JP2005354395A - 携帯型電子機器およびその画像記録再生方法 - Google Patents

携帯型電子機器およびその画像記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
キー操作を行うことなく自由な向きで撮像しても撮像した画像を横長の画像で再生する携帯型電子機器を提供する。
【解決手段】
撮像部11と、撮像部11の姿勢を表すデータを出力する姿勢検出部16と、撮像部11の出力する画像信号の1フレーム分と、1フレーム分が撮像された際の姿勢検出部16の出力する姿勢データとを関連付けて記録媒体20に記録する記録再生制御部18と、を備える。また、記録再生制御部17は、記録媒体20から画像信号の1フレーム分と前記1フレーム分に関連付けされた姿勢データとを読み出す。さらに、外部機器において1フレーム分を再生表示した際の画像の天地と撮像した際の画像の天地とが一致するように、読み出された姿勢データに基づいて1フレーム分に対して回転処理を施す画像信号変換部24と、画像信号変換部24において回転処理が施された画像信号を外部機器に出力する外部出力部25と、を備える。
【選択図】
図1

Description

本発明は、携帯型電子機器およびその画像記録再生方法に関し、特に撮像機能を備える携帯型電子機器およびその撮像機能により撮像した画像を記録し、再生する方法に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラによって画像を撮影する場合、撮影された画面は、一般に横長または縦長となる。このような画面を再生し、テレビ等の外部機器に出力表示する場合、撮影した方向に関わらず横長のフレームで表示されてしまい、縦長で撮像した画像を表示する場合には極めて見難くなってしまう。
そこで、縦長で撮像した画像を縦長のまま表示するカメラが知られている。例えば、特許文献1には、撮像手段によって撮像された対象物の画像から画像信号を生成する画像信号生成手段と、横モードと縦モードの撮像モードの設定手段と、画像信号を記録する記録手段と、撮像モードが縦モードの場合、画像信号が記録手段に入出力される際のいずれかにおいて縦方向と横方向の画像信号の入換えを行う変換手段と、記録手段から出力される画像信号を表示する表示装置とを具備する電子スチルカメラが開示されている。
また、特許文献2には、デジタルビデオカメラで撮影した映像データを再生する際に、デジタルビデオカメラを縦長向き又は横長向きで撮影しても、映像データと同時に撮影の向きを示す制御データ記録することで、自動的にその記録時の向きを判別して適切な画面を再生させるデジタルビデオカメラ装置が開示されている。
一方、近年、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)、音楽再生装置に代表される小型の携帯型電子機器にはカメラ機能を備えるものもが増えてきている。このような機器においてカメラ機能を用いて撮像する場合、従来のデジタルビデオカメラなどで撮影する場合には横長のフレームが当り前であったものが、縦長のフレームで撮られるシーンが増えてきている。また、ヒンジを自由に回転させることが可能な二つ折り方式の携帯電話機も増えており、撮影スタイルの自由度が増してきている。さらに、撮影される画像の品質も向上しており、テレビ等の外部機器に再生画像を出力する機能を備えた機器も増えつつある。
特開平1−252083号公報 (図1、図3) 特開平10−322632号公報 (図1、図2)
ところで、二つ折り方式の携帯電話機に代表されるような小型の携帯型電子機器では、内蔵の表示部の向きを使用者が自由に変えることができる。しかし、表示部の向きを変えると表示内容を示す表示方向が使用者にとって見難い向きになってしまう場合が生じる。そこで、所定のキーを押下して表示方向を切り替える機器が知られている。
しかしながら、キー押下によって表示方向の切り替えを行う場合、キー操作が煩わしくなるという問題がある。また、従来において表示方向を切り替える際の画像の回転方向は一方向であるため、時計回り方向、反時計回り方向への回転の切り分けを行うことはできなかった。そこで本発明者は、特願2003−31401号に記載の携帯型電子機器を発明するに至った。
この携帯型電子機器は、画像が所定の表示方向に表示される表示手段と、表示手段が搭載される筐体の所定の姿勢位置からの回転による変位を検出する回転検出手段と、回転検出手段で検出された回転変位から筐体の現在の姿勢位置を判断するとともに、筐体の現在の姿勢位置が所定の姿勢位置から所定の方向に所定の角度だけ回転した第1の姿勢位置であると判断した場合は、画像が所定の表示方向から所定の方向に90度回転した第1の表示方向で表示されるように画像回転を行う座標回転変換手段とを有する。したがって、キー押下や両手での入力操作を行うことなく、片手で持った状態で表示方向を切り替えることができる。また、表示方向を切り替える際の画像の回転方向を、筐体の時計回り方向、反時計回り方向への回転に応じて切り替えることができる。
