JP2005354102A - 熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を駆動させる機構部の腐食を防止することができる熱処理装置を提供する。
【解決手段】処理空間30に処理ガスが供給されるのと同時に、機構部61が配置された機構部空間60に不活性ガスが供給される。排気口80は、処理空間30と機構部空間60との連通部分90から排気を行うように設けられている。従って、処理空間30に供給された処理ガスは連通部分90を通過して排気口80から排気される。一方、機構部空間60に供給された不活性ガスは連通部分90を通過して排気口80から排気される。すなわち、処理空間30からの処理ガスと機構部空間60からの不活性ガスとが連通部分90にて合流し、排気口80から排気される。その結果、腐食性の処理ガスが機構部空間60に流入することがなくなり、機構部61の腐食を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、「基板」と称する)に対し熱処理を行う熱処理装置に関する。
従来より、基板の製造工程においては、種々の熱処理が行われている。基板に対して熱処理を行う熱処理装置としては、例えば、光照射によって基板の加熱を行う光照射型の熱処理装置(いわゆるランプアニール)が用いられている。
図6は、従来の熱処理装置を示す側面図である。この熱処理装置は、光照射型熱処理装置である。図6の装置においては、チャンバ101とカバー110とによって半密閉の空間である処理室130が形成されている。カバー110の上方には光の照射源たるランプ115が複数設けられている。カバー110は、透明の石英板を用いて構成されており、ランプ115からの光を処理室130内へ透過させることができる。
処理室130内においては、熱処理の対象である基板Wが均熱リング140に載置され、略水平姿勢にて保持されている。均熱リング140は、サセプタ145によって支持されている。そして、サセプタ145は、回転機構部146によって回転可能とされている。すなわち、回転機構部146がサセプタ145を回転させるのに伴って、基板Wも処理室130内にて回転することとなるのである。
また、処理室130内には、ガス導入部120が設けられている。ガス導入部120からはアンモニアガス、塩化水素ガスの如き活性なガスを基板の処理に使用する処理ガスとして処理室130内に供給することができる。さらに、処理室130よりも下方であって、回転機構部146よりも上方には排気口150が形成されている。排気口150は装置外部に設けられている排気手段に接続されている。
この熱処理装置において基板Wの熱処理を行う際には、熱処理工程に応じてガス導入部120から処理室130内に種々のガスが処理ガスとして供給される。供給されたガスは処理室130内に広がり、やがて隙間155を通って機構部空間156に流入する。機構部空間156に流入したガスは排気口150から装置外部に排気される。
しかしながら、ガス導入部120から処理室130内に処理ガスとして供給されるアンモニアガス(NH3)、塩化水素ガス(HCl)、水蒸気(H2O)、一酸化二窒素ガス(N2O)等は機械構造部分を腐食させる性質を有する腐食性のガスである。図6に示す従来の熱処理装置においては、これらのガスが機構部空間156に流入することとなるため、回転機構部146が腐食するおそれが生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、基板を駆動させる機構部の腐食を防止することができる熱処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板に熱処理を行う熱処理装置において、前記熱処理を行うための処理空間と、前記処理空間において基板を保持する保持手段と、前記保持手段を駆動させるのに使用される機構部と、前記処理空間と連通され、前記機構部が配置される機構部空間と、前記処理空間に処理ガスを供給するための処理ガス供給手段と、前記処理空間と前記機構部空間との連通部分から排気する排気口と、を備え、前記連通部分の流体抵抗を、前記処理空間および前記機構部空間の流体抵抗よりも大きくしている。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明にかかる熱処理装置において、前記機構部空間に不活性ガスを供給するための不活性ガス供給手段をさらに備えている。
