JP2005348918A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Soji Hirose
Akihiro Hosokawa
明宏 細川
Harumi Takeuchi
晴美 竹内
Kenji Yoshida
賢司 吉田
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Abstract

【課題】 内蓋及びドラム蓋の閉鎖時の使用者の負担を軽減し、使い勝手を改善する。
【解決手段】 内蓋及びドラム蓋が開いた状態から使用者が内蓋を倒すと(S1)、パッキンが押されない位置で内蓋は一旦係止される。そのときにはドラム蓋は内蓋の内側で半開きになっている。使用者がスタートキーを押して運転が開始されると(S3)、内蓋引き込み用トルクモータを作動させ(S4)、ワイヤを牽引してパッキンの弾性力に抗して内蓋を引き込んで外槽の水封を達成する。トルクモータが最大牽引位置に達してその動作を停止させると(S8)、次に内蓋の内部に設けられたドラム蓋閉鎖用のトルクモータを作動させ(S9)、ノックピンを内蓋内方に進出させてドラム蓋の後方蓋体を押し込んでドラム蓋をラッチさせる。トルクモータが最大牽引位置に達するとモータへの通電を停止し(S13)、ばねの付勢力によってノックピンを内蓋内に後退させる。
【選択図】 図13

Description

本発明はドラム式洗濯機に関し、更に詳しくは、洗濯物を収容するドラムの周面に形成されたドラム開口を開閉するためのドラム蓋と、そのドラムを内装する外槽に形成された外槽開口を開閉するための内蓋とを備えるドラム式洗濯機に関する。
従来の一般的なドラム式洗濯機は、外箱の前面に横開き式のドアを備え、そのドアを開くと外槽内に設置されたドラムの内部が覗くように構成されていた。これに対し、近年、洗濯物投入開口を外箱の上面に設け、その開口を開閉するために上蓋を備えたドラム式洗濯機が開発・商品化されている(例えば特許文献1、2など参照)。こうした蓋構造を持つドラム式洗濯機は、外箱前面にドアを設けた従来のドラム式洗濯機と区別するために、例えばトップオープン方式のドラム式洗濯機と呼ばれており、使用者が起立姿勢のままでドラム内に洗濯物を出し入れすることができるため、洗濯物の出し入れが容易であって洗濯物の取り忘れ等も起きにくい。
こうした構造のドラム式洗濯機では、上記特許文献1、2に記載のように、外箱に設けられた上蓋のほかに、水を貯留するための外槽に設けられた外槽開口を開閉する内蓋と、該外槽内に回転自在に配設されたドラムの周面に設けられたドラム蓋を開閉するドラム蓋と、を備える。したがって、ドラム内に洗濯物を出し入れする際には、上蓋、内蓋、ドラム蓋の3つを開閉する必要があり、トップオープン方式でないドラム式洗濯機が1枚のドアの開閉で済むのに対し、蓋体の開閉操作が面倒であるという問題がある。こうしたことから、トップオープン方式のドラム式洗濯機では、蓋体の開閉時の操作性を高めることが大きな課題の一つになっている。
こうした操作性の向上を目的として、例えば上記特許文献1に記載のドラム式洗濯機では、内蓋の前上部に設けた操作レバーを使用者が操作することにより外槽内方にロッドを進出させて、ドラム蓋を閉鎖状態でラッチしたり逆に閉鎖状態にラッチされているドラム蓋のラッチを解除できるようにしている。この構成の場合、ドラム蓋のラッチ及びその解除のために通常の蓋の開閉操作と異なる操作が必要となるため、使用者がドラム蓋を開閉する場合よりは操作が簡単であるものの操作が必要なことには変わりがない。また、内蓋を閉鎖した後にドラム蓋を閉鎖状態にラッチするのを忘れて上蓋を閉めてしまうおそれがあり、その場合には上蓋を再び開いて操作レバーを操作する必要があって二度手間になる。
また、上記特許文献2に記載のドラム式洗濯機では、ドラム蓋及び内蓋が共に閉鎖した状態から、使用者が内蓋を引き上げるべく操作レバーを手前に引くと、それに連動してドラム蓋のラッチも解除されて内蓋下面に張り付きつつドラム蓋も開放するようにしている。このの構成の場合、内蓋を開けるという通常の操作に連動してドラム蓋のラッチが解除されるため、蓋開放時の操作は非常に容易であるが、蓋を閉鎖する際にはドラム蓋が閉鎖状態にラッチされるように使用者がドラム蓋を押さえた後に内蓋を閉める必要があり手間が掛かる。また、使用者がドラム蓋を押さえるのを忘れて又はその押さえが不十分であるために、内蓋を閉めたときにドラム蓋が半開き状態になっていると、運転を開始することができず、使用者は内蓋を開けてドラム蓋を閉め直す必要がある。
一方、従来のドラム式洗濯機では、内蓋の閉鎖操作にも問題がある。すなわち、内蓋と外槽開口縁部との間の隙間はパッキン等のシール部材で密閉される構造となっているため、使用者が内蓋を閉じる際には内蓋はシール部材からの弾性反発力を受け、この反発力に抗し得る力で以て内蓋を押し付けるようにしながら内蓋がラッチされるまで閉める必要がある。そのため、高齢者や女性などの比較的非力な使用者にとっては、内蓋の閉鎖操作は大きな負担である。こうした負担を軽減するために内蓋の押し付け力を弱めると、外槽開口縁部付近での水封が不十分となり、洗濯運転時にその隙間から水漏れや泡漏れが発生するおそれがある。
特開2003−103095号公報 特開2003−230795号公報
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その主な目的は、内蓋とドラム蓋とを閉鎖する際の使用者の労力を軽減して使い勝手を向上させることができるドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在に配設したドラム式洗濯機であって、外箱の上面に形成された洗濯物投入口を開閉する上蓋と、該洗濯物投入口の下方の前記外槽の周面に形成された外槽開口を開閉するための内蓋と、前記ドラムの周面に形成されたドラム開口を開閉するためのドラム蓋とを具備し、前記上蓋、内蓋及びドラム蓋をともに開放した状態でドラム内に洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機において、
使用者の手動操作によって前記内蓋が前記外槽開口を覆うように被せられた第1位置から、第1駆動源の駆動力により前記外槽開口を緊密に閉塞する第2位置まで前記内蓋を引き込む内蓋閉鎖手段と、
前記内蓋にあって、第2駆動源の駆動力により作動体が外槽内方に進出して前記ドラム蓋を押圧することにより、半開状態にある該ドラム蓋を閉鎖させるドラム蓋閉鎖手段と、
前記内蓋閉鎖手段によって前記内蓋が第2位置に在るときに、前記ドラム蓋閉鎖手段の作動体が前記ドラム蓋に押圧力を及ぼすように第1及び第2駆動源の動作を制御する蓋閉鎖制御手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係るドラム式洗濯機において、内蓋及びドラム蓋が共に開放した状態から両蓋を閉鎖する際には、使用者は自らの手で内蓋が外槽開口を覆うように被せられた第1位置まで閉じる。内蓋と外槽開口縁部との少なくとも一方には蓋閉鎖時に両者の間の隙間を閉塞するためのパッキンが設けられているが、内蓋が第1位置にあるときにはこのパッキンは全く又は殆ど押圧されておらず、第1位置まで内蓋を閉める操作においてはパッキンによる反発力を全く又は殆ど受けずに済む。内蓋が第1位置に在るとき、蓋閉鎖制御手段による制御の下に内蓋閉鎖手段は、第1駆動源の駆動力を利用してパッキンによる反発力に抗して第2位置まで内蓋を引き込む。第2位置ではパッキンが十分に押圧されていて、内蓋は外槽開口を緊密に閉塞して高い水封性を発揮する。
一方、ドラム蓋閉鎖手段は蓋閉鎖制御手段による制御の下に、第2駆動源の駆動力を利用して作動体を外槽内方に進出させる。前記内蓋が第2位置に在るときには内蓋下面とその内側のドラム蓋との間隙は狭くなっているため、内蓋が第2位置に在るときに作動体が外槽内方に進出すればドラム蓋を十分に押圧することができる。そこで、蓋閉鎖制御手段は、少なくとも内蓋が第2位置に達した後に作動体がドラム蓋に押圧力を及ぼし得るように第1及び第2駆動源の動作を制御する。具体的には、例えば第1駆動源を動作させてまず内蓋を第1位置から第2位置まで引き込んで、第1駆動源の動作を停止した後に第2駆動源を動作させて作動体を外槽内方に進出させるようにするとよい。また、内蓋の移動時間や作動体の移動時間を予め想定して、第1駆動源の動作を停止する前に第2駆動源の動作を開始させるようにしてもよい。
このように内蓋が第2位置に在るときに作動体がドラム蓋を十分に押圧することによって、内蓋の内側で半開き状態にあるドラム蓋を自動的に確実に閉鎖することができる。また、その際にはドラム蓋を十分に押し込むための作動体の進出長さが相対的に短くて済むので、作動体自体のサイズを短くすることができ、これを収容する内蓋の厚さも薄くすることができる。
なお、内蓋閉鎖手段による内蓋の自動的な引き込み動作、及びドラム蓋閉鎖手段によるドラム蓋の閉鎖動作は、使用者の手による内蓋の閉鎖操作が為された以降、適宜の時点で実行することができるが、好ましくは、前記蓋閉鎖制御手段は、洗濯運転の開始のための操作手段の操作が為された後に第1及び第2駆動源を駆動して内蓋及びドラム蓋の閉鎖を実行する構成とするとよい。
使用者が内蓋を閉じた場合でも洗濯運転の開始のための操作手段の操作、例えばスタートキーを押す操作が為される前には、入れ忘れた洗濯物を追加投入する等の目的で使用者が内蓋及びドラム蓋を開けることもよくある。上記好ましい構成によれば、洗濯運転の開始のための操作が為される前に、内蓋は内蓋閉鎖手段による引き込みが成されていない第1位置に在りドラム蓋は半開状態にあるので、使用者がすぐに内蓋及びドラム蓋を開放することができる。それによって、洗濯物を追加投入したい場合に使用者を待たせることがなく、使い勝手を高めることができる。
また、本発明の一実施態様として、前記ドラム蓋閉鎖手段は、前記第2駆動源としてのトルクモータと、該トルクモータによって牽引されるワイヤと、該ワイヤの牽引によって軸を中心に回動する回動体と、該回動体の回動動作に伴って前記作動体を外槽内方に進出させる連結手段と、を含む構成とすることができる。
この構成によれば、比較的薄い範囲にドラム蓋閉鎖手段を収めることができるので、内蓋が厚くなることを回避することができる。また、トルクモータの動作音はソレノイド等の電磁的な駆動源に比較して小さいので、ドラム蓋の閉鎖動作の際に発生する騒音を抑制することができる。
但し、トルクモータの回転に基づくワイヤの移動ストロークと作動体の移動ストロークとが同一でない場合、トルクモータに異常な負荷が掛かったり、逆にドラム蓋の押圧が不十分で確実なドラム蓋の閉鎖に支障をきたすおそれがある。そこで、上記構成においては、ワイヤと回動体との間に、コイルばね等の弾性部材を含むストローク差吸収手段を介挿した構成とするとよい。それによって、例えば作動体が外槽内方に最大限進出した状態でさらにトルクモータがワイヤを牽引しようとすることによってトルクモータに異常な負荷が掛かって破損に至ることや、逆にトルクモータが最大限にワイヤを牽引したにも拘わらず作動体の進出長さが不足してドラム蓋が閉鎖できないといった不具合を回避することができる。
また、前記第2駆動源としてのトルクモータは、内蓋の内部にあって開放時に起立保持される内蓋の回転後方側に重心がくるような位置に設置されることが好ましい。
前記ドラム蓋閉鎖手段の中でトルクモータは最も大きな重量を有するが、上記構成によれば、トルクモータの重心が起立保持された内蓋の回転後方に位置しているため、内蓋が外槽開口を被覆する方向に倒れにくくなり、高い安全性を確保することができる。
また、上記実施態様のドラム式洗濯機においては、ワイヤで牽引される部材の一部(例えば上記ストローク差吸収手段)又は上記回動体が所定位置に達したときにオン又はオフするスイッチを備え、前記蓋閉鎖制御手段は、該スイッチのオン又はオフを検知してドラム蓋の閉鎖動作が正常であることを認識する構成とすることができる。
この構成によれば、何らかの異常によって作動体がドラム蓋に十分に押圧力を作用し得ないことをスイッチの検知結果により認識し、例えば一旦閉鎖動作を中止した後に閉鎖動作を再試行したり、複数回の再試行によってもドラム蓋の閉鎖動作が確認出来ない場合に異常報知を行ったりすることができる。それによって、ドラム蓋が十分に閉鎖されない状態で洗濯運転を開始してドラム蓋や外槽が破損してしまうことを防止することができる。
本発明に係るドラム式洗濯機によれば、内蓋及びドラム蓋が共に開いた状態から使用者が或る程度まで内蓋を閉めさえすれば、それ以降の内蓋の引き込み動作及びその内側でのドラム蓋の閉鎖動作は駆動源による駆動力によって自動的に達成されるので、蓋の閉鎖の際の使用者の負担を大幅に軽減することができる。したがって、高齢者や女性などの比較的非力な使用者でも無理なく使用することができる。また、引き込み動作によって内蓋が第2位置に達した後に作動体がドラム蓋に押圧力を加えるので、作動体の移動ストロークが短くても確実にドラム蓋を閉鎖させることができる。さらに、作動体の長さが短く済むため、内蓋の厚みを抑制して洗濯機の小型化に寄与するとともに意匠性も良好になる。
以下、本発明の一実施例であるドラム式洗濯機について図面を参照して説明する。
図1は本実施例のドラム式洗濯機の外観斜視図、図2は本ドラム式洗濯機の要部の右側面縦断面図、図3は本ドラム式洗濯機の要部の正面縦断面図である。
外形を成す外箱1は上面から前面に掛けて前下がり湾曲形状に形成されており、この部分に大きな洗濯物投入口2が形成されている。この洗濯物投入口2を開閉するための上蓋3は短冊状のスラットが複数連結された構成を有しており、前後方向にスライド移動自在であって、上蓋3が閉鎖した状態で右側方に設けられた蓋開ボタン9を使用者が押すと、上蓋3は図1中に矢印で示すように後方に自動的にスライドして洗濯物投入口2が開放する。開放した状態の上蓋3を閉める際には、使用者は上蓋3の上面手前側に設けられた把手4に指を掛けて手前に引く。上蓋3が洗濯物投入口2を完全に閉鎖する位置まで達すると、図示しない上蓋ラッチ機構により上蓋3はラッチされて閉鎖状態を保つ。
上蓋3の右側には、前後方向に延伸して複数の操作キーや表示器が設けられた操作パネル5が配置されている。なお、比較的使用頻度の低い操作キーの一部は後方側に起立自在の蓋体で覆われている。また、上蓋3を挟んで操作パネル5と反対側の左方後方には、横開き式の蓋体で覆われた洗剤容器6が設けられている。さらに、洗剤容器6の後方に外部の給水栓等にホースを介して接続される水道水給水口7が設けられ、操作パネル5の後方には別のホースを介して風呂の浴槽内等に接続される風呂水給水口8が設けられている。
次に、本ドラム式洗濯機の内部構成について図2、図3により概略的に説明する。
台座部10の上には、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞された外槽11が、外箱1の左右側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方から吊下げ支持する図示しない2本のスプリングと、前後方向に外槽11の下部を支え受ける2本のダンパ13とにより適度に揺動自在に保持されている。外槽11の内部には、多数の通水穴14aが穿孔された、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞されたドラム14が、左右方向に延伸する水平軸線Cを中心に回転自在に設けられている。このドラム14の内周面には、周方向に約120°間隔で3個のバッフル14bが取り付けられている。
ドラム14の左端面中央に固着された主軸15は、外槽11の左端面に固定された第1軸受ケース17に保持される軸受18により支承される。他方、ドラム14の右端面中央に固着された補助軸16は、外槽11の右端面に固定された第2軸受ケース19に保持される軸受20により支承される。この主軸15及び補助軸16により、ドラム14の回転軸である水平軸線Cが形成される。
外槽11の左端面から左方へと突出した主軸15の先端には、アウタロータ型の直流モータであるドラムモータ21の円盤状のロータ21bが固定され、一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケース17にはドラムモータ21のステータ21aが固定され、ステータ21aとロータ21bの磁石とは対面している。図示しない制御回路からステータ21aに駆動電流が供給されるとそれに応じてロータ21bが回転し、主軸15を介してロータ21bと同一の回転速度で以てドラム14が回転駆動される。
外槽11の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱1の洗濯物投入口2と一致する位置に外槽開口11aが形成され、外槽開口11aを開閉するために左右方向に水平に延在する内蓋軸101を中心に後方に起立自在の内蓋100が設けられている。また、ドラム14の周面にもドラム開口14cが形成され、このドラム開口14cを開閉するために前後に観音開き構造を有する2枚の蓋体202、204から成るドラム蓋200が設けられている。ドラム14は回転可能であるから、ドラム蓋200の開閉動作時にはドラム開口14cと外槽開口11aとが径方向に一致した位置でドラム14を停止させ、その状態を維持する必要がある。そこで、ドラム14の位置を固定するために、外槽11左端面にあってステータ21aの下方にはドラムロック装置26が設けられている。このドラムロック装置26は、内蔵されたトルクモータ26aの動作によって係合ピン26bが上下方向に進退する構成となっており、進出した係合ピン26bがロータ21bの所定回転位置に形成されている凹部21cに噛み合うことによって、ドラム14は回転しないようにロックされる。
なお、ここでは詳しく述べないが、ドラム14の両端面の外周側には、脱水時にドラム14を高速で回転させた際に洗濯物の片寄りに起因する偏心荷重によるドラム14の振動を抑制するべく、円環状で中空体であるバランス室27が取り付けられている。また、外槽11の右側面外側には、ファンモータ、乾燥用ヒータ、水冷除湿器等を含む加熱・送風装置が配設されており、補助軸16の周囲からドラム14内に高温の乾燥風を送り込み、ドラム14内で湿った洗濯物との熱交換によって発生した湿気を含む空気を外槽11から取り出して除湿・乾燥させて循環的に利用するようにしている。
図4は本実施例のドラム式洗濯機の要部の電気系構成図である。本発明における蓋閉鎖制御手段として機能する制御部30はCPU、ROM、RAM、タイマなどを含むマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROMに格納されている制御プログラムに基づいて、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥の各行程の運転動作を行うための各種の制御を実行する。
制御部30には、使用者が各種設定や指示を与えるために操作パネル5に設けられた操作部5aからキー入力信号が与えられるとともに、外槽11内に貯留された水の水位を検知する水位センサ33、外槽11内に貯留された水の温度を検知したり乾燥運転時に乾燥風の温度を検知したりするための温度センサ34、上記ドラムロック装置26に内蔵され、ドラムロック状態か解除状態かを検知するためのドラムロック検知部26c、内蓋100の閉鎖時の位置を検知するための後述する第1及び第2内蓋位置検知スイッチ135、136、ドラム蓋200の閉鎖動作が正常であるか否かを検知するためのドラム蓋閉鎖動作検知スイッチ171などから、それぞれ検出信号が入力される。
制御部30にはインバータ駆動部32が接続されており、ドラムモータ21の回転に同期したパルス信号を発生する回転センサ21dからの信号を受けつつ、インバータ駆動部32を介してドラムモータ21の回転を制御する。また制御部30には負荷駆動部31が接続されており、この負荷駆動部31を介して加熱・送風装置に含まれるファンモータ35及び乾燥用ヒータ37、外槽11内への給水を制御する給水バルブ38、外槽11内からの排水を制御する排水バルブ39、ドラムロック装置26に内蔵されたトルクモータ26a、本発明における内蓋閉鎖手段に含まれる第1駆動源である内蓋引き込み用トルクモータ28a、本発明におけるドラム蓋閉鎖手段に含まれる第2駆動源であるドラム蓋閉鎖用トルクモータ150などの動作をそれぞれ制御する。さらにまた、制御部30は操作部5aの操作に応じた表示や運転進行状況を知らせるための表示を行うべく表示部5bに表示信号を送る。
上述したようにこのドラム式洗濯機では、外箱1に取り付けられたスライド式の上蓋3の他に、内蓋100とドラム蓋200とが存在し、使用者はこれら3種の蓋体をいずれも開放した状態でドラム14内に洗濯物を出し入れする。本実施例のドラム式洗濯機は、特に内蓋100及びドラム蓋200の開閉構造及びの開閉動作に特徴を有している。
次に、内蓋100及びドラム蓋200の構造と開閉時の動作について、図5〜図13により詳述する。図5は内蓋100及びドラム蓋200を共に閉鎖したときの要部の右側面断面図、図6は内蓋100及びドラム蓋200を共に開放したときの要部の右側面断面図、図7は内蓋引き込み機構の内部動作を示す要部の縦断面図、図8及び図9は共に内蓋100の内部構成を示す斜視図、図10は内蓋100の要部の内部構成を示す上面平面図、図11は内蓋引き込み用のトルクモータユニット28の概略構成図、図12はドラム蓋閉鎖駆動機構の動作を示す要部の縦断面図、図13は内蓋及びドラム蓋の閉鎖制御動作のフローチャートである。
まず、内蓋100及びドラム蓋200の構成を説明する。なお、以下の説明における軸周りの回動動作の方向は図5、図6、図7及び図12に示す面(右側面)内を基準とする。
まずドラム蓋200の構造について説明する。ドラム蓋200は、左右方向に略水平に延伸する前方軸201を中心に回動自在である前方蓋体202と、同じく左右方向に略水平に延伸する後方軸203を中心に回動自在である後方蓋体204との2枚から成る。図5に示すようにドラム蓋200閉鎖時には後方蓋体204の前縁端は前方蓋体202の後縁端の上に重なり、図6に示すように開放時には両蓋体202、204は前後方向に観音開き状態となる。
前方蓋体202は前方軸201に巻回された図示しない捻りコイルばねにより、後方蓋体204も同様に後方軸203に巻回された図示しない捻りコイルばねにより、いずれも開放方向に付勢されている。前方蓋体202は後縁端に上に向いた係合ツメ205を有し、その前方には後述の第1ノックピン113が当接する受け板206が設けられている。この受け板206を上から押圧すると、前方蓋体202は前方軸201を中心にドラム14内側へと沈み込むように回動し、その押圧が解除されると沈み込みから復帰する。後方蓋体204はその前縁端に係合ツメ205が係合する係合孔207を有し、上面には保護カバー208が固定されている。係合ツメ205が係合孔207に挿入されて両者が嵌合することにより、前方蓋体202及び後方蓋体204はドラム開口14aを閉塞した状態となる(本明細書ではこれがドラム蓋200がラッチされた状態である)。この状態から受け板206が上から押されると前方蓋体202が沈んで係合ツメ205は係合孔207から外れ、捻りコイルばねの付勢力により両蓋体202、204はそれぞれ開放する。
前方蓋体202と後方蓋体204とは、それぞれ図示しない蝶番アームを介して湾曲形状のリンク212で連結されている。このリンク212の機能は、両蓋体202、204が開いた状態から閉じる際に前方蓋体202が後方蓋体204よりも必ず先行して閉じるように、両蓋体202、204の動作を規制しつつ連動させることである。これにより、ドラム蓋200が閉鎖する際に後方蓋体204の前縁部が前方蓋体202の後縁部の上に乗った状態で重なり、両蓋体202、204は確実に係合可能な状態となる。
次に内蓋100の構造について説明する。内蓋100は左右方向に略水平に延伸する内蓋軸101を中心にして後方側に回転自在であり、内蓋軸101に巻回された図示しない捻りコイルばねによって開放方向に付勢されている。内蓋100は中空状であり、その内部には、内蓋100を閉鎖状態に保つための内蓋ラッチ機構と、使用者による手動操作に応じて内蓋ラッチ機構によるラッチ及び上記係合ツメ205と係合孔207との係合によるドラム蓋200のラッチを解除する、ラッチ解除機構と、ドラム蓋200をラッチさせる本発明におけるドラム蓋閉鎖手段であるドラム蓋閉鎖駆動機構と、を備える。
内蓋ラッチ機構の主たる構成要素は、内蓋100の前面から前方に突出した係止カム120、該係止カム120の回動を規制するクラッチカム114等である。またラッチ解除機構の主たる構成要素は、ガイド112、第1ノックピン113、クラッチレバー117等である。さらにまた、ドラム蓋閉鎖駆動機構の主たる構成要素は、トルクモータ150、ガイド167、第2ノックピン166等である。
内蓋100の構成と基本的な動作について詳しく述べると、内蓋100の上面には、操作レバー110が、レバー軸111を中心にして回動可能で、且つ図示しない捻りコイルばねにより時計回り方向に付勢された状態で設けられている。使用者が操作レバー110の向こう側の凹陥部102に指を入れて操作レバー110を手前側に引き起こそうと力を加えると、捻りコイルばねの付勢力に抗して操作レバー110は起立するが、使用者が手を離すとその捻りコイルばねの付勢力によって操作レバー110は速やかに元の位置、つまり図5に示す状態に復帰する。
操作レバー110の前方には、ガイド112により外槽11の内方に向けて進出・後退自在に支持された第1ノックピン113が設けられている。操作レバー110の端部は第1ノックピン113の上端に連結されており、操作レバー110が図5に示す通常位置にあるときには第1ノックピン113は最も上昇した位置に在って内蓋100内に隠れている。操作レバー110が使用者により前方に引き起こされると、操作レバー110の回動に伴って第1ノックピン113は押し下げられ、第1ノックピン113の下端が内蓋100から飛び出して外槽11の内方、つまりドラム14の方向へ進出する。ドラム14がドラムロック位置にあるとき、第1ノックピン113が最も進出するとドラム蓋200の前方蓋体202の受け板206に当接し、これを押し下げる。この押圧によってドラム蓋200の係合ツメ205と係合孔207との係合つまりドラム蓋200のラッチが解除される。
ガイド112の前方には、クラッチカム114がクラッチ軸116を中心にして回動自在に設けられ、クラッチカム114はクラッチ軸116に巻回された図示しない捻りコイルばねにより時計回り方向に付勢されている。更に、クラッチカム114はクラッチレバー117を介して操作レバー110と連結されており、上記のように操作レバー110が手前に引き起こされるとクラッチレバー117は後方に牽引され、これによって捻りコイルばねの付勢力に抗してクラッチカム114は反時計回り方向に回動する。
クラッチカム114の前方には、カム軸121を中心に回動自在である係止カム120が図示しない捻りコイルばねにより反時計回り方向に付勢されている。図7に示すように、係止カム120は、内蓋100の前面から前方に突出して上下2枚の挟み片120aと、クラッチカム114の前下端部に嵌合する段差部120bとを有する。一方、内蓋100の前縁部に対面する外槽11の開口縁部には内蓋引き込み機構130が設けられている。
内蓋引き込み機構130は、外槽11に対して固定されたケース131と、ケース131内に収容され、略水平の回転軸132を中心に回転自在であって挟み片120aが咬持し得る係止片134を有する可動係合体133と、係止片134を咬持した挟み片120aにより押圧される第1内蓋位置検知スイッチ135と、所定の回動位置に達した可動係合体133により押圧される第2内蓋位置検知スイッチ136と、を含む。可動係合体133にはワイヤ29の一端が接続され、このワイヤ29の他端は図2に示すように外槽11の下部に取り付けられたトルクモータユニット28に接続されている。
このトルクモータユニット28の構成を図11により説明すると、トルクモータユニット28は、ケース281に保持された、本発明における第1駆動源であるトルクモータ28aと、そのトルクモータ28aの回転動力をワイヤ29の牽引・弛緩動作に変換する変換機構とを含む。変換機構は、トルクモータ28aの回転軸282に固定された円板状のカム283と、カム283の回転に伴って回転軸282の周り(図11中の軌道Pに沿って)を回転する偏心軸284と、偏心軸284に回動自在に一端が固定された筒状の作動体286と、作動体286の内部に固定されたストッパ287と、作動体286の内部を摺動可能であってワイヤ29の端部を保持するワッシャ288と、ストッパ287とワッシャ288との間に設けられたコイルばね289と、作動体286の動きを規制するとともにワイヤ29を案内するガイド285と、から成る。
トルクモータユニット28及び内蓋引き込み機構130は次のように動作する。トルクモータ28aが作動して偏心軸284が軌道Pに沿って回転すると、作動体286はガイド285に横方向の動きを規制されつつワイヤ29の延伸方向に往復運動する。したがって、トルクモータ28aが同一方向に1/2回転する毎に、ワイヤ29を最大限牽引する位置(以下、最大牽引位置という)と最大限弛緩する位置(以下、最大弛緩位置という)とに達する。図11はトルクモータ28aが最大弛緩位置にあるときの状態である。
図7において、可動係合体133は図示しない捻りコイルばねによって反時計回り方向に付勢されており、ワイヤ29が弛緩した状態では可動係合体133は図7(a)に示すように、その上面がケース131に当接した位置で停止している。このとき係止片134はケース131からほぼ水平に延出している。トルクモータ28aが作動してワイヤ29を牽引すると、可動係合体133は回転軸132を中心に時計回り方向に回転し、図7(b)に示すように係止片134は前下がり状態となる。トルクモータユニット28側のコイルばね289の強さは上記可動係合体133を付勢している捻りコイルばねよりも強いため、可動係合体133が回動し得る範囲ではコイルばね289はほぼ最大限伸長した状態でワイヤ29を牽引している。そして、可動係合体133が引かれて最大限回動すると、ワイヤ29及びワッシャ288を介してコイルばね289は大きな力を受け収縮する。それによって、トルクモータ28aが未だ最大牽引位置に到達しておらず、さらに最大牽引位置まで回転しても、コイルばね289の収縮によってワイヤ29から受ける反発力を吸収することができ、トルクモータ28aに無理な負荷が掛かることを回避できる。
次に、内蓋100の内部に設けられるドラム蓋閉鎖駆動機構の構成について説明する。図6に示すように、内蓋100が開放状態で起立保持された状態であるときに、その重心が回転後方、つまり図6では時計回り方向に作用する位置に、本発明における第2駆動源としてドラム蓋閉鎖用のトルクモータ150が設置されている。このトルクモータ150の回転軸の回転に伴って後方に牽引されるワイヤ151の端部には、ワイヤ151の牽引ストロークと後述する回動体160の回動ストロークとの差を吸収するためのストローク吸収機構152が、本発明におけるストローク吸収手段として設けられている。この吸収機構152の基本的な構成は上述したトルクモータユニット28に内蔵されているものと同じであって、一端が後述の回動体160に固定された筒状のハウジング153と、ハウジング153の内部を摺動可能であってワイヤ151の端部を保持する摺動体154と、摺動体154とハウジング153後端面との間に設けられ、摺動体154をワイヤ151の牽引方向とは反対方向に付勢するコイルばね155と、から成る。
回動体160は、ハウジング153の一端が左右方向の略中央に固定された横架部161と、その横架部161の左右両端に取り付けられた一対のアーム162とから成り、両側のアーム162が略一直線上に位置する軸163を中心に回動自在となっている。軸163には捻りコイルばね164が設けられ、このばね164によって回動体160は時計回り方向に付勢されている。一対のアーム162の前方にはそれぞれ、ガイド167により外槽11の内方に向けて進出・後退自在に支持された、本発明における作動体としての第2ノックピン166が設けられている。アーム162の前端部は本発明における連結手段である連結部165により第2ノックピン166の上端に接続されており、アーム162が図12(a)に示す通常位置にあるときには第2ノックピン166は最も上昇した位置に在って内蓋100内に隠れている。
なお、回動体160を構成する横架部161は金属製の板部材から形成される一方、アーム162はプラスチック製であるが、これは次のような理由による。すなわち、図5に示すように、内蓋100の上面を形成する上面カバーにおいて操作レバー110を引き起こすために使用者が指を入れるための凹陥部102が、ちょうど横架部161の上方に形成されている。そのため、この凹陥部102の部分で内蓋100内の上下方向の空間は狭くなっており、スペース上の制約から横架部161は肉厚にすることができない。一方、横架部161はそれ自体が吸収機構152を介して後方に牽引される力を受けるため、或る程度の剛性を必要とする。そこで、ここでは横架部161をプラスチックではなく板金から形成することによって、肉厚にすることなく十分な剛性を確保するようにしている。これによって、内蓋100自体を厚くすることなく、凹陥部102下方の狭い空間に回動体160を適切に収納することができる。
トルクモータ150が駆動されてワイヤ151が後方に牽引され、吸収機構152を介して回動体160が軸163を中心に反時計回り方向に回動すると、第2ノックピン166は押し下げられ、図12(b)に示すように、その下端が内蓋100から飛び出して外槽11の内方つまりドラム14の方向へ進出する。ドラム14がドラムロック位置にあり且つ内蓋100が後述する第2位置にあるとき、第2ノックピン166が最も進出すると、第2ノックピン166の下端はドラム蓋200の後方蓋体204の保護カバー208に当接し、これを押し下げる。ドラム蓋200が半開状態にあるとき、この押圧によってドラム蓋200の係合ツメ205と係合孔207とを係合させてドラム蓋200を閉鎖状態でラッチすることができる。
図10に示すように、トルクモータ150の前方には、前面が開口したハウジングガイド170が設けられており、ワイヤ151の牽引により後退した吸収機構152はこのハウジングガイド170内に入る。ハウジングガイド170の右側には、ハウジング153から右側方に延出した延出片153aによって可動片171aが押されるように、マイクロスイッチであるドラム蓋閉鎖動作検知スイッチ171が設けられている。また、ハウジングガイド170の前縁には右方に延出してストッパ170aが形成されており、ハウジング153が後退する際に延出片153aは可動片171aを押し込んだ後にこのストッパ170aに当接し、それ以上の後退動作が阻止されるようになっている。
続いて、内蓋100及びドラム蓋200を開閉する際の動作、つまり使用者の行う操作及びその操作に対応した機械的及び電気的な動作について説明する。
いま、内蓋100及びドラム蓋200はいずれも閉鎖状態でラッチされているものとする。このとき、係止カム120の挟み片120aは外槽11側の係止片134を咬持し、段差部120bがクラッチカム114の前下端部に嵌合することで係止カム120の回動は阻止されている。また、クラッチレバー117はクラッチカム114に力を与えない状態となっている。内蓋100及びドラム蓋200を開放したい場合、使用者は操作レバー110を手前に引き起こす。すると、操作レバー110はレバー軸111を中心に反時計回り方向に回動し、その回動に伴って第1ノックピン113が下降する。第1ノックピン113の進出位置にはちょうど前方蓋体202の受け板206が存在しているため、第1ノックピン113が大きく進出するとその下端が受け板206を押圧し、前方蓋体202は前方軸201を中心に沈み込むように回動する。すると、係合ツメ205が係合孔207から外れ、後方蓋体204は捻りコイルばねの付勢力によって開放方向に回動する。これに追随して、前方蓋体202も開放方向に回動する。この一連の動作がドラム蓋200のラッチ解除動作である。
一方、操作レバー110の引き起こしに伴いクラッチレバー117が後方に引かれ、これによってクラッチカム114はクラッチ軸116を中心に反時計回り方向に回動する。すると、クラッチカム114の前下端部は係止カム120の段差部120bから外れ、係止カム120は回動可能な状態となって捻りコイルばねの付勢力により反時計回り方向に回動しようとする。この回動力によって係止カム120の上側の挟み片120aは係止片134を押し下げるから、係止カム120が回動するに従い上記咬持が外れるとともに内蓋100の前縁が少し持ち上がる。この動作が内蓋100のラッチ解除動作である。
使用者が上記のように操作レバー110を引き起こす過程で上述したようにドラム蓋200のラッチが解除され、その解除の後すぐに後方蓋体204と前方蓋体202とが持ち上がる。通常、その時点で内蓋100は未だ開いていないので、両蓋体202、204は内蓋100の下面に当接する。したがって、使用者が操作レバー110を引き起こしてから、内蓋100を引き上げて後方側へと開くと、これに追随して後方蓋体204は内蓋100の下面に張り付いた状態でほぼ一体に後方側へ回動し、前方蓋体202は前方側へと回動する。このようにして、内蓋100の開放操作によってドラム蓋200も観音開きし、図6に示すように外槽開口11a及びドラム開口14cが共に大きく開放してドラム14内が覗ける状態となる。
上蓋3、内蓋100及びドラム蓋200を共に開放させた状態で、使用者はドラム14内に洗濯物を出し入れする。例えば洗濯を行おうとする際には、使用者はドラム14内に洗濯物を投入し、その後に、開放状態にある内蓋100及びドラム蓋200を閉鎖する。このときの使用者の操作及び洗濯機により実行される動作を図13を参照して詳述する。
まず、使用者は内蓋100を手前側に倒す(ステップS1)。このとき、内蓋100に押されてドラム蓋200の後方蓋体204も手前側に倒れ込むが、リンク212の作用によって、後方蓋体204に先行して前方蓋体202が回動してドラム開口14cを閉鎖する位置に達し、その後に後方蓋体204が重なる。但し、後方蓋体204は外槽11の内周面よりも内方までは押し込まれないので、係合ツメ205は係合孔207に挿入されず、後方蓋体204の上面は内蓋100の下面に接触した状態でドラム蓋200は未だラッチされていない。すなわち、ドラム蓋200は半開状態であり、この状態ではドラム14を回転させることはできない。
使用者が内蓋100を閉じて内蓋100を軽く押さえ付けると、その力によって捻りコイルばねの付勢力に抗して係止カム120が時計回り方向に回動し、クラッチカム114の前下端部が係止カム120の段差部120bに嵌合して係止カム120は固定される。このときの内蓋引き込み機構130の内部は図7(a)に示すようになる。図7(a)に示すように外槽カバー11bに取り付けられたパッキン140の内側には内方に舌状に延出する延出片142がほぼ全周に亘って形成されているが、内蓋100の周縁下垂端100aはこの延出片142に軽く接触する程度であり、パッキン140による水封は達成されていない。すなわち、上述のように使用者が内蓋100を閉める操作を行った時点では内蓋100は見かけ上閉鎖しているが、内蓋100が外槽開口11aを密閉している状態ではない。
このときには、係止片134を咬持した下側の挟み片120aの先端が第1内蓋位置検知スイッチ135を押し込むため、スイッチ135がオンする。制御部30は第1内蓋位置検知スイッチ135のオンを検知することにより(ステップS2でYes)、内蓋100が所定位置(第1位置)まで閉鎖されたことを認識する。使用者にとってはここまでの操作が内蓋100の閉鎖操作であり、上述したように内蓋100の周縁下垂端100aはパッキン140を押し込むまでは至っていないので、操作にはあまり力を要しない。
この状態で、制御部30は次に、本発明における操作手段としての操作部5aのスタートキー5bがオンされたか否かを繰り返し判定し(ステップS3)、スタートキー5bがオンされるまではその状態を維持する。したがって、使用者が内蓋100を閉じ、さらに上蓋3を閉じても、運転を開始する前の段階では内蓋100は上記のように密閉状態ではなく、使用者が上蓋3を開けて操作レバー110を引けば、内蓋100のラッチが外れて内蓋100とドラム蓋200とは速やかに開放する。
使用者は内蓋100を閉じた後に上蓋3も閉じ、操作部5aで所望の運転コースの選択を行ってからスタートキー5bを押す。スタートキー5bが押されると、制御部30は所定の運転シーケンスに従って運転動作を開始するわけであるが、その一環として、負荷駆動部31を介して内蓋引き込み用のトルクモータ28aを作動させる(ステップS4)。トルクモータ28aが作動するとトルクモータユニット28はワイヤ29を牽引し始め、図7(b)に示すように、可動係合体133は時計回り方向に回動する。このとき、係止カム120の回動は阻止されているため係止カム120の挟み片120aは係止片134を咬持した状態を維持し、可動係合体133が回動するに伴って係止片134、係止カム120を介して内蓋100は下方に引かれる。これによって、内蓋100の周縁下垂端100aはパッキン140の延出片142を下方に屈曲させ、さらにその下方の肉厚部141に接触する。
そして、さらにトルクモータ28aが回転してワイヤ29が牽引されると、図7(c)に示すように内蓋100の周縁下垂端100aはパッキン140の肉厚部141を押し下げて凹ませ、両者の密着性はきわめて高くなる。可動係合体133が所定位置まで回動すると、可動係合体133はケース131内に設けられた第2内蓋位置検知スイッチ136を押してスイッチ136はオンする(ステップS5でYes)。制御部30は、この第2内蓋位置検知スイッチ136がオンしたことを検知して、内蓋100が十分に閉鎖したことを認識する(ステップS6)。
さらに、制御部30はトルクモータ28aが最大牽引位置に到達したときにオンするスイッチがオンしたか否かを繰り返し判定し(ステップS7)、オンが検知されたときにトルクモータ28aを停止させる(ステップS8)。トルクモータ28aの最大牽引位置と最大弛緩位置との間の直線的な移動ストロークと可動係合体133の回動ストロークとは異なるため、トルクモータ28aが最大牽引位置に達する前に内蓋100は完全に閉鎖されて第2内蓋位置検知スイッチ136はオンする。その場合でも、上述したようにトルクモータユニット28側に設けられたコイルばね289の収縮によって、作動体286がワイヤ29から受ける力は吸収されるため、トルクモータ28aには過剰な負荷が掛かることなく最大牽引位置まで到達し得る。
このトルクモータ28aは、通電が停止されたときに回転軸がその位置に固定されるタイプのモータである。したがって、最大牽引位置近傍で停止したとき、内蓋100は過不足ない力で外槽11に押し付けられ、その周縁下垂端100aがパッキン140の肉厚部141にくい込んで十分な水封性が確保された状態を保つ。したがって、運転開始によって外槽11内に供給された水がこの部分に勢い良く掛かっても、水漏れが起きることがない。
なお、特に問題がなければトルクモータ28aが最大牽引位置に達するまでに第2内蓋位置検知スイッチ136がオンする筈であるから、トルクモータ28aが最大牽引位置に達するまでに第2内蓋位置検知スイッチ136がオンしなかった場合には、内蓋100と外槽11との間に異物が挟まれている等の不具合が考えられる。そこで、この場合には、最大牽引位置でトルクモータ28aを停止せずに引き続きモータ28aを作動させ、ワイヤ29を一旦弛緩させた後に再びワイヤ29を牽引して第2内蓋位置検知スイッチ136がオンするか否かをチェックする。そして、こうした繰り返しを所定回数行っても第2内蓋位置検知スイッチ136がオンしない場合には何らかの異常があると判断して、使用者への異常報知を実行する。
トルクモータ28aが停止した状態では内蓋100は第2位置に在って外槽11は緊密に水封されているが、ドラム蓋200は内蓋100の内側で半開状態にある。そこで、制御部30は今度はドラム蓋閉鎖用トルクモータ150を作動させる(ステップS9)。これによりワイヤ151が後方に牽引され、回動体160が軸163を中心に反時計回り方向に回動し、連結部165を介して第2ノックピン166は押し下げられる。そして、第2ノックピン166の下端は内蓋100から飛び出し、ドラム蓋200の後方蓋体204の保護カバー208に当接し、これを押し下げる。仮に内蓋100が第1位置に在るときに第2ノックピン166が最大限進出したとしても、内蓋100下面とドラム14周面との距離が長いため、後方蓋体204を十分に内方まで押し込むことができないが、第2位置は第1位置よりも外槽11内方側であるため、内蓋100下面とドラム14周面との距離が相対的に短くなり、後方蓋体204を十分に内方まで押し込むことができる。これによってドラム蓋200の係合ツメ205は係合孔207に挿入され、ドラム蓋200は閉鎖状態で自動的にラッチされる。
ワイヤ151の牽引によってハウジング153が後退してハウジングガイド170に収容されてゆき、所定長さだけ後退すると延出片153aがスイッチ171の可動片171aを押してこれを介して接点部171bが押されてスイッチ171はオンする(ステップS10でYes)。制御部30は、このドラム蓋閉鎖動作検知スイッチ171がオンしたことを検知して、ドラム蓋200の閉鎖動作が正常であることを認識する(ステップS11)。
さらに、制御部30はトルクモータ150が最大牽引位置に到達したときにオンするスイッチがオンしたか否かを繰り返し判定し(ステップS12)、オンが検知されたときにトルクモータ150への通電を停止する(ステップS13)。なお、延出片153aはスイッチ171の可動片171aを押し込んだ後にハウジングガイド170に設けられているストッパ170aに当接して制止されるため、可動片171aが復元不可能なほど曲がってしまうことを回避できる。なお、この時点ではトルクモータ150は未だ作動しているが、それ以降は、上述したように吸収機構152がワイヤ151の牽引力を吸収するため、トルクモータ150、回動体160の両方に過大な負荷が掛かることも回避される。
このトルクモータ150は上記内蓋引き込み用のトルクモータ28aと異なり、通電が停止されると回転軸が固定されずにフリーつまり回転自在の状態となる。その結果、トルクモータ150への通電が停止して後方へのワイヤ151の牽引力が解除されると、捻りコイルばね163の付勢力によって回動体160は時計回り方向に回動し、第2ノックピン166は引き上げられて内蓋100内に隠れる。すなわち、ドラム蓋200は閉鎖状態でラッチされて、内蓋100内のドラム蓋閉鎖駆動機構は元の状態に戻る。
なお、特に問題がなければトルクモータ150が最大牽引位置に達するまでにドラム蓋閉鎖動作検知スイッチ171がオンする筈であるから、トルクモータ150が最大牽引位置に達するまでにスイッチ171がオンしなかった場合には、例えば第2ノックピン166の下端が異物等に当たって後方蓋体204を押し込めない、といった不具合が考えられる。そこで、トルクモータ150が最大牽引位置に達するまでにスイッチ171がオンしなかった場合には、最大牽引位置でトルクモータ150を停止せずに引き続きモータ150を作動させ、ワイヤ151を一旦弛緩させた後に再びワイヤ151を牽引してスイッチ171がオンするか否かをチェックする。そして、こうした繰り返しを所定回数行ってもスイッチ171がオンしない場合には何らかの異常があると判断して、使用者への異常報知を実行する。
このように、本実施例のドラム式洗濯機では、使用者がドラム蓋200及び内蓋100が共に開放した状態から内蓋100を手前側に倒して軽く押さえるだけで、それ以降は、トルクモータ28a、150による電気的駆動力によって内蓋100を引き込んで高い水封性を以て外槽11を密閉するとともに、その内側でドラム蓋200を自動的に閉鎖させることができる。したがって、操作性が良好であって、使用者に大きな負担を掛けることがない。
洗濯/乾燥運転が終了したときには、制御部30は再びトルクモータ28aを作動させる。すると、トルクモータ28aは最大牽引位置から最大弛緩位置へと回転するから、それによってワイヤ29は弛緩され、可動係合体133は先と反対に反時計回り方向に回動する。そして、トルクモータ28aが最大弛緩位置に到達すると想定される時間だけ通電を行った後にトルクモータ28aへの通電を停止する。それによって、使用者が操作レバー110を手前に引き起こすことで内蓋100及びドラム蓋200が容易に開放する状態に戻すことができる。
なお、上記実施例は本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかである。
例えば、上記実施例では、内蓋引き込み用トルクモータ28aの動作を停止した後にトルクモータ150を動作させていたが、トルクモータ28aの動作を停止する前にトルクモータ150の動作を開始してもよい。但し、内蓋100が第2位置まで達していないと、第2ノックピン166が最大限進出しても、ドラム蓋200がラッチ可能な程度に後方蓋体204を押し込むことができない。したがって、内蓋100が第2位置まで達した後に第2ノックピン166が最大限進出するように、トルクモータ28a、150の動作タイミングを決める必要がある。
また、上記実施例では、運転開始時にスタートキー5bの操作に対応して内蓋100を引き込みドラム蓋200を自動的に閉鎖するようにしていたが、運転途中の一時停止中には運転再開のためのキー操作が行われたことに対応して同様の動作を実行すればよい。また、こうしたキー操作に依らず、使用者による内蓋100の閉鎖操作を検知した後に(例えば上記第1内蓋位置検知スイッチ135のオンが検知された後に)自動的に内蓋100の引き込み動作及びドラム蓋200の閉鎖動作を実行してもよい。
さらにまた、上記実施例はドラムが水平軸を中心に回転自在に設けられたドラム式洗濯機に本発明を適用したものであるが、ドラムが傾斜軸を中心に回転するドラム式洗濯機に本発明を適用可能であることも当然である。
本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の外観斜視図。 本実施例のドラム式洗濯機の要部の右側面縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機の要部の正面縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機の要部の電気系構成図。 本実施例のドラム式洗濯機において内蓋及びドラム蓋を共に閉鎖したときの要部の右側面断面図。 本実施例のドラム式洗濯機において内蓋及びドラム蓋を共に開放したときの要部の右側面断面図。 本実施例のドラム式洗濯機における内蓋引き込み機構の内部動作を示す要部の縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機において内蓋の内部構成を示す斜視図。 本実施例のドラム式洗濯機において内蓋の内部構成を示す斜視図。 本実施例のドラム式洗濯機において内蓋の要部の内部構成を示す上面平面図。 本実施例のドラム式洗濯機における内蓋引き込み用のトルクモータユニットの概略構成図。 本実施例のドラム式洗濯機におけるドラム蓋閉鎖動作機構の動作を示す要部の縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機における内蓋及びドラム蓋の閉鎖制御動作のフローチャート。
符号の説明
1…外箱
2…洗濯物投入口
3…上蓋
5a…操作部
5b…スタートキー
11…外槽
11a…外槽開口
14…ドラム
14a…ドラム開口
15…主軸
16…補助軸
23…トルクモータユニット
23a…トルクモータ
24…ワイヤ
30…制御部
31…負荷駆動部
100…内蓋
101…内蓋軸
102…凹陥部
110…操作レバー
111…レバー軸
112…ガイド
113…第1ノックピン
114…クラッチカム
116…クラッチ軸
117…クラッチレバー
120…係止カム
120a…挟み片
120b…段差部
121…カム軸
130…内蓋引き込み機構
131…ケース
132…回転軸
133…可動係合体
134…係止片
150…ドラム蓋閉鎖用トルクモータ
151…ワイヤ
152…ストローク吸収機構
153…ハウジング
153a…延出片
154…摺動体
155…コイルばね
160…回動体
161…横架部
162…アーム
163…軸
164…捻りコイルばね
165…連結部
166…第2ノックピン
167…ガイド
170…ハウジングガイド
170a…ストッパ
171…ドラム蓋閉鎖動作検知スイッチ
171a…可動片
171b…接点部
200…ドラム蓋
202…前方蓋体
204…後方蓋体
205…係合ツメ
207…係合孔
208…保護カバー

Claims (5)

  1. 外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在に配設したドラム式洗濯機であって、外箱の上面に形成された洗濯物投入口を開閉する上蓋と、該洗濯物投入口の下方の前記外槽の周面に形成された外槽開口を開閉するための内蓋と、前記ドラムの周面に形成されたドラム開口を開閉するためのドラム蓋とを具備し、前記上蓋、内蓋及びドラム蓋をともに開放した状態でドラム内に洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機において、
    使用者の手動操作によって前記内蓋が前記外槽開口を覆うように被せられた第1位置から、第1駆動源の駆動力により前記外槽開口を緊密に閉塞する第2位置まで前記内蓋を引き込む内蓋閉鎖手段と、
    前記内蓋にあって、第2駆動源の駆動力により作動体が外槽内方に進出して前記ドラム蓋を押圧することにより、半開状態にある該ドラム蓋を閉鎖させるドラム蓋閉鎖手段と、
    前記内蓋閉鎖手段によって前記内蓋が第2位置に在るときに、前記ドラム蓋閉鎖手段の作動体が前記ドラム蓋に押圧力を及ぼすように第1及び第2駆動源の動作を制御する蓋閉鎖制御手段と、
    を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記蓋閉鎖制御手段は、洗濯運転の開始のための操作手段の操作が為された後に第1及び第2駆動源を駆動して内蓋及びドラム蓋の閉鎖を実行することを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記ドラム蓋閉鎖手段は、前記第2駆動源としてのトルクモータと、該トルクモータによって牽引されるワイヤと、該ワイヤの牽引によって軸を中心に回動する回動体と、該回動体の回動動作に伴って前記作動体を外槽内方に進出させる連結手段と、を含む構成とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記第2駆動源としてのトルクモータは、内蓋の内部にあって開放時に起立保持される内蓋の回転後方側に重心がくるような位置に設置されることを特徴とする請求項3に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記ワイヤで牽引される部材の一部又は前記回動体が所定位置に達したときにオン又はオフするスイッチを備え、前記蓋閉鎖制御手段は、該スイッチのオン又はオフを検知してドラム蓋の閉鎖動作が正常であることを認識することを特徴とする請求項3又は4に記載のドラム式洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016114895A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社リコー 開閉装置、画像形成装置
WO2016173563A1 (zh) * 2015-04-27 2016-11-03 无锡小天鹅股份有限公司 洗涤组件、波轮洗衣机以及复式洗衣机

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