JP2001035797A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001035797A
JP2001035797A JP11202860A JP20286099A JP2001035797A JP 2001035797 A JP2001035797 A JP 2001035797A JP 11202860 A JP11202860 A JP 11202860A JP 20286099 A JP20286099 A JP 20286099A JP 2001035797 A JP2001035797 A JP 2001035797A
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Japan
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film
gas
forming region
susceptor
film forming
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JP11202860A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Tanabe
光朗 田辺
Katsunao Kasatsugu
克尚 笠次
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板処理装置に於いて、パーティクル等の汚染
源の発生を軽減し又はクリーニングガスによる腐食を防
止して反応管の寿命を長くする。 【解決手段】少なくとも基板処理状態で反応管1内部を
上下の空間に区画する反応空間分割プレート27を有
し、上下に区画された一方の空間を成膜領域28とし、
他方の空間を非成膜領域29とし、前記成膜領域に処理
ガスを流通し、非成膜領域に非処理ガスを流通し、少な
くとも非成膜領域の排気側に排気抵抗を規制する規制部
を設け、処理ガスが非成膜領域に回込むのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェーハ、ガラス
基板等の被処理基板に成膜等の処理を施す基板処理装
置、特に枚葉式の基板処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱CVD法によりウェーハに成膜処理、
酸化拡散処理、化合物処理等の熱処理を行い、又前記ウ
ェーハに金属膜、金属シリサイド膜、酸化膜、窒化膜等
の薄膜を形成する方法として枚葉式CVD法がある。該
枚葉式CVD法はウェーハを1枚又は複数枚ずつ処理す
るが、膜厚の均一性や自然酸化膜の形成抑制に優れてい
るのが特徴となっている。
【0003】従来の枚葉式CVD装置を図4に於いて説
明する。
【0004】扁平な反応管1の内部は反応空間4となっ
ており、前記反応管の一端には給気フランジ2を介して
ゲートバルブ21が設けられ、他端には排気フランジ3
が取付けられると共に端板5により閉塞されている。前
記反応管1の上側及び下側に加熱用ランプ8が紙面に対
して垂直に多数設けられ、該加熱用ランプ8の外側には
反射板9が設けられている。
【0005】前記反応管1の内部中央に基板載置台を兼
ねるサセプタ10が取付けられている。該サセプタ10
は円板状であり、該サセプタ10にピン貫通孔11が4
箇所穿設されている。前記サセプタ10は中心に於いて
回転軸12により支持され、該回転軸12は前記反応管
1の底面を気密に貫通して図示しない回転機構により回
転可能になっていると共に昇降機構により昇降可能とな
っている。
【0006】前記反応管1の底面にリフトピン13が4
本立設され、該各リフトピン13は前記各ピン貫通孔1
1に対し遊貫可能に位置している。
【0007】前記サセプタ10の周囲に均熱板15が環
状に配置され、該均熱板15は前記サセプタ10と同じ
高さに且つ前記反応空間4の略中間の高さに位置してい
る。
【0008】前記給気フランジ2の上部一端側にガス導
入口17が設けられ、前記排気フランジ3の下部に排気
口18が設けられている。該排気口18及び前記ガス導
入口17は夫々前記反応管1と略同等の幅で設けられて
いる。
【0009】前記給気フランジ2は搬送口20を形成
し、該搬送口20は前記ゲートバルブ21により開閉さ
れる。
【0010】前記反応管1の内部は前記加熱用ランプ8
により加熱され、前記排気口18から排気されながら、
前記ガス導入口17から処理ガスとして成膜ガスが供給
され、該成膜ガスは前記反応空間4内全域を流通する。
【0011】ウェーハ23は前記サセプタ10上に載置