請求項1の発明によれば、流体抵抗の大きい連通部分から排気しているため、処理空間からの処理ガスが排気口を回避して機構部空間に流入することが防止され、機構部の腐食を防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、処理空間からの処理ガスと機構部空間からの不活性ガスとが連通部分にて合流した後、排気口から排気されることとなり、その結果、処理ガスが機構部空間に流入することがなくなり、機構部の腐食を防止することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る熱処理装置を示す側面図である。この熱処理装置は、光照射によって基板の加熱処理を行う光照射型熱処理装置である。なお、図1は、基板に対して熱処理を行っている状態の装置を示している。
図1の装置においては、上部チャンバ11、パンチング板35および基板Wによって囲まれた半密閉の空間である処理空間30が形成されている。基板Wの熱処理は、この処理空間30において行われる。パンチング板35の上方には、透明の石英板を用いて構成されるカバー10が設けられ、さらにその上方には光の照射源たるランプ15が複数設けられている。パンチング板35も透明の石英板を用いて構成されており、ランプ15から射出された光はカバー10およびパンチング板35を透過して処理空間30内の基板Wに照射される。また、パンチング板35は複数の孔37を有している。
熱処理の対象である基板Wは均熱リング40に載置され、所定の高さ位置に略水平姿勢にて保持されている。均熱リング40は、熱処理中の基板Wの端縁部の温度を補償して、基板Wの温度の面内均一性を維持するための部材である。そして、均熱リング40は、サセプタ45によって支持されている。
サセプタ45は、駆動部70および機構部61によって、鉛直方向を軸として回転可能とされている。駆動部70は、ハウジング17の内部であって下部チャンバ12の下方に設けられており、モータ71と内ば歯車73とを備えている。モータ71の回転軸にはピニオン72が固設されており、ピニオン72は内ば歯車73と歯合している。従って、モータ71の回転はピニオン72を介して内ば歯車73に伝達され、内ば歯車73を回転させる。
機構部61は、下部チャンバ12によって規定されるリング状の機構部空間60に設けられており、内側部材62と外側部材63とベアリング64とを備えている。外側部材63は円環状の部材であって、下部チャンバ12に固設されている。内側部材62も円環状の部材であって、ベアリング64を介して外側部材63に回転自在に支持されている。サセプタ45は、この内側部材62に載置されている。
ここで内ば歯車73の上端部と内側部材62の下端部には、互いに極性の異なる磁石が内蔵されている。従って、内ば歯車73の上端部と内側部材62の下端部との間には磁力による引力が発生し、内ば歯車73が回転すると、それに連動して内側部材62も回転し、内側部材62に載置されているサセプタ45、均熱リング40および基板Wも鉛直方向を軸として回転するのである。すなわち、基板Wは駆動部70によって機構部61を介して回転駆動されるのであり、機構部61は基板Wを回転駆動させるのに使用されるものであると言える。
また、図1の熱処理装置は、支持部50を備えている。支持部50は、複数の支持ピン55を有するとともに、図示を省略する昇降機構によって鉛直方向に昇降可能とされている。支持部50が上昇すると、支持ピン55が基板Wの裏面に当接し、均熱リング40から基板Wを突き上げる。逆に、支持部50が下降すると、支持ピン55に載置されていた基板Wが均熱リング40に渡される。支持部50の昇降は、主として基板Wの搬出入のために行われる。すなわち、装置外部との基板Wの受け渡しは支持部50が上昇して行われ、基板Wの処理中は図1に示すように支持部50が下降して均熱リング40にその基板Wを渡している。
また、熱処理装置は処理ガス供給手段に相当するガス導入部20および不活性ガス供給手段に相当する機構部供給口25を設けている。ガス導入部20からは複数の種類のガス、すなわちアンモニアガス、塩化水素ガス、水蒸気、一酸化二窒素ガス等の腐食性の処理ガスを熱処理の工程や目的に応じて導入することができる。ガス導入部20から導入された処理ガスはカバー10とパンチング板35との間の空間を流れ、パンチング板35に設けられた複数の孔37から処理空間30内に供給される。このときに、複数の孔37のそれぞれからは鉛直方向下向きのガス流が処理空間30内に流入し、処理空間30内にてダウンフローが形成される。すなわち、複数の孔37を有するパンチング板35は、鉛直方向に沿った均一な処理ガス流であるダウンフローを形成して、処理空間30に処理ガスを供給するためのシャワーノズル(処理ガス供給ノズル)としての機能を果たしている。
