する役割を持たせることもできる。多孔素材部品は貯蔵器の内部を延び、出口開口部に直接通じている。加えて、貯蔵器は、シート越しに押下することが可能な、弾性ブレードなどのバネ要素を含むこととしてもよい。結果、シートのうちの1枚が単一の駆動壁11を構成するか、両方のシートが複数の動作壁を構成することになる。ユーザがこの駆動壁を押下すると、流体は貯蔵器から多孔素材部品および投与開口部を通って放出される。本体10に加え、ディスペンサ1は取り外し可能な密封部材15を更に有する。当該密閉部材は使用前の投与開口部12を覆うものである。取り外し可能な密封部材15は、支持兼投与部品と一体の形で作ってもよいが、それ以外にも、本体10のシートと一体の形で作ることも考えられる。取り外し可能な密封部材15が取り外される前の状態の貯蔵器10は、その容積が最小となる状態を保つようにされており、そのため、貯蔵器の中には流体以外のものはほとんどない。取り外し可能な密封部材が取り外されると直ちに、空気が投与開口部12を通って貯蔵器に入りこみ、その結果、貯蔵器内に位置するバネ部材がゆるんで休止状態に入り、貯蔵器の容積は大きくなる。その後、動作壁11を押下すると、流体は投与開口部12を通って2相の様態で投与される。
【0011】
本発明のディスペンサ組立品には、特許公報:FR 2 791 645号に記載のディスペンサと同一のディスペンサが使用されており、それは図1および図2に概略的に図示してある。当然のことながら、駆動壁が押し込まれると流体が投与される、というものであれば、これ以外の種類の流体ディスペンサを用いることも可能である。唯一の条件は、ディスペンサの本体が比較的平らでなければならない、ということである。この例では、ディスペンサ1の本体10の厚みは2mm〜3mmの範囲で、それよりも厚くはない。当然、ディスペンサ1がパッケージ2の中に配置される際には、取り外し可能な密封部材15が本体につながった状態なので、ディスペンサの本体10は、まだ実質的に平らであり、そして薄い。
【0012】
パッケージ2は2枚のシートで成り、これらシートは、紙、カード、プラスチック、金属、あるいは、これら素材の合成物で作られている。たとえば、紙とプラスチックとで成る合成フィルムを用いることも可能である。参照番号21、25で示す2枚のシートは、全く同一のものとしてもよい。また、2枚のシートは線215に沿って接合すればよく、当該線は、ヒンジ線として働き、それに伴ってパッケージの外縁を規定する。従って、この2枚のシートは、単一のシートが線215に沿って半分に折り曲げられた形で作り上げることもできる。当然のことながら、パッケージ2を2枚の全く別々のシート21、25から作り上げることも可能である。
【0013】
シート21、25の各々には、線215を対称線として対称になる形でプレカットが施されており、シート25がシート21に重なる形に折り畳まれた状態では、それぞれのシートのプレカットが重なり合う形になる。さらに言えば、プレカットは、その本質として、2種類の部分を規定する。すなわち、シート21、25の各々に形成されるケース部分23、27、同様にシート21、25の各々に形成される周辺部分22、26である。そして、図3で示すように半分に折り畳まれると、シートのケース部分23、27によってケース部分3が、シート周辺部分22、26によって周辺部分4が、それぞれ形作られる。シート21、25のプレカットは、素材ブリッジ223、267が間にはさまったスロット224、268という形で作ればよい。半分に折り畳まれた状態では、素材のスロットおよびブリッジは、図3で示すようにお互い重なり合って、スロット44と素材ブリッジ43とを形成する。したがって、ケース部分3は、素材ブリッジ43によって周辺部分4につながっているとともに、スロット44によってそれから切り離されてもいる。
【0014】
また、シート21、25はそれぞれ、中空の切抜き穴211、212、または中空の切抜き穴251、252を備えている。図3に示すように、2枚のシートが重なり合う形に折り畳まれると、中空の切抜き穴211、251によって切抜き穴35が、切抜き穴212、252によって切抜き穴34が、それぞれ形成される。中空の切抜き穴35は、ディスペンサ1の取り外し可能な密封部材15を収容する働きをする。一方、切抜き穴34は中空のままで、ハンドルリセスとして用いられる。当該リセスは、素材ブリッジ43を切ってスロット44沿いにケース部分3を周辺部分4から切り離す際に、ケース部分3をつかみ易くするためのものである。
【0015】
