JP2005348356A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 ユーザが特に意識して操作を行うことなく、不測の事態が生じた場合でも、録画した情報を保全できるようにする。
【構成】 情報記録再生装置1の制御部2が、録画した情報を有線/無線ネットワークインタフェース5を用いてネットワーク上の端末装置に内蔵又は接続されている記憶装置上の記憶領域にバックアップする。このとき、そのプロトコルとしてUPnPを使用する。また、バックアップとして記憶する情報をMPEG−4方式,MPEG−1方式,H.264方式,又はWMV方式を使用して再符号化する。バックアップを行うための上記記憶領域の空き容量が不足する場合には、その記憶領域に記憶されている情報を最も過去に記憶された情報から消去するか、上記記憶領域にバックアップとして記憶した情報を所定期間毎に消去する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、主に映像情報をネットワークを通じて送受信する機能を有し、その映像情報を記録媒体に記録(記憶)し再生する情報記録再生装置に関する。
従来、この種の情報記録再生装置として、例えば特許文献1に見られるような装置があるが、これは主としてテレビ番組をどのように録画するかという部分に関しての技術を有するものであり、録画されたテレビ番組等の情報自体を保全するという機能は有していない。
特開2001−119656号公報
一般にハードディスクドライブおよび記録型DVDドライブをはじめとする記録媒体を着脱可能な記憶装置を備えた情報記録再生装置であれば、ユーザが明示的にハードディスクに録画されたテレビ番組等の情報をDVD等の記憶媒体に複製(ダビング)することによりバックアップを行うことは可能であるが、その都度記録媒体を用意してユーザが操作しなければならず、比較的煩わしい操作を必要とするという不都合があり、当該操作を行う以前の段階でハードディスクドライブのクラッシュ等の不測の事態が生じた場合、録画した情報は全て消失する可能性もあった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、情報記録再生装置において、ユーザが特に意識して操作を行うことなく、不測の事態が生じた場合でも、録画した情報を保全できるようにすることを目的とする。
この発明は、情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置において、上記の目的を達成するため、テレビ番組等の情報を録画する録画手段と、ネットワーク上の端末装置と通信する通信手段と、上記録画手段によって録画された情報を上記通信手段を用いて上記ネットワーク上の端末装置に内蔵又は接続されている記憶装置上の記憶領域にバックアップするバックアップ手段を設けたものである。
なお、上記バックアップ手段は、上記記憶領域に情報をバックアップする際のプロトコルとしてUPnP(Universal Plug and Play)−AV(Audio/Video)を使用するとよい。
また、上記バックアップ手段は、バックアップとして記憶する情報を再符号化することができる。
この場合、バックアップとして記憶する情報の再符号化の方式として、MPEG(Moving Picture Expert Group)−4方式,MPEG−1方式,H.264方式,又はWMV(Windows(登録商標) Media Video)方式を使用するとよい。
さらに、上記バックアップ手段が、バックアップを行うための上記記憶領域の空き容量が不足する場合に、該記憶領域に記憶されている情報を最も過去に記憶された情報から消去したり、あるいは上記記憶領域にバックアップとして記憶した情報を所定期間毎に消去するようにすればよい。
この発明の情報記録再生装置によれば、録画したテレビ番組等の情報のバックアップを前記ネットワーク上の端末装置に内蔵又は接続されている記憶装置上の記憶領域上に作成して保全しておくことにより、録画した情報がユーザの意図に因らずして自機内で消失・破損した場合であっても、その情報を再生および復旧することが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態である光ディスクドライブを備えた情報記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
情報記録再生装置1は、制御部2,操作部3,テレビチューナ4,有線/無線ネットワークインタフェース5,ハードディスクドライブ(HDD)6,および光ディスクドライブ7等によって構成されている。
制御部2は、テレビ番組等の情報(主に映像情報)をテレビ(TV)11に送信して表示させるなど、この情報記録再生装置1全体を統括的に制御する。この制御部2が、有線/無線ネットワークインタフェース5を使用することにより、バックアップ手段としての機能を果たす。
操作部3は、各種情報を入力する入力部と、各種情報を表示する表示部とからなる。
テレビチューナ4は、テレビ放送電波をアンテナ12によって受信し、映像信号と音声信号を生成する。
有線/無線ネットワークインタフェース5は、図示しないLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワーク上の端末装置と送信する通信手段であるが、これについては追って詳細に説明する。
ハードディスクドライブ6は、各種の情報を記憶(記録)する記憶装置(記録媒体)であり、内部のハードディスクに録画した番組自体を一次保存(記憶)する他、録画した情報(録画内容)のバックアップを作成した際の履歴情報(以後「インデックス情報」と記述する)も保存する。そのインデックス情報を記憶する領域をインデックス記憶部6aとする。
