JP2005354588A - 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置、ならびにこの製造装置により製造された圧電振動デバイス - Google Patents

圧電振動デバイスの製造方法および製造装置、ならびにこの製造装置により製造された圧電振動デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2005354588A
JP2005354588A JP2004175533A JP2004175533A JP2005354588A JP 2005354588 A JP2005354588 A JP 2005354588A JP 2004175533 A JP2004175533 A JP 2004175533A JP 2004175533 A JP2004175533 A JP 2004175533A JP 2005354588 A JP2005354588 A JP 2005354588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
coating
target value
etching
vibrating portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004175533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4556505B2 (ja
Inventor
Naoki Koda
直樹 幸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishinku Corp
Original Assignee
Daishinku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daishinku Corp filed Critical Daishinku Corp
Priority to JP2004175533A priority Critical patent/JP4556505B2/ja
Publication of JP2005354588A publication Critical patent/JP2005354588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556505B2 publication Critical patent/JP4556505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract


【課題】電極の形成後においても周波数の値のバラツキを抑制する。
【解決手段】製造装置には、振動部2を識別する識別手段と、識別手段により識別された48個の振動部2それぞれの周波数を測定する測定手段と、48個の振動部2の両主面23、24の少なくとも一方に電極31、32を形成する電極形成手段と、振動部2の両主面23、24をコーティング液で覆うコーティング手段と、ウエハ1、金属層6、電極31をエッチングするエッチング手段と、コーディング液をウエハ1から剥離する剥離手段と、測定手段により測定された各振動部2の周波数に基づいて48個の振動部2ごとに電極31、32の厚さを可変させる可変手段と、が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ウエハに形成された複数個の振動部の周波数調整を行う圧電振動デバイスの製造方法および製造装置、ならびにこの製造装置により製造された圧電振動デバイスに関する。
近年、各種通信機器の高周波数化、またはPC(Personal Computer)などの電子機器の動作周波数の高周波数化にともなって、圧電振動デバイス、例えば水晶振動子、水晶フィルタ等も高周波数化への対応が求められている。
一般に、高周波数化に対応した圧電振動デバイスとして水晶振動デバイスが挙げられる。この水晶振動デバイスには、例えば、ATカット水晶板が設けられ、このATカット水晶板の厚みすべり振動により高周波を発生させる。ここでいうATカット水晶板の周波数はその厚さで決定されており、このATカット水晶板の周波数は、その厚さと反比例の関係を有する。
上記したように、水晶振動デバイスは、その特性(周波数等)と厚さとが関係しており、従来の技術に、この関係を用いた水晶振動デバイスの特性を調整する製造方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
下記する特許文献1に記載の振動子の製造方法は、大板状の振動板(以下、ウエハという)の複数の振動部の厚み、あるいは発振周波数を測定し、次にウエハの特定の振動部部分を第1レジストで覆い、その後第1のレジストの非コーティング部のエッチングを行う振動子の製造方法であり、大板状のウエハの各振動部の周波数ばらつきを小さくすることができる。
特開平10−41771号公報
上記した特許文献1に記載されているように、従来の振動子の製造方法は、ウエハレベルで個々のチップ(以下、振動部という)について周波数を揃える場合、ウェットエッチングで水晶厚みを薄くしていき、最終の微調整段階で振動部個別にエッチング液を液下して調整するか、周波数が目標範囲に入った振動部をコーティングし目標前の振動部のみをエッチングする方法である。この方法により、ウエハ内の周波数バラツキを抑制している。
ところで、振動子は、上記したエッチング工程後に振動部に電極を形成する。しかしながら、従来技術では、エッチング工程後の周波数調整工程がない。そのため、電極の形成工程において電極を振動部に形成した際に、電極の厚さバラツキが発生する。その結果、電極の形成後、ウエハ内で周波数の値にバラツキが発生する。
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、電極の形成後においても周波数のバラツキを抑制する圧電振動デバイスの製造方法および製造装置、ならびにこの製造装置により製造された圧電振動デバイスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る圧電振動デバイスの製造方法は、ウエハに複数個の振動部を形成して、これら振動部の周波数調整を行う圧電振動デバイスの製造方法において、複数個の前記振動部それぞれの少なくとも一主面に電極を形成する第1電極形成工程と、前記第1電極形成工程の後に、複数個の前記振動部の周波数をそれぞれ前記振動部個別に測定する測定工程と、前記測定工程において測定した前記振動部の周波数に基づいて、前記振動部ごとに電極の厚さを可変させる可変工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、前記第1電極形成工程と前記測定工程と前記可変工程とを有し、電極形成後に周波数調整を行うので、前記電極の形成後においても周波数のバラツキを抑制することが可能となる。また、ウエハに形成された複数個の振動部の周波数にバラツキがあってもウエハ上の段階で周波数を揃えることが可能となり、ウエハ上の不良品の振動部の数を減らして生産性を向上させることが可能となる。さらに、振動部の形状の形成後に形成される電極の厚さを可変させるので、周波数の最終調整として用いることが可能となる。