上述の携帯型電子機器は、表示方向の切り替え方法に関して発明したものであるが、撮影スタイルの自由度が増してきている携帯型電子機器による撮像においても、縦長か横長かに留まらずより自由度の大きな画像記録再生方法が望まれていた。しかしながら、従来知られているカメラでは、撮像した画像が縦長か横長かのみを判定して、縦長のものを縦長で表示しているのみであった。
したがって、本発明の目的は、キー操作を行うことなく自由な向きで撮像しても撮像した画像を天地を一致させて外部機器に横長の画像で再生する携帯型電子機器およびその画像記録再生方法を提供することにある。
前記目的を達成する本発明の一つのアスペクトに係る携帯型電子機器は、撮像部と、撮像部の姿勢を表すデータを出力する姿勢検出部と、撮像部の出力する画像信号の1フレーム分と、1フレーム分が撮像された際の姿勢検出部の出力する姿勢データとを関連付けて記録媒体に記録する記録部と、を備える。また、記録媒体から画像信号の1フレーム分と1フレーム分に関連付けされた姿勢データとを読み出す再生部と、外部機器において1フレーム分を再生表示した際の画像の天地と撮像した際の画像の天地とが一致するように、読み出された姿勢データに基づいて1フレーム分に対して回転処理を施す画像信号変換部と、画像信号変換部において回転処理が施された画像信号を外部機器に出力する出力部と、を備える。
第1の展開形態の携帯型電子機器において、携帯型電子機器の筐体を構成する一つの面に撮像部が備えられ、一つ面の裏面には表示部が備えられ、撮像部が撮像する画像を表示部に表示するように構成されることが好ましい。
第2の展開形態の携帯型電子機器において、画像信号変換部は、回転処理が施された1フレーム分に対して縮小処理を行う縮小処理部を備えてもよい。
第3の展開形態の携帯型電子機器において、画像信号変換部は、回転処理を施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせるようにしてもよい。
第4の展開形態の携帯型電子機器において、画像信号変換部は、回転処理と縮小処理とを施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせるようにしてもよい。
第5の展開形態の携帯型電子機器において、姿勢検出部は、撮像部に加わる加速度を検出するジャイロ手段からなるように構成されてもよい。
第6の展開形態の携帯型電子機器において、姿勢検出部は、撮像部の鉛直方向を検出する重力検出手段からなるように構成されてもよい。
第7の展開形態の携帯型電子機器において、第1の筐体と、第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを第1の筐体を構成する第1の面に対して少なくとも平行に回転可能に結合する回転軸と、を備え、第1の面には撮像部を備え、姿勢検出部は、第2の筐体に対する第1の筐体の回転角を姿勢データとして検出するように構成されてもよい。
第8の展開形態の携帯型電子機器において、第1の面の裏面には表示部を備え、撮像部が撮像する画像を表示部に表示するようにしてもよい。
第9の展開形態の携帯型電子機器において、表示部の表示面は、縦方向に長い長方形形状であってもよい。
第10の展開形態の携帯型電子機器において、画像信号は、動画像信号であってもよい。
本発明の第2のアスペクトに係る画像記録再生方法は、携帯型電子機器によって画像を記録し再生する方法である。この方法は、撮像部の姿勢を表す姿勢データを取得するステップと、撮像部の出力する画像信号の1フレーム分と、1フレーム分が撮像された際の姿勢データとを関連付けて記録媒体に記録するステップと、を含む。また、記録媒体から画像信号の1フレーム分と1フレーム分に関連付けされた姿勢データとを読み出すステップと、外部機器において1フレーム分を再生表示した際の画像の天地と撮像した際の画像の天地とが一致するように、読み出された姿勢データに基づいて1フレーム分に対して回転処理を施すステップと、回転処理が施された画像信号を外部機器に出力するステップと、を含む。
第2のアスペクトにおける第1の展開形態の画像記録再生方法において、回転処理を施された1フレーム分に対して縮小処理を行うステップをさらに含み、外部機器に出力するステップは、縮小処理が施された画像信号を外部機器に出力することが好ましい。