光ディスクドライブ7も、ハードディスクドライブ6と同様に使用される記憶装置であるが、ハードディスクドライブ6(実際にはハードディスク)に録画された番組等を、ユーザが明示的に操作を行ってダビングする際の二次記憶装置でもある。
光ディスクドライブ7に挿着される光ディスク13は、追記型若しくは書き換え型のMO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
図2は、アナログ方式放送のテレビ番組を録画する場合を前提とした場合の図1における制御部2の構成例を示すブロック図である。
テレビチューナ4は、図2の例ではアナログルテレビ放送に対応している場合ため、アナログテレビ放送電波をアンテナ12によって受信し、アナログの映像信号と音声信号を生成する。生成された音声信号は、A/Dコンバータ21によりデジタル音声信号に変換された後、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22に入力される。映像信号は、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22に入力され、デジタル信号に変換後、バス・I/Oコントローラ23に入力される。音声信号も、同様に入力される。
バス・I/Oコントローラ23は、IDE・ATAPIを例とするインタフェースを持ち、CPU24からの制御により、ハードディスクドライブ6または光ディスクドライブ7等の記憶装置、あるいは有線/無線ネットワークインタフェース5に対して情報の入出力を行う。また、以下の(a)〜(c)のいずれかの制御も行う。
(a)MPEG符号化装置が接続または内蔵されている場合、録画時に、CPU24からの制御により、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22から受け取った映像・音声信号(映像信号および音声信号)をMPEG符号化装置によりMPEG(MPEG1又はMPEG4)方式で符号化し、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5へ出力する。MPEG復号化装置が接続または内蔵されている場合、再生時に、CPU24からの制御により、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5から情報を入力し、それをMPEG復号化装置によりMPEG方式で復号化した後、アナログ映像・音声信号生成LSI25へ送出し、アナログの映像信号および音声信号として出力させる。
(b)H.264符号化装置が接続または内蔵されている場合、録画時に、CPU24からの制御により、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22から受け取った映像・音声信号をH.264符号化装置によりH.264方式で符号化し、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5へ出力する。H.264復号化装置が接続または内蔵されている場合、再生時に、CPU24からの制御により、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5から情報を入力し、それをH.264復号化装置によりH.264方式で復号化した後、アナログ映像・音声信号生成LSI25へ送出し、アナログの映像信号および音声信号として出力させる。
(c)WMV符号化装置が接続または内蔵されている場合、録画時に、CPU24からの制御により、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22から受け取った映像・音声信号をWMV符号化装置によりWMV(ウインドウズ・メディア・ビデオ)方式で符号化し、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5へ出力する。WMV復号化装置が接続または内蔵されている場合、再生時に、CPU24からの制御により、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5から情報を入力し、それをWMV復号化装置によりWMV方式で復号化した後、アナログ映像・音声信号生成LSI25へ送出し、アナログの映像信号および音声信号として出力させる。
有線/無線ネットワークインタフェース5は、ネットワークに接続されており、CPU24からの制御により、ネットワーク上の他の端末装置に内蔵又は接続されている記憶装置内の記憶領域にアクセスし、符号化済みの映像・音声データ(情報)の書き込み又は読み取りを行う。
CPU24は、装置全体の制御を行うマイクロコンピュータであり、バス・I/Oコントローラ23にMPEG/H.264/WMV符号化装置・復号化装置(MPEG符号化装置,MPEG復号化装置,H.264符号化装置,H.264復号化装置,WMV符号化装置,WMV復号化装置)が接続または内蔵されていない場合、必要に応じて図示しないROM等に記憶されているプログラムに基づいて映像データと音声データとの分離・多重化、映像・音声各々のデータの符号化・復号化処理も行う。
メモリ26は、MPEG/H.264/WMV符号化装置・復号化装置の有無に係わらず、映像データと音声データとの分離・多重化や符号化・復号化処理を行う際の作業領域として使用される。
リアルタイムクロック回路27は、年月日秒等の時刻情報を生成出力するものであり、CPU24がそれを読み込むことによって現在の日時を知ることができる。
図3は、デジタル方式放送のテレビ番組を録画する場合を前提とした場合の図1における制御部2の構成例を示すブロック図であり、図2と対応する部分には同一符号を付している。