前記方法において、前記可変工程には、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成工程と、前記第2電極形成工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変工程には、前記コーティング工程と前記第2電極形成工程と前記剥離工程とが含まれているので、特に電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超える場合の周波数の調整に好ましい。また、第1電極と第2電極とが導電性材料であるので、第1電極と第2電極との接着性が良好であり、容易に第1電極上に第2電極を形成することが可能となる。
前記方法において、前記可変工程には、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成工程と、前記絶縁物形成工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変工程には、前記コーティング工程と前記絶縁物形成工程と前記剥離工程とが含まれているので、特に電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超える場合の周波数の調整に好ましい。また、絶縁物は絶縁性材料であるので、少なくとも一主面に形成された第1電極が電極形成後の周波数調整より形成された材料により短絡するのを防止することが可能となる。
前記方法において、前記可変工程には、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング工程と、前記エッチング工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変工程には、前記コーティング工程と前記エッチング工程と前記剥離工程とが含まれているので、特に電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値未満である場合の周波数の調整に好ましい。
前記方法において、前記可変工程には、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング工程と、前記第2電極形成工程及びエッチング工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変工程には、前記コーティング工程と前記第2電極形成工程と前記エッチング工程と前記剥離工程とが含まれているので、電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超えるか目標値未満であるかに関係なく、前記電極の形成後に周波数のバラツキを抑制することが可能となる。また、第1電極と第2電極とが導電性材料であるので、第1電極と第2電極との接着性が良好であり、容易に第1電極上に第2電極を形成することが可能となる。
前記方法において、前記可変工程には、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成工程と、前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング工程と、前記絶縁物形成工程及びエッチング工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変工程には、前記コーティング工程と前記絶縁物形成工程と前記エッチング工程と前記剥離工程とが含まれているので、電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超えるか目標値未満であるかに関係なく、前記電極の形成後に周波数のバラツキを抑制することが可能となる。また、絶縁物は絶縁性材料であるので、少なくとも一主面に形成された第1電極が電極形成後の周波数調整より形成された材料により短絡するのを防止することが可能となる。
また、前記方法において、前記エッチング工程は、ドライエッチング法を用いて行ってよい。
この場合、エッチングレートが高いので周波数調整の分解能をあげることが可能となる。
また、上記の目的を達成するため、本発明に係る圧電振動デバイスの製造装置は、ウエハに複数個の振動部を形成して、これら振動部の周波数調整を行う圧電振動デバイスの製造装置において、ウエハに形成された複数個の前記振動部それぞれの少なくとも一主面に電極を形成する第1電極形成手段と、複数個の前記振動部の周波数をそれぞれ前記振動部個別に測定する測定手段と、前記測定手段により測定された前記振動部の周波数に基づいて、前記振動部ごとに電極の厚さを可変させる可変手段と、が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、前記第1電極形成手段と前記測定手段と前記可変手段とが設けられ、電極形成後に周波数調整を行うので、前記電極の形成後においても周波数のバラツキを抑制することが可能となる。また、ウエハに形成された複数個の振動部の周波数にバラツキがあってもウエハ上の段階で周波数を揃えることが可能となり、ウエハ上の不良品の振動部の数を減らして生産性を向上させることが可能となる。さらに、振動部の形状の形成後に形成される電極の厚さを可変させるので、周波数の最終調整として用いることが可能となる。
前記構成において、前記可変手段には、前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成手段と、前記第2電極形成手段により前記振動部に電極が形成された後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変手段には、前記コーティング手段と前記第2電極形成手段と前記剥離手段とが含まれているので、特に電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超える場合の周波数の調整に好ましい。また、第1電極と第2電極とが導電性材料であるので、第1電極と第2電極との接着性が良好であり、容易に第1電極上に第2電極を形成することが可能となる。
前記構成において、前記可変手段には、前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成手段と、前記絶縁物形成手段により前記振動部に絶縁物が形成された後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変手段には、前記コーティング手段と前記絶縁物形成手段と前記剥離手段とが含まれているので、特に電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超える場合の周波数の調整に好ましい。また、絶縁物は絶縁性材料であるので、少なくとも一主面に形成された第1電極が電極形成後の周波数調整より形成された材料により短絡するのを防止することが可能となる。
前記構成において、前記可変手段には、前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング手段と、前記エッチング手段により前記振動部の前記電極がエッチングされた後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変手段には、前記コーティング手段と前記エッチング手段と前記剥離手段とが含まれているので、特に電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値未満である場合の周波数の調整に好ましい。
