JP4368288B2 - 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法 - Google Patents

基板周縁処理装置および基板周縁処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4368288B2
JP4368288B2 JP2004318232A JP2004318232A JP4368288B2 JP 4368288 B2 JP4368288 B2 JP 4368288B2 JP 2004318232 A JP2004318232 A JP 2004318232A JP 2004318232 A JP2004318232 A JP 2004318232A JP 4368288 B2 JP4368288 B2 JP 4368288B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
blocking plate
processing apparatus
peripheral
annular portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004318232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006128569A (ja
Inventor
健一 横内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2004318232A priority Critical patent/JP4368288B2/ja
Publication of JP2006128569A publication Critical patent/JP2006128569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4368288B2 publication Critical patent/JP4368288B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、基板の周縁部の処理を行う基板周縁処理装置および基板周縁処理方法に関する。
半導体デバイス、液晶ディスプレイ等の製造工程では、半導体ウエハ、ガラス基板等の基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、イオン注入、レジスト剥離、層間絶縁膜の形成、熱処理、エッチング処理等の各種処理が行われる。
基板の上面および周縁部に配線の形成のための例えば銅からなる金属膜が形成された後、上記のエッチング処理を行うことにより、基板上の素子形成領域を除いた基板の裏面の全体、上面の周縁部および周端面(ベベル部)に形成された不要な金属膜が除去される。
また、上記のエッチング処理を行うことにより、基板を搬送する基板搬送ロボットのハンドが基板の裏面の全体、上面の周縁部および周端面を保持した場合に、基板の裏面の全体、上面の周縁部および周端面における銅または銅イオンにより基板搬送ロボットのハンドが汚染されることが防止されている。
さらに、近年では、半導体デバイスには様々な金属材料が使用されつつある。これらの金属材料の金属イオンの中には、熱処理を経てシリコンからなる基板中に容易に拡散するものがある。そこで、上記のエッチング処理を行うことにより、金属膜の不要部分が除去され、金属イオンの拡散による基板の電気特性の悪化が防止されている。
このようなエッチング処理を行うための基板周縁処理装置は、一般的に、基板を水平に保持して回転させるスピンチャックと、不活性ガス(例えば、窒素ガス)を吐出するための吐出口を有するとともにスピンチャックに保持された基板に対向するように基板の上方に設けられた遮断板と、基板の裏面にエッチング液を供給するエッチング液供給ノズルとを含む。このエッチング液供給ノズルは、スピンチャックの回転軸に挿通されたエッチング液流通配管の先端に設けられている。
基板の裏面の中心部に供給されたエッチング液は、遠心力により基板の裏面の中心部から周端面を伝わり基板の上面に回り込む。このとき、遮断板の吐出口から適量の不活性ガスが基板の上面に向けて供給されており、かつ適切にスピンチャックの回転数が調整される。それにより、エッチング液の基板の上面への回り込み量が調整されている。
しかしながら、上記の基板周縁処理装置では、エッチング液の回り込み量を精度よく制御することができない。その結果、基板の上面の周縁部の複数の部分で処理幅(エッチング幅)が不均一となる。
そこで、均一なエッチング幅を得るための基板周縁処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この基板周縁処理装置の遮断板は、基板の上面の周縁部に対向する位置に環状部を有する。基板に供給されるエッチング液は、基板の裏面から周端面を伝わった後、上面の周縁部に回り込み、上記の環状部に接触することにより生じる表面張力によって液膜を形成する。この液膜は環状部の内方へ浸入することができない。それにより、所定のエッチング幅が得られる。