シート21とシート25とは、正確に対称をなすこととしてもよいが、シートのうち1枚(本例ではシート21)を、図1に見られるように、流体ディスペンサ1用のバックシートとして用いてもよい。言い換えると、ディスペンサ1を、シートのケース部分23の位置でバックシート21上に配置し、そして、効果的な構成としては、ここに固定する。本体10を形成するシートのうち一方を、適当な接着剤を用いてシートのケース部分23に貼り付ける、ということも可能である。ディスペンサ1については、その取り外し可能な密封部材15が切抜き穴211に収まるような形でシート部分23に配置する(切抜き穴211は、対称的な位置にある切抜き穴251と共に、図3に示す切抜き穴35を形成する)。このようにすると、投与開口部12は、正確に切抜き穴35の周縁上の位置にくる。また、効果的な構成として、シートのケース部分23の周縁部230に、図1に示すように、ディスペンサ1を囲む形で適当な接着剤を塗布しておくことも考えられる。その場合、カバーシート25が折り畳まれて支持シート21にかぶさる形になった時点で、シートのケース部分27は、対応する周縁部分でシートのケース部分23に接着される。そうすると、2枚のシートのケース部分23、27は、両者の間にディスペンサ1が配置された状態で、周縁部において互いに強く貼り付けられる。その状態を図4に示してある。同図には、ケース部分3だけが示してあり、取り外し可能な密封部材15が取り外されて、ディスペンサ1の本体10に形成された投与開口部12の口が開かれている。その名前が示すように、ケース部分3は文字通りディスペンサ1の本体10用のケースとしてこれを包んでいるが、その一方で、取り外し可能な密封部材を手で触れられる状態に置いているので、密封部材を取り除いて投与開口部12の口を開けることは容易である。そうして、スロット44に沿って素材ブリッジ43を切ることで、周辺部分4からケース部分3を切り離すことができる。2枚のシートのケース部分23、27は、貼り合わされて一体となり、ディスペンサ1を両者の間に保持する。
【0016】
また、効果的な構成として、シートの周辺部分22、26をそれらの周縁260に沿って接合することも可能である。バックシート21の周縁部260に沿って、適当な接着剤を塗布することは可能であるが、シート21とシート25とが接合された線215に沿う部分については、接着剤を塗布する必要はない。折り畳まれ、互いに押し付けられて、シートの周辺部分22、26の外縁部は接合される。よって、ケース部分3が周辺部分4から切り離された後でも、シートの周辺部分22、26は接合された状態を保つことになる。シート21とシート25とはすでにケース部分3でつなぎ合わされているので、シートの部分22と部分26とを貼り合わせる処理は省いてもよい。
【0017】
ケース部分3の中にはディスペンサ1の本体10が入っているが、ケース部分3は実質的に平らで平面的な形状をしている。実際には、シートのケース部分23、27は、わずかに湾曲した形または凸形となっている。周辺部分4は実質的に平らであり、シート部分22とシート部分26とは、両者が貼りあわされた領域の外においても接触している。そのため、吸着パッドシステムは、ケース部分3の所でもディスペンサ組立品をつかむことができるが、平らな周辺部分4では、さらに簡単につかむことができる。それに加えて、ケース部分3や周辺部分4の上には、非常に容易に、商標、成分、そして流体の使用指示などの表示を載せることができる。
【0018】
また、ケース部分3の形状は、周辺部分4の外部形状に全く影響を受けない、という点にも留意すべきである。ケース部分3については様式化することができる一方で、部分4については、幾何学的に非常に単純な形(例えば、正方形または矩形)とすることができる。ケース部分3の形状については、切抜き穴44の作りに手を加えることで、非常に容易に変更や様式化を行える。
【0019】
図に示した実施の形態では、ケース部分3が中央の位置を占め、部分4がケース部分3の周囲全体を囲んで延びている。しかしながら、ケース部分3がパッケージ2の外側に開いていて、部分4は部分的にしかケース部分3を囲んでいない、という別な形の実施の形態を考えることも可能である。スロット44と素材ブリッジ43とが単一の線に沿って直線的に延びている、というディスペンサ組立品さえ考えることができる。しかしながら、見た目の理由から、封筒部分3が中央の位置を占め、その周囲全体を部分4が囲む形とするのが望ましい。この構造であれば、さらに、ケース部分3が周辺部分4によって厳密に保護されることにもなる。
【0020】
こうしたパッケージであれば、保管することも手に持つことも容易である。なぜなら、このパッケージは比較的平らであり(周縁部分4では完全に平らになっている)、幾何学的に単純な外部形状を有するからである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明のディスペンサ組立品を示す斜視図であり、流体ディスペンサが見えるようにパッケージを開いた状態で示す図である。