前記構成において、前記可変手段には、前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング手段と、前記第2電極形成手段により前記振動部に電極が形成されるとともに前記エッチング手段により前記振動部の前記電極がエッチングされた後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変手段には、前記コーティング手段と前記第2電極形成手段と前記エッチング手段と前記剥離手段とが含まれているので、電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超えるか目標値未満であるかに関係なく、前記電極の形成後に周波数のバラツキを抑制することが可能となる。また、第1電極と第2電極とが導電性材料であるので、第1電極と第2電極との接着性が良好であり、容易に第1電極上に第2電極を形成することが可能となる。
前記構成において、前記可変手段には、前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成手段と、前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング手段と、前記絶縁物形成手段により前記振動部に絶縁物が形成されるとともに前記エッチング手段により前記振動部の前記電極がエッチングされた後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、が含まれてもよい。
この場合、前記可変手段には、前記コーティング手段と前記絶縁物形成手段と前記エッチング手段と前記剥離手段とが含まれているので、電極形成後に測定した前記振動部の周波数が目標値を超えるか目標値未満であるかに関係なく、前記電極の形成後に周波数のバラツキを抑制することが可能となる。また、絶縁物は絶縁性材料であるので、少なくとも一主面に形成された第1電極が電極形成後の周波数調整より形成された材料により短絡するのを防止することが可能となる。
具体的に、前記構成において、前記エッチング手段には、ドライエッチング法が用いられてもよい。
この場合、エッチングレートが高いので周波数調整の分解能をあげることが可能となる。
さらに、本発明にかかる圧電振動デバイスは、上記した製造装置により周波数調整された振動部が設けられているので、上記した製造装置と同様の効果を有することが可能となる。
本発明にかかる圧電振動デバイスの製造方法および製造装置、ならびにこの製造装置により製造された圧電振動デバイスによれば、電極の形成後においても周波数のバラツキを抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施の形態では、圧電振動デバイスとして水晶振動子に本発明を適用した場合を示す。
本実施の形態にかかる水晶振動子(図示省略)の製造装置(以下、製造装置という)は、図1、2に示す水晶ウエハ1(以下、ウエハという)に形成された振動部2の周波数調整を行なう製造装置である。
ウエハ1には、図1に示すように、48個の振動部2が形成され、これら振動部2は、8×6行列のマトリックス状に配されている。また、図2に示すように、ウエハ1における振動部2の外周の一部分21を除く他の部分に隣接する領域22は、中空形成されている。また、図2に示すように、振動部2の両主面(第1主面23、第2主面24、図29参照)が、逆メサ構造25に形成されているとともに、この両主面23、24に電極31、32(下記参照)が形成されている。
製造装置には、振動部2を識別する識別手段と、識別手段により識別された48個の振動部2それぞれの周波数を測定する測定手段と、48個の振動部2の両主面23、24の少なくとも一方に電極31、32を形成する電極形成手段と、振動部2の両主面23、24をコーティング液で覆うコーティング手段と、ウエハ1、金属層6(下記参照)、電極31をエッチングするエッチング手段と、コーディング液をウエハ1から剥離する剥離手段と、測定手段により測定された各振動部2の周波数に基づいて、48個の振動部2ごとに電極31、32の厚さを可変させる可変手段と、が設けられている。
識別手段は、48個の振動部2をそれぞれ個別に識別するものである。
測定手段には、電極部が設けられている(図示省略)。この電極部は、振動部2の両主面23、24外方に配されて対向する一対の電極対部(図示省略)から構成される。この電極対部によってその間に位置する振動部2の周波数が測定される。また、測定手段により測定された各振動部2の周波数に基づいて、エッチングを行なう振動部2ごとにエッチングレートが変更され、コーティング手段およびエッチング手段によりコーティングおよびエッチングが複数回行われるよう設定されている。
エッチング手段は、すべての振動部2に対して同時にエッチングするディップ式のウエットエッチング部(図示省略)からなる。このウエットエッチング部は、エッチング液(図示省略)を溜めてウエハ1を浸水させるためのエッチング槽(図示省略)と、エッチング液をエッチング槽へ注入/排出させるための循環機構(図示省略)からなる。ウエットエッチングの工程は、エッチング液を溜めたエッチング槽にウエハ1を浸水させることによりフォトレジスト層5で覆われていないウエハ1の露出領域をエッチングして行なう。なお、ここで用いるエッチング液は、バッファードフッ酸からなる。
電極形成手段には、48個の振動部2の両主面23、24の少なくとも一方に電極31を形成する第1電極形成手段と、この第1電極形成手段により形成された電極31上に電極32を形成する第2電極形成手段とからなる。
可変手段は、上記したコーティング手段と、上記した第2電極形成手段と、コーティング手段により振動部2がコーティングされた後に、測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い振動部2の電極31(製造工程順により符号32も含むが、本実施の形態では含まない)をエッチングする第2エッチング手段(本発明でいうエッチング手段)と、上記した剥離手段と、からなる。この可変手段における剥離手段は、第2電極形成手段により振動部2に電極32が形成されるとともにエッチング手段により振動部2の電極31がエッチングされた後に、コーティング液からなるフォトレジスト層5を振動部2から剥離するものである。
次に、上記した製造装置を用いて、ウエハ1から振動部2を製造する製造工程を以下に図3〜図21を用いて説明する。なお、図3は、本実施の形態にかかる製造工程のフローチャートを示した図である。
図4に示すように、ウエハ1を板状に研磨加工し洗浄する(ステップS1)。
ステップS1の後に、図5に示すように、ウエハ1の両主面23、24に真空蒸着装置を用いてAu61とCr62からなる金属層6を形成する(ステップS2)。
ステップS2において形成した金属層6の上に、図6に示すように、コーティング液からなるフォトレジスト層5を塗布する(ステップS3)。
ステップS3において塗布したフォトレジスト層5を、露光装置を用いて露光し、露光したフォトレジスト層5を現像して、ウエハ1から振動部2を形成するための外形パターンおよび振動領域パターンを形成する(ステップS4)。
ステップS4の後に、フォトレジスト層5を剥離し、ウエハ1を水晶エッチングして(図7参照)、周波数の調整を行う(ステップS5)。なお、ステップS5においてエッチング調整を行った周波数と目標値とに基づいてウエハ1を水晶エッチングして、振動部2の周波数の調整を行う時、図8に示すように、コーティング液を用いて周波数の可変を防ぐために、一方の主面あるいは両方の主面の振動領域をコーティングしてもよい。ここでのフォトレジスト層5は、コーティング液を振動部2に滴下して形成される。なお、ここでのコーティングで用いる装置は、48個の振動部2に対して一つずつコーティング液を順番に滴下する装置である。振動部2に滴下したコーティング液は、表面張力により若干凸状に充填されている(図示省略)。
ステップS5においてコーティング液を用いた場合、図9に示すように、コーティング液を剥離し、図10に示すように、ウエハ1の両主面23、24の金属層6をメタルエッチングして洗浄する(ステップS6)。
