JP2005354407A - 高周波回路、高周波部品、及びこれを用いたマルチバンド通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少なくとも2つの通信システムに共用可能な高周波回路であって、ダイバーシティ受信が可能でスプリアス放射の少ない高周波回路を提供する。
【解決手段】 第一と第二の周波数帯域を選択的に用いて無線通信を行うデュアルバンド無線装置に用いられ、第一および第二の周波数帯域において送受信が可能な複数のマルチバンドアンテナ端子と、第一の周波数帯域の送信信号が入力される第一の送信端子と、第二の周波数帯域の送信信号が入力される第二の送信端子と、第一の周波数帯域の受信信号が出力される第一の受信端子と、第二の周波数帯域の受信信号が出力される第二の受信端子を有し、複数のマルチバンドアンテナ端子と第一および第二の受信端子間はダイバーシティ接続が可能であり、第一の送信端子が複数のマルチバンドアンテナ端子の何れか一つに接続された場合に、第二の送信端子が複数のマルチバンドアンテナ端子の何れにも接続しない高周波回路。
【選択図】 図1
【解決手段】 第一と第二の周波数帯域を選択的に用いて無線通信を行うデュアルバンド無線装置に用いられ、第一および第二の周波数帯域において送受信が可能な複数のマルチバンドアンテナ端子と、第一の周波数帯域の送信信号が入力される第一の送信端子と、第二の周波数帯域の送信信号が入力される第二の送信端子と、第一の周波数帯域の受信信号が出力される第一の受信端子と、第二の周波数帯域の受信信号が出力される第二の受信端子を有し、複数のマルチバンドアンテナ端子と第一および第二の受信端子間はダイバーシティ接続が可能であり、第一の送信端子が複数のマルチバンドアンテナ端子の何れか一つに接続された場合に、第二の送信端子が複数のマルチバンドアンテナ端子の何れにも接続しない高周波回路。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子電器機器間における無線伝送を行う無線通信装置に関し、特に少なくとも2つの通信システムに共用可能でダイバーシティ受信を行える高周波回路、高周波部品、およびこれを用いたマルチバンド通信装置に関する。
現在、IEEE802.11規格に代表される無線LANによるデータ通信が広く一般化している。例えばパーソナルコンピュータ(PC)、プリンタやハードディスク、ブロードバンドルーターなどのPCの周辺機器、FAX、冷蔵庫、標準テレビ(SDTV)、高品位テレビ(HDTV)、カメラ、ビデオ、携帯電話等々の電子機器、自動車内や航空機内での有線通信に変わる信号伝達手段として採用され、それぞれの電子電器機器間において無線データ伝送が行われている。無線LANの規格として、IEEE802.11aは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiples:直交周波数多重分割)変調方式を用いて、最大54Mbpsの高速データ通信をサポートするものであり、その周波数帯域は5GHz帯が利用される。またIEEE802.11bは、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrumダイレクト・シーケンス・スペクトル拡散)方式で、5.5Mbps、11Mbpsの高速通信をサポートするものであり、無線免許なしに自由に利用可能な、2.4GHzのISM(Industrial, Scientific and Medical、産業、科学及び医療)帯域が利用される。またIEEE802.11gは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiples:直交周波数多重分割)変調方式を用いて、最大54Mbpsの高速データ通信をサポートするものであり、IEEE802.11bと同様に2.4GHz帯域が利用される。
以下の説明ではIEEE802.11b、IEEE802.11gを第一の通信システムとし、IEEE802.11aを第二の通信システムとして説明する場合がある。
以下の説明ではIEEE802.11b、IEEE802.11gを第一の通信システムとし、IEEE802.11aを第二の通信システムとして説明する場合がある。
このような無線LANを用いたマルチバンド通信装置が特許文献1に記載されている。このマルチバンド通信装置に用いられる高周波回路は、通信周波数帯が異なる2つの通信システム(IEEE802.11a、IEEE802.11b)で送受信が可能な2個のデュアルバンドアンテナと、送信側回路、受信側回路との接続を切り替える4つのポートを備えた高周波スイッチと、高周波スイッチの一つのポートと送信側回路との間に配置される第一の分波回路と、高周波スイッチの他のポートと受信側回路との間に配置される第二の分波回路とを備え、ダイバーシティ受信可能なものである(図33参照)。
このマルチバンド通信装置では、通信を開始する前に、まず周波数スキャンを行ない、受信可能な周波数チャンネルを探索する。このスキャン動作を行なう場合には、DPDT(Dual Pole Dual Throw)のスイッチ手段(SW1)によりアンテナANT1をIEEE.802.11a送受信部の受信端子Rxに接続し、同時にアンテナANT2をIEEE.802.11b送受信部の受信端子Rxに接続する。そして、IEEE.802.11a送受信部では5GHz帯でスキャンし、これと並行しIEEE.802.11b送受信部では2.4GHz帯でスキャンして、受信可能な全てのチャンネルを検出する。
次に、デュアルバンドアンテナANT1で受信した受信信号とデュアルバンドアンテナANT2で受信した受信信号とを比較して、2つの通信システムのうちの望ましい方の信号が受信される方の通信システムを、アクティブにする通信システムとして選択する。
このスキャン動作後に、選択されたアクティブな送受信装置に接続するアンテナを他方のアンテナに変更して、受信チャンネルを変更せずに受信し、2つのアンテナでの受信信号を比較して、より良好な受信ができる方のアンテナを、アクティブにするアンテナとして選択して、ダイバーシティ受信を行う。一方送信時には、前述の周波数スキャンにより選択された通信方式とチャネル、およびANT1、ANT2のスキャンにより選択されたアンテナがそのまま使用される。以上の一連の操作により、無線LAN通信が可能となる。