され、該サセプタ10が回転されると共に前記均熱板1
5の補助効果により、前記ウェーハ23表面に均一な成
膜処理が成される。
【0012】次いで、前記ガス導入口17から前記成膜
ガスの供給が停止され、前記反応空間4が真空引、或は
不活性ガスによりガスパージが行われる。前記サセプタ
10の回転が停止すると共に該サセプタ10が下降す
る。前記各ピン貫通孔11に前記各リフトピン13が夫
々貫通し、該各リフトピン13により前記ウェーハ23
が突上げられて支持され、該ウェーハ23と前記サセプ
タ10との間に間隙が形成される。
【0013】前記ゲートバルブ21が開かれ、前記搬送
口20から図示しないツイーザが前記反応管1内に進入
され、前記ツイーザは前記ウェーハ23と前記サセプタ
10の間隙に挿入され、前記ツイーザにより前記ウェー
ハ23がすくい上げられ、該ウェーハ23は前記ツイー
ザにより前記搬送口20外に搬出される。
【0014】引続いて、未処理のウェーハが前記ツイー
ザにより前記反応管1内に搬入され、前記ウェーハが前
記サセプタ10上に載置され、上述の成膜処理が繰返し
行われる。
【0015】前記ウェーハに成膜処理されると同時に前
記反応管1の内壁面にも副生成物が堆積し、堆積した膜
はやがて剥離してパーティクルとなりウェーハ23の汚
染源になるので、定期的に或は所定時間毎に前記反応管
1内をガス洗浄する。
【0016】前記サセプタ10上に前記ウェーハ23が
載置されない状態で、前記ゲートバルブ21が閉じら
れ、前記排気口18から排気しながら、前記ガス導入口
17から処理ガスとしてクリーニングガスが供給され
る。
【0017】該クリーニングガスにより前記反応管1の
内壁面に堆積している膜が分解除去される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記ガス導入口17か
ら供給される成膜ガスは前記反応管1内の全空間を流通
する為、該反応管1の全内壁面に膜が生成されてしま
い、該副生成物がパーティクル等の汚染源となり、前記
ウェーハ23が汚染される原因となる。
【0019】又、前記クリーニングガスも前記反応管1
内の全空間を流通する為、該反応空間4全域が腐食さ
れ、光の透過率が減少し、前記反応管1の寿命が短くな
っていた。
【0020】特に、前記サセプタ10直下の回転軸12
等の回転機構及び昇降機構の可動部に副生成物が成膜さ
れると前記パーティクルが発生し易く、又装置の故障の
原因となる。更に、前記サセプタ10直下部は前記クリ
ーニングガスの腐食を受け易く、装置が故障し易く、装
置寿命も短かくなっていた。
【0021】本発明は斯かる実情に鑑み、反応管内の成
膜に必要な領域のみに成膜ガス又はクリーニングガスを
流し、他の領域に前記各ガスの回込みを防止して、パー
ティクル等の汚染源の発生を軽減すると共に前記クリー
ニングガスによる腐食を防止して反応管の寿命を長くす
るものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも基
板処理状態で反応管内部を上下の空間に区画する反応空
間分割プレートを有し、上下に区画された一方の空間を
成膜領域とし、他方の空間を非成膜領域とし、前記成膜
領域に処理ガスを流通し、非成膜領域に非処理ガスを流
通し、少なくとも非成膜領域の排気側に排気抵抗を規制
する規制部を設けた基板処理装置に係り、又前記成膜領
域、非成膜領域は同一の排気口に連通し、前記規制部は
非成膜領域の排気口連通部に設けられ、該連通部の面積
を狭める整流板である基板処理装置に係り、又前記整流
板は、前記反応空間分割プレートの下流端部が非成膜領
域側に折曲げられたものである基板処理装置に係るもの
であり、又前記非成膜領域は搬送領域を形成し、該搬送
領域にのみ連通する搬送口を介して前記搬送領域に基板
が搬入搬出される基板処理装置に係り、更に又成膜領域
は区画された上部空間であり、搬送領域は下部空間であ
り、前記反応空間分割プレートと同一面となる基板載置
台が昇降可能に設けられ、反応空間底面には前記基板載
置台降下時に該基板載置台を貫通可能な基板リフトピン
が設けられ、前記基板載置台を貫通した基板リフトピン
に対して基板の搬入搬出が行われる基板処理装置に係る
ものである。
【0023】反応管の反応空間が反応空間分割プレート
により上下に区画されているので、成膜ガスは前記反応
空間分割プレートの一方の側の成膜領域を流れ、サセプ
タ上のウェーハは成膜処理される。非成膜ガスは前記反
応空間分割プレートの他方の側の非成膜領域を流れる
が、該非成膜領域の下流側流路は整流板により狭めら
れ、非成膜ガス圧は成膜ガス圧よりも高く設定される。
この為、前記成膜ガスが前記非成膜領域内に浸入するこ