ウエハ1を洗浄した後に、図11に示すように、ウエハ1の両主面23、24にCr+Auからなる電極層3を真空蒸着形成する(ステップS7)。
ステップS7で両主面23、24に形成した電極層3を覆うように、全面にフォトレジスト層5を塗布する(ステップS8、図12参照)。
ステップS8において塗布したフォトレジスト層5を、露光装置を用いて露光し、露光したフォトレジスト層5を現像して、フォトレジスト層5に、図13に示すように、電極層3から電極31を形成するための電極パターンを形成する(ステップS9)。
ステップS9においてフォトレジスト層5に形成した電極パターンから露出した電極層3を、図14に示すように、メタルエッチングする(ステップS10)。なお、このステップS19の工程は、フォトリソグラフィ法を用いて行なっている。
ステップS10において電極層3をメタルエッチングした後に、図15に示すように、フォトレジスト層5を剥離して電極31を形成する(ステップS11、なお、ステップS7〜S11の工程は本発明でいう第1電極形成工程)。
ステップS11において電極31を形成した後の振動部2の周波数を測定する(ステップS12、本発明でいう測定工程)。
ステップS12において測定した各振動部2の周波数と目標値の範囲とを比較する(ステップS13)。そして、測定した振動部2の周波数に基づいて、振動部2ごとに電極の厚さを可変させる(本発明でいう可変工程)。この可変工程は、以下のステップS14〜18に示す工程であるが、この可変工程は一実施の形態であり、工程順や工程内容はこれに限定されない。
ステップS13において比較した結果、周波数が予め設定した目標値の範囲を超えた場合、図16(a)に示すように、その振動部2の両主面23、24のうち少なくとも一方の振動領域を電極コーティングしてフォトレジスト層5を形成する。もしくは、図16(c)に示すように、その振動部2の両主面23、24の両方の振動領域を電極コーティングせずにフォトレジスト層5を形成しない。また、周波数が目標値の範囲内である場合、図16(b)に示すように、その振動部2の両主面23、24の振動領域を電極コーティングしてフォトレジスト層5を形成する。また、周波数が目標値の範囲未満である場合、図16(a)、(c)に示すように、その振動部2の両主面23、24の振動領域を電極コーティングせずに一方の主面あるいは両方の主面にフォトレジスト層を形成しない(ステップS14、本発明でいうコーティング工程)。なお、ここでは、周波数の変動量に基づいて電極コーティングを行う主面を決定する。また、ステップS14〜18(下記参照)は、48個の振動部2それぞれに対して行っている。
ステップS14において電極コーティングした後に、図17に示すように、両主面23、24にパーシャル蒸着を行い、両主面23、24に電極32を形成する(ステップS15、本発明でいう第2電極形成工程)。なお、ここでいう第2電極形成工程は、上記した第1電極形成工程と同一の工程からなる。また、周波数の変動量に基づいて主面23、24のうち一主面に対して電極32を形成してもよい。
ステップS15において電極32を形成した後に、図18に示すように、フォトレジスト層5を剥離する(ステップS16、本発明でいう剥離工程)。
ステップS16の後に、図19に示すように、周波数が目標値の範囲未満である振動部2(図19(c)参照)以外の振動部2(図19(a)、(b)参照)の両主面23、24のうち少なくとも一方の振動領域を電極コーティングする(ステップS17、本発明でいうコーティング工程)。なお、ここでは、周波数の変動量に基づいて電極コーティングを行う主面を決定する。
ステップS17の後に、測定した周波数が目標値の範囲より低い振動部2の電極31をメタルエッチングして電極31の厚さを薄くする(ステップS18、本発明でいうエッチング工程)。そして、ステップS27において所望の電極厚さを形成した後に、図20に示すように、フォトレジスト層5を剥離する(ステップS19、本発明でいう剥離工程)。またステップS18において、周波数の変動量に基づいて主面23、24のうち一主面に対して電極31のメタルエッチングを行ってもよい。
ステップS19の後に、周波数測定を行い、周波数が目標値の範囲内にあるか否かを調べ、周波数が目標値の範囲内であれば次工程へ進む(ステップS20)。
ステップS20において周波数が目標値の範囲内であれば、図21に示すように、Agからなる袖電極7をパーシャル蒸着して振動部を製造する(ステップS21)。また、ステップS20において周波数が目標値の範囲内でなれければ、ステップS14にもどる。
ステップS21において製造した振動部2をパッケージ(図示省略)に搭載する。そして、搭載した振動部2を気密封止するように、キャップ(図示省略)をパッケージに接合材(図示省略)を介して接合し、水晶振動子(図示省略)を製造する(ステップS22)。なお、ここでいうキャップとパッケージとの封止方法として、接合材に銀ロウ材等のロウ材を用いたレーザ封止、電子ビーム封止、シーム封止や、接合材にガラス材を用いたガラス封止などがある。
上記したように、本実施の形態にかかる水晶振動子の製造装置によれば、第1電極形成手段と測定手段と可変手段とを有し、電極31の形成後に周波数調整を行うので、電極31の形成後においても周波数のバラツキを抑制することができる。また、ウエハ1に形成された48個の振動部2の周波数にバラツキがあってもウエハ1上の段階で周波数を揃えることができ、ウエハ1上の不良品の振動部2の数を減らして生産性を向上させることができる。さらに、振動部2の形状の形成後に形成される電極の厚さを可変させるので、周波数の最終調整として用いることができる。
また、可変手段には、コーティング手段と第2電極形成手段とエッチング手段と剥離手段とが含まれているので、電極31の形成後に測定した振動部2の周波数が目標値を超えるか目標値未満であるかに関係なく、電極31の形成後に周波数のバラツキを抑制することができる。
また、電極31と電極32とが導電性材料であるので、電極31と電極32との接着性が良好であり、容易に電極31上に電極32を形成することができる。
なお、本実施の形態では、圧電振動デバイスとして水晶振動子を適用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、水晶フィルタ等のフィルタであってもよい。この場合、周波数の帯域微調整、fs微調整、fa微調整も良好に行なうこともできる。また、圧電振動デバイスがフィルタである場合、電極31、32にはAlを用いる。また、Alだけでなく、AuやAgを用いてもよい。さらに、本発明でいう第2電極形成工程において形成する電極32には、AgやAuを用いることが好ましい。
また、本実施の形態では、ウエハ1として水晶ウエハを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、セラミックウエハであってもよい。
また、本実施の形態では、図1に示すように、ウエハ1に48個の振動部2が形成されているが、この個数に限定されるものではなく、振動部の個数は任意に設定可能である。
また、本実施の形態では、48個の振動部2は、図1に示すようにウエハ1上にマトリックス状に配されているが、この配置に限定されるものではなく、48個の振動部の配置は任意に設定可能である。
また、本実施の形態では、図21に示すように、振動部2の両主面23、24が逆メサ構造25に形成されているが、これに限定されるものではなく、両主面のうち一方の主面(例えば、第1主面23)のみが逆メサ構造に形成されてもよい。
また、本実施の形態では、図21に示すように、振動部2の両主面23、24が逆メサ構造25に形成されているが、これに限定されるものではなく、両主面23、24ともに逆メサ構造が形成されてなくてもよく、例えば少なくとも一主面(例えば、第1主面23)が凸形状に形成されてもよい。この場合、凸形状の主面からのコーティング液の流出を防ぐために、主面に突起や堤防形状の流れ止め部材を設ける必要がある。
