JP2005353769A - 周波数可変ミリ波光源とその光ミリ波信号発生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周波数が安定且つ可変領域が広い周波数可変ミリ波光源を提供する。
【解決手段】 周波数可変ミリ波光源101は、光ミリ波信号を発生する光源であり、周波数間隔が一定である複数の縦のモード(光信号)を発生する光コム発生器11と、これらの複数のモードの内の2つを取り出す、光カプラ12および2つの可変光フィルタ13,14と、光の周波数変換が可能な光変調器であり、2つの内の一方のモードの周波数をΔf変化させるシングルサイドバンド変調器15と、周波数が変化した一方のモードと他方のモードとを合波する光カプラ16とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、周波数可変のミリ波帯電磁波発生に用いる周波数可変ミリ波光源とその光ミリ波信号発生方法に関するものである。
近年、電波天文やイメージングの分野において100GHzを超える領域でのミリ波の発生が注目されている。特に、広い周波数領域をカバーする周波数可変であり、かつ低ノイズの発生器は、天文観測や分析には必須となっている。従来電磁波の発生は全電気的な手法で行われていたが、周波数が100GHz付近になってくると全電気的な手法では電磁波の発生は困難となる。また、ミリ波帯の発信器や逓倍器で使用されている電気回路は共振回路を用いているため、周波数の可変領域は限られている。
そこで光信号としてミリ波領域の周波数で強度変調している光信号(光ミリ波信号)を発生し、この光ミリ波信号を光電変換することにより電磁波を発生させる手法が検討されている。
光ミリ波信号を発生させる簡便な装置としては、図10に示すように、固定波長光源からのレーザ光の強度を光アッテネータで調整し、これと可変波長光源からのレーザ光とを光カプラで合波とすることによって、光ミリ波信号を発生させるものがある。
T. Yamamoto, and S. Kawanishi, "Generation of low-noise optical frequency comb and optical beat signal using phase modulator," in Tech. Dig. JK workshop on microwave and millimeter-wave photonics 2004, pp. 15-19, 2004.
しかし、図10に示した手法では、2つのレーザ光を同期させることが困難であるため、位相ノイズが大きく、さらに周波数ドリフトも大きくなる。コヒーレントな光ミリ波信号を発生する手段としては、モードロックレーザなど、レーザの共振器を利用したものがあるが、これらレーザの周波数の可変領域は小さいので、可変領域の大きく、かつ安定した光ミリ波光源の開発が期待されている。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、周波数が安定且つ可変領域が広い周波数可変ミリ波光源を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、前記複数のモードの内の2つを取り出す、光カプラおよび2つの可変光フィルタと、前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを合波する光カプラとを有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項2の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、前記複数のモードの内の2つを取り出すアレイ導波路格子と、前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを合波する光カプラとを有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項3の本発明は、前記アレイ導波路格子のチャネル間隔と前記光コム発生器のモード間隔とが等しいことを特徴とする請求項2記載の周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項4の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、前記複数のモードの内の2つを取り出す第1のアレイ導波路格子と、前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを合波する第2のアレイ導波路格子とを有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項5の本発明は、前記シングルサイドバンド変調器の可変帯域は、前記第1のアレイ導波路格子のチャネル間隔の2倍以上であり、周波数が変化した前記一方のモードが、前記第2のアレイ導波路格子では、前記第1のアレイ導波路格子で用いたチャネルとは異なるチャネルに入力することを特徴とする請求項4記載の周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項6の本発明は、他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくする可変アッテネータを有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項7の本発明は、他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくする可変光カプラを有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項8の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、前記複数のモードの内の2つを取り出すアレイ導波路格子と、前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯のフィルタリングを行う可変光フィルタと、
他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくする可変アッテネータと、フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを合波する光カプラとを有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項9の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、前記複数のモードの内の2つを取り出すアレイ導波路格子と、前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯を除去するフィルタリングを行う可変光フィルタと、他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくする可変光カプラと、フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを合波する光カプラとを有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源をもって解決手段とする。