次に、デュアルバンドアンテナANT1で受信した受信信号とデュアルバンドアンテナANT2で受信した受信信号とを比較して、2つの通信システムのうちの望ましい方の信号が受信される方の通信システムを、アクティブにする通信システムとして選択する。
このスキャン動作後に、選択されたアクティブな送受信装置に接続するアンテナを他方のアンテナに変更して、受信チャンネルを変更せずに受信し、2つのアンテナでの受信信号を比較して、より良好な受信ができる方のアンテナを、アクティブにするアンテナとして選択して、ダイバーシティ受信を行う。一方送信時には、前述の周波数スキャンにより選択された通信方式とチャネル、およびANT1、ANT2のスキャンにより選択されたアンテナがそのまま使用される。以上の一連の操作により、無線LAN通信が可能となる。
しかしながら、このようなマルチバンド通信装置では、IEEE.802.11b送信時のスプリアス放射が問題になる場合があった。これはパワーアンプPA1およびPA2のアイソレーションが不十分である場合が特に顕著になる。IEEE.802.11b送信時にはIEEE.802.11b送受信部で変調された信号がパワーアンプPA1により増幅され、最大平均出力+23dBm程度の信号が分波回路DIP1に入力される。この信号は主にIEEE.802.11b送信帯域2.4GHz帯の信号がほとんどであるが、高次高調波信号も−10dBm程度含まれる。しかしながら、この高次高調波信号は分波器DIP1とパワーアンプPA1の間に設けられるローパスフィルタもしくはバンドパスフィルタで減衰されるため、FCC Part15.209に記載のスプリアス規制値−41.3dBm/MHz以下をクリアする事は比較的容易であった。しかしながら、昨今のモバイル通信機器の小型化、低コスト化に対応するため、無線LANに使用されるパワーアンプについても同様に小型化が要求されており、IEEE.802.11b/gおよびIEEE.802.11aに対応したパワーアンプを一つのパッケージに集積したデュアルパワーアンプが主流になりつつある。このデュアルパワーアンプは回路的あるいはデバイス構造的な観点からパワーアンプPA1とPA2とのアイソレーションが不十分になる場合があり、IEEE.802.11b送信時にパワーアンプPA1で発生した高次高調波信号が、パワーアンプPA2へ伝播しローパスフィルタLPF2を介して分波回路DIP1に入力されることになる。特にIEEE.802.11b/g(帯域:2.4〜2.5GHz)の2次高調波信号の周波数はIEEE.802.11a(帯域:4.9〜5.9GHz)の通過帯域と一部オーバーラップするため、ローパスフィルタLPF2、分波器DIP1、DPDTスイッチSW1をほとんど減衰する事なくアンテナANT1もしくはANT2から放射されてしまい、前述のスプリアス規制値−41.3dBm以下をクリアする事が非常に困難であった。
そこで、本発明の第一の目的は、少なくとも2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波回路を提供することである。
そこで、本発明の第一の目的は、少なくとも2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波回路を提供することである。
また、無線LANの高周波回路においては、ダイバーシティスイッチや送信回路、受信回路を切り替えるスイッチの他にも、送信信号や受信信号に含まれる不要な周波数成分を除去するフィルタ回路が必要となる。さらに不平衡信号を平衡信号に変換する平衡―不平衡変換回路や、インピーダンス変換回路や送信信号を増幅するパワーアンプ回路が必要となる。
そこで、本発明の第二の目的は、フィルタ回路や平衡―不平衡変換回路、インピーダンス変換回路さらにパワーアンプ回路を備えたな高周波回路を提供することである。
そこで、本発明の第二の目的は、フィルタ回路や平衡―不平衡変換回路、インピーダンス変換回路さらにパワーアンプ回路を備えたな高周波回路を提供することである。
本発明に係る高周波回路は、携帯電話やノートPCに内蔵されたり、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)などのネットワークカードとして提供されることも多く、小型に構成することが強く望まれている。
そこで、本発明の第三の目的は、前記高周波回路を3次元的な積層構造により、小型に構成した高周波回路部品を提供することである。
そこで、本発明の第三の目的は、前記高周波回路を3次元的な積層構造により、小型に構成した高周波回路部品を提供することである。
本発明の第四の目的は、各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調する送受信部と、前記高周波スイッチの切り替えを制御するスイッチ回路制御部を備えたマルチバンド通信装置を提供することである。
本発明の高周波回路は、第一と第二の周波数帯域を選択的に用いて無線通信を行うデュアルバンド無線装置に用いられ、前記第一および第二の周波数帯域において送受信が可能な複数のマルチバンドアンテナ端子と、前記第一の周波数帯域の送信信号が入力される第一の送信端子と、前記第二の周波数帯域の送信信号が入力される第二の送信端子と、前記第一の周波数帯域の受信信号が出力される第一の受信端子と、前記第二の周波数帯域の受信信号が出力される第二の受信端子とを有し、前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の受信端子間はダイバーシティ接続が可能であり、前記第一の送信端子が前記複数のマルチバンドアンテナ端子のいずれか一つに接続された場合に、前記第二の送信端子が前記複数のマルチバンドアンテナ端子のいずれにも接続しない高周波回路である。
本発明の高周波回路の一つの回路構成として、前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替える少なくとも4つのポートを備えた高周波スイッチと、前記高周波スイッチの一つのポートと前記第一の送信端子および前記第二の受信端子との間に配置される第一の分波回路と、前記高周波スイッチの他の一つのポートと前記第一の受信端子および前記第二の送信端子との間に配置される第二の分波回路とを備えることが好ましい。