また、本実施の形態では、図21に示すように、振動部2の両主面23、24が逆メサ構造25に形成されているが、これに限定されるものではなく、両主面23、24ともに逆メサ構造が形成されてなくてもよく、例えば少なくとも一主面(例えば、第1主面23)が平坦面に形成されていてもよい。この場合、平坦面である主面からのコーティング液の流出を防ぐために、主面に突起や堤防形状の流れ止め部材を設ける必要がある。
また、コーティング液の材料は限定されるものではなく、任意のものを用いてもよい。また、コーティング液は、高粘度の物質であれば好ましい。すなわち、低粘度のコーティング液を使用した場合、長時間のフッ素や温純水にさらされることでコーティング液が水晶から剥離し易いが、高粘度のコーティング液を使用した場合、水晶との密着性が良く、コーティング液が水晶から剥離し難くなる。また、コーティング液に無機物質のコーティング材料を用いてもよい。
また、図6、8、12、16等に示すコーティング液の材料には同一番号を付しているが、本実施の形態では同材料のものが用いられているためであり、これは一実施の形態にすぎない。そのため、これらのコーティング液の材料は同一のものでなくてもよく、任意に設定可能である。例えば、図8、12、16のコーティング液の材料に、エポキシ樹脂などの樹脂系材料を選択することも可能である。
また、本実施の形態では、エッチング工程は、ディップ式のウエットエッチングにより行なっているが、これに限定されるものではなく、例えば、ドライエッチングやスピン式のスプレーウエットエッチングにより行なってもよい。特にドライエッチングの場合、ウェットエッチングと比べて、エッチングレートがあがり、周波数調整の分解能をあげることが可能となる。具体的にイオンミーリングなどを用いたドライエッチングが好ましい。
また、本実施の形態では、ウエットエッチング部が、エッチング槽と循環機構からなるが、これに限定されるものではなく、例えば、エッチング槽のみから構成されてもよい。
また、本実施の形態では、バッファードフッ酸からなるエッチング液を用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、フッ酸、フッ化アンモニウム、りん酸などからなるエッチング液を用いてもよい。
また、本実施の形態では、コーティング材料としてコーティング液を用いているが、これに限定されるものではなく、固体のコーティング材料であってもよい。
また、本実施の形態では、真空蒸着装置により電極31、32が形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、スパッタ装置により電極が形成されてもよい。
また、本実施の形態では、製造方法として第2電極形成工程と、エッチング工程とを有しているが、これに限定されるものではなく、第2電極形成工程とエッチング工程とのいずれか一方の工程のみを有してもよい。例えば、可変工程がコーティング工程と第2電極形成工程と剥離工程とからなっている場合、特に電極31の形成後に測定した振動部2の周波数が目標値を超える時の周波数の調整に好ましい。また、可変工程がコーティング工程とエッチング工程と剥離工程とからなっている場合、特に電極31の形成後に測定した振動部2の周波数が目標値未満である時の周波数の調整に好ましい。
また、本実施の形態では、測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い振動部2の両主面23、24に電極32を形成する第2電極形成手段が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い振動部2の両主面23、24に、図18に示すような電極32の代わりにSi、Ti、SiO2等の絶縁物を形成する絶縁物形成手段が設けられてもよい。この絶縁物形成手段による絶縁物の形成工程は、第2電極形成工程と比べて絶縁物を形成すること以外は略同一工程からなる。また、絶縁物を形成する際に用いるエッチング手段にはドライエッチング法が用いられる。また、絶縁物は絶縁性材料であるので、少なくとも一主面に形成された電極31が電極形成後の周波数調整より形成された材料により短絡するのを防止することができる。
また、本実施の形態では、電極形成の工程順を、第2電極形成工程、エッチング工程の順にしているが、これは好適な例として挙げたものであり、エッチング工程、第2電極形成工程の順であってもよい。
また、本実施の形態では、電極層3にAu+Crの積層物を用いているが、これはウエハ1へのフォトレジスト層5の付着力を高めるのに好適であるため用いているものであり、これに限定されるものではない。また、Au単一やCr単一から構成されてもよい。
また、本実施の形態では、電極31と電極32とは同一材料から構成しているが、これに限定されるものではない。
また、本実施の形態では第1電極形成工程と第2電極形成工程とが同一工程からなっているが、これに限定されるものではなく、一部同一工程からなってもよく、完全に別工程からなってもよく、電極形成工程により製造工程の自由度が下がることはない。
さらに、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、ウエハに形成された複数個の振動部の周波数調整を行う圧電振動デバイスの製造方法および製造装置、ならびにこの製造装置により周波数調整された振動部が設けられた圧電振動デバイスに適用でき、特にウエハが水晶ウエハであるときに適用できる。
本実施の形態にかかる水晶ウエハの概略平面図である。 本実施の形態にかかる水晶ウエハの概略一部拡大図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程のフローチャートを示した図である 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS1)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS2)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS3)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS5)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS5)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS6の前工程のコーティング液の剥離)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS6)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS7)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS8)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS9)を示した図2のX−X線断面図である。 本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS10)を示した図2のX−X線断面図である。 (a)は、本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS11)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、その一工程(ステップS11)を示した振動部の斜視図である。 (a)は、周波数が目標値の範囲よりも少し高い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS14)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、周波数が目標値の範囲内である場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS14)を示した図2のX−X線断面図である。(c)は、周波数が目標値の範囲よりも高い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS14)を示した図2のX−X線断面図である。 (a)は、周波数が目標値の範囲よりも少し高い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS15)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、周波数が目標値の範囲内である場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS15)を示した図2のX−X線断面図である。(c)は、周波数が目標値の範囲よりも高い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS15)を示した図2のX−X線断面図である。 (a)は、周波数が目標値の範囲よりも少し高い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS16)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、周波数が目標値の範囲内である場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS16)を示した図2のX−X線断面図である。(c)は、周波数が目標値の範囲よりも高い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS16)を示した図2のX−X線断面図である。 (a)は、周波数が目標値の範囲よりも少し低い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS17)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、周波数が目標値の範囲内である場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS17)を示した図2のX−X線断面図である。(c)は、周波数が目標値の範囲よりも低い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS17)を示した図2のX−X線断面図である。 (a)は、周波数が目標値の範囲よりも少し低い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS19)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、周波数が目標値の範囲内である場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS19)を示した図2のX−X線断面図である。(c)は、周波数が目標値の範囲よりも低い場合の本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS19)を示した図2のX−X線断面図である。 (a)は、本実施の形態にかかる水晶振動子の製造工程の一工程(ステップS21)を示した図2のX−X線断面図である。(b)は、その一工程(ステップS21)を示した振動部の斜視図である。
符号の説明
1 水晶ウエハ(ウエハ)
2 振動部
23 第1主面
24 第2主面
31 電極(第1電極形成手段)
32 電極(第2電極形成手段)
5 フォトレジスト層

Claims (15)

  1. ウエハに複数個の振動部を形成して、これら振動部の周波数調整を行う圧電振動デバイスの製造方法において、
    複数個の前記振動部それぞれの少なくとも一主面に電極を形成する第1電極形成工程と、
    前記第1電極形成工程の後に、複数個の前記振動部の周波数をそれぞれ前記振動部個別に測定する測定工程と、
    前記測定工程において測定した前記振動部の周波数に基づいて、前記振動部ごとに電極の厚さを可変させる可変工程と、
    を有することを特徴とする圧電振動デバイスの製造方法。
  2. 前記可変工程には、
    前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成工程と、
    前記第2電極形成工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動デバイスの製造方法。
  3. 前記可変工程には、
    前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成工程と、
    前記絶縁物形成工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動デバイスの製造方法。
  4. 前記可変工程には、
    前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング工程と、
    前記エッチング工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動デバイスの製造方法。
  5. 前記可変工程には、
    前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング工程と、
    前記第2電極形成工程及びエッチング工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動デバイスの製造方法。
  6. 前記可変工程には、
    前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成工程と、
    前記コーティング工程の後に、前記測定工程において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング工程と、
    前記絶縁物形成工程及びエッチング工程の後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離工程と、
    が含まれることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動デバイスの製造方法。
  7. 前記エッチング工程は、ドライエッチング法を用いて行うことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の圧電振動デバイスの製造方法。
  8. ウエハに複数個の振動部を形成して、これら振動部の周波数調整を行う圧電振動デバイスの製造装置において、
    ウエハに形成された複数個の前記振動部それぞれの少なくとも一主面に電極を形成する第1電極形成手段と、
    複数個の前記振動部の周波数をそれぞれ前記振動部個別に測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された前記振動部の周波数に基づいて、前記振動部ごとに電極の厚さを可変させる可変手段と、