テレビチューナ4は、図3の例ではデジタルテレビ放送に対応しているため、デジタルテレビ放送電波をアンテナ12によって受信し、デジタルの映像信号と音声信号を生成する。生成された映像・音声信号は、デジタル映像・音声信号インタフェースLSI31により、バス・I/Oコントローラ23のインタフェース形式に合うように形式が変換された後、バス・I/Oコントローラ23に入力される。
バス・I/Oコントローラ23は、IDE・ATAPIを例とするインタフェースを持ち、CPU24からの制御により、ハードディスクドライブ6または光ディスクドライブ7等の記憶装置、あるいは有線/無線ネットワークインタフェース5に対して情報の入出力を行う。また、以下の(a)〜(c)のいずれかの制御も行う。
(a)MPEG符号化装置が接続または内蔵されている場合、録画時に、CPU24からの制御により、デジタル映像・音声信号インタフェースLSI31から受け取った映像・音声信号(映像信号および音声信号)をMPEG符号化装置によりMPEG(MPEG1又はMPEG4)方式で符号化し、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5へ出力する(放送で使用されている符号化方式と録画時に設定されている符号化方式が同一の場合はストリーム形式の変換のみ)。MPEG復号化装置が接続または内蔵されている場合、再生時に、CPU24からの制御により、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5から情報を入力し、それをMPEG復号化装置によりMPEG方式で復号化した後、アナログ映像・音声信号生成LSI25へ送出し、アナログの映像信号および音声信号として出力させる。
(b)H.264符号化装置が接続または内蔵されている場合、録画時に、CPU24からの制御により、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22から受け取った映像・音声信号をH.264符号化装置によりH.264方式で符号化し、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5へ出力する(放送で使用されている符号化方式と録画時に設定されている符号化方式が同一の場合はストリーム形式の変換のみ)。H.264復号化装置が接続または内蔵されている場合、再生時に、CPU24からの制御により、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5から情報を入力し、それをH.264復号化装置によりH.264方式で復号化した後、アナログ映像・音声信号生成LSI25へ送出し、アナログの映像信号および音声信号として出力させる。
(c)WMV符号化装置が接続または内蔵されている場合、録画時に、CPU24からの制御により、ビデオデコーダ・インタフェースLSI22から受け取った映像・音声信号をWMV符号化装置によりWMV方式で符号化し、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5へ出力する(放送で使用されている符号化方式と録画時に設定されている符号化方式が同一の場合はストリーム形式の変換のみ)。WMV復号化装置が接続または内蔵されている場合、再生時に、CPU24からの制御により、記憶装置または有線/無線ネットワークインタフェース5から情報を入力し、それをWMV復号化装置によりWMV方式で復号化した後、アナログ映像・音声信号生成LSI25へ送出し、アナログの映像信号および音声信号として出力させる。
CPU24は、装置全体の制御を行うマイクロコンピュータであり、バス・I/Oコントローラ23にMPEG/H.264/WMV符号化装置・復号化装置が接続または内蔵されていない場合、必要に応じて図示しないROM等に記憶されているプログラムに基づいて映像データと音声データとの分離・多重化、映像・音声各々のデータの復号化・符号化処理(符号化は放送で使用されている符号化方式と録画時に設定されている符号化方式が異なる場合)も行う。
なお、有線/無線ネットワークインタフェース5,メモリ26,およびリアルタイムクロック回路27については、図2によって説明したものと同様なので、説明を省略する。
図4は、上述した情報記録再生装置1を含むネットワークシステムの構成例を示す図である。
情報記録再生装置1は、イーサネット(登録商標)等によってLAN等のネットワーク50に接続されており、ネットワーク50経由の映像情報の送受信に対応する他の情報記録再生装置51、ネットワーク接続型ハードディスク装置52、ネットワーク接続に対応するPC(パーソナルコンピュータ)53,54、ルータ55等が接続される。
ネットワーク50には、TCP/IP等のプロトコルを用いて各々の機器が接続されている。
情報記録再生装置1の制御部2は、有線/無線ネットワークインタフェース5により、UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)−A(オーディオ)V(ビデオ)等のプロトコルによって各機器を自動的に認識し、ネットワーク50内に存在する各機器に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域の場所や空き容量等の情報の取得および映像情報をはじめとする各種情報の入出力を行う。
図5は、図1に示した情報記録再生装置1のハードディスクドライブ6のハードディスクのインデックス記憶部6aに作成されたインデックス情報データベースの一例を示す図である。