本発明の高周波回路の別の回路構成として、前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替える少なくとも4つのポートを備えた第一の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの一つのポートと前記第一の送信端子および前記第二の送信端子との間に配置される第二の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの他の一つのポートと前記第一の受信端子および前記第二の受信端子との間に配置される分波回路とを備えることが好ましい。
本発明の高周波回路の別の回路構成として、前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替える少なくとも4つのポートを備えた第一の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの一つのポートと前記第一の送信端子および前記第二の送信端子との間に配置される第一の分波回路と、前記第一の高周波スイッチの他の一つのポートと前記第一の受信端子および前記第二の受信端子との間に配置される第二の分波回路とを備え、前記第一の分波回路と前記第二の送信端子との間に第二の高周波スイッチを備えることが好ましい。
本発明の高周波回路の別の回路構成として、前記複数のマルチバンドアンテナ端子を一つの共通端子に切り替える第一の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの共通端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替えるスイッチ回路を備え、前記スイッチ回路は高周波スイッチまたは高周波スイッチと分波回路の組み合わせにより構成することが好ましい。
以上の本発明によれば、前記第一の送信端子が前記複数のマルチバンドアンテナ端子のいずれか一つに接続された場合に、前記第二の送信端子が前記複数のマルチバンドアンテナ端子のいずれにも接続しない。このため、IEEE.802.11bの送信の際にパワーアンプ間のクロストークによりIEEE802.11bの送信信号の高次高調波信号がIEEE802.11a用のパワーアンプから出力された場合においても、アンテナから放射されるスプリアスを十分低減可能となる。一方、図33に示した従来の回路構成では、IEEE.802.11bの送信時においては、通過帯域2.4GHzではポート1aとポート33cは高周波的に接続されるとともに、IEEE.802.11bの送信信号の2倍の周波数ではポート1cとポート33cは高周波的にほぼ接続状態になるため、パワーアンプPA2から漏洩した2次高調波信号はスイッチ回路SW1をそのまま通過しスプリアスを十分低減できない事と比較すると、本発明が優位である事は明白である。
本発明の高周波回路は、前記第一および第二の受信端子に帯域外の不要な信号を減衰させるフィルタ回路を接続することが好ましい。これにより通過帯域外のノイズ信号が低減可能であり、信号のS/N比が向上し受信感度が高まるとともに、より良い品質の通信が可能となる。
本発明の高周波回路は、前記フィルタ回路に接続された第一の平衡−不平衡変換回路を設けることが好ましい。これにより、後段のローノイズアンプもしくはローノイズアンプの内蔵された無線LANの変復調回路RFICへの接続が可能となる。
本発明の高周波回路は、前記第一および第二の送信端子の少なくとも一方にローパスフィルタ回路を接続することが好ましい。これにより、パワーアンプで発生した高次高調波信号およびスプリアスの低減が可能となる。
本発明の高周波回路は、前記ローパスフィルタ回路に接続されたパワーアンプ回路を設けることが好ましい。これにより、無線LANの変復調回路RFICから出力される変調信号を増幅することができ、無線LANの通信エリアを拡大することができる。
本発明の高周波回路は、前記パワーアンプ回路に接続された第二の平衡−不平衡変換回路を設けることも可能である。これにより無線LANの変復調回路RFICの平衡出力とパワーアンプ回路の不平衡入力との接続が可能となる。
本発明の高周波回路は、前記第一の平衡−不平衡変換回路にローノイズアンプを設けることも可能である。これによりアンテナで受信した微弱な受信信号を増幅することが可能となり、無線LANの変復調回路RFICでの復調のエラーレートを改善することができ、より良い品質の通信が可能となる。変復調回路RFICにローノイズアンプの機能が具現されている場合も同様の作用である。
本発明の高周波回路に用いられる積層部品は、インダクタンス素子、キャパシタンス素子を主構成とする前記第一および第二の分波回路、前記フィルタ回路、前記ローパスフィルタ回路、前記第一および第二の平衡−不平衡変換回路を有し、前記インダクタンス素子およびキャパシタンス素子の少なくとも一部を前記電極パターンにより積層体に構成することが好ましい。これにより本発明の高周波回路を3次元的な積層構造に具現することで、より小型で高機能な高周波回路部品を提供することが可能になる。
本発明の高周波回路に用いられる積層部品は、スイッチング素子を主構成とする高周波スイッチおよびパワーアンプなどの半導体デバイスを積層体に搭載または、積層体に形成したキャビティ部分に実装することが望ましい。これにより更に小型な高周波回路部品を提供することが可能になる。また、本発明に用いられる積層部品は、スイッチング素子、分波回路、フィルタ回路、ローパスフィルタ回路、平衡−不平衡変換回路、パワーアンプなどの回路間の整合が最適化されており、従来のように全てディスクリート部品を個別に接続する場合と比較すると、高周波回路の最適化に伴う設計工数を大幅に短縮することが可能となる。
本発明のマルチバンド通信装置は、本発明による高周波回路および高周波回路部品を用い、さらに各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調する送受信部と、前記高周波スイッチの切り替えを制御するスイッチ回路制御部を備えることが望ましい。これにより、ダイバーシティ受信が可能で、送信時のスプリアス放射が少なく、受信感度が高い高性能なマルチバンド通信装置が提供可能になる。