特開平2004−79909号公報
基板上に形成する金属膜のエッチング幅は、基板上に形成される膜の材料により異なる。したがって、従来までは、環状部の直径が異なる別の遮断板を用いることにより金属膜のエッチング幅を変更していた。
しかしながら、遮断板を交換することは作業者にとって煩雑である。その結果、交換作業時の基板周縁処理装置の停止時間が長くなり、スループットが低下する。
また、遮断板の環状部が所望のエッチング幅が得られるよう精密に設計されていても、エッチング液の種類、濃度および温度ならびに基板表面の親水性および疎水性等の状態によって、エッチング液の基板への接触状態は異なり、エッチング幅が変化してしまう。
本発明の目的は、容易に所望のエッチング幅を得ることができる基板周縁処理装置および基板周縁処理方法を提供することである。
第1の発明に係る基板周縁処理装置は、基板の上面の周縁部に対して選択的にエッチング処理を施す基板周縁処理装置であって、基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、基板回転手段により回転される基板の裏面に向けてエッチング液を供給するエッチング液供給手段と、基板の上面に対向するように設けられ、基板の裏面から上面の周縁部へ回り込むエッチング液に接触することによりエッチング液の内方への移動を阻止する環状部を有する遮断板と、遮断板の基板の平面方向における環状部と基板との相対位置を変更する位置変更手段とを備えたものである。
本実施の形態に係る基板周縁処理装置においては、基板回転手段により基板が保持されつつ回転される。基板回転手段により回転される基板の裏面に向けてエッチング液供給手段によりエッチング液が供給される。また、基板の上面に対向するように設けられた遮断板の環状部が基板の裏面から上面の周縁部へ回り込むエッチング液に接触することにより、エッチング液の内方への移動が阻止される。
基板の処理幅(エッチング幅)を変更する場合には、遮断板の基板の平面方向における環状部と基板との相対位置が位置変更手段により変更される。それにより、遮断板の交換を行うことなく基板のエッチング幅を容易に変更することができる。これにより、エッチング液の種類、濃度および温度ならびに基板表面の親水性および疎水性等の状態に応じて容易に所望のエッチング幅を得ることができる。
基板回転手段により基板が回転される際に、遮断板を回転される基板と相対的に回転させる遮断板回転手段をさらに備えてもよい。この場合、基板回転手段により回転される基板と相対的に遮断板回転手段により遮断板が回転されることによって、エッチング液の内方への移動が十分に阻止される。それにより、確実に所望のエッチング幅を得ることができる。
遮断板は、エッチング液供給手段によりエッチング液が基板上に供給される際に、基板の上面に対して気体を供給する気体供給手段を備えてもよい。この場合、エッチング液供給手段によりエッチング液が基板上に供給される際に、基板の上面に対して気体が気体供給手段により供給されることによって、エッチング液の内方への移動が確実に阻止される。それにより、より確実に所望のエッチング幅を得ることができる。
気体は、不活性ガスを含んでもよい。この場合、基板に影響を与えることなく基板処理を行うことができる。
位置変更手段は、遮断板を基板の平面方向に移動させる遮断板位置変更手段を含んでもよい。この場合、遮断板位置変更手段により遮断板が基板に対して基板の平面方向に移動されることによって、遮断板の環状部が基板の平面方向に移動される。それにより、容易にエッチング幅を変更することができる。
位置変更手段は、基板を保持する基板回転手段を基板の平面方向に移動させる基板位置変更手段を含んでもよい。この場合、基板位置変更手段により基板回転手段が基板の平面方向に移動されることによって、基板が遮断板の環状部に対して基板の平面方向に移動される。それにより、容易にエッチング幅を変更することができる。
基板回転手段は、基板の外周端面から離間した位置と基板の外周端面に当接する位置とに移動可能に設けられた複数の基板保持部を有し、位置変更手段は、複数の基板保持部の移動量をそれぞれ変更する移動機構を含んでもよい。
この場合、移動機構により複数の基板保持部の移動量がそれぞれ変更されることによって、基板が遮断板の環状部に対して基板の平面方向に移動される。それにより、容易にエッチング幅を変更することができる。
遮断板は、遮断板本体部と、遮断板本体部に移動可能に設けられるとともに環状部を有する移動部とを含み、位置変更手段は、移動部を基板の平面方向に移動させる環状部位置変更手段を含んでもよい。
この場合、環状部位置変更手段により移動部が基板に対して基板の平面方向に移動されることによって、遮断板の環状部が基板の平面方向に移動される。それにより、容易にエッチング幅を変更することができる。