このインデックス情報データベースには、図4に示した情報記録再生装置51,ネットワーク接続型ハードディスクドライブ52,PC53,54にそれぞれ内蔵又は接続されているハードディスクドライブ等の記憶装置(記録媒体)内の記憶領域に録画情報のバックアップが作成された際の履歴情報であるインデックス情報が記憶される。
図6は、情報記録再生装置1によるバックアップ処理の一例を示すフローチャートである。
情報記録再生装置1は、テレビ番組等の録画が終了した際に待機状態(リモートコントローラ等によりユーザから見て電源を切断、あるいはタイマ予約待機を実行した状態)になっているかを確認し、待機状態になっていなければ待機状態になるまで待ち(ステップS1)、待機状態になった時点でネットワーク50に接続されている情報記録再生装置51、ネットワーク接続型ハードディスク装置52、PC53,54等の機器(端末装置)に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域(ネットワーク50上の記憶領域)を検索する(ステップS2)。
そして、充分な空き領域が確認できたネットワーク50上の記憶領域に対して、自機のハードディスクドライブ6のハードディスクまたは光ディスクドライブ7に挿着(挿入)されている光ディスク13に対して直前に録画されたテレビ番組等のタイトルに該当するファイル(情報)のコピー(ダビング)を実施する(ステップS3)。つまり、ファイルのバックアップを作成する。
コピー処理(バックアップの作成)が完了すると、該当するファイルから図5として例示したフォーマットに基づくインデックス情報(属性情報)を生成し、それを自機のハードディスクまたは光ディスクのインデックス情報データベースに記録(記憶)すると共に、バックアップを作成したネットワーク50上の記録領域のインデックス情報データベースに同インデックス情報のバックアップを作成する(ステップS4)。
図7は、情報記録再生装置1によるバックアップされた録画情報(主に映像情報)の再生・リストア(復旧)処理の一例を示すフローチャートである。
情報記録再生装置1は、ユーザによる操作部3上の操作によって検索の指示があると、まず、自機のハードディスクドライブ6が使用可能かどうかを確認し(ステップS11)、使用可能であれば、ハードディスクドライブ6に記録されたインデックス情報から指示された検索条件に合致するタイトルを検索する処理を行う(ステップS12)。自機のハードディスクドライブ6が使用可能でなければ、ネットワーク50上の記憶領域を検索し、自機が記録したインデックス情報のバックアップから指示された検索条件に合致するタイトルを検索する処理を行う(ステップS17)。
そして、その検索処理の結果から合致するタイトルの有無を確認し(ステップS13)、そのタイトルが存在しなければそのまま処理を終了する。合致するタイトルが存在する場合は、それらのタイトル名等をテレビ11の画面(又は操作部3の表示部)に表示し(ステップS14)、タイトル自体の選択および再生またはダビングの選択の指示を待つ(ステップS15)。
そして、ダビングが選択された場合には、選択されたタイトルのネットワーク50上のバックアップファイル(情報)を自機のハードディスクドライブ6のハードディスクまたは光ディスクドライブ7に装着されている光ディスク13へコピー(リストア)する(ステップS16)。再生が選択された場合には、ネットワーク50上のバックアップファイルをネットワーク50経由で復号化しつつ再生する(ステップS18)。
図8は、情報記録再生装置1によるバックアップ処理の他の例を示すフローチャートである。
情報記録再生装置1による図8に示す動作(処理)のうち、ネットワーク50に接続されている各機器の記憶領域を検索するまでの動作(ステップS21,S22)は、図6に示したステップS1,S2の動作と同様である。
情報記録再生装置1は、充分な空き領域が確認できたネットワーク50上の記憶領域に対して、自機のハードディスクドライブ6のハードディスクまたは光ディスクドライブ7に挿着されている光ディスク13に対して直前に録画されたテレビ番組等のタイトルに該当するファイル(情報)を読み取って復号化し、例えばMPEG−4方式(前述した他の方式でもよい)で再符号化を行ったものをバックアップとして記録する(ステップS23)。
記録完了後は、図6に示したステップS4の動作と同様に、該当するファイルから図5として例示したフォーマットに基づくインデックス情報(属性情報)を生成し、それを自機のハードディスクまたは光ディスクのインデックス情報データベースに記録すると共に、バックアップを作成したネットワーク50上の記録領域のインデックス情報データベースに同インデックス情報のバックアップを作成する(ステップS24)。
図9は、情報記録再生装置1によるバックアップデータの視聴・リストア処理を示すフローチャートである。
情報記録再生装置1による図9に示す動作のち、合致するタイトルが存在する場合、それらのタイトル名等をテレビ11の画面(又は操作部3の表示部)に表示し、タイトル自体の選択および再生またはダビングの選択の指示を待つまでの動作(ステップS31〜S35,S37)までは図7に示したステップS11〜S15,S17の動作と同様である。
情報記録再生装置1は、ダビングが選択された場合には、選択されたタイトルのネットワーク50上のバックアップファイル(情報)を一旦復号化した後、記録する際に使用される符号化方式(前述したMPEG−2方式等の各符号化方式のいずれか)で再符号化しつつ自機のハードディスクドライブ6のハードディスクまたは光ディスクドライブ7に装着されている光ディスク13に記録(リストア)する(ステップS36)。再生が選択された場合には、ネットワーク50上のバックアップファイルをネットワーク50経由で復号化しつつ再生する(ステップS38)。
