JP2005349554A - 孔加工装置とそれに使用する冷却ノズル及び孔加工方法 - Google Patents

孔加工装置とそれに使用する冷却ノズル及び孔加工方法 Download PDF

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秀吉 瀧井
Suehiko Torikai
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Abstract

【課題】 ドリル等の冷却効率を確保しながら、直径の大きなドリルはもとより直径の小さなドリルであっても、破損させることなく冷却可能な機能を持った孔加工装、それに使用する冷却ノズル及び孔加工方法を提供する。
【解決手段】 載置台(103)上の被加工物(115)をドリル(107)によって孔加工するための孔加工装置(101)であって、供給を受けた液化炭酸ガスからパウダー状ドライアイスを生成し、生成したパウダー状のドライアイスを供給を受けた噴霧用ガスによって噴霧する。ドライアイスが昇華するときに奪う熱によって冷却するので冷却効率がよい。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プリント基板等の被加工物をパウダー状ドライアイスを噴霧しながら孔加工するための孔加工装置と、当該孔加工に際してパウダー状ドライアイスを被加工物に噴霧するための冷却ノズル及び孔加工方法に関するものである。
被加工物を孔加工するための方法には、大きく分けてレーザー光線を使用するレーザー方式のものと、ドリルを使用するドリル方式のものとがある。レーザー方式の孔加工方法によれば比較的精度の高い孔加工を行うことができるが、レーザー光線が点光源であることから孔品質に問題が生じやすい。すなわち、点光源から照射されるレーザー光線はスカート状に広がるため、周壁に傾斜(孔径の不均一)が生じてしまう。孔径の不均一はインピーダンス変化等の不都合の原因となるため孔品質に問題があるとされている。他方、ドリル方式によれば、周壁に傾斜は生じないが、回転するドリルと周壁との間に生じる摩擦熱により周壁が焼け、これが、周壁に粗さを引き起こし、やはり、求めるような孔品質を実現することができなかった。
そのような孔品質を向上させるために提案されたのが、液化ガスによりドリル等を冷却しながら孔加工する方法である。この従来の方法によれば、液化ガスを用いてドリル等を冷却している(特許文献1)。
特開平9−300172号(段落0017、図1)
しかしながら、液化ガスにより冷却する従来の方法を使用した本願発明者による実験によれば、求めるような孔品質を得ることができなかった。その原因は現在究明中であるが、おそらく液化ガスの温度にあるのではないかと思われる。これが、発明が解決しようとする課題である。すなわち、高い孔品質を保持可能な孔加工装置、それに使用する冷却ノズル及び孔加工方法を提供することが、本発明の目的である。
上記目的を達成するために本発明は、液化ガスの代わりにパウダー状ドライアイスを用いてドリル等を冷却可能に構成したところ、孔品質の向上を図ることができた。上述したように、孔品質向上の因果関係については現在究明中であるが、本発明は、上記知見に基づいてなされたものである。その具体的構成については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項記載の発明の構成等を説明するに当たって行う用語の定義等は、その性質状可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用があるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る孔加工装置(以下、適宜「請求項1の装置」という)は、被加工物を載置するための載置台と、当該載置台上に載置された被加工物を、上下動しながら孔加工するためのドリルと、を含むものである。請求項1の装置は、第1供給口と、第2供給口と、吐出口と、を含む冷却ノズルを含み、当該第1供給口から供給を受けた液化炭酸ガスからパウダー状ドライアイスを生成し、生成したパウダー状のドライアイスを当該第2供給口から供給を受けた噴霧用ガスによって当該吐出口から噴霧して当該載置台上に載置された被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルを冷却可能に構成してある。噴霧用ガスとして、たとえば、窒素ガスやドライエアー等を好適に用いることができる。ドリルを上下動させる代わりに載置台を上下動させるように構成してもよい。