第2の発明に係る基板周縁処理方法は、環状部を有する遮断板を基板に対向させた状態で基板の上面の周縁部に対して選択的にエッチング処理を施す基板周縁処理方法であって、基板の平面方向における遮断板の環状部と基板との相対位置を変更するステップと、基板を保持しつつ回転させるステップと、回転される基板の裏面に向けてエッチング液を供給するステップと、遮断板を基板の上面に対して対向するように配置し、基板の裏面から上面の周縁部へ回り込むエッチング液に環状部を接触させることによりエッチング液の内方への移動を阻止するステップとを備えたものである。
本発明に係る基板周縁処理方法においては、基板が保持されつつ回転される。回転される基板の裏面に向けてエッチング液が供給される。また、基板の上面に対向するように配置された遮断板の環状部が基板の裏面から上面の周縁部へ回り込むエッチング液に接触することにより、エッチング液の内方への移動が阻止される。
基板のエッチング幅を変更する場合には、遮断板の基板の平面方向における環状部と基板との相対位置が変更される。それにより、遮断板の交換を行うことなく基板の処理幅(エッチング幅)を容易に変更することができる。これにより、エッチング液の種類、濃度および温度ならびに基板表面の親水性および疎水性等の状態に応じて容易に所望のエッチング幅を得ることができる。
本発明によれば、遮断板の交換を行うことなく基板のエッチング幅を容易に変更することができる。それにより、エッチング液の種類、濃度および温度ならびに基板表面の親水性および疎水性等の状態に応じて容易に所望のエッチング幅を得ることができる。
以下の説明において、基板とは、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a、基板のエッチング処理を行う複数の基板周縁処理装置10および流体ボックス部2bが配置されている。
流体ボックス部2a,2bは、それぞれ処理領域Aの各基板周縁処理装置10へのエッチング液および純水の供給ならびに各基板周縁処理装置10からの廃液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、エッチング液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
処理領域Bには、流体ボックス部2c、基板のエッチング処理を行う複数の基板周縁処理装置10および流体ボックス部2dが配置されている。
流体ボックス部2c,2dは、それぞれ処理領域Bの各基板周縁処理装置10へのエッチング液および純水の供給ならびに各基板周縁処理装置10からの廃液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、エッチング液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。処理領域A,Bの一端部側には、基板の搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。本実施の形態においては、キャリア1として、基板Wを密閉した状態で収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)を用いているが、これに限定されるものではなく、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッド、OC(Open Cassette)等を用いてもよい。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された基板周縁処理装置10に搬送し、または、基板周縁処理装置10から受け取った基板Wを他の基板周縁処理装置10またはインデクサロボットIRに搬送する。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各基板周縁処理装置10の動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
図2は、図1の基板周縁処理装置10の一部側面図である。基板周縁処理装置10は、上面および周縁部に金属膜が形成された後に素子形成領域を除いた基板Wの裏面の全体、上面の周縁部および周端面(ベベル部)に形成された不要な金属膜を除去(エッチング)するものである。
図2に示すように、基板周縁処理装置10は、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるための複数のチャックピン11を備える。複数のチャックピン11はスピンベース12上に設けられている。
スピンベース12は、チャック回転駆動モータ14によって回転される回転軸13の上端に固定されている。基板Wは、エッチング処理を行う場合等にチャック11により水平に保持された状態で回転する。
スピンベース12の回転軸13は中空軸からなる。回転軸13の内部には、液体供給管16が挿通されている。液体供給管16には、図示しないエッチング液供給源からのエッチング液をエッチング液供給弁17を介して供給することができるとともに、図示しない純水供給源からの純水を純水供給弁18を介して供給することができる。
液体供給管16は、チャックピン11に保持された基板Wの下面に近接する位置まで延びている。液体供給管16の先端には、基板Wの下面中央に向けてエッチング液または純水を吐出する裏面ノズル16aが設けられている。