一方、機構部供給口25は、窒素ガスのような不活性ガスを機構部空間60に供給することができる不活性ガス供給ノズルとしての機能を果たしている。機構部供給口25からは、主として機構部61のベアリング64の周辺に向けて窒素ガスが供給される。
ガス導入部20には、そのガス供給量を調節するバルブが設けられている(図示省略)。これにより、ガス導入部20は、パンチング板35から処理空間30に流入するガス供給量を可変としている。また、機構部供給口25にも図示を省略するガス供給量調節バルブが設けられている。これにより、機構部供給口25は、機構部空間60に供給する窒素ガスの量を可変としている。ガス導入部20および機構部供給口25からのガス供給量は、後述する制御部28によって調整される。
また、本実施形態の熱処理装置は上部チャンバ11に排気口80を設けている。処理空間30と機構部空間60とは相互に気体が流通可能に連通されており、排気口80はその連通部分90から排気を行う。排気口80による排気の態様についてはさらに後述する。
また、この熱処理装置は、ハウジング17および下部チャンバ12を一体的に昇降させることができる。すなわち、モータ18がその回転軸である雄ねじ19を回転させると、雄ねじ19に螺合しているハウジング17が昇降し、それに伴って下部チャンバ12も昇降する。上部チャンバ11と下部チャンバ12との間には伸縮自在のジャバラ13が設けられており、下部チャンバ12が上昇したときにはジャバラ13が収縮し、下部チャンバ12が下降したときにはジャバラ13が伸張する。つまり、下部チャンバ12は、上部チャンバ11に対して接近するように上昇し、上部チャンバ11から離間するように下降するのである。
ハウジング17および下部チャンバ12が一体的に昇降するのに伴って、それらに付随して設けられている駆動部70、機構部61、支持部50、サセプタ45および均熱リング40も同時に昇降する。なお、上部チャンバ11、カバー10およびパンチング板35は昇降しない。また、支持部50が鉛直方向に昇降可能であることは上述の通りであるが、この支持部50は下部チャンバ12とともに昇降する場合の他に、独自の昇降機構によって下部チャンバ12に対して相対的に昇降することができる。
以上、本実施形態の熱処理装置の全体構成について説明したが、次にこの熱処理装置におけるガスの吸排気について説明する。図2は、熱処理装置におけるガスの吸排気について説明するための図であり、図1の一部分を拡大したものである。
本実施形態の熱処理装置においては、複数の孔37を有するパンチング板35から処理空間30に矢印A21にて示すように処理ガスが供給されると同時に、機構部供給口25から機構部空間60に矢印A24にて示すように不活性ガスが供給される。そして、排気口80が処理空間30と機構部空間60との連通部分90から排気を行うように設けられているため、処理空間30に供給された処理ガスは矢印A22にて示すように連通部分90を通過して排気口80から排気される。一方、機構部空間60に供給された不活性ガスは矢印A23にて示すように連通部分90を通過して排気口80から排気される。すなわち、処理空間30からの処理ガスと機構部空間60からの不活性ガスとが連通部分90にて合流し、排気口80から排気されるのである。
従って、腐食性の処理ガスが機構部空間60に流入することがなくなるため、機構部61の腐食を防止することができる。また、機構部空間60には機構部61(特にベアリング64)から発生したパーティクルが存在していることもあるが、機構部空間60からの不活性ガスが処理空間30に流入することもないため、パーティクルの基板Wへの付着を防止することもできる。
特に、連通部分90は処理空間30や機構部空間60よりも細く、すなわち流体抵抗を大きくしているため、処理空間30からの処理ガスが排気口80を回避して機構部空間60に流入することが防止され、機構部空間60からの不活性ガスが排気口80を回避して処理空間30に流入することも防止される。よって、機構部61の腐食を確実に防止することができる。