【図2】図1に示すディスペンサ組立品内で使用される流体ディスペンサを示す平面図である。
【図3】図1に示すディスペンサ組立品をより小さいサイズで示す斜視図であり、完成した状態で示す図である。
【図4】ケース部分を示す斜視図であり、ディスペンサおよび取り外し可能密封部材を取り外した状態を示す図である。
【0001】
本発明は、実質的に平らな本体を形作る流体ディスペンサを含む流体ディスペンサ組立品に関し、前記本体が、投与開口部と、使用前の状態では投与開口部を覆っている、取り外し可能な密封部材とを備えている、という流体ディスペンサ組立品に関する。ディスペンサ組立品はさらにパッケージを含み、当該パッケージは、ディスペンサを包んでいる一方で、取り外し可能な密封部材については手で触れられる状態にしておき、それを本体から取り除いて投与開口部の口を開けることができるようにしている。こうしたディスペンサ組立品は、化粧品や香水、とりわけ医薬の分野において利用できる。
【背景技術】
【0002】
特許公報:FR 2 791 645号では、実質的に平らな本体と、この本体に形作られて投与開口部を覆う、取り外し可能な密封部材とを有する流体ディスペンサについて記述されている。ただし、その流体ディスペンサは、ディスペンサ本体を包むためのパッケージを全く備えていない。
また、特許公報:FR 2 784 361号には、本体および取り外し可能な密封部材を有する流体ディスペンサと、本体を包むパッケージと有するディスペンサ組立品に関する記述があり、当該パッケージは、取り外し可能な密封部材に手を触れられる形で本体を包むことにより、この密封部材を取り除いたり、本体上で折り曲げたりできるようにしている。ただし、当該公報におけるディスペンサ組立品は相当の厚みがあり、その厚みのために、それを広告用サンプルの用途で雑誌に添付することは不可能である。これと対照的に、特許公報:FR−2 791 645号に記述されたディスペンサは、その本体が2枚の面状シートから成り、これらシートが周縁部で接合されて両者の間に流体貯蔵器が形作られる、というものであり、上記のような広告目的に用いることも可能である。使用前の状態では、貯蔵器には小量の内容物しか格納されておらず、体積が最小限となる状態を保つよう強いられている。そして、取り外し可能な密封部材の存在によって、空気が貯蔵器に入り込まないようになっている。そのため、ディスペンサ本体の厚みは小さな値となる(すなわち、2mm以下)。したがって、雑誌のページの間にはさむこともできる。
【0003】
残念ながら、特許公報:FR−2 791 645号におけるディスペンサは、その面がいずれも平らでないため、簡単に掴むことができない。こうしたディスペンサを雑誌内に配置するための機械は、ビンの中で縦に積み重ねられたディスペンサをつかんで、これをビンから取り出す、という吸着パッドシステムを備えている。そして、実質的に平らな面を少なくとも1つディスペンサに持たせることが、吸着パッドシステムがディスペンサをつかめるようにするための必須条件となる。加えて、ディスペンサの形についても、標準的な寸法で単純な幾何学形状(例えば、正方形や矩形)とする必要がある。その方が、吸着パッドシステムを用いてディスペンサをビン内の所定位置に配置したり、逆にビンから抜き出したりする作業が、より簡単になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、先行技術に関する上記の問題点を解消することであり、そのために、吸着パッドシステムがつかめるように、実質的に平らな領域を少なくとも1ヶ所有する、というディスペンサ組立品を定義する。また、本発明のもう一つの目的は、包装された状態のディスペンサの形が、包装用パッケージの形状に依存しない、というディスペンサ組立品を提供することである。そうしたディスペンサであれば、包装された状態でも見た目のよい形状(例えば、様式化されたボトルに匹敵するもの)を有することになり、それと同時に、パッケージ全体としての形状も、操作、保管や取り出しが容易に行えるような単純な幾何学形状とすることができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