第2の展開形態の画像記録再生方法において、回転処理を施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせるステップを含み、外部機器に出力するステップは、重ね合わせがなされた画像信号を外部機器に出力することが好ましい。
第3の展開形態の画像記録再生方法において、回転処理と縮小処理とを施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせるステップを含み、外部機器に出力するステップは、重ね合わせがなされた画像信号を外部機器に出力することが好ましい。
本発明によれば、再生表示した際の天地が撮像した際の天地と一致するように撮像部の姿勢データに基づいて撮像した画像に回転処理を施すので、キー操作を行うことなく自由な向きで撮像しても撮像した画像を横長の画像で天地を一致させて再生表示することができ、利用者にとって見易い画像が表示される。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯型電子機器の構成を示すブロック図である。図1において、携帯型電子機器は、撮像部11、表示部12、画像信号エンコード部13、音響入力部14、音響信号エンコード部15、姿勢検知部16、多重化部17、記録再生制御部18、記録媒体20、分離部21、画像信号デコード部22、音響信号デコード部23、画像信号変換部24、外部出力部25、外部出力端子26、操作部27、制御部28を備える。
撮像部11は、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を含み、対象物の画像を撮像して画像信号101として画像信号エンコード部13に出力する。また、画像信号101は、表示部12に送られ、表示部12において撮像画像がモニタされる。画像信号エンコード部13は、撮像部11から出力される画像信号101を所定の符号化方式、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG4(Moving Picture Experts Group)を用いてエンコードする。音響入力部14は、マイクロフォン等で構成され、周囲の音響信号103を取得して音響信号エンコード部15に出力する。音響信号エンコード部15は、音響入力部14から出力される音響信号103を所定の符号化方式を用いてエンコードする。姿勢検知部16は、撮像部11の姿勢を検知する手段であって、例えば、撮像部に加わる加速度を検出するジャイロ手段、撮像部の鉛直方向を検出する重力検出手段、あるいは筐体が二体で構成される場合の二体間の回転検出部などから構成され、姿勢検知信号105を出力する。
多重化部17は、画像信号エンコード部13から出力される画像エンコード信号102と、音響信号エンコード部15から出力される音響エンコード信号104と、姿勢検知部16から出力される姿勢検知信号105とを時間軸で対応(同期)させ、時間情報(タイムコード)を付与して多重化し、多重化信号106を記録再生制御部18に出力する。記録再生制御部18は、撮像時(記録時)には、多重化信号106を記録媒体20に記録する。記録媒体20は、磁気ディスク、磁気テープ、半導体メモリ、光学記録媒体などの信号記録媒体である。
一方、記録再生制御部18は、再生時には、記録媒体20から記録されている多重化信号107を読み出して分離部21に出力する。分離部21は、多重化信号107から画像エンコード信号111、音響エンコード信号115、および姿勢検知信号113を分離し、それぞれを画像信号デコード部22、音響信号デコード部23、および画像信号変換部24に出力する。
画像信号デコード部22は、画像エンコード信号111をデコードして画像信号112を出力する。また、音響信号デコード部23は、音響エンコード信号115をデコードして音響信号116を出力する。画像信号変換部24は、姿勢検知信号113に基づいて画像信号112に対してフレーム内で回転および縮小の処理を行い、処理結果の画像信号114を出力する。外部出力部25は、音響信号116と画像信号114とを時間軸で対応(同期)させて外部出力端子26に出力する。外部出力端子26には、図示されていないテレビなどのモニタ装置が接続され、画像信号および音響信号が表示される。
操作部27は、スイッチ等で構成され、使用者によって携帯型電子機器に対し動作を指示するための入力部であって、操作結果が制御部28に出力される。制御部28は、操作部27の操作に基づき、主として記録再生制御部18に対して記録の開始、中断、停止、再生の開始、中断、停止などの制御を行う。