基板Wの上方には遮断板19が設けられている。この遮断板19は、基板Wの上面に対向する位置に環状部19aを有する。
遮断板19は、スピンベース12の回転軸13と同軸上に配置された回転軸20の下端に固定されている。回転軸20には、遮断板19を昇降させるための遮断板昇降駆動機構22ならびに遮断板19を回転される基板Wと相対的に回転させるための遮断板回転駆動機構23が接続されている。また、回転軸20には、遮断板19を基板Wの平面方向に移動させるための遮断板横移動駆動機構21が接続されている。遮断板横移動駆動機構21の詳細については後述する。
遮断板19の回転軸20は中空軸からなる。回転軸20の内部には、不活性ガス供給管24が挿通されている。不活性ガス供給管24には、図示しない不活性ガス供給源からの不活性ガスを不活性ガス供給弁25を介して供給することができる。本実施の形態では、不活性ガスとして窒素を用いているが、アルゴン等の他の不活性ガスを用いてもよい。
本実施の形態において基板周縁処理装置10により基板Wのエッチング処理を行う場合には、基板Wがチャックピン11により保持された状態で回転される。また、遮断板19の環状部19aが基板Wの上面に近接する位置まで遮断板昇降駆動機構22により遮断板19が下降される。遮断板19は、遮断板回転駆動機構23により回転される。
そして、液体供給管16の裏面ノズル16aから基板Wの裏面にエッチング液が供給される。
裏面ノズル16aにより基板Wの裏面に供給されたエッチング液は、遠心力により基板Wの裏面の中心部から周端面を伝わり基板Wの上面の周縁部に回り込む。
基板Wの上面の周縁部に回り込んだエッチング液は、遮断板19の環状部19aに接触することにより生じる表面張力によって液膜を形成する。この液膜は環状部19aの内方へ浸入することができない。それにより、所定のエッチング幅が得られる。
以下、基板Wの上面における周縁部の処理幅(エッチング幅)を変更する方法について説明する。以下の各実施の形態に係る基板周縁処置装置10は、基板Wと遮断板19の環状部19aとの位置を相対的に変更することができる可変機構を有する。これらの各可変機構により基板Wのエッチング幅を変更することができる。
図3は、図2の遮断板横移動駆動機構21の構成を説明するための説明図である。なお、図3に示す遮断板横移動駆動機構21の構成は一例であり、その要旨を変更するものでなければこれに限定されるものではない。
図3に示すように、遮断板19を回転させる回転軸20はアーム31に接続されている。アーム31は、支持部材32に接続されている。支持部材32にはねじ軸34が螺合するナット部33が設けられている。ねじ軸34は、支持部材37を介してモータ35の回転軸36に接続されている。アーム31、支持部材32、ナット部33、ねじ軸34、モータ35、回転軸36および支持部材37が遮断板横移動駆動機構21を構成する。
モータ35を正回転または逆回転させることによりアーム31が基板Wの平面方向に移動する。それにより、基板Wの上面に近接される遮断板19の環状部19aを基板Wの平面方向に移動させることができる。
基板Wのエッチング幅は、遮断板19の環状部19aの最内部(基板Wの中心側の環状部19aの内周面)の位置により決定される。遮断板19の回転軸20とスピンベース12の回転軸13とが同軸となっている場合で、エッチング幅を例えば初期設定値の1.5mmから2mmに変更したい場合、遮断板横移動駆動機構21により遮断板19の環状部19aの位置を基板Wの中心側に0.5mm移動させる。それにより、所望の2mmのエッチング幅を得ることができる。
なお、本実施の形態では、モータ35によってねじ軸34を回転させることにより、遮断板19の環状部19aの基板Wに対する位置を変更することとしたが、これに限定されるものではなく、ビス等により手動で上記位置を変更してもよい。
(第2の実施の形態)
図4は、基板周縁処理装置10の一部側面図の他の例である。図4に示すように、本実施の形態に係る基板周縁処理装置10aが第1の実施の形態に係る基板周縁処理装置10と異なる点は、遮断板横移動駆動機構21の代わりに回転軸横移動駆動機構15が設けられている点である。回転軸横移動駆動機構21は、スピンベース12の回転軸13に接続されており、回転軸13を基板Wの平面方向に移動させるものである。
図5は、図4の回転軸横移動駆動機構15の構成を説明するための説明図である。なお、図5に示す回転軸横移動駆動機構15の構成は一例であり、その要旨を変更するものでなければこれに限定されるものではない。
図5に示すように、スピンベース12を回転させる回転軸13が接続されたチャック回転駆動モータ14は、保持ベース41の上面に設けられている。保持ベース41の下面には支持部材42が接続されている。支持部材42にはねじ軸44が螺合するナット部43が設けられている。ねじ軸44は、支持部材47を介してモータ45の回転軸46に接続されている。保持ベース41、支持部材42、ナット部43、ねじ軸44、モータ45、回転軸46および支持部材47が回転軸横移動駆動機構15を構成する。