となく、該非成膜領域内に副生成物が付着堆積するのが
防止され、パーティクルの発生が抑制されると共に前記
サセプタ機構部が保護される。
【0024】又、ガス導入口からクリーニングガスを供
給する場合は、該クリーニングガスは前記成膜領域のみ
を流れ、該成膜領域が洗浄される。前記クリーニングガ
スは前記非成膜領域に浸入しないので、該非成膜領域は
前記クリーニングガスにより腐食されることが防止さ
れ、前記サセプタ機構部が保護される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0026】図1に於いて本発明の実施の形態を説明す
る。
【0027】尚、図1中、図4中と同等のものには同符
号を付してある。
【0028】反応管1は反応空間4を画成し、前記反応
管1の一端には給気フランジ2を介してゲートバルブ2
1が設けられ、他端には排気フランジ3が取付けられる
と共に端板5が気密に取付けられている。前記反応管1
の上側及び下側に加熱用ランプ8が多数取付けられてい
る。該加熱用ランプ8の外側には反射板9が設けられて
いる。
【0029】前記反応空間4の中央部にサセプタ10が
水平に取付けられており、該サセプタ10にはウェーハ
23が載置される。前記サセプタ10にピン貫通孔11
が4箇所穿設されている。前記サセプタ10は中心に於
いて回転軸12により支持され、該回転軸12は前記反
応管1の底面の挿通孔25を遊貫し、前記回転軸12は
昇降可能となっている。又該回転軸12は図示しない駆
動部により回転駆動される様になっており、前記挿通孔
25には図示しない非成膜ガス供給口からN2ガス(不
活性ガス)、H2 ガス等の非成膜ガスが供給される様に
なっている。
【0030】前記反応管1の底面にリフトピン13が4
本立設され、該各リフトピン13は前記挿通孔25の周
縁に位置し、前記各リフトピン13は前記各ピン貫通孔
11と同心となる様に位置している。
【0031】前記給気フランジ2には搬送口20が設け
られている。該搬送口20は前記反応管1の端面開口の
下部を占め、前記搬送口20の高さは前記反応空間4の
高さの約半分であり、前記搬送口20の幅は前記ウェー
ハ23の搬入出が可能な幅である。
【0032】前記反応空間4内に反応空間分割プレート
27が水平に取付けられている。該反応空間分割プレー
ト27は前記サセプタ10の成膜位置と同じ高さに設置
され、前記反応空間分割プレート27により前記反応空
間4は上下に区画され、前記反応空間4の上部は成膜領
域28となり、前記反応空間4の下部は非成膜領域で且
つ搬送領域29となっている。前記反応空間分割プレー
ト27の中央部にサセプタ用孔30が穿設されており、
該サセプタ用孔30の直径は前記サセプタ10の直径よ
りも若干大きく、前記サセプタ用孔30に前記サセプタ
10が遊嵌されている。前記反応空間分割プレート27
は均熱板としても機能する。
【0033】該反応空間分割プレート27の前記搬送口
20側の端部は該搬送口20の上部側板32に固着さ
れ、又前記反応空間分割プレート27の他端下流側は所
要の幅で下方に直角に折曲げられており、該折曲げ部が
整流板33となっている。
【0034】前記反応管1の前記搬送口20側上部にガ
ス導入口17が設けられ、該ガス導入口17から成膜ガ
ス又はクリーニングガスが供給される様になっており、
前記給気フランジ2の下部に非成膜ガス導入口34が設
けられ、該非成膜ガス導入口34から非成膜ガスが供給
される様になっている。該非成膜ガスの供給圧力は前記
成膜ガス又はクリーニングガスの供給圧力よりも僅かに
高くなる様設定されている。
【0035】又、前記排気フランジ3の下部には共通排
気口35が設けられている。該共通排気口35、前記ガ
ス導入口17及び前記非成膜ガス導入口34は夫々前記
反応管1の端部開口幅と略同等の幅で設けられている。
【0036】前記共通排気口35の上方に前記整流板3
3の下端が位置しており、該整流板33の下端が前記共
通排気口35の幅方向中央部よりも上流側に寄せて配置
され、該共通排気口35の前記成膜領域28に連通する
排気口面積と前記した搬送領域に連通する排気口面積と
では、前記成膜領域に連通する排気口面積の方が大き
く、搬送領域の非成膜ガスは前記共通排気口35から排
出する際に絞られ流路抵抗が生じる様になっている。従
って、前記成膜領域28に流れる成膜ガス又はクリーニ
ングガスの方が前記搬送領域29に流れる非成膜ガスよ
りも排気され易くなっている。
【0037】以下、作用について説明する。
【0038】反応管1の内部は加熱用ランプ8により上
面及び下面から加熱され、共通排気口35から排気され