次に、画像信号変換部24について詳しく説明する。図2は、本発明の実施形態に係る画像信号変換部の構成を示すブロック図である。図2において、画像信号変換部24は、回転処理部31、縮小処理部32、オーバレイ部33から構成される。画像信号デコード部22から出力された画像信号112は、1フレーム分が画面データとして回転処理部31に入力される。入力された1フレーム分の画面データは、姿勢検知信号113の内容に基づいてフレーム内での回転処理が施される。回転処理された画面データが読み出され、縮小処理部32に出力される。縮小処理部32は、1フレーム分の画面データに対しフレーム内での縮小処理が施され、縮小処理が施された画面データは、オーバレイ部33に出力される。オーバレイ部33では、回転処理、縮小処理によって画面データが存在しなくなった余白に相当する画面部分に対して所定の画像信号をオーバレイして信号を合成し、画像信号変換部24から画像信号114として出力する。
さらに、回転処理、縮小処理、オーバレイ処理について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る画像信号変換部の処理を模式的に表す図である。フレームAが外部出力端子26から出力され、図示されていないテレビなどのモニタ装置において表示される横位置のフレームであるとする。フレームAは、撮像部11が横位置で撮像した際のフレームに該当する。今、撮像部11をθ(図3の例ではθ=90度を示す)回転して撮像すると、フレームBの画像が撮像され、回転処理を行わない場合には撮像された画像がフレームAとして表示され(すなわち、フレームBの上端部がフレームAの左端部に表示され)、極めて見難いこととなる。そこでフレームBの画像を回転して縮小してフレームBx(図3の例ではBxの長辺がAnがAの短辺になるようにしている)とする。得られたBxをAにはめ込んで、画像が存在しないC1、C2の部分には所定のバックグランドとなる画像をオーバレイして画像信号114を得る。このような画像を表示すると、フレームBの上端部がフレームBxの上端部としてフレームAの上端部に表示され、撮像時の天地と再生表示時の天地とが一致するので、表示画像が見易いものとなる。
また、フレームBの画像を回転したまま縮小せずにフレームByとして、はみ出したB1、B2の部分を切り捨てて、画像が存在しないC3、C4の部分には所定のバックグランドとなる画像をオーバレイして画像信号114を得るようにしてもよい。
なお、所定のバックグランドとなる画像信号には、例えば青色などの特定の色信号、あるいは予め保存してある所定の静止画像や動画像を用いるようにしてもよい。
また、回転処理の演算において、一般には三角関数の乗算を必要とするが、回転角θを量子化し、量子化されたθ毎にテーブルを用意して、このテーブルにはフレーム内のどの画素の重み付き平均を取るかを記述しておき、テーブル参照して加算演算のみで回転演算を行うように構成してもよい。
図4は、本発明の第1の実施例に係る携帯型電子機器の構造を示す概観図である。図4において、携帯型電子機器40は、LCD(Liquid Crystal Display)41、操作ボタン42、外部出力端子43、カメラ44、マイク45、ジャイロチップ46を備える。
LCD41は、図4(a)に示すように携帯型電子機器40の表面に備えられた縦長の画面を有する表示ディスプレイであり、ファインダに相当する働きをしてカメラ44で撮像する画像をモニタすることができる。
操作ボタン42は、携帯型電子機器40の表面に備えられ、カメラ44での録画開始、中断、終了等を指示するボタンである。また、撮像する画像が静止画であれば、シャッターに相当するボタンと兼用することもできる。さらに、再生等の操作を行うボタンを別途設けてもよい。
外部出力端子43は、携帯型電子機器40で撮像記録した画像および録音した音響信号を外部のテレビなどのモニタ装置に出力するための端子である。
カメラ44、マイク45は、図4(b)に示すように携帯型電子機器40の裏面に備えられ、それぞれ撮像、集音の機能を持つ。