これらの目的を達成するために、本発明が提供するのは、ディスペンサの本体を収納するケース部分と、そして、抵抗が最小となる領域によってケース部分に接続された実質的に平らな平面部分であり、その結果、最も抵抗の弱い部分を切断することでケース部分を平面部分から切り離すことができる、という前記平面部分とを有する、というパッケージである。ケース部分とはディスペンサの本体を包む部分であり、そして、その形状を非常に精巧なデザインとすることが可能であると共に、ケース部分につながる平面部分の外側の形状については、単純な幾何学形状(例えば、正方形または矩形)とすることができる。加えて、ケース部分から切り離される前の状態のパッケージは、全体を通して同質の組立品を構成しており、これは、平面部分とケース部分とが同じ材料から製造され、最少の抵抗を有する領域によってのみ区別されている、ということによる。実際には、ケース部分は識別できず、その輪郭もすぐには認識できない、という場合もありうる。ディスペンサがパッケージから分離されたり取り外されたりするのではない、ということも述べておくべきだろう。それと反対に、パッケージの方は2つの部分に分けられるのである(そのうち1つは、ディスペンサを囲むか包むかする部分)。
【発明の効果】
【0006】
効果的な構成として、平面部分は、少なくとも部分的に、ケース部分を囲んでいること、とする。また、ケース部分が完全に平面部分の内側にあることとすれば、それによって、ケース部分はパッケージの中心部を占め、平面部分はケース部分を囲む周辺部分を占めることになる。ケース部分がパッケージのエッジ部分を構成するようにすることも可能である。
【0007】
また、本発明の特徴として、パッケージは、取り外し可能な密封部材を内部に収容するための第1の切抜き穴を備えており、前記第1の切抜き穴は、ケース部分と平面部分との間に位置づけられていること、とする。そうすると、ケース部分を取り除いた後の取り外し可能な密封部材は、さえぎるものが全くないので、簡単に切り取ったり折り曲げたりして、投与開口部の口を開くことができる。
【0008】
また、別の特徴として、パッケージは中空の第2の切抜き穴を備えており、当該第2の切抜き穴においては、ケース部分をつかんで平面部分から切り離すことが可能であり、前記第2の切抜き穴は、ケース部分と平面部分との間に位置づけられていること、とする。この中空の第2の切抜き穴は、ケース部分が完全に平面部分の内側にある時に特に有用である。その場合、中空の切抜き穴から指を入れてケース部分をその周辺の位置でつまむ、という形でケース部分をつかむことができる。
【0009】
本発明の別の効果的な実施例では、パッケージは、第1のシートであるバッグシートと第2のシートであるカバーシートとから成り、ケース部分および平面部分は、接合されたバックシートとカバーシートとによって形成されていること、とする。
また、効果的な構成として、ケース部分のシートは、取り外し可能な密封部材がある部分を除いて、ケース部分の周縁部で接合されており、ディスペンサの本体は2枚のシートの間に固定されていること、とする。また、さらに、平面部分のシートが平面部分の周縁部で接合されていること、とする。また、バックシートおよびカバーシートは、片側に沿って半分に折り畳まれた単一の部分の一部であること、とするのが好ましい。この場合、パッケージは、紙、カード、プラスチック、金属、あるいは、これら素材の合成物で作られた1枚のシートから製造することが可能であり、当該シートは、先ず切り抜きを施した後に、半分に折り畳まれてつなぎ合わされる。その手段としては、例えば、接着剤やヒートシールなどがある。また、当然のことだが、それに先立って、ディスペンサが2枚のシートの間に配置される。さらに、好ましい構成として、このディスペンサの配置に当たっては、2枚のパッケージシートが最終的にシールされる前に、例えば接着剤などでディスペンサをバックシートに固定しておく(そして、この位置にケース部分が形作られる)。ケース部分において、2枚のシートは、それらの周縁以外では接触していない。これは、それらシートの間に流体ディスペンサが保持されるからである。ただし、バックシートとカバーシートとが平面部分において接触して、それにより、吸着カップシステムがつかむのに都合のよい実質的に平らな面領域を形作る、とすることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明に関し、以下、非制限的な例として本発明の実施の形態を示す添付図面を参照しながら、さらに詳しく説明する。
本発明の流体ディスペンサ組立品は、流体ディスペンサ1とディスペンサ1を内部に保持するパッケージ2とを有する。