また、図2に示すように、排気口80と連通部分90との接続部分には排気案内部81を設けている。排気案内部81は、気体の通過方向に垂直な気体通過可能面積が排気口80よりも大きくなっている。すなわち、排気口80から連通部分90に向けて気体通過可能面積が大きくなるように排気案内部81は形成されている。このため、処理空間30からの処理ガスおよび機構部空間60からの不活性ガスは、排気案内部81を経てより円滑に排気口80から排気されることとなる。その結果、機構部61の腐食をより確実に防止することができるのである。
ところで、本実施形態の熱処理装置においては、上述のように下部チャンバ12を昇降させることができる。下部チャンバ12が昇降すると、それに付随して設けられている各部材も同時に昇降するため、処理空間30および機構部空間60の容積が変化する。すなわち、処理空間30および機構部空間60の容積は可変とされている。そして、本実施形態の熱処理装置においては、下部チャンバ12が停止しているときと昇降動作を行っているときとで異なるガス吸排気を行っており、以下順に説明する。
まず、基板Wに対して光照射による熱処理を行っているとき(図1の状態のとき)は、下部チャンバ12が停止しており、処理空間30および機構部空間60の容積も変化することはない。このときには、パンチング板35から処理空間30に供給する処理ガスの供給量(αl/min.)と機構部供給口25から機構部空間60に供給する不活性ガスの供給量(αl/min.)とを実質的に等量にしている。これは、下部チャンバ12が停止していることを認識した制御部28がガス導入部20および機構部供給口25を制御することによって行われるものである。
仮に、例えば、処理空間30に供給される処理ガスの供給量の方が機構部空間60に供給される不活性ガスの供給量よりも多いとすると、機構部空間60の内圧よりも処理空間30の内圧の方が高くなり、処理空間30からの処理ガスが連通部分90を通り抜けて機構部空間60に流入するおそれもある。処理空間30に供給する処理ガスの供給量と機構部空間60に供給する不活性ガスの供給量とを実質的に等量にすれば、機構部空間60の内圧と処理空間30の内圧とはほぼ等しくなり、それぞれの空間に存在するガスが異なる空間に流入することはなくなり、処理ガスおよび不活性ガスの双方ともに確実に排気口80から排気される。従って、機構部61の腐食をより確実に防止することができる。
次に、下部チャンバ12が昇降動作を行っている場合について説明する。図3は、下部チャンバ12が下降した状態の熱処理装置を示す側面図である。本実施形態の熱処理装置においては主として基板Wの搬入・搬出を行うときに、下部チャンバ12が下降した状態となる。なお、この状態のときには、支持部50が上昇して基板Wを裏面から突き上げるように支持する。
下部チャンバ12が下降しても上部チャンバ11は不動であるため、図3に示すように、処理空間30および機構部空間60ともにその容積が増大する。本実施形態の熱処理装置においては、機構部空間60よりも処理空間30の方がその増大量が大きい。ここで、下部チャンバ12が下降している過程での単位時間当たりの処理空間30の容積変化率をV1l/min.とし、機構部空間60の容積変化率をV2l/min.とする(但し、V1>V2)。このときには、パンチング板35から処理空間30に供給する処理ガスの供給量をV1l/min.増加させてα+V1l/min.とし、機構部供給口25から機構部空間60に供給する不活性ガスの供給量をV2l/min.増加させてα+V2l/min.とする。
逆に、下部チャンバ12が上昇しているときには、処理空間30および機構部空間60ともにその容積が減少する。このときには、パンチング板35から処理空間30に供給する処理ガスの供給量をV1l/min.減少させてα−V1l/min.とし、機構部供給口25から機構部空間60に供給する不活性ガスの供給量をV2l/min.減少させてα−V2l/min.とする。すなわち、処理空間30および機構部空間60のそれぞれの容積変動分を補償するように処理ガスおよび不活性ガスの供給量を増減させているのである。これらのガス供給量増減は、下部チャンバ12が昇降していることを認識した制御部28がガス導入部20および機構部供給口25を制御することによって行われるものである。なお、処理ガスおよび不活性ガスの供給量の増減は、下部チャンバ12が昇降を始めてから行うようにしても良いし、昇降を始める少し前から行うようにしても良い。
このようにすれば、上述した下部チャンバ12が停止している場合と同様に、機構部空間60の内圧と処理空間30の内圧とがほぼ等しくなり、それぞれの空間に存在するガスが異なる空間に流入することはなくなり、処理ガスおよび不活性ガスの双方ともに確実に排気口80から排気される。従って、機構部61の腐食をより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、排気口80と連通部分90との接続部分に形成された排気案内部81の形状を段差形状としていたが、これに限定されるものではなく、図4に示すような形状にしても良い。図4に示す排気案内部81の形状は連通部分90に向けて拡がるようなテーパ形状である。このようにしても、処理空間30からの処理ガスおよび機構部空間60からの不活性ガスは、排気案内部81を経て円滑に排気口80から排気されることとなる。換言すれば、排気案内部81は、気体の通過方向に垂直な気体通過可能面積が排気口80から連通部分90に向けて大きくなるように形成されていれば良いのである。
また、上記実施形態においては、機構部61が基板Wを回転駆動させるのに使用されるものであったが、これに限らず例えば、基板Wを昇降駆動させるのに使用されるものであっても良い。
また、上記実施形態においては、処理空間30および機構部空間60のそれぞれの容積変動分を補償するように処理ガスおよび不活性ガスの供給量を増減させていたが、それらの容積変動分を必ずしも厳密に補償する必要はない。すなわち、処理空間30および機構部空間60のそれぞれの容積が変動したときに、その容積変動に応じて処理ガスおよび不活性ガスの供給量を増減させ、少なくとも処理空間30から機構部空間60への処理ガス流入および機構部空間60から処理空間30への不活性ガス流入を防止できるようにすればよい。
また、上部チャンバ11に排気口80を設ける態様については種々の形態を採り得ることができる。図5は、上部チャンバ11に排気口80を設ける種々の態様を示す図である。図5(a)に示す態様では、円筒状の排気口80を上部チャンバ11の外周方向に沿って一列に20から30個程度設けている。また、図5(b)に示す態様では、円筒状の排気口80を上部チャンバ11の外周方向に沿って二列に設けている。また、図5(c)に示す態様では、スリット状の排気口80を上部チャンバ11の外周方向に沿って設けている。また、図5(d)に示す態様では、スリット状の排気口80を上部チャンバ11の外周方向に沿って間欠的に設けている。さらに、図5(e)に示す態様では、長尺形状の排気口80を設けるようにしている。このように、排気口80としては種々の態様が採用可能であるが、円滑な排気を行うために上部チャンバ11の外周方向に沿って均一に開口を有するような形態が望ましい。
本発明に係る熱処理装置を示す側面図である。 図1の熱処理装置におけるガスの吸排気について説明するための図である。 下部チャンバが下降した状態の熱処理装置を示す側面図である。 排気案内部の他の形状を示す図である。 上部チャンバに排気口を設ける種々の態様を示す図である。 従来の熱処理装置を示す側面図である。
符号の説明
11 上部チャンバ
12 下部チャンバ
20 ガス導入部
25 機構部供給口
30 処理空間
35 パンチング板
60 機構部空間
61 機構部
80 排気口
90 連通部分
W 基板

Claims (2)

  1. 基板に熱処理を行う熱処理装置であって、
    前記熱処理を行うための処理空間と、
    前記処理空間において基板を保持する保持手段と、
    前記保持手段を駆動させるのに使用される機構部と、
    前記処理空間と連通され、前記機構部が配置される機構部空間と、
    前記処理空間に処理ガスを供給するための処理ガス供給手段と、
    前記処理空間と前記機構部空間との連通部分から排気する排気口と、
    を備え、
    前記連通部分の流体抵抗は、前記処理空間および前記機構部空間の流体抵抗よりも大きいことを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1記載の熱処理装置において、
    前記機構部空間に不活性ガスを供給するための不活性ガス供給手段をさらに備えることを特徴とする熱処理装置。
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