ジャイロチップ46は、携帯型電子機器40の筐体の所定の姿勢位置からの回転による変位を検出するためのものであって、携帯型電子機器40の筐体に加わる加速度を検知して、その検出結果によって携帯型電子機器40の姿勢を求めるものである。例えば、筐体を時計回りに90度回転させた場合には、それに伴ってジャイロチップ46の出力も変化するようになっている。このジャイロチップ46の出力の変化の大きさは、筐体の回転した量に対応している。また、筐体の所定の姿勢位置、具体的には使用者が携帯型電子機器40を手にして縦長の画面を見る場合における筐体の通常の姿勢位置を基準として、筐体の回転方向が時計回りに回転したかその反対の反時計回りに回転したかで、ジャイロチップ46の出力の正負が異なるようになっている。よって、ジャイロチップ46の出力から、携帯型電子機器40の所定の姿勢位置からの回転位置を検出することができる。また、ジャイロチップ46をカメラ44に隣接して装着することで、携帯型電子機器40を回転させたときのカメラ44の撮像の画面の向きをより確実に検知することが可能となる。このようなジャイロチップ46としては、例えばセラミック・ジャイロや加速度センサなどを組み合せた既存のチップを使用することができる。なお、携帯型電子機器40の筐体の姿勢検知は、ジャイロチップの代わりに重力方向を検知する部品によって行ってもよい。
なお、LCD41、操作ボタン42、外部出力端子43、カメラ44、マイク45、ジャイロチップ46は、図1において説明した、表示部12、操作部27、外部出力端子26、撮像部11、音響入力部14、姿勢検知部16にそれぞれ相当し、録画再生時には、実施の形態で説明したと同様に動作する。
次に、撮像する際の携帯型電子機器40の動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施例に係る携帯型電子機器によって撮像する際の動作を表す図である。
図5の時刻t0において、携帯型電子機器40を縦方向に構えて被写体の撮像を開始する。この時のLCD41の左下の点Pは、画像再生時には外部機器の表示面の左上端に表示される点となるものとする。撮影開始後、携帯型電子機器40を右回り(時計回り方向)に回転していき、時刻t1で回転角が45度を過ぎ、さらに回転して、携帯型電子機器40が横方向に構えて撮像がなされる。ジャイロチップ46により携帯型電子機器40の姿勢が検知され、時刻t0からt1までは、姿勢検知信号105が縦を表す情報として撮像された信号および取得した音響信号と共に時間軸上で関連付けされて記録される。
次に、携帯型電子機器40が横方向から今度は左回転されるものとする。携帯型電子機器40を左回り(反時計回り方向)に回転していき、時刻t2で回転角が45度以下となり、さらに回転して、携帯型電子機器40が縦方向に構えて撮像がなされる。ジャイロチップ46により携帯型電子機器40の姿勢が検知され、時刻t1からt2までは、姿勢検知信号105が右横を表す情報(時刻t0おける姿勢から−90度回転)として撮像された信号と共に記録される。
さらに、携帯型電子機器40が縦方向から左回転されるものとする。携帯型電子機器40を左回り(反時計回り方向)に回転していき、時刻t3で回転角が45度を過ぎ、さらに回転して、携帯型電子機器40が横方向に構えて撮像がなされる。ジャイロチップ46により携帯型電子機器40の姿勢が検知され、時刻t2からt3までは、姿勢検知信号105が縦を表す情報として撮像された信号と共に記録される。
このまま、携帯型電子機器40が横方向に構えて撮像がなされるとする。ジャイロチップ46により携帯型電子機器40の姿勢が検知され、時刻t3からt4までは、姿勢検知信号105が左横を表す情報(時刻t0おける姿勢から+90度回転)として撮像された信号と共に記録される。
次に、以上のようにして撮像された画像をテレビ等の外部機器において再生表示する際の携帯型電子機器40の動作について説明する。図6は、本発明の第1の実施例に係る携帯型電子機器によって再生表示する際の動作を表す図である。
時刻t0において再生を開始すると、時刻t0からt1までは、撮像された際の姿勢検知信号105が縦を表す情報であるので、撮像した画像を+90度回転した上で、長手方向が表示面に収まるように縮小して表示する。
また、時刻t1からt2までは、撮像された際の姿勢検知信号105が右横を表す情報であるので、撮像した画像をそのまま表示する。
さらに、時刻t2からt3までは、撮像された際の姿勢検知信号105が縦を表す情報であるので、撮像した画像を−90度回転た上で、長手方向が表示面に収まるように縮小して表示する。
さらにまた、時刻t3からt4までは、撮像された際の姿勢検知信号105が左横を表す情報であるので、撮像した画像を180度回転して(天地を逆にして)表示する。
以上のように携帯型電子機器40によって被写体を撮像する時に携帯型電子機器40の姿勢を検知して、撮像した画像信号と共に記録し、再生時には、記録された姿勢の情報を基に撮像した画像信号を必要に応じて回転させて再生表示させる。このように回転表示することで撮像した時の天地と再生表示した時の天地を一致させることができ、見易い再生画像が得られることとなる。
図7は、本発明の第2の実施例に係る携帯型電子機器の構造を示す概観図である。図7において、携帯型電子機器50は、筐体51と、筐体52と、筐体51と筐体52とを回転可能に結合する回転軸53と、を備える。