本発明によれば、無線LAN等によるデータ通信において、最も望ましい信号が受信される通信システムを、アクティブにする通信システムとして選択し、ダイバーシティ受信を行うことが可能で、送信時のスプリアス放射が少なく、前記複数のマルチバンドアンテナと送信側回路、受信側回路との接続を切り替え、フィルタ回路や平衡―不平衡変換回路、さらにパワーアンプ回路やローノイズアンプ回路を備えた高周波回路を提供することができる。そして前記高周波回路を3次元的な積層構造により小型に構成した高周波回路部品とし、さらに各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調する送受信部と、前記高周波スイッチの切り替えを制御するスイッチ回路制御部を備えたマルチバンド通信装置を提供することができ、パーソナルコンピュータ(PC)、プリンタやハードディスク、ブロードバンドルーターなどのPCの周辺機器、FAX、冷蔵庫、標準テレビ(SDTV)、高品位テレビ(HDTV)、カメラ、ビデオ、携帯電話等々の電子機器、自動車内や航空機内でのワイヤに変わる信号伝達手段として有用なものである。
本発明の一実施例に係るマルチバンド通信装置の回路ブロックを図1に示す。ここでは、第一の通信システムとしてIEEE802.11bを、第二の通信システムとしてIEEE802.11aを例に取り説明するが、前記のようにIEEE802.11gはIEEE802.11bと同じ周波数帯を利用することから、IEEE802.11bの高周波信号を扱う回路部はIEEE802.11gにも適用、あるいは共用することができる。なお、IEEE802.11b、IEEE802.11gをともに扱う場合には、変調方式が異なるため、それぞれに対応した送受信部(RFIC)が必要となる。
本実施例に係るマルチバンド通信装置は、2.4GHz帯、5GHz帯で送受信が可能な複数のマルチバンドアンテナANT1,ANT2、…、ATNnと、前記マルチバンドアンテナと送信回路/受信回路との接続を切り替える高周波スイッチを備えた高周波回路部1と、各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調するIEEE802.11aの送受信部、及びIEEE802.11bの送受信部と、受信信号に含まれる通過帯域以外の高周波ノイズを減衰させるフィルタF1、F2と、受信平衡信号を不平衡信号に変換する平衡−不平衡変換回路BAL1、BAL2と、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの送受信部で変調された送信平衡信号を不平衡信号に変換する平衡−不平衡変換回路BAL3、BAL4と、送信信号用の増幅器PA1、PA2と、送信信号に含まれる高次高調波信号を減衰するローパスフィルタLPF1、LPF2とを備えるものである。平衡−不平衡変換回路BAL1、BAL2、BAL3、BAL4や送信信号用の増幅器PA1、PA2の一部を送受信回路部18、19に備える場合もある。高周波回路部1は、IEEE802.11bの送信時にはポート1aはANT1〜ANTnのいずれか一つに接続し、ポート1cはANT1〜ANTnのいずれにも接続しない回路構成となっている。これにより、パワーアンプPA1からパワーアンプPA2へ漏洩した高次高調波信号およびスプリアスはポート1cで絶縁されるため、アンテナから高次高調波信号およびスプリアスが放射されるのを回避できる。
前記高周波回路部1の一実施例として図2の回路ブロックを示す。この回路では第一のマルチバンドアンテナANT1、第二のマルチバンドアンテナANT2の後段には、DPDT(Dual Pole Dual Throw)のスイッチ回路2が配置される。このスイッチ回路2は4つのポート2a、2b、2c、2dを備え、ポート2aはANT1に接続され、ポート2bはANT2に接続され、ポート2cは2.4GHz帯(IEEE802.11b)の送信信号と5GHz帯(IEEE802.11a)の受信信号とを分波する第一の分波回路DIP1に接続され、ポート2dは2.4GHz帯の受信信号と5GHz帯の送信信号とを分波する第二の分波回路DIP2に接続される。
前記第一の分波回路DIP1は、2.4GHz帯の高周波信号を通過させるが5GHz帯の高周波信号を減衰させるフィルタ回路と、5GHz帯の高周波信号を通過させるが2.4GHz帯の高周波信号を減衰させるフィルタ回路とを組み合わせてなる。したがって、IEEE802.11bの送信回路からポート1aに入力された2.4GHz帯の高周波信号は、ポート2cには現れるが、ポート1dには現れない。他方、第一のマルチバンドアンテナANT1、或いは第二のマルチバンドアンテナANT2に入射し、前記スイッチ回路2のポート2cに現れる高周波信号のうち、5GHz帯の高周波信号はポート1dに現れるが、ポート1aには現れないように構成している。
一方、前記第二の分波回路DIP2も同様に、2.4GHz帯の高周波信号を通過させるが5GHz帯の高周波信号を減衰させるフィルタ回路と、5GHz帯の高周波信号を通過させるが2.4GHz帯の高周波信号を減衰させるフィルタ回路とを組み合わせてなる。したがって、IEEE802.11aの送信回路からポート1cに入力された5GHz帯の高周波信号は、ポート2dには現れるが、ポート1bには現れない。他方、第一のマルチバンドアンテナANT1、或いは第二のマルチバンドアンテナANT2に入射し前記スイッチ回路2のポート2dに現れる高周波信号のうち、2.4GHz帯の高周波信号はポート1bに現れるが、ポート1cには現れないように構成している。
そして、ポート1bに現れた高周波信号は、図1に示すフィルタ回路F1、平衡−不平衡変換回路BAL1を介してIEEE802.11bの受信回路18に入力する。また、ポート1dに現れた高周波信号は、フィルタ回路F2、平衡−不平衡変換回路BAL2を介してIEEE802.11aの受信回路19に入力する。前記第一、第二の分波回路DIP1、DIP2は、インダクタンス素子、キャパシタンス素子で構成されたローパスフィルタ回路、ハイパスフィルタ回路、ノッチフィルタ回路、ハイパスフィルタ回路を適宜組み合わせて構成されるものであり、図12〜図14にその等価回路例を示す。前記フィルタ回路F1、F2はローパスフィルタ回路、ハイパスフィルタ回路、あるいはバンドパスフィルタ回路で構成され、前記分波回路DIP1、DIP2の帯域外減衰量により適宜選定される。フィルタ回路F1、F2の等価回路例を図15、図16に示す。平衡−不平衡変換回路BAL1、BAL2、BAL3、BAL4はインダクタンス素子、キャパシタンス素子で構成され、インピーダンス変換の機能も具備させることが出来る。その等価回路例を図17、図18に示す。なお、フィルタ回路F1、F2と平衡−不平衡変換回路BAL1、BAL2とを不平衡入力−平衡出力型のSAWフィルタもしくはFBARフィルタなどで構成しても良い。