請求項1の装置によれば、載置台の上に載置した被加工物を、上下動するドリルにより孔加工する。この孔加工に際して、被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルに、冷却ノズルからパウダー状ドライアイスを噴霧する。噴霧対象は、被加工物の孔加工部位又はドリルの一方だけでもよいし、双方でもよい。パウダー状ドライアイスは、冷却ノズルが液化炭酸ガスの供給を受けて生成する。噴霧用ガスは、パウダー状ドライアイスの噴霧を促進する。噴霧されたパウダー状ドライアイスは、昇華するときの昇華熱を
被加工物の孔加工部位及び/又はドリルから奪う。したがって、パウダー状ドライアイス自体の温度よりも低い温度にまで冷却が可能となる。効率のよい冷却が、被加工物の孔品質を良好なものとする。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る孔加工装置(以下、適宜「請求項2の装置」という)は、請求項1の装置の基本的構成を備えた上で、前記噴霧されたパウダー状ドライアイスが、前記吐出口を頂部とするスカート状の冷却カーテンを形成可能に構成してある。
請求項2の装置によれば、請求項1の装置の作用効果に加え、吐出口から噴霧されたパウダー状ドライアイスはスカート状に広がり冷却カーテンを形成する。冷却カーテンに曝された被加工部位やドリルは、その広がりにより圧力が分散されているので過大な圧力を受けることがない。このため、比較的小径のドリルであっても破損させることなく使用することができる。他方、分散されているため、従来の方法のような集中冷却ができないが、ドリル等に衝突したパウダー状ドライアイスはドリル等から昇華熱を奪うことになるので冷却能率の低下がない。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る孔加工装置(以下、適宜「請求項3の装置」という)は、請求項1又は2の装置の基本構成を備えた上で、冷却ノズルを次のように構成してある。すなわち、前記冷却ノズルが、前記第1供給口と連通する第1ガス路と、前記第2供給口と前記吐出口とを連通し少なくとも先端部において当該第1ガス路と略同心状に形成された第2ガス路と、当該第1ガス路と第2ガス路とを仕切る環状仕切壁と、当該先端部において当該第1ガス路を当該第2ガス路に合流させるために当該環状仕切壁の断面円周方向略等間隔に配した複数の先端開放スリットと、当該環状仕切壁の先端内周面に固定したガス案内部材と、を含み、当該ガス案内部材が、前記吐出口側から当該第1ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を有している。
請求項3の装置によれば、請求項1又は2の装置の作用効果に加え、冷却ノズルによって次の作用効果が生じる。すなわち、液化炭酸ガスが第1供給口を介して第1ガス路に供給され、噴霧用ガスが第2供給口を介して第2ガス路に供給される。第1ガス路と第2ガス路とは、環状仕切壁によって仕切られている。パウダー状ドライアイスは、第1ガス路内で生成される。第2ガス路内の噴霧用ガスは吐出口から噴霧されるが、このときの噴霧用ガスは、先端開放スリットからパウダー状ドライアイスを引き込み、引き込んだパウダー状ドライアイスを巻きこむように噴霧する。ガス案内部材の斜面の案内作用によって、噴霧用ガス及びパウダー状ドライアイスにスカート状の冷却カーテンを形成する。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る孔加工装置(以下、適宜「請求項4の装置」という)は、請求項3の装置の基本的構成を備えた上で、前記ガス案内部材を、角錐形状又は円錐形状に形成してある。
請求項4の装置によれば、請求項3の装置の作用効果に加え、ガス案内部材を角錐形状又は円錐形状に構成してあるので、その構造を単純なものとすることができる。すなわち、角錐形状又は円錐形状であれば、凹凸が比較的少なく加工や製造が比較的簡単である。特に、円錐形状にあっては、底面と斜面の2面によって構成されるので、極めてシンプルである。そのようなガス案内部材であれば、製造コストを抑えることができ、構造的にも安定している。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る孔加工装置(以下、適宜「請求項5の装置」という)は、請求項3又は4の装置の基本的構成を備えた上で、前記吐出口側から前記第2ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を当該第2ガス路の周壁に形成してある。
請求項5の装置によれば、請求項3又は4の装置の作用効果に加え、第2ガス路周壁の斜面が、噴霧される噴霧用ガスとパウダー状ドライアイスを吐出口から外方向に補助的に案内するので、冷却カーテン形成をより行いやすくする。
(請求項6記載の発明の特徴)
請求項6記載の発明に係る孔加工装置(以下、適宜「請求項6の装置」という)は、請求項5の装置の基本的構成を備えた上で、前記第1ガス路の中心軸に対する前記ガス案内部材の斜面の角度が、前記周壁の当該中心軸に対する角度よりも大きく設定してある。