    が設けられたことを特徴とする圧電振動デバイスの製造装置。
  9. 前記可変手段には、
    前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成手段と、
    前記第2電極形成手段により前記振動部に電極が形成された後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、
    が含まれることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動デバイスの製造装置。
  10. 前記可変手段には、
    前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成手段と、
    前記絶縁物形成手段により前記振動部に絶縁物が形成された後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、
    が含まれることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動デバイスの製造装置。
  11. 前記可変手段には、
    前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング手段と、
    前記エッチング手段により前記振動部の前記電極がエッチングされた後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、
    が含まれることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動デバイスの製造装置。
  12. 前記可変手段には、
    前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に電極を形成する第2電極形成手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング手段と、
    前記第2電極形成手段により前記振動部に電極が形成されるとともに前記エッチング手段により前記振動部の前記電極がエッチングされた後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、
    が含まれることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動デバイスの製造装置。
  13. 前記可変手段には、
    前記測定手段により測定した周波数が予め設定した目標値の範囲内である振動部をコーティング材料によりコーティングするコーティング手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より高い前記振動部の少なくとも一主面に絶縁物を形成する絶縁物形成手段と、
    前記コーティング手段により振動部がコーティングされた後に、前記測定手段において測定した周波数が予め設定した目標値の範囲より低い前記振動部の前記電極をエッチングするエッチング手段と、
    前記絶縁物形成手段により前記振動部に絶縁物が形成されるとともに前記エッチング手段により前記振動部の前記電極がエッチングされた後に、前記コーティング材料を前記振動部から剥離する剥離手段と、
    が含まれることを特徴とする請求項8に記載の圧電振動デバイスの製造装置。
  14. 前記エッチング手段には、ドライエッチング法が用いられることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の圧電振動デバイスの製造装置。
  15. 請求項9乃至14のいずれかに記載の製造装置により周波数調整された前記振動部が設けられたことを特徴とする圧電振動デバイス。
JP2004175533A 2004-06-14 2004-06-14 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP4556505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175533A JP4556505B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175533A JP4556505B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005354588A true JP2005354588A (ja) 2005-12-22
JP4556505B2 JP4556505B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=35588634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004175533A Expired - Fee Related JP4556505B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556505B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173225A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tsukatani Hamono Seisakusho:Kk ダイカッターおよびその製造方法
US8791766B2 (en) 2011-08-18 2014-07-29 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, moving vehicle, and method of manufacturing resonating element
US8970316B2 (en) 2011-08-19 2015-03-03 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and mobile object
US9048810B2 (en) 2011-06-03 2015-06-02 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibration element, manufacturing method for piezoelectric vibration element, piezoelectric resonator, electronic device, and electronic apparatus

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03175710A (ja) * 1989-12-04 1991-07-30 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振子の製造方法
JPH10173460A (ja) * 1996-12-12 1998-06-26 Tdk Corp 圧電部品の周波数特性調整方法
JP2000124757A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Murata Mfg Co Ltd 圧電部品の周波数調整方法および装置
JP2001502136A (ja) * 1996-10-10 2001-02-13 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 薄膜バルク音波共振子(fbar)をウェーハ上で同調させる方法