前記スイッチ回路2の等価回路例を図19〜図21に示す。これらのスイッチ回路は電界効果トランジスタ(FET)やダイオードなどのスイッチング素子を主構成とし、適宜インダクタンス素子、キャパシタンス素子が用いられるものである。
ここで図19のスイッチ回路を用いた場合のダイバーシティ受信動作について説明する。このスイッチ回路は、電界効果トランジスタ(FET)を主構成とするものでスイッチ回路制御部により制御された制御電圧が、コントロール端子VC1〜VC4に与えられる事により、表1のように各ポート間が接続される。ここで接続モード1、3はポート2cがアンテナに接続されるため、IEEE802.11bの送信および、IEEE802.11aの受信が行われる。一方、接続モード2、4はポート2dがアンテナに接続されるため、IEEE802.11aの送信および、IEEE802.11bの受信が行われる。
ダイバーシティ受信を行う場合、まず通信を開始する前に周波数スキャンを行ない、受信可能な周波数チャンネルを探索する。IEEE802.11aの周波数スキャンを行う場合には、例えば表1の接続モード1となるように、スイッチ回路制御部によりスイッチ回路2を制御する。このとき、第一のマルチバンドアンテナANT1と第一の分波回路DIP1とが接続され、次いで、IEEE802.11a受信回路部19で5GHz帯をスキャンし、受信可能な全てのチャンネルを検出する。次に接続モード3となるように、スイッチ回路制御部によりスイッチ回路2を制御する。このとき、第二のマルチバンドアンテナANT2と受信回路側の第一の分波回路DIP1とが接続され、次いでIEEE802.11a受信回路部19で5GHz帯をスキャンし、受信可能な全てのチャンネルを検出する。以上の周波数スキャンの結果に基づいて、第一、第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2で受信した受信信号を比較し、振幅が大きい方をアクティブにする通信システムとして選択するとともに、前記通信システムの送受信回路と接続するアンテナを選択する。
IEEE802.11bの周波数スキャンを行う場合には、例えば表1の接続モード4となるように、スイッチ回路制御部によりスイッチ回路2を制御する。このとき、第一のマルチバンドアンテナANT1と第二の分波回路DIP2とが接続され、次いで、IEEE802.11b受信回路部18で2.4GHz帯をスキャンし、受信可能な全てのチャンネルを検出する。次に接続モード2となるように、スイッチ回路制御部によりスイッチ回路2を制御する。このとき、第二のマルチバンドアンテナANT2と受信回路側の第二の分波回路DIP2とが接続され、次いでIEEE802.11b受信回路部で2.4GHz帯をスキャンし、受信可能な全てのチャンネルを検出する。以上の周波数スキャンの結果に基づいて、第一、第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2で受信した受信信号比較し、振幅の大きい方をアクティブにする通信システムとして選択するとともに、前記通信システムの送受信回路と接続するアンテナを選択する。従って、本発明によれば、フェージング等の外乱が生じても、最も好ましい通信システムを選択してダイバーシティ受信を行うことが出来る。
IEEE802.11bの送信時には、上記のIEEE802.11bの周波数スキャンでアクティブになったアンテナをそのまま使用する。周波数スキャンでANT1が選択されたと仮定すると、IEEE802.11b送信時には上記の表1の接続モード1となるように、スイッチ回路制御部によりスイッチ回路2を制御する。この場合第二の分波回路DIP2はANT1およびANT2のどちらもスイッチ回路2により切断されるため、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスは第一および第二のアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波回路を提供することであることが明らかである。
図20のスイッチ回路は、ダイオードを主構成とするものでスイッチ回路制御部により制御された制御電圧が、コントロール端子VC1〜VC4に与えられる事により各ポート間が接続される。このスイッチ回路の接続モードおよび制御電圧の制御方法などは図19と全く同じになり、その動作方法および効果も図19の回路と同じになるため詳細な説明は省略する。
図21のスイッチ回路の接続モードを表2に示す。このスイッチ回路では各接続モードに対するコントロール端子VC1〜VC4の制御電圧の印加方法が異なるものの、接続モードに対するポート2a、2b、2c、2d間の接続状態は図19、図20と同じであり、その動作方法および効果も図19の回路と同じになる。
高周波回路部1の一実施例として図3に回路ブロックを示す。この回路はDPDTスイッチ3と分波器DIP2との間(ポート3aとポート2dとの間)にSPST(Sigle Pole Single Throw)スイッチ4を配置した構成になっている。ここでSPSTスイッチ4は、図24〜図29に示したような電界効果トランジスタ(FET)やダイオードなどから構成される回路を使用できる。図24〜図29のSPSTスイッチは、電源端子VC5に電圧が印加されない場合は入出力ポート間は絶縁されており、電源端子VC5に電圧が印加されると入出力ポート間が接続される。図28、図29のSPSTスイッチは、電源端子VC5に電圧が印加されない場合は入出力ポート間は接続され、電源端子VC5に電圧が印加されると入出力ポート間は絶縁される。また、DPDTスイッチ3は、図19〜図23に示した回路を使用できるが、電源端子数の少ない図22もしくは図23を使用するのが好ましい。
図22に示したDPDTスイッチおよび図24に示したSPSTスイッチを使用した場合の接続モードを表3に示す。ここで接続モード1、2では、ポート2cおよびポート2dがデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されるため、IEEE802.11bの送受信および、IEEE802.11aの送受信が可能であるが、IEEE802.11bの送信時にはポート2dをANT1、ANT2から絶縁するための接続モード3、4を別に設定する。これにより、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスはSPSTスイッチにより絶縁され、第一および第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波スイッチ回路が提供可能となる。
高周波回路部1の一実施例として図4の回路ブロックを示す。この回路はデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されたDPDTスイッチ3と、DPDTスイッチ3の共通端子2cと2.4G帯の送信端子1aおよび5G帯の送信端子1cとの間に接続されたSPDT(Single Pole Dual Throw)スイッチ5、およびDPDTスイッチ3の共通端子2dと2.4G帯の受信端子1b、5G帯の受信端子1dとの間に接続された分波回路DIPなどで構成される。ここで分波回路DIPは図12〜図14の回路を使用できる。また、DPDTスイッチ3は、図19〜図23に示した回路を使用できるが、電源端子数の少ない図22もしくは図23を使用するのが好ましい。SPDTスイッチ5は、図30、図31に示した回路などが使用できる。
図4のスイッチ回路の接続モードを表4に示す。ここで接続モード1、2では、ポート1cおよびポート2dがデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されるため、IEEE802.11bの受信および、IEEE802.11aの送受信が可能である。IEEE802.11bの送信時には、ポート1cをデュアルバンドアンテナANT1、ANT2から絶縁するための接続モード3、4を設定する。これにより、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスはSPDTスイッチ5により絶縁され、第一および第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波スイッチ回路が提供可能となる。
高周波回路部1の一実施例として図5の回路ブロックを示す。この回路はデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されたDPDTスイッチ3と、DPDTスイッチ3の共通端子2cと2.4G帯の送信端子1aおよび5G帯の送信端子5aとの間に接続された分波回路DIP1と、DPDTスイッチ3の共通端子2dと2.4G帯の受信端子1bおよび5G帯の受信端子1dとの間に接続された分波回路DIP2および分波回路DIP1のハイパスフィルタ側の出力端子5aと5G帯の送信端子1cとの間に接続されるSPSTスイッチ4などで構成される。ここで分波回路DIP1、DIP2は図12〜図14の回路を使用できる。また、DPDTスイッチ3は、図19〜図23に示した回路を使用できるが、電源端子数の少ない図22もしくは図23を使用するのが好ましい。SPSTスイッチ4は、図24〜図29に示した回路が使用できる。
図22に示したDPDTスイッチおよび図24に示したSPSTスイッチを使用して図5の高周波スイッチ回路を構成した場合の接続モードを表5に示す。ここで接続モード1、2では、ポート2cおよびポート2dがデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されるため、IEEE802.11bの送受信および、IEEE802.11aの送受信が可能であるが、IEEE802.11bの送信時にはポート1cをANT1、ANT2から絶縁するための接続モード3、4を別に設定する。これにより、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスはSPSTスイッチ4により絶縁され、第一および第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波スイッチ回路が提供可能となる。
高周波回路部1の一実施例として図6の回路ブロックを示す。この回路はデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されたSPDTスイッチ6と、SPDTスイッチ6の共通端子6aに接続された分波回路DIPと、分波回路DIPと2.4G帯の送信端子1aおよび5G帯の送信端子1cとの間に接続されたSPDTスイッチ回路7、分波回路DIPと2.4G帯の受信端子1b、5G帯の受信端子1dとのに接続されたSPDTスイッチ回路8などで構成される。ここで分波回路DIPは図12〜図14の回路を使用できる。また、SPDTスイッチ6、7、8は、図30、図31に示した回路を使用できる。
図6の回路において、SPDTスイッチ6はダイバーシティアンテナの切り替えを行い、SPDTスイッチ7はIEEE802.11b送信とIEEE802.11a送信との切り替えを行い、SPDTスイッチ8はIEEE802.11b受信とIEEE802.11a受信との切り替えを行う。特にIEEE802.11b送信時には必然的にポート1cはポート6bと絶縁される。これにより、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスはSPDTスイッチ7により絶縁され、第一および第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波スイッチ回路が提供可能となる。
高周波回路部1の一実施例として図7の回路ブロックを示す。この回路は図6とほぼ同じ回路構成であるが、SPSTスイッチ9はIEEE802.11b送受信の切り替えを行い、SPSTスイッチ10はIEEE802.11a送受信の切り替えを行う構成となっている。IEEE802.11b送信時には、ポート7aと1aを接続し、ポート7bと1bを接続するようにSPDTスイッチ9、10を設定する。これによりポート1cはポート7bと絶縁される。これにより、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスはSPDTスイッチ10により絶縁され、第一および第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波スイッチ回路が提供可能となる。
高周波回路部1の一実施例として図8の回路ブロックを示す。この回路はデュアルバンドアンテナANT1、ANT2に接続されたSPDTスイッチ6と、SPDTスイッチ6の共通端子6aとIEEE802.11bの送受信端子1a、1b、IEEE802.11aの送受信端子1c、1dとの間に接続されたSP4Tスイッチ11などで構成される。ここでSP4Tスイッチ11は図32の回路を使用できる。
図8の回路において、SPDTスイッチ6はダイバーシティアンテナの切り替えを行い、SP4Tスイッチ11はIEEE802.11b送受信、IEEE802.11a送受信の切り替えを行う。特にIEEE802.11b送信時にはポート1aのみがポート6aに接続されるため、必然的にポート1cはポート6aと絶縁される。これにより、5GHz用のパワーアンプPA2からの高次高調波信号やスプリアスはSPDTスイッチ10により絶縁され、第一および第二のデュアルバンドアンテナANT1、ANT2の何れからも放射される事がない。したがって本実施例によれば、IEEE802.11bおよびIEEE802.11aの2つの通信システムに共用可能な高周波回路において、ダイバーシティ受信が可能で、スプリアス放射の少ない高周波スイッチ回路が提供可能となる。
本発明に係る高周波回路を積層部品(セラミック基板)として構成した場合を説明する。図9はフィルタ回路を積層基板に構成した高周波回路部品のブロック図、図10は高周波回路部品の外観斜視図である。ここで高周波回路部品に集積した機能は図9の破線12で示した部分であり、高周波スイッチ回路13は図2に示した回路を採用し、受信経路にはフィルタ回路F1、F2、平衡−不平衡変換回路BAL1、BAL2が接続され、送信経路にはローパスフィルタ回路LPF1、LPF2、パワーアンプ回路PA1、PA2、平衡−不平衡変換回路BAL3、BAL4が接続された構成になっている。
図10に示した積層基板16は、例えば1000℃以下で低温焼結が可能なセラミック誘電体材料からなり、厚さが10μm〜200μmのグリーンシートに、低抵抗率のAgやCu等の導伝ペーストを印刷して所定の電極パターンを形成し、複数のグリーンシートを適宜一体的に積層し、焼結することにより製造することが出来る。前記誘電体材料としては、例えばAl、Si、Srを主成分として、Ti、Bi、Cu,Mn,Na、Kを副成分とする材料や、Al、Si,Srを主成分として、Ca,Pb,Na,Kを複成分とする材料や、Al,Mg,Si,Gdを含む材料や、Al,Si、Zr,Mg含む材料が用いられ、誘電率は5〜15程度の材料を用いる。なお、セラミック誘電体材料の他に、樹脂積層基板や、樹脂とセラミック誘電体粉末を混合してなる複合材料を用いてなる積層基板を用いることも可能である。また、前記セラミック基板をHTCC(高温同時焼成セラミック)技術を用いて、誘電体材料をAl2O3を主体とするものとし、伝送線路等をタングステンやモリブデン等の高温で焼結可能な金属導体として構成しても良い。
この積層基板16の裏面側の端子配置を図11に示す。端子電極はアンテナポート(9a、9b)と、IEEE802.11bのパワーアンプの入力ポート(9c、9d)、IEEE802.11aのパワーアンプの入力ポート(9e、9f)、IEEE802.11bの受信出力ポート(9g、9h)、IEEE802.11aの受信出力ポート(9i、9j)、DPDTスイッチ14の制御用のコントロールポート(VC1、VC2、VC3、VC4)、デュアルパワーアンプ15の電源ポート(Vcb、Vca)、デュアルパワーアンプ15のバイアス電源ポート(Vbb、Vba)、IEEE802.11bの電力検出ポート(CPb)、IEEE802.11aの電力検出ポート(CPa)および複数のグランドポート(GND)で構成されている。本実施例では前記端子電極をLGA(Land Grid Array)としているが、BGA(Ball Grid Array)なども採用することが出来る。
積層基板16の内部には、分波回路DIP1、DIP2、フィルタ回路F1、F2、ローパスフィルタ回路LPF1、LPF2、平衡−不平衡変換回路BAL1、BAL2、BAL3、BAL4を構成するインダクタンス素子、キャパシタンス素子が所定の電極パターンが多層にわたって形成され、ビアホールを介して適宜接続されている。各回路は積層基板に三次元的に構成されるが、各回路を構成する電極パターンは、それぞれ他の回路ブロックを構成する電極パターンとの不要な電磁気的干渉を防ぐように、グランド電極GNDにより分離したり、積層方向に見て互いが重ならないようにすることが好ましい。
積層基板16の上面には、DPDTスイッチ14、デュアルパワーアンプ15、積層基板に内蔵されないカップリングコンデンサ、抵抗、インダクタなどのチップ部品17を搭載するための複数のランド電極が形成されている。このランド電極はビアホールを介して積層基板内に形成された接続線路や回路素子と接続している。
前記ランド電極に実装されるDPDTスイッチ14およびデュアルパワーアンプ15はベア状態で前記積層基板に実装し、樹脂封止や管封止することも出来る。また、積層体に形成したキャビティ部分にベア状態で実装する事も可能である。このようにフィルタモジュールを積層基板として構成すれば小型化が可能である。なお、送受信回路部を構成したRF−ICやベースバンドICを前記積層基板に複合化することも当然可能である。
本発明によれば、無線LAN等によるデータ通信において、最も望ましい信号が受信される通信システムを、アクティブにする通信システムとして選択し、ダイバーシティ受信を行うことが可能で、送信時のスプリアス放射が少なく、前記複数のマルチバンドアンテナと送信側回路、受信側回路との接続を切り替え、フィルタ回路や平衡―不平衡変換回路、さらにパワーアンプ回路やローノイズアンプ回路を備えた高周波回路を提供することができる。そして前記高周波回路を3次元的な積層構造により小型に構成した高周波回路部品とし、さらに各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調する送受信部と、前記高周波スイッチの切り替えを制御するスイッチ回路制御部を備えたマルチバンド通信装置を提供することができ、パーソナルコンピュータ(PC)、プリンタやハードディスク、ブロードバンドルーターなどのPCの周辺機器、FAX、冷蔵庫、標準テレビ(SDTV)、高品位テレビ(HDTV)、カメラ、ビデオ、携帯電話等々の電子機器、自動車内や航空機内での有線通信に変わる信号伝達手段として有用なものである。
1、13:高周波スイッチ回路
2、3、14:DPDTスイッチ
4:SPSTスイッチ
5、6、7、8、9、10:SPDTスイッチ
11:SP4Tスイッチ
12:高周波回路
15:デュアルバンドパワーアンプ
16:積層基板
17:チップ部品
18:IEEE.802.b送受信部
19:IEEE.802.a送受信部
2、3、14:DPDTスイッチ
4:SPSTスイッチ
5、6、7、8、9、10:SPDTスイッチ
11:SP4Tスイッチ
12:高周波回路
15:デュアルバンドパワーアンプ
16:積層基板
17:チップ部品
18:IEEE.802.b送受信部
19:IEEE.802.a送受信部
Claims (14)
- 第一と第二の周波数帯域を選択的に用いて無線通信を行うデュアルバンド無線装置に用いられ、前記第一および第二の周波数帯域において送受信が可能な複数のマルチバンドアンテナ端子と、前記第一の周波数帯域の送信信号が入力される第一の送信端子と、前記第二の周波数帯域の送信信号が入力される第二の送信端子と、前記第一の周波数帯域の受信信号が出力される第一の受信端子と、前記第二の周波数帯域の受信信号が出力される第二の受信端子とを有し、前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の受信端子間はダイバーシティ接続が可能であり、前記第一の送信端子が前記複数のマルチバンドアンテナ端子のいずれか一つに接続された場合に、前記第二の送信端子が前記複数のマルチバンドアンテナ端子のいずれにも接続しないようにしたことを特徴とする高周波回路。
- 前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替える少なくとも4つのポートを備えた高周波スイッチと、前記高周波スイッチの一つのポートと前記第一の送信端子および前記第二の受信端子との間に配置される第一の分波回路と、前記高周波スイッチの他の一つのポートと前記第一の受信端子および前記第二の送信端子との間に配置される第二の分波回路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の高周波回路。
- 前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替える少なくとも4つのポートを備えた第一の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの一つのポートと前記第一の送信端子および前記第二の送信端子との間に配置される第二の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの他の一つのポートと前記第一の受信端子および前記第二の受信端子との間に配置される分波回路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の高周波回路。
- 前記複数のマルチバンドアンテナ端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替える少なくとも4つのポートを備えた第一の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの一つのポートと前記第一の送信端子および前記第二の送信端子との間に配置される第一の分波回路と、前記第一の高周波スイッチの他の一つのポートと前記第一の受信端子および前記第二の受信端子との間に配置される第二の分波回路とを備え、前記第一の分波回路と前記第二の送信端子との間に第二の高周波スイッチ設けたことを特徴とする請求項1に記載の高周波回路。
- 前記複数のマルチバンドアンテナ端子を一つの共通端子に切り替える第一の高周波スイッチと、前記第一の高周波スイッチの共通端子と前記第一および第二の送信/受信端子との接続を切り替えるスイッチ回路を備え、前記スイッチ回路は高周波スイッチまたは高周波スイッチと分波回路の組み合わせにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路。
- 前記第一および第二の受信端子に帯域外の不要な信号を減衰させるフィルタ回路が接続されたことを特徴とする請求項1〜5に記載の高周波回路。
- 前記フィルタ回路に接続された第一の平衡−不平衡変換回路を設けたことを特徴とする請求項6に記載の高周波回路。
- 前記第一および第二の送信端子の少なくとも一方にローパスフィルタ回路が接続されたことを特徴とする請求項1〜7に記載の高周波回路。
- 前記第一および第二の送信端子にパワーアンプ回路を設けたことを特徴とする請求項1〜8に記載の高周波回路。
- 前記パワーアンプ回路に接続された第二の平衡−不平衡変換回路を設けたことを特徴とする請求項9に記載の高周波回路。
- 前記第一の平衡−不平衡変換回路にローノイズアンプを設けたことを特徴とする請求項7〜10に記載の高周波回路。
- 請求項1〜11のいずれかに記載の高周波回路に用いられる積層部品であって、インダクタンス素子、キャパシタンス素子を主構成とする前記第一および第二の分波回路、前記フィルタ回路、前記ローパスフィルタ回路、前記第一および第二の平衡−不平衡変換回路を有し、前記インダクタンス素子およびキャパシタンス素子の少なくとも一部を前記電極パターンにより積層体に構成したことを特徴とする高周波回路部品。
- スイッチング素子を主構成とする高周波スイッチを積層体に搭載または、積層体に形成したキャビティ部分に実装したことを特徴とする請求項12に記載の高周波回路部品。
- 請求項1〜13のいずれかに記載の高周波回路または高周波回路部品を用いたマルチバンド通信装置であって、各通信システムでの送信データを変調し、受信データを復調する送受信部と、前記高周波スイッチの切り替えを制御するスイッチ回路制御部を備えたことを特徴とするマルチバンド通信装置。
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