図10は、情報記録再生装置1によるバックアップデータ消去処理の一例を示すフローチャートである。
情報記録再生装置1は、図6又は図8に示した処理において、ネットワーク50に接続されている各機器の記憶領域、つまり情報記録再生装置51,ネットワーク接続型ハードディスク装置52,PC53,54等の各端末装置に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域を検索し、バックアップを行うのに充分な空き容量を持つ記憶領域(空き記憶領域)を検索する処理を行う(ステップS41)。
そして、その検索処理の結果から空き記憶領域の有無を確認し(ステップS42)、空き記憶領域が有ればそのままバックアップ処理に移行する(ステップS43)。空き記憶領域が無い場合には、ネットワーク50に接続されている各機器の記憶領域を検索し、その各機器の記憶領域に記録されているバックアップされたタイトルに該当するバックアップファイルのうち、最も過去に記録された(最も古い)バックアップファイルを消去する(ステップS44)。
その後、バックアップを行うのに充分な空き容量を持つ記憶領域(空き記憶領域)を確保できたかどうかを確認し(ステップS45)、空き記憶領域を確保できればバックアップ処理に移行する(ステップS46)。今回も空き記憶領域を確保できなかった場合には、ステップS44に戻って空き記憶領域を確保できるまでステップS44,45の動作を繰り返し、空き記憶領域を確保できた時点でバックアップ処理に移行する(ステップS46)。
図11は、情報記録再生装置1によるバックアップデータ消去処理の他の例を示すフローチャートである。
情報記録再生装置1は、まず、リアルタイムクロック回路27により現在の日時を確認し、前回の自動消去から経過した日数を計算し、その経過日数が予め定められた更新間隔日数あるいはユーザによる操作部3上の操作によって指定された更新間隔日数に達しているかどうかを確認する(ステップS51)。但し、図11の動作が自機の設置後初めて実行された場合には、設置日等を基準とする。
そして、計算した経過日数が更新間隔日数に達している場合(もしくは図11の動作が自機の設置後初めて実行された場合)に、インデックス情報に基づいてバックアップが行われてから予め定められた保存期間あるいはユーザによる操作部3上の操作によって指定された保存期間を過ぎているタイトルを検索する処理を行い(ステップS52)、その検索処理の結果から上記保存期間が過ぎているタイトルに該当するバックアップファイルの有無を確認し(ステップS53)、そのバックアップファイルがあればそれを消去する(ステップS54)。
この実施例の情報記録再生装置1によれば、以下の(1)〜(7)に示す効果を得ることができる。
(1)録画した番組等の情報のバックアップを作成しておくことにより、録画した番組等の情報がユーザの意図に因らずして消失又は破損した場合であっても、再生及び復旧することが可能となる。
(2)録画した番組等の情報のバックアップをMPEG−4方式で再符号化して作成しておくことにより、録画した番組等の情報がユーザの意図に因らずして消失又は破損した場合であっても、ネットワーク内に存在する各機器に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域の使用容量を低減しつつバックアップを行えるため、該当する情報を再生すること、および復旧させることが可能となる。
(3)録画した番組等の情報のバックアップをMPEG−1方式で再符号化して作成しておくことにより、録画した番組等の情報がユーザの意図に因らずして消失又は破損した場合であっても、ネットワーク内に存在する各機器に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域の使用容量を低減しつつバックアップを行えるため、該当する情報を再生すること、および復旧させることが可能となる。
(4)録画した番組等の情報のバックアップをH.264方式で再符号化して作成しておくことにより、録画した番組等の情報がユーザの意図に因らずして消失又は破損した場合であっても、ネットワーク内に存在する各機器に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域の使用容量を低減しつつバックアップを行えるため、該当する情報を再生すること、および復旧させることが可能となる。
(5)録画した番組等の情報のバックアップをWMV方式で再符号化して作成しておくことにより、録画した番組等の情報がユーザの意図に因らずして消失又は破損した場合であっても、ネットワーク内に存在する各機器に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域の使用容量を低減しつつバックアップを行えるため、該当する情報を再生すること、および復旧させることが可能となる。
(6)バックアップを行うためのネットワーク上の記憶領域の空き容量が不足する場合に、その記憶領域に記憶されている情報(作成されているパックアップファイル)を最も過去に記憶された情報から消去することにより、新たにバックアップを行うことが可能になる。
(7)ネットワーク内に存在する各機器に内蔵又は接続されている記憶装置の記憶領域にバックアップとして記憶した情報を所定期間毎に消去することにより、新たにバックアップを行う際に必要となる空き記憶領域を確実に確保しておくことが可能となる。
この発明は、ハードディスク装置や光ディスク装置等の各種の情報記録再生装置に適用できる。
この発明の一実施形態である光ディスクドライブを備えた情報記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 アナログ方式放送のテレビ番組を録画する場合を前提とした場合の図1における制御部2の構成例を示すブロック図である。 デジタル方式放送のテレビ番組を録画する場合を前提とした場合の図1における制御部2の構成例を示すブロック図である。
図1に示した情報記録再生装置1を含むネットワークシステムの構成例を示す図である。 図1のハードディスクドライブ6のハードディスクに作成されるインデックス情報データベースのフォーマットの一例を示す図である。 図1に示した情報記録再生装置1によるバックアップ処理の一例を示すフロー図である。
同じくバックアップされた録画情報の再生・リストア処理の一例を示すフロー図である。 同じくバックアップ処理の他の例を示すフロー図である。 同じくバックアップデータの視聴・リストア処理を示すフロー図である。 同じくバックアップデータ消去処理の一例を示すフロー図である。
同じくバックアップデータ消去処理の他の例を示すフロー図である。
符号の説明
1,51:情報記録再生装置 2:制御部 3:操作部 4:テレビチューナ 5:有線/無線ネットワークインタフェース 6:ハードディスクドライブ 7:光ディスクドライブ 11:テレビ 12:アンテナ 13:光ディスク 21:A/Dコンバータ 22:ビデオデコーダ・インタフェースLSI 23:バス・I/Oコントローラ 24:CPU 25:アナログ映像・音声信号生成LSI 26:メモリ 27:リアルタイムクロック回路 31:デジタル映像・音声信号インタフェースLSI 50:ネットワーク 52:ネットワーク接続型ハードディスク装置 53,54:PC

Claims (9)

  1. 情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置において、
    テレビ番組等の情報を録画する録画手段と、ネットワーク上の端末装置と通信する通信手段と、前記録画手段によって録画された情報を前記通信手段を用いて前記ネットワーク上の端末装置に内蔵又は接続されている記憶装置上の記憶領域にバックアップするバックアップ手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 請求項1記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、前記記憶領域に情報をバックアップする際のプロトコルとしてUPnP−AVを使用することを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 請求項1又は2記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、バックアップとして記憶する情報を再符号化することを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 請求項3記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、バックアップとして記憶する情報の再符号化の方式としてMPEG−4方式を使用することを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 請求項3記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、バックアップとして記憶する情報の再符号化の方式としてMPEG−1方式を使用することを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 請求項3記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、バックアップとして記憶する情報の再符号化の方式としてH.264方式を使用することを特徴とする情報記録再生装置。
  7. 請求項3記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、バックアップとして記憶する情報の再符号化の方式としてWMV方式を使用することを特徴とす情報記録再生装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、バックアップを行うための前記記憶領域の空き容量が不足する場合に、該記憶領域に記憶されている情報を最も過去に記憶された情報から消去することを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報記録再生装置において、
    前記バックアップ手段は、前記記憶領域にバックアップとして記憶した情報を所定期間毎に消去することを特徴とする情報記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009077155A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Sharp Corp 放送受信記録再生装置およびその制御方法、放送受信記録再生システム、放送受信記録再生装置制御プログラム、並びに該プログラムを記録した記録媒体

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JP2009077155A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Sharp Corp 放送受信記録再生装置およびその制御方法、放送受信記録再生システム、放送受信記録再生装置制御プログラム、並びに該プログラムを記録した記録媒体

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