請求項10の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、前記複数のモードの内の2つを、光カプラおよび2つの可変光フィルタが取り出し、前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを光カプラが合波することを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項11の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、前記複数のモードの内の2つをアレイ導波路格子が取り出し、前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを光カプラが合波することを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項12の本発明は、前記アレイ導波路格子のチャネル間隔と前記光コム発生器のモード間隔とが等しいことを特徴とする請求項11記載の周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項13の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、前記複数のモードの内の2つを第1のアレイ導波路格子が取り出し、前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを第2のアレイ導波路格子が合波することを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項14の本発明は、前記シングルサイドバンド変調器の可変帯域は、前記第1のアレイ導波路格子のチャネル間隔の2倍以上であり、周波数が変化した前記一方のモードが、前記第2のアレイ導波路格子では、前記第1のアレイ導波路格子で用いたチャネルとは異なるチャネルに入力することを特徴とする請求項13記載の、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項15の本発明は、可変アッテネータが他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくすることを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項16の本発明は、可変光カプラが他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくすることを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項17の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、前記複数のモードの内の2つをアレイ導波路格子が取り出し、前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯のフィルタリングを可変光フィルタが行い、可変アッテネータが他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくし、フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを光カプラが合波することを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
請求項18の本発明は、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、前記複数のモードの内の2つをアレイ導波路格子が取り出し、前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯を除去するフィルタリングを可変光フィルタが行い、可変光カプラが他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくし、フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを光カプラが合波することを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法をもって解決手段とする。
本発明によれば、周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、複数のモードの内の2つを取り出し、2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、周波数が変化した一方のモードと他方のモードとを合波するので、周波数が安定且つ波長可変領域が広い光ミリ波信号を発生させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源101の構成図である。
周波数可変ミリ波光源101は、光ミリ波信号(以下、この光ミリ波信号の周波数をf1として説明する)を発生する光源であり、周波数間隔が一定(以下、この間隔をf0とする)である複数の縦のモード(光信号)を発生する光コム発生器11と、これらの複数のモードの内の2つを取り出す、光カプラ12および2つの可変光フィルタ13,14と、光の周波数変換が可能な光変調器であり、2つの内の一方のモードの周波数をΔf変化(変換、変調ともいう)させるシングルサイドバンド(図面および以下の説明ではSSBと略記する)変調器15と、周波数が変化した一方のモードと他方のモードとを合波する光カプラ16とを有する。
ここで、光コム発生器11としては、ファイバレーザあるいはモードロックレーザを用いることができる。詳しくは、T(テラ)Hzオーダーの波長広がりを持つ、ファイバレーザなどのSC(スーパーコンティニウム)光源を用いることができる。
また、可変光フィルタ13,14もTHz以上の帯域を有するものを用いることができる。
SSB変調器15の詳細は、例えば、“XカットLiNbO3を用いた光周波数シフタ/SSB変調器の開発”、信学技報OPE2001−159に記載されている。
図2は、周波数可変ミリ波光源101における各部の光スペクトルを示す図である。図1の各部に示されたアルファベットが、図2での対応図を示している。なお、図2は、後述する周波数可変ミリ波光源102における各部の光スペクトルを示す図でもあり、後述する図3の各部に示されたアルファベットが、図2での対応図を示している。
上記構成の周波数可変ミリ波光源101では、光コム発生器11は、図2(a)に示すように、一定の周波数間隔f0で複数の縦のモードを発生する。
光カプラ12及び可変光フィルタ13,14は、これらのモードから、周波数f1に対してn×f0<f1<(n+1)×f0が成り立つようなnだけ離れた2つのチャネルから出力された2つのモードを選択して取り出す(図2(b)と図2(c))。
SSB変調器15は、図2(d)に示すように、一方のモードの周波数を、f1=n×f0+Δfが成り立つようにΔfだけ変化させる。
光カプラ16は、周波数が変化した一方のモードと他方のモードとを合波する(図2(e)。
周波数可変ミリ波光源1では、Δfのとりうる最大値がf0より大きければ任意の周波数f1を実現することができ、また、周波数が安定且つ可変領域が広くなる。
なお、光カプラ16における合波で得られた光信号をフォトダイオードなどの光電変換素子に入力することにより、2つのモードの周波数差に相当する周波数を有するミリ波信号(ミリ波帯電磁波)を発生させることができる。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源102の構成図である。ここでは、周波数可変ミリ波光源101の構成要素と同一なものに同一符号を付す。
周波数可変ミリ波光源102は、周波数可変ミリ波光源101の光カプラ12および2つの可変光フィルタ13,14をアレイ導波路格子(図面および以下の説明ではAWGと記する)12Aに置き換えたものである。ここでは、AWG12Aのチャネル間隔と光コム発生器11のモード間隔とが等しくなっている。
周波数可変ミリ波光源102の動作は、周波数可変ミリ波光源101の動作と同様であり、よって、周波数可変ミリ波光源102では、Δfのとりうる最大値がf0より大きければ任意の周波数f1を実現することができ、また、周波数が安定且つ可変領域が広くなる。
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源103の構成図である。ここでは、周波数可変ミリ波光源102の構成要素と同一のものに同一符号を付す。
周波数可変ミリ波光源103は、周波数可変ミリ波光源102の光カプラ16をAWG16Aに置き換えたものである。
周波数可変ミリ波光源103の動作は、周波数可変ミリ波光源102の動作と同様であり、よって、周波数可変ミリ波光源103では、Δfのとりうる最大値がf0より大きければ任意の周波数f1を実現することができる。また、この周波数可変ミリ波光源103では、選択されたモードに対する他チャンネルのクロストークを低減することができる。
ところで、図5に示すように、SSB変調器15により周波数変換されたモードには、残留キャリア及び他の側波帯が現れる。そして、その抑圧比は最大25dB程度である。さらに、周波数を変換した後のモードには、もう一方のモードとの差周波も弱いながら現れる。
周波数変換量が小さい場合、合波された光ミリ波信号の周波数の直近には、残留キャリア及び他の側波帯に起因する、不要な周波数成分が現れてしまうため、フィルタなどでの分離が困難となる。
そこで、周波数可変ミリ波光源103にあっては、図6(d)に示すように、周波数変換量Δfがf0<Δf<2×f0となるようにSSB変調器15の可変帯域を設定し、かつAWG12Aにおいて(n+1)×f0<f1<(n+2)×f0が成り立つようにnだけ離れたチャネル間隔を設定することができる。
この構成により、任意のf1を実現できるだけでなく、周波数変換後のモードと残留キャリア及び他の側波帯は少なくともf0以上離れていることとなり、よってAWG16Aや可変光フィルタでフィルタリングできるようになる。
また、周波数可変ミリ波光源103のAWG16Aにおいて、残留キャリア及び他の側波帯は、周波数変換されたモードと別のチャネルに出力されるので、合波後の光ミリ波信号の残留キャリア及び他の側波帯の成分の光強度が高くなるのを防止することができる。
また、周波数可変ミリ波光源103では、SB変調器15の可変帯域を、AWG12Aのチャネル間隔の2倍以上、又は2倍よりも大きくし、周波数変換されたモードがAWG16Aでは、AWG12Aで用いたチャネルとは異なるチャネルに入力するようにしてもよい。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源104の構成図である。ここでは、周波数可変ミリ波光源102の構成要素と同一のものに同一符号を付す。
周波数可変ミリ波光源104は、周波数可変ミリ波光源102において、周波数が変化したモードから残留キャリア及び他の側波帯を除去するフィルタリングを行う可変光フィルタ17を有するものである。なお、可変光フィルタ17は、後述する第5および第6の実施の形態の周波数可変ミリ波光源に設けることもできる。
このように、可変光フィルタ17を設けることで、周波数が変化したモードから残留キャリア及び他の側波帯を除去することができる。
ところで、周波数可変ミリ波光源101〜104が発生する光ミリ波信号の変調度を100%に近づけるには、周波数を変換されたモードの光強度と、周波数を変換されないモードの光強度を等しくする必要がある。
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源105の構成図である。ここでは、周波数可変ミリ波光源102の構成要素と同一のものに同一符号を付す。
周波数可変ミリ波光源105は、周波数可変ミリ波光源102において、周波数が変換されないモードの光強度を、周波数が変換されたモードの光強度に等しくする可変光アッテネータ18を有するものである。
この周波数可変ミリ波光源105では、可変光アッテネータ18が、周波数が変換されないモードの光強度を、周波数が変換されたモードの光強度に等しくするので、光ミリ波信号の変調度を100%に近づけることができる。
図9は、本発明の第6の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源106の構成図である。ここでは、周波数可変ミリ波光源102の構成要素と同一のものに同一符号を付す。
周波数可変ミリ波光源106は、周波数可変ミリ波光源102において、周波数が変換されないモードの光強度を、周波数が変換されたモードの光強度に等しくする光可変カプラ18Aを有するものである。
この周波数可変ミリ波光源106では、光可変カプラ18Aが、周波数が変換されないモードの光強度を、周波数が変換されたモードの光強度に等しくするので、光ミリ波信号の変調度を100%に近づけることができる。
なお、周波数可変ミリ波光源105の可変光アッテネータ18、または周波数可変ミリ波光源106の光可変カプラ18Aが、周波数が変換されたモードの光強度を、周波数が変換されないモードの光強度に等しくする構成としてもよい。また、可変光アッテネータ18または光可変カプラ18Aを他の実施の形態の周波数可変ミリ波光源に設けてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源101の構成図である。 周波数可変ミリ波光源101,102における各部の光スペクトルを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源102の構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源103の構成図である。 SSB変調器15による周波数変換の前後における光スペクトルを示す図である。 周波数可変ミリ波光源103における各部の光スペクトルを示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源104の構成図である。 本発明の第5の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源105の構成図である。 本発明の第6の実施の形態に係る周波数可変ミリ波光源106の構成図である。 光ミリ波信号を発生させる簡便な装置の構成図である。
符号の説明
101,102,103,104,105,106 周波数可変ミリ波光源
11 光コム発生器
12、16 光カプラ
12A,16A アレイ導波路格子(AWG)
13,14,17 可変光フィルタ
15 シングルサイドバンド(SSB)変調器
18 可変光アッテネータ
18A 光可変カプラ

Claims (18)

  1. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、
    前記複数のモードの内の2つを取り出す、光カプラおよび2つの可変光フィルタと、
    前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、
    周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを合波する光カプラと
    を有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源。
  2. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、
    前記複数のモードの内の2つを取り出すアレイ導波路格子と、
    前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、
    周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを合波する光カプラと
    を有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源。
  3. 前記アレイ導波路格子のチャネル間隔と前記光コム発生器のモード間隔とが等しいことを特徴とする請求項2記載の周波数可変ミリ波光源。
  4. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、
    前記複数のモードの内の2つを取り出す第1のアレイ導波路格子と、
    前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、
    周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを合波する第2のアレイ導波路格子と
    を有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源。
  5. 前記シングルサイドバンド変調器の可変帯域は、前記第1のアレイ導波路格子のチャネル間隔の2倍以上であり、周波数が変化した前記一方のモードが、前記第2のアレイ導波路格子では、前記第1のアレイ導波路格子で用いたチャネルとは異なるチャネルに入力することを特徴とする請求項4記載の周波数可変ミリ波光源。
  6. 他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくする可変アッテネータ
    を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の周波数可変ミリ波光源。
  7. 他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくする可変光カプラ
    を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の周波数可変ミリ波光源。
  8. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、
    前記複数のモードの内の2つを取り出すアレイ導波路格子と、
    前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、
    周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯のフィルタリングを行う可変光フィルタと、
    他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくする可変アッテネータと、
    フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを合波する光カプラと
    を有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源。
  9. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを発生する光コム発生器と、
    前記複数のモードの内の2つを取り出すアレイ導波路格子と、
    前記2つの内の一方のモードの周波数を変化させるシングルサイドバンド変調器と、
    周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯を除去するフィルタリングを行う可変光フィルタと、
    他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくする可変光カプラと、
    フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを合波する光カプラと
    を有することを特徴とする周波数可変ミリ波光源。
  10. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、
    前記複数のモードの内の2つを、光カプラおよび2つの可変光フィルタが取り出し、
    前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、
    周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを光カプラが合波する
    ことを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  11. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、
    前記複数のモードの内の2つをアレイ導波路格子が取り出し、
    前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、
    周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを光カプラが合波する
    ことを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  12. 前記アレイ導波路格子のチャネル間隔と前記光コム発生器のモード間隔とが等しいことを特徴とする請求項11記載の周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  13. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、
    前記複数のモードの内の2つを第1のアレイ導波路格子が取り出し、
    前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、
    周波数が変化した前記一方のモードと他方のモードとを第2のアレイ導波路格子が合波する
    ことを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  14. 前記シングルサイドバンド変調器の可変帯域は、前記第1のアレイ導波路格子のチャネル間隔の2倍以上であり、周波数が変化した前記一方のモードが、前記第2のアレイ導波路格子では、前記第1のアレイ導波路格子で用いたチャネルとは異なるチャネルに入力することを特徴とする請求項13記載の、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  15. 可変アッテネータが他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくする
    ことを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  16. 可変光カプラが他方のモードの光強度を、周波数が変化した前記一方のモードの光強度に等しくする
    ことを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  17. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、
    前記複数のモードの内の2つをアレイ導波路格子が取り出し、
    前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、
    周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯のフィルタリングを可変光フィルタが行い、
    可変アッテネータが他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくし、
    フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを光カプラが合波する
    ことを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
  18. 周波数間隔が一定である複数の縦のモードを光コム発生器が発生し、
    前記複数のモードの内の2つをアレイ導波路格子が取り出し、
    前記2つの内の一方のモードの周波数をシングルサイドバンド変調器が変化させ、
    周波数が変化した前記一方のモードから残留キャリア及び他の側波帯を除去するフィルタリングを可変光フィルタが行い、
    可変光カプラが他方のモードの光強度を、フィルタリングが行われた前記一方のモードの光強度に等しくし、
    フィルタリングが行われた前記一方のモードと、光強度を等しくされた前記他方のモードとを光カプラが合波する
    ことを特徴とする、周波数可変ミリ波光源の光ミリ波信号発生方法。
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