つつ、ガス導入口17から成膜ガスが供給され、該成膜
ガスは成膜領域28内を流通し、反応空間分割プレート
27の下流側の整流板33に案内されて共通排気口35
から排出される。
【0039】前記反応管1の非成膜ガス導入口34及び
前記挿通口25からN2 ガス、H2ガス等の非成膜ガス
が供給され、該非成膜ガスは搬送領域29内を流通し、
前記整流板33に案内されて前記共通排気口35より排
気される。
【0040】サセプタ10上にはウェーハ23が載置さ
れ、前記サセプタ10は図示しない駆動機構により回転
されるので、前記ウェーハ23表面は均一に成膜処理さ
れる。
【0041】斯かる成膜処理の間、前記非成膜ガス導入
口34、前記挿通口25からの前記非成膜ガスの供給圧
力は前記成膜ガスの供給圧力よりも僅かに高いので、前
記サセプタ10と前記反応空間分割プレート27の境界
部の隙間から前記成膜ガスが前記搬送領域29に流入す
るのが防止される。又前記成膜領域28から排出される
成膜ガスが前記整流板33の下端を回込んで前記搬送領
域29内に流入するのが防止される。而して、前記成膜
ガスは上層の前記成膜領域28のみを流れ、下層の前記
搬送領域29に流入しないので、該搬送領域29の壁面
に膜が形成されることはない。
【0042】従って、パーティクル等の原因物質である
反応副生成物の成膜面積が大幅に減少し、前記ウェーハ
23の成膜品質を向上することができる。前記成膜ガス
は前記搬送領域29に流入しないので、前記サセプタ1
0の直下にある回転軸12、回転機構及び昇降機構に副
生成物が付着せず、保守も容易になり、故障も少なくな
る。
【0043】前記ウェーハ23への成膜処理が終了した
後、前記ガス導入口17から成膜ガスが供給されるのが
停止され、前記反応空間4が真空引され或は不活性ガス
によりガスパージされる。
【0044】次いで、前記サセプタ10の回転が停止さ
れると共に、該サセプタ10は下降し、該サセプタ10
の前記各ピン貫通孔11を前記各リフトピン13が貫通
し、該各リフトピン13により前記ウェーハ23が下か
ら突上げられ、該ウェーハ23は前記各リフトピン13
により4箇所で支持される。
【0045】前記ゲートバルブ21が開かれ、前記搬送
口20から図示しないツイーザが前記搬送領域29内に
進入し、前記ツイーザは前記ウェーハ23と前記サセプ
タ10の間隙に挿入され、前記ツイーザにより前記ウェ
ーハ23がすくい上げられ、該ウェーハ23は前記ツイ
ーザにより前記搬送口20外に搬出される。
【0046】再び、未処理のウェーハ23が前記ツイー
ザにより前記搬送口20から前記搬送領域29内に搬送
され、前記ウェーハ23は前記リフトピン13上に載置
され、前記ツイーザは前記搬送口20外に退出し、前記
ゲートバルブ21が閉じられると共に、前記サセプタ1
0が上昇し、該サセプタ10上に前記ウェーハ23が載
置される。該サセプタ10は前記サセプタ用孔30に嵌
合し、該サセプタ10により前記成膜領域28と前記搬
送領域29とが再び仕切られ、上述の反応操作により成
膜処理が行われる。
【0047】次に、前記成膜領域28をクリーニングす
る場合について説明する。
【0048】前記ゲートバルブ21が閉じられ、前記サ
セプタ10が前記反応空間分割プレート27のサセプタ
用孔30に嵌合された状態に於いて、前記共通排気口3
5から排気しつつ、前記非成膜ガス導入口34、挿通口
25から前記非成膜ガスが供給されると共に、前記ガス
導入口17からクリーニングガスが供給され、前記成膜
領域28内は前記クリーニングガスが流通する。前記成
膜領域28内壁面の副生成物は前記クリーニングガスに
より除去され、該クリーニングガスは汚染物質と共に前
記整流板33に案内されて前記共通排気口35より排出
される。
【0049】前記非成膜ガス導入口34、前記挿通口2
5から供給された該非成膜ガスは前記搬送領域29内を
流通し、前記整流板33に案内されて共通排気口35よ
り排出される。
【0050】前記クリーニングの間、前記非成膜ガス導
入口34からの前記非成膜ガスの供給圧力は前記クリー
ニングガスの供給圧力よりも僅かに高いので、前記サセ
プタ10と前記反応空間分割プレート27との境界部の
隙間から前記クリーニングガスが前記搬送領域29に流
入するのが防止される。又前記成膜領域28から排出さ
れるクリーニングガスが前記整流板33の下端を回込ん
で前記搬送領域29内に流入するのが防止される。而し
て、前記クリーニングガスは上層の前記成膜領域28の
みを流れ、前記クリーニングガスは下層の前記搬送領域
29に流入しないので、該搬送領域29の壁面や前記挿
通孔25及び前記回転軸12が腐食されることがなく、
前記成膜領域28のみがクリーニングされる。
【0051】従って、前記成膜領域28の必要最小限の
範囲のみがクリーニングされ、特に前記回転軸12の回
転機構及び昇降機構のクリーニングガスによる腐食が防
止されるので、前記反応管1及び機構部分の寿命が長く
なる。
【0052】尚、本発明の基板処理装置は、上述の実施
の形態に於ける整流板33に限定されるものではなく、
図2に示す様に反応空間分割プレート27の下流側下面
に整流板36を垂直に設け、該整流板36の下端により
前記搬送領域29の下流側流路を狭めて、前記成膜領域
28から前記共通排気口35に流れる成膜ガス又はクリ
ーニングガスが前記搬送領域29に流入するのを抑制し
てもよい。又、図3に示す様に前記共通排気口35近傍
の前記反応管1底面に整流板37を立設し、該整流板3
7と前記反応空間分割プレート27の下流側端部との間
隙を狭めることにより、前記成膜領域28から前記共通
排気口35に流れる成膜ガス又はクリーニングガスが前
記搬送領域29に流入するのを抑制してもよい。又、前
記整流板37で搬送領域29の下流端を閉鎖し、前記整
流板37に排気口を突設してもよい。更に、前記整流板
33を前記反応空間分割プレート27又は前記反応管1
と一体に形成する場合に限らず、別体として整流板33
を独立して設け、前記搬送領域29下流側の流路を狭め
てもよいことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、反応管
の反応空間が反応空間分割プレートにより上下に分割さ
れ、処理ガスは成膜領域を流れ、非成膜ガスは非成膜領
域を流れるので非成膜領域での反応副生成物の付着堆積
が防止され、又非成膜ガス圧は成膜ガス圧よりも高くな
るので、前記成膜ガスが前記非成膜領域内に浸入しない
為、該非成膜領域内での反応副生成物の付着堆積が防止
され、パーティクルの発生が抑制されてウェーハの品質
が向上すると共に前記サセプタの機構部が保護されて装
置寿命が長くなる。
【0054】又、ガス導入口からクリーニングガスが供
給される場合、該クリーニングガスは前記成膜領域のみ
を流れ、該成膜領域が前記クリーニングガスにより洗浄
される。前記クリーニングガスは前記非成膜領域に浸入
しないので、該非成膜領域は前記クリーニングガスによ
り腐食されることが防止され、前記サセプタの機構部が
保護され、又反応管の寿命が長くなる等種々の優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】該実施の形態に於ける整流板の他の形態を示す
断面図である。
【図3】該実施の形態に於ける整流板の更に他の形態を
示す断面図である。
【図4】従来の枚葉式CVD装置の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 反応管 4 反応空間 8 加熱用ランプ 10 サセプタ 17 ガス導入口 20 搬送口 23 ウェーハ 27 反応空間分割プレート 28 成膜領域 29 搬送領域 33 整流板 34 非成膜ガス導入口 35 共通排気口 36 整流板 37 整流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 CA06 CA12 EA06 EA11 KA08 KA12 KA24 5F045 AA03 AF07 BB15 DP04 DP28 EB02 EB06 EC03 EE20 EF20 EG02 EK12 EM02 EM09 EM10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基板処理状態で反応管内部を
    上下の空間に区画する反応空間分割プレートを有し、上
    下に区画された一方の空間を成膜領域とし、他方の空間
    を非成膜領域とし、前記成膜領域に処理ガスを流通し、
    非成膜領域に非処理ガスを流通し、少なくとも非成膜領
    域の排気側に排気抵抗を規制する規制部を設けたことを
    特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記成膜領域、非成膜領域は同一の排気
    口に連通し、前記規制部は非成膜領域の排気口連通部に
    設けられ、該連通部の面積を狭める整流板である請求項
    1の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記整流板は、前記反応空間分割プレー
    トの下流端部が非成膜領域側に折曲げられたものである
    請求項2の基板処理装置。
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