モータ45を正回転または逆回転させることにより保持ベース41が基板Wの平面方向に移動する。それにより、チャックピン11に保持された基板Wを基板Wの平面方向に移動させることができる。これにより、遮断板19の環状部19aに対する基板Wの位置を変更することができる。
なお、本実施の形態では、モータ45によってねじ軸44を回転させることにより、基板Wの遮断板19の環状部19aに対する位置を変更することとしたが、これに限定されるものではなく、ビス等により手動で上記位置を変更してもよい。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る基板周縁処理装置10においては、以下に説明するように、基板Wを保持するチャックピン11の開度を変更することにより基板Wの保持位置を移動させる。
図6(a)は、本実施の形態に係るチャックピン11を示す側面図であり、図6(b)は、基板Wがチャックピン11に保持される状態を示す説明図である。
図6(a)に示すように、チャックピン11は、支持ピン51、棒状のピン部材52、ピン固定板53および連結部材54により構成される。
支持ピン51およびピン部材52はピン固定板53上に固定されている。支持ピン51は、基板Wの裏面を支持する。ピン部材52はV字状の溝を有し、基板Wの周端面を支持する。ピン固定板53は連結部材54を介してリンク部55に回転自在に取り付けられている。なお、リンク部55は、図2のスピンベース12内に設けられている。
図6(b)に示すように、各チャックピン11(図6(b)の例では3つ)のピン固定板53は連結部材54を基点として、初期位置からピン部材52が基板Wの外周端面に近づく方向に回転される。それにより、基板Wは各チャックピン11のピン部材52により保持される。以下、連結部材54を中心軸とした初期位置からのピン部材52の回転角度をピン固定板53の開度と呼ぶ。
本実施の形態では、上記ピン固定板53の開度をそれぞれ変更することにより基板Wの保持位置を変更する。それにより、基板Wの遮断板19の環状部19aに対する位置を変更することができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、以下の構成を有する遮断板19を用いることにより遮断板19の環状部19aの基板Wに対する位置を変更する。
図7は、遮断板19の一例を示す模式図である。図7(a)は遮断板19の断面図を示し、図7(b)は遮断板19の下面図を示す。
図7(a),(b)に示すように、遮断板19は、遮断板本体部19b、環状部19aを備える移動部19cおよびねじ部19dにより構成される。
移動部19cは長孔19eを有する。この長孔19eを介してねじ部19dにより遮断板本体部19bに移動部19cが固定されている。
上記のような構成によって、移動部19cが長孔19eを有することにより、ねじ部19dによる遮断板本体部19bに対する移動部19cの固定位置を変更することができる。それにより、遮断板19の環状部19aの基板Wに対する位置を変更することができる。
(第1〜第4の実施の形態における効果)
上記各実施の形態においては、基板Wと遮断板19の環状部19aとの位置を相対的に変更することにより、遮断板19の交換を行うことなく基板Wのエッチング幅を容易に変更することができる。それにより、エッチング液の種類、濃度および温度ならびに基板W表面の親水性および疎水性等の状態に応じて容易に所望のエッチング幅を得ることができる。
(他の変形例)
なお、上記各実施の形態においては、基板Wと遮断板19の環状部19aとの位置を相対的に変更する構成の例について示されているが、基板Wと遮断板19の環状部19aとの位置を相対的に変更できる構成であれば上記各実施の形態に係る構成にのみ限定されるものではない。例えば、第4の実施の形態において移動部19cを駆動装置を用い移動させてもよい。
また、上記第1〜第4の実施の形態における構成をそれぞれ組み合わせて基板Wと遮断板19の環状部19aとの位置を相対的に変更させてもよい。
本実施の形態においては、チャックピン11およびスピンベース12が基板回転手段に相当し、液体供給管16、裏面ノズル16aおよびエッチング液供給弁17がエッチング液供給手段に相当し、遮断板回転駆動機構23が遮断板回転手段に相当し、不活性ガス供給管24および不活性ガス供給弁25が気体供給手段に相当する。
また、本実施の形態においては、遮断板横移動駆動機構21が遮断板位置変更手段に相当し、回転軸横移動駆動機構15が基板位置変更手段に相当し、チャックピン11が基板保持部に相当し、ピン固定板53が移動機構に相当し、ねじ部19dおよび長孔19eが環状部位置変更手段に相当する。
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の種々の基板に処理を行うため等に利用することができる。