筐体51の表面には、表示部12に相当するLCD54を備え、裏面には撮像部11に相当するカメラ55を備える。なお、図7(a)において、LCD54の左下の点Pは、画像再生時には外部機器の表示面の左上端に表示される点となるものとする。一方、筐体52の表面には、操作部27に相当する複数の操作ボタン56が備えられ、操作ボタン56の一部を押下することで録画開始、終了、再生、停止等の操作が実行される。また、回転軸53は、筐体51が筐体52に対し、筐体51のLCD54を有する面および筐体52の操作ボタン56を有する面に概ね平行に回転するように構成される。また、回転軸53には、姿勢検知部16に相当する、筐体51と筐体52との回転角度を検知する角度検出部57が備えられる。なお、角度検出部57に代えて、図1に示したようなジャイロチップや重力検知部を筐体51内に備えて筐体51の姿勢を検知するようにしてもよい。
次に撮影時の動作について説明する。初めに、図7(a)に示すようなLCD54が縦位置になる姿勢で撮像を開始する。その後、筐体51を回転軸53を軸として右(時計回り方向)に回転させ、図7(b)に示すように姿勢とする。そして、今度は筐体51を回転軸53を軸として左(反時計回り方向)に回転させ、再び、図7(a)に示すような位置に戻す。さらに、左回転させ、図7(c)に示すような姿勢とする。このような筐体51の姿勢の変化にしたがって撮影する動作は、図5で説明した動作と同一となる。
以上のように携帯型電子機器50によって被写体を撮像する時に携帯型電子機器50の筐体51の姿勢を検知して、撮像した画像信号と共に記録し、再生時には、記録された姿勢の情報を基に撮像した画像信号を必要に応じて回転させて再生表示させる。この時、外部機器に表示される画像は、図6で説明したものと同様になる。
以上の実施例において、回転角度が45度に満たない場合、あるいは45度を超える場合はそれぞれ四捨五入を行なって0度(正立の横位置)正立、90度(縦位置)、180度(天地反転の横位置)の情報として表示する例を示したが、より細かく姿勢を捉えて、これに応じて細かく画像を回転させ表示するようにしてもよい。
また、以上の本発明において扱われる画像は、動画像であってもよく、また、姿勢を代えて順次撮影される静止画であってもよい。
本発明の実施形態に係る携帯型電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像信号変換部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像信号変換部の回転動作を模式的に表す図である。 本発明の第1の実施例に係る携帯型電子機器の構造を示す概観図である。 本発明の第1の実施例に係る携帯型電子機器によって撮像する際の動作を表す図である。 本発明の第1の実施例に係る携帯型電子機器によって再生表示する際の動作を表す図である。 本発明の第2の実施例に係る携帯型電子機器の構造を示す概観図である。
符号の説明
11 撮像部
12 表示部
13 画像信号エンコード部
14 音響入力部
15 音響信号エンコード部
16 姿勢検知部
17 多重化部
18 記録再生制御部
20 記録媒体
21 分離部
22 画像信号デコード部
23 音響信号デコード部
24 画像信号変換部
25 外部出力部
26 外部出力端子
27 操作部
28 制御部
31 回転処理部
32 縮小処理部
33 オーバレイ部
40、50 携帯型電子機器
41、54 LCD
42、56 操作ボタン
43 外部出力端子
44、55 カメラ
45 マイク
46 ジャイロチップ
51、52 筐体
53 回転軸
57 角度検出部

Claims (15)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部の姿勢を表すデータを出力する姿勢検出部と、
    前記撮像部の出力する画像信号の1フレーム分と、前記1フレーム分が撮像された際の前記姿勢検出部の出力する姿勢データとを関連付けて記録媒体に記録する記録部と、
    前記記録媒体から画像信号の1フレーム分と前記1フレーム分に関連付けされた姿勢データとを読み出す再生部と、
    外部機器において前記1フレーム分を再生表示した際の画像の天地と撮像した際の画像の天地とが一致するように、読み出された前記姿勢データに基づいて前記1フレーム分に対して回転処理を施す画像信号変換部と、