請求項6の装置によれば、請求項5の装置の作用効果に加え、ガス案内部材の斜面の延長線と周壁が交差することになり、これによって、吐出口から吐出されたパウダー状ドライアイスがその交差点付近に集中噴霧されるようになる。パウダー状ドライアイスを1点に集中噴霧することは、冷却対象であるドリルに過度な圧力を加えてしまうことになるが、請求項6の装置によればスカート状の冷却カーテンを形成できるのでパウダー状ドライアイスの霧散と過度の圧力を防止しつつ効率のよい冷却を行うことができる。
(請求項7記載の発明の特徴)
請求項7記載の発明に係る孔加工装置用冷却ノズル(以下、適宜「請求項7のノズル」という)は、被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルを冷却するためノズルである。請求項7のノズルは、第1供給口と、第2供給口と、吐出口と、を含み、当該第1供給口から供給を受けた液化炭酸ガスからパウダー状ドライアイスを生成し、生成したパウダー状のドライアイスを当該第2供給口から供給を受けた噴霧用ガスによって当該吐出口から噴霧可能に構成してある。
請求項7のノズルによれば、孔加工装置に設けられて被加工物の孔加工が行われるに際して、被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルに、パウダー状ドライアイスを噴霧することによって冷却することができる。噴霧対象は、被加工物の孔加工部位又はドリルの一方だけでもよいし、双方でもよい。パウダー状ドライアイスは、液化炭酸ガスの供給を受けて生成する。噴霧用ガスは、パウダー状ドライアイスの噴霧を促進する。噴霧用ガスは、パウダー状ドライアイスの噴霧を促進する。噴霧されたパウダー状ドライアイスは、昇華するときの昇華熱を被加工物の孔加工部位及び/又はドリルから奪う。したがって、パウダー状ドライアイス自体の温度よりも低い温度にまで冷却が可能となる。効率のよい冷却が、被加工物の孔品質を良好なものとする。
(請求項8記載の発明の特徴)
請求項8記載の発明に係る孔加工装置用冷却ノズル(以下、適宜「請求項7のノズル」という)は、請求項7のノズルの基本的構成を備えた上で、前記噴霧されたパウダー状ドライアイスが、前記吐出口を頂部とするスカート状の冷却カーテンを形成可能に構成してある。
請求項8のノズルによれば、請求項7のノズルの作用効果に加え、吐出口から噴霧されたパウダー状ドライアイスはスカート状に広がり冷却カーテンを形成する。冷却カーテンに曝された被加工部位やドリルは、その広がりにより圧力が分散されているので過大な圧力を受けることがない。このため、比較的小径のドリルであっても破損させることなく使用することができる。他方、分散されているため、従来の方法のような集中冷却ができないが、ドリル等に衝突したパウダー状ドライアイスはドリル等から昇華熱を奪うことになるので冷却能率の低下がない。
(請求項9記載の発明の特徴)
請求項9記載の発明に係る孔加工装置用冷却ノズル(以下、適宜「請求項9のノズル」という)は、請求項7又は8のノズルの基本的構成を備えた上で、前記第1供給口と連通する第1ガス路と、前記第2供給口と前記吐出口とを連通し少なくとも先端部において当該第1ガス路と略同心状に形成された第2ガス路と、当該第1ガス路と第2ガス路とを仕切る環状仕切壁と、当該先端部において当該第1ガス路を当該第2ガス路に合流させるために当該環状仕切壁の断面円周方向略等間隔に配した複数の先端開放スリットと、当該環状仕切壁の先端内周面に固定したガス案内部材と、を含み、当該ガス案内部材が、前記吐出口側から当該第1ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を有している。
請求項9のノズルによれば、請求項7又は8のノズルの作用効果に加え、液化炭酸ガスが第1供給口を介して第1ガス路に供給され、噴霧用ガスが第2供給口を介して第2ガス路に供給される。第1ガス路と第2ガス路とは、環状仕切壁によって仕切られている。パウダー状ドライアイスは、第1ガス路内で生成される。第2ガス路内の噴霧用ガスは吐出口から噴霧されるが、このときの噴霧用ガスは、先端開放スリットからパウダー状ドライアイスを引き込み、引き込んだパウダー状ドライアイスを巻きこむように噴霧する。ガス案内部材の斜面の案内作用によって、噴霧用ガス及びパウダー状ドライアイスにスカート状の冷却カーテンを形成する。
(請求項10記載の発明の特徴)
請求項10記載の発明に係る孔加工装置用冷却ノズル(以下、適宜「請求項10のノズル」という)は、請求項9のノズルの基本的構成を備えた上で、前記ガス案内部材が、角錐形状又は円錐形状に形成してある。
請求項10のノズルによれば、請求項9のノズルの作用効果に加え、ガス案内部材を角錐形状又は円錐形状に構成してあるので、その構造を単純なものとすることができる。すなわち、角錐形状又は円錐形状であれば、凹凸が比較的少なく加工や製造が比較的簡単である。特に、円錐形状にあっては、底面と斜面の2面によって構成されるので、極めてシンプルである。そのようなガス案内部材であれば、製造コストを抑えることができ、構造的にも安定している。
(請求項11記載の発明の特徴)
請求項11記載の発明に係る孔加工装置用冷却ノズル(以下、適宜「請求項11のノズル」という)は、請求項9又は10のノズルの基本的構成を備えた上で、前記吐出口側から前記第2ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を当該第2ガス路の周壁に形成してある
請求項11のノズルによれば、請求項9又は10のノズルの作用効果に加え、第2ガス路周壁の斜面が、噴霧される噴霧用ガスとパウダー状ドライアイスを吐出口から外方向に補助的に案内するので、冷却カーテン形成をより行いやすくする。
(請求項12記載の発明の特徴)
請求項12記載の発明に係る孔加工装置用冷却ノズル(以下、適宜「請求項12のノズル」という)は、請求項11のノズルの基本的構成を備えた上で、前記第1ガス路の中心軸に対する前記ガス案内部材の斜面の角度が、前記周壁の斜面の当該中心軸に対する角度よりも大きく設定してある。
請求項12のノズルによれば、請求項11のノズルの作用効果に加え、ガス案内部材の斜面の延長線と周壁が交差することになり、これによって、吐出口から吐出されたパウダー状ドライアイスがその交差点付近に集中噴霧されるようになる。パウダー状ドライアイスを1点に集中噴霧することは、冷却対象であるドリルに過度な圧力を加えてしまうことになるが、請求項12の装置によればスカート状の冷却カーテンを形成できるのでパウダー状ドライアイスの霧散と過度の圧力を防止しつつ効率のよい冷却を行うことができる。
(請求項13記載の発明の特徴)
請求項13記載の発明に係る孔加工方法(以下、適宜「請求項13の孔加工方法」という-)によれば、載置台の上に載置した被加工物を、上下動するドリルによって孔加工するための孔加工方法である。当該載置台上に載置された被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルに、パウダー状ドライアイスを噴霧して冷却しながら孔加工する。
請求項13の孔加工方法によれば、載置台の上に載置した被加工物を、上下動するドリルにより孔加工する。この孔加工に際して、被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルに、冷却ノズルからパウダー状ドライアイスを噴霧する。噴霧対象は、被加工物の孔加工部位又はドリルの一方だけでもよいし、双方でもよい。パウダー状ドライアイスは、冷却ノズルが液化炭酸ガスの供給を受けて生成する。噴霧用ガスは、パウダー状ドライアイスの噴霧を促進する。噴霧されたパウダー状ドライアイスは、昇華するときの昇華熱を被加工物の孔加工部位及び/又はドリルから奪う。したがって、パウダー状ドライアイス自体の温度よりも低い温度にまで冷却が可能となる。効率のよい冷却が、被加工物の孔品質を良好なものとする。
本発明に係る孔加工装置、冷却ノズル及び孔加工方法によれば、ドリル等の冷却効率を確保しながら、直径の大きなドリルはもとより直径の小さなドリルであっても、破損させることなく冷却しながら孔加工することができる。したがって、比較的大径の場合はもとより、小径の場合であっても、高品質の孔を加工によって形成することができる。
各図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は、孔加工装置の斜視図である。図2及び3は、冷却ノズルの斜視図である。図4は、冷却ノズルの正面図である。図5は、ノズル本体の斜視図である。図6は、インナー筒部の斜視図である。図7及び8は、冷却ノズルの縦断面図である。図9は、ガス供給ユニットの全体図である。
(孔加工装置の概略構造)
図1及び2に基づいて説明する。孔加工装置101は、被加工物(プリント基板)115を載置するための載置台103と、載置台103に対して上下動可能に構成したスピンドル104,・・と、各スピンドル104の下端に設けたチャック105と、から概ね構成してあり、ドリル107の回転によってプリント基板115を孔加工するための装置である。ドリル107は、チャック105によって保持されている。各スピンドル104の側方には、ドリル107を冷却するための冷却ノズル1を、取付構造(図示を省略)を介してスピンドル104に取り付けてある。冷却ノズル1については、後で詳しく説明する。孔加工装置101は、複数のスピンドルを有しているが、単数のスピンドルを有する形式のものであってもよいことは言うまでもない。なお、本明細書において、プリント基板とは、積層した合成樹脂やセラミック等に導電パターンを形成したもの、Aステージ樹脂のもの、Cステージ樹脂のもの、さらに、導電パターンを形成した基板を積み上げてなるもの、導電パターン形成前の熱硬化性樹脂であって硬化反応の中間段階にあるもの(Bステージ樹脂)等を広く含む概念である。
(冷却ノズルの概略構造)
図2〜8を参照しながら説明する。冷却ノズル1は、パウダー状ドライアイス(以下、単に「ドライアイス」という)を噴霧用ガスとともにドリル107に向けて噴霧することによって、上述したようにドリル107を冷却することを主目的としている。このため、ドリル107との相対位置が一定となるようにドリル107(スピンドル104)と同期して上下動するようになっている。冷却ノズル1は、あくまでもドリル107の冷却を主目的とするものではあるが、ドリル107の冷却と同時に、又は、ドリル107の冷却に代えて、チャック105やプリント基板115の孔加工部位を冷却可能に構成することを妨げない。さらに、冷却ノズルを複数設けて、各冷却ノズルによって同一又は異なる部位を冷却させるようにしてもよい。
(ノズル本体の構造)
図7及び8に示すように、冷却ノズル1は、先端に位置する吐出口11と、中空部2pを内部に有する断面略円形のノズル本体2と、中空部2p内に挿入可能に形成した同じく断面略円形のインナー筒部8とから概ね構成してある。インナー筒部8はその内部にほぼ直線状の第1ガス路5を、ノズル本体2内はその内部のインナー筒部8の外周面との間に第2ガス路7を、それぞれ備えている。ノズル本体2は、ノズル本体2の基部となる大径部2aと、ノズル本体2の先端部となる小径部2cとを有し、両者間には段部2bを形成してある。ノズル本体2の外観について特に限定があるわけではないが、小径部2cを形成して先細り形状とすることによって、他の部材と接触することなく冷却ノズル1の先端部をドリル107の近くに配することができるようにするためである。大径部2aの長さ方向中央部には、第2供給口6を形成してある。第2供給口6は、外部から噴霧用ガス(後述)の供給を受けるためのものであって、後述する第2ガス路7と連通している。
第2ガス路7は、第2供給口6から始まり、大径部2a内にある第2大径ガス路7aと、小径部2c内にあり第2大径ガス路7aと連通する第2小径ガス路7bとから構成してある。第2小径ガス路7bの末端は吐出口11と連通している。第2大径ガス路7aは第1基端側ガス路5a(後述)と略同心状に形成した環状の空間であり、第2小径ガス路7bは第1先端側ガス路5b(後述)と略同心状に形成した環状の空間である(図2〜5参照)。これらの両空間は、ノズル本体2の中空部2pの周壁と、インナー筒部8の周壁との間に形成される空間である(図7、8参照)。図7及び8から明らかなように、第2大径ガス路7aの幅寸法は、第2小径ガス路7bの幅寸法よりも大きく設定してある。幅広の第2大径ガス路7a内に供給された噴霧用ガスを幅狭の第2小径ガス路7bに送り出すことによって、噴霧可能となるレベルまで噴霧用ガスの流速を高めるためである。この結果、第2小径ガス路7bの幅寸法及び長さ寸法は、第2供給口6から供給を受けた噴霧用ガスによってエアカーテンを形成可能となる。第2小径ガス路7bの周壁、すなわち、小径部2cの内周面には、吐出口11側から第2小径ガス路7b(第2ガス路7)の略中心に向かって先細りする斜面2fを形成してある。換言すると、斜面2fは、小径部2cの内部から吐出口11に向かって略中心から離れる方向に角度αをもって傾斜している(図8参照)。さらに、大径部2a内の内周面には、中心に向かって突き出る環状突部2dを形成してある。環状突部2dには、インナー筒部8との間の気密を保つためのパッキン3を設けてあり、パッキン3よりも第1供給口4側(図7の右側)の内周面にはネジ部2eを形成してある。
(インナー筒部の構造)
図4〜8に基づいて説明する。インナー筒部8は、全体としてノズル本体2の中空部2pに吐出口11の反対側から挿入可能に形成してあり、その後端に位置する環状のフランジ部8aだけが中空部2pの外に位置するようになっている(図7、8参照)。図7及び8に示す符号5は、インナー筒部8内に形成した第1ガス路を示している。図6〜8に示すように、第1ガス路5は、第1供給口4と連通する第1基端側ガス路5aと、先端側に位置する第1先端側ガス路5bと、両者を連通させる絞りガス路5cと、から構成してある。また、インナー筒部8の外周面には、吐出口11に向かってフランジ部8aと連続する環状突部8bを、さらに、環状突部8bよりも直径方向に僅かに低い環状段部8cと、環状段部8cに続く環状仕切壁部8dと、をそれぞれ形成してある。他方、インナー筒部8の内周面(第1ガス路5の周壁)には、第1ガス路5内に突き出る環状の絞り突部8fを形成してあり(図7、8参照)、この結果、上述した絞りガス路5cが形成されることになる。環状突部8bの外周面には、ネジ部2eと螺合可能なネジ部8eを形成してある。ネジ部8eをネジ部2eに螺合させ、かつ、フランジ部8aを大径部2a後端に当接させることによって、インナー筒部8をノズル本体2にしっかりと固定して、中空部2pの周壁にインナー筒部8の外壁が接触せずに第2ガス路7を形成する。第2ガス路7を形成したとき、インナー筒部8(環状段部8c)とノズル本体2の周壁との間の気密を、パッキン3が保持する。環状仕切壁部8dは、大径部2a及び小径部2c内において第2ガス路7と第1ガス路5とを仕切るための仕切壁として機能する。
環状仕切壁部8dの吐出口11方向先端には、先端開放の、すなわち、吐出口11に向かって開口するスリット13が断面円周方向略等間隔を介して複数個配してある(図4、6、8参照)。各スリット13は、第1ガス路5を第2ガス路7に合流させる機能を有している。すなわち、第1ガス路5は、冷却ノズル1の先端部においてスリット13,・・を介して第2ガス路7と連通している。本実施形態においては、スリット13の個数を6個としたが、これは、各スリット13から噴霧される噴霧用ガス、或いは、ドライアイスを、吐出口11を頂部とするスカート(コーン)状の冷却カーテンCを形成させるためである。スリット13は、これは少なくとも3個あれば足りるが、6個又はそれ以上の個数を設けることによってスリット13,13間の距離を短くすることができるため、より実質的なスカート形状の冷却カーテンCを形成可能となる。他方、環状仕切壁部8d先端の、各スリット13,・・によって分割された各部位には、吐出口11側から第1ガス路5の略中心に向かって先細りする斜面8gを形成してある(図4、6〜8参照)。
(ガス案内部材の構造)
図6〜8に基づいて説明する。符号17は、環状仕切壁部8dの先端内周面、すなわち、上述した斜面8g,・・に固定したガス案内部材を示している。ガス案内部材17は略円錐形に形成した部材であって、吐出口11側から第1ガス路5の略中心に向かって先細りする斜面17aを有している。斜面17aの第1ガス路5の中心軸(図示せず)に対する角度βは、同中心軸に対する斜面8gと略同じに形成してある。したがって、ガス案内部材17を環状仕切壁部8dの先端に固定したときに、前者の斜面17aと後者の斜面8gとを密着させることができる。ガス案内部材17と環状仕切壁部8dとの固定は接着材を用いて行ったが、接着材以外の固定手段を用いて行ったり、たとえば、両者の形状を互いに嵌め込み可能に構成してこの嵌め込みを用いて行ったりすることもできる。固定されたガス案内部材17の斜面17aは、図6に示すように、各スリット13の底面を構成する。底面を形成した斜面17aは、ドライアイスの案内面として機能する(後述)。また、ガス案内部材17の尖頭部17bは、第1ガス路5の中心においてドライアイスの流出方向に対して突き出すことになり、この尖頭部17bの尖りによる楔作用に類似する作用によってドライアイスを円滑に案内することができる(後述)。本実施形態では、比較的単純な構造とするためにガス案内部材17の形状を円錐形状としたが、これを角錐形状やその他の形状としてもよい。さらに、ガス案内部材17を環状仕切壁部8dと一体に製造してもよい。
なお、上述した斜面17aの角度βは、前述した小径部2cが有する斜面2fの角度αよりも大きく(α<β)設定しておくことが好ましい。そのように設定すれば、図8において2点鎖線で示すように、斜面17aの延長線と斜面2fの延長線が交差することになり、これによって、吐出口11から吐出されたドライアイスがその交差点付近に集中噴霧されるようになるからである。ドライアイスを1点に集中噴霧することは、冷却対象であるドリルに過度な圧力を加えてしまうことになるが、冷却ノズル1によればスカート状の冷却カーテンCを形成できるのでドライアイスの霧散と過度の圧力を防止しつつ効率のよい冷却を行うことができる。
(孔加工装置の作用及び使用方法)
図1、2、8及び9を参照しながら、孔加工装置101の使用手順について説明する。孔加工に先駆けて、図9に示すガス供給ユニット116を、冷却ノズル1に接続しておく。ガス供給ユニット116は、噴霧用ガスとして使用する窒素ガスのタンク117と、液化炭酸ガスのタンク118と、これらのガスの供給量等を制御するための制御装置119と、を備えている。制御装置119は、窒素ガスを供給するためのライン119nと、液化炭酸ガスを供給するためのライン119cとを、その出力側に備えている。冷却ノズル1の第1供給口4にはライン119cを、同じく第2供給口6にはライン119nを、それぞれ接続する。冷却ノズル1に供給する液化炭酸ガスと窒素ガスの供給量や圧力等は、制御装置119により制御可能になっている。なお、窒素ガスの代わりにドライエアー(乾燥空気)等も使用可能である。
孔加工は、孔加工を行う被加工物、すなわち、プリント基板115を載置台103の上に載置することから始める。孔加工装置101は複数のスピンドル104(ドリル107)を備えているので、各ドリル107の下の載置台103上にプリント基板115を載置する。さらに、各ドリル107は取付構造(図示を省略)を介して各スピンドル104に取り付けてあるので、この取付構造を調節して冷却ノズル1の吐出口11を各ドリル107に向かせドライアイスによるスカート状の冷却カーテンCが各ドリル107に掛かるように調整する。必要な場合は、各ドリル107だけでなくプリント基板115の加工部位等にも併せて掛かるようにしてもよい。これで、孔加工の準備が完了する。複数あるドリル107,・・の各々の働きに異なるところはないため、以下の説明は、図1に示す右端のスピンドル104(ドリル107)についてだけ行う。
孔加工の準備が完了したら、載置台103の上のプリント基板115に孔加工を行う。孔加工は、スピンドル104(ドリル107)の上下動と、載置台103の水平方向の移動により行う。孔加工に際して、ドリル107に対して冷却ノズル1からパウダー状ドライアイスを噴霧する。ドライアイスは、冷却ノズル1が液化炭酸ガスの供給を受けて生成するが、冷却ノズル1の作用については、後で説明する。ドリル107に噴霧されたドライアイスは、ドリル107との衝突及びその前後に昇華するが、このとき、昇華熱を奪うのでドリル107の近傍及びドリル107自体を効率よく冷却することができる。効率よい冷却は、孔加工部位(孔の周壁)とドリル107との間の摩擦による温度上昇を抑える。したがって、温度上昇があれば生じてしまう、加工部位におけるプリント基板115の熱溶解による孔品質の低下が有効に防止される。他方、吐出口11から噴霧されたドライアイスが構成する冷却カーテンCは、その広がりにより圧力が分散されている。このため、冷却カーテンCに曝されたドリル107が過大な圧力を受けることがない。したがって、ドリル107が比較的小径のものであっても破損することがない。図2に示すように、プリント基板115に対する冷却ノズル1の中心線(図示を省略)とが作る角度(噴霧角)は、たとえば、ドリル107の大きさ、冷却を必要とする部位の位置、冷却の程度等に合わせて適宜設定可能であるが、本実施形態では45度前後に設定してある。これは、ドリル107を冷却するとともにプリント基板115の孔加工部位周辺にまでパウダー状ドライアイスが到達するようにしてある。孔加工部位を併せて冷却することによって、プリント基板115の温度上昇抑制の面から孔品質の低下を防止するためである。
次は、冷却ノズル1の作用について説明する。すなわち、液化炭酸ガスが第1供給口4を介して第1ガス路5に供給される。具体的には、第1基端側ガス路5aにまず供給される。供給された液化炭酸ガスは、絞りガス路5cによって流路が絞られた後、第1先端側ガス路5bで開放される。この開放により液化炭酸ガスは膨張してドライアイスとなる。他方、窒素ガスが第2供給口6を介して第2ガス路7に供給される。具体的には、供給された窒素ガスは第2大径ガス路7aから第2小径ガス路7bへ抜けて吐出口11から外部へ抜ける。窒素ガスは第2小径ガス路7bを抜ける際に、スリット13,・・の側方を通過するが、このとき、第1先端側ガス路5b内にあるドライアイスをスリット13,・・を介して第2先端側ガス路5b内に引き込み、一緒に外部へ抜ける。この抜けによって、ドライアイスが噴霧される。この噴霧に際して、ガス案内部材17の斜面17aと、第2ガス路7(第2小径ガス路7b)周壁の斜面8gとの案内作用により冷却カーテンCが形成される。
孔加工装置の斜視図である。 冷却ノズルの斜視図である。 冷却ノズルの斜視図である。 冷却ノズルの正面図である。 ノズル本体の斜視図である。 インナー筒部の斜視図である。 冷却ノズルの縦断面図である。 冷却ノズルの縦断面図である。 ガス供給ユニットの全体図である。
符号の説明
1 冷却ノズル
2 ノズル本体
2a 大径部
2b 段部
2c 小径部
2d 環状突部
2e ネジ部
2f 斜面
2p 中空部
3 パッキン
4 第1供給口
5 第1ガス路
5a 第1基端側ガス路
5b 第1先端側ガス路
5c 絞りガス路
6 第2供給口
7 第2ガス路
7a 第2大径ガス路
7b 第2小径ガス路
8 インナー筒部
8a フランジ部
8b 環状突部
8c 環状段部
8d 環状仕切壁部
8e ネジ部
8f 絞り突部
8g 斜面
11 吐出口
13 スリット
17 ガス案内部材
17a 斜面
17b 尖頭部
101 孔加工装置
103 載置台
104 スピンドル
105 チャック
107 ドリル
115 被加工物(プリント基板)
116 ガス供給ユニット
117,118 タンク
119 制御装置
119n,119c ライン
C 冷却カーテン

Claims (13)

  1. 被加工物を載置するための載置台と、
    当該載置台上に載置された被加工物を、上下動しながら孔加工するためのドリルと、を含む孔加工装置であって、
    第1供給口と、第2供給口と、吐出口と、を含む冷却ノズルを含み、
    当該第1供給口から供給を受けた液化炭酸ガスからパウダー状ドライアイスを生成し、生成したパウダー状のドライアイスを当該第2供給口から供給を受けた噴霧用ガスによって当該吐出口から噴霧して当該載置台上に載置された被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルを冷却可能に構成してある
    ことを特徴とする孔加工装置。
  2. 前記噴霧されたパウダー状ドライアイスが、前記吐出口を頂部とするスカート状の冷却カーテンを形成可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項1記載の孔加工装置。
  3. 前記冷却ノズルが、
    前記第1供給口と連通する第1ガス路と、
    前記第2供給口と前記吐出口とを連通し少なくとも先端部において当該第1ガス路と略同心状に形成された第2ガス路と、
    当該第1ガス路と第2ガス路とを仕切る環状仕切壁と、
    当該先端部において当該第1ガス路を当該第2ガス路に合流させるために当該環状仕切壁の断面円周方向略等間隔に配した複数の先端開放スリットと、
    当該環状仕切壁の先端内周面に固定したガス案内部材と、を含み、
    当該ガス案内部材が、前記吐出口側から当該第1ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の孔加工装置。
  4. 前記ガス案内部材が、角錐形状又は円錐形状に形成してある
    ことを特徴とする請求項3記載の孔加工装置。
  5. 前記吐出口側から前記第2ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を当該第2ガス路の周壁に形成してある
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の孔加工装置。
  6. 前記第1ガス路の中心軸に対する前記ガス案内部材の斜面の角度が、前記周壁の当該中心軸に対する角度よりも大きく設定してある
    ことを特徴とする請求項5記載の孔加工装置。
  7. 被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルを冷却するための孔加工装置用冷却ノズルであって、
    第1供給口と、第2供給口と、吐出口と、を含み、当該第1供給口から供給を受けた液化炭酸ガスからパウダー状ドライアイスを生成し、生成したパウダー状のドライアイスを当該第2供給口から供給を受けた噴霧用ガスによって当該吐出口から噴霧可能に構成してある
    ことを特徴とする孔加工装置用冷却ノズル。
  8. 前記噴霧されたパウダー状ドライアイスが、前記吐出口を頂部とするスカート状の冷却カーテンを形成可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項7記載の孔加工装置用冷却ノズル。
  9. 前記第1供給口と連通する第1ガス路と、
    前記第2供給口と前記吐出口とを連通し少なくとも先端部において当該第1ガス路と略同心状に形成された第2ガス路と、
    当該第1ガス路と第2ガス路とを仕切る環状仕切壁と、
    当該先端部において当該第1ガス路を当該第2ガス路に合流させるために当該環状仕切壁の断面円周方向略等間隔に配した複数の先端開放スリットと、
    当該環状仕切壁の先端内周面に固定したガス案内部材と、を含み、
    当該ガス案内部材が、前記吐出口側から当該第1ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を有している
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の孔加工装置用冷却ノズル。
  10. 前記ガス案内部材が、角錐形状又は円錐形状に形成してある
    ことを特徴とする請求項9記載の孔加工装置用冷却ノズル。
  11. 前記吐出口側から前記第2ガス路の略中心に向かって先細りする斜面を当該第2ガス路の周壁に形成してある
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の孔加工装置用冷却ノズル。
  12. 前記第1ガス路の中心軸に対する前記ガス案内部材の斜面の角度が、前記周壁の斜面の当該中心軸に対する角度よりも大きく設定してある
    ことを特徴とする請求項11記載の孔加工装置用冷却ノズル。
  13. 載置台の上に載置した被加工物を、上下動するドリルによって孔加工するための孔加工方法であって、
    当該載置台上に載置された被加工物の孔加工部位及び/又は当該ドリルに、パウダー状ドライアイスを噴霧して冷却しながら孔加工する
    ことを特徴とする孔加工方法。
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