ディスペンサについて1は、参照の形で本文書に取り入れられる特許出願:FR 2 791 645号に記載された種類のものを用いればよい。ディスペンサ1は本体10を有し、当該本体は実質的に平らな形状であり、柔軟な1枚または2枚のシートが周縁部に沿って接合された形で成る。そのため、本体10の2枚のシートの間には、流体貯蔵器として用いられる内部空間が形作られることになる。効果的な構成として、本体はさらに、投与開口部が形作られ、貯蔵器に通じている支持兼投与部品を備える。実用的な実施の形態として、支持兼投与部品は、2枚のシートの間に、熱シール処理などによって固定されたプラスチック片という形で構成することができる。この支持兼投与部品については、流体の吸収が可能な多孔素材部品を支持する役割を持たせることもできる。多孔素材部品は貯蔵器の内部を延び、出口開口部に直接通じている。加えて、貯蔵器は、シート越しに押下することが可能な、弾性ブレードなどのバネ要素を含むこととしてもよい。結果、シートのうちの1枚が単一の駆動壁11を構成するか、両方のシートが複数の動作壁を構成することになる。ユーザがこの駆動壁を押下すると、流体は貯蔵器から多孔素材部品および投与開口部を通って放出される。本体10に加え、ディスペンサ1は取り外し可能な密封部材15を更に有する。当該密閉部材は使用前の投与開口部12を覆うものである。取り外し可能な密封部材15は、支持兼投与部品と一体の形で作ってもよいが、それ以外にも、本体10のシートと一体の形で作ることも考えられる。取り外し可能な密封部材15が取り外される前の状態の貯蔵器10は、その容積が最小となる状態を保つようにされており、そのため、貯蔵器の中には流体以外のものはほとんどない。取り外し可能な密封部材が取り外されると直ちに、空気が投与開口部12を通って貯蔵器に入りこみ、その結果、貯蔵器内に位置するバネ部材がゆるんで休止状態に入り、貯蔵器の容積は大きくなる。その後、動作壁11を押下すると、流体は投与開口部12を通って2相の様態で投与される。
【0011】
本発明のディスペンサ組立品には、特許公報:FR 2 791 645号に記載のディスペンサと同一のディスペンサが使用されており、それは図1および図2に概略的に図示してある。当然のことながら、駆動壁が押し込まれると流体が投与される、というものであれば、これ以外の種類の流体ディスペンサを用いることも可能である。唯一の条件は、ディスペンサの本体が比較的平らでなければならない、ということである。この例では、ディスペンサ1の本体10の厚みは2mm〜3mmの範囲で、それよりも厚くはない。当然、ディスペンサ1がパッケージ2の中に配置される際には、取り外し可能な密封部材15が本体につながった状態なので、ディスペンサの本体10は、まだ実質的に平らであり、そして薄い。
【0012】
パッケージ2は2枚のシートで成り、これらシートは、紙、カード、プラスチック、金属、あるいは、これら素材の合成物で作られている。たとえば、紙とプラスチックとで成る合成フィルムを用いることも可能である。参照番号21、25で示す2枚のシートは、全く同一のものとしてもよい。また、2枚のシートは線215に沿って接合すればよく、当該線は、ヒンジ線として働き、それに伴ってパッケージの外縁を規定する。従って、この2枚のシートは、単一のシートが線215に沿って半分に折り曲げられた形で作り上げることもできる。当然のことながら、パッケージ2を2枚の全く別々のシート21、25から作り上げることも可能である。
【0013】
シート21、25の各々には、線215を対称線として対称になる形でプレカットが施されており、シート25がシート21に重なる形に折り畳まれた状態では、それぞれのシートのプレカットが重なり合う形になる。さらに言えば、プレカットは、その本質として、2種類の部分を規定する。すなわち、シート21、25の各々に形成されるケース部分23、27、同様にシート21、25の各々に形成される周辺部分22、26である。そして、図3で示すように半分に折り畳まれると、シートのケース部分23、27によってケース部分3が、シート周辺部分22、26によって周辺部分4が、それぞれ形作られる。シート21、25のプレカットは、素材ブリッジ223、267が間にはさまったスロット224、268という形で作ればよい。半分に折り畳まれた状態では、素材のスロットおよびブリッジは、図3で示すようにお互い重なり合って、スロット44と素材ブリッジ43とを形成する。したがって、ケース部分3は、素材ブリッジ43によって周辺部分4につながっているとともに、スロット44によってそれから切り離されてもいる。
【0014】
また、シート21、25はそれぞれ、中空の切抜き穴211、212、または中空の切抜き穴251、252を備えている。図3に示すように、2枚のシートが重なり合う形に折り畳まれると、中空の切抜き穴211、251によって切抜き穴35が、切抜き穴212、252によって切抜き穴34が、それぞれ形成される。中空の切抜き穴35は、ディスペンサ1の取り外し可能な密封部材15を収容する働きをする。一方、切抜き穴34は中空のままで、ハンドルリセスとして用いられる。当該リセスは、素材ブリッジ43を切ってスロット44沿いにケース部分3を周辺部分4から切り離す際に、ケース部分3をつかみ易くするためのものである。