    前記画像信号変換部において回転処理が施された画像信号を前記外部機器に出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 携帯型電子機器の筐体を構成する一つの面に前記撮像部が備えられ、前記一つの面の裏面には表示部が備えられ、前記撮像部が撮像する画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 前記画像信号変換部は、前記回転処理が施された1フレーム分に対して縮小処理を行う縮小処理部を備えることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  4. 前記画像信号変換部は、前記回転処理を施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  5. 前記画像信号変換部は、前記回転処理と前記縮小処理とを施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせることを特徴とする請求項3記載の携帯型電子機器。
  6. 前記姿勢検出部は、前記撮像部に加わる加速度を検出するジャイロ手段からなることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  7. 前記姿勢検出部は、前記撮像部の鉛直方向を検出する重力検出手段からなることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  8. 第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを前記第1の筐体を構成する第1の面に対して少なくとも平行に回転可能に結合する回転軸と、を備え、
    前記第1の面には前記撮像部を備え、
    前記姿勢検出部は、前記第2の筐体に対する前記第1の筐体の回転角を前記姿勢データとして検出することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  9. 前記第1の面の裏面には表示部を備え、前記撮像部が撮像する画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項8記載の携帯型電子機器。
  10. 前記表示部の表示面は、縦方向に長い長方形形状であることを特徴とする請求項2又は9記載の携帯型電子機器。
  11. 前記画像信号は、動画像信号であることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  12. 携帯型電子機器によって画像を記録し再生する方法であって、
    撮像部の姿勢を表す姿勢データを取得するステップと、
    前記撮像部の出力する画像信号の1フレーム分と、前記1フレーム分が撮像された際の前記姿勢データとを関連付けて記録媒体に記録するステップと、
    前記記録媒体から画像信号の1フレーム分と前記1フレーム分に関連付けされた姿勢データとを読み出すステップと、
    外部機器において前記1フレーム分を再生表示した際の画像の天地と撮像した際の画像の天地とが一致するように、読み出された前記姿勢データに基づいて前記1フレーム分に対して回転処理を施すステップと、
    前記回転処理が施された画像信号を前記外部機器に出力するステップと、
    を含むことを特徴とする画像記録再生方法。
  13. 前記回転処理を施された1フレーム分に対して縮小処理を行うステップをさらに含み、 前記外部機器に出力するステップは、縮小処理が施された画像信号を前記外部機器に出力することを特徴とする請求項12記載の画像記録再生方法。
  14. 前記回転処理を施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせるステップを含み、
    前記外部機器に出力するステップは、前記重ね合わせがなされた画像信号を前記外部機器に出力することを特徴とする請求項12記載の画像記録再生方法。
  15. 前記回転処理と前記縮小処理とを施した際に生じるフレームの余白部分に対し予め記憶されている所定の画像データ信号を重ね合わせるステップを含み、
    前記外部機器に出力するステップは、前記重ね合わせがなされた画像信号を前記外部機器に出力することを特徴とする請求項13記載の画像記録再生方法。
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JP2012142971A (ja) * 2008-02-26 2012-07-26 Nec Casio Mobile Communications Ltd 撮像装置及びプログラム

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