本実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の基板周縁処理装置の一部側面図である。 図2の遮断板横移動駆動機構の構成を説明するための説明図である。 基板周縁処理装置の一部側面図の他の例である。 図4の回転軸横移動駆動機構の構成を説明するための説明図である。 (a)は、本実施の形態に係るチャックピンを示す側面図であり、(b)は、基板がチャックピンに保持される状態を示す説明図である。 遮断板の一例を示す模式図である。
符号の説明
10,10a 基板周縁処理装置
11 チャックピン
12 スピンベース
13 回転軸
14 チャック回転駆動モータ
15 回転軸横移動駆動機構
16 液体供給管
16a 裏面ノズル
17 エッチング液供給弁
19 遮断板
19a 環状部
19b 遮断板本体部
19c 移動部
19d ねじ部
19e 長孔
20 回転軸
21 遮断板横移動駆動機構
23 遮断板回転駆動機構
24 不活性ガス供給管
25 不活性ガス供給弁
31 アーム
32,42 支持部材
33,43 ナット部
34,44 ねじ軸
35,45 モータ
36,46 回転軸
37,47 支持部材
41 保持ベース
51 支持ピン
52 ピン部材
53 ピン固定板
54 連結部材
55 リンク部
W 基板

Claims (9)

  1. 基板の上面の周縁部に対して選択的にエッチング処理を施す基板周縁処理装置であって、
    前記基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、
    前記基板回転手段により回転される前記基板の裏面に向けてエッチング液を供給するエッチング液供給手段と、
    前記基板の上面に対向するように設けられ、前記基板の裏面から上面の周縁部へ回り込むエッチング液に接触することによりエッチング液の内方への移動を阻止する環状部を有する遮断板と、
    前記遮断板の前記基板の平面方向における前記環状部と前記基板との相対位置を変更する位置変更手段とを備えたことを特徴とする基板周縁処理装置。
  2. 前記基板回転手段により前記基板が回転される際に、前記遮断板を前記回転される基板と相対的に回転させる遮断板回転手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記遮断板は、前記エッチング液供給手段によりエッチング液が前記基板上に供給される際に、前記基板の上面に対して気体を供給する気体供給手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の基板周縁処理装置。
  4. 前記気体は、不活性ガスを含むことを特徴とする請求項3記載の基板周縁処理装置。
  5. 前記位置変更手段は、前記遮断板を前記基板の平面方向に移動させる遮断板位置変更手段を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板周縁処理装置。
  6. 前記位置変更手段は、前記基板を保持する前記基板回転手段を前記基板の平面方向に移動させる基板位置変更手段を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板周縁処理装置。
  7. 前記基板回転手段は、前記基板の外周端面から離間した位置と前記基板の外周端面に当接する位置とに移動可能に設けられた複数の基板保持部を有し、
    前記位置変更手段は、前記複数の基板保持部の移動量をそれぞれ変更する移動機構を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板周縁処理装置。
  8. 前記遮断板は、遮断板本体部と、前記遮断板本体部に移動可能に設けられるとともに前記環状部を有する移動部とを含み、
    前記位置変更手段は、前記移動部を前記基板の平面方向に移動させる環状部位置変更手段を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板周縁処理装置。
  9. 環状部を有する遮断板を基板に対向させた状態で前記基板の上面の周縁部に対して選択的にエッチング処理を施す基板周縁処理方法であって、
    前記基板の平面方向における前記遮断板の前記環状部と前記基板との相対位置を変更するステップと、
    前記基板を保持しつつ回転させるステップと、
    回転される前記基板の裏面に向けてエッチング液を供給するステップと、
    前記遮断板を前記基板の上面に対して対向するように配置し、前記基板の裏面から上面の周縁部へ回り込むエッチング液に前記環状部を接触させることによりエッチング液の内方への移動を阻止するステップとを備えたことを特徴とする基板周縁処理方法。
JP2004318232A 2004-11-01 2004-11-01 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法 Expired - Fee Related JP4368288B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004318232A JP4368288B2 (ja) 2004-11-01 2004-11-01 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004318232A JP4368288B2 (ja) 2004-11-01 2004-11-01 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006128569A JP2006128569A (ja) 2006-05-18