JP2001251160A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Seiko Epson Corp 圧電振動片及びその製造方法
JP2002271167A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Citizen Watch Co Ltd 圧電デバイス素子とその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03175710A (ja) * 1989-12-04 1991-07-30 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振子の製造方法
JP2001502136A (ja) * 1996-10-10 2001-02-13 ノキア モービル フォーンズ リミテッド 薄膜バルク音波共振子(fbar)をウェーハ上で同調させる方法
JPH10173460A (ja) * 1996-12-12 1998-06-26 Tdk Corp 圧電部品の周波数特性調整方法
JP2000124757A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Murata Mfg Co Ltd 圧電部品の周波数調整方法および装置
JP2001251160A (ja) * 2000-03-07 2001-09-14 Seiko Epson Corp 圧電振動片及びその製造方法
JP2002271167A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Citizen Watch Co Ltd 圧電デバイス素子とその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173225A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Tsukatani Hamono Seisakusho:Kk ダイカッターおよびその製造方法
US9048810B2 (en) 2011-06-03 2015-06-02 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibration element, manufacturing method for piezoelectric vibration element, piezoelectric resonator, electronic device, and electronic apparatus
US9923544B2 (en) 2011-06-03 2018-03-20 Seiko Epson Corporation Piezoelectric vibration element, manufacturing method for piezoelectric vibration element, piezoelectric resonator, electronic device, and electronic apparatus
US8791766B2 (en) 2011-08-18 2014-07-29 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, moving vehicle, and method of manufacturing resonating element
US8970316B2 (en) 2011-08-19 2015-03-03 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and mobile object
US9225314B2 (en) 2011-08-19 2015-12-29 Seiko Epson Corporation Resonating element, resonator, electronic device, electronic apparatus, and mobile object

Also Published As

Publication number Publication date
JP4556505B2 (ja) 2010-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6441539B1 (en) Piezoelectric resonator
US7345410B2 (en) Temperature compensation of film bulk acoustic resonator devices
US7443270B2 (en) Film bulk acoustic resonator, filter circuit and method for manufacturing a film bulk acoustic resonator
US9015914B2 (en) Method for manufacturing electronic component
US8415858B2 (en) Piezoelectric vibrating pieces and devices, and methods for manufacturing same
US8120234B2 (en) Piezoelectric frames and piezoelectric devices comprising same
JP4838873B2 (ja) 圧電振動片および圧電デバイス
JP2002076806A (ja) 振動片の製造方法、振動片、振動片を有する振動子、発振器及び携帯電話装置
JP4395892B2 (ja) 圧電薄膜デバイス及びその製造方法
JP4292825B2 (ja) 水晶振動片の製造方法
JP2007082214A (ja) 2つの発振器を有する振動性回路
JP2010004456A (ja) 圧電振動片および圧電デバイス
JP5720152B2 (ja) 振動子の作製方法、振動子および発振器
US20110220383A1 (en) Wafer and package product manufacturing method
JP4556505B2 (ja) 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置
JPS58153412A (ja) 圧電薄膜複合振動子
US20110234054A1 (en) Piezoelectric devices including electrode-less vibrating portions
JP4599231B2 (ja) 水晶振動子の製造方法、及びその水晶振動子
JP4375004B2 (ja) 圧電振動デバイスの製造方法、およびこの製造方法により製造された圧電振動デバイス
JP2004040399A (ja) エッチング方法及びその方法によって成形されたエッチング成形品
JP4341340B2 (ja) 圧電振動デバイスの製造方法および製造装置
JP2002368573A (ja) 超薄板圧電振動子及びその製造方法
US5445708A (en) Method for preparing ultrathin piezoelectric resonator plates
JP2001257560A (ja) 超薄板圧電振動素子の電極構造
JPH09181556A (ja) 圧電振動子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4556505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees