JP2005348577A - アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数の永久磁石1をディスク状の保持部材2に周方向に設けるとともに当該保持部材2を回転軸3に連結してなるロータ4と、ロータ4にロータの中心軸線に沿って対向して配置されるステータとからなるアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造において、
前記永久磁石1を周方向に平行に分割して、二以上の永久磁石部分1a〜1dから構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁してなることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
前記永久磁石を周方向に平行に分割して、二以上の永久磁石部分から構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁してなることを特徴とする。
前記複数対の永久磁石の一方のみを周方向に平行に分割して、二以上の永久磁石部分から構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁してなることを特徴とする。
図1は本発明に係るアキシャルギャップ型回転電機を示す略式断面図であり、図2は本発明に係るアキシャルギャップ型回転電機のロータの一実施形態を図1の右方向から見て示す略式矢視図である。
電気的に絶縁する手法としては、特に限定するものではないが、隣接する永久磁石部分に絶縁紙を介挿して永久磁石部分と保持部材とを絶縁樹脂からなる接着剤で接合することや、それぞれの永久磁石部分を絶縁被膜によりコーティングすること等が挙げられる。
そこで、本発明は以下に示す構成をも包含するものとする。
扇形状の永久磁石1はロータ4の周方向に平行に分割され、二以上の、ここでは五つの扇形状の永久磁石部分1a、1b、1c、1d、1eから構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁している。(請求項1に相当)なお、図2では回転軸3は省略している。さらに永久磁石部分1a〜1eの半径方向長さd1a〜d1eを、最内周側に位置する永久磁石部分1aから最外周側に位置する永久磁石部分1eに向けて短くしている。(請求項2に相当)
これとともに、永久磁石の内周側は回転速度が小さいことに起因して起電力が小さく、フリクションの増大にも寄与しにくいことを鑑み、内周側の永久磁石部分を細かく分割しない構成とすることにより、永久磁石全体としての分割数を低減して、製造コストを抑制することができる。
請求項1に相当する構成による作用効果は、図2に示したものと同様であるため説明は割愛する。
前記複数対の永久磁石の一方1Aを周方向に平行に分割して、二以上の永久磁石部分1a、1b、1c、1d、1eから構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁して、永久磁石1Aの保持部材2を挟んで反対側に位置する他方の永久磁石1Bは分割しない一体タイプとしている。(請求項3に相当)
これとともに、永久磁石の内周側は起電力が小さく、フリクションの増大にも寄与しにくいことを鑑み、永久磁石の内周側を細かく分割しない構成とすることにより、永久磁石全体としての分割数を低減して、製造コストを抑制することができる。
図4に示したロータ構造との違いは、複数対の永久磁石の他方、つまり図5に示す一体タイプの永久磁石1Bの厚みt1Bを、一方の永久磁石1Aの厚みt1Aより薄くしていることである。(請求項5に相当)その他の部分の構成は図4に示すロータ構造と同様であるため説明は割愛する。ここで厚みとは、永久磁石1Aおよび1Bの、ロータ4の中心軸線方向の長さを示すものとする。
本明細書中の回転電機は電動機および発電機の双方を含むものとし、極数も八極以外のものとしても構わない。
2 保持部材
3 回転軸
4 ロータ
5 コア
5a バックコア
6 コイル
7 ステータ
8 軸受
9 ケース
10 回転センサ
1a 永久磁石部分
1b 永久磁石部分
1c 永久磁石部分
1d 永久磁石部分
1e 永久磁石部分
1A 永久磁石(分割側)
1B 永久磁石(一体側)
Claims (5)
- 複数の永久磁石をディスク状の保持部材に周方向に設けるとともに当該保持部材を回転軸に連結してなるロータと、ロータにロータの中心軸線に沿って対向して配置されるステータとからなるアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造において、
前記永久磁石を周方向に平行に分割して、二以上の永久磁石部分から構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁してなることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造。 - 前記永久磁石部分の半径方向長さを、最内周側に位置する永久磁石部分から最外周側に位置する永久磁石部分に向けて短くしてなる請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造。
- 複数対の永久磁石をディスク状の保持部材の軸方向両端面に周方向に設けるとともに当該保持部材を回転軸に連結してなるロータと、ロータにロータの中心軸線に沿って対向して配置されるステータとからなるアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造において、
前記複数対の永久磁石の一方のみを周方向に平行に分割して、二以上の永久磁石部分から構成し、隣接する永久磁石部分を相互に電気的に絶縁してなることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造。 - 前記永久磁石部分の半径方向長さを、最内周側に位置する永久磁石部分から最外周側に位置する永久磁石部分に向けて短くしてなる請求項3に記載のアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造。
- 前記複数対の永久磁石の他方の厚みを、前記一方の永久磁石の厚みより薄くしてなる請求項3もしくは4に記載のアキシャルギャップ型回転電機のロータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004168391A JP2005348577A (ja) | 2004-06-07 | 2004-06-07 | アキシャルギャップ型回転電機のロータ構造 |
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JP2005348577A true JP2005348577A (ja) | 2005-12-15 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011078269A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アキシャルギャップ型永久磁石式回転機用回転子 |
JP2016201961A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 株式会社神戸製鋼所 | アキシャルギャップ型永久磁石式回転機用回転子およびアキシャルギャップ型永久磁石式回転機 |
CN112640256A (zh) * | 2018-09-24 | 2021-04-09 | 万络公司 | 具有磁体的轴向通量转子和由具有不同取向的纤维的复合材料层制成的主体 |
-
2004
- 2004-06-07 JP JP2004168391A patent/JP2005348577A/ja active Pending
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KR101680900B1 (ko) * | 2009-10-01 | 2016-11-29 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 축방향 갭형 영구자석식 회전기용 회전자 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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