JP4368288B2 true JP4368288B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=36722900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004318232A Expired - Fee Related JP4368288B2 (ja) 2004-11-01 2004-11-01 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4368288B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI661479B (zh) 2015-02-12 2019-06-01 日商思可林集團股份有限公司 基板處理裝置、基板處理系統以及基板處理方法
JP6426499B2 (ja) * 2015-02-27 2018-11-21 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置、基板処理システムおよび基板処理方法
JP6842391B2 (ja) * 2017-09-07 2021-03-17 キオクシア株式会社 半導体製造装置および半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006128569A (ja) 2006-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10047441B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP5270607B2 (ja) 基板処理装置
KR102008061B1 (ko) 기판 세정 장치, 기판 처리 장치, 기판 세정 방법 및 기판 처리 방법
KR20100069601A (ko) 이물질 제거 장치, 이물질 제거 방법 및 기억 매체
JP2009510722A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2007142077A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR102301802B1 (ko) 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치
WO2013035731A1 (ja) 基板液処理装置、及び基板液処理装置の制御方法
JP4275420B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP6331189B2 (ja) 基板処理装置
JP3874261B2 (ja) 基板処理装置
US10331049B2 (en) Substrate cleaning device and substrate processing apparatus including the same
JP4368288B2 (ja) 基板周縁処理装置および基板周縁処理方法
JP2005286221A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2019061979A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009239026A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009111163A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2006019545A (ja) 基板処理装置
KR101099733B1 (ko) 기판 처리 장치
JP2008080288A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH10216606A (ja) 回転式基板処理装置および基板回転保持装置ならびにその設計方法
JP2004235235A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3917493B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2017183568A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2002170810A (ja) 基板処理装置および基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees