JP2005352678A - 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元モデルに属性情報を付加する作業を効率的に行うことのできる情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】CAD装置200は、外部記憶装置202と、内部記憶装置201と、表示装置204と、入力装置205と、出力装置206と、外部接続装置207と、CPU装置203とを備える。3Dモデル1に対する視点の変更に連動することなく、データムラベル2を3Dモデル表示領域4の予め設定された左上部に表示させる表示制御を行い、入力装置205を介して属性情報入力モードの選択を検出することで、寸法、幾何公差及び注記等のいずれか1つが入力可能な状態となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関し、特に3D−CADソフトウェアを用いて作成した3Dモデルを利用した情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関する。
3D−CAD装置に代表される従来のCAD装置は、製品を構成する3次元形状の部品等(以下、単に「部品」という)の設計に広く利用されている。部品設計者は、上記CAD装置を用いて3次元又は2次元のCADモデルに、設計情報である寸法、寸法公差、幾何公差、注記及び記号等の情報を属性情報として付加し、設計情報及び設計意図を下流工程である製造工程等に伝達する。
上記3次元のCADモデル(以下「3Dモデル」という)に上記属性情報を付加する方法として、ANSI規格番号Y14.5M−1982に定義されている規格Geometric Dimensioning and Tolerancing(以下「GD&T」という)等を利用する方法が提案されており、これによれば、CAD装置の操作者が、3Dモデルの面等の形状要素と、上記形状要素に適用する属性情報の種類とを選択することにより、上記形状要素に所望の属性情報を付加することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、属性情報が付加された3Dモデルを有効に活用する方法として、上記3Dモデルに任意の視線方向及び視点を定義し、この視線方向に正対するように属性情報を入力して視線方向と属性情報とを関連付ける方法や、3D空間内に仮想的な平面を設定し、この平面と属性情報とを関連付ける方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−109604号公報 特開2002−324086号公報
しかしながら、従来のCAD装置を用いて3Dモデルに属性情報を付加する場合、操作者は、CAD装置の表示画面上に現れていない面にある形状要素に属性情報を付加するときは、3Dモデルの回転又は表示倍率の変更等の操作を行い、データムラベルを表示させて基準面を確認し、さらに操作を行って所望の形状要素を表示させた後にカーソルを移動させて属性情報を付加する必要があるので、2次元のCADモデルに属性情報を付加する場合よりも多くの工数がかかる。
本発明の目的は、3次元モデルに属性情報を付加する作業を効率的に行うことのできる情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における情報処理装置は、任意の視点から3次元モデルを表示画面に表示すると共に、前記3次元モデルの任意の要素に設定されたデータム及び前記データムを示すデータムラベルを前記表示画面に表示する表示手段と、前記データムを示すデータムラベルを連動させずに前記表示された3次元モデルの視点の移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明における情報処理装置の制御方法は、任意の視点から3次元モデルを表示画面に表示すると共に、前記3次元モデルの任意の要素に設定されたデータム及び前記データムを示すデータムラベルを前記表示画面に表示する表示ステップと、前記データムを示すデータムラベルを連動させずに前記表示された3次元モデルの視点の移動を制御する制御ステップとを備えることを特徴とする。
データムラベルを連動させずに3次元モデルの視点の移動を制御するので、3次元モデルに属性情報を付加する作業を効率的に行うことができる。
また、選択されたデータムラベルの大きさ及び表示色の少なくともいずれか一方を変更するので、ラベルを鮮明に表示することができ、3次元モデルに属性情報を付加する作業を効率的に行うことができる。
また、選択された要素に対応するデータムを判別するので、適合するデータムを容易に識別することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、本発明の実施の形態に係る情報処理装置としてのCAD装置200は、CADプログラム及びCADデータを格納する外部記憶装置202と、外部記憶装置202に格納されているCADプログラムを読込む内部記憶装置201と、3Dモデルを表示する表示装置204と、CADプログラムに指示を与えるマウス又はキーボード等の入力装置205と、表示装置204に表示された3Dモデルを紙図面等に出力する出力装置206と、外部装置に接続され本装置のデータの送出及び外部装置からの制御を受ける外部接続装置207と、これらの装置に夫々接続され、外部記憶装置201に格納されているCADプログラムの命令に基づいて処理を実行するCPU装置203とを備える。
図2は、図1のCAD装置によって実行される3Dモデル作成処理を示すフローチャートである。
本処理は、CPU装置203によって実行される。
本実施の形態では、図4の3Dモデル1に距離寸法を入力する例を示す。3Dモデル1は、左側面1aと右側面1dを有する直方体である。この直方体は、上部中央に溝と上部右端に傾斜面とを有し、溝は左側面1b及び右側面1cを有する。
図2において、入力装置205を介してCADプログラムの起動が指示されると(ステップS301でYES)、外部記憶装置202に格納されているCADプログラムを内部記憶装置201に読込んでCADプログラムを起動し(ステップS302)、入力装置205を介して入力された指示に基づいて内部記憶装置201上に3Dモデル1を生成すると共に表示装置204上に画像として表示させる(ステップS303)(図4(a))。上記ステップS303において、入力装置205を介して入力されたファイル名等に対応する3Dモデルを外部記憶装置202から内部記憶装置201に読込み、CADプログラム上で取り扱えるようにしてもよい。
続くステップ304では、後述する図3の属性情報付加処理を行う。このとき、付加された属性情報をラベル等の画像情報として表示装置204に表示させると共に付加された属性情報を3Dモデル1に関連付けて内部記憶装置201に保存する。また、属性情報への識別子の付加、外部記憶装置202等への上記属性情報の保存及び上記識別子を利用した属性情報と他のデータとの関連付けが可能である。
次いで、外部記憶装置202に保存されている属性情報に新たな情報を追加した上で内部記憶装置201に読込むと共に属性情報を更新し(ステップS305)、属性情報が付加された3Dモデル1を外部記憶装置202に保存して(ステップS306)、本処理を終了する。
図3は、図2のステップS304で実行される属性情報付加処理を示すフローチャートである。
本処理は、CPU装置203によって実行される。
図3において、3Dモデル1の面1aが、設計意図に基づいて寸法の基準として面や円筒の中心軸等に設定される要素であるデータムとして設定されると共に、データムとして設定されていることを示すデータムラベル2が表示される(ステップS351)。なお、データムラベル2は、フラッグ2aおよびデータムとして設定された要素を示すための線分2bからなる(例えば、図5参照)。ここで、データムラベル2が後述するステップS353の表示制御の対象となるデータムの指標として登録される(ステップS352)。もちろんのことながら、登録されるデータムは複数であってもよい。
登録されたデータムラベル2は、3Dモデル1に対する視点の移動変更に連動することなく、データムラベル2のフラッグ2aを3Dモデル表示領域4の予め設定された左上部の位置に表示させ、線分2bのみがデータムとして設定された要素の3次元空間上の位置を示すように表示制御を行う(ステップS353)(図7(a))。なお、ステップS353における表示制御は選択されたデータムラベル2のみを対象とすることにより、表示画面の煩雑さが解消される。
次いで、入力装置205を介してオペレータによる属性情報入力モードの選択を検出することで、寸法、幾何公差及び注記等のいずれか1つが入力可能な状態となり(ステップS354)、入力装置205を介して属性情報である寸法の種類が決定される(ステップS355)。そして、入力装置205を介してオペレータの指示を検出することにより、面1bが参照面に選択される(ステップS356)。
続くステップS357では、選択された寸法の種類と参照面の定義とに基づき、面1bに指定された寸法の定義に適合するデータムが存在するか否かを判別する。ここで、ステップS357の判別方法は、属性情報の種類毎に予め設定されている。本実施の形態では寸法の種類が距離寸法であるので、面1bの法線方向に直交する面に設定されているデータムの有無を判別する。
ステップS357の判別の結果、面1bに指定された寸法の定義に適合するデータムとしてデータムラベル2に対応するデータムを検出したときは、データムラベル2のハイライト、表示色変更、太字表示及び拡大表示等の強調表示を実行する(ステップS358)。オペレータの選択により、入力装置205を介して強調表示が実行されたデータムラベル2に対応する面1aの選択が検出されると(ステップS359)、距離寸法3aが生成される(図6)と共に、入力装置205を介した指示に基づき任意の位置に配置される(ステップS360)。
続くステップS363では、属性情報入力が継続されるか否かを判別し、属性情報入力が継続されるときは、ステップS355以降の処理を繰り返し、面1cを参照面とする距離寸法3b及び面1dを参照面とする距離寸法3cが生成されて、本処理を終了する。一方、属性情報入力が継続されないときは、データムラベル2を通常の表示状態に戻し(ステップS364)、本処理を終了する。
なお、ステップS360で寸法が配置された後に、ステップS363を介さずに次の参照面が選択されるか否かを判別し、次の参照面が選択されたときはステップS357に進むようにしてもよい。
ステップ357の判別の結果、適合するデータムが存在しないときは、適合するデータムが登録されたデータムの中に存在しないことを示すメッセージを表示装置204に表示させる等の方法により報知し(ステップS361)、登録されたデータム以外のデータム及び新たに設定されたデータムが選択され(ステップS362)、ステップS360以降の処理を実行して、寸法の種類及び参照面が選択され寸法が配置されて、本処理を終了する。
尚、ステップS353の処理において実行される表示制御の開始及び終了は任意のステップに設定することが可能である。また、上記表示制御において、データムラベル2は、強調表示を行う場合は、通常の表示状態よりも拡大して表示するよう設定してもよい。
また、複数のデータムが登録され、それぞれ対応するデータムラベル2が表示されている状態で、選択されたデータムに対応するデータムラベル2を強調表示する手段として、表示画面4上で最も手前側に表示されるよう設定も可能である。これによれば、3Dモデル1の拡大又は移動によってデータムラベル2が3Dモデル1の背後に隠れることはないので、オペレータは所望のデータムを容易に選択でき属性情報入力を効率よく実行することができる。
加えて、データムラベル2の表示色を3Dモデル1の表示色の補色に設定しておくことにより、データムラベル2の表示色と3Dモデル1の表示色とが同一又は類似するときに両者を区別し易く表示させることができる。
また、ステップS358の処理により、適合するデータムを容易に識別させることができる。
また、図3の処理によれば、3Dモデル1に対する視点の変更に連動することなく、データムラベル2を3Dモデル表示領域4の予め設定された左上部に表示させる表示制御を行い(ステップS353)、入力装置205を介して属性情報入力モードの選択を検出することにより、寸法、幾何公差及び注記等のいずれか1つが入力可能な状態となる(ステップS354)ので、3Dモデル1に属性情報を付加する作業を効率的に行わせることができる。
なお、本実施の形態では、属性情報として距離寸法が入力されたが、角度寸法、平行度及び直角度等の幾何公差の入力についても同様に処理することができる。
また、本実施の形態では、ステップS353で開始する表示制御において、登録されたデータムラベル2を3Dモデル表示領域4の予め設定された位置に表示させたが、表示装置204の表示領域内の、3Dモデル表示領域4以外の領域に設定された別ウインドウに表示させるように構成してもよい。
さらに、本実施の形態では、作成した属性情報の配置方法等については特に指定してはいないが、3Dモデル1に対して任意の視線方向及び視点を定義し、視線方向に正対するように属性情報を入力して視線方向と属性情報とを関連付ける方法や、3D空間内に仮想的な平面を設定し、該仮想的な平面に属性情報を関連付ける方法についても、同様に適用することが可能である。これにより、属性情報を効率的に入力させることができるだけでなく、付加した属性情報を効率的に参照させることことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のCAD装置によって実行される3Dモデル作成処理を示すフローチャートである。 図2のステップS304で実行される属性情報付加処理を示すフローチャートである。 (a)は3Dモデルを左上方から見た斜視図であり、(b)は3Dモデルを右上方から見た斜視図である。 図3のステップS351で表示される3Dモデルの表示例を説明するのに用いられる図である。 図3のステップS360で表示される3Dモデルの表示例を説明するのに用いられる図である。 図3のステップS353で表示される3Dモデルの表示例を説明するのに用いられる図であり、(a)は左上方から見た斜視図であり、(b)は右上方から見た斜視図である。
符号の説明
1 3Dモデル
2 データムラベル
2a フラッグ
2b 線分
4 3Dモデル表示領域
200 CAD装置
201 内部記憶装置
202 外部記憶装置
203 CPU装置
204 表示装置
205 入力装置
206 出力装置
207 外部接続装置

Claims (11)

  1. 任意の視点から3次元モデルを表示画面に表示すると共に、前記3次元モデルの任意の要素に設定されたデータム及び前記データムを示すデータムラベルを前記表示画面に表示する表示手段と、
    前記データムを示すデータムラベルを連動させずに前記表示された3次元モデルの視点の移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記データムラベルを複数登録することができることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記データムラベルの表示位置を前記表示画面上の予め設定された位置に表示させることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、対象として選択されたデータムラベルの表示を大きさ及び色の少なくともいずれか一方について変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記3次元モデル上の任意の要素を選択する選択手段と、
    前記選択された要素に対応するデータムを判別する判別手段とを有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 任意の視点から3次元モデルを表示画面に表示すると共に、前記3次元モデルの任意の要素に設定されたデータム及び前記データムを示すデータムラベルを前記表示画面に表示する表示ステップと、
    前記データムを示すデータムラベルを連動させずに前記表示された3次元モデルの視点の移動を制御する制御ステップとを備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. 前記制御ステップは、前記データムラベルの表示位置を前記表示画面上の予め設定された位置に表示させることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置の制御方法。
  8. 前記制御ステップは、対象として選択されたデータムラベルの表示を大きさ及び色の少なくともいずれか一方について変更することを特徴とする請求項6又は7記載の情報処理装置の制御方法。
  9. 前記3次元モデル上の任意の要素を選択する選択ステップと、
    前記選択された要素に対応するデータムを判別する判別ステップとを備えることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置の制御方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法を実行することを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012181869A (ja) * 2006-09-28 2012-09-20 Robert Bosch Corp 図面検証ツール

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