【0015】
シート21とシート25とは、正確に対称をなすこととしてもよいが、シートのうち1枚(本例ではシート21)を、図1に見られるように、流体ディスペンサ1用のバックシートとして用いてもよい。言い換えると、ディスペンサ1を、シートのケース部分23の位置でバックシート21上に配置し、そして、効果的な構成としては、ここに固定する。本体10を形成するシートのうち一方を、適当な接着剤を用いてシートのケース部分23に貼り付ける、ということも可能である。ディスペンサ1については、その取り外し可能な密封部材15が切抜き穴211に収まるような形でシート部分23に配置する(切抜き穴211は、対称的な位置にある切抜き穴251と共に、図3に示す切抜き穴35を形成する)。このようにすると、投与開口部12は、正確に切抜き穴35の周縁上の位置にくる。また、効果的な構成として、シートのケース部分23の周縁部230に、図1に示すように、ディスペンサ1を囲む形で適当な接着剤を塗布しておくことも考えられる。その場合、カバーシート25が折り畳まれて支持シート21にかぶさる形になった時点で、シートのケース部分27は、対応する周縁部分でシートのケース部分23に接着される。そうすると、2枚のシートのケース部分23、27は、両者の間にディスペンサ1が配置された状態で、周縁部において互いに強く貼り付けられる。その状態を図4に示してある。同図には、ケース部分3だけが示してあり、取り外し可能な密封部材15が取り外されて、ディスペンサ1の本体10に形成された投与開口部12の口が開かれている。その名前が示すように、ケース部分3は文字通りディスペンサ1の本体10用のケースとしてこれを包んでいるが、その一方で、取り外し可能な密封部材を手で触れられる状態に置いているので、密封部材を取り除いて投与開口部12の口を開けることは容易である。そうして、スロット44に沿って素材ブリッジ43を切ることで、周辺部分4からケース部分3を切り離すことができる。2枚のシートのケース部分23、27は、貼り合わされて一体となり、ディスペンサ1を両者の間に保持する。
【0016】
また、効果的な構成として、シートの周辺部分22、26をそれらの周縁260に沿って接合することも可能である。バックシート21の周縁部260に沿って、適当な接着剤を塗布することは可能であるが、シート21とシート25とが接合された線215に沿う部分については、接着剤を塗布する必要はない。折り畳まれ、互いに押し付けられて、シートの周辺部分22、26の外縁部は接合される。よって、ケース部分3が周辺部分4から切り離された後でも、シートの周辺部分22、26は接合された状態を保つことになる。シート21とシート25とはすでにケース部分3でつなぎ合わされているので、シートの部分22と部分26とを貼り合わせる処理は省いてもよい。
【0017】
ケース部分3の中にはディスペンサ1の本体10が入っているが、ケース部分3は実質的に平らで平面的な形状をしている。実際には、シートのケース部分23、27は、わずかに湾曲した形または凸形となっている。周辺部分4は実質的に平らであり、シート部分22とシート部分26とは、両者が貼りあわされた領域の外においても接触している。そのため、吸着パッドシステムは、ケース部分3の所でもディスペンサ組立品をつかむことができるが、平らな周辺部分4では、さらに簡単につかむことができる。それに加えて、ケース部分3や周辺部分4の上には、非常に容易に、商標、成分、そして流体の使用指示などの表示を載せることができる。
【0018】
また、ケース部分3の形状は、周辺部分4の外部形状に全く影響を受けない、という点にも留意すべきである。ケース部分3については様式化することができる一方で、部分4については、幾何学的に非常に単純な形(例えば、正方形または矩形)とすることができる。ケース部分3の形状については、切抜き穴44の作りに手を加えることで、非常に容易に変更や様式化を行える。
【0019】
図に示した実施の形態では、ケース部分3が中央の位置を占め、部分4がケース部分3の周囲全体を囲んで延びている。しかしながら、ケース部分3がパッケージ2の外側に開いていて、部分4は部分的にしかケース部分3を囲んでいない、という別な形の実施の形態を考えることも可能である。スロット44と素材ブリッジ43とが単一の線に沿って直線的に延びている、というディスペンサ組立品さえ考えることができる。しかしながら、見た目の理由から、封筒部分3が中央の位置を占め、その周囲全体を部分4が囲む形とするのが望ましい。この構造であれば、さらに、ケース部分3が周辺部分4によって厳密に保護されることにもなる。
【0020】
こうしたパッケージであれば、保管することも手に持つことも容易である。なぜなら、このパッケージは比較的平らであり(周縁部分4では完全に平らになっている)、幾何学的に単純な外部形状を有するからである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明のディスペンサ組立品を示す斜視図であり、流体ディスペンサが見えるようにパッケージを開いた状態で示す図である。
【図2】図1に示すディスペンサ組立品内で使用される流体ディスペンサを示す平面図である。
【図3】図1に示すディスペンサ組立品をより小さいサイズで示す斜視図であり、完成した状態で示す図である。
【図4】ケース部分を示す斜視図であり、ディスペンサおよび取り外し可能密封部材を取り外した状態を示す図である。
Claims (11)
- 流体ディスペンサ組立品であって、
投与開口部(12)と投与開口部を覆う取り外し可能な密封部材(15)とを備えた、実質的に平らな本体(10)を形作る流体ディスペンサ(1)と、そして、
ディスペンサの本体(10)を包むとともに、取り外し可能な密封部材(15)をアクセス可能な状態に置くことで、当該密封部材を本体から取り外せるようにしている、というパッケージ(2)と、を有し、
特徴となるのは、前記パッケージ(2)が、
ディスペンサの本体(10)を収納するケース部分(3)と、そして、
抵抗が最小となる領域(43)によってケース部分(3)に接続された実質的に平らな平面部分(4)であり、それによって、ケース部分(3)を平面部分(4)から切り離すことができるようになっている、という前記平面部分(4)とを有することである、という
前記ディスペンサ組立品。 - 平面部分(4)は、少なくとも部分的に、ケース部分(3)を囲んでいること、
を特徴とする請求項1に記載のディスペンサ組立品。 - ケース部分(3)が完全に平面部分(4)の内側にあること、
を特徴とする請求項1または2に記載のディスペンサ組立品。 - パッケージ(2)は、取り外し可能な密封部材(15)を内部に収容するための第1の切抜き穴(35)を備えており、前記第1の切抜き穴(35)は、ケース部分(3)と平面部分(4)との間に位置づけられていること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - パッケージ(2)は中空の第2の切抜き穴(34)を備えており、当該第2の切抜き穴においては、ケース部分(3)をつかんで平面部分(4)から切り離すことが可能であり、前記第2の切抜き穴(34)は、ケース部分(3)と平面部分(4)との間に位置づけられていること、
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - パッケージ(2)は、第1のシートであるバッグシート(21)と第2のシートであるカバーシート(25)とから成り、ケース部分(3)および平面部分(4)は、接合されたバックシート(21)とカバーシート(25)とによって形成されていること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - ケース部分(3)のシート(23、27)は、取り外し可能な密封部材(15)がある部分を除いて、ケース部分の周縁部(230)で接合されており、ディスペンサの本体(10)は2枚のシートの間に固定されていること、
を特徴とする請求項6に記載のディスペンサ組立品。 - 平面部分(4)のシート(21、25)が平面部分(4)の周縁部(260)で接合されていること、
を特徴とする請求項6または7に記載のディスペンサ組立品。 - バックシート(21)およびカバーシート(25)は、片側(215)に沿って半分に折り畳まれた単一の部分の一部であること、
を特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - バックシート(21)とカバーシート(25)とは、平面部分(4)において接していること、
を特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のディスペンサ組立品。 - 抵抗が最小の領域とは、2つの部分(3、4)を相互接続している壊し易い素材ブリッジ(43)とスロット(44)とで成ること、
を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のディスペンサ組立品。
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